こんにちは!G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの大沢です。

7月31日に、高度エンジニア発掘・育成プログラム『STAND OUT』のキックオフイベントが開催されました。

STAND OUTとは?

『STAND OUT』は昨年に引き続き札幌市の主催にて開催される、将来のデジタル化を牽引することができる高度エンジニアの発掘・育成を目的としたプロジェクトです。

https://standout-sapporo.city/

昨年はU30にて開催されましたが、本年はU40に対象枠が拡大されました。

・開発支援金100万円を支援する
・一流のプロジェクトサポーターのバックアップ

などにより、関係機関と連携して自らの力でサービスを生み出すことができる人材を見つけだし、先進的なITプロジェクトの誕生をサポートしていこう!というプロジェクトです。

キックオフ

今回は昨年に続いての第二弾ということもあり、STAND OUT自体の概要説明と昨年の採択者を招いてのパネルディスカッションの2部構成で開催されました。

札幌市の事業ということで、秋元市長からもビデオメッセージを頂戴し、札幌発の高度エンジニアが誕生することで、札幌市が成長する原動力に繋がってほしいと期待の言葉をいただきました。

概要説明では本プロジェクトの運営を担当するG’s ACADEMYの創設者兼ファウンダーの児玉浩康より
・現在の世界を取り巻くITやテクノロジー、スタートアップの環境について
・この30年でユニコーン企業がもらたした新しい経済について
・それを踏まえて札幌市にスタートアップが生まれるために必要なこと
などをお話いただき、今回札幌市と行う『STAND OUT』の仕組みや特徴などをお話いただきました。

後半のトークセッションでは、昨年の採択者である松浦さんと月館さんに登壇いただき、昨年参加した経験やそれを踏まえたアドバイスなどをいただきました。

松浦 求磨(まつうら きゅうま)さん
北海道大学 工学部応用理工系学科4年生

学業の傍ら、在学中に個人事業主として活動しソフトウェア、アプリ開発の業務を地域の法人等より受託。
2021年度のSTAND OUT事業では遠隔受付システム「バーチャルレセプション」が支援事業として採択された。2022年7月に個人事業主から法人化し、更なるサービスの展開を図っています。

月館 海斗(つきだて かいと)さん
株式会社すみか 代表取締役

立命館大学国際関係学部卒業。3年間高校で社会科教員を務める。民間企業に転職し、小中学生のプログラミング講師として勤務。
その傍らで2021年にG’s ACADEMYに入学し、中高生向けオンライン進路相談サービス「canau」を開発。2022年1月に株式会社すみかを立ち上げ、サービスを本格的に開発し、今年の7月に学校向けにサービス開始。

トークセッションでは応募したきっかけからメンターとのやりとり、思い出までを色々お話いただきました。

お二人ともに、
・開発支援金をもらうことにより、大きなリスクを取りに行くことができた
・この開発支援金により腰を据えて起業の準備ができた。
など、このプロジェクトの特徴である開発支援金の大きさをお話していました。

ただ、金銭的な部分だけではなく、ビジネス面と技術面それぞれで経験豊富なメンターからのサポートを受けられたり、応募者同士の交流についても非常に価値のある経験ができたと、当時の思い出と共に『STAND OUT』のメリットについて語っていただきました。

エントリー募集中(8月24日まで)

今回は特にユニークな企画を生むために必要なポイントなどもファウンダーとして多くの事業を見てきた目線から案内していただきました。

『STAND OUT』は札幌市内在住または札幌市へ通学・通勤する、Tech起業家もしくはエンジニアを目指す40歳以下の大学・大学院生、社会人等を対象に参加者を募集しています。

書類選考で一次審査10組を選抜後、1か月間のプロジェクトサポーターとのメンタリングを開始します。
最終審査で5組が選抜され3か月間のメンタリングを行い、最終DEMO-DAYを経て開発支援金100万円が支給されます。

ビジコンとは異なるので、ビジネス要素だけではなく、技術的なアピールでも応募を承っております。

エントリーは締め切りは8月24日まで。
応募の概要などについては引き続き説明会を開催していく予定ですので、詳細な説明を希望する場合はお気軽にお問合せください!

https://standout-sapporo.city/

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROも今後のスタートアップシーンを盛り上げていけるように協力していきます!



G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROは、現在5期(10月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

※本記事は2022年1月にLIGブログにて掲載された記事を再構成した内容になります

みなさんこんにちは、づやです。

いきなりイケてるスタートアップの集合写真みたいな感じで失礼いたします(僕は左から二番目のヤツです)。

僕は普段はエンジニアとして、案件における技術面での方向性の決定や、LIGのエンジニア全体のマネジメントをしています。

日々業務を進めていく中で大切にしていることの一つに、「技術的な視点」と「ビジネス視点」の両方のバランスを考えながらプロジェクトを進めるという考え方があります。双方を意識することで、よりクライアントが納得できる良いサービスやプロダクトを作れると思っています。これからWebサービスなどのIT関連で起業するうえでも、これは大事な視点ではないでしょうか。

そこで今回、起業家エンジニア養成スクールである『ジーズアカデミー(G’s ACADEMY)』でプログラミングを学んで起業した3名の方々を集めて「プログラミングを学んだことでなぜ成功できたのか」「どのように役立ったのか」を詳しくお伺いする座談会を開きました。

これからWebサービスやアプリを作って起業したい方にとって必見の内容だと思います! ぜひご覧ください。

目次

出席者プロフィール

ジーズアカデミーを選んだきっかけ

ジーズアカデミーの課題は相当にハード?

ジーズアカデミーで学んだプログラミング知識はどのように役立っている?

ジーズアカデミーに向いている人とは?

まとめ

出席者プロフィール

takeda

武田 浩和さん/アラームボックス株式会社 代表取締役 CEO

2016年6月、アラームボックス株式会社を設立。「すべての企業取引に安心を」をミッションに掲げ、クローリングなどによる企業(取引先)の与信管理や企業調査を行うサービスを展開中。最近、プライベートではオンラインゲームとオンラインパーソナルトレーニングに時間を使うことが多いとのこと。
hashimoto

橋本 華恋さん/キャンプ女子株式会社 代表

2019年6月、キャンプ女子株式会社を設立。国内最大のキャンプ女子コミュニティ「キャンジョ」(Instagramフォロワー数約7万人)を運営。「女子キャンプ」や「家キャン」をいち早く発信してきた。キャンプ道具レンタルサービス、キャンプ場サポートなどキャンプに関わる事業を展開中。
tsukada

塚田 哲也さん/Rsmile株式会社 共同創業者 取締役COO

2020年5月、Rsmile株式会社を設立。全国の「不動産所有者/管理者」と「働きたい地域作業者」を繋げるワークシェアリングサービスCOSOJI(こそーじ)を推進。不動産業界の課題解決と仕事の地産地消による地域活性化の実現を目指している。実は元ラクロス日本代表選手という経歴の持ち主。

ジーズアカデミーを選んだキッカケ

みなさんはジーズアカデミーの「週末集中DEVコース」(※)で半年間プログラミングを学んで卒業したという共通点があります。そもそもなぜジーズアカデミーに入ろうと思ったのか、そのキッカケや動機から教えてもらえますか?

アラームボックス 武田さん

私は今、アラームボックスという会社を立ち上げて、与信管理や企業調査といったちょっとニッチなサービスを手がけています。ジーズアカデミーに入ったのは、起業しようと決めたとき、この事業を軌道に乗せるにはプログラミング知識が必要だと思ったのが理由ですね。

キャンプ女子 橋本さん

私はジーズアカデミーの福岡校出身です。最初にジーズアカデミーのことを知ったのは、たしかSNS広告だったんですよ。で、そのあとに福岡市で起業家を対象にしたイベントがあって、ジーズアカデミーがブースを出していたんです。それで気になってブースに寄ってみたら、誰もいませんでした(笑)。

え、誰もいなかった?(笑) たまたまですか?

たまたまいらっしゃらなかったんだと思います。とにかくチラシだけが置いてありました(笑)。そのチラシだけを見て学校説明会に申し込んだんですよ。

人がいなかったのに、ちゃんとコンバージョンされてる(笑)。

そうなんです(笑)。ちゃんとホームページに飛んで、説明会の予約をしましたから。

それくらい、ジーズアカデミーに入学したいという気持ちが強かったってことですかね?

ハイ。というのももともと私はキャンプが好きで、キャンプで仕事をしたかったんです。そのためにアウトドアメーカーに入る道も考えたんですけど、そのとき私がやりたかったのって「キャンプ女子」に向けたサービスだったんですよ。ところが、それをやってる会社がどこにもなかったんです。


それで、ジーズアカデミーは「ないものを作れる学校」なんじゃないかとなんとなく理解していて。この学校に入ってプログラミングを勉強すれば自分が思っていることを表現できるようになって、サービスとして世の中に出せるかもって思ったんです。それで入学しました。

見事に夢を実現させてますね……! 塚田さんはどうでしょうか?

COSOJI 塚田さん

僕はもともとアパート経営をやってたんですが、管理会社さんに清掃や建物の点検を委託すると、全然報告が上がってこない、上がってきても1か月〜数か月遅れだったんです。所有者であるにも関わらす建物の「今」の状態が正しく把握できなければ、所有者に適切な住環境を提供するという意識を保ちにくいなと思っていました。そこで管理会社の担当者さんとこの状態について話し合ってみると、管理会社の業務の大変さや複雑さなどの課題が見えてきたんです。これらを解決するために考えついたのが、今事業としてやっている、地域の力で地域の建物を管理していくCOSOJI(こそーじ)のアイデアです。


それともう一つ、前職でサンフランシスコに半年くらい行く機会があって、そのときUberのサービスなんかが流行って、社会に浸透していくのを目の当たりにしたんです。新しいサービスって、先に世の中に広まって、法整備などは後からついていく、そういうスピード感や地域の方々の順応性というのを肌で感じたんですよね。それで自分も世の中を変えるサービスを提供する側に立ちたいと思って、雑誌の記事を読んで知っていたジーズアカデミーに入ることを決めました。

なるほど、皆さん三者三様で様々な思いがありますね。共通しているのは、具体的な目的が既にあってそれを実現させるために入学されたわけですね。

ジーズアカデミーの課題は相当にハード?

なるほど、皆さん三者三様で様々な思いがありますね。共通しているのは、具体的な目的が既にあってそれを実現させるために入学されたわけですね。

正直なところ、めちゃめちゃハードでした。毎週課題が出されて、大体は1週間でプログラムを作って提出するんですが、それがもう……(笑)。


技術的なことはもちろん教えてもらえるのですが、ただ自分で調べる力と、なにがなんでも何とかするっていう力が試される。後々考えてみると、これらは起業するうえで重要な能力だった気がしますね。

なるほど。じゃあ講師から「課題やれー!」とか言われながら、やっていた感じですか?

いや、別に課題は強制的にやらされるわけでもないんですよ。それなりのものを作って出せば、課題を提出したことにはなるんです。でも、下手なものを作って出すと、「本当にあなたはこれでいいんですか?」みたいな空気があるというか(笑)。

それわかります(笑)。みんないいものを作ってくるので、手が抜けないんですよね。それに毎回納得のいくものが作れるわけではないんですけど、私の場合は自分が興味ある分野のものの場合は絶対負けたくないなという感情が働いて、結局一生懸命作り込んだりしてました。

私なんてほんとに劣等生だったんですよ(笑)。技術的なことはほんとにさっぱりだったから、できる子にくっついて教えてもらいながら一緒にプログラミングする感じでしたね(笑)。

あの大変さを経験して乗り越えると連帯感が出てきますよね。同期じゃなくても、ジーズアカデミーの卒業生だって聞くと反射的に「仲間だ」と思うのはそのせいもあると思いますね(笑)。 

ジーズアカデミーで学んだプログラミング知識はどのように役立っている?

では、ここが一番聞きたかったことなんですが、ジーズアカデミーで学んだプログラミングの知識やスキルは起業するうえで実際にどのように役立っていますか?

まず、ジーズアカデミーに入ってなかったら、なにかのアプリケーションを作るにしても、お金を借りて誰かに頼んで作ってもらうしかなかったと思います。


今、私は自分で手を動かしてコードを書くことはほとんどないんですけど、それでもどんなアプリが必要なのかをエンジニアさんに細かく伝えることはできています。そのためにユーザーヒアリングやマーケティング調査をしたり、他社のサービスやホームページをいっぱい見て調べたりして、理解して、納得して、そのうえで伝えられていると思うんです。そこが全然違いますね。

エンジニアに対してリスペクトを持てるというのも大きいですよね。プログラミングの大変さというか、1行エラーがある状態だけでもう全部動かないみたいな、あの疲弊感……(笑)。そのことがわかったうえで会話できるかどうかっていうのも、すごく重要な気がしますね。作りたいものがどれくらい時間と労力がかかるのか、自分でイメージできるのが大事で、その肌感があるとエンジニアと一緒にサービスを作り上げていくということもできるのかなと思います。 

僕も同じですね。プロダクトの作り方に精通しているかどうかで、エンジニアとのコミュニケーションには格段の差が出ると思います。


あとは採用ですね。自分もプログラミングやってたという話ができると、エンジニアとの会話も弾むので絶対プラスになるはずです。エンジニアさんを採用するのは今すごく大変なので。


それから資金調達に役立ったこともあります。ジーズアカデミーには「GGA(GLOBAL GEEK AUDITION)」という、自分で制作したプロダクトを投資家などにプレゼンするコンテストがあるんです。そこに向けて作ったプロダクトと企画書を持って資金調達のために投資家を周ったら、話がまとまったということがありました。


もともと資金調達のための投資家周りは会社を立ち上げるときからやってたんですが、最初はやっぱり厳しくて、「本当に作れるの?」といわれたり、実現可能性が問われたりして、なかなか話が通らなかったんです。でも自分でプロトタイプを作って「こういうプロダクトでやります」って説明すると、説得力が違いましたね。


それで最終的に、GGAを見てくれた方に投資してもらえたんです。1億円ほど調達できたので、自分で作るというのはすごく大きかったなと思います。

1億円! プログラミングを学ぶことでたくさんメリットがありますね。

GGAもチャンスを広げられる場としていいイベントですよね。 

実務的なことをもう少しいうと、経営の3要素にヒト・モノ・カネというのがありますよね。ジーズアカデミーに通うことで、それを全部解決できた気がします。ヒトはジーズアカデミーに入ることでいろんな人との繋がりができたこと、モノはプログラミングでプロダクトを作れるようになったこと、そしてカネは資金調達の道も拓けたというところです。

そういえば僕もプロトタイプを作りました。エンジニアさんを「一緒にやりませんか?」って口説くときに、プロトタイプがあれば本気度を伝えられる。ただ、僕の場合はボロクソにいわれましたけど(笑)。エンジニアさんに見せたら「全然なってない」って。


でもそこで、「だからこそこういうものをもっと上手く作りたい」「必要だからぜひ協力してほしい」と伝えたら相手もわかってくれました。そのエンジニアさんとは今も一緒に仕事をやらせてもらってます。 

うちの場合は、起業したばっかりの頃に最初に考えたサービスは全然うまくいかなかったんですよ。それで、それをやり続けなかったんです。

やり続けなかったんですか?

そうです。きっぱりやめて、次の一手をすぐに打ちました。それができたのもジーズアカデミーで学んだおかげだと思います。最初のアイデアがダメだったら、自分たちでぱぱっと別のプロトタイプを作って世に出せちゃう、それも強みだと思います。


それで何回も失敗しながら改善を繰り返して、3年くらいかけて、今やってるいくつかのサービスが完成してきたんです。

ジーズアカデミーに向いている人とは?

では最後に、今、起業を考えていて、ジーズアカデミーでプログラミングを学びたいと考えている人に向けてメッセージをいただけますか。どんな人ならこのスクールに向いているでしょうか?

結局「何をしたいか」が一番大きい気がしますね。ジーズアカデミーを卒業して何を成し遂げたいのか、そこで得たことを何に繋げたいのかという目的意識がある人が向いてるんじゃないでしょうか。

私は「幸せにしたい誰か」が決まっている人が向いてると思います。私の場合だったら、「キャンプに行けない人が行けるような世の中にしたい」だったんですよね。キャンプには行きたい、楽しいとは思うけど、道具が高いし1年に数回しか行かないのでなかなかハマれない、っていう人は多いと思うんです。でも、そういう人たちがほんとに気軽にキャンプに行くことができて、ストレスを発散できる世の中になったら、きっと戦争もなくなると本気で思っているんです。


だから、「こうなってほしい未来」というビジョンがあって、希望を抱いている人に、ぜひジーズアカデミーに入ってほしいと思います。

わかります。そもそもプログラミングだけを学びたいなら他にもプログラミングスクールはたくさんありますもんね。


ジーズアカデミーに入ると、いろんな人との繋がりができるのもそうだし、もっというと自分が今後人生をどう過ごしていくかということも考えるようになると思います。


自分がやろうとしていることがどんな社会課題を解決するのか、誰のどんな課題を解決できるのか、そのためのツールとしてプロダクトがあるということが意識できるようになりました。最初にプロダクトありきじゃないんです。その前に、自分たちになにを解決したいかというテーマがあることが重要だと思いますね。

ほんとにそう思います。プログラミングを学ぶことも起業することも、実はほんとの目的じゃないんですよね。その先の、例えば起業して世の中を変えていくような会社を生み出すことが、このスクールに通う目的なんだと思いますね。

そういう、なにかを生み出そうという意識がないとどこかで絶対に行き詰まると思います。

そう、なのですごく悲しいんですけど、めっちゃコード書ける人がコンテストになると全然評価を得られなかった、みたいなこともありました。最初のほうの授業ではすごく優秀だった人が、いざ卒業制作として自分のプロダクト開発に取り組んでみると技術に想いを乗せることができなくって悩んでしまう、みたいな。

あと、ジーズアカデミーに入って来る人、面白い人が多いですよね。横のつながりも大切にしたい人にも合ってますね。

そ多いですね。しかもみんなバックグラウンドもばらばらだし、考えも違うので、いろんな価値観に触れられると思います。

今日集まった3人でもなにか一緒にやれたら楽しいと思いませんか?

いいですね、キャンプ場でハッカソンなんかもできそうです(笑)。

ぜひお願いします(笑)。

まとめ

今回、初めて顔を合わせたという3人の起業家の方たちも、同じジーズアカデミーの週末コースを卒業した同士ということですぐに相通ずるものがあったようです。

プログラミングの知識が全く無くても入学可能である一方、課題などを通じて行われるトレーニングはハイレベル。とくに一流メンターの指導を受けてプロダクトを作成していく過程では、技術だけではなく起業マインドやビジネスマインドも学ぶことができるのが大きな特徴です。

ジーズアカデミーに興味を持っていただけたらまずは学校説明会へお越しください!
学校説明会はこちらから

※本記事は2022年2月にLIGブログにて掲載された記事を再構成した内容になります

みなさんこんにちは、づやです。

LIGでCTOをやっています。

前回、起業家エンジニア養成学校「ジーズアカデミー」を卒業した起業家たちに色んな話を聞いたのですが……実は……

【LIG座談会】 ジーズアカデミーでプログラミングを学んだら起業家になっていたってほんと?

取材の後、けっこう落ち込みました😇

というのも、皆さんそれぞれ大きなビジョンや明確な目的を持ってプログラミングを学んでいて(しかも実際に叶えていて)ほんとにすごいなって感心した反面、「エンジニアって誰とも話さなくてもよさそうだから」という救いようのない理由でプログラミングを始めた自分が情けなくなってしまって。「ジーズアカデミー」とは?授業料後払いのエンジニア・起業家養成スクール。未経験者がプログラミングの基礎からオリジナルWebプロダクトを創り切るまで、徹底的にモノづくりに没頭できるカリキュラムと環境を提供している。6ヶ月でエンジニア・起業家を目指す「週末集中DEVコース」とエンジニアの基礎から最先端の技術までじっくり学べる「フルタイム総合LABコース」の2つのコースから選べる。

そんな気持ちを抱えている自分ですが、またしてもジーズアカデミー原宿校舎にお邪魔しています。今回は、ジーズアカデミーに通っている方々に「どんなプロダクトを作っているのか」「将来はどのように考えているのか」など、詳しいお話しを聞くためです。

チラッ(……なんだか楽しそうな人たちがいますね)

どうやらジーズアカデミーに通う受講生の皆さんみたいです。話を聞いてみましょうか。

あのー、づやです。ちょっと話聞かせてくれません?

(……誰?)

人物紹介

人物紹介:馬場さん(左側手前)
プログラミング未経験から、2021年7月にジーズアカデミー東京校週末集中DEVコースに入学。DEV21期で勉強中(22年2月に卒業予定)。趣味は読書で、隙間時間があればトイレやお風呂などどこでも読書を始めてしまう。
人物紹介:難波さん(右側奥)
プログラミング未経験からジーズアカデミー福岡校週末集中DEVコースに入学。夫と息子(4歳)の3人家族。趣味は料理で、最近はおせち料理を作った。「プログラミングと料理は使う脳がほぼ同じ」が持論。
人物紹介:Gさん(右側手前)
プログラミング未経験からジーズアカデミー東京校週末集中DEVコースに入学。DEV22期生として学習中。趣味はバスケットボール観戦。今回「顔と名前を出さなければ……。」と取材に快諾いただいた。(G’s ACADEMYの「Gさん」とさせていだきます……!)

プログラミングの目的は学ぶよりもプロダクトを「作る」こと

いきなりすみませんね! 本日は入学した理由とか学習環境、制作したプロダクトなどについていろいろ聞かせてください! まずはそもそもプログラミングを学ぼうと思ったきっかけってなんでだったんですか?

実は一昨年、ある金融サービス向けのデータセンターをつくるプロジェクトのマネジメントをするため、中央アジアのキルギス共和国に赴いていたんです。でも、コロナ禍でプロジェクトが突然中断しちゃって。

キルギス!? それは大変だ……。

はい。それで1年ぐらい、ただ羊だけをぼーっと眺めて過ごしていたんです。知ってました? 羊って群れからはぐれるとパニックになって群れに戻れないんですよ。

めちゃくちゃ羊を見ていたことは伝わりました。

そんな生活をしていた中で、プログラミングを勉強したいなーと思うようになりました。 きっと何か勉強したくなったんだと思います(笑)。最初は別のオンラインスクールの講座で勉強していたのですが、全然続かなくて。それで帰国して、再度プログラミングスクールを探している中でジーズアカデミーを知りました。

ほう。入学の決め手はなんだったのでしょう?

ジーズアカデミーは、プログラミングを「学ぶ」というより、実際にプロダクトを「作る」ことに重きを置いていたからです。プログラミングって学ぶことが目的ではなくて、その先で「何を作りたいか」が重要だと思うし、それが続けられるモチベーションに繋がると思っています。

「何を作りたいか」が重要だと。確かにそうですね。難波さんはどうでしょう?

きっかけは2つあります。1つは会社のために作りたいモノがあったこと。もう一つは今の仕事に慣れてきてつまらなくなったことですね。

え? つまらなくなった?

はい。今いる化粧品通信会社で8年目になるのですが、長く続けていると、仕事に慣れてきて、適当でもそれなりにできるようになっちゃって。漠然と他にも何かできないかと思っていました。

なるほど。仕事に慣れたからこそ起きる悩みですね。

そんなときに在庫管理の部署から、適正な在庫予測ができる帳票が欲しいと言われ作ったのですが、営業が勝手に強気の発注をしたりするので、予測からどんどんズレてしまうのです。本格的な仕組みを自分でつくるには、技術と知識が必要なので、プログラミングを学ぼうと思いました。

そうだったんですね。

私も馬場さんと同じくオンデマンドの教材で勉強したことがあります。でも教材に書かれているコードを書き写すだけの作業ばっかりで、これって写経しているだけじゃない!? って思ったんです。

写経(笑)。確かにその通りですね。

それで途中で辞めてから、改めてスクールを探しているとき、ジーズアカデミーのホームページに掲載されている卒業生の記事で「ジーズアカデミーは教わるところではなくて、自分で情報を集めにいくところ」という言葉がすごく刺さったんです。

ただ答えを写すだけではなく、自ら答えを探しにいく重要性を知ったと。

はい。実践で生きるプログラミングを身につけるためには、受け身だとダメなんです。ジーズアカデミーは主体的に情報を取りにいく力や考える力、行動する力を学べる環境だと思いました。

私は同僚がプログラミングを勉強していて「楽しそうに見えたから」がきっかけなんです。

割と単純な理由ですね(笑)。

そうですね(笑)。それで、どんなふうに勉強していこうか悩んでいたときに、とあるプログラミングの勉強会で一緒になった人が、ジーズアカデミーで学んでいてすごく面白そうにしていたのが気になって。それでジーズアカデミーに入ったんです。

合わなければやめればいい。未経験者でも始めやすい仕組みとは?

みなさん、プログラミングはほぼ未経験者だと思うのですが、入学時に何か不安はありませんでした? 特にGさんは「楽しそうだから」って理由だけだと少し不安な気が……(笑)。

それがですね、ジーズアカデミーは授業料後払いなので合わなければ辞めればいい。とりあえずやってみよっか! って思えたんです。

確かにそれはありますね。後払いだったから未経験者でも始めやすいなと。

なるほど。確かにそれは最初の一歩を踏み出しやすいですね。スクールを選ぶときに費用対効果とか考えちゃいますもんね。

私は4歳の息子がいるので、家庭と両立できるのかが不安でした。短期集中コースだと毎週まとまった時間を確保する必要があると思ったので。

お子さんがいると大変ですよね。時間はどのように捻出したのですか?

とりあえずロボット掃除機を買いました。

掃除の時間から削っていったんだ(笑)

他のことをやらなくてもいい時間を工夫して作って、週30時間ほど自主学習していましたね。

自主学習に週30時間! これは講義の時間とは別で、毎週の課題を解く時間ですよね……?

そうです。でも課題を含めてすべてが楽しいので、全然苦ではないのですが……

え!? 苦じゃないの……!?

急にどうしました? Gさん?

私もとにかく楽しそうなところだと思い、入学したので全く不安はなかったです……。でも入ってからは課題と日々戦っています!! 実は取材を受けている今も、PHPの課題でエラーが解消できなくて、不安な気持ちでいっぱいです!!!

落ち着いてください。……ちょっと見ましょうか。

え!? いいんですか!?

※そこから10分ほど一緒に課題に取り組みました。

「妹を助けたい」技術に想いを乗せたプロダクト

馬場さんはまもなく卒業ですね。これから投資家や企業の採用担当へプロダクトをプレゼンする「GGA(GLOBAL GEEK AUDITION)」に参加されるとのことですが、どんなプロダクトを開発しているのでしょうか?

僕には、脳性小児麻痺の妹がいるのですが、コミュニケーションを取るのが難しいという課題があって。僕はそれを解決したかったんです。

妹さんのためにプロダクトを作りたいと。

はい。脳性小児麻痺だと話すことはもちろん、肢体不自由なので手を上げることや視線入力もかなり難しいんです。なので、そういった人たちが自分の意思が示せるよう、身体の比較的動かしやすいところで押せるボタンを作りました。ボタンを押すと、Bluetoothでつながっているスマートスピーカーから音楽が流れます。

なるほど! それなら今の課題も解決できそう。本当に社会を変えられる素晴らしいプロダクトじゃないですか!

ちなみにIoTの分野ってとても開発が難しいと思うんですけど、どうやって開発までに至ったんですか?

基本的に技術に関しては、講師の方に聞いたり自分で調べたりしてました。実は難波さんにもRaspberry Pi(※)に関して聞きました。
「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」とはプログラミング教育用の小型コンピュータ。低コストでIoT機器の開発を進めることができ、ものづくり業界で盛んに用いられる。

え! そうだったんですね!

ジーズアカデミーには色んな人が在学しているので、調べたいと思った分野に関して必ずと言っていいほど、誰かが勉強したりしていてとても相談しやすいんですよね。

なるほど。正直、挫折しそうになったことはあります?

何度も(笑)。しょっちゅうエラーでつまづいていて「もう作るのは無理なんじゃないか」とスタッフの方に相談したこともありました。でも「いや、みんな最初はそうですよ。大丈夫です。できますよ。」と応援してくれて。周りのクラスメートもみんな励ましてくれました。本当にありがたいです。

周りのサポートもあってこそのプロダクトなんですね。

その通りです。ちなみにプロダクトの写真はこちらです。

ほう……! これですか……! ちなみにプロダクト名はあるんですか?

「マイム」といいます。ヘブライ語で「水」を意味するのですが、ヘレンケラーが初めて、モノには名前があることに気づいた「水」がいいなと思い、それをかわいい響きの外国語で表してみました。

これはもう優勝だわ。

ちょっと、落ちたら恥ずかしいので、その辺で(笑)。

いや、本当にすごい……! たった6ヶ月でここまでのプロダクトを作り上げてしまうなんて……。

ジーズアカデミーという環境だからこそ実現できましたね。

本当にそうですね。ところで、難波さんはRaspberry Piを使ってどんなプロダクトを制作したのですか。

在庫削減のシステムは卒業制作としては壮大すぎたので、化粧品容器の回収機を制作しました。画像と重さから、回収対象の容器かどうかをRaspberry Piで判定し、回収容器の場合はLINEと連携してポイントをつける仕組みを実装しました。

すごい! えっもしかしてもう実店舗で使われているとか?

自社では導入が難しかったので、他の企業でアクセラレーター・プログラムに参加して実用化に向け実証実験を一緒にしてくれる企業を今、探しているところです。

え、じゃあ個人で実用化を目指してる?

はい! 実用化に向けて頑張ってます!

PCや米も!?困ったときに必ず助けてくれるジーズエコノミーとは?

では最後にジーズアカデミーで一番の思い出となったエピソードを教えてほしいです! じゃあ馬場さんから!

僕からでもいいんですど、今回とっておきの用意をしてまして。他の方のエピソードが霞んじゃうかも。

すごい自信(笑)。それじゃあ馬場さんは最後で(笑)。

じゃあ、私からいきますね。お問い合わせチャットボットを作り、自社のアプリに実装できたことですね。

実装できた!? もう普通に使われているってこと!?

はい(笑)。モノがちゃんとあると、企画は通るんだなとしみじみ思いました。めちゃくちゃ嬉しかったので、リリースされたときは、「これ作ったんだよ」って親をはじめいろんな人に見せて回りました(笑)。

▲難波さんが作ったお問い合わせのチャットボットアプリ

すごい! こんなの作ったんだ!

あまり凝ってない一般的なチャットボットだけど、コールセンターへの問い合わせが3分の1になるなど、効果もちゃんと出たことも、ちょっと自慢です(笑)。

ちゃんと成果も出してる……! これはめちゃくちゃすごい!

私は、授業を受けている自分の首が90度に曲がっている動画を見たときですね。解らなすぎて、首の角度がどんどん90度に曲がっていたんだと思うんですけど、あのときが一番のつらい時期だったのかも(笑)。

なるほど(笑)。辛かったのが伝わってきます(笑)。

そうなんです。でもジーズアカデミーは、困ったときに講師やクラスメートがすぐに相談に乗ってくれるし、スタッフさんも手厚くサポートしてくれるので、なんとか今まで乗り越えられていますね(笑)。

読者の皆さん、首が90度に曲がるぐらい難しくてもジーズアカデミーなら大丈夫です!

本当に助けてもらっていて。だからこそ、ここでプログラミングやモノづくりの力を身につけて、将来は問題解決に自ら取り組める作り手として誰かを助けられる仕事に転職したいと考えています!

素晴らしい目標です! ……それでは大変お待たせしました。馬場さん、エピソードをお願いします!

僕が一番思い出に残っているのは「ジーズエコノミー」です。

……ジーズエコノミー?

はい。実は、PCが壊れたときにあるクラスメートから「あー、このSurface、余っているからやるよ」と高いPCをポンッと貰ったことがあるんです。

えー! アメあげるよ、ぐらいの感じで(笑)。

そうです(笑)。そのおかげで今の僕やプロダクトがあるというか。他にも「ご飯が食べられなくなったら、うちに米がいっぱいあるから送るよ」と言ってくれるクラスメートもいました。さすがにそれは「まだ大丈夫です」と言いましたが、ジーズアカデミーで勉強していると、「ジーズエコノミー」という助け合いのエコシステムができているんです。

……これがジーズエコノミー!

他にも脳波の動きを調べるための機械は高いので、「necomimi」という脳波でリラックス度を表現するツールを持っていないか、たずねたところ、隣のクラスに持っている人がいて借りることができたり。

求めるモノがちゃんと揃ってますね。前回の取材で起業家のひとりの方が、「ジーズアカデミーはヒト・モノ・カネの全てを解決できる場所」という表現をしていて、ある意味それと結びつきました(笑)。

ちなみにづやさんはなんでエンジニアになったんですか?

平たくいうと、住んでいたアパートが火事になったので。

え?

これをきっかけに外に出て働かなければいけなくなっちゃって、誰とも話さなくてもよさそうな職業=エンジニアを目指したんですよね。

最後に激つよエピソード出してきた。

まとめ

今回お話を伺ったジーズアカデミーさんは、従来のプログラミングスクールとは異なり、プログラミングという技術を学ぶことが主目的ではなく、「こういうモノ・こういうサービスを作りたいんだ」という想いを力に、それを実現するための手段の1つとしてプログラミングがあることを学べる場所だと改めてわかりました。

また、ジーズアカデミーは起業家を目指す方だけではなく、今の仕事に活かしたい、転職のために本物のプログラミングスキルを身につけたいという方にもぜひおすすめです!こんな人にオススメ

気になった方はぜひ一度説明会に参加されてみてはいかがでしょうか?

学校説明会はこちらから
こんにちは!ジーズアカデミー東京スタッフのちぇるです🍒
今回は、私自身も目指す「自分らしい働き方」をテーマに、それを実現しつつある卒業生の小玉 身師(シンジ)さんにお話を伺ってみました。

シンジさんはジーズアカデミー東京校のフルタイムLABコース第11期を卒業後、未経験からフリーランスのエンジニアとして転身。現在はお仕事の傍らLABコースのチューターを引き受けていただいており、周りから慕われ信頼される存在です。
個性的で熱い人が多いジーズアカデミー。そんな中で、冷静で飄々としたシンジさんの実態に迫ります!
image
【シンジさんプロフィール】
1985年生まれ。東京工業大学修士修了後、メーカーに入社。プロセス技術開発者として製造現場のコスト改善や設備投資によるプロセス刷新等に従事後、企画職としてBCPや子会社の統廃合の検討・中期計画策定等を経験。2021年4月にICT技術への造詣を深めるためG’s ACADEMYに入学。現在はフリーランスエンジニアとして活動しながら起業準備中。LAB第11期卒。

早速ですが、シンジさんは現在どんなお仕事をされていますか?
フリーランスのエンジニアということでよろしいでしょうか。

そうですね、フリーランス… 個人事業主で登録しています。
今携わっているお仕事は
・ITツール・システム開発関係会社での業務委託
・LAB第11期の同期と起業に向けた企画開発
・ジーズアカデミーのチューター
・家業の手伝い
の4つですね。

一つの会社や仕事に捉われない、複業やパラレルワークのような新しい働き方ですよね。とても興味があります。

image

業務委託のお仕事を受けるようになったきっかけは何だったんですか?

前に業務委託で手伝っていたところの契約が終わって「無職になった」というツイートをしたんです。
そしたらある人から、「Vue.jsを書ける人を探してる人がいるんだけど…」と会社を紹介され、話を聞いてみようと面談を受けました。
気づけばお仕事が決まっていましたね。

スムーズに決まったのですね!
代表の方はG’s ACADEMYの先輩でもありますよね?

そうですね。
週末DEVコースの第14期を卒業され、2年前に起業された方です。
そこで、元々SEだった方とジーズの卒業生エンジニアと一緒に開発をしています。

並行して、シンジさんは同期の白石さんと一緒に起業を目指していますよね。
こちらのきっかけは何だったんですか?

カンカン(白石さんのこと。以下、カンカン)から誘われたんです。
確かDEPLOYフェーズの半ば頃だったかな。「一緒にやりませんか?できればその後も続けて」と言われ、「あーいいっすよー」って答えたんですよ。
軽い感じでしたね、始まりは。

へー!そんな気軽な感じだったんですか。

当時カンカンには「こんなサービスがやりたい」っていうアイデアがあったので、「じゃあそれを形にしましょうか」って。 「そのままそれで起業できたらいいですね」という感じで一緒にやることになりました。
ただ、「フルではやらないよ」ってことは元々伝えていましたね。

最初からフルではしないって決めていたんですか?

はい、自由に働きたかったので。

どうして自由に働きたいって思ったんですか?

前職では仕事柄、不合理なことが積み重なることが多く、仕事をする上でのストレスが多かったんです。
もちろん仕事はきちんとやるんですが、理不尽なストレスに縛られずに、もっと自由に働ければいいなと漠然と感じていました。

なるほど。それでフリーランスの道を選んだのですね!

そんな2つのお仕事とご実家のお手伝いの傍ら、LAB第13期生のチューターも引き受けていただきありがとうございます!

image
▲ リモートでチューターに入るシンジさん

毎日どんなスケジュールでお仕事されているんですか?

朝8時に起きて朝食をとり、8時半から9時にお仕事を始めます。
お昼に30分程食事をして、お仕事を再開。
間で夕食をとってたまに休みつつ深夜まで続ける感じですね。

丸一日きっちり働いていらっしゃるんですね。
ちなみに、ジーズでチューターに入る日のスケジュールはどんな感じですか?

チューター業務がある日も、朝8時半から9時頃に仕事を始めます。
10時半から12時半までの講義の間チューターをして、30分程昼食をとってからはお仕事をしています。
14時から講義再開なのでチューターに戻り、17時半に講義が終わったらまたお仕事をするって感じです。

合間にもお仕事をしているんですね!

してます、してます。

初耳でした。忙しいんですねー!

業務委託では「週に大体これくらいの時間働いてね」っていう契約なので、その分はしっかり働いていますね。
それと、起業準備の方もコーディングするものがたくさんあるので、そっちも取り掛からねば…となると、一日のなかで仕事に割く時間はそれなりにあります。
まぁ、作りたいものを作るためには必要な時間ですよね。
それで、朝の3時くらいまでコーディングしたりしています。

ひぇ… 朝3時まで!自由とはいえ大変ですね?

まぁ… それがストレスになる人にとっては辛いかもしれませんね。
私は別にそれはストレスに感じないので平気です。
在宅で、疲れた時には好きなだけ休憩しながら自分のペースでやれるので。

image

シンジさんは技術力も知識も凄いと感じています。
そんな風にずっと向上し続けることのできるモチベーションやプログラミングの魅力はどこにあるんですか?

プログラミングのいいところは、行き詰まった時に手軽に調べることができるところです。

例えば私の前職だと、基本的にネット上に答えなんて転がってないんですよね。
論文を読むか、会社の中に溜まってるナレッジみたいなものを参考にするんですが、古い書庫に行って資料を掘り起こさなければいけないこともあるんです。そうして初めて過去の知見が得られるので、それを元に考察するんです。

なんだかとっても手間がかかるんですね…

プログラミングの場合、そんなことをしなくても過去の知見みたいなのってネットに転がってますよね。
答えらしきものがQiitaに載っていたりするじゃないですか。

はい、はい。

すごくいい世界だなって思います。 調べたら出てくるって超ありがたい!

確かに!超ありがたい!!

前職で、工場内での設備導入を検討していた時に、実際に現場に行くと図面にあるはずの設備がない!でも正常に動作してる!なんていうことがありました。
図面に記載されていない補修箇所があったりするんですよ。
だから、工事をするときは現場を歩きまわって1個1個配管を辿って…とやっていましたね。

わー!大変でしたね…

そんなことしなくてもネット上で確からしい答えやヒントが見つかることの多いプログラミングって素晴らしいですよね!

本当に素晴らしい!!

image
▲ LAB第13期の講師・チューターの皆さん

シンジさんが目指す働き方について教えてください。
今のような感じで続けていけたらいいなという感じですか?

そうですね。ストレスなく働いて生活できるんだったらそれがいいなって。
一番の夢はあれですね、totoBIGでも当たって6億円もらってより良い生活がしたいなー。

え!これまでのお話が台無しじゃないですか〜!

ははは

もしそうだったら、シンジさんの好きな読書をして暮らすんですか?

そうですね。
でもプログラミングもしてるんじゃないかと思いますね。

やはりGEEK!
シンジさんにとって、プログラミングはもはや日常なんでしょうね。

image

最後に、今お仕事や働き方について悩んだり迷ってる人へ声をかけるとしたら、どんな言葉をかけますか?

一歩踏み出してみたらいいですよ!っていうことですかね。
プログラミングを始めたいという意思を持ったのであれば、悩んでる間に始めた方が良い、と。その方が、やりたいことの実現に近づけると思います。

シンジさん、ありがとうございました!
肩の力を抜いて生きていくことを求めながらも胸の内に秘めたプログラミングに対する情熱を感じるインタビューでした。

皆さんも、自分らしく働くための武器を身につけるために、ジーズアカデミーで一緒に学んでみませんか?

左から白石さん、水津さん

皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のスタッフです!
7月に「OPEN G’s #03 未経験からエンジニアの道へ」~仕事・育児との両立。チャレンジした約6ヵ月~というテーマでイベントを開催し、ユニット山口1期の卒業生お二人にお話を伺いました!

お仕事と育児をされながら、ジーズアカデミーに通われたお二人。どのように両立をされて、卒業後はどうされているのでしょうか?色々伺っていきたいと思います!

目次

▶︎ インタビュー者紹介

▶︎ 入学のきっかけ

▶︎ 学習・環境について

▶︎ 卒業制作について

▶︎ 卒業後について

▶︎ ジーズに合う人はどんな人?

インタビュー者紹介

水津 扇嘉さん

UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期卒業生

お子さんが3人いらっしゃり、仕事・家事・育児をされながらジーズアカデミーのカリキュラムをこなし卒業。講義の中、ZOOMのカメラ上にお子さんをあやしながら授業に参加されている姿がうつることがあり、場の雰囲気が和むムードメーカー的な存在。

卒業制作ではお子さんへの愛が感じられるプロダクト、親と子のコミュニケーションツール「Exchange-D(エクスチェンジ-D)」を開発。

白石 知之さん

UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期卒業生

救急医療センターで看護師として活躍されている。
卒業制作では保険制度の包括的サービスでは実現できないオーダーメイドケアを求める利用者と利用者個々の事情に沿った柔軟な看護ケアを提供できる保険外看護サービスのマッチングサービス「genieNurse(ジーニーナース)」を開発
GGA(グローバル・ギーク・オーディション)の登壇者を決めるセレクションに見事選抜され、今年の5月に東京で開発された出資者・企業が集まるGGAに登壇。多くの参加者や企業の目を引き、数社の企業からオファーを受ける。

Qお仕事は何をされていますか?

白石さん:救急医療センターで看護師をやっています。

水津さん:営業のアシスタント・事務をしています。入学当初は育児休業中でしたが、今は復職しています。

Qユニット山口はどういったきっかけで入りましたか?

白石さん:仕事は好きですが、仕事において課題感を持っていてその現状を打破したいと考えていました。そこで、ジーズを知りデジタル・プログラミングといった医療とは違う視点からアプローチできないかと思い入学しました。

水津さん:育児休業中でコロナということもあり家にいる時間がありました。起業や転職などそこまで深くは考えていなく、自分にできることの幅を少しでも増やしたいと思い受講することにしました。

Q入学する前のPCなどのスキルや経験はありましたか?

白石さん:独学でHTMLなどを少しかじった程度です。

水津さん:仕事でエクセルやワードを使っていますが、家では基本的にPCがなくても困らない生活をしていました。受講にあたってパソコンを準備しました。

Q入学する事へのご家族からの理解は得られましたか?

白石さん:入学する前に説得できていなく、入学後に伝えても やはり反対されました。徐々に自身の中で思いを深堀していく中で自分の動機を奥さんにも説明できるようになり、そして時間を割いてカリキュラムに取り組んでいる姿を見られて、次第に奥さんからの理解を得ていきました。今は入学をした当初よりは確実に良くなっています。

水津さん:理解は得られたと思っています。特に中身について言及されることはなく、反対されませんでした。

Q入学されてから1日の時間の使い方はどう変化されましたか?

白石さん:毎週の土曜日の授業時間を確保するため上司と相談し、他の曜日で補うようにしていました。なので、木曜日が課題提出の日ですが、土曜を補うための木・金曜日は課題をする時間がとれなく私は実質 水曜日に課題提出をしなければなりませんでした。 さらに、シフトが不規則なので寝ずになんとか時間を捻出しながら取り組んでいました。

水津さん:私は休みの子供との時間を大切にしたかったので、昼に子供と時間を過ごして夜に起きて集中して取り組んでいました。

Qジーズの同期(受講生)はどういった方がいましたか?

白石さん:みんなすごい方ばっかりで、高学歴でIQが高いんだろうなという印象でした。そして、同期の中で学びを楽しんで取り組んでいる方がいたので、それに対し私は必死にくらいついていたので ずっと劣等感を感じていました。

そんな中、私がやり遂げれたのは水津さんの存在もあって、同い年で自分以上に時間の無い人がいることを知り、この方がいるうちは自分も辞めずにいようと思ってました。

水津さん:安心できる存在ですね。自分が大変と思っているときに他の人も大変というのを聞いて自分だけではないんだなと思い安心感がありました。

Qジーズにいるスタッフやチューター、講師の方はどんな存在・印象ですか?

白石さん:とにかく熱量が高い人が多いという印象です。

水津さん:熱量の高い方が多くて、24時間 時間問わずに質問をなげても答えてくれて、自分が解決できるまで途中でなげたしたりせずに一緒に考えてくれました。なので、自分も投げずにいかなければいけないということで解決できたことがたくさんあります。

Q苦労した点 や つまづいた点はどういったところでしたか?

白石さん:常につまづいていたので何とも言えないですが、つまづいても立ち上がるように意識していました。そして、自走力をうたっているのでそれに反しているかもしれませんが、ギブアップやSOSを出すようにしていました。

なので、slack(チャットツール)の質問チャンネルは自分が一番使ったのではないかなと思うくらい質問していました。やりたいことと現状、その中で何ができていないのか、あらゆることをチャレンジしてみてできなかった部分を伝え、知恵を貸してくださいという姿勢で質問しました。

水津さん:もともと英語に対する抵抗感が強くて、エラーがでても何を言っているのかわからなく苦労しました。エラーと出会っていくうちに意味がわかるようになり、成長したなと思えるようになりました。

Q授業のフェーズが終わると卒業制作企画を作るフェーズに入っていきますが、企画をしていて特に大変だったことはありますか?

白石さん:私は仕事で普段サービスを提供するのは患者さんなので、患者さんのその後の人生の豊かになる。自身の看護資格や医療のチカラを使って何かしたいという思いがありました。

ただ、自分の想いを他者に伝えるのに思いを言語化するのに苦労しました。そして、GGAを目指すうえで5分間のプレゼンで端的に伝えなければならないので、まとめるのにも苦労しました。

水津さん:「自分は本当に何がしたいのか(why me)」の部分を考えるのに苦労しました。普段の生活でもそこまで不満はなく自分に何ができるかというのもわからなくて、企画するのに色々と悩みました。

カリキュラム・コースについて ▶

Q卒業制作プロダクトはどういったものを作られましたか?

白石さん:私は保険制度や包括的なシステムではなかなか実現できないようなオリジナルのケアを求める利用者と保険外看護サービスのマッチングアプリを作りました。

看護師は成果報酬型でないのもあって、頑張る頑張らないにかかわらず報酬は同じで、頑張っている人たちがだんだんモチベーションが下がっていくのを垣間見るようになりました。

残念な気持ちになりましたし、提供されるケア自体も質が下がり、病気が治ってもケアの質が低いままだと社会に復帰された後 何かしら障害を抱える、または今後も医療を受けざる負えない状況になっていくということがあります。
そこに憤りを感じ、変えたいという思いからアプリを作るに至りました。

水津さん:私は子供が大きくなって社会に出た時も子供とつながれるようになったら良いなと思い子供とオンラインで交換日記ができるサービスを作りました。

その場で一番何が困っているかと考えると、当初は子供にすぐ寝て欲しいと思ってプロダクトを作っていましたが、私は共働きなので子供といる時間とれないということもあって最終的には子供が大きくなって社会に出た時も子供とつながれたら良いなと思いこちらのサービスを作りました。

Qカリキュラムが終わった後のメンター期間(卒業制作期間)はどれくらいのペースで卒業制作を進められましたか?

白石さん:淡々と進んでいった感じはありましたね。メンターとのメンタリングではプログラミングのテクニカルな部分というよりはマーケティングやニーズがあるかどうか、こういう構造で使ってもらえるかどうかメンターと壁打ちしました。

水津さん:私がメンターを選んだ基準としてやさしそうな方を選び、週に1回メンタリングをしてもらいました。
こちらが気持ちが盛り上がるようなことをたくさん言ってもらえて、1週間頑張って また企画や卒業制作を見てもらうというのを繰り返していました。

メンターとは? ▶

Q卒業後の展望について

白石さん:徐々に今の仕事の雇用体系を変えつつ副業・兼業という形で行い、ゆくゆくは起業へシフトしていきたいと考えています。

水津さん:今の仕事は子供がいる中 急なお休みに対応いただけている環境です。なので、すぐにどうこうというわけではなく これからゆっくり考えていきたいと思います。

卒業後のコミュニティ ▶

Q水津さんは仕事に復帰されて、今の仕事にプラスになった点、変わった点はありましたか?

水津さん:長く続けている仕事なので、新しく何かあるというわけではありませんが視点としてはだいぶ変わりました。

会社のシステムとしてもっとこうすれば良いなと思ったことを言えるようになり、今まではエクセルで関数を使う程度でしたが、マクロを組んで自分に自動でメールを送るようにして業務の効率が良くなりました。

Q白石さんは卒業した後、エクストラステージとしてGGA(全国オーディション)へ出場されましたが、実際 登壇されてどうでしたか?

白石さん:GGAに登壇するまでは色んな人に助けてもらって、自分のチカラだけでは立てなかった舞台と思っています。人に感謝した期間でもありましたし、多くの人が集まると力が生み出されるのだと学ばされた期間でもありました。

GGAでは技術面やサービス面などプロダクトへの評価をいただけますが、私は特にサービス面で高く評価をいただけました。すごくうれしかったですし、だからこそ実現したいなという気持ちが強くなりました。

ありがたいことに、企業やVC(ベンチャーキャピタル( Venture Capital ):スタートアップに出資する投資会社)の方からたくさんお声がけをいただきました。そこから 一緒にサービスを作り上げてくださる企業とのご縁があり、今は定期的にWeb会議をしてブラッシュアップしているところです。今後はサービスをもう少しブラッシュアップして実際の運用にもっていければいいなと考えています。

GGA(グローバル・ギーク・オーディション)

ジーズアカデミーのデモデー「GLOBAL GEEK AUDITION」。 GGAは、ジーズアカデミー卒業生が6か月間の学びを経て作り上げた プロダクト発表の場であると同時に、投資先スタートアップを探すVC・投資家や、 エンジニア採用をする採用担当者、ビジネスアライアンス担当者とのマッチングの場

Qジーズに合う人の特徴とは?

白石さん:あくまで授業では基本的な部分を教えてもらい、学んだことを軸にどれだけ派生させていくか、エラーにぶちあたった時にどのように解決していくか、忍耐力や学びをとりにいく姿勢は必要だと思いました。

そして、通常のスクールのスタイルとは違って教えてもらうだけではなくお互い教えあったり、自分から学んでいくことが必要で、そこを誤解されている方は合わないと思います。手取り足取り教えてもらえると思っている方、受け身の方は合わないと思います。

水津さん:自分で何かをしようと思っている人、起業に限らず自分で調べてやる人は合うと思います。ただ、教えてもらわないとわからないという全て受け身の人は合わないと思いますし、大変だと思います。エラーにぶち当たった時に、同じエラーに出くわしてクリアした人が意外と世の中にたくさんいるなと思いました。

プログラミング独特の文化というか、ネット上の知らない方がみんなやさしい。Webで検索した時もすごく丁寧にエラーに対してどうしたらいいというのが書かれていますし、ネット上に解決策がころがっていて自分で調べてできることがたくさんありました。

ジーズアカデミーユニット山口では10月期生(3期生)を募集しています!合同説明会とイベントを開催しています!
8月27日にトークセッションイベントを開催しますので、入学を検討されている方はぜひご参加ください!

▽8月27日(土)12時30分~「地元企業の後継者×エンジニアが起こす新たな未来」お申込み▽

お申込みはこちら ▶

▽全国合同説明会お申込みフォーム▽

全国合同説明会 ▶

玲央さんの自画像
こんにちは!ジーズアカデミー新スタッフのミンジャンです! 今回は週末集中DEVコース2期を卒業し、現在は起業して「株式会社FireTech 」代表をしている渡邊玲央さんにお話を伺ってきました!

玲央さんの前職は消防士で、東京都チャンピオン、全日本ランキング3位を獲得したボクシング選手でもあり、また上の自画像から分かるように絵も描けるという非常に多才な方です。多才な玲央さんが、プログラミングと出会って起業した話をぜひご覧ください!
防火対象物点検の報告書をクラウド化するサービス「防点丸」
(出処:https://www.firetech.page/)
ジーズアカデミー原宿に登場した渡邊玲央さん

こんにちは。今日はよろしくお願いします。玲央さんは、前職は消防士で、日本ランキング3位のボクシング選手だったと思いますが、ジーズアカデミーに入学したきっかけを教えてください。

はい、2005年の11月に東京消防庁に入庁して、2021年の1月まで消防職員を務めました。約14年間ですね。仕事自体はとても楽しくて、やりがいも感じながら楽しく勤務させてもらいました。また、ボクシングもやっていました。消防職員になっても仕事と並行してやっていて、2015年までプロボクサーとして活動していました。

2015年に引退したということですか。

はい、そうです。ボクシングがすごく大好きでしたが、ボクシングはやれる年齢が限られています。引退後は プログラミングを活用して、社会を変えるサービスを作りたいと思いました。プログラミングに集中して取り組もうと思い、ジーズアカデミーに入りました。

インタビュー現場

色々な選択肢がある中で、なぜプログラミングを始めようと思ったのですか?

東京消防庁にいる時に、消防業務をただ単にやるのではなく、 自分がアプローチして業務効率が上がったことが好きだったんです。テクノロジーを利用すれば2倍じゃなくて、5倍や10倍ぐらい作業効率が上がることを経験しました。

具体的な経験談を伺ってもよろしいでしょうか。

具体的には、東京消防庁にいる際、月末に書類をチェックする業務をExcelVBAのデータを利用して手当関連の業務を簡単に完了できるシステムを作りました。これを作ることでとても喜んでもらいましたし、自分でやったことに価値があると思い、自分自身も嬉しかったです。

なるほど。テクノロジーを活用して作業効率が爆発的に上がったご経験から、プログラミングに興味をお持ちになったんですね。

はい。ですが、直接的なきっかけは2015年に起きた事件からです。自分には2人娘がいますが、当時2歳だった娘が熱性痙攣を起こしたんです。その時パニックになる親御さんの気持ちが分かったんです。何とかして情報を事前に親御さんたちが知ることができればそんなに苦しくないんじゃないかと思いました。この事件が直接的なきっかけでした。

原体験ですね。

はい、自分でやってきた経験と2015年に起きた事件がきっかけに、 「誰もが大切な人達のために、適切な事前対策、初期対応ができる社会を作りたい」と思い、プログラミングを始めました。

その2つの経験からプログラミングの道を歩き始めたんですね。プログラミングを学んですぐ起業せず、約2年間ソフトウェア開発会社で働きましたが、慎重に起業したんですね。

はい。そうです。当時は起業ではなくて、東京消防庁内でシステムをリリースしたいと思いました。ですが、内部でリリースするのは非常にリスクがあって色んな方々に迷惑かけるかもしれませんでした。なので、消防庁を離れて、自分の力で起業をしたいと考えるようになりました。

ソフトウェア開発会社との縁はどこで…

ハッカソンに参加した際です。審査委員から起業したいという思いを応援したいと声をかけられました。実際の開発の現場において自分の力を高めて起業準備をしたかったので、機会を得てソフトウェアの開発会社で2年間プロジェクトマネージャーとして勤務させていただきました。

どんな業務をしていたんですか。

プログラミングを学ぼう、プログラミングを上達させるんだと考えていたんですが、プロジェクトマネージャーはどちらかというと管理者側の業務でした。自分でもコードは書いてたんですが、その時の主な業務は、適切なシステムや作りたいプログラミング機能を顧客に提供することでした。

具体的にお伺いしてもよろしいですか?

エンジニアリングやプログラミング以外にも、デザイン、使いやすさが非常に重要で、デザイナーにデザインやインターフェース提案、予算交渉、色んなところを手がけていきました。

プログラミング・UI UXデザイン・予算交渉…Webサービスを創るときにも活きそうな経験ですね。

そうです。プロジェクトマネージャーの仕事はとても大変だったんですが、仕事を通して、そのプロジェクトの色んな方に「ありがとう」って感謝されたんです。自分の経験としてとてもいい経験だと思いました。
漫画とか絵をかくのが好きなことが、デザインを見やすくすることやデザイナーさんともお話しやすくなることに繋がったりもしました。もちろん、それを目的でやってたわけではないですが、プロジェクトマネージャーをやった時にプログラミングとデザインをきちんと時間通り間に合わせることなど、色んなことをやっていたのが起業に役に立ったと思います。

新しい分野を始める際、恐れはなかったですか。

頭の中に全然恐怖心はなく、楽しそうという思いが先にありました。

おお…恐れがなかったのがびっくりですね。起業するのも同じく恐れなかったんですか。

起業は…本当に迷いました。やはり家族がいるので…
ただし、やらないと後悔するっていうのは確実にわかっていたんです。
やらないとずっと後悔をするし、やって失敗して後悔することもあるのです。
ただ、失敗をしたら人生はどうなるんだろうと考えてみると、今まで頑張ってきたからもし失敗しても自分のスキルが失われるわけじゃないので、何かの形で価値を提供できるだろうという風に思い直しました。

結果がどうなっても、自分のスキルが失われるわけじゃないことにすごく同意します。実際に消防庁を辞める決断をしたときは、どんな心境でしたか。

ドキドキはしましたけど、東京消防庁を辞める決断に関しては後悔はなかったです。
プログラミングと今までの経験を組み合わせれば、社会に新しい価値を提供できると思い、自分でやりたいことをしようと思いました。 辛いことも多かったですが、ただやってみて嬉しいこともたくさんあったんです。何よりも使っていただいている方々から「このサービスを作ってくれてとても助かった」と言われることはとても嬉しかったです。

そうですね。ジーズアカデミーにきて良かったと思う点をお伺いしてもよろしいですか?

ジーズは他のプログラミングスクールとは違って、卒業するまでで終わりじゃなくて、ずっと継続的にコミュニティを大事にしているどころが自分にとってメリットです。児玉さんとか山崎先生の思いがあってそのような場所になったと思うんですが、技術を身につけてお終いじゃなくて、コミュニティを継続的に広げていくところは他と違うどころだと思います。

ジーズアカデミー在学中、もっとこのようにすればよかったと思う点はありますでしょうか?

もっと早くアプリをリリースしたら良かったなと思います。
ユーザーの反応を試すため、実験のためのプロトタイプを作るのが遅くなってしまいました。アウトプットを早めにしたらいいなと思います。
趣味でアプリを作るのは、別に会社に止められないですよね。それだったら、会社をやめないで、並行してアウトプットをするという方法もあります。副業という方法もあるので、友達とか他の方々と一緒に一声かけてやればいいかなと思います。

まずリリースして試した方がいいっていうことですね?

そうです。

防点丸の場合、起業してからアウトプットしたとお聞きしていますが…

そうなんです。(笑)

(!!!)先ほどのお話は、レオさんの体験からお話いただいたものだったんですね。

盛り上がっているインタビュー現場

防点丸がリリースしてから1年経ちましたが、今後のビジネスプランをお聞きしてもいいですか?

利用してくれる方々を増やしていきたいです。そのため、サービスを知ってもらえるようにプロモーション活動を行っていきます。

今後の活躍を楽しみにしております。最後に、0から1を作ろうと頑張っているジーズ生や未来のジーズ生に一言お願いします。

まず頑張ってください(笑)ジーズで0からスタートする方々が多いと思いますが、私も0から始めました。
また、あまり人と比べなくていいかと思います。なぜかというと、ジーズでは起業してすごく大きい会社を作っていく人も多いですが、別に大きくない会社でもいいし、起業しなくてもいいし、エンジニア転職しなくてもいいと思っています。
自分でちゃんとプログラミングが好きで、何かを形にしたくて通われているだけで勇気あることです。自分がやりたいこと、思ったことをプログラミングを通して表現すればいいと思います。

そうですね。頭の中にあるやりたいことやアイデアを実現しようとすること自体が、本当に勇気あることだと思います。

周りに起業した人たちがいっぱいいると私も何かしなきゃいけないと思うかもしれませんけど、自分の幸せは他の人と違うので、ちゃんと考えて楽しくてやって頂ければなと思います。

楽しくやること!大事だと思います。ありがとうございました!

自分の価値観やアイディアでセカイを変えたい!
新しいことにチャレンジしたい!
そんな方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。

【潜入】マッチョ、絵が上手い元消防士がプログラミングを学ぶ。噂の起業家養成学校にはエネルギーが溢れていた。

でも、学ぶ環境って実際どうなん?

働くにしても学ぶにしても環境って大事ですよね。今回はジーズアカデミーの校舎を見てまわって、実際どんな環境でプログラミングを学べるのか調査したいと思います。

その1はこちらから・・・

「ジーズアカデミー福岡」に潜入してみた


ということで、福岡にやってきました。「ジーズアカデミー福岡」に行ってみた


遠かったですが、ここまで来たら乗りかかった船です。期末の仕事は全部ほったらかして、ジーズアカデミー福岡に潜入していきましょう!
 


シャレた美容室かと思ったら、ここが入り口みたいです。確かにジーズアカデミー東京とは雰囲気が違う!
 


ここが「ジーズアカデミー福岡」とシェアオフィス「G’s BASE」ですか。

天井が高いし色味も尖ってるし、めちゃくちゃオシャレですね。取材じゃなかったら恐れ多くて足を踏み入れられないんですが、今日は取材なのでギリ正気を保てています。
 


今回、「ジーズアカデミー福岡」を案内してくださる岡田さんです。
 

岡田

人物紹介:岡田さちさん
大学を卒業後、福岡の地銀系証券会社に入社。2020年に「ジーズアカデミー福岡」週末コースに入学。卒業後、2021年4月にデジタルハリウッド株式会社へ入社し、コミュニティマネージャーとしてクラス運営などに従事。マイブームはGoogle Apps Scriptで会社の業務を自動化すること。無類の酒好きなので片時も離せない。

づや:今日はよろしくお願いします。原宿に続き、オシャレすぎて足が震えています。

岡田:落ち着いてください。

づや:岡田さんはなにをされてる人なんですか?

岡田:わたしはコミュニティマネージャーです。もともと週末DEVコースを受講していた卒業生なので、なんでも聞いてくださいね。

づや:おお、じゃあ受講生の気持ちもわかるんですね。心強い。

づや:なんですかここ、オシャレすぎませんか? エンジニアなんてゴザでも敷いておけば充分ですよ。

岡田:ラボをイメージして作っているんです。ちなみに卒業生はみんな入館カードを持っているので、自由に出入りできます。

づや:あの、お菓子とか飲み物も置かれてるんですが、もしかして……?

岡田:はい! コーヒーやジュースもあるし、ちょっとしたお菓子も食べ放題です。

づや:すごい! ちなみに、なんで福岡に開校したんですか?

岡田:福岡は行政がエンジニアフレンドリーシティを掲げているんですよ。大阪とか他に候補地もあったんですが、エンジニアを応援する流れのある福岡に決まりました。

づや:なるほどー。確かに福岡はIT企業も多いイメージです。


岡田:このボトルとペンはオープニングパーティのノベルティで作ったんです。その後作ってないんで、レア物ですよ。

づや:全部パクって帰ろうかな。

岡田:やめてください。

づや:それにしても、こんなにイケてたら月額料金も高いんじゃ……。

岡田:料金プランは3つあって、1階と2階の席を自由に使える「フリーアドレスデスク」が5,500円。ブースも使える「カスタマイズブース」が11,000円。個室が使える「カスタマイズルーム」は2プランあって66,000円と88,000円です。

づや:つまり月額5,500円から!? 安すぎません?

岡田:そうなんです! 福岡における業界最安値を自負しています。

づや:しかも、ジーズアカデミー卒業生じゃなくても使えるんですよね。すごい。

岡田:でも、誰でも入居できるわけじゃなくて、「スタートアップ×エンジニア」に最適化したコミュニティ作りをするために、テクノロジーに従事している人だけに入居者を制限しているんです。

づや:テクノロジーって言うと、たとえば?

岡田:エンジニアはもちろん、IT系の起業家やデザイナー、最近はアニメーターの方も入居されました。基本的にはテクノロジーに関わる事業をされている方だけに限定して、入居時には審査もしています。

づや:え、審査もあるんですか?

岡田:はい。入居前に必ず内覧をしていただくので、内覧で色々お伺いするか、テキストで今後やりたいことを送ってもらって審査します。

づや:僕、通るかな?

岡田:ノベルティをパクる人はお断りしております。でも、条件を厳しくすることで入居者さんからは喜ばれますね。業種が近い人がいるとお互いに仕事を振ることもできるし、働き方が同じなので静かで集中しやすいみたいです。

づや:すごい! なぜか調理器具が充実していますね(笑)。

岡田:ホットプレートや鍋は「ジーズナイト」としてオフィス内でパーティーをするときに使ったりしてます。

づや:ジーズナイト楽しそうっすね。浮きそうだけど僕も混ざってみたいです。

岡田:ジーズナイトは入居者や卒業生に限らず、誰でも呼んでOKなので大丈夫ですよ! 土地柄なのか、みんなお酒好きですし、単純にわいわいするのが好きな人も多いです。もちろんノンアルの人もいますし


岡田:入居者宛てに郵便物が届いたら、スタッフがメールボックスに振り分けています。バーチャルオフィスとして活用している人には郵便物を週1回転送してますよ。

づや:バーチャルオフィスプランもあるんですね。

岡田:バーチャルオフィスは月11,000円で、1日90分までなら無料で施設を利用することもできます。

づや:太っ腹!

岡田:ここは時間貸ししているミーティングスペースです。オフィスがラボを意識して作られているぶん、部屋の仕切りがないので、こんな感じで空間を区切っています。

づや:なんだこれ……味わったことがない気持ち……。意外と音が遮断されるので、聞かれたくない話をするときにもぴったりかも。

岡田:こっちのスペースはホールで、最大100名を収容できます。今、講義はオンラインとオフラインのハイブリッド形式なんですが、オフラインのときはここで開催されてます。

づや:おお〜広々としてる。配線までオレンジで統一されてるんですね。

岡田:そうなんです。講義で使っていなければ自由に利用可能ですし、時間貸しで貸し切ることもできますよ。

づや:あそこで実際に作業しているのは受講生ですか?

岡田:そうですね、受講生であれば自由に話しかけて大丈夫ですよ。

づや:フリー素材だ。LIGと同じシステムですね。

オンライン可! 学校説明会へ参加!

受講生はなにをしているの?

づや:突然すみません。今ってなにをされてるんですか?

藤村:今は卒業制作中です。もともと書道が好きなので、書道とデジタルを掛け合わせてなにかできないかなって。

づや:書道とデジタル! なんか新しいですね。

藤村:AIで筆跡を解析するプログラムを作ろうと思って、その計画を立てています。

岡田:藤村さんは書道の師範で、新年会ではみんなの書初めの添削をしてくれたんですよ。

づや:すごい、ガチな方じゃないですか! 自分の得意分野を活かすのは絶対いいですね。

づや:突然すみません。なにをされてるんですか?

塩月:僕も卒業制作中です。もともと市役所の職員だったんですが、ここに来て社会人と企業をつなぐマッチングサービスを作りたいと思ってます。イメージとしては、3ヶ月の試用期間で互いにいいなと思ったら正社員になれる「トライアル採用」の場を作れたらなと。

づや:へえ! 確かにそれならミスマッチも減らせますね!

岡田:ちなみに彼、実はマッチョなんですよ。

づや:そんなわけないですよね。元市役所の職員で3ヶ月の試験運用のマッチングサービスを作りたい人間はガリガリだと世間で言われているはずですが?

塩月:一番コンディションが良かったときの写真があるので見せますね……。


ナイスバルクッッッッ!

づや:すご……! 市役所職員からのマッチョからのプログラミング。人生、なにが起こるかわかんないですね……。

づや:突然すみません。今って卒業制作中ですか?

安武:そうですね。スキューバダイビングが趣味なんで、それ関連で開発してます。

づや:スキューバダイビング関連?

安武:ダイビングするとフィッシュウォッチングもできるので、生物の情報を一元化して見られるものが作りたいです。みんなが投稿した写真で「この魚、南下したんだ」ってわかるといいな、と。

づや:なるほど。ちなみに今、僕が机ダイビングしてるのわかりますか? ダイビングしたことないんですけど……。

安武:ダイビング舐めてると後悔しますよ。

G’s BASEの2階はどうなってるの?

岡田:じゃあ2階にも上がってみましょう。

づや:2階はなにがあるんですか?

岡田:個室やブース、シャワーとかがあります!

づや:2階もラボっぽい雰囲気なんですね。

岡田:そうですね。ちなみに、電光掲示板には日本語・英語・中国語・韓国語で「セカイを変えるGEEKになろう」が流れています。ジーズアカデミーのスローガンです。

岡田:ここはシャワールームです。運動のあとにここに来て使う人もいるし、受講生でも夜間にコードを書きたい人は21時から翌日10時まで利用できるので、ここで夜通し作業していくこともあります。

づや:夜通しは人数制限なく、何人でも利用できるんですか?

岡田:先着8名のみ利用可能です! 毎日Facebookの投稿で希望者を募集して、先着コメントで決めるので、人気な時期はめちゃくちゃ争奪戦なんですよ。

づや:じゃあ、岡田さんも受講生のときも?

岡田:もちろん。Facebookに貼り付いて投稿されるのを待ってました。実質24時間コードを書けるので、朝まで書いて出社したこともあります。

づや:ソファーがあるとリラックスできていいですね。

岡田:私も受講生のときはソファーの隅っこでくつろいでコード書いてました。靴脱いで足をあげてたり……。

づや:ほぼ自宅ですね。

岡田:ここはブースです。プリンターも共用部分に置いてあるんですが、専用ブースの人はプリンターを自分で買って置いてる人が多いですね。

づや:椅子がふたつあるんですね。広々としてるけど壁もあって集中できそうです。

岡田:ちなみに二人でブースを使われる入居者さんもいます。その場合は法人カードキー追加で月11,000円です。

づや:ちなみに卒業生は利用料が安くなったりしないんですか?

岡田:卒業生にはプラグインプランがありますよ。「フリーアドレスデスク」とほぼ同じ内容で月3,000円です。唯一、法人登記はできないんですが、お菓子も食べ放題です。

づや:安い! コーヒーとお菓子だけで月3,000円の元が取れそうな……。

岡田:コロナ禍になってから始めたプランなんですが、加入する人がどんどん増えていますね!

学校説明会はこちら!

ジーズアカデミー福岡の卒業生に聞いてみた

実際にジーズアカデミー卒業生でG’s BASEを利用している新嶋さんと伊藤さんにも話を聞いてみることにしました。

niijima

人物紹介:新嶋さん
フルタイム総合LABコース3期として、GGA優勝を経験。卒業後、『株式会社xCura』を設立し、歯科クリニックや医療脱毛クリニックなどの治療中の痛みをVRで和らげる(VRディストラクション)事業を展開。現在、5つのクリニックで試験運用中。趣味はスイーツ巡り。

itou

人物紹介:伊藤さん
週末DEVコース7期生。営業職として新卒入社した地元大手企業から、エンジニアへ転身。現在はブロックチェーン技術の開発を行う『合同会社暗号屋』にてフロントエンドエンジニアとして活躍中。旅行オタク。

ジーズアカデミーに入学した理由

づや:本日はよろしくお願いします! そもそもなんでジーズアカデミーに入学しようと思ったんですか?

新嶋:当時勤めていた会社の取引先の方が、ジーズアカデミー東京のメンターだったんです。そこで存在を知って、仕事を辞めた後にプログラミングに興味が出たとき、ジーズアカデミーに惹かれました。ただプログラミングを学ぶんじゃなくて、プログラミングで起業するのをゴールにしているのがいいな、と。

伊藤:私はエンジニアになる前は普通の営業だったんですが、なぜか入社1年目で社内の新しいDX事業部に異動になったんです。でも、当時はまったく知識がなかったので、勉強しなきゃと思ってジーズアカデミーに入りました。転職する気はなかったんですが、まんまとプログラミングにハマってしまい(笑)。

づや:なるほど、企業じゃなくて新規事業のための受講だったんですね。それがまんまと……受講してみてどうでしたか?

伊藤:最初の授業から楽しかったですし、煽られるのが面白かったですね。いい意味で「自分でやらないと知らないよ?」って雰囲気があるので、やる気を持った人にとっては切磋琢磨できる状況だと思います。毎日ここに来たり、夜中までやってたりしたけど、楽しかったので正直あまり辛い思いはしてないですね。

新嶋:授業で煽られるとやる気に繋がりますよね。あと印象的だったのが、児玉さんに資金調達の相談をしたら「正解を探しに行ってるよね。正解を探しに行くんじゃなくて、自分でしたことを正解にするんだよ」って言われたこと。それが心に残ってます。

づや:うお〜かっこいい。僕も社内で使ってみよ。

入学を検討している人にメッセージ

づや:二人ともジーズアカデミーと出会ってキャリアが変わったと思うんですが、入学を検討している人になにかメッセージはありますか?

新嶋:自分で道を切り開きたい人にはおすすめですね。人生の転機になるし、背中を押してもらえます。あと、人との繋がりができることが魅力的です。G’s BASEの入居者でアメリカ国籍の方がいるんですが、その方もヘルスケア領域の事業をされているので、英語の論文をピックアップしてもらったり、翻訳をしてもらったりしています。そういう繋がりがありがたいですね。

伊藤:私はプログラミングに興味がない人や、やりたいことが見つからない人も来ていいと思います。やりたいことを見つけたいなら何かしらのアクションを起こすべきだし、そういう人がジーズアカデミーの広告にたどり着けばれいいですよね。プログラミングに限らず、何かしら今を変えたい人。私は人生が変わりました(笑)

ジーズアカデミーで人生が変わる


東京、福岡といろんな人に話を聞いてきましたが、みなさんとにかく熱意がすごい! 目標に向かってそれぞれモチベーション高く進んでいるのがよくわかりました。

「人生が変わった」は決して大げさではなく、マジのマジなんですよね。

今回、2つの施設を見てきましたが、それぞれテイストが違うものの働きやすさはピカイチでした。卒業後に通い詰めたくなるのも納得です。ジーズアカデミーのここがすごい

快適な環境でプログラミングを学びたい方、自分でプロダクトを作りたい方、とにかく人生を変えたい方は一度説明会に行ってみてはいかがでしょうか?

学校説明会はこちらから

こんにちは!G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの大沢です。

卒業生インタビュー_vol.3は、2期卒業生の岡崎 泰治さん。
入学時は公務員として働きながらG’s ACADEMY UNIT_SAPPOROでプログラミングを学んでいた岡崎さん。入学してから卒業するまで、そして現在のリアルな声をお伺いするインタビューを行いました!

G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO 2期卒業生
岡崎 泰治(おかざき やすはる)さん 35歳
2012年3月に札幌市役所に入庁。2021年2月に’s ACADEMY UNIT_SAPPOROに入学し、半年間プログラミングを学び、念願の「釣り人向けの釣果共有アプリ」を卒業制作で作成。
2022年4月にエンジニアへ転職、現在AIエンジニアとして修行中。

G’s ACADEMYを知ったきっかけと受講しようと思った理由を教えてください。

もともとプログラミングに興味があり、いろいろプログラミングスクールを探しているところで目に入ったネット広告がきっかけでした。4校くらい調べた中で内容が濃く感じたのがG’sでした。
また、受講当時は公務員だったのですが、同じ市職員の方が先にG’sに参加されていて、その方の感想だったりインタビューを見て興味を持った感じです。

受講中はすごく凝った課題を毎回提出していましたが(G’s ACADEMYでは毎週課題が出る)、受講中はどんなペースでプログラミングに向き合ってましたか?

仕事をしながらでしたので、平日は出勤前に朝早く起きて1~2時間、仕事が終わって帰ってからは寝るまでの時間を全てプログラミングにつぎ込むという感じでした。あと週末はずっと課題作成にあててましたね。
半年間という決められた期間でしたので、せっかくなら全ての時間をつぎ込んでみようと、食事や就寝以外の時間はほとんどプログラミングに時間を使っていた気がします。

受講する中で一番印象に残っていることは?

入学して一番最初の課題(1ページWebサイトを1週間でコーディングする)です。何も知識がない状態で入学して、最初に出された課題がわけがわからな過ぎて(笑)
G’s ACADEMYに入学された方は共感してくれる気がしますが、プログラミング未経験者が取り組む課題としては、なかなかハードだったので記憶に残っています。

G’s ACADEMYでは後半3か月で卒業制作を作成しますが、卒業制作では、どんなプロダクトをつくりましたか?

自分の趣味である釣り人向けの釣果共有アプリを作成しました。
釣り場で撮影した魚の写真をアップロードすると、その写真から位置情報やその場所の気象情報を抜き出してきて、自動でデータベースとして記録でき、その情報を仲間で共有できたり自分の釣果記録として管理できるようなアプリです。
G’s ACADEMYで教わった技術範囲にとどまらず、自分の興味のある分野の技術にチャレンジするところにこだわりました。

どの辺の技術分野に興味がありましたか?

機械学習やデータ解析に興味があって、そこにチャレンジしてみたいと思っていました。
G’s ACADEMYでは、卒業制作期間に入るまでにWebアプリケーションを作るために必要な基礎範囲を一通り学べます。 それを発展させていくと、できることが増えていくので、卒業制作期間は授業で学ばないPythonなどの新しい技術にチャレンジしました。

ジーズアカデミーでは卒業制作期間にメンターが付きますが、メンターとはどんなお話をしましたか?

技術的なアドバイスを受けるというよりは、自分がこんなものをいつまでに作りたいというモノを決めておいて、アプリ作成の進捗情報を定期的に報告させていただいて、ペースメイクをするというのがメインでした。
そのときどきで感想や意見をもらっていました。

GGAにも登壇されましたね。

自分が作ったアプリを実際に企業や投資家の方々に発信するという、なかなかできない経験を体験し、ちょっとだけスティーブ・ジョブズやイーロンマスクの気持ちが分かったような気がしました(笑)

GGAの登壇が転職のきっかけになったそうですね。

大変運がよかったと思うのですが、GGAの後に複数の企業様からお声がけをいただくことができました。その中の一社で、自分がチャレンジしたいと思っていた分野の会社さんがあり、そちらにお世話になることになりました。なので、転職活動らしい転職活動はしていません。 強いて言えば、卒業制作と、GGAの発表を頑張ったことが今に繋がっています。

いつ頃から転職を考え始めましたか?

最初は転職は考えていませんでした。自分としては、趣味の釣りのためにどうしても欲しいサービスがあり、それを自分の手で作り上げたいということしか考えてませんでした。
転職を考えるようになったのは、卒業制作作成期間中です。実際にアプリを作成する中で、 自分が作りたいサービスを実現するにはAIやQGIS、リモートセンシングなど、まだまだ勉強しなくてはいけない分野があることを実感 し、転職をすることでそれらの分野を実践で学びたいと考えるようになりました。

今はどんな仕事をしていますか?

今携わっているのは画像解析をすることで様々な社会の課題を解決していこうということに取り組んでいます。

実際IT業界で働いてみていかがですか?

最初は本当に学ぶことが多いなという印象です。全然自分が経験がないことも、やっぱり仕事で触る以上は勉強しなくてはならなくて、しかも

常に新しい技術がどんどん出てくる分野なので、毎日勉強だなという風に思って取り組んでます。
今お世話になっている会社の社風もあると思いますが、自分の気質や性格にはとてもあっていると思っています。お客さんの要望に応じて、これまで触ったことのない技術について色々調べ、自分で実際に手を動かして動くものを作っていくという過程はとても面白いです。

お仕事はフルリモートだそうですね。

話す能力が落ちてるんじゃないかと思うくらい、人と話す機会が本当に減りました(笑)
ただ、何かひとつのことに集中して取り組むというのが気質的に向いてるので、フルリモートで目の前の仕事に集中して取り組む事ができる環境はありがたいと思ってます。

これからG’s ACADEMYに入る方に、アドバイスがあれば

最初はやっぱりわからないことばかりでしんどいと思うんですけど、プログラミングって誰でもあきらめずに続けていくと、どんどんできるようになっていくものだと思いますので、めげずに頑張ってほしいなと思います。
G’s ACADEMYで出される課題は、本当にプログラミングができるようになるために必要な要素が全て詰まってる課題だと思います。
課題をこなす中で自分に興味がある技術分野の本だったりドキュメントだったりを読む練習をしておくと、エンジニアの世界にいったときにその経験をしておいて良かったと思うことが多くなると思うので、そういったところを意識して取り組まれるといいと思います。

一緒に学んだ同期とは、卒業後もやり取りされてますか?

定期的に連絡をとって現在の情報を共有したりしてますね。
みなさんそれぞれいろんな職種の方がいらっしゃるので、普段では聞けない話を聞けたり、プログラミングという枠にとらわれないで新しい人脈が増えるという意味でも、 G’s ACADEMYはリアルに集まって助け合いながらプログラミングに取り組むという学校なので、そういった人との繋がりが得られる というのも価値があることだなと思います。

他期とのつながりはありますか?

卒業した後もチューターとしてG’s ACADEMYに携わらせていただいたりという機会もあって、1期から4期までそれぞれと繋がりを持つことができて、どんな事に取り組んでいるのかなど、ほかの方から学べる機会もあって刺激的な環境だと思ってます。
自分以外の誰かに教えるというのは、大変な面もあるんですけど、それだけ自分に帰ってくる 面もあるので、機会があれば、ほかの方にもぜひ経験してほしいなと思います。

今後の目標をおしえてください

短期的な目標としては、AIエンジニアとして経験を積んで技術を身に着けて、AI技術の社会実装の現場で色々な課題を解決するお役に立てるようになることです。
長期目標としては、元々自分が作りたかったサービス、卒業制作で作ってきたものをより一層ブラッシュアップして、世に出せるものとして形にすることですね。


岡崎さん、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
今後、ますますエンジニアとして活躍し、作りたかったサービスが世に出る日を楽しみにしています!
また、これからもG’s ACADEMY UNIT_SAPPOROへのサポートも期待しています!



G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROは、現在5期(10月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

【潜入】マッチョ、絵が上手い元消防士がプログラミングを学ぶ。噂の起業家養成学校にはエネルギーが溢れていた。

みなさん、こんにちは。

家出した中学生じゃないです。LIGでCTOをやっているづやです。

今日は、起業家・エンジニア養成学校の「ジーズアカデミー東京」の原宿校舎にやってきました。原宿なんて滅多に来ないので、こうして身を潜めています。「ジーズアカデミー」とは授業料後払いの起業家・エンジニア養成育成学校。未経験者がプログラミングの基礎からオリジナルWebプロダクトを創り切るまで、徹底的にモノづくりに没頭できるカリキュラムと環境を提供している。6ヶ月でエンジニア・起業家を目指す「週末集中DEVコース」とエンジニアの基礎から最先端の技術までじっくり学べる「フルタイム総合LABコース」の2つのコースから選べる。

実は、ジーズアカデミーの実態に迫る記事はこれで3本目。

これまでは卒業生や受講生に話を聞いて、ジーズアカデミーがいかにハードな起業家・エンジニア養成育成学校なのかを深掘りしてきました。

みなさんの話を聞いて、めちゃくちゃ大変だけど身になることはわかりました。カリキュラムが相当よく練られているのでしょう。

でも、学ぶ環境って実際どうなん?

働くにしても学ぶにしても環境って大事ですよね。今回はジーズアカデミーの校舎を見てまわって、実際どんな環境でプログラミングを学べるのか調査したいと思います。

「ジーズアカデミー東京」に潜入してみた

今回「ジーズアカデミー東京」を案内してくれたのは、マーケッターの大堀さんです。写真は好きなマンガ『鋼の錬金術師』のポーズらしいですが、こんなポーズがあったかどうかは謎です。

takeda

物紹介:大堀貴洋さん

2週末DEVコースのクラス担任として多くの卒業生を見届けてきた「ジーズアカデミー東京」のマーケッター。高校弓道に特化したYouTubeチャンネルを個人で運用中。

づや:本日はどうぞよろしくお願いします。 そもそも、なんで原宿に開校したんですか?

大堀:もともとは表参道だったんですが、ジーズアカデミーは卒業生が気楽に来られる場所なので、卒業生が1,200人を超えたあたりから「今のキャパじゃ厳しいよね」となりまして。

づや:1,200人! めちゃめちゃ輩出してる。

大堀:それで、ちょうどこの施設のオーナーとご縁があったのと、原宿はカウンターカルチャーが生まれる場所としてジーズの世界観にも合っていたので、2020年に現在の校舎へリニューアル移転しました。

づや:確かに文化の発祥地みたいなイメージはあります。それにしてもオシャレな空間ですね。

大堀:そうですね、高級感のある落ち着いた雰囲気を出しつつ、床は荒削り感のあるデザインにして、社会を変えるような挑戦をする精神を表現しています。

づや:高級感と荒削り感って共生できるんだ……。

ジーズアカデミーに向いてるのはどんな人?

大堀:一部ではありますが、こちらのボードは卒業生が起業した会社なんです。建設現場の作業員の手配に使うアプリを開発したり、バーチャルウィンドウやプロジェクションマッピングに特化した事業だったり、さまざまです。

づや:お〜多くの起業家が生まれていますね……! ジーズアカデミーってやっぱり起業したくて入学する方が多いですか?

大堀:大きく分けて、起業を目指す方、エンジニアへの転職を目指す方、社内で新規事業を目指す方の3パターンがコアですね。自分でプロダクトを作りたいとか自分で技術を身につけたい人が多いです。

づや:なるほど、そうなると若い方が多い……?

大堀:確かに多いのは20代後半から30代半ばですが、全体的に見ると20〜50代まで幅広いです。特に週末集中DEVコースはバラバラで、50代以上の方も1割以上いらっしゃいますね。最年長は65歳です。

づや:65歳! 年齢に関係なく挑戦的な人たちが集まるんですね!

大堀:そうですね、みなさん共通して想いが強く、「こういうプロダクトが作りたい」「こういう業界で活躍するエンジニアになりたい」といった目標を持って入られる方が多いです。

最後の2ヶ月はメンターがサポートしてくれる


取材当日に学習スペースにいたジーズアカデミーの受講生と卒業生。落ち着いた環境で作業に取り組めそう……!

づや:卒業してからもジーズアカデミーに来る人が多いんですね。

大堀:講義をサポートするチューターさんは基本的に卒業生ですね。あとは講義とは別で、各自のプロダクト案を相談し合う「企画壁打ち会」を開催することがあるので、そこに卒業生に来てもらうこともありますね。

づや:なるほど、それは繋がりが増えそう。ちなみに講義ってどんな流れなんですか?

大堀:「週末集中DEVコース」で説明すると、全体6ヶ月のうち前半約4か月はHTMLやCSS、JavaScript、PHPなどそれぞれのプログラミング言語を講義と課題に向き合いながら基礎から学習します。プログラミングの基礎を学んだ後は、企画書を事務局に提出してもらい、メンターが付いて卒業開発期間に入ります。

づや:メンターって自動で割り振られるんですか?

大堀:いえ、メンターはマッチング制ですね。ジーズアカデミー東京にはメンターが20人ほどいらっしゃるので、受講生に第3希望まで出してもらっています。メンターが志望動機や企画書を見て、「この受講生に協力したい!」と思ってもらえればマッチング成立し、繋いでいく流れなんです。

づや:希望通りにいかないこともあるんですね……。

大堀:良いプロダクトを生み出すためには、受講生とメンターさん双方の熱意がとても重要なので、このような仕組みを採用しています。でも、本気度が伝われば受け入れてくれるメンターさんも多いですしそんなに気を張らなくても大丈夫ですよ(笑)。

卒業生はどんな事業をしているの?

渡辺

人物紹介:渡邊さん

週末DEVコース2期生。『株式会社FireTech』CEO。防火対象物点検の報告書をクラウド化するサービス『防点丸』を展開。34歳まではボクシング選手として東京チャンピオンや全日本ランキング3位などの成績を残していたすごい人!!!

づや:よろしくお願いします! 渡邊さんはどうしてジーズアカデミーに入学されたんですか?

渡邊:ボクシングを引退した後、東京消防庁の消防士として14年ほど勤務していたんですが、消防業務になかなかデジタル化が進まず、ずっと非効率な現状を見てきました。そんな中で、自分のこれまでの経験や知識とプログラミングを掛け合わせれば、消防職員を続けて最終的に救える総人数よりも、救える人が増えるんじゃないかと思ったんです。

づや:渡邊さん……カッコ良すぎますね……。

渡邊:それをジーズアカデミー創業者の児玉さんに相談したら、「おもしろい! 一緒にやろう!」と言ってくれて入学に至ったんです。

づや:消防隊員だったからこそわかるリアルな課題を解決する、まさに社会を変える事業ですね……!

大堀:ちなみに渡邊さんは絵もめちゃくちゃ上手いんです。

づや:そんなわけないですよね。ボクシングで東京都チャンピオンの元消防士兼CEOの人間は絵が下手だと世間で言われているはずですが?

渡邊:ちょっと、そのペルソナ、私だけでしょ(笑)。コチラです。

うっっっま!!!

づや:ちょっと! 絵も上手なんですか!

渡邊:もともとは手塚治虫に憧れて漫画家になりたかったんですよね。

づや:ちょっと情報量が多すぎて……ヤンマガの主人公かなにかですか?

ジーズアカデミーについてもっと知る

第23期の懇親会に潜入してみた


ちょうど今日は週末集中DEVコース第23期の懇親会をやってるみたいです。
 


23期の皆さんは、先週末に入学式を終えたばかりの新入生。今日が初めて対面で顔合わせらしいです。

全員ド緊張していて、きっと会場は静まり返っていることでしょう。ちょっと覗いてみましょうか。
 


ガヤガヤッ


ガヤガヤガヤッ

めっちゃ盛り上がってました。

4人ぐらいのグループに分かれて自己紹介をしているようです。みんな初対面のはずなのに自由闊達なコミュニケーションを繰り広げています。

ジーズアカデミー東京の受講生に本音を聞いてみた


なんとかして輪の中に入れてもらうことに成功し、話を聞いてみることにしました。フリーライターをしている蓑島さん(左)と、人材ビジネスの営業をしている稲垣さん(右)です。

どうしてジーズアカデミーに入学したのか、根掘り葉掘り聞いていこうと思います。

づや:よろしくお願いします! ジーズアカデミーに入学したきっかけってなんですか?

蓑島:ライターの仕事ってアナログだなと思っていて、コンテンツ作り全体の流れを見直せば効率化できるポイントがあるんじゃないかと考えたのがきっかけです。いつか開発を外注するにしても知識が必要なので、自分で簡単なものは作れるようにならないとな、と。

稲垣:僕は新しく自分で新規事業を立ち上げたかったんですが、自分のやりたいことと会社の事業とのシナジーを考えるとうまく折り合わず。自分で作るしかないなと思って調べた結果、ジーズアカデミーに辿り着きました。起業家目線もプログラミングも学べるという二軸なのがすごいですよね。

蓑島:確かにそうですね。プログラミングするだけなら独学でもいいかなと思ったのと、集まっている人たちがコミュニティとして魅力的なのでジーズアカデミーを選びました。

稲垣:あと、卒業生がめちゃくちゃすごいなと。卒業生が作った会社に株式会社助太刀があるんですが、僕の父親がまさにそのサービスのユーザーだったんです。本当にビジネスをスケールしたい人が集まってるんだなと思って魅力を感じました。

づや:ジーズアカデミーは入学時に試験があるんですよね。論理的思考力をテストする「IQ試験」プレゼン形式でアイデアをテストする「IDEA試験」のどちらかを選べるそうですが、二人はどちらを選んだのですか?

蓑島:私は「IDEA試験」ですね。当時は忙しかったのでほぼ一夜漬けみたいな形で、プレゼン資料を作って時間内に喋れるように練習をして。

稲垣:僕も「IDEA試験」です。僕はプレゼン資料を13ページぐらい作ってめっちゃ準備しましたね。でも、試験があるぶん、入学へのモチベーションが上がりました。

づや:二人とも試験に合格して、今日の懇親会はどうでしたか?

蓑島:みなさんやっぱり社交的だし、面白いものを全員が持っていて、こんなに刺激があっていいのかな? というぐらい(笑)。

稲垣:やっぱり自分で起業されてたり、スタートアップで役員されてたり、なにかやりたいことがあってプログラミングを学ぶ必要性に迫られた人たちが来てるんだなって再確認しました。

づや:これからの講座で楽しみにしていることはなんですか?

蓑島:みなさん個性を出してくると思うので、なにを作ってくるのかめちゃくちゃ楽しみにしています。ただ、私は締め切りが苦手なライターなので課題を出せるかどうかが不安なんですが(笑)。

稲垣:自分が独学でやっていたときはなかなか進まなかったんですが、この環境であればなにかしら形にできるんだろうなというのが楽しみですね。この環境をフルで活かしきるために頑張らなくちゃいけないなと思います。

それで、結局ほんとにプログラミングはできるようになるの?


大堀:どうでしたか? ジーズアカデミー東京は。

づや:なんかすごい熱気というか、受講生からも卒業生からもエネルギーを感じました。

大堀:本当にそうなんです。本当にエネルギーが溢れている人たちが集まっているんですよ。

づや:それで……実際にプログラミングはできるようになるんですか?

大堀:なります!

づや:おお……。

大堀:もちろんハードですが(笑)。簡単に卒業できない学校ではあるんですけど、それでも夢や想いを持ってる方に関しては、どんなキャリアや経歴でも挑戦してきてほしいですね。

ジーズアカデミーの 説明会へ!

卒業生にサポートはあるの?

づや:ちなみに起業した場合、ジーズアカデミーから何かしらのサポートを受けられたりするんですか?

大堀:はい。ジーズアカデミー福岡には「G’s BASE」というシェアオフィスが併設されているので、そこをお得に利用できます。

づや:福岡! さすがに遠いな〜。

大堀:そうですよね。でも東京とはまた違った雰囲気で楽しいですよ。

づや:なるほど……。

その2「福岡編」へ続く…

ジーズアカデミーで人生が変わる


東京、福岡といろんな人に話を聞いてきましたが、みなさんとにかく熱意がすごい! 目標に向かってそれぞれモチベーション高く進んでいるのがよくわかりました。

「人生が変わった」は決して大げさではなく、マジのマジなんですよね。

今回、2つの施設を見てきましたが、それぞれテイストが違うものの働きやすさはピカイチでした。卒業後に通い詰めたくなるのも納得です。ジーズアカデミーのここがすごい

快適な環境でプログラミングを学びたい方、自分でプロダクトを作りたい方、とにかく人生を変えたい方は一度説明会に行ってみてはいかがでしょうか?

学校説明会はこちらから

皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口です!
ユニット山口では引き続き10月期生(第3期生)を募集しています!

10月の開校まで残すところあと約2か月となりました!
ユニット山口では10月生募集に向け個別相談会校舎見学会を行います!

「ジーズアカデミー ユニット山口ってどういうところ?」、「未経験な自分でもついていけるのだろうか・・・?」、「入学試験って何をするの?」、「仕事をしながら学習して、プロダクト・アプリ開発できるのだろうか?」様々な疑問があるかもしれません。

そんな様々な疑問に回答します!
こちらの個別相談会、校舎見学会では

〇入学を検討されている方とスタッフとのマンツーマンでの個別相談
〇1期卒業生を交えた個別相談(日時による)
〇ユニット山口校舎(コワーキングスペース、授業スペース)の見学、ご案内

を行います!

▲ 校舎見学お申込み(ご予約)ボタン

お申込みは下記リンクの予約フォームにある「説明会の希望日時」の項目より「個別相談会」をお選びください!

校舎見学をご希望される方は全国合同説明会または個別相談会を予約された後、下部に「校舎見学会お申込み」ボタンが表示されますのでこちらのボタンからお申込みください!
皆様のご予約お待ちしております!

▽全国合同説明会お申込みフォーム▽

全国合同説明会 ▶

※既に入学の意思が高い方や入学試験を受けられる方は全国合同説明会へお申込みください!全国合同説明会に参加しアンケートにご回答いただかないと受験ができませんのでご注意を。

8月27日(土)にユニット山口・札幌の合同トークセッションイベント「地元企業の後継者×エンジニアが起こす新たな未来」~後継ぎがプログラミングを学ぶべき3つの理由~を開催します!
入学を検討されている方、企業の方ぜひご参加ください!

▽8月27日(土)「地元企業の後継者×エンジニアが起こす新たな未来」お申込みリンク▽

お申込みはこちら ▶

こんにちは、G’sスタッフ梅川です。

この度、2022年4月に入学されたフルタイム総合LABコース13期生の「チーム開発」発表が行われました。

ほとんどの人が未経験からプログラミングを学んで3か月弱の中、4~5名でチーム開発に挑みます。

開発期間は10日。入学してからは、ずっと個人で課題のプロダクト制作に取り組んできているため、チームで1つのプロダクトを作るのは、これが初めてです。

発表会当日、ラストスパートをかける受講生たち。
発表に備えて小道具を用意するチームもいました。

完成したプロダクトを、最後は受講生全員と講師・チューターの前でプレゼンし、「技術点」「サービス点」をそれぞれ投票して順位をつけます。

それでは、順位順に発表されたプロダクトを見ていきましょう!


第5位
チーム名:Decade
プロダクト名:Decades
プロダクト概要:健康を維持するのに大切なことといえば、食事、睡眠、運動です。これらを維持するのに役立つアプリです。具体的には、食事の管理ページ、仲間とともに運動や食事の目標を立ててシェアしたりコメントする機能を実装しています。

チームリーダーコメント

自分自身の体調不良もあり、限られた期間とリソースの中で、優先順位をつけながらスケジュール管理をするのが大変でした。また、チーム開発ならではの技術的、思考的な難しさもありましたが、メンバーとはめっちゃ仲良くなり、「みんなでなら、遠くまで行ける!」を感じられたのが良かったです。最終的に、それぞれの個性が発揮されて、全員が同じく必要なピースとなって作品を作り上げることができました。

 

チームリーダープロフィール

・年齢:43歳
・経歴/業界:飲食業界の零細企業で、教えてくれる上司・先輩のいないデジタル担当(すべて独学)
・目標:飲食業界の働き方をかえるような、DX化を進めるサービスを提供したい!

第4位
チーム名:Kenta-and-pleasant-friends
プロダクト名:レンタル家族
プロダクト概要:「兄弟/姉妹が欲しい」「温かい家族のいる体験がしたい」といった、家族にまつわる願望を、3D空間で架空の家族を演じることで、満たしていくプロダクトです。一人暮らしにもおすすめ。


チームリーダーコメント

誰もやっていないこと、チーム開発でしかできないことをやろうと思っていました。そこでチームメンバーの誰も触れたことがないUnityに挑戦しました。Unityの習得もそうですが、特にGithubと連携するのが大変でしたね。クラスで受けたGithubの内容ではカバーしきれなかったので、チームで解決していきました。完成まで逆算してスケジュールを立て、全員で共有して進行していったのですが、初見から作業を割り振ったり、メンバーと接しながら進めるのは初めてでとても為になりました。

 

チームリーダープロフィール

・年齢:31歳
・経歴:金融
・目標:年内に、構想している事業のサンプルプロダクトを作り上げる

第3位
チーム名:アナボリック〜Anabolic〜
プロダクト名:アナボリック〜Anabolic〜
プロダクト概要:日々不足している想像力(イマジネーション)を鍛えるためのプロダクトです。二つの画像を組み合わせてテーマに合ったものが出来上がるよう、どんな画像を組み合わせればよいのか考え、想像力を養っていきます。

チームリーダーコメント

企画を定めるところが大変でした。最初は一人ひとりの意見を聞いて考えていたのですが、どれも今自分たちができる技術の枠内で考えてしまっていたんです。そこで、「やりたいこと」をベースにアイデアを出してもらうことにしました。その中の意見をみんなで深掘りしていって、どうやったらできるかのアイデアを積み重ねて完成しました。 私は仕事で人をまとめるという経験をしたことがなかったのですが、メンバーに事業企画の経験者がいたので、その人のディスカッションの進め方が非常にためになりました。

 

チームリーダープロフィール

・年齢:29歳
・経歴:webサイト制作
・目標:就職、ジムにまつわるアプリを作りたい

第2位
チーム名:スイミー
プロダクト名:コエミルのーと
プロダクト概要:高齢者・家族・デイケアサービス事業者をコエ(音声)とミル(文章、グラフ、介護)でつなぐ新しい形の連絡帳です。高齢者にボイス日記をつけてもらい、言いよどみなどを分析することで不調を察知し、適切な支援につなげます。

チームリーダーコメント

制作するプロダクトを決めるのが一番大変でした。他のチームでは、「特定の技術を使いたい」「こんなサービスを創りたい」等の理由から決めていました。ただ、自分たちのチームには、明確に「これが作りたい!」という考えの方がいなかったため、私が得意な領域の中で、各メンバーも関心があるプロダクトを作ることにしました。制作中は、メンバーがそれぞれ得意領域を発揮してくれたので、互いからの学びがありました。

 

チームリーダープロフィール

・年齢:26歳
・経歴:金融メディア
・目標:web3.0関連で起業

第1位
チーム名:Can男
プロダクト名:KAO GAME
プロダクト概要:お題に合った表情をシェアするSNSです。「飼い猫に逃げられた顔」などお題に沿った表情で写真を撮ります。それを投稿すると、いいねをもらうことができます。同じお題で投稿した写真にランキングがつけられます。他のSNSにシェアすることも可能です。

チームリーダーコメント

技術的な挑戦をしました。フロントエンドはFlutter、サーバサイドはpythonと、講義では扱っていない言語を使っています。苦労しましたが、progate、Youtube、公式ドキュメントを読み込み、どうにか乗り越えることができました。開発環境の構築などチーム開発ならではの大変さもありましたが、一方で、チームの雰囲気はとてもよかったです。Slackで報告があれば、神スタンプを付けるなどお互いを支え合っていました。また、新しい言語に取り組んだことで、1つの言語を知っていれば、他の言語も挑戦しやすいことを身をもって知ることができ、成長を実感しています。

 

チームリーダープロフィール

・年齢:26歳
・経歴:商社
・目標:起業


どれも面白く、あっという間に発表の時間が終わってしまいました。

実は、チーム開発以前に、JavaScpiptを学び終えたら、各々が好きな制作物を発表するJavaScpipt選手権、PHPが終わったらPHP選手権と、個人が制作し発表をする場がありました。

しかし、今回は言語の指定も無く、複数人での開発をどう進めていけばよいのか、右も左もわからない状態から開発期間がスタートしました。新しい言語に挑戦したり、共通の課題を見出して企画にしたり、チームによって取り組み方は様々でしたが、どのチームもしっかりとプロダクトを作り上げ、発表まで漕ぎつけました。

以前、卒業生の方が、「G’s ACADEMYは私にとって『みんなで一緒に遠くに行ける場所』です。」と表現していましたが、まさに、その意味を感じられた10日間だったのではないでしょうか。

この次は、各々の卒業制作プロダクトに応じて、好きに講義を選択するDEPLOYPHASEに入ります。

次はどんなプロダクトが誕生し、ひいてはセカイに飛び立っていくのでしょうか……。次回はGGAでピッチする姿を見れるのが楽しみです!

カリキュラム内容や、その他の課題の内容について詳しく知りたい方は、学校説明会にてお伝えしていますので、ぜひご参加ください。

G’s ACADEMYでは現在、 フルタイム総合LABコースと週末集中DEVコースの受講生を募集中。モノづくりに熱中したい、ゼロからプロダクトを生み出したい方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。

 

こんにちは!ジーズアカデミースタッフのかっしーです。 今回はフルタイムLABコース12期を卒業し、現在は株式会社Be-connでCEOをしている廣田諒さんにお話を伺ってきました!

海を愛するアツい男…何事にも全力で突き進む姿に、きっと皆さんも背中を押してもらえるのではないでしょうか。必読です!

2022年の4月にジーズアカデミーを卒業した後、現在はどのようなお仕事をしてるんですか?

ジーズアカデミーで出会った同期と一緒に、モバイルアプリBe-connの企画、運営、開発をメインでやっています。
あとは、今年の4月に会社を設立したばかりなので、経営に関する業務にも日々取り組んでいます。

一緒に起業をした同期の間部雄斗さん(左)と廣田諒さん(右)
2022年7月1日にリリースされたモバイルアプリ「Be-conn」

同期の方と一緒に起業をされたんですね!

そうです!もともと起業するなら一人でやるより何人かでやりたいという気持ちがありました。一人じゃかなりしんどい部分がたくさんありますが、一緒に助け合いながら進めています。

そうなんですね…。起業することは以前から検討していたんですか?

うーん、意識するようになったのは前職時代ですかね。仕事はやっぱり人生の中で大きな時間を占めますから、どうせなら自分の好きな領域で時間を費やしたいという思いが生まれたんです。そこで、最初は転職を考えていたのですが、自分のビジョンにピッタリと合うところがなくて。「それじゃあ自分で作るか」と思って、起業を考えるようになりました(笑)

行動力やばいっすね(笑) ちなみに、どんなビジョンで転職先を探していたんですか?

今の会社で掲げているビジョンそのままなんですけど「楽しくて、美しい海を拡げる」っていうビジョンです!
自分は大学1年の頃からライフセーバーをやってて、海が大好きで。そんな大好きな海と人が持続可能な関係性を築くための架け橋になりたいなぁと考えていました。

ライフセーバーをしている廣田さん

その中でジーズアカデミーと出会って、入学された経緯を伺ってもいいですか?

ジーズアカデミーを知ったのは、知人が福岡校に通っていたからです。自分は「海×デジタル」の分野で、自分のビジョンを達成するようなプロダクトやサービスを作りたかったのですが、自分にはプログラミングの力が一切なかったので、力をつけたいと思い、フルタイムLABコースへの入学を決意しました。

起業の準備をしながらフルタイムLABコースへ通われたのですね…大変なことや苦しかったことはなかったですか?

めちゃくちゃ大変でしたね(笑) でも本当にジーズアカデミーのフルタイムLABコースはみっちりとやってくれた感がありました。開発の時間と起業準備の時間のバランスを取るのが大変でしたが、やって良かったと心から思っています。

相当大変なスケジュールだったんですね…具体的にどんなスケジュールで生活されていたんですか?

基本は朝10時に起きてPCを開いて、授業の予習復習をしていました。そこから講義を受けて、休憩時間に起業に向けて申請書類などを準備して…。また講義を受けて、夜終わったらまた起業準備をして…っていう生活をしていました(笑)

ハードだ…寝れない時もあったんじゃないですか?

正直ありましたね(笑)

最後まで続けることができた秘訣とかって何かありますか?

リフレッシュすることは大切だと思います。やっぱり海が好きなので、リフレッシュしたい時は朝6:30ごろに起きて、近くの海に入りに行って、終わって講義を受けてました!

体力すごいですね(笑)
そんなハードな中でジーズアカデミーを続けることができた理由って何かあるんですか?

やっぱりジーズのコミュニティの質の高さですかね。講義でわからないことがあっても、仲間と助け合うことで学習スピードを上げながら進めることができました。
あと、ビジネスに関しても経験豊富な人たちがたくさんいるので、助言をいただいたり、応援していただいたりして。この強いコミュニティこそが、ジーズアカデミーに入って自分が得た1番のメリットだと思います。

確かに、ジーズの人はGIVEの精神の人で溢れていますもんね。他にジーズに入って良かったなぁと思う点はありますか?

やっぱり一緒にビジネスをやっていく仲間と出会えたことですね。自分のビジョンに共感してくれて、一緒に進んでいくことができる仲間と出会えたのは大きかったです。 あとは、何か問題に直面した時に、検索する能力というか、自分で解決する力が身についたのも大きいです。

ジーズアカデミーで共同創業者の間部さんとのツーショット。素敵な笑顔!

素敵story…お二人が思い描く今後の事業の展望をお聞きしてもいいですか?

先程もお伝えした通り、自分はライフセーバーをしていたこともあって海が大好きなのでよく海に行くのですが、最近は砂浜が少しずつ減ってきていることを痛感しています。海岸侵食の問題にも強く課題感を感じているので、人と海が長く共存していけるようなきっかけを作っていきたいと考えています。

具体的にお伺いしてもよろしいですか?

沿岸の変化を数値化することによってモニタリングしていく、新しい手法を作ろうと思っています。そのための第一歩として、マリンレジャーを楽しむ人に対してモバイルアプリBe-connを開発しました。
これにより、全国の沿岸情報を蓄積できるプラットフォームとしての役割を果たしていくとともに、マリンレジャーをより楽しむためのツールとしても貢献していきたいと考えています!

僕も地元が海のある町なので、人と海が長く共存していける世界になることを心待ちにしています!
それでは最後に、未来のジーズアカデミーの受講生に向けて一言いただいてもいいですか?

とにかく、諦めずに突き進んでください!
自分のやりたいことを押し通せるしつこさ、粘り強さを持って、楽しく前向きに取り組んでいって欲しいなと思います!

突き進んでこられたからこその説得力!廣田さん、ありがとうございました!

ありがとうございました!






叶えたいビジョンに向かって突き進む、最高にアツい卒業生のご紹介でした!



セカイを変えるために熱くなれるコミュニティを持ったジーズアカデミー。
ご興味をお持ちいただいた方はぜひ学校説明会へお越しください!

 

皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のスタッフ中野です!
ジーズアカデミー ユニット山口卒業生にジーズアカデミーについて色々インタビューしました!

インタビューの2人目は、GGA(グローバル・ギーク・オーディション)に見事出場!企業や投資家、ジーズ関係者からプロダクトを高く評価され、現在は起業に向け準備を進められているユニット山口 DEVコース1期卒業生の白石さんです!

GGA(グローバル・ギーク・オーディション)

ジーズアカデミーのデモデー「GLOBAL GEEK AUDITION」。 GGAは、ジーズアカデミー卒業生が6か月間の学びを経て作り上げた プロダクト発表の場であると同時に、投資先スタートアップを探すVC・投資家や、 エンジニア採用をする採用担当者、ビジネスアライアンス担当者とのマッチングの場

目次

▶︎ インタビュー者紹介

▶︎ お仕事、入学のきっかけ

▶︎ 学習について

▶︎ 卒業制作について

▶︎ 入学を検討されている方へ

インタビュー者紹介

白石 知之さん

UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期卒業生

救急医療センターで看護師として活躍されている。保険制度の包括的サービスでは実現できないオーダーメイドケアを求める利用者と 利用者個々の事情に沿った柔軟な看護ケアを提供できる保険外看護サービスのマッチングサービス「genieNurse(ジーニーナース)」を開発。 GGA(グローバル・ギーク・オーディション)の登壇者を決めるセレクションに 見事選抜され、今年の5月に東京で開催された出資者・企業が集まるGGAに登壇。 多くの参加者や企業の目を引き、数社 企業からオファーを受ける。

Qお仕事は何をされていますか?

救急医療センターの看護師として勤務しています。

Qユニット山口はどういった経緯で知りましたか?

仕事に対して強い課題感をもっていまして、悶々としていた中 仕事の休憩時に職場のテレビでユニット山口が紹介されている番組をみて興味を持ちました。

Q他のオンラインスクールは検討されていましたか?

プロゲートで少しHTMLを触ったり、他 2つくらいのプログラミングスクールの説明を聞きましたが、ジーズアカデミーは価格が良心的であったのと、市と連携している点と起業をめざしている人に向けたところに魅力を感じました。

Q入学の決め手は?

何かしら起業、業界をひっくり返したい気持ちがあり、どうせやるなら全く違うことでやってやりたいと思って入学しました。

Q入学されてから学習はどのように進められましたか?

家庭があって日中は子供の世話をやっているので、夜遅くに課題をしていました。

Qジーズアカデミーで学んだことや感じたことは?

講義中の白石さん

ジーズアカデミーは仲間意識があって、同期にも相談し支えあいながら学べました。

一番学べたことは人に頼ることの大切さを学びました。
今までは仕事にこだわりを持っていたので、基本的には自分だけでやっていました。 ジーズに入学してからは例えば、同期の方にサービスの見た目部分をお任せしたり、発表のスライドを見てもらったりと協力、支えあってプロダクトを作ることができました。良い体験をさせていただきました。

そして、支えてくれる人の存在を実感できました。ジーズアカデミーに通う上で仕事の休みを調整しなければならなく、同じ職場の方へ報告をしましたが 詮索をせず二つ返事で「良いよ」と言ってくれました。 在学中の職場の人、周りからの支え、理解があったことも助けられましたし、感謝しています。

Q卒業制作(ジーニーナース)を作ろうと思ったきっかけは?

患者が人生最後の日常生活を過ごすのに最低限度の清潔さを保てるなどといった生活を保障するサービスがありますが、はたしてそれが本当に幸せなのか疑問に感じました。そして、看護業界は成果報酬型の仕事ではないため、質の高いサービスが提供されづらい現状にあります。

そこで、看護業界に一種の競争社会をつくることで優秀であればあるほど報酬がもらえ、提供するサービスの質の自然高くなると思い、作ろうと決めました。

QGGAセレクション・GGAに参加、登壇されて何か変化・進展はありましたか?

GGAではサービス点2位を獲得

閉鎖的な医療畑だったので視野が広がったのと、課題解決やビジネス的な思考を養うことができました。

そして、GGAに登壇させて頂いてから ありがたいことに、企業やVC(ベンチャーキャピタル( Venture Capital ):スタートアップに出資する投資会社)の方からたくさんお声がけをいただきました。

Q卒業制作で作られたプロダクトを今後どのように展開されていく予定ですか?

一緒にサービスを作り上げてくださる企業とのご縁があり、今は定期的にWeb会議をしてブラッシュアップしているところです。今後はサービスをもう少しブラッシュアップして実際の運用にもっていければいいなと考えています。

Qジーズアカデミーに入って入学前との印象はどうですか?

ジーズアカデミーを知ったときは相当ハードでハードルが高いという評判や、目に見えて優秀な方ばかりが入学している印象が強く、突っぱねられるような記事しか目にしていませんでした。しかし、だからこそチャレンジしてやろうと思いました。

途中でリタイアしてしまうかもしれないと思ったこともありましたが、皆さんの力を借りてやりきりました。自分でもやっていけるというのを伝えたいです。

中身の部分で言うと、カリキュラムの中で起業、経営に関する講座(特別授業)があり、ジーズは起業のきっかけづくりの場でもありますね。

そして、同期には私と同じ境遇の方、強い課題感を持っている方がいたので良い刺激にもなりました。土俵は違っても、いろんな課題感を持っていて、共感するところがありました。

Qこれから入学される方へ何かアドバイスやコメントをお願いします!

自分の人生なので、周りの目とかは気にせず まずやってみる。思い切ってチャレンジしてください!

白石さんありがとうございました!強い課題感や強い想いを持って、そこから自分のしたいことを形にされました!今後の活躍に期待が高まりますね!

ジーズアカデミーユニット山口では10月期生(3期生)を募集しています!合同説明会とイベントを開催しています!
8月27日にトークセッションイベントを開催しますので、入学を検討されている方はぜひご参加ください!

▽8月27日(土)12時30分~「地元企業の後継者×エンジニアが起こす新たな未来」お申込み▽

お申込みはこちら ▶

▽全国合同説明会お申込みフォーム▽

全国合同説明会 ▶

こんにちは、ジーズアカデミー東京校スタッフのれんれんです!

プログラミングでプロダクト制作を通して、起業していく方を多々輩出している起業家養成学校ジーズアカデミーですが、その中には卒業後、ジーズ同期卒の方の新規事業へエンジニア転職された方もいます。

今回はジーズアカデミー週末集中DEVコース21期ご卒業の川島 康寛さんに、ジーズアカデミーで過ごした6か月間とこれまでの人生とは全く違った業界への転職に至った経緯や想いをインタビューしました。

川島 康寛(Kawashima Yasuhiro) / 茨城県出身。
私立文系大学(商学部)卒業後、教育系人材派遣会社に入社。2021年にG’s ACADEMYへDEV21期生として入学。卒業制作ではGACCI(公共工事の見積業務をSaaSで最適化サービス)を同期入学の若本憲治さんと共同制作・GGA2位入賞。卒業・退職後はGACCI立ち上げのため鳥取県に移住しエンジニア転職

―ジーズアカデミーに入学しようと思ったきっかけを教えてください―


もともとは教育系の人材派遣会社で経理業務を主にやっていました。会社の業務の中ではEXCELを使っていたぐらいで、ほとんどはアナログな仕事でした。
ですが、その中でVBAやGASを使ってちょっとだけ業務の効率化を図れるようにしたら、他の社員さんが喜んでくれたり、社内表彰されたのが嬉しかったので、プログラミングを学んでみたいと思ったことが最初のきっかけです。

ちょうどその同時期に、キャリアの相談をした友人がジーズアカデミーDEVコースの卒業生でした。彼から勧められて、ジーズアカデミーに興味を持ちました。

 ―G’sで過ごしていく中で心境の変化はありましたか―

6か月過ごして将来どうしていこうかということは考えていくようになりました。周りの同期は起業をしたくてジーズにきている人が多い中で、自分は何も考えてなかった。

覚悟やWhy me*を持って考えている人がいる中で、自分自身も将来について考える気持ちが高まっていったことは大きな変化でした。
プログラミングを身に着けて、これからどうしていくか考えるようになりましたね。

*Why me・・・ジーズアカデミーでは、CREDOという受講生、卒業生、講師、スタッフがみな、大切にしている行動指針があります。このCREDOを全てのアクションのベースとし、自らのミッションに挑戦しています。そのうちの一つが、Always Ask “Why me ?”(答えはいつも”Why me?のなかにある”)

 ―在学中の印象に残っているエピソードを教えてください。―

JavaScriptの課題フィードバック会ですね。ジーズの課題は提示されるお題をベースに、1週間という時間で自分なりのアイデアを加えて形にしていきます。
その中でプロダクトができた時の達成感や気持ち良さが毎週強まっていきました。

しかし、ただ自分で作って終わりではなく同期メンバーとのフィードバック会がとても刺激的でした。
同じ課題でもアニメの必殺技をモチーフに音声や映像を駆使したプロダクトを作ってくる人がいて、自分にはない発想やどうやって実装するかの作り方も千差万別なので、楽しくかつ学びになっていました。

 ―そんなジーズでの学びを経て、川島さんはGGAに同期の方とお二人で出場され、さらに2位入賞もされましたね。そのGGAをきっかけに同期の方が立ち上げた事業へ転職しようと思われたそうですが、その理由は何ですか?―

GGA*にも出場したプロダクトのGACCI(建設業の見積業務をSaaSで最適化サービス)を育てていきたい!という気持ちが強くあったからですね。
プロダクト制作やGGAに関わる中で、建設業にとってすごく意味のあるものだと共感するようになりました。

またGGAが終わったから終わりではなく、これからGACCIが大きくなっていくならば、育つ過程に関わっていきたいという親心が生まれたんです。
ジーズを卒業して関わりが終わりではなく、作ったプロダクトをこれから育て事業にコミットしていきたいと強く思うようになりました。

*GGA(Global Geek Audition)・・・ジーズアカデミーの卒業生が、6か月間の学びを経て作り上げたプロダクトを発表するデモデー

GGA2位受賞時にコメントをしている川島さん

―その後、転職をされ今振り返ってみて思うことはありますか?―

「セカイを変えるGEEKになろう」「自分の人生を変える6カ月間」がジーズアカデミーのスローガンでしたが、まさか、本当に自分の人生が変わるなんて思っていなかったのが正直なところです。

納得して決めてジーズに入学したけど、振り返ってみれば、まさかこんな変化が起きるとは思わなかったですし、自分でもびっくりというのが一番の感想です。

―ジーズに入学してから1年経った今、振り返ってみて思うことはありますか?―

ジーズの環境や受講の内容も濃かったですし、スタッフの方々からもモチベーションが下がらないように工夫があったりなど仕組み自体もよかったです。

その中でも一番貴重だったと思うのは、同期との繋がりです。僕にとっては刺激であり、非常にありがたく思うところです。
キャリアも年齢も違う人たちと出会うっていうことすらなかなか無いことなので、その人達から受ける刺激がたくさんありました。

自分のキャリアを考えるきっかけになったのも、同期の皆さんが起業案とかWhy meを話されているのを聞いて日々刺激になっていたことが大きかったですね。

―スタートアップに転職し、現在のお仕事はどうですか?―

ちょうどプロダクト(GACCI)の本格的な開発がスタートしました。
いつかGACCIが建設業界の中で当たり前になっていくことを目指して、チーム全員で開発にコミットしてます。私個人としてはそのために鳥取に来たので、迷いはありません。

ただプロダクトを制作している中で確かめないといけないことや課題ばっかりなので、どうしたら解決できるのか、クリアにできるのかを考え、一個できたら次の課題を考えて…を繰り返しています。

大変なことが多い毎日ですが、建設業界の中で当たり前に使われていくことを目指し、やるべきことをやっていっているので、日々迷いなく進んでいます!

―最後にこれからジーズアカデミーに入学を考えている方にヒトコトお願いします―

自分の現状に違和感を抱えていたり、何か挑戦をしてみたい!と思っている人、知らないことを知ってみたいと思っている人は、ジーズに来ることをお勧めします。

自分とは全く違う年齢やキャリアの人と出会いの中で、思いがけないようなつながりや気づきが生まれました。
そこから本当に人生は変えることができるということを、僕はこのジーズにきて実感することができました。

新しいことができたらいいなと思っている人は、まずは説明会にだけでも参加してみると本当に変わりますよ!
自分と同じようになんとなくモヤモヤしている人がいても、その人が少しでも行動を起こすきっかけになったら嬉しく思います。

ありがとうございました。
ジーズで出会った人との新しい繋がりとプロダクト制作への想いが、川島さんの人生を大きく変えたとビシビシ伝わってきました。

セカイを変えるために熱くなれるコミュニティを持ったジーズアカデミー。
ご興味をお持ちいただいた方はぜひ学校説明会へお越しください!

 

こんにちは!

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの大沢です。

先日、札幌市南区芸術の森にある音楽スタジオ「芸森スタジオ&Cloud Lodge」にてビジネスコンペティションが初開催され、ピッチに参加してきました。

この芸森スタジオは、東京以北最大の本格レコーディングスタジオとして1993年に生まれ、たくさんのアーティストがここでレコーディングを行ってきました。
宿泊型のスタジオというのが大きな特徴で、現在は音楽に関わる方だけでなく、幅広い方たちに利用いただいている施設です。

私が参加したのは6月26日のピッチのみだったのですが、実は今回開催されたのは宿泊型のビジネスコンペでした。
25-26日の2日間で起業家志望の方たちが札幌の経営者と共にビジネスアイデアを一晩かけてブラッシュアップし、二日目の26日に投資家・経営者・銀行職員などの前でピッチを行い、即日に出資に向けたお話合いが生まれていたようです。
今回プレゼンを行ったのは3組だったのですが、その中にはUNIT_SAPPOROの卒業生もおりました!

※写真は各登壇者と主催の株式会社トリプルワン 伊藤代表

今回のイベントは株式会社トリプルワンの伊藤代表による企画でしたが、今回は第0回目ということで検証も含めた開催とのことで、さっそくこの冬に第1回目の開催を予定しているとのことです。
伊藤氏は「この芸森スタジオをスタートアップのゼロイチの聖地にしたい」と精力的に活動されています。

少しずつ、ここ札幌でもスタートアップの熱量が高まっています!
各所と連携していきながら、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROも共に札幌のスタートアップを盛り上げていけたらと思います!

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROは、現在5期(10月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

こんにちは!G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。
最近は雨模様の札幌ですが、いかがお過ごしでしょうか?
札幌の清々しい夏が待ち遠しいですね!

6月23日(木)、札幌・北海道のスタートアップシーンをさらに盛り上げるべく、STARTUP CITY SAPPOROと、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの初の試みとして、SAPPORO Incubation Hub DRIVE協力のもと連携イベントを開催いたしました。

https://unitsapporo220709.peatix.com/

「札幌・北海道から世界を変えるスタートアップの事業成長を支援する」をミッションに、2019年より官民連携の様々なプロジェクトを展開している、STARTUP CITY SAPPORO。

一方、“G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO”は、「北海道からセカイを変える起業家・エンジニアを輩出する」ことを目指し、UNIT_の第1号として2020年10月に誕生しました。

今回のイベントは、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROを卒業し、札幌を拠点にスタートアップ起業家として活躍するお二人をお招きし、スタートアップとして起業するうえでのプログラミングの重要性や、実際にどのようにしてサービスを開発し今に至るのかといったことを赤裸々に聞くトークセッション形式で開催しました。

株式会社FLINTZ 代表取締役CEO 高森 拓也 さん(G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO一期生):写真中央右側
株式会社FORH BODY PERFOMANCE 代表取締役 森田 敦 さん (G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO二期生):写真中央左側

お二人とも、プログラミング未経験でG’s ACADEMY UNIT_SAPPOROに入学されたのですが、在学中のお話しから、卒業後のこと、実際に起業してみてという部分まで詳しくお答えいただきました。

ご参加の皆さんからの事前の質問にもお答えしつつ進めていきましたが、会場もオンラインにも、たくさんの方にお越しいただきました。

今回初の試みとして開催した、STARTUP CITY SAPPOROとG’s ACADEMY UNIT_SAPPORO、そしてSAPPORO Incubation Hub DRIVEとの連携イベント。

トークセッション終了後の懇親会では、来場いただいた皆さま同士の交流も生まれ、色々な情報交換が行われており、とても和気藹々とした雰囲気でした。
ご来場いただいた皆さま、オンラインでご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

これからも一丸となり札幌・北海道のスタートアップシーンをどんどん盛り上げていきたいと思いますので、ぜひまたのご参加をお待ちしております。
ありがとうございました!

次回イベント予告🙋‍♀️

【7/9(土) 11時〜🎉】プログラミング未経験者がIT企業に転職!転職とプログラミングのトークセッション

プログラミング未経験から、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROで半年間プログラミングを学んで卒業して転職へ。
エンジニアとしてIT企業へ転職するにいたった経緯や、転職して今どんなお仕事をしているか?などの実体験を赤裸々に聞けるチャンス!!

0623event

イベント詳細・予約はこちらから!

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROは、現在5期(10月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

起業における最も重要で欠かせない要点は何か?

それは、情熱であったり、志の高さだったり、ビジネスモデルとして収益構造がどうなっているかなど、たくさんの要点はあるのですが、起業する時の資金、継続していくために必要な資金など、「お金」の話が非常に重要になってきます。

ですが、なんとなく「お金の話」はしにくかったり、聞きにくかったりしませんか?

そのため、「創業の超入門」として、投資家としてご活躍されている佐瀬浩一郎氏に来札頂き、誰もが気になる「お金」の話をして頂きました!

●プロフィール:Assertive Investment ー [代表] 佐瀬浩一郎氏 

略歴

三菱総合研究所の環境問題の研究者を経て、アクセンチュアの戦略グループで経営戦略やM&Aのコンサルタントとして活動。その後、バイアウトファンドのファンドマネジャーとして、資金調達・ソーシングからバリューアップ・エグジットまで業務全般を担当。現在は、ハンズオン・ハンズオフでの起業やスタートアップ投資を行う。

※Assertive Investment 
https://assertivei.com/

場所はサツドラHDの新社屋にある、コネクティッドスペース「EZOHUB SAPPORO」。

会場には起業や資金調達に興味のある方が集まり、会場のみのクロージングなセミナーのため、デリケートな話題も頂くことができ、この場で紹介は差し控えさせて頂きますが、普段お伺いする事がなかなか出来ない「投資」の話に、皆さん真剣に耳を傾けておりました。

お話頂きました内容としましては…

●投資家について
●エンジェル投資家の特徴
●投資家とのお付き合いの仕方
●資本政策

など、貴重なお話をして頂きました。

セミナー後はMeetUPの時間もあり、交流を深める時間となりました。

G’s ACADEMYはこれからもスタートアップやエンジニアの就転職をサポートを行っていく中で、多くの皆様にご興味を持っていただけるようなセミナーを開催していきますので、

ご興味のある方は、ぜひ説明会へお越しください!

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROは、現在5期(10月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のスタッフ中野です!
今回はジーズアカデミー ユニット山口卒業生に入学して感じたことや、卒業後のこと等インタビューしました!

インタビューの1人目は、GGA(グローバル・ギーク・オーディション)に見事出場し、現在はチューター(講義、受講生のサポート役)として関わっていただいているユニット山口 DEVコース1期卒業生の高田さんです!

GGA(グローバル・ギーク・オーディション)

ジーズアカデミーのデモデー「GLOBAL GEEK AUDITION」。 GGAは、ジーズアカデミー卒業生が6か月間の学びを経て作り上げた プロダクト発表の場であると同時に、投資先スタートアップを探すVC・投資家や、 エンジニア採用をする採用担当者、ビジネスアライアンス担当者とのマッチングの場

高田さんは卒業制作でVRのプロダクトを制作されました。そのプロダクトはユニークで多くのジーズアカデミーメンバーの興味を引かせました。そんな高田さんに学習や卒業制作、卒業後について等聞いていきたいと思います!

目次

▶︎ インタビュー者紹介

▶︎ お仕事と入学のきっかけ

▶︎ 学習について

▶︎ 卒業制作について

▶︎ 入学を検討されている方へ

インタビュー者紹介

高田 航希さん

UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期卒業生・チューター

音楽学校を卒業後、大阪でPCゲームやスマホアプリのBGM、SE(効果音)制作などサウンドクリエイターとして活躍。仕事をしていく中 持病が悪化してしまい、新たな働き方を模索しようと山口へUターン。
卒業制作ではVRを使用したプロダクトを開発。卒業後はGGAの選抜会であるセレクションに参加し見事通過。GGAへ出場され、多くのジーズアカデミーメンバーの興味を引き、数社の企業・投資家からお声がかかる。
現在は既にプロダクトを世に出され、ジーズアカデミー福岡・ユニット山口のチューターとして関わっていただいている。

Qお仕事は何をされていますか?

山口市内で約5年ほど介護事務のお仕事をしています。

Qユニット山口はどういった経緯で知りましたか?

ジーズアカデミー自体は以前から知っていたのですが、山口市のネットニュースを見て、山口にもジーズアカデミーができることを知りました。

Q入学しようと思った決め手は?

入学しようとした決め手は他のプログラミングスクールに比べ受講料が安いという点と、ジーズアカデミーユニット山口は山口市が関わって運営しているので両親への説明もしやすかったですね。

Q入学されてから学習はどのようにされましたか?

今までやっていたオンラインゲームを控えて、自由に使える時間のほとんどをコードに当てました。ほぼ毎日 仕事から帰宅した後に課題をしていたので、週30時間以上はしていたと思います。休憩する時にはピアノを弾いたりと、リラックスの時間も確保しながら日々課題に取り組みました。

Q学習されていく中でユニット山口のここが良かったという点はありますか?

チューターの方との距離が近いのはとてもよかったです。「先生」というわけではないですが、近くにいて背中を押してくれる存在がいるのはとても大きかったです。

Q卒業制作のプロダクトを作ろうと思ったきっかけと今後どのように展開されていく予定かをお聞かせいただけますか?

私はVRに関心があり、VR×萌え×スクワットが三位一体となったゲームを開発しました。VRデバイスならではの技術を使用し、プレイヤーを理想的なスクワットに導くというものです。

ここ最近、卒業制作(スクワットガール)をネット上でリリース(販売)しました。私は転職を考えていまして、チューターをしつつ こちらの卒業制作プロダクト等をポートフォリオとして転職活動をする予定です。XR関連の企業に興味があり、勤務地のこだわりも特にないので いきたいと思った会社にいこうと考えています。

QGGAセレクション・GGAに参加、登壇されて何か変化・進展はありましたか?

全国の方とお会いすることができるので、交流の輪が広がりました。そして、東京の卒業生の方から企業の紹介をしてもらえたり、XR関連でのつながりもできました。

Qユニット山口へ入学した時と比べて何か成長をしたと感じることはありますか?

入学前はどの言語を学習したらいいかわからなかったですし、そもそも何をすればいいかわからなかったので、初心者にとってプログラミングは敷居が高いものだと思っていました。
ですが、いざジーズアカデミーに入学してやってみると、そんなに敷居は高くないように感じました。
学習中は正確にできたかできないかではなく、それらしいもの、似ているものができるだけで嬉しかったです。”Hello World”が画面に映っただけでも嬉しかったので、その嬉しさがモチベーションに繋がっていました。
そこから学習を重ねるうちに、新しい技術が来ても興味、やる気があれば乗り切れると思うようになりました。

Qこれから入学される方へ何かアドバイスやコメントをお願いします!

ジーズアカデミーの入学者はほぼ全員初心者でした。しかし、初心者の人でもプログラミングを覚えて、作品を最後に残すことができました。また、ジーズアカデミーのコミュニティでは色々な人と繋がることができました。ジーズアカデミーでステップアップしたいと思うのであれば、恥ずかしさを捨てることをおすすめします!

高田さんありがとうございました!
恥ずかしさを気にせず、ご自身を貫き挑戦し続けた高田さんの良いお話を聞けました!
下記が高田さんが投稿されたブログ(note)の記事になりますので、ぜひチェックしてみてください!
▽卒業生高田さんnote記事▽

note記事 ▶

ジーズアカデミーユニット山口では10月期生(3期生)を募集しています!随時 説明会を開催しています!
そして、7月16日は1期卒業生のトークセッションイベント「OPEN G’s #03 未経験からエンジニアの道へ」を開催します!入学を検討されている方はぜひご参加ください!

▽7月16日(土)14時~「OPEN G’s #03 未経験からエンジニアの道へ」お申込みリンク▽

お申込みはこちら ▶

▽全国合同説明会お申込みフォーム▽

全国合同説明会 ▶

こんにちは!
G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。

つい先日、EZOHUB SAPPOROで「スタートアップ」「ベンチャー」をテーマに開催されたEZOHUBの交流会に参加させていただきました。

※EZOHUB SAPPOROとは
サツドラホールディングス株式会社の本社社屋2Fに設けられたコワーキングスペース。全3,000冊以上の書籍を自由に閲覧でき、知識習得に最適な環境です。1Fにはサツドラ店舗も併設されており、買い物もできるので、一日中学習することができます。
G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの講義もここで行います。(オンラインでも参加可能!)

