INTERVIEW

セカイを変えるプロダクトを
デプロイする原動力とは
――キャリアから見つめる
「Why me?」

セカイを変えるプロダクトを<br>デプロイする原動力とは<br>――キャリアから見つめる<br>「Why me?」

セカイを変えるプロダクトをデプロイする原動力とは

――キャリアから見つめる「Why me?」

こんにちは、スタッフの金子です!
4月から新入社員として入社し、G’s ACADEMYで働くようになってから、G’sの受講生や卒業生などいろいろな方にインタビューをしてきました。

インタビューを重ねる中で私が強く感じたのは、「G’s ACADEMYのメンバーには、十人十色のバックグラウンドがあり、そのバックグラウンドこそがプロダクトを作りきる原動力となっている」ということ。そして、その原動力のことを、G’s ACADEMYでは「Why me?(なぜ自分がそれをやるのか)」と呼んでいます。
参考記事:「Why me?」に答えられない起業家は生き残れない時代が来た(Newspicks)

こちらのNewsPicks記事の中でも紹介されている、G’s ACADEMY発ベンチャーの一つ「助太刀」の代表取締役兼CEO我妻さんのケースのように、G’s ACADEMYのメンバーは社会人・30代以上の方が多いため、5年、10年築いてきたキャリアが「Why me?」につながっているケースも多くみられます。
そこで今回は、「Why me?」のベースを「自身のキャリア」におき、プログラミング初心者ながら、今まさにプロダクトの完成に向かって突き進んでいる、戸渡文子さんのインタビューを紹介します!

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戸渡 文子さん

Ayako Towatari

京都府生まれ、兵庫県育ち。早稲田大学第一文学部・ロンドン大学歴史学研究所卒業。大阪大学大学院で助教3年の後、10年間、イギリスの公的国際交流機関ブリティッシュ・カウンシルに勤務。プロジェクトマネージャー(教育マーケティング、留学市場コンサルタント、大学連携支援)を務めた。2019年8月に退職後、デジタルハリウッドStudio渋谷でWebデザイナー専攻を受講・修了。その後、プログラミングを通したWebサービスでの起業を目指し、G’s
ACADEMYに入学。フルタイム総合LABコース9期生として、現在卒業制作に取り組んでいる。

G’s ACADEMY

本日はよろしくお願いします。 まずは、G’s
ACADEMYを知った経緯を教えてください。

戸渡さん

もともと、以前の仕事の退職後に起業を目指していて、事業のウェブサイトくらいは自分で作れるようになりたいと考えていたため、デジタルハリウッドSTUDIO渋谷のWebデザイナーコースに半年間通っていました。

G’s ACADEMY

STUDIOでWebデザインを学んでいらしたのですね。

戸渡さん

その時に、デジタルハリウッド大学の杉山学長の講義を聞く機会があり、G’s
ACADEMYという学校があって、デジタルな技術をベースとした起業を支援していることを知り、俄然、興味がわきました。

G’s ACADEMY

テクノロジーを活用した起業支援に惹かれたんですね。

戸渡さん

どのような分野であれ、これから新しい事業をおこしたいのであれば、時代が求めているのはデジタルなサービスだと考えていたので、「これだ!」と直感的に思いました。

G’s ACADEMY

プログラミングは未経験だったとのことですが、入学後実際にプログラミングをやってみて、想像とのギャップはありましたか?

戸渡さん

Webデザイナーのコースで、HTMLとCSSといったマークアップ言語を勉強していたので、最初のハードルは比較的低かったのですが、JavaScriptなどのプログラミング言語は全くの初心者でしたので、わからないことが多く戸惑いもありました。

G’s ACADEMY

戸惑いますよね。

戸渡さん

それでも、入学前に想像していた以上に、プログラミングが楽しくて、とても前向きな気持ちで学ぶことができました。

G’s ACADEMY

JavaScript以降、PHP、Laravelといったサーバサイドの技術も学び、よりプログラミングの難しさも体感されたかと思います。その中でもプログラミングを楽しく前向きな気持ちで取り組めたのには、何か理由があるのでしょうか?

