福岡からセカイを変える【GLOBAL GEEK AUDITION Vol.5】
G’s ACADEMY FUKUOKA(以下、G’s)の歌谷です。
先日2020年11月19日に、福岡でGLOBAL GEEK AUDITIONが開催され、平日フルタイム総合LABコース、週末集中DEVコースの中から厳選された16チームが登壇しました。
この記事では、当日語られることのなかったストーリーをお届けします!
GLOBAL GEEK AUDITIONとは
GLOBAL GEEK AUDITION(以下、GGA)とは、G’s生の半年間の集大成である各自のプロダクトを、来場者に向けて行うピッチコンテストです。
参加は完全紹介制(一般参加者は予約制)。入場制限を設けてのオフライン開催となっており、一般参加者はもちろん、エンジニアを採用したい企業のご担当者、投資先を探す投資家とVCの方など毎回100名以上ご参加いただいております。
順位は当日参加された企業様による投票で決まります。「Service(企画点)」と「Technical(技術点)」により評価され( S・A・B・C・D の順)、点数が低い人ほど順位が上になるという評価基準です。
半年間のすべてを、5分に注ぐ
登壇者ひとりひとりが半年間、ひたむきに自分自身、そしてプロダクトと向き合ってきました。きっと何度も挫けそうになり、時には涙もしたと思います。でもその一瞬一瞬が、彼ら自身の成長や発見につながったんだなと、当日のプレゼンを見て思いました。
気になる結果発表
第1位 新嶋 祐一朗 / XR Therapy
治療中に、XR(VR/AR/MRなどの仮想空間技術の総称)の映像を見ることによって、痛みや不安を軽減する『XR Therapy』。新嶋さんの専門である催眠の知見とXRの技術を組み合わせることにより、新しい治療体験を提供します。
新嶋さん:「G’s入学当初は、漠然と起業を考えており、いま起業するよりはまずは就職し、何回でも起業出来る環境を作ることの方が大事だと思っていました。しかし、スタッフの方から『保守的になるのではなく、起業に振り切った方が良い。そして、それを公言した方が良い』と背中を押され、「起業する」と公言したところ、言葉にすることによってさまざまな人に出会い、必要な情報も入るようになり、起業がより現実味を増していきました。
また、プロダクト開発やプレゼン作成で、スタッフ・先生・メンターの方などに、様々な質問をしました。いつも真摯に返答をくださり、時には日付が変わる時刻まで付き合って頂きました。G’sの半年間は、今までの人生の中で最も濃い半年間でした。
これからXR Therapyを事業として展開し、医療体験にイノベーションを起こすことによって、G’sに恩返しを出来たらと願っております。
G’sは、『人生を変えるキッカケ』を与えてくれます。それを生かすかどうかは、皆さん次第です。
在校生の方は、積極的にG’sを生かして欲しいですし、入学を検討されている方は、大いにG’sに期待してください。私も、G’sから受け取ったものを、G’sのコミュニティに還元していければと思います。
最後になりますが、XR Therapyに少しでも興味をお持ちでしたら、メール(info@x-cura.com)にてご連絡いただけましたら、幸いです。」
第2位 馬場 ひろの / Denture Library
歯科医師が補綴物(かぶせもの、入れ歯等)の設計を歯科技工士に伝えるための書面「歯科技工指示書」を電子化し、検索・閲覧できるサービスです。
馬場さん:「今思えばPCに苦手意識しかない状態で入学したので、とんでもなく大変な半年でしたが、その分充実したかけがえのない時間を過ごせました。GGAは個人戦のつもりでしたが、仲間、家族、メンターさん、そしてG’sスタッフさんみなさんに助けられ準優勝することができました。ありがとうございました。プログラミングを学んだことで新たなキャリアの道が開けました!次のステップにチャレンジします。」
第3位(同率) 楠本 翔一 / バルブチェッカー
発電所のバルブ開閉管理をペーパー管理から電子化する事で管理ミスを減らす、簡単にする。バルブ管理に悩まずに済むセカイを目指しています。