交流会自体は、いつ始まったの?と思うほどゆるゆると開始。
徐々に人が増え始め、気付けば最終的には70-80名ほどのたくさんの方々が来場されており、札幌・北海道のスタートアップについてさまざまな意見交換を行うことができました。

同じ札幌で活動している方々がこんなにもたくさんいらっしゃったとはという驚きと、それぞれのこの出会いからこれからの札幌・北海道がますます盛り上がっていくことに期待が高まりました。

中盤では札幌・北海道からセカイに挑戦しているスタートアップの起業家たちが1分間ピッチを行い盛り上がりも最高潮に。

ちなみに・・・講義でも使用している大きなモニターに、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROのPR映像を交流会の最中はずっと投影させていただきました。
また、紹介タイムを設けていただき、しっかりPR!

UNIT_SAPPOROの卒業生たちもたくさん来場されていました。

この交流会は定期的に開催されるそうなので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください!

ちなみに・・
G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの卒業生であり、札幌を拠点にスタートアップ起業家として活躍するお二人をお招きしたイベントを開催します!!
札幌・北海道のスタートアップシーンをさらに盛り上げるべく、STARTUP CITY SAPPOROと、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROが共同で開催するイベントです。

【6/23(木) 19時〜】札幌・北海道からセカイを変える〜スタートアップ×プログラミングのリアル〜

0623event

イベント詳細・予約はこちらから!

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROは、現在5期(10月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

こんにちは!G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。

まだまだ肌寒い今日この頃の札幌ですが、6月4日(土)、G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO DEV(週末集中コース)第4期生の熱気溢れる卒業式が開催されました。

つい先日のGLOBAL GEEK AUDITION(※通称GGA)を経て、あっという間に6ヶ月の日々が過ぎ去りました。

▼GGAの様子はこちらをご覧ください!


UNIT_SAPPORO 4期生登壇者が優勝! “GLOBAL GEEK AUDITION 2022.SPRING”

第4期の卒業生は全15名。

運営会社であるサツドラホールディングスの従業員の方をはじめ、大学生から、公務員、経営者の方まで幅広い層の方が受講されました。

▼受講中の様子は、4期卒業 石田健雄さんのnoteをご覧ください!

https://note.com/ishida_takeo/n/n44878f63aede

職業・年齢関係なく、とても仲間想いで結束力が強い印象の第4期の皆さん。

Graduation Pitch ! ということで、卒業式のために皆さんには、自分がどのようなサービスを考え、卒業制作プロダクトとして何を作ったのかを発表していただきました。

自分の人生で大事にしている価値観を軸に考え抜いたアイデアから生み出されたプロダクト。

4期生もこれまでの1期生〜3期生までと例外なくプログラミング未経験の方が大半でしたが、実はプログラミングに詳しい人よりも自分の業界や仕事を深く理解している人、業界などに深く精通している人ほど良いアイデアが出てきやすいのが事実だったりします。

予定の時間をかなりオーバーするほど、それぞれとてもアツい想いの込もったピッチでした。

ピッチのあとは、卒業証書授与。

ひとりひとりがこれまでの振り返りと今後の展望を含めた一言を発表していました。

これまで共に切磋琢磨し高め合ってきた仲間たち。

半年間、本当に本当にお疲れ様でした。

北海道からセカイを変えるGEEKたちの今後の活躍を期待しています。

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROは、現在5期(10月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

こんにちは、ジーズアカデミーTOKYO 事務局の藤井です!

ジーズアカデミーTOKYOで、フルタイム総合LABコースと週末集中DEVコースの両方が開講する2022年秋。
ご検討中の皆さまに向けて、リアル校舎を持つジーズアカデミーの校舎のご案内、ジーズのご説明、カウンセリングをセットにした校舎見学会をオープンしました!

自分を変えたい・挑戦したい方、新しい学びの機会を模索している方はぜひご参加ください!

校舎

また、見学会参加者限定特典として原宿校舎コワーキング 1DAY利用チケットをプレゼント!
原宿駅、明治神宮前駅から1分の校舎で、ジーズアカデミーの雰囲気を体感することができます。ぜひご利用ください!

JR原宿駅・明治神宮前駅から徒歩1分です

校舎見学と学校説明、カウンセリングを合計100分程度でお届けします。
学校説明では、世界のスタートアップや日本のIT産業の現状、プログラミングの全体像から、いかにして個人がオリジナルプロダクト開発を実現していくのかをお伝えします。

まだプログラミング学習へのイメージが湧いていない・・・という方でも大丈夫!
じっくりジーズアカデミーのことを知ることができる、この機会にぜひ校舎へお越しください!

【場所】
ジーズアカデミー TOKYO
東京都渋谷区神宮前6-35-3 JUNCTION harajuku 011
<JR原宿駅・東京メトロ明治神宮前駅から徒歩1分です!>

2022年5月26日、GLOBAL GEEK AUDITION 2022がSHIBUYA QWS スクランブルホールにて開催されました。開学以来、毎回100名を超える方々にご参加いただき、大好評を博しているジーズアカデミーのデモデー「GLOBAL GEEK AUDITION(以下、GGA)」は、ジーズアカデミー卒業生が6か月間の学びを経て作り上げたプロダクト発表の場であると同時に、投資先スタートアップを探すVC・投資家や、エンジニア採用をする採用担当者、ビジネスアライアンス担当者とのマッチングの場となっています。

開学からこれまでに誕生した起業数は77社・資金調達の総額は83億円を突破しましたが、すべてはこのイベントが出発点の役割を担ってきました。

そして7年目のGGAより、「卒業制作発表」としての開催ではなく、「全国のジーズアカデミーとOBの中から最高峰プロダクトを選抜・発表する場」としてパワーアップ。全国のジーズアカデミーTOKYO・FUKUOKA・UNIT_SAPPOROに、UNIT_YAMAGUCHIが参戦し、これまでのGGAよりさらにハイレベルなプロダクトが揃い、白熱のピッチバトルを繰り広げました。本レポートでは、上位入賞者発表と受賞コメント、そして観覧企業から寄せられた声をお伝えします。

・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥‥・

第1位『Simply』

諏訪実奈未 / 那珂慎二

サービス点:1.702
技術点:1.947
総合:1.947

<受賞者コメント>

多くの方々からのご連絡をいただき、ようやく優勝と、起業の本格始動を実感し始めています
Simplyはセグメントが多く、5分間の資料にどのような比率で盛り込むべきか、四苦八苦でした。多くの方々からアドバイスを頂けたおかげで完成でき、大変感謝しています。今後は他のピッチ登壇や起業準備を進めていきます。
皆様の貴重なお時間が水の泡になることがないよう今後も努力していきますので、引き続き応援していただけましたら幸いです。

<企業から寄せられたコメント>

・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥‥・

第2位『Cosme Science』

堀井麻友美

サービス点:1.791
技術点:2.535
総合:2.163

<受賞者コメント>

身に余るような賞をありがとうございました。嬉しい反面、悔しさもあります。どうしても入賞作品が注目されがちですが、GGA出場の他サービス、もっと言えば、今回表に出なかったサービスの中にも素晴らしいものがたくさんありました。全力で取り組む同期の姿に励まされ、何度も助けてもらいました。G’sは熱い気持ちを持つ努力家の集団だと感じます。ぜひ入賞者以外にも目を向けていただきたいです。私は、好きだからやる!

<企業から寄せられたコメント>

・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥‥・

第3位『Fukumikke』

會澤 茉那

サービス点:2.000
技術点:2.349
総合:2.174

<受賞者コメント>

今回GGAに参加にあたり、とにかく全力を出すことだけを考えて取り組んできました。 なので正直3位という栄誉を頂けるとは思っておらず、名前を呼ばれた時はびっくりしすぎてモニターを二度見してたほど(笑) 翌日にはやっと実感が湧いてきて、助けてくれた人たちの顔が浮かび、思い出しうれし泣きをしてました。
ただ、GGAでの経験や繋がりは宝物ではあるもののここで終わりではありません。 スタートラインにやっと立てたのだと自覚し、ここで満足せず、目の前にいる人が喜んでくれるサービスにすべく、邁進していこうと思います。

<企業から寄せられたコメント>

・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥‥・

オーディエンス賞『Be-conn』

GGA当日に、ご観覧いただいた企業、そして一般の方みなさまが「個人的に一番応援したいと思ったサービス、チーム」を選び、表彰するのがオーディエンス賞です。

廣田 諒 / 間部 雄斗

<受賞者コメント>

GGAのオーディエンスの方々から、「オーディエンス賞」という賞を受賞させていただき、大変嬉しく思っております。 私たちのプロダクト・サービスは、海を愛する方々に利用して欲しいと考えてますので、 これからも『楽しくて、美しい海を拡げる』というビジョンを達成するために、オーディエンス賞に恥じぬよう、より一層精進して参りたいと思いました。
これからもどうぞ、Be-conn Inc.をよろしくお願いいたします!

<企業から寄せられたコメント>

・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥‥・

上記コメント以外にも、「知らないことばかりで勉強になる」「プロダクトの完成度が高い」という声が寄せられました。Twitterでも「#GGA」で多くのコメントがツイートされています。

さいごに

毎年開催しているGLOBAL GEEK AUDITIONは、2015年4月の開校以来、初回から100名を超える方々にご参加いただいております。

東京・福岡・札幌・山口、初めての全国4拠点合同開催となった今回のGGAは、平日開催にも関わらず、93社443名の方にご来場・観覧いただきました。
この場を借りて、皆様に厚くお礼申し上げます。

今回も様々な信念を持って作られたプロダクトが産声を上げました。
私たちは、登壇者のさらなる発展をサポートするのと同時に、今回登壇が叶わG’sメンバーも次のステージへ飛躍できるよう、今後もサポートを続けてまいります。

またこれからも、新たなセカイを変えるGEEKたちを養成できるよう、尽力してまいります。

次回のGGAでまた皆さまとお会いできますことを、心待ちにしております。

参加投資家一覧(順不同)

弁護時法人Authense法律事務所
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社
インキュベイトファンド株式会社
株式会社博報堂
マネックスベンチャーズ株式会社
株式会社ガジェログ
株式会社クロスブリッジ
SGインキュベート株式会社
肥銀キャピタル
株式会社ANOBAKA
株式会社ShinwaAC
ゴールドスワンキャピタル
株式会社はてな
NTT西日本
株式会社1015house
有限会社ホテルテトラ
株式会社QTnet
株式会社フォーユー
アスノバ株式会社
NRI
株式会社アンコールMS
MAMORIO株式会社
株式会社コロプラネクスト
イノベーション・エンジン株式会社
ミナミインキュベート株式会社
学研ホールディングス
新日本製薬株式会社
近鉄ベンチャーパートナーズ株式会社
Assertive Investment LLP
Antler
デジタルガレージ
あさいち合同会社
株式会社コーポレート・アドバイザーズ
株式会社S’more
デジタルハリウッド
アルナチュリア株式会社
株式会社サイバーテック
株式会社FUNDINNO
株式会社スリーピース
株式会社IPPO
株式会社土田化学
プライマルキャピタル
アイガー株式会社

こんにちは!UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です💁‍♀️

さて、UNIT_SAPPOROが札幌にやってきて約1年半。

先日(2022年5月26日(木))開催された、“GLOBAL GEEK AUDITION 2022.SPRING”(以降GGA)にて、UNIT_SAPPOROから初の優勝者が出ました🙌

この記事では、GGAのレポートと一緒に、札幌登壇メンバー、そして優勝チームをご紹介いたします。

ジーズに入学される93%の方がプログラミング未経験者。入学してから初めてプログラミングを学び、ひたすらコードを書き、オリジナルプロダクトを創り、半年間で卒業していきます。

入学から卒業までの半年間、仲間と共に学び、切磋琢磨して完成させたプロダクトを、このGGAという舞台で、来場されるVC・投資家や、採用担当者、ビジネスアライアンス担当者の方々に向けてピッチを行います。

今回は東京・福岡・山口、そして札幌の全国の拠点から登壇メンバーが集結。全17組が登壇しました。UNIT_SAPPOROからはDEV4期生の3組が登壇です。

会場設営から、受付、ご来場の皆様の会場誘導など、現役のジーズ生や応援に駆けつけた卒業生がお手伝いしてくださいました。

開場までの時間はリハーサルも入念に行い、準備中も緊張感が漂います。

ファウンダー児玉の開会のご挨拶が終わり、いよいよGGAの幕開けです。

札幌のトップバッターは、村田英之さん。

「AGE^^2」

「1つでも多く笑顔溢れる仕事場をつくり出すこと」をテーマに作成したPC用のデスクトップアプリ。PC作業中や会議中における自分自身の表情をもとに、アプリがあなたに必要な行動を提案します。

村田さんの発表が終わった後も続々と各地の登壇者の発表が進み、あっという間に後半戦突入!

札幌、続いての登壇は、菊地 輝仙さん。

「Merit」

法律相談前に弁護士が事前準備できる仕組みを作ることで法律相談を充実させるとともに、法律相談から受任案件までのデータ管理によって、忙しい弁護士のタスク管理を効率的に実現するサービス。

会場も盛り上がり熱気あふれます。

そしてGGAの最後を飾るのは、諏訪 実奈未さんと那珂 慎二さん。

「Simply」

「保育申請で取られていた時間を家族のものに」 保育関連の申請をスマホ一つで可能にするWEBアプリケーション。文字認識AIによって、複雑で煩雑な保育申請作業から解放します。令和時代の保育は「Simply」から変わります。

全17組の発表が終わり、全国各地の皆さんのプロダクトや発表は素晴らしいものばかり。とても6ヶ月間で作り上げたプロダクトとは思えない完成度でした。

札幌からの現地応援組&札幌EZOHUBで応援組、オンライン応援組が登壇者たちに熱いエールを送りました。

結果発表までは、なんとも言えない緊張感が走ります。

第3位は、會澤 茉那さん「FuKuMikke」

第2位は、堀井 麻友美さんCosme Science」

そして第1位、UNIT_SAPPORO初の優勝者は、諏訪 実奈未さんと那珂 慎二さんの「Simply」👏

札幌では、これまで入賞者が出ていなかったこともあり、嬉しさもひとしお。

全UNIT_SAPPOROメンバーが、悲願の優勝に歓喜しました。

この結果は、これからのUNIT_SAPPOROに新たな風を吹かせるきっかけとなることでしょう。

UNIT_SAPPORO勢の今後の活躍をお見逃しなく!

GGA2022.SPRINGご登壇の皆さま、本当にお疲れ様でした!

UNIT_SAPPOROは、現在5期(10月生)を募集しています!

ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

学校説明会はこちら

毎回好評いただいているジーズアカデミーの学校説明会を、オンライン上で全国合同開催いたします。
本説明会のスピーカーはジーズアカデミー創設者の児玉です。

児玉浩康




ジーズアカデミーは最初の開学から7年が経過し、これまで多数のエンジニア、総資金調達額83億円を超える起業家たちを輩出してきました。

卒業生スタートアップには、建設業向けクラウドサービスを提供するフォトラクション、ノンデスクワーカーのための業務効率化サービスを提供するカミナシ、職人と建設現場をつなぐアプリを提供する助太刀、宇宙用汎用作業ロボットを開発するGITAIをはじめ、多くのセカイを変えようとするスタートアップが含まれます。

そんなすべての卒業生と向かい合ってきた児玉から、
・ジーズアカデミーをつくった理由
・世界のスタートアップや日本のIT産業の現状
・超初心者のためのプログラミング解説
・セカイを変えようと行動する卒業生たち
を中心に、これまでの受講生の事例を交えて90分間でお届けします。

学校説明会2

また、ジーズアカデミーは現在4拠点で運営しています。東京校、福岡校、そして『オンラインライブ講義』+『リアルコミュニティ』のハイブリットとなるUNIT_SAPPORO校とUNIT_YAMAGUCHI校。

どの拠点でのご入学を検討されている方も、今回の全国合同説明会にお越しいただくことで出願ができるようになりますので、ぜひご参加ください。


全国合同説明会はオンライン(Zoom)上で、以下日程で開催します。
5/21(土) 11:00~12:30
5/28(土) 14:00~15:30

ジーズアカデミーのご説明はもちろん、IT産業やプログラミングの解説まで幅広くお話していきますので、ご参加お待ちしています。

こんにちは!G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの大沢です。

2月12日、札幌市主催のリードエンジニア発掘・育成プログラム『STAND OUT』の集大成となるDEMO-DAYが開催されました。

##STAND OUTとは?

STAND OUTは、将来のデジタル化を牽引することができるU30のITエンジニアの発掘・育成を目的としたプロジェクトです。

https://standout-sapporo.city/

・開発資金100万円を支援する
・一流のプロジェクトサポーターのバックアップ
などにより、関係機関と連携して自らの力でサービスを生み出すことができる人材を見つけだし、先進的なITプロジェクトの誕生をサポートしていこう!というプロジェクトです。

最終的に応募があったのは8チーム。
その中から選考を勝ち抜いた4チームが、
3か月間、プロジェクトサポーターからのメンタリングを受けました。

その集大成としてのプロダクト最終発表会が今回のDEMO-DAYです。

##DEMO-DAY

今回DEMO-DAYについては新型コロナウイルス感染対策のため、会場には関係者のみをお招きし、一般の観覧者はZOOMにてご参加いただく形で開催をいたしました。

当日は、秋元札幌市長からもビデオメッセージを頂戴し、今後のITや、それを担っていく若手エンジニアに対する期待と応援のご挨拶をいただきました。

発表については、各チームが7分の発表を行い、その後担当メンターからコメントをしてもらう形で進みました。

発表いただいたプロダクトの内容については、プロダクトの性格上、また機密保持の観点から、残念ながらここで詳細に触れることはできません。

ですが、どのチームも若さが輝く自分ならではのプロダクトを熱量高く発表しており、一流のメンター陣からもプロダクトで苦労した点も含めて、今後の期待溢れるメッセージをいただいておりました。

今回は最終発表ということで、プロダクトに順位などはつきませんでしたが、一般参加者によるオーディエンス投票を行い、UNIT_SAPPORO卒業生でもある月館 海斗 くんのチームが見事オーディエンス賞を獲得しました。おめでとうございます!

最後に審査委員長である札幌市立大学学長 中島 秀之 氏 より、実現にあたっては、より多くの課題や苦難が待ち受けていると思うが、ぜひその壁を乗り越えてほしいと応援のメッセージをいただき、閉会となりました。

##結びに

今回のプロダクトでは、主催である札幌市の皆様をはじめ、メンターとしてG’s ACADEMY総責任者の児玉 浩康 氏をはじめ、さくらインターネット株式会社 代表取締役社長兼CEO 田中 邦裕 氏、サツドラホールディングス株式会社 代表取締役兼CEO 富山 浩樹 氏ほか錚々たるメンバーにご協力をいただきました。

ご協力をいただいた関係者様に感謝を申し上げます。

参加者の皆様から、世界に通用するTech起業家・エンジニアが生まれること、また今回エントリーしていただいた皆さまのプロダクトが一日も早く世に出ることを楽しみにしております!

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROも今後のスタートアップシーンを盛り上げていけるように協力していきます!

こんにちは!
ジーズアカデミーFUKUOKAのウエハースです。
テクノロジーの進化や終身雇用の崩壊、パンデミックなど、ここ数年で私たちを取り巻く環境は大きく変化し、働くことの意味や働き方について考え直すことが増えました。「人生100年時代」を生きている私たちビジネスパーソンは、一人一人が主体的にキャリアをデザインしていく必要があります。

一方で、これから先のキャリアに漠然とした不安を抱えている方も少なくないと思います。実際、「今の職場に10年、20年と働いているイメージが持てない」とG’s ACADEMYに入学する方もいらっしゃいます。
しかし、学習コンテンツやスクールが乱立する中、何を選択したらよいのか分からず、立ち止まっている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回、ジーズアカデミーFUKUOKAの卒業生に「どんな課題を抱えてG’sに来たのか?」「G’sの何が良かったのか?」などなど根掘り葉掘りインタビューしました!

梅田絢子(Umeda Ayako) / 福岡県出身。
2010年、新卒で株式会社ワークスアプリケーションズに入社。
2017年に株式会社ビズリーチ福岡支社へUターン転職。ビズリーチ在職時にG’s ACADEMY FUKUOKA へDEV2期生として入学。卒業制作ではユーザーのプロダクト利用状況を可視化するプロダクトを作る。卒業・退職後はフリーランスを経て、2019年より株式会社クアンドに入社。
現在はCRO(Chief Revenue Officer)として、自社プロダクト「SynQRemote(シンクリモート)」の開発に携わる。

— G’sを知ったキッカケは何ですか?

知ったのは本当にたまたまでした。当時ビズリーチという会社で働いていたのですが、提案先の情報収集のために、Googleアラートで「資金調達 福岡」というキーワードを登録してニュースをチェックしていたんですね。そうすると、G’s ACADEMYが福岡校舎を開校しますというプレスリリースがたまたまヒットして、興味を持ち始めました。そこからホームページを調べてすぐに学校説明会に申し込みました。

その後、福岡校の週末集中DEVコースの2期生として入学しました。2018年11月に入学、翌年5月に卒業しています。

― 当時どんなことに課題感・モヤモヤを感じていたのでしょうか?

新卒でワークスアプリケーションズという会社に8年間に勤めていましたが、出身が北九州市なので、30歳になる前に福岡にUターンをしようと思っていました。Uターン就職先がビズリーチの福岡支社立ち上げです。入社当時600人くらいの規模だったのですが、社員数や創業年数が前職と比較して半分以下だったにも関わらず、すでに社内体制が綺麗に整備されているような会社でした。

福岡という新しい市場を開拓するという楽しい仕事ではあったのですが、かなりオペレーショナブルな業務で、個人的には物足りなさを感じていました。その代わり残業もなく、18時には帰れるくらいホワイトですが、立ち上げと言えど、80→100くらいのフェーズの仕事で、個人的にはあまりやりがいを感じられず、次の仕事に転職したいと思っていました。

当時、仕事柄、福岡県内の求人はたくさん目を通していましたが、心ときめく求人になかなか出会えなかったんです。それでスタートアップに目を向けてみますが、自分がCSやセールスのキャリアだったので、0→1フェーズの会社に行こうとすればするほどビジネス職の採用がなく、ある程度プログラミングができないと0→1フェーズのスタートアップ企業への転職は難しいと思っていました。あと、やっぱり当時18時には帰宅していたのでとにかく暇で(笑)、「何かやりたい!」「このままだと腐ってしまうという」という危機感がとてもありました。

― “腐ってしまう”とはどういう感覚なんですか?

当時の営業手法は、営業資料もトークスクリプトも均一化されていて、会社から求められていたのは「営業の数をこなす」ことでした。それを繰り返していると目標は達成できるけど達成してもあまり嬉しくないし、これ私やる意味ある?みたいな。新卒時代(ワークスアプリケーションズ)の同期がますます活躍していく中、自分は置いていかれるなと焦りも大きかったです。このままだと新卒の同期とは差がつくばかりだし、毎日が楽しくないし、何が楽しくて人生を生きているんだろうって考えていました(笑)

インタビューに答える梅田さんの背景が自己や自社の紹介になっていて、さすが営業畑出身の方だなぁと思いました😳

― ほかのスクールやコミュニティは検討されていましたか?

プログラミングスクールは探していないですね。でもビジネススクールはQBS(九州大学・ビジネススクール)と日経新聞との企画で、単発で受けられるコースがあったので体験受講していました。ビジネススクールなので、いわゆる「お勉強」だったのですが、勉強自体はとても楽しかったです。もともと経済学が好きだったので。本格的に2年間QBSに通おうか検討している最中でした。

スクール以外では、fgn(Fukuoka Growth Next)で開催されているイベント等にも参加していました。ゲストを呼んだ公開イベントも多く開催しているので、当時の私はfgnの活用の仕方を分かってなくて・・・(笑)。

「こういう仕事をしていて今後こういうこと考えてて…」とか「なぜ、どうやってスタートアップを経営しているのか…」っていうスタートアップをやっている側の話を聴きたいなと期待を持って行ったんですが、私が見つけたイベントは、スタートアップを支援している側の話(労務とか法務、採用とは?みたいな話)がメインで、私が知りたい情報ではなかったので、段々と足が遠のいてしまいました。

― G’sの学校説明会前後で気持ちの変化はありましたか?

G’s ACADEMYのプレスリリースを見たときは「めちゃくちゃ良いな!」と思ったわけではなくて、「まずは話聞いてみよう、どうせ暇なんだし。」という感じで学校説明会に申し込みました。実は新卒で入社した会社では、入社から半年間、プログラミングの研修がありました。けれど、当時プログラミングがほとんどできず、プログラミングに対しては痛い思い・苦手意識があったから、“プログラミングスクールよりはQBSの方が私には合っているのではないか”と思っていました。

でもコミュニティみたいなことも書いてるし、まずは説明会に行ってみようと思って申し込みました。あと当時の私には、福岡のものではなく「東京発」のものというところも魅力的でしたね。学校説明会ではプログラミングスクールの話を聞くというよりは、ITやスタートアップが今の社会をどう変えたか、スタートアップカルチャーについて、これからは自律分散型社会になっていくという話がメインで、その中でも“なぜ日本と海外を比較してもIT投資額は変わらないにも関わらず、日本はROI(=投資額に対してどれだけ利益を生み出しているかを見る数値)が上がらないのか”という話を聞いて、とても刺激を受けました!説明会後のアンケートで「すごい良かった」「とても刺激された」と書いて、「すぐに申し込みます!」と宣言して受験日も即日で申し込みました。プログラミングを学ぼうと思ってスクールを探していたら、他のプログラミングスクールとも比較検討していたと思うのですが、G’s ACADEMYには“コーディングを学ぶ”ということを求めていなかったので、比較検討せずにその場で申し込みました

梅田さんが受講生時代に行われた開発合宿。“24時間でプロダクトを創る”というミッションに同期と一緒に臨みました。

― 梅田さんから見た、G’sの良いところは何だと思いますか?

エンジニアと起業家1,700名のコミュニティ、また現役でスタートアップ前線にいらっしゃる方のメンタリングを受けられることも魅力的なポイントだと思います。また、土曜日にカリキュラムがあるのも嬉しかったです。実際には毎日プログラミング漬けの日々でしたが(笑)

授業料後払い制度も、魅力の1つですね。私の場合、実は一度プログラミングに挫折している経験があるので、本当に最後まで通えるのかという不安はやはりありました。G’s ACADEMYの場合は授業料が後払いだったので、とにかくチャレンジしてみよう!と思えたことも大きかったですね。

当時の自分には「ものづくり」ができるようになる、ってあまりピンと来ていなかったんですね。プログラミングを学ぶとエンジニア職、もしくはエンジニア職に近い職種へ転職できるようになるというイメージでした。そして、QBSのようなビジネススクールは、ビジネス職としてのステップアップができるようになるというイメージでした。それに対して、G’s ACADEMYに感じたことは、「自分でビジネスを創ることができる」ようになるというイメージですね。それは起業という形に限らず、自分で0→1を作り出し、新しいビジネスをつくる、今の社会に新しいインパクトを出せるというものです。

当時私がよく思っていたのは、誰にでもできる仕事はつまらないということでした。あまり良い言葉では使われませんが、むしろ属人化するような仕事がしたいなと、私だからオファーが来る仕事がしたいって思っていました。福岡は支社経済と言われるくらいに、大企業の支社が多く存在します。そこで求められるのは100→110のフェーズで運営できる人、あまりいい言い方ではありませんが、「人手」「頭数」が求められているという印象がとても大きくて。そうではなくて、「私じゃないとできない」という仕事が出来る人になりたいなと強く思っていましたね。

―あとがき

福岡のスタートアップQUANDO(クアンド)でCRO(最高収益責任者)として働く梅田さんにG’sに来るキッカケについてお話を伺いました。
私が梅田さんのインタビューから気づいた大切なことは、

でした。これが梅田さんの言う“私にしかできない仕事”に繋がるのではないかと感じました。
インタビューにご協力いただいた梅田さん、ありがとうございました!

―最後に

今回インタビューした梅田絢子さんがG’s ACADEMYに入学するキッカケともなった学校説明会は、オンラインで毎月開催しています。学校説明会では、カリキュラムのご紹介はもちろん、G’s ACADEMYが目指す世界観や、プログラミングの世界についてもお話します。

「今の仕事に漠然とした不安を抱えている…」
「エンジニアに転職したいけど、どんな仕事をするのかよくわかっていない…」
「自分の作ったプロダクトで誰かを幸せにしたい!」

そんな思いを持っている方、ぜひ一度、学校説明会にお越しください。

こんにちは!
ジーズアカデミーの藤井です。

エンジニア起業家養成学校・ジーズアカデミーには、様々な年代、多様なバックグラウンドをお持ちの方がいらっしゃいます。
そんな中よく聞かれるのが、「○○歳なんですけど、大丈夫でしょうか?」というご質問。最近は大人の学びなおし、リカレント教育なんて言葉もよく耳にするようになりました。

今回は40歳を超えて、キャリアを重ねてから大人の学びなおしへジーズアカデミーにご入学された卒業生をお招きしました。
ジーズアカデミーでの半年間を通して、プログラミング・0からのプロダクト制作を学ばれた体験談を、本記事ではダイジェストでお届けします!


目次

    1. プログラミングを学ぼうと思ったきっかけ
    2. なぜジーズアカデミーを選んだの?
    3. プログラミングを学ぶ中で、最も苦戦したことは?
    4. プログラミングを学ぶ中で、最も楽しかった・達成感を感じたことは?
    5. ジーズアカデミーでの学びは、卒業後どんな風に生きましたか?
    6. これから新しくプログラミングを学ぶ人にアドバイス

【登壇者紹介

許斐健太さん

・許斐(このみ) 健太さん
株式会社 東洋経済新報社 「業界地図デジタル」プロジェクトマネジャー (DEVコース15期卒業)

1978年生まれ。慶応義塾大学卒業後、PHP研究所を経て東洋経済新報社に入社。電機業界担当記者や『業界地図』編集長、『週刊東洋経済』副編集長を歴任。経済コンテンツをデジタルの世界でより多くの人に届けたいとの思いから、G’s ACADEMYに入校。2021年秋に運営責任者として「業界地図デジタル」をリリース。同サービスは「電子出版アワード2021」のスーパー・コンテンツ賞を受賞。 https://gyoukai.toyokeizai.net/

戸渡文子さん

・戸渡 文子さん
aya & co. オーナー (LABコース9期卒業)

1973年生まれ。早稲田大学卒業・ロンドン大学大学院修了後、大阪大学にて助教として勤務したのち、英国の公的国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシル東京事務所にて教育プロジェクトマネージャーとして勤務。英国の起業教育を日本に紹介するプロジェクトに携わるうちに、自らも起業したいと思うようになり、退職してG’s Academyに入学。Eコマースサイトを自ら開発し、イギリスの伝統的製法を用いて作るマーマレードを販売するaya & co.(https://www.ayaandco.com/)を運営している。


プログラミングを学ぼうと思ったきっかけ

藤井(進行役):
どうぞよろしくお願いいたします!
本日のテーマでもありますが、近年”大人の学びなおし”、”リカレント教育”なんて言葉がよく使われるようになりました。

キャリアを重ねてからの学びに、プログラミングを選ばれたのは何故でしょうか。また、お二人はジーズアカデミーの入学以前もプログラミングを学んでいらっしゃったんでしょうか?

許斐(このみ):
大学時代に少しだけ触れた記憶はあるんですが、当時はプログラミングがあまり好きになれずに終わった記憶があります。

以降は出版社というアナログな世界で生きてきたので、ジーズアカデミーで学び始めたとき、プログラミングは小学生レベルでした。

戸渡:
私も会社員時代までは全くプログラミングに触れたことがなかったです。

エンジニアの方に作っていただいてWordPressでサイト立ち上げたりしたことはあったんですが、こうして自分が作る側になることは全く想像してなかったですね。

ジーズアカデミーに入る以前、起業を目指して退職したあと、HTML/CSSを勉強したことがありました。ただ、Webデザインだけでは満足できない自分がいたんです。

その頃にデジタルハリウッド大学の杉山知之学長の講義を聞く機会があって、その中でジーズアカデミーを知りました。(※ジーズアカデミーはデジタルハリウッド株式会社が運営をしています)

杉山先生がその講義でおっしゃったことにすごく感銘を受けまして。「これからの時代、人はアートとサイエンスとエンジニアリングとデザイン、この四つのスキルをまんべんなく持って生きていくと、より主体的に世界に関われるようになる」と。

アートは芸術ではなく人文系という意味なんですが、その文脈でいくと私はアートをやっていたし、研究(サイエンス)もやっていた。デザインも、Webデザインを学んだ。じゃああと学んでいないのはエンジニアリングだけだな、と思ったんです。

許斐:
週刊東洋経済という雑誌の編集者をやっていたんですが、雑誌を作る上で感じたことがきっかけで興味を持ちました。

私は雑誌のコンテンツは今でも最強だと思っているんです。無料記事がインターネットで溢れている中で、雑誌のコンテンツはお金を払って読んでもらうもの。だからこそ深掘りしたり、読みやすさを追求したり、ビジュアライズしたり、他のメディアと比べても質が高いという自負があります。

ただ残念ながら、自分が作り手として作っていくうちに、時代の流れと共に紙媒体の雑誌が読まれなくなっていく状況がありました。

一生懸命コンテンツを作っても、なかなか読まれなくなるもどかしさがあって。そのコンテンツを、デジタルの世界で届ける方法を探りたいと思ったのが一番最初です。

ジーズアカデミーに入学する前に社内の新規事業プロジェクトへ応募して、今もやっている「業界地図」という、雑誌のデジタルマップの企画を出したんです。ただ、結局その時は採用されませんでした。

なんとなく方向性が固まっていても、Webサービスの知識がないと、ディテイルの部分や裏側の仕組み、目的地に向けてのロードマップの描き方などがわからず、前に進めない。そう感じたのがプログラミングを学ぼうと思ったきっかけです。

なぜジーズアカデミーを選んだの?

藤井:
ありがとうございます。
お二人とも新たな共通点は、ジーズアカデミーに入るまではほぼプログラミング初心者だったということなんですね。

現在プログラミングを学ぶ方法も非常にたくさんありますが、その中でジーズアカデミーを選んだのはなぜでしょう?

戸渡:
先ほども少し触れたんですが、ジーズアカデミーを知ったきっかけはデジタルハリウッド大学の杉山学長です。杉山学長の講義の後、ジーズアカデミーの説明会に行ったんです。

その際に説明会で、エンジニアを育成するというよりは、世界を変える担い手を養成してるんですとおっしゃったことに感銘を受けたんです。

以前にイギリスのある大学へ仕事で行ったときに、大学でどんな人を輩出するために教育しているのかと聞いたときと全く同じことをおっしゃって、とても印象的だったんですよ。なのでジーズアカデミーの説明会でその話を聞いたとき、ここは信頼できる学校だなと思って。

許斐:
雑誌記者として働く中で、今回のような「学び直し」の特集を何度かやっていました。その際に、いくつかのプログラミングスクールに取材をしたんです。

その中でジーズアカデミーにも取材をしたことがあって、他のところと全く違う印象を受けました。

他のスクールはカリキュラムに沿ってプログラミングを学んでいくだけのところが多いんですが、ジーズアカデミーはアウトプット重視で、何か作りたいものがある上で、そこに向けて必要なスキルを学んでいくというところに惹かれました。

プログラミングを学ぶ中で最も苦戦したことは?

藤井:
ありがとうございます。ではここからプログラミングのお話を聞いていきたいと思います。ジーズアカデミーでの6か月間は、どんな6ヶ月間でしたか?最も苦しかったのはどんな時でしょう?

戸渡:
ずっと楽しかったんですが、一番苦労したのは最初の方です。入学したばかりのときは、まだ自分が作りたいものがあまり明確ではなかったんです。

その中でJavaScript、ローカルストレージと勉強していくんですが、最終的なプロジェクトが想像できていないので、なぜその技術が必要なのかがよく見えなかったんです。次第に卒業制作を意識し始めて、具体的に開発したいサービスをイメージするようになると、どんどんわかってくるんです。ある機能を実現するとき、あの時習った技術が生きるんだと気づくといいますか。点と点が繋がるんです。

許斐:
入学当初はプログラミングが全然わからなくて、真っ暗なトンネルに放り込まれたような心境で、苦労しかなかったです(笑)

コードエディターに先生がどんどんコード書いていくんですが、入学に合わせてMacBookを買ったもので、Macのショートカットのコントロールキーってどこにあるんだっけ?と探してる間に授業に置いていかれるような状態でした。

真っ暗なトンネルに光が射したのは、エンジニアにじっくり質問する機会を設けたことでした。記者という仕事柄、分からないときは「詳しい人を探して聞く」というのが、習性として身についています。その時はプログラミングに関する疑問が山のようにあったので、とにかくエンジニアを直接質問攻めにしたいなと。

ジーズアカデミーでは週末のコースに通っていましたし、週1回の講義の中で自分だけ先生を1人占めして質問攻めにするのも難しかったので、スキルシェアサイトでスポットで教えてくれる家庭教師みたいな人を見つけました。そこでプログラミングって何なのか?HTMLって何?のような、山のような疑問をゼロからじっくり聞いたのです。そしたら、これまでの講義内容の点と点が繋がりました。

そのように、自分に合った+αの補習方法を考えるのも有効だと思います。

G’s ACADEMYという場所はどういうところなのか

藤井:
では続いて、楽しかった瞬間はどんなときでしょうか?

許斐:
楽しいというより、プログラミングが分かってきてから大きな発見だったのが、プログラミングは「パクってOK」の文化だと気づいたときです。

私は職業が記者なので、人の文章をパクるというのはご法度です。でもプログラミングの世界では、誰もが他人のコードを真似することを当たり前のようにやっている。要はプログラミングは「言語」。英語と同じなんです。

英語を学習する際、誰かがネットに載せている英会話フレーズを真似しても、誰からも注意はされないですよね。同じようにプログラミング学習で、誰かの上手いコードの書き方を真似しても怒られません。それでいいんだと思ってから、視界が開けた気がします。
ジーズアカデミーではアウトプットの卒業制作まで作るんですが、その過程を通して一通り、フロントからバックエンドまでなんとなくこういうものなんだとつかめた瞬間に、ようやく一つの小さな山に登った感じがしました。

戸渡:
私はジーズアカデミーに入学前はデジタルハリウッドのスクールでWebデザインを学びましたし、基本はずっとフロントエンドを触っていたんです。ジーズのカリキュラムの中でサーバーサイドやデータベースをやり始めたとき、すごく楽しくて!

プログラミングのどこが好きかは人それぞれだと思うんですが、自分でデータベースをいじれるとか、自分が思った通りの値をとってくれるとか、それらが動いたときの喜びがすごく大きかったんです。

あともう一つは、やはり卒業制作です。前職で海外の大学と関わる仕事をしていたので、海外の大学の説明会をオンライン化し、世界中から参加者を募集できるようにするプラットフォームを作りました。

卒業制作の時期は意識して制作の時間をしっかりと作り、妥協をしないように取り組みました。妥協せず本気で作ったものが本当に動いたときの嬉しさ、それらが積み重なって一つのプロダクトが完成したとき、この上ない達成感を感じましたね。

ジーズアカデミーでの学びは、卒業後どんな風に生きましたか?

藤井:
実際にキャリアを重ねてからプログラミングを勉強して、卒業後のキャリアに生きたことはありますか?

戸渡:
卒業制作で作ったサービスを実際に走らせることはなかったんですけれど、卒業後に自分でECサイトを立ち上げて、イギリスの伝統的な製法を取り入れた自家製マーマレードを販売しています。

世の中には自分でコードを書かなくても済むEコマースのプラットフォームがたくさんあります。その上で誰かに依頼するのではなく自分でやってよかったと思うのは、一般的なプラットフォームでは実現できないような細かいカスタマーサービスをやりたいと思ったらすぐに自分で書いて実装できることです。

また、ジーズアカデミーをはじめプログラミングの世界に入ってくると勉強していたり興味を持っている人ばかりになりますが、世の中はそうでない人も多いです。

知人にWebデザインやプログラミングの話をすると、Webサイトを自分で作るという発想すら持っていない方からすごく興味を持たれたり、それが何かをお手伝いすることに繋がったりしたので、身に着けてよかったと思います。

許斐:
雑誌の編集者をしていたとき、「ライフ・シフト」という本が弊社から出ていて、これからの時代をどう生きるかというような特集をよく作っていたんです。

私自身、転職したわけではないですが、プログラミングを学んで、これまでの記者や編集者という職種に加え、デジタルコンテンツ運営の仕事をするようになりました。これは「社内ライフ・シフト」したようなものだと思っています。

私はデジタルのプロフェッショナルというわけではないんですが、今の会社は興味を持って自分から手を挙げれば挑戦させてもらえる環境でした。

今運営しているメディアは大規模なので、自分でコードを書いているわけではないですが、チームで開発するときにエンジニアと「会話できる」ことは大きいと感じています。もちろん分からない技術や専門用語もありますが、その都度聞いたり調べたりすれば理解はできる。

なんとなくでも一通り小さいサービスを自分で作ってみると、Webサービスの全体像がつかめるので、エンジニアと解像度の高い会話ができるようになると実感しています。

これから新しくプログラミングを学ぶ人にアドバイス

藤井:
自分でわかる、書けるということが生きたのですね。
キャリアを重ねて、ゼロからプログラミングを勉強しようという方に、ぜひ「こういうことをやっておけばよかったな」「こうするとより吸収力が上がる」というようなアドバイスはありますか?

戸渡:
三つあります。一つは先ほど許斐さんもおっしゃってたんですが、分からないのが当たり前なので、恥ずかしがらずに何でも聞きながら勉強をするということです。分からないことがあれば、どんどんSlackのチャットで質問を送っていました。

もう一つは、目標をはっきりさせることです。何を作りたいのかがわからないままずっと勉強していると、プログラミング力ってあんまりつかないんじゃないかなと思います。

最後の一つは、私自身は英語ができたのでアドバンテージだったと思うんですが、英語が苦手な方も英語で調べてみるということです。

プログラミングって、こう書けば動くという例がインターネット上にたくさん溢れているんです。検索すればたくさん情報が出てくるんですが、英語の情報量が非常に多いんですよ。
今は優秀な翻訳機能もたくさんありますし、それらを使って自分が欲しい情報を突き止めていく姿勢がとても大切です。

藤井:
そうですね、世界で見れば英語話者の数のほうが圧倒的に多いわけですから。

戸渡:
インドなどのエンジニアが優秀な理由がよく分かりますよね。
とにかく色々な方法で調べる癖をつけると伸びると思います。

許斐:
私は、学習していることを発信することが重要だと思っています。私の場合はたまたま職業が記者ということもあり、プログラミング学習に関する記事を書きました。

そしたらSNSなどで、記事を読んだプログラミング学習者の書き込みがたくさん集まったんです。自分もこんなに大変だったなんて書き込みもあって、学習の背中を押されました。

藤井:
最後にお二人とも、何かメッセージはありますか?

許斐:
今回のテーマは「40代から学ぶプログラミング」ですが、スクールに通う中で、20代のような若い人のほうが、プログラミング学習の吸収力は抜群に高いと実感しました。年齢を重ねると、やはり吸収力は鈍ってくるものだなと。授業も後半になると、若い人は興味が変わったり、色々な理由で脱落していく人がいて、クラスを見渡すと、意外とおじさんたちが踏ん張って学んでいたんです。

その理由は、40代以降は年を重ねた分、やりたいことが明確な人が多かったこと。プログラミングを学ぶ上では、最初にやりたいことを持っていることが一番大事なのかなと思います。

また、40代になると組織の中での権限も増えてきて、本業とプログラミングを掛け合わせて新しいことを生み出しやすくなったりもします。そんなことも合わせて考えると、人にもよりますが、プログラミングを学ぶ意義は年代によって異なるのかなと。20代ならエンジニアになること、30代は起業すること、そして40代は組織のDXとライフ・シフト、というのがプログラミング学習の意義として大きいというのが持論です。40代で迷われている方は、ぜひ挑戦されると良いのではないかと思います。

戸渡:
私もずっと教育分野の仕事をしていたんですが、講師の先生方やチューター(ジーズアカデミー卒業生の講義アシスタント)さんがとても情熱的なんです。

熱いんだけれど圧迫感があるわけではなく、自由に自力で学習していけるように背中を押してくれるんです。

不安に感じていらっしゃる方も安心して飛び込んでいただいて、体験していただきたいなと思います。40代になってこんなに熱い愛情を持って教育を受けられるのか、と思いました。

藤井:
ありがとうございました!


いかがでしょうか?
学び始めるには、遅すぎることはありません。

ジーズアカデミーでは、年齢や経験関係なく挑戦したい、世界を変えるGEEKを目指す人を応援しています。今回ご登壇いただいたお二人のほかにも、多様なバックグランドをお持ちの方と切磋琢磨できる環境です。

テクノロジーを身に着けて世界に挑戦したい、という方はぜひお待ちしております!

G’s ACADEMYに入校するとき、初めから創りたいプロダクトがある人もいれば、何を創ればいいのか迷いながら入ってくる人もいます。プログラミングや事業構築の方法を学んでいく中で、創りたいものが変わる人もいれば、より迷う人もいます。

HTML/CSS、JavaScript、PHP…様々な言語を学び、創れる事を知れば知るほど、「色々出来るからこそ迷う」なんて事があったりします。

ちなみに、この記事を書いているワタクシ、seiji★は初志貫徹創りたいモノが決まっていて、ブレる事もありませんでした。

っというと、何か私が凄いようにも聞こえるかもしれませんが、迷う事が悪い事でもありません。一期生の中には、LT会という自分のやりたい事業を簡単に説明するプレゼンイベントを行う時に、毎回プロダクトが変わっている人もいました。でもその人は最終的に創るものを決めたとき、GGAというG’s ACADEMYの最大のイベントに選出もされ、アクセラレータープログラムにも選ばれたりして活躍しています!

※GGA…GLOBAL GEEK AUDITION。エンジニア採用をしたい企業のご担当者、投資先を探す投資家とVCの方などに毎回100名以上参加していただき、その前で登壇して発表をしてもらうためのイベントで、選出されて初めてその壇上に上ることが出来ます。

※アクセラレーター…スタートアップや起業家をサポートし、事業成長を促進する人材・団体・プログラム」を指す言葉として使われています。

創るモノを決める。

この決断を行う時に、何が肝心なのかー。

原体験」が大きな指針になりやすいです。

自分が経験して不満や課題に気づいた事は、改善する方法が分かりやすいです。

極端な例ですが、今まで土器を創った事もないのに土器の課題を解決する方法を考えるというのはなかなか難しいと思います。でも、土器を長年創り続けこんなものがあればいいのに!っと自身の体験から産み出されるものであれば、それを形に出来る。

形にするために、プログラミングを学んできたのですから!

でもー冒頭での話に戻りますが、何を創ればいいか迷う人もいるわけです。
「原体験」からくるものであれば、簡単に思いつきそうと思うでしょうが実際は違うわけです。何故か?

何が原体験なのかを自分で理解していないから、なんです!
その「原体験」を見つけ出すために、whyme?などの掘り起こしも行ってきたのです!

>記事:改めて考える「プログラミング」を学ぶ、whymeとは?(前編)…Vol.5

人って「自分が当たり前にこなせること」って凄いとか思わないんですよね。僕も祖母がキャベツの千切りが本当に一定間隔で素早くトントントンって切っているのを見て、「凄いね!」って褒めても当人は「長くやってるからねぇ」だけで凄いとは思っていないんです。
「原体験」は誰にでもあるけど、それを明確に出来ていない。
「強み」を「強み」として捉えられていない。

だから、考えて、考えて、自分の強みを改めて全面に出せたプロダクトは強いんです!
プログラミングが得意とかも大事な事なんですが、それ以上に大事な事は、自分を改めて見つけ出す事!

そんな場所がG’s ACADEMYであり、創りたいモノに迷っている人でも入校してくる理由なんです~!

【執筆者】
seiji★
G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO一期生 その後運営に携わり三期生の担任など。
中卒・転職回数17回。EC通販をキッカケにITの世界にはまり、フロントエンド言語はそつなく使えますがバックエンド系が苦手だったので入学。そのほか、ブランディングやマーケティング、UI/UX、CS/CX系が得意分野。

皆さんこんにちは!UNIT_YAMAGUCHIのスタッフ中野です!
3月26日(土)に山口と福岡で合同入学式を開催しました!

入学者は山口と福岡含め13名!
それぞれ様々なバックグラウンド持ち、どんなプロダクトが出来上がってくるのか楽しみです!

入学式前半では卒業生からの祝辞があり、「失敗も成果」、「自分の良さを伸ばしていく」、「考えるな、(コードを)書け」といった素敵な言葉をいただきました。
ぜひ失敗を恐れず、チャレンジしていってほしいですね!
そして、この日は1期生の卒業制作提出日でもあり、皆さん頑張って提出されていました!

ユニット山口では第3期生(10月期生)を募集中です!!
学校説明会は5月に開催予定ですので、下記のお申込みボタンよりぜひお申込みください!

学校説明会でお会いできるのを楽しみにしております!

▽ご興味のある方はぜひ学校説明会へ!▽
学校説明会のお申込み ▶

皆さんこんにちは!UNIT_YAMAGUCHIのコミュニティマネージャー 中野です!
2期生開始の日まで近づいてきました!

2期生が3月26日(土)からスタート!
引き続き第2期生を募集しています

今回は福岡との合同なので積極的に福岡の受講生や講師の方と交流ができます!
他にもハッカソンなどユニット山口の卒業生や福岡受講生、講師とのリアルでの交流イベントも計画しています!

↓ジーズアカデミーについて詳しい情報(コース紹介など)はコチラ!↓

▷ジーズアカデミートップページ(コンセプトや特徴など)

▷学校説明会について

学校説明会は3月の日曜日に随時開催していますのでご都合が良い日を選び、是非ご参加ください!

学校説明会のお申込み ▶

※こちらの学校説明会へご参加いただかないと入学試験を受験できませんので、まずはこちらの学校説明会へご参加ください!(全てオンラインでの説明会です)

↓過去の記事で授業の様子についてなど触れています!↓

Event & Newsイベント&ニュース


▽ご興味のある方はぜひ学校説明会へ!▽
学校説明会のお申込み ▶

こんにちは!G’s ACADEMY スタッフの藤井です。
 2022年2月に開催した、東京DEV・福岡DEV・札幌DEV合同の『GLOBAL GEEK AUDITION』。優勝、そしてオーディエンス賞を勝ちとった、東京DEV21期・長友好江さんより、G’s ACADEMYでの日々を振り返ったブログを寄稿いただきました!

G’s ACADEMYでの学びを100%、120%有効活用するためのTipsを盛りだくさんに綴っていただきました。ぜひご覧ください!

皆様はじめまして。
G’s ACADEMY TOKYO 週末集中DEVコース第21期(以下DEV21期)卒業の長友好江と申します。
2022年2月に行われたG’s ACADEMYの卒業制作デモデーGLOBAL GEEK AUDITION(以下GGA)で優勝とオーディエンス賞の2つの賞を幸運にも頂くことができました。

優勝は会場の人が決めることなので、「どうやったら優勝できるか」は私には正直分かりません。
ただ、個人的にお伝えできることがあるとしたら、「G’s ACADEMYライフを同じ時期の誰よりも楽しんだ!!」と自負していることです。そんな自分なりのコツを、これからG’s ACADEMYに入学を検討する方々もしくは入学を決意した方向けにお伝えします。

目次

    1. G’s ACADEMYという場所はどういうところなのか。
    2. 時間を投資する
    3. ツールや教材に投資する
    4. 「101点」を目指す
    5. 仲間と助け合う
    6. コミュニティを活用する
    7. なるべく安全に早めに失敗する

まず、入学を検討している、または入学を決めたあなた!
素晴らしいですね。社会人をしていて、仕事以外にプログラミングを学びたいと思っていることがすでに尊い。
さらに、普通のプログラミングスクールではなく、何かしら将来的に起業やエンジニアの転向を少しでも考えて、このG’s ACADEMYと出会い、きっとこのブログにも出会ったことでしょう。「なんか面白そうだな?」と思ったその直感、きっと正しいですよ。というか、その直感は正しかった、と確信する半年間にしていただきたいと思います。

G’s ACADEMYという場所はどういうところなのか

まずG’s ACADEMYという場所はどういうところなのか。

「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.)
こんな一節を聞かれたことがあるかもしれません。G’s ACADEMYは私にとって「みんなで一緒に遠くに行ける場所」です。

「みんな」とは、一緒に学ぶ同期はもちろん、先生方及びスタッフの方々、チューターの方々、そして卒業生のコミュニティのことです。
すでに1600名を超える起業した先輩の方々や技術者として活躍されている方々の背中を見つつ、同期で励まし合いながら切磋琢磨できる。
そしてその切磋琢磨の中で自分が入学当初に想像していた以上の成果が得られる場所、それが私にとってのG’s ACADEMYです。
具体的にどんな成果を得られたのか少しあげてみます。

*最高の仲間で、高い志をもつDEV21期の心強い仲間ができた
*自分がやりたいサービスのアイディアを着想でき、壁打ちで磨くことができた
*入学前はぼんやり考えていた起業を、本格的に目指す決意ができた
*開発したサービスに特許性があるということで、申請準備を始めることができた
*Twitterで広くG’sコミュニティの方々と繋がり、多くの応援や助言をいただいた
*GGAで優勝・オーディエンス賞の2つの賞を受賞できた
*GGAを観覧した方々から「お金を払ってでもすぐ使いたい!」という声をいただいた

(GGAの優勝時の写真)

プログラミング初心者だった私が特許?!!!!と今でも半ば信じがたい感じですが、半年間プログラミングに魂を捧げた結果、本当に想像以上の成果を得られた最高に楽しい半年になりました。

とはいえ、「入学したら自動的にこの成果が得られる」訳ではもちろんありません。
では何がポイントになるのでしょうか?6つほど書きたいと思います。

1.時間を投資する

自分史上最高の半年にするために、まずは自分の時間をG’s ACADEMYに投資する準備をしましょう。授業はもちろんですが、深夜の勉強会や、授業前に開かれる発表会、同期との(※)LT会、さまざまなイベントが開かれていきます。できれば自分でも開いていきましょう。
そしてそのイベントを通じて、同期のお互いの相互理解をぜひ深めて欲しいです。

※LT会…Lightning Talkの略。1人3〜10分の短い持ち時間でプレゼンをしていくというもの。

また学校生活の主軸となるプログラミングの勉強時間です。これは山崎学校長が学習についてお話しされているYouTube(https://youtu.be/AdjP8pYa70s)を是非参考にしていただきたいと思います。
この動画を見て、私はできる限りまとまった時間「1日あたり3時間(できれば4時間)」を確保することを念頭に置いて取り組みました。毎週木曜日の23:59に課題締め切りがあったので、月曜から水曜は子供が寝た22時からスタートして、1時、2時までやることが多かったです。

まとめてやることで、身につきやすくなると感じていますし、思考が遮られない時間がプログラミングには必要だと思います。仕事や家庭などいろいろ事情はあると思いますが、週末か平日どこかできれば2日間ぐらいはまとまった時間プログラミングを集中的にやる時間が確保できるといいんじゃないかな?と思います。

2.ツールや教材に投資する

なるべく先生やチューターの方々が推薦する書籍・YouTube・動画教材などはすぐに試してみることを心がけました。
教材もどうしても相性と言うものがあるので、「この人面白い、わかりやすい!」みたいな先生が見つかるとよりプログラミングも楽しくなります。
ちなみに動画で学ぶことを圧倒的にお勧めします。私はReactを利用して卒業制作を作りましたが、その期間は海外YouTuberが作るCloneアプリを再現して学ぶために期間限定でYouTubeも有料化して勉強しました。

パソコンにも投資しました。
入学前にMacbook Airのメモリ16GB、USキーボードのものを買いました。入学前はProgateを少し経験し、USキーボードに慣れるためにtyping clubというサイトで特殊記号を覚える訓練をして入学しました。
というのも、特殊記号を見ないで打てるのが地味に大切で、コードが動かない理由=タイプミス、というのがよくある初心者のミスだったりするのです。
(見つけた時の悲しみの深さ・・・)

Macじゃないとダメとかではなく、Windowsでももちろん習得できます。
ただ、講義の後半戦のLaravelは自分のPCで環境構築して動かしたくなると思うので、メモリを大きめに積んでた方がストレスなくプログラミングできると思います。

3.「101点」を目指す

半年間、毎日3-4時間やっても、何も見ないでスラスラプログラム書けます!には残念ながらなれません。ただ、「自分で調べて書く」力がつきます。
私も何も見ずに書くとかできません。いまだに調べながらコツコツ書いて、エラーと格闘して、の連続です。

とは言え、入学した当初の想定以上には書けるようになったと思います。公式の技術ドキュメントも頑張れば読める、そんな感じです。
そんな私自身がプログラミングの力がある程度ついたと思っている方法は、ズバリ「写経」です。
YouTube、Udemy、さまざまな教材で、「作って学ぶ」であったり、「XXのクローンアプリを作る」(例:Gmail、YouTubeなど・・・)というものがあります。
まずはその写経をすることで、「作り方」そのものを学ぶ、をよくやりました。

ただ、これだけだと応用が効きにくいので、完全コピーが100点としたら、自分なりの応用を必ず上乗せして「101点」を目指して課題にも取り組んでいました。
この方法を卒業制作でも取り入れて、最終でリリースするアプリに近いアプリのクローン版(海外のYouTuberがやっているものがおすすめ)をまず写経してから、自分のアプリに取り入れられるコードを取り入れていく、という方法を取りました。

「コードで困ったことない」と豪語してる同期がいたので自力で書ける人もいると思います。超得意じゃない人は、是非真似をしながらその上でオリジナルを足していくという方法もあるのではないかな、と思ってます。
コードを書く量も増えれば、慣れますので。

4.仲間と助け合う

DEV21期を担当した講師の方やチューターの方々の多くの方に「DEV21期は仲が良くて団結力のある、本当に良い期でしたね」という感想をいただくことが多いです。自分達でもその自負があります。

授業以外の多くの時間を共有したと思います。
Discordのサーバーを開設したので、気軽にお互いが相談できる環境、オンライン上でも日々同期の気配を感じられる環境がありました。

例えば夜中に誰かがコード書いていてエラーで詰まってたらすぐビデオチャットに切り替えてエラーの原因を探ったり、G’s ACADEMYのクレドの1つである「Why Me?」なぜ自分がこの事業やアイディアをやろうとするのか、その価値観の源泉をお互い語り合いながら夜更けまで語ってみたり。
そんな時間の積み重ねのおかげで、率直にツッコミあえる、お互いのビジネスのアイディアをお互いで磨ける、そんな関係性が築けたと思います。

あと大切なのは、どんな些細な質問でも遠慮せず、詰まったらみんなに聞きましょう。G’sに入学する人はみんな初心者です。全然恥ずかしいことではありません。
そしてその質問は、全員でボールを拾うつもりで拾いましょう。
「こう探したらいいんじゃない?」「実は私も困ってる!」
そんな一言でも是非反応していきましょう。

他の人のエラーを解決することが、プログラムへの理解が深まるきっかけにもなります。
ちなみに私は他の同期から「長友さんは実はG’sのスタッフなのでは?」という疑惑が出るくらい、よくエラーを拾って解決を試みてました。

プログラミング以外の方法でも助け合えます。
勉強会を開催する、飲み会を開催する、積極的に同期が興味のありそうなニュースをシェアする、知り合いを紹介する・・・。
その助け合いの関係性の糸を折り重ねることで、かけがえのない仲間になっていきます。社会人になって、業界も年齢も超えて得られる仲間、それも起業や世界を変えたいという熱い想いをもつ仲間は超貴重な財産になります。

是非お互いを助け合い、切磋琢磨してください。それが遠くに行くために最も大切なコツだと思っています。

(卒業式の風景)

5.コミュニティを活用する

G’sのコミュニティ(先生・チューター・卒業生)を活用することができると、G’s ACADEMY生活はかなり充実し、より楽しくなります。

まずTwitterです。アカウントを用意しましょう。
そして、G’sの卒業生と思われる方々や、福岡・山口・札幌など各地の在校生、スタッフや先生方を片っ端からフォローしてください。(スタッフの方がリストを用意してくださっていると思います)

Twitterでは現在進行形の学びや悩み、考えていることをアウトプットしていくと、助言や応援がもらいやすくなったり、実際に会った時にも話が弾んで仲良くなれます!
G’s ACADEMYのコミュニティの方は頑張っている人はみんな応援してくれる、とても優しくて素敵なコミュニティです。

Twitterで繋がっていた卒業生の方々はピッチや企画のレビューをお願いしやすく、「Twitterのおかげで私、優勝できたんじゃない?!」と思えるほどです。そんなわけで、アカウント作ったら、私(@yoshienagatomo)もフォローしてください!
プロフィールには自分が何期なのか書いておいてもらえれば、フォロバして応援します。DMも遠慮なくどうぞ。

そして、もう1つ大切なことは、壁打ちやレビューしてもらうことです。
G’s ACADEMY Founderの児玉先生、学校長の山崎先生、スタッフの方々や卒業生の方々など、多くの方が大変快く壁打ちに応じてくださいました。

壁打ちの量は、皆さんのサービスの仮説検証を強くしていきます。
同期との壁打ちも大切ですが、是非先生・スタッフの方や卒業生とも行っていただきたいです。
とりわけ、多くのスタートアップの卵をみてきた児玉先生からの鋭いフィードバックは思い出深く、児玉先生の壁打ちがなければ、私はGGAにも出られなかったと思いますし、先生に壁打ちできるだけでG’s ACADEMYに入る意味があると思うぐらいです。

(GGA前日のツイートに沢山のいいねで応援もらいました・・・!)

6.なるべく安全に早めに失敗する

G’s ACADEMY後半の2ヶ月は卒業制作期間になります。
卒業制作のゴールは人それぞれでいいと思いますが、このセクションでは主にGGAに出場して、自分のサービスを発表したい!という人を念頭に書きます。

まず卒業制作期間は短いです。なので、できる限り企画自体はピボットしたくないところです。
そのため、卒業制作の企画を固めるのは「卒業制作期間前」を目指します。そして、固めるために必要なことは、先ほどのセクションで書いた壁打ちであり、サービスの対象者へのユーザーヒアリングとなります。

Why Meを深掘りする必要は絶対的にあるのですが、それを「他の人も似たようなことで悩んでいたりするのか、お金を払っても解決したいと思っているのか?」という確認作業が、ビジネスとして考えるのであれば大切だと思います。
それが壁打ちであり、ユーザーヒアリングにあたります。対象者に聞くことで解像度が上がりますし、反応をみてソリューションがイマイチなんだな、など作る前にたくさん失敗して欲しいです。

作る前に失敗することが、安全で早めな失敗です。自分でもユーザーからの意見で確信を得られていたら、どの機能を優先して開発するべきか、といった開発計画も考えやすくなります。

とはいえ、これは理想論です。
私は企画は決められてたのですが、実際は卒業制作開始後も開発の優先順位を見直すことが頻繁に起きました。というのも、実際に動いているモックを見せることで、より具体的なフィードバックが得られて、大切な機能やもっと必要な機能がわかってくる感じでした。
計画は見直すものだ、ぐらいに考えていてもいいのかな、と思います。

とにかくGGAという大きな舞台で発表する前に、発展途上のものをどんどん周囲に見せてフィードバックをもらう、という安全な失敗を繰り返してサービスを磨いていくのがおすすめです。
私はGGA当日もフィードバックを同期がくれて、ピッチを磨いて臨みました。

たくさん失敗できる環境、さらに、その失敗をナイストライ!と挑戦を応援してくれるのがG’s ACADEMYの良さの1つだと思います。

半年間どう過ごすのか、ご自身の行動量が鍵となります。
半年間やり切った後の風景は最高です!

皆様の入学に際して、少しでも参考になれば幸いです。
Twitter、G’s ACADEMYの校舎でお会いできる日を心よりお待ちしています!


<筆者プロフィール>

・長友好江/DEV21期
早稲田大学政治経済学部卒業。総合商社を経て、IT業界に転身。ワークスアプリケーションズ、コンカー、Anaplanで導入・開発・CSの立ち上げを経験。2021年G’s ACADEMYに入学し、日本から世界で利用されるソフトウェア開発を目指し挑戦中。2022年2月GGA優勝・オーディエンス賞を受賞。

こんにちは!ジーズアカデミーの藤井です。
本記事では学びを拡張するアドオン講座「G’s EXPANSION PROGRAM」について、詳しくご案内します!

■G’s EXPANSION PROGRAMとは?―話題の技術やビジネス分野の講座を取り揃えた拡張プログラム

『G’s EXPANSION PROGRAM』とは、自分のチカラを拡げ、自学自習の基盤をつくることをコンセプトにした、専門スキルを学ぶ講座群です。

ジーズアカデミーでは、新しい事業やプロダクトアイデアを、6ヶ月間のプログラミング学習と制作期間を通して創り上げていきます。自身のオリジナルプロダクトを創り上げる中で、「コースカリキュラム外の技術を使ってプロダクトを創りたい」「よりユーザビリティを高めたい」等、プロダクトクオリティをより向上させるために必要な技術をもっと学びたいという声を受け、受講コースにアドオンできる新サービス『G’s EXPANSION PROGRAM』を2022年1月より開始しました。

『G’s EXPANSION PROGRAM』では、話題の技術やビジネス分野の講義を取り揃えており、基礎力から応用力へ自身の学びを拡張することができます。自身が制作したいプロダクトに反映するため、実際に手を動かしアウトプットすることを中心にしており、より実践的に学ぶことができる内容となっています。

EXP

受講コースのアドオンプログラムですが、ジーズアカデミーの在校生のみならず、卒業生、一般の方も受講可能です。

<このような方におすすめ>

・プログラミング初心者からステップアップし、最新のスキルを身に着けたい方
・実際のプロダクト制作を通して、プログラミングやビジネス思考の応用力を身に着けたい方
・独学だけでは物足りなく、同じ技術を学ぶ仲間を作りたい方

■G’s EXPANSION PROGRAMの特徴

Point1.トレンドに合わせた多彩な講座を提供

 「React」「Swift」といった定番で人気のあるプログラミング言語から、最近話題のメタバースにおける基礎技術「XR(Unity)」、非エンジニアにこそ身に着けたい「DX」など、トレンドに合わせた講座を提供します。

Point2. オンデマンド+オンラインライブの講座設計で、全国どこでも受講可能

講座はすべて、オンデマンド動画教材とオンラインライブ講義で構成しており、全国どこからでも受講可能です。

まずは、オンデマンド動画教材を各自閲覧し、基礎理解を深めます。動画内で出される課題は、オンラインライブ講義の開講日までに取り組みます。

課題が完了した方のみ、オンラインライブ講義の受講に進むことができ、講義内ハンズオンを通じて応用力を身に着けていきます。

Point3. 各分野のプロから、実践的に学ぶ

『G’s EXPANSION PROGRAM』では、その分野のプロとして第一線で活躍している方が講師を務めます。

例えば「DX」の講座では、全国でDXを推進する経営者・CTOの講演、各社の職場を独自取材したオンデマンド教材や、ノーコードツールBubble専門のエンジニアによるオンラインライブ講義など、これまで大手企業のDX人材育成に取り組んできたジーズアカデミーだからこそできる、講師布陣となっています。

もちろんプログラミング分野の講座でも、現場で活躍する現役エンジニアが講座を担当しており、ジーズアカデミーの特徴でもあるアウトプット中心の内容となっています。

■各種講座の紹介

【ノーコード×DX 実践プログラム】

*企業変革を推進するための思考を習得し、ノーコードでのプロダクト開発を通して実践を積む

そもそも「デジタルトランスフォーメーション」とはどういうものなのか、その本質を紐解いていきながらDX的思考についてオンデマンド教材を通じて学びます。その後、業務改善案を受講者がそれぞれ企画をし、ノーコードツールの「Bubble」でプロダクトを開発していきます。

【講師】

西村 明子氏
(専業ノーコード Bubbleエンジニア)

G’s ACADEMY DEV6期卒業、産後の孤独感を解決するママ向けアプリ「OYABAKA(オヤバカ)」で起業。
ネイティブアプリからwebアプリに移行検討する中で出会ったノーコードの Bubbleに熱中し、現在国内ではまだ少ない専業BubbleエンジニアとしてWebアプリ開発に携わる。
得意なCSSとデザイン、起業の経験を生かし、多くのスタートアップの開発を支援。
世の中を変えるアプリ から、ほっこり、くだらないアプリまで量産するのが目標。

中田 圭太郎氏
(Evlick合同会社代表(ノーコード専門受託開発会社)・株式会社ABABA CTO)

世界最大のノーコードコミュニティ主催の「bubble-challenge」にて日本人唯一 入賞者。
『基礎から学ぶノーコード開発』Bubbleパート著者。
全くの非エンジニアから、ノーコードBubbleに出会ったきっかけでWeb開発の分野に挑戦し始める。
自社での受託やスタートアップでのサービス開発、コーチング経験などがあり、日本のBubble認知度向上を目指して活動中。

児玉浩康
(G’s ACADEMY Founder / D ROCKETSインキュベーションマネージャー / デジタルハリウッド株式会社執行役員)

25年間で10ブランドの新学校設立をプロデュース。
デジタルハリウッドスクール統括の後、2015年G’s ACADEMY を設立。
卒業生専用スタートアップ支援機関『D ROCKETS』も創立し、創業指導・支援を全面的にハンズオンサポート。
6年で70社の起業を支援。

【XRメディア表現創作プログラム (2022年1月末より受講者募集開始)】

*「XRメディア」を使用したデジタル表現を基礎から学び、自らの手で作品を創り上げる

オンデマンド講座で必要な知識をインプットし準備を整えたのち、多彩なデジタル表現ができる開発環境「Unity」やVRプラットフォーム「Cluster」の実際の事例を体感します。

その後は、本格的にプログラミングや特殊効果を用いながら、作品創りの手法を学び、自分の創りたい世界を表現していただきます。

最後はオンラインでの発表会を開催し、自身の作品をアウトプットするところまで行っていきます。

【講師】

中農 稔氏

(landskip CTO)

2017年面白法人カヤック退職。
現landskip CTO/G’s ACADEMY メンター/京都精華大学非常勤講師。
店舗のインタラクティブな空間演出やライブ演出、インスタレーションの企画と制作を行う。

【iOSアプリ(Swift)開発実践プログラム】

*OSアプリ開発のためのプログラミング言語やツールを実践的に学ぶ

iOSアプリ開発のためのプログラミング言語「Swift」。そのSwiftを現場で活躍しているネイティブアプリエンジニアから学んでいきます。

オンデマンド動画ではiOSアプリ開発の基本となる考え方やツールの使い方など基礎を固め、オンラインライブ講義では配達アプリ作成を通して、スマホのアプリ機能をハンズオンにて開発していきます。

【講師】

鈴江 元尚氏
(iOSエンジニア/G’s ACADEMY講師)

大阪府交野市出身、大阪大学大学院修了。
コンサルティング会社で企業のコスト削減/M&Aアドバイザリー等に携わった後、G’s ACADEMY TOKYOのLABコース(4期)を卒業。
スタートアップにジョインし、iOS SDK開発、R&D業務等を経験し、新規アプリサービス開発責任者として従事。
仕事の傍ら、G’s ACADEMY TOKYOでのiOS授業の講師/チューターを務める。

【Reactハンズオンプログラム(2022年2月初旬より受講者募集開始)】

*世界的なシェアの高い技術「React」を実践的に学ぶ

Webアプリケーションの開発の上で必須となっているJavaScript。その人気ライブラリ「React」を学ぶプログラムです。また、Reactに取り組む上で必要不可欠なNode.jsについても学んでいきます。

API連携やデータベース連携を通して、より実践的なアプリ開発に活用できる内容となっています。

【講師】

大杉 太郎氏
(G’s ACADEMY FUKUOKA主任講師)

茨城県つくば市出身、北海道大学卒業、北海道大学大学院修了。
大手医療系メーカーにて企画・設計・開発のリーダーを経験の後、G’s ACADEMY TOKYOのDEVコース(7期)を卒業、プログラミングにのめり込む。
卒業後は仕事の傍ら、ジーズアカデミーでチューターとしてプログラミング教育活動に従事。
2018年の福岡校開校とともに、メーカーを退職し福岡に転居して「ジーズアカデミー福岡 主任講師」に就任。
MENSA会員。

■受講料

各講座によって、受講料が異なります。
また、ジーズアカデミーのメンバー(現役生、卒業生)は、会員区分によって割引となります。

■お申込み~受講開始まで

Webページ:https://gsacademy.jp/exp/

上記Webページより、ご希望の講座を選択し、カリキュラム等や受講規約をご確認いただきましたうえで、受講料のお手続きをお願いします。(クレジットカード・請求書支払可)

各講座の募集締切り後、オンデマンド教材を配布いたします。オンデマンド教材は、オンラインライブ講座実施日までに、すべてを視聴・課題に取り組んでいただきます。
(※課題をクリアした方のみ、オンラインライブ講座を受講できます)

こんにちは、ジーズアカデミーの藤井です!

エンジニア起業家養成学校・ジーズアカデミーにご入学される方のバックグランドは本当に様々です。その中には、いわゆる”安定している”と言われる業界の方も多くいらっしゃいます。
そんな方々が、更なる挑戦を求めて起業・プログラミングを学ぶ訳とは?

2022年1月、ジーズアカデミーでは「安定か挑戦か」というタイトルで、オンライントークセッションを開催しました。
挑戦へと踏み切った方々の想いや、挑戦の場所としてジーズアカデミーを選んだ理由などをお聞きしました。
本記事では、その様子をダイジェストでレポートいたします!

【目次】

  1. 未経験からプログラミングを学んだ理由は?
  2. なぜジーズアカデミーを選んだの?
  3. 週4日通いプログラミングを学ぶコース。退職して通うことを決めたきっかけは・・?
  4. ジーズアカデミーで学び、起業や転職と新たなステージへ。一番変化したことは?
  5. これまでのキャリア・経験が役立った瞬間
  6. プログラミング×起業に挑戦してよかったと思う瞬間は?

キッズウィークエンド株式会社 代表取締役兼CEO
三浦 里江 (LABコース第6期卒業)

早稲田大学大学院卒業。シティバンク銀行にて、リテールマーケティングを担当。その後、リーマンブラザーズ証券にて、株式調査部に所属し自動車業界のリサーチを担当後、野村証券の投資銀行本部にて自動車業界のM&Aのアドバイザリー業務に従事。2017年、キッズシーズ 株式会社を創業。2020年4月より、こども向けオンラインイベントの予約サイト「キッズウィークエンド」を運営。(https://www.kidsweekend.jp/portal)
小4、小1の娘を持つ二児の母。現在、早稲田大学大学院商学研究科博士課程在籍中。

株式会社moovy エンジニア
松尾 圭介
(LABコース第8期卒業)

埼玉大学卒業。硬式テニス部主将。 埼玉県警察にて、地域課(交番・パトカー勤務)を経験後、本部捜査二課で振込め詐欺捜査を担当。 Webサービスを「使う」から「作る」ことに興味を持ちG’s ACADEMYに入校。 同期が創業した株式会社moovyにてエンジニアとして、サービス開発全般を担当。 https://moovy.jp/


藤井(進行役):
本日はどうぞよろしくお願いいたします!
三浦さんは大手の証券会社からスタートアップのCEOに、そして松尾さんは警察官からエンジニアへと転職されました。

語弊があるかもしれませんが、世間一般的に、そのまま頑張っていたら昇進ができたりだとか、キャリアが続いていったりだとか、安定しているというようなイメージがあると思うのです。
そこからガラッと異なる方向に挑戦の幅を広げていかれたお二人ですが、挑戦をするというのは、非常に勇気やエネルギーが要ることだと思います。

何がその挑戦に踏み切らせたのか、ということを軸に本日はお話を聞けたらと思っています!

未経験からプログラミングを学んだ理由は?

藤井:
ジーズアカデミーでは、起業×事業創出を学んでいきます。お二人が最初にプログラミングに興味を持ったきっかけは何でしたか?

三浦さん:
興味を持ったというよりは、必要に駆られてという感じなんです。
自分でサービスを作りたいと思ったときに、これまでのバックグラウンドが金融だったのでプログラミングのプの字も分からなかったんです。周りにプログラミングができる人が誰もいなかったですし、どういうふうに作ったらいいんだろうなと思って。

調べると、まずサービスのプロトタイプを作ってテストから始めたほうがいいらしいということがわかりました。じゃあ作ろうと思い、ゲーム会社を経営している高校の同級生のところに行って相談したら、プロトタイプで200万かかるって言われたんです。

テストだけでそんなにかかるんだ!どうしよう、と思っていたら、どうやらG’s ACADEMYという学校が、プログラミングを勉強できるし、なんならサービスのプロトタイプを作って投資家さんの前で発表する機会までもらえるらしい、ということを見つけました。
すぐアポイントを取って、ここだと思って入学を決めたっていう形です。なので、興味というよりは必要に駆られて、という経緯です。

藤井:
ジーズアカデミーのやっていることと、求めていらっしゃったことがピッタリはまったのですね。
松尾さんは、プログラミングに興味を持ったきっかけはいかがですか?

松尾さん:
警察から転職をするときに色々選択肢はあったんですが、Webサービスを作ってみたいという気持ちが強かったので興味を持ちました。

恐らく最初に目にしたのは店舗のECサイトか何かだったと思うんですが、それに興味を惹かれたことがきっかけで、プログラミングができるようになればもっと色々なサイトを自分で作れるようになると思いました。0からものを作れるようになるんだな、Webサイトとかの制作って面白そうだな、と。

なぜジーズアカデミーを選んだの?

藤井:
三浦さんには先ほど触れていただきましたが、数あるプログラミングを学べる環境からジーズを選んだ理由って何でしょうか?

松尾さん:
何か作って発表しましょう、それが学校に通う上でのゴールですという目的が最も具体的な学校だと思ったことが決め手です。それが面白そうだなと。

教材を何冊終わらせるといったような学習は、プログラミング学習のゴールではないと思っていたんです。なので、プロダクトを6ヶ月で作り終えることを目標に置いてるところを魅力に感じていました。

藤井:
ものを作りあげることを大切にしている、という点に魅力を感じていただけたんですね!入学前もご自身でプログラミングの勉強をされていたとのことですが、その上で学校に通おうと思った決め手は何でしょうか?

松尾さん:
自分は公務員をやっていたので、正直ビジネスは全くわからない状態だったんです。そういったところー事業の作り方なんかも含めて学べる場所だと感じたので、学校に入って学んでみるのが良いと思いました!

週4日通いプログラミングを学ぶコース。退職して通うことを決めたきっかけは・・?

藤井:
お二人が通われたフルタイム総合LABコースは週4日、朝から夕方までがっつり通うコースです。今回、挑戦か安定かというタイトルをつけていますが、これまで築いてきたキャリアを1回置いて新しいことに挑戦した一番の理由って何だったんでしょうか?

松尾さん:
僕は退職して入学を決めたというよりは、辞めた後にジーズのことを知ったんです。退職した理由はジーズを選んだ理由と似ているんですが、サービスを作る側になりたかったということが大きいです。

その後に入ろうと思った理由としては、学校として門扉が広い上に、ジーズにはコミュニティとしての機能もあると聞いたので、入学すると良質な出会いがあるんじゃないかと思いました。

三浦さん:
ジーズに入って本気でやるぞと決めた理由は、実は怒りの感情が大きかったんです。ずっと投資銀行でM&Aなどをやっていたんですが、金融ってキャリアを順に積んでいけるところがあるんです。これができるようになったら次、という形で色々な仕事を任せてもらえるし、結構大きな額の仕事も任せてもらえるようになってどんどんキャリアを積んでいっていたんですが、それがガラっと崩れたのが妊娠でした。

決まっていた仕事がなくなったりもして、改めて周りを見てみると、多くの子供がいる人は転籍したり、妊娠前とは全然違う仕事をしたりしていて。積み上げてきたものが積み上がらなくなってしまう状況に驚きました。
このままだと女の人がいつまでたっても活躍できる日は来ないと思ったので、こういうことを解決するサービスを絶対作るんだと決意したんです。

ジーズアカデミーで学び、起業や転職と新たなステージへ。一番変化したことは?

藤井:
お二人とも、ありがとうございます!
これまでとは全く違う、起業してCEO、エンジニアへと挑戦をされたお二人ですが、最も変わったことは何でしょうか?働き方やマインドなど、何でも構いません。

三浦さん:
私は子育て中なこともあり、スケジュールを自分でフレキシブルに調整できるようになったことが大きいです。
また大企業で働いてるときは、大きな企業の看板で仕事をしていたような気がしています。自分がいる環境に対してつい文句を言ってしまっていたなと。

でも自分で事業をやるようになってからは、うまくいかないことも自分の責任だし、うまくチームメンバーが動いてくれなくても自分の責任です。自分の器が会社の器なんてよく言われると思うんですが、うまくいかないときは人のせいにするのではなく、まず自分が変わらなきゃと思うようになったのは大きいかもしれないです。

藤井:
松尾さんは公務員からスタートアップに場所を移し、エンジニアとして働くようになりました。環境も働き方も大きく変わったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

松尾さん:
実は、僕はあまり仕事が変わった感じがしないんです。
以前は振り込め詐欺を捕まえる仕事をしていたんですが、仕事の感覚としては似ているなと。

今は運営するサービスを通じて、代表のやりたいこと ー 良質のマッチングを達成するために何をするか、ということを追及しています。以前はそれが、犯罪防止を目的とした捜査でした。
手段と目的の部分が変わっただけで、やってること自体はあまり変わった感覚がないんです。僕の意見は少数派だと思うんですが(笑)

藤井:
なるほど。一見180度変わったように思えますが、その見方で考えると共通する部分があるのかもしれません!

これまでのキャリア・経験が役立った瞬間

藤井:
では変化したことの次に、これまでのキャリア・経験が役に立ったという瞬間はありますか?

三浦さん:
私達はお子さん、そしてその親御さん向けにオンラインの教育を提供しています。ですがビジネスとしては企業さんとお仕事をすることが多いんです。企業さんと一緒に授業を作ってそれを子供たちに届けているんですが、以前はBtoBやM&Aを作っていくような仕事をしていたので、今もその時に身に着けた提案の仕方や、BtoBの勘所のようなものが生きているなと思います。

藤井:
案件の規模感や温度感のようなものが分かるのですね!確かにそれは、これまでのご経験ならではかもしれません。
先ほど視聴者の方からいただいたコメントでは、やりたい仕事をやっていると疲れにくくなったというご意見がありました。感じることはありますか?

三浦さん:
確かにそうですね。以前はやはり会社の看板があるので、これを言っていいのか悪いのかと考える場面が非常に多かったんです。ですが今は、自分の言ったことがストレートにお客さんに伝わったり、各所で発信していることが会社のフィルターを通さず届きます。社会ってこんなに自分の声が通るんだ、と始めはすごく戸惑った記憶があります(笑)

プログラミング×事業創出に挑戦してよかったと思う瞬間は?

藤井:
もう一つ違う切り口でぜひお聞かせください。
新たな世界に挑戦してよかっただったり、あのとき思い切ってよかったと思う瞬間はありますか?

三浦さん:
もうすごくたくさんあります。私が昔いた業界はお給料も良かったですし、あと5年ぐらいやっていれば子供も大きくなって復帰をして、何か大きな仕事ができたかも知れないと思います。ただ自分の中で、もっと手触り感のある仕事の方をしたいと思いました。

今の事業は、子供たちが新しいことに触れて好奇心に目がキラキラしてる瞬間が画面越しに見えたり、親御さんからの嬉しいコメントが日々届いたりするので、自分がやった仕事がこんな風に世の中の役に立っているんだと感じることができるんです。
やりがいを感じる、手触り感があるサービスができてると感じたとき、あの時挑戦してよかったなとすごく思います。

松尾さん:
多分公務員のままだったら、今の経験はできてないと思うんです。僕は埼玉県警だったので、都内勤務も初めてでしたし。
思い切って1回飛び出して環境を変える経験をしてしまえば、また別のチャレンジも挑戦しやすくなるだろうなと思いました。

エンジニアの仕事自体は、パソコンに向かっていればできるようになるのかもしれないです。加えて、事業を0→1で作っていくこと、事業を作っていく上で自分以外の人たちがどういうことをしていくのかという流れが、ジーズや事業の立ち上げを通して理解できました。これは大きいことだなと思います。

キャリアプランと叶えたい夢

藤井:
最後に今後、叶えたいことについて教えてください!

三浦さん:
子供の未来をつくるインフラになりたいなと思っています。今は親と子供と学校だけの閉鎖的な関わりだと思うんですが、もっと社会の担い手である企業や、社会全体を巻き込んで学び合ったり、社会と子供をもっともっと繋げていくような取り組みをしたいんです。

それによって、どこで生まれたとか、どの家庭に生まれたとかに関係なくもっと子供が自分から社会と繋がることによって、より多様な考えを持てる社会になったら、子供だけじゃなくておそらく親も価値観や生き方も変えられると思います。親も子供がいるから諦めるんじゃなく、子供がいても色々なことに挑戦していけるような社会にできたら、もっと未来は明るくなるんじゃないかなと思いました。

松尾さん:
これに関して結論はないんですが、いま事業を0から作っているので、事業がうまくいくようにやり切りたいと思っています。
エンジニアって色々なキャリアの道があると思うんですが、やはり長くやってる方たちってその領域に関してめちゃめちゃ詳しくて。今の僕にはわからない言語で、多分話が進んでいくんだと思います。

でも僕は、最強の何でも屋じゃないですが、まだ深くまでは掘れなくとも、浅いところを誰よりもいっぱい知っている、そんな姿をチームのためにも目指したいなと思っています。

藤井:ありがとうございました!


いかがでしたか?
一歩踏み出して新しいキャリアへ挑む方が多くいらっしゃるジーズアカデミー。
今回ご登壇のお二人は、ジーズアカデミーご卒業後も同期の方と一緒にサービス開発をしていらっしゃいます。

高めあえる仲間を見つけられる場所、そして挑戦する人を応援する場所でもあるジーズアカデミー。
ご興味をお持ちの方はぜひ学校説明会へお越しください!

皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のコミュニティーマネージャーの中野です!
1月16日にDEVコース1期生によるプロダクト公開!トークセッションを開催しました!

今回は他校の方からも注目されているユニット山口の新星お二人にご登壇いただきました!
次々に出てくるプロダクト。卒業制作も少しご紹介いただきました!

目次

▶︎ 登壇者紹介

▶︎ ユニット山口を知ったきっかけ

▶︎ プロダクトの紹介①

▶︎ プロダクトの紹介②

▶︎ 卒業制作の紹介

▶︎ 新しい言語へのチャレンジ

▶︎ 学習のスケジュール

▶︎ 一緒に学ぶメンバーがいる良さとは?

▶︎ 今後の目標

ご登壇者

高田 航希さん

UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期現役生

音楽学校を卒業後、大阪でPCゲームやスマホアプリのBGM、SE(効果音)制作などサウンドクリエイターとして活躍。仕事をしていく中 持病が悪化してしまい、新たな働き方を模索しようと山口へUターン。現在は介護事務として働きつつ、ジーズアカデミーユニット山口に通われている。

澄田 大輔さん

UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期現役生

東京理科大学を卒業後、農業をやりたいと思い高知県で自給自足に特化した農業研修を受ける。農業一本でするのは難しいと感じ、半農半Xをしようと地元である山口に戻り、デジタルハリウッドSTUDIO山口でWEBデザイナー専攻を修了。フリーランスとして活躍しつつ、古民家を購入しセルフリノベーションをしている。DIYオタク。

半農半Xとは・・・半自給自足な農業と仕事を両立する生き方

Qユニット山口を知ったきっかけは?

高田さん:ネットニュースの山口の記事で知りました。福岡、札幌、東京ときて・・・なぜ山口!?と思い興味を持ちました。そこから調べていくうちに楽しそうと感じて申込みしました。
もともとプログラミングに関心はありましたが、都会でしか学べないイメージがあったので それが山口で学べるのは良い!、これは一期一会だから申し込むしかないなと思いました。

プログラミングは未経験ですが、どんどん挑戦ができる場が用意されていて、自身が成長できる場所だということを説明会を聞いて感じました。

澄田さん:WebデザイナーのスクールであるデジタルハリウッドSTUDIOは転職や副業の色が強く、ジーズアカデミーは起業・新規事業といったはっきりと目的が違うと感じました。

ジーズアカデミー卒業生の事例などを見ていて、起業・新規事業を考えられている方が多いので熱量が高い人が集まりますし、私もその輪の中に入りたいと思い入学しました。

▼授業の様子が気になる方は前回の記事をご参照ください!▼

1月16日 イベント記事 ▶

では、早速ですが制作されたプロダクトを紹介していただいてもよろしいでしょうか?

澄田さん:最初に私がjavascriptという言語を使って作ったプロダクトをご紹介します。ランダムに数を作るという処理を応用して、「よくある見出しを自動生成」してくれるツールを作りました。

Webデザインをしている時に英語と日本語の両方がある見出しがよく出てきます。フォントの種類を新たに発見したり、良い感じの見出しを提供したいと思い作りました。

デザイナーならではのプロダクトですね。実際にチューターでも使っている方がいらっしゃいます(笑)ありがとうございます。もう一つのプロダクトもご紹介いただいていいですか?

澄田さん:こちらは水耕栽培キットになります。私は自給自足に特化した農業をしておりまして、その頃から家庭用の水耕栽培キットがあったら良いなと思っていました。将来的に農業もしたいのでスマート農業としてその時に活かせるような小スケールのものを作りました。

ラズベリーパイという小型のコンピューターが入っていまして、コードを実行することによって処理が行えます。温度などのセンサーがいくつか付いていて、そこからデータを測定してfirebaseに送り、自身のWebサイトにとってくるというものを作りました。

澄田さん:そして、1時間に1回自動または手動で水やりもされます。

これがちょうど4回目の講義だったので、1ヶ月ちょっとくらいでこちらのプロダクトを作られたんですね。ありがとうございます。

ジーズアカデミーでは授業でjavascriptとPHPを習いますが、自分の作りたいものによって他の言語も学ぶ方もいらっしゃいます。

高田さんはゲームが好きということで、VRゴーグルを作った作品を作られています。今後の卒業制作に向けて作られていますが、ご紹介いただいてもよろしいでしょうか?

高田さん:私はVRとフィットネスを合体させた「萌えっとねす」というかわいいトレーナーさんと一緒にフィットネスをするというVRアプリを作っています。

これはunityという言語はC#(シーシャープ)で書いて作っています。例えば、こちらのメニュー画面のボタンを押すという処理はジーズで習ったことの応用でした。

大作ですね!高田さんは今 卒業制作のプロトタイプを作られていますが、作り始めてから数週間でここまで作り上げています。楽しみですね。ありがとうございます。

Qお二人ともカリキュラムで学んだ言語とは別に自力で新しい言語を学ぼうとされ、簡単に学べるものではないかと思いますが、チャレンジしようと思ったきっかけはありますか?

高田さん:ジーズアカデミー の良さと言いますか、プログラミング言語を覚えるというよりかは書き方を覚える場所だと思っていて、こう書いたらこのように処理されるという元となる書き方は他の言語でも変わらないと思います。

例えば私が使用したC#という言語はif(イフ)文という書き方がありますが、これはカリキュラムで習うjavascriptでも出てきます。なので書き方は似ていますね。

C#という言語にたどり着いたのは、ご自身でリサーチをされてということですよね?

高田さん:そうですね。VRをやりたいと思った時にunityが必要ということがわかり、unityをやるためにはC#が必要というのを調べてわかったのでC#を学びました。

なるほど。まず先に何が作りたいかがきて、そこからそれに必要な技術を調べるということですね。

この言語を使って作ろうというテキストをよく見かけますが、ジーズアカデミーではそのような形ではなく、後半は習ったことを使った課題というよりは、自分の新しい作りたいもの卒業制作に取り組むことを評価しています。

今後出来上がっていくのを楽しみにしています。

Qそして、皆さんはお仕事をされながらジーズアカデミーに通われていまして、毎週土曜日に授業があってその後に1週に1度課題を作るというスケジュールで結構ハードだったかと思いますが、いかがでしたか?

澄田さん:私は仕事(フリーランス)と古民家の改装もしています。週1〜2で古民家で作業をして仕事を週3に調整し、あとは学習の時間にしてプロダクトの制作に力を入れています。

高田さん:自分も仕事上 時間の都合がつけやすく、プログラミングに時間をかけることができます。なので、他の受講生を見ているとハードなスケジュールの中よくこんなプロダクトを作れるなと驚き、自分も負けてられないなと思います。

一緒に学んでいる人の状況がわかるので1人で学ぶのとは違いますよね。

Q一緒に学ぶメンバーがいるというのはお二人にとってどんな影響がありましたか?

高田さん:1人だったら挫折してたなと思います。

gatherというオンラインのチャットツールの中に皆で集まって、その日の課題について悩みを共有しつつ、他の人の作ったものを見てこういうふうに作ればいいのかとわかったりします。課題をこなすには1人では難しい場面がありましたが、アイディアをもらいつつ乗り越えることができました。

澄田さん:皆でやるとモチベーションが維持しやすいというのはあると思います。

一番良いなと思ったのはエラーの共有ができることです。自分が作りたいものを作っていると必ずエラーに遭遇しますが、他の方も同じようなエラーが起きていることが多々あるので、それを共有してお互い解決し合ったり、事前にエラーを防げるのは良いなと思います。

Q今お二人はプログラミングのスキルをどんどん身につけていますが、今後の目標についてはどのように考えられていますか?

澄田さん:卒業制作を企画する際に自分を見つめ直して、「自分はなぜこれを作りたいのか」、「それまでの自分はどうだったか」を改めて考えていく中で新しい事業をしたいのではなく、自分がしたいのは農業だったということに気づきました。

そこから考えが変わって、農業をしながら半農半Xを実現して、プログラミングができる農家として農業界隈の課題解決に貢献したいと考えています。

高田さん:卒業制作でVRを紹介しましたが、そちらの方面に進みたいと考えています(未経験からのエンジニア転職)。これからはVRが発展し一般化されていくと私は思いますので、そういったVR世界に貢献できたらなと思います。

お二人の今後、そしてどんなプロダクトが出来上がるのか楽しみですね!お二人ともありがとうございました!
▽ご興味のある方はぜひ学校説明会へ!▽
学校説明会 ▶

皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のコミュニティーマネージャーの中野です!
1月16日にDEVコース1期生によるプロダクト公開!トークセッションを開催しました!

今回 会社の経営者、または跡継ぎとして活躍されながらユニット山口に通われているお二人に登壇していただきました!
こちらではトークセッションで話されていた内容を一部抜粋してご紹介したいと思います!

ご登壇者

吉本 龍太郎さん

UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期現役生

保険会社での営業や県外の廃棄物処理の会社を経て、現在は地元 山口の廃棄物処理業者3代目アトツギに。事業の立ち上げに携わったり、社内で新たな試みをされたりと活躍されている。社内で取り組まれているプロジェクトのサービスを作るべくジーズアカデミーユニット山口へ入学。

弘中 明彦さん

UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期現役生

山口生まれ、山口育ち。東京大学を卒業し、大手金融機関でマーケティングの仕事に従事。その後 山口県にUターンし、まちづくりや地域活性化、人材育成などの分野で活躍され、現在では経営コンサルティングやコミュニティ運営支援、人材開発を行っている会社を起業。ご自身がされている事業にデジタルを取り入れたいという思いからジーズアカデミーユニット山口へ入学。

Qジーズへ入学した経緯は?

独学でWebのことやPHPを学んでいましたが、一人で学ぶことに限界を感じ挫折しました。しかし、プログラミングを学びたいという気持ちを内に秘めていたので、もう一度チャレンジできる良いきっかけと思い入学しました。

Q学校説明会での話を聞かれどうでしたか?

私が参加した説明会に創立者の児玉さんが登壇されていて、お話を聞いて衝撃を受け自分の考え方が変わりました!

最初は、ちょっと技術のことに詳しい経営者でいいなと思っていました。しかし、そんなのではダメだ!ということを思い知らされました。

「ラーメン屋をだしたい人が自分で一杯もラーメンをださずに外注ばかりだしているラーメンを食いたくない!」

という例え話がわかりやすく、アイディアや自分のつくりたいものを上手にできなかったとしてもまずは作り上げる、自分の手を動かすことが大切だと実感しました。

Q入学後は?

スケジュールが大きく変わり、自分が好きなことに使っていた時間がほとんどコードを書く時間になりました。週に20~30時間費やしています。そして、私たちのコースは毎週土曜日に講義がありますが、なかなかのスパルタですね。木曜日は課題の提出日で、その日は夜遅くまで頑張っています。

やはりDEVコースはお仕事をされている方が多いので、どこかの時間をコードを書く時間に置き換えることが必要ですよね。

そうですね。週に10時間~20時間は最低でもかけないと課題が提出できないので、1日に換算すると2~3時間。自分の趣味の時間などを学習や課題の作成の時間に置き換えることが必要になりますね。

Qこれが大変だったというのはありますか?

もともとプログラミングは少しかじっていたので、最初の講義のHTMLやCSSは多少理解できましたが、javascriptという言語に入ったとたんに一気にレベルが上がったと感じました。プログラミング、コードを書くときにエラーに遭遇しますが、たった1行のエラーにほぼ1日かかるなんてザラでした(笑)

最初の頃はどうやって解決したらいいのかわからなくて困りましたが、何回もエラーに遭遇していくうちに要領がわかってきましたね。プログラミングはググる(Google検索する)力が必要だと感じます。

Qプログラミングをして何か変わったことはありましたか?

仕事でシステムの中身(プログラミング)を見て 講義で学んだことがでてきた時は感動しました。あとは、何行も書いていたコードをたった数行で解決できるということがわかったのも良かったですね。

そして、見る側ではなく作る側のことも想像するようになりました。例えば、Webサイトを見た時にどういったふうに作ったのかを検証ツールで見るようになりました。それだけでなく、何かアイディアがでてきた時に作ってみようかなと思うようになりました。

Q卒業制作を作る上で考え方の変化はありましたか?

ゼロからつくるのが改めて大事だと実感しましたね。

外注先とのやりとり等 往復することはやはり労力が必要で、それに対して自分で作ることによって自分が理想としているものが作れるので、最低限のプログラミングスキルを持っていることは必須だと改めて感じました。

Qご自身が持たれている課題感は何か変わりましたか?

ずっとローカルなところで生きてきたので視野が狭くなっていましたが、Webで公開することで世界の方にも自信のサービスを見てもらえるので、課題感のフィールドがどんどん広がっています。

▲ご自身のプロダクトを紹介する吉本さん

Qジーズアカデミーに来てほしい人、合う人はどんな人ですか?

経験があるかどうか 能力の部分は全く関係ないと思っていて、「作りたい!」といった何かを自分の手で生み出したいという気持ちを持った方、得たものをこういうふうに使いたい!と思える方がふさわしいかなと思います。

ジーズアカデミーは起業家エンジニア養成スクールとありますが、全員が起業家を目指しているわけではなく、とにかく「自分は何がやりたいか」、「自分は何者か」ということを突き詰めて事業を作っていくことがとても大切にされています。単にプログラミングを勉強したいという人ではなく、自分で何かを成し遂げたいけど手段がないという方は向いているかなと思います。そこに対して課題感を持っている方は合っていますね。

あとは受け身で何かを教えてもらおうという方は向いていないかもしれません。皆で高めあったり、課題を共有したり、自ら学んでいくという意欲のあるコミュニティにピンとこない方は苦しむと思います。

ジーズアカデミーは色んな方とつながることができるので、自分の考えを世に広めていきたい!と考えている方はチャレンジする意義があるのかなとも思います。

色々と向いていない方のことを話しましたが、質問したことに対して回答がきますし、やっているうちに考え方・カルチャーが自分の中に浸透していくと思うので基本的にはほとんどの方は大丈夫だと思いますよ!

そして、ジーズは専業主婦、子育てをされている女性でも十分に通う・学習することは可能だと思います。全ての講義をオンラインでも受けられるのは魅力的ですね。

「やる気があるかどうか」、「上手にできなかっとしても創意工夫が感じられるか」と「コミュニティへの貢献」は大事なポイントですね。

コミュニティへの貢献というのがしっくりきますね。slackというツールでやりとりをしますが、そこにある質問のチャンネルや講義中に使用するチャンネルでは よく質問したり、自分が答えられそうなことはコメントして互いに教えあっていますね。

特にわからない状態なのに質問しない方や、返答をしない方はジーズの中で罪になりますね(笑)

▲講義中のslack やりとりの様子

Qさて、自分が考えているのと似たようなサービスは世の中にたくさんあって、それでもなぜ自分がやるのか、その意味は何か?そこから考える山口の未来についてお伺いしていきたいと思います。

「世の中になくて生きるのに困っていることは無いから、新規事業は世の中に対するおせっかいだ。それでも、なぜ私がやるのか。」

とジーズアカデミーの創立者からよく問われ、ユーザーについて深堀りをしていかないといけないというのを叩き込まれます。

私は山口にUターンし、なんで山口にいるのかっていうと郷土愛や地域への愛とは違って、自分のメリットがあるからなんですよね。私は自分の事業が都会よりもやりやすいことや家族がいるから住んでいます。

山口にいて よく若い方が県外へ流出している話を耳にしますが、一番の理由は仕事、雇用かなと私は思います。若い人が働きたいと思う職種が少ない、こういうエンジニアのような職やIT会社が少ない印象があります。

少子化や人口減少はもう止まらないですし、だからといって地域が衰退していくということは無いですし、面白い環境があれば若い人は来ると思います。

私は山口にいる理由は家業があるからですね。

家業と共に成長していくためには新しいサービスを展開していく、また自社だけではなく地域のリソースを元に何かを行うということが大切かなと思います。
例えば、デジタルに関わる会社が急に増えたら雇用も増えますし、スキルがあれば雇えますし、そうなっていくと良いですよね。

QITやデジタルに関わる会社が山口で増えていくためにはどういったことが必要だと思いますか?

皆ジーズに入る(笑)

_人人人人人人_
> 一同爆笑 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

まずは自分でテクノロジーを学ぶことは大切ですね。デジタル関係の会社はなんとなくオシャレなイメージがありますが、やっていることは泥臭いことですよね。

そうですね。

私がよく思うのが、良いアイディアを持った会社の方は多くいるのですが、それをいざやってみようとなった時に作るすべが数100万円かけて外注という選択肢しかないんですよね。

特に地方は作れるエンジニアの人が少ないので、自ら学ぶという風土が浸透していくと良いなと思ったのも私がジーズに入った理由の一つですね。

山口は製造業が栄えていて、生産性も高いですが、一つの工場がなくなるだけでその一帯の地域の人口が減る、そして工場ができて増えるといったことを繰り返しています。もし第三次産業が増えてくれば若い人の意識も変わってくると思います。

そういう意味ではもっと地方にもチャンスがありますし、そこで良質な雇用があれば地方で働きたいという方も結構いらっしゃると思います。それに、家庭を持つのであれば地方の方がアドバンテージがありますよね。

確かに、地方だからこそテクノロジーは合っているということもありますね。何もなく自由で、住みやすいからこそテクノロジーのサービスを遠隔でやるのもありですよね。

地方で皆が使えるようなアプリを開発してもそもそもマーケットがないのと、資金調達がしにくい、人がいないので地方にあるリソースに対して生産性を高めたり付加価値をつけるといったサービスが良いのかなとなんとなく思います。農業×DXもやる価値がありますよね。

改めて なぜこの山口でやるのかっていうのを考えるのも良いかもしれませんね。

山口の各市町村がつながると良いですよね

このメグリバは各市町村がつながるという部分でも、とても良い場所ですね。すでにメグリバから生まれているサービスもありますし、下関市や周南市からでも比較的来やすいですし。新幹線の玄関口でもあるのは魅力的ですね。

▲ジーズ生は無料でメグリバのコワーキングスペース利用可能!

Q最後に、お二人の創りたいセカイとは?

皆が最低プログラミングがかける!というセカイが最高だと思います(笑)

私は個の意識、当事者意識を持って、享受する側から与える側の人が増えていくと良いセカイになっていくと思います!

今回は1期生という立場と経営者という視点からジーズアカデミーや山口について語っていただきました!お二人ともありがとうございました!
▽ご興味のある方はぜひ学校説明会へ!▽
学校説明会 ▶

G’s ACADEMY スタッフの前田です。
 2021年11月に開催した、東京LAB・東京DEV合同『GLOBAL GEEK AUDITION』の優勝を勝ちとった、東京DEV20期・鈴木宣彦さんより、G’s ACADEMYでの日々を振り返ったブログを寄稿いただきました!
 
ジーズアカデミーでの半年間を初心者からプログラミングを始めたときに感じる苦悩や悩みについてもリアルにつづってくださっています。ぜひご覧ください。

はじめまして。東京DEV20 期(週末集中DEVコース)の鈴木宣彦です。
2021年11 月のG’s ACADEMYの卒業ピッチコンテスト “GLOBAL GEEK AUDITION(グローバルギークオーディション)で優勝しました。
優勝できたことはもちろんとても嬉しかったですが、何よりもこの半年間G’s ACADEMYに通ったことで、考え方・生き方が大きくアップデートされました。
このお話は私の2期後輩にあたる、DEV22期の入学式でも祝辞として述べさせていただいたのですが、半年間でやってよかった/やらなくて後悔した3つのことを中心にシェアできればと思います。

目次

  1. もっと早く、プライドを捨てればよかった。
  2. とにかくまずはGIVE。助けてほしい人ほどGIVE
  3. 完璧を求めない。頭がおかしくなりそうでも進む。
  4. 番外編.GGA入賞を求める人へ
もっと早く、プライドを捨てればよかった

半年間で、やってよかった/やらなくて後悔した3つのこと

まず一つ目に、もっと早くプライドを捨てればよかったという点についてです。
私の通っていた週末集中DEVコースは、平日は働きながら週末にG’s ACADEMYに通うという人が多く、入学前に選抜試験もあるため、自分でいうのもあれですが、非常に優秀な人が多かったです。
私のような大企業サラリーマンはもちろん、すでに起業している人や会社役員、省庁に勤めている人から学生まで、多岐にわたります。
 

試される「検索力」と「質問力」

しかし、そんな優秀な人たちでも、なかなかプログラミングは手ごわいです。
入試などと違って暗記だけではどうにもなりませんし、答えを自分だけでは見つけられないときが非常に多くあります。
その時に必要なのが「検索力」と「質問力」です。
「検索力」については、Googleという優秀な相棒にとにかく自分の画面に出ているエラーや、やりたいことについて打ち込みまくるしかないのですが、Googleといえども答えてくれないときが 訪れます。
その時に必要なのが「質問力」です。

「聞くこと=恥」ではない

G’s ACADEMYのいいところの一つは、この「質問力」が身につくという点、そして生徒同士で教えあうP2P(Peer to Peer)により、インプットだけでなくアウトプットすることで知識が定着していくことだと思っています。
しかしプログラミング初心者だった私は、最初「こんな初歩的なことを質問していいのだろうか・・・」という恥ずかしさから、なかなか質問ができませんでした。
質問をしなくても、毎週末の課題提出の時間は、待ってくれません。刻一刻とむなしく時間が過ぎていく中で、質問のタイミングが遅れるほど、どんどん崖のふちに追い込まれていくような、そんな感覚に襲われます。
そこで質問ができないクラスメイトは、そのまま G’sを去っていくことになるのですが、何のために G’sの門をたたいたのか、そのことを思い出しながら、プライドを捨てて質問を繰り返しました。(忙しい中で何度も何度も助けていただいたクラスメイトや講師やチューターのみなさまにはこの場を借りて大きな感謝と謝罪の意をお伝えしておきます・・・)

「質問力」とは、相手の立場にどこまで立てるか

そして、質問するうえで、聞き方はとても大事であるということを、改めて学び、今までの自分の「質問力」の質の低さを反省しました。
具体的には、以下のような質問をしているクラスメイト(及び自分)がいました。

×悪い質問方法

 ① ●●がわかりません。どうすればいいでしょうか。

この記事を読んでいる方は、何が悪いのかすぐにわかるかもしれませんが、徹夜でコードを書く日々を過ごしながら、締め切りに追われると、時間がない焦りから、一刻も早く解決したい(解放されたい)という気持ちでこのような質問をしてしまいがちです。
でも、本人が何をどこまで理解できていないのか、それすらも整理できずに質問をしてしまう行為は、非常に自分本位ですし身勝手です。(改めて申し訳ありませんでした・・・)
時間がない時ほど、答えてくれる相手の立場に立って、丁寧かつ論点を絞って質問をすることが非常に重要です。
いい質問をしているクラスメイトは以下のような点を守って質問していました。

○いい質問方法

 ① どこまで調べて(URLも添付)、どこまで理解できているのか。

 ② どう動かしたいのか。

 ③現状はどうなっているのか。

 ④ 現状のコードを貼り付ける

 

上記のように質問している人には、みんなが回答をしてくれますし、解決するのも早かったように思います。この「質問力」はプログラミングだけでなく、仕事や今後の人生にも活きてくると感じ、このタイミングで身をもって学べてよかったなぁと感じています。

とにかくまずはGIVE。助けて欲しい人ほどGIVE

2 点目は、GIVE の重要性についてです。
私は恥ずかしながら、どちらかというと常に人に助けてもらってばかりで、TAKEばかりしている人間だったのですが、プログラマーの世界というのはとてもやさしい世界で、オープンソース、シェア文化が根付いています。
これは結構なカルチャーショックだったのですが、これを期にプログラマー文化に染まってみようと、まずは見返りを求めずにGIVE できることを探しました。

初心者でもできることはある

私はお世辞にもクラスの中でコードが書けるほうではありませんでしたが、誰かが質問していたら、わかる範囲で(わからないときもなるべく調べてみて参考になりそうなサイトを送ったり、slackのスタンプで応援したり、何らかのリアクションを)答えるようにしていました。
もちろん質問に答えられないことのほうが多かったので、知識以外でもできることを探しました。
もくもく会と呼ばれるオンラインの自習時間を設定し、クラスメイトにzoomに集まってもらって強制的に勉強時間を作ってもらうこともやりましたし(一緒だとさぼりづらいし口頭のほうが質問しやすい!)、もともとマーケティング系の仕事をしていたので、クラスメイトの事業企画に関しては、なるべく多くの企画にコメントし、面白かった他社事例を共有しました。

GIVE思考は身に着けることができる

今になって振り返ると、結局は主にプログラミングのコード面ではクラスメイトのみんなに助けてもらってばかりでしたが、もくもく会やその他のGIVEを繰り返しているうちに、時間を取ってコードを見てもらえたり、質問したらコメントをもらえるようになったり、ピッチの時に個別に応援メッセージをたくさんもらえたり、優勝してからもお祝いしてもらえたりと、GIVE したこと以上のものが返ってきました。
最初から見返りを求めていたわけではないですが、私にとっては、今後の人生においても「まずはとにかくGIVEしてみよう」という思考にアップデートできたことは非常に有益でした。

完璧を求めない。頭がおかしくなりそうでも進む

3点目は完璧を求めない、頭おかしくなりそうでも進むという点です。
コードというのは動いた時には本当に感動的ですが、大半はエラーとの戦いです。百戦錬磨の講師の方も、『いちいちエラーにむかついたりしていたら気持ちが持たないから、エラーは出るものだと考えて気にしない。』とおっしゃっていましたが小心者の私にとっては、毎回のエラーが絶望の時間でした。
そんな時に私なりに乗り越えるための方法を参考までに記しておきます。
 

離れること

まずは一回離れてみる、ということです。これはコードを書くのをあきらめる、ということではなく、いったんエラーが出ている箇所はそのままにして、別の箇所を書いたり、関連しそうな動画をYoutubeで眺めてみたりと、エラーの箇所から離れてみるということです。
大半のエラーは、タイプミスやスペースミスなどの、初歩的なミスが多いように思います。
しかし、エラーで絶望しているときは、なかなかそこに気が付くことができません。
自分のミスを客観的に見るためにも、一度離れてみることをオススメします。
 

真似ること

次にやってみてよかったことは、人のコードのコピーをしてみる、ということです。
G‘sの課題提出はGithubというツールを活用して提出するのですが、この方法の良いところは、クラスメイトの提出した課題のコードが見放題ということです。
同じ課題とは思えないレベルの高いアプリを提出してくる猛者もたくさんいるので、そういった人のコードをまずはそのままコピペしてみる、眺めてみるというだけでも、大きな発見がありました。
 
私はバスケットボールをずっとやっているのですが、スポーツでも音楽でも、好きな選手やアーティストのプレーを真似てみることが、上達への近道だったりすると思います。
コードも同様に、まずは自分がすごいと思ったコードをコピペしてみる、真似てみる、どうやって書いているのか自分なりに分析して、ちょっと書き換えてみる。そんな果てしない作業の連続が、ちょっとずつコードを理解するきっかけになると感じました。
 

調べること

あとは、ここまでもたくさん述べてきましたが、Googleのチカラをフル活用するということです。
検索すると、たいていのエラーは誰かが解決方法を共有してくれています。
「ああ、5年前にこの人も同じようにこのエラーにつかまって悩んでいたんだなぁ。」と考えるとそれだけで少しだけ自分の中の絶望感が緩和されます。
時にはその解決策の記事や動画が海外のプログラマーのものだったりするので、英語を読み解く必要もありますが、プログラマーのやさしい世界が、検索の先には無限に広がっています。逆に言えば、検索しても出てこない場合は、スペルミスやスペースミスや改行ミスなど、ケアレスミスであることを疑うことができます。

質問の質が上がる

そしていま述べてきたこれらの方法を一通り試してみて、それでもわからなければクラスメイトや講師やチューターの方々に質問してみましょう。ここまでやって分からなければ、ある程度自信をもって(?)質問ができるようになっていると思います。
 

GGA入賞を求める人へ

これまで、半年間でやってよかった/やらなくて後悔した3つのことを中心にシェアしてきましたが、GGA での入賞及びその先を見据える人に向けて、G’s ACADEMY 期間中にやっておいたほうがいいことを書いておきます。
 

やりたいことを早めに決める

まずはとにかくやりたいことを早めに決める、これが一番コードのチカラも、最終的なアウトプットの質も高めることにつながると思います。
他のプログラミングスクールに通っ たことはありませんが、聞いたり調べる限りG’s ACADEMYが他のスクールと大きく違う ところは、自分が作りたいものを作りきる(デプロイする=世の中に出す)ことが卒業要件に含まれているという点だと思います。
また、毎週の課題についても、最低限のルールは決められていますが、何を作っても基本的には怒られません。
むしろ、決められた課題を無視して「自分が作りたいものを全く違う言語で作ってきました!(テヘペロ)」みたいな人を称賛してしまう空気感があります。(いい意味です笑)
つくりたいプロダクトが早めに決まっている人は、毎回の課題で、どんどん卒業制作のパーツを作っていくことができます。ディアゴスティーニ方式です。やっぱりプログラミングもコツコツと作り続けられる人が一番強いです。

夢を大声で語る

そして、夢をとにかく大声で語りましょう。G’s ACADEMYの良いところは、夢を応援してくれるコミュニティであるということです。
私の大好きな広告コピーで、『夢は、口に出すと強い。』という某週刊少年ジャンのコピーがあるのですが、まったくその通りだと思います。
私の場合、自分のつくりたいプロダクトと、プログラミングの技術力が釣り合っていなかったこともあり、どうしても一緒にプロダクトを作ってくれる仲間が必要でした。
事務局に頼み込んで週末集中DEVコースだけではなく、フルタイム総合LABコースの生徒の方々の前でも事業アイデアをプレゼンさせてもらい、仲間を募りました。
 
最終的にはフルタイム総合コースの方が一緒に動いてくれることになり、最終的にその人の技術力のおかげで優勝することができました。GGA優勝後も仲間を集めて、今はビジネスサイドやデザイナーも含めて6人のチームになりました。
もちろんその人たちの時間や、想いを背負う責任も発生しますが、本当にかなえたいことは口に出すと強い、そう感じた半年間でした。
 

なぜあなたがやるのか

G’s ACADEMYのクレド(行動規範のようなもの)の中で、私が一番好きな言葉は「Always Ask “Why me?”」というものです。このクレドこそが他のプログラミングスクールでは絶対に学べない、G’s ならではの点だと思っています。GGAに出るにはその前にセレクションと呼ばれる予選会があるのですが、「市場規模が大きいから」、「儲かりそうだから」といった理由では、そもそも GGAに出ることすら難しい仕組みになっています。
セレクションではまず初めに、「なぜあなたがこの事業を、このプロダクトを作るのですか」という点を必ず聞かれるからです。
Why me?をとにかく突き詰めて考えること、その想いがプロダクトの細部に宿るのだと信じています。

とにかく考え、とにかくもがき、とにかく人に見せる

ここまで語ってきて最後に根性論か、とお叱りを受けそうですが、とにかく誰よりも考えて、誰よりも企画書を書き直し、誰よりも人に見せる。これに尽きると思います。
私は期間中に100 人以上の人に5 分間のピッチを見てもらい、100回以上企画書を書き直しました。
歴代の優勝者の中にはもっとやっている人もいるはずです。もちろん人それぞれのスタンスがあるとは思いますが、いろんな人に聞いてもらうことで、自分では思いもよらないアイデアをいただける可能性も上がりますし、初めて聞いた人にどこまでは伝わり、どこで疑問を持たれるのか、段々と見えるようになってきます。一つずつそのページや話す内容を変え、課題をつぶしながら、当日までできる限りのブラッシュアップを行うことで、納得いくピッチができるようになりました。

セカイを変えるGEEKになろう

正直に白状すると、初心者にとっては、G’s ACADEMYのプログラムはとても苦しくてつらいことの連続だと思います。
しかし、その先に広がる喜びや、何よりもたくさんの熱い仲間に出会えることは、それ以上の価値があると思います。自分ならではの方法で、少しでもセカイをより良い方向へ変えていきたい。そんな熱い気持ちを持った人には、自信をもってオススメできます!G’s ACADEMYで一緒にセカイを変えましょう!
 
 
【プロフィール文】
DEV20期 鈴木宣彦
 
早稲田大学第一文学部在学中に全国オリジナルカクテルコンテスト優勝。卒業後、新卒より広告代理店にて、コピーライター・マーケティングプランナー・デジタルプランナーなどを歴任し、読売広告賞、宣伝会議賞、京都広告賞等受賞。飲食店経営をしていた実家での課題感から、G’sACADEMYにてプロダクトを開発し、2021年11月のGGAで優勝。経済産業省主催始動Next Innovator2021採択。

「同期はみんな未経験からプロダクト開発に挑戦していたんですか?」「一日何時間プログラミングと向き合っていたんですか?」「どんなところが一番成長を実感できましたか?」
などなど、学習のリアルな声を聴くことができる卒業生の座談会つき学校説明会を特別開催します!

毎回高い満足度をいただく学校説明会と、UNIT_SAPPORO卒業生の座談会をセットにした特別イベントを限定開催します。オンライン無料開催ですので、新しい学びの機会を模索している方はぜひご参加ください。

今年は新しいことに挑戦したい!そのためにリアルな話を聞いてみたい!そんな皆さんはぜひ、この機会に学校説明会にご参加ください。

開催日程

どんなイベント?

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの学校説明会90分+座談会30分程度でお届けします。

前半90分間の学校説明会では、世界のスタートアップや日本のIT産業の現状、プログラミングの全体像から、いかにして個人がオリジナルプロダクト開発を実現していくのかをお伝えします。

さらに後半30分は、実際にG’s ACADEMY UNIT_SAPPORO卒業生を招いて入学の経緯や学習プロセス、コミュニティの様子など、語っていただきます。

熱烈なプログラミング学習、企画づくりに取り組んできた卒業生。オンラインでの学習って実際どうなんですか?一日にどのくらいプログラミング学習に時間を割いているんですか?などここでしか聞けないリアルな質問ももちろん受けつけます!

イベントの魅力

オンラインで気軽に参加可能

本イベントは完全オンラインで実施します。
移動する必要は一切ありません。ご自宅のPCからお気軽にご参加可能です。

世界のスタートアップ、日本のIT産業の現状を知る

昨今の社会を支えるイノベーショティブなサービスはすべてITを駆使しているといっても過言ではありません。学校説明会では、冒頭から、ITを取り巻く日本と世界の現状をお届けします。

超初心者のためのプログラミング解説

Webサービスの開発に必要な最低限の知識や「どのプログラミング言語から学べばいいのか?」という初心者の方が抱く疑問に答えていきます。一見複雑なプログラミングの世界ですが、その構造はいたってシンプル。知っているだけで今後の学習は非常にスムーズになります。

卒業生によるリアル体験談

ここでしか聞けない質問も受けつけています。どんな人たちが入学しているのか、どんな学びを得ているのか、気になることはお気軽にご質問ください!

学校説明会

G’s ACADEMY FUKUOKA のさちおかです!

昨年11月に開催されたGLOBAL GEEK AUDITION(以下GGA)にご来場いただきましてありがとう座いました。
福岡校単独での開催となったGGAの模様をお届けいたします!

GLOBAL GEEK AUDITIONとは?

GLOBAL GEEK AUDITION(以下、GGA)とは、G’sの半年間の集大成である卒業制作(プロダクト・サービス)を、来場者に向けて行うピッチコンテストです。

今回はジーズアカデミー福岡校を会場に、オフライン・オンライン併用開催で実施いたしました。一般参加者はもちろん、エンジニアを採用したい企業のご担当者、投資先を探す投資家とVCの方など毎回100名以上ご参加いただいております。

開催までを盛り上げた卒業生・在校生・メンター陣

ジーズ福岡の校舎内には寄せ書きボードを作成し、たくさんの応援コメントをいただきました!
これを書くために久々に来校してくれた卒業生も!

Twitterでは2週間前よりカウントダウンを開始し、たくさんの方にご協力いただきました!

最後の最後まであきらめない

リハーサルでは、最後まで調整行う姿に彼らの本気度を感じました…!
お互いがお互いの発表を聞き、フィードバックをする様子は

いよいよ本番当日!

今回も様々なWEBサービスやAI、VR、IoTなどの先端技術を駆使したサービスなど多数が出場し、開場はいつもと違う熱気に包まれていました!

気になる結果発表は・・・?

第1位:enoniwa / 津曲 妃佳利・宮川 卓也・橋口 稔真

子どもの成長の軌跡を立体的にのこす、家族だけのバーチャル美術館。お子さまの作品写真と発語の様子を飾ることで、時や場所を超えて思い出をもつことができるアプリ。

enoniwa 津曲さん

第2位:あぐしす / 髙橋 玲奈

豪雨災害時の農業被害について現地からLINEで報告できるシステム。オープンデータを活用した農地住所検索機能を備え、報告情報を行政ネットワークLGWANに取込み使用。今年度導入決定。自治体DXを目指す。

あぐしす 高橋さん

第3位:8COLOGY(エコロジー) / 難波 佳代子・小石 大介

プラスチックのリサイクルを促進するためのサービス。回収対象の容器かどうか判定することが可能な回収機が特徴。

8COLOGY 難波さん、小石さん (プロダクトのデバイスと共に登場)

第4位:OTASUKE / 角田 光

第5位:大漁シェアーズ / 大谷 恵子

第6位:Can×Can / 森重 健

第7位:Lead / 上薗 沙也香

第8位:grow / 石橋 貴文

第9位:SNE MART / 堀 真樹

全チームが最後まで全力を出し切りました!

ご来場いただいた投資家・採用担当の方々にたくさんをフィードバックコメントをいただきました。その中で最もコメントが多く、お話を聞いてみたい!となったのが角田光さんでした!

OTASUKE 角田さん

最後に…

ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました。これからもジーズアカデミーはプロダクトを武器にセカイを変えようとチャレンジする人を応援していきます。引き続き、卒業生、そしてジーズアカデミーの取り組みにご注目いただければと思います。

また、残念ながら当日ご参加できなかった方、GGA・ジーズアカデミーにご興味のある方に朗報です!次回GGAが2月22日に東京で開催されます。東京都の中継をつないでパブリックビューイングを福岡校で行いますので、ぜひ福岡校にご来校いただき、GGAの熱量を感じてください!

お申し込みはこちらから…

イベントのお申込み ▶

皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のコミュニティーマネージャーの中野です!

1月の1期生によるトークセッションイベントに引き続いて2022年2月12日(土)にもユニット山口のDEVコース1期生のトークセッション&プロダクト公開イベントを開催します!
今回はユニークなプロダクトを作り、他校の方からも注目を集めているお二人に登壇していただきます!

G’s ACADEMY UNIT_YAMAGUCHIとはどんなスクールかについて説明と、トークセッションではジーズアカデミーユニット山口のDEV1期生のお2人に授業の様子や今取り組まれていること、入学前と入学後の変化についてお話していきます!
そして、プロダクトを作って実現できることの可能性、6ヵ月という短い期間でなにをするのか?卒業後は?など お二人が既に作られたプロダクトを紹介しながら具体的なことにも触れていきます!

さらに、多くの優秀な起業家・エンジニアを輩出し、エンジニア育成やコミュニティ構築に貢献されている「ジーズアカデミー福岡」のスタッフ(コミュニティマネージャー)も加わり、ジーズアカデミーについて学校説明会やブログでは見聞きできないリアルな話を聞くことができます!

1期生が一通り授業を終え この時期には卒業制作に入っているので、より詳しいカリキュラムの全体的なことや卒業制作のこと等の話が聞けると思います!
入学について不安や悩みを抱えている方、起業やエンジニア転職などに関心のある方はぜひご参加ください!
皆さんの参加をお待ちしています!

受講中の澄田さん
イベント概要 登壇者
▽下記からお申込みください!▽
イベントのお申込み ▶
課題を投稿したツイート

山口県まん延防止等重点措置の適用に伴うイベントの取扱い

干し柿の作り方に興味があるseiji★です!なんで柿が腐らないか不思議でたまりません…

一期生の授業もいよいよもって後半に突入です。JavaScriptをヤリキッタあとは、PHPという言語の授業になります。

授業風景に関してなどは過去の投稿【コチラ】よりご確認頂けます!

授業スタンスは変わりませんが、新言語の授業開始となりますので、その新言語についてお話をさせて頂きます!

PHPとは…Hypertext Preprocessorの略称でこの言語の特徴は、WEBサイトを動的に動かしたり、なんといってもサーバー側との連結を果たす事にあります。

サーバーサイドとは

WEBサイトを動的に動かすのはPHP以外の言語、JavaScriptやCSSでも可能なのですが、サーバーとの連結を果たす言語として、PHPは長い歴史を持っています。では、サーバーとの連結ってどういう事か?っといいますと…

Webページなどに「お問い合わせ先」として、フォームがよく用いられていると思います。

・名前
・名前のフリガナ
・年齢
・住所…etc

などを入力するフォームを目にする機会があると思いますが、見た目の部分はHTML/CSSで構成されてはいるものの、実際の入力データをサーバーに運ぶ役目はPHPが担っています。

問い合わせフォーム

また、プログラム毎に書き方などが異なるのは当然ですが、JaveScriptとPHPは書き方が似ていて、JaveScriptで覚えた事を流用出来る部分もあります。ただし根本的に異なるのは、上述したように、「データーをサーバーに運ぶ」という役目を担っているので、自分のパソコンの中に「サーバー環境」を構築しなくてはいけません。

なので、PHPを学ぶ時はまず、「環境構築」から行う必要があります。

この環境構築がまぁまぁの曲者でして、順番通りにやったのに何故かうまくいかない事も稀にあったりします。

そんな困難を乗り越え、自分のパソコンの中に「サーバー」を構築し、イザ、PHPを我ら学ばん!です!次回へ続きます!

—————

ブログ番外編

PHPを扱うようになるあたりから、本格的なエンジニアリングになってくるため、比較的専門用語が増えてきます。ブログはエンジニアリングよりもG’s ACADEMYとは何かー?を伝えたく、専門用語はなるべく使わないように意識しているのですが、本格的に言語を知って学びたい方向けに、番外編では一部、言語などについて詳細説明してみます!

PHP…サーバーサイドのスクリプト言語。他のプログラミング言語と比較して仕様や文法が簡単なため習得しやすいと言われていますが…やってみるとねぇ(汗)。またMySQLなどのデータベースとの連携が簡単に出来る事から、WordPressを含めたWebアプリケーションの開発にもよく使われるスクリプト言語です。

XAMPPまたはMAMP…パソコンの中で言語の動作環境を造る環境構築ツールです。似ているソフトで、どちらか片方使えれば問題ありませんが、HTML/CSSなどは環境構築をしなくても動作が見える分、よりエンジニアリングが求められる言語を利用する場合は環境構築が大切になってきます。

MySQL…世界中の多くの企業に利用されている、オープンソースのデータベース管理システム。米国のオラクル社が開発・提供していて、WordPressのようなWebサイトを構築するCMS(コンテンツマネジメントシステム)にて、データを簡単に使用したり取得したりできるように、構造化するためのシステムとして使用されています。

こういったシステムの事も抑えつつ、G’s ACADEMYはGEEKな人材を目指していきます!

UNIT_YAMAFUCHI受講生登壇イベント220116
イベントのお申込み ▶

皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のコミュニティーマネージャーの中野です!

2022年1月16日(日)にユニット山口のDEVコース1期生のトークセッション&プロダクト公開イベントを開催します!
DEVコースではお仕事をされながら通われている方が多く、今回は会社の経営・運営をされながら通われているお二人に登壇していただきます!

G’s ACADEMY UNIT_YAMAGUCHIとはどんなスクールかについて説明と、トークセッションではジーズアカデミーユニット山口のDEV1期生のお2人に授業の様子や今取り組まれていること、入学前と入学後の変化についてお話していきます!
そして、プロダクトを作って実現できることの可能性、6ヵ月という短い期間でなにをするのか?卒業後は?など お二人が既に作られたプロダクトを紹介しながら具体的なことにも触れていきます!

さらに、多くの優秀な起業家・エンジニアを輩出し、エンジニア育成やコミュニティ構築に貢献されている「ジーズアカデミー福岡」のスタッフ(コミュニティマネージャー)も加わり、ジーズアカデミーについて学校説明会やブログでは見聞きできないリアルな話を聞くことができます!

ぜひ、イベントに参加いただきジーズアカデミーに入ればこんなことができる!プロダクトが作れる!ということを実感してもらいたいです。
皆さんの参加をお待ちしています!

イベント概要 登壇者
▽下記からお申込みください!▽
イベントのお申込み ▶

山口県まん延防止等重点措置の適用に伴うイベントの取扱い

「同期はみんな未経験からプロダクト開発に挑戦しているんですか?」「一日何時間プログラミングと向き合っているんですか?」「どんなところが一番成長を実感できますか?」
などなど、現役生のリアルな声を聴くことができるLABコース/DEVコース現役生の座談会つき学校説明会を特別開催します!

フルタイム総合LABコースと週末集中DEVコースの両方が開講する2022年春。
毎回高い満足度をいただく学校説明会と、フルタイム総合LABコース現役生、週末集中DEVコース現役生の座談会をセットにした特別イベントを限定開催します。オンライン上での無料開催ですので、新しい学びの機会を模索している方はぜひご参加ください。

新年、新しいことに挑戦したい!そのために情報収集はきちんと!そんな皆さんはぜひ、この機会に学校説明会にご参加ください。

どんなイベント?

ジーズアカデミーの学校説明会90分+座談会30分程度でお届けします。

前半90分間の学校説明会では、世界のスタートアップや日本のIT産業の現状、プログラミングの全体像から、いかにして個人がオリジナルプロダクト開発を実現していくのかをお伝えします。

さらに後半30分は、実際にジーズアカデミーのフルタイム総合LABコース、週末集中DEVコースを受講している現役生を招いて入学の経緯や学習状況、コミュニティの様子など、学習のリアルを語っていただきます。

熱烈なプログラミング学習、企画づくりに取り組んできた現役生。オンラインでの学習って実際どうなんですか?一日にどのくらいプログラミング学習に時間を割いているんですか?などここでしか聞けないリアルな質問ももちろん受けつけます!

現役生座談会

イベントの魅力

オンラインで気軽に参加可能

本イベントは完全オンラインで実施します。
移動する必要は一切ありません。ご自宅のPCからお気軽にご参加可能です。

世界のスタートアップ、日本のIT産業の現状を知る

昨今の社会を支えるイノベーショティブなサービスはすべてITを駆使しているといっても過言ではありません。学校説明会では、冒頭から、ITを取り巻く日本と世界の現状をお届けします。

超初心者のためのプログラミング解説

Webサービスの開発に必要な最低限の知識や「どのプログラミング言語から学べばいいのか?」という初心者の方が抱く疑問に答えていきます。一見複雑なプログラミングの世界ですが、その構造はいたってシンプル。知っているだけで今後の学習は非常にスムーズになります。

現役生によるリアル体験談

ここでしか聞けない質問も受けつけています。どんな人たちが入学しているのか、どんな学びを得ているのか、気になることはお気軽にご質問ください!

学校説明会

こんにちは!ジーズアカデミー東京のまえたです!
最近はスタートアップ環境が充実してきて、日本国内(特に東京)でも着々とスタートアップ企業が育ちやすい環境へとシフトしています。

起業家支援が充実しつつある今、自らプログラミングを学びゼロからプロダクトを開発する必要はあるのでしょうか。

そんな問いと向き合うイベントを、G’s ACADEMY卒業後に起業されて資金調達も実現している卒業生2名をお招きして実施しました。

今回は、イベント内容を一部抜粋するかたちでご紹介していきます。

目次

  1. 起業したきっかけ
  2. プログラミングを学んだ理由
  3. プログラミングを学んで得たこと
  4. 創業時に苦労したこと

登壇者紹介

ガレージバンク株式会社 Co-Founder / CEO
山本 義仁 さん (DEVコース第14期卒業)

ガレージバンク山本さん

1988年福岡生まれ。 2011年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、2011年株式会社三井住友銀行入行。法人営業を経て、人事にて人材評価・処遇管理システムの企画・開発を担当。 2019年株式会社助太刀入社。個人事業主向けファクタリング事業やプリペイドカード事業、保険事業の事業開発・運営に携わる。 2020年ガレージバンク株式会社を共同創業。
https://www.garagebank.co.jp/


(さらに…)

こんにちは、ジーズアカデミースタッフの藤井です!
起業家養成スクール・ジーズアカデミーでは、セカイを変える起業家を養成するためにプログラミングという手段を学びます。
新しいプロダクトを生み出すために、ジーズアカデミーではどのような学びを行っているのか?