戸渡さん

G’s ACADEMYの熱量に影響されたからでしょうか。
特に、私たちの期は、入学早々、コロナによる緊急事態宣言の発令で、通学が全くできなくなってしまい、オンライン授業に完全に移行しました。

G’s ACADEMY

大変な時期でしたね。

戸渡さん

その中で、講師の先生やチューターさん、学校の運営担当の方が、オンラインであっても、いかにベストな学習体験ができるかを考え、全力でサポートをしてくださいました。
その熱さに影響されて、高いモチベーションで、前向きな気持ちで学習に取り組めたと思います。

G’s ACADEMY

そう言っていただけて嬉しいです。

戸渡さん

あと、G’s ACADEMY
での学びの特徴として、アウトプットが重視される、というスタイルがあります。毎週のように課題(プロダクト)を設定して、プログラミングを通して、プロダクトを作りきるという経験が、習熟度の高さにつながったと思います。

クラスメンバーでコミュニケーションをとっている様子

G’s ACADEMY

プログラミングを学びながら、「壁を突破したな」と感じられた瞬間はありましたか?

戸渡さん

入学から1ヵ月後の「JS選手権(※)」をきっかけに突破できた感がありました。


JS選手権とは?:入学から1ヶ月程度で行われる、JavaScript学習の成果を競うイベント
参考記事:LABコース入学から1ヵ月の成果は?「JS選手権」入選プロダクトをご紹介!

G’s ACADEMY

そうだったんですね!
戸渡さんは、JS選手権で、ご自身のバックグランドと結びついたプロダクトを制作されましたよね。これは当初から「これを作りたい」という構想があったのでしょうか?

戸渡さん

いいえ。実は入学当初は、以前の仕事とはまったく関係のない分野でビジネスをしたいと考えていたこともあり、G’s
ACADEMY
で取り組むプロダクトのアイデアについてはまだ明確なものがありませんでした。

G’s ACADEMY

どこから明確になってきたのでしょうか。

戸渡さん

ただ、JS選手権で発表したプロダクトのアイデアに行き着いたのは、プログラミングと並行して行われる「企画」に関する授業を受けてからです。

G’s ACADEMY

企画の授業で、ですか。

戸渡さん

企画の授業を皮切りに、「Why
me?」を言語化するという訓練を徹底的にされます。何度も何度も、人前でその話をする機会があり、そのことは、自分が取り組みたいこと、自分だからこそできること、どのような世界にしたいのか、ということを考え直すきっかけとなりました。

G’s ACADEMY

「Always Ask “Why me?”」・・・
とことん自分と向き合い、コアを見定めることがG’sの基本ですもんね。

戸渡さん

「Why
me?」がはっきりしたら、次にWho(誰に対して)、What(何を)、How(どのように)を考えていく作業をします。そうしたプロセスを経ることで、私は長い間、国内外の教育機関を対象として、留学マーケティング支援の仕事をしていて、そこにやりがいを感じ、自分のバックグランドと能力を一番発揮できる場所であるということに改めて気がつくことができました。

G’s ACADEMY

ついに辿り着いたわけですね。

戸渡さん

さらにその分野は、デジタル化が十分とは言えない状況にあるので、まさに今勉強しているプログラミングを使って新しいサービスを開発するのに最適なんじゃないかと考えるようになり、現在のプロダクトアイデアを作り上げることができました。

G’s ACADEMY

なるほど。チャンスが見えたのですね。

戸渡さん

授業だけでなく、卒業生で起業経験のある方々などにピッチをする機会もいただき、アイデアをより深く練って行くことができました。

お互いの理解と自分の考えていることを見える化するLT会の様子

G’s ACADEMY

戸渡さんがJS選手権で制作されたプロダクトは、その後もご自身でブラッシュアップされていましたが、さらにチーム開発(※)でも戸渡さんのプロダクトを制作していましたね。