楠本さん:「つくづく良い半年間だったな」と思いました。プロダクトを作って、技術的にもかなり成長しましたし、プレゼンを通して、全てをやり遂げた時に人間としてレベルアップ出来ました!!」
第3位(同率) 手嶋 英津子、四橋 健 / eat+
独自の栄養カウンセリングメソッド(タイプ別診断とコーチング)を取り入れた結果を出したい管理栄養士のためのツールです。誰もが「食事のことは管理栄養士に聞きたい」となるセカイを目指しています。
手嶋さん:「この半年を乗り切れたのは、同期の仲間、メンターさん、スタッフの方々のおかげです!! 特に卒制期間からGGAまではあっという間でした。私たちのチームは、当日の発表直前まで、プロダクトもプレゼンも作り直しGGAに挑みました。ジーズに入学してなければできていなかったプロダクトが作れて、それを発表できる場があり、本当に最高の半年間でした!」
第5位 四方田 有香、中原 浩一朗、北島 由美恵 / Beautical
第6位 佐々木 紀人 / WINGS
第7位 内藤 洋介 / 脳波データバンク
第8位 宮田 正樹、貞野 皓成 / OPEN Ships
第9位 おき ゆたか、松浦 究 / Tenmusu
第10位 久保 一誠 / KAIG
第11位 吉田 洋 / 手記書庫
第12位 大谷 アイワ / keen
第13位 稲葉 光治、浅野 泰輔、榊航也、藤井みゆき / FORAWORD
第14位 七字 晃正 / PuCC
第15位 冨井 洋佑 / Goulmet
第16位 安部 大輔 / ふぉとわけーる
緊張を超える楽しさがあった舞台裏
登壇者たちの控え室ではどんな物語があったのでしょうか?今回の登壇者でもある四方田 有香さん(愛称:よもちゃん)に舞台裏のお話をうかがってみました。
歌谷:当日の舞台裏はやはり、緊張漂う感じでしたか?
よもちゃん:いえ、緊張というよりもみんな、仲間のプレゼンを応援する気持ちの方が大きかったです。そして楽しんでいました。
歌谷:そうなんだ!意外でした。なぜあの大舞台での登壇で、緊張を超える楽しさが生まれたと思いますか?
よもちゃん:まずは、G’sから会場へ出発する時のみんなのテンションの高さです。「行くぞーー!!!」って(笑)
そのテンションのまま会場入りしたので、ハイのまま居ることができたんだと思います。そして何よりも、登壇しないメンバーが応援に駆けつけてくれたり、現役受講生のサポート(受付や会場整理)があったので、「万全の場所だな」と。
よもちゃん:登壇が終わったメンバーが戻ってくるとみんなで「お帰りー!」とハイタッチして、普段の授業時間が別だったDEVとLABの仲間意識も生まれていたと思います。
緊張よりも楽しさが勝ったという言葉に嬉しさを覚えました。よもちゃんありがとうございました!
歴史が塗り替えられた瞬間
GGAの順位は毎回、過去GGA登壇者の成績と総合した順位表も作成しているのですが、今回は第1回GGAからずっと不動だった福岡DEVコース1期生、坂根一馬さんの技術高得点がなんと打ち破られました!
吉田 洋さんの1.833点です!すばらしい!改めておめでとうございます。
また、当日参加企業様からいただく登壇者へのフィードバックで『お話が聞きたい』が最も多かったのは大谷アイワさんでした。
最後に
卒業式でもお伝えしましたが、GGAは半年間の集大成の場ではありますが、人生においては通過点に過ぎません。ここでつくりあげた点をこれからどんな点と結んでいき、線にしていくのか。それは皆さん次第です。さあ!次のステップへの扉を開いて、みなさんらしく進んでいってください。時には立ち止まってもいいと思います。そんなときは、いやいつでも、G’s ACADEMY FUKUOKAに遊びに来てください。スタッフ一同お待ちしています。
GGAにお越しいただいたたくさんの皆様、改めてありがとうございました。G’s ACADEMYは『セカイを変えるGEEK』を育てるべく、プログラミングによるモノづくりをこれからもおこなっていきます。次回の福岡GGAは5月を予定しております。その他イベントも随時行っていますので、是非ご参加ください。