実際に学校を卒業された2名の卒業生、そして学校長の山崎先生をお招きして、トークセッションを実施しました。
卒業生のお二方には、在学中に制作した課題2点、そして卒業制作デモデーにて発表された卒業制作をお持ちいただき、詳しく解説をいただきました!
本記事では、盛りだくさんな内容だったイベントの様子をダイジェスト版でお届けします。

【ご登壇者】

・山崎 大助先生
ジーズアカデミー学校長/デジタルハリウッド大学教授
28歳でアパレル業界から未経験からエンジニア転職し、SIerでのSE経験を経て、フリーランスエンジニア。現在はMicrosoft MVP(Bing Maps Development)として、研究・活動が認められ、米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも 自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。

・菅原 右敦さん
DEV19卒
1988年生まれ。慶應義塾大学を卒業後、専門商社・リクルートを経て、パシフィックリーグマーケティングに入社。主に新規事業の開発やスポンサーセールスに従事。前職でスカウトマンを支援する仕事に携わる機会があり、アマチュア選手のデータ一元化に着目。「スマホひとつで、未来の逸材を発掘できる」サービスを目指し、野球に特化したプロダクト開発および起業の準備中。G’sACADEMY 週末DEVコース 19期卒、Sports Human Capital 5期卒。

・前田 達也さん
LAB9卒/ジーズアカデミー東京スタッフ
鳥取県出身 1986年生まれ。大学卒業後、自動車系間接商材商社、食品メーカーの営業職に従事。新車種開発、工場新設に伴う工場設備における立ち上げに関わる。アイスクリームメーカーでは東日本法人営業として小売店への新規導入に携わる。その後2020年にジーズアカデミーのフルタイム総合コースに入学。在学期間中プログラミングに打ち込みAR語学学習アプリを開発。現在はG’s ACADEMYスタッフとして在校生をサポート。フルタイム総合コースLAB9期卒。


目次

  1. プログラミング初心者からのスタート、「作りたいものをつくれ!」という方針はどこから?
  2. 入学する前、プログラミングの経験はあった?
  3. プログラミング初心者からの課題制作① HTML/CSSを使ったLP制作
  4. プログラミング初心者からの課題制作② API連携を利用した顔認証アプリ
  5. プログラミング初心者からの課題制作③:卒業制作プロダクト
  6. プロダクト制作において大切なこと

パート1 ジーズアカデミー学校長 山崎大助先生に聞く

プログラミング初心者からのスタート、「作りたいものをつくれ!」という方針はどこから

藤井(ジーズアカデミースタッフ・進行役):
本日はどうぞよろしくお願いいたします!

今回はジーズアカデミー在学中に制作された課題を発表していただく、という趣旨のイベントですが、まずその前にジーズアカデミーの「作りたいものをつくれ!」という方針について山崎先生にお聞きしたいと思います。

ジーズアカデミーでは、LPやじゃんけんアプリなど、学習段階に合わせた様々な課題をそれぞれ約1週間で制作しなければなりません。
それらの課題には実装しなければならない機能はあるものの、それを満たした上でお手本通りではなく、作りたいものを作ろう!と教えていますね。なぜこのような方針なのでしょう?

山崎先生:
プログラミングを学ぶとき、ただ学んでるだけじゃ全然成長しないんですよね。
学問として学んでしまうので、作れるようにならないんです。
僕がプログラミングを学び始めたときにどうしたかというと、やはり小さなアプリをたくさん作りました。それが成長に繋がったんですよね。

ポイントは、自分が”いま”作りたいものじゃないと駄目なんですよ。

藤井:
それはなぜでしょう?

山崎先生:
例えば僕がシアトル行かなければいけなかったとき、MicrosoftMVPをいただいたときなので約10年前なんですが、このアプリを作りました。

僕、恥ずかしながら英語ができないんです。でもせっかくMicrosoftMVPとしてシアトルに行くわけですから、開発チームの人たちと直接話をしたい。
そんなとき、じゃあそのシチュエーションで使える日本語を話したら、リアルタイムに英語で話す翻訳アプリを作ろうと思いました。そして実際にこれで会話ができたんですよ。役に立ちました。

つまり、今自分が本当に作らなきゃいけないもの作りたいものじゃないと本気が出ないんです。やりたいことだから、二・三日徹夜しても作れたんです。

また、普段使わないものや必要のないものはやめてしまうんですよね。だけど、プログラミングはできるようになれば自分の身の回りの何かを変えられる。
自分が欲しいものが作れると、一生懸命になれます。

パート2 課題公開トークセッション

入学する前、プログラミングの経験はあった?

藤井:
山崎先生、ありがとうございます!
続いては、卒業生のお二人をお呼びして、ジーズアカデミー在学時に制作された課題を実際に拝見しながらのトークセッションに入っていきます。

その前に、お二人はご入学前にプログラミングのご経験、独学での学習経験はおありだったんでしょうか?

菅原さん:
それこそHTMLやCSSすらやったことがなかったです。
なので、最初の1発目の課題はすごく時間かかった記憶があります。

ただ、ジーズアカデミーを紹介してくれた先輩から、コミットをするかしないかで在学中に学べるものが変わるとは聞いていたので、スタートダッシュに向けて1か月ほど独学で勉強しました。

前田さん:
僕はあるにはあったんですが、独学で学ぼうと挑んでは挫折を繰り返していました。
G’s ACADEMYに入るまでに購入した本が3、4冊あって、全て途中で諦めてしまいました。
何のプログラミング言語からやっていいのか、正直独学の時はわからなかったんです。

なので、何かPythonっていうのがいいとか、いろんな会社がRubyがいいと言ってるらしいとか、JavaScriptっていうのもあるみたいな、そんな情報たちに踊らされながら、何の信念もなく色々な言語に手を出していたっていう感じですね。

藤井:
前田さんのように、情報が溢れすぎてて何から始めればいいかわからないというお悩みをお持ちの方は多そうですね。

プログラミング初心者からの課題制作① HTML/CSSを使ったLP制作

藤井:
ではまず、最初の課題を見せていただけますでしょうか?

前田:
自分の好きなもの何でも題材にしていいとのことだったので、自分の好きなものを伝えるLPにしようかなと思いました。ラジオが好きなので、色々なラジオの情報をベースに作ったものになります。

苦労した点でいうと、右側にカラムがあるんですが、これを2カラムにするというところです。ジーズから貰う元々のお手本にある機能ではないので、調べて作りましたね。

山崎先生:
よく出来てると思います。
制作期間1週間ですよ。まず最初の1週間でこれだけできてるっていうのは、すごいことだと思います。

あと、実は今の中ですごく良かった点があります。

現場の人とか、意識の高い例えばエンジニアさんとかに教えてもらうと、結構正しいことだけ教えられちゃうんです。
例えば画像の横スクロールとか、正直この課題においては全く意味のない機能だと思うんですよ。だけど、この一つの機能を覚えたことによって次回この技術を使えるんですよね。

活躍するのは今じゃなくてもっと後になるかもしれませんが、細かいところを面白がってたくさんやることが大切だと思います。
与えられたものだけやっていたら、こういうところの力はつかないです。ぜひ皆さんにも、大切にしていただきたいです。

藤井:
コメントでいただいた質問があります。「課題制作にはどれぐらい時間をかけているのでしょうか?」とのことですが、いかがでしょうか?

菅原さん:
土曜日の夕方に講義が終わるんですけど、そこから出来るときは土曜の夜・日曜に復習をしてました。
講義の内容を頭に入れてから、次の課題何やろうかなと作り出して、木曜日の提出日には間に合わせる感じです。大体それぞれ15~20時間ぐらいはとっていると思います。

藤井:
お仕事をされながらの週末集中コースも、15時間~20時間はとっていただきたいですね。
工夫して時間を取られていたんですね!

プログラミング初心者からの課題制作② API連携を利用した顔認証アプリ

藤井:
それでは、2つ目の課題をお願いいたします。

菅原さん:
API連携の課題です。講義内容的にはPHPをやっているときですね。
簡単に言うと、Web会議システムでかつ顔認証をしてくれるアプリです。


Face APIを使って、会議する相手の表情が読み取れます。ちょうどそのころコロナの影響でWebでの打ち合わせが増えたんですが、やはり法人営業なのでお客さんの表情がわかったら嬉しいなというのがきっかけです。
そして表情プラス、会議の議事録も残ったら面白いんじゃないかと思ったのでその機能も搭載しています。
YouTubeで調べながら必死に作った記憶がありますね。

藤井:
苦労した点などはありますか?

菅原さん:
作りたいものを作るためには、講義の内容+αの情報を自分で取りに行かなきゃいけないですよね。
この課題では特に、YouTubeで英語検索をかけるとたくさん情報が得られるということがわかりました。よく分からなくても見よう見まねでとにかく手を動かしてみたんですが、それが実際に動いたときの感動は大きかったです。
ただ無我夢中でやっていたので、山崎先生にちゃんと内容を説明できるような記憶が残っておらず申し訳ないんですが・・・

山崎先生:
いやいや。恐らくこの課題を作っているとき、ゾーンに入っていらっしゃったんですよね。ゾーンに入っているとき、人間の吸収力って半端じゃないんですよ。
やりたい内容を探して動画を見ながら、それを理解してちゃんとプロダクトに組み込むって難しいんです。それができているので素晴らしいと思います。
基礎を学んだからすぐにそれを応用できるかというと、そう簡単ではないので。

菅原さん:
そうですね、確かにすごく集中して開発しましたね。
当時はそれを、なんだかわからないながらも楽しみながらやっていた記憶があります。

プログラミング初心者からの課題制作③:卒業制作プロダクト

藤井:
それでは最後に、卒業制作として開発されたプロダクト・サービスを発表いただきたく思います。
ジーズアカデミーでは、プロダクトのDeployが卒業要件となっています。
お二人は卒業制作提出後、更にそこから卒業制作デモデー・GGA(Global Geek Audition)の予選をくぐりぬけ実際にご登壇もされました。
前田さん、いかがでしょうか?

前田さん:
僕は英語学習ARアプリを作りました。
英単語を勉強しているとき、英単語を見てイラストを思い浮かべて、日本語を浮かべてイラストにするというのを脳内で行っていました。
英単語とイラストがリンクして直接脳に伝わればもっと理解が早まるし、もっと楽しいよなと思ったことがきっかけです。



自作した専用の英単語カードをカメラで映すと、英単語の意味、その類義語、対義語、例文が一緒に学べるという内容です。Unityというゲームエンジンで開発しています。そんなUnityなんてG’s ACADEMYに入っていないと全く知らなかったので、今考えたら驚きの出会いだったなと思っています。

ただ、Unityの中で使う言語がC#という言語なんですが、自分の場合C#は1からやらなければならなかったので非常に苦労しましたね。
色々とUnityやC#に関する動画や書籍を読んでも、全くわからない!となってしまっていました。
やりたいことのイメージはあるけど、何をどうしたらいいかわからない時期がありました。

藤井:
どのように乗り越えられたんですか?

前田さん:
チームメンバーに相談をして乗り越えました。僕は卒業制作をチーム開発で取り組んでいたんですが、彼のおかげでなんとか完成したと思います。

藤井:
ジーズアカデミーのコミュニティを活用されたんですね。
菅原さんはいかがでしょうか?

菅原さん:
高校球児向けのスカウティングアプリを制作して、今も引き続き開発しています。
前職ではパ・リーグの会社にいまして、色々な業務の中で、スカウトの方を支援するという仕事をしていました。

アメリカですと、アマチュア選手のデータ一元化が進んでいるのですが、日本はまだそこまで進んでないところがありました。
かつ野球は、競技の特性的にスマホを使って動画を撮影しやすいなということで、野球に特化したアプリ開発を進めています。



前田さんのようにすごい技術を使ったわけではなく、講義の中で学んだベーシックな言語を使いました。ですが、データベースの設計が非常に複雑だったので苦労した記憶があります。
メンターの方にはGGAのためにどこまでこだわったほうがいいか・ピッチでの魅せ方など、色々なアドバイスをいただきました。

藤井:
GGAではビジネス面を強く推す菅原さんのようなピッチ、前田さんのような技術を前面に推すピッチの両方が発表されますね!

プロダクト制作において大切なこと

藤井:
最後に、皆さんが考える「プロダクト制作において大切なこと」とはなんでしょうか?

前田さん:
自分の作りたいものの解像度を上げていくことが大切だと思います。そうすると、どういう優先順位付けをしてどの機能から作っていくのかが決められるので。

菅原さん:
前田さんと若干被りますが、見て理解できるデザインや設計図のようなものを作るのは大事だと思います。それがあるとこれはいらないんじゃないか、やっぱり残した方がいいよねみたいな話ができますし、設計図がないとつい闇雲にやってしまいうまくいかないですね。

藤井:
お二人とも、ご自身の考えを自分の中で理解するということろが共通していますね。
最後に、今後の展望について聞かせてください!

前田さん:
卒業後はジーズアカデミーのチューターを経て、現在スタッフとして働いています。
なので、スタッフの一員として世界を変えるより多くのGEEKを生み出せるよう邁進していきます!

菅原さん:
実は近日中に登記をして、実装に向けて動き出す予定です。
RightHand(ライトハンド)という会社名にするんですが、右腕という言葉からきています。様々なスポーツに関わる方の右腕となることを大きなビジョンにして、スカウトに関わるサービスを今後作っていきたいと思っています!

藤井:
皆さん、それぞれの新たなステージで走り出しているんですね。
初心者からオリジナルプロダクト完成までの軌跡をお話いただきました、ありがとうございました!


自分が何を作りたいのか、なぜ自分がそれに取り組みたいのかを言語化する。
ジーズアカデミーでは「Whyme」と呼んでいますが、そのような動機・モチベーションを非常に大切にしています。

こんなものを作りたい、興味があるといった、制作する上での軸がしっかりあると初心者からのプログラミング学習も効率よく進むようですね!

ジーズアカデミーではこのような、起業家養成スクールのリアルに迫るイベントを随時開催しています!
毎回テーマを変えて様々な視点からイベントを企画しておりますので、ご興味をお持ちの方はぜひご参加ください。

起業家エンジニア養成学校ジーズアカデミーでは、プログラミングだけでなく事業創出についてもじっくり取り組みます。

刺激を受けながらサービスを創りたい、アイデアを練り上げたいという方は是非、学校説明会にお越しください!

 

例え話をするときの例がほとんどラーメンになるseiji★です!

前編ではwhyme?とは一体何なのか。を、お話させて頂き、
今回はその続編となる後編なのですが…

whyme?という考え方がどういったモノなのかが分かっても、
それを自分に落とし込むというのは全くの別物です。

突然ですが。
「あなたの使命は何ですか?」
の質問に対して、即断でお答え出来る人ってそうそういないと思います。

この質問に対して、自分自身で明確に答えられるか答えられないか。
それが、プログラミングで創るものに、息吹を与えられるかどうかにも関わってくるのです。

なので、whyme?を問い詰めていく必要があるのですが…自分を客観視して一人でやるというのは、なかなか険しい道のりです。

そこで!G’s ACADEMYには強力な味方がいますね!
コミュニティという、P2Pラーニングで教えあうという環境です!

コミュニティでの学習

カリキュラムの中でどのようにプロダクトを設計していくのか?
というお話を聞く授業があるのですが、そこで必ずwhyme?はあるか?
が問いだたされます。

ここを考えていく時に、その時のクラスのやり方などもあるのですが、一例として自分の人生を振り返りながら、whyme?を見つけ出す事をやったりします。

札幌DEV_UNIT1期生はメンバー同士で集まって、掘り下げを行ったりしました!
そして、自分がどんなGEEKを目指していくのか、whyme?を見つめていく事になります。

こう書くと、不自然に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
「プログラミングだけあれば、サービスを創る事は出来るんじゃないか」っと。
確かにプログラミングを覚えれば、サービスを創る事は出来ます。ですが、創り上げたサービスを継続させる事が難しいんです。

例えば。類似しているサービスって世の中にたくさんあると思います。
デリバリーサービスだったり、タクシーを呼ぶアプリだったり。一つあれば事足りるはずで、実際にシェア争いで消えていくサービスもありますが、同じようなサービスなのに共存共営出来ているものもあります。何故か?
whyme?が決まっていれば、諦めない心と、他のサービスなんて自分と関係ない!って言い切れるワガママを押し通せる勇気にもなるからです!

使命感ともいえるモノを掲げる事で、例えラーメン店で「早くて安くてうまい」を意識しても「産地」であったり「味」であったり、特色を出すことでそれぞれの個性を演出出来るようになる。

だからこそ、同じようなサービスがあれど、少しずつ違いながらも共存出来ますし、その気持ちが無いと特色を出せないから市場経済の波に飲まれて消えていってしまう…

プログラムは自分にとってどうして必要なのか?
創るサービスに魂はこもっているのか?

そんな事を考えるキッカケっと、支えあえるコミュニティで、自分自身が本当に創りたいものを自らの力で掴みとるようになれる!

それが、G’s ACADEMYのプログラムは武器でしかないといえる、クレバーになります!

DEMODAY

プログラミング学習を始める際に最初に取り組むべきことはなんでしょう。

なにやら色々あるプログラミング言語の一つ一つの違いを調べてみる。
初心者向けに口コミの良い参考書を購入してみる。
YouTubeで解説動画を視聴してみる。

色々な選択肢がありますが、まず取り組むべきことのひとつがタイピング練習です。なぜプログラミング学習時にタイピングが重要なのか、山崎学校長が解説します。

山崎大助学校長

山崎大助
G’s ACADEMY 学校長/デジタルハリウッド大学院教授

28歳でアパレル業界から未経験からエンジニア転職し、SIerでのSE経験を経て、現在はMicrosoft MVP(Bing Maps Development)のフリーランスエンジニアとして、研究・活動が認められ米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。
@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。


(さらに…)

皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のコミュニティーマネージャーの中野です!

つい先日、GGA(グローバル・ギーク・オーディション)を見学、お手伝いするためG’s BASE福岡へお邪魔しました!(全然ひっそりと潜入ではないですが笑)
GGAがどんなイベントなのか?福岡の拠点についてレポートしていきたいと思います!

山口から新幹線で1時間もかからないくらいで博多駅に着き、地下鉄に乗って天神駅へ
駅から10分程度でしょうか、歩いていると大名通りという通りが見え、つきあたりを曲がったところにその建物は現れました。

G’ ACADEMY福岡

見えました!「G’s BASE FUKUOKA」!ジーズアカデミー福岡の拠点です。
外から見ても内装オシャレ~!色使いも良い感じです。中にキッチンもあるし、奥へ行くとイベントができるスペースがあります。グッズもかわいい。

なんと2Fへ行くと集中して自習などができるスペースやシャワー室があり、もはや泊まれる勢いです。がっつりプログラミングができる環境が整っています
ユニット山口の受講生になれば、山口に住みながらG’s BASE福岡や他拠点も利用することができます!

さて、午後からのイベントが始まりました。2部に分かれていて、まず第1部では学生・20代の方を対象にした20代独立を考えるパネルディスカッションです。その後、第2部 GGAが始まりました!

受付開始時間になると人が次々と入ってきます!なんと50人近くも来ているんだとか。オンラインの方も入れると200人近くいるそうです。この中には投資される方や企業の採用担当者、卒業生で起業されている方 様々な方が来られて、GGA登壇者のプロダクトを待ち遠しにしています。

さぁ、GGAが始まりました!
登壇者の皆さんそれぞれのプロダクトに対する思いを5分間に詰めて発表します。とにかくどのプロダクトもハイレベルで魅力的なものばかりです。ここで実際に就職や出資のマッチングが決まっていきます。ただ、目の前でプレゼンをするだけではなく、その場でビジネスに結びつける。なかなかこういったイベントは他に見たことがありません。

規約上、こちらではプロダクトの具体的な内容はご紹介できませんが、過去開催されたイベントのページがありますので、こちらを参考にされてください。

▷GGA(グローバル・ギーク・オーディション) in FUKUOKA

GGAは毎年 随時開催されていますので、ご興味のある方は他拠点のページもチェックされてみてください!
来年はユニット山口も参戦するぞ!

・・・GGA終了後、登壇者や卒業生の方とお話させていただく機会がありました。スタッフ、講師、卒業生、在校生と皆さん仲が良く、アットホームな雰囲気でした。
エンジニアとしての仕事の話やプロダクトを作ってる中で苦労した話などジーズならではの話が聞けました。

ユニット山口では、福岡のスタッフ、講師、経営者、卒業生、受講生と立場が様々な方とつながれます!定期的にオンラインで合同のイベントや交流会も行っていますよ!
来年も随時 様々なイベントを企画しています!

ジーズアカデミー ユニット山口では引き続き第2期生を募集しています!
3月5日からスタートします!
エンジニアとして就職・転職や起業を考えてる方、少しでもご興味のある方は下記から学校説明会(オンライン)へお申込みください!お待ちしております!

▽ご興味のある方はぜひ学校説明会(個別相談会)へ!▽
学校説明会(個別相談会) ▶

こんにちは!G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO一期卒業生のseiji★です!

また、自分ならではのプロダクト設計に苦心している最中(2021年11月現在)の三期生の担任も担当させて頂いております!

IT系って聞くと…?みなさんどんなイメージをされますか?ずっとパソコンの前で入力作業をしている?もくもくとやっている?そして、何となく、女性より男性が多いイメージ?

今回は今後のキャリアについてや、お仕事のやりがいを感じたい方、実はやりたい事があるけど踏み出せない方などに、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROを卒業した女性から、「女性×プログラミング×キャリア」をテーマにしたIT女子のトークセッションを行っていただきました!

札幌IT女子会

本イベントはtwitterと連動し、zoomを用いた完全オンラインイベントとなりまして、常時twitterでセッション内容の投稿や、zoomのチャットにてご質問を頂くなどにて、対談形式での内容となりました!

札幌IT女子会2

#IT札幌女子会 にてtwitterを検索頂くと、twitterでのコメントをご確認頂けます!

こちらのブログでは当イベントの流れを記載させて頂きます。

今回ご登壇頂きましたスピーカーのご紹介です。

富澤かおりさん

スピーカー:G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO一期卒業生 富澤かおり さん
サッカーチーム・FC東京のサポーター。主婦の傍らアフィリエイトを始め法人化。しかし、Googleのアップデートなどにより、変更の度に修正を迫られる事業形態に疑問を持つ。そんな時、G’s ACADEMY創設者児玉氏の勉強会に参加し「あなたはこれからの人生、何に情熱をかけて生きていきますか?」の問いを見つけるように、G’s ACADEMYに入学。


(さらに…)

2021年8月に開催した、東京・福岡・札幌合同『GLOBAL GEEK AUDITION 』の優勝を勝ちとった、福岡DEV7期・水野将吾さんより、G’s ACADEMYでの日々を振り返ったブログを寄稿いただきました!

ジーズアカデミーでの半年間をリアルにつづってくださっています。ぜひご覧ください。


みなさんこんにちは! ジーズアカデミー福岡DEV7期卒業生の水野将吾です。

この記事ではジーズアカデミーでの日々を振り返りながら、これからジーズアカデミーの受講を検討している方や起業を考えている人に向けて、情報をシェアしたいと思います。

●自己紹介

2021年の4月に株式会社ユーリアという会社を立ち上げ、東京大学大学院農学生命科学研究科との共同研究で尿から栄養の過不足を判定する検査キットとアプリの開発を行っております。

白いドレスを着た女性

自動的に生成された説明

私自身、キックボクサーとして活動していた時期があり、ベストパフォーマンスの為に、どのような体づくりをして自身の栄養状態を知り、それをどのように維持していくかは課題の一つでした。
体づくりは、トレーナーの指示で計画通りに進んでいきますが、栄養面に関しては、食事や栄養補助食品などを使っても、日々定量的に把握するのが難しいと感じていました。

実際には、体の栄養状態を測定するのは血液検査が有効ですが、毎回手間とコストがかかるうえに、結果が出るまでに時間がかかってしまう。

もっと手軽に、低コストで、スピーディに結果がわかるプロダクトを作りたい!そんな思いで、ジーズアカデミー福岡に入学しました。

●ジーズアカデミーでの日々

ジーズアカデミーに入学したのは2020年11月です。
福岡週末集中コース、通称DEVコースに入学しました。アイデア試験を受け、見事合格することができました。

当時は長崎で働いていたこともあり、通うのもかなり一苦労でしたが、何よりプログラミングの授業についていくことがとても大変でした。

ジーズアカデミーでは、毎週土曜日に授業、その次の木曜日までに課題提出という流れでカリキュラムが進んでいきます。その授業と課題に必死についていきながら、起業に向けての準備と普段の仕事を全て並行して行っていました。

私はプログラミングを今まで全く習ったことがなく、divって何それ!?みたいな状況からプログラミングの勉強をスタートしました。
かなり序盤で挫けそうになりましたが、ジーズアカデミー福岡スタッフの後藤さんや松島さんをはじめ、同期の仲間にも助けられながら、毎週の課題提出に何とか食らいついていくことができました。
そして、スタッフさんや同期もさることながら、ジーズアカデミー福岡にはお菓子とドリンクが完備されているので、それが何よりの息抜きと励みになりました。笑

やっとの思いでJavaScript、PHP、データベースなどを一通り学び終えると、2月からはメンタリング・卒業制作の期間に入ります。
ここから卒業制作で自分が何を作るのか決めることになるのですが、私は当初の目標であった栄養の過不足を定量化できるアプリの制作を行うことを決め、プロダクト制作に入りました。

卒業制作の期間には自分でメンターを希望して一緒に伴走していただきながらプロダクトについてのブラッシュアップを行います。
毎週末の課題に対して、取り組むのではなく自分のプロダクトにひたすら向き合うことになり、今まで以上にプログラミングに向き合う時間が増えました。
約6週間のメンタリング・卒業制作の期間をなんとか終えて、提出までを行いましたが、ジーズアカデミーはこれで終わりません。

ジーズアカデミーでは卒業制作を発表する場「GLOBAL GEEK AUDITION(GGA)」というものがあります。GGAは学内発表会ではなく、投資家・IT企業、採用担当、行政など、様々な方が審査員として来場されます。
そして、私達の代はジーズ史上初、ジーズアカデミー東京、UNIT_SAPPOROとの3拠点同時開催でした。セレクションを勝ち抜いた3拠点16組の現役受講生と100名を超えるオーディエンスの方がオンライン・オフライン併用で集まり、1位を決める戦いです。

さすがは3拠点で選りすぐられた人たち、参加者のレベルが高くて非常に驚きましたが、今までやってきたことに自信を持って、我ながら過去いちエモいプレゼンができ、無事優勝を勝ち取ることができました。

テレビを見ている人たち

低い精度で自動的に生成された説明

コロナの影響で一度GGAが延期になって先に卒業をしてしまったため、なかなかモチベーションを維持するのに苦労する時期もありましたが、私がジーズアカデミーで学んできた集大成として1番いい結果で終えることができ本当によかったです。あの感動は忘れられない思い出です。

●これから

ジーズアカデミー在学中に、ひろしまサンドボックス D-EGGS PROJECTという広島県の実証実験の事業に採択されました。現在は広島県で検査キットとアプリの検証のほか、アプリで判定した不足している栄養素をユーザーが摂取することで、栄養改善がどれだけ行えるかといった実証実験を行っております。この実証実験が終了したのち、さらに検査キットとアプリの改良を加えて、2021年春のプロダクトリリースに向けて、準備を進めています。

●まとめ

ジーズアカデミー福岡で学んだ6ヶ月は短いようで非常に濃い時間でした。
社会人になって、これだけ1つのことに夢中になれたこと、そして、プログラミングというツールを使って社会の課題解決を行うという同じ志を持つ仲間に出会えたことは自分にとって財産になったと感じています。

最初の起業のきっかけは、「自分自身の悩みを解決したい」という思いで始まったことが、ジーズアカデミーに入学して改めて考える中で、自分の悩みを「人のために、日本のために、そして世界を変えたい。」そう思えるように価値観が変わりました。

これはジーズアカデミーに入学しなければ得ることができなかった学びです。

プログラミングを通じて、世界を変える。
何を言ってるんだと正直最初は思っていましたが、本気で志せる環境と仲間が集う環境がジーズアカデミーには揃っていると思います。

“栄養を教養に変える“の実現のため、ジーズアカデミーで得た学びを活かしながら、これからも頑張っていきたいと思います。

ポーズをとる男性グループ

中程度の精度で自動的に生成された説明

プログラミング初心者からチャレンジし、同期と助け合いながらサービスを創りきった水野さん。

自分の抱える課題感を解決できるようなサービスを創りたい!そのような想いを持っている方は、ぜひ学校説明会にお越しください!

 

皆さんこんにちは!UNIT_YAMAGUCHIのコミュニティマネージャーの中野です!
本格的に寒さが増してきましたね。体調を崩しやすい時期でもあるのでお体に気を付けてください!

さて、UNIT_YAMAGUCHIではDEVコース(毎週土曜日の授業)の2期生を募集しています!
そもそもジーズアカデミーとは?、受講風景はどうなんだろう?など気になる方がいらっしゃると思いますので紹介したいと思います!

ジーズアカデミーの詳細はこちらのページになります ▶G’s ACADEMYとは
「自分のチカラで世界を変えようと行動する人」と見て「スケールでかい!」と思うかもしれません。ジーズアカデミーではGGAという自信が作ったプロダクトをプレゼンできるオーディションがあります。

見ればわかる。ガチです。
本当に世界を変えようという意思のある方が集まっています。

▷GGA(グローバル・ギーク・オーディション) in FUKUOKA

ジーズアカデミーに入ればこんな素晴らしいプロダクトが作れる!しかも6ヵ月で!
「ほんとに?」と思うでしょう。
それが、通っているうちに現実味を帯びてきます。

一人でプロダクトを作る人もいれば、同期や別のクラスの方、はたまた県をまたいでチームで開発するということもあります。
そう、他拠点や同期、他クラスともつながれるコミュニティも他のスクールにはないジーズアカデミーならではの良さです。

そして、プログラミング経験の有無は関係なく、とにかく「自分が何を作りたいか」という目的を持つことがジーズアカデミーにおいて大事です。

続いて、コース紹介です!詳細はぜひこちらをご覧ください!
※下記ページの「FLOW 一週間のながれ」にある「講義/演習 P2Pラーニング」はユニット山口では毎週土曜日の13時~17時になります。

▷DEVコース紹介

スケジュールをご覧の通り、毎週土曜日に課題がでます。やはり週に20時間程度プログラミングの時間を確保できないと課題をこなすのは難しいです。

私も運営スタッフする傍ら課題を作成しました。3日~4日に集中して取り組み、4日目は仕事が休みだったので10時間くらいずっとプログラミングしてました笑
未経験の方であれば少なくとも20時間、だいたい1日3~4時間程度しないと課題を作るのは難しいでしょう。

ユニット山口のDEVコース1期生でも、毎回何時間プログラミングしたかアンケートを取りますが、10~20時間はされています。仕事が終わり自宅へ帰って、夜に3時間程度オンラインで同期と一緒にもくもく作業をされている方もいます。

結構ハードなカリキュラムに思えるかもしれませんが、同じメンバーと一緒にプログラミングをやってみると楽しいですよ。
特にプログラミングをしていて自身が作りたいアプリ、ゲームが出来上がっていく様を見ていると達成感がありますし、1期生の皆さんもエラーに出会いながらも楽しそうに取り組まれています。

UNIT_YAMAGUCHIでは「何か自分の好きなプロダクトを作りたい!」そんな方をお待ちしています!

まずは学校説明会へお申込みください!こちらの説明会で入学までのながれ等をお伝えします。皆さんとお会いできるのを楽しみにしております!

▽ご興味のある方はぜひ学校説明会(個別相談会)へ!▽
学校説明会(個別相談会) ▶

こんにちは、ジーズアカデミースタッフの藤井です!
スタートアップが成長していく中で、多くの起業家が考える資金調達の方法。
創業融資、VC、助成金、クラウドファンディングなど様々なものがあります。

今回はその中の一つ、投資型クラウドファンディングを行う株式会社日本クラウドキャピタルの岡さんに、新しい資金調達の選択肢「投資型クラウドファンディング」とはどんなものなのかお話を聞きました。

そして投資家目線でのジーズアカデミー発スタートアップの魅力についてもお聞きしました。


岡さん画像

株式会社日本クラウドキャピタル
マネージャー/ベンチャーパートナー 岡 宗一郎さん

政府系金融機関ではスタートアップから中小零細企業まで4,000社以上の審査を担当。
創業専門部署に異動後、創業セミナーの企画・運営・登壇、大学・高校・専門学校で資金調達やビジネスプラン作成に関する講義を実施。 ビジコンの審査員も多数担当。
その後、アクセラレーターへ参画。大手企業や地方行政が主催するプログラムの企画・運営を担当し、スタートアップを支援。起業家育成プログラムの運営や投資も担当。現在は株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」を運営している株式会社日本クラウドキャピタルでスタートアップの資金調達面のサポートを実施している。


株式投資型クラウドファンディングとは

藤井:
岡さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします!
早速ですが、貴社の事業についてお伺いできますでしょうか。

岡さん:
日本クラウドキャピタルは「フェアに挑戦できる未来を創る」ことをビジョンに掲げて設立されました。

現在の金融というのは、事業がある程度先が見える状況になってきてからプロが投資をするような形が主です。
走り出してまだどちらに転ぶかわからない、一番お金が必要な状況ですと、プロでもリスクマネーを投入する判断が難しく、なかなか投資される金額が大きくなりません。

最近はインターネットが発達したので、プロだけでなく一般の投資家も投資を活発に行うようになりました。
なので、一般の投資家からそこにリスクマネーを投入することができるのではないか、ということで、誰もが挑戦できる未来を創るために「FUNDINNO」「FUNDOOR」いう2つの事業を運営しております。

藤井:
FUNDINNOでは株式投資型クラウドファンディングを行っているとのことですが、これは他の投資とどのように違うのでしょうか?

岡さん:
投資の種類には購入型、株式型、寄付型、融資型など様々ありますが、私たちは株式型を取り扱っています。

クラウドファンディングの資料

株式型とは、非上場の企業さんからウェブサイトを通じて非上場企業の株式や新株予約権の募集を行い、多くの人から少しずつの資金を集める仕組みです。
購入型ですと誰でも購入できますが、株式型は誰でも購入できるわけではなく、弊社に投資家登録をいただき審査を通過していただく必要があります。

また株式型には金商法により2つの要件があります。それが少額要件と電子募集です。
少額要件は発行者側の1年間の募集上限金額、投資家の年間投資上限金額を定めるものです。

電子募集は、インターネットや電子メールを介してのみ募集ができるというものです。
通常、証券会社ですと対面や電話の勧誘が行われますが、株式投資型クラウドファンディングではインターネット上や電子メールに限定されます。
それを見て投資家さんが判断をする形です。

株式投資型クラウドファンディングの国内調達割合では弊社が現在約81%を占めています。
また、「FUNDINNO」は日本初の株式投資型クラウドファンディングです。

藤井:
日本で初めてなのですね!
他に特徴的なことを教えていただけますでしょうか。

岡さん:
特に挙げられるのは投資の目的です。
通常の投資ですとやはり高い投資リターンを求める方が多いです。

弊社の場合、企業の成長を応援したいという投資家の方の割合が高いです。
成長を楽しみたい、サポートをしたいというお考えの方ですね。
我々はそういった投資家の方をファン株主と呼んでいます。

ファン株主の方を得ることで、株主から商品を購入してもらえる、SNSで会社情報を発信してもらえるなど、長期的な視野で応援してくれる存在となります。
投資家さんの紹介や広報支援、イベント招待や事業成長サポートの仕組みを通して、スタートアップの挑戦を応援しております。

藤井:
これまで想像していた投資の形とだいぶ異なりました。
クラウドファンディング型の名前の通り、事業を成長させていくファンを募るような形なんですね。

岡さん:
また「FUNDINNO」の特徴としては、速い・フェア・安全があります。
投資家の方にきちんと魅力が伝わるよう、事業内容をこちらで言語化する、専門家チームのサポートなどを持って進めていきます。

FUNDINNO資料

また、インターネットを介して数万人の投資家へのPRができることが弊社の魅力です。
現在(2021年10月7日時点)78,782名の投資家さんがユーザー登録をされており、その方たちへのマーケティングはもちろんですが、それ以外にも露出を色々と行っていきます。
すべてインターネット上で行いますので、上手くいくと全国のファン投資家の獲得ができます。特に地方のスタートアップにとっては、その地域以外の広い範囲にアプローチができます。

ジーズアカデミー卒業生起業家の魅力

藤井:
続いてはジーズアカデミーについてお伺いしたいです。
ジーズアカデミーの卒業制作発表デモデー、GGA(Global Geek Audition)に沢山足を運んでいただいている投資家として見た、ジーズアカデミー卒業生起業家の魅力とは何でしょうか?

岡さん:
自治体発のものなど起業家を育てようというプログラムは色々とありますが、やはり卒業時点に出来上がっているものが大きく異なると思います。
ジーズアカデミーの卒業制作プロダクトデモデー(Global Geek Audition)にはある程度完成されたプロダクトをお持ちの方が出られますよね。

藤井:
そうですね、ジーズアカデミーはプロダクトのDeploy(プロダクトを使える状態にすること)を卒業要件にしています。

岡さん:
普通に起業をしようと思ったら、メンバーと少ないお金をまず集め、そこから少しずつプロダクトを作っていきます。
ジーズアカデミーの場合はデモデーに向けてきっちり作り上げるので、それが100点でなかったとしても優位性は大いにあると思います。

卒業したら、プロダクトが既にあるのでやるときはすぐにでも始めることができます。
そこが大きな違いだと思います。

また、ジーズアカデミーでは在学中にメンターや同期の方、卒業生の方と出会う機会があります。
仲間がいる、相談できる人がいるということはものすごく強いです。

藤井:
そうですね、実際に同期の方と一緒に起業するという方もいらっしゃいます。

岡さん:
そのような繋がりは貴重ですね、頼れる人がいないという方もたくさんいらっしゃいますので。
あとは資金と事業を推進する人が必要になります。

製品がどこに刺さるかを冷静に理解し、事業がどこに求められているかを分析できるメンバーがいれば一気に加速すると思います。
資金を得る際には様々な方法がありますが、我々のようなファン・共感する人を増やす方法をとるのも一つの手だと思います。

藤井:
なるほど、縦横の繋がり・コミュニティを大切にするジーズアカデミーならではですね。
ジーズ発ベンチャーと、その他のベンチャーには何か違いなどありますか?

岡さん:
ジーズアカデミー発のベンチャーは起業前の段階でも、きちんと動いて目的に向かって作りこんできたなと分かることが強いです。
初めてデモデーに伺ったとき、感動しました。プログラミング初心者からこんなものが創れるようになるのかと。

ピッチをするとき、絵だけで示したりパワーポイントの文章で表現する方も多いですが、ジーズアカデミーのデモデーでは多くの方がプロダクトのデモ動画を流されますよね。
これはすごく投資家に刺さります。きちんと動くものを、目的に向かって作りこんでいるなと感じます。
仮に途中で事業が失敗したとしても、ゼロから自分で立ち上げて進んだ経験は誰もができることではありません。

ジーズ発スタートアップに期待すること

藤井:
嬉しいお言葉ありがとうございます!
最後に、ジーズ発のスタートアップに期待するのはどのようなことでしょうか?

岡さん:
プロダクトがある程度できた後は、迷わずどんどん進んでいただきたいです。
どのように進めていくのかを考えつつ、頼れる人はたくさん頼ってください。

また、スタートアップは計画を立てなくてもいいという方もいますが、ある程度ご自身の成長の計画を立てていくことをオススメします。
そして勿論計画は立てるだけでなく、うまくいかなければ理由を分析しながら進めていってください。
あわせて、もし投資を受けたのならば投資家や金融機関を大切にして欲しいと思います。

藤井:
なるほど、それはなぜでしょう?

岡さん:
信頼関係ができますし、彼らにしっかり事業収入の仕方を報告してあげると、次の資金調達に繋がりやすくもなります。
ですので、これはやったほうがいいです。

あとは、分からないことがたくさん出てくると思うのですが、わからないことをわからないで済ませるのではなく、調べたり人を頼ったりして解決していきましょう。

ジーズ卒業生起業家で弊社「FUNDINNO」を使ってIPOやM&Aをした案件はないので、だからこそ実現すれば目立つチャンスだと思います。
そういったことも期待していますね。

様々な資金調達方法がありますが、目的に合ったものを選ぶことが大切です。
株式投資型クラウドファンディングはとはいえまだ件数が少ないですが、食わず嫌いせず貪欲に知っていっていただければと思います。

起業は本当に大変なことだと思います。
色々な人に聞き、頼れる味方を作りつつ進んでいってください!


資金調達の新しい選択肢、株式投資型クラウドファンディング。
挑戦するスタートアップにとって、強力なファンを初期から得られることは大きな強みだと感じました。

またインタビュー内で岡さんからも触れていただいたように、ジーズアカデミーでは卒業制作プロダクトのデモデーが開催されます。
投資家、企業の採用担当の方も多く観覧される一大イベントへの登壇を目指し、仲間と共に切磋琢磨していきます。

学校説明会では、プログラミング学習について触れる内容にもなっております。

刺激を受けながらサービスを創りたい・熱い環境に身を置いて挑戦したいという方は是非学校説明会にお越しください!

 

皆さんこんにちは!
ジーズアカデミーユニット山口のコミュニティマネージャーの中野です!

ユニット山口が10月9日からスタートし、初回(10月16日)・1回目(10月23日)の授業を終えました!1期生の皆さん課題に一生懸命取り組んでいます!

初回の授業はHTML、CSS!次もあるのかと思えば・・・次回はもうjavascript。HTMLとCSSはなんと初回だけ!
13時~17時にある授業で基礎を学び、課題に取り組まなくてはなりません。

「完成できるのか・・・」、「間に合うかな」と不安の声が・・・!
これはなんとかせねば!と思い もくもく会を開催。今では1期生も自主的に行っています!もくもく会では和気あいあいと話し、教えあいながらせっせと課題に取り組んでいます。オンラインのスペースで福岡のメンバーとも交流しながらもくもくしています。
このお互いに教えあって学びを深める「P2P」もジーズアカデミーの魅力の一つですね!

もくもく会は文字通り集まってもくもくと作業する会です。好きな時にオンラインで入り、同じメンバーや他校のメンバーともつながることができます!
なので、ノートパソコン1台あれば どこからでも気軽に入れます!

最初は悩みながら完成できるかどうか不安の声は多かったですが、積極的に質問し自分なりに理解したり、もくもくしたりして1回目の授業は皆さん自分なりに試行錯誤して作成したサイトを発表しました!
発表された中にはアニメーションCSSで動きをつけたりしていた方もいました!
授業で与えられた課題をこなすだけではなかなか理解は進まないので、ベースとなる課題に取り組みつつプラスアルファで何かを作る。自分が作りたいものを作る!ことが大事です!

わからないことがあれば、基本的なことでもプログラミングに関することや授業のこと何でも気軽にチャットツールで講師に聞けますし(事前にしっかり調べた上で)、他校へ行ったりもできます!
ジーズ福岡からオンラインで受講された方もいました!ジーズ生ならではの特権ですね!

ぜひ今後も1期生、これから入学される方にジーズアカデミーを活用してもらって、理解を深めたり、コミュニティの輪を広げていってもらえたらと思います!

今後もこういった形で授業の様子をお届けします!お楽しみに!

ジーズアカデミー ユニット山口では随時2期生を募集しています!下記ボタンから入り、まずは説明会をお申し込みください!

▽ご興味のある方はぜひ学校説明会へ!▽
学校説明会 ▶

こんにちは!G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。
卒業生インタビュー_vol.2は、1期卒業生の佐藤 一徹さん。
入学してから卒業するまでのリアルな声をお聞きするべくインタビューを行いました!

UNIT_SAPPORO佐藤さん

北海道大学3年 工学部応用理工系学科
G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO 1期卒業生
佐藤 一徹(さとう いってつ)さん 21歳
大学では量子力学や電磁気学などの応用物理を専攻。北大トライアスロン部部長。
G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROでは「自己肯定感を高めるクローズドなSNS」を制作。卒業後もチューターとしてプログラミングを教えるほか、Webサイト制作などのエンジニア活動も行う。現在就職活動中。


(さらに…)

こんにちは!G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。
卒業生インタビュー_vol.1は、1期卒業生の井口 優さん。
入学してから卒業するまで、そして現在のリアルな声をお聞きするべくインタビューを行いました!

UNIT_SAPPORO井口さん

株式会社FORYOU(フォーユー)代表取締役
井口 優(いぐち ゆう)さん 37歳
22歳で飲食業で起業し現在は賃貸仲介、売買、管理、民泊の不動産業を運営
主に生活保護の方に住居を提供する不動産を運営しています。


(さらに…)

こんにちは!
ジーズアカデミー東京スタッフの藤井です。

ジーズアカデミーには、ご入学時点ではプログラミングを学ぶのはこれが初めてという方も多くいらっしゃいます。

ジーズアカデミーでは特に「実際に手を動かすこと」「毎週成果物を完成させること」を重要視していますが、入学時にプログラミング初心者だった人はどんなものを作れるようになるのか?
現役生と卒業生の2名をお招きして、実際にどんなものを作ったのかを公開するオンラインイベントを2021年9月末に実施いたしました!

本記事では、イベントレポートとしてお二人からお話いただいた内容の一部をご紹介します!
プログラミング初心者で、これからプログラミングを学ぶという方、実際にどんなものを作っていけば技術に結びつくのか分からないという方はぜひご参考にいただければと思います。


【ご登壇者】
川口 慧大さん フルタイム総合LABコース11期現役生

東海大仰星高校を経て、関西大学に入学。幼少より続けていたサッカーの延長で大学時には社会人フットサルチームを立ち上げて選手兼代表を勤めた。モノ作りに興味があり、新卒で電子部品メーカー、その後IT教育企業でセールスからマーケティングまで幅広く担当。業務を通して改めて自分の手でモノを作ることの楽しさを知り、ジーズアカデミーに入学。現在、LAB11期在籍中。

石丸 香織さん 週末集中DEVコース19期卒業生

ホテル業界でカスタマーサポート・マーケティングを行った後、2020年個人事業主に。メンタルヘルスの分野での起業を目的に、2021年2月〜8月ジーズアカデミーでプログラミングを学ぶ。社員にとっても企業にとっても、従業員の健康を安心して相談できる場所が必要だと考え、エンジニアや産業保健師らと共に「ハワユ(https://hawayu-wellbeing.com/hawayu/)」を立ち上げる。卒業後、東京都女性ベンチャー成長促進事業「APT WOMEN」6期に選出。

目次

  1. 入学前に独学でプロダクト・Webサイトを作ったことはあった?
  2. プログラミング初心者からのHTML/CSSを使ったLP制作
  3. プログラミング初心者からのJavaScriptを使ったじゃんけんアプリ制作
  4. プログラミング初心者からのJavaScriptを使ったメモ帳アプリ制作
  5. 初心者からプログラミングスクールで学んで、身についたと思うこと

入学前に独学でプロダクト・Webサイトを作ったことはあった?

梅川(進行役・ジーズアカデミー東京スタッフ):
実際にプロダクトを見せていただく前にお聞きしたいのですが、ご入学前にもご自身でプロダクトやWebサイトを制作されたことってありましたか?

川口さん:
独学で勉強はしていたのと、業務でGAS(Google Apps Script)を使う機会はありました。

ただ、あくまでネット上のもののコピー&ペーストをしていて、Webサイトを1から作ったことはなかったです。

石丸さん:
学生時代にホームページビルダーでWebサイトを少し作っていました。
コードを書かなくても直感的に作ることができましたね。

当時はあまりネットが発達していなかったので、本を読んで作る、といった感じでした。

プログラミング初心者からのHTML/CSSを使ったLP制作

梅川:
ジーズアカデミーでは初週からWebサイト制作の課題が出ましたね!

ジーズアカデミーでは、基本的に1週間で課題を作っていきます。どんなものを制作されましたか?

川口さん:
コーヒーが好きで、焙煎もしているので自分が販売しているコーヒーのWebサイトを疑似的に作ってみようと思いました。

HTML、CSSで装飾をし、JavaScriptや少し習ったJQueryを取り入れてみました。なので、画面が動くようにして遊んでみています。

元々出ていたお手本は無視していいとのことだったので、好きなように作りました(笑)

0からWebサイトを作るのは大変だと思うんですが、一回お手本を作ってみてぼんやり理解した後には色々なWebサイトを見比べてコードを参考にして作っていきました。

入学して1か月目、3日間で作って一度提出して、その後ブラッシュアップの時間を含めて合計1週間で制作したものです。
自分一人で調べたというよりは、課題の制作過程で同期の人から情報収集をしたり何を使っているのか聞いたりしてブラッシュアップしていきました。

梅川:
焙煎士もやっていらっしゃるんですね!
川口さんのコーヒーへの想いがこもったサイトですね。
石丸さんはいかがでしたか?

石丸さん:
私は基本はお手本(チーズアカデミーという、ジーズアカデミー生が全員通る伝統の初回課題)通りに作っています。

初回課題なので、この課題だけ設計図がかなり細かく出されているんですね。ただお手本そのままに課題を作るだけでは面白くないなと思いました。

ちょうどその時に「ウェルビーイングの設計論」という本を読んでいて、インターネットの世界でも人々を幸せにすることができるという内容なんですが、それに感銘を受けて。サイトを作るにしても、見てくれた人々を楽しい気持ちにしたいという想いで作りました。

なのでネズミのマウスカーソルがあったり、実は裏タイトルがあって、サイト内に隠れたチーズを見つけようといった遊び機能があったりします。

CSSでアニメーションを付けるのが案外簡単ということがやっているうちに分かったので、楽しくなって色々アニメーションを追加しました。
こんなこともできるんだ!という発見があってとても楽しかったです。

プログラミング初心者からのJavaScriptを使ったじゃんけんアプリ制作

梅川:最初からお二人ともハイレベルな課題でしたね!
続いてはじゃんけんアプリです。こちらはJavaScriptを使った課題になります。
じゃんけんというお手本はありますが、お二人はどんな課題を作ったのでしょうか?

川口さん:
これの課題も結局オリジナル通りではなくなってしまいました(笑)

じゃんけんを書くロジック(グーなら勝ちだよ、パーならあいこだよなど、勝ち負けを表示させる論理式)を使うことが課題だったんですが、それを使えば色々なゲームが作れそうだなと思いました。

タイピングゲームともぐらたたきを同時にプレイする、プレイヤーにマルチタスクに挑戦してもらう内容です。

両方じゃんけんアプリの応用なのですが、いかに両方を同時にプレイしてもらえるかというゲームにしました。

論理式に苦戦しましたが、楽しくゲームを制作できたので楽しかったです。

梅川:マルチタスクゲーム!
2つのゲームを同時進行するアイデアはどこから思いついたんですか?

川口さん:
まずJavaScriptで何かできるかを調べたら、いろいろできることがあるということがわかりました。

なのでその中からピックアップして、1つじゃすぐクリアできてしまうのでなかなかクリアできないよう、2つのゲームを並行プレイしてもらう形にして難易度を上げました。

同期の人にも遊んでもらいましたが、難しいと言ってもらえました(笑)

石丸さん:
私はストーリー性があって、子供でも遊べるものを作るということ、そして選択によって画面上の天気が変わるという仕様にしたいという2つがありました。

なのではじめは雨の画面からスタートしています。

そして偶然にも私もタイピングゲームを作りました。JSはタイピングゲームが作りやすいのかもしれませんね。

タイピングゲームのステージ1をクリアして次のステージ2では、火・草・水によってじゃんけんをしていきます。勝つと雨が晴れて虹が出る仕様になっています。

ゲーム攫われたお姫様を勇者が救いに行く、というストーリーを元にゲームを作っています。

またメンタルヘルス領域のことをやりたかったので、雨で気持ちが晴れなくてもじゃんけんに勝てば気持ちが晴れるよ、というところを掛け合わせていたりもします(笑)

プログラミング初心者からのJavaScriptを使ったメモ帳アプリ制作

梅川:
続いてはメモ帳アプリです!実はここまで入学してからまだ1か月未満なんです。
どんなものを作られましたか?

川口さん:
初めて課題通りにメモ帳を作りました(笑)

HPで見た目を作る、JavaScriptを使って機能を作るという課題をここまで制作してきました。なので、見た目も作るし中身も作るけど、データも残すというこれまでの課題の発展形として制作しました。

ただ通常のメモ帳では面白くないなと思ったので、自分含め周りの同期がアイデア出しに苦戦している様子を踏まえて、アイデア出し向けにしました。

日常の気づきは課題はじめ色々な制作に使えるので、そういう些細なものを「アイデアのタネ」という形で書き留められるようにしています。

そしてタネとタネを「アイデアを広げよう!」というボックスで掛け合わせて、言語化したアイデアを倉庫に蓄積していけるというアプリです。

石丸さん:
私は、自分の感情を毎日記録していけるアプリを作りました。
世に出てる感情記録アプリは色々あるんですが、結果がグラフだったりして、あんまり振り返るのが楽しくないなと思っていたことがあって。

もっとアートっぽく、面白く感情の記録を付けられれば、毎日飽きることなく記録できるんじゃないかなと思いました。

毎日日記をつけていくと、画面右側にランダムな大きさと色の丸で絵が描かれていきます。

例えばこれは架空の人物の日記を1か月分入れてあるんですが、感情を「ハッピー」・「悲しい」・「怒り」の3つに分けてあります。そしてその感情に該当する言葉を決めてあるので、該当するものが識別され、識別された感情によってランダムに絵が出てくるようになっています。

また、これを作った後にチューターさんからアドバイスをいただいて、言葉指定じゃなくてAPIを使って感情分析をしたらもっと面白くなるよと教えていただきました。

なので同じ内容で、仕組みを変えて改良をしました。

Cognitive Servicesの中の感情分析をPythonとflaskを使って書いてます。ただPythonのことは正直当時分からなかったので、なんとか頑張って作りました(笑)

例えば日本語以外の言語で入力しても、文章から感情の判定をすることができます。

梅川:先ほどのじゃんけんアプリもそうですが、ストーリー立てて制作をしていらっしゃるのは素敵だと思います。

生成された画像をjpegでダウンロードできるのもいいですね!

石丸さん:
そうなんです。自分の感情でアートミュージアムを作りたいと思って、透過して保存できるようになっています。

初心者からのプログダクト開発からその後、どんなことに取り組んでいるの?

梅川:
川口さんは在学中、石丸さんはすでに卒業していらっしゃいますが、現在はどんなことに取り組んでいらっしゃいますか?

川口さん:
今はジーズアカデミー半年間の集大成である卒業制作に取り組んでいます。

自分はずっとサッカーをやってきたので、もっと日本のサッカー業界が盛り上がって、みんなが楽しくプレイできるようなプロダクトを毎日作っています。

石丸さん:
私は卒業制作発表会で発表したものを元に実際に起業をして、法人の方に使ってもらえるよう営業をしています。

同期の方と共同で開発したんですが、卒業後も引き続き開発を手伝ってもらっています。

初心者からプログラミングスクールで学んで、身についたと思うこと

川口さん:
自分に負荷をかけていく、やり切ることが身についたと思いました。

自分は何かにのめり込むことが苦手だったんですが、ジーズアカデミーは何日までに提出する、アウトプットの納期がしっかり決まっていたところがよかったと思います。そこまでに絶対にいいものを作り切ることができるようになりました。

石丸さん:
私は起業のステップとしてすごく良かったと思いました。

最初は課題も締切ギリギリにならないと作れないんじゃないかと思っていたんですが、頑張ってやったらちゃんと完成・提出できるということを繰り返していきました。

起業してもうまくいかないことはたくさんあるけれど、プログラミングも頑張っていたらうまくいった、やり切れたという経験を得られたので、それは自分にとって大きな成功体験になりました。

梅川:
ありがとうございます!

最後に、これからプログラミング・プロダクト開発に挑戦する皆さんへ一言いただけますか?

川口さん:
プロダクトを作られる方の目的はそれぞれですが、これが世の中にあったらいいな、作りたいものが作れる力を手に入れるということは一生モノの遊び道具をゲットするようなものだと思います。

作れるようになること、期限までに作り切るということは人生の中でもいい体験になるんじゃないかと思います。

ジーズアカデミーはその挑戦に向いている環境なので、飛び込む勇気がある方はぜひ!

石丸さん:
プロダクトを作る前は、課題を頑張るのはプログラミングができるようになる・コードを書けるようになるためにやるという認識でした。

でもそれだけではありませんでした。例えば私のクラスは50名ぐらいいてあまり目立つこともできなかったんですが、課題を毎回頑張っているとクラスで知ってもらえるようになりました。

それがきっかけで「こんな人を紹介してみようかな」と同期から起業したい内容に関わる業界の方を紹介してもらったり、色々ないいご縁がありました。

そういう意味でも、ぜひ皆さんもプロダクト制作を頑張っていただけたらと思います。


いかがでしたでしょうか?

驚くことに、記事内でご紹介した3つは全てご入学から1か月経たずに作られています。

ジーズアカデミーではこのように、実際に手を動かすことを重視しながらプログラミングを学んでいきます。創りたいものをつくりながら、プログラミング学習と共にエンジニアリングの精神を育んでいきます。

クリエイティブの精神を大切に、ものづくりのためのプログラミングを学びたいという方はぜひジーズアカデミーにお越しください!

学校説明会では、プログラミング学習について触れる内容にもなっております。

刺激を受けながらサービスを創りたいという方は是非学校説明会にお越しください!

 

こんにちは!UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの大沢です。

昨年10月31日に開校したG’s ACADEMY UNIT_SAPPOROも、早いもので1年を迎えることができました。

秋の再拡大防止特別対策期間のため、感染対策に留意しつつEZOHUB SAPPOROにて開校1周年記念イベントをリアル開催をいたしました!
(撮影時のみマスクを外しております)

しばらくオンラインイベントが続いている中、久しぶりの現地開催となりました。
オンラインも便利ですが、やはり人が集うイベントは活気があってよいですね!

今回は、トークセッションと映画上映の2本立てでした。

第一部はG’s ACADEMY創設者/Founderの児玉 浩康 氏と、UNIT_SAPPOROを誘致した森田 宣広 氏のトークセッションで「北海道のDX化に必要なこと」をテーマにお話をいただきました。

周年記念イベント1
G's ACADEMY 児玉氏

児玉 浩康 氏(G’s ACADEMY 創設者/Founder)
G’s ACADEMY Founder、デジタルハリウッド株式会社 執行役員。25年間で11ブランドの新学校設立を総合プロデュース。デジタルハリウッドスクール総括後の2016年6月にG’s ACADEMY TOKYO BASEを設立。卒業生専用スタートアップ支援機関「DROCKETS」を創立し、創業指導や支援などをおこなう。年間で300本の創業企画メンタリングを実施中。


(さらに…)

波田 光咲さん
「修猷館高校卒業、現在は九州大学芸術工学部に所属しています!
今年の3月に、YOUTH STARTUP CLUB FUKUOKAの前身であるスプリングキャンプを卒業したばかりのスーパーウルトラひよっこです!」

福岡市とG’s ACADEMYでは2019年から福岡の中学生や高校生たちへプログラミング講座を実施しており、2021年には単なるプログラミング講座だけではなく、「事業創造」と「プログラミング」の両講座を並走して実施し、0→1のオリジナル新規事業プロダクトを作成する内容に一新しました。

2021年03月に修了した当時修猷館高等学校3年生(現 九州大学 芸術工学部)の波田 光咲さんはプログラムを振り返ってこう語っています。

Q:どうしてプログラムに参加したのですか?

『一番の目的は起業家になりたい想いがあったことです。プログラミングにも興味があったけど経験とかは皆無で(笑)。募集ページを見たら未経験でも安心してとりくめそうな感じがして、起業も技術も両方良いとこどりできそうだと思い参加しました。』

Q:参加してみた感想はいかがでしたか?

『ずっとこういう分野で起業したいとかはあったけど深く考えたことはなかったので、プログラムをきっかけに1つのアイデアが具体的な形になるところまでできたので自分にとっての武器(強み)になったと思います』

Q:どのようなアプリケーションを作成しましたか?

SOSファイルを電子化するアプリを作りました。SOSファイルって言ってわかってもらえるかわかりませんが(汗)。
特別支援学校に通っている子供たちが迷子や災害にあったときに、自分のことをうまく伝えられないことが多かったので、困ったときに見せるだけで相手に必要な情報を伝えられるSOSファイルを電子化することでもっと手軽で便利になると考えた為です。
プログラム修了後、大学でもプロダクトの開発に取り組んでいきたいと思っていて、このとき作成したプロダクトを福岡の大手マスメディアが実施するアクセラレーションプログラムに応募しようとしています。』

Q:これからCLUBに入る学生たちに伝えたいことはありますか?

『プログラミング経験とか、突飛なアイデアとかはそんなに必要なくて。何が一番必要かというと、やりたいこととかに対する熱量が一番大事だと思います。
その熱量を大事にすれば他のスキルも自然と身についてくると思うので、熱量を大事にしてください。とにかく、やりたいがないと始まらない!

発表会の様子 さまざまなゲストにご参加いただきました。

プログラム修了後、保護者から寄せられた声

『発表会をして頂けた事は本当に嬉しかったです。なかなか真面目な姿やプレゼンなど見る機会がなかったので、祖父母も来てみんなで見守っていました。
家では見る事の出来ない姿に正直ビックリしました。みんな感動し祖父母も涙ぐんでいました。発案企画を形にする事の大変さ、ゼロから生み出し形にしていく事の楽しさ、人前で発表簡潔に分かりやすく説明する事の大切さ、沢山の事が詰まった発表会でした
学校の授業でプレゼンをする機会がけっこうあって場慣れしているからと本人は言っていましたが、堂々とした自信に溢れた姿は、普段見る事の出来ない姿でした。改めて我が子の成長を客観的に見られる機会になり、私達家族も素晴らしい経験をさせて頂きました。本当にありがとうございます。』(福岡工業大学付属城東高校1年生の保護者様より)

『今後もこのような機会をたくさんいただけると嬉しいと思います。また参加せずとも今後同様のプログラムが開かれる際、OBOGの子達の登場があっても面白いかもと思った次第です。一機会ではなく、ネットワーキングを強め、このプログラムをどんどん発展させて欲しいと思いました。今回は本当にお世話になりました。これからもご縁があることを願っております。』(玄洋中学校1年生の保護者様より)

YOUTH STARTUP CLUB FUKUOKAでは参加者を募集しています

この活動をきっかけに学生起業家や、学生エンジニアになるという選択肢があるということを福岡の中学生、高校生に体感してもらい、将来の夢や希望を育む環境として学生たちの“やりたい”、“なりたい”に近づけるコミュニティとして活動を続けます

エントリーについては福岡市公式ページをご確認ください。

皆さんこんにちは!
UNIT_YAMAGUCHIコミュニティマネージャーの中野です!

先日、開講式を行いました!
11名(現在は12名)の1期生が集まり、良いスタートを切ることができました!女性実業家や経営者、公務員、エンジニアとして転職や独立を目指す方と多種多様です。
皆さんに入学への意気込みはばっちり!どんなプロダクト・アプリが出来上がっていくのか楽しみな方ばかりです。

早速 初回の課題を聞いて皆さんちょっと苦笑い。しかし、東京・福岡の現役で活躍しているエンジニア講師陣がサポートに入りますし、slackで質問も気軽にできます!
開講式 翌日には早速オンラインでもくもく会を行いました!私も参加し、和気あいあいと話しながら楽しく作業できました!

そして!引き続き2期生を募集していきます!
UNIT_YAMAGUCHIでは年に3回10~15名程度募集していきます。

▽今回の開講式についてこちらでも紹介させていただいています▽

▽株式会社コア TOPICS

▽ご興味のある方はぜひ学校説明会(個別相談会)へ!▽

学校説明会(個別相談会) ▶
こんにちは!ジーズアカデミー福岡のさちおかです!
ジーズではコミュニティマネージャーを担当させていただいております!
私自身もジーズアカデミー福岡のDEV6期を卒業しチューター業を経て現在はスタッフとして毎日楽しく過ごしております!
受講生・チューター・スタッフを経験した私がいろんな卒業生の姿を通して、福岡での新しい働き方をお届けしていきたいと思います!
第一弾は DEV7期卒の伊藤君!
新卒で入社した地元大手企業から、エンジニアへ転身し活躍を始めた彼の入学前から現在までについてインタビューしました!

入学当時は九州の大手企業にで働いていたと思いますが、
★ジーズアカデミーに入学したきっかけを教えてください。

入学したきっかけは前職で部署異動になったことです。もともとは文系の大学出なので、入社してからは営業をしてました。 ですが、1年でIT部門に異動になりました。なんでかは分からないですが。(笑)


まあ僕は基本的に、何事もそこで楽しさを見出せば面白くなるものだと思う性格なので、抵抗とかはなかったです。とは言いつつ、ITなんか普段みんながネットを使うくらいの知識しかなかったので、最初は部署の先輩方が何言ってるのかも分かりませんでした。実際に開発をするわけではなく、外部にシステム開発をお願いするような業務だったんですが、出てきた見積もりを見て何億とか、何千万ですって書いてあっても、「ふーんこんなもんなんだ」って思うだけで、それが高いのかどうかも分からなかったんです。とてもじゃないけど、それじゃ仕事ができているとは言えないし、加えて素人の自分でも仕事のやり方に意見したくなることもありました。そんな感じで分からないということ自体嫌だったので、システムってどんな風に作られているのか勉強しなくてはと思い、プログラミングについて調べだしてG’sを見つけました。

なるほど。最初は必要に駆られて勉強するというところからジーズとの出会ったんですね。

実際、G’sの広告は経歴がすごい人や起業の話ばかりでキラキラしていたので、結構身構えて説明会に行きました。(笑)

でも説明会の内容を聞いて納得したし、選抜のための試験があってちゃんとしているなと思いました。

納得してくれてよかった。(笑)


伊藤君には後輩の入学式の祝辞で「 G’sに来て人生が変わった」と話してもらいましたが、
★ G’sに来る前と G’sでの生活はどのように変わりましたか?

働きながら通っていたので、スケジュール的にはハードになりました。
朝起きてコード書いて、出社して、昼休みにコード書いて、仕事が終わってG’sに来てコード書いて、終電で帰って寝る。土日は一日中コードを書く。
G’sに通い出してからはそんな生活を送りました。趣味のサーフィンも全く行かなくなってしまって、、、
でも、どこか社会人生活に物足りなさを感じていた自分にとって、自分が自由に使える全時間を注いでまで何かに没頭することは、すごく楽しかったです。 そうやってハマってしまって、気がついたら大手を辞めてスタートアップに転職していたので、そういう意味でG’sに来て僕の人生は変わりました。

祝辞の1ページ

本当にストイックにG’sに通っていましたよね!
★プログラミングに対するモチベーションはどのように維持しましたか?

自分は何しにG’sに来たのかをいつも自問自答していましたね。そしてG’sに通う中では主に2つのことを意識していました。まずは、口を動かすよりも手を動かすことですね。G’sは自分が作りたいものを作ったり、世の中をより良くするためのサービスを考えたり、僕にとってはちょっと非日常なことをやる環境でした。でもだからと言って、そういうことをやってる自分に酔ってるようじゃダメだと思ったし、壮大な思いを語るのも良いけど、地に足つけてコードを書いて動くプロダクトを作るべきだと思っていました。

あとは、「G’sにいれば勝手に成長するなんてことはない」って自分に言い聞かせていました。自分がどんな環境にいるかは確かに大事だと思うし、環境のおかげで自分が成長することはあるかもしれないけど、その環境を最大限に活用して主体的に取り組まないと入学する時に自分が変えたいと思ったことは何も変わらないと思っていました。

「G’sにいれば勝手に成長するなんてことはない」ってすごく共感です!あくまで手を動かすのは自分ですからね。


★苦しい時はなかったですか?

プログラミングに関することならたくさんありました。エラーが1週間解決できずに、「向いていないのかな・・・」と思うこともありました。


それでも解決した時は本当に嬉しくて。かけた時間が長いほどその喜びは大きかったですね。同期と一緒に考えた時間もとても貴重でした。

エラーが解決した時の喜びをシェアできる同期がいるのはG’sの魅力の一つですよね!

生活もがらりと変えて、プログラミングの魅力にはまっていった伊藤君は社内の業務改善という目的から「エンジニア」としての道を選択しましたが、
★ 安定した生活が送れる大手企業からのキャリアチェンジはとても勇気がいったのではないでしょうか?

正直めちゃめちゃ迷いました。(笑)

やっぱり?(笑)

前の会社は、社員の人のあたりも経済的な待遇も良く、すごくホワイトでした。
上司や同僚からよくしてもらってたのもあって居心地も良く、これを捨てるのは正直怖かったです。それに加えて、エンジニア転職自体もそんなに簡単なものではないと思っていました。コロナの影響か時代の流れもあってか、訳のわからない年収アップCMもあってか…(笑)、エンジニア志望の未経験が世に溢れているような気がしていました。

けど、今までやりたいことが特になかった自分が、初めて、一企業のIT部門じゃなくてバリバリのIT企業で技術を学びたい身につけたい、エンジニアリングという道に進んでみたいと思ったんです。気持ちの面もそうだし、自分の年齢や収入の下げ幅、そして将来のなりたい自分像など、そういう現実的な面も考えた上で、今しかないし多分道を変えなかったら後悔も残ると思い、一歩踏み出してみました。

いろんな判断材料の中で、自分の思いを大事にしたんですね。

まあ心の中ではなんとかなるでしょって自信も少しありましたけどね。(笑)

その自信は、すごく伊藤君らしいね。(笑)

後輩に祝辞を述べる伊藤君

G’sメンター企業である暗号屋(▽会社紹介へ)へ転職してから半年ほどたちましたが、★いかがですか?また、今後はどのようなエンジニアになっていきたいですか?

色々偉そうなことを言いましたが、エンジニアとしてはまだまだ始まったばかりで、未熟も未熟です。まずは先輩方に必死でついていって、自分としてもエンジニアですって胸張って言えるような仕事をしたいと思います。暗号屋は強強エンジニアが多いので、毎日必死ですよ。(笑)
なので今は吸収できることはできるだけ吸収して、少しでも早く会社に貢献したいと思います。 先輩方を見て思いますが、エンジニアにとって勉強が終わることはないし、日々どんどん新しい技術が生まれてきます。そういう変化を楽しんで、何からも学び続けることを忘れないエンジニアになりたいです。

つわものぞろいの暗号屋…。大変なこともあると思いますが、頑張ってください!

最後にジーズアカデミーに興味がある方へひとことお願いします!

社会人で心の底からやりたいことがある人って結構珍しいのかなと僕は思います。僕自身もともとやりたいことはなかったし。けどもし、何か見つけたい、今の生活の何かを変えたいと思うならば、何かしら行動してみるのが一番だと思います。別にそれはプログラミングじゃなくとも何でもいいです。

ぶっちゃけG’sに来たからって起業したりエンジニアになれる保証はないです。けど、6ヶ月間本気で取り組んだら何かを変えることができる場所でもあるのは間違いないと思ってます。
実際はエンジニアになったからっていきなり給料があがるわけではないし、モテるわけでもない。(笑)  それでも僕が転職という道を選らんで良かったことは、エンジニアという自分が面白いと思る仕事をしていることももちろんですが、事業に共感できる会社に出会えた点もかなり大きいです。今までそんなに気にしていませんでしたが、事業が面白いかどうかで、いわゆるやりがいって全然違うなと思いました。暗号屋に入ってから、こんなに最先端で面白いことばっかりやってる会社あるんだってよく思います。 僕がやりたいことに出会えたのも、魅力溢れる会社に出会えたのも、多分とりあえず行動してみたからだと思います。そしてその体験ができたのはG’sに行ってみようと足を運んだことから始まりました。僕は結果的に転職という道を選びましたが、最初は会社をより良くしようと入学したので、新規事業やDXの取り組み等、今の会社をもっと盛り上げたいという方にも是非お勧めしますね!

伊藤君、ありがとうございました!


今後もたくさんのG’sにかかわる方々をご紹介していきたいと思います!
興味を持たれた方は学校説明会にお越しください。

福岡校の学校説明会はこちらから
合同会社 暗号屋
伊藤君がエンジニアとして活躍する暗号屋は、ジーズ福岡のメンターである紫竹佑騎氏が代表を務める。
https://www.ango-ya.org/
“合同会社暗号屋は福岡と東京をべースに、ブロックチェーン技術が拓く、新しい経済活動を産み出し社会実装する為に創られた技術組織です。当社はブロックチェーン技術が普及する事による「あたらしいインターネット時代」の到来に熱狂し、様々な問題解決を行うことに注力しています。ブロックチェーンのメリットを最大限活用したプロダクトを創るにはその思想の理解と幅広い技術選定の知識が必要不可欠です。当社はその課題に対して仮説を立て、実験を行いながら新しい価値の創造に取り組んでいます。”
△元の位置へ戻る

こんにちは!ジーズアカデミーFUKUOKA LAB3期卒業生でGGA(卒業制作発表DEMODAY)優勝者の新嶋さんから優勝者レポートが届きましたので転載させていただきます!

新嶋さんが参加されている「福岡XR部」のメンバーにインタビューをしてくださいましたので、ジーズに興味がある方はもちろん、「XRって何?」「XRに興味がある!」という方にもお読みいただければと思います!それではどうぞ!

こんにちは!
G’s ACADEMY FUKUOKA LAB3期の新嶋です。

福岡LAB3期_新嶋

少し自己紹介させてください。
私は、2021年11月にG’s卒業後、株式会社xCura(エクスキュラ)を立ち上げました。

現在、GGAで発表したプロダクトである、VRによって治療中の痛み・不安を軽減する次世代鎮痛技術 XR Therapy を開発しています。

VRは、まだまだ新しい技術で、なんとなく知っている方はいるものの、一般消費者には、まだ普及していないのが現状です。

そんななか福岡で、XR(VR / AR / MR)に関する活動を行っており、私自身も所属している、福岡XR部の皆さんにインタビューしました。

福岡XR部について

新嶋:
皆さん、インタビューにご協力くださり、ありがとうございます!
まずは、福岡XR部の創設のきっかけになった長峰さんに、福岡XR部の活動内容についてお伺い出来ればと思います。

長峰:
福岡XR部は、XR技術を学ぶだけではなく、『XR好きが集まる部室』というコンセプトを元にXR技術を楽しむことを考えて活動しています。月に2回の定期イベントを軸に、みんなで話しながら、知見を共有したり、XRのアプリで遊んだりと、楽しみながら、XRに関わる様々なことを実施しています。
あとは、XRのハードの体験会だったり、体育館を借りて、VRを持ち寄って一緒に遊んだりしていますね。

また、それぞれ簡単なものを作って、発表会をしたり、もくもく会をしたり、それぞれ教えあって活動をしており、エンジニアだけでなく、XRに興味のある人は、誰でも参加出来るコミュニティ作りを目指しています。

新嶋:
私は、2020年の夏頃から参加していますが、確かにエンジニアだけでなく、様々な方が参加していますね。とても雰囲気が良く、わきあいあいとしている印象があります。

どのような経緯で、活動を始められたのでしょうか?

長峰さん:
最初はコミュニティをやろうって思っていたわけでなく、XRについて話せる仲間がいるといいなと思って、2018年の頭にとりあえず知り合いに声をかけてXR飲み会というFacebookグループを作って飲み会をしたところから始まりました。

2018年の6月に、北海道のXRコミュニティの知り合いが福岡に来るので、飲み会がてら、Meetupイベントをやりましょうとなり、その時に福岡XR部という名前を付けました。

また、運営メンバーは決めておらず、割と緩くやっていて、なんかこういうことをやりたいんですけどと言った人を中心に、それに乗っかって運営するというスタイルですね。

最初は、僕が言い出しっぺでしたが、色々とイベントをやっていくなかで、例えば冒頭でお伝えした、体育館でVRを持ち寄って遊んだイベントは、ある学生さんがやりたいと発案し、その方に体育館の手配をしてもらい、他のメンバーでサポートという感じでやりましたね。

あとは、毎月開催しているXR ミーティングは、僕や杉井さん含め何名かで運営しているのですが、杉井さんに経緯を話して頂ければと思います。

XRミーティングとは
大阪駆動開発が主催のXRイベント。
最新ニュースや技術解説、作品紹介などを行っており、全国から参加者が集まる日本屈指のXRコミュニティ。
大阪駆動開発が発端となり開催され、その後、福岡XR部含む、全国各地にコミュニティと繋がり、現在に至る。
福岡XR部のメンバーも運営に携わっている。

杉井さん:
出張で京都に行った時、たまたま大阪でXRミーティングが開催されており、参加したのがきっかけですね。
その時は、大阪と関東を、オンラインで繋げて開催していたのですが、福岡でも同じように繋げて開催したいなと、長峰さんに相談しました。

現在は、Hubsを使って開催していますが、当初は、長峰さんが当時所属されていた会社のオフィスの横のスペースを使ったり、イベントスペースを借りて、毎月開催していました。
XR好きが集まって、賑やかに出来たので、すごく良かったです。

Hubsとは
ウェブブラウザFirefoxで知られるMozillaが運営する、ソーシャルVRプラットフォーム。 VRゴーグルを通して、コミュニケーションが取れるだけでなく、ブラウザやスマートフォンでも使用可能。

新嶋:
福岡XR部が出来、その後、杉井さんがXRミーティングに参加されてから、福岡と大阪の繋がりが出来たんですね。

XRに興味を持った理由

新嶋:
みなさんが、XRに興味持った理由について教えて下さい。

長峰さん:
僕が一番深みにハマったのは、HoloLensを知ってからですね。
なんか凄そうだと思って体験したのですが、こういう未来が来るなと思って、すごく夢があって、ワクワクしました。そこからずっとはまりこんでやってる感じですね。 

個人的には、XRの中でも、現実とバーチャルが混じって境目が分からなくなるような体験が好きですね。

そういちろうさん:
2016年にOculus DK2で初音ミクに会える「Mikulus」を少しだけ体験したのが初めてのVR体験でした。2016年はVR元年とも呼ばれていて、PS VR、Oculus Rift、HTC VIVEなど、様々なVRデバイスが発売された年でした。僕が最初に買ったVRデバイスはPSVRで、Sony Storeで先行体験して、海の中で魚やクジラを鑑賞するコンテンツだったのですが、あまりの感動にその場で予約購入したことを覚えています。発売されるソフトを一通り購入して遊んでいました。数ヶ月もしないうちに、より高品質でソフトの数が多いPCでのVRにも興味を持ってしまい、社会人初めてのボーナスでゲーミングPCとHTC VIVEを購入、SteamVRのゲームもプレイするようになりました。

僕は業務系のソフトウェアエンジニアで、ちょこっとC#が書けたりします。ゲームエンジンのUnityもC#を採用しているので、これは自分でもVRゲームを作れるかもと思い、少しずつ学び始めたのも2016年ですね。
最初は、初心者向けの記事を参考にしながら、VR巨大達磨落としのような簡単なゲームを作っていました。

もともとエンジニアのイベントには参加していて、そのなかで、UnityやVRに関連するものが無いかなと探していたら、長峰さんが主催するイベントを発見、そこに参加してみたのがきっかけで、今ではXRデバイスの体験会などのイベントを企画運営するようになりました。

新嶋:
XRのなかでは、VRがメインという感じなんですね。

そういちろうさん:
最初の何年間は、そうでしたね。
面白そうなVRゲームがあればとりあえず購入して遊んでました。たぶん200本は軽く超えるかと…。
最近は有り難いことにXRに仕事として取り組んでいます。その中でVR領域からは少し離れていて、裸眼立体視ディスプレイのLookingGlassというデバイスを中心に研究開発業務を担当をしています。

新嶋:
200本はすごいですね!!

そういちろうさん:
数えたら、そのくらいあって、金額は計算したくないです笑

灰塚さん:
2019年12月くらいにTVで、落合陽一さんがメガネをつけてARを使った道案内を体験している番組を見たのが、最初にXRを知ったきっかけでした。

そのような世界観が好きで、実現したら良いなと思い、色々調べていたら、AR福岡というコミュニティを見つけ、まずはそれに参加しました。
XRという言葉しか知らず、具体的な技術や製品名など知らなかったのですが、そのコミュニティの人が、すごく親切で、色々と教えてくださり、そういう雰囲気も好きで、イベントに参加するようになりました。

その後XRについてもっと関わりたくなり、現在はMoguraVRでライター活動にも携わっています。

新嶋:
そうなんですね!
もともとMoguraVRのライターをして、福岡XR部に参加したわけでなく、XRに興味を持って、それからライターのお仕事をされるようになったんですね。

杉井さん:
私もAR福岡でARやVRのことを勉強し、面白いなと思ってハマっていたのが最初ですね。
特にブラウザで動かせるWebVRや、WebARは、簡単ですぐ出来ますし、作ったらみんなからすぐに反応頂けたので、面白かったですね。
今まで仕事でwebのことは関わったことがなかったのですが、面白くて、色々作っていたら、今ではWebARに関わる仕事をするようになりました。

新嶋:
前職は、全く異なる業種だったんですか?

杉井さん:
はい、前職は金融系でした。

中村先生:
私は以前8年ほど前に、iPadに関するある書籍の記事の執筆に関わりました。
そのときのメンバーの一人に、外科医でHoloeyes株式会社COOの杉本真樹さんというMRなどを使用した遠隔手術の第一人者がいたんです。
MRの技術はもちろん、この人の考え方やMRを教育に生かす方法を学び、これは教育界でも進めるべきだと思ったことがきっかけですね。
私個人としては子供の頃から宙に浮き出るものに興味がありましたので、何の抵抗もなく自然に受け入れているという感じですね。
 福岡XR部のことはARに関するウェビナーを調べている時に、偶然見つけました。 

現在、隣県の佐賀在住なので、こうした仲間に入りたい思い参加させていただいています。 また、Neos VRというメタバースに参加した際、仮想空間の中にいる30人くらいの参加者が私のところに集まってきて、操作方法をはじめとして様々なことを助けてくれました。

灰塚さんの仰っていた通り、XRのコミュニティは、お互いを助け合うという親切な人が多いと感じています。 教育のことはエンジニアにとってはイメージしづらいし、その逆であるエンジニアのことは教育者にはよく分からないと思うので、教育界とエンジニア界のシナジー効果を狙った橋渡しをしたいと考えています。

2021年のXRの現状について

新嶋:
2016年がVR元年と言われていますが、実際は、なかなか浸透せず、2021年になって、やっと一般消費者にも知られてきたと思いますが、皆さんの周りでは、XRはどのように使用されていますか?

中村先生:
教育現場でXR技術を積極的に取り入れているという方は、まだ私の周りにはさほど多くはいないですね。VRゴーグルを使った視聴による視力などへの悪影響について懸念している方もいらっしゃいます。予算面からもなかなか浸透していないのが現状ですね。
そのため比較的高価なVRゴーグルを購入するよりは、iPadなどを使用したARやホログラムディスプレイの使用の方が安価なため、現在のところは妥当かなと思います。とはいえARもVRもMRも、教育現場においては重要な技術だと思っているので、学校で子供たちが自由に使える環境が整ってほしいと思います。

長峰さん:
僕は、前職からXRに取り組んでいるのですが、福岡ではXRの仕事はなかなかないなと感じていました。

今年転職してリモートで東京の会社に勤めているのですが、その会社に来る案件の相談など見てると、PoCの段階の話から、今は実際に使い始めるための取り組みが出てきているように思います。
そのような例が増えてくると普及に近づくと思いますが、まだまだこれからの段階だと思います。
また、実験的な取り組みという側面が大きいこともあり、現段階では資金的な面で福岡より東京の企業のほうがXRの事業に取り組みやすいという状況はあるのかもしれません。

そういちろうさん:
僕は、業務系システム開発会社に勤めていますが、新ビジネスへの投資ということでXRの研究開発業務を担当しています。
福岡XR部をはじめとした様々なコミュニティでイベントや勉強会に参加し、XRやUnityについて学んでいることを、数年かけて社内にアピールしていました。2019年頃からは通常のと掛け持ちでXRの研究開発も担当し、2020年からは、XR専任担当として業務に取り組んでいます。福岡でも熱量を持って会社側にアピールすれば、XRを仕事に出来る場合もあるのかなと思っています。

新嶋:
案件を来るのを待つのではなく、自分でそういう環境を作った、すごいですね!

そういちろうさん:
福岡XR部を運営していることも、会社から評価されたポイントになったと思います。

また、HTC VIVEが発売された2016年時点では、じゃんばらやツクモのようなPCショップにしか置いてなかったんですが、最近ではOculus Quest2が、ヨドバシカメラやベスト電器といった家電量販店で取り扱われるなど、以前と比べるとだいぶ一般に浸透してきたのかなと思います。

灰塚さん:
私は、化粧品の会社でも働いているのですが、業界としてはInstagramやTikTokがメインという感じなので、まだXRは普及していないですね。
ただ、将来的に、ARグラスなどが、スマートフォンのように大量に共有される時がきたら、一気に変わるんだろうなとは思っています。

コロナ禍で、実店舗では展開しづらいので、仮想空間の中で、人と触れ合って接客をするというのは、消費者側も求めていますし、企業側としても、そこに投資したいと考えていると思うので、普及するのは、そう遠い未来ではないと感じています。

現状では、まだ普及しているとは言い難いですが、メイクアップを目的としたXRは一部で導入されおり、肌の色を測定して、肌にあったファンデーションの色を提案してくれるものがあります。

今後、精度の高いものが出たら、買い方など、全てのパラダイムが変わっていくので、今後、もっと楽しい市場になるのかなと思います。

杉井さん:
WebARの観点から言うと、単発のイベントで使うことは多いかなと思います。

最近では、JR九州と鬼滅の刃とコラボして、ARのスタンプラリーのイベントを実施していましたね。ただ、一過性のイベントになりやすいので、継続的に使って頂けるARについて考えてはいます。
今後は、空間や人にフィットするARのような、様々な形のARが普及するのかなと思っていましう。

また、娘が芸術系の高校に通っているのですが、娘経由で、娘の友達から、Oculus Quest2が欲しいので相談されたり、流行りの兆しは見えてきているのかなと思います。

新嶋:
女子高生から相談されるって、すごいですね笑

中村先生:
私の学校ではVRで絵を書くことに興味がもった生徒がいますね。
普通の絵のように平面に書くのではなく、奥行き感をもって絵を描けるのが、心地よいみたいです。

2Dだと物理的に奥に向けて描くというのは遠近法を使用することをしないと難しいですがVRだとそれが出来るので、伸び伸びと自分を表現できそうと言っていました。

福岡だからできる

新嶋:
以前、聞いた話なのですが、東京と福岡を比較すると、東京の方が、XRのコミュニティは多いが、企業の関係者だけのコミュニティなど、それぞれがクローズドな環境のため、外部の人が参加しづらいと聞いたことがあります。
一方、福岡は、東京と比較すると、XRのコミュニティの数は多くないですが、オープンなので、外部の方が参加しやすく、羨ましいと、東京の方から言われたことがあります。

そういちろうさん:
確かに、それはXRに限らず、そう感じます。
エンジニアのコミュニティでも、福岡は和気藹々としていて、みんなで盛り上げようという雰囲気がありますね。

長峰さん:
運営的な視点で言うと、福岡は、そもそもXRをやっている人がまだまだ少ないので、やっている人に絞ると、全然人が集まらないですね。そのため、ちょっとでも興味があれば、ウェルカムですよという雰囲気を出して、まず母数を増やすという考えは確かにありますね。

灰塚さん:
東京は、そういったコミュニティが、仕事の案件を得る場みたいなものになっていますね。
福岡は、まだ東京ほど、XRの仕事がないので、逆にこういったコミュニティに参加する人は、仕事関係なく、XRが好きという人が多い印象です。だからこそ、純粋に楽しいですし、良い雰囲気のコミュニティになっているんじゃないかと思います。

そういちろうさん:
では、最後に、この記事を読んでいる皆さんに一言お願い致します!

中村先生:
学校の先生は学校の中だけに留まらず、教員ではない様々な職種の方と語り合ってほしいですね。福岡XR部のようなコミュニティに積極的に参加して、情報交換することにより、時代にあった教育が出来るようになると考えています。 私自身も福岡XR部で学んだことを、今後の教育現場で生かして行きたいですね。

杉井さん:
私は、前職は全く異なる業界で働いていましたが、福岡XR部を通して興味のあることややりたいことを形にし、44才にして新しくARを仕事に選びました。皆さんも少しでも興味があれば、福岡XR部に参加して頂き、一緒に学んで行けたらなと思います。

灰塚さん:
これからのXRの展開というのは、何百年に一度あるかないかのものだと思います。
そんなエキサイティングな時代に、自分たちが今こうやって参加して、その過渡期を死ぬまでに見れるっていう、とても良い時代に生まれたので、これからXRが隆盛していくのを一緒に眺めませんかと思います。

そういちろうさん:
XRは、実際に体験しないとその魅力や価値が伝わりにくいものが多いので、福岡XR部ではXRデバイスの体験会を積極的に行っています。それ以外にも、個別にエンジニアカフェ等で体験の機会を用意することもできますので、もしご興味あれば是非お声がけ頂ければと思います。

長峰さん:
福岡XR部は、エンジニアだけのコミュニティではないです。
エンジニア以外の方もたくさん参加されているので、気軽にご参加頂きたいです。
また、XRは、日常生活の様々な場所で使用出来るので、全ての人に関わりがあると思っています。
どんな方でもウェルカムなので、XRが面白そうだなと思う方は、ぜひ、参加して頂ければと思います。

ここで、『女子だらけの電子工作』を運営されている、山田さんが滑り込みで、参加されました笑

女子だらけの電子工作 
女性で電子工作をする人を増やしたいという理念のもと、2016年より活動しているコミュニティ
conpass: https://jyoshidarake.connpass.com/

山田さん:
福岡XR部は、XR好きが集まっていて、皆が思い思いの活動をしている場です。
VR、AR、MRなど、ご興味のある方は、福岡の方に限らず、ぜひ全国から参加して頂ければと思います。

新嶋:
福岡XR部では、ただ、知見を共有するだけでなく、プロダクトの動作確認を行ったり、実証実験を行ったりと、他の方が作った作品を体験することも出来ます。

弊社のプロダクトも、発売前ですが、レビューをして頂き、それをプロダクト開発に生かしています。

参加しやすい、とても雰囲気の良いコミュニティですので、XRに興味のある方は、お気軽にご参加ください。

女子だらけの電子工作 
女性で電子工作をする人を増やしたいという理念のもと、2016年より活動しているコミュニティ
conpass: https://jyoshidarake.connpass.com/

山田さん:
福岡XR部は、XR好きが集まっていて、皆が思い思いの活動をしている場です。
VR、AR、MRなど、ご興味のある方は、福岡の方に限らず、ぜひ全国から参加して頂ければと思います。

新嶋
福岡XR部では、ただ、知見を共有するだけでなく、プロダクトの動作確認を行ったり、実証実験を行ったりと、他の方が作った作品を体験することも出来ます。

弊社のプロダクトも、発売前ですが、レビューをして頂き、それをプロダクト開発に生かしています。

参加しやすい、とても雰囲気の良いコミュニティですので、XRに興味のある方は、お気軽にご参加ください。

福岡XR部 申し込み方法:下記リンクから登録
       https://fukuoka-xr-club.connpass.com/
※2021年9月現在、discordを使用したオンラインMeet upを実施しております。

また、VRによる治療中の痛み・不安の軽減にご興味のある方は、株式会社xCura 新嶋まで、ご連絡ください。

問い合わせ先:info@x-cura.com
HP:https://x-cura.com/

xCuraの新嶋でした!


今年の4月に入学したジーズFUKUOKA受講生のGGAが11月12日に開催されます!
一般の方々もご参加いただけますのでぜひ公式サイトをご確認ください!

▶FUKUOKA GGA公式サイト◀

こんにちは。ジーズアカデミー事務局の大堀です。

日に日に寒さが増してきましたね。
緊急事態宣言も解禁され、新たなチャレンジに向けて動かれている方も多いのではないでしょうか?

さて、ジーズアカデミーでは10月にフルタイム総合LABコースが開講します。



「LABコースに興味があるけれど、仕事の都合で入学日には間に合わないかも…」
「どうしても入学日は過ぎてしまうけれど、すぐに学習を始めたい!」


と、諦めかけている方も、いらっしゃるかもしれません。

そこで、東京校では、そんな方向けに、LABコースでは、途中合流可能な『Fast Track』という制度をご用意しました!

◆Fast Trackとは…

補講を受け、出席していない分の課題を提出することを条件に、途中からでもフルタイム総合LABコースに合流できる制度。

はじめはややハードかもしれませんが、先に入学したメンバーに追いつけるよう、スタッフ、講師、チューターがサポートいたします。

(※)合流できる期間は10月25日頃までが目安ですが、皆様のスキルに応じて要相談




(一例)10月19日(火)入学のLABコース12期を途中合流する場合

・10月30日(土)、31日(日)で、補講を受講
・11月2日(火)までに課題を制作して合流

『Fast Track』は、皆様のスキルや学習状況に合わせてご提案させていただきます。
「今から入学するのでも大丈夫かな…」「どんなスケジュールで合流するの?」など、ご不安な点やご不明点はすべて、個別学校説明会にてひとつずつご相談、解消していきましょう!

この春は、新しいスタートを切るベストタイミング。
「何かチャレンジしたい!」その想いを後押ししますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。学校説明会で、お待ちしています。

学校説明会では、コースのご案内だけでなく、IT業界の今やプログラミング学習の方法、G’sメンバーって実際どんな人が多いの?など、皆様にとって少しでも発見があるようなコンテンツをご用意してお待ちしています。オンラインで完全無料。ぜひご参加ください!


「プログラミング学習、どのように取り組んでいますか?」

自宅で過ごす時間が増え、デジタルトランスフォーメーション(DX)が叫ばれるようになり、プログラミングのニーズは急増しています。

同様に、プログラミングを学べるスクールもこの1~2年でどんどん増加し、TwitterなどのSNSでアウトプットをしながら独学で学ぶ人もまた、増加しています。

一方で、学習の際に重要なことの一つは「プログラミング学習」環境自体もまた、変化が起きているということ。

・3年前に推奨されていた学習法は、今もお勧めの学習法なのか。
・今も昔も変わらない学習の本質はどこにあるのか。

プログラミング学習教材自体は無料で手に入ることさえ可能となった今、どんな学習の在り方がベストなのでしょうか。
8月24日にオンラインで開催されたイベント『「これから学ぶプログラミング勉強法」ー教材あふれる現在の学習最適解とはー』では、二人の登壇者とともにこの答えを探索しました。

今回は、イベント内容を一部抜粋するかたちでご紹介していきます。

登壇者(敬称略)
山崎大助
G’s ACADEMY 学校長/デジタルハリウッド大学院教授

山崎学校長

28歳でアパレル業界から未経験からエンジニア転職し、SIerでのSE経験を経て、現在はMicrosoft MVP(Bing Maps Development)のフリーランスエンジニアとして、研究・活動が認められ米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。
@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。


(さらに…)

こんにちは!
ジーズアカデミーの藤井です。

新型コロナウイルス流行により、私たちの”はたらく”には大きな影響がありました。
リモートワークが始まり働く場所に縛られないようになったり、長年変わらなかったコミュニケーション方法もオンラインへ変化したりと、働き方に考えを巡らせる機会が多くなりましたね。

そんな昨今、新たなキャリアの選択として『起業』がフォーカスされてきました。でも起業はしたいけれど、なかなか起業するアイデアがでてこない!と悩む方も多いのではないでしょうか?

本日は、創立以来ずっとG’s発の起業家のサポートをして輩出してきた、ジーズアカデミーFounder 児玉さんに、アイデアの出し方についてお話を聞いてみました!

児玉浩康
G’s ACADEMY Founder / D ROCKETSインキュベーションマネージャー / デジタルハリウッド株式会社執行役員

25年間で10ブランドの新学校設立をプロデュース。デジタルハリウッドスクール統括の後、2015年G’s ACADEMY を設立。卒業生専用スタートアップ支援機関『D ROCKETS』も創立し、創業指導・支援を全面的にハンズオンサポート。6年で64社の起業を支援。


児玉さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

児玉:よろしくお願いします!

起業するにあたって、アイデアの見つけ方について

早速ですが、起業をする際のアイデアの見つけ方にはどのようなものがありますか?

児玉:アイデアの見つけ方・・・というか、アイデアをムリに見つけようとする必要はないです。そもそも、アイデアには価値などありません。

最初から前提がひっくり返りましたね。
アイデアに価値がない、とはどういうことでしょうか・・・?

児玉:”アイデア”そのものに意味は無いんです。
というのも、『誰のどんな課題に寄り添うか』によって、アイデアの価値が変わるからです。

児玉さん

例えば「VRで睡眠を促進させるサービスはどうだろう?」というアイデアを思いついたとします。でも、そのアイデア自体に価値はありません。
それよりも、「仕事でストレスを抱えるビジネスマン向けならどうだろう?」「高齢者に向けたものなら?」「重病で苦しんでいる患者さん向けなら?」のように、『どんな課題を持ったどんな人のためなのか』があると、このアイデアに意味が生まれてきます。
いいアイデアがそのままユーザーに受け入れられるわけでも、売れるわけでもない。「誰のどんな課題を解決したいのか」のほうが価値を生む上ではずっと大切なんです。

そもそも起業するということは、お客さんを含めた仲間を増やすことに似ています。『課題を解決したい!』という強い想いは、投資家も含めて仲間が増えていきます。ビジネスが実現するまで粘れますし、ユーザーに対しても真剣に向きあうことができます。仲間を集めるときに、いいアイデアは一つの大切な要素ではありますが、あくまで一要素なんですね。

なるほど、誰のどんな課題に向き合うかを考えるところから会社のストーリーが生まれるわけですね。

”誰のどんな課題に向き合うか”を考えるにあたっては、普段から色々なサービスを深く見る癖をつけるのがお勧めです。

サービスの表面的なビジネスモデルや、プロダクトの感覚的な良し悪しだけではなく、なぜそれを創ったんだろう?という角度で、そのサービスの「ミッション」や創った人たちの美意識を深く推察すると、自分の企画の参考になるかもしれません。


例えばGoogle が自動運転車の開発をはじめたときも、「なぜ検索エンジンの会社が?」と不思議に思った人は多かったと思います。でも「世界中の情報を整理して誰にでも利用可能にする」という彼らのミッションを理解していれば、どうでしょうか?
自動車から得られる情報を活用した新しいサービスを考えているんだな、ということはなんとなく推測がつくはずです。

1・まずはプロダクトに触ってみる 
2・なぜそれを創ったんだろう?と考えて、その会社のミッションや想定ユーザーを想像してみる
というトレーニングが有効です。
きっとあなたの企画にも役に立つでしょう。

アイデアの選び方とは?どういう基準でビジネスを決める?

なるほど。アイデアがすべてを決めるわけではないから、まずは軸から固めていく必要があるというわけですね。
では、その軸が決まった先ではいかがでしょうか?

誰のどんな課題を解決するのかが決まったら、次は「解決方法」となるわけですが、そこには豊富なアイデアがあるといいですね。

「誰のどんな課題を解決するのか」(Who/What)と解決方法(アイデア)の掛け合わせで事業になります。

先ほどアイデアそのものに価値はないと言いました。アイデアは単発で面白い・面白くない、という性質のものではなく、どんな課題を解決するのか、というテーマととの掛け合わせ次第でユニークなものになります。

例えば、先ほどのVRで睡眠を促進するというアイデアだとすると、通常は若者・デジタル好きな人向けになりがちですが、これまでのターゲットとはかけ離れた対象・・・例えば、ご高齢の方のアンチエイジングの課題をVR睡眠で解決する、お子さんの受験勉強の課題をVR睡眠を利用して解決する・・・などちょっと意外な組み合わせのほうが、新規事業としての価値は大きくなります。

解決方法を選択する際には違和感のあるもの、ユニークさあるものが良いです。また、ユニークなほうが、作り手の想いを相手が理解しようとする傾向が強いですね。見たことがあるものだと埋もれてしまう。ユニーク、むしろ『違和感のある組み合わせ』であるかは大切ですね。


新商品というものは最初はいつも違和感があったはず。今はヒットしているスマホもドローンもチャットツールも、みんな最初は少し違和感があったはずです。
私たちの周りにはそういうものがたくさんあるんです。ヒットすることによって、当初あった違和感がどんどん溶けていきます。

起業するべき人とは?

以前よりも起業したり独立したりするハードルが下がっているように感じます。一方、企業に留まるべきなのか迷う方も多いはずです。
このような人は起業するべきではない!というパターンはありますか?

確かに起業しやすい環境が出来てきてると感じます。ジーズができた2015年ごろよりさらに資金調達などもしやすくなりました。

よく起業したら9割失敗する、なんてことをいわれていますが、私が多数見てきたテクノロジー分野の起業ではそんなことはありません。そもそもコストの抑えやすい事業ですから、よほど贅沢しない限り借金まみれになって潰れるなんてことはほぼないです。

じゃあどんな失敗があるのか、というと一番多いのは『起業するとは言ってみたものの、事業が何も始まらないまま終わっていく』というパターンです。
「アイデアやビジネスプランには自信あります」→「プログラミングできないからプロダクトは資金調達できたら外注します」→「とりあえずオフィス借りました」→「投資家が付かなかったので辞めます」…これは残念すぎです。

そもそも事業を始める、ということは、自分の手でユーザーに届け、喜んでいただき、お金をいただく状態が第一歩。もしあなたがラーメン屋さんを始めるなら、まずは自分で渾身の一杯を創ることから始めるのではないでしょうか?

自分なりのラーメンの味にこだわりや想いを持って創り、次にプロの料理人を仲間にし、それから他のスタッフを巻き込んで大きなお店にしていくのではないでしょうか?自分の手で一杯目のラーメンすら作らずに、周りのなんとなくの評価で辞めてしまうようでは成功どころか、スタートラインにすら立てませんよね。

IT分野ではプロダクトが商品です。そんな大切な商品を人任せ、それも社外に外注にしてしまっては、想いを維持できません。失敗する起業の多くの場合は「お客さんに届けるところまでやっていない」だけなんです。

起業も新規事業もしたくてたまらない人がするべきです。まずは今いる環境で周りから反対されても自分で創り、新規事業をやってみることからはじめてもいいと思いますね。

社長は日本に270万人いて、労働人口は6,000万人ほどいます。25人に1人は社長なんですね。案外多いと思いませんか?特別なスーパーマンでなくても、強い想いさえあれば始めることは十分可能です。

地方と都心、採用するべき起業アイデアは違う?

児玉さんは東京だけでなく、ジーズアカデミー福岡、ジーズアカデミー UNIT SAPPORO・UNIT YAMAGUCHI(2021年10月開校)の立ち上げ・運営もやってこられましたね。
地方での起業相談にも数多く乗ってこられたことと思いますが、東京をはじめとする都会と地方だと、起業する上で採用するアイデアは違うんでしょうか?

児玉さん
ジーズアカデミー福岡校舎にて

「とにかく起業!」といった感じで仕事を人生で最優先にしている人は、そもそも東京・大阪をはじめとする都会に行っていますね。地方に住みながら起業を考えている人は「仕事も大好きだけれど、土地の人との縁や繋がりも外せない」という想いが強くあると感じています。

昔は地方で起業や独立をするとなると、どうしても人の縁の中で始めなくてはならなかったし、営業先や情報も身の回りからになってました。なので昔はマイナス要素のほうが多かった。

でもインターネットの時代になり、ある特定の地方だけの特有の問題だと思っていたことが、実は全く別の地方にも同じ課題があり、インターネットを上手く使うことで両方同時に解決できる、なんてケースもどんどん生まれています。
地方に居ても、今はインターネットで情報そのものの格差は無くなりましたし、SNSなどを活用すれば地縁だけに依存しないで、全国に新しい仲間や新しいつながりを創れるので、地方の人ほどインターネットを利用した起業にはチャンスがまだたくさん残っているように感じています。

なるほど。インターネットを使ったビジネスなら、地方に居てもより広い世界で闘えるわけですね。

起業において最も重要なこと

ここまでを踏まえて、どんな状況においても起業をするには”何のために行動したいか”が重要であることがわかってきました。
最後に、起業するにあたって最も大切にすべきことは何でしょうか?

『自分が何をやりたいか』ということ。いわば美意識です。 
そこがぶれていると、起業や新規事業では持続させることができません。

起業は決して宝くじみたいな一発当たればいいというものでは全くなくて、長く長く続けることができたら勝ちなんです。
長く続くためには、自分の強い想いが持続し、そして色々な人を仲間にする必要があります。

創立者の信念や美意識が、仲間を作っていくことにも永続することにも繋がるんですね。起業は途中で心が折れる要素が満載なので、折れないためにも何よりも大切なことだと思います。

児玉さん、ありがとうございました!


繰り返し登場した「誰の、何の課題に対して行動するか」という言葉。
何のビジネスをやろうか、と悩む方は是非原点に立ち返って、自分がどんなことにために行動したいのかを考えてみてくださいね。

起業家エンジニア養成学校ジーズアカデミーでは、プログラミングだけでなく事業創出についてもじっくり取り組みます。

刺激を受けながらサービスを創りたい、アイデアを練り上げたいという方は是非、学校説明会にお越しください!

 

こんにちは。ジーズアカデミーTOKYOの大堀です。

校舎見学を兼ねた来校学校説明会を開始しましたのでご案内です。

学習を後押しする要素の一つに、学ぶ場所があります。
ジーズアカデミーの原宿校舎がどんな場所なのか、アクセスは良いか、雰囲気はどんな感じか、校舎見学を通じてご体感ください!

来校された方には、ささやかな特典をご用意してお待ちしています。

kousya

来校説明会にご参加された皆さんには、以下の特典をご用意しています。

来校説明会参加特典

・ジーズアカデミーステッカー
・原宿校!DAYドロップイン利用無料チケット

来校説明会へのご参加は、
学校説明会予約フォームの中で、”学校説明会日時(TOKYO)”のなかから、「来校説明会+原宿校見学」と記載された日程をお選びください。

学校説明会では、プログラミング未経験の方向けにご説明していきます。挑戦したい皆さまの想いをジーズアカデミーは全力で応援しますので、ぜひお気軽にご参加ください。

学校説明会でお待ちしております!

※コロナウィルス感染予防対策として、会場にて来場者全員に対し検温を実施させていただき、手指のアルコール消毒およびマスクの着用は必須とさせていただきます。

夢の中でもコードを書くようになったseiji★です!

良い意味なのか、うなされているのか…が若干分かりませんが。

JavaScriptの授業は着々と進み、出来る事の幅がトテツモナイ勢いで広がっていきます。他のシステムとの連携、データーベースと言われる記憶域を扱えるようになったり、専門用語も増え、説明も簡単にするのが難しくなりつつある中、僕たちはちょっとずつシステムを組めるようになっていきます。

プログラミングが出来るようになっている事に、自信を見出していきます!

プログラミング学習風景

ですが…プログラミングが出来るようになればなるほど、とある壁にぶつかるようになります。それは…

【何を創りたいのか? 何を創るのか? そして、自分自身がやる意味は?】

この話は、そもそもジーズアカデミーとは?にも通ずる所があります。

※改めて…

「北海道からセカイを変える“起業家エンジニア養成コミュニティ”「G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO」2020年10月31日、遂に開校!」

ジーズアカデミーは「プログラミング」を伝えはしますが「プログラミング」を教えるスクールではなく、「プログラミング」をキッカケに、「自分の世界」をどうやって実現していくのか。

「プログラミング」を学ぶ理由は、論理的思考を身に着ける事や、

「プログラミング」を知る事で可能性を知る事。

「プログラミング」は夢を創るための栄養ではあるのですが、種そのものではないのです。

だからこそ向き合うべきは、「種」。

自分が何を為すべきか決めて植える種そのものをしっかり考えねばならない…

この疑問は、「こんなのを創りたい!」っと思っていた人にも、否。むしろ、「何を創ろうかな」っと悩んでいる人以上に、アイディアがあった人にとある命題を突きつけてきます。

「なんで、これを自分がやろうとするのか」です。

今の世の中、完全にオリジナリティのあるアイディアというのはちょっと難しくなってきています。類似サービスを見つけようと想えば、見つけられてしまうからです。

そんな中で、「なんでアナタがこれをするの?」という疑問に応えられないと、類似サービスに負けてしまうかもしれないし、新規事業だとしても応援してもらえるかも分からない。

「自分が創り上げる意味」の壁。

この壁を打ち砕くのは…ヒントと示されるのは…

why me?

という「天使でもあり悪魔」の言葉です。

whyとは何か?を理解するには、最適なプレゼンがTED上にアップされています。

サイモンシネック氏の動画

優れたリーダーはどうやって行動を促すか?

この動画の中に、ゴールデンサークルという非常にシンプルですが、強烈に人を動かす方程式が出てきます。

ゴールデンサークル

サービスやモノ・コトを人々に訴える時に、ついつい僕たちは表面だけをなぞりがちです。

・こんな事が出来ますよ!

・他社よりお得ですよ!

でもこれらお決まりの殺し文句は、誰しもが口にするものであり、実際にはなかなか比較出来ないもの。大手チェーン店のハンバーガーの食べ比べをして、どちらがうまいかなんて、好みの差でしかないわけです。

そんな時に、「Why」があれば、「差別化」や「ブランディング」になります。

あくまで一例ですが、大手チェーン店のハンバーガーは好みでしかないかもですが、「うちの店は生産者さんとタッグを組んでいます」っと言われると、どっちも同じようなら気持ちがある方を買う…

某水のペットボトル会社は一時期、ペットボトルを買うと水不足の国に2L水を送るというようなキャンペーンをして、販売を伸ばしました。

何のために?が明確になればなるほど、人はそのコト・サービスを応援出来るようになる。

そして、本人たちも愚直に進む事が出来るようになる。

だからこそ、「Why me?」は時に悪魔の囁きとも化すわけです。

「おまえがこれをやる理由はなんだ?」

この問いに打ち勝つのは…仲間達と共にいられるからです。

「Why me?会」がWhy me?を希望の灯へと変えていきます!

…to be continued

皆さんこんにちは!コミュニティーマネージャーの中野です!

開講日:10月9日(土)が近づいてきました!合格者も続々とでてきています。
先日、9月25日に学校説明会を開催し、今後は入学式直前まで個別相談会を行います!

入学を検討されている方は、まず ご予約フォームから申し込みをお願い致します。
その後 日程を調整致します。

今回はよく問い合わせいただいていることや皆さんがおそらく気になっている点に関してお伝えしたいと思います!

説明会イベントの様子

入学試験を受験するには?

まず個別相談会にお申込みください。相談会後にアンケートを入力していただき受験申込みページのURLをお送りいたします。

自身のパソコンは用意する必要があるか?

パソコンはご自身で用意いただく必要があります。

しかし、パソコンを用意するといっても何が良いかわからない・・・もしかするとパソコン選びで悩まれる方がいらっしゃるかもしれないので、私から選ぶポイントをご紹介します!

まずなんといってもノートパソコンのスペックは選ぶ上で大切です!
・CPUはCore i5
・メモリーは8GB ~ 16GB
・ストレージは256GB
この3つは最低でもおさえておきたいところです!画面に関しては13インチ以上のものが見やすいと思います。

MacかWindowsでも悩まれる方がいらっしゃると思いますが、それぞれに良さがあります!
しかしプログラミング言語によってはPC(OSオペレーションシステム)を選ぶものもあるので、『何を作ってみたいか?』という軸で調べてみましょう!

こちらのデジタルハリウッドSTUDIO山口のブログでもノートパソコンについて書かれているブログがありますので、よければ参考にしてください!
こちらではWebデザイナーにおすすめとありますが、パソコンのスペック等 参考になりますので読んでみてください。

▽STUDIO山口 スタッフブログ

※こちらで紹介したノートパソコンはあくまで一部でしかありません。購入される時に事前にしっかり調べるか、もしくはメーカー、家電量販店のスタッフに相談し、自分に合ったノートパソコン、満足のいくものをぜひ選んでください!

学習について

DEVコースでは毎週土曜日に授業をメグリバ等で行います。
授業後にもくもく会を行い、受講生同士で教えあう等して学習、そして作業をします。平日は自宅やメグリバの「コミュニティラウンジ」または「コワーキングスペース」で動画教材でのオンライン学習、slackを使いオンラインでの質問や随時、勉強会も行います。

より詳しいことについては個別相談会でお話致します!

入学式まで間近にせまっているので検討されている方はお早めに!
もし、今回の機会を逃しても年3回募集をしていますのでご安心ください!

皆さんが入学されるのをスタッフ一同お待ちしております!

▼入学を検討されている方はまずは個別相談会にご予約ください▼

個別相談会 ご予約

こんにちは!UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。

先日、
・プログラミングを学び始めたばかり
・難しくて一度挫折した
・忙しくて思う様に進められない
・次のステップへの進め方がわからない
そんな悩みを持つ方のために、普段からジーズアカデミーで講師をしているお二方をお招きし、「初心者が爆速に成長するプログラミング学習方法とは!?」を開催いたしました。

本来ならばハイブリッドで、EZOHUB(UNIT_SAPPOROメンバーが集う場所)に参加者の皆様にもお越しいただいて開催する予定でしたが・・・イベント当日から北海道には、コロナウィルスの影響で、3度目の緊急事態宣言が発令されてしまったため、完全オンラインでの開催となりました。

イベントの様子

UNIT_SAPPORO主催のイベントは、数を重ねて参りましたが、この度新しい試み、「#爆速プログラミング」でTwitter投稿すると、ほぼリアルタイムでお二人に回答してもらえるという参加型のイベントを開催。

また、Twitterを使っていない方は、ZOOMのチャット機能を活用し、どんなことでも気軽に質問できる環境でイベントを運営しました。

イベントOGP

登壇者紹介:福岡校主任講師、大杉太郎先生

まずは、講師のご紹介から。
お一人目は、大杉太郎先生。(以下、たろ先生)

大杉先生

G’s ACADEMY FUKUOKA 主任講師

茨城県つくば市出身、北海道大学大学院を2013年卒業。大手医療系メーカーにて企画・設計・開発のリーダーを経験の後、G’s ACADEMY TOKYOのDEVコース(7期)を卒業、プログラミングにのめり込む。
卒業後は仕事の傍ら、ジーズアカデミーでチューターとしてプログラミング教育活動に従事。
2018年の福岡校開校とともに、メーカーを退職し福岡に転居して「ジーズアカデミー福岡 主任講師」に就任。MENSA会員。

イベントの様子2

元々は医療系メーカーにお勤めだった、たろ先生。プログラミングを始めたきっかけは、もし会社をやめたら自分自身でなにも生み出せないんじゃ・・・という危機感から。

しかし、プログラミングなら PC 1 台でなにかつくれるぞ!という考えからジーズアカデミーの門を叩きます。

たろ先生は現在、ジーズ福岡と、UNIT_SAPPOROでも講師を務めてくださっていますが、福岡校で講師を務めることが決まった翌日に退職届けを出したとか…!

とても印象的でした!!

登壇者紹介:株式会社パタンナー 代表取締役CEO, ジーズアカデミーデータサイエンス教育主任研究員、深野嗣さん

お二人目は、深野嗣さん。

深野先生

株式会社パタンナー 代表取締役CEO, ジーズアカデミーデータサイエンス教育主任研究員

1991年生まれ。大学卒業後、船井総合研究所に新卒入社。
エムスリーキャリア、AIスタートアップの執行役員を経て独立。
2018年から現在まで、国内大手企業からスタートアップまで幅広いクライアントのデータ分析・活用、プロジェクトマネジメントを支援。
2021年3月に株式会社パタンナーを創業。

イベントの様子3

ジーズに入学する前は、会社員時代に考えていたアイデアがプログラミングで解決できるんじゃないかな?と思ってはいたものの、事業アイデア自体はビジネスモデルも考えておらず、ぼやぁ〜っとしていたそうです。

入学前にいろいろ考えたけれども、結局は「プログラミングができるようになったら、自身にもつながるし、カッコいいよな」と思い、ジーズアカデミーに入学。
ジーズを卒業する頃に起業を試みるも、気絶し挫折されたとか…!

さまざまな出来事を経て、データサイエンス領域のサービスを提供する株式会社パタンナーを創業、深野さんは現在、G’s現役生・社会人(法人)向けデータサイエンスの入門講座の講師を担当してくださっています。

そんなお二人の知見やこれまでの経験をプログラミング初心者の立場で、どんどん展開していく本イベント。
モデレーターは初心者代表、EZOHUBの石塚(たみえる)さんが担当、司会は私、コミュマネ真知子が担当いたしました。

Q1.「プログラミング学習を始める時に何から始めたら良いですか?」

イベントの様子4

やはり学習は効率的に進めていきたいところ。

この問いに対して、たろ先生は、

ただコードを書くのではなく、自分で創りたいもの目標にして書いてみる!人から言われたものは面白くない!

自分で動かしてみる!単純な足し算みたいなものなどでやってみる!何回か繰り返す事で、動きがわかってくる!まずは書いてみる!

深野さんは、

今ちょっとストレスになっている作業を楽にしたい”あるいは”あの製品ってもっとこういう機能があったほうが私は良いと思うんだよね”という思いがあると、取り掛かりやすいかも?

「ジーズ入学当初は、起業を考えていたのでビジネス的なものを創った。でも、他の同級生は、”帰りに何味のじゃがりこを買うのかを決めるアプリを作った!!”などユーモアであふれていて、プログラミングを心の底から楽しんでいた。そんな姿をみて、刺激になったし、これがプログラミングを学ぶときにいちばん大切な気持ちかもしれないなぁっと思った。

などなど、考えるよりもまずは行動(書く)!ことが大切だということがひしひしと伝わってきますね。
この問いから、派生してこんな質問もぶつけてみました。

Q1-2.「プログラミング言語は何から始めるのがいいか?」

お二人からはこんな回答が得られました。

プログラミング言語によって得手不得手あるので、初めから作りたいものがある時は必要な言語から始めるべきだが、特にない場合は自分にとってわかりやすいなって思える言語を選んでいいと思う!

JavaScriptみたいな見てわかりやすい奴がいいと思う!可視化はわかりやすいのでやった感がちゃんとでる!

Q2.「独学でもプログラミングをマスターできますか?」

イベントの様子5

お二人がジーズに入学された理由の中の一つに、
ひとりで学習をつづけるのは自分には意志が弱くでできなかったこと、どうせならオンラインより通ったほうが強制力あって良さそう!と思ったからということがありました。
そんなお二人に「独学でもプログラミングをマスターできますか?」という質問をぶつけてみました。

そもそも独学で覚えようという気が無かった(大学の時に少し触ったが全然わからなかったから)。

独学ですすめられる人は、自分自身でプログラミングの楽しさや本質に気づけた人だと思う。他人とプログラミングについてたくさん会話することで、刺激をもらったり、楽しさに気づけるタイプの人は独学じゃないほうがいいかもしれない。

ジーズアカデミーでは、webアプリケーションをゼロから作れるようなカリキュラムがある。アプリは、ユーザーが見ている画面を開発する言語(フロントエンド)とユーザーには見えない、コンピュータが内部で処理をする内容を書く言語(バックエンド)があり、そのどちらの言語にも触れることができる。卒業後に、人によってどちらの言語が好きか分かれるので面白い。お客さんと直接会話するウェイターがやりたいのか、あるいは会話はしないけどお客さんが喜ぶ料理とキッチンでつくるシェフをやりたいか。みたいなイメージ!

Q2-2.「ジーズアカデミーのプログラミング教育とは?」

同じ言語のはずなのに全然違うものを創ってくるのが本当に面白い!

僕は比較的課題通りにやるが、同級生がまったく違うものを創ってくるので、新しい視点や切り口を学ぶ事が出来る!

そう、ジーズアカデミーでは、毎週毎週必ず決められた期限までに課題を提出するという決まりがあります。
お二人も在学中は、毎週出される課題を楽しみながら学んでいたのですね。

Q3.「プログラミングが出来るようになったら、何が出来るようになりますか?」

イベントスライド

サービスに対する改善点が思いつく。結婚式でARなどを導入してみんなをワクワクさせることが出来た。

世の中になければ作ればいい。

初心者代表のたみえるさん、ツイッターやZOOMのチャットできた質問を拾いながらどんどんと気になったことを聞いていきます。

Q3-2.「どんな学習方法だと効率よくプログラミングを覚えられますか?」

効率よく覚える方法はないッ!コツコツやるしかない…目標があるとモチベーションが維持できる!はじめはどうしていいかわからないから、時間だけ決めて勉強していく!

わからないことがあったまま、進んでいいんだ!と思えるようになること。車の免許持っていても、車が動く仕組みや構造をきちんと理解している人は少ない。それと同じように、わからなくても、まずは自分が思うようにプログラムが動いたから嬉しい!よかった!と自分を認めながら進めていくこと。プログラミングをつづけていくと、いつのまにか当時わからなかったことが突然わかるようになるので、大丈夫!

少しずつで良いからコツコツと積み重ねていくのが大事ということと、今分からないのは当たり前ということが伝わり、プログラミング学習を始めたばかりの方、またこれからプログラミングを始めようとしている方にとって、すごく励みになるアドバイスを聞くことが出来ました。

参加者の声

参加者の方からの参加後のアンケートでは、

「お二人の例え話がどれもわかりやすかった。」

「色々なプログラミングの話を聞けて良かったです。また色々と交流の機会含めてあったらと思います。今後の転職とか仕事の幅も広げていきたいと思ってるので色々教えて下されば有り難いです。」

「プログラミングをはじめたきっかけなど楽しく聞くことができ、あっという間の時間でした。」

「みなさんのお話の内容がとてもわかりやすかったです!是非次回も続編や違ったテーマでの開催を楽しみにしています。」

などなど楽しくイベントに参加していただけたという声ばかりでした!

最後に

深野先生と大杉先生

快く本イベントにご協力いただきました、たろ先生&深野さん!
とても刺激的で参考になるお話を本当に有難うございました!

今回の記事で紹介しきれなかったお二人のアンサーは、ツイッター、@unit_sapporo、もしくは「#爆速プログラミング」でご覧いただけます。
ぜひフォロー&チェックお願いします!

Twitterの様子

ユニット札幌は、現在4期(11月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、ユニット札幌の学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

こんにちは、G’s ACADEMYスタッフの大堀です。

プログラミング学習者数が増えてきた昨今、未経験からエンジニア転職を目指す方も多いのではないでしょうか。

今回は現役フロントエンドエンジニアであり、プログラミングを学習したのちに未経験から自社開発企業のフロントエンドエンジニアに転職された甲斐さんに、その実体験を聞きました。

甲斐 匠平
ウェブエンジニア。熊本出身の36歳。
前職の社内エンジニアの働き方に感化されエンジニアへの転職を志し G’s TOKYO DEV10期生として入学。卒業発表会 (GGA) で声をかけてもらったHRベンチャー企業へ卒業後にジョイン。新規事業の開発に主にフロントエンドとして携わる。
Twitterはこちら


(さらに…)

javascriptに駆逐されそうな勢いのseiji★です!

この記事は前回の記事の続きになりますので、まだ未読の方は是非、全編をご覧いただけるとより、苦悩と、苦悩と、苦悩を分かち合えると思います!

前編【プログラミングのおさらいとJavaScriptとの出会い!…Vol.3】
https://gsacademy.jp/reading/2021/06/29-blog/

っと、早速の本題に入る前に…名誉のためにと言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、「プログラミング」を学ぶ私たち生徒は、当然ながら、先生の教育を受けながら学んでおります。

山崎学校長
山崎学校長

ここまで、プログラミング=難しい、みたいな談話が続いているのですが…確かにプログラミングは簡単ではありません。しかし、決して、先生方の教え方が悪いとかそんな事はありません。というか、今回一期生の担任になって頂きました「山崎先生」はトンデモない経歴の持ち主です。

G’s ACADEMYの学校長であり、自身曰く遅咲きのエンジニアという事ですが、全世界で数名しかいないMicrosoft MVP (Bing Maps Development)の一人です。

山崎先生のご紹介
https://career.gaogao.asia/2019/03/31/215/

授業は非常にユーモラスで、笑いを踏まえながら進んでいきます。その中で、先生は教えてくれます「よく分からなくてもいい、まずは書いてみよう」っと。

これって、プログラム…HTML/CSS含め、凄く大事な事なんですよね。僕もプログラミングそのものは未経験でしたが、HTML/CSSも同じで、「書いてみて結果を見てみる」の繰り返しで、覚えていくものです。

小さいブロックの積み重ねの結果がピラミッドになる…のではなく、小さなブロックを積み重ねたらピラミッドになっていた。というような体験の積み重ねが、コーディング/プログラミングには必要だなっと実感しています。

あまりいい表現とは言えませんが、数学の何らかの方程式を証明含め覚えるのではなく、当てはめれば答えはでるから、原理はいったん置いておいて方程式を丸まんま覚えておこう!に近いと考えています。

そう、なので変な話、逐一「言葉の意味」を考えても意味がありません。

「Hellow」は皆さんご存じの通り、日本語で「こんにちは」ですが、「どうしてHとEとL二つとOとWの組み合わせにしようとしたのか」みたいなもんなので、頭カラッポにしてjavascriptを入力し続けていきます。

あ、この言葉で分岐を意味するんだ。

あ、この単語で差し替えを行うんだ。

あ、この書き出しで動きをつけるんだ。

その繰り返しでjavascriptの特性を掴み、我が物へとしていきます。

進撃を続けていく…のです!!

UNIT_SAPPORO一期生の学習風景
UNIT_SAPPORO一期生の学習風景

そんな戦いを続け…じゃんけんアプリの課題提出となります。

繰り返しになる説明ですが、ジーズアカデミーは必ず課題提出が求められます。ですが、要件さえ満たせば、何を創ってきてもOKなんです。

なので、僕はARを用いたジャンケンアプリを構築しましたし、他のメンバーもゲーム調のものを創ってきたり、オリジナル要素をふんだんに入れたものを課題として提出してきました!

課題1
課題2

すごい!面白い!

みんな、ちゃんと出来るようになっている!!!

プログラミング未経験でも、前の日寝れなくても、みんな創ってくる!!!これが、ジーズアカデミークオリティ!

というわけで、javascriptの授業はまだまだ続いていきます…!

G's ACADEMY UNIT_SAPPORO卒業生1

こんにちは!UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの大沢です。

8月28日(土)にG’s ACADEMY UNIT_SAPPORO DEV(週末集中コース)2期生の卒業式が開催されました。

緊急事態宣言発出直後ということで、会場での開催について懸念されましたが、北海道の示す「イベント開催時の必要な感染防止策」に示されている必要な感染防止策を行うことで、EZOHUB SAPPOROにて開催することができました。
(撮影時のみマスクを外しております)

DEV2期は2021年1月31日(日)に開講し、その後、毎週末にオフライン・オンラインを併用しながらプログラミングと事業企画を半年間学びます。

G’s ACADEMY(ジーズアカデミー)は、プログラミングだけを学ぶスクールではなく、自分のアイディアを形にして世に出していくという側面を持っています。

在校中はプログラミングと並行して「なぜ自分がそのプロダクトを作成するのか」というWhyme?と向き合います。

今期は運営会社であるサツドラホールディングスさんの従業員さんから、経営者さんまで幅広い年齢・職業の方が受講されました。

プログラミング経験者の方はほぼおらず、皆さんココがプログラミング初体験でのスタートでしたが、それぞれ日々のお仕事の合間を縫って、時にはお休み返上で学習やプロダクト構築を進めていました。

▼受講中の様子については、2期 鈴木 亮祐 さんのnoteをご覧ください!

G’s ACADEMYに入学したら、人生変わった。
https://note.com/cs_osuzu/n/n2fee6dbdd2d3

受講期間後半ではメンターさんからプロの視点でのアドバイスを受けながら、卒業制作としてプロダクト制作に取り組みます。

こちらもただプロダクトだけを作るのではなく、事業として成立するサービスを構築していきます。

2期の卒業式では、それぞれが作成したプロダクトの発表も合わせて行いました。

皆さん、自分だからこそできるサービスを、半年間向き合った成果として発表していただきました。

G's ACADEMY UNIT_SAPPORO卒業生2
G's ACADEMY UNIT_SAPPORO卒業生3

その後、祝辞と合わせて卒業証書の授与を行い、それぞれに感じた半年間を振り返っていただきました。

・卒制提出後もギリギリまでブラッシュアップを進めた方
・想定したプロダクトの完成まで至らず、今後完成を目指して引き続き作成していく方。
・途中で挫折しつつも、しっかりと巻き返して理想に近いプロダクトを完成させた方。

今回は7名の方が卒業されましたが、それぞれに想いや苦労があった様ですが、総じて「あっという間に過ぎた」「濃厚な」半年間だったようです。

G's ACADEMY UNIT_SAPPORO卒業生4
G's ACADEMY UNIT_SAPPORO卒業生5

UNIT_SAPPORO DEV2期では、7名の卒業生のうち3名がG’s ACADEMY最大のイベントであるデモデー『GLOBAL GEEK AUDITION』(GGA)に登壇することができました。

DEV1期1名を含む4名で乗り込んだGGAでは、残念ながら入賞は逃し、悲願は3期以降に託す形となりました。

▼GGAレポートは下記からご覧いただけます。

“GLOBAL GEEK AUDITION” G’s ACADEMY TOKYO FUKUOKA UNIT_SAPPORO 合同デモデー開催レポ ート_vol.2
https://gsacademy.jp/reading/2021/08/gga-blog-2/

▼GGAに登壇した、2期 月館 海斗 さんのnoteもご覧ください!

5分間じゃ語り切れなかった想いを綴ります。
https://note.com/kaito12c/n/n3aed67dfe25e

G's ACADEMY UNIT_SAPPORO卒業生6
G's ACADEMY UNIT_SAPPORO卒業生7

G’s ACADEMYの卒業生は、起業家、エンジニア、社内で新規事業を立ち上げるイントレプレナー等、様々な分野で活躍しています。

彼らの共通点は”セカイを変えるGEEKになろう”とし、各々が挑戦を続けていること!

G’s ACADEMYの総責任者を務める児玉 浩康 氏からも、今日を境にスクールという枠組みではなく、新たなコミュニティメンバーとして対応なお付き合いをしていきましょうと祝辞をいただきました。

DEV2期のみなさん、改めて半年間お疲れ様でした、そしてご卒業おめでとうございます!

セカイを変えるGEEKとして今後のご活躍を楽しみにしております!

UNIT_SAPPOROは、現在4期(11月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、ユニット札幌の学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

こんにちは、ジーズアカデミースタッフの藤井です!

プログラミング学習方法が溢れる時代。
オンデマンド教材、メンター、教本やスクールに通うなど様々な選択肢がありますが、結局どれが一番いいんだろう?
スクールやオンラインプログラムがたくさんあるけれど、独学ってできるの?

そんな風に、学習を始める前の段階でも情報の多さに翻弄される方もいらっしゃることと思います。

本日は、エンジニア起業家育成学校 ジーズアカデミー学校長の山崎大助先生に「独学でプログラミングって習得できるの?」というテーマでお話を伺いました。

山崎先生
山崎大助先生
G’s ACADEMY 学校長/デジタルハリウッド大学院教授

28歳でアパレル業界から未経験からエンジニア転職し、SIerでのSE経験を経て、
現在はMicrosoft MVP(Bing Maps Development)のフリーランスエンジニアとして、研究・活動が認められ米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。
@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。

山崎先生、よろしくお願いいたします!

山崎先生:
よろしくお願いします。

目次

  1. プログラミングは独学で習得できるのか?
  2. 独学でのプログラミング習得は、何から始める?
  3. 独学でアプリ開発をする方法
  4. プログラミング言語の選び方
  5. 独学でのプログラミング学習で挫折しない方法
  6. プログラミングの効率のいい勉強法
  7. 独学でプログラミング学習を始めようとする人にアドバイス

プログラミングは独学で習得できるのか?

早速ですが、初学者のプログラミング学習についてお聞きしたいです。プログラミングって、独学で習得できるんですか?

山崎先生:
できますし、実際に習得している方もいます。ただ、正直難易度は高いと思います。

個人的な経験で言うと、初心者の時、僕一人でJavaの本を一冊やり切ることはできなかったんです。
HTML/CSSは多少間違っていても表示されるので難しいという感覚は少ないかもしれませんが、プログラミングに関しては難易度が上がります。

プログラミングを本やオンライン教材だけを使って実務レベルまでできるようになるには、かなり根気がいります。自分でネット検索して粘り強く解決を試みることができ、集中して長い時間を使える人ならできるかもしれません。

環境構築も、予想外のエラーも初心者ひとりですべて立ち向かうのは困難な瞬間が来ると思います。
独学が難しいと感じたら、相談する手段や違う学習法を考えることをオススメします。

なるほど、覚悟を決めて、目標設定を明確にしてチャレンジする必要がありそうですね。

独学でのプログラミング習得は、何から始める?

では実際に独学でプログラミングを習得するには、何から始めたらいいですか?

山崎先生:
HTML/CSSで、まず一つWebサイトを作ってみることをオススメします。

これは学校長をやっているジーズアカデミーでもすべての期で採用しているやり方なんですが、やはり目に見えて形になると学習を進めるのが楽しいんです。

そこでプログラミングのベースを掴んでもらい、成功体験を作ります。やれそうだ!とまず思えることが大切で、そこからJavaScriptを使って作ったものを動かしていく、という流れがモチベーションを保ちつつスタートできる最短ルートだと思います。

独学でアプリ開発をする方法

今だとアプリ開発を一つの目標に定める方も多いかと思います。独学で、アプリを作れるようになるにはどうしたらいいですか?

山崎先生:
今は様々なオンライン学習ツールがあります。一通りまずオンデマンド講座をやり、創りたいアプリについての動画を見て、YoutubeやSNSで情報収集という流れで始めるのがいいと思います。

学校のように、この期間に必ずここまでできる・やるというカリキュラムはないので、ある程度自分で自立し自走する力が大切です。プロからの管理がないのだとしたら、必ず期日を決めてやりきるための管理能力が必要です。

プログラミング言語の選び方

では、そうやってサイトを作り、アプリ制作に取り組みたいという段階になったとします。プログラミング言語は様々な種類がありますが、実際どう選べばいいんでしょうか?

