《イベントレポート》
ジーズと山口の
可能性について考える
熱いトークセッション!!
ジーズと山口の可能性について考える熱いトークセッション!!
皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のコミュニティーマネージャーの中野です!
1月16日にDEVコース1期生によるプロダクト公開!トークセッションを開催しました!
今回 会社の経営者、または跡継ぎとして活躍されながらユニット山口に通われているお二人に登壇していただきました!こちらではトークセッションで話されていた内容を一部抜粋してご紹介したいと思います!
ご登壇者
吉本 龍太郎さん
UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期現役生
保険会社での営業や県外の廃棄物処理の会社を経て、現在は地元 山口の廃棄物処理業者3代目アトツギに。事業の立ち上げに携わったり、社内で新たな試みをされたりと活躍されている。社内で取り組まれているプロジェクトのサービスを作るべくジーズアカデミーユニット山口へ入学。
弘中 明彦さん
UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期現役生
山口生まれ、山口育ち。東京大学を卒業し、大手金融機関でマーケティングの仕事に従事。その後 山口県にUターンし、まちづくりや地域活性化、人材育成などの分野で活躍され、現在では経営コンサルティングやコミュニティ運営支援、人材開発を行っている会社を起業。ご自身がされている事業にデジタルを取り入れたいという思いからジーズアカデミーユニット山口へ入学。
Qジーズへ入学した経緯は?
独学でWebのことやPHPを学んでいましたが、一人で学ぶことに限界を感じ挫折しました。しかし、プログラミングを学びたいという気持ちを内に秘めていたので、もう一度チャレンジできる良いきっかけと思い入学しました。
Q学校説明会での話を聞かれどうでしたか?
私が参加した説明会に創立者の児玉さんが登壇されていて、お話を聞いて衝撃を受け自分の考え方が変わりました!
最初は、ちょっと技術のことに詳しい経営者でいいなと思っていました。しかし、そんなのではダメだ!ということを思い知らされました。
「ラーメン屋をだしたい人が自分で一杯もラーメンをださずに外注ばかりだしているラーメンを食いたくない!」
という例え話がわかりやすく、アイディアや自分のつくりたいものを上手にできなかったとしてもまずは作り上げる、自分の手を動かすことが大切だと実感しました。
Q入学後は?
スケジュールが大きく変わり、自分が好きなことに使っていた時間がほとんどコードを書く時間になりました。週に20~30時間費やしています。そして、私たちのコースは毎週土曜日に講義がありますが、なかなかのスパルタですね。木曜日は課題の提出日で、その日は夜遅くまで頑張っています。
やはりDEVコースはお仕事をされている方が多いので、どこかの時間をコードを書く時間に置き換えることが必要ですよね。
そうですね。週に10時間~20時間は最低でもかけないと課題が提出できないので、1日に換算すると2~3時間。自分の趣味の時間などを学習や課題の作成の時間に置き換えることが必要になりますね。
Qこれが大変だったというのはありますか?
もともとプログラミングは少しかじっていたので、最初の講義のHTMLやCSSは多少理解できましたが、javascriptという言語に入ったとたんに一気にレベルが上がったと感じました。プログラミング、コードを書くときにエラーに遭遇しますが、たった1行のエラーにほぼ1日かかるなんてザラでした(笑)
最初の頃はどうやって解決したらいいのかわからなくて困りましたが、何回もエラーに遭遇していくうちに要領がわかってきましたね。プログラミングはググる(Google検索する)力が必要だと感じます。
Qプログラミングをして何か変わったことはありましたか?
仕事でシステムの中身(プログラミング)を見て 講義で学んだことがでてきた時は感動しました。あとは、何行も書いていたコードをたった数行で解決できるということがわかったのも良かったですね。
そして、見る側ではなく作る側のことも想像するようになりました。例えば、Webサイトを見た時にどういったふうに作ったのかを検証ツールで見るようになりました。それだけでなく、何かアイディアがでてきた時に作ってみようかなと思うようになりました。
Q卒業制作を作る上で考え方の変化はありましたか?
ゼロからつくるのが改めて大事だと実感しましたね。
外注先とのやりとり等 往復することはやはり労力が必要で、それに対して自分で作ることによって自分が理想としているものが作れるので、最低限のプログラミングスキルを持っていることは必須だと改めて感じました。
Qご自身が持たれている課題感は何か変わりましたか?
ずっとローカルなところで生きてきたので視野が狭くなっていましたが、Webで公開することで世界の方にも自信のサービスを見てもらえるので、課題感のフィールドがどんどん広がっています。
Qジーズアカデミーに来てほしい人、合う人はどんな人ですか?