戸渡さん

はい。チーム編成の発表があってから、チームリーダーから私がこれまでブラッシュアップしてきたプロダクトを土台に、Laravelという新たな技術で作り変えてみることをとご提案いただきました。チームとして技術力をあげるのに、私のプロダクトをベースにすることが最適だ、とリーダーが判断してくださったようです。

※ チーム開発とは?:入学から3ヵ月後に行われる、これまでに学習した技術を駆使してゼロからプロダクトを企画し開発するハッカソン形式のイベント
参考記事:フルタイム総合LABコース入学から3ヵ月の成果は?BootCampフェーズ最後の「チーム開発」入選プロダクトをご紹介!

G’s ACADEMY

チーム開発だと、メンバーそれぞれの「Why
me?」が違うなかで開発方針をぶらさずに進めることは難しかったと思いますが、戸渡さんの
Why me を中心とした思いを、チームメンバーに共有はしたのでしょうか?

戸渡さん

そのときは、技術力を高めることがチームのテーマだったので、私個人の Why me
を、チームメンバーに共有して共感してもらうということは、正直、重きを置いていなかったです。

G’s ACADEMY

そうだったんですか。

戸渡さん

ただ、開発方針でぶれずに進めたのには理由があり、それは企画の授業を通して「Why
me?」から落とし込んだ「プロダクトのWho、What、How」が、すでにかなりはっきりとさせていたからではないかと思います。

G’s ACADEMY

なるほど。

戸渡さん

何をするかが明確だったので、チームが一丸となって技術でそれを実現することに迷わず力を注げたのではないでしょうか。

G’s ACADEMY

ブラッシュアップを重ねたり、使用技術を変えて行ったりしても作るものがぶれないのは、Why
me?から落とし込んだプロダクトの方針がはっきりしているからなんですね。

チーム開発のチームの様子

G’s ACADEMY

最後に、Global Geek Audition(GGA) や卒業後の展望を教えてください。

戸渡さん

いま、卒業制作に取り組んでいて、それが終わったらGGAでの発表があります。実際にユーザーに使っていただくプロダクトにするためには、授業の課題の一環で作ってきたプロダクトを土台に、新しい技術もプラスしてさらに練り上げる必要があり、いまそれに、苦しくも楽しく、格闘しているところです。

G’s ACADEMY

卒業制作のプロダクトを実際に世に出すために、格闘真っ只中といったところでしょうか。

戸渡さん

時々、めげそうになることがありますが、GGAという目標があるので、そこで完成度の高いプロダクトを発表できるように、頑張っています。

G’s ACADEMY

目標があると頑張れますよね。ビジネス面ではいかがでしょう。

戸渡さん

正直、いまは制作に時間が取られていて、ビジネスを作り上げるのに十分な時間が取れていないのですが、卒業後に早くにユーザーに使っていただけるよう、ビジネス面での準備を進めていきたいと考えています。

G’s ACADEMY

戸渡さんの今後を楽しみにしています。ありがとうございました!

<インタビューを終えて>

今回の戸渡さんへのインタビューを通して、30代後半から40代の方の「Why me?」は、ここまで築いてきたキャリアと綿密に絡み合っていると感じました。
その理由は、ここまでキャリアを形成する中で、無意識に「Why me?」を問い続けて生きてきたからなのではないでしょうか……

G’s ACADEMY に入学すると、「Why me?」 を深堀する機会が多くあります。
「Why me?」を問うことで、自分自身がやってきたことと、今後自分がやりたいことが見えてきて、それがプロダクトをデプロイするための強い原動力につながるようです。
「なぜあなたがそれをやるのか、作るのか?」。その業界や職業で10年、15年とキャリアを積んできた方だからこそわかる「Why me?」が、世界を変えるプロダクトを生み出すのだと感じました。

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