山崎先生:
選び方は大きく分けて3つあって、起業したい人と、自分が作りたいサービスがある人、そして技術専門になりたい人のどれかによって判断基準が変わります。

まず起業志望の人は、採用活動が楽になることは大切ですよね。使用する言語が最先端すぎて、スケールアップしてエンジニアを集めたいときに人が集まらないのは大変です。よく使われている言語、エンジニア人口が多いほうがいいという考え方が一つ目です。

自分が作りたいサービスが既にあるという人は、作りたいものの形式によって変わります。

例えば裏で機械学習をして、Amazonであるようなレコメンドエンジンを使いたいならPythonという選択肢が出てきます。また、レコメンドエンジンがないいわゆる普通のECサイトやWordpressのようなCMSを作りたいなら適しているのはPHPです。そんな風に、作りたいものに対する優先度を一番にして言語を選びましょう。

最後は技術専門の方。プログラミングをやってみたらコードを書くのが楽しくなって、技術屋を目指したいという人は現在流行っている言語が楽しいと思います。Reactとか、Laravelとか。

特に受託開発をやっていると、業務上で使わなくても新しい言語を触ってみたくなるんです。また技術者として、新しい技術をきちんとキャッチアップすることは自身の技術力を見せる一つの手段でもあります。実際に、よりいいコードを書きたいという気持ちが、僕はプログラマーなりたての頃に強かった。そんな言語の選び方もあると思います。

山崎先生

独学でのプログラミング学習で挫折しない方法

目的に合わせて選ぶことが大切なんですね。学習を進める上で、途中で挫折しないためにはどうすればいいですか?

山崎先生:
1つ目の質問とも繋がるんですが、コミュニティ・仲間を見つけることです。
SNSだと少し弱いですね、もう少し気軽に繋がれる手段がオススメです。

極端に自走力が高い人はプログラミング学習を一人でもやりきれるかもしれないけれど、普通の人には正直大変です

30分~1時間悩んだときに、相談できる人がいると気持ちが切れません。
1人だと、やめようと思えばやめられてしまうし、言い訳もできてしまいますからね。

プログラミングの効率のいい勉強法

学習を進める上で、効率よく勉強するにはどんな方法がオススメですか?

山崎先生:
ざっくりですが、初心者にとっては2つあるかと思います。

1つ目はまとまった時間をしっかりとることです。ノッてくるまでに時間がかかりますし、特に初学者だと、10分や20分では前回までの振り返りで終わってしまいます。

2つ目は、良い教材を見つけることです。良い教材の定義は色々あるかと思いますが、できれば手を動かしながら学べる「アプリを作る」「~の機能を作る」ような教材がいいと思います。暗記や知識の習得だけではなくて、やりながら慣れるスタイルの教材がはじめはオススメです。
簡単に始められるものから始めることも大切です。

独学でプログラミング学習を始めようとする人にアドバイス

ありがとうございます。最後に、これから独学でプログラミングを学習しようという方にアドバイスをお願いします!

山崎先生:
僕は28歳までアパレルをやっていて、自分にしかできない仕事って何だろうと悩んでいたんです。アパレルの店長なんて野心のある若い人がいくらでも出てきますからね。

そこでプログラミングに出会って、これを自分にしかできない仕事にするしかないと思っていました。
これに命をかけてやろうと思っていたんです。なので学校に行かず習得ができました。それでも、ジーズアカデミーでやっている3か月の内容を、僕は3年ぐらいかけてやっていました。

挫折や困難は誰でもありますし、乗り越えなければならない壁も出てきます。
そんな時に、乗り越える勇気が貰える場所や熱量高いコミュニティがほしいという人はぜひジーズアカデミーに来てください!いつでも歓迎します。

ありがとうございました!


情報が溢れると同時に、独学で習得する時にも多種多様なサポートツールもある現代。
根気強く、また強い意志をもって取り組むことが重要になりそうです。

そのために、山崎先生のプログラミングに打ち込んだ理由のように、まずはプログラミングで何を成し遂げたいのか・なぜやりたいのかを考えることがプログラミング学習の大切な一歩となると思いました。

山崎先生が学校長を務める、エンジニア起業家育成学校ジーズアカデミー。
プログラミングを道具として、自分にしかつくれないものを創る人を応援しています。ご興味ある方はぜひ学校説明会にお越しください!

山崎先生が学校長を務める、エンジニア起業家育成学校ジーズアカデミー。 プログラミングを道具として、自分にしかつくれないものを創る人を応援しています。

フルタイムLABコース10月生/週末集中DEVコース10月生受付中!
ご興味ある方はぜひ学校説明会にご参加ください。
オンライン参加OK。初心者歓迎。プログラミングの本当の意味がわかる!

 

こんにちは、G’s ACADEMYスタッフの大堀です。
ユーザーから愛されるwebサービスに欠かせない要素のひとつであるフロントエンド。
フロントエンドの開発に携わるエンジニアはどのように仕事を進め、何を大切にしているのかご存じでしょうか。
今回は現役フロントエンドエンジニアである甲斐さんに、フロントエンドエンジニアの仕事内容や大切にしていることを伺いました。

甲斐 匠平
ウェブエンジニア。熊本出身の36歳。
前職の社内エンジニアの働き方に感化されエンジニアへの転職を志し G’s TOKYO DEV10期生として入学。卒業発表会 (GGA) で声をかけてもらったHRベンチャー企業へ卒業後にジョイン。新規事業の開発に主にフロントエンドとして携わる。
Twitterはこちら


(さらに…)

デジタル変革者の養成を目指すBIZコース。
どんな方が、どのような思いで受講されるのかを本人へのインタビューを通じてお届けします。

今回はDXリーダーズ養成プログラムを受講された高木さんに、G’sスタッフ藤井がお話を聞きました。

高木さん
高木宏さん
住友商事株式会社、デジタル事業本部所属。ジーズアカデミーDEV9期卒業。
BIZコース DXリーダーズ養成プログラム受講生

受講の背景

高木さん:弊社にはデジタル事業本部という本部があり、その傘下に全社デジタルトランスフォーメーション案件を推進・支援するDXセンターという組織があります。私はそちらに所属しています。

DXの持ち込み案件もここ数年で増えていますし、前回児玉さんとのインタビューでもお話させていただいた社内アクセラレーションプログラム「0→1チャレンジ」も社内のデジタル変革へのモメンタムを醸成する施策の一つです。
その中でも現在、ヘルスケアのDXに取り組んでいます。

SaaS形態のうち、特定の業界・業種における業界課題を解決するものをバーティカルSaaSと言いますが、私はその中でも介護業界のバーティカルSaaSの事業開発に携わっています。

藤井:まさにDX推進のための部署にいらっしゃるのですね。BIZコースはどのような背景で受講をお決めいただきましたか?

高木さん:以前よりコースの存在は知っていたのですが、全社DXの支援・推進、介護業界のSaaS開発に関わるタイミングで受講を決めました。

大きく捉えるとこの業界はヘルスケアに該当し、課題の解決に本コースの内容が参考になるのではないかと思いました。また、ジーズアカデミーのDEVコースを卒業して早2年、このテクノロジーの世界は変革がとても早いのでアップデートをしておく必要があると考えました。

BIZコースは事前のオンデマンド講座学習と2日間のライブ講義ということだったので、それならば業務と並行して時間を取りやすいのではないかと思ったことも決め手です。

実際にDXリーダーズ養成プログラムを受講してみて

藤井:実際に受講されて、いかがでしたか?

高木さん:どれも面白かったです。
特に常盤木さんの講義は情熱的で、視聴する受講生に一歩踏み出すエネルギーを与えるような内容でした。

グッデイさんやゑびやさんの内容も非常に参考になりました。
DXやデザインといった言葉は流行語みたいなもので、抽象度が高くなりがちな議論となってしまいます。ですが、どういう風に実施をして、どのように効果があってという実例が提示されており、実務者にとってすごく勉強になりました。
受講者それぞれ業界も異なるかと思いますが、各自が応用できる部分があると思います。

私はいま社会人17年目なんですが、新社会人の頃はエクセルやVBAを使える人が非常に重宝されました。深野さんのデータ活用講義を通して、これからはエクセルやVBAのようにAIや機械学習、データサイエンスが誰でも使える・回せるようになる時代になのではないかという実感をいただきました。

オンラインライブ授業について

高木さん:オンラインライブ講義の1日目は深野さんの講義で、Azureを使って手を動かす内容でした。この、実際にAzureを動かす体験に意義があると思います。

本講義だけでAzureをマスターできるわけではないですが、自分で学習を進めるための第一歩として非常にいい機会なのではないでしょうか。

各務さんの講義は一つの作品として完成されていて、資料も非常に分かりやすいです。ワークショップ形式の講義のため、参加者それぞれが短時間で発想を飛ばすことが大切になると思います。

特に印象に残ったのは、2つ以上専門性のある人間が集まったときに活用できる因数分解法です。

落語のなぞかけや、傘を3つの部品に分解してそのうち1つの部品を変えるとどのような発想が可能なのか、といった例を挙げていただきました。非常に分かりやすく、置き換えて考えやすいので、これらはすぐに使えるなと思いました。

コロナ禍でのDX推進について

藤井:コロナ禍でDX推進がより叫ばれるようになったと言われています。高木さんの周りでも感じる場面はおありでしょうか?

高木さん:物事のコンテキスト、背景や状況が新型コロナ流行前と後で大きく変わりました。

それに伴い事業の作り方も変わります。現場での洞察や、ステークホルダーとのコミュニケーションが取りにくくなったり、特にSaaS事業において現場の課題感を知るハードルが上がっています。

変化について弊社の例を挙げるとすれば、小売事業において、AI・データサイエンスを活用した人の集中を避ける取り組み、SDGsに向けた食品ロス削減を進めていると聞いています。これは、元々あった取り組みですが、新型コロナによるコンテキストの急激な変化によって、前倒しで進めているようです。

藤井:今後どのようにBIZコースの内容はご活用いただけそうでしょうか?

高木さん:現在私は企画の思考プロセスの支援やサービス開発の可視化と構造化をする、という常に答えがない業務に携わっています。BIZコースのプログラムを通して、新しい領域への具体的なアプローチの仕方・新しい視点を学ばせていただきました。

こういうことが自社でもできるかもしれないというヒントをいただきましたので、これらを積極的に活かしていきたいと考えています。

藤井:ありがとうございました!


明日から現場に生かせる方法論、具体例が盛りだくさんのDXリーダーズ養成プログラム。
「何から始めよう?」「DXの本質が知りたい」そんな方にぴったりの講座です。
DX推進に課題感を感じている方は、ぜひご受講ください!

デジタル変革者養成BIZコースは2つのプログラムを提供中。
ご興味をお持ちいただいた方は以下よりお申し込みください。

 

皆さんこんにちは!

UNIT_YAMAGUCHI コミュニティマネージャーの中野です!

GGA 1位 新嶋

今回はG’s 福岡 の卒業生で、なんと!昨年に開催されたGGA(グローバル ギーク オーディション)の優勝者でもある新嶋 祐一朗様にお話を伺いました!

VRゴーグルを装着しながら治療することで、痛みや不安を軽減するサービス「XR Therapy」を提供されている株式会社xCura(エクスキュラ)を立ち上げられています。

Q:ジーズアカデミーへ入学されたきっかけは何ですか?

前職(ホテルの運営、マーケティング)で、ジーズアカデミー東京の方と関わりがあり、ジーズアカデミーのことは知っていました。当初、ワーキングホリデーへ行く予定でしたが、コロナで行けなくなり、就職や起業のことを考え、ジーズアカデミーに入学しました

Q:入学前は何かプログラミングの経験はされていましたか?

WordPressを使い、独学で簡単なサイトを作ったことがあります。そして、CSSやHTMLも独学で学びフロントエンドに関わることもしていました。

Q:起業の経緯について

入学当初は起業については漠然と考えており、いま起業するよりはまずは就職し、何回でも起業出来る環境を作ることの方が大事だと思っていました。

しかし、スタッフから「思い切って起業し、それを口に出していった方が良い」とアドバイスをいただき、「起業する」と公言するようになりました。公言してから様々な人に出会い、情報も入るようになり、起業がより現実味を増していきました。

Q:ジーズアカデミーに入学して良かったと思えた瞬間は何ですか?

当初、医療情報を共有するアプリを考えていましたが、既に大手が進出しており、断念しました。同期、卒業生、スタッフ、そしてメンターの方など、様々な方にメンタリングして頂き、自分のスキルと興味関心を整理した結果、催眠の知見をVRディストラクションに生かすというプロダクトを考えつきました。バックグラウンドや年齢が異なる人が集まるジーズアカデミーで学んだからこそ、XR Therapyが出来たんだと思います。

そして、今回 新嶋氏が実際に開発された治療中に痛みや不安を軽減する「XR Therapy」の開発や反響などについてもお伺いしました!

Q:開発しようと思ったきっかけは何ですか?

私は催眠療法士としても活動していまして、それをどう生かせるか考えていました。催眠は、麻酔なしで手術した例があるなど、痛みの軽減に効果的です。日本では怪しい雰囲気のある催眠ですが、アメリカでは、一部の州で保険適用になるなど、医療現場で使用されています。

催眠療法士としての経験とテクノロジーを組み合わせて、何か出来ないかと考えていた時、『VRディストラクション』という手法を知りました。VRゴーグルを装着し治療を受けることによって、意識を映像に集中させ、治療中の痛みや不安を軽減させる手法です。実際、非常に優れた鎮痛効果があったという報告もあります。「XR Therapy」では、VR映像で呼吸の長さ・タイミングをガイドし、『VRディストラクション』の効果を最大限に高め、より痛みや不安を軽減させます。

Q:「XR Therapy」を開発をされ、今後サービスをどのように展開されていきますか?

私が立ち上げた株式会社xCura(エクスキュラ)では外部アドバイザーに複数の医師がおり、その人脈なども活用し展開しています。2021年8月からは、歯科クリニックで、VRディストラクションの実証実験を実施する予定です。また、大学病院と共同研究する話も進んでおり、実験内容の詳細はまだお伝え出来ないのですが、実現すれば、日本初の実験となります。

Q:GGA(グローバル ギーク オーディション)の後、企業からの反響はどうでしたか?

プレスリリース時に10社以上からお声がけいただきました。世界的に見てもなかなか無いサービスなので珍しいと多くの企業からお声を頂けました。

UNIT_YAMAGUCHI 1期生の方へメッセージをお願いします!

ジーズアカデミーは自身の求めている以上のものがかえってくると私は思います。受け身ではなく、ぜひ積極的に学んでいってください。そして、開発するからには小さくおさまらず、世に出すぞ!という勢い、目標を持ってください!

ジーズアカデミーに入って、あなたの人生が変わるきっかけになることを願っています。

新嶋様ありがとうございました!お話を聞いているとジーズアカデミーが熱量が高いコミュニティで新嶋様にとって人生がかわるきっかけになった場ということが伺えますね!ぜひサービスが世に出て、さらには福岡からセカイを変えるGEEKになるよう応援しています!

▽株式会社xCuraホームページはコチラ

▼入学を検討されている方はまずは学校説明会にご参加ください▼

UNIT_YAMAGUCHI 学校説明会 ご予約

こんにちは!UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。

8月19日(木)に開催された“GLOBAL GEEK AUDITION” G’s ACADEMY
TOKYO FUKUOKA UNIT_SAPPORO 合同デモデー
(以降GGA)をレポートし
ます!

gga1

ジーズに入学される方の93%がプログラミング未経験者。
入学してから初めてプログラミングを学び、ひたすらコードを書き、オリジナルプロダクトを創り、そして半年間で卒業していきますが、GGAは、その中でもセレクションを通過した東京・福岡、そして札幌の合わせて16組が選出。
仲間と共に学び、切磋琢磨して完成させたプロダクトをいよいよ発表する場、それがGGAです。

gga2

今回は、コロナウィルスの影響でオンライン開催となりましたが、発表者についてはジーズ東京や福岡、札幌の各会場で発表する方もいらっしゃれば、完全オンラインで自宅などから発表される方もいらっしゃいました。

企業23社、一般観覧約260名もの方が観覧されました!
皆さんの創り上げたプロダクトやどんな面白いサービスが発表されるのか、ととても多くの方が心待ちにされいるということですね。

札幌からは、4組発表者が登壇。
札幌トップバッターは、嵯峨 輝幸さん

gga3

測量士が中心となり、地域インフラを守り続けることを目的としている。
スマートフォンの地図機能を用いて、地域の危険箇所情報を共有する。
測量士が整備することで、共有する危険箇所情報の信頼性を高める。
KIKI-MIMI(キキミミ)

gga3

続いて、星野 恵さん

gga4

おさがり交換会をきっかけに、産後をHappyに子育てを喜楽にするサービス
OSAGARAI MAP

gga6

札幌会場からは、月館 海斗さん

gga7

高校生がOB/OGにオンラインで進路相談できるサービス。Zoomやチャットを通して、OB/OGに気軽に進路相談ができる。
Canau

gga8

札幌最後の登壇者は、岡崎 泰治さん

gga9

明日、魚が釣れる場所を見つけよう。これまで「勘と経験」に頼っていた釣場の選択をデータ×ITによって、より客観的・合理的に選択できるようにします。
Fishing-Logi

gga9

皆さんそれぞれ人生で一番と言っていいくらい、寝る間も惜しんでプレゼンの練習に励んでいたそうです。
プレゼンには想いが込められている分、迫力がありご自身のプロダクトをとても魅力的にお話しされていました。

結果発表が行われ、第1位は福岡、
水野 将吾さんの2分でできるパーソナライズ栄養管理 Yuurea

札幌勢は残念ながら今回も入賞こそ逃しましたが、とても貴重な経験になったとやり切った達成感で満ち溢れていました。

gga11
gga12

東京福岡の皆さんのプロダクトも本当に素晴らしいものばかり。魅力的なサービスがたくさんありましたが、ユニット札幌としてはやはり札幌勢の今後の展開が楽しみです。

gga13
gga14
※写真撮影、プレゼン時のみマスクを外しています

登壇された皆様、本当に本当にお疲れ様でした。
これからもご自身のサービスやプロダクトに磨きをかけ、どんどんアップデートしていってくださいね!
また、登壇者の皆さんには、ジーズを卒業された方々、ユニット札幌1期2期の皆さんからのバックアップ、メンターの枠を超えたサポートがあったそうです。
札幌からセカイを変えるGEEKとして後輩たちを引っ張っていく。
こういった情熱溢れるユニット札幌のコミュニティをどんどん縦に繋いでいけたらと思っています。

ユニット札幌は、現在4期(11月生)を募集しています!


ITを活用して何か新しいことを始めたいと思っている方、 プログラミングを始めたいけど、他のスクールでは何か物足りないと思っている 方、 新規事業創出のためにより良い環境が必要な方、 IT企業への就職転職を考えている方、 などなど、ユニット札幌の学校説明会へどうぞお気軽にお越しください。

 

学校説明会はこちら

DCAP

※本記事は2021年7月にNewsPicksにて掲載された記事になります

VUCAの時代を生き抜くため、各社で「新規事業開発」が叫ばれている。 そして、新たな一手を打つべきは企業だけではない。私たちビジネスパーソンも、生き残りを懸けた進化が求められているのだ。  そこで注目を集めるのが、異色のプログラミングスクール「G's ACADEMY(ジーズアカデミー)」。ここでは、事業創出を前提として、サービス開発の知識はもちろん、ビジネスモデルの考え方やピッチでのプレゼン術などを徹底レクチャー。いわば「事業家養成スクール」であり、いわゆるプログラミングスクールとは一線を画す。  では、なぜプログラミングが企業や個人の進化に有効なのか。事業立ち上げの極意とは。1400以上のアイデアをプロダクト化へと導いたG's ACADEMYとともに考える。

「アイデアだけ」では戦えない

  VUCAと呼ばれる不確実な時代を迎え、各社で「新規事業ブーム」が巻き起こっている。新規事業コンテストや、イノベーション創出を目的とした協業に取り組む企業も多い。

その盛り上がりを肌で感じ、来る日のために事業アイデアを温めているビジネスパーソンも少なくないのではないだろか。

しかし、事業家・エンジニアの養成スクール「G’s ACADEMY(以下、G’s)」ファウンダーの児玉浩康氏は、「事業創出にアイデアは必要ですが、それに時間をかけるのはあまり意味がありません」と話す。

児玉さん

「事業創出で重要なのは、『DCAP(Do-Check- Action-Plan)』を回すこと。

一般的なセオリーは『PDCA』ですが、私たちは『Plan』を描く前に、まずはアイデアを具現化したプロトタイプを作る=『Do』を推奨しています。その上で、仮説を検証し、ブラッシュアップしていくのです。

当たり前のことですが、アイデアを形にしなければ『事業』にはなりません。そして、Planだけでは『絵に描いた餅』になることも大いにありえますから」(児玉氏)

DCAP

 プロトタイプ、つまりはラフなものでいいから、まずは形にしてみる。

プロダクトさえあれば、現状に足りていない要素が見えてくるし、社内で話を進める際の強い説得材料にもなる。

G’sは、設立6年で1400以上のアイデアをプロダクト化へと導き、50名以上のテック起業家やイントレプレナーを世に送り出してきた。

その実績の源こそ「DCAP」であり、「Do」の手段となるのがプログラミングなのだ。

他人は「自分の理想のラーメン」を作ってくれない

しかし、プロトタイピングの必要性については同意しても、プログラミングの必要性については懐疑的な人もいるだろう。

 わざわざ自分でプログラミングを書かなくても外注でエンジニアに頼むといった手段も考えられるからだ。

 これに対しても、児玉氏は明快な答えを持っている。

「単純な話なのですが、あなたが『理想の味のラーメン屋を開こう』と思っているなら、すべて他人任せでお金を払って始めても、理想の味に近づけるのは難しいでしょう。それに、やっていても楽しくないですよね。

まずは素人ながらにでも、試行錯誤して自分で理想の一杯を作ることから始めるべきです。

同じように、実現したい世界観があって『テクノロジー商品』としてWebサービスやアプリを世に出すなら、まず自分の手を動かしてプロトタイプを作り上げたほうがいい。

そこで、初めて世界観が明確になり、エンジニアにもビジョンや熱量を共有できます。これは開発を外注する場合でも同じです」(児玉氏)

iStock:SARINYAPINNGAM
iStock:SARINYAPINNGAM

この「自ら手を動かす」という考えは、海外では一般的なものだという。

G’s卒業生で、東京藝術大学で教鞭を執る音楽家の余田有希子さんは、研究員として派遣されたアメリカの大学でそれを目の当たりにした。

「私がいた研究室では、同じ音楽分野の専門家たちがAIを使って音楽を作ったり、自らコードを書いて楽曲構造を分析したりしていました。

その研究室が特殊だったわけではなく、大学ではどんな分野の専門家でも当たり前のようにコードを書き、アイデアを形にしていた。

驚くとともに、強い危機感を覚えましたね」(余田さん)

余田さん

 余田さんは帰国後、「自分もプログラミングを学ばなくては」とG’sの門を叩いた。

数あるプログラミングスクールからG’sを選んだのは、「手を動かす」ことを重視したプログラムに引かれたからだ。

「以前、淡々とテキストをこなすだけの英語学習をして、全然身にならなかった苦い経験があるんですよ(苦笑)。

プログラミングも『お勉強』として取り組んだら同じことになるだろうな、と。

G’sでは、テクノロジーと音楽をかけ合わせたプロダクトを開発しました。

一連のカリキュラムを通して、プログラミングは自身の体験や専門性と組み合わせた時に、強力な武器になるんだと実感しましたね」(余田さん)

そのサービスに「Why me?」はあるか

長崎県西海市のベンチャー企業を経営する宮里賢史さんも、自らのアイデアを形にするためにG’sの門を叩いた一人だ。

もともとは自治体や地元企業のWeb制作などを受託していたが、新たな事業の柱を打ち立てたいと考え、受講を決めたという。

そんな宮里さんがG’sで作った卒業制作「文字起こしばりぐっどくん」は、今や地元の人を中心に約20万人が利用するサービスになっている。

「『ばりぐっどくん』のアイデアは、仕事で接する市役所の人々が事務作業に追われている様子を見て思いつきました。

これほどスケールするとは、正直自分でも驚きです。

リリース時に使っていた技術自体は初歩的なものですが、目の前の人たちが喜んでくれるのは嬉しかったですね」(宮里さん)

ばりぐっとくん
宮里さんが開発する「文字起こしばりぐっどくん」は、文字の書かれた画像をLINEで送ると、AIがたった数秒で文字起こしをしてくれる。翻訳機能なども備えており、今年1月にはラスベガスで行われる世界最大テクノロジー見本市「CES」にも出展された。

G’sの卒業要件は、「プロダクトを作り上げること」。受講生は、初期に学ぶプログラミングの基礎技術を用いて、おのおののアイデアを形にしていく。

卒業後、プロダクトの開発を続けるかは個人に委ねられているが、宮里さんは自社サービスとしてリリースを決断。

3年ほどたつ現在まで、改良を加えながら運営を続けている。

「何が自分の『コア』なのかを見定めた上でプロダクトを開発する。

これがG’sの基本で、『Why me?』を考え抜いて生まれたのが『ばりぐっどくん』でした。

今もこうして開発を続けているのは、テクノロジーを使って地方課題を解決したいという思いが、本物だった証拠でしょう」(宮里さん)

宮里さん

「Always Ask “Why me?”」は、G’sが掲げるクレドの一つだ。直訳すると「なぜ私が」となる。

「Why me?」を考え抜くことは、「アイデアを温めるより、まず作れ」という発言と矛盾するようだが、児玉氏は次のように説明する。

「事業を立ち上げる際に重要なのは、『なぜ私がこのサービスを作るのか(=Why me?)』を繰り返し自問し、手を動かしながら(=Do)、提供価値をシャープにしていくプロセスです。

これは、思いつきのアイデアを『スケールするかどうか』という視点で考えること(=Plan)とは全く違います。

『Why me?』がない事業は、推進する人の熱量がこもらないし、得てして事業のスタートラインにもたどり着けません」(児玉氏)

児玉さん

 新規事業が軌道に乗らない原因も、大部分は「Why me?」の詰めの甘さにある。

「新たな事業を企画する時は、ついつい『どうやったら会社(株主)を納得させられるか』、つまりは『もうかるのか』に目がいってしまうもの。

ですがどんなサービスもはじめは、立ち上げた人の夢や熱い想いが起点になっているはずです。

絶えず『Why me?』を考え抜くことは、『顧客への提供価値』をクリアにするという意味で、実は合理的な方法なんです」(児玉氏)

「切磋琢磨」がプロダクトを強くする

頭と手をフルに動かしながらビジネスを生み出す過程は、決して楽なものではない。

平日の夜や土日のほとんどを技術の習得・プロダクト開発に費やすG’s受講生も多い。

メルカリで働く三木翼さんは、会社とG’sの両立というハードな6カ月間を乗り越え、今年2月に晴れて卒業を迎えた。

「半端な気持ちでは両立はできなかったと思います。受講生の『コミュニティ』の存在も、モチベーションを保てた理由の一つですね」(三木さん)

三木さん

 G’sでは、受講生同士で教え合う「Peer to Peerラーニング」を導入しているほか、卒業制作期には互いにフィードバックし合い、プロダクトを磨き込んでいくカルチャーもある。

東京・福岡にあるG’sの校舎は24時間開放されているため、コロナ以前は寝食をともにすることも珍しくなかった。

単なる「受講生同士」の関係を超えた、「同志」のような結びつきが自然に生まれるのだ。

「卒業した今も、G’sの卒業生と定期的にコミュニケーションをとっていますし、週末にはG’sの校舎で新たなサービス開発の話をすることも。

本気でプロダクトに向き合い、モチベートし合える仲間ができたのは一生の財産です」(三木さん)

プログラミングは一生使える「武器」になる

このようにして学んだプログラミングには、ビジネス創出を目指す人にとって、「サービスを作れる」以上のメリットがある。

プログラミングの思考技術は、サービスを事業として発展させる時にも有効なのだ。

「プログラミングでは、ある目的を設定し、そこに至るまでの過程を細かく分解しながら、うまくいくまで試行錯誤を繰り返します。

テクノロジードリブンな事業も同じく、まずはサービスの過程を細かく分解して、KPIを設定する。その上で、いくつかの戦略を想定しながら試行錯誤を重ねていきます。

つまり、エンジニアの思考回路や文化を知ることは、事業創出の能力にも直結するのです」(児玉氏) 

プログラミングの思考技術を身につける過程で、事業創出能力が磨かれる。だからこそ、G’s から多くの起業家が生まれるのだ。

思考技術

 はじめは全くコードが分からなかった人でも、一つひとつ技術を学んでいくうちにコツがつかめていくという。

プログラミングは、事業創出の強力な武器になる。それどころか、ビジネスに携わる人すべての武器になるといって間違いなさそうだ。

「コロナによるDXの加速もあり、ビジネスシーンにおけるテクノロジーの重要性はますます高まっています。これをチャンスと捉え、新しい価値を生み出せる人をもっと増やしていきたい。

『Why me?』を起点に、テクノロジーでセカイを変えるGEEKを育てる。それが、私たちのミッションです」(児玉氏)

制作:NewsPicksBrandDesign 編集:高橋智香、大高志帆 撮影:露木聡子 デザイン:Seisakujo

フルタイム10月生/週末7月生受付中!今すぐ学校説明会にご参加ください!
オンライン参加OK。初心者歓迎。プログラミングの本当の意味がわかる!

 

会場:KDDI維新ホール Megriba

こんにちは!ジーズアカデミーUNIT_YAMAGUCHIの中野です!

8月7日(土)にKDDI維新ホールにて開校記念イベントを開催いたしました!

参加者の方 お暑い中お越しいただきありがとうございました!

まず最初はジーズアカデミー の山崎学校長、創立者の児玉様のパネルディスカッション!

ジーズアカデミー学校長 山崎 大助

ジーズアカデミー創設者 児玉 浩康

ジーズアカデミーを創立された経緯やプログラミング言語など様々なテーマでお話しをされました。ジーズアカデミー を運営される中でどのような学習方法が一番良いのか悩まれたそうです。そこで、行き着いたのが「P2Pラーニング」と「コミュニティ」です。

ジーズアカデミー では毎週課題が出され、それをこなさなくてはなりません。一人でもこなされる方もいらっしゃるかもしれませんが、なかなかにハードだと思います。

生徒が互いに教え合う「P2Pラーニング」やリアルやオンラインで卒業生や在校生とつながることができる「コミュニティ」がモチベーションの維持と学習意欲の向上につながり、修了後の成果もでてきたそうです。

その他にもプログラミングについて話されていましたが、楽しそうに語られるお二人。

本当にジーズアカデミーやプログラミングのことが好きなんだと感じました!

山口へ来られたのも、山口市での取り組みや課題を知られ 山口市には様々な可能性が秘められていることを感じたからこそ、これだけ熱量のある方が来られたのだと思います。

山口ならではの特徴がたくさん!

今回の学校説明会ではエンジニアと企業がマッチングできる「DXキャンペーン」や、本校の「成績優秀者へのキャッシュバック」、「大学生の割引」といったキャンペーンも紹介されました。

特に「DXキャンペーン」は山口 独自のキャンペーンで児玉様も珍しい取り組みとおっしゃられていました。

▼詳しくは下記サイトをご覧ください!▼

【終了】DXチャレンジYAMAGUCHI説明会&個別相談会

UNIT_YAMAGUCHIでは引き続き学校説明会(オンライン)で開催しています!

ご興味のある方、検討されている方ぜひご参加ください!まず、こちらの学校説明会に参加して頂かないと入学試験に申し込めませんので、入学を希望される方はお早めに!心よりお待ちしています!

▽こちらのフォームから学校説明会にお申し込みください。

▽UNIT_YAMAGUCHIについてはこちらから

こんにちは!ジーズアカデミー東京校 CS/PRの加納です。

今回の卒業生インタビューは、「株式会社moovy」の皆さん。
moovyは、東京校のフルタイムLABコース第8期生・三嶋さん、今林さん、松尾さんの同期メンバーで創業されたジーズ発スタートアップです。
会社設立から1年ちょっと。moovyの誕生秘話から、同期チームならではの雰囲気、今後の展望などを、オフィスに突撃して聞いてみました!

<インタビュー:株式会社moovyの皆さん>

30秒の採用動画プラットフォームの開発を行う。成長ベンチャーに特化したサービス『moovy』と、大手企業向けの『moovy+』を展開中。G’s ACADEMY卒業直後の2020年7月、moovy β版をローンチ。1年後の2021年7月に大幅な機能追加を行い正式版をローンチ。現在、25社のテック系ベンチャー企業と300本の採用動画を掲載中。

右 :三嶋 弘哉さん(LAB8期卒/株式会社moovy代表取締役)
中央:松尾 圭介さん(LAB8期卒/株式会社moovy エンジニア)
左 :今林 智宏さん(LAB8期卒/株式会社moovy エンジニア)
(以下敬称略)

『moovy』とは?

30秒の採用動画を使って求職者と求人企業をオンラインでマッチングする 採用動画プラットフォーム。
求職者は『moovy』を利用することで、文章では伝わりにくい企業内部のリアルな文化や働く社員の表情を感じ取ることができることが特徴。
また、求人企業は文章だけでは表現しきれなかった採用情報を求職者に伝える「採用PR」ツールとして活用できる。

https://moovy.jp/

『moovy+』とは?
moovyと同様30秒の採用動画を制作し、裏側のAPI(動画配信システム)を提供するサービス。ユーザーへのスカウトやメッセージのやりとりはできないものの、採用ホームページやnoteなどで採用PRを行うことが可能。


―本日はよろしくお願いします!
三嶋さんは、元々ずっとHR業界にお勤めでしたよね。確か、G’s ACADEMYの入学試験時の志望動機には「採用のミスマッチをなくしたい!」と記載してくださっていたのを覚えています。

三嶋:
おっ、志望動機にもそう書いてたっけ!(笑)

そうですね、エージェント部門や新規事業部門など、転職に関わる仕事をトータル12年くらいやってきました。そのような中で、「雇用ミスマッチと機会損失をもっと軽減できるんじゃないか」と感じるようになったんです。

なのでそういうサービスを作りたい!と思っていたのですが、実際にプロダクトをつくるスキルが当時はなかったので、会社を辞めてG’sに入学しました。

―なるほど。「雇用のミスマッチと機会損失をもっと軽減できるんじゃないか」と感じるに至るにはどのような経緯があったのでしょうか?

三嶋:
転職エージェントの仕事をやっていると、当たり前ですけど「今の会社を辞めたいと考えている人」とお話しします。もちろん、キャリアアップしたい、年収をあげたい、という転職理由などもありますが、本音の転職理由のほとんどが人間関係か会社の文化でした。

じゃあ、そのミスマッチに繋がる理由ってなんなんだろうと、突き詰めて考えてみたんです。多くの求職者の転職をお手伝いする中で立てた仮説が、「企業の中の情報がリアルに見えていないことが、ミスマッチを生んでいるのではないか」ということでした。

三嶋:
企業と求職者のマッチングって「ベストマッチなパターン」と「アンマッチ(そもそも不一致)なパターン」がありますよね。

ただ実は、このふたつの間には、さらに”本来出会っても良かったんだけど出会わなかった”、”出会ってはいたんだけど、ちゃんと知れていなかった” という「機会損失なパターン」があるのではないか、と考えています。

この「機会損失なパターン」が、結果的に企業と求職者のミスマッチに繋がっているのだと考え、この要素をどうにかして解消することで採用のミスマッチをなくしたい。そんな想いから、今のmoovyを作りました。

―ビジョンが今まで一貫してブレずにいることが、三嶋さんの素晴らしいところだなと感じます!
さて、そのビジョンを達成するのにも様々な切り口があるかと思います。なぜ「動画」という切り口だったのでしょうか?

三嶋:日常の情報収集チャネルが動画になったことが理由ですね。自分自身も情報収集を動画でするようになって、やっぱりわかりやすいし、心に届くなという実感があったんです。

あとは5Gが一般化してきていたり、スマホのカメラ性能もすごくよくなったりしていますよね。そういう社会の変容と技術の流れもあって、「動画」というメディアを使うのはいいなと。

―私もいくつかmoovyが制作した採用動画を拝見したのですが、moovyは「縦型の動画」であるということが革新的だなと感じました。TiktokやYouTube Shortの流れもあり、縦型の動画って今どきですよね。

三嶋:
そうなんですよね。結局横型のシアター式の動画であっても、スマホを縦のまま視聴している方が70%以上です。
スマホを横にして動画を見るときって、自分の姿勢が安定していたり、腰を据えて見るときなんですよね。最近はデバイスも大きくなってますし。
今の潮流にも合わせて、スマホの向きを変えなくてもいいように、と思っています。

―確かに、今はほとんどの人がなんでもスマホで情報収集したり、スマホでエンタメも楽しんだりする時代ですからね。時流に乗った着眼点だなと感じます!

Tiktok感覚の30秒ショートコンテンツなので、職場の雰囲気を気軽に伝えられるのも魅力的
(画像の引用元:https://moovy.jp/job/501

―そんなmoovyですが、トップの三嶋さん、そしてエンジニアの今林さん、松尾さんは、G’s ACADEMY LAB第8期生の同期チームですよね!
元々moovy自体は三嶋さんの構想だったと思いますが、今林さん、松尾さんはどのようなきっかけでジョインされたのですか?

今林:
僕は、スポーツ全般が好きなので、元々はスポーツ関係のプロダクトを作りたくて入学して、卒業制作もスポーツアナリスト関連のプロダクトを作り始めていたんですが…いつの間にか三嶋さんの熱意に感化されてジョインしていました!

三嶋:
ええ!?そんな感じだったっけ(笑)
確か、いまっぱさん(今林さん)がそのとき作ってたのが動画のプロダクトだったんですよね。
僕自身、moovyをひとりで作るつもりだったんですが、動画関連ということでもしかしたら、一緒にできないかなと。

今林:
そうなんですよ。実は自分が作っていたスポーツ関連の卒業制作プロダクトが、とある事情で頓挫しかけていて……そういうタイミングで、三嶋さんに声をかけてもらったんです。
三嶋さんは、同期の中でも熱量がものすごく高くて尊敬もしていたので、一緒にやってみようと思って入ることにしました。


三嶋:
そんな感じでいまっぱさんが入ってくれて二人で開発を進めていたのですが…
二人でも技術的にわからないことがあったときに、元々クラスでも技術面で頼りになる存在だったまっつん(松尾さん)に聞くことがあったんです。

そうすると、僕らが2週間かけて分からなかったことがすぐ解決できて。そういう経緯もあって「moovyにジョインしてくれないかな」って思ってたんですよね。で、声をかけたらOKもらえて…。
というか、まっつんは、色んな同期からジョインのオファーがかかってたよね。

松尾:
最終的に、卒業制作は3つ掛け持ちしてましたね。
G’sに入学して、「面白いものだったら作りたい!」っていう欲が湧いていたので、卒業制作では色々なチームを手伝ってました。

―松尾さんモテモテですね!
その中から最終的に卒業後moovyに正式ジョインしたのはなぜですか?

松尾:
moovyにジョインしたのは……、三嶋さんのパワーですかね!(照)

三嶋:
えー!?暑苦しい!!(笑)

半年間苦楽を共にしたLAB8期のメンバーたち

―やはり同期ということもあって、短い取材の時間ながらチームの雰囲気の良さをひしひしと感じております。
エンジニアのお二人は、チーム内で役割分担などはありますか?

三嶋:
まっつんが、がっつりサーバサイド寄りですね。
たまにフロントエンドのほうに顔を出したり、セキュリティ面を見てもらったり。基本全網羅です。
いまっぱさんもサーバサイドも分かるけど、どちらかというとフロントエンド方面を見てもらうことが多いです。

今林:
あとは、最近はマーケティングやSEOなんかもやってますね。

三嶋:
二人のほかに、学生インターンの方には各種SNSを運用してもらったり、SEOやデザインを支援してくれている外部のパートナーが2人いたり、セールスも社外の方の協力をいただいています。

松尾さんは元公務員、今林さんは元サービス業界と、2年前まではプログラミング未経験だったお二人。今やプロダクトの根幹を支えるエンジニアに。


―設立1年ちょっとでそれだけ関わる人も増えて、成長ぶりがすさまじい!

ちなみに、三嶋さん自身はコードに携わることってありますか?

三嶋:
ありますよ。UIデザインやフロントエンドとかは自分が書いたコードが踏襲されてますし。この取材の直前も開発してました。

松尾:
おかしいんですよ!三嶋さん営業とか動画撮影に行ってるのに、Githubを見ると毎日草が生えてる(※)んです!

※…ソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」において、コントリビューションを反映させること。反映すると、画面が芝生のように緑色になっていくことから草を生やすという言い方をする。エンジニア独特の用語の一つ。


三嶋:
そうそう。最近、プロダクトの裏側はもう二人にお任せなんですけど、HTML/CSSは日々書いてますね。

今林:
大体作っておくと、いつの間にか直してくれていたりしますね。気づいたら1px増えていたり……

エンジニアのみならず、代表も自らCSSでデザインを監修します。
moovyリリースからのGithubコミット数は850を超えるそう。


―これぞ「コードが書ける社長」の強みですね。
そのほかに、G’sで学んだことがサービスに活きていることってありますか?

今林:
あります!例えば、さっきのチームの話の中で出てきた外部の方と一緒にUI・UXデザインをやってるんですけど、いまだにG’s増田先生の「UI・UXデザイン講義」の資料を見返したりします。
実は昨日もちょうど見返して、改めて勉強してました。

あとは、新しくtoC向けにホワイトペーパーを作ろうと考えているんですけど、「どうやってWhy me?を考えるか」の観点をサービスに活かせればいいなと思って、児玉さんの講義資料を見返していました。

サービスを作るうえで、G’sで学んだことを改めて振り返りする場面は多いですね。


―プログラミング以外の教科も、そうやって今のサービスづくりに活きてきているとは、G’sとしてもうれしい限りです。
それでは最後に、今後のmoovyの展望についてお聞かせください

三嶋:
転職エージェント向けに、動画サービスを開放していきたいと考えています。
今は採用したいクライアント企業が直接求職者にPRをするのがメインになっていますが、求職者からすると、やはり中立的なキャリアアドバイザーに相談したいニーズがあるんですよね。

でも、アドバイスがほしい求職者は、エージェント企業を選べてもその中のアドバイザーさんまでは選べない。なので、アドバイザーさんの動画があることで「Aさんに相談したい」というマッチングもできるようになればと思って、キャリアアドバイザーのPR動画を現在構想中です。

―松尾さんは、これからの目標や展望などありますか?

松尾:
いろんな人に『moovy』みたことある!って言われるようなサービスにしたいですよね。
本当にちょっとずつですが、そういう声も聞こえてくるようになっているので、増やしていきたいです。

三嶋:
そうそう、ある求職者の方が企業に応募されたんですが、他転職サイトにも掲載している企業さんにも関わらずmoovy経由で応募してくださったんですね。
なんでmoovy経由だったのかっていうと、「親近感がある」って言ってくださったそうなんです。
企業のリアルな部分を伝えられたからこそなのかな、と思っています。間接的に聞いた話ではあるものの、嬉しかったですね!

―それはめちゃくちゃうれしいですね!そういう声が今後増えて、定着していくといいですよね。今林さんはどうですか?

今林:

CMを打てるぐらいに大きくなりたいですね!「あのタレントさんがいいな」とか妄想しています(笑)あ、あと、歌も出来てるんですよ。

松尾:
転職するならmoovy♪

今林:
これをCMで流すのが目標です!

三嶋:
何それ、絶妙にダサい!(笑)

仕事中はもくもくと集中して進めることが多いというお三方ですが、掛け合いは息ぴったり!moovyテーマソング、期待しています!

<さいごに>

コロナ禍によって採用面接もオンラインが主流になっている昨今。対面でなかなか会えなかったり、それによって会社の雰囲気を掴むのが難しかったりと、採用企業側、求職者側、どちらも様々な課題を抱えているのではないかと思います。
そんな中で、30秒の動画というメディアを通して、型にはまらず自由な形で情報を求職者に伝えていくmoovyは、その会社の”体温”をリアルに感じ取ることができるサービスなのだと感じました。

また、インタビューを通じて、転職業界のリアルを身近で見てきた三嶋さんの熱量と、それを実現するエンジニアの松尾さん、今林さんのチームワークが綺麗にかみ合って、きっとビジョンを実現できるチームだ、と確信しました!

今や2人に1人は転職を経験する時代。そこに今後もあらゆるな展開を仕掛け、セカイを変える挑戦をし続けるmoovyを、ぜひ今後もご注目ください!

こんにちは!
ジーズアカデミー福岡事務局の岡田です。

山口市が主催しスタートした地域のデジタル人材育成プロジェクトとして、山口から起業家を輩出し地域のDXを促進すべく「UNIT_YAMAGUCHI」が開校することになりました!
実際に講義が行われる会場を視察してまいりましたのでレポートいたします!

駅すぐそばの最新設備が整った多機能複合施設

新山口駅に隣接するKDDI維新ホール

2021年春にオープンした、山口市産業拠点交流施設

最大2,000人を収容できる可変型の「メインホール」をはじめ、ひととシゴトにめぐりあい、新たなビジネスを創り出す場「Megriba(メグリバ)」、健康づくりと新産業創出を目指す「メディフィットラボ」、シェアハウス型の若手人材育成施設「アカデミーハウス」など、産業と交流をキーワードにした様々な機能で構成されています。

山口市産業拠点交流施設HPよりhttps://ishinhall.com/about/

この素敵な施設と施設内にあるコワーキングスペース「Megriba」がUNIT_YAMAGUCHIの拠点となります!

産業交流スペース Megriba(メグリバ)は、
「出会う つながる 生まれる 広がる 産業交流の場」をコンセプトに、
あらゆる方にむけて出会いや学び、チャレンジの機会をご用意した、
“あたらしいビジネスを創りだす場所”

Megriba(メグリバ)HPよりhttps://megriba.jp/

オフィスとして利用できる会員制の「コワーキングスペース」、ビジネスセミナーや交流会、イベントを定期的に開催する「コミュニティラウンジ」、山口の特産を活かしたメニューが楽しめる「カフェ」、飲食店の開業を目指す人たちが料理の腕をふるうことができる「シェアキッチン」、商品の展示や販売などテストマーケティングに活用できる「チャレンジショップ」などで構成されています。

ここに来ればかならず求めていた出会いと成長のヒントがある、そんな場であるように思いを込めて「めぐりあう場=メグリバ」と名付けられたそうです!

県内最大2000人の収容能力を誇るメインホールや、大小様々な会議室、フィットネスジム・スタジオ・温浴施設のあるスポーツクラブを中心とした健康寿命の延伸や健康経営の促進などを目指すメディフィットラボなど、維新ホールには素敵な設備がいっぱい!

この場所から山口やセカイを変えるGEEKが誕生するかと思うととてもわくわくします!

8月7日(土)にUNIT_YAMAGUCHI開校記念イベントをこの維新ホールで開催します!ぜひ維新ホールを実際にみてみたいという方、山口からセカイを変えたいという方をお待ちしております!

イベントのお申し込みはこちらから

皆さん、こんにちは!
G’s ACADEMY UNIT_YAMAGUCH コミュニティマネージャーの中野です!

10月9日にG’s ACADEMY UNIT_YAMAGUCHIが開校します!
開校前にもUNIT_YAMAGUCHIとはどういったスクールなのか こちらでご紹介していきたいと思います!

今回はスタッフ紹介をします!(今のところ2名!今後増えてくと良いなぁ)
コミュニティマネージャーの中野、スタッフ 兼 UNIT_YAMAGUCHIの1期生として入学予定の澄田さんの二人です!

左から澄田、中野、濱田校長

二人ともデジタルハリウッドSTUDIO山口の卒業生で、澄田さんはフリーランスや、Webデザイナー専攻とネット動画クリエイター専攻のトレーナーとしても活躍されています!

「そもそもコミュニティマネージャーって何ですか?」と思う方が多くいらっしゃるのではないかと思います。

G’s ACADEMY(以下、ジーズ)は一流の講師やジーズ卒業生の現役エンジニア達がオンラインで講義、サポートし地域をリードする起業家とエンジニアを育成するスクール&コミュニティです。

そう、こちらのジーズの説明にある通り「スクール&コミュニティ」とうたっています。

UNIT_YAMAGUCHIを入学する上で「コミュニティ」は必要不可欠な存在。ジーズはコミュニティが良いと評価している方が多くいます。
コミュニティの定義は様々ありますが、ざっくり言うと目的を持った受講生同士が交流し、自主性を持ち、互いに成長できる場です。互いに教え合いながら理解を向上させたり、新たな知識・価値観に出会えたり、そんな互いに対等で刺激を与え合う場でもあります。

既存にあるものを運用するのではなく、ゼロから何かを作る。

「UNIT_」の第一号、UNIT_SAPPOROの一期生コミュニティ

クリエイティブであることが求められるので、こういった新たな価値観に出会えたり、刺激がある場は新たなものを作る上で良い環境だと言えます。

しかし、目的を見失わせないようにガイドする役が必要です。そこでコミュニティマネージャーの出番です!

人と人との関係を繋ぎ、目的に向かうためにガイドしてあげることによって、メンバーが自主的に目的に向かうことができます。

8月7日のオープニングイベントではプログラミング学習のコツやG’s ACADEMYについて詳しく聞けますので、ご興味のある方はぜひお越しください!

↓詳しくはこちら!

8月7日 G’S ACADEMY UNIT_YAMAGUCHI開校記念イベント

スマートフォンやiPhoneが普及して急激に広まってきたアプリ(アプリケーション)。
世界中でたくさんのアプリが今日も開発されていますが、どのように開発されているのか、個人でも未経験からアプリ開発できるのか。

今回は初心者が未経験からアプリを開発するために必要な一連の流れや最近の開発トレンド、使用技術に至るまでといった幅広い話を、G’s ACADEMYで講師を務めたこともある現役エンジニアの山本(やまたつ)さんに聞きました。

山本 竜也
モバイルアプリのエンジニア。熊本県出身の27歳。
新卒で未経験エンジニアとして入社した会社では全くコードを書かず、将来に不安を感じたため、2018年11月にジーズアカデミーのDev12期として入学。在学中に個人アプリをリリースし、卒業後はiOSエンジニアとしてスタートアップにジョイン。その後、フリーランスになり、現在は正社員として働いている。
Flutter を使用した開発が得意で、iOS、Android アプリを開発している。
Twitterはこちら


(さらに…)

地域から新産業を創出するデジタルハリウッドの起業家·エンジニアを養成コース「G’s ACADEMY」のUNIT校として『G’s ACADEMY UNIT_YAMAGUCHI』が2021年10月に開校します!

開校に向け、募集を7月13日から開始しています。
新山口駅にグランドオープンした「KDDI維新ホール『メグリバ』」を拠点に、クリエィティブなスキルとプログラムスキルを身に付け、「新しく起業したい!」、「地域課題を解決したい!」といった思いを持つ方の応募をお待ちしております!

7月13日に行われた記者会見の模様 @維新ホール

G’s ACADEMY 東京と福岡の一流講師の講義をオンラインでリアルタイム・双方向で受講し、プログラミングを学びます。さらに、P2Pラーニングや多くの受講生・企業家・エンジニアとリアルやオンラインでつながり、技術力を上げることができます!
サポートシステムが整っているので、プログラミング初心者の方でも集中してプロダクトに取り組めます。
(※P2Pラーニングとは・・・対話を通して学習者同士が互いに協力して学ぶ方法)


G’s ACADEMY UNIT_YAMAGUCHI
オープニングイベント&オンライン学校説明会

G’s ACADEMY UNIT_YAMAGUCHI 開校記念イベントと学校説明会を8月7日に開催します。
オープニングイベントでは、G’s ACADEMY 学校長である山崎大助氏とG’s ACADEMY 創立者 児玉浩康氏を迎え、パネルディスカッションを行います!
イベント詳細・ゲスト紹介、お申し込みはPeatixから

日時:2021年8月7日(土)13:00-16:00
13:00-14:00 オープニングイベント(パネルディスカッション)
14:00-15:00 学校説明会

G’s ACADEMY UNIT_YAMAGUCHIについてはこちらをご覧ください。

こんにちは
ジーズアカデミー福岡事務局の後藤です。

今回は、福岡市で初の取り組みとなる大学生向けエンジニアリング、データサイエンス習得プログラム『データエンジニア・カタパルト』の記者会見の模様を速報レポートします!

『データエンジニア・カタパルト』とは

エンジニアフレンドリーシティ福岡市が主催する。才能あふれる福岡の学生を発掘し、本格的なエンジニアとしての学びの機会を格安で提供するプログラムです。
「福岡で働くプロのエンジニアとの出会い」「福岡で同じ思いをもつ学生エンジニアの輪」を創り、さらに福岡のIT企業・スタートアップ企業との共同制作やインターン機会まで提供。ロケットの発射台(カタパルト)のように、エンジニアとして飛び立つまで福岡の学生を徹底サポートする、国内でも稀有な行政主催のプログラムとなっています。

記者会見がスタート! 高島市長が本プログラムにかける想い。

高島市長より挨拶

『私たちの先人たちっていうのはセカイに対して価値をつくり、発信してきたんです。だから私も小さいころに「Japan as No.1」という言葉を信じて「俺たちが最強だ!」という風に思って大人になっていくわけですが、いつから現在のような状況になってしまったのかというと、間違いなく”デジタル化”に乗り遅れたのが日本のすべての現在の状況の始まりだと思っています。

特にこれからの時代はセカイを見回してみても、教科書で発展途上国と習っていた国々は、ITを社会実装することで信頼性、利便性が飛躍的に大きく改善をして、いつの間にかそうした社会に未成熟な国の方が一周遅れの先頭になっている。一方で成熟した私たち日本のなかでは、いまでもある程度回っているということからITの導入などがコストに対する飛躍的な改善があまり見込まれないんじゃないかということで中々導入が進んでいない。

高島市長の挨拶より抜粋


市長が現代の日本に対して、デジタル化のスピード感に大きな課題感を感じているのが伝わってくる内容でした!もう一度「Japan as No.1」と声を大にして言えるような国にしていきたいですね。
福岡県内の大学・専門学校生たちにもエールが送られていました!

『幸いなことに福岡では、沢山の理工系の学生がいて、エンジニアになりたいと思っている方が沢山いるんです。ポテンシャルを持っているんです。
ところが、ある問題があります。

それは「ミスマッチ」です。


福岡の企業は自社で新人を育成するだけの体力がない。中途採用でエンジニアを採用するのが中心となっている。せっかく福岡で卒業した学生の7割が東京だとか他所で就職をするという形になっている。
これからエンジニアを福岡の中でしっかりと確保していくために、今回の『データエンジニア・カタパルト』が非常に重要になっていきます。
(中略)


こういったことができるコミュニティが存在するということが、やはりエンジニアカフェができて、エンジニアコミュニティができた福岡の強みだなという風に思いますし具体的なプロジェクトが動き出したことを嬉しく思います。
こういうときだからこそ、次世代に向かってチャレンジをスタートする時だと思いますので、福岡から新世代に向かってパワーを発信していきましょう。

高島市長の挨拶より抜粋


G’s ACADEMY 創設者 児玉よりプログラムについての解説

市長挨拶のあとは、『データエンジニア・カタパルト』のコンセプトとカリキュラムについて児玉より説明がありました。

『データエンジニア・カタパルト』は大学生・専門学校生・高専生を対象に本格的なエンジニアブートキャンプを提供していきます。
短期間で集中的に学習をしていただくことによって、プロを目指してもらう、もしくはプロの文化や楽しみ方を学んでいただくことをコンセプトにしています。


福岡市にいらっしゃる沢山のエンジニア、スタートアップ、IT企業の皆様にご協力をいただいてこのプログラムは成立しています。
大きい特徴としては「データサイエンスの基礎を学びながらエンジニアの実践力を身につけるカリキュラム」、「受講料が卒業時に全額キャッシュバックされる仕組み」などがあります。

G’s ACADEMY ファウンダー 児玉の会見より抜粋


5か月間のデータサイエンスとプロダクト開発の講義を受けて、なんと受講料は10,000円とかなりの破格。しかも卒業すれば全額返ってきます!
これからプログラミングを学ぼうと考えている方、すでにプログラミングに触ったことはあるけど実務経験はない方にとって、とても魅力的な内容になっています。

カリキュラムの解説

カリキュラムは4つのPhaseに分かれていて、事前学習の後 Phase1 としてまず一番最初はウーバーやAirBnBのようなWEBサービスを1か月間で作れるようになるところまで学習を進めてもらいます。
Phase2 ではハッカソンを中心として4週間でアイデア出しからプロダクトの完成までを目指します。Phase3 データサイエンスを実践的なものに限って学んでいただきます。


Phase4ではご協力いただいている福岡市のIT企業やスタートアップと一緒になってモノづくりを行います。そこから6週間かけてプロダクトを完成させていただき、2月にはそのプロダクトをエンジニアカフェを舞台に発表していただくような内容になっています。

G’s ACADEMY ファウンダー 児玉の会見より抜粋


豪華フォトセッションで〆

最後は、本プログラムの関係者・協力企業様によるフォトセッション。
高島市長をはじめ、福岡スタートアップを代表する方々が一同に介するとても豪華な一枚になりました。
ご登壇いただいた皆様、ありがとうございました!!

会見の模様は福岡市のYOUTUBEでも閲覧可能ですので、興味を持たれた方はぜひこちらの動画もご覧ください。

『データエンジニア・カタパルト』では、現在本プログラムに参加したい福岡県内の大学・短期大学・専門学校に通学する学生へオープニングイベント&説明会を、全5回にわたって開催いたします。
「データエンジニア・カタパルト」開講に懸けた想いやカリキュラム詳細、受講費用のキャッシュバック方法等について、詳しくご説明いたします。

こちらの特設WEBサイトからエントリーください。

【無料説明会の日程】
第1回:7月21日(水) 18:00~19:00
第2回:7月24日(土) 18:00~19:00
第3回:7月28日(水) 18:00~19:00
第4回:8月04日(水) 18:00~19:00
第5回:8月11日(水) 18:00~19:00
ご参加ありがとうございました。

【こんな方にお勧めです】
・オリジナルのプロダクトを創り上げる体験をしたい方
・スタートアップへのインターンをしたい方
・開発の情報交換ができる学生コミュニティが欲しい方
・データサイエンスの入口を知り、リアルなデータ活用方法を知りたい方


本記事を読んでジーズアカデミーに興味を持ったけれど対象の方ではない。または、ジーズアカデミーの本講座に興味を持たれた方。
ジーズアカデミー福岡では、8月開講の週末DEVコースと10月開講の平日LABコースの募集を行っております。

直近では以下の日程で無料の学校説明会を実施しております。
・07/15 (木) 19:00~20:30
・07/16 (金) 19:00~20:30
・07/17 (土) 15:00~16:30
・07/18 (日) 19:00~20:30

もし上記日程での参加が難しい場合も、毎週木曜(19:00)、金曜(19:00)、土曜(15:00)、日曜(19:00)の日程で実施しております。

ご参加を希望される方は、こちらからエントリーください。

こんにちは、ジーズアカデミー東京の藤井です!

独立、転職など様々なキャリアアップの方法があるエンジニア。
そんな中で、エンジニアとしてのキャリアだけではなく、起業という方法で更なる高みを目指す人たちがいます。

起業家が経営のみではなく、技術にも触れることでいったいどんなメリットがあるのか?エンジニアリングはスタートアップにどう強いのか?

ジーズアカデミーでプログラミングを学び、そこで考案した採用動画プラットフォーム『moovy』をローンチ、2020年より株式会社moovyとして運営していらっしゃる三嶋さんにお話を伺いました。


三嶋さん
三嶋弘哉
1984年、京都出身。ジーズアカデミーLAB8期卒業生。

新卒で株式会社キャリアデザインセンターへ入社し、転職エージェントのコンサルタントとして、大小300社の中途採用支援及び約8,000名のキャリアカウンセリングを経験。
その後、経営企画マネージャーや転職エージェント事業の営業統括部長(70名/ 年商20億) 、新規事業責任者を歴任。人材採用におけるミスマッチと機会損失のない社会を実現すべく、2020年4月より株式会社moovyを創業。
現在、採用動画プラットフォーム『moovy』https://moovy.jp/ を運営している。


藤井:本日はどうぞよろしくお願いいたします!

三嶋さん:よろしくお願いいたします!

目次

  1. ITエンジニア、プログラマーが起業をすることの強み
  2. 起業家は、事業を立ち上げる際にプロダクト開発に関わるべきか
  3. プロダクト・サービスを作る、起業をするときに大切にすべきこと

ITエンジニア、プログラマーが起業をすることの強み

藤井:三嶋さんはジーズアカデミーに通われて、エンジニアリングと事業創出を同時に学ばれたと思います。そして、自社で開発したサービスを開発・提供する自社サービスの形態で運営をしていらっしゃいますね。
そんな三嶋さんのように、エンジニア・技術を触れる方が起業をすることの強みってありますでしょうか?

三嶋さん:起業するってなると、今の時代だいたいインターネットが関わってきます。しかも広告を大きく打ったとしてもマネーゲームになってしまい、集客が難しい。

デザインや機能のアップデート頻度、お客さんの声を反映ができていないと勝ち残っていけないんです。プロダクトの質がいいかどうかが非常に重要になります。

ですので、技術が経営の真ん中になってくると確信しています。

藤井:確かに現在多くのユーザーを継続的に獲得しているサービスを見ても、機能性やアップデート回数は多いですね。

三嶋さん:そうですね。
なのでその循環のために、トップがその部分に知見がある・触ることができるということはアドバンテージになります。

前職で企画をやっていたとき、基幹システムのリプレイスに億単位のお金が動いていたんです。
でもそれが、エンジニアが1人中途で入ってからどんどん削減できるポイントを指摘してくれるようになって、結果的にベンダーからの見積額が半分になったということがありました。

藤井:そんなに変わるんですね!

三嶋さん:売り上げを上げていく装置づくりだけではなくて、コストを軽減することもできると分かりました。
システムってめちゃくちゃ高いんですよ!スタートアップという状況でも納得のいくものを作るために、この視点は大切だと思います。

藤井:なるほど。スタートアップを軌道に乗せる過程で、技術への理解があることが大切になってくるんですね。

moovy

三嶋さん:また、特に新しい会社だとエンジニアとの関わり方にもメリットがあります。

僕はサーバーサイドエンジニアが書いているプログラムは自分では書けないんです。ただ、すごい効率的な処理の書き方をしているということがわかる。

それが全く何も分からなかったり、「いつまでにこれやっといてと」いうような投げ方だと相手も面白くない。
ある程度分かることで、一緒にやっている人と伴走できているような感覚があります。

起業家は、事業を立ち上げる際にプロダクト開発に関わるべきか

藤井:この記事を読んでくださっている方の中には、現状プログラミング未経験で事業を立ち上げたいという方も多くいらっしゃると思うんです。三嶋さんご自身の意見としては、事業を立ち上げる本人がプロダクト(Webサービスなど)の開発にも関わるべきだと思いますか?

三嶋さん:マストですね。ゴリゴリコードがかけなくてもいいんですが、技術の重要性なり、肌で触った感じや難易度と工数の感覚をわかっておくべきだと思います。

そうすることでエンジニアをリスペクトできますし、そのためには自分の手を動かした経験が大切です。

営業だけやっていると、機能をリリースする日や、KPI・顧客数に目が向いてとにかく早く完成させてくれ!とつい思ってしまうんです。一方エンジニアの世界でいうと、やっぱりいいものを作りたいしバグが出ないようにしたい。

そうやってリリースしたときに、やれやれようやく出たぞ!という気持ちではなく、プロダクトをデプロイしたときの喜びも抱くことができます。

プロダクト・サービスを作る、起業をするときに大切にすべきこと

藤井:それは経営とエンジニア、両方の視点があるからこそですね。

では最後に、三嶋さんが0からプロダクト・サービスを創るときに大切にしたことを教えてください。

三嶋さん:僕は元々moovyの構想はあったんですが、その後の仮説検証で”うまくいきそうなのか”の感覚を持てていることが大切だと思います。

Why me(”なぜやるのか”という、ジーズアカデミーが大切にしている言葉)は大事なんですが、Why meが挑戦するマーケットに合うかどうかも大切です。事業をやる理由は色々あると思うんですが、極論その理由が浅くても、対象となるマーケットの人が熱狂的なファンになればOKです。

また、スタートアップには、技術に強い人は絶対に入れたほうがいいと思います。顧客の声を聞いて、プロダクトを磨けるので。これは僕だけじゃここまでできません。3人だったからできたと思っています。

技術に関して探求心があり、より速く、より正確なものを作れないかを考え続けらることができる、弊社でいうと松尾さんのような技術屋の素質がある人がチームにいることで、初めのフェーズの進み方が大きく変わると思っています。

moovy
左からmoovy創業メンバー 松尾さん、三嶋さん、今林さん

藤井:そういった仲間探しの際にも、プログラミングの経験は強みになりますね。ありがとうございました!


エンジニアリングができる、コードに触ることができるということは、初速が大切なスタートアップにとても重要だと話す三嶋さん。
三嶋さんのようにエンジニアリングを学ぶ過程で仲間を見つけるケースもあれば、起業した後にメンバーを探す場合もあるかと思います。その際にも、エンジニアの気持ちが分かること、技術の概要が自身で掴めていることは大きなアドバンテージになりそうです。

技術屋を目指すのではない方も、事業をつくるためにプログラミング・エンジニアリングを学ぶことを検討してはいかがでしょうか。

今回インタビューにご協力いただいた三嶋さん、同席いただいたmoovyエンジニアチームの今林さん、松尾さんが出会ったエンジニア起業家養成学校ジーズアカデミー。

フルタイムLABコース10月生/週末集中DEVコース10月生受付中!
今すぐ学校説明会にご参加ください。
オンライン参加OK。初心者歓迎。プログラミングの本当の意味がわかる!

 

インターネットが普及した現代を支えるwebサービス。
どのように開発されているかご存じですか?

多くのwebサービスが誕生し、セカイを変えるイノベーションを起こしていますが、どのようにつくられているのか全く見当がつかないという方も多いのではないでしょうか。(つい最近まで私がそうでした)

そんなwebサービスはどのようにしてつくられるのか、G’s ACADEMY学校長の山崎大助先生に、スタッフ大堀が話を聞きました。

山崎 大助
G’s ACADEMY 学校長 デジタルハリウッド大学院教授
28歳でアパレル業界から未経験からエンジニアとして転職。現在はMicrosoft MVP(Bing Maps Development)のフリーランスエンジニアとして、研究・活動が認められ米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。
@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。


(さらに…)

2021年5月に開催されたG’s ACADEMYの集大成デモデー “GLOBAL GEEK AUDITION”です。

完全招待制ながら、毎回常に100名以上の投資家、採用担当者にご参加いただき、 大好評を博しているジーズアカデミーのデモデー「GLOBAL GEEK AUDITION」。

ここに登壇するのは、ゼロからプログラミングを学び、6ヵ月間でオリジナルサービスを開発して、暮らしや社会の変革に挑戦する方々です。

彼らの熱意、この一日にかける想いを動画でぜひご覧ください!

同期はみんな未経験からプロダクト開発に挑戦しているんですか?一日何時間プログラミングと向き合っているんですか?現役生の生の声も聴けるLABコース/DEVコース現役生の座談会つき学校説明会を特別開催します。

ジーズアカデミーの学校説明会では、ゼロからプログラミングの全体像が理解でき、いかにして受講生が本気のサービスづくりを実現していくのかをお伝えしています。

夏期のコースがLABとDEV両方スタートするこのタイミングで、毎回高い満足度をいただく学校説明会と、フルタイム総合LABコース現役生、週末集中DEVコース現役生の座談会をセットにした特別イベントを限定開催します。オンライン上での無料開催ですので、新しい学びの機会を模索している方はぜひご参加ください。

どんなイベント?

ジーズアカデミーの学校説明会90分+座談会30分程度でお届けします。

前半90分間の学校説明会では、世界のスタートアップや日本のIT産業の現状、プログラミングの全体像から、いかにして個人がオリジナルプロダクト開発を実現していくのかをお伝えします。

さらに後半30分は、実際にジーズアカデミーのフルタイム総合LABコース、週末集中DEVコースを受講している現役生を招いて入学の経緯や学習状況、コミュニティの様子など、学習のリアルを語っていただきます。

緊急事態宣言中もオンラインで熱烈なプログラミング学習、企画づくりに取り組んできた現役生。オンラインでの学習って実際どうなんですか?一日にどのくらいプログラミング学習に時間を割いているんですか?などここでしか聞けないリアルな質問ももちろん受けつけます!

イベントの魅力

オンラインで気軽に参加可能

本イベントは完全オンラインで実施します。
移動する必要は一切ありません。ご自宅のPCからお気軽にご参加可能です。

世界のスタートアップ、日本のIT産業の現状を知る

昨今の社会を支えるイノベーショティブなサービスはすべてITを駆使しているといっても過言ではありません。学校説明会では、冒頭から、ITを取り巻く日本と世界の現状をお届けします。

超初心者のためのプログラミング解説

Webサービスの開発に必要な最低限の知識や「どのプログラミング言語から学べばいいのか?」という初心者の方が抱く疑問に答えていきます。一見複雑なプログラミングの世界ですが、その構造はいたってシンプル。知っているだけで今後の学習は非常にスムーズになります。

現役生によるリアル体験談

ここでしか聞けない質問も受けつけています。どんな人たちが入学しているのか、どんな学びを得ているのか、気になることはお気軽にご質問ください!

参加無料、完全オンライン実施でどこからでも参加可能ですので、ぜひご参加ください!

デジタル変革者の養成を目指すBIZコース。どんな方が、どのような思いで受講されるのかを本人へのインタビューを通じてお届けします。
今回は社内開発スタートアッププログラムを受講された小野さんに、G’sスタッフ梅川がお話を聞きました。

2021年1月~6月社内開発スタートアッププログラム受講生 小野里佳さん

―――受講を決められた理由は何でしたか

2つあって、1つは、「DXとは何か」をしっかり理解したかったからです。

元々、鹿児島で会社を経営していて、パソコンのセットアップやインターネット回線の販売促進業務等を行っていたため、「デジタル化」については取り組んでいました。しかし、これからの時代は、「DX」だという話を聞くようになり、DXとは何かを理解したいと思うようになりました。

そのため、記事を読んだり、セミナーに参加したりしました。けれども、どれも定義が曖昧で捉え方が異なるため、名前がひとり歩きしている状態で、もやもやしていました。

そんな折、デジタル変革BIZコース社内開発スタートプログラムが開講されることを知り、ジーズアカデミーが主催しているということもあって受講しようと思いました。

もう1つの決め手は、カリキュラム内容を見たときにオルターブースの小島さんとEBILAB の常盤木さんがいたことです。 以前にセミナーを聞いたことがあり、とても分かりやすかったので、このお二人がいれば理解しやすいだろうと思いました。

―――受講して印象に残っていることを教えてください

やはりEBILABさんのオンデマンド講座とオルターブース小島さんのオンラインライブ授業です。

今、ハウステンボスにて、DX推進メンバーに入れていただいているのですが、多くの社員が、初期の私と同じように「結局DXって何?」という状態でした。そんな中で、皆さんにどう伝えれば理解や共感を得られるのかに頭を悩ませていました。

そこで一番分かりやすかったのが、EBILABさんの事例でした。動画が大変わかりやすく何度も見ました。単なるデジタル化ではなく、実際に現場の人が、どうデータやデジタルツールを社内に取り込んでいるのか、イメージを持つことができました。そのため「DXって何なの?」を伝えやすくなったと感じています。

オンラインライブ授業では、アジャイル開発の考え方や概念が、DX推進に向いているのだと体感できました。週末DEVコースに通っていたものの、アジャイル開発はやってこなかったため、とてもいい経験になりました。

授業風景3

―――受講された後、実際に行動されたことはありますか

DX推進本部所属となるきっかけを作ることができました。

実は、DX推進本部に入れていただいたのは、受講し始めてからなんです。

以前は、これまでの経験を活かし、イベント課に所属していました。しかし、講座を受ける中で、「今のハウステンボスにはDX推進が必要なんじゃないか」と思うようになりました。

そんな時「DX推進本部があるらしい」というのを耳に挟んだのですが、コロナ禍でまだ本格的には動き出してないようでした。そこで、社長、CMOに直接話に行って「こんなときだからこそ、ぜひハウステンボスでこんなDX推進をしたいです!」と提案したんです。

学んでいたことが自信になって、アピールしに行けたんだと思っています。

その後、「じゃあDX推進本部においで」と呼ばれ、今に至ります。

ハウステンボスという有名な企業で、DXに携われたことは、自信にもつながり、とても良かったです。

―――今はどのようなことに取り組んでいらっしゃるのですか

まずは社員への周知や巻き込み、課題の抽出などを行いつつ、デジタル化から進めている状況です。しかし、最終的には、ここで実施した施策が上手く他のものにつながるようにしたいです。そうでないと、現場の混乱を招き、従業員体験を悪くしてしまうので、先を見据えて考えることが大切だと思っています。

―――どのような方におすすめの講座だと思われましたか

「人のために何かしたい」という人こそ、受講して欲しいと思いました。
もちろん「デジタルが好きだ」という方もいいですが、それよりも、「お客様のため、従業員のためになることをしたい!」という気持ちがある方が、DX推進に向いていると思います。デジタル苦手で…と思わず、ぜひ挑戦してもらいたいですね。

こんにちは、ジーズアカデミー東京校スタッフの藤井です!
ジーズアカデミー週末集中DEVコースでPHPの授業を担当いただいている、ふくしまはやとさんへのインタビュー。
前編では講師として、どんなことを大切に講義をいただいているかについてお聞きしました。

後編では、エンジニアとしてのふくしまさんや、卒業生として見るジーズアカデミーについてお聞きします!


―前編にて、長く営業職で働いてから週末集中DEVコースに入学し、現在はエンジニアに転職されたとお聞きしました。営業からエンジニアだと、仕事の進め方がかなり変わったんじゃないでしょうか?

そうかもしれないですね。営業は基本的に個人プレーですが、エンジニアはチームプレーのほうが多いと思います。例えばフロントとサーバーサイドでも皆が皆違うことやってたらだめで、方針のすり合わせが必要なんですよね。規模にもよりますけど、超凄腕エンジニアじゃない限りチームで開発をしていることが多いし、連携は営業よりも必要かもしれないです。

―ふくしまさんが、エンジニアとして開発するうえで大切にしていらっしゃることはありますか?

可読性の高いコードを書くことですね。端的に、誰が見ても分かりやすいものを書く。他の人も読みやすいようにという優しさと、同時に自分が後から見返しても理解できるようにという意味で心がけています。

あとこれは少し質問から離れてしまうのですが、エンジニアが不要なら登場せずに済むようにしたいと思っています。

―というと、具体的にはどのようなことでしょうか?

極端に例えれば、毎朝出社したときにチャットで「おはようございます」と書くルールがあったとします。それがだんだん億劫になってきて、出社時にドアを開けたら自動で顔認証して、出勤した各社員の「おはようございます」が投稿されるようにしよう!となり、エンジニアが専用アプリを開発する・・・なんて流れがあるとするじゃないですか。
そういう時に、そもそもそのルールはいらないから、その工程もいらないよねと思える目線を持っていたいんです。
エンジニアは技術で解決できることが多いですが、技術に頼りすぎず、考えることを止めず、問題の根本を考えることは常に大切にしたいと思っています。

―次は、卒業生目線で見たジーズアカデミーについてお伺いします。ご自身がジーズアカデミーに通ったご経験から、どんな方がジーズアカデミーに合っていると思われますか?

創り上げたいものがある人、明確に作りたいという気持ちがある人は誰でも、だと思います。逆に、何となくエンジニアって楽だと聞いた、みたいな動機だとジーズは大変かもしれないですね。
手取り足取り教えてくれるところではなくて、背中を押してくれたり支援してくれる場所だと思っています。

―ジーズアカデミーは自走力をつけることを大切にしていますもんね。
最近はプログラミングを学ぶ方法が増えてきていますが、ふくしまさんはジーズの特色は何だと考えますか?

特色はやっぱり、GGA(Global Geek Audition/ジーズアカデミーの卒業制作デモデー)があることですね。企業の採用担当とか投資家が集まって大規模に審査する、スカウトがあるなんて機会は、自分調べですけど他の学校にはないと思います。すごく刺激的でいいですよ。
メンターについてもらって卒業制作を作る過程もいいですね。こちらも刺激的です。起業とか新規事業立ち上げとかを目指してる人はジーズがいいと思います。

自分で作りたい、という気持ちさえあれば人は自然に自走していきます。恐れず人に聞くことができるし、検索もする。
自分で考えて行動する方はジーズで楽しく自走できると思うので、そういう方はぜひ来てください!

福島さん
卒業証書と、DEV12担任のかのみさんと

―ふくしまさん、ありがとうございました!


他業種からエンジニアに転職し、平日はエンジニア・週末は講師として活躍するふくしまさん。未経験からでも諦めずDeployを重ねることで、道が拓けるということがお話をしていて伝わってきました。
また、技術に頼りすぎず事の根本を考え続けたいという言葉は、ふくしまさんがこれまで重ねてきたご経験があるからこそのものだと思います。

卒業後も愛をもってジーズアカデミーのコミュニティに関わり続けているふくしまさんのように、ジーズアカデミーの熱量高いコミュニティはジーズに関わる全ての人のおかげで拡大・成長を続けています。
そんな人たちをこれからも増やすことができるように、背中を押す場所であることができるように、私たちスタッフもサポートを続けていきます。

挑戦できる環境に身を置きたい、セカイを変えたいという情熱をお持ちの方は
ぜひジーズアカデミーに飛び込んでみてください!

 

こんにちは、ジーズアカデミー東京校スタッフの藤井です!
プロダクト制作に重きを置く、エンジニア起業家養成学校ジーズアカデミーには様々な講師がいますが、その中にはジーズの卒業生である方もいらっしゃいます。

今回はジーズアカデミー週末集中DEVコースでPHPの授業を担当いただいている、DEV12ご卒業 ふくしまはやとさんに、ジーズアカデミーでどんなことを大切に講義を行っているかお聞きしました!


―ジーズアカデミーに入学したきっかけと、今はどんなお仕事をされているか教えてください。

元々人材紹介会社の営業・エージェントを10年やっていて、業種としては医師を対象にしていました。会社は変わったりしましたが、基本は同じ業界にいましたね。
会社に勤めながら週末のDEVコースに通い、卒業して数カ月後にエンジニアへ転職しました。

ジーズに入ったきっかけは、ジーズの卒業生が立ち上げた『助太刀』という会社の記事でした。その記事に、助太刀の代表の方はジーズアカデミーでプログラミングを学んで、サービスを立ち上げたと載っていたんです。
当時自分がやっていた医師の人材紹介業で、イケてるアプリを作りたいと考えていました。自分で作りたい、でも作れるのかなともやもやしていたとき偶然記事を見て、自分もできるかもと思いジーズに入学しました。
今はエンジニアとして、タスク管理などのWebサービス開発をしています。

福島さん
週末集中DEVコース講師、ふくしまはやとさん

―ジーズではいつから講師を始めたんですか?

2020年8月の、DEV17期からですね。ジーズのスタッフさんから、卒業生でPHPの講師ができる人はいないかなということで打診をもらいました。

―そうだったんですね!平日はエンジニアとして働きつつ週末コースの講師を担当していただいていますが、なぜやってみようと思われたのでしょうか?

お話をいただいて、教えることで自分の力も付くかなと思ったんですよね。教えるにあたって事前の準備もありますし、人に教えるにはもっと詳しくならなきゃいけない。意外と自分が知らなかったことに気づけるかなと思いました。

―ふくしまさんは初心者だけどくらいついていく、頑張るという気持ちをもった受講生を支えたいタイプの講師だと聞きました。

そうですね。性格的に、つらそうな受講生がいると助けたいって思っちゃう。既にできる人は自分で進んでいけるので、しんどそうな人に少しヒントをあげることで走っていけるようになって、結果的にクラスがいいムードで進行できればいいなと。チームでやる場合はボトムを上げたいですね。
ただ今後はジーズらしく、より自走力をつけてもらうためにもその役目は少しずつチューターに振っていって、バランスよく講師とチューターの役目分けをしようと思ってます。

福島さん
講義中、ユニークなマスクで

―常に講義の形も改良していらっしゃるんですね。さて、ジーズアカデミーにはCREDOという、大切にしている行動指針があります。この中で、ふくしまさんが講師として共感するものはありますか?

★CREDOとは?― G’s ACADEMYの7つの行動指針 
01 Cool, Geek, Act with Passion
02 好奇心で自走せよ
03 体感こそ知識、体現こそ知恵
04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
05 常識や権威ではなくミッションで選べ
06 全力で走り抜く感動が至上
07 Always Ask “Why me?”

(受講生、卒業生、講師、スタッフはみな、このCREDOを全てのアクションのベースとし、自らのミッションに挑戦しています)

一番共感するのは04ですね。
とりあえずやる!っていうのは大切ですよね。エンジニアとしてはプランもめちゃくちゃ大事なんですけど(笑)
新規事業とか起業、ジーズの受講生のような人は特にまずDoすることが大事。
あとは、プランにこだわりすぎないほうがいいっていうニュアンスです。最初に頭でっかちになって考えすぎないほうがいい。
なので受講生には、まず動くものを作るように、制作をやりきろうと伝えています。

―Deployにこだわる、ということを受講生にも伝えていらっしゃるんですね。

そうですね。そして、GGA(Global Geek Audition/ジーズアカデミーの卒業制作デモデー)に出てください、ということを伝えています。

福島さん
受講生時代、GGAでピッチ


GGAの前にセレクションという事前審査があるので希望者全員が出られるわけではないですが、例えセレクションに落ちてしまったとしても、セレクションまで諦めずにデプロイするということが大事です。
今はTwitterなどのSNSもありますし、デプロイさえすれば目に触れる機会がある。
もちろん、0から創り上げるつらさはあります。心の中ではこんなの作るぞ!と思っていても、いざ書いてみるとエラーが連発して動かない、書けない、できないとなってしまったり。でもそれを乗り越えると見えるものがあるんですよね。

―とにかくDeployすることを目指して日々CODEを書く、ということですね。ありがとうございます!


ご自身が受講生としてジーズでDeployを繰り返した日々があるからこそ、まず創り上げることを大切にしていらっしゃるふくしまさん。
そのご経験をもって、受講生の精神的な支えとしてもジーズアカデミーを支えていただいています。また、ご自身も常に学び続けている様子がお話から伝わってきました。

後編では、ふくしまさんがエンジニアとして大切にしていることについてお聞きしていきます!

セカイを変えるために熱くなれるコミュニティを持ったジーズアカデミー。
ご興味をお持ちいただいた方はぜひ学校説明会へお越しください!

 

【ジーズ発ベンチャー支援のためのオフィス・コワーキング支援が拡充!】
ジーズアカデミーでは、2021年6月より、銀座にある「GINZA SCRATCH」と提携した、起業家・エンジニア支援を提供しています。

本記事では、2つの支援内容についてご説明します。
・支援その① G’s BASE in GINZA SCRATCH
・支援その② G’s BASE in harajuku

ジーズアカデミー卒業生の皆様、ぜひこの機にまたジーズにお越しください!

※2021年12月現在の支援内容です。今後変更があり得ます。


■支援その①■G’s BASE in GINZA SCRATCH

ファイブスターインタラクティブとG’s ACADEMYとの提携で立ち上がった新たなスタートアップスタジオ『GINZA SCRATCH』。

セカイを目指すスタートアップを一層支援したい、というファイブスター様のご厚意により、個別ブースを『2021年のGGA5位以上入賞者(2月、5月、8月、11月開催)』から選抜で最大3社(6名)まで『6ヵ月間無償』で提供いただくことになりました。

期間限定ですので、まずはお問い合わせください!

ブース利用の定価30,800円〜38,500円/月(税込)⇒これが6ヵ月間無料!

【公式サイト】https://ginzascratch.jp/

【GINZA SCRATCHの特徴】

  1.  銀座駅徒歩3分の好立地
  2.  ハイレゾ・ネイチャー音に包まれる最高に集中できる音響環境
  3.  今回は集中ブースを利用可能
  4.  デザインメンタリング・CI支援が受けられる(オプション)

<お申込みにあたっての条件>

  1.  G’s ACADEMY卒業後かつ2021年GGAの5位以内の方で、そのサービスを継続して行う方
  2.  法人格または法人登記予定で、セカイを変えるサービスに挑戦しようという志のあるベンチャー企業
  3.  G’s Premium(卒業生向けサービス)会員の方
  4.  審査申込みを記入し、審査に合格をした方

上記すべての条件を満たす方。

【オプションサービス】登記・郵便受付+デザイン&CIメンタリング(毎月) ¥22000円/月(税込)

※海外のハイブランド企業のデザインを手掛けるファイブスターインタラクティブのデザインチームがスタートアップのデザインをサポートします。


●G’s BASE  in  GINZA SCRATCHのお申込みはこちらから

 審査申込書 ⇒https://forms.gle/ifEfTqrRK4S9A18u5


■支援その②■G’s BASE in harajuku

●Why me部屋は『OB会員専用ルーム』として開放スタート!

G’s Premium会員の増加に伴い、通称『Why me部屋』をG’s Premium会員専用(OBの皆様)に開放することといたしました。(定員4~6名程度)もくもく用につかうもよし、他の利用者がいなければMTGでも自由にご利用下さい。

<利用条件>

  1.  G’sPremium会員のみ利用できます(OBで会費)
  2.  先着順です。譲り合ってご利用ください。

 ●Why meルームにある鍵付きロッカーの有料貸出

ルーム内に鍵付きロッカーを月額2000円にて貸出できることになりました。G’sPremium会員の方専用で利用可能です。ご希望者はお気軽に以下からお申込みください。

<利用条件>

  1. ・G’sPremium会員であること
  2. ・先着申込順(最大6個まで)※ 解約者が出た場合追加募集あり

●鍵付きロッカーの月極申込書  ⇒https://forms.gle/DDcF4DeYeJ3ZeLP18

================

G’s Premium会員について
G’s ACADEMYの卒業生が引き続きサービスをお得に受けるための会員制度です。

【費用】
初回登録料 3,300円(税込)
月額利用料 1,100円(税込)

【会員特典】
・卒業後のG’s BASE in harajuku のコワーキング利用が無料
・卒業後も学び続けられる G’s EXPANSION 講座 が格安で受講可能
・各種卒業生向けサービスの利用が可能

申込はこちらより🔽
__________
https://bit.ly/3yOfL2E
__________

こんにちは!PR/カスタマーサクセスの加納です。

G’s ACADEMYでは、本コース以外にも学びを“拡張”したい!という受講生・卒業生向けの「G’s Expansion講座」を、定期的に開講しています。

1~2か月に1回のペースで、定番から最新技術まで、毎回テーマを変えながら開講。G’sメンバーの技術力アップデートに役立ててもらっています。

さて今回は、初めて企業様とコラボレーションしたExpansion講座を開講しました!

そのコラボ相手は、G’sメンバーがめちゃくちゃお世話に(※)なっている、
さくらインターネット」さん。

※東京もしくは札幌のLABコース入学・DEVコース継続した方に、さくらインターネットさんのレンタルサーバとドメインを1年無償でご提供頂いています。

さくらインターネットさんは、「さくらのナレッジ」でエンジニア向けの記事掲載をされたり、勉強会やセミナーを開催されたりと、Tech系の情報発信を多くされています。

そこで、今回はそのナレッジをお借りして「Docker入門講座」を開催しました。

※Dockerとは、コンテナ(あるアプリに必要な環境をOSレベルでパッケージ化してまとめた箱)仮想化を用いてアプリケーションを開発・配置・実行するためのOSS。

仮想サーバやクラウドのみならず、Docker コンテナを活用する場面が広まっている昨今。G’sメンバーも卒業制作で活用したり、転職後の企業で使われていたりと、「モダンな開発スタイルを取り入れるためしっかり学びたい!」という需要が高まっていたこともあり、多数の受講希望者が集まりました!

今回講師を務めて頂いたのは、前佛雅人先生(さくらインターネット株式会社 クラウド事業本部)。
前佛先生は、初期のDocker公認トレーナーでもあり、Dockerのプロからで教わることができるということで、G’sメンバーもワクワクしながら講座を受講していました。

講義内では、「さくらのクラウド」を環境としてご用意いただき(ありがとうございます!)、実環境を用いたハンズオンで手を動かしながら構築していきます。

途中エラーが出る場面では、G’sメンバーらしく自主的にお互い教え合い、学び合い。違う校舎や期の卒業生同士でも、P2Pラーニングの精神で進めていくところはさすが、自走力の身に付いたG’sメンバーだなと感じる場面でした。

2時間という短い時間の中でDockerを体系的に学ぶことができ、実りのある講座でした!

さくらインターネットさん、ご協力ありがとうございました!

「G’s Expansion講座」はこれからもどんどん拡大していきますので、お楽しみに。

デジタル変革者の養成を目指すBIZコース。どんな方が、どのような思いで受講されるのかを本人へのインタビューを通じてお届けします。
今回はDXリーダーズ養成プログラムを受講された嵯峨さんに、G’sスタッフ大堀がお話を聞きました。

嵯峨秀栄測量設計株式会社 代表取締役社長
嵯峨 輝幸さん

道路やトンネル、上下水道などのインフラを整えるのに欠かせない測量設計業の会社を経営中。北海道 岩見沢市を中心に、農地やダムなど多様な測量設計を手がけ、地域のインフラ整備を担っている。

受講の背景

嵯峨さん:もともと北海道 岩見沢市を中心に測量設計の事業を営む会社を経営していました。
路上で大きな三脚とカメラのようなものを用いて何かを測定している人がたまにいますよね。彼らは測量士と呼ばれ、工事を行う前段階として必要な調査をしています。この測量をもとに建物やダムなどの設計をしていくのですが、これらが弊社の中核事業です。

大堀:まさに地域を支える仕事ということですね。
BIZコースにはどういった経緯でお申し込みされたのですか?

嵯峨さん:BIZコースの紹介ページで強く主張しているデジタルトランスフォーメーションにかねてから関心がありました。
前職でIT企業に勤めていたこともありまして、会社の事業にどうにかしてITを生かせないかとずっと課題として感じていたんです。
一方で、ITを積極的に取り入れなくても事業は成り立つ、取り入れた方がいいけど取り入れなくても問題は起こらないものだったので、なかなか本腰を入れて学ぶ機会がなかったというところはありました。

大堀:なるほど。

嵯峨さん:そんな状況でBIZコースを見つけて申し込みました。
もともと、G’sの週末DEVコースに入学してプログラミングは学んでいたのですが、もっとITを会社の事業に生かしていくきっかけが欲しかったのが理由です。

実際にBIZコースを受講してみて

嵯峨さん:オンデマンド動画教材、オンラインライブ授業ともに刺激を与えてくれました。
例えばオンデマンド動画では、ゑびやさんという企業が自社でどのようにデジタルトランスフォーメーションに取り組み、成果を出してきたかを紹介していました。様々なことに取り組んで成果を出されたようですが、何よりも施策や結果としっかり向き合い改善を重ねていく姿勢が大切なんだと気づかされました。

BIZコースはオンデマンド動画教材+オンラインライブ授業の構成

大堀:デジタル技術の扱い方ではなく、姿勢に気づきがあったのですね。

嵯峨さん:はい、細かいことはさておき、何度も仮説検証を繰り返すことが一番重要なんだと伝わってきました。もちろん最も大変なことだとは思いますが。

オンラインライブ授業について

嵯峨さん:二日間のオンラインライブ授業のうち、深野先生の講義(DAY1 AI導入レッスン)は、私自身プログラミングを学んでいたので、あまり難しくは感じませんでした。他の方々に関しても、深野先生がAzureやAIをとても丁寧にレクチャーされていたので問題なさそうな印象でした。
「講義で分からなかったことは講義後に気軽に個人あてに連絡くださいね」と連絡先も教えていただき、実際に質問に答えていただいたこともありがたかったです。

大堀:それはうれしいですね!どんなことを質問されたのですが?

嵯峨さん:機会学習を実際に設計や測量業務に生かすにはどうしたら良いかを個別に尋ねました。関連した具体的なアドバイスをもらったので、その後の復習もかねて勉強の方針にしています。
また各務先生の講義(DAY2 DX戦略ワークショップ)は、とにかく面白かったの一言です!
デザインとアートの違いを教えてもらい、デザインに対する考え方を再認識することができました。とても面白かったのでその場で各務先生の出版されている本を購入しました(笑)

大堀:そうとう面白かったことが伺えます(笑)
では今回の学習をどのように今後に生かしていきたいですか?

嵯峨さん:個人的に一通り学習して一番感じたことは、すべてにおいて『まずはやってみる。手を動かしてみる。』という姿勢が中心にあるんだなというところでした。
オンデマンド動画で出演された方も、深野先生も各務先生も、全員共通して『まずはやってみようよ』といっているように感じたんです。
私も、『まずはやってみよう』という姿勢でITを事業に組み入れるべく、愚直に挑戦を続けていきたいと思っています。

デジタル変革者養成BIZコースは2つのプログラムを提供中。
ご興味ありましたら以下よりお申し込みください。

 

よくあるご質問をまとめました。

受講開始前について

Q:いつから受講開始できますか?
A:お申込みから3営業日以内(月曜日・祝日を除く)に、受講の仕方など記載された開講案内をお送りいたします。その後は随時ご都合のいいタイミングで、オンデマンド授業を開始いただけます。

Q:受講に必要なパソコンのスペックを教えてください
A:ノートPCのスペックはCPU2コア2GHz以上、メモリ4G以上のものを推奨します。上記条件を満たしていれば、Windows・Mac問わず不自由なくお使い頂けるかと思います。

Q:受講の対象年齢はありますか?
A:社会人の方(高校卒業以上)を対象としています

お支払いについて

Q:支払い方法は何が選べますか?
A:クレジットカード、コンビニ現金支払い、請求書支払いよりお選びいただけます。すべて支払い後に3営業日以内で可能です。請求書支払いを選択いただいた場合はお申し込み後に請求書をお送りしますので、お支払い完了後3営業日以内に受講開始できます。

授業について

Q:学習期間はどのくらいですか?
A:オンデマンド動画教材の標準受講期間は2か月程度です。ご自身の予定に合わせて最長6か月間まで視聴可能です。

Q:オンラインライブ授業はいつ受けるのですか?
A:オンラインライブ授業は年4回開催されます。(1月・4月・7月・10月予定)
その中から、オンデマンドご受講開始時期に合わせてご参加いただく形となります。オンデマンド授業を一通りご受講いただいた上で、オンラインライブ授業にご参加いただくことを推奨しております。

Q:オンラインライブ授業の受け方を教えてください
A:オンラインライブ授業はzoom上で実施します。事前にメールでzoom URLや詳細をお送りいたします。また、万が一都合がつかなくなった場合は3営業日前までのご連絡で別日程への変更も可能です。

その他

Q:受講を検討しています。まず何をすればいいですか?
A:本ページ右下やBIZコースメインページに表示されているお申込みリンクよりお申込みください。ご不明点などある場合やBIZコースお問い合わせ窓口(biz@gsacademy.jp)までお問い合わせください。

Q:BIZコースのみを受講します。ジーズアカデミーの校舎を利用することはできますか?
A:BIZコースのみをご受講の場合、校舎利用はご提供しておりません。

Q:退会したいです。どのように申請すればいいですか?
A:受講停止の場合はお問い合わせ窓口(biz@gsacademy.jp)までご連絡ください。ただし、授業料は如何なる場合もご返金できません。ご不明点等ございましたら、BIZコースお問い合わせ窓口までご連絡ください。

BIZコースお問い合わせ窓口: biz@gsacademy.jp

みなさん、こんにちは!

UNIT_SAPPOROコミュニティスタッフ兼一期生のSeiji★なり!(何故、なり?)

HTML&CSSを爆速で駆け抜けた一期生。今だプログラミングの「プ」にまで到達していない事に愕然としつつ、理解しているしていない関係無しに授業はJavaScriptに突入していきます…HTML/CSSはカリキュラムの一週目で駆け抜け、翌週から当面、JavaScriptという言語になるのです。

少しプログラミング言語についておさらいします。

実は、という表現が正しいかどうかになるのですが…HTML/CSSは「プログラミング言語」ではありません。

HTMLは「マークアップ言語」

CSSは「スタイルシート言語」

と呼ばれ、「プログラミング」に該当するタイプではありません。

プログラミングの定義は「計算が出来て、データ処理が容易」というのがわかりやすいでしょうか?HTML/CSSはそういう意味では計算してデータ処理をしているわけではないんですね(もう少し詳しく言うと、HTML/CSSは指定された情報を出力しているだけで、CSSは装飾しているにすぎません)。

そんなHTML/CSS編の苦闘はコチラよりご確認出来ます!

で、JavaScriptというプログラミング言語なんですが…この言語、かなり「お古」です。古参とさえいえるでしょう。インターネットが普及し始めた90年代初頭に生まれ、この言語の目的は「Webサイトを表示するブラウザ上で動く言語」です。

簡単に言えば、ヘッダーの画像がスライドしていたりするのは、この言語で行います。

とはいえこの言語、実は昔、厄介モノにされた経歴なんかあります。パソコンを壊す言語としても扱われてしまったんですね。なので、ネット古参組の私はブラウザの機能で「JavaScript」を読み込みしない設定なんかをして使っていたものです…しかし、近年になり、プログラムの改定や様々な対応が進んだ結果、「めっちゃ使える言語」になりました。

パソコンだけに留まらず、スマホやタブレットでも動きますし、スマホのアプリなんかもJavaScriptは利用されていますし、サーバー連携など昔はphpという言語の得意技だったのですが、クラウドシステムの登場なんかもあって、JavaScriptで昔は出来なかった事も出来るようになってきました。

そのため、古参言語の一つといえど、多くのデバイスやシステムで動く事から、学ぶことになるのですが…

先生の話が何言っているのかワケワカメ!

\(^_^)/←顔文字の使い方が古い…

百聞は一見に如かず。JavaScriptの言語を見ていただきましょう。

<script src=”https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js”></script> <script>
$(‘#pull_health’).on(‘click’, function () {
    const randomNumber = Math.floor(Math.random() * 5);
    if (randomNumber == 0) {
        $(‘#result’).text(‘大吉’);  // text()で指定した部分を書き換え
    }
    else if (randomNumber == 1) {
        $(‘#result’).text(‘中吉’);
    }
    else if (randomNumber == 2) {
        $(‘#result’).text(‘小吉’);
    }
    else if (randomNumber == 3) {
        $(‘#result’).text(‘狂’);
    }
    else if (randomNumber == 4) {
        $(‘#result’).text(‘大狂’);
    }
    else {
        alert(‘はずれ’);
    }
});
$(‘#pull_love’).on(‘click’, function () {
    const randomNumber = Math.floor(Math.random() * 5);
    if (randomNumber == 0) {
        $(‘#result’).text(‘大吉’);  // text()で指定した部分を書き換え
    }
    else if (randomNumber == 1) {
        $(‘#result’).text(‘中吉’);
    }
    else if (randomNumber == 2) {
        $(‘#result’).text(‘小吉’);
    }
    else if (randomNumber == 3) {
        $(‘#result’).text(‘狂’);
    }
    else if (randomNumber == 4) {
        $(‘#result’).text(‘大狂’);
    }
    else {
        alert(‘はずれ’);
    }
});

…駆逐されるのは、我々かJavaScriptか…

さぁ、講義中に飛び交う初めて聞くワード群!

Github? 変数? 演算子? そんな中、一週間後の課題は「じゃんけんアプリ」を創ってこい!とのお達し!

そのために、授業中は「おみくじアプリ」を作りながら学んでいきます!

↑はその一説で、私がちゃんと書きましたよ!

ボタンをクリックするとランダムでおみくじ結果が表示されるーというものです!

さぁ、我々は生き延びる事が出来るのか…次回、こうごご期待ください!

こんにちは!UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。

先日、卒業制作の提出を終えた第1期生の卒業制作発表会“GLOBAL GEEK AUDITION” G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー(以降GGA)に同行してきました。

GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO

GGAは、単なる卒業制作の発表にとどまることなく、投資先スタートアップを探す投資家や、エンジニア採用をする採用担当者とのマッチングの場として、多くの関係者に熱い期待を集めてきました。
そして開校からわずか5年で、起業数53社・資金調達の総額は66億3200万円を突破することとなりました。すべてはこのイベントがスタート地点となっています。

また、本イベントはもともと、2021年4月28日(木)を予定していましたが、新型コロナウィルスによる影響で、2021年5月14日(金)に延期することになり、卒業式を終えたばかりではありますが、この度無事にGGAを開催するに至りました。

まず驚いたのは、会場のプロジェクターの大きさ。登壇される皆さんもあまりの大きさにテンションが上がっていました!

WITH HARAJUKU1

楽屋では、札幌から応援に駆けつけてくれた仲間も皆さんの監督かのような存在感でバックアップ!!おかげで皆さんの緊張も解れ、終始和やかムード。そんなムードも束の間、時間が迫るにつれて、緊張感が漂ってきます。

舞台裏1
舞台裏2
舞台裏3

会場設営なども着々と準備が整い、わたしはというと、ほんの少しですが受付のお手伝い。受付や会場設営、お客様誘導など、現役ジーズ生も進んでお手伝いいただいていました。

GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー2
GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー3

そしてジーズアカデミーファウンダー児玉より開会のご挨拶。いよいよGGAの幕明けです。

GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー4
GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー5

全17組のトップバッターは藤田真吾さん

“人事評価と人財育成を楽しくミエル化&ゲーム化するWEBサービス”

「SOKOAGE」

GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー6
GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー7
GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー8

続いての札幌発表者は、佐藤一徹さん。(オンライン登壇)

“自己肯定感を高めるクローズドSNS。グループをフォローすることで自然体での投稿を促進。横スワイプによって、一つ一つの投稿にフォーカスしつつ、いいねのハードルを下げるUI”

「ついってー」

佐藤一徹さん
佐藤一徹さん2
佐藤一徹さん3

数組の東京組が発表を終えた後には、岡本大樹さん

“医師の説明を家に持ち帰ることができるサービス。患者が医師の説明を録音し、後にチャット形式で起こされて保存できるサービス。自然言語処理を用いて病名を抽出でき, 説明が付く。”

「Handnote」

岡本大樹さん
岡本大樹さん2
岡本大樹さん3

後半戦もあっという間に過ぎ去り、続くのは井口優さん

“ほゴリラは生活困窮者を救うサービスです。生活保護は一定の条件を満たせば受けられる福祉制度ですが、申請する際に自分が該当するかの診断、申請書をWEBで記入、サポートを無料で受けれる支援サービスです。”

「ほゴリラ」

井口優さん
井口優さん2
井口優さん3

そして札幌の発表ラストを飾ったのは、高森拓也さん。

“ビル管理の作業効率UPとビルの価値向上をITでスマートに実現するWEBアプリケーション。”

「スマビル」

高森拓也さん
高森拓也さん2
高森拓也さん3

全17組の発表が終わり、東京の皆さんのプロダクトも素晴らしいものばかり。ほとんどの皆さんがプログラミング初学者。サービス内容はもちろんのこと、とても6ヶ月間で作り上げたプロダクトとは思えない完成度。結果発表は、本当にドキドキの連続でした。

GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー9
GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー10

札幌勢は、結果的に入賞には至りませんでしたが、このGGAで得たものはとても大きく、この結果を真摯に受け止め、反省し、互いに称賛し、後世に繋げていこうとする皆さんの姿勢は、まさにジーズの理想的なコミュニティのカタチです。

リアル開催出来るかどうかすら分からない状況の中での皆さんは、モチベーションを維持し続けたり、札幌からは初めての出場ということで、方々からのプレッシャーがあったりと、本当に大変だったことでしょう。

この6ヶ月と少しの間本気で取り組んできた分、悔しい想いも人一倍でしたが、皆さんそれぞれがやり切った!という、とても良い表情を見せていました。

GLOBAL GEEK AUDITION G’s ACADEMY TOKYO & UNIT_SAPPORO 合同デモデー11

卒業制作発表会GGAは一度幕を下ろしますが、これで終わりではなく、ここからが始まりです。UNIT_SAPPORO勢の今後の活躍をお見逃しなく!

まずは、2021年5月29日(土)13:30スタート!

「ゼロから生み出したアイデアがカタチになるまでのストーリー ~起業家エンジニア養成スクール卒業生が創ったプロダクト~」https://unitsapporo210529.peatix.com/

1期生の皆さんがどのようなプロダクトを創り上げたのか。気になる方はこちらのイベントにお申し込みください!(イベント終了後は、15時スタートの説明会への申し込みも可能です。)

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

卒業式

G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO 第一期生卒業式。

2021年5月1日に卒業式が開催されました。

2020年10月31日に入学式が行われ、半年間の学びを得て辿り着いたこの結果が…何を生み出したのかを、お伝えしていきたいと思います。

今日のブログの執筆は一期生、学籍番号7のseiji★にてお送りします!

そぅ、なんとか私も卒業する事が出来ました!

卒業式

非常にワタクシゴトではあるのですが、中学校卒業以降、「学校」というものに通った事が無かった私。数十年ぶりの卒業式を迎えられ、グッと来ていた事はここだけのヒミツです!

なんで学校に行ってなかったの?とかは個別DMでお答えさせてください(笑)。

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの入学式は2020年の10月31日に行われ、入学時には20名の同期生がいました。前期(入学金のみで受講できる約一か月間)で一人が継続を中断し、19名となり、卒業式に卒業証書を授与出来たのは、18名。

G’s ACADEMYは非常にストイックを求めてくる学校です。途中で継続の意思無しと見受けられれば、自ら辞めなくても学校の方から中断を求められますし、卒業時にも「卒業制作」という成果物を見てもらい、合格基準に及ばないと卒業を認められません。

そんな中、18名の卒業生は、総責任者の児玉氏曰く、「G’s ACADEMY初の継続率と卒業率」とお褒めの言葉を頂きました。卒業当人達はそんな事を考える余裕もありませんでしたが。

そぅ、まさに「考える余裕」がない中「考える時間」を創出したのが、まさにG’s ACADEMYの真骨頂っといえるかもしれません。

プログラムを覚えることで、セカイを変えるGEEKになる。

卒業式

このG’sのキャッチコピーの意味を、卒業を迎えた今だからこそ、改めて言の葉に出来るんじゃないかって感じています。

…G’sの初回授業はHTML/CSSというホームページを構築する言語を駆け足で学び、翌週からはJavascriptというホームーページを動かしたりゲームを作れるような言語をサーバーとの連携を含めて学習し、それが終わるとphpというデーターベースを動かす言語…っと、本当にプログラムの「プ」をしっかり覚えたかどうかというペースで駆け抜けました。

在籍数が18名もいれば、しっかりプログラムを組める人もいれば、仕事との両立で学習がうまく進まない人、いろんな人が出てきます。焦り、いら立ち、楽しさ、、、そんな中、突きつけられる命題が「あなたは何を創りますか?」

プログラムを覚えることで、「創りたいものを創れる」というのは、幻想でしかない事を思い知らされます。ここって大きな矛盾ですよね。プログラムを覚えれば、実現したいものを創れるはずなのに、むしろ「遠ざかる」んです。何故か?

プログラムはあくまでも「実現したいモノを創り出すための道具」でしかないからなんです。そぅ、プログラムは問いかけてきます「お前は何を創りたいんだ」。

色々出来ることを覚えれば覚えるほど、選択肢が増えれば増えるほど、むしろ、それは「迷い」を生み出す元としかならない。そして、プログラムという魔窟は極みの道も遥かに遠く、理想と現実のギャップの苦痛をも生み出す事になっていく。

卒業式

何を創りたいのか?という門答。

本当にこれを創るのか?という門答。

どちらにしても、それを突き詰めない限り、プログラムは単なる文字の羅列でしかない。

文字列に意思をつぎ込むのは。

「原体験」から生み出される、社会に対するお節介。

自分の経験が、社会の課題解決になる。

そう感じたものを形にしようとすることで、プログラムは文字列から実現可能な意思を持ち始める。プログラムという世界を書き換えられる知識と力を手に入れる事で、改めて自分と向き合う。

それはプログラムを覚える以上の、大変さでした…でも、それを乗り越えて。

G’s ACADEMYを卒業した多くの諸先輩方は資金調達などを果たし、社会に対するお節介を実現していきました。

そして、ここ札幌でも…

コロナ禍の影響で順番など変わってしまいましたが、G’sの一つの目標として、GGAという自分の制作物を投資家などの前で発表するチャンスがあります。そのGGAに参加するためには札幌でもセレクションを行い、評価を得たメンバーがGGAに参加出来るのですが…

GGAは札幌以外でも、東京、福岡の卒業生との過酷な戦いを抜けて選出されるものです。私自身は残念ながらGGAに選出はされなかったのですが、同期が6名も選ばれた事はうれしく思います。

この結果がどうなるかはわかりませんが、札幌の一つの結実となってくれるでしょう。

まさに、卒業式を迎え、札幌でのG’s ACADEMYは「誕生」を迎えた。

卒業式

入学式ではなく「卒業式」を迎える事で、札幌にプログラミングからセカイを変えるGEEKになるという道を示せるようになったと、、、

学習中のブログ記事なんかもまだまだ増やしていきますので、ぜひ、これからも応援頂けますようよろしくお願いします!

こんにちは、ジーズアカデミー事務局の藤井です!
今回はジーズアカデミーが運営する「デジタル変革者養成BIZコース」をご紹介します。

DX推進が重要と叫ばれる昨今ですが、実際には既存業務をデジタルツールにただ置き換えることに留まっている企業が多いという現状があります。
ペーパーワークをデジタルに置き換えるだけでは、DX推進ができたということにはなりません。

デジタル社会に適応し「企業内カルチャー」を変革する必要があるものの、
「どのように対応すればいいのか?」「まず何から導入すればいいのか?」
などの課題に直面する方が多くいらっしゃることが実情です。

そんな課題の解決のために、ジーズアカデミーは日本マイクロソフト株式会社とBIZコースを立ち上げました。

本記事ではBIZコースとは一体何なのか、どんな人に向けた講座なのかをわかりやすくお届けします!

目次

  1. BIZコースとは
  2. なぜやるのか
  3. どのようにやるのか

BIZコースとは

BIZコースとは、
・デジタル・データを用いて企業の内部から文化を変革したい方
・その支援のためにデジタルに対する熱量の高い社内カルチャーを醸成したい方

にご受講いただく完全オンラインのプログラムです。

デジタルに最適化した組織を作っていきたい、現在の組織を変えていきたいという課題を持つ方を対象としております。

なぜやるのか

BIZコースは「自分のチカラでセカイを変えようと行動する人を支援する」をミッションに掲げるエンジニア・起業家育成スクール ジーズアカデミーと日本マイクロソフト株式会社が共同開発した、完全オンラインの講座です。

ジーズアカデミー、日本マイクロソフト株式会社

自走する人を応援する文化・ミッションがある私たちだからこそ、自分が会社を変えるというミッションを持った人の背中を押すことができる。そんな思いで私たちはBIZコースを立ち上げました。
企業内の誰もが日常的にデジタルやデータに触れ、社内文化をアップデートしていくことが必要な今、より多くの企業の皆さまに本講座をご受講いただければと思っております。

どのようにやるのか

-2つのプログラムの違いについて
BIZコースには後述の2つのコースが存在します。
まずは共通部として、企業のカルチャー変革、事業の仕組み改革の実例をじっくりと学びます。このステップは「自社でもできそう」「ここから始めればいいのか」というヒントの発見を目的としています。
その次に受け身の姿勢で知識をつけるだけではなく、実際に手を動かしてDXをいかに実現させるかを体感していきます。これら2ステップのカリキュラムがBIZコース最大の特徴です。

その中で、2種類のコースを目的によってお選びいただきます。

BIZコース説明

A【社内開発スタートプログラム】
こちらは「社内開発の第1歩」を踏み出す企業内人材を養成するコースです。
社内開発にこれから取り組みたい方の入門編として、実際に社内に開発チームを作るための技術や現場での課題解決力を手を動かしながら習得していただきます。

まずは具体的にDXに取り組んだ企業の事例を学び、その後のオンラインライブ講座ではワークショップにてプロジェクトを立案するところまで行います。
ライブ授業はクラウドに強いテクノロジーカンパニー、株式会社オルターブース代表の小島淳講師が直接指導にあたります。

B【DXリーダーズ養成プログラム】
こちらは現場のDXを推進・支援する経営層・マネジメント層を対象としています。
主に知識面を強化し、エンジニアとの円滑なコミュニケーションを通してDX推進を行っていただくためのプログラムです。

ワークショップを通して「エンジニアとチームでプロジェクトを進めるには何が必要か」「AIをビジネスで具体的に活用していくためには何をすべきか」などを考えていただくカリキュラムとなっております。
ライブ講座では、AIの社内導入レッスンやDX戦略のワークショップをご用意しております。

そんなBIZコースですが、他のオンデマンド講座と何が違うのか?
昨今非常に多数のオンラインDX講座があると思いますが、BIZコースの最大の違いは
①リアルタイムのライブ授業があること
②知識だけでなく実践にこだわったカリキュラムであること 

です。
知識をつけ、それでは何を始めたらいいのかというところまで皆さんに伴走します。

-学習フローについて
予習用オンデマンド教材+オンラインライブ授業の2部構成で行います。
オンデマンド授業ではプログラミング入門講座も実施します。

現在はノーコードのツールなどもたくさんあり、必ずしもコードを書かなければいけないわけではありません。
しかし、プログラミングを通じてコンピューターを使ったモノづくり・ビジネスモデルづくりを体験していただくことで、開発の仕組みや過程を知ることができます。
ステップを理解することを通して、その支援にもより主体的に取り組むことができるようになりますし、またエンジニアを仲間に迎える際にも、共通言語をもってコミュニケーションをとることができるでしょう。

オンデマンド授業はご自身のスケジュールに合わせて受講いただけるのも魅力の一つですね。

ジーズアカデミー


その後にはオンラインライブ授業がございます。
社内開発スタートプログラムは3日間、DXリーダーズプログラムは2日間を、受講開始のタイミングに合わせてご受講いただく形となります。
◆詳しいオンラインライブ授業の日程はこちらから!

また私たちがオンラインライブ授業を重視しているのは、双方向の授業により自走力をつけていただくためです。予習したうえでライブ授業を行うことにより、有益な質問ができ学習内容の定着が進みます。
◆オンラインライブ授業のレポートはこちら!

詳しくはデジタル変革者養成BIZコースのページをご確認の上、BIZコースまでお申込みください!

皆さんが社内のデジタル変革を円滑に進めていけるよう、BIZコースがサポートいたします。
皆さまとBIZコースでお会いできることを心よりお待ちしております!

BIZコースに申し込む

2018年にオープンしたG’s BASE/G’s ACADEMY FUKUOKAのオープニングレセプションパーティの雰囲気を動画でお届けします。

また、2021年4月現在までに、このG’s ACADEMY FUKUOKAから、多くの起業家、エンジニアが誕生しています。

https://gsacademy.jp/reading/2019/11/000356/
https://gsacademy.jp/reading/2019/12/000363/
https://gsacademy.jp/reading/2021/01/f20200124/
https://gsacademy.jp/reading/2021/01/f20200122/

*本動画は2018年に制作しています。 Movie Directed by abelest

こんにちは!UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。

UNIT_SAPPORO1期生が入校し早6ヶ月が経過しようとしている中、遂に1期生が卒業開発メンター期間を終え、卒業制作を提出しました👏

卒業制作の提出を終えると、卒業制作発表会『GLOBAL GEEK AUDITION(2021年4月28日木)』(以降GGA)に向けてのセレクション(出場者選定)を行います。GGAに出場することが出来ると、様々な企業・VCが出来上がったサービスを評価するだけでなく、スカウト・出資までつながるチャンスとなります。

そんなGGAへの出場権をかけた札幌GGAセレクションは、2021年4月17日(土)に開催いたしました。

us_selection1

起業を目指す方や、就職を目指す方、それぞれの目的に合わせこれまでの努力の結晶とも言える、プロダクトをお披露目しプレゼンテーションを行います。

us_selection2
us_selection3
us_selection4
us_selection5

札幌では、初となるGGAセレクションでしたが、皆さんのプロダクトはとてもレベルが高く、当事者は元より、ジーズアカデミー創設者である児玉も唸るセレクションとなりました。

us_selection6
us_selection7
us_selection8
us_selection9
us_selection10

札幌からGGAへの出場権を獲得した方はいるのでしょうか。

結果は、2021年4月28日(木)、卒業制作発表会『GLOBAL GEEK AUDITION』で、発表されます。どなたでもオンライン参加可能なのでぜひご参加ください!お楽しみに!

us_selection11

みなさんこんにちは!

UNIT_SAPPOROコミュニティマスタッフのSeiji★です!

さぁ、前回の続きからやってきました、課題発表です!

G’s ACADEMY UNITは原則「課題に決まりはない」という特殊なものなんですが、第一回目だけは「こんなサイトを作ってみよう」という腕試し的なところから入ります。

完成されたHPをもとに、同じものを作ってみよう!という事で素材だけを渡されて作ることになります。これがですね…意外と大変なんです。

プログラミングに本格的に向き合うための任意講座で、完成されたHPを基準に進めるのですが、具体的というか細かい指示が決まっていないんですね。

最低限のレイアウトはあるものの、自由であれば自由である事の難しさがあるんです。文字と文字の間ってどうするの?っとか。自分で決めていく事の難しさもここで感じるわけです。

今回の授業はHPを作ることが第一回目の課題なので、HTML/CSSといった言語を用いて制作に入ります。更に言えば、煽られるんですね、チューターといわれる先生達に。「出来る人はカスタマイズしてもいいですよ!」っと。

そんな事いわれましても…が、大半の受講生の顔です。それが出来るならここに来てない…という。ですが、そんな苦境を乗り越え、課題発表の時間はやってきちゃうわけです!

その間、仲間同士で助けあうP2PラーニングもG’s ACADEMYの特徴となっており、slackというコミュニケーションツールを利用し、仲間同士で教えあったりして進んでいくわけです。実際に集まって教えあう事もやりました!

P2Pラーニング

そして…来る発表会!まずはメンバーとチューターで幾つかグループを作り、見せあい会をします。みんな必死に作ったサイトを見せあい、苦労を分かち合い、褒めあっていきます。中には課題以上の制作物を作り上げる方も。

そのグループの中から完成度の高いメンバーが推薦され、授業開始前に全員の前で品評会的に公表会が行われます!グループ内から推薦されるだけあり、発表会はレベルの高い作品が出てきます。

動いたり、動作に趣向が凝らしてあったりなど。

授業で4時間。発表会まで独学とは思えないレベルで課題を作ってくるのは、まさに本気の人の集まりをしっかりと感じさせます!

ちなみこちらが正解のサイト

チーズアカデミー3

そして受講生の制作したサイトがコチラ

チーズアカデミー2

同じものに見えますよね!
同じように作っているので、ちゃんと同じものが出来上がるのです!

恥ずかしがりながらわたくしもこんなサイトを

チーズアカデミー

いあーなんとかなりました…いあいあ、決められた風になんて作ってないじゃん!なんですが、ここがまさにG’Sらしさといいますが、前へ進める人は前に!という校風のもとに、進んでいきます。

これが、良い意味でみんなの刺激になっていくんですね~。

ちなみにーなんですが。HTML/CSSに触ったことがある、ない、っで一人一人かかる時間は全然異なりますが、今回初めて触った方は一週間の課題発表のうち、数十時間ほど時間を割いていたかと。

ちなみに僕はHTML/CSSは得意な方でして、上のサイトの制作時間は3時間ほど。ちょっとずるっことして、bootstrapというテクニックを使いました!

っが、僕の得意分野もここまで。

javascriptというプログラミングの学習が始まります。

言語はこんな感じの書き方。

function removeEmoji(t) {

  var ranges = [

    ‘\ud83c[\udf00-\udfff]’,

    ‘\ud83d[\udc00-\ude4f]’,

    ‘\ud83d[\ude80-\udeff]’,

    ‘\ud7c9[\ude00-\udeff]’,

    ‘[\u2600-\u27BF]’

  ];

  var reg = new RegExp(ranges.join(‘|’), ‘g’);

  t.value = (t.value).replace(reg, ”);

}

えー何を書いてんするかね?

戦いは続く…

起業家よ。プログラミングという武器を持て

※本記事は2020年7月にNewsPicksにて掲載された記事になります

「プログラミングは起業家に必須の知識だ」と言われて久しい。しかし、その言葉の意味するところを私たちは本当に理解しているだろうか。
「G's ACADEMY(ジーズアカデミー)」は、デジタル教育のパイオニア=デジタルハリウッドによる、起業・就職希望者のみを対象とした起業家・エンジニア養成スクールだ。プログラミング未経験者も多いなか、設立から5年で50組以上のテック起業家を生み出すことに成功している。 課題の多さから離脱する受講生も少なくないという「本気」のギークスクールに、今プログラミングを学ぶ意味を聞いた。

卒業ミッションは、プロダクトをゼロから完成させること

「起業家に限らず『解決したい何か』があるビジネスパーソンにとって、プログラミングは強力な武器になります」

こう話すのは、デジタルハリウッドの杉山知之学長だ。

ハリウッドの映画制作の現場のように、技術を持った個人が組織に頼らずとも生き生きと仕事ができる世界をつくる。この目標のもと、デジタルハリウッド(以下、デジハリ)はデジタルに関連するあらゆる領域を融合して学べる独自の教育を提供し、多くの卒業生を世に送り出してきた。

そのデジハリが「セカイを変えるサービスを生み出す」をミッションに、起業家・エンジニアの養成スクール「G’s ACADEMY(ジーズアカデミー)」を設立したのは2016年6月のことだ。なぜあえて別のスクールを立ち上げたのか。

杉山知之

「世の中にはプログラミング自体が好きな人もいて、そういう人はどんな現場でもエンジニアとして生きていける。一方で、プログラミングを『課題解決の手段』と捉える人もいます。僕自身は後者で、研究者時代、プログラミングに打ち込んでいたのも、『解決したい何か』のためでした。

実際、G’s ACADEMY(以下、G’s)の受講生には、企業、あるいは業界のなかで、何度アイディアを出しても反応が得られず、『これは自分でやるしかない』という覚悟できた人が多い。

デジハリのプログラミング教育は『読み書き・そろばん・プログラミング』という考え方に近く、プロダクトを作るには不十分。それで、新たにG’sを立ち上げたのです」(杉山氏)

ジーズアカデミー原宿校
G’s ACADEMYは、2020年10月2日より原宿・神宮前徒歩1分の場所に拡大移転。

アイディアだけでダメなら、アイディアをかたちにして見せるしかない。逆に言えば、かたちにさえできてしまえば、企業・業界内だけでなく、投資家に向けての説得材料にもなる。

「解決したい何かがあるビジネスパーソンにとって、プログラミングは強力な武器になる」とは、まさにこのことを指すのだ。

そのためG’sでは、「プロダクトを作りあげること」を卒業要件としている。

「きちんとしたものは、資金が集まって、エンジニアを雇えるようになってから作ればいい。とりあえず動くもの=プロダクトを用意することが重要です。それだけで事が前に進む可能性が生まれます。

制作過程で自分のアイディアに確信が持てたり、逆に詰めの甘さに気づけたりするのも、実際に手を動かすことのメリットですね」(杉山氏)

エンジニアとして「就職する人」ではなく、エンジニアと共創できる「経営者」を育てる

設立の背景には日本のエンジニア業界が抱える課題もある。G’s ACADEMYでジェネラルマネージャーを務める児玉浩康氏は、デジハリの社会人向けスクールの責任者でもあった。

「当時、デジハリに入学される方々にとっては、やはり就職がゴール。プログラミング分野の場合、CGやデザインなどのコースと比べて就職先の数はあるものの、あまりクリエイティビティを感じられない就職先が多かったんです。

日本の場合、エンジニアは大企業の下請けとしての受託業が大半ですから」

児玉浩康

フェイスブックやグーグルのような企業で働きたいとプログラミングを学んでも、実際には古い基幹システムのメンテナンスを主業とした企業の求人がほとんど。

そのような環境で、クリエイティビティを発揮できるエンジニアを養成しても、社会のニーズとミスマッチを起こしてしまう。

さらに、今はまだ求人ニーズもあるものの、IT受託業はどんどんオフショアに食われていく領域で、そのクライアントも製造業をはじめとするレガシー産業がメインと、あまり明るい展望が望めない状況だ。

「それで、何よりも先に『雇用する側』の数を増やすべきだと考えました。事業者、主体者として『雇用する側』になる人を育成する学校。それがG’s ACADEMYです」(児玉氏)

就職先が豊富にあるところに講座を立てるのが一般的な社会人教育。設立から5年で50組以上の起業家を生み出したG’sは、全く別の思想からスタートしているのだ。

リカレント教育
文部科学省「『社会人の大学等における学び直しの実態把握に関する調査研究』報告書(2016)」よりNewsPicks作成。「専門的知識」、「論理的思考能力」、「情報分析」など上位にランクインしている能力は、いずれもプログラミングを通して習得可能なものだ。

「『セカイを変えるGEEKになろう』というのが僕たちのテーマで、GAFAのような企業を生み出すことを大真面目に目指す、日本でも稀有な場所です。

多くの起業家が生まれているのは、在学期間中に『Why me?』という問いに真剣に取り組み、必ず答えを出すからでしょう。アイディアより、プログラミングの技術より大切なことです」(児玉氏)

「Always Ask “Why me?”」は、G’sが掲げるクレドのひとつだ。

G’sには起業を志向する社会人が集まるため、なかにはMBA取得者もいれば、社内の新規事業コンテスト常連者もいる。

すると、すでに起業のアイディアがあることは珍しくないが、「市場規模がこのくらいだから、こういうことをすれば、このくらいの事業にはなるだろう」と、児玉氏いわく「MBAチックな発想」止まりのことが多い。

児玉浩康2

「プログラミングを習得すれば、ある程度何でも作れるようになります。でも、実はそこからが重要で、自分にとって『何がコアなのか』を見定めたうえでプロダクトを開発する。これがG’sの基本です。

アイディアを前進させるための仲間を作ったり、投資家に興味を持たれたりするには、自分の価値観を絞り出す必要がある。そもそも、『Why me?』への答えがないプロダクトは完成にも至れないし、起業できないし、勝てません。

入学時は懐疑的だった人も、手を動かし、成功・失敗した先輩たちを見るうちに『Why me?』の重要性に気づいていきます」(児玉氏)

Lightning Talk
G’sでは定期的に「Lightning Talk」という企画プレゼンの場が設けられる。これは、対話を通じて価値観や使命感を自覚するための手段でもあり、「一緒にやろう」と協力関係を築く場としても機能しているという。

助太刀に学ぶ、自分の“コア”を乗せたプロダクトとは

2017年11月に建築業の現場と職人をつなぐアプリ「助太刀」をリリースした我妻陽一氏も、G’sで学ぶなかで自分の使命を見出した一人だ。その後の2年半でユーザー数が13万事業者を突破するなど、「助太刀」は破竹の勢いで成長を続けている。

「短期間でプログラミングを学んでビジネスモデルを考えるとなると、インバウンド、グルメ、写真の共有など、似通った方向で考えがちです。でも、講師や仲間と話すうちにそれは自分の『コア』ではないと気づくんです。

当時私は電気工事会社を経営して10年たっていました。建築業界では500万人が働いています。日本の就業人口は6000万人ですから、ほぼ10人に1人の割合です。しかし、建築業界の仕組みは非常に複雑なため、業界外からのイノベーションは期待できない。

『自分がやるなら建設業しかない』と覚悟が決まりました」(我妻氏)

我妻陽一

もちろん、自分のコアを見つけただけでは、プログラミングができるようにはならない。毎週、相当な量の課題が課され、週に30〜40時間を勉強に充てる必要がある。

「本当に大変なので、一人では絶対に乗り切れませんでした。同期の友達と『どこまでできた?』『今週の課題、全然わからない』と話しながら、励まし合っていましたよ(苦笑)。

弁護士や会計士、あるいは商社など、僕以上に本業が大変そうな仲間がいたからこそ、離脱せず打ち込めたと感じています」(我妻氏)

社会人対象でありながら課題が多いのは、実際に手を動かしてものづくりに取り組まない限り、プログラミングは身につかないという哲学の表れだ。弾きたい曲がない人にギターを教えても意味がないのと同じで、「絶対に作りあげたい」という意思がなければ、G’sではやっていけない。

G's ACADEMYの制度

「『やはり本業に集中したい』という人も含めて、途中離脱する人は少なくありません。

G’sをいいコミュニティにしていくためにも、本気で打ち込めない方には離脱してもらったほうがいい。入学5週間後に授業料を後払いしていただくのも、そういう思いがあるからこそです」(児玉氏)

なぜ、プログラミングが人生を変えるのか

半年間のカリキュラムの最後には、受講生から選抜されたメンバーがビジネス企画とプロダクトを発表する「GLOBAL GEEK AUDITION(GGA)」が行われ、この場には投資家も多く参加する。

我妻氏は、「GGAの打ち上げでは投資家から連絡が殺到し、飲む暇がないほどでした」と当時を振り返る。

一方、G’s ACADEMYは独自で最大500万円の投資も行っている。「G’sの理念を実現する卒業生と長く関係を続けていきたい」という思いから、それを一番いいかたちで実現できる「経営者と株主」の関係になるのだ。キャピタルゲイン狙いではない。

ただし、「一番身近で彼らを見てきた僕たちの投資によって、ほかの投資家に注目されるという効果もあるようです」と児玉氏。卒業生にとってメリットのある制度であるのは間違いないようだ。

GGA
昨年11月にSHIBUYA QWSで行われたG’s ACADEMY卒業制作プロダクト発表会「GLOBAL GEEK AUDITION」の様子。GGAは参加する企業や投資家とのマッチングをおこなう場でもある。

プログラミング経験ゼロの状態から、必死に勉強し、起業、その後の経営まで。幅広く、長い期間を起業家たちと接するなかで、児玉氏の考えにも変化が生じたという。

「開校当時、プログラミングを学ぶべき社会人は、最初のプロダクトを作りたい起業志向の人、あるいは自社サービスを提供している企業に就職したい人や、自社内でサービスを立ち上げたい人だけだと考えていました。

今では、どんなビジネスパーソンも習得すべきだと考えています。理由のひとつは、最近盛んにDXが叫ばれるようになってきたこと。もともとITと親和性の高い産業だけでなく、レガシー産業も含めて、自社ITサービスの提供を通じて、価値を高めるのが当然とされつつあります。

もう一つは、G’sの受講生を見ていて、プログラミングの思考技術が現代のビジネス上で非常に重要だと、改めて気付かされたことです」(児玉氏)

プログラミングの思考技術
「プログラミング的思考は、実際にコードを書くときだけでなく、ビジネスにおけるさまざまな場面で応用できる」と児玉氏。

モノやサービスが飽和する以前は、「20代男性にこれが売れる」「30代女性にはこれ」というクラスタマーケティングがある程度は通用した。しかし、今は個に入り込んでいかなければ勝てない時代だ。どんなビジネスでもPDCAを高速で回転させることが重視される。

同様に、プログラミングにはPDCAが欠かせない。最初からエラーが出ないことはまずないし、エラーをなくすためには、可能性を列記して、一個ずつ試して潰し込んでいく作業が必要なのだ。

「変化が大きい時代だと言われ続けてきましたが、『昨日と同じ明日が来る』という共同幻想は、新型コロナウイルスが猛威を振るったことで完全に崩壊しました。

概念としてPDCAを理解していても、行動に落とし込めている人は多くありません。プログラミングを通じてその作法を身につけるだけで、人生が変わるでしょう。

何か世界に変化を起こしたいと思うなら、まずプログラミングを習得すべきだし、どうせなら同じ思いの仲間が大勢いるG’sで学び、羽ばたいてほしい。一度しかない人生ですからね」(児玉氏)
(NewsPicksBrandDesign 制作)

フルタイム4月生/週末1月生受付中!今すぐ学校説明会にご参加ください!
オンライン参加OK。初心者歓迎。プログラミングの本当の意味がわかる!

 

こんにちは!UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。

UNIT_SAPPOROが北海道にやってきて早5ヶ月が過ぎました。1期生の皆さんは現在卒業制作に取り組んでいるところです。そんな1期生も、入校する前にはオンライン受講って実際どうなの?挑戦的なコミュニティは本当に生まれるの?と気になることがたくさんあった様ですが・・・ジーズアカデミーでは、ゼロからプログラミングの全体像を理解し、いかにして皆さまが本気のサービスづくりを実現していくのか?を学校説明会にてお伝えしています。

そこで!来たる3月28日(日)15:00より、G’s ACADEMY創設者児玉によるオフライン&オンラインハイブリッド特別学校説明会を開催することにいたしました👏
説明会のあとは、毎週一回受講生の皆さんが集う場所「EZOHUB」ツアーも行います!

ぜひこの機会に新たな学びの準備を進めてみてはいかがでしょうか。

どんなイベント?

本イベントはジーズアカデミーの学校説明会90分+EZOHUBツアー20分の構成です。

前半90分間の学校説明会では、世界のスタートアップや日本のIT産業の現状、プログラミングの全体像から、いかにして個人が本気のサービスづくりを実現していくのかをお伝えします。

さらに後半20分は、毎週一回受講生の皆さんが集う「EZOHUB」の館内ツアーにて、皆さまを「地域に関わるあらゆるヒト・モノ・コトをつなぐ最先端のオフィススペース」をご紹介いたします。

また当日は、2期生(日曜開講)が授業を受けている時間帯。ジーズアカデミーの週末集中型DEVコースを受講している実際の様子を見学していただくことができます。また、タイミングが合えば現役生に入学の経緯、学習状況、コミュニティの様子などを聞けるチャンスも。

イベントの魅力

オフライン開催!

G’s ACADEMY創設者児玉による特別説明会。札幌ではどんな授業が受けられるのか、東京と札幌の違いなど、気になることがあれば何でもお気軽にご質問ください!

オンラインでも気軽に参加可能

本イベントはオンラインでも実施します。
移動する必要は一切ありませんので、ご自宅のPCからお気軽にご参加可能です。

世界のスタートアップ、日本のIT産業の現状を知る

昨今の社会を支えるイノベーショティブなサービスはすべてITを駆使しているといっても過言ではありません。学校説明会では、冒頭で、ITをとりまく日本と世界の現状をお届けします。

超初心者のためのプログラミング解説

Webサービスの開発に必要な最低限の知識や「どのプログラミング言語から学べばいいのか?」という初心者の方が抱く疑問に答えていきます。一見複雑なプログラミングの世界ですが、その構造はいたってシンプル。知っているだけで今後の学習は非常にスムーズになります。

EZOHUBツアー

地域に関わるあらゆるヒト・モノ・コトをつなぐ最先端のオフィススペース」EZOHUB。普段は日曜日に入場することは出来ませんが、特別に館内ツアーを行います。

現役生のリアル授業風景

館内ツアーの後半では、現役生が授業を受けている様子を、皆さまの目で実際に見ていただくことが可能です。どんな人たちが入学しているのか、どんな学びを得ているのか、オンライン受講って実際どうなの?挑戦的なコミュニティは本当に生まれるの?気になることがあればこちらもお気軽にご質問ください!タイミングが合えば、現役受講生に話を聞けるかも!?