経験があるかどうか 能力の部分は全く関係ないと思っていて、「作りたい!」といった何かを自分の手で生み出したいという気持ちを持った方、得たものをこういうふうに使いたい!と思える方がふさわしいかなと思います。
ジーズアカデミーは起業家エンジニア養成スクールとありますが、全員が起業家を目指しているわけではなく、とにかく「自分は何がやりたいか」、「自分は何者か」ということを突き詰めて事業を作っていくことがとても大切にされています。単にプログラミングを勉強したいという人ではなく、自分で何かを成し遂げたいけど手段がないという方は向いているかなと思います。そこに対して課題感を持っている方は合っていますね。
あとは受け身で何かを教えてもらおうという方は向いていないかもしれません。皆で高めあったり、課題を共有したり、自ら学んでいくという意欲のあるコミュニティにピンとこない方は苦しむと思います。
ジーズアカデミーは色んな方とつながることができるので、自分の考えを世に広めていきたい!と考えている方はチャレンジする意義があるのかなとも思います。
色々と向いていない方のことを話しましたが、質問したことに対して回答がきますし、やっているうちに考え方・カルチャーが自分の中に浸透していくと思うので基本的にはほとんどの方は大丈夫だと思いますよ!
そして、ジーズは専業主婦、子育てをされている女性でも十分に通う・学習することは可能だと思います。全ての講義をオンラインでも受けられるのは魅力的ですね。
「やる気があるかどうか」、「上手にできなかっとしても創意工夫が感じられるか」と「コミュニティへの貢献」は大事なポイントですね。
コミュニティへの貢献というのがしっくりきますね。slackというツールでやりとりをしますが、そこにある質問のチャンネルや講義中に使用するチャンネルでは よく質問したり、自分が答えられそうなことはコメントして互いに教えあっていますね。
特にわからない状態なのに質問しない方や、返答をしない方はジーズの中で罪になりますね(笑)
Qさて、自分が考えているのと似たようなサービスは世の中にたくさんあって、それでもなぜ自分がやるのか、その意味は何か?そこから考える山口の未来についてお伺いしていきたいと思います。
「世の中になくて生きるのに困っていることは無いから、新規事業は世の中に対するおせっかいだ。それでも、なぜ私がやるのか。」
とジーズアカデミーの創立者からよく問われ、ユーザーについて深堀りをしていかないといけないというのを叩き込まれます。
私は山口にUターンし、なんで山口にいるのかっていうと郷土愛や地域への愛とは違って、自分のメリットがあるからなんですよね。私は自分の事業が都会よりもやりやすいことや家族がいるから住んでいます。
山口にいて よく若い方が県外へ流出している話を耳にしますが、一番の理由は仕事、雇用かなと私は思います。若い人が働きたいと思う職種が少ない、こういうエンジニアのような職やIT会社が少ない印象があります。
少子化や人口減少はもう止まらないですし、だからといって地域が衰退していくということは無いですし、面白い環境があれば若い人は来ると思います。
私は山口にいる理由は家業があるからですね。
家業と共に成長していくためには新しいサービスを展開していく、また自社だけではなく地域のリソースを元に何かを行うということが大切かなと思います。
例えば、デジタルに関わる会社が急に増えたら雇用も増えますし、スキルがあれば雇えますし、そうなっていくと良いですよね。
QITやデジタルに関わる会社が山口で増えていくためにはどういったことが必要だと思いますか?
皆ジーズに入る(笑)
_人人人人人人_
> 一同爆笑 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
まずは自分でテクノロジーを学ぶことは大切ですね。デジタル関係の会社はなんとなくオシャレなイメージがありますが、やっていることは泥臭いことですよね。
そうですね。
私がよく思うのが、良いアイディアを持った会社の方は多くいるのですが、それをいざやってみようとなった時に作るすべが数100万円かけて外注という選択肢しかないんですよね。
特に地方は作れるエンジニアの人が少ないので、自ら学ぶという風土が浸透していくと良いなと思ったのも私がジーズに入った理由の一つですね。
山口は製造業が栄えていて、生産性も高いですが、一つの工場がなくなるだけでその一帯の地域の人口が減る、そして工場ができて増えるといったことを繰り返しています。もし第三次産業が増えてくれば若い人の意識も変わってくると思います。
そういう意味ではもっと地方にもチャンスがありますし、そこで良質な雇用があれば地方で働きたいという方も結構いらっしゃると思います。それに、家庭を持つのであれば地方の方がアドバンテージがありますよね。
確かに、地方だからこそテクノロジーは合っているということもありますね。何もなく自由で、住みやすいからこそテクノロジーのサービスを遠隔でやるのもありですよね。
地方で皆が使えるようなアプリを開発してもそもそもマーケットがないのと、資金調達がしにくい、人がいないので地方にあるリソースに対して生産性を高めたり付加価値をつけるといったサービスが良いのかなとなんとなく思います。農業×DXもやる価値がありますよね。
改めて なぜこの山口でやるのかっていうのを考えるのも良いかもしれませんね。
山口の各市町村がつながると良いですよね
このメグリバは各市町村がつながるという部分でも、とても良い場所ですね。すでにメグリバから生まれているサービスもありますし、下関市や周南市からでも比較的来やすいですし。新幹線の玄関口でもあるのは魅力的ですね。
Q最後に、お二人の創りたいセカイとは?
皆が最低プログラミングがかける!というセカイが最高だと思います(笑)
私は個の意識、当事者意識を持って、享受する側から与える側の人が増えていくと良いセカイになっていくと思います!