開催日程

特別説明会:2021年3月28日(日)15:00〜16:30

EZOHUBツアー:説明会終了後〜約20分ほど

ACCESS

〒060-0908 札幌市東区北8条東4丁目1-20
(札幌駅から徒歩12分です。サツドラ店舗入り口よりお入りください!)

ぜひ、この機会に新たな学びの準備を進めてはいかがでしょうか。

参加無料、オフライン&オンラインのハイブリッド実施でどこからでも参加可能ですので、ぜひご参加ください!

皆さまのお越しをお待ちしております!

アイデアだけでは戦えない。起業家の必須スキルとは

※本記事は2021年1月にNewsPicksにて掲載された記事になります

VUCAと呼ばれる不確実な時代、ビジネスパーソンに必須のスキルとして「プログラミング」を挙げる人は少なくない。しかし、その知識はビジネスに実装されてこそ意味がある。
そこで注目されるのが、デジタルハリウッドが運営する、起業家・エンジニア養成プログラミングスクール『G's ACADEMY』だ。設立わずか5年で50組以上の起業家を生み出し、総額35億円もの資金調達に成功。今や1400名以上の起業家とエンジニアのコミュニティへと成長した。
なぜ『G's ACADEMY』は次々起業家を輩出することができるのか。起業家として活躍する卒業生らと、G’s ACADEMYファウンダーの児玉氏に聞いた。

プログラミングを習得することがゴールではない

「エンジニアや起業家など、モノづくりを通じて世の中に新しい価値を生み出す人を支援し、インキュベート(養成)するのがG’s ACADEMYです」

こう語るのは、G’s ACADEMY(以下、G’s)のファウンダー児玉浩康さんだ。

G’sはプログラミングスクールではない。ゆえに、生徒もプログラミングを習得するのがゴールではない。

G’sでは、事業メンタリングや卒業後の出資・投資の制度なども整備され、プロダクト発表会には投資家やベンチャーキャピタルが集う。徹底して「起業・事業立ち上げ」に特化した支援を行っているのだ。

児玉浩康

では、G’sの卒業生は、どのような部分に魅力を感じ、その後どのように活躍しているのだろうか。

生き残るサービスを生み出すために必要な「Why me?」とは

九州を拠点に「キャンプ女子株式会社」を立ち上げたのは、橋本華恋さんだ。現在は、国内最大のキャンプ女子コミュニティ「キャンジョ」を運営しながら、キャンプ道具のレンタルサービスや、地方創生プロジェクトにも参画している。

キャンプ好きの橋本さんには、「キャンプ業界のIT化を推進したい」という強い思いがあったという。

「自治体が運営するキャンプ場の予約は、電話や封書がメイン。そんな手間がかかると、『これからはじめよう』という人たちは諦めてしまいます。簡単にネット予約ができて、HPで情報収集できるようになれば、日本のキャンプ人口はもっと増えるだろうと思ったんです」(橋本さん)

キャンプ女子株式会社

橋本さんがG’s ACADEMYを知ったのは、福岡市のスタートアップイベントだった。その場で児玉さんと面談をし、キャンプ業界のIT化構想について話した。

「でも、自分だけではどこからはじめればいいかわからない。エンジニアかプログラマーを雇えばいいのかなとぼんやり考えていたんですが、児玉さんに、『自分がつくりたいサービスは人に頼んでできるものではない』と言われたんです。ハッとしましたね。

G’sで自分が納得のいくサービスをつくろうと思い、入学を決めました」(橋本さん)

そんな橋本さんが大切にするのは、G’sが掲げるクレドのひとつ「Always Ask “Why me?”」だ。

Why me? ──直訳すると「なぜ私が?」となるが、児玉さんは次のように説明する。

Why me?

「なぜ私がこのサービスを作るのか。『Why me?』と考え抜くからこそ、自分のコアに気づき、価値あるプロダクトが生み出せます。逆に、『Why me?』への答えがないプロダクトは完成にも至れないし、起業できないし、勝てません」(児玉さん)

Why me? ──橋本さんの場合は、「誰よりもキャンプが好きだ」という思いが答えにつながった。

キャンプ業界は、マーケットも伸びているし、多くの競合が存在する。しかし、「Why me?」をかけ合わせることでサービスに独創性が生まれ、解決策も見えてくるのだ。

「同期の中には答えが出せず苦労する人もいましたが、みんな考えて答えを出していました。G’sにいると『Why me?』と問いかけ続けることが『本当に生き残るサービス』を生み出すために必要なことだとわかるんです」(橋本さん)

起業家はなぜプログラミングを学ぶのか

「G’s ACADEMYの入試のために構想したソフトが、現在のサービスの基盤になっています」と語るのは、G’s一期生の中島貴春さんだ。

中島さんは「建設業界のスマート化」というミッションのもと、建設業界のITソリューションを提供する株式会社フォトラクションを創業し、100人以上のスタッフを抱える組織にまで育て上げた。

フォトラクションは、これまでに5万件以上のプロジェクトを支援。創業5年目には、2020年度「ベストベンチャー100(ベンチャー通信)」にも選出されている。

フォトラクション

「大学時代も趣味でプロダクトを作るなど、小学生の頃からプログラミングは好きだったんです。

就職した建設会社では、ITを活用して工事現場や建設過程の効率化を推進する部署に配属されたのですが、ソフトの数はたくさんあっても、建設業にベストなものはない。自分の理想形を形にしたくて、プログラミングを体系的に学べるG’sに入学しました」(中島さん)

「Why me?」と考え抜くからこそ、価値あるプロダクトが生み出せる。そして、プログラミングスキルがあるからこそ、自分の理想のプロダクトをつくることができる。G’sに入学する人の多くが、プログラミングスキルを身につけることで、世界を変えたいと思っている。

中島さんは、プログラミングスキルを身につけることの、「その他」のメリットも指摘する。

フォトラクション 中島さん

「サービスに対して最も愛着がある創業者が、自分の手を動かして、その思いを形にする。これはとても意味あることだと思います。でも、もっと現実的な部分でのメリットも大きいんですよ。

たとえば起業となったとき、プログラミングスキルがあるのとないのとでは、一緒にやってくれるエンジニアの集めやすさが違います。また、プログラミングがわからないと、エンジニアとの共通言語がないからコミュニケーションも取れないし、制作過程が丸投げになりがちです。

プロダクト制作を軌道に乗せ、ビジネスとしてドライブさせるためにも、起業家はプログラミングを学ぶべきですよ」(中島さん)

とにかく人が面白い。G’sコミュニティの存在感

G’s ACADEMYのもうひとつの魅力が、共に新しい挑戦をする仲間がいる「コミュニティ」の存在だ。「仲間がいなかったら最後までやり遂げられなかった」と語る卒業生は多い。

HRテック領域のサービスを提供する株式会社Bloomの平原俊幸さんもその一人だ。

「実は、起業より何より、とにかくそれまでの日常を変えたくてG’sへの入学を決めたんです。そんな理由でしたが、G’sにいる人はとにかく面白い。

それまでいた環境では絶対に出会わないような経歴の人がたくさんいて、自分には到底できないレベルの課題を仕上げてくる。そんな刺激は初めてで、彼らに負けないよう頑張るうちに自然と自分の道も見えてきたんです」(平原さん)

Bloom 平原さん

「G’sにドハマリした」という平原さんの事業には、G’sコミュニティが存分に生かされている。共同創業者との出会いは平原さんの卒業発表会で、OB訪問のようにしてつながったG’s卒業生も入社した。なんと、Bloomの社員8名のうち5名がG’s関係者なのだ。

共通項はありつつ、自分にはないアプローチを武器とする人たちと組むことで、挑戦の場はぐっと広がる。「ライバルであり仲間でもあるという構図はなんだか第二の青春のようでしたね」という平原さんの言葉通りの環境が、G’sにはあるのだろう。

「私がそうだったように、30代半ばで仕事や人生にモヤモヤしている人は、ぜひG’sに入ってほしい。そういう気持ちをエネルギーにしてぶつけられる、悩んでいる人のほうが頑張れる稀有な場所なんです」(平原さん)

プログラミングは、挑戦する人の武器になる

コロナのような大きな環境の変化があれば、ビジネスパーソンの意識も変わる。起業や転職を検討した層からの需要も増えた。

そこでG’sでは、コロナ禍で迅速にオンラインとオフラインを併用した講義を実施。10月には、それを発展させた新ブランド『G’s ACADEMY UNIT_』を札幌に開講した。

G’s ACADEMY UNIT_

しかし、コロナ禍では先述の「コミュニティ」がG’s ACADEMYの課題となった。

「オンラインでも授業の質を変えないことは、努力によって可能です。私たちの課題は、オフラインのコミュニティの熱量をどのようにしてオンラインでも維持するかということでした。

そこでG’s ACADEMY UNIT_では、講義は東京からのオンラインで実施しつつ、現地ではコミュニティマネージャーがコミュニティづくりをサポート。リアルで集まるカリキュラムも重視しました。

それによってオンラインでも現地のコミュニティが活性化され、同じ熱量が感じられるようになりました」(児玉さん)

G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO
リアルで集まるカリキュラムを実施したことで、札幌でのコミュニティも活性化された。

恒例のハッカソンも、オンラインにシフトしたことで全国規模での開催となった。逆に、発表会は各地のコミュニティを活性化させる目的でオフラインで開催した。

G’sはたった数ヶ月で、オフラインの熱量とオンラインの利便性・安全性のバランスをとることに成功したのだ。

最近では、起業家を目指す人たちだけでなく、企業内の新規事業やイントレプレナー活動のためにG’sの門を叩く人も増えているという。社員のプログラミング学習に補助金を出す企業もあり、プログラミングをはじめとしたテクノロジーの力が「武器」として認識されはじめている。

「挑戦する際の大きな武器としてプログラミングを使い、どんどん自由に戦う場を広げてほしい。我慢をしたり、言い訳をしたりして、貴重な人生の時間を過ごしてもらいたくない。挑戦する人を支援したくてG’sを立ち上げました。

自分の使命に魂を燃やして前進する人が増えていくことは、私自身の『Why me?』でもあります」(児玉さん)

(NewsPicksBrandDesign 制作)

フルタイム4月生/週末4月生受付中!今すぐ学校説明会にご参加ください!
オンライン参加OK。初心者歓迎。プログラミングの本当の意味がわかる!

 

G’s ACADEMYの卒業生は、起業家、エンジニア、社内で新規事業を立ち上げるイントレプレナー等、様々な分野で活躍しています。
彼らの共通点は”セカイを変えるGEEKになろう”とし、各々が挑戦を続けていることです。
本動画では、そんな彼らの想いに迫ります。

*本動画は2018年に制作しています。

「入学式」と聞くとどのような記憶を思い出しますか?小学校、中学校、高校、専門学校や大学……人生で数えられるほどしかない特別な時間。はじめましての顔合わせにドキドキしたり、スタート地点に立てた喜びにワクワクしたり。

そんな未来への第一歩となる「入学式」が1月最後の週末、G’s ACADEMY TOKYOでも行われました。

週末集中DEVコース19期 入学式
完全オンラインで実施された入学式。zoom越しの皆さんの表情からは未来への希望が伺えます

「自分はここからもう一度頑張るんだ」という未来への希望              

週末集中DEVコース19期に通うのは総勢52名。21歳から47歳まで、受講者の98%が社会人で構成されています。

週末集中DEVコース19期メンバー
DEVコース19期メンバーのプロファイル

そのうち、約7割を占めるのは会社員の皆さん。しかし、その業種・職種は本当にさまざま。

・管理職に従事する方やプロダクトマネージャー
・新規事業立ち上げのご担当者
・経営企画等の管理部門所属の方
・現場の最前線である営業マンやカスタマーサクセスのご担当者

などなど……その役割は多岐にわたります。

会社員以外では、現役大学生やフリーランス、医師(同じクラスに3名も!)、そしてすでに起業されている方や社長業に就いていらっしゃる方々も。

・・・・・

そんな社会人としての地位とキャリアを築かれてきたDEVコース19期の皆さんですが、入学式では新たなスタート地点に立った想いを熱く語りました。

「現場ではアイディアを実現できない至らなさを痛感してきました。それを必ず克服します!」
「本気で起業を目指しています」
「自分のアイディアをサービスやアプリとして具現化させたい!」
「プログラミング未経験ですが新規サービスを立ち上げることが目標です」
「0→1を自分の手で完成させる!」

それぞれの道において第一線で活躍されている方が「まっさらになってもう一度学び合いたい。自分はここから新しいスタートを切るんだ!」という熱く切実な想いを赤裸々に語ります。その姿はまさに「未来への希望」そのものでした。

仲間と共に “想いを形” にすることができる場所          

卒業生の方々からはよく、

“ジーズアカデミーに入学して、今までの人生では決して出会うことのなかった仲間に出会えた。プログラミングを学ぶことはもちろん、仲間から自分の知らない世界のことを教えてもらい、切磋琢磨しながら過ごせた日々はかけがえのない時間。このつながりは本当に宝です”

というお話を伺います。

式の中でお祝いの言葉を述べてくださったDEV 15期卒業の富治林 希宇さん(以下、富治林さん)も、在学中にジーズアカデミーのコミュニティの魅力を強く感じられていたようです。

仲間とチームを組み「COSOJI」というサービスでGGA優勝を果たし、11月に数千万円の資金調達にも成功した富治林さん
仲間とチームを組み「COSOJI」というサービスでGGA優勝を果たし、11月に数千万円の資金調達にも成功した富治林さん

富治林さん
ジーズアカデミーは “想いを形” にすることができる場所だと確信しています。

たしかに、在学中は本当に大変。皆さんが想像する5倍以上!(笑) でも、その分学ぶこと・得られることが無限大。僕自身、ジーズアカデミーに入る前、いわゆる “プログラミングスクール”  におりましたが、正直そのときの経験とは比べ物にならないぐらい、充実した時間がここにはあります。

仲間やスキル、資金調達等にもつながる圧倒的な支援がある日本で一番意識の高い(と、僕は感じています)エンジニアリングスクール。
大変なときはたくさんあるかと思いますが、とにかく授業に出席すること。そして仲間や先生方と対話を重ね、入学理由を思い出し、周囲についていくこと。もちろん僕への直接のご連絡もウェルカムです!

・・・・・

夢や希望に蓋をしていたら空気は入らず、その想いもいつかは消えてしまう——だからこそまずは心を開き、自己を開示し、対話を重ねながら空気が循環できる関係を築くこと。そうすることで、さまざまなバックグラウンドを持った方々の集まりがより働き、多方向から空気を入れ替え、新しいアイディアに巡り会うことができる。

富治林さんの話からは、風通しの良い関係を築き、お互いに高めあえるジーズアカデミーならではのコミュニティの魅力をあらためて感じます。

困ったことが起きたときに必ず救いの手を差し伸べてくれる仲間      

続いて祝辞を述べてくださったDEV 16期卒業の余田 有希子さん(以下、余田さん)。さまざまな背景を持つ仲間との日々を振り返り、その楽しさを伝えてくださいました。

DEV 16期卒業の余田 有希子さん
DEV 16期卒業式での一枚

余田さん
ジーズアカデミーでの毎日は新しいスキルや知識を身に付けられることが嬉しく、楽しかったことを今でも思い出します。

でも、それ以上にいろんなバックグラウンドを持った同期との時間が本当に楽しくて
日常って、気づくといつも同じコミュニティにいて、変わらない仲間と過ごすが多くなってしまいますけれど、ジーズアカデミーでの日々は新しい出会いに満ちていてとても刺激的でした。

協力的であたたかいこのコミュニティには、困ったことが起きたときに必ず救いの手を差し伸べてくれる仲間がいます。恥ずかしがったり躊躇したりせずに、とにかく不安や苦悩を声を出すこと。それが在学中の時間を最大限活用するために、私から皆さんにおすすめしたいことの一つです。

半年間の仲間に囲まれて写る余田さん
半年間の仲間に囲まれて写る余田さん(写真中央)

それぞれの想いに寄り添い、切磋琢磨しあいながら一緒に乗り越えていける同期というかけがえのない仲間。

DEV19期一人ひとりの「未来への希望」がこれからどのように育まれ、掛け合わさりながら新たなプロダクトが生まれるのか……皆さんとのこれからの日々が私もますます楽しみです。

DEV19期の担任・梅川(通称:梅ちゃん)
DEV19期の担任・梅川(通称:梅ちゃん)。当日は司会を務めました

週末集中DEVコース
19期連続満席の人気コース!


多くの起業家とエンジニアを輩出してきた『授業料後払い』の週末集中DEVコース。 週末講義+オリジナル課題制作を徹底して繰り返し、フロントエンドからサーバサイドまでトータルに学びます。最後は一流メンターと共にオリジナルWebサービスのデプロイを目指します。

 

週末集中DEVコースについて
詳しくはこちら

どうして人は、「本当にやりたいこと」を探すのでしょうか?

2月16日にオンラインにて開催したトークイベント『転職したらホントに理想のエンジニア像を叶えられる?』も、「本当にやりたいこと」を模索し続け、自分の居場所を開拓してきた株式会社プレイド・大平 和史さん(以下、大平さん)のストーリーへ焦点を当てたもの。

大手SIerのエンジニアを経験しジーズアカデミー(以下、ジーズ)を経てWebエンジニアとなった大平さん。現在では上場が話題となった株式会社プレイドにてお客様と自社プロダクトの間に立つ「SaaSインテグレータ」という役割を目指すようになったそう。

今回は、そんな大平さんの「本当にやりたいこと」を見つけていく軌跡を、イベントから一部抜粋してご紹介します。

【登壇者(敬称略)】
大平 和史
株式会社プレイド/Webエンジニア

プロフィール写真

7年システムエンジニアとして勤めた野村総合研究所を辞め、
自身で構築できる技術を持った、Webエンジニア・エバンジェリスト・コンサルタントのキャリアを目指すべくWebエンジニアとしてエントリーできる企業を模索して株式会社プレイドへ入社。
Webエンジニアへの転職や転職後の赤裸々な体験談を綴ったブログ『毛並みの揃った話はないけれど』を執筆。G’s ACADEMY DEVコース卒業生。

山崎 大助
G’s ACADEMY 学校長/デジタルハリウッド大学院教授

プロフィー写真2

28歳でアパレル業界から未経験からエンジニアとして転職。現在はMicrosoft MVP(Bing Maps Development)のフリーランスエンジニアとして、研究・活動が認められ米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。
@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。


SEの仕事が好きだった。それでも手放したのは「追いかけたい未来像がなくなった」のと「コードを書かない未来の自分に違和感があったから」

大平さん
前提として、僕はSEの仕事が好きでした。お客様とああでもないこうでもないと話を重ねてお客様のシステムを一緒に作っていくことが楽しかったんですよね。

それに、SEとWebエンジニアの間には「似てるようで違う」という目に見えない大きな「溝」があると感じていて。例えるならそれは大きな崖と崖の間に刻まれた谷ぐらい深いんじゃないかって。それでも、その差を乗り越えてでもSEからWebエンジニアへキャリアチェンジしようと決心できたのは「SEとして追いかけたい未来像がなくなったから」というのが大きかったんです。

大平さんがブログ内で使われている写真。二つの崖に隔たる谷はSEとWebエンジニアの差を象徴していると感じて使用されているそう

当時、すごく優秀で憧れていた先輩がいたんです。システムや顧客の業務に対する知識量はもちろん、それをどのように要件定義に落とし込んでいくかなど、とにかくシステム自体にとても詳しい先輩だった。

でも、その先輩がプロジェクトマネージャーを担うようになっていったんですよ。システムの中身を自身の手でよりよくしていくのではなく、プロジェクト全体をまとめるとか、契約の整理をするとか、そのような役回りになっていって。どんどんシステムに直接触れる業務から離れていったんですよね。

僕自身も手を動かす機会は入社時より減ってはいて「コードを書いてモノを創る」ということをすることなくキャリアを歩んでいたので、そんな先輩の姿を見たときに「あれ、このままだと自分もますますシステムに直接触れなくなって、コードを書いてモノを創る経験をすることなくキャリアを進めてしまうんじゃないか」って感じたんです。

同時に、コードを書かない未来の自分を想像すると、その姿にすごく違和感があった。なので一度立ち止まって、業務とは別に自分でもプログラミングを書いてサービスづくりをしてみたいなとジーズの門を叩いたんです。

・・・・・

大手SIerのSEという恵まれた職場環境で世間や仕事仲間からの評価も高い——そんな「将来安泰」のように感じる状況でも、自分の違和感を察知して新たな環境へと飛び込んだ大平さん。ジーズでの日々はそんな心に覚えたモヤモヤを吹き飛ばすように、プログラミングに熱中していったそう。

キャリアの転換点——ジーズアカデミーで思い出した「モノを創る楽しさと喜び」

大平さん
僕がジーズに入学した当時は金曜日の夜に有志で集まって徹夜で行うプログラミング合宿があったんですけれど、それがすごい楽しくて。きっとSEの仕事で感じていた「モノを創れないモヤモヤ」がそこで発散できていたからだと思うんです。自分はやっぱりプログラミングが好きでモノを創り続けたいんだと、当時はそんな気持ちで日々プログラミングに熱中していました。

ご自身のブログを通してジーズアカデミー時代を振り返る大平さん

それに加えて、あらためてお客様との折衝がメインのSEの仕事は「お腹いっぱいだな」という感覚になっている自分にも気がついたんです。これからは自分がより熱意を持って取り組めることを仕事にしたいという思いも重なって、ジーズを卒業してからWebエンジニアとして現在の株式会社プレイドに入社しました。

Webエンジニアへ転職後に感じた「あ、これじゃない」という未来への気づき

大平さん
入社して2年ぐらい経ったころ、自分はバリバリのWebエンジニアとしてキャリアを歩みたいわけじゃないんだなということに気がついたんです。プログラミングを「頑張ってしまっている」自分の感情や、もともと顧客折衝が好きだったことを思い出していたタイミングで本当に夢中でプログラミングを楽しんでいる同僚を見たときに、「あ、自分が戦うのはここじゃないな」と。

そんな思いから、あらためて「お客様との折衝をしながら自分もプロダクト創りに携わる」という「SaaSインテグレータ」としての役割を目指したいなと気がついたんです。顧客のニーズを引き出し、自社のプロダクトと社会を自分の手でつないでいく——お客様にとっても要望をすぐ形にできてメリットになるし、会社も関わる人が少なくなる。つまり、エンジニアとビジネスサイドという二人必要なところを一人でできる分、余計な時間や労力をかけずに済む。何より僕自身が心から「やりたいな」と思えることだったんですよね。

「SaaSインテグレータ」に必要なスキルとしては「浅いフルスタックエンジニア」のようなイメージが近いでしょうか。フロントエンドもサーバサイドも自分自身で手を動かしながら、SEだったときの経験を活かしてITコンサルタント的な視点を持ちつつ、課題解決に向けた方法を顧客とともに模索していく。ちょうど弊社でも、同じような「プロダクトスペシャリスト」というポジションがあって、そこにロールチェンジしたんです。

・・・・・

SEとしてお客様の要望に応えるのか、それともWebエンジニアとして自社のサービスを追及するのか——そんな「白か黒か」という概念を通り越して、「自分だからこそできる役割」を自ら見つけていった大平さん。お話の最後には、苦難を乗り越え、自身が情熱を傾けられる場所を開拓し続けられた原動力を教えてくれました。

大平さん
転職活動を含めて、正直「本当にしんどい、辛い」と思ったことはたくさんありました。でも、それでも僕が頑張ってこられたのは「本当にやりたいことをやり続けたい」という想いが中心にあったから

どんなときも僕に自信を与えてくれていたのは「やりたいことに熱中して取り組んできた自分自身の行動」だったようにも思います。

・・・・・

ジーズでの日々を通して「本当にやりたいこと」を考え抜いてきた大平さんは、自身の本心から目をそらさない勇気や、自分に嘘をつかず考え続ける忍耐力に磨きをかけながら、自分らしい戦い方を身につけてきたのだろうと感じます。そしてお話の最後に、同じように転職活動で悩まれている方へ向けてこんなメッセージを伝えてくれました。

大平さん
もし今、転職活動で悩まれている方や現職で行き詰まっている方がいたら、自分自身が『熱中と没頭』できることってなんだろうと一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。きっと他の誰でもないあなたが熱中し、没頭するからこそ生み出せる圧倒的な価値があると思うから。

・・・・・

そんな大平さんのストーリーを経て、イベントの後半は自身もSIerのエンジニア出身である山崎 大助学校長(以下、山崎学校長)とのトークセッションが開催されました。

最初に二人に投げかけられた質問は、

「SEからキャリアチェンジし、Webエンジニアとして自社開発にスムーズに携わるためにはどうしたらいいでしょうか?」というもの。それに対して、大平さんがご自身の経験を踏まえて考えを聞かせてくれました。

大平さん
僕個人的には、今の会社に自社開発のエンジニアとして関わる前に「お客様から言われたものを正しく作ること」だけに集中できる受託の仕事をする時間があってもよかったのかなと感じています。

なぜかというと、言われたものをその通り「作る」ことと、「どう創ればいいかを考えながら開発する」のは全く別物。自社開発ではいきなりどう創ればいいかを考えながらプログラミングしなくちゃいけなかったので最初は大変でした。

・・・・・

お客様から言われたもののみを作る、いわゆる「受託」の仕事。続けて山崎学校長が、SIer時代に思いを馳せながら、自社開発へキャリアチェンジしたときの気持ちを振り返ります。

山崎学校長
僕の場合は、SEとしてキャリアをスタートしたとき、超がつくほどのブラック企業にいて(笑)作ることも、お客様先に行ってヒアリングするのも、設計するのも僕。何が何だかわからなくなるくらい、全部やるしかない状況だったんです。

そんな状況なのに、リリース直前で設計し直しとかテストもしなくちゃとか、10円ハゲができるくらい追い詰められることもあって。それでも毎日毎日頑張って開発に取り組んで、ようやくできた!となっても受託の仕事だとお客様にお渡ししたらそこで終わりなんですよね。時間と労力と想いをこめて作ったプロダクトも、お客様の手に渡ってしまったら何もできない。もう僕らのものでは無いんですよね。

そういう経験もあって、心を込めて一生懸命作るのであれば、ずっと携われるプロダクトを育てていきたいという気持ちが芽生えたんです。それが受託の仕事から自社開発をしたいなと思ったきっかけでしたね。

質問に答えながらSIerのSE時代に思いを馳せる山崎学校長

せっかく想いを込めるなら、これから先も自分が関われるものを——そう語る山崎学校長の言葉に大平さんが続けます。

大平さん
山崎先生のおっしゃった「プロダクトを育てていきたい」という気持ちが強い人は、自社開発のエンジニアに向いていると思うんです。実は僕は若干それが苦手だと気がついたんですよね。一つのものに深く携わり続けるのではなく、関わる範囲を広く、かといって浅すぎず。なので「浅いフルスタック」のスキルを身につけた「SaaSインテグレータ」という新しいあり方がしっくりくるんですよね。

SIerのSEからWebエンジニアへとキャリアチェンジしたという点以外は、目標や行き着く先が全くと言っていいほど異なる大平さんと山崎学校長。しかしお話を聞いていると、一般的な会社の常識や職種の型にはまらず、自分らしく輝ける方法を大切にしよう——そんな共通のメッセージも感じます。

・・・・・

そしてイベントの最後は「どんな人がジーズに向いているか?」という話題に。

大平さん
そうですね、大人になっても「部活」をやりたい人には本当におすすめですね。

山崎学校長
それはぴったりですね(笑)

ジーズは「自ら環境を変えよう」と思った人が来る場所なんですよ。「成長を早めるコツは、取り組みたいことを全力でやれる仲間がいる環境に身を置くことだ」と気づいている人が来る。ジーズがエンジニアの転職や起業という実績があるのは、志の高い人が集まってくるからなんですよね。

ジーズもカリキュラムとして最低限のプログラミングは教えるけれど、それ以上に一人ひとりが自らの力で創っていくぞという気概がすごい。「自分がどうなりたいか」「そのためにはどうしたらいいか」——それを考え続けられる人しか集まってこない。ジーズには「自らセカイを変える」という哲学、文化が根付いているんですよね。

大平さん
本当にそうですよね。僕、メンターに怒られて泣きましたもん。アラサーになってから人前で泣くとは思わなかったですね(笑)でもそれぐらい熱く本気でぶつかってくれた。僕はそれがとても嬉しかったですね。

週末集中DEVコース
大平さんも卒業された、19期連続満席の人気コース!


多くの起業家とエンジニアを輩出してきた『授業料後払い』の週末集中DEVコース。 週末講義+オリジナル課題制作を徹底して繰り返し、フロントエンドからサーバサイドまでトータルに学びます。最後は一流メンターと共にオリジナルWebサービスのデプロイを目指します。

 

週末集中DEVコースについて
詳しくはこちら

ジーズアカデミーの心臓部をなす「グローバル ギーク オーディション(以下、GGA)」。その第17回目が2月10日、G’s ACADEMY TOKYO BASEにて行われました。

GGAとはジーズアカデミーの卒業制作発表会のこと。参加動機は「起業」「就職・転職」「社内の新規事業立ち上げ」など、個々の希望によって異なります。
ジーズアカデミーの卒業制作における重要なポイントは「一つの学校を卒業するためだけの制作」という気持ちでは決して臨まないこと。「ビジネスをスタートさせるためのプロダクトをDeployする(世に放つ)」ことを目指し取り組むことです。

その結果として、過去5年間でGGAをきっかけに53社が起業、調達資金の合計金額は37億円を超えました

エンジニア起業家養成スクールとして過去にとらわれない方法で挑戦し、多くの「GEEK」の背中を押し続けているジーズアカデミー。今回は、そんな私たちジーズアカデミーの根幹、GGAの模様をお届けします。

週末集中DEVコース17期・出場者16組が本気でぶつかり合った2時間。ジーズアカデミーの中核をなすイベントとは何か。その頂点に立った方の想いとサービスとは——
GGA vol.17、いざ開幕です!

グローバル ギーク オーディション1

唯一無二の半年。その想いをぶつけ合う5分間

プレゼンテーションの時間は5分。完全オンラインで開催された今回のGGAでは、ライブ配信されるビデオカメラに向かって思いの丈をぶつけます。

プレゼンテーションのために準備をした言葉は声を発すれば出てくるし、資料は作成した分だけPCに投影することができる。けれど、そのような形式だけのアウトプットでは決して足りないのがGGA。「いかに観客の心を打つアウトプットができるのか」が要です。

直前まで発表内容のブラッシュアップを繰り返し、プレゼンテーションに臨んだ16組はこちら。

scouting-pitch登壇者(代表者のみ記載)

01. 村上 紀行

起業

oi

「Family Talk」

家族の会話を育てるアプリ

02. 森 亜理沙

新規事業PR

kikiki

「#私の妄想コーデ」

好きなアイテムを組み合わせてTwitterでシェア!Twitter投稿型ファッションキュレーションサービス

03. 伯野 祥展

起業,新規事業PR

oguri

「sketchmarket」

ユーザー、デザイナー、ショップをつなぐW2Pデザインプラットフォームサービス

04. 柏木 弘毅

起業, 新規事業PR

kimura

「麻雀幹事」

麻雀にかかる煩雑さを解決するサービス

05. 藍 卿云

就職(スカウト希望)

taniguchi

「EXLEAP」

展覧会で楽しい鑑賞体験ができるアプリ

06. 武野 晴彦

起業

baba

「OB飯」

悩める後輩とかつてのその企業の先輩を繋げるサービス

07. 臼杵 竜司

起業, 新規事業PR

handa

「患者さん・薬剤師のヒューマンエラーを防ぐ 画像認識システム」

医薬品の種類と数が正しいかをWEB,スマフォによって判別させるシステム

08. 橋詰 潤

起業, 新規事業PR

yada

「Temify」

必要な時にすぐに手に入る手土産のモバイルオーダーアプリ

09. 松宮 純恵

起業, 新規事業PR

yamaguchi

「Orelympic」

オリンピック競技の体験をサポートし、スポーツを通して人とつながるアプリケーション

10. 笠原 元輝

起業, 新規事業PR

yamamasu

「SaSke」

SaaS選定・導入・定着支援サービス

11. 河野 淳平

起業, 新規事業PR

yamamasu

「MeeeLook(ミルック)」

オンライン1on1/業務内省ツールを通じて新卒1-2年目ビジネスマンの成長加速を実現

12. 松枝 直

起業, 新規事業PR

yamamasu

「ARCH」

建設現場におけるレンタル品トータルマネジメントシステム

13. 中丸 功子

起業, 新規事業PR

yamamasu

「and いっしょに!」

ITからおいてけぼりになりがちな高齢者とその家族をサポートするサービス

14. 鬼頭 史到

起業

yamamasu

「Room Store」

賃貸マーケットプレイス

15. 堀井 克倫

起業

yamamasu

「click2idea」

世界中で公開のアイデアをわかりやすく読めるアプリ

16. 三木 翼

起業, 新規事業PR

yamamasu

「neochat」

複数の会話が同時に成立するオンライン通話サービス

配信先から151名の注目が集まるなか、堂々とプレゼンテーションを行う発表者の姿。たった半年でこれらのものを創り上げるには、何を捨て、どれだけの時間を使ってきたのか……一人ひとりが自分自身と向き合い、一心に励んできたことを痛切に感じます。

サービスの魅力だけでも、技術力だけでもない。どちらもかけ合わさって決まる総合優勝 

審査は、サービスへの魅力を問う「サービス点」とプロダクトの技術を評価する「技術点」の合計で行われます。どちらか一つではなく、両者の点から総合優勝が決まるのがGGAの特徴です。

投票の結果、見事16組の頂点に立ったのは・・・

15. 堀井 克倫

起業

yamamasu

「click2idea」

世界中で公開のアイデアをわかりやすく読めるアプリ

     
GGAの舞台で堂々とプレゼンテーションを行う堀井 克倫さん
GGAの舞台で堂々とプレゼンテーションを行う堀井 克倫さん(以下、堀井さん)

興奮と熱狂につつまれた結果発表を終え、静けさを取り戻した教室で堀井さんにあらためて優勝した心の内をお聞きしました。結果発表を終えた今、堀井さんは率直にどのようなことを感じていらっしゃるのでしょうか。

総合優勝・堀井 克倫さんインタビュー

堀井さん
そうですね。今、一番感じているのは……やっぱり、関わってくださった皆さんへの感謝です。一人では到底ここまでくることはできなかったというのを身にしみて感じます。

特に、メンターの深野 嗣さん(以下、深野さん)が客観的な視点で寄り添いサポートをしてくださったことには本当に感謝しています。これまで僕は「自分はこれが伝えたいんだ!」という気持ちのみで、物事を相手に伝えてしまっていたなぁと。

それって「自分はこれが伝えたいんだ!それなのにどうして理解してくれないんだ」と勝手に決めつけ、なんだか相手より上の立場に立ったような気持ちで伝えてしまっていたようにも感じます。それは今回のプロダクトについてだけではなく、今までの仕事でもそのような伝え方をしてしまっていたなぁとも気がついたんです。

そんな僕に対して、深野さんは「本当に伝えたいんでしょう?相手に届けたいんでしょう?だったら……」という視点を常に投げかけてくださっていました。

・・・・・

自分が伝えたいことを相手に伝える。そのためには、ただ想いをぶつけるのではなく、相手の立場に立った上で「相手の願いと自分のやりたいことの重なりはどこか」という接点を見つけていく視点が欠かせない。

しかし、視点が相手に向かえば向かうほど、自分自身の思いを見失ってしまうことも多い。外への関心が強くなる分、内とのつながりは薄れていく。堀井さんは「本当に伝えたいこと・やりたいこと」を見失わず胸に留め続けるために、どのようなことを意識されていたのでしょうか。

総合優勝・堀井 克倫さんインタビュー1
質問一つひとつに丁寧に答えてくださる堀井さん。真摯で誠実な姿に胸打たれます

堀井さん
今回のサービスにつながる「世界中で公開されているアイデアをわかりやすく読めるように」ということはずっとやりたいと思っていました。世界中のアイディアが、言語が違えどもっと身近に感じられ気軽に見られるようになれば、さまざまなプロダクトの背景にある考え方や思想が広まり、日本の起業家のアイディアを後押しするきっかけになるのではと思っていたんです。

でも、はたして本当に「それをやるのは自分でいいのか」と考え込んでしまった時期があって。他にやる人が出てくるかもしれないなと。そんな思いをめぐらせていたときに担任だった大堀 貴洋さん(以下、大堀さん)が、

「たしかに他の誰かがやるかもしれないですね。でも、せっかくだったら僕は自分のやりたいことの真ん中にいたい。他にやる人が出てきても、です。だって自分がやりたいんですから。それでいいじゃないですか」

と、おっしゃったんです。あぁそうか、と思いました。
ただやりたい、やってみたい。その素直な気持ちでいいんだということを思えたら、スッと心が軽くなりました。

・・・・・

自身の中に湧いてきた「本当に自分でいいのか、自分がやりたいのか」という問いと真正面にぶつかり、不安や恐れを周囲に伝えること——恥やプライドを一旦脇に置き、自己を開示し続けることで自分と社会のつながりを取り戻しながら今回のプロダクトを創り上げた堀井さん。

悩みながらも順調にプロダクト制作に取り組まれているような印象を持つ堀井さんですが、途中困ったことなんてあったのでしょうか。

堀井さん
卒業制作提出の一週間前、プログラミングが全く前に進まなかったんです。エラーしかでない。やってもやってもエラーばかりで、あと一週間しかないのにこれで辿り着きたいところまで行けるのかと焦りや不安、苛立ちが湧いてきました。正直、やめようと思うくらい追い詰められてもいて。

インタビュー写真

でも、今まで関わってくださった深野さんや大堀さんの言葉を思い出したり、同期のみんなが頑張っていることをslackで知ったりして、何を弱気になっているんだ、と。
ここでやめたら皆さんに失礼じゃないかと自分を鼓舞し、一度初心に戻って一つひとつ授業で習ったことを振り返りながら確認と修正を繰り返しました。

そうすると、徐々にエラーが少なくなってきたんです。嬉しかった。真っ暗なトンネルの中で遠くに一筋の光を感じたような感覚でした。
そのあとは噛み合った歯車が一気に動き始めるように進み、なんとか締切までに卒業制作を提出することができました。

・・・・・

素直な感情をこぼしながら在学中の苦労を振り返る堀井さんからは、それを乗り越え歩んできた自身への信頼と誇りがひしひしと伝わってきます。

堀井さん
先の見えないトンネルを目の前にすると、くぐる前は怖いかもしれない。僕も本当に怖かった。でも、心からやってみたいことがあるなら、思い切って進んでみたほうがいい。そのときは真っ暗でも、必ず光が見えるから。大丈夫だよと、これから新しいチャレンジに踏み出される方には、そう伝えたいですね。

自分の手で想いをカタチにするためジーズアカデミーに飛び込み、プロダクト創りを通して自身の想いが社会とつながる喜びを知った堀井さん。
インタビューの最後、”あぁそうか”と呟きながらこう付け加えてくださいました。

堀井さん
自分の想いをカタチにして伝え、社会とのつながりを取り戻すこと。それがまさに「Deployする」ということなのかも知れないですね。僕もこれからがスタートです。

卒業式終了後、晴れやかな笑顔のDEV17期メンバー
卒業式終了後、晴れやかな笑顔のDEV17期メンバー 

週末集中DEVコース
19期連続満席の人気コース!


多くの起業家とエンジニアを輩出してきた『授業料後払い』の週末集中DEVコース。 週末講義+オリジナル課題制作を徹底して繰り返し、フロントエンドからサーバサイドまでトータルに学びます。最後は一流メンターと共にオリジナルWebサービスのデプロイを目指します。

 

週末集中DEVコースについて
詳しくはこちら

日本最大級のスタートアップコンテスト「IVS LAUNCHPAD SaaS 2020」で決勝ラウンドに進んだ14社中、見事優勝を果たした注目のスタートアップ「カミナシ」。

同社創業者の諸岡 裕人さん(以下、諸岡さん)は営業マンとしてキャリアをスタートし、その後家業である食品工場やホテル、空港などの現場でオペレーション業務を経験されてきました。

プログラミングとは遠く感じるような「現場の最前線」で活躍されてきた諸岡さんが、なぜエンジニア起業家養成スクール・ジーズアカデミーの門を叩いたのか——

創業の経緯からジーズアカデミーでの日々、ピッチコンテスト優勝、そしてこれからの未来への想いまで、諸岡さんのストーリーを聞かせていただいたオンラインイベント「カミナシ創業者が語る 創業から優勝、そして未来へ」。

プログラミングを学ぶとは何か。異業種からプログラミングを学ぶときに大切なこととは何か。今回は1月28日に開催したイベントの一部をお届けします。

カミナシ創業者が語る 創業から優勝、そして未来へ
【登壇者(敬称略)】
諸岡 裕人
株式会社カミナシ 代表取締役

 

プロフィー写真1

慶応大学経済学部卒業。リクルートスタッフィングに入社し営業職を担当。その後、家業であるワールドエンタプライズ株式会社に入社し、食品工場やホテル、空港などの労働集約の現場でオペレーション構築に携わる。
エンジニア起業家養成スクール「G’s ACADEMY」にてフルタイム総合LABコースを卒業後、2016年12月に株式会社カミナシを創業。ノンデスクワーカーの業務を効率化する現場改善プラットフォーム「カミナシ」を開発。
2020年12月に開催されたIVS Launchpad SaaSで優勝を果たす。

山崎 大助
G’s ACADEMY 学校長/デジタルハリウッド大学院教授
プロフィー写真2

 

28歳でアパレル業界から未経験からエンジニアとして転職。現在はMicrosoft MVP(Bing Maps Development)のフリーランスエンジニアとして、研究・活動が認められ米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。
@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。


他の誰でもなく「自分のチカラで世界を変えていく」ことが身についた

諸岡さんが起業に向けて行った「たった4つのこと」
諸岡さんが起業に向けて行った「たった4つのこと」

諸岡さん
起業に向けてやったことは「たった4つだけ」なんです。
まずは行動し続けること。とにかく行動しました。そして勢いの波に乗って、小さな実績をひたすら作っていきました。その段階で学校長の山崎先生がたくさん褒めてくれたんです。それで自信がついて、また次の行動につながっていったように思います。

——プログラミングの学びを通して「作ること」だけではなく、そのための「行動」が身についたと語る諸岡さん。まさに、ジーズのミッションでもある「自分のチカラでセカイを変えていく」ための歩みを実感できたそう。

しかし、その歩みを進め続けることができたのは、自らのチカラだけではなく、山崎先生に褒められたことがモチベーションになっていたからだと当時を振り返られました。「作り上げたいサービスと向き合い続けられる先生や仲間」というコミュニティの存在が大きな後押しとなっていたようです。

諸岡さん
行動するときのポイントは、自分を脇に置いて図々しくやること。誰よりも恥をかくんです。いろいろな人に連絡して話を聞いて、行動して間違って怒られて、潔く謝る!(笑)

自分を脇に置いてそれらを続けていくことが、また新しい発見につながるんですよね。同時に忘れちゃいけないのが一人で抱えこみすぎず、すぐ助けを求めること。これも大切なことですね。

先生の「応援」や相談できる「仲間」がいたからやり抜いてこれたと話す諸岡さん
先生の「応援」や相談できる「仲間」がいたからやり抜いてこれたと話す諸岡さん

「なぜ起業したいのか」の想いが大切。自分としっかり向き合って振り切ること。

今回のイベントは完全オンラインでの開催。後半の山崎学校長とのパネルディスカッションの時間には、チャットが約50名の参加者からの質問で溢れかえりました。

“ 起業したいけれどアイディアが見つからない人はどうしたらいいでしょうか? ”

山崎学校長
あらためて大切だなぁと思ったのは「近くの人の困っている声を拾うこと」ですね。

僕自身も個人でフリーソフトを開発しているんですけれど、かなり前ですが、営業職の方が仕事中に用途別で複数のアプリを立ち上げなくちゃいけないことを困っていて、だったら一つのアプリで実現するものを作っちゃえばいいじゃないかと。

それで、実際にアプリを作ったんですよ。そしたら世の中の人に喜んでもらえたし、あらためてそのようなアプリの需要に気づくことができたんですね。

アイディアは身の周りに転がっている。普段自分が見逃している新しいプロダクトのきっかけって山ほどあるんだなと。アイディアによっては、自分も同じような経験があるから、作りこめるってのはありますね。

——自分ごとだけにとどまらず、相手の困っている声に耳を傾けること。自分ができることと、相手の課題が重なったときに新たなアイディアが見つかる。そんな山崎学校長の言葉に諸岡さんが続けます。

諸岡さん
おっしゃる通りですね。アイディアって、アンテナを立てていたら見つかるんですよ。なので僕自身も起業当時は、「紙」が使われている場面を探し続けていましたね。

あと、これは僕の意見ではあるのですが、起業のアイディアって原体験がなくてもいいんじゃないかなとも思うんです。山崎先生と同じで、今目の前の方が困っていることをネタにやることだってできるんですよ。

加えて、「なぜ起業したいのか」の想いが大切だと思っているんです。時価総額の高い企業を作りたいのか、自分のやりたいことをひたすらに突き詰めたいのか……。

自分が「なぜ起業したいのか」の想いとしっかり向き合って振り切ること。それを見て見ぬ振りをして後回しにしていると、事業計画自体が大きく変わっちゃってあとで苦労することになります。
「自分自身が起業に求めること」の腹決めは早くした方がいい。その方が方向性が定まって、いい意味で楽になるんじゃないかと思います。

受講生だった頃の諸岡さんに思いを馳せながら質問に答える学校長 山崎
受講生だった頃の諸岡さんに思いを馳せながら質問に答える山崎学校長

質問はその他にも、

「今のカミナシのアイデアはどの段階で明確に固まったのか知りたいです」
「起業に向けて、G’s Academy在学中をどのように活用されたか教えてください」
「創業時に最初のメンバーはどのように集めましたか?」
「VCの方とはどうやって繋がったんですか?」

など、本当にたくさんの質問が寄せられ終始大盛り上がりだった本イベント。

未経験から「事業を創るためのプログラミング」を身につけ、仲間とともに切磋琢磨し、最後は自らのチカラで起業へと歩まれた諸岡さん。記事では紹介し切れなかった貴重なお話の全容は、ぜひ以下のYouTubeよりご覧ください。

フルタイム総合LABコース

 

諸岡さんも卒業した本気でエンジニア・起業家を目指す方のためのフルタイムコース。

初心者歓迎。週4日フルタイム+課題で1000時間のコーディングにコミット。 プログラミング基礎から徹底的に手を動かし、知識だけではなくエンジニアの感性を体得。AIなどの先端テクノロジーもどんどん実験し、最後は一流メンターと共にオリジナルプロダクトを創る。必要なすべてが詰まったフラッグシップコースです。

 

フルタイム総合LABコースについて
詳しくはこちら

スタートアップ支援を重視している福岡市。インキュベーション施設FGNや創業支援制度は拡充しているのは全国的に知られているが、その中で実際にスタートアップで働く人や、働く環境、周囲の理解はどうなのだろうか?

まだまだ知られていない福岡のスタートアップの実態をジーズ卒業生達にインタビューし、福岡で新しい働き方を選んだ理由をお聞きするシリーズ。

今回は、福岡でも先端的なスタートアップとして知られる「株式会社tsumug」。tsumugでエンジニアとして働くジーズアカデミー福岡卒業生永田さんにジーズアカデミーFounderの児玉がお話を聞いてきた。

永田 悠飛さん 株式会社tsumug ソフトウェアエンジニア兼スクラムマスター G's ACADEMY FUKUOKA LAB1期卒
永田 悠飛さん
株式会社tsumug ソフトウェアエンジニア兼スクラムマスター
(2021年1月現在)
G’s ACADEMY FUKUOKA LAB1期卒(2019年10月卒)

tsumug(ツムグ)は、「それぞれの心地よい居場所で世界を埋め尽くす」をvisionに掲げ、空間サービス「TiNK(ティンク)」を提供している。
LINEで「友だち登録」していただくだけで、施設の検索、予約、鍵の解錠・施錠、決済の全てが可能。現在、集中して作業ができる机の時間貸しを行う「TiNK Desk」と、空間全体を1企業やプロジェクトメンバーと専有して使える法人向け「TiNK Office」を展開している。リモートワークなど多様化する企業の働き方に対応する新しいオフィスの形として利用され、サービス/事業を広げている。

(さらに…)

「ミールキット」という食材セットをご存知ですか?レシピに対して必要な分量の新鮮な野菜や肉等がセットで自宅に届けられるため、献立を考えたり食材を買いに行ったりする手間が省けるwithコロナ時代の食事時間を支えてくれる人気アイテムです。

そんなミールキットの「手軽さ」とシェフのレシピという「クオリティ」を組み合わせてお家で楽しめるという新サービス『シェフレピ』。レシピは動画で確認することもでき、プロの料理テクニックを細部まで学びながら楽しめるのが大きな特徴です。今回はジーズアカデミー卒業生でシェフレピの正式サービスリリースを控える起業家・山本 篤さんのストーリーへフォーカス。シェフレピに込められた想いを聞かせていただきました。

シェフレピ
4月上旬に正式サービスリリースを予定しているシェフレピ

ニュージーランドでの気づき、そして料理の世界へ

大阪で生まれ育った山本さんは、英語を勉強しようと高校在学中にニュージーランドへ。そこで現地に暮らす6歳の女の子に出会い、料理の道へと進む気づきを与えられたようです。

山本 篤さん

山本さん
英語を勉強しようとニュージーランドへ旅立ちましたが、そこでドイツ語・英語・日本語を自然に使い分ける6歳の女の子と出会ったんです。ドイツ人と日本人のハーフでした。その子が無邪気に複数の言語を話す姿を見て「あぁ僕はもう、言語ではこの子に叶わないな」と思ったんです。だったら僕も、もっと自然に自分の中から湧き出てくる気持ちや、何気なく行っていることを自分の強みにして生きていきたいと考えるようになりました。

そこで思い浮かんだのが「料理」でした。高校二年生から親元を離れて暮らしていたのもあって、料理は僕にとって自然なものだったんですよね。遊びに来た友人に料理を振る舞うことや、アルバイトをしていた飲食店でのまかない作りが好きだったことを思い出して。料理だったら自分自身が自然に続けていけるんじゃないかと直感的に感じて、高校卒業後は調理の専門学校に進学しました。

・・・・・

順調な日々へ訪れた突然の転機。まっさらになってオーストラリアへ

ニュージーランドでの出会いから料理の世界へと踏み込んだ山本さん。その後は念願のシェフとなり日々仕事に没頭していきます。無我夢中で料理人としての頂点を目指して過ごす2年目のある日、人生の大きな転機が訪れます。

山本さん
その頃、フレンチレストランで働いていたんですがある日お店に電話があって。後輩の一人が亡くなったと。驚きました。でも、そこでハッと気がついたんです。

確かに仕事はハードワークでした。僕も新人のときはオーナーシェフにずいぶん厳しく指導してもらっていたけれど、それが料理人として一流になるために必要なことだと信じていたんです。でも、信じるがゆえに視野が狭くなってしまっていました。周りのメンバーにとってはどう映っていたんだろうか、僕以外の人はどう感じていたのだろうか……そこまで気を回すことができていませんでした。

「人が生きる」ということが当たり前にできなくなってしまう環境はおかしい。でも、どうしたらいいのかわからない。その葛藤の中で、一度まっさらになってこれからを考えようと思い、料理人の待遇が良いと聞いていたオーストラリアへ旅立ちました。

オーストラリアに渡ったはいいものの、身一つで飛び込んでしまったので、はじめはどうしようかと路頭に迷いました(笑)。でも、現状を変えたくて来たのだからとにかく行動しなければと、マネジメントに携われる日本食レストランで働きはじめました。

・・・・・

迷ったり、止まったりしそうになったらとにかく次の環境へ飛び込んでみる——そんな山本さんの行動力があらたな気づきへとつながっていきます。

山本さん
働きながら「料理人」と「マネジメント」という両方の立場を経験するうちに、客観的に「食」というものを見られるようになったのは僕にとっての財産になりましたね。特に大きかったのは、オーストラリアの人たちは「美味しいものを美味しいうちに楽しく食べる」という喜びを知っているなと気づけたことでしょうか。

温かい料理が出てきたら、会話が続いていても美味しいうちに楽しみながら食べる——当たり前のように感じることではありますが、そんな食事の時間を自然に楽しんでいる姿を見て、なんだか感動したんですよね。この人たちは料理の楽しみ方を知っているなと。そんな食に対して意識が高い文化の中に身を置くようになって、日本でも食に対しての価値がもっと上がれば、巡り巡って料理人の働く環境が向上するのではと感じたんです。

・・・・・

現状からより良い世界を求めて飛び立ち行動し続ける山本さんのお話からは「頭で考えすぎず、心と体で感じることを大切に行動し続ければ未来は必ず開ける」——そんなメッセージも感じます。

新たな視点を入れるためジーズアカデミーへ入学。「結局、プログラミングは楽しかった」

山本さん
オーストラリアから帰国して、日本での食への価値を上げるため、また新たな視点を入れたいなと思い、プログラミングを学びにジーズアカデミーへ入学しました。この時も何か根拠があったわけではなくて、とにかくこれからはITかなという直感だけだったんですけれど(笑)。

山本 篤さん2

でも結局、プログラミングは楽しかったです。料理もプログラミングもゴールから逆算して作っていくというプロセスがとても似ていて。例えば、こういう料理が作りたいなと思ったら、その材料を用意して、必要な手順で調理して……プログラミングも同じですよね。作りたいプロダクトがあって、それに必要なものを用意していく。そういう意味ではとっつきやすかったですね。

・・・・・

ジーズアカデミーでの日々を経て日本での食の価値をあげたいという一心で、食とITという重なりを模索し続けてきた山本さん。途中チームの解散や事業のピボットを経て、今のシェフレピに辿り着きました。

誰かの “生きている” という実感を積み重ねたい。自分にできることは行動し続けることだけ

山本さん
とにかく僕の中にある切実な思いは、料理人の働く環境を向上させるということももちろんそうなんですが、誰かの “生きている” という実感を積み重ねたいんです。誰かの “生きたい” を支えたい。そんな想いがずっと心にあったように思います。それに向けて自分ができることは行動し続けることだけ。だからいろんなところに飛び込み続けてきました。

シェフレピ』はミールキットですけれど、ある意味で「非合理的」なんです。確かにレシピを探して材料を買いに行って帰ってきてから調理して……という、一からの料理に比べれば取り組みやすいかもしれません。ですが、手軽に済ますこともできる食事をあえてシェフのレシピで、いつもの食卓では並ばないものを一手間加えて作るんです。レシピによっては、触ったことのない食材なんかもあるかもしれない。

シェフレピのコンセプト
シェフレピでは毎月のテーマに沿ったシェフこだわりのミールキット4品を購入できます

でも、非合理だからこその喜び——今、料理をしているという学びや実感——があるとも思っているんですよね。僕は、そんな普段とは違う色を日常に添え続けたい。それが一人ひとりの生きる実感となって、喜びとして積み重なるはずだと信じています。

そして最終的には、個々人が料理作りを通して感じた喜びによって日本の食に対する意識が向上し、料理現場の働く環境ももっともっと良くなっていく——そんなより良い循環が生まれる未来へ思いを馳せつつ、サービスリリースまでラストスパートをきりました。気を引き締めて、これからも行動し続けます!

山本 篤さん3

フルタイム総合LABコース

 

山本さんも卒業した本気でエンジニア・起業家を目指す方のためのフルタイムコース。

初心者歓迎。週4日フルタイム+課題で1000時間のコーディングにコミット。 プログラミング基礎から徹底的に手を動かし、知識だけではなくエンジニアの感性を体得。AIなどの先端テクノロジーもどんどん実験し、最後は一流メンターと共にオリジナルプロダクトを創る。必要なすべてが詰まったフラッグシップコースです。

 

フルタイム総合LABコースについて
詳しくはこちら

こんにちは!G’s ACADEMYの梅川です。

2021年2月にデジタル変革者養成BIZコース DXリーダーズ養成プログラムのオンラインライブ授業が実施されました。

この記事では、その授業の雰囲気をお伝えします!

目次

  1. BIZコースとは
  2. DXリーダーズ養成プログラム オンラインライブ授業風景
  3. 実際の受講満足度

そもそもBIZコースとは

日本マイクロソフト株式会社とG’s ACADEMYが共同開発した、企業のDX推進人材育成を目的としたオンラインコースです。

実務に直結させるために、ポジションにあわせた二つのプログラムを提供しています。

まずはじめに、オンデマンド動画で基礎を学習したのち、オンラインライブ授業でより実践的に学んでいきます。

各プログラムは、withコロナに最適化させ、6か月間いつでも受講可能なオンデマンド動画学習との受講生とコミュニケーションを取りながらリアルタイムで学習していくオンラインライブ授業で構成しています。

オンデマンド講座では、DXに取り組んでいる企業の具体的な事例を学び、プログラミングに触れていきます。Python基礎講座、Pythonデータ活用入門、クラウドAzure入門と、基礎を予め学んだ上で、実際にオンラインライブ授業にて、データサイエンスに挑戦します。

DXリーダーズ養成プログラム オンラインライブ授業風景

DXリーダーズ養成プログラムのオンラインライブ授業は、2日間にわたって開催されています。

1日目は、「デジタルツールを知る」ために、実際に、Azure MachineLearningを使ってデータサイエンスの入り口を学びます。2日目は、「トランスフォーメーション」で、ワークショップ形式で、戦略立案のための思考法を習得していきます。最終的には、受講生自身が所属する組織でのDX戦略に落とし込んでいただくことがゴールです。

1日目 デジタルツールに実際に触れる

1日目は、実際に最新のデジタルツールに触れ、データサイエンスを体感します。現役データサイエンティストであり、G’s ACADEMYの卒業生でもある深野さんが講師を務めます。

まずは、Azureのアカウントを作成するところから、一緒に操作して学んでいきます。「クラウドのサービスって何かというと、マンションの賃貸と同じなんですよ」と、分かりやすいたとえを使ってくださるので、すっと頭に入ってきます。サブスクリプションの意味など、分かっているようで分からない専門用語も、丁寧に説明していただきました。

一通りの初期設定が終わったところで、一旦座学に入ります。「人工知能」という定義が曖昧な言葉について、ステップに分け、かみ砕いた説明をお聴きしました。

概念が理解できたところで、Jupyter Notebookを触っていきます。Jupyter Notebookは、Webアプリ開発で使うエディタとは異なる、ノートブック形式でプログラミングできるソフトウェアです。データサイエンティストが機械学習やデータ分析プログラミングを実行するときに使います。

ファイルを作成し、入力するところで、早速ほかの参加者の方から「エラーが出ます」と手が上がりました。そこで、画面共有で講師がチェックし、異なるファイル形式で作成してしまったことがわかりました。

自分のエラーだけでなく、他の人のエラーも一緒に体験することで、より多くのエラーに出会い、それを回避する方法を知ることができるのも、ライブ授業ならではの良いところですね。

2日目 戦略立案のための思考法を習得する

2日目は、コピーライター/CMプランナーとして活躍し、ハーバード大学デザイン大学院にて都市デザイン学修士課程修了された各務先生が担当されます。

講義は、そもそも「デザインとは何か?」という問いから始まり、簡単なワークを挟みながら進んでいきます。

「100円玉を書いてくださいと言われたらどんなものを書きますか?」
という身近な問いから、デザインに関する先入観を解いていきます。

私は、「デザイン思考は0から1を生み出すものだから、新しいアイデアを生み出すために有効なんだ」と思っていましたが、実は1から10、改善をするためのツールだったことには驚きました。すでにある技術のかけ合わせが、思いもよらないプロダクトに発展した例をいくつも紹介いただいたことで、0から1に固執するより、すでにある1から掛け算していく考え方に納得しました。

そのほか、BackcastingDesignやSpeculativeDesignといったデザイン思考について知り、実際事業に落とし込むとどうなるのか?を分かりやすく解説していただきました。

こうした複数のデザイン思考を学んだところで、実際にどうやって一人でアイデアを出していくのか。3つのワークを行い、体感していきます。

ワークは、数分個人で取り組んだところで、参加者同士でどんなことを考えたのかを共有します。他の人のアイデアを聞くことで、別のアイデアや事業としての広げ方を知ることができるので、オンデマンド講座とはまた違った面白さがあります。

前半で紹介してもらった事例のような、突拍子もないアイデアを自ら出すことができ、感動しました。

最後に「日本はドラえもんなどのSF作品が一番多く出されていて、アイデアを出す力はあるけど、実現しているのは海外企業。だから、アイデアには価値がないので、実践するのがいいですよ」と先生がおっしゃっていたのが印象的でした。

実際の受講満足度

*受講満足度アンケートは5段階(5:満足∼1:不満)で実施しています。

2日間のオンラインライブ授業受講者の声(満足度の理由)

1DAY

ー実際に手を動かし、且つ受講後にも見返すことができる内容(建築、30代、男性)

ーなぜこうなるのか、なぜこれを使うのかなどの意味を丁寧に解説していただけたので、とてもわかりやすかったです!少人数で実行するというところも、分からないところで手を上げやすかったのでとても助かりました!(IT、20代、女性)

ー超楽しかった!(IT、30代、男性)

ーAzureの使い方を実践できた。(コンサルティング、30代、男性)

ー従来のプログラミングの考え方と全然違って、ちょっと衝撃的でした。データサイエンスの重要性がなるほどよくわかった。(IT、40代、男性)

ーデータサイエンスと機械学習の違いがわかったことや、未知の世界が垣間見えたこと!(教育、30代、女性)

2DAY

ー全ての時間が刺激に溢れておりました。(建築、30代、男性)

ー考え方などとても勉強になりました。(不動産、50代、男性)

ー体験的に思考法を学ぶことが出来てとても、面白かった!また、プレゼンの流れがとても線で繋がっている印象があり、「だから最初にあの話をしたのか…!」と内容を線でとらえることが出来るような印象だった。表面的にしか理解できてなかったデザインをあらゆる視点からとらえ、かつ商品・サービス・DXのアイデアに繋げるにはどうすれば良いかを学ぶことができたので、ワクワクしました。(女性、20代、IT)

ーとても面白く勉強になる内容でした。(男性、30代、コンサルティング)

ーめちゃくちゃ面白かった!無限に01を一緒にやりたいです!w(男性、30代、IT)

次回のオンラインライブ授業は7月13日。
ぜひこちらからお申込みください!

BIZコースに申し込む

こんにちは!G’s ACADEMYの大堀です。

2021年1月末にデジタル変革者養成BIZコース 社内開発スタートプログラムのオンラインライブ授業が実施されました。

この記事では、BIZコースの目玉であるオンラインライブ授業の雰囲気をお届けします!

目次

  1. BIZコースとは
  2. 社内開発スタートプログラム オンラインライブ授業風景
  3. 実際の受講満足度

そもそもBIZコースとは

日本マイクロソフト株式会社とG’s ACADEMYが共同開発した、企業のDX推進人材育成を目的としたオンラインコースです。

実務に直結させるために、ポジションにあわせた二つのプログラムを提供しています。

BIZコース概要

各プログラムはwithコロナに最適化させ、6か月間いつでも受講可能なオンデマンド動画学習と、他の受講生とコミュニケーションを取りながらリアルタイムで学習していくオンラインライブ授業で構成しています。

BIZコース概要2

受講生はまず初めにオンデマンド動画で基礎を学習したのち、オンラインライブ授業でより実践的に学んでいきます。

社内開発スタートプログラム オンラインライブ授業風景

社内開発スタートプログラムのオンラインライブ授業は、全日三日間で開催しました。

チームでのアジャイル開発に関する全体的な話を中心に、日本に4名しかいない「Microsoft Regional Director」に任命された国内を代表するクラウドネイティブ企業のオルターブース代表小島淳講師がワークショップを織り交ぜながら講義を進めます。

「あえて難しい言葉をそのまま使います。当然わからないことがでてくるのでぼくの講義をさえぎってどんどん質問してくださいね」と、小島先生自身も伝え、分からないところはZOOM上でどんどん質問が発生しながら講義が展開していきます。

一日目は開発と運用が一体となり協力し合って開発する『DevOps』を実践していくために、インプットを中心とした構成です。

授業風景3

「リーンソフトウェア開発ってなに?」「そもそもアジャイル開発とは?」など、開発内製化に必要な知識のインプットから始まります。後半は実際に全員でAzureを触り、ハンズオンで学習をします。

授業風景2

受講生の皆さんはグループで実際に開発にチャレンジする形で一日目は終了です。

二日目はワークショップ中心の構成です。

アジャイル開発の全体像を一日目に学んだうえで、どのようにアジャイル開発を社内に導入していくのか、仮想プロジェクトの企画を通じて実際に体験します。

それぞれが初見のチームメンバーとプロジェクト立ち上げに挑戦しました。

チームビルディングから始まり、ディスカッションしながら企画を進め、最終的にプレゼンまで実施していきます。

「プロジェクトで解決すべき本質的な課題を定めきれない」「開発優先度を定めきれない」「まとめてプレゼンまで順調にたどり着けない」など、様々な課題に直面しながら、同じチームの仲間と試行錯誤し、進めていきます。

プレゼン後は小島先生からのフィードバックに入ります。

「ここはこうした方がいいです」「この部分が実はアジャイル開発の中でとても重要なんです」など、実際の企画に対して、どんどんコメントをいただきます。

半日頭をフル稼働するような、大変なワークショップではありますが、自分達で立てた企画の、どの過程が重要だったのか、何を意識すればもっと良くできたのか、皆さんそれぞれが気づきを得ていた様子でした。

授業風景1

三日目はクラウド導入に関するワークショップが中心です。

内製化を実現するためには、ビジネスの設計から見直していくことが重要です。また、DXの中核をなすクラウドを導入するためにはビジネス戦略とクラウドに対する理解の両方が求められるため、最終日は開発前段階の課題に踏み込んでいきます。

最終日も一,二日目に引き続き、ワークショップを中心にこれらと向き合っていきました。

実際の受講満足度

3日間通算17時間のオンラインライブ授業では、

全体を通じてDevOpsの全体像の理解および導入前の計画フェーズ、個別プロジェクトの企画フェーズ、開発フェーズそれぞれをワークショップを通じて向き合いました。

ただ聞いているだけではなく受講生も主体的に頭を使ってコミュニケーションもとっていくワークが盛りだくさんだったため、大変だったことは間違いなしですが、アンケートの結果はご覧の通りです。

満足度

*受講満足度アンケートは5段階(5:満足∼1:不満)で実施しています。

3日間のオンラインライブ授業受講者の声

―難しい用語もそのままお話いただけることで、授業内でとったメモを参考に授業後でも調べることができるので、大変有難かったです。(建設業界、30代、男性)

―難しい内容も例や事例を交えて解説していただけたところが非常にわかりやすかったです。ありがとうございました。(フィットネス業界、20代、男性)

―小島さんのお話を伺うと常に自分の知識不足に驚きます。非常に有益な内容をいつもご提供いただき感謝申し上げます。これからもっと成長していくためにも今回いただいた内容を繰り返し、前に進んでいきたいと思います。ありがとうございました。(小売業界、30代、男性)

―3日間とても勉強になりました。ありがとうございました。聞きたいことがたくさんあり過ぎるのと、まだまだ自分のレベルが低過ぎて、何から聞いて良いのかわからず、なかなか質問できなかったです。今月から大手(?)企業のDX推進チームに加わったのですが、他のメンバーの話しを聞く限り、内製化という考えはなく、データを扱う会社に外注しようとしているのが現状です。それをどうにか変えていくための知識をもっと付けていきたいと思います。また小島先生の講座等あれば参加させてください!引き続き宜しくお願い致します。(人材、40代、女性)

―今日の授業を受けて素直な感想としては「強くなりてー!!!」でした!同じクラウド化でも5つのR、5Rとそれぞれの種類とメリデメを把握することができ、また導入企業側からみたときのリプレースのハードルを把握することができ、とても勉強になりました。また、チーム編成についても今のチームにおいて課題となる点が多く、とても参考になりました。いきなりすべてではなく部分的に要素を取り入れていこうと思います!(IT、30代、女性)

次回のオンラインライブ授業は7月13日。
ぜひこちらからお申込みください!

BIZコースに申し込む

スタートアップ支援を重視している福岡市。インキュベーション施設FGNや創業支援制度は拡充しているのは全国的に知られているが、
その中で実際にスタートアップで働く人や、働く環境、周囲の理解はどうなのだろうか?まだまだ知られていない福岡のスタートアップの実態をジーズ卒業生達にインタビューし、福岡で新しい働き方を選んだ理由をお聞きするシリーズ。その第1段は現在急成長中、福岡の代表的なスタートアップ「株式会社クアンド」。クアンドで働くジーズアカデミー福岡卒業生3名と、クアンド代表取締役社長の下岡さんにジーズアカデミーFounderの児玉がお話を聞いてきた。

福岡の代表的なスタートアップ「株式会社クアンド」

株式会社クアンドは、2017 年に設⽴した福岡のスタートアップ企業で「地⽅産業・レガシー産業のアップ デート」をミッションとして掲げ、九州地域を中⼼にDX事業を展開しています。現在は「時間・空間・言語の壁を越えて、日本の現場に眠る「知」を繋ぎ、世界の「価値」へ」を目指すSynQ(シンク)という自社ププロダクトを開発中。20年11月にはその第一弾となる現場の遠隔支援ツールSynQRemote(シンクリモート)をリリースいたしました。

(さらに…)

こんにちは!G’s ACADEMY スタッフの金子です。
4月入学のフルタイム総合LABコースは、そろそろ折り返し地点を迎えます。
そんな折り返し地点の入学後3ヵ月のタイミングで「チーム開発」が行われます。

チーム開発とは、LAB9期のクラスメイト内でチームを決め、これまでに学習した技術を駆使して、自分たちでイチからプロダクトを企画し開発するハッカソン形式のイベントです。

チーム開発で発表するプロダクトの制作期間は2週間。

完成したプロダクトを、最後は受講生全員と講師・チューターの前でプレゼンし、「技術点」「サービス点」をそれぞれ投票していき順位をつけます。
個人制作ではなく、チームで挑戦による連携の成果も見ものです。

今回は、2020年4月に入学したフルタイム総合LABコース第9期生が、7月に発表した「チーム開発」プロダクトの成果を、投票結果と併せてご紹介いたします!


〈第5位〉
team hakumai(チーム白米)


プロダクト名:G’s LAB Atelien
概要:コミュニティ内の価値観をシェアするポートフォリオサイト
   価値観やアウトプットをシェアできる場として、意思疎通を行う

lab91

チームリーダー感想
G’sのLAB9メンバーの作ったプロダクトや、記事をメンバーごとに紐付けて閲覧できるサービスを開発しました。
技術力に不安があるメンバーが多い中、「学びの最大化」を目標に掲げ開発を行いました。。
スタートから終始、雰囲気良くチーム開発ができ、仲が深まりました。


〈第4位〉
team oishi


プロダクト名:GOAT
概要:エンジニア、デザイナー、動画編集者のための学習管理アプリ
   コミュニティの育成にも強いサービス
   達成度を可視化したり仲間と結果をシェアし、お互い高め合うことで成長へ繋げる。

lab92

チームリーダー感想
一言で言うと、本当に貴重な体験をさせて頂きました。みんなが力を合わせ、それぞれの強みを生かし、100%以上の力を出し切ってベストが尽くせたと思います。開発そのものもそうですが、やはり計画と方向性の共有、決めるところと、とりあえず開発を進めるところのバランスなどが非常に大事だと言うことを改めて認識できました。素敵なチームにしてくださったチームメートのみなさんには本当に感謝しています。


〈第3位〉
チーム山ちゃん


概要:世界の大学が世界の留学希望者向けに、オンライン説明会の開催情報を告知するウェブサービス

lab93

チームリーダー感想
LaravelでMVCモデルを使い、作業を分担して、進捗をGithubフローで管理する方法でチーム開発を行うことも目標にしました。
チーム開発を行う土台の環境作成に数日かかってしまったのですが、その間は各自作りたいアプリの仕様を確認する時間にあてたり、まだLaravel自体不慣れな方も多かったので、勉強にあてるなどして、比較的効率よく作業を進めることができたと思います。
環境構築直後はLaravelの書き方に苦労する場面も多かったのですが、皆さん急成長していただき、進捗もいっきにあがっていきました。
最終的にコミット数も158までいき、充実した開発を行えたと思います。


第2位〉
在庫多のチーム


プロダクト名:BOPS
概要:スーパーの買い物を1分に
   買い物プロセスの時短と省略を行うソフト
   オンラインで買い物を行い、ピックアップだけお店で行う

lab94
lab95

チームリーダー感想
最初にチームメンバーで綿密に「チーム開発の目標」、「実装するサービス」、「担当領域」をすり合わせをしたことが結果につながったと思います。
チーム開発の目標は技術面を重視し、Dockerをみんなで習得することを目標にしました。
Laravelもまだ使いこなせていない段階でDockerも導入することは無謀かと思われましたが、全員が動画学習を並行して、わからない箇所を教え合うことでやりきることができました。
実装するサービスはメンバ全員がペインをわかってるものにし、サービスの価値をブラさずに開発できました。
担当領域について実はみんなバックエンドを希望していたので、早々にフロントエンドはテンプレートを利用して労力を割かないことを決めました。
開発期間中はコロナ渦でオンラインが基本であったのでオンラインホワイトボードツールを使って認識合わせをしつつ、結合テストを繰り返しました。
最終的には一気通貫で実行可能なアプリを実装できました。
結果はサービス・技術バランス良く評価されたものの、2位で悔しかったですが、チームのポテンシャルは最大限発揮できていたと思います。


〈第1位〉
チーム First New Star

プロダクト名:「肩の上の秘書」プロジェクト
概要:オウムのぬいぐるみの形をしたハードウェアに、音声認識と映像認識を付け、使用者の声に反応した返答をしたり、映像認識で出退勤を記録するなど

lab96
lab97
lab98
lab99

チームリーダー感想
僕はこれまで、決められた期間の中でチーム全員が納得できる物を創り上げることは非常に難しいと痛感していました。
そのため、今回のチーム開発はチャレンジの場であり、モノづくりを行うプロセス自体を、チーム全員で、全力で楽しむことを目的に進めました。
結果として、個々の想像性が予想以上のレベルで発揮され、作品を創る中でメンバーから受ける驚きの瞬間が沢山ありました。
そんな喜びを伴って開発を行えたのは、何よりメンバー全員が ” コトに向かう ” CoolなGeek達だったからです。(脚本を縦書きで書いてきたり、隣でハンダ付し始めたり、発表の時に本当にスーツで来たり。。。)
また、僕達チームの、”星新一の「肩の上の秘書(オウム )」が現実にいたら楽しいだろう”という純粋な熱量を、G’sのクラスメイトの皆が面白がってくれたことが、何よりも嬉しかったです。


この春、コロナ禍の中で入学するに至った、LAB9期生。
G’s ACADEMY TOKYO でも例外なく、普段の対面授業から、リモート中心の授業スタイルへ移行しました。
クラスの仲間とリモートでコミュニケーションをとる機会が多いLAB9期生も、初めてチーム開発をメンバーと離れた環境で進めることは、想像以上に難しさがあったようです。
チームメンバーとコミュニケーションを維持しながら、企画、役割分担、実装〜デプロイまで行うことで、実践的な経験を積むことができたのではないでしょうか。

lab910

サービスをデプロイさせるだけでなく、個人のスキルアップも目標に掲げたチームや、ソフトウェアだけでなくハードウェアを動かすことをテーマに掲げたチームなど、チームの数だけ違う目標を掲げ、2週間を走り抜けました。
朝から夜までチーム開発に没頭しているLAB9期生を、私もスタッフとして傍で見守っていましたが、ものづくりに打ち込む楽しさや熱量をひしひしと肌で感じ、発表会ではどんなプロダクトが生まれるのだろうとわくわくしながら待っていました。
どのチームも夢中で開発をしていましたが、中でも特にチーム開発に熱中し楽しんだチームが上位に入賞したのではないかと思います。

lab911

役割分担をもとに、自分の書いたコードをチームメンバーの書いたコードと組み合わせる瞬間の緊張や、動かない原因を探りエラー修正を繰り返す試行錯誤の数々。 実際の開発現場さながらの大変な場面を全力で受け止めて、トライ&エラーを楽しむ姿勢が、よりクオリティの高いプロダクトを生み出していると感じたチーム開発期間でした。

チーム開発が終われば、6ヶ月のフルタイム総合LABコースも折り返し。
卒業制作へ向けて、いよいよラストスパートです!

G’s ACADEMYでは現在、 フルタイムLABコースと週末DEVコースの受講生を募集中。モノづくりに熱中したい、ゼロからプロダクトを生み出したい方は、 ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。

 

みなさんこんにちは!
UNIT_SAPPOROコミュニティスタッフのSeiji★です!
なんで★マークが付いているかというと、秘密です!

遂に、10月31日、「G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO」が開校し、記念すべき第一回目の授業は11月7日土曜日の13時より始まりました。講師やチューターは東京の自宅などからライブ配信で行い、札幌の生徒もどこでも授業を受けられるまさに今風なのですが、多くの生徒がEZOHUBというサツドラホールディング株式会社が構えた新家屋のコワーキングスペースに集まって受ける事になりました。

UNIT_SAPPORO1

目次

初回授業風景
最大のメリット

初回授業風景

出来たばっかりの素敵なコワーキングスペースですし、家だと集中が出来ないという方や、近くに仲間がいると心強いという方も、それぞれのドキドキを抱えて初回授業を受けてる事になりました。

初回授業はWebサイトを創るために必要な基礎となるHTML&CSSを学ぶことになります!

UNIT_SAPPORO2

※HTMLとはサイトを構築するために必要な言語の一つで、Webサイト制作を家づくりに例えると、土台となる基礎や柱、屋根といった骨格骨子となるものです。CSSは内装のクロスや壁の色を決めるようなもので、サイトを装飾する言語です。

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROはセカイを変えるGEEKを生み出す理念のもと、プログラムを手段としてスタートアップ起業を目指したり、イノベーティブな企業への転職を促すものとなっており、プログラミング言語を学ぶ事が目的ではないものの、自分の想像するものを生み出す事も大事なため、言語を学びながら自分の出来る事を拡張してカリキュラムになっております。

そのため、受講生の中には、全くプログラミングをやったことがない!という方も多数いらっしゃいます!そんな中、第一回目の授業は13時~17時まで。しかも、二回目のカリキュラムでは違う言語を取り扱います。すなわち、基礎知識を4時間で学ぶことになります!

ス、スパルタ…っと思う方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心下さい!オンライン授業の他にも動画授業もあり、予習復習両方とも受けられるようになっています!

とはいえ。全くの基礎知識ゼロから始まるのは、やはり大変です。先生の言っている事をそのまま繰り返しているうちは、原理が分からなくてもなんとなく形に出来ますが、「さぁ、これをやってみてください!」ってなると、突如出来なくなる…なので、プログラミングは書いて書いて書きまくって覚えるしかないのです。

G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROにはこんな恐ろしい格言が。

「Code Write or die」

コードを書くか、死ぬか…おぉ…(プログラムを書くことをコードを書くといいます)

最大のメリット

そんなわけで、受講生の頭から湯気が出そうな雰囲気がいつもの受講風景です!でも、仲間がいるから支えあえる…!受講生の中には、HTML&CSSなら書けるよ!という方もいるので、みんなで教えあったり、Slackというコミュニケーションツールを使って相談したり。

UNIT_SAPPORO3

G’s ACADEMYの最大のメリットの一つがP2P(ピアツーピア)ラーニングと言われるものです!受講生同志が教えあい、お互いに調べたりする事で、簡単にチューターが答えを出すことよりも、より深い知識を身に着け、コードも調べあう事で調べ方や書き方をより一層鍛えられていく。

プログラミングっと聞くと。ひたすら英文のようなものを書いて、SF映画のようにスマートに銀行のシステムにログインして情報を…って思う方もいるかと思いますが、実際は非常に泥臭いものです。簡単に言えば、エラーとの戦いです。

コードを書く。思い通りに動くか試す。動かない。修正する…というのを何回も繰り返していきます。HTML&CSSも全く同じで、自分の思う通りのデザインにするために、何度も何度もコードとにらめっこしていきます。

半角と全角だけでも、反応が異なります。「<>」っと「<>」だけで動かないんです!

UNIT_SAPPORO4

僅か4時間でHTML&CSSを駆け抜け、そして、実は次の週の金曜日までには課題もださなきゃいけないのです…!そぅ、毎週課題提出の義務があり、これを守らないと卒業出来ないんです!!

でも、逆に言えば課題さえ出せば、授業にもでなくてもいい!というちょっと不思議な世界がG’s ACADEMY UNIT_SAPPOROなんです!

次回は課題の結果について、お知らせしたいと思います!

ジーズアカデミーのフルタイム総合型LABコースはTOKYO、FUKUOKAともに経済産業省の「第4次産業革命スキル習得講座」、厚生労働省の「専門実践教育訓練給付金」および「教育訓練支援給付金」の対象講座に認定されています。

実際にLABコースで学ぶ多くの受講生が、これらの制度を有効活用して金銭的負担を軽減しながらプログラミング学習、サービス開発にのめり込んでいます。

これらの制度がどのようなものなのか、そしてどうすれば申請できるのかを本記事でご紹介していきます。


「第四次産業革命スキル習得講座」とは

「第四次産業革命スキル習得講座」とは

「第四次産業革命スキル習得講座認定制度」は、IT・データを中心とした将来の成長が強く見込まれ、雇用創出に貢献する分野において、社会人が高度な専門性を身に付けてキャリアアップを図る、専門的・実践的な教育訓練講座を経済産業大臣が認定する2018年1月に始まった新制度です。
※第四次産業革命スキル習得講座認定とは(経済産業省のWebへ

ジーズアカデミーの「フルタイム総合LABコース」は、これまでの多くの起業・エンジニア就転職者を輩出してきた実績と、専門的なカリキュラム(AI、IoT、データサイエンス、クラウドなどが選択受講できるなど)が評価を受け、経済産業大臣より『第四次産業革命スキル習得講座』であると認定されました。

この「第四次産業革命スキル習得講座」を受講する方は、一定の要件を満たすことで、支払った金額の最大70%を「専門実践教育訓練給付金」として受け取ることができます。


「専門実践教育訓練給付金」とは

「専門実践教育訓練給付金」とは

厚生労働大臣が指定した専門実践教育訓練の講座を受講し、一定の要件を満たした際に教育訓練施設に支払った教育訓練経費の50~70%が支給される制度です。(「専門実践教育訓練給付制度」とは)

経済産業省が認定する「第四次産業革命スキル習得講座」も厚生労働省が指定する対象講座に該当するため、ジーズアカデミーのLABコース受講生はこの制度を利用することができます。

ちなみに、フルタイムLABコースは入学金+授業料の合計が税込770,000円ですので、385,000円~539,000円が支給されることになります。

【重要・ご注意】
給付金の申請・支給には厚生労働省の定める要件や手続きが必要です。「ご自身が支給対象かどうか」「個人での手続き」「対象となる金額」は必ず受講されるご本人が直接ハローワークにご確認ください。ジーズアカデミーでは個々の状況を判断できないため一切の責任を負いません。

※制度の詳細はこちらの専門実践教育訓練給付金のご案内を必ずご確認ください。
※ハローワークのWebサイトでは「一般教育訓練給付金」と「専門実践教育訓練給付金」がありますが、LABコースは中段の「専門実践教育訓練給付金」に該当します。


「専門実践教育訓練給付金」申請手続きの流れ

申請手続きは、大きく分けると以下3つの構成です。
個々人のご状況によって手続きの内容は異なりますので、必ず最寄りのハローワークの指示に従いながら進めてください。

①訓練対応キャリアコンサルタントによる「訓練前キャリアコンサルティング」を予約
<予約専用HP>:http://jobcard.work/yoyaku.html

②ジョブ・カード(就業の目標、職業能力の開発・向上に関する事項を記載)の作成
<ジョブカード制度総合サイト>:https://jobcard.mhlw.go.jp/index.html

③上記のジョブ・カードと教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票
(ハローワークで配布)をハローワークへ提出


「教育訓練支援給付金」の併用も可能

フルタイム総合LABコースは全日制コースのため、受講期間中の雇用保険の基本手当の日額に相当する額の80%となる「教育訓練支援給付金」も以下の条件を満たす方は申請が可能です。

「教育訓練支援給付金」との併用もできますので、LABコースに入学を検討される場合は必ずご確認いただくことをお勧めします。

【「教育訓練支援給付金」の対象となる方】
以下、厚生労働省のWebの「専門実践教育訓練給付金に関するよくあるご質問」Q9をご覧ください。

専門実践教育訓練給付金の受給資格者のうち、次の条件を満たした方が失業状態にある場合に、訓練受講をさらに支援するため、雇用保険の基本手当の日額に相当する額の80%となる「教育訓練支援給付金」を支給します。

※この教育訓練支援給付金は、専門実践教育訓練を受講する、または受講している方が仕事を辞めた場合に必ず支給を受けられるものではありません。

・一般被保険者でなくなって(離職して)から1年以内に専門実践教育訓練を開始する方であって、専門実践教育訓練給付金の受給資格があること。(Q2参照)

(適用対象期間の延長を行った方については、一般被保険者資格を喪失した日以降1年間に対象教育訓練の受講を開始できない日数分延長することができるが、その場合も一般被保険者資格を喪失した日以降、最大4年以内に受講開始日があること。)

・専門実践教育訓練の講座を修了する見込みがあること。

・専門実践教育訓練の受講開始時に45歳未満であること。

・受講する専門実践教育訓練が通信制または夜間制でないこと。

・教育訓練支援給付金の受給資格確認時において一般被保険者ではないこと(離職していること)。また、一般被保険者ではなくなった後、短期雇用特例被保険者または日雇労働被保険者になっていないこと。

・会社などの役員に就任していないこと(活動や報酬がない場合はハローワークでご確認ください)。

・自治体の長に就任していないこと。

・今回の専門実践教育訓練の受講開始日前に教育訓練支援給付金を受けたことがないこと。

・教育訓練給付金を受けたことがないこと(ただし、平成26年10月1日前に教育訓練給付金を受けた方に対しては、この取扱いは適用されません)。

・専門実践教育訓練の受講開始日が平成34年3月31日以前であること。

(注)受講開始日において一般被保険者である場合、「教育訓練支援給付金」は受けられません。

【明示書】※教育訓練給付制度の適正な利用に必要となる事項について
◆厚労省指定講座番号:48192-181001-7
◆経済産業省指定講座番号:42901-1001
当校の明示書はこちらよりご確認ください。

Reスキル講座

フルタイムLABコース
各給付金制度に認定され、最大70%キャッシュバックされる東京フルタイムLABコースと福岡フルタイムLABコースの詳細はこちらです。

 

フルタイムLABコースについて
詳しくはこちら

G’s ACADEMY FUKUOKA(以下、G’s)の歌谷です。

先日2020年11月19日に、福岡でGLOBAL GEEK AUDITIONが開催され、平日フルタイム総合LABコース、週末集中DEVコースの中から厳選された16チームが登壇しました。
この記事では、当日語られることのなかったストーリーをお届けします!

GLOBAL GEEK AUDITIONとは

GGAとは

GLOBAL GEEK AUDITION(以下、GGA)とは、G’s生の半年間の集大成である各自のプロダクトを、来場者に向けて行うピッチコンテストです。

参加は完全紹介制(一般参加者は予約制)。入場制限を設けてのオフライン開催となっており、一般参加者はもちろん、エンジニアを採用したい企業のご担当者、投資先を探す投資家とVCの方など毎回100名以上ご参加いただいております。

GGA1

順位は当日参加された企業様による投票で決まります。「Service(企画点)」と「Technical(技術点)」により評価され( S・A・B・C・D の順)、点数が低い人ほど順位が上になるという評価基準です。 
 

半年間のすべてを、5分に注ぐ

GGA2
OPEN Shipsのプレゼンをする宮田 正樹さん、貞野 皓成さん

登壇者ひとりひとりが半年間、ひたむきに自分自身、そしてプロダクトと向き合ってきました。きっと何度も挫けそうになり、時には涙もしたと思います。でもその一瞬一瞬が、彼ら自身の成長や発見につながったんだなと、当日のプレゼンを見て思いました。

 

気になる結果発表

教え子たちを見守る、ジーズアカデミー福岡講師の大杉太郎先生
教え子たちを見守る、ジーズアカデミー福岡講師の大杉太郎先生

第1位 新嶋 祐一朗 / XR Therapy

第1位 新嶋 祐一朗 / XR Therapy
第1位 新嶋 祐一朗 / XR Therapy2

治療中に、XR(VR/AR/MRなどの仮想空間技術の総称)の映像を見ることによって、痛みや不安を軽減する『XR Therapy』。新嶋さんの専門である催眠の知見とXRの技術を組み合わせることにより、新しい治療体験を提供します。

新嶋さん:「G’s入学当初は、漠然と起業を考えており、いま起業するよりはまずは就職し、何回でも起業出来る環境を作ることの方が大事だと思っていました。しかし、スタッフの方から『保守的になるのではなく、起業に振り切った方が良い。そして、それを公言した方が良い』と背中を押され、「起業する」と公言したところ、言葉にすることによってさまざまな人に出会い、必要な情報も入るようになり、起業がより現実味を増していきました。
また、プロダクト開発やプレゼン作成で、スタッフ・先生・メンターの方などに、様々な質問をしました。いつも真摯に返答をくださり、時には日付が変わる時刻まで付き合って頂きました。G’sの半年間は、今までの人生の中で最も濃い半年間でした。
これからXR Therapyを事業として展開し、医療体験にイノベーションを起こすことによって、G’sに恩返しを出来たらと願っております。
G’sは、『人生を変えるキッカケ』を与えてくれます。それを生かすかどうかは、皆さん次第です。
在校生の方は、積極的にG’sを生かして欲しいですし、入学を検討されている方は、大いにG’sに期待してください。私も、G’sから受け取ったものを、G’sのコミュニティに還元していければと思います。
最後になりますが、XR Therapyに少しでも興味をお持ちでしたら、メール(info@x-cura.com)にてご連絡いただけましたら、幸いです。」

第2位 馬場 ひろの / Denture Library

第2位 馬場 ひろの /  Denture Library
第2位 馬場 ひろの /  Denture Library2

歯科医師が補綴物(かぶせもの、入れ歯等)の設計を歯科技工士に伝えるための書面「歯科技工指示書」を電子化し、検索・閲覧できるサービスです。

馬場さん:「今思えばPCに苦手意識しかない状態で入学したので、とんでもなく大変な半年でしたが、その分充実したかけがえのない時間を過ごせました。GGAは個人戦のつもりでしたが、仲間、家族、メンターさん、そしてG’sスタッフさんみなさんに助けられ準優勝することができました。ありがとうございました。プログラミングを学んだことで新たなキャリアの道が開けました!次のステップにチャレンジします。」

第3位(同率) 楠本 翔一 / バルブチェッカー

第3位(同率) 楠本 翔一 / バルブチェッカー
第3位(同率) 楠本 翔一 / バルブチェッカー2

発電所のバルブ開閉管理をペーパー管理から電子化する事で管理ミスを減らす、簡単にする。バルブ管理に悩まずに済むセカイを目指しています。

楠本さん:「つくづく良い半年間だったな」と思いました。プロダクトを作って、技術的にもかなり成長しましたし、プレゼンを通して、全てをやり遂げた時に人間としてレベルアップ出来ました!!」

第3位(同率) 手嶋 英津子、四橋 健 / eat+

第3位(同率)  手嶋 英津子、四橋 健 / eat+

独自の栄養カウンセリングメソッド(タイプ別診断とコーチング)を取り入れた結果を出したい管理栄養士のためのツールです。誰もが「食事のことは管理栄養士に聞きたい」となるセカイを目指しています。

手嶋さん:「この半年を乗り切れたのは、同期の仲間、メンターさん、スタッフの方々のおかげです!! 特に卒制期間からGGAまではあっという間でした。私たちのチームは、当日の発表直前まで、プロダクトもプレゼンも作り直しGGAに挑みました。ジーズに入学してなければできていなかったプロダクトが作れて、それを発表できる場があり、本当に最高の半年間でした!」

第5位 四方田 有香、中原 浩一朗、北島 由美恵 / Beautical

第6位 佐々木 紀人 / WINGS

第7位 内藤 洋介 / 脳波データバンク

第8位 宮田 正樹、貞野 皓成 / OPEN Ships

第9位 おき ゆたか、松浦 究 / Tenmusu

第10位 久保 一誠 / KAIG

第11位 吉田 洋 / 手記書庫

第12位 大谷 アイワ / keen

第13位 稲葉 光治、浅野 泰輔、榊航也、藤井みゆき / FORAWORD

第14位 七字 晃正 / PuCC

第15位 冨井 洋佑 / Goulmet

第16位 安部 大輔 / ふぉとわけーる

GGAFUKUOKA

   

緊張を超える楽しさがあった舞台裏

当日会場の登壇者控え室での様子①
当日会場の登壇者控え室での様子①
当日会場の登壇者控え室での様子②
当日会場の登壇者控え室での様子②

登壇者たちの控え室ではどんな物語があったのでしょうか?今回の登壇者でもある四方田 有香さん(愛称:よもちゃん)に舞台裏のお話をうかがってみました。

Beauticalプレゼン中のよもちゃん
Beauticalプレゼン中のよもちゃん

歌谷:当日の舞台裏はやはり、緊張漂う感じでしたか?

よもちゃん:いえ、緊張というよりもみんな、仲間のプレゼンを応援する気持ちの方が大きかったです。そして楽しんでいました。

歌谷:そうなんだ!意外でした。なぜあの大舞台での登壇で、緊張を超える楽しさが生まれたと思いますか?

よもちゃん:まずは、G’sから会場へ出発する時のみんなのテンションの高さです。「行くぞーー!!!」って(笑)
そのテンションのまま会場入りしたので、ハイのまま居ることができたんだと思います。そして何よりも、登壇しないメンバーが応援に駆けつけてくれたり、現役受講生のサポート(受付や会場整理)があったので、「万全の場所だな」と。

当日のお手伝いをしてくれたのはG's現役受講生たち
当日のお手伝いをしてくれたのはG’s現役受講生たち
受付けの段取りを打ち合わせるG's現役受講生たち
受付けの段取りを打ち合わせるG’s現役受講生たち

よもちゃん:登壇が終わったメンバーが戻ってくるとみんなで「お帰りー!」とハイタッチして、普段の授業時間が別だったDEVとLABの仲間意識も生まれていたと思います。

緊張よりも楽しさが勝ったという言葉に嬉しさを覚えました。よもちゃんありがとうございました!

  

歴史が塗り替えられた瞬間

GGAの順位は毎回、過去GGA登壇者の成績と総合した順位表も作成しているのですが、今回は第1回GGAからずっと不動だった福岡DEVコース1期生、坂根一馬さんの技術高得点がなんと打ち破られました!

吉田 洋さんの1.833点です!すばらしい!改めておめでとうございます。

GGA6

また、当日参加企業様からいただく登壇者へのフィードバックで『お話が聞きたい』が最も多かったのは大谷アイワさんでした。

GGA7

  

最後に

卒業式でもお伝えしましたが、GGAは半年間の集大成の場ではありますが、人生においては通過点に過ぎません。ここでつくりあげた点をこれからどんな点と結んでいき、線にしていくのか。それは皆さん次第です。さあ!次のステップへの扉を開いて、みなさんらしく進んでいってください。時には立ち止まってもいいと思います。そんなときは、いやいつでも、G’s ACADEMY FUKUOKAに遊びに来てください。スタッフ一同お待ちしています。

GGAにお越しいただいたたくさんの皆様、改めてありがとうございました。G’s ACADEMYは『セカイを変えるGEEK』を育てるべく、プログラミングによるモノづくりをこれからもおこなっていきます。次回の福岡GGAは5月を予定しております。その他イベントも随時行っていますので、是非ご参加ください。

GGA7
ジーズアカデミー福岡では現在、 2021年7月開講の週末集中DEV9期生と、2021年10月開講の平日フルタイムLAB6期生を募集しています。 少しでもプログラミングでなにかやってみたい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。
entrybtn.jpg
G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA1
※マスクは写真撮影時のみ外し、それ以外では装着、喚起を徹底した上で開催致しました

先日ジーズアカデミー福岡(以下ジーズ)で、クリスマスパーティーを開催しました!

  

イベント内容

卒業生近況報告プレゼン

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA2

これまでにジーズ福岡を卒業したOB/OGたちに現在の近況報告をしてもらいました。素敵な報告ばかりでスタッフ一同とても嬉しく、在校生たちは将来の自分たちの姿と照らし合わせていたのか、食い入るように聞いていました♪

在校生開発!オリジナルビンゴゲーム

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA3

平日コースLAB4期生と週末コースDEV7期生がチーム開発をして、BINGOゲームを製作してくれました。ビンゴシートもオンラインで個々に表示され、みんな授業や課題提出と並行して頑張ってくれました。

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA4

シェフバンブー&在校生による美味しいお料理の品々

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA5

今回のお料理はジーズ福岡のメンター、バンブーさん(竹村さんの愛称)がメニュー考案から担当してくださり、現役生のボランティアチームと一緒に美味しいお料理の品々を作ってくれました。いや〜、おいしかったなあ。

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA5

  

準備の時間から

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA6

買い出しや開発など準備の時間からクリスマス会は始まっていました♪
ひとりひとりが楽しい2時間にするために、楽しみながら準備を進めてくれたおかげで、当日は素晴らしいクリスマスパーティーになりました!

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA7

    

期や年齢、職種を超えた交流

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA8

ジーズには大学生や社会人、ママなどいろんな人が通っており、メンター人も現役エンジニアやCEOなど様々。
なのでこのようなイベントを通して同期以外でもたくさんの人と繋がることができ、コミュニティー運営に重きを置いているジーズだからこその交流の場です!

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA9

  

ともに半年間を乗り越えた仲間の集合

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA10
ジーズ福岡DEVコース2期卒業生、担任のごっちゃん、講師タロさん

卒業してそれぞれの道へ進んだ同期たちとも、こうして集まりお互いの近況報告ができるのもジーズならでは。熱量の高い同期たちとは、近況報告だけでもモチベーションが上がります!

   

さいごに

G's Christmas Party 2020 in FUKUOKA11

今回ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
そして何よりも、バンブーさんはじめお手伝いを率先してやってくれたジーズメンバー。この場をお借りして心から「ありがとう」伝えたいです。
みんなでつくったこのクリスマスパーティーの思い出、ずっと忘れないでね!
そしてまた来年、イベントしようね♪

ジーズアカデミー福岡では現在、 2021年7月開講の週末集中DEV9期生と、2021年10月開講の平日フルタイムLAB6期生を募集しています。 少しでもプログラミングでなにかやってみたい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。
entrybtn.jpg

IVS LAUNCH PAD Final

12/18(金)に国内2大スタートアップピッチバトル『IVS LAUNCH PAD Final』と『TechCrunch StartUpBattle』が開催されました。このファイナリストとして、G’s ACADEMY発スタートアップがそれぞれに登壇!!

そのIVS LAUNCH PAD Finalでは、LAB1期卒 諸岡さんの『カミナシ』がファイナリスト14組の中で見事優勝の快挙です!!おめでとうございます!

カミナシの報リリースはこちら!

カミナシ設立時(当時の会社名ユリシーズは改名)のインタビューも載せちゃいます!

カミナシ

記事リンク:https://gsacademy.jp/reading/2017/06/000240/

なお、同日開催されたTechCrunch StartUpBattleのファイナリスト6組にもDEV14期山本さん『ガレージバンク』が入賞を果たしました。

ガレージバンク

2組同時の快挙にジーズアカデミー一同、湧いています!!

 

初めまして。ジーズアカデミーのスタッフになりました梅川です。ジーズアカデミーのことをより知るため、卒業生の成長の軌跡を探ろうと、インタビューを敢行しました!

今回は、加納文子さんにお話をお伺いしました。

DEV14期卒業生 加納 文子 さん

DEV14期卒業生 加納 文子 さん
靴メーカーで10年勤務したのち、アパレルメーカー、小売店、卸売と、ファッション業界を遍歴し、キャリアを築く。その中で、業界を改革したいと思い立ち、2019年7月にジーズアカデミーTOKYO週末DEVコースに入学した。平日は仕事、週末は講義の半年間を走り切り、2020年1月に卒業。現在は、起業の準備を行っている。

アナログな世界で長年勤めていた、という加納さん。入学したときは、プログラミングは全くの未経験でした。仕事や子育てなど、多忙な中でも、なぜ走り抜くことができたのでしょうか。
加納さんが持った危機感と、それを超えるための成長の軌跡について、お伺いします。

ものづくりの川上から川下までを経験して感じた危機感

DEV14期卒業生 加納 文子 さん2

―――すでにアパレル業界でキャリアを築かれていらっしゃったかと思うのですが、起業へと進んだのには、どのようなきっかけがあったのでしょうか。

もともとは靴メーカーに10年いました。そこからアパレル、靴の小売店、卸売りと、ものづくりの川上から川下までを経験しました。そんな中で、本当に業界が、あと数年で立ち行かなくなっていくんじゃないか、という気持ちでいっぱいになったんです。

―――具体的にどのような状態だったから不安を覚えられたのでしょうか。

働き方が、3つくらい前の世代なんですよ。デザインの仕事をしていた時も、グラフィックとか手書きでした。仕様書も手で書いているくらいなので、全然進歩していないです。そこをオートメーションさせるよりも先に、すべてのシステムを刷新しなくちゃいけないくらい。

しかも、働いている人たちの顔が、暗いんですよ。取引先の方とお話する第一声が、「大変だよねえ、今」って、ネガティブなことから入るんですよ。ウハウハした顔の人は一人もいない。

これは、カンフル剤のようなことが起こらない限り、皆が不幸になってしまう。ふつふつと茹でガエルのようになってしまう。茹でられて、気づいたらみんな死亡、みたいになってしまう!と感じていました。

デジタルが一番のカンフル剤

―――なるほど。そうした危機感から立ち上がれたのですね。実際この状況を変えるために、加納さんはどんなことをしたいと思われていらっしゃるのですか。

例えば、「1to1でオリジナルの靴を作りますよ」といったビジネスではなくて、ゲームチェンジしないといけないくらい酷い状態なので、業界全体を変えるくらいインパクトのあるビジネスをしたいと考えています。

一番のカンフル剤は、デジタル化だと思ったので、それを用いて改革できたら良いなと思い、色々な試行錯誤をしました。

ジーズアカデミーでの卒業制作は、個人の足を計測してマッチした靴を提供するということをしたかったんですが、機械学習までのところまではいかず……。

誰も彼もすごい。
その中で知識を吸収していく

―――高度な技術にもチャレンジしようとされていらっしゃったのですね。ジーズアカデミーに入学されてみて、いかがでしたか。

入学時、今まで苦労して木の実を剝いて食べていた人が、いきなりウィダーインゼリーを食べたみたいにビックリしました。どんどん新しい知識を吸収していくんですよ。すごい刺激的だったし、「こんなことができるんだ!」と走馬灯のようなスピードで進んでいく環境だと感じました。

週末DEVコース
DEV14期の皆さん

誰も彼もすごかったですよ。起業したところの多忙な方から、妊娠していらっしゃった方もいましたね。課題制作では、ARを作ってくるような技術力の高い方がいらっしゃったり、質問をしたら何でも返答してくださるので、アレクサをもじったあだ名で呼ばれていた方もいらっしゃっいました。

他の人の熱を自分の熱に変えて
オールナイトが自分の時間

LAB7期生である山本さんに相談する加納さん
LAB7期生である山本さんに相談する加納さん。今でも、恩師として慕っていらっしゃるそう。

―――仕事に加え、息子さんの子育ても並行しながら、学んでいらっしゃったとお聞きしたのですが、どうやって課題の時間を捻出していらっしゃったのですか。

私は、オールナイト(※)を活用して、21時から夜中の1時くらいまで、ここで作業をしていました。プライベートでは、家族にご飯を食べさせてから自分のことすると決めていたんです。当時、GGAの準備で、LAB生の方が朝までいてくださっていたので、いつでも来て作業しても良いという安心感がありました。
※オールナイト…閉館後21時~翌朝10時まで、ジーズアカデミーのラウンジを利用できる制度

本当に寝ていないのに、コツコツ手を動かしている人がいたりとかして、とてもタフでしたね。頑張っている人がいるから、自分も頑張り切れました。

例えば、独りでコツコツだったら、絶対午前3時まで作業するとか、頑張り切れなかったと思う。息子は家でスヤスヤ気持ちよさそうに寝ていますしね。

それに、ジーズアカデミーにいると、行き詰まったら、周りの人たちが教えてくれました。「あんなに人のために惜しみなく時間を差し出せる人たちが、いるんだ!」とビックリしました。「こういうコミュニティってあるんだ!」って。なんなんでしょうね。チームではないんですけど、連携感、仲間意識があったから、すごい居心地の良い空間でした。

私たちの時は、チーズアカデミーを作る時に皆で教え合って切磋琢磨していたので、そこで一気に距離が縮まって飲み会をしたりするようになりました。今だとオンラインの方もいらっしゃいますから、何らかの教え合えるプラットフォームは必要ですね。

時間がない!欠乏感が原動力

加納さん

―――確かに、人が集まる環境が必要ですね。こうして過ごされた半年間は、加納さんにとって、どんな時間でしたか。

大変でしたよ。でも、すごい良かったです。時間を一時も無駄にしていない感じが。すごい濃密な時間でした。ビジネスのこととプログラミングで何を作るかと、課題のことと、頭がパンクしそうになるくらい考えることが山のようにありました。常に熱を持っているみたいにヒリヒリしていました。

ヒリヒリというのは、欠乏感ですね。私が、仕事も家庭も無くて、何でもしていいという状態だったら、もっとできたはずなのに、そこには絶対到達しないじゃないですか。物理的な時間が決まっているので。常になんか足りないできてないと思いながら、卒業したという感じでした。

こうした欠乏感が原動力であり、集中力につながっていましたね。

「絶対にできない」から「作れるじゃん」へ

週末DEVコース卒業時の一枚
卒業時の一枚。オールナイト事務連絡用のSNSで過去最多のいいね!を獲得した。
このことからも、オールナイトでの加納さんの頑張りが伺える。

―――入学を検討されている方、今頑張っているジーズ生の方にエールをお願いします!

超えたところでしか得られないものが、絶対在ります。最後、卒業したときの感動はほかには代えがたいですね。0から1を作るのが仕事だったにもかかわらず、それを超えてくるくらいのエネルギーがありました。

入社後と前で、それこそ中身が全部入れ替わったような感じがしています。アナログ人間がデジタル人間になった感じですね。それに、起業に向けてやるべきことが明確になってきました。このご時世でビジネスを立ち上げるのによいタイミングではないですが、皆が倒れていく前に、何とかしたいです。

あとは、「作れるじゃん」と思いました。以前は、自分じゃ絶対にできない、と思っていたんですけど、簡単なものなら自分で作ってしまえることに気づきました。

確かに週末コースの方は、仕事をしていらっしゃって常に時間とのせめぎ合いになると思いますが、最近だとオンラインもありますし、より時間を有効活用しやすくなっているんじゃないかなと感じます。頑張ってください。

DEV14期クラス担任と恩師である山本さんとともに。
DEV14期クラス担任と恩師である山本さんとともに。

最後に

まず、「自分が何とかしないと!」と立ち上がり、新しい挑戦に一歩踏み出した姿が、とてもかっこいいと感じました。私は、こうした行動する人たちのために働きたいと思ってスタッフになったため、お話を聴いてとてもワクワクしました。

オールナイトもそうですが、日々東京校にいると、よく受講生同士で教え合っている風景を見かけます。こうしたカルチャーが加納さんの持つエネルギーと合わさって、「自分じゃ絶対にできない」から「作れるじゃん」に変わったのだなと納得できました。

今、知識や技術があるかどうかではなく、「ここを改革したい」「どうしてもこのプロダクトを作り上げたい」そんなエネルギーさえあれば、人は変われる。皆さんもそんな想いがあれば、ぜひ挑戦してみてください。

こんにちは。ジーズアカデミースタッフの梅川(通称:梅ちゃん)です。

今回は、元助産師でフルタイムLABコースを卒業した崔賀英(チェ・ハヨン)さんにお話をお伺いしました。

メディカルギーク 崔賀英さん

LAB8期卒業生 チェ・ハヨン さん
聖路加看護大学を卒業後、産婦人科病棟で働く。その後、結婚、出産を経て、3人のお子さんに恵まれた。仕事と子育てが多忙を極めたため、やむなく退職。看護師の仕事をスマートにしたいと発起し、ジーズアカデミーTOKYOに入学した。受講生の半年間の集大成であるプロダクト発表会、GLOBAL GEEK AUDITION(以下、GGA)で優勝し、卒業後は、ナースマート株式会社(現:メディカルギーク株式会社)を立ち上げ、サービス開発を行っている。

この紹介文だけでも大変さが伝わって来ます。しかし、育児という物理的時間の制約があったにもかかわらず、GGAでは見事優勝を掴みとられました。ここまでやり遂げられた要因はなんだったのでしょうか。その過程を伺っていきます。

子育てと仕事がどんどん膨らんでいく

メディカルギーク 崔賀英さん2

―――早速ですが、助産師を辞めて起業されようと思われたのでしょうか。

職場がアナログで、対患者さんでないところに時間をとられていることに疑問を持ったからです。

新卒から7年、助産師として働いていました。常に多忙で変だな、とは思っていたんですけど、これが当たり前の業界だからと耐えていました。けど、「無理だ」ってなったのは、3人目を産んで復帰したとき。2人まではいけたんですけど、育児負担がきつくなってしまって。仕事では、中途半端に年数が上がり、中堅になったところでした。管理職と新人の間で、良くも悪くも色んな仕事が飛んでくるんですよね。それで、業務量も膨らんできた。育児と仕事の総量が増えたんです。

―――2人でも大変そうだなと思うんですが、どんな状況だったのでしょうか。

ご飯もトイレも我慢してやってました。けど、終わらない。はじめは、復帰したてだから悪いのかなと思っていました。慣れたら大丈夫だろうと、必死になってやっていたんです。夫はとても協力的で、家事代行を頼んでくれたり、色々工夫してくれました。ほかの人より環境的に恵まれていると思います。それでも時間は足りない。

そして、あるとき気づいたんです。「これ短縮できても30分くらいじゃない?」「でも、足りない時間って2時間くらいなんだけど、無理じゃない?」って。

その時、仕事が終わらないのは、自分だけのせいじゃないと悟りました。

対患者さんじゃないところで、人が時間かけるべきじゃない

―――パートナーの協力もあって、色々と工夫をされていたんですね仕事が終わらない原因はどこにあったのでしょうか。

職場がとってもアナログだったことも原因だと思います。たとえば、計算ですね。実は、分娩所要時間や出血量の管理などは、自分たちで電卓とか手計算やっているんですよ。20人分の赤ちゃんの体重を測って、どのくらい増えたか計算して、午前が終わることもありました。今の技術をもってすれば、それくらいピッと測って管理できそうですよね。

私は、対患者さんじゃないところで、人が時間かけるべきじゃないと思うんです。

それをもとに、例えば、「お産が長かったから、より休憩できるようにしよう」「この量だから経過を慎重に観察しよう」とか、考えるのが私たちの仕事なはずなんです。だから、もっと人と機械の役割分担ができればいいなと思っています。

「セカイを変える」に共鳴して入学

―――ジーズアカデミーはどういった経緯で入学することになったのですか。

看護における業務の自動化を実現するために、ITを知っておいた方がいいなと思っていました。この時は、ただ漠然と、やりたいという気持ちがあったけど、どうしていいかわからなくて…。そんな時、週刊ダイヤモンドのIT人材の採り方についての特集を読んでいる時に、ジーズアカデミーが紹介されていたんです。「すごいスクールがある」ということを知って、すぐに予約しました。だから、あんまり調べてないんですよね。それが2019年6月か7月くらい。そして、10月に入学しました。

入学した方は、他にもいくつか比較されたと思うんですが、ミッションが気に入ったので、他は全く見ませんでした。プログラミングというよりは、「セカイを変えるんだ」という言葉に、すごく共感できたことが決め手でしたね。

視野を広げてくれた同期たち

フルタイムLABコース8期生の卒業写真
フルタイムLABコース8期生の卒業写真

―――実際に入学されてみて、イメージと違ったところはありましたか。

入学試験の面接が、学校長の山崎先生だったんですけど、「大変だよ」とは聞いていて、やっぱり大変でした(笑)なので、そこまで大きなズレは無かったですね。ただ、起業志望の人が多いのかなと思っていたんですけど、そうとも限らず、いろんな方がいらっしゃっるんだなとは思いました。

私みたいに、「これをやりたい!」と思っている人がいる一方で、「ITを使ってなんかやりたい」という人もいました。期にもよるかと思いますが、それぞれに意識の差があり、そこが唯一のギャップでしたね。

―――そんな同期の方で、影響を受けた人はいますか。

影響を受けた人というと、全員ですね。医療系の人としか接しない人生を送ってきて、医療業界以外で働いている友達がいませんでした。そんな訳で、改めて自分のいた環境は特殊だったなと感じました。視野が広がりましたね。

アウトプットし続けたことで、応援してもらえた

―――卒業後も交流はありますか。

実は、今、同期二名に事業を手伝ってもらっています。一人は、プロトタイプを作りたいなと思っていた時に、たまたま手が空いていたので、声を掛けました。そうしたら、いい意味で面白がってくれて。ジーズの課題とかでも、しつこく看護にまつわるアウトプットをしていたので、私の想いは知ってくれていました。それで、手伝ってくれることになったんです。

もう一人も、同じような感じでした。私は、センスが無くて、フロントエンドの方よりバックエンドの方が好きだったんです。その人は、見た目も、作っているプロダクトもかわいかったし、デザインが好きでした。だから、そういう部分をやってくれないかなとお願いしたら、「やれることはやるよ」と応援してくれることになりました

「なんでそこまでしてやりたいんだろう」を問い続けた半年間

―――入学を検討されている方にアドバイスをお願いします。

めっちゃコードを書けば、プロダクトは完成させられると思うんですよ。ただ、めげずに手を動かし、調べ続けられるかって、「何のためにやってるんだろう」というのがないと難しいと思います。

途中から、こんなに苦労して寝ずに課題やって、そこまでして看護業界を良くしたいのかなと疑問が湧き出してくるんです。諦めようと思えばいつでもできるし、ここまででいいやと思えば、それで終わります。

その時に、「何で自分は、こんなに頑張っているんだろう」と問いかけ、徹底的に自己に向き合い続けました。だから、コードを書く時間は、自分と向き合う時間だなと思いましたね。

徹底的に自己に向き合った半年は、卒業後の人生にも影響を与えると思います。

絶対に看護師の仕事をスマートにしたい

―――最後に、どんなプロダクト開発をされているか教えてください。

今作っているのは、看護師さんのタスク管理アプリです。誰が何をやっているのか可視化して、マネジメントがもっと上手くできるようになれば、業務量が減るんじゃないかなと思っています。

現場の人って、スケジュールを紙で管理しているんですよ。Googleカレンダーとか使えばという話なんですけど、患者さんに合わせてどんどん予定が変わるから、予定なんてあってないようなものなんです。そのため、よくビジネスの場で使われているカレンダーやタスク管理アプリだとUIがあまり良くありません。臨機応変に変わる予定を、直観的に入れたり消したりできるようなものがあると、絶対いいと思うんですよ。看護職のアナログな環境を変えていけると信じています。

メディカルギーク 崔賀英さん3

最後に

初めてハヨンさんの自己紹介を聞いた時、子育てに学習にと、とても大変そうな印象を受けたため、「何が彼女を突き動かしているんだろう」と興味を持ちました。また、純粋に女性として、「子供を育てながら、自分の意志を貫く」というカッコよさに惹かれ、ワクワクしながらインタビューをさせていただきました。

時間を作る努力と看護職への熱い想いが、ジーズアカデミーのコミュニティと合わさって、GGAで優勝するほどのプロダクトへと昇華されたのだなと感動しました。

ジーズアカデミーでは、ハヨンさんの他にも、専門職での経験を持つ方々が、その業界の課題解決に挑戦しています。「自分が感じた課題を解決したい!」という情熱をお持ちの方は、ぜひ飛び込んでみてください!

 

はじめまして!
UNIT_SAPPOROコミュニティマネージャーの真知子です。
遂に、「G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO」が北海道札幌にやってきました!

UNIT_SAPPORO1

この記事では、UNIT_SAPPOROの概要、開校経緯、第1期生のご紹介やデータ属性などをご紹介いたします。

目次

Gs ACADEMY UNIT_とは

デジタルハリウッドが運営する、起業家・エンジニア養成スクール「G’s ACADEMY(ジーズアカデミー)」の新業態であり、地方都市のコワーキングスペース運営者と共同開催する起業家・エンジニア養成コミュニティが“G’s ACADEMY UNIT_”(ジーズアカデミーユニット)。
初出店となるUNIT_SAPPOROは、サツドラホールディングス株式会社のグループ企業であり、教育事業を展開する株式会社シーラクンスとともに、北海道をリードし、セカイを変える起業家を生み出します。

UNIT_SAPPORO2

Gs ACADEMY UNIT_SAPPOROの開校経緯

「北海道の未来のために、テクノロジーを駆使してセカイを変える人材育成を行いたい!」

全てはここから始まります。

UNIT_SAPPORO3
G’s ACADEMY卒業生
Mile Share – 株式会社マイルシェア 代表取締役社長
森田 宣広さん

2020年2月。熱い想いを持ったG’s ACADEMY卒業生、森田 宣広さんが発信し、クラウドファンディングによる誘致活動が発起。(https://camp-fire.jp/projects/view/25075) サツドラホールディングスをはじめとする多くの企業や個人・136件のご支援により、154%の達成率でプロジェクトは成功しました。これを受け、森田さん、支援者の皆様、G’s ACADEMYにて、2020年6月、短期プログミングキャンプ「G’s CAMP」を札幌で開催。
その際の多数の支援者・参加者からの熱いご要望により、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROの開校にいたりました。

定員15名を上回る20名が第1期生として入学

男性受講者が多いスタートとなりました。大学生割合の多さに加え、すでに地域でスモールビジネスを手掛けている起業家が「セカイを変える」プロダクト創出のために入学する傾向が目立ちました。

UNIT_SAPPORO4
プログラミング
入学者属性

第1期生入校目的は「北海道」や「地域社会」に貢献するためのプロダクト制作・ビジネス創造

岡本大樹さん

岡本大樹さん
「北海道大学獣医学部を中退後、北海道大学医学部医学科に再入学。大学で様々な学問に触れる中で、何か新しいサービスを生み出し誰かの役に立ちたいと思うようになりました。その手段としてプログラミングを用いることで、医学生という医師と患者さんの間の存在である自分だからこそ作れるサービスがあるのではないかと考えました。実際により多くの方に使っていただき、たくさんの機会で役に立つことができるプロダクトを生み出します。」

竹内信二さん

竹内信二さん
「立命館アジア太平洋大学を卒業後、故郷の北海道で就職したいと思い、サツドラホールディングスに入社しました。現在2年目で、店舗業務にあたっています。プログミングは全くの未経験ですが、G’s ACADEMY UNIT_SAPPOROのWebサイトをみて2秒後に申し込みました。サツドラの現場からの課題解決ももちろんですが、北海道に貢献したいという想いが強くあります。想いをプロダクトにつなげたいと思います。」

東山博計さん

東山博計さん
「高校卒業後、札幌市の市役所に勤務しています。ごみ収集、道路パトロール、公園や道路設計・工事等を担当し、現在は南区の地域振興課でスポーツイベント等の企画・実施を行っています。G’s ACADEMYでは、『地域を明るくする』プロダクトをつくりたいと思っています。図書館に入り浸っている高齢者の方々やスーパー銭湯に集まって時間を過ごす地域の方々を、地域社会に参画させるプロダクトをつくります。」

吉田陽香さん

吉田陽香さん
「旅行会社で給与計算事務をしています。業務の中で、RPAというAIのシステムを使い始めて、プログラミングの未来を感じました。プログラミングで、この世界に『楽しく楽(ラク)できるもの』を創り出したいと思っています。」

20名の入学者の中から、一部の方の入学動機などをご紹介させていただきました。
働き方改革によって副業が促進され、リモートワークや在宅ワークは、コロナ禍においてますます浸透しています。働き方が多様化する昨今、ひとつの選択肢として起業やプロダクトローンチ、ビジネス創造を志す人も増加の一途をたどります。

そんな中、開校を迎えたG’s ACADEMY UNIT_SAPPORO。
様々なバックグラウンドを持つ学生や会社員・公務員である第1期生の皆さん。入学式では、「札幌からセカイを変えるGEEKになる」「北海道に貢献したい」「地域社会を変えていきたい」という強い想いを語り、G’s ACADEMYの卒業生らによるメッセージは、そんな皆さんのやる気をさらに刺激しました。

懇親会では、なぜUNIT_SAPPOROに入学しようと思ったのか、お互いがどのようなバックグラウンドを持つのかなどをお話されていました。
第1期生で顔を合わせるのも本日が初めてでしたが、関わりを深める良い機会になり、これからのUNIT_SAPPOROを盛り上がりが楽しみです。

UNIT_SAPPORO5

2021年1月31日開講「第2期生」募集受付

地域からセカイを変える、「G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO」第1期生は、2021年4月におこなう投資家・採用担当者向けのピッチイベント「Global Geek Audition」(GGA)に向けて、プログラミングスキルを身に付け、オリジナルプロダクトを制作していきます。

今後も、中間発表等をレポートしていきますので、第1期生の奮闘にご注目ください。

UNIT_SAPPORO6

「G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO」では、2021年1月31日に開講する第2期生を募集しています。

『オンライン学校説明会』の申し込みを受け付けています。
「G’s ACADEMY UNIT_SAPPORO」の紹介やコンセプト、カリキュラム詳細や受講費用等について、詳しくご説明いたします。

◆ 学校説明会

入学をご検討の方は、下記URLよりご予約のうえご参加ください。

https://gsacademy.jp/unit/sapporo/

こんにちは!G’s ACADEMY TOKYO(以下、G’s)の佐立です。

先日2020年11月12日に受講生の半年間の集大成であるGLOBAL GEEK AUDITION(以下、GGA)が開催されました。

今回は、初のフルタイム総合LABコース、週末集中DEVコースの合同開催のために、『GGA FINALIST PITCH』と前夜祭である『SCOUTING PITCH』に分けてGGAを開催しました。
この記事ではグランドオープンしたばかりの原宿新校舎での『GGA FINALIST PITCH』の様子をお伝えします!

https://gsacademy.jp/reading/2020/11/フルタイム総合labコース、週末集中devコースの合同/
GGA FINALIST PITCHの会場の様子

■週末DEV16期・フルタイムLAB9期による合同GGA

GGAとはG’sを受講した半年間で自分の課題・プロダクトに向き合った集大成を5分間のプレゼンテーションにぶつけていく卒業プロダクト発表会です。

今回は60社80名を超える企業・投資家の方に会場にお越しいただき、週末DEV16期・フルタイムLAB9期の中から選抜された20組が登壇しました。

このGGAの魅力は何と言ってもプロダクトという半年のアウトプットに対して、採用スカウト、出資などの評価をもらえる場になっているところです。
発表する側も、聞く側も、お互い真剣なスカウティングピッチイベントになっています。

投票の様子
ご来場された企業・投資家のみなさまによる投票

登壇者は自分の作ったプロダクトについて『なぜ、このプロダクトを作ったのか』『なぜ、自分が取り組むのか』『このプロダクトを通じて世界をどう変えたいのか』を伝えていきます。

G’sの掲げている『セカイを変えるGEEKになろう』というビジョンに共感し、半年間の受講期間中に『Why me?』に向き合い続けたからこそ、たどり着いた社会課題や自分が想い描いた未来を創るプロダクトの数々。

そのプロダクト全てに作り手の想いがあり、熱量を込めて問いかけてくる姿に圧倒される2時間になりました。

■GGAの結果はいかに!?

第1位 : 余田有希子(東京DEV16期)
生音コンテンツ制作の人材探しサービス「NAMAOTO」

余田有希子(東京DEV16期)
生音コンテンツ制作の人材探しサービス「NAMAOTO」

フリーランスの作曲家としてイベントや環境音楽、映像音楽を手掛けている余田さん。
活動の中で生演奏による音作りにこだわっていて、生音のコンテンツを作る際の一人一人のクリエイティビティの掛け合わせによって出来上がる生音には時代を超えても変わらない普遍的な力があると信じて、生音コンテンツ制作の人材探しサービスを作り上げました。

サービス画面の説明のタイミングに合わせてヴァイオリンとコントラバスの生演奏が始まり、会場は一気にNAMAOTOに引き込まれていました!

投資家・企業のコメント
・私も音楽業界におりましたので、音楽業界の遅れは課題として感じていました。シンプル、でも必要性の高いプロダクトで非常に共感しました。(企業採用担当)
・アーティストなどのスペシャリストのマッチングとして広げれば、ニッチでもニーズはあるように感じました!(投資ファンド担当者)
・小規模な結婚式向けなど、特定イベントに特化したサービスにすると良いと思います。(投資ファンド担当者)

第2位 : 川野翔太郎・関口景太(東京LAB9期)
検索から課題解決までの情報を体系的につなげるサービス「Sinapse」

川野翔太郎・関口景太(東京LAB9期)
検索から課題解決までの情報を体系的につなげるサービス「Sinapse」

調べ物をするときに検索しているとブラウザにタブが乱立してしまうという日常の課題から着想を経て作られた、課題解決型検索システムSinapse。

自分の備忘録としての検索情報の整理が、他の人の課題を素早く体系的に解決できるというシンプルな仕組みと、フローチャート図のようなUIは検索の新たな手法となる可能性を秘めていると感じました。
また、『誰かが検索したことは苦労して検索しないで済む』世界を作るというVisionも明確でした!

投資家・企業のコメント
・プレゼンを受けてニーズ喚起されるような良いプロダクトだと思います。是非利用したいです。(投資ファンド担当者)
・C向けサービスというよりは論文の引用や特許などB向けのユースケースに可能性を感じました。(企業採用担当)
・情報が古くなるのを利用者が更新できるとかあると良さそうに思います。UIも使いやすそう。(投資ファンド担当者)

第3位 : 橋詰一平(東京LAB9期)
Markdownエディタサービスサービス「#wired」

橋詰一平(東京LAB9期)
Markdownエディタサービスサービス「#wired」

Webサービスなどの共同開発の際に使用するMarkdown形式のエディターについて、いま世の中にあるサービスが最高なのか?という問いかけから始まり、Apple創業者であるジョブズならどういうUIを作り上げるかを考えて実装した、チーム向けの情報共有ツール #wired。

62枚の大作のスライドからは、世の中で一番使いやすいMarkdownエディターはこれだ!と言わんばかりの迫力を感じ、これまでのスタンダードであったサイドプレビュー方式とは異なるUIを提唱されています。
5分間に目一杯詰め込まれたプレゼンからは橋詰さんのプロダクト作りに対する想いの強い人柄もよく伝わってきました!

投資家・企業のコメント
・エンジニアとしては是非使いたいエディターだと思った。(企業採用担当)
・プロダクトのアイデア、着眼点が良いと感じました。もっも詳しく聞かせてください。(企業採用担当)
・ユーザビリティもパーソナリティもプレゼンも、最高でした!(企業採用担当)

20名の発表者がそれぞれ思い思いのプロダクトを発表していく姿からは、これまでのG’sに通った半年間の生活が楽しくもあり、辛くもあり、ひたすらに『Why me?』について考え抜くことに向き合って歩んできた足跡を感じました。

発表を終えた後は登壇者が前に勢揃いして企業の方との名刺交換会を実施。
たくさんの交流が生まれ、G’sから未来へと羽ばたいていくGGAになりました。

名刺交換の様子
GGA FINALIST PITCH後の名刺交換会

ここがゴールではなく、これからもそれぞれの分野で活躍されることでしょう。
東京DEV16期・東京LAB9期のみなさん、お疲れ様でした!

GGA
半年間通った集大成であるGGAを終えて

発表する人はもちろん、それを見守る同期、運営していた裏方スタッフ、参加してくださった企業の方々、コロナ禍での開催となった今回のGGAはみなさんの協力があってこそ成立しました。

みなさまありがとうございました。

G’sACADEMYのことがもっと知りたい!という方は
是非学校説明会にご参加ください

◆ 学校説明会
下記URLよりご予約のうえご参加ください。

皆さん、こんにちは!
G’s ACADEMYの菅谷です。

ついに、G’s ACADEMY TOKYOの原宿新校舎が開講となりました!!!

つきましては、原宿校舎へのアクセスをまとめてブログとしてお届けします。
駅から徒歩1分の場所ですぐにわかりますが、特定の入館方法がありますので、こちらでチェックしてください!

最寄り駅はJR山手線「原宿駅」と東京メトロ「明治神宮前」(千代田線・副都心線)で、どちらからでも徒歩1分!!

原宿駅の東口を降り、表参道方面を見てください。駅から出てすぐの場所に横断歩道がありますのでこちらを渡ってください。

校舎外観1

横断歩道を渡りましたら、右手にあるコープオリンピアの方向に再び横断歩道を渡ります。

校舎外観2

G’s ACADEMY が入っている複合施設「JUNCTION harajuku」に到着です!
印象的な丸いGATEをくぐってビルに入っていきます。

校舎案内1

ビル内に入るとすぐに「JUNCTION」のロゴが書かれた踊り場に出ます。
ロゴの前を左に曲がります。

校舎案内2

曲がった先には階段がありますので、南国酒家の名残あるステキな階段を1階下に降ります。
※ご注意!※『階段を降りて』JUNCTIONの入り口にお越しください。エレベーターではG’s ACADEMYに行けません!!

校舎案内3

階段を下りてすぐの所にJUNCTIONのENTRANCEがあります。
ここで「011」をインターホンで押すと、G’s ACADEMYスタッフが出ます!

お手数ですが、『お名前・目的』をはっきりとお伝えください。

※G’sメンバー(卒業生)は『所属していたクラス+氏名』でお伝えください!

校舎案内4

ENTRANCEを入り左手に真っすぐ進みます。

校舎案内5

廊下を進むと左手にG’s ACADEMYの校舎に通じるドアがあります。

なんとも豪華な階段を下ります。

校舎案内5
校舎案内6

こちらが、G’s ACADEMY TOKYO BASEです!
内装のコンセプトは「GEEKのためのLounge」
受講生・卒業生が落ち着いてコードに専念できるような空間作りをしています。

館内には卒業生スタートアップである株式会社ランドスキップによる4Kの美しい風景映像が流れ、地下空間に世界とつながる窓を演出しています。

校舎案内7
校舎案内8
校舎案内9

ぜひ、遊びにお越しください!

 【G’s ACADEMY TOKYO 原宿校舎】

住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目35−3

アクセス

こんにちは。G’s ACADEMY事務局です。

G’s ACADEMYでは、「プログラミングを駆使してプロダクトをゼロから開発すること」を軸としたカリキュラムを提供しています。
そのため、「新しい事業を自分の手で創り出したい」と考える多くのビジネスパーソン、特に日本を代表する大企業や有名企業に所属されている方が多く入学されます。

今回は、そんな代表的な有名企業に所属しながらも新たなプロダクトを生み出した過去の事例を、ほんの一部ですがご紹介します!

◆ Case1:週末DEV1期卒業 中島貴春さん(元竹中工務店)
建設現場の工事写真を撮影、管理するサービス「Photoruction」を創り上げ、株式会社フォトラクションを創業。2020年5月に新たに総額 5.7 億円の資金調達を完了。
(インタビュー記事はこちら:https://gsacademy.jp/reading/2017/01/000212/)

フォトラクション 中島貴春さん

◆ Case2:週末DEV9期卒業 高木宏さん(住友商事)
有名なスポーツ選手が学校に来て直接生徒に指導するという機会をインターネットで気軽に創ることができるサービスを立ち上げ。社内アクセラレータ―「0→1チャレンジ」に採択される。
(インタビュー記事はこちら:https://gsacademy.jp/reading/2019/11/000359/)

住友商事 高木宏さん

中島さんや高木さんのような、有名企業出身で、G’s ACADEMYに入学し、半年で素晴らしいプロダクトを創り上げてきた方々は他にもたくさん。

実際に、直近2年でG’s ACADEMYに入学された方々も、様々な業界の有名企業出身の方が多くいらっしゃいます。

入学者のメンバープロファイル

では、いったいなぜ、G’s ACADEMYは大企業に勤めるビジネスパーソンが学ぶスクールとして選ばれているのでしょうか?

その秘密について、G’s ACADEMY創設者・児玉と、学校長・山崎先生が深掘りするイベントを10月7日(水)に開催します!

ゲストには新卒でアップルコンピュータに入社、その後G’s ACADEMYを卒業して、株式会社ランドスキップを創業された下村一樹さんをお招きし、卒業生視点からも秘密を探っていきます。

新規事業開発、プログラミング学習においてG’s ACADEMYがどのような取り組みをしているのかを知ることができるイベントになっております。ぜひお越しください!


詳細はこちら:https://gs-whyme.peatix.com

校舎

■こんな方におすすめ
・起業に興味がある方
・スタートアップでの仕事に興味がある方
・社内で新規事業の企画に興味がある方
・G’s ACADEMYがどんなところか興味がある方

■開催概要
日時:2020年10月7日(水)19:30~21:00
会場:G’s ACADEMY TOKYO (原宿駅徒歩3分)
(住所:東京都渋谷区神宮前6-35-3 JUNCTION harajuku)
参加費:無料
定員:50名
配信:YouTubeLiveによる配信も併用して開催します。
※当日は新型コロナウィルス感染予防に努め、会場内が密にならないよう換気をおこない、来場者の皆様にはアルコール消毒、検温などのご協力をいただきます。

event_entry

こんにちは、スタッフの金子です!

4月から新入社員として入社し、G’s ACADEMYで働くようになってから、G’sの受講生や卒業生などいろいろな方にインタビューをしてきました。

インタビューを重ねる中で私が強く感じたのは、「G’s ACADEMYのメンバーには、十人十色のバックグラウンドがあり、そのバックグラウンドこそがプロダクトを作りきる原動力となっている」ということ。そして、その原動力のことを、G’s ACADEMYでは「Why me?(なぜ自分がそれをやるのか)」と呼んでいます。

参考記事:「Why me?」に答えられない起業家は生き残れない時代が来た(Newspicks) https://newspicks.com/news/5027403/body/

こちらのNewsPicks記事の中でも紹介されている、G’s ACADEMY発ベンチャーの一つ「助太刀」の代表取締役兼CEO我妻さんのケースのように、G’s ACADEMYのメンバーは社会人・30代以上の方が多いため、5年、10年築いてきたキャリアが「Why me?」につながっているケースも多くみられます。

そこで今回は、「Why me?」のベースを「自身のキャリア」におき、プログラミング初心者ながら、今まさにプロダクトの完成に向かって突き進んでいる、戸渡文子さんのインタビューを紹介します!

whyme1

<戸渡さんプロフィール>
京都府生まれ、兵庫県育ち。早稲田大学第一文学部・ロンドン大学歴史学研究所卒業。大阪大学大学院で助教3年の後、10年間、イギリスの公的国際交流機関ブリティッシュ・カウンシルに勤務。プロジェクトマネージャー(教育マーケティング、留学市場コンサルタント、大学連携支援)を務めた。2019年8月に退職後、デジタルハリウッドStudio渋谷でWebデザイナー専攻を受講・修了。その後、プログラミングを通したWebサービスでの起業を目指し、G’s ACADEMYに入学。フルタイム総合LABコース9期生として、現在卒業制作に取り組んでいる。


――本日はよろしくお願いします。まずは、G’s ACADEMY を知った経緯を教えてください。

戸渡
 もともと、以前の仕事の退職後に起業を目指していて、事業のウェブサイトくらいは自分で作れるようになりたいと考えていたため、デジタルハリウッドSTUDIO渋谷のWebデザイナーコースに半年間通っていました。その時に、デジタルハリウッド大学の杉山学長の講義を聞く機会があり、G’s ACADEMYという学校があって、デジタルな技術をベースとした起業を支援している ことを知り、俄然、興味がわきました。どのような分野であれ、これから新しい事業をおこしたいのであれば、時代が求めているのはデジタルなサービスだと考えていたので、「これだ!」と直感的に思いました。

――プログラミングは未経験だったとのことですが、入学後実際にプログラミングをやってみて、想像とのギャップはありましたか?

戸渡
 Webデザイナーのコースで、HTMLとCSSといったマークアップ言語勉強していたので、最初のハードルは比較的低かったのですが、JavaScriptなどのプログラミング言語は全くの初心者でしたので、わからないこと多く戸惑いもありました。それでも、入学前に想像していた以上に、プログラミングが楽しくて、とても前向きな気持ちで学ぶことができました。

――JavaScript以降、PHP、Laravelといったサーバサイドの技術も学び、よりプログラミングの難しさも体感されたかと思います。その中でもプログラミングを楽しく前向きな気持ちで取り組めたのには、何か理由があるのでしょうか?

戸渡
 G’s ACADEMYの熱量に影響されたからでしょうか。
 特に、私たちの期は、入学早々、コロナによる緊急事態宣言の発令で、通学が全くできなくなってしまい、オンライン授業に完全に移行しました。その中で、講師の先生やチューターさん、学校の運営担当の方が、オンラインであっても、いかにベストな学習体験ができるかを考え、全力でサポートをしてくださいました。その熱さに影響されて、高いモチベーションで、前向きな気持ちで学習に取り組めたと思います。あと、G’s ACADEMY での学びの特徴として、アウトプットが重視される、というスタイルがあります。毎週のように課題(プロダクト)を設定して、プログラミングを通して、プロダクトを作りきるという経験が、習熟度の高さにつながったと思います。

whyme2
クラスメンバーでコミュニケーションをとっている様子

――プログラミングを学びながら、「壁を突破したな」と感じられた瞬間はありましたか?

戸渡
 入学から1ヵ月後の「JS選手権(※)」をきっかけに突破できた感がありました。

※JS選手権とは?:入学から1ヶ月程度で行われる、JavaScript学習の成果を競うイベント
参考記事:LABコース入学から1ヵ月の成果は?「JS選手権」入選プロダクトをご紹介!

――そうだったんですね!戸渡さんは、JS選手権で、ご自身のバックグランドと結びついたプロダクトを制作されましたよね。これは当初から「これを作りたい」という構想があったのでしょうか?

戸渡
 いいえ。実は入学当初は、以前の仕事とはまったく関係のない分野でビジネスをしたいと考えていたこともあり、G’s ACADEMY で取り組むプロダクトのアイデアについてはまだ明確なものがありませんでした。ただ、JS選手権で発表したプロダクトのアイデアに行き着いたのは、プログラミングと並行して行われる「企画」に関する授業を受けてからです。
 企画の授業を皮切りに、「Why me?」を言語化するという訓練を徹底的にされます。何度も何度も、人前でその話をする機会があり、そのことは、自分が取り組みたいこと、自分だからこそできること、どのような世界にしたいのか、ということを考え直すきっかけとなりました。

 「Why me?」がはっきりしたら、次にWho(誰に対して)、What(何を)、How(どのように)を考えていく作業をします。そうしたプロセスを経ることで、私は長い間、国内外の教育機関を対象として、留学マーケティング支援の仕事をしていて、そこにやりがいを感じ、自分のバックグランドと能力を一番発揮できる場所であるということに改めて気がつくことができました。
 さらにその分野は、デジタル化が十分とは言えない状況にあるので、まさに今勉強しているプログラミングを使って新しいサービスを開発するのに最適なんじゃないかと考えるようになり、現在のプロダクトアイデアを作り上げることができました。授業だけでなく、卒業生で起業経験のある方々などにピッチをする機会もいただき、アイデアをより深く練って行くことができました。

whyme3
お互いの理解と自分の考えていることを見える化するLT会の様子

――なるほど、まさに自分の「Why me?」に気づいた瞬間があって、そこからプログラミングの難しさの壁も突破できたんですね。
 戸渡さんがJS選手権で制作されたプロダクトは、その後もご自身でブラッシュアップされていましたが、さらにチーム開発(※)でも戸渡さんのプロダクトを制作していましたね。

戸渡
 はい。チーム編成の発表があってから、チームリーダーから私がこれまでブラッシュアップしてきたプロダクトを土台に、Laravelという新たな技術で作り変えてみることをとご提案いただきました。チームとして技術力をあげるのに、私のプロダクトをベースにすることが最適だ、とリーダーが判断してくださったようです。

※チーム開発とは?:入学から3ヵ月後に行われる、これまでに学習した技術を駆使してゼロからプロダクトを企画し開発するハッカソン形式のイベント
参考記事:フルタイム総合LABコース入学から3ヵ月の成果は?BootCampフェーズ最後の「チーム開発」入選プロダクトをご紹介!

――チーム開発だと、メンバーそれぞれの「Why me?」が違うなかで開発方針をぶらさずに進めることは難しかったと思いますが、戸渡さんの Why me を中心とした思いを、チームメンバーに共有はしたのでしょうか?

戸渡
 そのときは、技術力を高めることがチームのテーマだったので、私個人の Why me を、チームメンバーに共有して共感してもらうということは、正直、重きを置いていなかったです。ただ、開発方針でぶれずに進めたのには理由があり、それは企画の授業を通して「Why me?」から落とし込んだ「プロダクトのWho、What、How」が、すでにかなりはっきりとさせていたからではないかと思います。何をするかが明確だったので、チームが一丸となって技術でそれを実現することに迷わず力を注げたのではないでしょうか。

whyme4
チーム開発のチームの様子

――ブラッシュアップを重ねたり、使用技術を変えて行ったりしても作るものがぶれないのは、Why me?から落とし込んだプロダクトの方針がはっきりしているからなんですね。

最後に、Global Geek Audition(GGA) や卒業後の展望を教えてください。

戸渡
 いま、卒業制作に取り組んでいて、それが終わったらGGAでの発表があります。実際にユーザーに使っていただくプロダクトにするためには、授業の課題の一環で作ってきたプロダクトを土台に、新しい技術もプラスしてさらに練り上げる必要があり、いまそれに、苦しくも楽しく、格闘しているところです。
 時々、めげそうになることがありますが、GGAという目標があるので、そこで完成度の高いプロダクトを発表できるように、頑張っています。正直、いまは制作に時間が取られていて、ビジネスを作り上げるのに十分な時間が取れていないのですが、卒業後に早くにユーザーに使っていただけるよう、ビジネス面での準備を進めていきたいと考えています。

――卒業制作を楽しみにしています。ありがとうございました!


<インタビューを終えて>

今回の戸渡さんへのインタビューを通して、30代後半から40代の方の「Why me?」は、ここまで築いてきたキャリアと綿密に絡み合っていると感じました。
その理由は、ここまでキャリアを形成する中で、無意識に「Why me?」を問い続けて生きてきたからなのではないでしょうか……


G’s ACADEMY に入学すると、「Why me?」 を深堀する機会が多くあります。
「Why me?」 を問うことで、自分自身がやってきたことと、今後自分がやりたいことが見えてきて、それがプロダクトをデプロイするための強い原動力につながるようです。

「なぜあなたがそれをやるのか、作るのか?」。その業界や職業で10年、15年とキャリアを積んできた方だからこそわかる「Why me?」が、世界を変えるプロダクトを生み出すのだと感じました。

G’s ACADEMYでは、現在フルタイム総合LABコース10月生の出願を受付け中です。自身のキャリアのなかで培ってきた視点で、何か新しいことに挑戦してみたいと考えている方は、ぜひ一度学校説明会にお越しください。

 

こんにちは。ジーズアカデミーSTAFF松島です。
「福岡市で起業を考えている方」へお役立ち情報をお届けする
~福岡スタートアップレポート Vol.2~
今回は福岡で是非、活用していただきたい 【起業・創業支援】
についてお届けします
2014年に国家戦略特区に認定されたことで 起業活動、スタートアップが盛り上がっている福岡市。 そんな福岡市で活用できる創業支援はなにがあるのかをお伝えします。

福岡スタートアップレポート Vol.1では、福岡市 創業支援課 田中課長に【なぜ福岡は起業しやすいのか】をテーマにインタビューし、文化からひも解く福岡市の特徴や福岡で起業するメリット・デメリットをお聞きしました。今回は、福岡市の起業・創業支援についてお聞きした内容をまとめましたのでご覧ください!

福岡スタートアップレポート Vol.1 『なぜ福岡は起業しやすいのか』

↑お読みいただいていない方は、是非ご一読下さい!


~福岡で活用したい起業・創業支援~

特定創業支援について~

―特定創業支援を受けるにあたって会社設立時の登録免許税の軽減や創業関連保証の利用開始月の前倒し様々なメリットがあるが、一番使われているメリットはどれになりますか?

田中課長:特定創業支援事業の中では、大きく4つのメリットを受けることができますが、会社設立時の登録免許税の軽減が一番使われています。

―登録免許税の軽減についてざっくりと内容を教えてください。

田中課長:設立する会社が株式会社か合同会社の場合に限りますが、一つ目は資本金の0.7%の登録免許税が0.35%に軽減されます。最低税額の場合,株式会社設立は15万円が7.5万円に軽減されます。二つ目は1件につき6万円の登録免許税が3万円に軽減されます。

―特定創業支援を受けるにあたってどのような書類が必要で、いつ迄に提出しないといけないなどルールがあれば教えてください。

田中課長:認定を受けた創業支援機関で4つの知識を勉強していただく必要があります。

①経営

②財務

③販路開拓

④人材育成

こちらを一か月以上かけてしっかり学んでいただきます。その後、創業支援課で証明書を発行します。その証明書をもってお手続きしていただくと創業支援事業のメリットを受けることができます。

―創業支援機関として認定されている機関を教えてください。

田中課長:商工会議所、スタートアップカフェ、株式会社アイ・ビー・ビーなどです。

福岡市が運営する創業支援機関
民間企業が運営する創業支援機関

開業ハンドブックについて~

―まずは開業ハンドブックを作成した意図を教えてください。

田中課長:そもそも皆さん開業、起業は何回も経験するわけではないので、何から始めたらいいかのわからない、どのような書類が必要なのか分からない方がほとんどなので、系統立てて説明する資料としてご準備しています。

―開業ハンドブックの上手な使い方はありますか。

田中課長:開業ハンドブックはインターネットで公開しているので、「福岡市 創業支援」等でお調べしていただきHPからダウンロードしてお使いください。

準備編から手続き編、お役立ち情報とありますので上手に活用していただければと思います。

内容が少し古くなっている個所もありますので、創業支援課に確認していただきながら進めていただければ間違いなく進めることができます。

スタートアップカフェについて~

―スタートアップカフェは何を目的に設立されましたか?

田中課長:スタートアップカフェというのはカフェみたいに誰でも気軽に立ち寄れる場所を目指して設立されました。それまでも開業手続きの相談の窓口はあったが、いわゆる行政の窓口で平日の9時から17時で商工会議所みたいな建物の中で部数が限られててと、勇気を出していかないと相談できないみたいなものだった。

最初、スタートアップカフェも本屋さんと併設して開設したのですが、依然と比べて相談件数が7倍くらい増加しました。創業や新しいチャレンジに関して関心を持っていた人がこんなにいたのかと思ったくらいでした。

その後もスタートアップカフェの中には人材マッチングセンターやオンラインでの会社を作る手続きをサポートする開業ワンストップセンターなど様々な機能が増えています。

福岡で会社を立ち上げようと思っている方は是非、ご相談に足を運んでいただけたらなと思ています。

スタートアップカフェ(Fukuoka Growth Next 1階)

―最後になりますがFukuoka Growth Nextについて教えてください。

田中課長:先程のスタートアップカフェは会社を立ち上げる、立ち上げてから少し経った会社の支援といものがメインになってますが、新しく立ち上げた会社の成長支援のところになりますとFukuoka Growth Next(※以下、FGN)になります。

インキュベート機関としてご入居いただいたりだけではなく、VCとのマッチングやメンターとしてメンタリングを行ったり成長のためのサポートをFGNでは行っています。そういったサポートを開業後には是非、ご活用いただきたいなと思っております。

Fukuoka Growth Next

―最後に田中課長一押しの支援制度や裏技があれば教えてください。

田中課長:これまで説明した支援や施設というものは是非、活用したもらいたいのはもちろんですが、会社を成長させる、事業を軌道に乗せるというところが一番大事になってくるので、そういう意味ではFGNでやっているモニタリングだとかそういうネットワークの為のサポートを是非活用してほしいなと思います。

会社を作る、立ち上げるときとその先の成長させていくというところそれぞれで必要なサービスは若干異なるところがあるので、しっかり会社を継続させていくためには、スタートアップカフェやFGNが行っている取り組みを最大限に活かしていただきたいです。

~取材先~
福岡市 創業支援課
福岡県福岡市中央区天神1丁目8-1 B(行政)棟 14階 B-18

ジーズアカデミー福岡では現在、 2021年7月開講の週末集中DEV9期生と、2021年10月開講の平日フルタイムLAB6期生を募集しています。 少しでもプログラミングでなにかやってみたい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください

 

こんにちは!G’s ACADEMY YOUTH CAMP事務局の菅谷です!
今日は、G’s ACADEMYが運営する中高生向けプログラミングキャンプ「YOUTH CAMP」について、講師の小菅先生にインタビューしていきたいと思います!

YOUTH CAMP 2020冬の概要

 

開催日程:12月28日(月)~12月30日(木)

開催時間:各日10:00~18:00

学べる技術:HTML、CSS、JavaScript

 

3日間でサービスの企画から開発までを体験するプログラミングキャンプです。この冬、モノ作りの楽しさを実感していってください!

少しでも興味ある方は詳細をご覧ください。

 

菅谷:「小菅先生はYOUTH CAMPをいつから担当されているんですか?」

小菅先生:「2017年夏からYOUTH CAMPの担当をしています。最初は運営のジーズアカデミーの本コースの延長として行っていました。ただ、中高生には本コースの「起業」というテーマは難しく、より身近なテーマが必要だと考え2019年から内容を刷新して、現在まで毎年春夏冬で開催しています。」

YOUTH CAMP1

菅谷:「開催毎によって工夫をされているんですね。YOUTH CAMPの魅力を教えていただけますか?」

小菅先生:「中高生向けということもあり、堅苦しさがないことですね。気軽に参加することができるんですが、一方で受講後の達成感の度合いには自信があります。プログラミングを知って、受講が終わった後もプログラミング楽しんでくれている子もいるんですよ」

菅谷:「かなり積極的に参加される子が多い印象ですが、YOUTH CAMPにはどんな子が参加されますか?」

小菅先生:「毎回バラエティ豊かな子が参加されますね。特に中学生が多いです。自分でインターネットを使って探してくるお子さんもいれば、親御さんから薦められて来る子もいます。中には既にプログラミングを学んでいたり、起業を目標にしている子だっているんですよ」

YOUTH CAMP2

菅谷:「中学生で起業、、それはすごいですね。そんな子が参加されるCAMPにかける小菅先生の想いを聞かせていただけますか?」

小菅先生:「YOUTH CAMPへの想いは年々強くなってきてますね。正直、最初は中高生相手ということで戸惑っていたんですが、少しずつ講義や企画に自分の色を出していくことができるようになりましたし、参加してくれた子たちの本気度がすごく高いので、僕もそれに答えたいですね」

YOUTH CAMP3

菅谷:「どんなお子さんにYOUTH CAMPはオススメですか?」

小菅先生:「どんなお子さんにも来てほしいと思ってます。特に魅力を感じてもらえるのは、ゲームがすごく好きな子や将来的に未踏ジュニアへの選出を考えられている子には楽しんでもらえると思います。」

菅谷:「小菅先生ありがとうございます!最後に参加を検討されている方にメッセージをお願いします」

小菅先生:「YOUTH CAMPでは、どんな理由で来てくれた子にも、プログラミングと自分の身近な事をつなげられるような授業を行ってます。ですので、たとえその子が今後の進路に悩んでいたとしても一つの世界を知ってもらえるキッカケには必ずなると思います!ぜひ、参加してみてください」

小菅先生のYOUTH CAMPにかける想いが、インタビューを通して改めて感じることができました。小菅先生だけでなくスタッフ全員が、参加してくれた中高生の皆さんにプログラミングの楽しさを知ってもらおうと準備しています!

興味のある方は、説明会も開催しておりますので参加してみてください!

YOUTH CAMPの説明会への参加はこちら

 

開催日程:12月10日(木) 14:00~

12/17(木) 17:00~

12/19(土) 13:00~

 

学べる技術:HTML、CSS、JavaScript

 

3日間でサービスの企画から開発までを体験するプログラミングキャンプについて、もう少し詳しく知りたい方は是非説明会にご参加ください!

 

https://peatix.com/event/1734642
YOUTH CAMP講師陣

YOUTHCAMPに参加されたい方はこちら

 

『GLOBAL GEEK AUDITION』(GGA)は、卒業を控えたジーズアカデミーの受講生が6ヵ月間の期間を経て練り上げた『ビジネスプラン』とそのビジネスを実現する『プロダクト』を5分間のピッチに込めて発表する場です。過去17回開催されてきたGGAは単なる卒業制作の発表にとどまることなく、投資先スタートアップを探す投資家や、エンジニア採用をする採用担当者とのマッチングの場として、多くの関係者に熱い期待を集めてきました。そして開校から6年で過去の登壇者たちの実績は、起業数53社・資金調達の総額は66億3,200万円を突破することとなりました。(2021年4月現在)

*本動画は2018年に制作しています。

最終更新日:2021.4.16

福岡で起業がしやすい理由、福岡で起業するメリット・デメリットを、福岡市創業支援化の田中課長にインタビューしました。
「福岡市で起業を考えている方」へお役立ち情報をお届けする
~福岡スタートアップレポート#01~
第一弾は【福岡 起業 なぜ】
をテーマに福岡市 創業支援課 田中課長にインタビューしました!
2014年に国家戦略特区に認定されたことで 起業活動、スタートアップが盛り上がっている福岡市。 田中課長には【なぜ福岡は起業しやすいのか】で【起業するメリット、デメリット】等を お答えいただきました!
福岡市 経済観光文化局 創業支援課 田中 顕治課長
平成6年福岡市入庁、釜山-福岡経済協力事務所長 東京事務所次長(シティセールス担当)等を経て、平成31年4月から現職。

 

~なぜ福岡は起業しやすいのか~

-全国的にも福岡は起業が多い。スタートアップがアツい。という声を
 よく耳にしますが、福岡市で起業が多い理由を教えてください。

田中課長:
福岡という町は博多商人の流れ、文化を今も持っているところが大きく、
国家戦略特区に認定される前からもともとの起業数が多かったんです。

開業率の高い都市ランキング
出典:福岡アジア都市研究所「Fukuoka Growth July2016」、各都道府県労働局
 

-福岡の歴史、文化にも通じる部分があるとのことですが、
 他にも要因になる文化はありますか?

田中課長:
福岡の産業構造も面白いところがあって、
福岡市は第三次産業の卸業や小売業が占める割合が9割ほど占めていて
新しいものにチャレンジしやすい。新しいものが好きという文化が根付いているもの大きな要因になっています!

福岡県産業構成
出典:総務省・経済産業省「経済センサス」(2012年)

 

-新しいもの好きの文化ということですが、それは若年層にも当てはまるものなのでしょうか?

田中課長:
福岡市は21大都市中の開業率・起業者に占める若者の割合も全国1位となり
行政としても創業支援、スタートアップ支援が一番力入れている施策となっています!

起業者のうち若者の割合が多い都市
出典:総務省統計局「就業構造基本調査」(2012年)

 

-そんな福岡市の中で創業支援課の皆様の役割とはどのようなものでしょうか?

田中課長:

一番は環境整備です!

 

民間のプレイヤーや民間企業が創業したいとなった時のハードルをなくす、低くすることですね!
法的な枠組みで参入できないという事案を国家戦略特区というものを
最大限に活かしてチャレンジしやすい環境を創り出していきたいと思っています!

 

それが特定創業支援だったり開業ハンドブックスタートアップカフェです!

 

その他にも民間企業では採算を考えるとやりにくとかできない事案がいっぱいあって、そこへの支援や連携というのも濃くしていきたいです。

例で出すとFGN(Fukuoka Growth Next)が良い例になると思います!
※FGNについては、次回の記事で詳しく取り上げます。

 

 

 

~福岡で起業するメリット・デメリット~

 

-ずばり、福岡で起業するメリットとはなんでしょうか?

田中課長:
まずは、コスト面ですね!
東京とかの都心部と比べて賃料などの固定費が安いので、
東京で1回チャレンジする金額で福岡では2回チャレンジできる!

 

また、先程の話と少し被りますが、福岡市という大きな括りで
創業支援、スタートアップ支援というものに力を入れているところもあって
ネットワークがすごく大きし、創業者が手探りで苦労して手に入れたノウハウを
オープンにして後輩となる新しい起業家などに教えているのもすごいと思います。

 

 

-福岡市全体を大きなコミュニティとして捉えるということですね

 

田中課長:
そうですね!

 

町のつくり自体もコンパクトシティと呼ばれている福岡ですが、
ネットワーク自体もすごく密になっています。

 

起業家同士の繋がりや起業同士の繋がりがすごく強いので、どこかのネットワークに入るだけでどんどんネットワーク、コミュニティが広がっていきます!

 

 

-ここまでお話を聞いているとデメリットなんて無いと思えてきました。
 創業支援課の課長という立場上言いづらいところもあると思いますが、
 福岡で起業するデメリットがあれば教えてください。

田中課長:
以前は、起業家が多い、スタートアップが盛んといは言えども、
中枢となる東京との距離というのはデメリットでした。

ですが、コロナの影響でリモートでもセミナーに参加できたり
ピッチに登壇したりできるような環境に変化してきたので、
距離感というデメリットは少なくなってきたと感じています!

 

 

-最後に福岡市で起業を目指している方に一言お願いします!

田中課長:
コロナの影響で生活面もビジネス面も今までと違う側面が出てくると思っているので、是非、この状況だからこそ新しい取り組みに一歩を踏み出してほしい。

 

我々、行政も全力でお手伝いさせていただきます。

 

 

-さいごに

時には笑いを交えながら、終始和やかな雰囲気でのインタビューでしたが、田中課長から福岡をもっとアツくしたいという想いが伝わってきました!

お忙しい中、インタビューにお応えいただきまして、ありがとうございました!

 

 

~取材先~
福岡市 創業支援課
福岡県福岡市中央区天神1丁目8-1 B(行政)棟 14階 B-18

ジーズアカデミー福岡では現在、 2021年7月開講の週末集中DEV9期生と、2021年10月開講の平日フルタイムLAB6期生を募集しています。 少しでもプログラミングでなにかやってみたい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください

 

こんにちは!ジーズアカデミーFUKUOKA DEV2期卒業生でGGA(卒業制作発表DEMODAY)優勝者の橋本華恋さんから優勝者レポートが届きましたので転載させていただきます!

ジーズアカデミー卒業生、現役生の方はもちろんですが、入学を検討されている方にも是非、お読みいただきたい内容になっております!それでは、どうぞ!!
cyanzyo1

みなさんこんにちは! ジーズアカデミー福岡DEV2期卒業生の橋本華恋です。
この記事ではこれからジーズアカデミーの受講を検討している方や、
福岡で起業を考えている方に
・自己紹介
・ジーズアカデミーでの日々
・福岡とスタートアップ
・福岡のスタートアップ企業と支援施設の紹介
①株式会社オルターブース 小島社長
②福岡市創業支援課 清見康平様
③Fukuoka Growth Next 井手景子様
・まとめ
をシェアしたいと思います。

1.自己紹介

現在はキャンプ女子株式会社(本社:福岡県)と言う名前の通りキャンプスタートアップで仕事をしています。
現在はグランピング施設の運営やキャンプ場特化型のWEB制作会社としてHP作りからコンサルティング業まで幅広く事業展開しています。

cyanzyo2昨年11月よりオープンした油山グランピングの様子

それまでは、新卒で化粧品メーカーに就職。美容室専売品と言う特殊な化粧品を販売していました。簡単に言うと、美容室のパーマ剤・カラー剤、シャンプーやワックスのメーカーです。
前職では、商品の企画開発に携わったり、女性美容師限定のセミナーの企画や、イベント責任者など色々任されていました。

仕事も楽しく充実していましたが、ある週末に「キャンプ」に出会ってしまいました。
友人に連れられて行った初めてのキャンプにスッカリハマってしまいました。
もはや、新しいテントを買うために仕事する!!と言うくらい、熱狂していました。

しかし、そのキャンプにある疑問を持っていました。

・なぜインターネットでキャンプ場の予約ができないのか
・女性向けのキャンプ情報が少なすぎる
・キャンプ場が検索できない

まさにこの課題を解決するために私は7年間勤めた会社を辞め、キャンプスタートアップとして世界を変えたい!
その思いでジーズアカデミーに入学しました。

2.ジーズアカデミーでの日々

ジーズアカデミーに入学したのは2018年11月です。
福岡週末集中コース、通称DEVコースに入学しました。アイデア試験を受け、見事合格!
私は入学当初から「キャンプをテックの力で変える!」のwhy meは変わらず、卒業まで入学試験で発表したプロダクトを作り続けました。
会社員をやりながらのジーズライフはかなりハードなもの。当時の私のパソコンスキルはエクセル・ワード・パワーポイント。
HTMLとCSSはプログラミングではない!と太郎先生に言われた時は衝撃を受けました。「この先無理かもしれない」。
そうは言いながらも、営業しか経験したことのない私は、ジーズアカデミーを卒業してキャンプスタートアップを立ち上げるしかない!そう奮い立たせて日々プログラミングに向き合っていました。

一緒に起業をすると決めた相方のガッキー(同期の柴垣)も頑張ってくれて、太郎先生、担任の後藤さん、児玉さん、同期がいてくれたから頑張れました。
大人になって、こんなに大変で、仲間ができて・・・このような経験ができて本当に素敵な生活を送っていました!(寝不足は毎日!)

ジーズアカデミーでは、毎週土曜日に授業、その次の木曜日までに課題提出という流れでした。その授業と課題に必死についていきながら、これから始めるキャンプ事業の調査や実証実験、それも会社員を続けながらの全て並行して行っていました。

会社を定時に帰らないとジーズの課題ができないため、仕事の効率はとてもあがりました。パソコンスキルもついてきて、結果的にお客様へも今までとは違う角度で提案ができたり、相乗効果でかなり充実していました。

cyanzyo3ジーズアカデミー在学中の橋本さん

プログラミングスキルどころか、パソコンの知識もままならない私が、ジーズアカデミーを卒業し、無事に会社を立ち上げ今は楽しく仕事をしています。
ぜひ、叶えたい夢・助けたい人がいる・世界を変えたい、そんな思いがある人はチャレンジしてみてください。
強力なサポートメンバーがジーズアカデミーにはいます!
そして、分からないことは聞く!やってみる!行動する!

迷っている方がいれば、ぜひ新しい世界を体験しに、ジーズアカデミーに入学してください!

cyanzyo4

3.福岡とスタートアップ

前置きが長くなりました。
早速本題「福岡とスタートアップ」を紹介していきます。

私が起業の地に選んだ福岡市は、東京23区と政令指定都市の中で「開業率がナンバーワン!」という、日本一ビジネスを始めやすい市となっています。
街もコンパクトで住みやすい、人との繋がりも生まれやすいのも特徴です。
また、福岡市は国家戦略特区として、雇用の創出を目指す「グローバル創業・雇用創出特区」として、起業家に対して様々な支援や規制緩和などが予定されています。

私も出身地は熊本ですが「起業をするなら福岡!」と決め手になったのも、様々な支援施設とサポートに魅力を感じ、福岡を選びました。

4.福岡のスタートアップと支援施設の紹介

①「クラウドで社会課題を解決する会社、オルターブース小島社長」

cyanzyo5⬆︎株式会社オルターブース小島社長

まず、クラウドインテグレーション、コンサルティングなど様々な事業を展開する株式会社オルターブースの小島社長にお話をお伺いしました。
小島社長は私たちキャンジョのメンターでもお世話になりました。そして今でも事業のアドバイスなどいただき、大変お世話になっている師匠です。

オルターブースさんはクラウドで社会解決をする会社として、「KOSMISCH(コーズミッシュ)」を提供されています。クラウド化に悩みを抱えている企業をサポートするサービスです。自社で開発チームが持てない、そんな会社にテックリードを提供する、それが
「KOSMISCH(コーズミッシュ)」のサービスです。
最近のホットなニュースではフードコートのメニューをLINEでオーダー及び、LINE Pay連携で決済できる「木葉・LINEでオーダー」を発表されました。現在、木葉モール橋本という福岡の商業施設のフードコートで展開されています。
お客様は列に並ばず料理のオーダーができ、LINE Pay連携で決済までできるとても便利なサービスです。

千葉県柏でハードコアバンド「ヌンチャク」のベースを担当されていた小島社長はなぜ福岡に移住し、起業されたのか。ズバリ聞いてみました!
その理由は「住み心地もよく、東京で仕事をしても通勤に1時間ほどかかる。福岡から東京も飛行機を使えば1時間ほどで行ける。結果、東京も福岡も同じなんです」なるほど〜!
福岡は街中から空港が非常に近く、出張がとても便利な地域です。
そして、仕事をする場所は同じ日本!であれば、住みよい街福岡を選択され、起業されたそうです。

cyanzyo6⬆︎株式会社オルターブース小島社長

小島社長はジーズアカデミー福岡の一期生からメンターを担当されています。
なぜ、メンターを担当し、そして今も継続されているのか聞いてみました。小島社長はとてもお仕事がお忙しいはずです。それなのに、私もついついアレコレ相談にのっていただいています。感謝。
小島社長はジーズアカデミーでは自社にはない発見があり面白い。メンターを担当していると、様々なビジネスアイデアを持ったジーズ生がいて、そんなジーズ生たちから色々な発見がある。そして、やる気に満ちているメンバーが揃っていてその輪の中に入ることがとても大切。自分のやる気にもつながっていきます。」と大変嬉しいお言葉をいただきました!

また、「スタートアップとして走り続けるためには、仲間が必要」だと小島社長は話されました。ジーズアカデミーではその仲間を見つけることもできます。

弊社もジーズアカデミーで出会った仲間と一緒に会社を立ち上げ今も走り続けています。

cyanzyo7

小島社長からは、「チームを作り、どんどん行動し、走り続けて欲しい。
ビジネスを起こすとき、どうしても「イケてる」や「カッコイイ」所ばかり目が行きがちですが、出来ることから行動に起こしてほしい。
そして、決められたレールではなく、つまらないビジネスにならないように、自分の感覚を大切にしてほしい」とメッセージをいただきました。
小島社長に改めてお話をお伺いし、福岡での仕事のし易さはもちろん、スタートアップ企業として、世界を変えていくためには仲間を見つけ、行動することの大切さを学びました。

cyanzyo8⬆︎オルターブースさんの会社がある「昭和ビル」の前にて記念撮影。
小島社長、お忙しい中ありがとうございました!

②日本一ビジネスが起こしやすい街「福岡市創業支援課の清見康平さん」

cyanzyo9⬆︎福岡市創業支援課清見康平さん

ジーズアカデミーでは卒業制作を発表する場「Global Geek Audition(GGA)」というものがあります。そのGGAは学内発表会ではなく、投資家・IT企業、採用担当、行政など、様々な方が審査員として来場されます。
毎年、100名を超えるオーディエンスの方が集まり、その中に福岡市創業支援課の職員さんもいらっしゃいます。
GGA終了後に、まずアポイントのご連絡を下さったのはなんと福岡市さんでした。

cyanzyo10GGA登壇時の橋本さん

「GGAの発表とてもよかったです、ぜひ一度福岡市役所にお越しください」とFacebook messengerが福岡市の方から来ました。
私は「市役所に行くってめっちゃ緊張する・・・どうしよう・・・」と最初はとても緊張しながら福岡市役所に行ったのを覚えています。
思っていた市役所のイメージとは全く違っていました。とても明るく雰囲気がよく、私も緊張せずに落ち着いで事業内容のプレゼンテーションを行ったことを覚えています。

その時に、私たちの事業サポートをしてくださったのが、今回インタビューをお願いした清見さんです。

弊社は現在、福岡市内でグランピング場の経営をしています。まさに、福岡市さんのサポートで実現できた事業です。

福岡市にはスタートアップ企業を全面バックアップする支援がたくさんあります。
実際にどのようなサポート内容や施設があるのか、清見さんにインタビューしてみました!

まず清見さんに福岡市で行っているスタートアップに関する支援・サポートをお伺いしました。
「福岡市では、創業の裾野を広げるため、幅広く起業・創業のサポートをしている場としてスタートアップカフェを運営しています。あらゆる業種の起業相談を受け付けており、カフェ内では法人設立に必要な手続きをオンラインで行うことができる開業ワンストップセンターをはじめ、人材マッチングセンター、雇用労働相談センターなどあらゆる機能が集約されています。
カフェはFukuoka Growth Next(FGN)という、官民共働型のスタートアップ支援施設内にあります。FGNでは、スタートアップの急成長を促すため、メンタリングやピッチによるマッチングなどの支援を行っています。昨年はFGNに拠点を置くVCファンドも創設しました。」

cyanzyo11

弊社も福岡市創業支援課の皆様には大変お世話になっています。
融資の相談から、市の公共施設(公園などでキャンプイベントをやりたい!)を使いたい!など、どんな相談でものっていただきました。
福岡市ができることはなんでもやりますよ!の大きな懐が、私たちスタートアップにとって、失敗を恐れずチャレンジできる環境を与えてくれる気がします。

続いては、なぜ福岡市はスタートアップや起業の支援を積極的に行っているのか、という質問をしました。
「福岡市が長期的に成長するためには、福岡本社となる大企業が必要。スタートアップ支援はそのための施策。また、スタートアップは雇用も生み出す。福岡から、将来ユニコーンとなるスタートアップが生まれてほしい。」「世界へ羽ばたく企業を福岡から生み出し、世界を変える新しいサービスを福岡から生み出していきたい。」という思いがあるそうです。
現在福岡市は、政令指定都市の中で人口増加率は一位で、かつ若者が多く活気ある街です。
そして弊社も福岡発!
日本を代表するキャンプスタートアップとして、世界に羽ばたきたい・・・!頑張ります!

cyanzyo12⬆︎福岡市創業支援課清見康平さん

最後に、福岡市で起業を目指す皆様へ熱いメッセージをいただきました。
「福岡市では官民が皆さんとチームとなり、サポートしています。起業をすることはリスクを伴います。リスクはある、しかし未来がある。ぜひ一緒にチャレンジしていきましょう」熱い!清見さん、本当にありがとうございました。

私自身、熊本県出身ですが起業の場所を福岡に選んで本当によかったなと思っています。キャンプという業界特有ですが、キャンプ場などは行政の管理の元にあることが多いです。福岡市さんのアドバイスやサポートをいただきながら、現在も事業を展開中です。

③小学校がスタートアップのオフィスに?

「Fukuoka Growth Next 運営委員会 事務局井手景子さん」

cyanzyo13⬆︎井手景子さん

最後のインタビューとなりました。
弊社のオフィスはFukuoka Growth Next(FGN)の中にあります。建物は小学校の跡地を活用し、3階建ての校舎に約140社が入居しています。
弊社オフィスは1年C組です。通勤していますが、なんだか通学している気分で、毎日楽しく登校(通勤)しています。

cyanzyo14⬆︎1年C組 キャンプ女子株式会社のオフィスです。

FGNでいつもお世話になっていスタッフの井手さんにインタビューをさせていただきました。

実は井手さんがFGNに赴任されたのは今年の1月13日。そしてその2日後には弊社が運営する油山グランピングにFGNメンバーと遊びに来てくれました。
「赴任2日後にグランピングに連行されました。笑」と井手さん。
私と、井手さんが初めてお会いした場所はFGNではなく、グランピング場でした。
夜は遅くまで一緒にお酒を飲んで、同じテントに寝て、朝は早くからコーヒーを飲んで・・・初めての出会いがグランピングで、一気に仲良くなりました。

さて、また前置きが長くなりました。
井手さんにFGNとは一体どんな施設なのか?お聞きしました。
「2019年5月にFGN第二期目がスタートし、福岡市と福岡地所株式会社、さくらインターネット、GMOペパボ3社の官民共働で運営をされているスタートアップ支援施設です。起業家を対象としたインキュベーション施設にコワーキングスペース、起業について相談できるスタートアップカフェ、誰でも利用できるカフェやバーなどが集結している施設です。」

cyanzyo15⬆︎FGN内にあるawabar。多くのスタートアップ企業のステッカーがズラリ。ジーズステッカーも貼ってあります!

主に、FGNとしてはどのようなサポートをしているのかもお伺いしました。
ハード面では、創業間もない企業へのオフィスの貸し出し。ソフト面では、成長支援サポートとしてジャンプスタートプログラムという、企業の成長段階に合わせて受講プログラムを選ぶサポートがあります。
まさにこのジャンプスタートプログラムは私も受講しました。ビジネスアイデア・お金・採用・PRなど起業することを体系的に学ぶことができ、とてもいいプログラムでした。
現在このジャンプスタートプログラムは3期目を迎え、受講生同士でもチーム感があり、大変盛り上がっているそうです!
これはおすすめのプログラム。もちろん、FGNに入居をしていない企業でも受講可能です。

その他、ミートアップやVCメンタリング、中小企業・大企業・メディア向けのGrowth Pitchの開催をされています。現在、こちらのピッチイベントはオンラインで開催中。
オンラインでも変わらず企業間でのマッチングや問い合わせは多く、大変活発なイベントのようです。

スタートアップにとって、このようなメンタリング、マッチングイベント、ピッチが定期的に開催されるのはとてもありがたい機会です。実際私たちも、ピッチに出場したり、メンタリングなど行っていただき、日々業務を進化させることができます。

最後に、FGNはスタートアップ企業にどのような期待をお持ちか、またどんな未来を思い描きながら施設の運営をされているのか聞いてみました。

「FGNは起業の通過点。このFGNをジャンプ台にして企業としての成長をどんどんしてほしい!」とのことでした。
そう、通過点なんです。実はこちらのFGNは入居期間の制限があります。約2年間です。とても居心地が良くて、快適な事務所になりましたが、弊社も次なる成長のために、新しいオフィスを探しつつ、企業としてもしっかり成長を遂げれるように頑張ります!

cyanzyo16⬆︎1年C組の中の様子。キャンプスタートアップ企業らしく、インテリアは全てキャンプギア!

でも、もし事業に失敗したり、困ったことがあればいつでも戻ってきね!というとっても優しい施設です。。
それはなぜか、FGNは失敗を恐れてチャレンジしない。ではもったいない。チャレンジして失敗してもみんなのサポーターとしていつでも待っていてくれる施設だからです。

起業をするということは勇気だけでなく、覚悟が必要です。
その覚悟さえできれば、あとはやるだけ。その行動することに対してのサポート体制が厚いから、私たちもやりたいことをやってみる!の行動にすんなり行くことができます。

FGNには同じ志を持った起業家たちがいて、帰りが遅くなっても「まだ隣の教室電気ついてる」と思うと、いつまででも仕事をしてしまいます。

これからもFGNのサポートを受けつつFGNを卒業して次なるステップへ向かえるよう、事業に専念していきます。

井手さん、ありがとうございました。

・まとめ

皆さん、いかがだったでしょうか?
ジーズアカデミー福岡がある、福岡市は世界を変えたい起業家をサポートする体勢はバッチリ整っています。
現在キャンプ女子株式会社は12名のチームで「キャンプで世界を変える」をミッションに活動しています。
最初の起業のきっかけは、「自分自身の悩み解決」から始まったことが、ジーズアカデミーに入学して自分の悩みではなく「人のために、日本のために、そして世界を変えたい」本当にそう思えるようになりました。
物事を抽象度を上げて考えることができるようになる、広く世界を見ています。
これはジーズアカデミーに入学しなければ得ることができなかった知識です。
プログラミングは、自分たちの生活や未来を楽しくしてくれる。
キャンプにももっとテクノロジー要素が加われば、もっと楽しめる。ジーズアカデミーはプログラミングで未来は明るくなる、そんなことを教えてくれた最高のスクールです。
そして、多くの仲間に出会えたことが自分の財産です。

cyanzyo17

ジーズアカデミーを卒業し、福岡で起業できて本当に楽しい日々を過ごしています。
もし、起業に迷われている方がいれば、ぜひ!ジーズアカデミーにチャレンジして見てください!

ジーズアカデミー福岡では現在、 2021年7月開講の週末集中DEV9期生と、2021年7月開講の平日フルタイムLAB6期生を募集しています。 少しでもプログラミングでなにかやってみたい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください

 

最終更新日:2021.4.18

カウンターカルチャーの街“原宿・神宮前”に
セカイを変えるGEEK起業家たちの拠点を設立!

■G’s ACADEMY TOKYOが2020年10月2日、 JUNCTION harajukuへ移転しました。

G’s ACADEMYは「セカイを変えようと行動する人を支援する」をMISSIONとし、起業家・エンジニアの育成に取り組んで参りました。変化の激しい現代において挑戦しつづける人たちと向き合い、これまでに51社のスタートアップを輩出し(※)、1,400名を超える起業家・エンジニアコミュニティを形成しました。(※2021年4月現在)
広がり続けるこのコミュニティを、変革のエネルギーに溢れる原宿・神宮前に新設されるクリエイター向け複合施設「JUNCTION harajuku」に拠点を移すことで、新たな化学反応を起こし、原宿をスタートアップの中心地へと変えていくことを目指しています。

junctionharajuku2

■移転の背景
~カウンターカルチャーの聖地「原宿・神宮前」をスタートアップの集積地にしていくことを目指す~

コロナ危機で過去の常識が壊れ、新常識が生まれてきています。オフィスでWeb会議システムが導入され、映画やコンサートなどのコンテンツも自宅から観賞することが新しい生活様式として浸透してきています。
そんな時代が大きく変わりつつある2020年に、原宿では、原宿駅駅舎の改築や、複合商業施設「With Harajuku」の開業など、新たな文化の中心として生まれ変わろうとしています。
G’s ACADEMY新校舎は、原宿駅前に建つ高度経済成長期の象徴であるコープオリンピアの一部をリノベーションし誕生する「JUNCTION harajuku」内に本拠地を移し、カウンターカルチャーの街・原宿を新しいスタートアップの集積地へと変えていくために活動していきます。

junctionharajuku3

■新生「G’s ACADEMY」の特徴

① 卒業生スタートアップのためのスモール・シェアオフィス「G’s BASE」を併設
卒業生へ「シェアオフィス」の無償提供をはじめます。スタートアップ設立直後の厳しい期間を支えます。原宿駅前から徒歩1分の好立地に、スタートアップエコシステムを創出していきます。

② 卒業生は月1000円で24時間、施設利用し放題
「卒業後も学び終わらないスクール」として卒業生の支援を重視しています。卒業生は安価にコワーキングスペースとして校舎を活用でき、他の卒業生や現役生と共に切磋琢磨できる環境を整えています。

③ リモート配信設備を常設し、全国からリモートでの受講が可能
Withコロナの時代にふさわしくリモート講義のための配信設備を常設します。原宿をコミュニティの中心としつつ、全国どの地域からもプログラミングやテクノロジーを学ぶことが可能です。

④ 施設内は可変式に、200名収容の大規模Pitchイベントの開催が可能
アフターコロナ後を見据え、新校舎では普段講義を行っているラーニングスペースをイベント用の大ホールへとレイアウト変換することが可能となり、大規模イベントの開催が実現可能となります。

⑤ 卒業生スタートアップによる採用イベントを開催
開校から5年が経ち、G’s ACADEMY発スタートアップが徐々に規模を拡大してきたので、無償で後輩エンジニアを採用できるイベントを定期開催。スタートアップエコシステムをさらに強化します。

■7/15(水)・22(水)2週連続、移転記念特別カンファレンス開催!

『Why me? で変えるセカイ』~なぜ、プログラミングが人生を変えるのか?~

whymeevent

G’s ACADEMY発のスタートアップ起業家を招き、起業したキッカケや想いを語っていただく特別イベント。G’s ACADEMY内で最も重要視している「Why me?」(なぜ、私がその事業をやらなければいけないのか?)を軸に、起業する上でのコアを深く掘り下げていきます。

***参加申込はこちら***
https://gsacademywhyme.peatix.com/

■DAY1(7/15) 登壇者
中島貴春(東京DEV1期卒業)
株式会社フォトラクション 代表取締役社長
大学院を卒業後、株式会社竹中工務店に入社。大規模建築の現場監督に従事した後、建設現場で使うシステムの企画・開発およびBIM推進を担当する。2015年にG’s ACADEMY週末DEVコース第1期を卒業。建設現場の工事写真を撮影・管理するサービス「Photoruction」を開発し、卒業制作発表会『GLOBAL GEEK AUDITION』では優勝を果たす。卒業後CONCORE’S株式会社(現 株式会社フォトラクション)を設立。現在合計7.5億円の資金調達に成功している。

森田宜広(東京LAB4期卒業)
株式会社MILE SHARE 代表取締役社長
10代で創業し複数社の立ち上げや経営に携わる。2017年10月に平日LABコース第4期生として入学し、2018年4月に卒業。2018年に、株式会社MILE SHAREを設立し、利用されていないマイレージやポイントをシェアし有効活用するサービス「MILE SHARE」を運営。シリアルアントレプレナー、エンジェル投資家としても活動を行なっている。

DAY2(7/22)登壇者:COMING SOON…
今までに無かった新しい価値を創造した卒業生たちが登壇予定(只今調整中です)

■開催概要
【DAY1】
・開催日時:7/15(水)19:00-21:00
19:00~20:00「Why me?セッション」
20:00~21:00「プログラミングセッション」
・会場:G’s ACADEMY TOKYO
・配信:YouTubeライブでの配信も併用して行います
・参加方法:
下記いずれかの方法での参加となります。
① 会場での観覧:
Peatixでご予約いただいた方の中から、先着限定25名様は会場にてご観覧いただけます。
② YouTube LIVEでの配信:
①以外の参加者はYouTube LIVEでご参加ください。

こんにちは!G’s ACADEMY TOKYO PRの菅谷です。

先日2020年6月11日に受講生の半年間の集大成であるGlobal Geek Audition(以下、GGA)が開催されました。
この記事では、G’s ACADEMY史上初となる東京校、福岡校との合同でのGGAの様子をレポートします。

新しくセカイを変えようと晴れ舞台に立った受講生たちの姿をご覧ください。

また、今回は開発者向けのWebメディアCodeZine様より取材をしていただきました。
取材の内容はコチラ→「新規プロダクトを投資家にプレゼン、ジーズアカデミーの「GLOBAL GEEK AUDITION vol.15」グランプリは?」

■東京DEV15期・福岡LAB2期・福岡DEV4期による「Global Geek Audition」

今回はG’s ACADEMY史上初となる東京校・福岡校合同での開催です。今までぶつかることのなかった東京・福岡それぞれの優秀作品が初めて同じリングに上がります。
イベントは新型コロナウィルスの感染防止のため、最小限の会場参加者とZOOMから視聴されるオンライン参加者とに分かれての開催です。

当日は150名を超える企業・投資家が会場またはカメラの向こうから審査の目を光らせます。
登壇者・運営スタッフ関わらず異様な緊張感が漂う中、初の東京福岡合同での「Global Geek Audition」の幕が開きました。

東京の会場から参加する登壇者と福岡からZOOMを通して参加する登壇者が入り交じりながら、半年間の成果と熱い想いをプレゼンしていきます。
「自然に配慮したテイクアウトサービス」、「英語教育の現場で使用できる教師向けサービス」、「トラックドライバーとコンビニの駐車場等のスペースをマッチングさせるサービス」など想像力あふれる企画が目立ちました。

半年間仕事と両立させながら自分の課題・プロダクトに向き合った成果を5分間のプレゼンテーションにぶつけていきます。

■GGAの結果を企業からのコメントと共に発表

第1位 : 塚田哲也・富治林希宇(東京DEV15期)
地域のお仕事(清掃業務)と地域の人がつながるマッチングサービス「COSOJI」

コンセプトムービーはコチラ→動画リンク

gga153

地域の住民と不動産オーナーを清掃業務を通じてつないでいくマッチングサービス。すでに事業のテストを進めており、具体的なユーザーの声を拾いながら改良を重ねた点が高く評価されたようです。
富治林さんのビジョンは掃除だけにとどまらず、今後は清掃業務以外の不動産業界が抱える課題を解決し、不動産オーナーや管理会社と地域の住民とをつなぐ活動をされていくとのこと。応援しています!

投資家・企業のコメント
・「古い不動産業界に⾵⽳を空けてほしいです」(投資ファンド担当者)
・「地域の中で助け合うというビジョンに共感します。検証も進められており、納得感がありました。 掃除以外にも展開しやすく、魅⼒的です。私の地域では⾼齢化もあり、⾒守りサービスへの転⽤もできそうだなと思いました。」(企業採用担当)
・「すでにチームもあるのが素晴らしいです。詳しくお話し聞きたいです。」(企業代表取締役)

第2位 : 中原玄太・中村洸太朗(東京DEV15期)
AR技術を使い空間に紐づいたその場所に想いや伝言を残しシェアするサービス「space memory(スぺメモ)」

gga154

AR技術を使い空間に想いやテキストを残しシェアすることができるサービスです。遊び心と実用性を兼ね備えたARサービスで、今回最高の技術評価を得ました。
空間に想いをメモのように残したいという中原さんと、空間にメモを残すことで工事現場の作業者がスムーズにコミュニケーションすることを実現させたい中村さん。お互いの想いを合体させ、作り上げた力作です。

投資家・企業のコメント
・「知的な障がいを持っている⽅を雇⽤しているオフィスにおいて、お仕事の⼿順などを可視化することができるので、業務をスムーズに伝えることができる気がしました。」(企業投資担当)
・「今回の技術と発想を異業種に展開したいです」(企業投資・アライアンス担当)
・「記憶や想い出は⼈⽣においてとても⼤事なものだと思っています。それ故、⾮常にいいサービスだと思いました。」(企業採用担当)

第3位 : 榎本太一(東京DEV15期)
トラックドライバーとコンビニ等の待機場所をつなぐマッチングアプリ「TRUCK STAND 」

gga155

トラックの待機場所問題というニッチではありますが深刻な課題を持っているドライバーのニーズと、駐車場スペースを貸し出したいコンビニやガソリンスタンドの潜在ニーズを同時に解決するサービスです。
5年以上物流業界にて施設設計に従事されたキャリアを活かした斬新な着想が評価されました。

投資家・企業のコメント
・「業界の課題にそった素晴らしいサービスだと思います︕」(企業代表取締役社長)
・「業界知⾒に基づき検討されており、リアリティを感じました。物流業者からすると、待機場所確保のための新たなコスト発⽣にようにも思われたのですが、コストを払ってでも適正な待機場所を確保したいニーズがありそうでしょうか。その他、⾊々と詳細を伺いたいと感じました。」(企業投資担当)
・「待機場所提供者側の問題が解決すれば、コロナ禍の環境においてもとても有効なサービスかとも思います。」(企業代表取締役社長)

GGA総合得点の上位3名は東京校のDEV15期が占める結果に。

第4位 : 叶隆之介(福岡LAB2期)
英語を話せる生徒を育成する、教師向けツール「Voice Tank」

gga156

公立中学の英語教師として自身が長年抱えていた「教育現場で英語を話す機会が少ない」という課題を解決するEdTechサービスです。

投資家・企業のコメント
・「⾮常に未来志向で共感出来ます。」(企業投資担当)
・「本当に使えるスキルを⾝につけられるとても良いサービスだと思いました︕他の分野にも応⽤できそうです教育⾯ね。で強い課題意識を持っている⾝として、将来何かコラボレーションができたらとも思いました︕」(企業採用担当)

総合5位 : 湊谷光博(福岡DEV4期)
営業マンの副業を促進するクラウドソーシングアプリケーション

gga157

副業実施率7%という営業職の副業活動の少なさを課題に感じ開発したプロダクト。営業マンの副業促進と企業の人材不足解消を同時に解決します。

投資家・企業のコメント
・「他と⽐べると画⾯等の完成度が⾼いと思いました。競合も多い領域なので、差別化ポイントも⼤事になっていきますね。」(企業代表取締役社長)
・「営業をアウトソースするのはとても合理的ですね。⼿伝う側の⼈も本業のついでにできるところも魅⼒的です。私も活⽤したいです︕」(企業採用担当)

■DEV15期卒業式の様子をお届けします

gga158

今回の卒業式では、新型コロナウィルス感染防止のため会場だけではなく自宅からオンラインで参加される方もいらっしゃいました。
コロナの影響を受けて中々思うようにプロダクト開発できなかった時期もあったかと思います。
それらを乗り越えて、6ヵ月経ち迎えた卒業の日は皆さんにとって大切な日となったのではないでしょうか。

gga159

卒業式の最後には、DEV15期担任のゆんちゃんによるスピーチ。
はじめての担任、はじめてのGGAで何もかも分からないところからDEV15期を支えてきました。
15期の躍進を見守りながら、ゆんちゃんも多くのことを15期の仲間たちから学んでいったことでしょう。

gga1510 gga1511

互いにリスペクトしあいながら、仲間たち全員が成長しあえる。そんな力をDEV15期のコミュニティは持っているんだなと私は式を通して感じました。
これからも、ジーズのコミュニティの中で切磋琢磨できる仲間であり続けてください!

gga1512

皆さん、半年間お疲れ様でした!
そして、ご卒業おめでとうございます!

ジーズアカデミー福岡では現在、 2021年7月開講の週末集中DEV9期生と、2021年10月開講の平日フルタイムLAB6期生を募集しています。 少しでもプログラミングでなにかやってみたい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください

 

hubday81

こんにちは!G’s ACADEMY TOKYO PRの菅谷です。
今回は2020年5月12日に開催された卒業デモデー「G’s HUB DAY」の結果と卒業式の模様をレポートします!

■G’s HUB DAY:平日LABコース第8期生による卒業制作発表会

今回、新型コロナウイルスのため初のオンライン開催となったG’s HUB DAY!フルタイム総合LABコース8期生から選抜された11人が登壇しました。
開会前まで、オンライン開催で投資家や企業の方にご参加いただけるのかな・・・と、とても不安でしたが、実際はいつもの参加者数を遥かに超える400人以上がオンラインでご参加!

hubday82

hubday83

看護の問題解決、自閉症児童のサポート、YouTubeの新たな利用方法、シーシャ(水たばこ)のブレンド方法のシェアなど、発表のテーマはどれも個性豊かで、その言葉には熱意が宿っています。
それもそのはず、デモデーで発表されるプロダクトは、登壇者の皆さんが自分自身の見つけた社会課題や自分が想い描いた理想の未来のために、寝食を忘れてコードに向き合いながら作り上げた宝のようなプロダクトだからです。

その熱意を登壇者のみならず、同期生やスタッフ、関係者全員が一丸となりピッチの熱量をネット上に乗せていきました。

hubday84 hubday85

その甲斐あり、配信中は大きなトラブルもなく常時300~400人が配信を閲覧。オンラインならではの登壇者と参加者とのインタラクティブなコミュニケーションも実現しました。
開催に向けては本当に様々な困難がありましたが、20回以上開催している過去のデモデーの中でも最高の盛り上がりを見せたようにと思います。

■結果発表!LAB8期コースからの選抜者11組の順位は?

来場の投資家・企業からの投票結果を以下にご紹介!
デモデーは1社1票づつの投票権があり、S~Dの5段階で投票。S=1点、D=5点で『点数が小さい』方が勝者となります。
また、同時に投資や採用の面談オファーが可能で、コメントをすることが可能となっています。
それらのコメントも一部ご紹介しましょう!

第1位:崔賀英
看護職の小さな困ったを解決するサービス 「NsMart 」
サービス点:1.8888 技術点:2.5000

hubday86

雑務に追われてしまう看護師の人たちが本来の看護業務に集中することができるto doサービス。
「NsMart」は来場者全員が選ぶオーディエンス賞も獲得し、今回のGGAではダブル受賞となりました。また、崔さんはG’s ACADEMY TOKYOのGGAで史上初女性の優勝となりました!

【投資家・企業からの投票コメント(一部抜粋)】

・「ご自身の経験を活かしたサービスで素晴らしいと思います。サービスの機能を強化して、小さいクリニック等から時間削減や効率化等々経済的な実績をつけていけば面白いと思います。」(投資家)

・「現場を知る方から見た非常に社会的意義のあるサービスだと思います。」(投資事業担当者)

・「素晴らしいです!助産師の目線での開発から、これから他業種目線での拡大への視野も入れておられるのもいいかと思いますが、ニーズを明確に意識されている助産師の分野で強く太く勝負されるのもおすすめです。応援しています!」(企業採用担当者)

第2位:杉本 雄太
遠く離れた人と食事を共にするためのARサービス「SkyMeal」
サービス点:1.8888 技術点:2.5000

hubday87

遠距離で暮らす大切な人とヴァーチャル空間で食事するという発想は、外出自粛で中々出会えない家族や恋人たちの課題にマッチしそうですね。

【投資家・企業からの投票コメント(一部抜粋)】

・「面白かったです。遠距離恋愛してる人とか最高ですね。おっしゃっていたように、今みんながバーチャル慣れしてきていますし、他にもBtoB含め色々なユースケースがありそうですね。」(投資家)

・「展開可能性があり、感銘を受けました。すごく使ってみたいです。打ち合わせ、合コン、占い、不動産の物件視察などに使えそうだと思いました。」(企業代表)

・「これからバーチャルな空間での体験型サービスは可能性があると思います。5G通信環境にはおいかぜになるかと思います。シンプルな環境のセットアップができるのは素晴らしい。」(投資事業担当者)

第2位(同率):櫨元航太
自閉症を持つお子さんのアイコンタクトの学習を支援するアプリ「hitomiru」
サービス点:1.8888 技術点:2.5000

hubday88

行動分析学の理論をベースにアイコンタクトに着目されている点など、ご自身の専門性を活かしたプロダクトです。

【投資家・企業からの投票コメント(一部抜粋)】

・「自閉症のお子さんを持つ友人がいますが、本当に大変なので、一人でも助けられる方がいらっしゃればとても価値のあるプロダクトだと思います!」(企業代表)

・「デザインがいいですね。無料で提供されることも、素晴らしいと思いました。」(投資家)

・「思いがあって、それに対してまっすぐなプロダクトでとても惹き込まれるプレゼンでした!」(企業採用担当者)

■卒業式

graduate1

一日明けて卒業式を開催。こちらもオンラインとオフラインを併用した形での開催となりました。

graduate2

デモデーの結果発表が終わりGGAの緊張感はほどけ、会場の空気はそのまま卒業式ムードへと移っていきました。
半年間過ごしてきた仲間たちとの最後の瞬間です。

graduate4

在宅で卒業式に参加された受講生もいらっしゃいましたが、離れていても半年間共に戦った時間は変わりません。

graduate3

新型コロナウィルスにより、途中ジーズアカデミーの校舎が休館になるなど、予想もしなかった困難にぶつかったLAB8期の皆さん。
開発のやり方やサービスの方向性を変えた方もいらっしゃいました。
それでも諦めずに開発を続けやり切った仲間たちとの時間は特別なものになったのではないでしょうか。

graduate5

ここで平日LABコースの受講生としては卒業ですが、G’s ACADEMYの仲間としての時間はこの先も続きます。
ぜひ卒業後も皆さんの熱意でセカイを変えていってください!

LAB8期生の皆さん、半年間本当にお疲れ様でした!そして、ご卒業おめでとうございます。

こんにちは。ジーズアカデミーSTAFF加納です。

今回の卒業生インタビューは、ジーズアカデミー平日LABコース第6期生・永瀬さんをはじめとする「impro」チームの皆さん。
永瀬さんが既に違う事業で会社を経営しながらも「impro(インプロ)」というサービスを創る理由、G’sコミュニティのなかで開発チームを組んだきっかけやメリット、スタートアップに欠かせない人材像、これからのビジョンなどを、「impro」チームメンバーの皆さんに聞いてみました!


<インタビュー:improチームの皆さん>
imp1.jpg
下段右:永瀬 達也さん(LAB6期卒/株式会社HUMO代表取締役)
上段左:宗定 洋平さん(G’s ACADEMYメンター・フリーランスエンジニア/impro開発マネージャー)
下段左:小松 賢一郎さん(LAB6期卒/開発メンバー)
上段中:黒澤 進伍さん(LAB6期卒/開発メンバー)
上段右:打越 一生さん(DEV13期卒/営業)
(以下敬称略)

「impro」とは?
フリーランスマネジメントシステム。企業側がフリーランスを発注する際、契約から発注、請求までをプラットフォーム上で一元で管理できるサービス。5月15日リリース!

Webサイト:https://impro.works/

|フリーランスを活用することが日本の生産性を向上させる―improを創った理由

―今日はよろしくお願いします!まずは、永瀬さんがimproというサービスを開発するに至った経緯を教えてください。

永瀬:
最初のきっかけは、中国で事業をやっていた2009年当時、日本は経済的評価は高いのにも関わらず生産性が低いことを実感したことです。中国の勢いを肌で感じていましたし、日本の人口が今後減少していくことを考えると、日本のビジネスは生産性をもっと向上させる必要がある。そして世界的なプレゼンスを上げたい、とずっと思っていたんです。

それから時を経て、働き方の形も多様になり、フリーランスという働き方が比較的一般的になりましたよね。そこで気づいたのが、正社員は一定の給料の中で仕事内容がFIXしてない一方で、フリーランスって「この仕事をこの金額でやってください」という契約の仕方をしているから、生産性が確定しているなということでした。これを活かせば、問題視していた日本の生産性を向上させることができるのではないかと思ったんです。

でも、いざ企業側がフリーランスを活用するとなると、やはり「面倒くささ」があるんですよね。フリーランスの方に個別で発生する契約書、請求書…。それが何人もってなると、そのたびに手間が発生する。
であれば、その手間の掛かる契約処理などを一元で管理できたら、もっとフリーランス活用が進んで、生産性向上につながっていくのではないかと考え、improを創ろうと決めました。

「impro」という名前は、「improve productivity=生産性の向上」から名づけているんです。

imp2.jpg

―永瀬さんは以前から株式会社HUMOでビジネスをされていますよね。特にG’s入学当初は動物病院の集客、採用に関わる事業をされていたかと思うのですが、その分野ではないサービスを創ろうと思ったのはなぜですか?

永瀬:
動物病院業界は、まだまだデジタル化途上で、大きな変革の可能性がある面白い業界です。なので、引き続き動物病院業界で新たなプロダクトを作り、展開していくことを考えています。

動物病院で多くの先生とお会いしているうちに、自分の病院についてだけでなく獣医療の業界を本気で良くしていこうと信念をもっている方に多くお会いしました。僕はもともとインテリジェンスというHR系の会社にいたこともあったので、HR業界には大きな思い入れがあります。動物病院の先生たちと関わる中で、次第にHR業界の新しい市場やフィールドの中でサービスを創って戦いたいという想いが出てきたんです。

HRという軸のなかでもフリーランスに関連するサービスは色々立ち上がっていましたが、管理ツールをやっているところがほとんどなかったこともあり、じゃあここでチャレンジしよう!と思いました。

―HR分野や、生産性向上というテーマでも、色々な課題解決の切り口があると思うのですが、そのなかでもフリーランスに目を付けた理由はなんだったのでしょうか。

永瀬:
色々な要因はあるのですが、そのうちのひとつとしては、G’sで出会ったメンターの宗定さんや増田さんと仕事がしたい!と思ったからですね。イケてるフリーランスの人と仕事がしてみたい。じゃあ、そういう方に協力していただくのであれば、伸びるマーケットのサービスを創る必要があるなと。

とはいえ、会社としてもやはり未経験分野でどうなるかわからなかったので、社内ではこのサービスを創っているのは秘密裡にしていました。
なので、中国で事業をやっているときから元々一緒に仕事をしていた打越からすると「唐突にフリーランスのサービス始めた」みたいになっていたんじゃないかな(笑)

サービスを創るためにG’sに通っていたのも内緒だったし…。

imp6.jpg

―えー!?(一同驚愕)G’sに通われていたのも内緒だったんですね!じゃあG’sに打越さんが入学したのは、永瀬さんの紹介があってではなかったんですか?

打越:
はい、本当にたまたまです。G’sの学校説明会に行ったのが平日だったんですが、ちょうどLAB6期の授業をやっている日で。説明会の校舎見学のときに「あ、社長いる」って(笑)

―社長と社員がG’sで出くわす…なかなかない偶然ですよね。
打越さんは元々HUMOにいらっしゃいましたが、他のチームメンバーの皆さん、特に開発メンバーは同期のLAB6期ですが、どういったきっかけでJOINされたんですか?

小松:
僕は、G’sに入学してエンジニア転職を志望していたのですが、卒業制作ではimproとは別のチームでプロダクトをつくっていました。ただそのときにつくっていたプロダクトはポートフォリオ向きじゃなかったんですよね。それで、エンジニアとして転職活動するためにはポートフォリオをつくらなきゃって思っていたんですが、その最中、永瀬さんから声を掛けてもらって。
永瀬さんに「転職用のポートフォリオにしたいのですが、そういう目的でも良いですか?」って聞いたら、「好きに使っていいよ」と仰っていただいて。それがきっかけで、卒業制作のときにJOINしました。

imp11.jpg
▲小松さんは、卒業制作のimproから携わっているメンバー。

―自社のサービスをポートフォリオにしていいよって言えてしまうのはめちゃくちゃカッコいいですね。永瀬さんはなぜ小松さんに声を掛けたんですか?

永瀬:
彼は真面目なので!その分不器用でもあるんですけど…(笑)あとは、チームにいると和むんですよね。一緒に働く人の人格面は大事にしているので。

小松:
improを卒業制作時に手伝っていたメンバーの中では一番コード書けないなって思ってたので、永瀬さんから「エンジニア採用をしたいから、第一号で入らない?」って声を掛けられたときに、正直なんで僕にって思いました。本気なのかも分からなかったです(笑)

でもそうやって声を掛けて頂いてありがたかったので、G’sを卒業したら転職活動をしようとしていましたが、せずにそのままJOINすることになりました。

―小松さんのお人柄があってこそですね!黒澤さんはいかがですか?

黒澤:
僕は卒業後普通にエンジニアとして就職したんですが、元々小松さんたちがやっていることや、Laravelを使っているというのを聞いていたので、追加でエンジニアの手が必要であればぜひ、って話は永瀬さんとしていたんですよね。それで、昨年の9月頃にお話を永瀬さんから頂いて、今JOINしてやっています。

小松:
僕がサーバーサイドがちょっと弱かったので、黒澤さんに入ってもらってサーバーサイドを強化できた感じですね。

永瀬:
めっちゃ助かってます。もともとG’sにいるときから色々話をしていたし、一緒にやっているメンバーとも元々仲が良かったのでJOINもスムーズでした。

黒澤:
やっぱり同期がいるっていうのもあって、やりやすそうだなという印象があったのも、JOINしたきっかけです。

imp4.jpg

―宗定さんはどういったきっかけだったのでしょうか。先ほど「宗定さんと仕事がしたいという想いがあった」というお話もありましたよね!

永瀬:
彼らはLAB6期を卒業して未経験からのエンジニア転向組だったので、やっぱりプロの力も借りたいなと思って、宗定さんにもJOINしてもらいました。

宗定:
でも元々は、improではなく違う案件で永瀬さんがエンジニアを探しているっていうお話を、児玉さん経由でいただいていたんですよ。

永瀬:
ただ本心では「impro」の方に関わってほしかったので、まずは別案件で外堀を埋めつつ…(笑)

宗定:
improチームはG’sのメンバーで構成されていると知って、なかなかそういうチームにJOINするきっかけもなかったですし、面白そうだなと思いましたね。

永瀬:
開発もG’s、営業もG’sですしね。こういうチームはなかなかないんじゃないかなと思います。
imp7.jpg
▲永瀬さんが「一緒に仕事がしたいフリーランスの方」と仰っていた宗定さん。フリーランスエンジニアになる前は、サイバーエージェントでエンドユーザー向けサービスを開発していた実績を持ち、フロントからバックエンド、サーバー構築等のインフラ周りまでこなせるフルスタックエンジニア!G’sのメンターや、講義も担当してくださっています。

―まさにG’sコミュニティを活かしたロールモデルだと思います。チーム内の役割分担はどのような形ですか?

宗定:
主に、HUMOのビジネスサイドと開発サイドの交通整理的なことをしています。これからはコードも書いていこうかという話をしているところです。

永瀬:
打越が営業で、小松、黒澤、あとここにはいないですが同じくLAB6卒の上野が開発チームですね。
それから、一緒に仕事がしたかったもう一人の、G’sメンターの増田さんにもデザインの面でお手伝いしていただいています。
ありがたいことに、自分が一緒に仕事したい!と思って声を掛けた方はほとんど関わってくれています。

―素晴らしいですね!ここまでお話を伺っていて、雰囲気が和やかでとても良いチームなのだなというのが伝わってきます。チームビルディングであったり、円滑に仕事のために工夫されていることってなにかありますか?

永瀬:
僕はもう…チームビルディングに関しては、宗定さんをはじめメンバーにまるっとお願いしちゃってます。
G’sのメンバーって皆そうだと思うんですけど、主体性が高い人が多いんですよね。だから自分たちで問題解決もしてくれる。なので、こちらからなにか仕掛けてチームビルディングということはあまりしてないですね。

宗定:
たとえば誰かひとりが分からないことを他のメンバーが解決していく、といった感じで、黒澤さんや小松さん、上野さんの3人でどんどん自己解決していっていますね。

永瀬:
とにかくやっぱり、G’sのメンバーって自走力があるんですよね。加えて、元々彼らはエンジニアではないから、他の職種で培ってきた、技術以外の強みもあるんですよ。たとえばコミュニケーション力とか。その強みを持ってどんどん自走していってくれるのは、G’s出身のメンバーだからこそだなと思っています。

―やはり自走力があるというのはG’sメンバーならではの特徴ですね。

永瀬:
そうですね。G’sに来る人ってやっぱりマインドが自分で行動を起こそうと思っている人なので。そういう人と仕事ができたらいいですよね!

―今後の採用も、ぜひG’sコミュニティからお願いします!
ちなみに永瀬さんが思う、improのような発展途上のサービス、スタートアップにJOINするならこういう人、という人材像はありますか?

永瀬:
人格面以外で言うと「コミットしてくれる人」でしょうか。能力やスキルというよりは、ちゃんと自分たちのつくっているサービスに向き合う、裏切らない、というところが大事だと思っています。また、発展途上のサービスって苦しい時期もあると思うので、会社員経験とか、これまで仕事で苦労してきた経験なんかも活かせると思います。これは宗定さんにも聞きたいなあ。

imp5.jpg

宗定:
そうですね…エンジニアでいうと、分からないことに直面したときに「最後までやりきれるか、最後まで頑張れるか」というのは大事かなと思います。
あとは修羅場を慌てずにくぐれる人ですかね。たとえばLINEのエンジニアも、システムが落ちてやばいっていうときほどすごく落ち着いているんですよね。慌てずに、むしろ「今やってるんで騒がず黙っといてください」って言えるくらいの人がいいんじゃないでしょうか(笑)

永瀬:
宗定さんはプロジェクトが炎上していてもすごく落ち着いているので、ホントに助かっています…!(一同頷き)

|正社員という概念は不要。「雇用にこだわらない働き方」を実現したい

―improはもうすぐリリースとのことで、今から楽しみですね!皆さんは、今後improをどうしていきたいといった目標はありますか?

小松:
フリーランスのコミュニティで「impro」って言ったら「知ってる!使ってる!」という人がいっぱいいるような、フリーランスの人たちの間で当たり前に使われているものになっていってほしいと思います。

永瀬:
石を投げたら使っている人に当たるような、ってよく言ってるよね(笑)
僕は「雇用にこだわらない働き方」というのがすごく大事だと感じていて、正社員という概念はもう不要なんじゃないかと思っています。例えば、週3は企業の社員として働いていて、週2はフリーランスで他の仕事をしていて、どちらもスキルアップできる環境だとしたら、個人の能力をもっと伸ばせると思うんです。そういう形をつくるためには、企業側がフリーランスを楽に活用出来るようにするのがまず第一歩かなと思っています。

それから、契約だけではなくて、評価の仕方も変えていく必要があると思っています。例えば宗定さんはイケてるフリーランスの人ですけど、それって一緒に働いたことのある人しか分からない状態ですよね。優秀な人は日の目をを見るべきだと思っているので、improを使うことによって、企業も、優秀なフリーランスの人も仕事をしやすくなるように、色んな機能をもっと実装していきたいです。
もちろん今のimproの形が必ず正解だとは思ってないですし、僕たちも仮説段階ではあるので、improはお客様に使ってもらって声を聞きながら、誰かに使ってもらいながら成長していくようなサービスにしていきたいなと思っています。

imp10.jpg

―使う人の声を聞きながらサービスを成長させていくのも、新規事業の醍醐味ですよね。チームに関しては、どのようになっていってほしいですか?

永瀬:
いま自分のところで働いてもらっている人には、サービスを通じてどんどんスキルアップしていってほしいなと思っています。もともとHR業界にいたこともありキャリアアップの重要さを知っていますし、キャリアアップできない仕事は良くないと思うんです。だから、HUMOで働いている人にはチャレンジしてほしいと思っていますし、日々の開発の中で得たものを、ここでなのか外でなのかはさておき、次のチャレンジに活かしていけるような環境はつくっていきたいと思っています。

「雇用にこだわらない働き方」はまず自分たちが体現しないといけないですから。

…けど、improのお仕事も皆さん最低限、お願いします。(笑)

―メンバーにはどんどんチャレンジしてほしいとのお話がありましたが、メンバーの皆さんはそれぞれ目標や意気込みなどがあればお聞かせください。

打越:
僕だけ元々HUMOにいたので、気が付いたらimproを作ってて気が付いたらメンバーが増えていて…と驚く部分もありましたが。(笑)
僕はビジネスサイドなので、開発チームそのものにいるわけではないですが、4月のリリースに向けて関わりも増えていきますし、何より営業としてここのチームが作ったサービスに今度は数字を載せないといけないので、責任重大だなと思っています。頑張らないとなと。

imp3.jpg

黒澤:
そうですね。G’sにいたときからゼロから創ってきたサービスだと知っているので、それがいまリリースする段階まできているということで、開発エンジニアとして、色んな人に使ってもらえるようなサービスに出来るように成長させていければなと思っています。

小松:
永瀬さんのもと、マネージャーをしてくださっている宗定さん、仲のいい開発メンバーや打越さんがいて、恵まれた環境だと思っています。この環境で学べるものはどんどん吸収していきたいなと思っています。

永瀬:
あとはやっぱり、同期のLAB6期でいいモノつくっていきたいんですよね。例えばKidsweekendの三浦さんや田中くんをはじめ、他にも起業やエンジニアとして活躍しているメンバーが多数いるのでお互いに刺激しあいつつ、なにかいいサービスをやっていけたらなと思っています。

imp9.jpg
▲永瀬さん、小松さん、黒澤さんが卒業したLAB6期。卒業して1年経つ今でもお互いに情報交換をしたり、励まし合ったりしながらお互いのサービスを研鑽しているそう。

―同期同士で卒業後も高め合える関係性、素敵ですね。何かいいもの作りたい、新しいことやりたいと思っている人が集まっているG’sコミュニティならではですね!
improのリリースを私たちスタッフも楽しみにしています!本日はありがとうございました。

|さいごに

時には冗談を交えながら終始和やかな雰囲気でインタビューにお答えくださったimproチームの皆さん。彼らのチームワークの良さがうかがえました!
G’sのコミュニティからエンジニアを雇用しサービスを成長させていくことに活用できるのも、G’s ACADEMYの特徴。「セカイを変えたい」と自ら行動している人が集まるG’sメンバーだからこそ、チームがつま先の向きをを揃えて、ビジョンを実現すべく取り組めているのだと思いました。

improチームの皆さん、リリース前のお忙しい中、本当にありがとうございました!
improのサービス詳細はこちら https://impro.works/

Why meインタビュー #07:長峯広雅さん

エンジニアや起業家として、多方面で活躍をしているG’s ACADEMYのメンター陣。
彼らはなぜメンターとしてG’s ACADEMYに関わるようになったのでしょうか?
そんな疑問を深いところまで踏み込んで聞いてみよう!というのが『Why meインタビューシリーズ』
インタビューの中では、メンターのバックグラウンドや体験談に加えて、G’sのCREDO(7つの行動指針)を絡めて、メンターとしての感じる「G’sらしさ」についても語ってもらいました。

★CREDOとは?― G’s ACADEMYの7つの行動指針

    01 Cool, Geek, Act with Passion
    02 好奇心で自走せよ
    03 体感こそ知識、体現こそ知恵
    04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
    05 常識や権威ではなくミッションで選べ
    06 全力で走り抜く感動が至上
    07 Always Ask “Why me?”

G’s ACADEMY(以下 ジーズ)には、卒業制作期間があります。その期間中にプロダクトやサービスに対してアドバイスをしてくれるメンターという方がいて、有名企業やフリーランスで活躍される方が手伝ってくれています。
今回はメンターという立場から見るジーズらしさについて聞いてみました。

ジーズアカデミー メンター 長峯広雅さん

mentor1.jpg
―長峯さんのご経歴とジーズに関わるようになったきっかけについて教えて下さい。

長峯さん:大学卒業後に友達と1年だけ起業しました。その後に業務フローや技術を身につけたいと思いLINE株式会社に入社しました。
あらかじめ3年間と期限を決めて、LINEにいる間はiOSエンジニアとして働きました。まだLINEにいた頃に、外部の勉強会に参加していく中で、勉強会の参加者からジーズが講師を探していると聞いたのが最初のきっかけです。
その後LINEを辞めたことをFacebookに書いたら、待ち構えていたかのように児玉さんからDMが来たんです。そこでまずは児玉さんとお話しをして、そこでメンターの打診をされました。元々教えることは好きだったのでメンターのオファーを受けました。

―なぜメンターをやってみようと思ったのでしょうか?

長峯さん:ジーズの方針に共感したからです。ジーズは勉強する場というよりは、起業するためにプロダクトを作るところというイメージがありました。やる気のない人はやめてもいいというスタンスが自分自身のやり方と合っていたので共感できましたし、自分のやり方でメンタリングできると思いました。また講師ではなくメンターとしてだったので、入りやすかったという面もあります。講師に比べればメンターは時間的な制約が少ないので。講師は授業の準備などで時間がかかるので、仕事をしながらは大変だということもありました。
mentor2.jpg

―長峯さんが考える、メンターのやりがいとは何でしょうか?

長峯さん:メンタリングをしたあと、その先につながっている人がいてくれているのがやりがいとしては大きいですね。例えばアプリを開発してユーザー開拓しているとか、就職してiOSエンジニアとして開発に携わっているとか、(ジーズの講座が終了しても)何かしらの分野で活躍している人がいるのがやりがいですね。

―メンターとしてメンティーに期待することはあるのでしょうか?

長峯さん:とにかくプロダクトを完成して欲しいです。途中で諦めずに最後まで走り切って欲しい。
手段は問わないし、工数不足ですべてを実装できないこともあるとは思いますが、「まず人に見せられるもの」を作ることが大切だと思っています。

―特にジーズやジーズ生と関わる上で意識していたことがあれば教えて下さい。

長峯さん:メンタリングで意識してきたことは、週に1回はFace to Faceで話す時間を作ることです。
面談の場でだからこそできる話というのはあると思っています。あとはSlackで随時質問してもらうことですね。完成にたどりつくために、週1回のミーティングの合間をSlackでのコミュニケーションで埋めるようにしています。わからないことがあったらすぐに聞いてもらうようにしてもらっています。
mentor3.jpg

―ジーズのCREDOの中で通じるところがあるなと感じられるものはありますか?

長峯さん:2つあるのですが、まずは「03 体感こそ知識、体現こそ知恵」ですね。アプリなどを作っていれば、自然と(プログラミングやサービス開発の)勉強につながっていると思っています。
それから「06 全力で走り抜く感動が至上」です。メンタリングする上でも、個人としても、やりぬくことを大切にしています。ですから、これも自分としてはしっくりきますね。

―長峯さんが思うジーズらしさやジーズのよさはどんなところだと思われますか。

長峯さん:クレドがまさにジーズを象徴しているものかなと思います。
ジーズらしさは選んだクレドの2つに現れていて、ジーズの良さはそれらがちゃんと実行できているところです。ジーズではやりたいことと目指しているものが一緒になっていると感じられるからこそ、自分もメンターとしてメンタリングができるのだと思います。
それから勉強会やイベントを主宰しているところにもベンチャー精神があると感じるし、それらも含めてジーズらしさだと思います。
mentor4.jpg

―お話をお伺いしていて感じたのですが、長峯さんは元々独立心が旺盛だったのでしょうか?

長峯さん:
そうですね。起業や独立をしたかったのは確かです。
大学を卒業したら就職しなきゃとは思っていましたけど、なんとなくしっくりこなかったので。ちょうど友達(大学の同級生)が起業したのに合わせて、起業することになりました。
元々親からは高校を卒業したら就職しろと言われていたんです。だけど自分はどうしても大学にいきたかった。その時に自分自身で問題を解決しなければならないと思ったんです。なので全部自分で先に決めて、親にはすべて決まったあとで事後報告していました。親に頼らない生き方を選んだらこうなっていったたようです。でもその経験を通して、自力でやっていかなきゃいけないという意識は芽生えたのかもしれませんね。

―事後報告とはすごいですね。親御さんは長峯さんの決断に対して、反対したりしなかったのでしょうか?

長峯さん:すべてが決まったあとで報告していたので、もう親は諦めていたようです(笑)
4.jpg

―長峯さんが今後個人として目指す姿を教えて下さい。

長峯さん:目標は大きく分けて二つあります。
一つ目はキャリアアップについてです。しばらくは完全に個人で仕事をしていくという状態にはなり切れないので、業務委託で仕事していくことになると思っています。でもその中でも何かしらキャリアアップということについて考えなくてはいけない。まずはリーダーシップを伸ばしていきたいと考えています。これは自分以外の人がいる環境だからこそ出来ることだと思っています。
二つ目はプロダクトリリースしているので、MVPを作って、市場にマッチしているか検討して、ユーザー数を伸ばしていくことです。いずれは事業を立ち上げて、人を入れて拡大していきたいし、海外展開もしていきたいと思っています。スポーツコミュニティーをやりたい人運用したい人のマッチングサイトを作っているのですが、スポーツはどこの国でもやっている人がいるものなので、スポーツ事業で国内及び海外展開をしたいと考えています。

―最後にこれからジーズに入学される方に伝えたいメッセージをお願いします!

長峯さん:ジーズアカデミー は起業家精神がある学校だと思います。
起業家という言葉だけ聞くと華やかなイメージがあるけど、実はすごく地道なことの積み重ねだったりします。起業家は地道なことをしつつも、大きなビジョンも持っている。
大きなビジョンは達成するためには何年という単位かかるので、それを頑張れる人にとってはジーズはとてもいい環境だと思います。
そしてジーズに入って、ジーズを卒業することを目標にしないで、大きな目標を達成するために、ジーズがあればより近づけるものと捉えた方がいいと思います。
ジーズを卒業した後もプロダクトの開発や事業を続けて欲しいので、ジーズがあることによって、それらがよりつながっていくものとも考えて欲しいですね。
mentor5.jpg

<さいごに>
ジーズにはサービスやアプリは制作して世の中に出してこそ、という考え方があります。
長峯さんはインタビュー中にしきりに「やり抜くことが大切」とおっしゃっていました。
ジーズはまさに「やり抜くため」の環境が整っているところです。
ジーズを存分に利用して、ぜひとも世界を変える人になって頂きたいと思います。
長峯さん、この度はお忙しいところインタビューにご協力頂きまして本当にありがとうございました!

G’s ACADEMY TOKYOでは、フルタイムLABコース、週末DEVコースの受講生を募集中!
同じ志を持った熱い仲間達と新しいことにチャレンジしたい!自分の価値観やアイディアでセカイを変えたい!
そんな方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。


entrybtn.jpg

こんにちは!
2020年2月6日(木)、週末DEVコース第14期生による「GLOBAL GEEK AUDITION vol.14」を開催しました!
G’s ACADEMY 事務局より、その様子と結果発表をお届けします。
gga14_1.jpg

GLOBAL GEEK AUDITION(通称GGA)とは…
G’s ACADEMY卒業を目前に控えた受講生のプロダクト制作発表会のこと。
入学してから6ヵ月で、技術を習得し自身のアイディアでオリジナルのプロダクトをゼロから創りあげます。そして投資家や企業採用担当者といったギャラリーの前でプレゼンテーション。来場者がそれぞれの登壇者に評価を付け、その審査により順位が決まる、起業家・エンジニアの登竜門的イベントです。

今回のGGAでは、週末DEVコース14期生の中から選抜された14組が登壇。
それぞれの目指したいセカイに向けてつくりあげた、個性豊かなプロダクトが出揃いました!
私たちスタッフも、14期生が寝る間も惜しんでGGA直前まで準備に励んでいる姿を見守ってきたため、今回のGGAではどのようなプロダクトが誕生するのか、とてもワクワクしていました。
gga14_2.jpg
来場者数は年々増え、今回も会場は満員御礼。
受講生達の半年間の集大成を一目見ようと、沢山の人が集まりました。
gga14_3.jpg
GGAがスタートすると、各登壇者の熱のこもったピッチが繰り広げられます。
suruga.jpg
gga14_4.jpg
komatsu.jpg
途中マイクの不具合があった登壇者もいましたが、一切動じずにピッチを進める姿に自分の生み出したプロダクトへの熱意を感じました。
さらに、ピッチ後、来場者の方々が気になる登壇者と交流できる「名刺交換会」も盛り上がり、イベント終了時間が過ぎても会話が尽きることなく、盛況のうちに終了しました。
uemura.jpg
名刺行列.jpg
登壇者と名刺交換するために、長蛇の列ができる場面も!これからの展開が楽しみです!

それでは、気になる「GLOBAL GEEK AUDITION vol.14」審査結果の順位を発表します!

<第3位>
山本 義仁
「GarageBank」

概要:アプリ完結型個人向けリースバックサービス
yamamoto.jpg
▲「お金がない、でも人に借りたくないし自分の大事なものを手放したくない!」そんな消費者のニーズにこたえるためのサービスで人々のお金のピンチを解決します。

<第2位>
照屋 和紀
「Giver」
概要:介護版Uber
teruya.jpg
▲幼少期から介護してきた経験がある照屋さんならではのプロダクト。介護施設と介護士のマッチングだけでなく、世の中の介護士の働き方を変えることを目指します。

<第1位>
畠田 拓、長島 睦
「visualwork」
概要:すべてのデータ・アプリを接続し、APIを活用して統合したプラットフォームを提供
hatakeda.jpg
winner.jpg
▲今期唯一チームでの出場。仕事を自動化し、全ての活動をデータベース化することによって活動の質を上げ、人を元気にするシステムを生み出します。
上位入賞の皆さん、おめでとうございます!
そして、ご来場・審査頂いた皆様、本当にありがとうございました!


GGAの2日後には卒業式を行い、この半年間を振り返り、そしてこれからのスタートをお祝いしました!
graduation-ceremony.jpg
授業がない日も理事を中心に自主的に勉強会やLT会を開き、高いモチベーションを保ち続けてきたDEV14期。
そのためか、一言ずつ半年を振り返る場面では、「皆がいたから頑張れた」と話す人が多かったのがとても印象的でした。
卒業式.jpg
卒業式の様子.jpg
そして、プロダクトを完成させるために毎晩のように深夜まで卒業制作に打ち込んできたDEV14期の加納さん。
オールナイト.jpg
期を超えたオールナイトメンバーとの助け合いは本当に素晴らしかったです!
半年間支え合って困難が乗り越えてきた皆さんですが、卒業したこれからが本番。
GEEKなDEV14期の卒業生のご活躍をこれからも楽しみにしております!
dev14gga.jpg

Why meインタビュー #06:椎野大地さん、平下公洋さん、岸本竜馬さん

就職・起業・新規事業など、既に多方面で活躍をしているG’s ACADEMYの卒業生。
彼らはなぜ入学をし、どうやってキャリアチェンジしていったのでしょうか?
そんな疑問を多種多様な10名の卒業生に、深いところまで踏み込んで聞いてみよう!というのが『Why meインタビューシリーズ』
インタビューの中では、彼らのバックグラウンドや体験談に加えて、G’sのCREDO(7つの行動指針)を絡めて、各々の感じた「G’sらしさ」についても語ってもらいました。

★CREDOとは?― G’s ACADEMYの7つの行動指針

    01 Cool, Geek, Act with Passion
    02 好奇心で自走せよ
    03 体感こそ知識、体現こそ知恵
    04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
    05 常識や権威ではなくミッションで選べ
    06 全力で走り抜く感動が至上
    07 Always Ask “Why me?”

G’s ACADEMY(以下 ジーズ)には、受講生に対して疑問点を一緒に考え、解決に導いてくれるチューターという方がいて、卒業生がそれを楽しんで手伝ってくれています。
今回は下記の3人に、卒業後もジーズにてチューターを続けられる理由、チューターという立場から見るジーズらしさについて聞いてみました。

週末コースDEV 2期生 椎野大地さん
週末コースDEV 10期生 平下公洋さん
平日コースLAB 5期生 岸本竜馬さん

チューターインタビュー2.jpg
―まずは皆様の経歴とジーズに入学したきっかけについて教えて頂ければと思います!

椎野さん:僕は2015年に週末DEVコース(以下DEV)2期生に入学しました。入学前は新卒で入社した小売の会社に5年ほど勤めていた頃でした。

その頃ちょうど世の中ではwebやネイティブアプリなどのニーズが高まっていた頃で、その波にどう乗るのかについて気になっていた頃でしたが、Webやアプリなどの技術的な知見がなかったためどうしたらいいかわからず悩んでいました。仕事で行き詰まっていた時に自分が何か作れる側になりたいと思ったのが、プログラミングを勉強しようと思ったきっかけですね。

さらにその時ちょうど山崎先生(ジーズアカデミーの主席講師)の講演会があって、それを聞きに行ったことがジーズを選んだきっかけです。

椎野さん.jpg
平下さん: 僕は新卒でずっと医療機器のエンジニアをやっていて、ある程度そこでやり切った感があったので、その後外資系に転職して医療系のITのプロマネとか技術リーダーをやっていました。

でも外資系は海外で作ったものを日本に持ってくる流れで、製品をまったく作れなくて、やっぱり自分で製品を作りたいと思ったんです。それで日本の会社に戻り、ICTの開発担当になって、webの世界の面白さに気づいたことがきっかけですかね。

でもそこの会社でやってたPoCを実施した後に実際にサービスとして世の中にだすのがなかなか大変だったから、そのモヤモヤを解消したいと思ってジーズに来ました。

あとは、それまでは組み込み系やエンタープライズ向けのクローズドな技術中心に携わっていたので、webの世界のオープンなLAMP環境の技術を学びたいと思ったこともあり、ジーズに来たって感じですかね。

平下さん.jpg
竜馬さん:僕は出身沖縄で、貧しい家庭で育って、その時在沖縄米軍の事件も多くて治安が悪かったこともあり、僕らの世代は勉強するよりもどうやったら自分や大切な人を守れるかを意識する環境で育ったんですよね。

高校卒業してすぐ海外にいって、バックパッカーをずっとやってたんだけど、帰ってきてお金がないからとりあえずお金を稼ごうと思った矢先にお母ちゃんが身体を壊したことから、風俗ビジネスを始めました。

そんな中で、またもや20歳の女の子が在沖縄米軍にレイプされ殺される事件が起きて、自分は当時在沖縄米軍に女の子を派遣する仕事をしていたから、働いてくれている女の子達の命の責任を持つ覚悟がないまま働いていけないと感じ仕事をやめました。

その時思ったのが、カースト制度があるような国でも、テクノロジーは万人に対してフェアといった点で、自分のとこで働いていた風俗の女の子達も技術を身につけたり、学ぶ機会があったら、きっともっといい生き方ができるんじゃないかなー、そのためにもまずは自分が模範になることが大事だと思った。だからジーズにきたって感じですね。
チューターインタビュー3.jpg
(一同):すごく深い話ですね。

平下さん:技術の中でも、プログラミングを選んだ理由はなんですか?

竜馬さん:あー僕もともと言語学が好きで、言葉がもっている世界観がすきなんですよね。
例えば僕が山って言ったら皆さんそれを思い浮かべるじゃないですか、言葉が世界を作るって感じじゃないですか。プログラミング言語もプロダクトっていう新しい世界を作るじゃないですか。面白いなー!!!
それをみんなができたら、わざわざ風俗で働く選択肢はしないんじゃないかなと思っています。

(一同):うーん!なるほどーーーー!

―みなさんそれぞれ違うバックグランドがあって、違う理由でジーズに入学されたと思いますが、特にジーズ在籍中に意識していたこと(why meの部分や上記CREDOで通じるところ)はありますか?

平下さん:自分は③”体感こそ知識、体現こそ知恵”ですかね!
ずっとエンジニアをやっているんで、エンジニアとして普段から沢山勉強するんですよ。例えば本を読んで、あ、これ自分のプロダクトに適用したいと思っても、できないんですよね。なんでかっていうと、本は一般向けに書かれていて、汎用性を目指しているので。

だから逆からやるのが本当は正しいんですよね。自分のプロダクトを作ってみて、「あ、これどういう意味なんだろう」って思って勉強した方が、自分の中で知識と経験の蓄積になる。

本を読んでても、自分が作りたいものは作れないんですよ。だから挫折しちゃう人がたくさんいるんですけど。
でもジーズがいいところは、まずは自分が作りたいものから入る。エンジニアにとっても起業家にとってもそこが大事なのかなと思います。

椎野さん:僕は②”好奇心で自走せよ”ですかね。
自分が実際に現場で働いていた時にあったのが、業務で使うシステムがあちこちに散らばってて、不便だとわかっていたけど誰も改善方法がわからないから変えられない問題があったので、実際に使う人にとって使いやすいものを作りたいと思っていました。

そのためにもまずは自分自身が使いやすいと思ったり、面白いと思ったものを作っていきたいと思っていました。

―現在卒業生の再聴講制度を使ってswiftを勉強しているのもそういった観点からでしょうか?

椎野さん:そうですね。今の会社ではアプリのディレクションをメインで仕事しているんですが、コードがわかっていれば正確な指示が出せますし、もちろんゆくゆくは自分でコードを直したり、アプリの開発をできるようになりたいという目標もあります。新しく自分が学ぶ時は、今の受講生から刺激をもらっています。

竜馬さん:僕は⑦”Why me”ですね。誰とも競争しない。自分が決めてきたことだけ達成する。

―実際にはどういう場面で意識していましたか?

竜馬さん:例えば最終課題提出時も絶対言い訳しない。人より劣ってようが遅かろうが関係ない。自分がやると決めたら必ず自分が決めた期限内にやりきる。
人とは比べずに一人でもなんでもやる。

(一同):かっこいいですねー。人とは比較しないってことですよね。

竜馬さん:優秀な人なんかいくらでもいますからね。自分を貫けばいいんですよ。

<チューターについて>
―皆さんなぜチューターをやろうと思ったんですか?

平下さん:僕はもう山崎先生をリスペクトしていて、山崎先生みたいに優秀なエンジニアと仕事がしたいっていうのがきっかけ。
在籍中にハイボール飲みながらみんなと色々話をするのが楽しくて来ていました。(一同笑い)
要するにチューター同士のつながりが僕にはすごく魅力的に感じたからですね!
hirashita.jpg
椎野さん:僕は受講生のときに正直そんなにできることがなくて、色んな方々に助けてもらってなんとかついていけたというところが結構あったんですよ。

要領が悪かった自分みたいな人は恐らく結構いるはずで、困っているけど声があげられないみたいな人もいるだろうなと思って。そういう人の後押しをして、プログラミングの楽しさを知ってもらいたいと思って始めました。
自分自身が出発点ですね。

竜馬さん:僕は風俗の仕事をやっていた経験で、学歴や教養がない人に新しい選択を与えることができることを目標にこの業界に入ってきたところがあるから、やる気があってモチベーションが高い人たちを教えられなかったら、そんな子たち(学歴や教養がない人達)に新しい視点を与えることなんて無理だなと思って始めました。

―チューターのやりがいは?

平下さん:やっぱり感謝されるのはうれしいですよね。ずっとエンジニアをやっている僕らにとってはそんなに難しくないことでも、受講生にとっては場合によっては半日とかつまずいていたりするので、それを解決する糸口を教えることで感謝されることはとても嬉しいことです。

あとは、今会社でエンジニアのメンターとかもしているんですけど、自分が教えていた人が、思わぬ成長をすることの喜びが大きい。

椎野さん:課題のレビューをする中で、人のコードみてアドバイスすること自体が僕にとってはすごく貴重な経験。そこからいいコードってなんだろうとか、開発に関するコミュニケーションって文字だけだと誤解が生まれやすかったりするので、いいものを作っていくのに、どういうコミュニケーションをしていったらいいのかを探りながらやっていました。

特に最近うれしかったことは、自分がかかわった人(DEV12期の舟久保さん)がどんどん成長していくのを見れたこと。すごくやりがいを感じましたね。

竜馬さん:やっぱり分からないって悩んでいる人達がわかるようになってくれたり、一緒に困難を乗り越えられたときは嬉しいですよね。

―チューターとしてサポートした受講生がどんどん出来るようになっていくのを見ると嬉しくなりますよね!そんな皆さんも現役受講生だった頃がありますが、その頃と比べて、受講生を支える側になった時に、視点や気づきの変化をお聞きしたいです。

竜馬さん:脳みその使い方って、3タイプに分けられるそうなんですよ。
大から小を理解するタイプ、小から大を理解するタイプ、あとは感覚から理解するタイプ。それをチューターをやってみて、実際に体感しましたね。

―竜馬さんは人のタイプを見極めて、人に合わせて教え方を変えているっていうことですか?

竜馬さん:そうですね。その人が視覚重視なのか、聴覚重視なのか、感覚重視なのかっていうところを判断して、同じ感覚の言葉を使うと理解しやすいんだなっていうところも検証できたのがよかったですね。
ryouma.jpg
―面白いですね!エンジニアの視点からだとまた違ってくると思うんですけど、平下さんはいかがですか?

平下さん:普段から心掛けているのは距離感ですね。

―距離感というと?

平下さん:あえて手取り足取りやらないっていうのも時には重要だと思います。常に隣にいなきゃこの人はできなくなるようなことはしない。

“二人羽織”的に教えるっていうことを意識していますね。自分は手を出さない。手順を示す。全部本人の手でやってもらうっていうことですかね。

イメージ的に補助輪付きの自転車。ずっと支えてあげてしまうと永遠に漕げないじゃないですか。だから思い切って手を離して、転ぶかもしれないですけど、それも重要なことだと思います。

でもそれもケースバイケースの時もあって、例えば授業の時は今あるトラブルをすぐ直して授業についていけるようにしてあげるようにしたり、オンラインで対応するときは、時間かけて対応したりしています。

―オンラインの時と授業の時で教え方を変えているってことですかね?

平下さん:教え方は違いますね。授業の時はもう問題解決直結型。授業後やオンラインの時は手順を示して時間かけてもいいかなと。

椎野さん:(平下さんが言っていた)教えすぎないっていうとこは似ていますね。
その人が考えて正解にたどり着くまでのプロセスを奪いたくない。そこは自分で乗り越えたという実感をもって進めてほしいと思います。

ただ、何をすればいいかわからないとか、なんとなく途中までできたけど、そっから先がわからないという方が多いので、手順や考える順番を整理して、できるだけ簡単な言葉に置き換えてあげたりとか、その人がどういう説明だったらわかりやすいのか常に意識したりしてやっています。

でも共通しているのは、説明を受けて、自分でやってもらうということを心掛けていて、教えすぎないことですね。

―教えてばっかりにならないように気を付けているっていうことですね。

平下さん:椎野さんは本当に面倒見がいいですよね。僕はちょっとドライなところがありますね。キャラが違います。

椎野さん:がっつり対処してほしいことがあったら(平下さんに)お願いしちゃっているんですけどね。

平下さん:難しいことはふってくるんですよね。(笑)
1.jpg
<まとめ>
―ここまで色々なお話を伺ってきましたが、なかでも皆様が思うジーズらしさをお聞きしたいです。

椎野さん:受講生もチューターもそうなんですけど、皆さん成長段階にあるので、どんどんスキルアップや、人間的な成長をし続けている集団だなと。
自分もまだできないことは沢山ありますし、もっともっと出来る余地はあるなと思います。人数もどんどん増えていますし、レベル高い方も増えているので、成長し続ける場所なのが面白くて、そんなところで自分がお手伝いできるっていうのが、今すごいやりがいだと感じています。

平下さん:(ジーズらしさは)やっぱりコミュニティかなと思いますね。いい意味で変わった人とか、尖った人が多い。世の中的にはみだしたような人がいていい空気感とか、懐の深さはいいなと思います。
大事にしたいし大事にしてほしいですね。

―平下さんは色んなスクールやコミュニティに入っていますが、ジーズが他のスクールと違うところってありますか。

平下さん:スクールは卒業したらそのコミュニティ自体終わっちゃうことが多いけど、ジーズはやっぱり戻ってきたくなる場所。

時々急にお手伝いをふられたり召喚されたりしますけどね。(一同笑い)
なんとなく部活に近い部分がありますね。部活終わった後にみんなで部室に集まって話し合うみたいな。スタッフもそうですけど、(ジーズに)来ると誰かしら知り合いがいるっていうのがいいですね。

―ジーズは”卒業しない学校”、受講が終了しても帰る理由がある場所みたいなのを目指しているので、そのように感じてもらえると嬉しいです。

竜馬さん:まさしく皆さんが仰っていることがジーズらしさだと思いますね。
質のいいコミュニティがジーズらしさ。沖縄でいう〝ゆいマール精神(お互いがお互いを助け合う)”みたいな。

みんな沖縄出てもまた戻ってくるんですよ、(ジーズも)それと似ていて、卒業してもまた帰ってくる場所。そういうコミュニティが魅力ですね。

―これからジーズに入学される方に伝えたいメッセージをお願いします!

椎野さん:「プログラミングができないかもしれない」と思うことがあるかもしれないですが、まずは自分でやってみてから判断してほしいですね。ジーズは仕事とは違って、自分で自分のために時間をとってきているので、どんどん自分でやりたいことを見つけて試してみて、失敗してっていうのができる場所。
是非皆さん野望をもって入ってきてほしいです!

あと本当にバックグランドが多様なコミュニティなので、そういった環境のなかで勉強をするっていうことを楽しんでほしいなと思います。

竜馬さん:「Just do it」。それだけです。

平下さん:自分もそれに同意ですね。やりきってほしいなと。

椎野さん:初めからコミュニティ頼りにしちゃうと違うかなと。自分がまず突き抜けてやり切った先にこのコミュニティがあるので。

―最後に、これから目指す姿を教えてください。

竜馬さん:自分みたいなバックグランドの方ってたくさんいる。特に後進国の方が多いです。お金がなくて進学できなかったとか、環境が悪くて勉強ができないとか。でも僕はやれているし。

要するに「Always chance, always choice」なんです。でもChoiceは知識がないと選べないから、何を選ぶかっていうのもちゃんと考えてほしいですね。

平下さん:最初は色々起業も考えて入ったんですけど、自分はやっぱりテクノロジーサイドだなと、技術の方が好きだと実感したんです。

例えばジーズでは、助太刀(ジーズ卒業生発ベンチャー)みたいに起業としては有名な人を輩出しているじゃないですか、でもエンジニアとして有名な人はまだ出てないなと。だから僕はテックリードとかCTOとか目指していきたい。

よく山崎先生が話すのは、起業家というビジョナリーがいて、それを支えるテクノロジストがいて、(appleのスティーブジョブスとウォズニアックみたいな)あれだけ世の中に影響力があるものができた。

ジーズでいえば、児玉さんがビジョナリーで、山崎先生はテクノロジストみたいな関係。僕はそういうビジョナリーの人を支える人になっていきたい。

椎野さん:仕事をしていると、職種みたいな枠があって、部署があって、ポジションがあってみたいになっていると思うんですが、そういった決まったものに入ってくのではなく、今までにない新しい仕事を作っていくとか、現在あるものをどんどん変えていきたい。
それはジーズを経験したからこそ目指していける世界なんだと感じています。

これからも自分自身をどんどんアップデートしていきたいと思います。
チューターインタビュー1.jpg
<さいごに>
皆様それぞれ入学した理由や目指している姿は違くとも、ジーズのコミュニティをうまく活用し、そして卒業後もすごく大事にしているのが良く伝わりました。
チューターの方々お忙しい中、インタビューにご協力頂きましてありがとうございました!

G’s ACADEMY TOKYOでは、フルタイムLABコースと週末DEVコースの受講生を募集しています。
同じ志を持った熱い仲間達と新しいことにチャレンジしたい!自分の価値観やアイディアでセカイを変えたい!
そんな方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。


entrybtn.jpg

Why meインタビュー #05:望月眞喜さん(福岡DEVコース1期卒)
就職・起業・新規事業など、既に多方面で活躍をしているG’s ACADEMYの卒業生。
彼らはなぜ入学をし、どうやってキャリアチェンジしていったのでしょうか?
そんな疑問を多種多様な10名の卒業生に、深いところまで踏み込んで聞いてみよう!というのが『Why meインタビューシリーズ』
インタビューの中では、彼らのバックグラウンドや体験談に加えて、G’sのCREDO(7つの行動指針)を絡めて、各々の感じた「G’sらしさ」についても語ってもらいました。

★CREDOとは?― G’s ACADEMYの7つの行動指針

    01 Cool, Geek, Act with Passion
    02 好奇心で自走せよ
    03 体感こそ知識、体現こそ知恵
    04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
    05 常識や権威ではなくミッションで選べ
    06 全力で走り抜く感動が至上
    07 Always Ask “Why me?”

今回は福岡の週末コース1期卒業で、GMOペパボにエンジニアとして転職した望月眞喜さん。
G’s ACADEMY FUKUOKAのコミュニティマネージャー/PRのゆうきが「プログラミング未経験からエンジニアとしてGMOペパボに就職できたワケ」についてお伺いしてきました。また、今回はGMOペパボさんご協力のもと、GMOペパボ福岡支社長の永椎さん、望月さんの採用を担当したエンジニアの高橋さんにもお話をお伺いしてきました。

― ずっとあった「作る側をやってみたい」という想い
DSCF6437.jpg
<G’s ACADEMY FUKUOKA週末コース卒業後、GMOペパボにエンジニアとして就職した望月さん>

ゆうき:早速ですが、どうしてG’sに入学しようと思ったんですか?

望月:前の仕事でHP制作に興味を持ったのがきっかけですね。前職で広報をやってたんですけど、HPの制作を任されたことがあって、でもやり方が全然わからなくて制作会社さんに頼もうとしたんですけど、その制作会社さんもよくわかってなくて(笑)
色々調べていくうちに、これ自分でもやれるんじゃないかと思ってHP制作に興味を持ちました。

ゆうき:前のお仕事がきっかけだったんですね!

望月:ですね。とりあえず独学で本1冊やってみようと思ったんですけど、途中で挫折しちゃって。
それでも作る側をやってみたいって想いがずっとあって、色々調べていてG’sを見つけました。
ちょうど仕事も辞めようと思ってたので、行こうってすぐに決心しました。
DSCF6520.jpg
ゆうき:色々なプログラミングスクールを調べられたと思うんですけど、なぜG’sだったんですか?

望月:一度、どこかのスクールの体験会に行ったことがあったんですけど、教科書通りに進めていくだけな感じであまり面白くなくて。。。
でも、G’sなら卒業制作でプロダクトをみんなそれぞれ1個作って卒業っていうのがあったから、この学校面白そうだなと思って。

ゆうき:アウトプットまでしっかりできるっていうのが決め手だったと。

望月:はい、その点は重要でしたね。

― 好奇心が好奇心を呼び、それが渦巻く楽しさ

ゆうき:G’sにはクレド(行動指針)が掲げられていますが、望月さんが、これはG’sで体現できたなと思うクレドを教えてください。

望月:『02 好奇心で自走せよ』ですね。もうこれしかないです(笑)
あと『03 体感こそ知識、体現こそ知恵』は、卒業してからわかりました。振り返ると身になってたなと思います。
DSCF6409.jpg
ゆうき:では、まずは『02 好奇心で自走せよ』を選んだ理由をお聞きしたいです。

望月:週末コースは、毎週土曜日に授業があって課題が出されて、次の土曜日に出された課題の中から良かったものが発表されるという流れでした。その課題発表では、独特な世界観のものを作ってきてたり、まだ習ってない技術を使って課題をしてきてた人が必ず何人かいたんです。
DSCF6413.jpg
望月:校舎がなかった(福岡の校舎は2018.11設立)からこそみんな家でそれぞれ課題をやってくるので、個々のオリジナリティがすごく出ていました。他の人が作ってきたものに好奇心が湧いて、それを共有して、またそこから新しい発想が生まれて、好奇心が好奇心を呼んでそれが渦巻いてる感じがとても楽しかったですね。

ゆうき:好奇心が渦巻く。。!なるほど、好奇心から学びが生まれていくって感じですね!
卒業してからわかったという『03 体感こそ知識、体現こそ知恵』のエピソードもお聞きしたいです。

望月:卒業してからは、後輩の受講生たちに教える機会が多くなりました。それと同時にアウトプットすることも自然に増えて、アウトプットするとすごくすんなり頭に入ってくるっていう感覚が掴めて。これはまさに体感して体現できたなって思ってます。
だから、在学中は『02 好奇心で自走せよ』。卒業してからは『03 体感こそ知識、体現こそ知恵』を体現したなと思います。

ゆうき:在学中と卒業後に体現したクレドが違うっていうのも、卒業後もアップデートしてる感じでいいですね!

― 採用されたワケは受け身な姿勢ではなく、自発的に動けるから

DSCF6545.jpg
<望月さんの採用を担当したエンジニアの高橋さん>

ゆうき:では次に、望月さんの採用を担当されたエンジニアの高橋さんにお聞きします。ズバリ、望月さんを採用したポイントを3つ教えてください!

高橋:ズバリ、即戦力になるか、会社に合っているか、自発的にやる人か。ですね。
中途採用になるので、ある程度即戦力になるかどうかも大事なんですけど、とはいえ初めての環境なのでできないことはあって、そんな中でも、受け身な姿勢ではなく自分で動いていけるというのが大事なポイントです。

ゆうき:望月さんはそのポイントを押さえていたということですね!

高橋:はい。あとは、望月さんの場合少し特殊だったのが、弊社が行っている『大名エンジニアカレッジ』に参加していたということですね。そこである程度望月さんの人間性などをわかっていたので採用もスムーズにできました。

大名エンジニアカレッジ・・・GMOペパボも共同事業者として参加する「Fukuoka Growth Next(FGN)」(福岡市)のハンズオンプログラムの一つとしてGMOペパボが運営するエンジニアの成長の場。プログラミングの基礎から専門領域まで学べる講座やエンジニアリングに関する専門的なアドバイスなどを行っている。講師はGMOペパボのエンジニアをはじめとする現役エンジニアが務める。詳しくはこちら

望月:GMOペパボに入社したいと思ったきっかけはこの『大名エンジニアカレッジ』のプログラミング講座を受講したことでした。講師がGMOペパボで働いている現役のエンジニアさんたちだったんですけど、講師をしてくれるエンジニアさんたちがすごくかっこよくて、GMOペパボで働きたいなって思うようになったんです。

ゆうき:実際に働いている方を見て、憧れて入社ってとても理想的ですね!

望月:実際に入社して、改めてすごい人たちに教えてもらってたんだなってわかりました。
DSCF6452.jpg
― 社員が成長することで事業も成長する

ゆうき:では最後に、GMOペパボさんが望月さんに期待することを教えてください。

高橋:弊社はレンタルサーバーを提供して18年になるのですが、レンタルサーバーも時代に合わせて変化しています。時代にフィットしたサービスにするためにも、お客様が困っていることにいち早く気づいてケア(改善)していくための方法を模索中なので、そういうことを一緒にやっていきたいです。

ゆうき:ありがとうございます。では最後に、GMOペパボ福岡支社長の永椎さんはいかがですか?
DSCF6677.jpg
<GMOペパボ福岡支社長の永椎さん>

永椎:私は望月さんに幸せになってほしいなって思ってます。ペパボは、個人が成長することによって事業も成長する、という考え方の会社です。
まずは自分のなりたい姿があって、そこに向かって成長していくというベクトル。それと、ペパボの事業成長のベクトルが合っていれば、成長しているって実感できるし、働いていて幸せって思えますからね。その結果として事業も成長するという形でバランスをとっていきたいんです。だから、望月さんにはペパボで幸せになってもらいたいです!

ゆうき:ということなので、望月さん、幸せになりましょう!(笑)

望月:幸せになります!(笑)

― ゆうき的まとめ
DSCF6474.jpg
<望月さんとゆうき>

今回のインタビューで私が思った、望月さんが就職したいと思った会社に就職できたワケは、

・卒業後もコードを書き続けたこと
・いろんな場所に学びを求め、好奇心で動いたこと

でした。好奇心で動き続けることはとても大切だということを教えていただけました!
今回のインタビューにご協力いただいたGMOペパボの永椎さん、高橋さん、望月さん、ありがとうございました!
with_pepapon.png

ジーズアカデミー福岡では現在、 2021年7月開講の週末集中DEV9期生と、2021年10月開講の平日フルタイムLAB6期生を募集しています。 少しでもプログラミングでなにかやってみたい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください

 

Why meインタビュー #04:鶴 大輝さん(福岡DEVコース3期卒)
就職・起業・新規事業など、既に多方面で活躍をしているG’s ACADEMYの卒業生。
彼らはなぜ入学をし、どうやってキャリアチェンジしていったのでしょうか?
そんな疑問を多種多様な10名の卒業生に、深いところまで踏み込んで聞いてみよう!というのが『Why meインタビューシリーズ』
インタビューの中では、彼らのバックグラウンドや体験談に加えて、G’sのCREDO(7つの行動指針)を絡めて、各々の感じた「G’sらしさ」についても語ってもらいました。

★CREDOとは?― G’s ACADEMYの7つの行動指針

    01 Cool, Geek, Act with Passion
    02 好奇心で自走せよ
    03 体感こそ知識、体現こそ知恵
    04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
    05 常識や権威ではなくミッションで選べ
    06 全力で走り抜く感動が至上
    07 Always Ask “Why me?”

今回は福岡DEVコース3期卒業で、社内でのキャリアチェンジに成功している鶴さん。
G’s ACADEMY FUKUOKAの阿比留と児玉が、仕事を辞めずにキャリアチェンジに成功した秘訣や心境の変化についてインタビュー。
鶴さんの職場であり、先進的な取り組みを行っている「福岡銀行」さんにお伺いして、事業戦略部の蘆原さんにもお伺いしてきました。

DSCF6134.jpg
〜 不純だったエンジニアになりたい動機 〜
― まずは、簡単に鶴さんの経歴を教えてください

1994年生まれです。新卒で福岡銀行に入社しました。
高校・大学とラグビーしかやらず、大学でも社会学部ということで「プログラミング」とは縁のない世界で育ってきました。

「挫折感」のようなものも特に感じた経験はなかったのですが、色々なきっかけや出会いが重なって「自分を変えれたらいいな」って G’s ACADEMY に通うことにしました。

本当に色んな人との出会いや、たくさんの経験を得ることができて、その結果として今があるって感じです。
DSCF6072.jpg
― 地場の大手に入社できた。というのは、”自分を変えよう”とか「チャレンジ」しなくても良い環境じゃないかなという印象がありますが?

元々、家系が「金融関係の一家」なんです。
進路も「自分で選択してきた」という感覚はあまりなかった事と、母の体調が心配だったので、銀行×福岡となるとここしかないなと。
ネームバリューのある地方銀行に、内定をもらえたのは運が良かったなと感じています。

入社して2年目に、知人からの紹介で「グローバルチャレンジ」という福岡市主催のグローバルスタートアップ育成プログラムに参加したことで、世界が広がったというか「こんなことがやりたい」っていう目標ができました。
上下関係の厳しい体育会系で育ってきたので「年齢に関係なくフラットな関係で意見やアイデアを出せる」というのも、とても刺激的でした。

― そこからG’s ACADEMYに行こうと決心されたんですね。入学前には「エンジニアになりたい」っていう想いがあったんですね

グローバルチャレンジで知り合った方によくキャリア相談をしていたのですが、その方からG’s ACADEMYっていうスクールが福岡にできたから行ってみたら?って紹介してもらって。それでG’s を知りました。

エンジニアになりたい動機は、結構不純で、、、
営業の仕事とかと比べて、フリーランスのプログラマーは自由で年収1,000万も狙えると聞いて「それ、めっちゃいいな。楽そう!」って感じでした(笑)
DSCF6114.jpg
〜 面倒なことから逃げていた自分と向き合った半年間 〜
―ご自身の持っていたイメージと比べて、実際に入学した G’s はどうでした?

いやいや、それが大違いでした!
入学前の学校説明会で児玉さん(G’s ACADEMY 総責任者)から『ここはプログラミングスクールではありません』って話があって「あれ?間違えたかな」って思いました(笑)

G’s には “授業料後払い”っていう制度があるから「まずはやってみようかな」って入学試験を受けましたが、入学式初日から担任の阿比留さんからも『ここは教えるところではなくて、自分で情報を掴み取る場所です』って話があって。
自分は「大丈夫かな」って心配になりました。

でも、実際に授業が始まってからは、全てが新鮮で授業後に毎回出される課題も楽しかったし、デザインのことやプロダクト作りの考え方とか、毎日ワクワクして過ごせました!

「自分の頭の中のイメージが形になる」っていうのが楽しくて、第3回目の「Canvas」を使ったJavaScriptの授業は最高に楽しかったです!
楽しいことはのめり込むタイプなので「誰よりもコード書いてやろう」って決めて、できるだけ時間を作ってコードを書いてました。
DSCF6096.jpg
― 書くことに打ち込む反面、鶴さんは「企画(作りたいプロダクト)」で苦戦していたイメージがありますが

そうなんですよ。最初に考えた企画は「ネガティブTwitter」っていうものでしたが、今思えば「ないな」って思いますね(笑)
何度も担任の阿比留さんに企画相談しましたが、何度も『本当にそれが作りたいの?』って聞かれて、あの時は仕事も手に付かないくらい、どうしようってずっと悩んでました。

それまで “面倒なことは避ける” タイプであんまり自分と向き合ったりしてこなかったんですが「自分の好きなこと」にフォーカスして企画をひねり出して。

LT(ライトニングトーク:短時間でのプレゼン) で、みんなから『めちゃくちゃ良かったよ!』って褒められた時には、そんな反応を期待してなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。

その経験のおかげで、自分の中でも変化を大きく感じるようになってきて、それまではすぐに「銀行を “辞めて”、なにをしようかな」という発想でしたが、「銀行の中で出来ることがもっとたくさんあるんじゃないか」って考えるようになっていて、半年に一回ある公募(エンジニアへの転向)がちょうど良いタイミングで始まったので、ダメ元で応募しました。
DSCF6100.jpg
〜 成長やチャレンジを支援してくれる環境 〜
― 社内公募という大きなチャンスをモノにできたということですね。法人担当配属から半年で次の異動に対応できる銀行ってあまり聞いたことないですね。蘆原さん(福岡銀行:事業戦略部 調査役)にも、そのあたりをお伺いしてよろしいですか

システム開発の内製化を推進するために新しく発足したチームで、私自身も中途入社の1人なんです。
始めは3~4人の少数で立ち上げたチームでしたが、新卒採用 / 中途採用 / 行内キャリアチェンジを強化して人材集めに力を入れてきました。社内からも公募を募るようになったのは、単に”あたま数”を揃えるためということではないんです。

福岡銀行のデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を推進するには文化や価値観を変えていかなければならないと考えています。
それらは、社外から人をたくさん集めてきても変わりにくいものです。
文化や価値観といった根本的な部分を改革していくためには、内部の行員にも浸透させていく必要がある。そのために積極的に取り組んでいることでもあります。
DSCF6126.jpg
― DXを掲げている企業は増えていますが、うまくいかない理由の多くは “社内のカルチャー” が問題であるというのはよく耳にします。そこにいち早く気付き、進んだ取り組みを開始して、カタチにしている というのはすごいですよね。新しく取り組みを始めた企業やうまく進んでない企業の担当者の方たちにも参考になりそうですね。

どこかの “部門” だけでやっているという訳ではなく、経営計画で「デジタルトランスフォーメーションの推進」を明記したうえで、会社全体として取り組んでいるというのも大きいことだと感じています。

いわゆる “デジタル” に直接的に関わらない部門の方たちにも勉強会などを通じて啓蒙活動を行っていますし、企画部門との連携で「こんなものを作ったんだけどうまくいかないんだよね」といった “モヤモヤ” っとした課題を、「リーン」や「デザインシンキング」をレクチャーしながら一緒に “課題解決” していくということも動き出しています。

色々な障壁のようなものは業態に限らず出てくるとは思いますが、会社が後方支援をしっかりしてくれる環境にあるというのはとても大きいです。
担当者としては、そういった障壁に当たってもめげないというのも大事な要素の一つですね。

特に「イノベーター(革新者)」たちが集まった特殊な環境ということではなくて、他の企業でも再現性のある話だと思います。

新しいことだけを作っていくことだけであれば外部から多くの優秀な人材を取り込めば良いのかもしれませんが、既存のビジネスとの融合を考えるならば、内部の人材にも浸透させていかなければスケール(成長・拡大)しにくいです。その点からも内部人材の育成や成長・チャレンジの場はとても重要だと認識しています。
DSCF6127.jpg
〜 変わりたい人は「行動レベル」で変化するべき 〜
― じゃあ鶴さんにとっては、やることも、環境も変わって転職したような感じですね。 そんな新しい環境の中でやりたいこと、成したいことはどんなことですか

本当に転職した気分です(笑)
ミーティング一つでも、話す内容も、自分の参加意識も変わった気がします。
社内公募に応募した時から “やりたいこと” は変わらないのですが、社内での新規事業を生み出していくこと以外にも、営業店の時に感じていた「不便さ」などを解消することに積極的に取り組んでいきたいと思っています。

普段から「もっと、こうなったら効率的なのに」とか「こうすればミスが減るのに」とかTech系の視点で気付くことが多かった気がします。
今はそれらを “作る側” の仕事に携われる ということで、その時の経験や気付きを活かすことで、もっと内部の人たちが業務を進めやすい環境づくりに貢献したいなと考えています。

Techの力で営業店を「みんなが働きやすい、仕事したい場所」 にしたい。というのが今の目標です。

― 社内外問わず、キャリアチェンジを目指す人へのアドバイスをください

“変わりたい”って思ってからはとにかく、意識レベルじゃなくて「行動レベル」で変化するようにしましたね。これまで行かなかったようなイベントに足を運んだり、なんとなく避けていた飲み会なんかにも参加するようにしたり。

あとは、通勤経路変えてみたり、いつも同じご飯食べないとか。小さいことまで「行動」を変えるようにしました。
そうすることで周りの些細な変化とかにも気付くようになってきて、視野というか世界観はすごく広がりました。
DSCF6117.jpg
やりたいこととかあんまりなかったタイプでしたが、”デザイン” とか “人に伝えること” とか “ものづくり” とかに「あぁ自分はこういうのが好きなんだなー」って気付くきっかけになったと思っています。

自分で “変化” を感じ始めると、それもまた楽しくなって。
これまでは「やるか、やらないか」みたいな考え方があって、どこかでネガティブな自分が出てきたりしてたんですが、“やる前提” で「どうやったら出来るか」を考えるようになってからは周りからも応援してもらえることが多くなった気がします。

自分の場合には「やりたいこと」を見つけれたというのは、とても大きかったと思うので「やりたいことがない」とかで悩んでる人は「行動レベル」で変わるように、何かアクションをすると良いんじゃないかなって思います。

そして、やりたいことを見つけられたら、ひたすら取り組む。僕の場合はそれが「コードを書くこと」だった。ってことですね。
「やりたいこと」を見つけたというよりも G’s に通ってやりたいこと「思い出した」という方が近いかもしれませんね。

G’s に通ったのも「行動の変化」の流れでしたし、G’s に行ったことで、物事をなんでも「他人軸」で考えていた自分が「自分軸」で考えるようになれて、何かの判断や意見を求められたりする時に「誰かが言ってるから」っていうのとか、空気みたいなのを気にしなくなりました。
そうなったことで、自分自身の考えや意思がクリアになってきて、今は毎日充実しています。

あ、G’s の「課題」はキツかったですよ(笑)入って1週間でいきなり G’s のサイト作ってこいとか。それも含めて楽しかったですけどね。
DSCF6116.jpg
― 最後に、鶴さんの「推しクレド」を教えてください

やっぱりAlways Ask “Why me?”ですね。
G’s に入ってから、卒業してからもずっと「なんでそれやるんだっけ」「なんでそれやりたいんだっけ」って、よく考えるようになりました。

自分視点だけじゃなくて、目にするもの、手にするものに「これはどういう考えで作ってあるんだろう」とか。
そうすることで毎日の気付きや、もっと良くなる方法とか深掘りするきっかけになっているんだと感じています。

― 取材を終えて

入学当初に「やりたいことはないんです」と言っていた鶴さんが、異動が決まった頃には「早く会社に行きたいです!」とメッセージをくれたことがとても印象に残っています。取材中は終始、とても楽しそうに話してくれました。

「誰よりもコードを書く」と決めてから、遠方からでも時間が取れれば G’s に来てコードを書いていました。そして今でも毎日のように G’s にコードを書きに来ています。

そんな努力と、それを受け入れる体制がある会社はとてもキラキラしていました。「地方発でもイノベーションは起こせる。」それを強く感じることができました。

これからも福岡から「セカイを変えるGEEK」がたくさん生まれていきます!
取材にご協力頂いた 鶴さん、蘆原さん、本当にありがとうございました。
和文縦組.jpg
今回、取材にご協力頂いた福岡銀行さんからメッセージ
▼システム開発の内製化組織の立上げについて、ドキュメンタリー動画を公開してます。
https://www.youtube.com/watch?v=3ShYFGs9KZk&feature=youtu.be
▼ブログサービス「note」で、DXやアジャイル開発の取り組みを発信しています。
https://note.mu/ffg_oig
▼キャリア採用ページでエンジニアを含む様々な職種を募集しています。
https://www.fukuokabank.co.jp/employment/careers/positions/

ジーズアカデミー福岡では現在、 2021年7月開講の週末集中DEV9期生と、2021年10月開講の平日フルタイムLAB6期生を募集しています。 少しでもプログラミングでなにかやってみたい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください

 

Why meインタビュー #03:高木宏さん(東京DEVコース9期卒)
就職・起業・新規事業など、既に多方面で活躍をしているG’s ACADEMYの卒業生。
彼らはなぜ入学をし、どうやってキャリアチェンジしていったのでしょうか?
そんな疑問を多種多様な10名の卒業生に、深いところまで踏み込んで聞いてみよう!というのが『Why meインタビューシリーズ』
インタビューの中では、彼らのバックグラウンドや体験談に加えて、G’sのCREDO(7つの行動指針)を絡めて、各々の感じた「G’sらしさ」についても語ってもらいました。

★CREDOとは?― G’s ACADEMYの7つの行動指針

    01 Cool, Geek, Act with Passion
    02 好奇心で自走せよ
    03 体感こそ知識、体現こそ知恵
    04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
    05 常識や権威ではなくミッションで選べ
    06 全力で走り抜く感動が至上
    07 Always Ask “Why me?”

今回はDEV9期卒業で住友商事に勤務する高木宏さん。
G’s ACADEMYファウンダーの児玉が住友商事でのアクセラレータープログラムに採択された経緯をお伺いしてきました。

miraipallet_entrance.jpg
採択確率は「300分の4」
―今日はありがとうございます。住友商事さんの社内アクセラレータ―「0→1チャレンジ」に採択されたとのこと、おめでとうございます。

はい。昨年から住友商事の創立100周年記念事業として社内アクセラレーションプログラム「0→1チャレンジ」がスタートしました。イントレプレナー300組超が応募し、4組が選出され、その中から先日、事業化1号案件として私のビジネスプランを採択いただきました。これは住友商事で史上初だそうです。
―すごいですよね。どんな事業をやろうとしているのですか?

アナログの極致と言われる中学校・高校の部活動を変えていきたいと思っています。
実は昨今教える教師がいないという理由で部活動を自体を潰す・諦める、というケースが増えています。
そこで、人とインターネットソリューションで先生方の負荷を減らしながら、生徒はリーダーシップやマネジメント能力などを身につけてほしいという想いで創りました。
端的に言うと日本のいたるところで「奇跡のレッスン(NHKの番組)」を実現することです。有名なスポーツ選手が学校に来て直接生徒に指導するという機会をインターネットで気軽に創ることができるサービスです。
かっこよく言えば「部活動をHackする」って感じです。
warm.jpg
G’sの人脈を総動員して新規事業公募に挑戦
―なるほど、面白い。どういう経緯で産まれたのですか?

僕は慶応のラグビー部の出身なのですが、毎年OB会費としてお金が引かれています。でも特に違和感はないんですよね。なんでだろうと考えてみると、OBとして縦の繋がりを強めたいという想いや、子供を応援したいというニーズがあるからだよな、と気づいたんです。
そこをきっかけに企画を思いついてからは、G’sのご縁をめちゃめちゃ使わせてもらってWebサービスのプロトタイプまで創って0→1チャレンジに応募しました。
G’s創業塾(受講生専用のビジネス講座)で講演をしていただいた田所さん(田所雅之氏:「起業の科学」著者)、斎藤さん(齋藤和紀氏:エクスポネンシャル・ジャパン 代表取締役 共同COO)にビジネスアドバイスをいただり、卒業生コミュニティで出会った柴さん(LAB5期卒業生)に制作を手伝ってもらいました。
なんか他にもありそうですけど…(笑)とりあえずG’sで出会ったご縁が全てでして、その人脈を総動員して応募したんです。
あとはG’sで学んだ児玉さんに学んだ企画の作り方や、GGAでのピッチ経験も活かして向かっていったらあれよあれよという間に採択になった(笑)
takagiprezen.jpg
テクノロジーの世界は心底年齢と関係ない
―すごいですね(笑)。そもそもG’sへの入学は何がきっかけだったんですか?

実は入学当初は新規事業を会社に提案しようなんて思ってなかったですね。当時は大企業の中で埋没していました。無気力な毎日だったと思います。
そんな時期にたまたまG’sを見つけて「セカイを変えるGEEKになろう」というテーマにめちゃくちゃ共感したんです。私も焼け石に水でもいいから何かやってみたい!と思った。
―でもMBAを取りに行くとかビジネスプランの作り方を学ぶ、という選択ではなく、テクノロジーで、しかも手を動かすという選択をしたのは?

全くのゼロからイチを産むなら、テクノロジーだと考えました。
カタチになることのすごさは実感してます。助太刀(DEV6期卒業生・我妻さんのスタートアップ)とかの活躍をみて憧れましたね。
何かを作る道具がプログラミングで、それを創るためにメンターがサポートしてくれるというG’sの考え方が腹落ちしました。
hiki_kodama.jpg
―ありがとうございます。G’sで特に思い出に残っているのはどんなことですか。

ぼくのメンターは吉崎さん(キカガク代表取締役社長)だったんですが、僕よりずっと若いのにむちゃくちゃ優秀で、テクノロジーの世界は心底年齢と関係ないんだなと感じましたね。
でもやっぱ一番よかったのはコミュニティですよね。
G’sの教えあえる文化のおかげで代を超えて仲良くなって、今はクリエイティブガレージ(※)にも所属させてもらって。

※G’s CREATIVE GARAGE:G’sの卒業生の現役エンジニアから選抜された20名によるテクノロジー研究室

―しかし高木さんは学ぶことにほんと積極的ですね。これってけっこう昔からですか?

いや、自分で動きだしたのはG’sに入ったころからですね。齋藤さんから「120歳まで生きる時代になったんだよ」っていう話を聞いて、学び続けるのが必要だなーと。
up_egao_takagi.jpg
日本固有のシステム「部活動」を輸出したい
―0→1チャレンジの話に戻しましょう。応募してから採択までは割とスムーズだったんですかね?

いや、正直言って最初は経営陣や投資家からの評価は低かったですね。
「住友商事が部活?」と怪訝な顔をされたこともあります。
なんとか協力してくれる学校を募ろう、と思って様々な学校を回って事業の説明をするのですが、最初は校長先生とお話しし、それから顧問の先生とお話しし、じゃあ父母会と話しましょう、となり…ご理解いただけるまでに時間もかかります。
一部の先生方には「自分の仕事を取られてしまうのでは?」という疑念から反発もありました。
―全然順調じゃなかったんですね。なのにやり切れた。

今、公立の学校の部活動の時間は昔に比べて大幅に減り、1時間程度にまで下がっているんです。学校によっては部活動は大幅に減っています。
でも部活動は実は日本だけの固有のシステムなんです。
私はこのシステム自体を輸出することも可能なのではないか、というビジョンを持っています。もちろん数々の課題はありますが。
教育事業は大変だよ、という数々の投資家のご意見に対する我々の回答ですね。
talk_takagi.jpg
―なるほど、ワクワクするビジョンですね。

そこにサステナブルに向かっていくために、マネタイズは毎年平均年齢が若返るデータを分析・活用し、関連製品をPRするコミュニティマーケティングチャネルに発展させようと考えています。
おかげさまで経済産業省のプロジェクト(未来の教室)にも採択いただきました。
zenntaizou.jpg
自分でプロトタイプを作って世に出そうというムーブメントを起こしたい
―そもそも0→1チャレンジは住友商事のどんな課題観から生まれたんですか?

住友商事は年間の純利益3000億を超える大企業ですが、その利益のほとんどは20年以上前に産まれた事業からのもの。それ以降自分たちで新しい利益の柱を産んでいない、という課題感から生まれたようです。
「0→1チャレンジ」の詳細はこちら(Newspickの記事)

―でも新規事業から生まれる利益って当面はたかが知れていますよね。なぜ経営陣はそちらに注目しているんでしょうか?

0→1チャレンジはまず自分たちでタネを探し、ビジョンを語って外部から人材を引っ張ってくるのもOKですが、いきなり予算がつくなんてことは一切ありません。まずは社内副業みたいな恰好でスタートします。そして業務外でそれぞれが進め、最後に審査となります。
だから「内的動機」がない人だと続かない。
一人ひとりが力を持てる時代になっているけど、事業が成立するに至るほどの「内的動機」を持っているかがカギになります。
egao_takagi2.jpg
―「Why me」ですね。

そうですね、児玉さんが良くおっしゃっているやつですね。
自分で自分に火をつけれる、パッションを持てる、そういう人材を増やしたいと弊社の経営陣は考えていて、それが0→1チャレンジをやっている理由だと思います。
一般的に大企業が新規事業を始めるときは「コンサルに調査委託」「GAFAのエンジニアを雇用するか」とすぐなっちゃうんです。
G’sでスタートアップと関わってきた私にはこの違和感が大きくて。
残念ながら、0→1チャレンジでも自分でプロトタイプを作っている人は一人もいない。動画ですらです。
自分でプロトタイプを作って世に出そうぜ、というムーブメントを起こしたいですね。
今年、住友商事では新卒150名を採用しました。東大京大卒のものすごく賢い人もたくさん。でも彼らから「初任給でゴルフバック買いました!」「部長!教えてください!」みたいな話を聞くと、悲しい気持ちになります。そのお金、もっと他に使うとこあるだろって。
kodama_kiiteru.jpg

―うーむ、昭和っぽい(笑)

みんな住友商事は大きい会社で色々やれると思って入ってくる。その素質をもった若い人は多いですね。けどそれを発揮できないと残念ながら辞めてスタートアップにいくことが多い。
でも大企業だから仕方ないと諦めるのではなく、自分でなんとかしようよ、できるよ、という想いを持ってほしい。僕も38歳ですが住友商事ではまだ若手。ブリッジになりたいと思っています。
ルールが変わるのを待っていたら人生が先に終わる
―最後に今大企業で新規事業にチャレンジしようとしている方にメッセージをお願いします。

いつくるかわからないチャンスに向けて準備することが大事だなと思います。蓄えたものを出すときが5年後か10年後かわかんないけど、でもいつか来る。
批判されてもいいじゃんって(笑)
副業解禁の時代ですし、チャンスを待ちながら準備することが大事ですよね。
他人は変えられないから、ルールが変わるのを待っていたら人生が先に終わる。
上司が、社長が、環境がって言っているより、自分を変えるってことが人生を幸せに生きるためのコツでもある気がします。
あと、極論ですが日本人全員が自分でプロダクトを創って事業を創るという体験をしてもいいんじゃないかと思います。
それも資金調達をしてスケールしていく起業という形だけでなく、社内の新規事業を通じて若い人が会社を作り替えていく主役になっていける社会にしていきたいですね。
iriguchi.jpg
取材場所:住友商事「MIRAI LAB PALETT」
ss_space.jpg

ジーズアカデミーには社内起業や新規事業に挑戦するコミュニティがあります。いつか自分も挑戦してみようと考えている方、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。


entrybtn.jpg

Why meインタビュー #02:平田 智子さん(週末DEVコース4期卒)

就職・起業・新規事業など、既に多方面で活躍をしているG’s ACADEMYの卒業生。
彼らはなぜ入学をし、どうやってキャリアチェンジしていったのでしょうか?
そんな疑問を多種多様な10名の卒業生に、深いところまで踏み込んで聞いてみよう!というのが『Why meインタビューシリーズ』
インタビューの中では、彼らのバックグラウンドや体験談に加えて、G’sのCREDO(7つの行動指針)を絡めて、各々の感じた「G’sらしさ」についても語ってもらいました。

★CREDOとは?― G’s ACADEMYの7つの行動指針

    01 Cool, Geek, Act with Passion
    02 好奇心で自走せよ
    03 体感こそ知識、体現こそ知恵
    04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
    05 常識や権威ではなくミッションで選べ
    06 全力で走り抜く感動が至上
    07 Always Ask “Why me?”

今回は東京の週末DEVコース第4期卒業で、現在は株式会社Gunosyでサーバサイドエンジニアとして活躍している平田さん。
G’s ACADEMY TOKYOのスタッフ加納が、文系卒からエンジニアを続けている理由や推しCREDOについてお伺いしてきました!

iOS の画像 (3).jpg
―まずは、平田さんのエンジニアとしてのキャリアを始めたきっかけについてお伺いします。
学生時代は文系出身だったとお聞きしましたが…

はい、大学は文系出身で、エンジニアという職種すら知りませんでした。
就活をする中で、はじめて「エンジニア」というお仕事もあるんだということを知って、色々話を聞いて興味が沸いたんです。「PCさえあれば誰でも”ものづくり”が出来る仕事なんだ」って。元々「ものづくり」ということにも興味があったし、それにインターネットの歴史も浅くて伸びしろがある分野だから、今からでも始められそうだなと思い、新卒でSI企業に就職しました。

―ちなみに、SI企業ではどんなお仕事をしていたのですか?

業務系のイントラアプリの開発です。主に行っていたのはVB.net(※1)を使った改修でしたね。
入社して1~2年目は、決まったことをずっとやっていく感じでした。
Web系に興味を持ちだしたときにちょうどシステムをWeb移管する案件があって、それに携わるようになったのが本格的にWeb系エンジニアのキャリアのきっかけですね。
とはいえ、当時は分からないことが多かったので、自分で勉強会に足を運んでいました。
※1 VB.net:Microsoft社によって開発されたプログラミング言語のひとつ。Windowsアプリケーションを開発するための言語。

―これは筆者の主観も入りますが、SI企業にいると、なかなか「外部の勉強会に行く」という機会を得にくかったり、周りの目が気になったりということもありますよね。

そうですね。でも、周りにWeb系のエンジニアもおらず、外に出ていかないと学べない環境だったので、もうとにかく自分で外に出て勉強するしかない!という感じでした。

なので3~4年目くらいは、色々なところで開催されているエンジニア勉強会に顔を出すようにしていましたね。
勉強として参加するだけではなくイベントで外部のエンジニアと交流をしたり、社外でそういった活動を自主的にするなかで、漠然とWeb系への転職を考えるようになりました。
無題.png
―では、G’s ACADEMYに入学したのも転職を決意したから?

実は、G’s ACADEMYに入学したときは「絶対に転職しよう!」と思ってたわけではなかったんですよね。
ただ、ちょうど業務が落ち着いたタイミングとボーナスが入るタイミングが重なって。それで、何に使おうかなと思ったときに、ちょうどG’s ACADEMYの受講生募集があったので、Web系の技術を学習するなら今だ!と思って入学しました。

入学したのは3年前ですが、私が入学した週末DEVコース4期は、同世代が多くて楽しかったですね。この前も同期で集まってごはんに行きました!

―今でも交流があるのは素敵ですね!お互い同じスタートラインで始まって、それぞれどうなっているか近況を聞くのはいい刺激になりそうです。
G’sを卒業されて、SIerからWeb系企業に転職され、そこからさらに転職してGunosyにご入社されましたが、今はどんなことをしているんですか?

今は、サーバーサイドエンジニアとして、Gunosyの女性向け情報アプリ「LUCRA」の開発に携わっています。
技術としては、Go(※2)を使って、たとえばアプリの裏で動くAPIの開発などをやっています。
※2 Go:Googleによって開発されたプログラミング言語のひとつ。2009年にリリースされた比較的新しい言語。Gopherくんというキャラクターがいる

―そういえば、先日のG’s女子会(※3)でGopherくんクッキー作っていましたね!笑

そうなんですよ。なかなか難しかったです…。笑
Goは新しい技術ですし、今業務で使っているというのももちろんあるんですが、Gunosyに入る前から実は興味があってG’s Premire(※4)でGoの講義を受講したんですよ!Gunosyに入る前に受講してたので、基本的なコードの書き方は習得できてたので良かったです。
※3 G’s女子会:G’sの女性メンバーが定期的にいろんなことにチャレンジする会。先日はアイシングクッキーづくりにチャレンジした。
※4 G’s Premire:G’s卒業生向けの講座。卒業しても自身の技術力をアップデートするために活用している卒業生が多い。

―新卒から今まで、G’s ACADEMYでの学びを経て、ずっとエンジニアとしてご活躍されていますが、現在もエンジニアを続けている理由ってなんですか?

一言でいうと、「飽きっぽい」んですよね。笑
公務員のようないわゆる”安定した仕事”を選ばなかった理由でもあるのですが。ある程度「出来るようになったな」と思ったら、やり切ってしまった感じがあって、その出来るようになったことをずっと続けるのに飽きちゃうんです。
その点エンジニアは、技術もいろいろあるし「ひとつのことが出来るようになったら次を選べる」のが楽しいんですよ。

例えば、サーバサイドエンジニアだけでも言語やポジションが色々あるし、好奇心でいろんな道に行けるのがいいところだなと思っています!

LUCRA2.jpg
「文系出身で何も分からなかった」という状態から、自分自身でブーストさせてエンジニアとしてのキャリアを進み続け、そしてエンジニアという仕事を楽しそうに語ってくれた平田さん。
最後に、平田さんの「推しCREDO」を聞いてみました。

―さて、ここまでお話を聞いているだけでも、なんとなくひしひしと伝わってきていますが…笑
ずばり、平田さんの推しCREDOはどれでしょう?

私の場合は「好奇心で自走せよ」でしょうか。ちょっと興味があることは調べたり勉強したりするのが好きですし、それが役に立つこともあるので。
例えば最近でも、「LUCRA」は女性向けのメディアなのでメイクやスキンケアなどの記事も取り上げるのですが、そこに役立てばと思って、化粧品検定という資格を取りました!

―そんな資格も!ホントにご自身からなんでも飛び込んでいくんですね!笑

はい、気になったものは取り敢えず行って学ぶようにしています!
勉強会で出会ったエンジニアと仲良くなったりして、新たな交流が生まれるのもいいなあと思っています。
それと、勉強会ではないのですが、今日から英語のレッスンに通うことにしたんです!エンジニアの仕事の幅も広がるかなと思って。
iOS の画像 (4).jpg
―好奇心とか自走力が、お仕事で役に立つのはどういうときですか?

「LUCRA」チームでは、エンジニアはもちろんセールスやマーケなど、そのサービスに関わる担当が集まっている1サービス1チーム体制になっています。それで、例えば朝会などでサービスに関するデータを見ながら「みんなでここをこう上げていこう」といったような施策を話すような機会があるんです。

それに対して、私はエンジニアとして開発するという役割をこなすだけじゃなくて、例えば「マーケの人はどう考えているんだろう」と自分から意見を聞きに行ったり、他の役割の人がやっていることを自分から知りに行って、それを自分事に落とし込んで「じゃあ自分はエンジニアとしてここに貢献しよう、こう動こう」っていう風に行動することに、好奇心や自走というのが活きているなという風に思います。

―エンジニアってもくもく1人で開発するだけのお仕事ではないですもんね。チームメンバーの役割にも興味を持って自分から進んで入っていく。そういう取り組みが、サービスをより良くしていくんでしょうね!
それでは最後に、今後の目標などお聞かせください!

エンジニアとしては、今はGoを使っているので「Go Conference」に参加したり、自分の使っている言語に自信を持ってやれるようになりたいなと。
Gunosyでのお仕事としては、色んなサービスで横断した裏側の仕組みを構築するようなことにチャレンジしてみたいなと思っています!

サービスのLUCRAを支えるエンジニアも増えてきて、機能も強化していっていますし、その他にもサービスがもっと良くなるようにロジックを裏側で色々試したりしています。これからももっとチャレンジしていきますので、ぜひ「LUCRA」よろしくお願いします!
iOS の画像 (5).jpg
さいごに

技術も職種も、たくさんの可能性が広がっているエンジニアという道。けれど、そのたくさんの選択肢の前に立っているだけでは次に進むことはできません。
エンジニアとして成長するには、まず好奇心で飛び込んでみること。そして、自分から進んでチャレンジしてみること。これが、ひとつの秘訣なのかもしれないと思いました!
終始キラキラすてきな笑顔で、エンジニアのお仕事や今携わっているサービスについてお話してくれた平田さん。本当にありがとうございました!

ジーズアカデミーTOKYOでは、2021年1月開講の週末集中型DEVコース、4月開講のフルタイム総合LABコースを募集中!
好奇心をエナジーに、新しいことにチャレンジしたい!新しいモノをつくってみたい!
そんな方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください。


entrybtn.jpg

Why meインタビュー #01:橋本華恋さん(福岡DEVコース2期卒)
就職・起業・新規事業など、既に多方面で活躍をしているG’s ACADEMYの卒業生。
彼らはなぜ入学をし、どうやってキャリアチェンジしていったのでしょうか?
そんな疑問を多種多様な10名の卒業生に、深いところまで踏み込んで聞いてみよう!というのが『Why meインタビューシリーズ』
インタビューの中では、彼らのバックグラウンドや体験談に加えて、G’sのCREDO(7つの行動指針)を絡めて、各々の感じた「G’sらしさ」についても語ってもらいました。

★CREDOとは?― G’s ACADEMYの7つの行動指針

    01 Cool, Geek, Act with Passion
    02 好奇心で自走せよ
    03 体感こそ知識、体現こそ知恵
    04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
    05 常識や権威ではなくミッションで選べ
    06 全力で走り抜く感動が至上
    07 Always Ask “Why me?”

今回は福岡DEV2期卒業で2019年6月に起業している橋本華恋さん。
G’s ACADEMY FUKUOKAのコミュニティマネージャー/PR担当:ゆうきが、G’s入学のきっかけ、お気に入りクレドについてお伺いしてきました。

DSCF6038.jpg
【キャンプ女子株式会社 代表:橋本 華恋】
キャンプ女子株式会社代表。国内最大規模のキャンプ女子コミュニティ@キャンジョの代表も務める。1990年熊本県生まれ。幼少期は大自然のなかで過ごし、大学より福岡に移住。卒業後会社員として働く中、日々のストレスを癒すために友人に誘われキャンプに行ったことをきっかけに、キャンプに魅了された。2018年キャンプの楽しさを伝えるべく「キャンプ女子/キャンジョ」コミュニティ立ち上げ。2019年6月にキャンプ女子株式会社設立。

※キャンプ女子株式会社について
2019年6月福岡にてキャンプ女子株式会社設立。
福岡市のスタートアップ支援企業として「Fukuoka Growth Next(旧大名小学校)」にオフィスを構える。

事業内容
・新しいキャンプの提案をし、新たな常識をつくることをミッションに活動。
・キャンプを通して、人々の生活を豊かに・よりアクティブな人生にしたい。
・女性向けキャンプアカウント「@camjyo/キャンジョ」の運営
・はじめての方も手軽にキャンプができるキャンプ体験イベント
・手ぶらでキャンプ事業「キャンシェルジュ:https://camcierge.com/」を展開

<キャンプ女子株式会社公式HP:https://www.camjyo.com/>


【なぜG’sに入学しようと思ったのか(あなたのWhy meを教えて!)】
DSCF6010.jpg
ゆうき:「あなたのWhy meを教えて!ということで、なぜG’sに入学しようと思ったのか。なぜ起業しようと思ったのか。まずはその辺からお願いします!」

橋本:「まず、起業しようと思ったのは、自分の趣味のキャンプがちょっと不便だなと思うことが何回もあって、その不便なのって、ビジネスにできるよって誰かから言われて、たしかにキャンプのサービスない!って思って、私も起業できるかなって。それがスタートです。」

橋本:「はじめはキャンプ場の予約サービスをみたいなのを作りたくて、見積もったら大体200万ぐらいって言われて、ええ!200マン?!高い!!みたいな笑
そしたら、勉強して自分で作ったほうが早いって思って。で、とりあえず学校行ってみようってなりました。」
DSCF6043.jpg
ゆうき:「なるほど!じゃあ自分の不便を解決したいって動機からの起業なんですね!」

橋本:「そうそう!作りたいものがあったから、それを作るためにG’sに入学したって感じです。」

ゆうき:「入学するときに目的がはっきりしてたってことですね!」
DSCF6050.jpg
ゆうき:「起業してまだ6カ月ですが、今はどんな活動をやってるんですか?」

橋本:「今は、グランピング場の運営をやってます。そのグランピング場はもう来年の3月まで土日は予約で埋まってて。だから、また別のところにもグランピング場を出す予定ですね!」

ゆうき:「キャンセル待ちレベルですね!すごい!」

ゆうき:「ほかにもイベント登壇とかテレビ出演とかも最近多いみたいですよね?」

橋本:「はい。色んなイベントに呼ばれたり、地元のテレビ局やラジオ、この前はNHKからも取材されました!」

ゆうき:「今はグランピング場の運営とメディア露出がメインみたいですが、これから事業としてほかにやりたいこととかはありますか?」

橋本:「これからは、G’sの卒業生らしく、『ガチテックキャンプ』をやりたいと思ってます。」

ゆうき:「『ガチテックキャンプ』??」

橋本:「例えば、キャンプ場でのチェックインをQRコードとかで簡単にしたり、今はまだ顧客を増やしていく段階だけど、もう少し落ち着いたら、G’sの卒業生としてキャンプにもっとITを取り入れていきたいです。」
ゆうき:「G’sの運営をしている立場としても、ぜひそれはやってほしいです!!」
DSCF6064.jpg
【お気に入りクレド】
ゆうき:「では、2つ目のテーマの『お気に入りクレド』を教えてください。7番目のクレドはさっきのテーマで少し触れたので、1~6の中から選んでもらえると!」

橋本:「じゃあ。。。クレドの3番目の、『体感こそ知識。体現こそ知恵。』かな。」

橋本:「G’sにいるとき、とにかくやれって言われたことはやってました!
Twitterの著名人フォローリスト渡されて、全員フォローしなさい!って言われて、言われるままにフォローして笑
もともとは美容業界で7年間働いてたのでスタートアップとかITのことは無縁だったんですよ。でも、言われるままTwitterやってたら、全然知らなかった人たちのすごいサービスとか言葉とか、最新情報とかに触れる機会が多くなって、だんだん私もITやスタートアップ、起業の世界に入っていくようになりました。
それからは、起業イベントに行ってみたり、その界隈の人と絡むようになったり。Twitterで知識つけて体感して、イベントに行ったり実際に起業家と話したりして体現して、知恵にしたって感じですね!」

ゆうき:「Twitterは大きなきっかけだったんですね!」

橋本:「そう!Twitterやってる人とやってない人とでは全然違うと思う。だから、とりあえずみんなTwitterやってほしい!」

ゆうき:「私もみんなにTwitter勧めますね!」

ゆうき:「お忙しい中、今日はありがとうございました!色々とお話できて、個人的にとても楽しかったです!」


【ゆうき的まとめ】
G’sに入学して、スタートアップやITに関することが分からない中でも、言われたことはやってみるという『素直さ』。
そして、自分が憧れる人や先輩起業家に追いつこうとする『強い想い』。
それが、キャンプ女子株式会社の代表橋本華恋さんの強さの秘訣なんだろうなと、今回のインタビューを通して感じました!

G’sには、今回インタビューさせていただいた橋本華恋さんのように、スタートアップや起業、ITと関わったことがないひとがたくさんいます。
それでも、G’sのこのコミュニティで学んでいくことによって、今まで関わったことが無いひとたちとつながり、みんな自分の世界を広げています。

少しでもプログラミングに興味がある、起業したい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、一度学校説明会に来てみてください^^

~キャンプ女子株式会社(キャンジョ)からのお知らせ~
“キャンジョ”ことキャンプ女子株式会社が手ぶらで気軽にグランピング体験ができる施設を油山市民の森キャンプ場内に2019/11/2~オープン!キャンプに必要なおしゃれなキャンプ道具が一式セットでレンタルできます。

住所:福岡県福岡市南区桧原855-4 油山市民の森内
予約:Web(https://aburayama.camp/)
LINE(ID検索:@661ehkzz)
詳細:1名4980円(4人以上利用時)、1サイト定員4~6人(幼児は寝具なし・添い寝)
電源、暖房完備

ジーズアカデミー福岡では現在、 2021年7月開講の週末集中DEV9期生と、2021年10月開講の平日フルタイムLAB6期生を募集しています。 少しでもプログラミングでなにかやってみたい、新しいことにチャレンジしたいと思っている方は、ぜひ学校説明会でお気軽にご相談ください

 

こんにちは!G’s ACADEMY TOKYO PR/Web担当の加納です。
2019年11月7日(木)、平日LABコース第7期生による卒業制作発表会を含むイベント「G’s HUB DAY」を開催しました!
その様子と入賞者を発表します。


今回は、11月1日にオープンしたての「渋谷スクランブルスクエア」、その15階に位置するShibuya QWSにて開催。
その話題性も手伝ってか、来場者数は過去最大。企業、一般参加者合わせて、200名を超えるご来場を頂きました!そのため会場はいつもにまして超満員。G’s HUB DAYも回を追うごとに規模や注目度ともにパワーアップしています!
kaijo.jpg

 

<「G’s HUB DAY」プログラム>
・Part1.GLOBAL GEEK AUDITION “LAB”
G’s ACADEMY卒業を目前に控えた受講生のプロダクト制作発表会 

・Part2.G’s GROWTH PITCH
起業などで活躍するG’s卒業生のピッチ

・Part3.名刺交換会(企業参加のみ)
登壇者とのミートアップ

Part1のGLOBAL GEEK AUDITION(通称GGA)では、平日LABコース7期生から15組がそれぞれのプロダクトをプレゼンテーションしました。
yousu4.jpg
yousu2.jpg
Webサービスはもちろんのこと、AR、VR、BlockChain、機械学習など最新技術を駆使したプロダクトが次々登場。
独自の視点や、彼らが抱える課題から誕生した多彩なプロダクトが披露され、会場からは驚きの声やどよめきが起き、次はどんな新しいプロダクトが発表されるのか、と会場にもどんどん期待が高まっていました!
yousu3.jpg
yousu6.jpg
卒業時のプロダクトを企画する際には、「Why me?(なぜあなたがやるのか?)」を常に問いかけるのがジーズ流。「Why me?」に迷う時もありながら毎日深夜までプログラミングと向き合い、ディスカッションを重ね、クオリティを突き詰めていく――プロダクトを発表するまでの裏側には、ギリギリまで積み重ねてきた努力や乗り越えてきた壁があります。
だからこそ、各々が生み出したものに対して「自分ではないとつくれない」という自負があるのです。
その想いがピッチにも顕れ、プロダクトに込めた情熱が広い会場全体に伝わってきていましたし、このHUB DAYで、堂々とプロダクトを発表する姿はとてもキラキラしていて、私たちスタッフも胸を打たれました。

Part2では、卒業生による「G’s GROWTH PITCH」が行われ、起業や自社での新規事業に取り組み活躍する3名が登壇しました。
PRO(現LAB)コース第1期生の諸岡裕人さんは、自身が起業した株式会社カミナシでの取組みを紹介。益々進化していくカミナシのサービスから目が離せません!
morooka.jpg
DEVコース第9期卒業の高木宏さんは、住友商事で初めて社内起業制度に採択され、ゼロイチ立ち上げた事業を紹介。持ち前の意欲でG’s Creative Garageのメンバーとしても活躍しています。
takagi.jpg
LABコース第5期の稲葉泰志さんは、自身が起業した株式会社eflyについてと、来年からスタートするG’s ACADEMYとのコラボレーション企画を一足先に紹介。こちらは追って詳細を発表いたします!
inaba.jpg

それではここで、今回のGGAの気になる順位を発表します!

第3位
大串 大介
VRホラーゲーム「REM」

ogushi.jpg
VRデバイスを装着してプレイする人と、PCからオブジェクトを操作して驚かす人の双方向で楽しめるホラーゲーム。筆者も実際にプレイ側で体験しましたが、とんでもなく怖かったです…
第2位
渡部 陽介
ケーキに特別な演出を加えるARアプリ「DEAR」

watabe.jpg
ケーキにARマーカーを飾り、読み込むことでインタラクティブな演出が楽しめます。デモではクリスマスケーキに飾られたマーカーから、ツリーやサンタが飛び出し「かわいい!」と会場を沸かせていました。
第1位
岡 俊輔、遠藤 聖也
中国Tech企業プラットフォームChaitech
Chaitech_og.jpg
oka.jpg
キャッチアップが困難な中国Tech情報を網羅するWebサービス。既にローンチされ、課金ユーザもいるとか。起業家や新規事業担当の方は必見です!
また、当日の一般参加者含む投票で決まる「オーディエンス賞」と合わせてW受賞となりました。
yusho.jpg
おめでとうございます!!


そして、翌日に行われた卒業式では、テクノロジーとプロダクトに全力で向き合う6ヵ月を振り返りながら、皆で卒業をお祝いしました。
40-IMG_1927.jpg
47-IMG_1936.jpg
HUB DAYも終わり、無事卒業…と思いきや、なんと有志で卒業記念ハッカソンが始まっているのだから驚き。卒業したら終わり、ではなく永続的に続いていくというジーズコミュニティをまさに体現していました。笑
(ちなみにハッカソンの優勝は、スタッフの独断で、仮想空間上にG’sの校舎を生み出してくれた大森さんに決定しました)
まだまだ探求心と好奇心旺盛なLAB7期生は進化が止まりません!これからもご期待ください!
42-IMG_1930.jpg

 

こんにちは!G’s ACADEMY TOKYO PR/Web担当の加納です。
2019年10月4日(金)、週末DEVコース第13期生による「GLOBAL GEEK AUDITION vol.13」を開催しました!
その様子と結果発表をお届けします。
OG.jpg

GLOBAL GEEK AUDITION(通称GGA)とは…
G’s ACADEMY卒業を目前に控えた受講生のプロダクト制作発表会のこと。
入学してから6ヵ月で、技術を習得し自身のアイディアでオリジナルのプロダクトをゼロから創りあげます。そして投資家や企業採用担当者といったギャラリーの前でプレゼンテーション。それぞれの登壇者に評価を付けて頂き、その審査により順位が決まる、起業家エンジニアの登竜門的イベントです。

今回のGGAでは、週末DEVコース13期生の中から選抜された13組が登壇。
それぞれの目指したいセカイに向けてつくりあげた、個性豊かなプロダクトが出揃いました!
会場は満員御礼。
スタート前から席がどんどん埋まり始め、会場の期待度が高まっていくのを感じます。
yousu2.jpg
私たちスタッフも、13期生がそれぞれ入学時(早ければIDEA入学試験)から「Why me?」を追求し思い描いているビジョンを聞いており、それを実現するために寝る間も惜しんで直前までプロダクトをつくり続けていた姿を見てきたため、今回のGGAではどのようなプレゼンが飛び出すのか、とてもワクワクしていました。
プレゼンがスタートすると、各登壇者の熱のこもったピッチが繰り広げられます。
yousu1.jpg
yousu3.jpg
「緊張はしていたけど、話し始めたら自分の想いが先行して緊張を忘れていた」という登壇者も。
そのくらいに、自分の生み出したプロダクト、ひいては実現したいセカイへの熱意を間近で感じられるプレゼンの数々でした。
さらに、ピッチ後、来場者の方々が気になる登壇者とマッチングできる「名刺交換会」も盛り上がり、閉場ギリギリまでお話をされていました。
meishi.jpg
meishi2.jpg
ここから新たなビジネスが誕生する可能性も。これからの展開が楽しみです!

それでは、気になる「GLOBAL GEEK AUDITION vol.13」審査結果の順位を発表します!

<第3位>
上野謙矢・辻本祐輔
「キャラトーク」

概要:プロの声優が声を当てたキャラクターからボイスメッセージが届き、さらに位置情報を活用してARでキャラクターが出現するアプリ。
uenoteam.png
▲「美少女と友達になりたい!」「美少女を現実に出したい!」そんな彼らの熱い想いがアニメオタクに刺さりまくるプレゼンで、会場も盛り上がっていました!

<第2位>
篠原 未花
「coloris -クロリ-」
概要:AIによるスタイルレコメンドアプリ
shinohara1.jpg
▲アパレル出身でファッションが趣味という篠原さんならではのプロダクト。AI技術による画像認識のため自ら収集・学習させた洋服の写真はなんと3万枚!

<第1位>
今宮 大介、岩﨑 巧、伊藤 智彦、井上 祐太郎、森田 匡彦「ProShift(プロシフト)」

概要:店舗間のヘルプリクエスト機能が付いた、無料のシフト作成LINEアプリ
imamiya.jpg
imamiya2.jpg
▲10年以上のコンビニ店長、コンビニフランチャイズ経営を通し、身を持って感じてきた苦労や課題を解決するプロダクト。PoCを実施しており、既に40以上の店舗が実際に利用しているとか!
上位入賞の皆さん、おめでとうございます!
そして、ご来場・審査頂いたみなさま、本当にありがとうございました!


翌日には卒業式を行い、皆でこの半年間を振り返り、そしてこれからのスタートをお祝いしました!
sotugyo.jpg
講義終わりには山崎先生を交えてハイボール片手に語り合うこともしばしば。また、理事の助けもありとてもチームワークがよいDEV13期。
そのためか「いい仲間と巡り合えた」と話す人が多かったのが印象的でした。
72248819_727441294345498_7458266312150614016_o.jpg71758266_727440584345569_2703899259652014080_o.jpg
いつも明るいDEV13期生らしい、笑いの絶えない卒業式となりました!
(が、一言ずつ半年を振り返る場面では、感極まって涙してしまうメンバーも…笑)
卒業したこれからが本番。それぞれが実現したいセカイに向けて加速していくDEV13期の卒業生にご期待ください!
sotsugyo2.jpg

 

平日LABコース5期生卒業制作発表会『GLOBAL GEEK AUDITION “LAB”』の優勝者・田中康平さんより、ベルリンでのブロックチェーンイベントレポートを寄稿いただきました!

「Web3Summit」「DAPPCON」の2本立てで、盛りだくさんの内容をお届けいたします!

tanaka.jpg

田中 康平さん

中央大学卒業後、半導体製造装置メーカーにて機械設計エンジニアとして7年間従事。2018年からブロックチェーンに魅了され、ブロックチェーンエンジニアを志す。同社を退社後、ジーズアカデミーに入学。在学中にwebサービスを複数リリースする。卒業後ブロックチェーン技術の導入コンサルティングを行うBlockBase株式会社に入社。2018年11月GLOBAL GEEK AUDITION優勝、2019年2月経済産業省主催のブロックチェーンハッカソン最優秀賞、リクルート賞 、Japan Digital Design賞。
Twitter:@kolife01(https://twitter.com/kolife01)

Lab5の田中康平と申します。今回はGGAの優勝特典でベルリンのブロックチェーンイベントに参加したのでその模様をお伝えいたします。
今回参加したイベントはこちらです。
・Web3Summit https://web3summit.com
・DAPPCON https://dappcon.io/
「Web3Summit」とはweb3のトップカンファレンスの一つであり、ブロックチェーンに限らず、web3に関わるプロジェクトや人達が集まるイベントです。
DAPPCONはGnosisがメインスポンサーとなり、kyberやOpenZepplienなどdappに関わるプロジェクトがメインのイベントです。
また8/18-29はBerlin Blockchain weekとなっており各地でブロックチェーンに関するイベントが開催されており、世界各地から開発者や事業者が集まっています。
【Web3Summit】
まずはWeb3Summitの様子からお伝えいたします。
tanaka01.jpg
tanaka02.jpg
Web3Summitは他のイベントとは雰囲気が全く違います。アンダーグランドな会場で、まず入口にはweb3の刺激的なメッセージポスターの数々が並んでいます。
「Take back control of your data and join us at web3summit」
「It doesn’t matter how carefully you craft a secure password」
などなど刺激的なメッセージが飛び込んできて、入口からゾクゾクしてきます。
tanaka03.jpg
中に入るとネットワーキング、軽食が取れるスペースがあります。
tanaka04.jpg
朝食のパンとチーズがまた美味しい。
tanaka05.jpg
ホールは2つあり、スピーカーのメインホールと、ハンズオンなどのハッカーズルームがあります。
メインホールはこのような会場で行われます。
tanaka06.jpg
最初のセッションはAragonのLuis Cuende 組織管理のプロジェクトです。
tanaka07.jpg
tanaka08.jpg
ProtoclLabのJuan Benet IPFSやfilecoinなどブロックチェーンだけではない、P2P、ファイルシェア、web3の内容です。
tanaka09.jpg
そして、今回一番注目が高かったセッションがこちらです。
元CIA職員で映画にもなったエドワード・スノーデン(Edward Snowden)がVideoを通してセッションを行いました。
tanaka10.jpg
この時は会場は超満員。異様な雰囲気になってました。
tanaka11.jpg
スノーデンの話を聞き、改めてプライバシー、アイデンテティ、アクセス権について考えさせられました。
ハッカーズルームはこのような感じです。
会場の中にブースが6つ程あり、P2P、Oracle、dappなどカテゴリーが分かれています。それぞれにタイムスケジュールが組まれています。
tanaka12.jpg
tanaka13.jpg
そしてブースの中には飛び入りで発表できるところもあり、急遽私達、BlockBaseも初日に枠を見つけて発表することにしました。
18:30-19:00 BlockBase Satellites 0x NFT MarketPlace
tanaka14.jpg
tanaka15.jpeg
オープンソースのプロジェクトSatellites(https://github.com/block-base/satellites)の概要を発表しました。
このイベントを目標に英語も勉強していたのでなんとか英語で頑張って発表してきました。当日に資料と話す内容、デモを突貫で作って準備不足もあり反省点も多かったですが、良い経験になり、グローバルにアプローチするためにはどのような事が必要か学べた気がします。
ネットワーキング会場はこのような感じです。
tanaka16.jpg
外も芝生や湖があり、自由に過ごすことが出来ます。
中も外もDJがいて、とても心地よい環境で考えることが出来ます。
tanaka17.jpg
tanaka18.jpg
芝生で寝そべりながらコードを書いたり、議論したり、やはりweb3summitは他のカンファレンスとは違い、今の常識や概念を変えないと発想が出来ないので、そのような雰囲気作りになっているのかなと感じました。
五感が刺激されとても心地良かったです。
セッションが終わってからは外でパーティ。
tanaka19.jpg
こちらのイベントは朝食、昼食、夕食までとても美味しい料理だったのも印象深かったです。
tanaka20.jpg
【番外編】
ドイツではシェア電動キックボードが日常で使われているので、実際に体験してみました。
tanaka21.jpg
路上にこのようにキックボードが置かれています。
tanaka22.jpg
アプリをインストールし、クレジットカードを登録するだけで使用出来ます。キックボードをアンロックするのに1€、1minで約0.2€かかります。
近くのキックボードを探してQRコードをスキャンして使用開始です。
tanaka23.PNG
tanaka24.png
動画 : https://twitter.com/kolife01/status/1163343716150632449?s=20
使い終わったら、好きなところに止めてアプリでロックボタンを押し、止めた状態の写真を送付して完了です。
走った距離、時間、経路がこのように保存されます。
tanaka25.PNG
実際に体験してみて、少しの移動の時など本当に便利です。速度は20kmまで出るので走っていて気持ちよく、観光にも相性が良いなと思いました。そしてアプリで全ての作業が完結するところも素晴らしかったです。
【DAPPCON】

3日目は同時開催されているDAPPCONに参加してきました。
DAPPCONは通常のカンファレンスのような会場です。
tanaka26.jpg
G’sのTシャツを着て、DAPPCONでG’sアピール。
tanaka27.jpg
DAPPCONはメインホールとサブホール、スポンサースペースがあります。
こちらがメインホール。
tanaka28.jpg
サブホールがテック寄りなセッションです。
tanaka29.jpg
TinlakeというNFTとDeFiを組み合わせた新しいプロジェクトについて聞くことが出来ました。
tanaka30.jpg
こちらがスポンサースペース。
tanaka31.jpg
グッズもたくさんもらえました。
tanaka32.jpg
tanaka33.jpg
同会場でハッカソンのETH Berlinも開催されていました。ベルリン行く前にはこのようなイベントがあると知らずに帰国日と被ってしまい今回は参加出来ず。来年は是非参加したい。
tanaka34.jpg
DAPPCONはザ・カンファレンスのような雰囲気で、スポンサースペースがあったり、またWeb3Summitとは違うプロジェクトや交流を楽しむことが出来ました。
【まとめ】
現地でWeb3Summit、DAPPCONに参加してみて、本当に満足度の高い視察になりました。スピーカーの内容などはYouTubeや記事などで情報取得できる時代ですが、やはり現地に行って、みんながどのように考えているのか、グローバルトップと自分たちの距離がどのぐらいなのか、自分たちの進んでいる方向が間違っていないかなど、参加したからこそ肌感で得られるものがありました。
特にWeb3Summitのイベントは本当に独特で、自由でインタラクティブな雰囲気、原っぱや湖でコミュニケーションを取ることで思考がとても刺激されました。
そして新しいweb3を作るためにはこのように今までの常識に囚われないで、さらにwebの歴史を振り返りつつ、web3の未来を考え続け、形にすることが大切だと感じました。
以上、ベルリンブロックチェーンイベントのレポートでした。

GLOBAL GEEK AUDITION(通称:GGA)は G’s ACADEMY卒業を目前に控えたDEVコース(週末コース)受講生の卒業制作発表会です。
多数の企業の採用担当者や投資家をお招きして、エンジニア採用や投資へのキッカケを作っています。
00.cover.png
福岡では初の開催となった前回(前回記事はコチラ)。
第二回目となる今回のステージにも、仕事をしながら未経験で始めたプログラミングと毎日向き合い、卒業制作までやり切った姿がそこにはありました。


62458677_657727654650196_8733806328444616704_o.jpg
来場者は71名。
参加企業は48社(採用目的27社 投資目的9社 採用・投資目的6社 取材目的6社)。
会場は満員!
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
62307792_3012527422105659_5382224600396464128_o.jpg
また、株式会社ヌーラボさんのご厚意により、登壇者の卒業制作を指導いただいたメンターやG’s ACADEMY FUKUOKAの卒業生たちは、(会場に入り切れなかったため)ヌーラボさんのオフィスを特設パブリックビューイング会場として利用させて頂き、登壇者をあたたかく見守ってもらいました!


62611696_657728514650110_4882076994512093184_o.jpg
64208702_657727824650179_7702738779806629888_o.jpg
独自の感性や個性を活かして生み出したプロダクト・サービスに、想いをのせて来場者に伝える姿はとてもキラキラしています。
62438584_657728164650145_5467477240205803520_o.jpg
62399740_657727244650237_6951056474361561088_o.jpg
そして「本気」の彼らは「これからが始まり」と口を揃えて話します。
過去の様々も全てを糧にして、これから各々の夢や目標に向けてさらに加速していくことを期待!


GGA 2nd 結果発表
そんな彼らが挑んだ GGA 2nd @FUKUOKA の結果を発表していきましょう!
評価は「Service(企画点)」と「Technical(技術点)」により評価されます。( S・A・B・C・D の順)
第3位
歌谷 梓 / dacco
64302400_657728637983431_1036329038194409472_o.jpg
dacco.png.jpg
孤独だった「孤育て」(子育て)を、「co育て」(co = 共同・共に の意)に変える。ママが繋がるセカイを目指しています。
登壇者コメント:
「今だから言います!子育てしながらの半年間、正直キツかった(笑)
でも、それを超えるワクワク感や、3歳なりにたくさん協力してくれた息子のおかげで、なんとかやり遂げることができました。
これからがスタート。
しっかり地に足をつけて、シンママ起業家として前を向いていきます!」
来場者コメント:
ー「共助」の精神が素晴らしいですね!ネーミング、コンセプトもいいと思います!(不動産業 投資)
ー単なる家事代行依頼サービスではなく、コミュニケーションツールの機能があるのが素敵だと思いました。リリースを楽しみにしております。(自治体 取材)
ーママ同士の悩み、家事支援、収入のアテも作っている。凄いことがココで作られていた。。(IT企業 採用)
——————————————————————————–
第2位
黄 子綾・堀之内 将馬 / ミャクシン
64235565_657727084650253_2661905770966155264_o.jpg
myakushin.png
「脈診」という診断方法をヘルスケアデバイス(IoT)として実現し、新しい健康習慣を身につけるセカイを目指しています。
登壇者コメント:
「G’sで出会った仲間・メンターがいたからこそ、ハード・機械学習を組み合わせるプロダクトを作ることができました!」
来場者コメント:
ーミャクシンを誰でも使用可能にした想像と技術力の高さに驚きました。
かなり期待の持てる事業だと思います。今後の活躍を期待致します。(IT企業 採用)
ースマートウォッチと組み合わせることができそうなのが面白い技術だと思います。(保険会社 投資)
ー面白いです!伝統の脈診なんて、大変興味深いですねー 是非起業を福岡で!(自治体 取材)
——————————————————————————–
第1位
橋本 華恋・柴垣 道宏・山本 優貴 / キャンシェルジュ
62536529_657729194650042_4708978512424337408_o.jpg
camshelge.png
女性のキャンプ・グランピングの悩みを解決して、旅をするように「キャンプ」を楽しめるセカイを目指しています。
登壇者コメント:
プログラミングは未経験で入学。優秀な同期の中、私たちが本当にできるのかな・・・チームメンバーと話したことを思い出します。
「キャンプで世界を変えたい」この思いに共感してくれた同志と3人で、平日は仕事をしながら来る日も来る日も深夜まで取り組み「キャンシェルジュ」を作り上げました。
G’s ACADEMY FUKUOKA発のキャンプベンチャーとして成功させ恩返ししたいと思います。
来場者コメント:
ー個人的に感じていた課題(子供とキャンプに行きたいけど、、)にドンピシャでした!早く使いたいです!完成度が高すぎてズルいですw(自治体 取材)
ー現代のニーズを上手く捉えた、非常に面白いサービスだと思います。貴社のサービスへの付加価値提案をしたいと考えます。(保険会社 投資)
ー福岡のキャンプ場が予約で一杯ですね。ビジネスモデルもばっちりです。(IT企業 採用)
——————————————————————————–
上位に入られたみなさん、おめでとうございます!
こちらはGGAを総括したコメントになります。
暖かいコメントありがとうございました!
ー今日からG’sの生徒ではなく、一起業家なので仲間ですね!
まだまだ先は長い!!頑張ろう!」(スタートアップ企業 代表)
ー”無いと困る!”と言われるサービスにまで育ててほしいと思うアイディアが多く、今後のブラッシュアップがとても楽しみです!(ベンチャーキャピタル)
——————————————————————————–
他にも、ご来場、投票、コメント頂きましたみなさま
本当にありがとうございました!!


卒業式
64313771_316901525880998_7359000757422522368_o.jpg
64225617_316903009214183_7755389147505754112_o.jpg
後日、行われた卒業式でのスピーチ。
思い出話や感謝の言葉、そして各々のこれからの活動計画が語られ、スタッフも胸が熱くなります。
64351862_316915339212950_2822520677205016576_o.jpg
GGAの投票の際に頂いたコメントは卒業式で全て各自にフィードバックされました。
不足機能の追加、課題の修正、頂いたアドバイスの反映・・・
これまでよりも格段に増えたやるべき事と、広がった可能性。
これからセカイを変える卒業生の活躍にご期待ください!
64208403_316916315879519_4431333418181066752_o.jpg

おまけ(運営スタッフのゆうきより卒業生の皆さんへ)
GGAに出るためには、まず自分が作りたいサービスの企画書を通さなければいけません。色んな人に自分の企画をプレゼンし、ダメ出ししてもらう。その作業を繰り返し、繰り返し、行います。そうしてブラッシュアップされた企画をGGAで発表します。
私たちスタッフは、そんなみんなの努力を傍で見てきたからこそ、発表が終わったあとの彼らのあの達成感溢れる最高の笑顔を見て、ほっと一息つきます。
卒業式でGGAの順位が発表され、悔しがる者、歓喜する者、羨む者。
卒業式では、GGAの振り返りだけでなく、この半年間も1人1人振り返ってもらいます。
「半年前にはG’sがこんなに特別な場所になるなんて思わなかった」
「この半年間は人生で一番きつかった、がんばった」
「このメンバーじゃなかったらこんなに頑張れなかった」
など、運営側としても感極まる言葉を聞くことができました。
あらためて、卒業おめでとう!
そしてひとつ、卒業したみんなに伝えたいことは、「これからが勝負」です。
当たり前ですが、G’sを卒業することがゴールではありません。卒業は一つの通過点です。
これからG’sで勉強していたときよりもつらいことがたくさんあるかと思います。
そんな時は、G’sを思い出してください。ここはみんなのHOMEです。
たまにはここに来て、同期と切磋琢磨して頑張っていた頃を思い出してください。
そしてなにより、私たちというみなさんの味方がいます。
いつでもみんなの愚痴や弱音、聞きます。甘えは聞きません。(笑)
G’sがずっとみんなのHOMEでありますように。
これからもよろしくね!

G’s ACADEMY は「自らの手でセカイを変える人を支援する」起業家エンジニアの養成スクールです。
2019年6月現在、8月生(DEV第4期)/10月生(LAB第2期)を募集しております。
ご興味のある方は学校説明会(無料)へお越しください。友人・知人の方のご紹介もお待ちしております。
学校説明会エントリーフォーム

週末DEVコース8期生卒業制作発表会『GLOBAL GEEK AUDITION Vol.8)』の優勝者・荷福 怜さんより、海外視察レポートを寄稿いただきました!

DSCF9282のコピー.jpg

今回荷福さんが設定したテーマは「テックを使うと、海外体験はどれだけ楽しくなるか?」。渡航準備から、IT利用の進むエストニア周辺でのテック利用まで盛りだくさんのレポートを、どうぞお楽しみください!

はじめに

こんにちは、G’s ACADEMY DEVコース(土曜コース)8期卒業生の荷福怜(にふく れい)と申します。
この記事では、主にジーズアカデミーでの受講を考えている方向けに、
・自己紹介
・僕のジーズアカデミーでの日々
・渡航の準備
・いよいよ海外渡航
・まとめ
をご共有したいと思います。
この記事では、ジーズアカデミーに来る前の僕くらいの知識レベルを前提に書いていきます(今でも全然詳しくないんですが)。みなさまの中には既にプログラミングについてお詳しい方、新しいサービスについてお詳しい方もいらっしゃると思いますが、軽い気持ちで読み進めて頂けると幸いです。
なお、長いので先に結論を3行で言うと、
 ・テクノロジー素人の僕が、G’s ACADEMYに入って人生を進化させた
・テクノロジーのおかげで海外渡航の体験はとても良くなったが、でも課題も多い
・G’s ACADEMYはいいところ

と言うことです。ではよろしくお願いします。
1. 自己紹介
僕は、不動産会社、ITコンサルを経て、2017年は戦略コンサルとして働いていました。で、年明けに友人と食事をしながら「今年何に挑戦しようか」という話になり、僕は機械学習ブームが気になっていたので、プログラミングを学ぶことになりました。仕事も忙しい中、妻も子供もいるのにプログラミングスクールを探して、G’s ACADEMYに入れることになりました。
卒業後は、G’sで知り合った転職エージェントKey Playersの高野さんにお世話になって、Web業界に入ることができました。今は株式会社Speeeのイエウールという不動産売却マッチングサービスでWebディレクターをしています。未経験の業界なのにこんなプロフェッショナルな仕事によく転職できたものです。しかも結構やりたいことを自由にやらせて頂いています。プログラミングだけじゃなく転職もお世話になってしまって、G’s ACADEMYには感謝してもしきれません。
ところで、G’s ACADEMYに入ろうという方は、「卒業後は○○で起業して○○して、・・・」という方もいるでしょうし、そんな方はここまで読んだところで興味を失ってしまうかもしれませんが、いやいや僕でもこれだけ人生を変えることができた(未経験 → プログラミング能力+Webディレクター)のです。僕なんかよりもっとすごい素質や、具体的なプランがある方はもっと大きく人生を前進させることができると思います。そんなチャンスが得られるG’s ACADEMYを知ってもらうためにも、僕がG’s ACADEMYと海外アクティビティで得たことを共有させてください。
なお、僕についてはKey Playersさんに取り上げて頂いたので、ご興味あればそちらもお読みください。
また、僕が働いている株式会社Speeeも、とても素晴らしい会社です。Web業界のトッププレイヤーの一つで、優秀かつ人格者な方ばかりで、企業のカルチャーも素敵といういい会社です。ご興味あれば、Speeeのサイトも見てみてくださいね。
2. 僕のジーズアカデミーでの日々について
2.jpg
僕が入学したDEVコースは土曜に授業があるコースで、毎週講義後に宿題が出る&卒業時には自分のプロダクトを作るというアグレッシブなコースでした。入学当時の僕の知識レベルは、それまでHTMLとJavaScriptはProgate(これも超素晴らしいサービスすね)で少し勉強したことがあるけどGitとかDBとか何?くらいのレベルで、素人に短い毛が数本生えたくらいのレベルでした。
はじめは静的なWebサイト(コーポレートサイトみたいなやつ)を作るところから始まったんですが、毎週授業に出て、課題をなんとか提出する中で、こんな僕でもDBや機械学習を使ったWebサービスを作れるようになって、自分のサービスも公開できました。素人からこうなれたんだからG’s ACADEMYってすごいですよね。
それに加えてすばらしいのが、G’s ACADEMYのコミュニティで、僕は優秀な同期生の方と生涯残る絆を作れましたし、過去の卒業生の方とコネクションを作ることができました。G’sの卒業生同士なら、顔を知らなくてもコンタクトすれば反応してくれます(実際、助太刀君を作った我妻さんにFacebookで相談のメッセージを送ったらすぐに相談に乗ってくれました。忙しいのに・・・)。本当にすばらしい学校生活でした。
なお、学校生活はそれなりにハードで、プログラミングのための時間を半年間は確保する必要はあります。僕の場合は、平日は勉強できなかったので、土日に集中して勉強できるように諸々調整しました。妻や子供は全面的に応援してくれたので、とてもありがたかったです。ありがとう妻子。
それから、カリキュラムのレベルが高いので尻込みしてしまう方もいるかもしれません。一応補足しておくと、おそらく一番大切(かつそれ以外はいらない)のは、質問しようという姿勢だと思います。僕も分からないことだらけでしたし、今もそうですが、教えて欲しい気持ちさえあれば、誰かに聞いたら答えてくれます。答えてくれなかったらもう一回質問すればいいだけの話です。なので、今時点では素人でも、何かやってみたい、人生を変えてみたいという方は、ぜひチャレンジしてみてください。
3. 海外アクティビティの準備
3.jpg
3.1 卒業制作発表会で優勝するともらえる海外視察の権利/そして僕が選んだ渡航のテーマ
G’s ACADEMYでは、卒業時にGGA(Global Geek Audition)という製作発表会があります。
優勝者は海外のIT・スタートアップ視察の権利がプレゼントされます。行き先は自由で、例えば2期の望月さんはドイツ6期の我妻さん・謝さんはシンガポール7期の井上さんはインドネシアに行かれたそうです。僕は辛くも優勝できて、海外視察の権利を頂き、北欧のエストニア、ラトビア、フィンランドを視察に行ってきました。
僕が視察に設定したのはどういうテーマだったかというと、「テックの利用が進んでるエストニア周辺はどんなところかみてみよう」「今、テクノロジーを使ったら海外体験はどれだけ楽しくなるのか・まだ不便なところは何か」ということでした。
まだご存知の方は少ないかもしれませんが、エストニアはIT先進国として有名ですし、その隣のフィンランドは古くからデザインで課題解決に取り組んできた国です。最近話題になることも増えてきてますし、テックとデザインは僕にはとても興味があるので一度行ってみたいと考えていました。
また、海外体験がテックでどう良くなっているのか(いないのか)、という問いは、プログラミングを学んだことと荷福家の方針が両方関係しています。
せっかくプログラミングを学んだので、当然どういう風にテックが使われて新しいサービスが出てきたことは知りたかったですし、今年は家の方針上次女も海外に連れていく必要がありました。
また、荷福家では、保育園のあいだに海外渡航を一度してもらって、子供に刺激を受けてもらいたいと考えています。
昨年僕はGGAに向けてプログラミング漬けの日々でしたので、妻と長女だけがドイツ・フランスに行ってしまいました(僕はその間に誕生日がきてしまいテックの人らしくビッグマックを食べたのが切なかったけれど、卒業設計仲間たちにお祝いしてもらえた)。今年は次女の海外渡航の年なのですが、優勝もできたので結局家族全員で行くことにしました。長女と妻は2回目になるのでお得ですね(まじかよ)。
つまり、海外IT視察のメンバーは妻、娘(7)、娘(5)、僕の4人でした。
3.2 海外アクティビティの準備(長いよ)
家族で海外に行くというのは大変です。全員が満足しないといけないし、子供は体力がないのでケアしないといけないし、お金も結構かかります。なので、準備からとても大変でした。何を言いたいかというと「帰るまでが遠足だ」という格言がありますが、その逆で「準備からが旅」です。そのくらい家族で旅するのって大変なんです。
せっかくテクノロジーについて学んだわけですから、海外渡航のUX(ユーザーエクスペリエンス)を知って、何かソリューションのネタを知っておくのもいいじゃないですか。そしてぜひG’s ACADEMYに入って、解決してください(まじで)。
やはり準備は大変で。是非ともテクノロジーを使って解決したいところです。
そこで我々はどうやって準備を進めたかというと、
・slackで家族渡航チャンネルを作って、行きたい場所を閃いた時にメモするようにして、ネタを蓄積した
・TripAdvisorで、良さげな場所を探した
・Google Spreadsheetでプランをスケジューリングした
・Booking.comで、民泊できる場所を探した
ということでした。slackを使うあたりがテックっぽいですね(苦笑)。繰り返しますが、この記事は、

ジーズアカデミーに来る前の僕くらいの知識レベルを前提に書いていきます
(今でも全然詳しくないんですが)

さて、それぞれ説明していきます。
(準備1)slackの家族渡航チャンネル
3-2.png
slackはチャットツールですが、facebook messengerと違って、トピックごとにトークを分けることができます。LINEのノートでもいいじゃねえかと思うかもしれませんが、会社でもslackを使っていてslackの方がマメに確認するし、ノートよりも操作性が良く、コンパクトなのでトピックを探しやすいんですね。昼休みなどにパッと思いついたことを投稿するのもslackはとてもやりやすかったです。
slackについては特に不満はありませんでした。
家族旅行チャンネルの作り方はこちら(夫婦共有Slackのススメ。)を見てみてください。

(準備2)TripAdvisorで、良さげな場所を探した

tripadvisor.png

今回渡航先に選んだエストニア(の首都タリン)、ラトビア(の首都リガ)は、それぞれあまり日本から訪問した方は多くないようで、検索してもなかなか情報がありませんでした。ガイドブックを買いましたが、例えばレストランだと食べログの点数みたいな情報はないので、なかなか訪問先を決めるというのは難しかったです。
そこで活用したのがTripAdvisorでした。TripAdvisorだと、実際に行った人の意見が見られるのでありがたかったです。なお、例えば東京23区の観光スポットでは新宿御苑や両国国技館など、まあ確かに旅行者の方からするとアリかな、という場所を紹介してくれます。サムライミュージアムなんて完全に知らなかったですね。外国から来た方にはオススメかもしれません。
なお、TripAdvisorには少し思うところがありまして、あまり好みを反映しやすい仕組みではなかったように思います。「いくつかお気に入りスポットを登録させて、それに応じた場所を紹介する」Amazonの「この商品を買った人はこちらも買っています」みたいな機能があれば、訪問先選びがより面白くなったんじゃないかなーと思いました。
(準備3)Google Spreadsheetでプランをスケジューリングした
先ほどのSkackの画面で、家族旅行の調整シートが載ってますね。(笑)
「いやいやGoogle Calender使えよ」と思うかもしれませんが、その前に、行きたい訪問先のロングリストを作るのと、最終的にどこに決めるかという手順が必要です。それなのでGoogle Spreadsheetを使いました。古き良きスプレッドシートの使い方ですね。Google SpreadsheetはExcelとほぼ同じ機能を持ちながら、インターネットとノートPCさえあれば使えるので、妻と共有しながら訪問先候補を追加してけたのが良かったです。
ただ、行きたいところを文字通りリストアップする(都市名、国、参考URLとかを表に転記する)のは正直めんどくさかったです。これもっといい方法なかったのかな?トリップアドバイザーとかで簡単にできないのかな?とか思いました。
(準備4) Booking.comで、民泊できる場所を探した

bookingcom.png

宿は民泊一択でした。我々は4人で渡航したのですが、4人でホテルを取ろうとすると、2人部屋をふたつ予約するとか、1部屋+エクストラベッドということになってまあまあ高くつくんですね。それにキッチンもないから、子供が現地の食事に合わないときは日本から持ってきた食事を作るなんてこともできない。民泊にして普通のマンションに泊まれれば、4人で泊まれるし食事も作れるわけです。
そして、宿はAirbnbではなくBooking.comで選びました。なぜ流行りのエアビーではなくこちらを選んだかというと、去年妻が長女を連れて行った時に、子供がいるからと断られてしまったんですね。なので、確実に宿が手配できるBooking.comを使いました。
4. そしていよいよ渡航(前置き長くてすみません)

4-0.jpg

前置き長くてすみません。(長い長い)準備をへて、我々は2018/12/7から、6泊8日で行ってきました。
旅程は、ヘルシンキ ==> エストニア ==> ラトビア ==> エストニア ==> ヘルシンキ、でした。
渡航のテーマは「いま、テクノロジーを使ったら海外体験はどれだけ楽しくなるのか、そしてまだ不便なところは何か」なので、旅行記的な話もあります。
フィンランド(1日目、5日目)
北欧の代表的な国、フィンランドです。デザインで有名で、建築家のアルヴァ・アアルトや、食器のイッタラやアラビアなどを生んだ国です。
特に思い出深いのが、アアルトの自邸、デザイン博物館でした。
アアルト自邸(1日目)
アアルト誰やねんと思うかもしれませんが、近代建築の巨匠の一人です。20世紀初頭に欧米が大量生産社会に入っていき、建築界も新しいデザインを模索する中で、現在でも通じる生活像を100年も前に描いたすごい人です。まあ一言でいうとおしゃれな建築を作った人です。
アアルト自邸はヘルシンキ中心部から路面電車で20分くらいのところにあります。我々が行った日はひどい雨で、家族全員でめっちゃ濡れながら駅から歩いていきました。
この辺りから子供が強くなり始めました。
なお、路面電車はスマホでチケットを買うことができました。(後述)
そして、めっちゃ濡れながら着いたアアルト自邸は素晴らしいところでした。

アアルト自邸は1936年に建てられたそうですが、いまだにおしゃれですね。先見の明ありすぎですね。
現在でも通じるおしゃれさを実現するのはとても難しいのです。「今の人の美的感覚に合う」「それなりの量を、それなりに低いコストで作れる」「今の家具と比較しても機能や耐久性が十分」など色々な条件を実現しなくてはいけません。それを100年近く前に実現してるとかほんと凄いですね。僕が2100年の暮らしをデザインしろって言われても無理ですもん(したいけど)。

4-3.jpg

再びおしゃれですね。
デザイン博物館(5日目)
あんまり取りあげられることがないんですが、ここも素敵な場所です。
フィンランドの色々な時代のデザインを見ることができます。
確かここの説明に書いてあったと思うんですが、フィンランドは小さい国なので、海外市場向けに製品を作ることを目指しているそうなんです。
それに、20世紀初頭工業が発達しておらず、その分デザインが発達したそうです。
それが今のフィンランド製品が日本など海外でよく売れていることに繋がっているということで、弱みと強みは表裏一体なんだと思いました。

要はおしゃれですね。なお、食事は美味しく人が親切でもあり、素晴らしい国でした。
エストニア(2日目、4日目)
エストニアはIT先進国と言われています。Skypeが生まれた国だったり、政府のIT活用がとても進んでいて国外在住の方でも会社登記が簡単にできるということです。
一方、首都タリンには世界遺産にも登録されている「タリン歴史地区」もあり、新しいんだか古いんだか分からない、とても面白い国でした。
タリンにはエストニア政府のIT施策を教えてくれるところがあり、本当はそちらに行きたかったのですが、担当者の方と都合が合わず行けませんでした。
また、テックカンファレンスも色々あるそうで、都合がつく方はぜひ行ってみてください。
僕たちは2日目も4日目も旧市街で過ごしました。まあ何というかすごかったです。中世感が半端なかったです。
なお、両日とも雨が降ってました。子供達はさらに強くなりました。

素敵ですね。

素敵ですね。中世感に溢れていますね。
なお、エストニアもご飯美味しかったです。
ラトビア(3日目)
我々は首都リガに行きました。リガはバルト三国最大の都市と言われていて、人口も200万人で愛知県と同じくらいだそうです。
なお、長女の靴を買わないといけなくなって我々は現地のお店を探してみましたが、愛知よりはお店は少ない印象でした。
リガにも大きな旧市街があったり市場があって観光しました。
ここの旧市街はエストニアよりも中世感は少なかったですが、面白い工芸品があり、妻(ECサイトを運営している)はとても楽しげにみていました。

4-10.jpg
–>

リガはクリスマスツリーを飾った国なんだそうで、子供よりむしろ我々の方がびびっていました。歴史がありますね。
ラトビアもご飯美味しかったです。
では、まとめを書いていきます。
5. まとめ
振り返ると、海外アクティビティのテーマは「テックの利用が進んでるエストニア周辺はどんなところかみてみよう」「いま、テクノロジーを使ったら海外体験はどれだけ楽しくなるのか、そしてまだ不便なところは何か」でした。
エストニア周辺の国々の様子は先ほどの写真をみていただくとして、テクノロジーが改善した旅行体験と、課題と感じた部分を書いていきます。
楽しくなった点
ライドシェアはやはり便利(使ったサービス:Whim、UBER)

5-1.jpg

市内の移動では路面電車かタクシーを使ったのですが、その際に、我々はWhimとUBERを使いました。
Whimはフィンランドのサービスですが、アプリからタクシーだけでなく、公共交通の決済もできます。
感想としては、「とにかく便利」の一言でした。
・行き方も費用も分かって
・タクシー運転手との値段交渉もせずにすみ、
・現金が要らない
個人的には、特にWhimは良かったなーと思ってます。
海外から日本に来たときに、チケットの買い方にはまず困るので、アプリでよしなに決済してくれると嬉しいですよね。
日本人としては、公共交通だけじゃなく、レンタカーもカバーしてくれたら随分移動の選択肢が増えていいのになと思いました。
ただ、Whimも弱点があって、ヘルシンキ中心部から離れたフェリーターミナル周辺ではタクシーが見つからず、UBERを使いました。UBERはエストニアでも使えて便利でした。
民泊:家族との渡航には良い

民泊も良かったです。
家族4人一部屋で泊まれるし、安い。
キッチン付きな部屋も簡単に探せるというのも良いところでした。
キッチン付きは案外重要で、子供なんか特に現地の食べ物が合わなかったり、ちょうど良い家族連れてける店がなかったりするものです。
なので、日本から持っていったうどんやらを食べさせることができたので、とても助かりました。
TripAdvisorも便利
まあこれは言わずもがなですかね。食べログのようなものなので、どういう観光地に行くと良さそうかとか、いいレストランとか見つけられます。
何が良いってどこでもカバーしてくれてるところで、リガ情報は日本にはあんまりなかったと思うのですが、TripAdvisorでは海外の方の体験含めて探せるので、色々見つけることができました。
現金は要らなくなっていた
渡航中、現金を使ったのは1〜2回でした。基本的に買い物はクレジットカード、移動はアプリで決済してました。
日本でも現金はあまり使ってませんが、小さいお店や地方に行くとまだクレジットカードが使えないお店も多いんじゃないでしょうか?
クレジットカードで決済できたので、手持ちの現金の量を気にする必要はないし、両替の手間も要らないのでとても便利でしたね。
まだ不便なところは何か

自分が便利なサービスを見つけてないだけかもしれませんが、こんなところは結構困りました。(五七五にできました)
計画が、当日なかなか立てにくい
渡航中は、当日どう動こうとか、どのへんでご飯食べるかとか考えることがあると思いますが、けっこう苦労しました。
予定が変わったりすると、再び「行きたいところの候補は?」=>「その中で行けるところは?いつ行くか?」を、地図を見ながらやらないといけません。
結局僕らは紙の地図にメモをしてたような気がしますが、まあまあ面倒だし、アプリじゃないから現在地は分からないしで不便でした。
民泊はコスパ良いけど不便すぎ
民泊は素晴らしいです。素晴らしいのですが、唯一ネックだと思ったのが現地での宿探しです。
僕らは毎回、「鍵の受け取り場所を探す」「部屋を見つける」のですごい苦労しました。
google mapで宿まで着いても、別の棟の部屋だったりすると気づけないんですよね。それにフロントもないから聞くひともいない。
これはBooking.comの限界かもしれませんが、貸主の人にeメールで連絡とって、宿の場所や鍵の開け方を確認するのはとっても手間でした。
夜だし疲れてる中で家族で途方にくれました。まじでしんどかったです。(子供と妻はカフェで待ってもらって、僕が鍵と宿を見つけてくるみたいな感じ)
そこでようやく気付いたのですが、、what3words
って超いいサービスですね。このサービスは、世界を3m四方の枠で区切って、住所を3つの単語で表現するというサービスです。このサービスを知った時は「なんやねんこのサービス」(関西弁は喋れませんが)と思ったのですが、まさに民泊で活きるサービスだと思いました。鍵はここで受け取り、ドアはここから入るんですっていうのが地図で精度良くわかるようになったら、我々のように苦しむ(笑)家族は減るんじゃないかと思いました。
さらに言うと、鍵の受け渡しはスマートロックでもいいじゃんとも思うので、この辺はG’s ACADEMYに入るIoT勢にお任せしたいと思います・・・。
アルバムが手軽に作れりゃいいのにな
子供達は、写真がアルバムみたいにまとまってるのをすごく喜びます。
スマホに入ってるからすぐ見られるんですけど、いずれ他の写真が増えると見なくなりますしね。
一方でアルバムってすごい作るの大変だから、簡単にピックアップして、コメントつけて、アルバムができるようなサービスがあるといいのにな。
海外アクティビティとG’sを振り返って
渡航はとても楽しかったですし、テクノロジーのおかげでかなり便利になったと実感しました。
僕が学生だった10年前とは大違いですよね。
でも、ちょっと訪問しただけでも色々ストレスになる点を見つけたし、それ以外にも絶対あるし、そのどれかはきっとテクノロジーで解決できると思います。
解決するのはこれを読んだあなたか、他の誰かかもしれないし、僕かもしれません。
重要なのはここに自分を含められるようになったことで、自分もこの問題を少しでも解決できるかもしれない、と思えるのは、G’sに行けたからなんだなあと思います。
皆さんもぜひ色々と挑戦していただいて、機会があれば僕に教えてくれれば幸いです。

2018年6月に行われた卒業プロダクト発表会「GLOBAL GEEK AUDITION vol.9」にて優勝した杉山さん。

shinsen7.jpg

GGA優勝特典である海外のテクノロジー・スタートアップ視察の権利を使って中国に行かれたということで、杉山さんからレポートを寄稿いただきました。
今回は、その後編である「香港編」をお届けします!
前編の「深セン編」はこちら

G’s ACADEMY週末集中DEVコース9期卒業生の杉山です。
今回のレポート2回目は香港です!レポート内容は、香港スタートアップ2社と香港Fin Techです。
以下が、その項目です。
1.香港サイエンスパークの紹介
2.香港サイエンスパークのスタートアップ企業2社のレポート
3.香港で開催されたFin Tech企業の展示会


1.香港サイエンスパークの紹介
hon01.jpg
今回訪れた場所は、香港政府がテクノロジー企業を支援するR&D「香港サイエンスパーク(HKSTP)」。
香港サイエンスパーク(香港科技園:HKSTP)は、香港政府が2001年に設立した研究開発拠点であり、香港の中心から約30分の新界地区に位置しており、「中国のシリコンバレー」と呼ばれる深センにも近いです。
hon02.jpg
サイエンスパーク内には、680以上のテクノロジー関連会社が入居しており、R&Dに関係している人数は9,000人以上います。中小企業間でも、オープンにコラボレーションしており今回私が直接アポイントメントをメールでとって会ってくれるというオープンな環境です。
ちなみに香港の人口は、740万人です。
HKSTP website: https://www.hkstp.org/en/
hon03.jpg
HKSTPに入居している会社の一部です。
hon04.jpg
サイエンスパークの企業は、大きく4つの分野に分かれています。
①RoboticsとAI
②バイオテクノロジー
③データー・IoT
④エレクトロニクス
各種イベントやビジネスコンテストなども盛んに実施されています。
hon05.png
2.香港サイエンスパークのスタートアップ企業2社のレポート
hon06.jpg
今回訪れた1社目の企業は、「Well Being Digital Limited」。センサーに特化した技術を持った会社です。
センサーと関連する分野としてIoTと密接に関連しており、特に人間のバイタルサイン(脈拍数、呼吸数、心拍数、血中酸素濃度)などの正確な測定にセンサーを研究・開発しています。
hon07.jpg
心拍数や人間の動きのセンサー、血圧測定など正確な血圧測定が可能になると非常に大きな市場であると思います。
hon08.jpg
アジアのテクノロジー関連のイノベーションのカンファレンスではいくつもの賞を受賞している会社です。
こちらの会社は製品を市場に出していくというよりはコアな技術の開発に特化しているので、担当者が同じビル内に入居しているヘルスケア企業を紹介してくれました。
hon09.jpg
今回香港で訪問した、2社目の企業です。会社名は、「Skytech Creations Limited」。
こちらの企業は高齢者の問題解決をしていくための提案を実際にしていく会社でした。
hon10.jpg
Skytech Creations Limitedのサービスは、中国で高齢化がこれから急速に進んでいくいくのを見込んで、高齢者の身体状況や位置情報その他生活の状態をモニタリングできるプラットホームを提供するサービスです。
hon11.jpg
高齢者が違和感がなく身につけられるように腕時計に各種センサーを搭載して、モニタリングできるようにしているということです。
hon12.jpg
各種センサーからの情報は、クラウドに情報を蓄積してそのデータを分析して現在の状態を把握できるようにしています。
hon13.jpg
身体機能や生活上問題があれば、管理センターでチェックできるシステムがあり必要であれば直ぐに対処可能であり家族や関係する人に連絡が即座に入るシステムになっています。
hon14.jpg
Skytech Creations LimitedのCEOとの写真。
非常にオープンマインドで、事業内容も高齢化社会の問題解決を目指しており柔軟な考え方でより実践的な起業家という印象でした。
3.香港で開催されたFin Tech企業の展示会
hon15.jpg
香港で開催された、HONG KONG FINTECH WEEKに参加してきましたのでレポートします。
hon16.jpg
世界のFintech市場は、2大市場として中国と米国市場。中国との関わりがありアジア市場もカバーできる香港は今後も重要な役割を期待されている場所です。
hon17.jpg
欧米特にヨーロッパやイスラエルのFintechスタートアップが今回のイベントでは目立ちました。
あと金融に強い英国は、香港との強い関係がもともとありますので、中国市場のベースとして英国のスタートアップ企業も多いと感じました。
hon18.jpg
私も、海外在住していた時はかなりお世話になったCiti Bankです。他の中小企業が非常に積極的に新しいサービスの開発と市場導入していく状態ですが、Citi Bankは保守的な印象でした。
hon19.jpg
Synswapという会社は、様々な国の銀行のサービス状況を可視化できるサービスを提供している会社です。日本人ですと他の国での銀行口座開設というのは馴染みがなかったりしますが、グルーバルに仕事をされている海外では多くの方が銀行口座を作成している場合には非常に便利ですね!
hon20.jpg
ファイナンスの学習をオンラインでできるシステムサービスです。日本の株式市場は既に外国人投資家の力が強いので、外国人投資家の考え方を学ぶということは今後どの様に個人レベルで投資判断していくかやAIを活用する投資など世界の最新情報から学習できます。
hon21.jpg
中国のマーケットは非常に巨大だということを、香港と深センを訪れて感じました。また、中国市場の中でプラットフォームを構築できるかどうかは成功のポイントと思いました。FinTechの分野ではそれを更に感じました。

 


香港のスタートアップ2社と香港でのFinTechイベントに参加して
香港のスタートアップは、香港の市場自体小さいので、マーケットも中国やその他アジア、更には欧米までもを初期段階から考えていることが多いです。言語は英語と中国語が使えるので、ビジネスをする上では非常に有利と感じました。
FinTechに関しては、香港がもともと英国支配であったことから社会システムや文化・慣習も欧米的な影響が強く、欧米企業も香港をアジアの金融の中心と一つとして考えており積極的であると感じました。
今後日本企業も、サービスを考える上で将来海外展開も計画しているのであれば、海外でのマーケティングは初期段階から行い、サービス開発をしていくことが必要だと思います。まずは、日本から近い香港・深センは海外の中でも最重要地域です。機会があればどんどん海外に行くことをお勧めします。

 

2018年6月に開催された、週末DEVコース9期生卒業制作発表会『GLOBAL GEEK AUDITION Vol.9(GGA)』にて、見事1位に輝いた杉山 智さん。

34879192_440899449666352_243608771207626752_o.jpg
▲高齢者施設に入居している人向けのプロダクト「Virtual Aero」を発表した杉山さん

今回、GGA優勝特典である海外のテクノロジー・スタートアップ視察の権利を使って中国に行かれたということで、杉山さんからレポートを寄稿いただきました。
深セン編、香港編の2編に渡ってお届けします!

G’s ACADEMY週末集中DEVコース9期卒業生の杉山です。
2018年6月のGGAで優勝後、海外はどこに行こうかと色々と調べていたなかで、私の現在開発しているサービスがVRとIoTに関連していること、またそのサービスが医療・介護業界をターゲットにしているということで、将来市場を考慮して深センと香港に行くことにしました。深センと香港を2回に分けてレポートします!
1回目のレポートは、深センTechレポートです。以下が、その項目です。
1.電気街の様子 華強北(ファーチャンペイ)
2.深センのスタートアップ企業が集積している場所南山地区の様子
3.キャッシュレスペイメントについて
4.ドローンの市場では独占状態にある企業 DJI訪問


shinsen1.jpg
深セン到着です!
この地域は老街という地域で、テクノロジーというよりは、昔ながらの繁華街といった感じです。近代的なビルもあり滞在する場所としては非常にお勧めです。
1.電気街の様子 華強北(ファーチャンペイ)
shinsen2.jpg
老街から華強北(ファーチャンペイ)へ 世界で一番大きい電気街!
shinsen3.jpg
様々なタイプのロボットが、安い値段で店頭に並んでいます!
shinsen4.jpg
運動能力の高いロボットで、ダンスを上手に踊っていました!
集団体操やスポーツジムではインストラクターと一緒にパフォーマンスなどできそうなぐらい動作能力が高いレベルです!
shinsen5.jpg
コミュニケーションロボット。将来は、老人保健施設や外国語教育など様々な環境でもっと使われるようになるかもしれません!
shinsen7.jpg
こちらもコミュニケーションロボット! たくさんの種類がありました。ロボットと共存する社会が現実になる日も近そうです!
shinsen8.jpg
中国語ができないので、実際にロボットと会話できず。どの程度の会話能力なのかわからなかったのですが、どんどん色々なものが出てきているようで将来期待できそうです!
shinsen6.jpg
ドローンは、小型のドローン(Tiny Drone)から大きいドローンまで揃っています!小型のドローンは、店内でも飛ばせます!
2.深センのスタートアップ企業が集積している場所 南山地区の様子
shinsen9.jpg
深センのスタートアップ企業のある南山地区へ。
まずは、アジアでは一番大きい企業、騰訊(テンセント)です。中には入ることができませんでした。ビルの上階はまだ工事中ですが、既に建築工事完了している下の階は引き渡して使用しているそうです。エンジニアの方が働やきやすくするために様々なサービスを提供しているとのことです。(食事、スポーツ施設などや家族も休日、会社に来てリラックスできる環境を整備しているとのこと)
shinsen10.jpg
アジアNo.1企業 騰訊(テンセント)
エンジニアの人は、仕事がハードで頭が禿げるので会社から育毛剤支給しているとか!
shinsen11.jpg
深センのスタートアップ企業群です!
この中から、将来の大企業が誕生するかもしれません!
shinsen12.jpg
スタートアップ企業群が入居しているビルです!
天井が高い高い。スペースも広いです!
shinsen13.jpg
社員の昼休みは約2時間。ゆっくりと1時間かけて昼食を食べて、その後1時間ぐらい休憩するそうです!
shinsen14.jpg
各企業のオフィスは、ガラス張りで外からほとんどまる見えです。
ということで、一般の人は知り合いが働いていたりツアーで行ったりしないと、ビル内に入ることはできないそうです。
今回は、スタートアップで働いている方が案内してくれました。小さい企業からやや大きい企業まで、どのスタートアップも爆速で開発しています!
3.キャッシュレスペイメントについて
shinsen15.jpg
最近日本でもインバウンドに関連して、キャッシュレスでの支払いを目指して各社サービスを開始しておりますが、中国の深センではWechatPay や Alipayなどの民間企業による支払いシステムが浸透していました。
KFCの商品注文と支払いはこのタッチスクリーンで全て可能です!
shinsen16.jpg
WechatPay や Alipayは、キャッシュレス支払いではどこでも当たり前に利用可能です。
shinsen17.jpg
この様な売り場でも支払いは全てキャッシュレス!
shinsen18.jpg
高級スーパーマーケットでありながら、店員はほとんどいない。深センでも、高級食として寿司が人気の様子!
shinsen19.jpg
ドリンク類のコーナーでも各種類ごとにQRコードがついていてその場で支払いができます。
shinsen20.jpg
QRコードをスキャン中です!
shinsen22.jpg
キャッシュレスの高級スーパーですが、このようにカニが水槽にいて料理してくれます。デリバリーもしてくれる様です。
shinsen23.jpg
常にスマホで支払いや情報収集しているため、スマホのバッテリーがすぐなくなります。そのため、いたるところにバッテリー充電機器があります。
4.ドローンの市場では独占状態にある企業 DJI訪問
shinsen24.jpg
世界の70%のドローン市場シェアを占めるDJI本社。
shinsen28.jpg
様々なドローンが展示してあって、デモ飛行も頻繁に行われていました!
shinsen25.jpg
トーイドローンは、2万円以下で購入可能です。
shinsen26.jpg
こちらも小型のドローンで、200g以下でトーイ(おもちゃ)扱いですので規制なしで飛行でします!
値段も1万円ちょっとで購入可能。中国でドローンを購入した方が、日本で買うよりも15%程度安いです!
shinsen27.jpg
深センをドローンで、海側から撮影した写真です!
shinsen29.jpg
DJIの方は、私の多くの質問に的確に答えてくれました!

 


1回目のレポート中国(深セン)でした。短い期間でしたが、なぜ中国のシリコンバレーと言われているのかを感じることができました。
特に、感じたことは3つです。
・ビジネスの決定がものすごく早い。
・既存の考え方にとらわれないで、ビジネスを推進していく。
・能力がある人がどんどん活躍していける。
今後も、深セン発で新しいサービスや製品が世界に広がっていくと思います。
機会があれば、一度は訪れることをお勧めします。
NEXT 香港編はこちら

 

こんにちは!G’s ACADEMY PR担当の加納です。
2018年最後の卒業生インタビューは、ジーズアカデミー平日LABコースを卒業後、「MileShare」というサービスを立ち上げ活躍中の森田さん。
既に会社を経営しながらもジーズアカデミーに入ったきっかけや、在学中に得たこと、そして森田さん流の生き方まで。起業を目指す方や、今の自分に変化をもたらしたいと思っている方必見のお話をたっぷり伺いました!

森田 宣広さん
morita_profilephot.png

<プロフィール>
10代で創業し複数社の立ち上げや経営に携わる。2017年10月に平日LABコース第4期生として入学し、2018年4月に卒業。2018年に、株式会社マイルシェアFounder&Salesになり、現在はエンジェル投資家としても活動を行なっている。

MileShare(マイルシェア)」とは?
mileshare_logo.png

~ポイント・マイルは貯める時代から、シェアする時代へ~
世界の活用できるポイント・マイルのシェアリングサービス。世界中のポイント・マイルシェア可能なマイルプロバイダーと、飛行機に乗りたいユーザーをマッチングし、『シェアリングフライト』を実現し注目を浴びている。

|ジーズアカデミーの”多様性に富んだコミュニティ”で学んだことが
「マイルシェア」に活かされた

―まずは、ジーズアカデミー入学、在学中のお話をお伺いします!10代で会社を興し、ホールディングス化されるに至るまで経営者としてのバックボーンがあるなかで、起業を目指す人を対象としたジーズアカデミーに入学したきっかけって何なのでしょうか?

森田:ジーズアカデミーに入学した理由は、大きく2つあります。ひとつはプログラミングや論理的思考は、経営者として必ずつけておかなければならない技術だと思ったから。もうひとつは、ジーズアカデミーのコミュニティ(ファンド、スタートアップのカルチャー、エンジニア、大手企業とのつながりなど)に魅力を感じたから。

ジーズアカデミーの説明会を受け、ここに通う6ヵ月という期間を「入学した自分」「入学しなかった自分で比較したときに、「入学した自分」のほうが成長できていると考え、この6ヵ月に自己投資しようと思い、入学を決めました。

―そういったジーズアカデミーへの期待感などがある中で、入ってみて実際いかがでしたか?

森田:学校に行ってプログラミングを教えてもらうだけじゃなく、自分で努力して進んでいく必要があって、山崎先生がよくおっしゃっていた「自走力」を体感しました。

全員、ジーズアカデミーの入試に合格した時点でスタートラインは平等で同じなのですが、在学中の6ヵ月の努力次第で、ゴールでの姿が人それぞれ全然違うんですよね。そういったところは、入学前といい意味でギャップでした。

―ジーズアカデミーの「コミュニティ」にも魅力を感じで入学されたとのことでしたが、コミュニティで得られたものはありますか?

森田:プログラミングは授業で習得できますが、コミュニティでは、それ以外のこと――お金に対する考え方、ビジネスに対する考え方、対人関係に対する考え方、未来に対する考え方などは、ジーズアカデミーのコミュニティの中で学びました。

ここには色々な年齢、経歴、職種の人がいるので、そういう多様性の中で学んだことが「マイルシェア」のサービスの方向性に生かされています。
なので、ジーズアカデミーにいなかったら、マイルシェアは今の形にはなっていなかったかもしれません。

そして、もし、ジーズアカデミーのコミュニティにいない経営者だけの自分だったら、マイルシェアで世界を獲るぞ!という夢があっても、獲れるぞ!という確信は得られなかったかもしれません。このコミュニティでの学びを活かすことができたからこそ、確信に繋がったなと思っています。
入学を決意した過去の自分をほめてあげたい!(笑)

―「コミュニティ」という意味では、同期であるLABコース第4期生とのつながりも深いという印象を受けています。
たとえば、同期の国本さんが立ち上げたfreecracy株式会社(※)への投資を行うなど、ビジネス面でのつながりも、ジーズアカデミーがきっかけで出来ていますよね。

森田:そうですね。でも、freecracy株式会社への投資をすることは、ビジネス面として儲かる儲からないというよりは、人間的な感覚で決めた部分が大きいです。
もちろん、ベトナム市場の魅力もありましたし、マイルシェアとしてもアジアへの足掛かりの一歩というのもあるのですが、一番は、LABコース4期生として6ヵ月間一緒にやってきて、国本さんのいちファンになったから、というのが大きいです。…本人に知られたら恥ずかしいですけど(笑)

※freecracy株式会社:ジーズ発ベンチャー。東南アジアで就職やクラウドソーシングのSNS型プラットフォーム「freeC」を展開。
過去に本ブログで特集した記事はこちら

国本さんに限らず自分の経営の経験値を必要としてくれる人の手伝いをすることもありますし、入学前には顔も知らない同期とそのような関係を築けたのは良かったと思っています。
morita_comunity.jpg
▲ジーズアカデミーのコミュニティ、特に同期のLAB4期生とのつながりは深いそう。

|「やりたいことで役に立つ」そのための一歩
―卒業後は、「Passion Leaders AWARD」や「X-tech innovation」のピッチコンテストへの出場など、外部の活動も精力的に取り組まれていましたね。

森田:はい。「マイルシェア」は、明確な類似サービスがないビジネスのため、サービスの仕組みを理解してもらうのも、今後の展開に納得してもらうのも根気が要ります。なので、卒業後はファンを増やすことに注力して、ピッチコンテストや、VC周りへの活動もしていました。

でも、歯がゆさを感じることも多かったですね。「世の中にないものを作って広めていく」ところに今までのビジネスとは違う難しさを感じていますが、地道にファンを増やしていければなと。
Xtech.jpg
▲「X-tech innovation」では優秀賞に選ばれた森田さん。「優勝できなくて悔しい…けど、その分伸びしろがあるってことで(笑)」

―錚々たる面前でピッチをしたり、ときには社長でありながらお弁当作りのアルバイトをしてみたりと、行動力にあふれているという印象を受けています。その行動力の源はどこからきているんでしょう?

森田:人生一度きりだから、人の目を気にしないで、やりたいことをやるって決めたんです。これまでも、人よりは好きにやってきたほうだとは思うけれど、やっぱり周囲に気をつかって自分が委縮してしまうということはままあって。

でも「人の目は気にしない!自分のやりたいことをやる!」って宣言しちゃえば、他人に「何やってるの?」と怪訝な目で見られたとしても、「やりたいことやるって宣言したから」って強気になれる。

この決意がなかったら、きっと「会社の社長がお弁当のアルバイトしてるなんて、ちょっとカッコ悪いかも」ってSNSに投稿するのを躊躇するとか、一歩踏み出すってことをしなかったかもしれません。

きっと、スタートアップカルチャーがそういうものなのですよね。「自分のやりたいことで、人の役に立つ」っていう思いがある。でも、ごく普通に生活していたら、そういうカルチャーに触れる機会がない。ジーズアカデミーで「自分の実現したい世界のため、世の中の問題を解決する」という考えの人や企業にいっぱい触られたのも大きく影響したと思います。

――「やりたいことで人の役に立つ」ことを実現と成功に持っていくにあたって、きっと森田さんの努力の上に成り立っているものだと思っています。例えば、マイルシェアの構想をサービス化という形にする、その一歩を踏み出すために何か行ったことはありますか?

マイルシェアは、実際そうではないのですが、外から見るとグレーなビジネスと思われがちなんです。それでも、サービス化に踏み出せた理由は、たとえばUberやAirbnbのような、「非常識」を「常識」に変えようとしている世界的シェアリングエコノミービジネスが世界に浸透し始めていたから。

それで、自分の足でシリコンバレーに何度も通い、世界のテクノロジースタートアップの現状を肌で感じて、彼らのようなスタートアップが何故一歩踏み出したのかを体感しました。社会的課題を解決するためには、世の中の常識を覆す必要があり、その為にチャレンジしてみる。それでダメだったらピボットしたり、ゼロベースからやり直したりしたって良いじゃないか。そういう考え方があったから、マイルシェアにとっても一歩踏み出す勇気になったと思います。

―森田さんが世界のテクノロジースタートアップを実際に調査、体感して分かった考え方があるからこそ、マイルシェアはサービス化されたんですね!では、森田さんにとって「やりたいこと」への一歩踏み出す勇気、その根底にあるものって何ですか?

森田:たとえば、「あなたの使命ってなんですか、生きている理由ってなんですか」という問いに対して、即答できるかって話です。

あるとき「なんで会社を経営しているのか」と聞かれたときに「稼ぎたいから」って薄っぺらい答えになってしまって、それがダサいなって思ったんです。そこから自問自答していって、「自分の使命は何なのか、生きている理由は何なのか」というところに行き着きました。

他人の「生きている理由」の答えは知らなくて当然だけど、自分の「生きている理由」を聞かれて答えられないってことは、つまり「自分って誰なの?」ということを知らないのと同義だと思うんです。

―なるほど。ジーズアカデミーでプロダクトを作る際の合言葉「Why me?」に通ずるところがありますね。

森田:そうですね!ジーズアカデミーにいる人たちは、Why me(どうしてあなたがやるの?あなたらしさってなに?)を自問自答していると思います。Why me?を問いかけ続けることは、「なぜ生きているのか」という答えを出すのに大事な要素だと思います。
morita_gga.jpg
▲ジーズ発のサービス「マイルシェア」。2019年は世界進出を目指しているとか。マイルシェアと森田さんの、今後の活躍に期待です!

―ありがとうございました!最後に、ジーズアカデミーの入学を考えている方に、なにかアドバイスをお願いします!

森田:何も考えるな!一歩踏み出して入学してみろ!ジーズアカデミーのサイトを見たこの時がチャンスでしょ!

|さいごに
経営者としての経験値はあっても、ITのことには詳しくなかったという森田さん。
ジーズアカデミーで、ITスキル、スタートアップの知識、人脈…様々な武器を手に入れて、世の中になかったサービスをうみだしたその根幹は、「やりたいことをやる!」という決意を行動に移すことにあるのだなと感じました。
自分の「やりたいこと」を形にする。そのためのヒントや環境がジーズアカデミーにはあります。ぜひ、説明会にお越しいただき、体感してみてください!
entrybtn.jpg

こんにちは!ジーズアカデミーPR担当の加納です。
今回はジーズアカデミー設立から3年半の間で生み出された数多くのプロダクトの中から、直近約1年で誕生した9個をピックアップしてご紹介いたします!
ジーズアカデミーではプログラミングを学ぶだけでなく、全員が自分自身のアイディアでオリジナルプロダクト制作に挑戦します。そして卒業時には「GLOBAL GEEK AUDITION」というデモデーで発表します。
身近な課題を解決するものから最新テクノロジーを使ったものまで、制作者の個性が反映されたプロダクトがどんどん生まれています。
これからプロダクトを制作する方にとってのヒントが満載ですので、ぜひご覧ください!

Campus
キャンパスライフでの問題を解決するiPhoneアプリ。テキスト・ノートの売買機能、大学内でのイベント、履修した授業の評価や共有機能が盛り込まれています。
○制作者:辰巳 憲太朗さん(LABコース第4期生)
○使用技術:Swift、Firebase ほか
campus1.png

ARmeasure “メジャスト”
いざ大きさを測定したいときにメジャーが迷子…というストレスを解消するアプリ。スマホのカメラ機能を使ってパッと測れるARメジャーです。
○制作者:亀山 直季さん(DEVコース第9期生)
○使用技術:Swift ほか
mejust.png

anaba Works
リアルタイムで快適な作業場所がすぐ見つかるアプリ。センサーを使用してカフェやコワーキングなどの作業スペースの混雑状況や温度・湿度などを計測し、快適なスペースを探すことができます。
○制作者:高山 和幸さん(DEVコース第7期生)
○使用技術:Swift、Django、Tensorflow ほか

デモ動画:https://youtu.be/0cJ7wbSyAD0

naraiku(ならいく)
AI習い事探しサービス。年齢や性別、性格に応じて適した習い事選びをすることができます。
○制作者:荷福 怜さん(DEVコース第8期生)
○使用技術:Python、Ruby on Rails ほか
naraiku.png

Filmshare
自主制作動画をリサイクルできるシェアリングサービス。クリエイターがせっかく公開したのに眠ったままの動画が多いことに着目した、動画を素材として提供するプラットフォームです。
※サービスイン前のため、現時点で実際の利用はできません(2018年12月9日現在)
○制作者:瀧澤 俊輔さん、宮田 和彦さん(DEVコース10期生)
○使用技術:PHP ほか
filmshare.png

UNLIMITED DISPLAY
PCのブラウザゲームをスマホで操作ができ、さらにゲーム画面のディスプレイを無限に拡張することができます。写真のように大人数でゲームを楽しむことができるようになります。
○制作者:松井 永さん(LABコース第5期生)
○使用技術:JavaScript(Node.js)ほか
松井さん.jpg

ARoBo
ペーパートイのジオラマに住むARペット。スマホを通してジオラマを除くとデジタル世界の住人であるARoBoが暮らす様子を見ることができます。
○制作者:箕輪 敬太さん(LABコース第5期生)
○使用技術:Unity、Blender、Vuforia ほか

デモ動画:https://youtu.be/_sTatnI2xQA

Geek Sound
ブラウザ上でDJプレイ。手持ちの音楽をロード、エフェクトをかけたりテンポの調整ができたりと、本格的なプレイが楽しめます。
○制作者:宮下 哲哉さん(仮名)(DEVコース第8期生)
○使用技術:Django、Web Audio API ほか
geeksound.png

MileShare
世界の活用できるポイント・マイルシェアリングサービス。飛行機に乗りたいユーザとマイルシェアリング可能なユーザをマッチすることで安く飛行機に乗ることができるサービスです。
○制作者:森田 宣広さん(LABコース第4期生)
○使用技術:Ruby on Rails ほか
mileshare1.png
ジーズアカデミーでの6ヵ月間に情熱を注ぎ生み出されたプロダクトは、これからもどんどん生まれます。このブログでも随時ご紹介していければと思いますのでお楽しみに!
プログラミングは未経験、でも自分でプロダクトをつくりたい!サービスを立ち上げてみたい!そんな熱い想いをお持ちの方は、ぜひお気軽に学校説明会へお越しください。
entrybtn.jpg

2017年10月に開催された、週末DEVコース7期生卒業制作発表会「GLOBAL GEEK AUDITION Vol.7(GGA)」優勝者の井上さんが、GGA優勝得点である海外スタートアップアクティビティ視察の権利を使い、インドネシアのジャカルタへ行かれた際のレポートを寄稿してくださいました。

1-11.jpg

先日お届けした<Tech in Asia編>に引き続き、今回は文化やサービスからジャカルタを体感した<街中編>をお届けします!

こんにちは、 DEV7期の井上です。
Tech In Asia Jakarta 2018のレポートに続き、こちらではジャカルタという街についてサービスと人の両面から感じたことをお伝えしたいと思います。
インドネシアに来て一番インパクトが強いのはその「人の多さ」です。
もちろん世界第4位の人口ということは知っていましたが控え目に言って「異常」です。
2-01.jpg
2-02.jpg
写真では混んでいるように見えますが、むしろ空いている方です。通勤時間帯なんかは停滞しちゃっています。
有名な話ですが、ジャカルタ市内は世界最悪の渋滞で車はおろかバイクですらまともに進めません。自分も歩いて15分くらいのところを車で90分くらいかかることもありましたし、現地の駐在員の話では、通常なら1時間で着く職場に行くために、3時間前に家をでなければいけないことが普通と。
(噂によると道の総面積を車の総面積が上回っているとか)
ジャカルタではインフラ整備が急ピッチで進められていますが、まだ全くと言っていいほど鉄道が機能していないため移動は車かバイクに絞られてしまいます。ここで配車するのに利用されているのが、GrabかGo-car(バイクはGo-jek)というサービス。
アプリを開くとこの状況。
2-03.png
大量に配車候補がいます、、がもう入り乱れています。
誤算だったのがインドネシア人は英語が通じない人が多かったこと。
配車依頼すると電話またはチャットでやり取りするのですが、もうなんとなく頑張るしかありません。
2-04.png
そしてUBERと同じで行き先を決定すると同時に値段も確定します。
渋滞で動かなくても運賃は一緒なため、運転手にとってはたまったものではありません。
5.6kmの距離を75000ルピア(550円くらい)ですが、1時間以上かかるため回転率が悪すぎる。
調べてみるとインドネシアの渋滞による経済損失は年間8400億にものぼるそう。納得です。
しかしこのGo-JEKというサービス、すごいです。
2-05.png
ご覧の通りバイクや車だけでなく、フード、買い物代行、美容師派遣、掃除屋派遣、出張マッサージなどあらゆるものを届けてくれます。
そして口座を持っていなくてもGo-PAYという決済サービスにチャージすれば利用できてしまいます。インドネシアの人たちはあまり口座を持っていませんが、様々な電子マネー,暗号通貨が一般的になってきたら本格的にいらなくなるのかもなぁ。。
インドネシアは急激に成長する傍ら、その環境変化にインフラと法律整備が追いついていないことが多く社会課題が山ほどあります。だからこそ課題ドリブンのスタートアップが活躍することをが期待されています。
実際にインドネシア政府も2020年までに1000人の起業家支援を目指すと宣言しています。
ウルトラCの解決ばかりではダメですが、こういう支援は羨ましいですね。
番外編ですが、この他ジャカルタのDEEPな場所を訪れてみました。
2-06.jpg
何人前かわからないレベルのナシゴレンと謎肉の付け合わせ。
2-07.jpg
コブラをサテと言われる串焼きにして食べました。頼むとさっと一匹とって頭をぶった切り、食用箇所を剥ぎとります。見た目はえげつないですが、鶏肉みたいで割と美味しいのでオススメです。(「血、飲む?」と聞かれましたが流石に拒否)
今回のジャカルタ旅で心身ともにとてもいい刺激をもらえました。
このような機会を頂けたジーズアカデミーにとても感謝しております。
ありがとうございました!

2017年10月に開催された、週末DEVコース7期生卒業制作発表会『GLOBAL GEEK AUDITION Vol.7(GGA)』にて、AIによって知財戦略を支援するプロダクト『patent talk』を制作し優勝した井上さん。

inoue.jpg
▲GLOBAL GEEK AUDITION Vol.7の記事はこちら

今回は、井上さんがGGA優勝特典である海外スタートアップイベント視察の権利を使い、インドネシアのジャカルタへ行かれた際のレポートを2編に渡ってお届けします!

こんにちは、 DEV7期の井上と申します。
タイミングとしては遅くなりましたが、2017年のGLOBAL GEEK AUDITION優勝特典を利用させて頂き、インドネシアのジャカルタに行ってまいりました。
ご存知の方も多いかと思いますが、インドネシアは近年スタートアップのエネルギーが凄まじい国です。インドネシア政府やジャカルタ知事も、積極的に起業支援することを公約に掲げるほどで、その人口の多さとスマートフォン普及の急進も相まって、熱量が高まり続けています。
さて今回の旅の目的は
・Tech in Asia Jakarta 2018に参加する
・インドネシア現地サービスや利用状況を調査する
ことでモチベーションアップとアイデアのヒントを得ることです。
まずは「Tech in Asia Jakarta 2018」を、幾つかの写真と共にレポートします。
■Tech in Asia Jakartaとは?
Tech in Asiaとは元々シンガポールで立ち上げられたテック系メディアで、スタートアップエコシステムを強化するためアジア最大級のカンファレンスを開催しています。
今回のジャカルタでは、経営者が3000人近くも集まるような規模で、2日間に渡って様々なカンファレンスやスタートアップ展示、スタートアップピッチバトルが繰り広げられました。
また、夜にはお酒を飲みながら交流を深めるイベントも開催されます。
1-01.jpg
入り口の様子。多種多様な国、宗教の人が入り乱れています。
皆さんとてもエネルギッシュで愛想がいいです。笑顔って本当大事ですね。
1-02.jpg
会場内も所狭しとと大盛況です。ステージも5つありイベントも目白押しです。
1-03.jpg
展示ブースではAI,Fintech,BigData,Education,ヘルスケア等のおなじみの分野のサービスが展開されています。それぞれの展示を少し眺めているだけですぐに話しかけられ、離さんとばかりにサービスを説明してくれる熱さでした。
送金を簡単にするPF、GEEKを捕まえるためのタレントプール、旅行提案オペレータ、水道や家電トラブルにすぐ駆けつけるサービス、旅行者向けヘルプボタンサービス(近くの人が助けてくれる)もの等、記載しきれない程多数のサービスがありました。
解決しようとしている課題は、特にインドネシアで特別なものというよりは、世界共通のものです。
ブームなのかFintech関連やAI関連の展示が多い一方で、VR/AR/MRやIoTはあまり見られませんでした。理由は不明ですが、あまりハードウェア関連のものは見かけなかったように思います。
1-04.jpg
印象に残ったのはこちらの「WAmazing」という日本を旅行する際のトータルサポートサービス。会社自体は日本の会社ですが、聞いてみるとインドネシアの方は日本への憧れが強いのだとか。
1-05.jpg
こちらはdigibankというインターネットバンキングサービス会社のブース。
キャラクタの被り物をして宣伝するのですが暑いのかすぐ頭とっちゃう。中の人出てくる。
正直適当だなぁと思う事も多かったです(笑)
1-06.jpg
こちらはスタートアップ企業の皆さんが投資家へアクセスできるブースの一つ。積極的に交流できる場が設けられています。(軽食も取れます)
2017年の統計ですが、インドネシアはスタートアップへの投資で約30億ドルにものぼります。件数だけなら半数近くがシードラウンドでの投資に当たるようで、いかにこの国が注目されているのかがわかります。
1-07.jpg
1-08.jpg
幾つかの講演がありましたが個人的にブロックチェーン、仮想通貨周りの話が好きなので集中して参加していました。
ジャカルタでもブロックチェーンを促進するためのハブが開設されたり、具体的にイーサリアムを利用したPOSシステムがあったりと、話題に事欠かないようではありました。
1-09.jpg
1-10.jpg
帰りはGo-carというUBERのような配車サービスで帰りました。街中編でもお伝えしようと思いますが、インドネシアの移動は車かバイクで、それを配車するためにGrabかGO-car(GO-JEK)を使います。
写真の中で見えている人はほぼ全員と言っていい程Grabかこのサービスで車を待っていますが、混みすぎて全然捕まりません。捕まっても運転手の多くは英語を話せずインドネシア語(しかもスラング)でやり取りするので中々難しいです。
Tech in Asia Jakartaは行ってよかったと思えるくらい熱いイベントでした。
この感覚を忘れずに自分の作るプロダクトに活かしていきたいです。
1-11.jpg
▼NEXT→街中編

こんにちは!ジーズアカデミースタッフの加納です。
 今回は、ジーズアカデミーでのプログラミングスキル習得をきっかけに社内転職をしたDEV7期卒業生、保坂さんにインタビューを行いました。
 起業志望のみならず、プログラミングを武器に転職やキャリアアップを目指す受講生も多いジーズアカデミー。インタビューでは、社内転職のきっかけからポジションの確立まで、成功の秘訣に迫りました!

保坂 遥さん
profilephoto

<プロフィール>
東京都出身。立教大学大学院卒業後、大手人材広告会社へ入社。2018年3月にジーズアカデミーDEVコースに第7期生として入学し、会社員として勤務しながら同年10月に卒業。現在は、新規事業開発の部署においてコンテンツ・ディレクション業務を行っている。

―本日はよろしくお願いします。
まずは、社内転職前と後、それぞれのお仕事についてお聞かせください!

 人材広告会社に新卒で入社して5年間、新規事業の部署の中でキャリア教育系のコンテンツの企画や制作に携わっていました。Webサイト制作や、サイトに載せるコンテンツの作成・掲載、それからビジネスコンテストのようなイベント運営なんかもしていました。

 2018年の春に社内公募制度を活用して、システム系の部署に応募して社内転職をしました。実はその後、諸事情で新規事業の部署に戻ってきまして、今は企画と開発側をつなぐディレクションの仕事をしています。

―社内転職前は様々な業務をこなしていたんですね。

 そうですね。新規事業の部署という特性上、ひとりがひとつの業務に特化することがなく、幅広く何でもやっていました。

―幅広い業務の中でWebサイト制作もされていたとのことですが、もともとそのような技術をお持ちの上でジーズアカデミーに入学しようと思ったきっかけは、転職を志望していたからですか?

 実は、入学時にはまだ転職までは考えていなかったです。
 プログラミングを学ぼうと思ったのは、業務でWebサイトを制作していて知識不足を感じたことがきっかけでした。「ここをこうしたい!」と思っても、それを実現するための知識が圧倒的に足りなくて。なので、自身の仕事のクォリティを高めるために、ジーズアカデミーに入学しました。

―なるほど。ジーズアカデミーに入学された当初は仕事のクォリティアップのためで、転職を考えていたわけじゃなかったんですね。

 そうですね。
 ただ、幅広い業務をこなすなかで、このまま”浅く広く”を続けていたら、オールラウンダーにはなれるけれどスペシャリストはなれないなとは思っていて。これから先、結婚や出産といったライフイベントを経て復帰することを考えても、専門的に何かを身に着けたスペシャリストになったほうがいいだろうという考えは、ジーズアカデミー在学中にもありました。

 社内転職をしたきっかけは、ジーズアカデミーの卒業と同じくらいの時期に、自社ではじめて社内公募制度ができたからでした。そこで、大規模なプロジェクトに携われるシステム開発系の部署の募集があったんです。ジーズアカデミーでプログラミングの面白さを体感していたし、スペシャリストになるチャンスだし、これは!と思って応募しました。そこで合格して社内転職に至ったという経緯ですね。

―社内転職でシステム開発系の部署に合格された要因として、どういったところが評価されたのでしょうか。

 通常通り勤務しながらも、自らスクールに通って勉強して、プログラミングスキルを身に着けたというところを評価いただいたと聞いています。
 それから、AIを使った書類選考やブロックチェーンの活用といった、人材業界として新しい挑戦をしていく必要があるなか、技術的なトレンドを自ら追いかけ、仕事に活かす姿勢が評価につながっていると考えています。
hosaka2.jpg
―ジーズアカデミー在学中のお話をお伺いします!
ジーズアカデミーは起業支援を特色としていますが、保坂さんは起業志望ではなかったですよね。入学してみて周囲の方とのギャップなどは感じなかったですか?

 確かに、同期には起業・独立志向が強い人が多かったです。でも、お互いの将来に対して批判するということもないですし、ジーズアカデミーの中ではみんながみんな技術を身につけることにひたむきだったので、起業志望の人とギャップを感じるということはなかったです。

 …というか、在学当時は仕事しながら課題をこなすのに忙しくて、そんなことを考える暇がなかったですね。(笑)

―業務と課題をこなす多忙な日々のなかで、ジーズで学んだことが実際に業務に活かされているな、と思うことはありますか?

 「自走力」ですね。課題がどんどん出されるので頑張ってこなすのですが、やっぱりめちゃくちゃ躓くんです。特に、私の場合はもともとHTMLしか知らなかったので、サーバーサイド側の言語なんかは大変でした。それでも、自力で調べたり質問したりしながら進めていくことで「自走力」がつき、それは業務上でのアプリやWebサイト開発の進め方に活かされています。

 また、”あたり”をつけられるようになったのは大きいと思いますね。例えばアプリ開発で「こうしたい」と思ったときに、こういう技術ならできるんじゃないかな?と推測出来るようになりました。これはジーズアカデミーに通っていなかったら出来なかったことだと思いますし、業務にもかなり活きています。

 とはいえ、今の業務ではがっつりコードを書いているわけではないですし、ジーズアカデミーでプログラミングを学んだからといって実際にコードを書く仕事に就く必要もないと思っています。なぜなら、今のディレクターとしての立ち位置は、ジーズアカデミーに通ったからこそ確立できたものだからです。

―コードを書く仕事でなくても、ジーズアカデミーでの経験が活きている?

 はい。企画側での経験に、ジーズアカデミーで学んだ開発の知見が加わって、より高いレベルでディレクションできるようになりました。ベンダーコントロールひとつ取っても、技術がわかっているディレクターとわかってないディレクターでは大きく違いますし、自身の強みになったと思います。
43554529_529387560817540_5780271011064709120_o.jpg
―社内転職のお話や、強みを活かしたポジションでご活躍されている現在のお話を聞いていると、やはり学びの姿勢が成功の秘訣なのかなと思います。

 そうですね。私自身好奇心は旺盛なタイプですし、勉強するのも好きです。学生時代の”THE”勉強っていうのはあまり好きじゃないのですが…。大人になってから、自分が興味を持ったことを深堀していくのが楽しくてしょうがないです。現在も「オープンイノベーションデザイナー養成講座(※)」に通っていますし、興味があることをどんどん頭に入れていきたいです!
 ※ジーズアカデミーとウェザーニューズが共同開催するデザイン思考講座  詳細はコチラ

―ちなみに、これから勉強したい分野はありますか?

 先ほどのディレクションの話に通ずるのですが、ジーズアカデミーに通って気が付いたのは、私はエンジニアじゃなくてディレクターなんだなということ。「じゃあディレクターとして次に身につけるべきことはなんだろう?」と考えたときに、WEBマーケティングだと思って。なので、今はそれを身につけるべく勉強を始めています。企画も開発もマーケティングもわかるディレクターになれたら最強ですよね!
hosaka3.jpg
―ジーズへの入学を検討されている方に、何かアドバイスがあればお願いします!

 キャリアアップでもキャリアチェンジでも、プログラミングを学んでおいて損はひとつもないと思います。迷っているなら、やってみるべきだと思います!

―保坂さん、ありがとうございました!

―終わりに
 親しみやすい笑顔がチャーミングな保坂さん。プログラミングを実践的に学ぶことにより、仕事の選択肢も業務レベルも格段にアップできることを証明しつつ、さらにディレクターとして高みを目指すための勉強家な一面がとても印象的でした。
 プログラミングを武器に自分自身のキャリアレベルを高めたい。そんな思いをお持ちの方は、ぜひジーズアカデミーの説明会へお越しください!
entrybtn.jpg

こんにちは!ジーズアカデミーの木村です。
今回はジーズアカデミー卒業後、東南アジアにて高度人材向け次世代型ビジネスSNSプラットフォーム「freeC」を運営されている、freecracy株式会社の国本さん、上村さん、山下さんにインタビューをさせていただきました。
3人は平日コースLABコースの4期生として、2018年の4月に卒業され、8月29日エンジェルラウンドでの資金調達を発表されました。
今回はジーズアカデミーでの過ごし方や卒業後の起業、資金調達などについてお話を伺いました!

国本和基さん

米国オクラホマ州⽴大学を卒業後、アビームコンサルティング会社に入社し、メガバンクや⼤手企業に財務・ITのアドバイザリーを⾏う。その後、⼤手グローバル事業会社海外事業部において海外M&Aを統括マネージャーとして遂行、また東南アジア拠点BPRプロジェクトにおいてタイ、ベトナム、インドネシアにおいてBPR戦略略策定、実施。
その後、社会人研修事業及び幼児教育事業をベトナムにおいて起業し、売却。ジーズアカデミー卒業後、2018年8月にfreecracy株式会社を創業。

上村 一平さん

株式会社ケリーハーツ入社。婦人専用ヘアウィッグの製造販売事業における新規集客組織のマネジメントに携わり、人事及びコールシステム全般の開発を担う。freecracy株式会社 CTO

山下 功介さん

専門学校を卒業しレコーディングエンジニアとしてキャリアをスタート。退職後、某セレクトショップにて勤務。都内のメガショップにおいて販売、MD、マネジメントを担当。
LAB4期のコースを卒業後freeCへJoin。freecracy株式会社では主にフロントエンド、UIデザインを担当。

ー本日はよろしくお願いします。早速ですが、皆さんは入学する前はどのようなことをされていましたか?

国本さん(以下、国本)
新卒ではITコンサルに入ってお客さんとの間に入って業務フローをこう変えようというコンサル業務をしていました。

その後、仕事で海外を転々とする中で、赴任したうちの1つのベトナムのことがすごく好きになって、ベトナムから日本に戻る辞令が出た時に「辞めてここに残ります」と言って、ベトナムで会社を創りました。

何もないオフィスにテーブル2つ並べて、メンバーと「何やろっか」という所から、せっかくなら社会のためになることを、と思って事業内容を教育に選んで、いつか東南アジア以外の国にも展開したいと思っていて。

更に大きなチャレンジをするために、その会社を売却した後は渋谷のHR techのスタートアップにジョインし、今の事業のアイデアの原型となるものを見つけました。

ー上村さんはいかがですか?
38119218_482991602123803_7949759971250405376_o.jpg
上村さん (以下、上村)
前職は、 アウトバウンドのテレアポのマネジメントやっていました。
その当時は架電の結果を手書きで管理していて。
社内の売上が下がっていて、新規集客が落ちている要因理由を考えると、電話している時間より作業の量が多いこと、データが蓄積されていない等、があると考えました。

昨日断られた人にまたかけたり、とか。運用が非効率だったんです。
僕も架電の記録をPCで毎日手打ちしていて家に帰れない。そこで、 架電の記録がデータベースに蓄積されたらその作業はすべて無くなるのでは、ということを考えまして、WindowsのAccessを使って、VBAでデータベースにデータを収集する簡単な仕組みを創ったりしていました。

山下さん(以下:山下)
ジーズに入学する前は専門学校から音響技術者を経てアパレルのセレクトショップの店員として5年間働いていました。
どちらの仕事でも、自分の好きなことをやれている環境で、とても恵まれていました。

アパレル業界も今オンラインショップをはじめとして、すごくテクノロジーが入ってますけど、自分が店員として一対一の販売を経験していたからこそ、デジタルの力で提供できる価値があるのでは、という想いもありました。

ージーズに入学された理由はどのような理由だったのでしょうか?
37954410_482991465457150_3600147982437056512_o.jpg
国本:先程の教育の会社を売却した次のチャレンジとして、次はITのスタートアップをやりたいと思っていて。
起業×プログラミングというか、ITスタートアップを目指すプログラミングスクールを探していたんですけど、 知り合いのエンジニアに相談した時に「こんなところがあるよ」って言われて。

ジーズの紹介を見た瞬間に「あ、ここだ!」とすぐに決めました。
もう1つは、この人生100年のライフシフトの時代に、ITのことを知らないまま働くのはリスクしか無いと思っていて、この機会に根本からITを学んで自分でサービスを創り上げたいということで、アウトプット重視のジーズアカデミーに入りました。

上村:先程の話でテレアポを管理するデータベースのシステムを創ったんですが、それだけでも少し売上が上がったんです。

そこから更にダイヤルしなくてもコールできる仕組みを創ったりして、最終的には取り組みを始める前の5,6倍の売上を達成することができました。
その時に、Accessで構築した経験が楽しかったこともあり、やっぱり仕事としてプログラミングをやりたい、もっと作れる力、アウトプットの部分の力をつけたいと考えて、ジーズに入りました。

ー山下さんはどんな経緯でジーズに入学されたのですか?

山下:元から、人生にやりたいことの1つにプログラミングがあったんですよね。
友達がプログラミングを初めて仕事をやっていて、そこそこ仕事も取れて充実していると聞いていて。
そんな中、27歳になって、そろそろ挑戦してみようと思ってジーズに入りました。

あとは、プログラミングの力があれば、業界関係なく自分の腕次第ではどこでも活躍できる所、自由な所に魅力を感じていました。
ジーズアカデミーに入った決め手は、やはり先輩が創ったプロダクトのクオリティが高かったからですね。

ー実際に入ってみて、プログラミングをするのはいかがでしたしょうか?「想像以上に大変だった」など、ギャップは感じましたか?

国本:人と話すのが好きということもあり、入学する前は「自分にはプログラミングは向いてないんじゃないか?というのがあって。黒い画面が怖かったし。(笑)

でも実際やってみると、「これを課題で作る」という毎回の目標と、横にいる同期と協力し合いつつも、競争の場に負けたくないという意識もあって、燃えるなと。
1日12時間とか、夢中でやっていたんですが、めちゃくちゃ楽しかったですね。
一瞬、自分はプログラマーになった方が良いのでは?と、夢を見た時期がありました。 今は思ってないんですけど。(笑)

ー創ることを重ねる中で感動した経験はありましたか?

あれですね、クイズアプリを創る時です。
サーバーサイドの知識が無い中で、 if分とFor分でどう組み合わせたら、どうアプリが作られていくか、という過程を考えるのはすごく面白かったです。

ー上村さんは実際に入ってみていかがでしょうか?

上村:僕は初日で無理かもと思いましたね(笑)

山下:僕も!笑

上村:最初の授業は同期の小澤さんという方とテーブルが一緒だったんですけど、僕が二割くらいしか終わってない時に、もう八割くらい終わっていて。
授業終わりにも和室の所で自習してたんですけど、別の同期の大森さんも八割終わってて。

それを見た時に僕にはプログラミングは向いてないかも知れないと思いましたね。
ただ、以前にJavaを触っていた時に、UIをつくるのがHTMLに比べて大変だったりしたんですけど、目に見えて形にあるものができたので、Javaに比べると楽だなという感覚はありました。

ただ、それ以降のテーブルのリレーションとかは抵抗が少なくやれたと思うので、振り返っていると最初のHTMLとCSSが一番難しかったですね。

ーコードを書いていて感動した経験などはありましたか?

上村:前の会社で200万円かけて外注したシステムを、そこまで難しいシステムではなかったんですけど、「あれくらいだったら1週間もあれば作れるな」と思えた瞬間は、少し感動的だったかなと思いますね。

ー山下さんはいかがですか?
38005506_482991068790523_1695019000964055040_o.jpg
山下:周りの人が自分より学歴もキャリアもあって、入った時は本当縮こまってたんですよね。 (笑)

こんな自分がどこまでやれるのかというのは、下剋上じゃないですけど、楽しんでいた半年でした。 負けず嫌いと言いますか。
自分より凄いもの創っている人から刺激も受けるし、自分で良いもの作れたときはテンション上がるし。
卒業した後もライバル心みたいなのもありますね。

ーコードを書いていて、「できた!」感動した瞬間などはありましたか?

山下:それで言うと、音楽のVJっぽいアプリができた時は、ずっと自宅でガッツポーズしてました(笑)

国本:React Nativeのアプリ作った時じゃないんだ (笑)
それもそうなんですけど、周波数とかで動きを操作できるようにした方も。(笑)
他にも小っちゃい感動が沢山ありました。React.jsでiosアプリ作れたときとか、ビーコンセンサーの実装ができたときとかは、俺って天才なんじゃないか?とか思いました。(笑)
最初の二ヶ月は濃かったですね。
まだ二ヶ月しか経ってないんだっていう感覚がありました。

ー(山下さんへ)自分の実力が一番伸びたと感じたのはのはいつですか?

山下:卒業制作の中ですね。
本にもなってない情報を英語のドキュメントからかき集めて、Gitのissue見たりとか。
そういう勉強ができたのは良かったです。

インタビューは近日中に公開される後編に続きます。
また、ジーズアカデミーでは、入学希望者に向けて学校説明会を随時開催しております。ぜひお越しください!

こんにちは、G’s ACADEMY TOKYO DEVコース7期卒業生の片倉夏実です。前回に引き続き今回もインタビューをさせていただきました。
今回インタビューさせていただいたのは、2018年1月10日におこなわれた『G’s HUB DAY』の第一部「GLOBAL GEEK AUDITION(=GGA)」で優勝されたLABコース3期の高橋洵さんです。
仕事をしながらLABコース(=平日に授業がおこなわれるフルタイム総合コース)でプログラミングを学んだ高橋さんですが、多忙な中でも課題をしっかりとつくりあげたコツ、また卒業制作で苦労した点、GGAまでの過程を詳しく聞かせていただきました。
髙橋洵さん1.jpg

高橋洵
慶應義塾大学法学部を卒業後、新卒で通信キャリア会社に入社。ブロードバンド事業のサービス企画に従事。
26才の時に株式会社よつば制作所を共同創業し、企業の動画制作・広告の受託業務を始める。現在は同会社の取締役。

CROSS2.png

↑高橋さんが卒業制作でつくったiOSアプリ「Cross」
近年増えている共働き夫婦の課題となっている家事分担をサポートするためのアプリ。アプリ内で家事・ライフイベントなどの予定・タスクを管理・共有することができ、このアプリによって家の中での行動を可視化することができます。
2018年1月10日に実施された「GLOBAL GEEK AUDITION」にて来場の投資家・企業の投票により本アプリ「Cross」の優勝が決まった。

類似アプリの技術を調べ綿密に予定も立ててから制作を開始しました
– 高橋さん優勝おめでとうございます!今回は優勝アプリ「Cross」がどうやって生まれたのか、詳しくお聞きしたいとおもいます!

高橋洵さん(以下敬称略):はい、まず卒業制作の企画は100個考えました。考えた企画すべてがiOSアプリだったわけではなく、中にはWebアプリもありました。本業で動画制作の仕事をしているので、動画のプロダクトもたくさん考えました。
髙橋洵さん3.jpg
G's ACADEMY4.png

↑高橋さんが実際に考えていた動画に関連するアイディアの一部

その他にも企画は色々な切り口で考えましたが、最後は「自分ごと」である共働き夫婦のためのアシスタントアプリ「Cross」にしました。もともと卒業制作でつくったプロダクトは必ずリリースしたかったので、リリースしたあとに自分も私生活で使用できるプロダクトだったのが決め手です。
– 高橋さんは入学した時プログラミングは未経験だったのでしょうか?
高橋:はい、未経験でした。ブログを書いたことがあるくらいのレベルです(笑)。MacもG’sに入学した時に初めて購入しました。
LABコースの前半の時期は、夜の9時くらいまで教室でコードを書いて、家に帰ったあとも3時間くらい書いていました。また僕は仕事を辞めていなかったので、授業がある日にコードを書き、G’sが休みの月曜日や、土日は仕事をしていました。
僕は会社で動画制作などの制作の仕事をしているので、ものづくりの進行管理のコツは仕事で養われていたと思います。課題、卒業制作を実装するにあたって特別なタスク管理ツールなどは使っていません。仕事でつちかったコツをプログラミングに応用していました。また今の会社で働きはじめてから色々無茶な案件をこなす機会が多々あり、無茶ぶりに対応する力が鍛えられていたんだと思います。
課題に取り組むモチベーションは同じクラスメンバーの存在でしたね。みんながしっかり課題をつくってくるので、それに負けないよう一所懸命つくっていました。
自分と同じプログラミング未経験のクラスメンバーも多くいたので、自分ができているのかできていないのか、さぼっているのかさぼっていないのかがすぐに分かりました。分からないことがあった時も、できるメンバーに積極的に質問して解消していましたね。
– 卒業制作を創るプロセスはどうでしたか?
ジーズでは「メンター」という一流のプロエンジニアの方が卒業制作をマンツーマンでサポートしてくれるのですが、僕のメンターは長峯さんでした(長峯広雅さん…元LINEのiOSエンジニア。現在はブロックチェーン系のスタートアップにジョイン)。
企画に応じてメンターが決まるのですが、僕はiOSアプリのスキルに特化したメンターさんを希望しました。
卒業制作のスケジュールは自分で組まないといけないのですが、僕の場合は余裕をもって、メイン機能だけは発表までに必ずつくれる予定を組みました。スマートスピーカーとの連携といった追加機能に関しては、時間に余裕ができたらできるようにあらかじめ計画しておきました。
また「Cross」の機能は多岐にわたるので、使用する技術の選定と実現性の検証を事前にしっかり行いました。iOSのライブラリであれば、自分のアプリと近い機能を持っているアプリのライセンス情報を徹底的に調べましたし、スマートスピーカーのような新しい技術であれば、海外で記事を書いていたエンジニアに分からないところを直接質問したりしました。本当に便利な時代です(笑)
考えるより1秒でも多くコードを書きました
– 卒業制作期間中に行き詰まったり、手が止まってしまったりすることはありませんでしたか?
高橋:なんか、たまたま上手くいきました(笑)。僕の場合はメンターさんに最初につくったスケジュールを事前に見てもらいました。使用する技術などもすべて実装を始める前に相談しています。
でも卒業制作期間中、誰かに相談したい時期はありました。他のクラスメンバーには、チーム開発でやっている人たちもいたのですが、開発やプレゼンについて互いに相談できているのは羨ましかったです。
けれど卒業制作期間中はあんまり連絡を取らなかったですね。一度開発合宿で途中経過の発表をしたぐらいでしょうか。
開発合宿6.jpg

↑2017年11月にクラス内で自主的に開催したLABコース3期の開発合宿

あと僕はプレゼンテーションが嫌いで、仕事でもなるべく断っていました。そして苦手だからこそ、卒業制作のプレゼンテーションの練習とリハーサルはしっかりやりました。またLABコースの前半は2日に一回のペースで課題発表をするので、そこで鍛えられたところもあります。
卒業制作でデザイナーさんなどの力は借りず、デザインはすべて自分でやりました。そしてGGAで優勝したので実力があると思われているんですけれど、僕そんなに自分ができると思っていません(笑)。
–(笑)なぜ優勝したのかあえていうなら、なんだと思いますか?
高橋:おそらく人より手を休めなかったことだと思います。卒業制作でも課題でもそうですが、考えている時間よりも1秒でも多くコードを書きつづける時間をつくる方がいいです。書けば書くほどエラーにあたって経験を得られます。
卒業した今もメンターだった長峯さんと週2回くらいの頻度で相談などしながら「Cross」のブラッシュアップを続けています。今年の春先にリリース予定です。
とりあえずコードを書き、不明点は細かく調べました
髙橋洵さん7.jpg
— 今のG’s在校生、またこれからG’sに入学することを検討している人たちに向けて、課題をこなすためのアドバイスはありますか?
山崎先生(=G’s ACADEMY TOKYOの主席講師)も仰っていたのですが、分からないことがあっても、コードの記述が汚くてもいいのでとにかく書きつづけることですね。初心者が最初からすべて覚えることは不可能です。
分からないこと分かるようになるためにとりあえずコードを書き、コードを書いた後に細かく調べていくのが良いと思います。

プログラミング勉強法8.png
↑高橋さんがLABコース4期の入学式にプレゼンテーションした初心者向けの勉強方法
平日コースにしたのは言い訳できない状況をつくるためでした
髙橋洵さん8.jpg
– 高橋さんがG’s ACADEMY TOKYOに入学したきっかけを教えてください。
高橋:自分自身のできる分野を広げたかったということと、自分の会社でも受託事業だけではなく自社プロダクトをつくってオーナーシップを持つ必要が出てきたことが入学のきっかけです。
そしてLABコース2期がスタートした時期にG’sの存在を知り、その時から入学を考えていました。そして入学する半年前から社内の体制などの調整をはじめました。
LABコースかDEVコース(=土曜日に授業がある週末集中コース)にするかは最後まで迷いました。結局LABコースを選んだのは、自分が言い訳できない状況をつくりたかったからです。そういった状況の方が自分に向いていると思いました。
G’sで同期やコースの垣根を超えてたくさんの人と知り合えました
髙橋洵さん9.jpg
— 高橋さんが感じた、G’s ACADEMYに入学して良かった点を教えてください

高橋:普段自分が仕事をしている人たちとは全然違う人たちと関われる点ですね。想像していたよりもコースや期などの垣根を超えて、たくさんの人と知り合うことができました。
自分の仕事である動画制作を教えてほしいと言われたりすることもあるので、自分にとって当たり前のことを新鮮な気持ちで受け取ってもらえるのも嬉しかったです。授業でいえばプログラミングだけではなく、ビジネススキルやデザインについて学べる点も良かったです。
そしてG’s ACADEMY TOKYOのLABコースの良かった所は、圧倒的にコードを書く時間があったことです。G’sに入学したらとにかくコードを書きつづけることが大切だと思います。今は一人でプログラミングの勉強ができるツールは充実しているので、G’sに入学したからにはこのチャンスを生かしてたくさんコードを書いた方が良いです。
髙橋洵さん10.jpg
高橋さん、本当にありがとうございました!
終わりに
私が高橋さんから教えていただいた、卒業制作を成功させるポイントはこの3つかな、と思います。
・新しく使用する技術は似た事例を調べて事前に検証する
・手を止めずにコードを書き続ける
・モチベーションを維持したい時はクラスメンバーの存在を思い出す

高橋さんはとても穏やかな口調の人で、「自分はそんなに(プログラミング)できません。」と終始謙虚な姿勢を崩さない人でした。
卒業制作や課題について質問すると、仕事の動画制作でつちかった進行管理の経験を生かしつつ、淡々とコードを書きつづけたことが伝わってきました。一緒に学んだクラスメンバーの存在も大きなモチベーションの一つだったようです。
プログラミング未経験者も学習に集中できる環境があり、また共に助けあい成長できる仲間と出会えるG’s ACADEMY TOKYOですが、週末DEVコースは大変人気が高く10期連続満席となっています。そして3月31日には卒業生もまじえた学校説明会も開催予定なので、気軽に参加してみてはいかがでしょうか?

助太刀 我妻さん.jpg
2017年6月に実施されたG’s ACADEMY TOKYOのデモデー『GLOBAL GEEK AUDITION Vol.6(GGA)』で、建設業の職人と現場監督が作業員の手配に使うアプリ「助太刀くん」を発表して優勝した、我妻さんとイシンさんのペア。
お二人で「株式会社 東京ロケット」(現株式会社助太刀)を設立・起業しました。
GGAでは数多くの投資家からオファーを受け、5000万円の資金調達にも成功。
(詳しくはこちらのThe Bridgeの記事をご覧ください)
そして卒業からわずか6ヶ月で
・TechCrunch スタートアップバトル(2017年11月)
・IVS Launch Pad(2017年12月)
と国内最大級のベンチャーピッチイベントで連続の準優勝を獲得!
現在はメンバーも増えて、すごい勢いで成長中です。
助太刀 我妻さん2.jpg
そんな二人がシンガポールのスタートアップを視察に行ったレポートをジーズに寄稿してくれました。
(ジーズでは優勝すると海外のスタートアップイベント視察費が支給されます)
2回連続でご紹介します!では、まずは我妻さんのDay1レポートから。お楽しみください!
———————————————
今更ですが、11月にG’sアカデミーGGAの優勝賞金でシンガポールへ行ってきた時のレポートです!
怒涛の日々で、こんなに遅れてのご報告となってしまいました。すいません…。
さて、今回の目的は2つ。
1つ目は、世界最大規模のフィンテックのイベント、Singapore FinTech Festival 2017を見に行く。
そして、2つ目はシンガポールを拠点にアジアでスタートアップを展開するDoremingのCEOの桑原さんに会いに行くこと。
Singapore FinTech Festival 2017の方は、さすがのスケールでしたが、こちらはDay2ということでイシンの方がレポートします。
僕の方はDay1 到着→Dreming訪問→楽しいディナー。ここまでです。
DremingさんのシンガポールオフィスはこのACE International Centre に入っています。
ACE International Centre1.jpeg
ここは、シンガポール政府と海外大手企業が手を組んでスタートアップを徹底支援するという場所です。
こんな感じ↓
ACE International Centre2.png
場所は工場の跡地をそのまま全部使っています。スケールデカイです!
ACE International Centre3.jpeg
ACE International Centre4.jpeg
利用者はほぼ海外の起業家で、アメリカの大学みたいな雰囲気です。(アメリカの大学行ったことないけど…)
ACE International Centre5.jpeg
オフィスはシェアオフィスになっています。その時はちょうど韓国の女の子たちのスタートアップが同居していました。中は超オサレです。
ACE International Centre6.jpeg
助太刀 我妻さん4.jpeg
しかし僕も行動力には自信がある方ですが、こうゆうところに来ると、恥ずかしくて、そんな大口叩けなくなりますね。当たり前のようにアジアという巨大成長市場を狙いに、みんな行動しています。
当日はCEOの桑原さんと、CTOの石田さんとMtgしたのですが拠点はシンガポールにおきつつ、インドやベトナムでどんどん事業を広げていました。マレーシアなんか陸続きですし、ベトナム行くのも僕らが仙台に出張くらいの感覚です。やはり、ロケーションは大事ですね極東からきた日本人と台湾人は痛感してしまいました。
でも、僕の持論に「自分で想像できないことは、絶対に実現しない」というものがあります。この日、アジアで活躍する彼らと実際に会って話せたことで一気に想像できるようになりました。多分3年以内に僕はここにいると思います。
そして夜は、石田さんオススメのソフトシェルクラブの店「看板のない店」NO SIGNBOARD SEAFOOD Restaurant GEYLANG(無招牌海鮮)
NO SIGNBOARD SEAFOOD Restaurant GEYLANG.jpeg
NO SIGNBOARD SEAFOOD Restaurant GEYLANG2.jpeg
NO SIGNBOARD SEAFOOD Restaurant GEYLANG3.jpeg
うまい!ここは超オススメです。でも、シンガポール、ビールは超高いので気をつけてください。1,000-1,300円くらいします。5杯とか飲んだら…。
そしてホテルに戻りますが移動は、Grab。
UBER1.jpeg
余談ですが今回は、せっかくなのでちょっとした休暇も兼ねて前日にはマレーシアのランカウイ島経由でシンガポール入りしました。
ランカウイ島では、とてもラグジュアリーなホテルに泊まれたんですが、ロビーでタクシーを呼んでくれ、というとNoというんですね。
タクシーは遠回りや支払いのトラブルがあるからと。でどうするの?と聞いたらUBERのアプリ入ってるだろ?っていうワケです。
たまたまUIの勉強でイシンが入れていたので、入ってましたが僕のiPhoneにはUBER入っていませんでした…。
日本人としてとても恥ずかしいと感じてしまいました。
日本のタクシーとUBERの関係は、色々と難しい問題も抱えているのでここでは書きませんが、直感的に恥ずかしさを東南アジアの南の島で感じてしまったことは事実です。
UBERもGrabもやはり、とても快適です。
道はナビ通り、支払いもキャッシュレスで安心です。
「助太刀くん」という同じく、レガシーの巨大産業に挑む起業家として、今回の旅は本当にいい刺激をもらえました。
改めて、G’sアカデミーには賞金だけではなく、こんな貴重な経験をさせていただき、深く御礼申し上げます。有難うございました!
———————————————
次回は我妻さんのビジネスパートナー、イシンさんのDay2レポートを掲載します!

1.jpg
こんにちは、ジーズアカデミー7期卒業生の片倉夏実です。私はフリーランスでライターをしているため、今回私の同期でもあるジーズアカデミー7期生の金成東(キムソンドン)さんと、抜井友希さんのインタビューを書かせていただきました。
ジーズアカデミー入学をきっかけに総合商社を退社し、起業へと踏み切ったキムさん、そして卒業制作をきっかけにキムさんの事業をサポートするようになった抜井さん。お二人がジーズアカデミーで得たもの、そして今毎日心血を注いでいる事業について詳しくお話を聞くのは、私にとっても印象深い体験となりました。
写真右:金成東(キムソンドン)
神奈川朝鮮中高級学校を卒業後、横浜国立大学・工学部へ進学。
大学卒業後は7年間丸紅株式会社に勤め主に鉄道や工場のインフラ建設プロジェクトに従事。
2017年3月にジーズアカデミーDEVコース7期生として入学し、2017年9月株式会社Beasone(ベアゾン)を設立。
写真左:抜井友希
美容業界や広告代理店、ベンチャー企業等での勤務を経て現職のIT系企業のコールセンターのマネージャーに従事。
2017年3月にジーズアカデミーDEVコース7期生として入学し、現在は働きながらBeasone(ベアゾン)のイベント運営、HP制作等サポートを行なっている。
2.jpg
山崎先生の人間性に魅力を感じてジーズ入学を決めました
— お二人のジーズアカデミー入学のきっかけを教えてください

キム:僕は2016年の年末に山崎大助先生(ジーズアカデミーの主席講師)がゲストスピーカーとして登壇されていたイベントに参加したのがきっかけです。
その時から僕は働きながらも起業をしたいと思っていて、また起業するならIT技術は不可欠だと感じていました。なので異業種からITエンジニアに転身した人の体験談が聞けるイベントに参加しました。そしてそのイベントで山崎先生の講演を聞いて感動したんです。
そこで聞いた話として山崎先生がアパレル企業で働いている時に病気になり、そしてそこからITエンジニアに転身されたという、困難を乗り越えたエピソードがとても印象的でした。また優しい話し方などから先生の人間性に魅力を感じ、ITを学びたい気持ちもあいまって入学をすぐに決めました。
抜井:私は週間東洋経済で南波智子さん(株式会社DeNA創業者・現取締役)の対談記事を読んだのがきっかけです。これから必要なスキルはMBAではなく、プログラミングという主旨の内容が書かれていて、はじめにその記事で紹介されていたプログラミングスクールに1ヶ月間通いました。
そのスクールでHTML、CSS、Ruby on Railsの習得はできたんですけれど、この段階で満足しちゃいけないと思い、すぐに次のスクールを探してジーズアカデミーを見つけました。
3.jpg
プログラミングが中途半端になると思い退職を決めました
— 私も授業前に直接教えてもらったので覚えているのですが、キムさんは在学中に退職を決めていましたよね。

キム:はい、ジーズアカデミーに入学して約2週間後には退職を決めました。そのタイミングで退職を決めたきっかけは、同期の課題発表のクオリティの高さに愕然としたからです(笑)
課題はHTMLとCSSを使用したサイト制作でしたが、自分とのレベルの違いに驚きました(注:ジーズアカデミーに入学される人の多くはプログラミング初心者です)。そしてこのままだとプログラミングの習得などが中途半端なままジーズアカデミーを卒業してしまうのではないかと思い、退職を決めました。
4.jpg
Beasone-Teen’s Global Workshop ホームページはこちらです!
Beasone(ベアゾン)では子供たちに協働の場を提供しています
— キムさんが始めた事業Beasone(ベアゾン)は、社会にどんな問題を感じて設立したのか教えてください

キム:僕の出発点は世の中から争いをなくしたいという思いです。国籍や人種、宗教など様々なものが違うことをみんなが受け入れ、面白いと思える世界をつくりたいんです。
現状すでにさまざまな違いを受け入れて、それを個性として捉えて面白いと感じてくれる人もいます。けれどそうでない人も同じくらい、もしくは多くいると思っています。
僕は商社で働いていた時、さまざまな国の人とプロジェクトを進めていました。そして国、文化の違いが原因で衝突もしましたが、プロジェクト成功という同じ目的があったので対立を乗り越えて仕事を完遂させることができました。
そしてプロジェクトを成功させた時に、対立を超えるだけではなく、違う人同士でもお互いの価値観を受け入れられるのではないかと思ったんです。
また商社で働きはじめる前から、多分潜在的にこの問題意識は持っていました。学生の時に僕の母国である朝鮮半島の軍事境界線に行った時、北と南それぞれが睨み合っている姿を見て、なぜ同じ民族が睨み合わなければいけないんだろうと強く感じたんです。
けれどその時僕は高校生で、自分に何ができるのか分かりませんでした。しかし仕事の時に遭遇した、バングラディシュのテロが引き金になり、眠っていた問題意識が呼び起こされ、解決したいという気持ちが強くなりました。そして30才という年齢から、今ならこの問題を自分で解決できるのではないかなと思ったんです。
— Beasone(ベアゾン)は現在具体的にどんな活動を行なっているんですか?

5.jpg
キム:まず僕は子供たちが気軽に協働できる場をつくりたいと思い、今はジーズアカデミーの場所を借りて中高生が将来仕事に就く可能性のある業界や企業に関するワークショップを行なっています。
そのワークショップでは企業に関するコンセプトムービーを制作していますが、将来的には動画以外でも中高生たちが何か成果物をつくり、その成果物に「価値」が生まれればいいと思っています。ワークショップに参加して企業のPR素材となる動画などをつくることで、金銭的に余裕のない家の子もお金を稼ぐことができ、また学校外の同年代の子たちと交流を持つことができるようになるのが将来のビジョンです。
6.jpg
Beasone(ベアゾン)のワークショップの内容はこちらのコンセプトムービーで見られます!
抜井:また中高生の場合、なかなか自分の本当の気持ちを学校で出すのは難しいと思います。なので学校外のこういった場所で、自分の本当の気持ちを外に出すきっかけをつくってほしいです。
ワークショップをしていて気づいたのは自分の可能性を広げたいと思っている子が多いことです。なのでBeasone(ベアゾン)が子供たちの可能性を広げる場所になってほしいです。(ワークショップ参加した高校生のブログ:岩田楽「Gapをうめる」)
Beasone(ベアゾン)が社会の役に立つと思い、組むことを決めました
–お二人はGGAの卒業制作期間に入る前にペアを組まれましたが、組んだきっかけはなんだったんですか

キム:きっかけは卒業制作期間に入る前のLT(ライトニングトーク=企画などを発表する短時間プレゼンテーション)大会です。LT大会で僕が自分の事業について話し、それに対して抜井さんが長文の感想をメッセンジャーで送ってくれたんです。
その時はありがたいという気持ちはあったのですが、まだ僕は誰かと組むなど考えている段階ではありませんでした。ただ卒業制作前になり、自分のやりたいことに共感してくれている人と組みたいと思い、抜井さんに声をかけました。
そして抜井さんは承諾してくれ、卒業制作直前のタイミングで組むことが決まりました。
–組むことに対して悩んだりはしなかったですか?
抜井:最初は悩みました。自分に何ができるんだろう?って思いました。けれどキムさんのやりたいことは自分が今まで目の向けたことのない、社会にとって役に立つ事業だと感じていたので、そういったことを手伝えるのは素晴らしいなと思い、組むことを決めました。
7.jpg
ジーズアカデミーにはコミュニティがあり自分の意識も変わります
–お二人がジーズアカデミーに入学して一番良かったと思うことを教えてください

キム:迷いなく一番入学して良かったと感じたことはコミュニティです。同期もそうですが先生、スタッフ、卒業生といったジーズアカデミー全体のコミュニティです。デザインやイベント設営など、できることがあればと見返りを求めずに積極的に手伝ってくれる素敵な人たちに出会えたことです。
またすでに起業をしている卒業生の人たちの存在も起業の背中を押してくれました。そしてそういった卒業生たちを送り出してきた児玉さんなどのアドバイスも、起業について肯定的に考える後押しになりました。
(児玉さん…ジーズアカデミーTOKYOのジェネラルマネージャー)
抜井:私もジーズアカデミーのコミュニティは大きな魅力です。そして自分でも世界を変えられるんだなと思えたことです。
なにをもって世界とするかは人によって違うと思うんですけれど、ジーズアカデミーにいることで自分の意識が変わるんですよね。ジーズにいる人って「どうせ」とかそういう言葉を使わないんです。なので自然と自分の視点や意識がポジティブな方向に変わりました。
8.jpg
キムさん、抜井さん本当にありがとうございました!
終わりに
インタビュー中、キムさんは何度か私がした質問への回答に止まってしまうことがありました。正直にこの先の事業の方向性で迷っているところもあると仰っていました。
そういったキムさんの話を聞き、起業するということはすべてのことを自分で判断してその都度決断していく必要があり、迷った時も自分で解決策を探していかなければいけないという厳しい側面が見えました。
けれど働きながらワークショップやホームページ制作をサポートする抜井さんに、キムさんは本当に助けられているんだろうな、と二人の様子を見ていて思いました。
ジーズアカデミーでは自分が本当にやりたいことに向かってプログラミングを通して120%の力で実行でき、また素晴らしいコミュニティにも加わることができます。
平日も通える「フルタイム総合LABコース」は2018年4月開講、また週末に集中してプログラミングが学べる「週末集中DEVコース」は2018年3月に開講です!
プログラミング初心者も大歓迎なコース別の学校説明会も随時行っているので。気軽にご参加ください!

中島 悠也さん(仮名)さん
Picture1.png

2010年6月に国際基督教大学を卒業し、2011年4月総合広報代理店にて企画営業として事業会社のPR/広報活動に従事。
2014年3月同社退社し、同年4月より音楽関係のレーベル会社にて販促企画・営業担当として従事。30歳を目前にし、新しいことに挑戦できる最後の機会と考え、2017年3月同社退社し、同年4月よりNPO法人にて貧困家庭の児童向けの学習会運営事業に携わる。
同年7月より働きながらプログラマー就職キャンプに1期生として参加し、同年10月に卒業。2018年3月に同社退社し、同年4月より株式会社ネクサスにエンジニアとして勤務予定。

エンジニアになりたい!という思いに至るまでを教えてください。
僕が最初に就職した広報代理店で勤務する人は、PR/広報活動のスキルを身に着けて他の事業会社の広報部に転職するということが一般的で、僕自身もそのようなキャリアを思い描いていました。実際に取引先だった音楽関係の会社に転職し、前職で学んだことを活かして販促企画・営業担当としてPR/広報活動ができました。
そんな中、僕は30歳を目前にして新しいことに挑戦できる最後の機会なのではないかと思い始め、以前から興味のあった社会福祉に従事するため、貧困家庭の児童を支援するNPO法人に転職を決めました。
ご存じの通りNPO法人は「非営利団体」のため、さまざまな事業会社からCSRの一環として有料のWebサービスや業務効率化サービスを提供してもらえることがあるんです。
提供してもらった顧客管理のツールや「スタディプラス」のような学習支援アプリを使って仕事をしていると、業務支援ツールではこれまで取りこぼしていたことが拾えるようになったり、学習支援アプリでは自習できる子供たちが増えたりと、とても便利で今後の事業の発展に必要不可欠なものだということに気づきました。
これまでの自分を見直すとプログラミングのように専門的なスキルがあるわけではなかったので、そういったサービスを自分で作ることのできる技術を身に着けたいと思うようになりました。
プログラマー就職キャンプのことはツイッターでたまたま知って、「これだ!」と思いました。
他のスクールやサービスも比較してみましたが、短期間に集中して受講できること、受講料も卒業条件を満たすとキャッシュバックされ実質無料だったことなど、本キャンプ以上に条件やタイミングが自分に合っているものはありませんでした。
プログラマーとして働いている友人に相談したところ、初めてプログラミングを勉強するならこのような講座はちょうどよいと思う、と言ってくれたのも後押しになり、迷わず参加を決めました。
それでプログラマー就職キャンプに参加することになったのですね。キャンプ中の生活はどうでしたか?
僕は、独学では全く勉強していなくて、大学の授業でHTMLを少し勉強したぐらいでほぼ初心者でした。
キャンプ中は毎週課題がしっかり出るので、働きながら勉強して課題をちゃんと提出していくのは大変で、仕事から遅く帰ってきた日は時間をとるのが難しかったし、気がついたら夜中の2-3時だったりしたこともありましたね。
また僕の場合、日曜日に仕事が入ってしまって講義に行けなかった日も何回かあって。
水曜日の夜には補講の時間も用意されていましたが、僕はその日も仕事で行けなかったんです。
ですが、授業も補講も参加できなくても、映像教材で講義の内容を復習できるようになっていて、とてもありがたかったです。
講師の方も、僕が休んでいたら「大丈夫ですか?」と気にかけてくださったりして励みになりました。
正直、講義を休んでしまって補講にも行けなかったことで、その後の講義についていくのがとてもつらかったです。
しかし、講義が終わった後の時間や、自宅にいる時はチャットで講師の方に質問もできて、映像教材や課題で分からないところを深夜にフォローしてもらえたことで、なんとかついていくことができました。このチャットがなかったら本当に続けられなかったと思います。
Picture2.png
プログラマー就職キャンプに実際に参加して、プログラミングに対してのイメージや自分自身何か変わりましたか?
僕のこれまでの仕事は、相手と打ち合わせして交渉して作っていく、ということが多かったので、自分のした仕事の成果がすぐに目に見えることはあまりありませんでした。
それと比較すると、プログラミングは自分で作ったものがすぐに動いたり、エラーが出たりするので、成果が目に見えるのが早いのがとても気持ち良かったです。
自分で調べながらガリガリコードを書いてクリアしていくっていう感じが自分には向いているな、とも思いました。
僕はプログラミング自体ほぼ初めて勉強したので、キャンプに参加する前は勉強してみて自分に向いていたら転職したいと考えていました。
プログラミングに出会えて、この夏を費やして勉強して本当に良かったと思っています。
プログラマー就職キャンプ卒業後の就職活動について教えてください。
僕はこれまで何度か転職をしてきましたが、リクルートエージェントの転職サービスを利用するのは初めてでした。
基本的な面接対策、履歴書・職務経歴書の書き方はもちろんのこと、スクールは卒業したけれどIT業界の知識や常識はちゃんと理解しきれていなかったので、丁寧に細かく指導してもらえてよかったです。
リクルートエージェントのキャリアアドバイザーとじっくり打ち合わせしながら、プログラマー就職キャンプの協賛企業に3-4社、それ以外の企業に30社程度応募しました。
その内、10社程度面接選考に進むことができました。
協賛企業の面接では、企業側もこのキャンプの内容を把握していたのでプログラミング技術を問われることはほとんどありませんでした。
しかし、僕が応募した企業は協賛企業以外の企業が多く、そこでは技術を問う筆記試験がある場合が多かったように思います。
未経験で応募できる職種でありながら、「未経験でもここまではできるよね」と求められているような雰囲気を感じ、僕自身も不安になりました。
その時も、再度自分のレベルにあっているのか、入社してからもある程度勉強会や自習ができるような環境かなど、キャリアアドバイザーの方に情報をもらったりフォローしてもらいながら、各企業についてよく知っている状態で進めることができました。
転職に成功する秘訣はなんだと思いましたか?
僕の場合、書類上の職歴だとどの基準で企業を選んでいるか分かりにくいため、自分のキャリアを正しく理解してもらうことがプログラミング技術云々よりも重要であるように感じました。
その伝え方もキャリアアドバイザーの方にアドバイスを頂き、自分が今まで考えていたことをしっかり説明して、その上でプログラマーになりたいことをシンプルに伝えることができました。
また、選考過程であった筆記試験について、「プログラミング未経験者を受け入れるのは今回が初めてだから、参考までにと思って。」と仰っていた面接官もいらっしゃいました。
僕自身が筆記試験はあまりできなくて不安になっていたのですが、もしかしたらあまり重要視していなかったのかもしれません(笑)。
今はできなくてもこれから積極的に学ぶ姿勢や、コミュニケーション能力はあるのか、などを見られていたのではないかと思います。
僕は、結果的に協賛企業以外の企業に内定を頂いて転職することを決めましたが、おそらく僕の求めているキャリアと企業側が未経験の僕に求めるものがちゃんとマッチングできたのではないかと思っています。
今後はどんなエンジニアになりたいですか?
まずはプログラマーとして一人前になるよう勉強し、その先はシステムエンジニアのようにシステムの設計段階から関われるようになりたいと思っています。
NPO法人で働いていた時に、IT業界の方はプロボノ(専門知識を生かして社会貢献活動を行うこと)をされている方がとても多いと感じてました。
少し時間がかかるとは思いますが、僕もそうなりたいと思っています。
これまで僕が働いてきたエンタメ・音楽業界や社会福祉に、自分で設計して作ったサービスで貢献できれば一番いいなと思ってます。
これからプログラマー就職キャンプに参加する後輩にメッセージをお願します。
僕は、正直成績は良くなくて、講師の方々にサポートしてもらいながら何とか喰らいついて卒業できたという感じでした。
ただ、そういう形であっても目的であったステップアップ・キャリアチェンジができたので、しっかり課題をこなしていけば結果は出ると思います。
30歳という年齢は、新しいことを始める最後の機会だと個人的には考えていて、だからこのキャンプにも挑戦したいと思いました。
行動しないとただ無駄に時間だけ過ぎてしまうので、何か始めたいと思った時が一番良いタイミングなんだと思います。
一般的に、プログラミングは10代や20代前半のような若いうちから勉強してないとエンジニアになれないイメージがあると思います。
確かに若いほうが有利だとは感じますが、しっかり勉強したら必ず身につくし、誰もがカリスマになれるわけではないので、自分のペースで一歩一歩着実に進んでいくことが大切だと思います。

岩原 佑馬さん
iwahara_top.png

2015年3月に私立英明高校を卒業し、同年4月より海上自衛隊入隊。2017年7月に退隊し、同月よりプログラマー就職キャンプに一期生として参加し、同年10月に卒業。2017年11月より株式会社ソフトヒューベリオンにエンジニアとして勤務。

ー本日はどうぞよろしくお願いいたします!
早速ですが、エンジニアになりたい!という思いに至るまでを教えてください。

私は、香川県の高校を卒業して人の役に立つ仕事がしたいと思い、海上自衛隊に入隊し、朝6時に起きて体操して筋トレして…のような毎日を送っていました。
最初は体力的につらいと思うこともあったのですが、2年目になると体力もついてきたり現場の仕事に向けての座学も増えてくるので、つらいと思うことはなくなりました。
それよりも、私が所属していた海上自衛隊では航空部隊だったので船や航空機に乗るのですが、旅客機とは全く異なる激しい揺れを伴うため、その乗物酔いだけは克服できなかったのです。
こればかりはずっと続くものなので転職しようと思い始めました。
自衛隊からの主な転職先は肉体労働か警備員ですが、特に警備員は外見が強そうということが重要みたいで。(笑)
体力には自信がありましたが、私には向いてないな、と思いました。
そんな中、自衛隊内で自由研究の発表会があって、そこで人工知能をテーマにした発表があって、
そこで最先端の技術に触れ、IT業界は次々と新しい技術が発展していく将来性のある業種だと思ったので、できるものならこの業界に転職したいと思ったんです。
ーその思いの中、プログラマー就職キャンプを選んで受講しようと思ったきっかけを教えてください。
自衛隊の基地内はパソコンを持ち込むことはできないですし、そもそも地方の基地所属だったので、働きながら転職活動をするということは実質的には難しいものでした。
転職先は決まっていない状態でしたが、有給休暇もあったので思い切って退隊して転職しようと決意しましたね。
自衛隊からの転職はどの業界でも畑違いだということは分かっていましたが、転職するためにいろいろ調べていくうちに、IT業界に未経験で転職するためにはやはりそれ相応の勉強が必要であることが分かってきました。
このプログラマー就職キャンプの存在を知って、
・受講料金が安かったこと
・卒業時に条件を満たせばそれが全額返金されること
・短期間で基礎が勉強できて未経験からでもプログラマーになれること
など、私にぴったりのスタイルだと思いました。
他の同じようなスクールを探してはいましたが、私の場合、しばらくの間無職になって収入が途絶えるため、このキャンプはこれ以上にない好条件でした。
退隊の日が7月10日、キャンプ開始日が7月16日だったこともグットタイミングでしたね(笑)。
ーそれでプログラマー就職キャンプに参加することになったのですね。キャンプ中の生活はどうでしたか?
私は他の人と違って仕事をしながらというわけではなかったので、まとめて集中して勉強でき、1日中勉強している日もあればやらない日もありました。
平均すると1日2~4時間ぐらいだったと思います。
実は、キャンプが開講したときは東京で住む場所が決まっていなかったので香川から通いながら住まい探しをしたり、退職したばかりだったのでその諸手続きをしたりなどで、平日も結構忙しかったです(笑)。
自衛隊という職業の特性上、仕事をしながらキャンプに参加することはできなかったのですが、このカリキュラムであれば必要なことが短期間で凝縮されているし、働きながら通うことも可能だろうなと思います。
授業については、独学でちょっとだけ勉強したぐらいだったこともあり講義についていくのに必死でした。
でも、私自身パソコンや機械をいじることや、そういった最先端の技術が好きだったので、次から次へ新しいことが勉強できて講義を重ねるごとに楽しくなっていました。
171223iwahara2.jpg
ー難しかったこと、大変だったことは何ですか?
やはり、自分で分からないところをネットで調べて解決できるようになるまでが1つの壁だったと思います。
ただ単にキーワード検索してもかなりの量の情報が出てくるので、自分の欲しい情報かどうかの見極めが難しかったですね。
専門的な言葉もいろいろあって、どのキーワードでググればいいか講義を重ねていくとだんだん分かってきて、それが分かってくるとスムーズに検索できるようになりました。
キャンプ参加前、独学でプログラミングを勉強しようとしたときに、無料の動画サイトなどを見て開発環境設定をやってみたのですが、ちゃんと理解はできていなくて。そこも講師の方に直接指導してもらえたので、理解も深まりましたし安心感もありました。
合計10回、毎週ある課題は難易度が高いものもあって大変でした。
課題の中では、Javaが一番難しかったです。
先生がおすすめされたテキストを買ったり、補講に行って講師の方に個別指導してもらって何とか理解できるようになりました。
オブジェクト指向とか本当に分からなくて、そこで指導してもらえて補えたのはすごく助かりました。
新しい職場で実際にJava使っているので、あのときちゃんと理解できるまでやってよかったと思ってます。
他にも、私にとっては、PHPでECサイトを作る課題も難しかったです。
ECサイトのデザインや売る商品など大枠は用意されたものがありますが、細部のデザインは自分で考えなくてはいけなくて。
デザインのセンスも必要になってくるので、そういう分野が苦手でした。
これからの私の課題でもあります(笑)。
ープログラマー就職キャンプ卒業後の就職活動について教えてください。
卒業後、リクルートエージェントから転職活動のサポートをしてもらえたのもよかったです。
面接は高校生の時に就職活動して以来でしたし、その時はまだ学生の身だったので多少の一般常識がないことぐらいは許されていたのではないかと思います。
また、自分で職歴書を書こうと思ってググってみたり参考書を読んだりしても、自衛隊は一般企業とは異なるので業務内容などどのように書けば良いか分かりませんでした。
そういった履歴書や職歴書の書き方も含めて、自分の希望に合った指導してもらえてとても助かりました。
プログラマー就職キャンプの協賛企業説明会で何社か説明を聞いた中でも、ソフトヒューベリオンの社長の話を聞いて、直感的にこの会社で働きたいと思いました。
社長の人柄や雰囲気が好きだった、ということもありますが、「エンジニアとして一人前になれる!」とおっしゃった言葉がとても印象的でしたね。
説明会の後は、リクルートエージェント経由で協賛企業とそれ以外の企業で30社程度応募し、その内5-6社で面接選考に進みました。
結果的に多くの企業に応募して、書類を準備したりも大変でしたし面接選考に進める数も少なくて、協賛企業のうち何社か書類選考免除という特典があって助かりました。
その後、結果的に内定したのはソフトヒューベリオン1社でした。
ソフトヒューベリオンから内定をもらった時点で、他社は選考結果が出るのに1-2週間かかるようでした。
私は、既に仕事も辞めていて早く働きたかったので、迷うことなく第一希望だったソフトヒューベリオンに決めました。
10月1日にキャンプを卒業して、面接開始したのが同月20日前後、内定もらったのが11月1日で同月6日から働き始めました。
171223iwahara3.jpg
ー今後はどんなエンジニアになりたいですか?
ソフトヒューベリオンの社長は、私のこれから新しい分野で頑張っていこうという姿勢・向上心や、何かを作りたいという強い意志を見て評価してくれたのではないかと思います。
その期待に応えられるよう、とにかくたくさん勉強して技術を身につけていきたいと思います。
今は現場に入っていて分からないことだらけで、現場で指導してくれているマネージャーや周りの人に助けられながら働いていますが、次々と新しいことの連続でとても充実した毎日を過ごしています。
いつかは私も後輩を指導できるよう経験を積んでいきたいと思います。
また、ソフトヒューベリオンでは毎月企画発表があって、そこで他の人の様々なアイディアを聞ける機会があります。
自分自身にとってもよい刺激になりますし、いつか自分のアイディアが採用されて商品化されるよう頑張っていきたいと思います。
171223iwahara1.jpg
ーこれからプログラマー就職キャンプに参加する後輩にメッセージをお願します。
私の場合はどの業界に就職しても全くの未経験で、取り柄といえば人よりちょっと体力あるぐらいでした(笑)。
今、私は性別・国籍・職業が様々な人がいるシェアハウスに住んでいて、これまで知らなかった業界や文化と触れ合う機会があり、とても刺激的な毎日を過ごしています。
そういった全く関係がないように見えることも、今後どこかで自分が生きていく糧になると思うので、これまで自分が前職で働いていたことも、どこかで今後の仕事に役に立つことがあると思います。
私は「やるかからないか悩んでいるとただ時間がもったいない、やると決めたらやる!分からないことは必死に勉強して補っていこう!」ということを大事にしていて、
覚悟を決めて参加したので、今ここで頑張らないと自分を変えることはできない!という思いで頑張りました。
この業界は新しい技術がどんどん出てくる業界なので、そういったものを目の当たりにするとわくわくしてモチベーションも高まって、やっぱり転職して良かった!と思っています。
ー岩原さん、ありがとうございました!
ー終わりに
岩原さんのお話を聴いて、未経験、しかもパソコンを持ち込むことが出来ない職場環境からのエンジニアへの転向は非常に勇気のいる決断だったと思いますが、
スキルの壁、職歴の壁を乗り越えて転職を成功させ、充実した仕事が出来ていることを実感を込めてお話される岩原さんのお話がとても印象的でした。
岩原さんのような全くの異業種・未経験の方でも大歓迎となっておりますので、エンジニアへの転向に興味のある方は、ぜひ学校説明会にお申込みをお願い致します!
entrybtn.jpg

宮﨑 俊太さん
miyazaki1.jpg

2014年3月に神田外語大学を卒業し、同年4月よりシニア向けサービスを提供する会社でスタッフの採用・マネジメントに関する業務に従事。2017年7月より働きながらプログラマー就職キャンプに一期生として参加し、同年10月に卒業。2017年12月に同社退社し、2018年1月より株式会社アグレックスにエンジニアとして勤務。

ー本日はどうぞよろしくお願いいたします!
エンジニアになりたいと考えるに至るまでの経緯を教えてください。

外語大学で英語を専攻し、卒業後シニア向けサービスを提供する会社で約4年間、訪問看護事業の部署で看護師さんや理学療法士さんの採用・マネジメントに携わっていましたが、情報のやり取りがFAXだったり非効率な部分が多々あって、限られた医療資源が活かしきれていないと感じていました。
その非効率な部分をなんとかしたいと考えるようになったことがプログラミングを学んだきっかけの一つです。
また、もともとプログラミングには興味があり、無料の動画サイトで何度も勉強しようと思い、やってはみるものの挫折することがありました。
そこで、前職の会社のようにアナログに処理されていた業務をプログラミングを活かして効率化できたら…という思いが強くなってきたんです。
ーその思いの中、プログラマー就職キャンプを選んで受講しようと思ったきっかけを教えてください。
独学で何度も挫折していたので、スクールで本格的に勉強しようと決意したのですが、プログラマー就職キャンプを選んだ理由として、正直に最初に目を引いたのは授業料キャッシュバックです (笑)。
また、僕の場合は、仕事を続けながらの通学が希望だったので週末のスクールとオンラインの映像教材、チャットで先生方がサポートしてくださることが魅力に感じましたね。
働きながら無理なく実質無料で学べることが決定的でした。
ーそれでプログラマー就職キャンプに参加することになったのですね。キャンプ中の生活はどうでしたか?
仕事を続けながら平日夜と週末はプログラミングの勉強をして…となるとやっぱり大変かな、と思っていたのですが、単純に新しいこと・今まで自分が学びたかったことが学べて想像以上に楽しかったです。
ビジネスの世界だと、仕事の成果が目に見えるには一定の期間が必要なケースが多いと思うのですが、プログラミングは「自分が書いたプログラムがすぐに実際に画面の中で動く」という特性があり、すぐに結果が見えることが楽しかったです。
また、毎週課題があったので、平日の夜も家に帰って時間があれば3~4時間はやっていました。その否応なしにやらざるを得ない課題のおかげでモチベーションを保つことができたかもしれません。(笑)
毎週課題の発表があって、その時も、自分で書いたコードの機能は人に説明できるけど、コピペしたコードだと自分が理解してないと説明できないからバレる!っていう危機感があったことも一生懸命取り組めた要因だと思います。
それに加えて、プログラマー就職キャンプの教室で学ぶ同期という仲間がいたことも励みになりました。
受講生同士で授業が始まる少し前に「課題できた?」「そこまでできてない!」なんて話し合ったりなんかして。
同じ目標を持った仲間と一緒に学べるのは独学やオンライン授業のみのスクールとの大きな違いですよね。
miyazaki2.jpg
ーやめたい、と思いましたか?
やめようとは思わなかったですけど、やっぱり合計10回の課題は大変で、特に7回目以降のJavaには苦戦しました。
Javaの言語の概念とかオブジェクト指向とか、最初は何を言っているのかさっぱり分からなくて。
1回だけ課題に苦戦して提出期限までに提出することができなくてすごく凹みましたね。
でも、プログラマー就職キャンプでは、回が進むにつれて徐々に難易度が上がるようなカリキュラムになっていて、うまくできているなと思っていて(笑)。
最初はJavaScriptやPHPのような初心者でも理解しやすい「プログラミングとは何か」というところから入って、変数・関数・条件分岐に進んで「プログラミングとは何か」が分かるようになった状態でJavaに取り組むようになっていて。
Javaってよく分わからないけど、関数や変数は作ったことあるし、メソッドとかもJavaScriptでやったなぁという感じで、「Javaは鬼門だ!」と聞いたことがあったけれど、ある程度土台が理解できている状態になっていたので、イメージより難しくなかったです。
ーJavaのハードルはどうやって超えたのですか?
いろんな先生に聞いたり、自分で参考書買ったり、とにかく時間をかけて理解できるまで試行錯誤しました。
かなり助けられたのはチャットで24時間いつでも質問できたことです。
夜中の2時に返信があった時には驚きましたね(笑)
最初は何が分かっていないのか伝えるのも難しかったのですが、質問力も何度も繰り返し質問することで身についたと思います。
ープログラマー就職キャンプに実際に参加して、プログラミングに対してのイメージや、自分自身の変化などはありましたか?
プログラマーの方は、パソコンの画面を見ながら常にコードを書いているイメージでした。
でも、実際にやってみると意外に ググって調べたり、設計を考えたりすることが多く、作業時間に対して手を動かしてコードを書き込む時間は思ったより少ないと感じましたね。
例えば、10時間作業するとしたら、コードを書いている時間は1-2時間で、他は調べものしているか今あるコードを読んでいるイメージですね。読まないとコードが書けないんです。
また、自分自身の変化としては、プログラミングを勉強して少し理解できてきた時に、普段使うwebサイトとか、「どうやって動いているんだろう」とソースコードを見るようになりました。
あとは最近の流行のアプリとか、デザイン・画面遷移とか使っていて気持ちいいなって思った時になんでだろうって考えて言語化したり。そういうアンテナが立つようになりましたね。
miyazaki3.jpg
ープログラマー就職キャンプ卒業後の就職活動について教えてください。
僕自身、一口にITエンジニアと言っても、SI系はどんなことをして、Web系でどんなことをして、どのような会社があるのか、それぞれの違いをよく分かっていなかったんです。
転職をサポートしてくれたリクルートエージェントでは、その違いをしっかり教えてくれましたし、目先でどこかに就職してくれればいいや、というわけではなく、長期的にエンジニアとしてどのようなキャリア積みたいかというところまで、しっかりヒアリングしてくれました。
例えば、技術一本でいきたいのか、それともマネジメントを視野に入れていきたいのか。
僕は、マネジメントを視野に入れてキャリアを積みたいと思っていたので、それなら開発の上流工程をメインでやっている会社に入ったほうがマネジメントの経験積めますよ、といったような提案をしてもらえて非常にありがたかったです。
ーそこからどのようにしてアグレックスに入社を決めたのでしょうか?
リクルートエージェント経由で気になる企業30社程度に応募して、そのうち6社で面接選考に進み、最終的に4社の内定を頂くことができました。
中でも、プログラマー就職キャンプの修了特典で、選考過程一部免除で書類選考が無条件で通過のものもありました。
一般的に書類選考の通過率は低いと聞いているので、そこを無条件で通過出来るというのは大きかったと思います。
最初はSI系の会社はあまり興味がなかったのですが、アグレックスでは受託でさまざまな企業のシステムを開発する業務とクラウドサービス事業も展開していて、Web系に近い案件の開発に関われる可能性があると考えました。
また、アグレックスは大手IT企業のTISの子会社ということもあり、どのような事業に注力していくのかビジョンもしっかり聞けて僕もこの会社で働きたいと思いました。
ー面接では、プログラミング技術については聞かれましたか?
意外と技術的なことは聞かれませんでした。プログラミングテストとかはなかったですね。
未経験可の求人だったので、そこまでは求められていなかったのかもしれません。
それよりは、「働きながらスクールで勉強して、どうやって頑張ったの?どうして続けられたの?」という部分を聞かれました。
「この人は、教えれば着いてこれるのか?」という点を見られていたのかな、と思います。
ー転職に成功する秘訣は何だと思いましたか?
以前はIT系にエンジニアとして転職ということで、企業側はエンジニアとしてのスキルを見ていると思っていました。
しかし、実際に転職活動を終えてみて感じたのは、未経験の場合、企業側はこれまで僕が働いてきた経験の中から活かせる部分を見ていて、そこをきちんと伝えられたことの方が重要だったということです。
もちろんプログラマー就職キャンプで一通りの課題を終えて、基礎知識はあるというベースがあってこそですが。
miyazaki4.jpg
ー今後はどんなエンジニアになりたいですか?
技術を極める、マネジメントに携わる、いろいろあると思いますが、僕は事業のPL管理などマネジメントをしながら同時に自らサービスを作っていくことを目指しています。
まず直近の目標としては、エンジニアとしての技術をしっかりとつけて、今の技術でできること、どのぐらいの費用がかかってビジネスとしての可能性がどのぐらいあるのか肌感覚でしっかり分かる人間になりたいです。
技術はあくまで課題を解決する手段でしかないと思います。
サービスを作る側になりたいというときに、それを実行するにあたり課題をシステムによってどう解決していくか。そういう技術を分かっていないと意思決定ができない。
僕は、前職でそういうもどかしさを感じていました。
そこが意思決定できるようになるまでは、技術力を身につけていきたいと思っています。
ーこれからプログラマー就職キャンプに参加する後輩にメッセージをお願します。
僕が独学で無料のオンライン動画で勉強した時に挫折した理由は何だろうと考えたときに、
・週に1回通うなど、学習のペースメーカーがなかった
・自分で調べればできる、という段階まで行かなかった
という要因があったと考えています。
半強制的にスクールや課題をこなしていくというペースが作れることは重要で、それ以上に、自分で調べられるようになる、というのは大きかったです。
知識はググれば出てくるけれど、それをどうやって当たりをつけるかが大変でした。
例えば、ある関数を調べようとしたときに、その関数が「自分で作るもの」なのか「用意されているもの」なのか、そもそも分からなくて調べられない、という状況でした。
何が用意されていて、何を自分で作らなければいけないものか、という線引きがつけられるようになってから自分で調べられるようになってきました。
「調べれば分かること」と「自分で考えるべきこと」の差が分かるようになると自習のサイクルができてくるんです。
キャンプでそこまで引き上げてもらえたので挫折することなく続けることができました。
最初の環境設定の部分も手厚くフォローしてもらえて、よいスタートが切れたと思います。
プログラマー就職キャンプは、かなり基本的なことから始まり、実際の現場で使うであろうツールの説明もあってかなり実務に即した内容になっているので、未経験からITエンジニアに転職したい方はぜひ挑戦してみてください!
entrybtn.jpg

木村 祐太さん
1223kimura1.png

2013年3月に専修大学経営学部を卒業し、同年4月より機関・個人投資家、証券会社に対するソリューションサービスを提供する会社にて、ソリューション営業を行う。
その後同社にて、新規事業起ち上げにおける企画・開発・プロモーション・営業に携わる。
2017年7月より働きながらプログラマー就職キャンプに一期生として参加し、同年10月に卒業。
2017年12月に同社退社し、2018年1月より株式会社リクルートテクノロジーズにエンジニアとして勤務。

ーエンジニアになりたい!という思いに至るまでを教えてください。
前職で、法人向けWebサービスに関わる新規事業の起ち上げに携わっていて、サイトの制作を外部の会社に発注することがあったのですが、完成したサイトは自分がイメージしていたものとは少し相違していて、挙動がイマイチだなと思うことがありました。
「もうちょっと、ここの作りを変更したらもっとよくなるのに」と思うことが結構あって、
その頃から、自らwebのサービスを作れるようになりたいと思うようになったんです。
もともとパソコンをいじったりすることは好きで、プログラミングについては独学で少し勉強してHTMLとCSSは多少書けるぐらいでした。
その後、JavaScriptやPHPを勉強しようと思った時に「開発環境って何だ?」ってなって。
何回もチャレンジして、訳が分からなくなって何度もパソコンを初期化したことがあります(笑)。やはり、独学では開発環境設定は難しくて挫折していましたね。
ーそんな中、プログラマー就職キャンプを選んで受講しようと思ったきっかけを教えてください。
募集のページを見た時は正直「大丈夫なのかな?」という印象でした(笑)
他のスクールと比べて受講料金が格安でしたし、開催が第1回目ということもあって。
でも運営会社がリクルートキャリアやデジタルハリウッドだったので大丈夫だろうと思って受講を決めましたね。やはり、受講料金が安かったことと、卒業時に条件を満たせば返金される、というのが大きかったです。
転職が前提だったので、基礎的なプログラマーとしての知識・技術が短期間にギュッとつまっていて、得るものは大きいのではないかと思いました。
1223kimura2.jpg
ー実際に参加してみて、キャンプ中の生活はどうでしたか?
僕の独学の挫折の原因だったパソコンの開発環境設定も含めて、しっかりとフォローしてもらうことができましたね。
僕の場合は、日曜日の講義後、月・火曜日で自分なりに課題に手をつけてみて、分からないことのリストを作って、水曜日に校舎に行って自習兼講師の方に質問する、というサイクルで勉強することが出来ました。
キャンプ参加前に独学で少し勉強していたので、プログラミングの雰囲気は分かっていたところからのスタートだったので、楽しく、勉強というよりは遊びながら学ぶことができました。
ただ、仕事しながら通って勉強することはそれなりに大変でしたね。
平日は仕事から帰って、毎日2時間ぐらいは毎週の課題をやっていました。
凝り始めてしまうと、「この動きのためにはどうすればいいんだ?」とググっていたらいつの間にか朝の4時になってしまったり(笑)。
ー「講義や課題が難しい!」「もうやめたい!」と思うことはありましたか?
突き詰めていけばいくほど分からないことが出てきて、それをWebで調べていって…、というのを繰り返していましたが、自分にプログラミングは合わないな、やめたいな、と思ったことはなく、逆にどんどんおもしろくなっていきました。
ただ、課題の中ではJavaが一番難しかったです。
PHPとかは深く考えずに動かすことができたけど、Javaはちゃんと一つ一つを理解して考えないとできなくて。
どのような設計にすればいいか深く考えた上で、構造的に捉えないといけないことが難しいと思いました。教材を何度も見たり、学校でおすすめされていたJavaのテキスト買ったりしました。
ープログラマー就職キャンプ卒業後の就職活動について教えてください。
前職で、B to BのWebサービスの運営に携わっていたのですが、B to Bのサービスはユーザーの絶対数が少ないため、どこをどう改善すればこの数値がどう変わるのか、という分析があまりできずにいました。
そういったこともあり、僕は、次はユーザー数の多いB to Cのなるべく大きなサービスの開発に携わって、将来的にはそのようなものを自分で作れるようになりたいという思いが強くあったんです。
そのため、B to Cのサービスを自社で作っている企業に転職したいと考えていました。
プログラマー就職キャンプの協賛企業説明会で、リクルートテクノロジーズの説明を聞いて「ここだ!」と思いました。
その説明会後の懇親会でリクルートテクノロジーズの担当者がいるテーブルに張り付いて顔を覚えてもらいました。
自分のやりたいことを最も実現できるのはリクルートテクノロジーズだと思ったので、他の選考は受けず一社に絞りました。
一次面接では、偶然にも面接官の方が懇親会で顔を覚えてくださった方で、すんなりお話ができました。
一社に絞っていたので、誰よりも熱意は伝わったと思います。
1223kimura3.jpg
ー面接では、どのような点が評価されたと思いますか?
前職ではどういうことをやって何をがんばっていたか、とかなぜプログラマーになりたいのか、これからのやる気・モチベーションなどを聞かれました。
リクルートテクノロジーズは協賛企業なのでキャンプのカリキュラムについて把握されていたこともあって、技術的なことはあまり聞かれませんでしたが、僕がキャンプで最優秀賞を頂いたことは評価してもらえたと思います。
最優秀賞をとるために何をしていたかというと、毎週の課題をただこなすだけではなく、良い意味ではみ出すような形で取り組んでいました。
例えば、ECサイトを作る課題では、本やペンなど与えられた素材をそのまま商品として作るのではなく、プロ野球選手が買えるECサイトを作りました。選手が一覧で表示されて、有名なプレーヤーの価格は1億6000万、みたいな(笑)。
もちろん、ただ課題をこなすだけでも十分技術はつくとは思いますが、それ以上に作ることがおもしろくなり、自主的におもしろいと思ったアイディアをどんどん実装していきました。
ー今後はどんなエンジニアになりたいですか?
キャンプに参加する前までは、自分でサービスを作りたいと考えていたので、企画者としてキャリアを磨きながら、技術的な部分は独学で勉強して作れるようになっていけばいいな、という考えでした。
実は、転職するにあたり自分がどのぐらい他の会社で評価されるのか気になっていたこともあって、リクルートエージェントのサービスにはキャンプ参加前から登録していました。
前職でのマネジメント経験と、大学で学んだ国際経営や経営企画を活かして、B to Cに関する経営企画や事業立ち上げのプランナーのような仕事を探していていたのですが、to Cサービスの実務経験が無かったため評価されなかったです。
それなら、そのサービスを実際に作る側から転職して入り込んでやろう、と思い始めました。
キャンプ参加前は、キャンプで勉強してプログラミングの技術が身につけば、転職しなくとも自分でサービス作ってうまくいけば起業しようという甘い考えでいたのですが、いざサービス作ろうと思うとセキュリティ面の対策など様々な課題があることが分かってきたので、もっと技術を高めていかないといけないな、と思いました。
今後リクルートテクノロジーズでは、企画者と一緒にサービスを作ることになると思います。前職で僕自身が企画者だった経験を活かして、今後はその企画者が言うことを鵜呑みにして受け取るだけでなく、そのサービスがどういうことを提供して何を実現したいのかというところまでちゃんと理解して、言われた通りに作るだけでなく、もっと良いやり方があれば提案できるエンジニアになりたいと思います。
1223kimura4.jpg
ーこれからプログラマー就職キャンプに参加する後輩にメッセージをお願いします。
簡単に言うと、変に「勉強しなきゃ」と思うよりは遊び感覚で楽しみながらやればいいのかなと思います。
そのほうがプログラミングは楽しいと思えるしアイディアも湧いてくるのではないかと思うからです。
プログラマー就職キャンプの講座は初心者でも理解しやすい内容になっていますし、僕のように独学で勉強して少しスタートが早い人でも、講師にどんどん質問してレベルアップを目指すことができます。
また、キャンプの参加者は同じテーブルで講義を受けるので、そこでなんとなくグループで仲良くなり、卒業後も年末には仲良くなったメンバーで忘年会をやったりしていて、そんな仲間ができたことも参加して良かった点です。
エンジニアに転職してやりたいことがある人は、是非キャンプに参加して自分の目標の実現に向けて頑張って下さい!
ー木村さん、ありがとうございました!
ー終わりに
今回木村さんのお話を伺って、「突き詰めていけばいくほど、プログラミングがどんどんおもしろくなっていきました」という言葉がとても印象的でした。
プログラミングを始めた初期の頃はエラーメッセージの山に挫折しそうになることが多くあると思いますが、
ある一定のラインを超えれば、逆に出来ることが増えるのが快感になる段階に達するのだと思います。
プログラミングの面白さにのめり込むきっかけを作りたい方は、ぜひ説明会にお越しください!
entrybtn.jpg

こんにちは!ジーズアカデミーの中村英里です。
ジーズアカデミーの卒業制作発表デモデイ「GLOBAL GEEK AUDITION(GGA)」。
採用担当者・投資家×エンジニアとのミートアップとしても認知されてきており、毎回50社100名以上の超満員で開催しています。
「セカイを変えるGEEKを養成する」というコンセプトのジーズアカデミーですが、GGAがきっかけで、自分のセカイが変わった!という卒業生3組にインタビューをしてきました。
第1回でお話を伺ったのは、NGUYEN HA NAM PHUONG(グエンハー ナムフォング)さんです。

NGUYEN HA NAM PHUONG(グエンハー ナムフォング)さん
22255126_351839238572374_1748344510452246110_o.jpg

日本国内の大学にて犯罪心理学を専攻後、ジーズアカデミーへ入学。卒業制作発表デモデイGGAの名刺交換会がきっかけで、株式会社コーデセブンに入社。

グエンさんは、GGAの名刺交換会で、株式会社コーデセブンCEO河合 成樹さんに声を掛けられたのがきっかけで、同社への就職が決まりました。
今回は、渋谷にあるコーデセブンのオフィスにお邪魔して、CEOの河合さんにも同席していただき、お話を伺ってきました。

株式会社コーデセブン
スクリーンショット 2017-10-08 16.32.01.png
テクノロジーを通じて世界を安全にしていく事業を展開しており、女性向け防犯メディア「Moly.jp」の運営や、女性向け防犯アプリ「お守り防犯アプリMoly」の運用をしている。

ーまずは、グエンさんがジーズに入学されたきっかけをお伺いできますでしょうか。

グエンさん:
ジーズに入学したときはちょうど大学を卒業するくらいのタイミングだったんですが、もともと卒業後にはカナダ在住の姉夫婦のところに住む予定がありました。

義理の兄がエンジニアで、兄の紹介でカナダで英語の勉強をしながらプログラミングの仕事もするのはどうか、という話があって、事前に勉強しておこうと思ってジーズの入学を決めたんですが、事情でカナダへ行く話が流れてしまったので、日本で就職をしようと決めました。
ーGGAではどのくらいの数の採用担当の方と会いましたか。

グエンさん:
10社以上の方と名刺交換をさせていただいて、実際にお話を聞きにいったのは、コーデセブンも含めて5社でした。

ーその中でなぜコーデセブンに決めたんでしょうか。

グエンさん:
大学の専攻が心理学で、ゼミの教授がサイコパスなど犯罪者の研究をしている方だったんですが、「どうして人はこんな風になってしまうんだろう?」というところに興味があって、犯罪のニュースや記事を自分でもよく調べていました。
そこで、防犯アプリを作っている今の会社のお話を聞いて、自分の興味がある分野で、それが誰かの役に立つなら良いと思って、こちらの会社を選びました。

ー今はどんな仕事をされていますか。

グエンさん:
うちの会社は、テクノロジーを通じて世界を安全にしていく事業を行なっていますが、主には自社で運営している女性向け防犯メディア「Moly.jp」で防犯に関する記事を書いたり、女性向け防犯アプリ「Moly」のサービス運営を担当しています。

ーエンジニアとしての就職を選ばなかったのはなぜでしょう。

グエンさん:
GGA後にお話を聞きにいった5社の中には、エンジニアとして採用したいと言ってくださる企業もあったんですが、サービスを企画の段階から考えて開発し、デプロイ(※)する、というところまで一通りやってみた中で、コードを書く部分よりも、どうやって課題解決するかを考える部分を担当するほうが自分には向いているのかな、と感じたからです。
※デプロイ…創ったプログラムをサーバー上にアップロードして他の人が使える状態にすること。

大学を出たばかりで何に向いているというのもまだわからない段階で、やってみて初めてわかったので、良い経験ができたと思っています。

ー今のお仕事で、ジーズで学んだことは役に立っていますか。

グエンさん:
そうですね。ジーズに入る前の何もわからない時だったらできなかったと思いますが、サイトのココを少し直したい!というような、フロント側の簡単な修正であれば自分でできます。
DSCF2227.jpg
ーでは、社長の河合さんにもお話を伺いたいと思います。採用の際に見る一番のポイントはどこですか?

河合さん:
「世の中の問題に対してどう課題解決するか」をきちんと考えられているかどうかを一番に見ています。

ーグエンさんはそこにマッチした、ということでしょうか。

河合さん:
彼女はベトナム人なんですが、お父さんが日本語を話せないというところから着想して、外国語で入力した救急要請を日本語に翻訳してEメールで消防局に送信できる、というサービスを開発して、GGAで発表していました。
自分の課題を世の中の課題に重ねて、自分らしく課題解決をする姿勢が良いと思って、名刺交換会で声をかけました。

ー河合さんはほぼ毎回と言っていいほどGGAに来てくださっていますが、ジーズ生のピッチをご覧になった率直な感想をお聞きできますか。

河合さん:
半年間勉強してプロダクトを創り上げてGGAの場でピッチする・・・って相当大変なことだと思うんですよ。実は私も昔Web系のスクールに通っていたことがあるんですが、なぜ学校に通うかって、人生を変えるために通うんですよね。
そういう腹が決まった人ばかりがピッチする場というのはなかなかないし、ここに出てくるような気概のある人だったら、採用して絶対に損はないと思います。

あとは、「これがすごく好きだから」とか「この課題を解決したいから」という、自分起点で「これを絶対にやりたい!!」という強い思いから生まれたサービスばかりなので、ジーズ生のピッチには毎回刺激をもらえます。
スタートアップの経営者は絶対に一度は見に行くべきだと思いますよ。

ーそんな風にいっていただけると嬉しいです!ありがとうございます。
ーそういえば、以前性犯罪の加害者のインタビュー記事が載っていましたよね。
【独占取材】性犯罪加害者の声を聞く vol.1

ー加害者の方にインタビューしたのはグエンさんですか。

グエンさん:
はい、実際にお会いしてお話を聞きました。お会いする前は正直不安な気持ちもあったんですが、会ってみるとすごく普通の人だな、という印象でした。

ーこれはどういった目的で書かれているんですか。

河合さん:
今は被害者を減らすための防犯アプリを作っていますが、ゆくゆくは「加害者を減らす」ためのアプローチもしていきたいと考えています。
その前段階として加害者側の研究を進めているんですが、その中で実際に伺ったお話を記事として掲載しました。

ー加害者を減らす・・・?それはどういうことなんでしょうか。

河合さん:
犯罪は、「衝動(お酒、ストレス、フェチなど)」と「状況(暗い夜道、歩きスマホ、イヤホンなど)」が掛け合わさって起こるものなんです。
ただ「衝動」は、程度の差があれ、誰しもが持っているものですが、自覚していないことが多い。

自分にはこういった傾向があると自覚をしていれば、加害者になる前に防ぐことができ、犯罪の数を減らすことができるんじゃないか。

そう考えて、「状況」だけではなく、テクノロジーの力を使って加害者の「衝動」を止めるようなものが実現できないかと考え、研究を進めています。
22218310_351775625245402_7322821402031298267_o.jpg
ーそもそもなぜ「犯罪を減らしたい」と思うようになったんでしょうか。

河合さん:
自分には3才の娘がいるんですが、彼女が産まれた時に、可愛いと思うと同時に「この子は俺が守らないと」と強く思ったんです。
そう思った時に、女性や子供を狙った犯罪のニュースを他人事とは思えなくなって。

この子を将来危険な目に合わせたくない!という気持ちで、女性向けの防犯サービスを考えました。

実は、事業計画も娘の年齢を基準にして立ててます。「何年後は娘が何歳になるから、それまでにこんなサービスを作ろう」という感じで。

グエンさん:
事業計画の話は知らなかったです(笑)。
でも、入社前に娘さんを思う気持ちからこのサービスを作ったという話を聞いて、その思いにすごく共感しました。

熱意があるサービスに携わることができるのはすごくいいと思って、入社を決めたというのもありますね。

河合さん:
まとめようと思って取ってつけてない?大丈夫?

グエンさん:
いや、本当ですって!入ってよかったと思ってますよ!
22219845_351778901911741_2357448677507908670_o.jpg
ー終わりに

グエンさんと社長の河合さん、お二人のお話を聞いていて、社会の問題と自分自身の問題意識が重なるところに対して、その問題を「自分ごと」と捉えて課題解決をしていく、というスタンスが共通していると感じました。
ジーズでは卒業までに必ず一つサービスを完成させますが、サービスを作る=事業を一つ作ってそれを披露するということは、自分自身の思い、こうなればいいという理念を表現することです。

GGAの場でサービスのプレゼンをすることで、技術力以外にも自分の多くのことを伝えられ、企業側としてもそれを見ることで、履歴書や職務経歴書からは読み取れない、その人の本質的な部分を見ることができるので、お互いにとってミスマッチ感のない就職が叶ったんだと感じました。

次回は、もともとSIer勤務のエンジニアで、Web系スタートアップに転職した卒業生のインタビューをご紹介します!

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
今回は新産業創出を目指すスタートアップのための起業家コミュニティ「StarBurst」を運営されている、プロトスターCCOの栗島さんにインタビューをさせていただきました。

StarBurstでは、スタートアップ支援を行なっており、支援企業の中にはジーズアカデミーの卒業生が起ち上げたベンチャー企業も多数含まれています。
投資家、起業家としての立場でスタートアップ支援に携わってきた栗島さんから見たジーズアカデミー卒業生スタートアップの特徴や、StarBurstで支援する選抜スタートアップを見極める際の基準や、今後のスタートアップ市場の展望など、色々なお話を伺いました!

プロトスター株式会社 代表取締役CCO 栗島祐介さん
kurishima.jpg

早稲田大学商学部卒業後、三菱UFJ投信に入社し、トレーダー・ファンドマネージャーを経験。その後、アジア・ヨーロッパにおいて教育領域特化型のシード投資を行う株式会社VilingベンチャーパートナーズCEOを経て、起業家支援インフラを創るプロトスター株式会社(旧スパノバ株式会社)を設立し、起業家支援及び起業家育成エコシステム作りに邁進。起業家支援コミュニティ「StarBurst(旧Supernova)」の企画・運営統括を行う。

ースタートアップの支援機関とのことですが、どういった支援をされているんでしょうか。
「エコシステムビルダー」という立ち位置で、スタートアップと投資家をひたすらマッチングさせる、という事業をやっています。
支援しているのは主に「ハードテック(HardTech)領域」のスタートアップです。

ーハードテックというのは具体的にどのような領域ですか。
ひと言で言うと、「大きくて古い市場」です。レガシーな既存産業など、市場規模は大きいものの参入障壁が高い領域です。
そういった困難な領域に挑戦する場合、Web系と比べて模索期間が長くなるので、事業化やマネタイズまでに時間がかかります。
期間が長くなる分、数千万単位のまとまった資金が必要になってきますが、ファンドには償還期限があるので、時間がかかる=投資がしにくいんです。

大きくて古い産業で既存のIT技術を応用することで、新たな産業が作れるんじゃないか、という仮説を我々は持っているんですが、投資家が集まりにくいということで、
結果的に、挑戦者がほぼいないブルーオーシャンな市場が残ってしまっている状態になっている。
「適切なマッチングができていない」という課題感がずっとあって、それを解決するために、中立的な立場で、起業家を投資家をマッチングするハブになろうと考えて作ったのが、StarBurstです。

DSCF3833.jpg
ー栗島さんはジーズアカデミーの卒業制作デモデイ「GROBAL GEEK AUDITION」に何回も足を運んでいただいていますが、他のスタートアップのデモデイと比較して、違いはありますか。
技術をしっかり見せるというのと、探求する姿勢があるとのが特徴だと思います。
あとは自分の課題に基づいて、サービスを考えているというのも特徴かと思います。

ー書類審査と面談を通過した上で、支援企業の選定を行なっているとのことですが、公開されている60社のうち、ジーズ発スタートアップを6社選抜していただいていますよね。ありがとうございます。

【選抜されたジーズ発スタートアップ】
LandSkip(風景流通):世界の風景を指先ひとつで連れてくる
woem(美容・製造・メディア)​:自分だけの美容コンシュルジュ
ユリシーズ(食品工場・品質管理​):テクノロジーの力でミライの食品工場を創る
雷公鞭(小売流通・メディア):書店の手書きPOPをDB管理し、書店間で共有・実店舗AR表示サービス「popstar」
東京ロケット(建築土木):建設業の現場と職人をつなぐアプリ「助太刀くん」
・ライトハウス(IoT・Robotics・漁業):データ漁業支援ツール・ロボット漁船

ージーズ発スタートアップを多く選んでいただけているのは、StarBurstが支援対象とする「ハードテックベンチャー」の基準と合っている企業が多いからでしょうか。
そうですね。ジーズアカデミーでは、ハードな領域にチャレンジしているスタートアップが多いというのが一つの特徴かと思います。
Web領域の事業であれば、受託をするなど、仕事をしつつ自然と学べる部分も多いのですが、
事業化が難しい領域に挑もうとした時に、そういった人たちがジーズアカデミーしかないということで行き着く、という流れができているように感じます。

ー栗島さんから見て、そういった流れができているのはなぜだと思われますか。
例えば一期生の下村さんが立ち上げたランドスキップは「風景の流通」を事業にしていますが、
ジーズは初期の頃から、ランドスキップのように今までにない一風変わった領域に挑むベンチャーが多数出ていますよね。
ジーズアカデミーの象徴的なベンチャーがこういった「変わったもの」であることで、一般的なプログラミングスクールとは違う、というブランディングができているのだと思います。
DSCF3826.jpg
<!–
ー他のプログラミングスクールで学んだ方が、「もっと本格的に学びたい」と言ってジーズに入学されることもあるんです。
困難な領域に挑むに足りる力を身につけたいと考えたときに、ジーズを選んでいただけているのであれば、すごく嬉しいことですね。

–>
ーStarBurstで支援企業を選ぶときの基準はどういったものなのでしょうか。
「人として切り拓くタイプかどうか」をまず一番に見ています。
基準としては以下の六つです。

1.複雑性を排除しない思考を持っていること(障害があっても切り開く必要があるが、その複雑性を分かった上でもやり切れるか)
2.思考と行動の両輪を回すことができる(仮説検証することができる)
3.長期的なプラットフォームを創る思考を持っている
4.商売っ気を持つこと
5.プライオリティを決められること
6.人として誠実であること

ーこう見てみると、技術面やビジネスモデルというよりも、もっと本質的な部分が基準になっているんですね。
技術があればもちろん良いですが、もともとビジネスサイドの考えがあり、そこに技術がアドオンされる・・・という捉え方なので、選定基準は技術依存ではないんです。

ビジネスモデルについては、門外漢の私達から見ていいものだと思ったとしても、実際のところ本当に良いビジネスかどうかは、やってみないとわからない。
ただ、これらの基準を満たす、切り拓くことができるタイプの人であれば、初めはうまくいかなかったとしても、構造を理解していって、成功への道筋を見つけてくることができる。
古くて大きい領域であればその余地が多く残っていて、優秀であればそれを見つけられるので、「人」を一番に見ています。
DSCF3829.jpg
ー「起業家の支援」をずっとされてきた観点から、スタートアップ市場が今後このように変化していくのでは、というのはありますか。
個人的な見解ではありますが、シリーズA・B(※)以降を支援していたVC(ベンチャーキャピタル)が淘汰されるのではと考えています。
代わりに、私たちのようなシード期(具体的なプロダクトやサービスにまだ落とし込めていない初期の段階)から支援しているところはものすごく強くなると思います。
※シリーズA・B
「シリーズA」は、第一回の資金調達ラウンド。(以降、B,C…と続く)
初期の1〜2年はお客さんがいなくて売り上げが立たないので、投資家に株式を渡して現金をあずかる、というのをやりたいスタートアップは多く、5〜6年くらいは資金調達をしながら事業を回していく、というケースが多い。

ーそれはどういった理由でそう思われるのでしょうか。
従来は、株式を発行してそれを投資家に買ってもらう方法(IPO)が一般的でしたが、
今は自分たちで仮想通貨を発行して資金を集める「ICO」という資金調達方法により、投資に参加するハードル、そして資金調達をする側のハードルも下がってきました。

一般投資家が増えることでプレーヤーの総数が増えますが、彼らは最初期の段階でビジネスモデルを判断するのは難しく、
具体的なサービスやプロダクトがある、ユーザーがある程度いる、といった段階から参入してくるので、私たちのような初期の段階から支援しているところは有利になってくるのではないかと考えています。

ーこれからどのような形態のスタートアップが増えていくと思われますか。
①古くて大きい産業×テクノロジー
②受託現場の人が個人で作ったプロダクトで起業
の2パターンが伸びてくると思います。
①は、我々が主に支援している領域ですね。ジーズアカデミーでも、このタイプで起業されている方は多くいると思います。
②については、海外ではこのようなケースは多いのですが、日本ではまだ少ないですね。

アメリカでは7〜8割がBtoBで、日本では今はC向けのものが多いですが、今後はB向けのサービスも増えてくると思います。
BtoBサービスを作るにあたっては、技術を持っている人がやはり強いので、そういった人々がビジネス面を学ぶことができる体制もあれば、良いサービスは生まれやすいと思います。

ー栗島さん、ありがとうございました!
ー終わりに
インタビュー内でも話題にのぼった、ジーズアカデミー1期生の下村さんは、新卒で就職のために東京に出て来た際、内見をせずに借りた部屋の窓からの眺めが故郷・北海道の美しい景色とは比べものにならないくらいひどかったことにショックを受けたことがきっかけで、
「風景には人を癒す効果がある。誰もが美しい風景を楽しめる世界にする」という理念を持ってジーズアカデミーに入学し、LandSkipを起業しました。
landskip.jpg
当時は、「風景の流通」というビジネスに対して懐疑的に見る人が少なくありませんでしたが、現在はスカパーでの風景配信や、プレーステーションVR専用ソフト「anywhereVR」へのコンテンツ採用、駅構内や老人ホームなどへのバーチャルウィンドウ(窓のない空間、閉鎖的な室内に限りなくリアルな風景を再現する窓)の設置など、事業展開を続けています。
※下村さんのインタビュー記事はこちら
〜誰もが風景に心癒される社会を創る〜(LandSkip代表 下村さん)

ジーズアカデミーは、儲かりそう、流行っているから…といった理由ではなくて、「やるべきだと思うからやる」という理念を持ってチャレンジしたい人が集まる、熱量の高いコミュニティであり続けたいと考えています。

また、これから事業を考える方、すでに叶えたいアイディアがあって入学を検討している方にも、何をどのようにやるのかというよりも、「Why(なぜやるのか)」を追求し、ジーズを卒業する時には、「だから自分がやる意味がある」という事業を産み出していただきたいと考えています。
ジーズアカデミーは、「起業」を目指す強い意志をもつメンバーが集まるスクールです。興味が湧きましたらぜひ説明会にお越しください!
entrybtn.jpg
また、起業家コミュニティStarBurstでは、定期的に選抜スタートアップを募集していて、2017年11月期の募集スタートが10月初旬予定とのことです。
募集がスタートしたらWebサイトでお知らせがありますので、すでに起業されている方は、ご興味ありましたらこちらもぜひチェックをしてみてください!
StarBurst
http://www.theprotostar.co/starburst

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
先日「株式会社Donuts(ドーナツ)」への就職が決まった、ジーズアカデミーのフルタイム総合PROコース(現在はLABコースに名称変更)の1期生の新井 淳平さんにお話を伺いました。

新井 淳平さん
arai.jpg

福岡県出身。県内の高専(高等専門学校)を卒業し、栃木にある製造業の会社で機械の管理や製造工程の管理を担当。同社退職後、2016年4月にジーズアカデミーのフルタイム総合PROコース(現在は「LABコース」に名称変更)に一期生として入学し、同年12月に卒業。現在は、WEBサービス事業・ASP事業・モバイルゲーム事業を展開する「株式会社Donuts(ドーナツ)」にてエンジニアとして勤務。

ージーズに入る前はどんなお仕事をされていたんでしょうか。

栃木にある製造業の会社で機械の管理や製造工程の管理をしていました。
小さい頃からパソコンを触るのが好きで、IT業界に興味があったんですが、大学でコンピューターサイエンスを学んだ人など、その道の勉強をずっとしてきている人が入るものというイメージがあったので、なかなか踏み出せなくて。

そこの会社では1年ほど働いていたんですが、仕事にどうしても面白さが見出せず、もともとやってみたかったIT業界にチャレンジしたい気持ちが大きくなっていったので、まずは独学で勉強をしてみました。

ー独学ではどんな勉強をされたんですか。

PHPの学習を1ヶ月程やってみたんですが、勉強していても、「これって何に使うものなんだろう?」というのがピンとこなかったのと、何か創ったとしてもそれを見てくれる人がいないのでモチベーションが保てなくて。
この調子じゃ仕事で使えるレベルには到底ならないな、と思いました。

ーそれからすぐに学校を探し始めたんでしょうか。

いえ、最初は未経験OKのIT企業に入って仕事をしながら勉強しようと思って、人材紹介のエージェントに相談をしました。エージェントが提案してくるのは、SIerで研修から始まるようなものが中心だったんですが、自分がやりたいプログラミングはSIerでやるような仕事ではないな、というのは漠然と感じていました。

でも、プログラミングにどんな種類があって、それぞれがどんなものなのか、当時はよくわからなくて。
Web系やアプリ等、今でこそ違いはわかりますが、「知識がないと自分がやりたいことができる会社を選ぶこともできないんだ」と感じて、まずはしっかり知識や技術を身につけようと思い、学校に通うことにしました。

ージーズに決めるまで、他の学校は検討しましたか。

専門学校や、他のプログラミングスクールも検討しました。
でも、専門学校に2年通うのは長すぎるし、かといって1〜2ヶ月という短期間では、就職できるレベルまでいかないのではと思っていて。

そんな中でジーズを見つけて、全日制で8ヶ月間(※)で、基礎からしっかり学べるというところに魅力を感じました。
(※フルタイム総合LABコースは2017年10月開講の4期より、6ヶ月間に期間変更します。)

あとは、卒業生の活躍が目覚しかったので、そこも決め手でしたね。
週末コースの卒業生ベンチャーの活躍が色んなメディアに取り上げられたりしていて、週末だけのコースでこれだけの成果が出ているなら、その学校の全日制のコースなら間違いないと思って入学しました。
arai01.jpg
ージーズでプログラミングを学ぶ中で、何か壁に当たったことはありましたか。

それが…モチベーションが下がることは全くなかったんです。参考にならなくてすみません(笑)。
それはなぜかというと、もともとやってみたいと思っていたことだったから、「毎日プログラミングが出来る!」というのが嬉しくて。
「これをやったらどうなるのかな?」と毎日試してみるのが楽しくて、気持ちが詰まるとか壁にあたるということはありませんでした。

ーそれはすごいですね!ジーズに通っている中でこれが一番楽しかった!というのは何ですか。

課題発表で自分が創ったものを見てもらえて、反応がもらえるのはすごく楽しかったです。
発表はほぼ毎日あったんですが、「最低限ここまでやればいい」と先生に言われたところまで一旦やって寝ようとするんですけど、「いや待てよ、他の人はもっと面白いものを創り込んできて発表するんじゃないか…?」と気になって眠れなくて、「やっぱりやろう!」と思ってガバッと起き上がってまたパソコンに向かう、という感じでした。

最低限のところまでしか創ってこない人は、発表の時の反応もまばらに拍手がパチパチ・・・というくらいで。
創りこんだものを発表すると「おぉ〜」という反応がもらえるのが嬉しくて、もっと面白いものを創ろうと思って課題を頑張る、というのを繰り返していました。

とにかく面白いものを創りたい、負けたくないという気持ちでしたね。
他の人がすごいものを創ってきていたら、それどうやって創ったの?と聞くこともできるし、逆に自分が聞かれると嬉しい。
それが楽しかったのでモチベーション保てたというのもあります。
arai04.jpg
ー現在のお仕事について教えていただけますか。

WEBサービス事業・ASP事業・モバイルゲーム事業を運営している株式会社Donutsという会社で働いています。
企業向けのサービスやゲームなど幅広いプロダクトを扱っていて、事業部ごとに仕事内容が全く違うんですが、僕は今「ジョブカン勤怠管理」というプロダクトのエンジニアをやっています。
バックエンドもフロントエンドも両方やっていて、主にAPIを担当しています。

ー選考の際には、やはり技術面を一番に見られるのでしょうか。

他の職種の採用と同じく人物面も見られますが、エンジニアの選考は、「何を創ってきたか」が重要なポイントなので、ポートフォリオはすごく大事です。

僕はWantedlyのプロフィールページにプロダクトのURLやGitHubのURLを載せて、企業に応募する時にはそれをポートフォリオとして使っていました。
「こんなことを勉強しました」というよりは「これを創りました」とモノを見せて、「こういう方法で創りました」と説明する方が、どんな技術を持っているというのをわかってもらいやすいです。

採用側からしても、実際に入社した後にどんな仕事をしてもらおうか、とイメージがしやすくなるんじゃないかなと思います。
プロダクトを見せることで、自分はこんなことができる、というのを目に見える形で伝えることができるので、色々創っておいてよかったですね。

ー以前の仕事と比較して、今の仕事はどんなところに面白みを感じますか。

「何を面白いか」と感じるかによりますが、僕の場合は、「自分が成長すること」というのが非常に大きなポイントです。
以前の会社では、成長=会社のための成長で、「会社が考える成長」と「自分にとっての成長」がミスマッチだったため、業務を通じた成長感をあまり感じることができませんでした。

今のプログラミングという仕事は、やればやるだけ成長を感じられますし、出来ることが増えていきますが、このスキルは会社のためだけのものではありません。そこに大きなやりがいと楽しさを感じています。

また、常に最新の技術のキャッチアップや、会社に関係なく向上する姿勢が求められる面もあり、大変ではありますが、同時に面白みも感じられる部分でもあります。

ー今後どんな仕事をしていきたいと考えていますか。

ゲーム系のバックエンドをやりたいです。高負荷で厳しい環境で求められるコーディングや設計構築ができるようになりたいと思っています。
あとは、単純に好きだからという理由ではありますが、VR系のサービスもやってみたいですね。
19703031_320107871745511_1839514861112887712_o.jpg
ー新井さん、ありがとうございました!

ー終わりに
私にとっても、仕事の面白さ=成長感ややりがいを感じられることなので、今回の新井さんのインタビューは共感できる点がとても多いものでした。
仕事にやりがいを求める人にとっては、”自分が仕事に求めること”と、”仕事で求められること”にギャップが少ない状態が、一番ストレスがなく快適な状態なのではないかと思います。

もともと「パソコンが好き、IT業界に興味がある」という思いがあったところに、さらに「仕事を通じて成長することに面白みを感じる」という新井さんの志向が重なり、業界自体にスピード感があり、常に最新の技術や情報のキャッチアップが求められる「エンジニア」という仕事とマッチしたのだと思います。
仕事を通じた成長を感じたい人にとっては、やればやるだけできることが増えていくエンジニアという仕事は、とてもやりがいを感じられるものだと思います。

まずは説明会にお越しください!

entrybtn.jpg

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
今回は、フルタイム総合PROコース(現在は「LABコース」に名称変更)一期生の浅井さんのインタビューをご紹介させていただきます。
浅井さんは、ジーズに入学する前は京セラ株式会社に勤めていましたが、今はジーズの卒業生である中島さんが起ちあげた会社「CONCORE’S(コンコアーズ)株式会社」でエンジニアとして働いています。
今のお仕事内容や会社について、大企業からスタートアップへ移った時に感じたギャップや、ジーズに通う中で感じたことなど、色々なお話を伺いました!

浅井 聡太さん
asai.jpg

大阪の大学を卒業後に京セラ株式会社へ入社し、就職のため上京。電子部品の機能評価や品質管理を担当。3年間働いたのち、同社を退職。2016年4月にジーズアカデミーのフルタイム総合PROコース(現在は「LABコース」に名称変更)に一期生として入学し、同年12月に卒業。在学中に、ジーズ卒業生の中島氏が起ち上げた「CONCORE’S株式会社」へインターンとして入社、2017年5月より正社員として勤務。

CONCORE’S株式会社
concores.png

建設現場向けの業務改善プラットフォーム「Photoruction(フォトラクション)」を提供しているスタートアップ。ジーズアカデミー週末DEVコース一期生の中島氏が2016年3月に創業し代表を務めている。2016年12月にはIVS(Infinity Ventures Summit)ローンチパッドにて入賞し、同年同月にプライマルキャピタルから1500万円を調達。2017年7月には二度目の資金調達を行ない、その額は総額1億円。建設 × ITに取り組むスタートアップとして注目を集めている。

関連リンク:建設業のための写真管理アプリ「Photoruction」を運営するコンコアーズが1億円を調達

ー本日はどうぞよろしくお願いいたします!まずは、現在のCONCORE’Sでの浅井さんのお仕事をお伺いできますでしょうか。

建設現場のための写真共有プラットフォーム「Photoruction」のAndroid版アプリの開発をしています。
現在リリースしているのはiOS版のアプリのみなのですが、iOS版にある機能を片っ端から実装していっているフェーズです。

ー初めは在学中にインターンとして働き始めたんですよね。そこから正社員になった経緯を教えていただけますか。

インターンとして働き出した頃からCONCORE’Sへ正式な社員としてジョインしたい気持ちはあったのでそれは中島さんに伝えていて、4月末までにAndroidのこの機能を実装する、という課題が出されていたんです。
そちらを無事クリアして今年の5/1から正式に正社員として働くことになりました。

ーおめでとうございます!正社員としての採用が決まったときはどんなお気持ちでしたか。

エンジニア経験が浅いのに採用してもらえたことに感謝すると同時に、大きなチャンスをもらったと思っているので、頑張らないとと思っています。
CONCORE’Sがやろうとしていることには価値があると確信しているので、働く人の負担を減らすことに貢献していきたいです。
コードを書くことで社会貢献ができたらいいと思っています。
DSCF2214.jpg
ー浅井さんはもともと京セラに勤められていたとのことですが、はじめからスタートアップへの転職を視野に入れていたんでしょうか。

いえ、そうではなかったんですが、ジーズの環境が、自然と考え方を変えてくれました。
ジーズは一般的なプログラミングスクールとは違って、起業を目指す人、ビジネス志向の人がすごく多い学校なので、普段からみんな楽しそうにビジネスの話をしています。

そういったメンバーと一緒に過ごすうちに、せっかくプログラミングをやるなら、自分が好きなサービスを創る仕事に携わりたいと思うようになりました。
規模が大きい会社だと、自分がそこに入った時にどんな仕事をするのかが入ってからでないとわからないことが多いですが、少人数のスタートアップであれば、仕事内容が決まった状態でジョインできるので、やりがいがある。そこは魅力的だと思います。

ー大手企業から社員5人の少人数スタートアップへジョインされたわけですが、大手で働いていた時と比較して、どんな違いを感じますか。

まず、誰が何をやっているかわかりやすい、情報共有しやすいので、MTGも必要最小限だし、本当にやるべきことに時間を使えるのが良いと思います。
それと、スーツではなくてラフな格好で出社できるのも個人的には良いと思っていて。

時間や服装など、「無駄」がそぎ落とされて、やるべきことに自分のリソースを集中して使うことができていると感じます。

ー逆に、戸惑ったところ、やりにくいと感じたところなど、マイナスに感じるギャップはありませんでしたか。

マイナス面に感じるところはないのですが、強いていうなら、決められたことをやるという仕事の仕方ではなくて、自分たちで目標設定をしてタスクに取り組んでいく必要があるので、そこは気を抜いてしまわないように気をつける必要があるかと思います。

ただ、自分としては基本的には良いギャップの方が断然多くて、やりにくさや戸惑いを感じたことはないです。
DSCF2242.jpg
ーそもそもジーズアカデミーに入学する前は、プログラミングに触れる機会はあったんでしょうか。

いえ、入学前は全くの未経験でした。
学生時代からプログラミングに対する興味はあったんですが、自分で勉強をするところまでは至りませんでした。
社会人になってからもパソコンを使う作業は、報告書をまとめるとか、そのくらいでしたね。

ージーズに入ろうと思ったきっかけはなんでしょうか。

ここ数年でITに関連する技術が各方面で急速に発展している雰囲気は感じていて、プログラミングをやっていればそれらに幅広く触れるチャンスがあるのではないかと思い、挑戦したい気持ちが強くなっていました。

そんな中で、日経新聞の記事で”ジーズアカデミーという学校で全日制のカリキュラムがスタートする”という記事が目に飛び込んできたんです。
これは!と思ってネットで調べてジーズのサイトを見たところ、卒業生の卒業制作発表デモデイ「GLOBAL GEEK AUDITION」の上位入賞者の動画がUPされていました。

どの卒制プロダクトも個性豊かで完成度が高かったので、ここならしっかり学べそうだと感じました。
自分は普段の仕事をやりながら片手間でやれるほど器用な方ではないし、どうせやるなら没頭するしかない!と思ったので、会社を辞めて全日制のコースに入学することを決めました。

ー通ってみて感じた、「ジーズのここが良い!」と思うところはどこでしょうか。

「自由な雰囲気」が一番気に入っているところです。
全員が初心者からのスタートで、初めのうちは授業の内容に沿って課題の提出をしていたのですが、だんだん慣れてくると、みんな課題の内容お構いなしに好きなものを創ってくるようになりました。

その自由な感じがすごく面白かったんです。

日本の教育は、基本的には全員同じ授業を同じ時間だけ受けて学んでいくという進め方ですが、人それぞれ能力も興味の方向も違うのに、すごく非効率なやり方なのではという思いがあって。

学校や会社などで「自由にしていいですよ」と言ってもそれは建前で、実情は異なる…というのはよくある話ですが、ジーズアカデミーには「建前」が全くない。本当に自由なんです。それがすごく爽快に感じました。

ジーズにいるのは強い目的を持って自分でお金を払ってきている人たちばかりなので、自分から学んでいこうと思う気概がある人には、ぴったりの環境だと思います。
DSCF2244.jpg
ー確かに、ジーズには「プログラミングを教えて欲しい」という待ちの姿勢の人は少ないですよね。自分の意志で行動を起こせる人ばかりが集まる場に自然となっている気がします。

そうですね。優秀な人がたくさんいて、彼らのアウトプットが見られるのはすごく刺激になります。

授業の課題発表で、言葉だけではなくて目に見えるモノとしてプロダクトを見ることで、「こんなこともできるんだ」というのを説得力をもって感じることができますし、ものすごいアウトプットを見せつけられると、自分ももっと頑張らないとという気持ちにさせてくれる。モチベーションも上がりますし、成長の速度も早まります。

あとは、起業志向の人がほとんどで、みんな普段からビジネスの話をしていましたし、面白いアイデアを持っている人がたくさんいました。
作りたいものが先にあって、プログラミングはそれを実現させるための手段としてフル活用している、という人が多かったですね。

ーそうですね。他のプログラミングスクールだと、教養やスキルアップのために通う人もいますが、そういう方はジーズにはあまりいませんね。

ジーズは創りたいものがある人が、それを創るスキルを手に入れるために通う学校。そこがいいですよね。
自分は結果的には起業ではなく、卒業生ベンチャーへの就職という選択をしましたが、すごく良い影響を受けたと思います。

ー浅井さん、ありがとうございました!
DSCF2257.jpg
ー終わりに

浅井さんのお話の中で一番印象的だったのは、「ジーズの建前のない『自由』が爽快だった」ということです。

私自身、前職まで大手に勤めていましたが、そこから現在のスタートアップへ転職してみて初めて、「自由が建前にすぎないこと」「浮かないように空気を読むこと」に自分はこんなにも慣れきっていたんだと気づかされました。

“自由な服装でOK”と書かれている面接にも当たり前のようにリクルートスーツで行く、会議でも空気を読み、浮かないように気をつけて発言をする…。
そんな行間を読むのが当たり前のような環境では、クリエイティブな発想を生みだすのは難しいことだと思います。

でも、自由な環境に飛び込み、その中で自分から動くことができる人であれば、いくらでもやりたいことをやり、創りたいものを創ることができるようになるのだと、浅井さんのお話を聞いて感じました。

ジーズアカデミーの自由な環境で、思う存分自分の力を試したい。そんな思いをお持ちの方はぜひ説明会にお越しください!!
entrybtn.jpg

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
入学から2ヶ月目で開催された『PHP課題発表会』において、投票で選ばれた上位3名と特別賞の2名、合計5名の受賞者の方と座談会を開催しました!
DSCF1962.jpg
前半では、2ヶ月でどのようなプロダクトを制作できたのかをご紹介し、後半の座談会では、「どうしてジーズに入ろうと思ったのか」「独学じゃなくて、学校に通う良さはどこにあるのか」「仕事を辞めて学生になることに不安はなかったの?」
といった入学を検討している人からよく質問されることを、実際に通っている彼らに聞いてみました。

目次
【前半】座談会の参加者とプロダクトの紹介
【後半】LABコース座談会〜2ヶ月間G’sに通ってみて感じたこと
【前半】座談会の参加者とプロダクトの紹介

※本記事でご紹介するサービスは、実際に稼働しているものではありませんのでご注意ください。

高橋 洵さん(33歳)
takahashij.jpg

慶應義塾大学・法学部卒業。新卒で通信キャリアに勤務、ブロードバンド事業のサービス企画に従事。26歳の時に㈱よつば制作所を共同創業し、企業の動画制作・広告の受託。制作部門とバックオフィスを担当。現在は仕事と並行してジーズにてプログラミングを学んでいる。(入学前:プログラミング経験なし)

高橋(洵)さんのプロダクト:顧客管理システム
takahashijun.png
PHPやMySQLの練習になりそうだなと思い、必要な機能がめちゃめちゃ多そうな顧客管理を題材にしてみました。まだ未完全ですがデータテーブルや証憑起票機能などを頑張りました。今回は壁にぶつかっても強引に実装して手を止めずに作り続けました。授業でやらなかった機能を実装する練習にもなりましたし、やっていてとても楽しかったです。

小山 将平さん(26歳)
koyama.jpg

米国 Bellevue College IBP プログラム 修了、東京理科大学 理学部 物理学科 卒業。ワークスアプリケーションズ→個人でWebサイト制作&ディレクション+シェアハウスを運営→ベンチャーで新規事業の担当&ローンチ等を経てジーズに入学。(入学前:独学で2年半のプログラミング歴あり)

小山さんのプロダクト:訪日外国人向け洋服レンタルサービス「AirBAGGAGE」&訪日外国人向け現地人宅訪問サービス「STOP BY」
koyama.png
koyama02.jpg
海外旅行が好きなんですが、旅行の時ってなるべく荷物を少なくしたいじゃないですか。なので、日本にくる外国人向けの洋服レンタルサービスを作りました。squareの決済APIをドキュメントを自力で読み解き導入できた点がよかったかなと思います。

もう一つの「STOP BY」は先日参加したStartup Weekendというスタートアップを目指す人向けのハッカソンで、二日間で作ったプロダクトです。実際に浅草に行って外国の方にヒアリングをして、サービスを作りました。ちなみに、優勝もしました!

ハッカソンに参加して驚いたのが、プロダクトを動く状態まできちんと完成させたのが自分のチームだけで、他のチームはデモを作成するにとどまっていました。

自分は汚くてもぎこちなくてもいいので、サービスの一連の流れをできるだけ早く実装することに徹しました。ジーズにいると、とにかく手を動かして完成させる、というのが当たり前だし、他のみんなもそうしているので、改めてジーズの環境はすごいと感じましたね。

原園 愛可菜さん(25歳)
harazono.jpg

市岡商業高等学校・商業科卒業。自動車の営業を経て、JR西日本フィナンシャルマネジメントに入社し、コンサルティング事業部にて、システム構築プロジェクトに従事。同社退社後、ジーズアカデミーに入学。(入学前:プログラミング経験なし)

原園さんのプロダクト:にわとりをプログラミングしよう
harazono.png
子供が英語とプログラミングを同時に学ぶことができる教材を作ろう、と考えて作りました!子供向けのものなので、英語の意味を視覚的に体感できるようにというのと、シンプルな操作性を重視しました。

楠美 豪平さん(30歳)
kusumi.jpg

University of the Arts London卒業。NHKの関連会社で、文化庁メディア芸術祭の海外広報事業に携わる。同社退職後にジーズに入学。(入学前:プログラミング経験なし)

楠美さんのプロダクト:Webゲーム「やばい家族」
kusumi.jpg
もともとこういう論理ゲームを人に出すのが好きで、口頭で出したり紙に書いたりして出題していたんですけど、もっと簡単に楽しめるといいなと思って、ゲームを作ってみました。

ただ、実はこれPHPは使ってないです・・・なので受賞した時も「あれ?」って思いました(笑)。論理クイズを解くときの人の思考をPHPをつかってデータベースに格納したくて、まずは論理クイズのゲームをつくったんですが、時間がなくなってしまい、PHPまで辿り着けなかったんです。

選んでくださった山崎先生に受賞理由を聞いたところ、「アプリ自体が独創的だし、コーディング・ロジックが他の方と全く違うアプローチで面白い。発想が私とは全然違うので、そういった点も魅力的なアプリケーションだと思って選びました」というご意見をいただきました。

高橋 勇輝さん(25歳)
takahashiy.jpg

日本大学 商学部 経営学科 卒業。金融庁に入庁し2年間勤務。2年目に「FinTechサポートデスク」を担当し、数多くのFinTech企業と面談を重ねる中でプログラミングに興味を持つ。金融庁退職後、ジーズに入学。(入学前:プログラミング経験なし)

高橋(勇)さんのプロダクト:LINEBOT
takahashiyu.jpg
企業の採用担当者と応募者が簡単にやりとりできるようなサービスがあればいいなと思ってつくりました。左側の画像は応募者のLINEの画面で、右側が企業側のWeb版のマイページです。応募者情報を蓄積したり、マイページの中から応募者のLINEに連絡できるようにしています。

地味なところですが、データベースからの情報の取り出し方、取り出してからの整形などにこだわりました。この1週間でPHPに慣れることができ、とても意義のある1週間でした。

【後半】LABコース座談会〜2ヶ月間G’sに通ってみて感じたこと

ープロダクトのご紹介ありがとうございました。この約2ヶ月間、課題の制作や発表を何回もされてきたかと思いますが、やってみていかがですか。

楠美:
見せられる人がいるのはすごく良いですよね。
もっとこうしたら良いという意見ももらえるし、単純に「すごいって言われたい!」っていうモチベーションになる。

高橋(洵):
あとは、できない時に一緒に悩むのも楽しかったりする(笑)。
「これでどうだ・・・できない・・・じゃあこれなら・・・できない・・・じゃあこっちならどうだ・・・うまくいった!!よっしゃー!!」みたいな感じでみんなでワイワイ創るのも楽しい。
DSCF1985.jpg
ープログラミングは独学でもできる、という考えもありますよね。実際学校に通っている皆さんはどう思いますか。

小山:
自分はジーズに入る前に2年半ほど独学でプログラミングを学んでいましたが、正直、本気で学ぶなら独学は厳しいと思います。
独学じゃDocker(ドッカー)までいかないし、Cloud9でLaravel(PHPのフレームワーク)入れて本番環境まで持っていく…なんてまずできなかったと思う。

もしこれを独学でできるようなレベルの人だったら、独学か学校か?なんて迷わないと思うから、迷っているレベルなら通った方が早い。

高橋(洵):
自分は、他の人がどんな技術を勉強しているかが見られるところが良いと思っています。

自分一人で全部キャッチアップするのは大変だけど、得意な人に聞いてそれを取り入れられるので、学べる技術の幅やスピードが二倍にも三倍にもなります
この分野はこの人が得意というのがみんなそれぞれあって、LINEBOTだったら高橋(勇)さん、オセロや将棋みたいなロジックを組む必要があるようなものだったら楠美さん、という感じで、得意な人にすぐ聞ける環境はいい。

ー週末集中のDEVコースと、フルタイム総合のLABコースとがありますが、入る前どちらにしよう、と迷いましたか。

高橋(洵):
直前までどちらにするか迷っていました。
週末DEVコースはビジネスマンが働きながら通っているので、その中で学んでプロダクトを創り上げたら、サービス面で面白いものが出来上がるだろうなと思って。

一方で全日制のフルタイム総合LABコースは、平日にしっかりプログラミングを学ぶので、技術面をしっかり伸ばせるという点が魅力的で、迷いましたが「創る能力」を高めようと思ってLABコースを選びました。

ーLABコースで学んできて、「創る能力」が伸びている、という実感はありますか。

高橋(洵):
そうですね。自分は時間の自由がきく仕事なので、土日で仕事を続けながら平日でジーズに通っているのですが、
プログラミング中心の生活で、これだけ毎日コードを書いていると、「とりあえず見えるところだけ整えて、デモ版を作れば良いや」というような、技術的な妥協が出来なくなる。

これだけ毎日何時間もコードを書いているのに、出来ないなんて言いたくない、出来るでしょ!と思って創ることで、技術が伸びていっているのを感じています。
LABコースにしてよかったと思います。

ーちなみに、他のみなさんはお仕事を辞めて入学されたんですよね。仕事を辞めて学校に入ろう!というのに不安はありましたか?

高橋(洵):
高橋(勇)さんとかどう?もともと金融庁に勤めていたよね。金融庁を辞めるってなかなかのことじゃない?

高橋(勇):
仕事が嫌だったわけじゃないんですけど、金融庁に入って働く中で、「ずっとこの仕事をやっていくわけじゃないんだろうな」と漠然と感じていたんですよね。
具体的にこれというのがあったわけではないんですが、人生かけてやりたいことって他にあるんじゃないの?っていうのを常々考えていて。

そんな中で、「FinTechサポートデスク」の担当になったのがきっかけでプログラミングに興味を持って、色々と調べているうちにジーズのことを知りました。
不安や迷いがゼロだったわけじゃないですけど、まだ20代だし、やり直しもきくだろうし、何でもまずはやってみないとわからないからチャレンジしてみよう!と思いました。

楠美:
僕は「メディアアート」という、人工知能等で創られた作品を海外に持っていく、という仕事をしていました。もともと、イギリスにある芸術系の大学に通っていたので、ものを創るのが好きだったというのもあって、いろんな作品を見ているうちに、テクノロジーって面白い、自分も何か創りたい!と思うようになって。

不安というより、「創りたい」という思いの方が強かったので、仕事を辞めてジーズに入りました。
DSCF1982.jpg
高橋(勇):
そうですね、不安よりも前に進みたい気持ちが優ったというか。
仕事を辞めて大丈夫なの?という意見もあるとは思いますが、LABコースは仕事を辞めて通っている方がほとんどですし、自分の実感としても「なんとかなるもんだな」と思っています。

ーLABコースで週四日間×二ヶ月学んできて、感想はどうですか?

小山:
毎日コードを書く習慣がついたのがすごく良かったですね。
朝ジーズに行くと、みんなパソコンを開いてコードを書いていて、自分も席についてパソコンを開いて、すっと書くモードに入れる。

最近は書かない日があるとなんか気持ち悪い!と思うようにすらなりました。
みんなそうじゃない?

高橋(洵):
いや・・・俺はたまに休みたいなぁと思う時もあるけど(笑)
でも、プログラミングはすごく楽しくて、毎日好きなことをできている今のこの時間はすごく贅沢だな、と感じる

高橋(勇):
ジーズに入るまでは自分が仕事を辞めて学生になる、なんて経験をすると思わなかったので新鮮ですね。

「このままで良いのかな」と迷いながら働いている時よりも思考も前向きだし、いろんな人と接する中で視野も広まりました
DSCF1972.jpg
高橋(洵):
社会人になると会社以外の人と、長時間横に並んで過ごす機会ってないからそれも新鮮ですね。
同じ時間を過ごす中でそれぞれの人となりを知っていくわけだけど、いろんなバックボーンの人がいる。

それぞれのストーリーがあるので、同じテーマの課題でも出てくるものが全然違うから、作品にその人の生き方が出ているなとすごく思う。

ーそうですね。私もみなさんの課題発表を何回も見させていただいてますが、最近はプロダクトを見ただけで、「あの人が作ったのかな?」とわかるようになってきました。
小山さんは一貫して海外にまつわるサービスを作られていますが、最初からつくりたいものが固まっていたんでしょうか。

小山:
いえ、実はジーズに入る前はキャリア教育の分野でサービスを立ち上げようと思っていました。

キャリアについて悩みを抱えた若い人向けのアプリを自分で創ろうと思って、プログラミングの学校を探していたときに見つけたのがジーズです。
ただ、ジーズに入って課題をやる中で、海外に関するサービスばかり創っていることに気づきました。

実際に手を動かしてモノを創ることで、「自分が本当に興味があったのはこれなんだ」というのを認識できたのは良かったですね。

ー原園さんはジーズに入学するために大阪から出てこられましたよね。

原園:
はい。わたしは具体的にどんな事業をしたい、というところまでは決まっていなかったのですが、とにかく起業したい!と思って、会社をやめて大阪から出てきてジーズに入りました。

以前勤めていた会社では、定年までずっと勤めるのが当たり前、良い人と結婚して家庭を築くのが幸せなことで、起業なんてもってのほか・・・という考えの人が周りには多かったんです。わたしには、その考えがどうしても合わなくて。

でもジーズでは、ほぼ全員が起業のことを考えているし、「こんなものを創りたい!」と言った時にも、「出来ないよ」なんて言う人はいなくて、みんな肯定的にとらえてくれる。

プログラミングは未経験でしたし、不安もありましたが、入って良かったと思っています!
DSCF1983.jpg
ーLABコースのみなさん、ありがとうございました!

今回お話を伺ったのは、全員社会人経験がある、20代半ば〜30代前半の方々です。

このくらいの年代の方は、これまでのキャリアを見つめ直し、今後どのような方向に向かっていくべきか?と迷いをもつ方も少なくないと思います。
彼ら含め、ジーズアカデミーに入学する人の多くは、自分の中の「このままで良いのか?」という小さな違和感を無視せず、「やってみたい!」という自分の心の声に従い、素直に行動している人たちです。

「未経験だからできないのでは」なんて思わずに、自分が目指す方向に向かって、自分の足で歩みを進めるための努力を惜しまず、その努力を「辛い、嫌だ」と思っている様子は微塵も感じられません。
それは、自分がやりたいと思ったことだから、自分でやると決めてやっていることだからです。

ただプログラミングの書き方を”覚える”のはとても辛い作業ですが、創りたいものがある、実現したい未来がある人にとっては、プログラミングを学ぶ過程は苦労はあれど、とてもワクワクする経験となると思います
プログラミングは、思いをカタチにするツールです。
どんなに素晴らしいアイデアでも、アイデアのままでは価値がなく、形にして初めて価値が産まれます。

「創りたいものがある、でも道具がない」というクリエイティブなアイデアに溢れた方に、プログラミングという強力な武器を身につけ、社会に新たな価値を産み出してほしい。

ジーズアカデミーはそう考えています。

フルタイム総合LABコースでは、10月開講の4期生を募集しています。今の自分の現状を変えたい、解決したい課題がある…そんな思いをもつ方はぜひ一度、説明会にお越しください。
entrybtn.jpg

毎回70社以上・100人以上の企業の採用担当者・投資家が参加する、卒業制作プロダクト発表会『GLOBAL GEEK AUDITION』。
第2回優勝者の望月さんは、優勝特典としてベルリンのTechイベント『Tech Open Air 2017』に参加してきました。
現地から届いた全3回のレポート、最終回をご覧ください!
※過去のレポートはこちら
【海外レポートVol.1】ベルリン発!アート&テクノロジーカンファレンス『Tech Open Air 2017』へ参加してきました!
【海外レポートVol.2】スタートアップ700社の頂点は?!Tech Open Air 2017 スタートアップバトル
==============
G’s ACADEMY週末集中DEVコース2期卒業生の望月です。
前回、前々回の記事では、ベルリンで参加したテクノロジーカンファレンスのレポートを行いました。
今回は、ヨーロッパ16日周遊の旅で見たヨーロッパのテックシーンを見てどう感じたかを主に、書いていこうと思います。
今回のルートは、フランスのパリ⇒スイスのチューリッヒ⇒ドイツのミュンヘン⇒ベルリンという流れで移動しました。
それでは、写真とともに紹介していきます。

01.jpg
旅の始まりはエッフェル塔でも有名なフランスから始まりました。
年間7000万人がフランスを訪れるという、世界一の観光立国です。
フランスでは、私が開発したオーディオガイドアプリ『Pokke』のパリコンテンツを体験して改善に繋げたかったのと、色んな観光スポットを巡って、フランスは、フランスをいかに観光立国たらしめているかのヒントを得たいとの思いからでした。
世界一の観光立国は名ばかりでは無く、夏休み前にも関わらず、観光スポットにはとにかく人で溢れかえっていました。フランスは、他のヨーロッパ諸国に比べて、観光スポットや美術館の入場料も1.5倍から2倍取っているイメージで、つまりキャッシュが豊富に入ります。それを施設の修繕費に当ててより魅力的にしたり、人を呼び込むPR・宣伝費用に使えたりするので、さらに観光客が来て潤うという好循環になっていると感じました。
そして、世界最大級のスタートアップキャンパス『Station F』に見学に向かったところ…
02.jpg
なんと、オープン1日前だったことが判明…。次の日に、スイスに移動しなきゃいけなかったので、見学はあえなく断念。
7月1日のオープン時には、フランス大統領も来てお祝いもあったり、かなり盛り上がったそうです。
なんと最初のスタートアップ入居数は、1100社(!)だそうです。将来的に、3000社のスタートアップや20社のVCがここに本拠地をかまえるそう。施設内には、もちろんレストランやカフェ、バーも揃っており、生活には十分すぎるほどだと思います。プログラムは、1ヶ月195ユーロのみで入居できます。
また、移民者の起業家向けに完全無料で入居できるプログラムもあるのだそうです。
これも、フランスコミュニティが多様性から生まれるアイディアを信じているからこそ、できることだと思います。
日本にも、こういう超巨大スタートアップキャンパスが切実に出来て欲しいです。

03.jpg
ちなみに、観光では念願のモンサンミシェルに行けたりと、本当に楽しみました。
04.jpg
次に訪れたのは、スイスのチューリッヒです。
スイスのチューリッヒはスタートアップのイメージは無いと思うのですが、実はチューリヒではグーグルのオフィスがあり、約1500人の従業員が主にグーグルマップ、グーグルカレンダー、ユーチューブ或いはGmailの業務に従事しているそうです。いくつかのスタートアップも過去に買収されています。
驚くべきは物価の高さで大体、日本の2.3倍ぐらいと考えておくと良いでしょう。
レストランで1食食べると、2500円ぐらいします。
今回の旅行では、ローカルがいかに暮らしているかも見たかったため、全てairbnbを使い、宿泊しました。
たまたま、滞在したairbnbの場所のオーナーがUBS銀行でエンジニアをやっていた方で、スイスのエンジニア界隈のことを色々と教えて貰いました。やはり、エンジニアは職業の中でも随一の高収入であり、日本のエンジニアの待遇の悪さを伝えたところ、本当に驚いていました。
チューリッヒは、街も空気も綺麗で、今まで訪れた都市の中で一番好きになりました。
おすすめできる街です、ただしお金持ちであるならば…。
05.jpg
06.jpg
観光も、現地の超有名オプショナルツアーに参加して、スイスを100%楽しみました。
まさに、イメージ通りの風景すぎて、笑いました。
07.jpg
スイス・チューリッヒの後に向ったのは、ドイツのミュンヘン。スタートアップシーンはここでは、見ていません。
チューリッヒ(スイス)のお隣なんですが、物価は日本よりほんの少しだけ高いぐらいです。
これは、起業家やアーティストはドイツに向かうわけだ、と切実に思いました。
08.jpg
シンデレラ城の元となったと言われるノイシュバンシュタイン城。
09.jpg
そして、最後はスタートアップ都市『ベルリン』にやってきました。
ベルリンの壁崩壊によって、東と西が入り乱れ、独自のクールな文化を創り上げてきた街。
そして、起業家やアーティスト、フリーランスのるつぼともいわれている自由都市です。
10.jpg
ベルリンのairbnb滞在先から徒歩1分ぐらいに、グーグルが出資し2014年から運営されている会員制コワーキングスペース『Factory』がありました。残念ながら会員制なので、中には入れませんでしたが、窓からはもくもくと作業する起業家やフリーランサーの方々が見えました。
1ヶ月50ユーロのみで施設を使うことができます。
11.jpg
ちなみに、ベルリンの壁から徒歩30秒ぐらいのところにあります。
こうして、世界を変えた東と西が入り乱れた歴史的な場所に、これからの未来を創り上げる起業家のための場所があるって、なんかわくわくしますよね。
12.jpg
こうして、自社のステッカーを貼ることがトレンドなのでしょうか?
ー最後に
ベルリンで参加したイベント『Tech Open Air』で司会者が投資家にした質問で、一つ印象に残っている質問があります。それは『ヨーロッパで一番熱いスタートアップエコシステムはどこなのですか?』という質問です。
私はてっきり、『ベルリン』って言うと思ってたのですが、彼が言ったのは、
今、ヨーロッパでは大小の違いはあれ、同時多発的にヨーロッパ全体で、スタートアップが盛り上がってきている。だからどこも熱いと言っていました。
これには本当に同感で、パリもチューリッヒも、大きさの違いはあれど、
投資家の方々が、世界最大級のスタートアップキャンパスを作ったり、国も移民者の起業家ビザを発行したりと、
それぞれの国がそれぞれでコミュニティを作り上げています。
ベルリンでは、1ヶ月50ユーロさえあれば一等地のクラウドワーキングスペースが借りられます。
パリでは、200ユーロあれば、クラウドワーキングスペースと住む場所も確保しながら、プロダクト作りに励むことができます。
東京でもVR開発者が無料で使える施設がニュースになっていました。
人1人が生きる分には、ほぼ超最低限のコストで挑戦できるようになっていて、
もう後は、どこであれシンプルに『やるか、やらないか』でしかないと改めて認識しました。

今までに、米国のサンフランシスコやイスラエルのテルアビブ、世界の色々な場所に行きましたが、
どこにいっても、起業家や何かを変えたいと思っている人は、同じ雰囲気と目の輝きがあります。
そして、私はそんな場所が大好きなので、これからもずっと何かを創ることを続けたいと思っています。
今回はヨーロッパに来て、勢いをすごく感じることができたので、私も負けずに、良いプロダクト作りに励みたいと思います。
※過去の記事はこちら
【海外レポートVol.1】ベルリン発!アート&テクノロジーカンファレンス『Tech Open Air 2017』へ参加してきました!
【海外レポートVol.2】スタートアップ700社の頂点は?!Tech Open Air 2017 スタートアップバトル

毎回70社以上・100人以上の企業の採用担当者・投資家が参加する、卒業制作プロダクト発表会『GLOBAL GEEK AUDITION』。
第2回優勝者の望月さんは、優勝特典としてベルリンのTechイベント『Tech Open Air 2017』に参加してきました。
現地から届いた全3回のレポート、第二弾をご覧ください!
==============
G’s ACADEMY週末集中DEVコース2期卒業生の望月です。
1日目のテクノロジーカンファレンス『Tech Open Air 2017』の記事に引き続き、2日目の様子も書いていきます。
2日目は、Unity創業者や音楽認識アプリShazam CTOのセッションがあったので、非常に楽しみにしておりました。また、2日に渡って、開催されたスタートアップバトルのファイナルは、本当にワクワクするものでした。
01.jpg
2日目のイベント会場に到着すると、シェアリングサービスの電動バイクがたくさんありました。
ベルリンの街中でもかなりの数を見たのですが、完全に電力のみで動くバイクで、使った分だけ支払う形式のサービスで、ガソリンを使用しないので、音もすごく静かです。
ドイツはエコ先進国で有名で、移動手段は自転車を使っている人がとても多いと感じました。
こういうエコなサービスもどんどんと生まれて来ていて、国と環境が生み出すサービスの特色をひしひしと感じました。
02.jpg
2日目のスタートは、Shazam CTOのセッションに参加しました。
10億ダウンロードを達成するまでの軌跡とこれからShazamはどこに向かうのかを話していました。
Shazamは、ガラケーの時からアプリを始めてて、8年の間、ほぼ成長なしだったそうです。しかし、iPhoneの登場とアップルストアで特集されたのをきっかけに、急激な大成長を遂げます。その後、順調に成長を続け、人間とShazamのどっちが早く音楽を認識できるか人気のクイズ番組もShazamは持っているそうで、かなりの勢いを感じました。
彼がShazamの運営を通して、言っていたことは主に二つ。
It can take longer than you think.
(思っているよりも、物事が成り立つまでには時間がかかる)

you don’t know what’s important until you have a product in the market.
(市場にプロダクトをリリースするまでは、重要なことは何も分からない)

忍耐強く、自分の信じることを続け、とにかく市場に新しいことを問い続けること。すごく勇気を貰うことができました。
Shazamは、2017年6月にベルリンにオフィスを設立し、ドイツでの成長に更なる力を入れていくそうです。
03.jpg
Shazamの後に続いたのは、NASAの研究者の方。
滅多にNASAの人のセッションに参加できることは無いので、本当に面白かったです。
衛星が撮影したたくさんの写真を、プレゼン中に見せてくれました。
04.jpg
05.jpg
他には、Unityの創業者のセッションがあったり、分散型アプリケーションを構築するプラットフォームを展開する『イーサリアム』の共同創業者の話があったりと、技術好きな人からすれば、最高に刺激的なセッションを過ごすことができます。
06.jpg
また、ヨーロッパのテックシーンを視察して感じたことは、セックステックシーンが活発ということです。
今回のイベントにも、VR用ポルノ製作の起業家の方の講演がメインステージの一つであったり、Future of SexのBryony Cole氏のセッションがあったりと、ヨーロッパのテックシーンは、非常にオープンに性について向き合っているという印象を受けました。来場者数も立ち見で座る席が無いほどに、人気なセッションでした。
07.jpg
2日目の最後に見たのは、Tech Open Air 2017のスタートアップバトルファイナルです。合計700(!)のスタートアップの中から、最後に残った5社が5分で発表を行います。とんでもない競争率です。
08.jpg
1番目にピッチしたのは、発展途上国に太陽光発電のパネルを設置するための投資プラットフォームを展開する『ecoligo』でした。個人投資家から、ソーラーパネルを設置できるだけの金額が集まったら、電気代が極端に高い場所や、電気インフラが不安定なところに設置し、その後に、途上国に電気を安定供給しながら、投資家はリターンを得ることができます。
09.jpg
次にピッチしたのは、複数のオンラインストレージを一括管理できるアプリケーションを提供している『CROSSCLOUD』でした。取引先とのやり取りや、会社や個人でのオンラインストレージを使う場合に、メインで使っているストレージとは別に、Google DriveやDropbox、Microsoft OneDriveなどごちゃごちゃに使わなければいけない場合があります。
そこに課題意識を感じ、一つでオンラインストレージを一括管理できるアプリを開発しているそうです。
10.jpg

次にピッチしたのは、自身が加入している保険を管理・適正化してくれるサービス『sherpa』。その保険の詳細を入力すると、他の最もカバー範囲が多く、コストが安い保険を探してくれる。
ちなみに、日本行きの飛行機に乗るためにベルリン=テーゲル空港でベンチで待っていたら、この人がちょうどベンチに座ってきて、色々と話しました。1週間に1回、投資家とか取引先とかに会うために、アジアから北米、ヨーロッパまで色々なところを飛び回っていると言っていました。
11.jpg
『スマホ時代によって、子どもたちは社会性が失われている』という課題意識からスタートした子供向けのアプリ + IOTトイを提供する『Smart Lumies』。一人では無く、みんなで遊べる用のIOTトイが特徴。現在は、いくつかの幼稚園で実装実験を行っているとのこと。
12.jpg
車の相乗りサービスを提供している『Zify』。行きたい目的地を選択すると、そこに向かうもしくは近くに向かう車に相乗りすることができるサービス。機械学習で、ルートのマッチを最適化している他、独自のアプリ内ウォレットを開発しているそうです。

インド出身の起業家で、現在はヨーロッパでの展開が中心だそうです。
13.jpg
そして、優勝したのはどこのチームだったかと言うと…
14.jpg
相乗りサービスを提供する『Zify』でした!
技術的な評価もすごく良かった印象です。
景品もクラウドワーキングスペース2年間使い放題だったり、色々と豪華でした。
ーイベントを終えて
今まで、日本でいくつかテックカンファレンスは参加していたのですが、今回Tech Open Airに参加してみて、全く違う体験が得られたと思います。とにかく学ぶ!というよりも、もっとアットホームで、ビール片手に話を聞いたり、ディスカッションしたりしながら楽しもうぜ!という感じの印象です。実際、イベント内では、ビールやレッドブル、ソーダなど全部無料で貰うことができます。また、一つのセッション自体も長くて30分なので、飽きさせないし、スピード感たっぷりで気づいたら、一日終わっていました。
また、セッションの質疑応答も独特で、挙手制では無く、セッションごとにツイッターのようなタイムラインがあって、そこに質問を投稿し、スピーカーに質問するという形式です。たくさん質問や意見が投稿されるのですが、参加者が質問にいいねを押すことにより、いいねの多い順に、優先的に質問されるようになっています。
挙手制では無い分、当たり障りの無い質問は無く、本当に率直に質問するので、面白いです。
年々と参加者数も増えて、規模が大きくなっているそうなので、いつか日本でも開催されることは間違いないでしょう。
次回の記事では、ヨーロッパのテックシーンで見て思ったことを書いていきます。
◀︎前の記事
【海外レポートVol.1】ベルリン発!アート&テクノロジーカンファレンス『Tech Open Air 2017』へ参加してきました!
次の記事▶︎
【海外レポートVol.3】ヨーロッパを16日間、周遊してみて

19023476_1512155218855911_8461948910742134021_o.jpg
ジーズアカデミーTOKYOの卒業制作プロダクト発表会『GLOBAL GEEK AUDITION』。
毎回70社以上・100人以上の企業の採用担当者・投資家が参加する本イベントは、今日までで7回開催。スタートアップベンチャーとのミートアップの場として定着しています。
『GLOBAL GEEK AUDITION』では参加者からの投票により優勝が決められ、優勝者には海外アクティビティへの支援金が特典として授与されます。
第2回優勝者の望月さんは、こちらの特典を利用してベルリンのTechイベント『Tech Open Air 2017』に参加してきました。
現地から全3回のイベントレポートが届きましたので、ご紹介いたします!

望月大希(もちづき だいき)さん
mpf2.jpg

1990年生まれ、山梨県出身。サンフランシスコ州立大学国際政治経済学部を卒業。サンフランシスコでは、現地スタートアップにてインターンを経験したことから、テクノロジーと起業に興味を持つ。その後、日本に帰国しIT系商社に入社。サンフランシスコやイスラエルスタートアップの日本市場へのローカライズ業務に従事。1年3ヶ月の勤務を経て退職。ジーズアカデミーにてプログラミングを学び、音声ガイドアプリ「Pokke」を開発、同スクールのピッチバトルにて、優勝。現在は友人と共同でスタートアップを立ち上げ、同アプリを展開中。


音声ガイドツアーアプリ『Pokke』

pokkes.png

観光スポットのガイド解説を聞きながら、自分のペースで観光できる個人旅行者向けのアプリです。現地ガイド監修による見どころを押さえたガイ ドツアーが、スマホ 1 つで手軽に楽しめます。国内はもちろん、世界中の人気観光スポット(遺跡、教会、美術館など)をカバーした豊富な音声解説は合計 100 時間にも上り、旅中の旅行体験を向上させます。

初めまして、G’s ACADEMY週末集中コース2期生の望月と申します。
去年にG’s ACADEMYが主催したピッチバトル『GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2』で優勝したときの特典として、ヨーロッパに16日間ほど滞在していました。
名だたるスタートアップ都市として、アメリカのサンフランシスコ、イスラエルのテルアビブなどがありますが、最近多くの注目を浴びているヨーロッパの都市でドイツのベルリンがあります。
多種多様な文化や人種が集まっていること、物価が他のスタートアップ都市に比べて遥かに安いこと、アーティストビザやフリーランスビザなど、EU諸国からハングリーで優秀な人材が集まりやすいことなどの理由から、ベルリンに拠点を置くスタートアップは年々と急増しているそうです。
今回は、ヨーロッパテックシーンの中でも、ベルリンで行われるヨーロッパのサウス・バイ・サウスウエストと呼ばれるアート × テクノロジーカンファレンス『Tech Open Air 2017』 への参加を目当てに予定を組み、ヨーロッパの国をいくつか周遊していました。
メインのイベントは2日間に渡って開催され、全世界から2万人の参加者、また講演者の数は200人以上を超え、ヨーロッパの中でも最大規模のテクノロジーカンファレンスとなっています。
今回は『Tech Open Air 2017』はどんなイベントなのか、1日目のカンファレンスなどを写真とともに簡単に紹介していきたいと思います。
TOA00.png
まず始めに、通称TOAの略で呼ばれる『Tech Open Air』とは何なのかをもう少し詳しく説明します。
ベルリンで毎年夏に開催され、音楽 × アート × テクノロジーなど、枠にハマらない独自の発展を遂げているテック系カンファレンスです。日本でも開催されているヘルシンキ発の『SLASH(スラッシュ)』と同様にすごくエッジがある欧州のテクノロジーカンファレンスだと思います。
起業家や投資家だけではなく、ベルリンらしく多種多様なアーティストや不老不死の研究者、哲学家などのプレゼンも見ることができるのは、唯一無二と言って良いのではないでしょうか?起業家向けの瞑想セッションもあったりと、本当にわくわくする1日を過ごすことが出来ます。チケットは一般参加だと、日本円で4万円ほどかかります。
カンファレンスは、ブロックチェーンやヘルステック、IoT、AIなど様々な領域で、その分野に精通する起業家や専門家が、15分から30分ぐらいの短いスパンで、リズム良くどんどんとプレゼンしていくのが印象的です。特に、ヨーロッパはブロックチェーン立国のエストニアがあるように、ブロックチェーン/暗号通貨領域のプレゼンが非常に多い印象でした。
それでは、1日目のダイジェストを写真とともにお送りします。
TOA01.jpg
TOA02.jpg
ベルリンの都心部から、路面電車で40分ぐらいのところにある屋内 + 野外が一緒になっているイベントスペースで開催されます。朝10時からイベントが開始されるのですが、9時45分頃で入場待ちの長蛇の列があり、参加者の多さを感じます。
写真では男性が多いですが、女性の参加者がすごく多いという印象でした。これも、ヨーロッパテックシーンの一つの特徴かも知れません。
TOA03.jpg
チケットをスタッフに見せ、リストバンドを腕につけて貰い、入場していきます。
TOA04.jpg
屋外には、世界各国からの食べ物があったり、瞑想をしているセッションがあったり、音楽を楽しめるスペースがあったりします。
TOA05.jpg
TOA06.jpg
ここは、企業が出展できるブースがあるスペースです。日本からは、ベルリンにもオフィスがあるグッドパッチさんが出展していました。他は、マーケティング支援などのクリエイティブエージェンシー系が多い印象でした。
ベンチャーキャピタル用のスペースもあり、起業家は直接プロダクトを売り込んで、投資家と話せるスペースもあります。
TOA07.jpg
TOA08.jpg
仮想空間ラボと呼ばれるVRやホロレンズを体験できるスペースもあり、ヨーロッパスタートアップのVRプロダクトを体験できるゾーンもあります。
TOA09.jpg
スピーカーが喋るスペースは音楽フェスのように『森林ステージ』や『イノベーションステージ』、『メインステージ』のように、ステージにより特色があります。
個人の興味や嗜好に合わせて、自由にプレゼンを楽しむことができます。ここは、森林ステージと呼ばれ、瞑想やアーティストのセッションが多いです。
TOAimg.jpg
メインステージの様子。朝1番なので、まだ人は少なめです。
このステージでは、著名起業家やノーベル賞受賞の研究者など、いわゆる有名人が講演するステージです。
1日目の最初に始まったのは、Google Ventures・General PartnerのTom Hulme氏のパネルディスカッション。
ヨーロッパのテックシーンにさらなる投資をしていく、特に、ブロックチェーン技術を活用したスタートアップや、バイオテック(ゲノム編集)などの領域に注目していて、投資を増やしていくといった話が印象的でした。
TOA11.jpg
特に参加してみて面白かったセッションが、Bigchain DB社のプロダクト責任者・Dimitri de Jonghe氏の『ブロックチェーンとスマートコントラクト』のセッションです。ここでは、1時間ほどボートの上でセッションが行われ、参加者体験型のワークショップが開かれます。
TOA12.jpg
写真は、ワークショップが終ってからの様子ですが、各テーブルにイベント参加者が散らばり話し合いながら、セッションが行われました。今回のセッションでは、ブロックチェーンとは何か?と簡単な説明から始まり、airbnbやspotifiyなどのプラットフォームがブロックチェーンを採用するメリットは何なのか?やブロックチェーンの何が革新的なのか?スマートコントラクトは何を実現できる?など、参加者で議論しながらセッションが進められ、ブロックチェーンへの理解が深まりましt。
TOA13.jpg
この場所でのセッションは『リバースピッチ』と呼ばれ、起業家が投資家にピッチするのでは無く、投資家が起業家にピッチを行います。そして、プレゼンを見て、起業家が投資家にQ&Aを行っていきます。今までに、この形式は見たことが無かったのですごく新鮮でした。
こんなことからも、ヨーロッパのスタートアップエコシステムの特色が垣間見れます。
TOA14-2.jpg
1日目は、ブロックチェーン領域のセッションに興味があって、色々と参加したのですが、一つ印象に残ったセッションが、『IPOs are so yesterday』というテーマで行ったエストニアのfunderbeam社の創業者&CEOのKaldi Ruusalepp氏のプレゼンでした。ブロックチェーンを活用し、個人投資家とスタートアップを直接結びつける中央なき投資プラットフォームを運営している会社です。
詳しい紹介は、wiredの記事をご覧下さい。
https://wired.jp/2017/02/20/blockchain-startup-01-funderbeam/
TOA15.jpg
『IPOなんて、古いぜ!』っていう、Tシャツを着ながら圧倒的なプレゼンをしています。
色々なデータを示しながら、分かりやすいセッションでした。
ー1日目を終えて
初日のイベントは、バイオテック、AIやブロックチェーンなどのセッションが非常に多く開催され、Google Venturesがこれらの領域の投資を加速しているのも、納得の盛り上がりでした。
2日目は、引き続きイベントの様子とtech Open Airで同時開催されているスタートアップピッチバトルのダイジェストを中心に、紹介していきたいと思います。
次の記事を読む▶︎
【海外レポートVol.2】スタートアップ700社の頂点は?!Tech Open Air 2017 スタートアップバトル

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
先日、フルタイム総合LABコース2期生の卒業制作発表デモデイ『G’s HUB DAY』を開催いたしました。
20170710_gshubday_999.jpg
当日は企業採用担当者、投資家、一般観覧併せて120名以上の方にご来場いただき、会場は立ち見が出るほどの超満員でした!
『G’s HUB DAY』は、卒業制作発表会、卒業生ベンチャーのピッチ大会、そして名刺交換会の三部構成です。
まずは卒業制作発表会。プログラミング未経験からスタートし、八ヶ月間の学びを経て開発したプロダクトを発表していき、来場者の投票によって順位が決まります。
上位5組のプロダクトをご紹介させていただきます。

5位:山崎翔一 「milenim ミレニム」
20170710_gshubday_042.jpg
milenim
採用コストが抑えられ人材の質も担保できるため、各企業で利用が活発化されている「リファラル採用(社員の知人紹介を利用した採用方法)」をより効率よく行なうためのサービスです。
リクルーターと求職者をマッチングさせるiOSアプリと、企業側が各社員の採用状況を一元管理できるWebページで、採用の効率化を図ります。

4位:大内雅子 「喋る→現れる→触る」
20170710_gshubday_032.jpg

喋った内容が3Dの文字として現れ、それに触ることができるというプロダクトです。
喋った内容はGoogleのSpeech API(音声をテキストに変換する仕組み)で文字化され、3D画像として画面の中に現れます。Leapmotion(手の動きでコンピューターが操作できるデバイス)に手をかざして動かすことで、画面の中の3D文字に触れている様な感覚を味わうことができます。

3位:畠山結美 「Gardening Pi(ガーデニングパイ)」
20170710_gshubday_035.jpg
Gardening Pi
IoTとiOSアプリを組み合わせた、「植物を楽しく、効率的に育てるためのサポートアプリ」です。
自動で土壌水分量や温湿度、水やりの記録を残せて、植物を撮影し動画を生成することもできます。
FirebaseのRealtime Databaseを使用しているため、リアルタイムで土壌水分量、温湿度、紫外線量、照度の計測結果を見ることが可能です。
水分量の不足の際にはアラートを受け取ることができますが、「喉が渇いた><」というメッセージが植物から届き、チャットで会話ができるという可愛らしい仕様になっています。

2位:平井威充「iMAST(AI for Managing Students)」
20170710_gshubday_057.jpg
iMAST
内定辞退による新卒採用コスト(一人あたり約100万円)のロスを減らすためのプロダクトです。
ネット上の各種情報(SNSや同業他社の面接日等)と、企業側が持っている応募者の情報を突合し、内定辞退の可能性がある応募者がいた場合、担当者にアラートが送信されます。
また情報管理にはブロックチェーンを使用。機密性の高い人事情報を、改ざんのリスクが極めて低いブロックチェーンで管理することで、人事部内の管理コスト削減につなげることが可能です。

1位:神戸慎央・新藤克貴・松野洋介 「ISANA」
20170710_gshubday_067.jpg
lighthouse.png
グローバルで6,000億円規模の市場がある漁業に着目。テクノロジーとデータを活用し、漁船漁業の意思決定を支援するためのサービスです。
予測しにくい「自然」を相手にする漁業は、従来は漁業者の経験とカンに頼った操業となっていましたが、カメラやセンサーを活用して漁獲情報・操業情報データを自動で取得して蓄積することで、出漁や航路の決定など、漁業にまつわる「意思決定」を支援します。
20170710_gshubday_109.jpg
優勝した神戸さん・新藤さん・松野さん、おめでとうございます!
今後は3人で法人を設立予定。
将来的には、海洋センサーネットとデータ分析による計画型漁業の実現を経て、漁船ロボットとAIによる半自動化漁業の実現を目指しており、日本有数のカリスマ漁業者や長崎大学、鹿児島大学など各種研究機関/研究者と協力しながら、開発を実施中です。
そしてジーズアカデミー卒業生メンバーによるピッチ大会!3名に登壇していただきました。
20170710_gshubday_000.jpg
(左から、コギコギ 中島さん・スペースエージェント 梶原さん・ランドスキップ 下村さん)
彼らもこの日の発表者と同じく、未経験の状態からジーズアカデミーでプログラミングを学び、事業を立ち上げました。

今回は発表者として参加したメンバーも、次回以降のHUBDAYで卒業生ピッチの場に立ってくれる日が来るのが楽しみです!
そして名刺交換会では、企業の採用担当者や投資家の皆様が登壇メンバーの元に代わる代わる訪れ、熱心なスカウティングが行なわれていました。
20170710_gshubday_124.jpg
20170710_gshubday_122.jpg
20170710_gshubday_127.jpg
この場をきっかけにすでに投資の話を何件かいただいている、という報告も受けています。今後のメンバーの活躍にご期待ください!!

ジーズアカデミーでは現在、10月開講の「フルタイム総合LABコース4期生」を募集しています。
全日制でしっかり学べ、オンラインでの質問受付は24時間体制でサポート。
未経験からのスタートでも、プロのエンジニアとして活躍できる技術、そして事業化できるサービスを創り上げる力を身につけることができます。
ご興味ありましたら、コース詳細をご覧ください。もっと詳しい内容は説明会でお話しておりますので、ぜひお気軽に説明会へお越しくださいませ。
LABimage.png
entrybtn.jpg

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
もうすぐ卒業制作の期間に入る週末集中DEVコースの7期生に向けて、メンター陣のLT会が開催されました!
DSCF1913.jpg
ジーズアカデミーのメンター陣は、多くの有名企業の現役エンジニアの方々が名を連ねています。
卒業制作の期間には、自分の創りたいプロダクトに必要な技術や企画の方向性に合わせてメンターを選択し、企画内容へのフィードバックやコードレビューを受けながら、二ヶ月間でプロダクトを完成させます。
メンターLTでは、各メンター陣が自分の得意分野やこういった人が自分のメンタリングには向いている、といった内容をプレゼンしました。
今回LTに登壇いただいたメンターの方々をご紹介します。

サイバーエージェント 宗定洋平さん
DSCF1868.jpg
多数のサービス立ち上げ経験を持ち、フロントエンドからサーバーサイドまで幅広い見地を持っている宗定さんからは、全般的なサポートを受けたい方はぜひ、とのお話がありました。

BASE 藤川真一さん(えふしんさん)
DSCF1880.jpg
BASEの取締役CTOであり、モバツイの開発者としても知られるえふしんさん。
ジーズアカデミーの一期生で「CONCORE’S」を起ち上げた中島さんのメンターを担当、卒業後には同社の技術顧問にも就任しています。
中島さんの話を例に出し、「メンターをうまく使う技術も大切」とのメッセージがありました。

GMO TECH 沖殿潤さん
DSCF1894.jpg
今期から新たにメンターに加わっていただいた沖殿さんからは、統合監視ソフトウェア「Zabbix」を利用したサービスの監視についての実践的なお話がありました。

Gashfara,lnc. 茂木健一さん
DSCF1907.jpg
エニックス(現在名称:スクウェア・エニックス)にてゲーム開発やSmallTalkでの人工知能開発、そのほかにも様々な事業立ち上げに参画されてきた茂木さんは、「ここに来る前に2時間で作った」というARコンテンツを披露!
DSCF1920.jpg
スクリーンに映し出された映像と「面白いものを作りたい人は私のところへ!」という言葉に、受講生は大いに盛り上がりました。

dotsstudio 菅原遼介さん(のびすけさん)
DSCF1930.jpg
LIGを経てdotsstudioを設立、現在はIoT領域を中心に活動されているのびすけさんからは「”なぜ今ジーズにいるのか”というところを考えるのはすごく大切なこと」というメッセージがありました。

メンターは全部で10名、メンターLT会はもう一日開催予定で、その内容を踏まえた上で、受講生は担当メンターを決定します。
これまでは与えられたテーマに沿った課題を制作してきましたが、卒業制作では自分自身で企画を考え、プロダクトを創り上げてデプロイ(開発環境からサーバーにアップロードすること)するところまでやり遂げなければなりません。
受講生はほぼ全員がプログラミング未経験からスタートしていて、サービス開発はもちろん初めて。様々な壁に当たることもあるかと思いますが、メンター陣の強力なサポートのもと、卒業制作発表デモデイ「GLOBAL GEEK AUDITION」に向けて二ヶ月間でサービスを創り上げていきます。
ここからどんなサービスが産み出されるのか、今からとても楽しみです!!
DSCF1952.jpg
週末集中コースは、7/22開講の8期生を募集しています!
7/15・16の試験が最終締め切りとなりますので、ご興味ある方はまずは説明会にお越しください。
entrybtn.jpg

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
今回はフルタイム総合PROコース(現在の名称は「LABコース」)の一期生として卒業し、「ユリシーズ株式会社」を起業された諸岡裕人さんにお話を伺いました。

16835957_265657110523921_8074699275568802652_o.jpg
ユリシーズ株式会社
代表取締役 諸岡裕人さん
慶応大学経済学部を卒業後、リクルートスタッフィングにて営業職に従事。
その後家業であるワールドエンタプライズ株式会社に入社。LCCのエアアジアジャパンやバニラエアの予約センターやJALの羽田機内食工場の立ち上げ、自社オリジナルの求人メディア立ち上げなど、0から1を産み出す新規事業に従事。
2016年4月にジーズアカデミーにフルタイム総合PROコース(現在の名称は「LABコース」)の一期生として入学し、卒業制作プロダクト発表会にて1位を獲得。
2016年12月に「ユリシーズ株式会社」を起業し、30兆円の食品製造業界をスマート化するためのプロダクト開発に取り組む。

ー本日はどうぞよろしくお願いいたします!まずは現在行なっている事業の内容をお伺いできますでしょうか。

“労働集約産業である食品工場の現場仕事をITの力でスマート化させたい”というコンセプトのもと、食品工場の品質管理を行なうサービスをつくっています。

ー今に至るまでの経緯を教えていただけますでしょうか。

父親が空港事業のアウトソーシング事業、機内食のケータリング工場の管理等を行なう会社を経営していまして、大学を卒業後三年間は人材系の企業で勤務した後、父が経営している会社に入社しました。

父親は自分に後を継がせようと考えていて、そう言われながら育ってきたんですが、人口が減っていく中、今のままの業態で10年後、ましてや30年後までやっていけるのか?という危機感がありました。
超労働集約な業態なので、もしロボットが来たら全部取って代わられてしまいます。
そうして、漠然とですが、テクノロジーを使った新規事業をやりたいと思うようになりました。

そんな中、新規事業を進める中で簡単なWebアプリケーションを作る必要が生じ、外注した際に1,000万円近くの金額がかかったんです。
そこで「今後何か新しいことを始めようとした時に、外注したら毎回この金額がかかるようになるのか?」と思って。

ITを一切使わないサービスは存在しませんし、起業を考えるにしても自分がまずプログラミングができるようになった方がいいのではと考えて、ジーズに入りました。
その後色々と紆余曲折はあったんですが、最終的には自分がもともといた業界、知見がある分野で起業をしようと思い、今に至ります。
136.jpg
ー学校に、それもプログラミングという全く畑違いな分野に飛び込もうとする息子さんを見て、お父様は何とおっしゃられたんですか。

そりゃもう、ものすごい勢いで反対されましたよ!!
今まで自分の後を継がせようと考えて小さい頃からずっと育ててきて、やっと社会人になって同じ会社で仕事をする段になったというのに、
急にプログラミングを勉強したい、学校に通いたいとは何事か?!と。大げさではなく「勘当する」とまで言われました。

ーそうなんですね・・・それはどうやって説得したんですか。

先ほどお話しした、外注した時に1,000万円かかったということを例に出しつつ、今の時代はどんな業界でもITの力が必要なんだ、という話をして、最終的には条件付きでOKを出してもらうことができました。

ー条件、というのは・・・?
その条件は、「来年2月までに結果を出すこと」。それまでに何かしらの結果を残せなければ大人しく家業を継ぐようにと。
それが父親から提示された条件でした。

ジーズアカデミーに入学したのが2016年4月だったので、1年も無い短い期間でしたが、必ず結果を出す!という強い思いで入学しました。

ー入学後に事業のアイデアを考える際に、現在の事業のアイデアは結構すぐに浮かんだんでしょうか。

初めは全く違う分野での事業アイデアを考えていました。
娘がいるので、子育てに関するサービス・・・例えば、子供にオススメな習い事をレコメンドしてくれるサービスだとか。

もともと自分がいたような、いわゆる「レガシーな業界」に対する反発心があったので、そこから離れたい気持ちもあって、
トータル150個くらい新規事業のアイデアを考えました。
でも、どれも「nice to have」の典型の様なビジネスアイデアで、自分自身も信じきれない。

ましてや、それで起業して勝負する様な覚悟も決まらない。父との約束の期限は刻々と迫っていて、大分追い込まれていました。
102.jpg
ーその中で、今の事業でいこうと思われたのは何故なんでしょうか。何かきっかけがあったんですか。

ベンチャーキャピタルの人や、AI研究家など、IT系の人や起業家の方が集まる飲み会があって、そこで、自分のいた業界が如何に非効率で、前時代的かを話したんです。
そうしたら、「テクノロジーはそういった業界でこそ活かされるべきなんです!」と、すごく興味を持ってもらい、その日にAIエンジニアの方と工場見学する話まで決まりました。

自分が当たり前に感じていたものが、ビジネスの種になるんだと分かった瞬間でした。

この体験から、自分がすでに持っている業界へのパイプや知見を活かして事業を興すことを考えビジネスプランを詰めて、シードアクセラレーターに応募したところ、採択して頂きました。
そして今まで一切興味を持たなかった父に、「今の事業領域に近いことをやるんだ」と説明し、何とか納得してもらいました。

協力してもらえる人や企業が増えていくと、父も段々応援してくれるようになりました。
そして、 2016年12月15日に会社を設立しました。

ーもともと自身がいた業界で起業したことで、一番良かったポイントはありますか。

事業企画の際には課題やニーズを見極めるためにユーザーヒアリングが重要になってきますが、自分にまったくかかわりのない分野で起業しようとすると、ヒアリングがなかなか出来ないんです。

別の事業アイデアを検討していた際、Webのアンケートサービスを使って一般の方向けにサービスに関するアンケートを取ったこともあるんですが、
その場限りの関係性なので、継続的にインタビューして改善するというサイクルを回せません。

プロダクトを実際に現場で使ってもらえる環境であれば、どこが使いにくい、といった生の声をすぐに、そして大量に集めることができます。
今いる環境を軸足にするというのは良い方法だと思いますね。

特に、レガシーな業界は変化を極端に嫌うので、社長や役員からのトップダウンで進めても、最後は現場で止まります。
現場の責任者レベルで顔と名前が浮かんで、協力してもらえる環境は必須です。
B2Bで起業するなら、今いる環境を軸足にするというのは一番勝算が高いと思います。

たとえば医療業界のサービスを素人がやっても、医者が同じ領域で起業したら100%負けるので。
19092814_1143737812398189_3633828070278181941_o.jpg
ー現在、事業はどの様な状況でしょうか。

ひたすらヒアリング、開発、検証していまして、今は4社の現場で検証を進めています。
また、6月末から国内大手航空会社の機内食の管理で、弊社のプロダクトをテストしてもらうことになっています。

開発もハード、モバイル、Webアプリとやることが多いですし、現場に入ってオペレーションに手を入れたりもしていますので、人が全然足りません!今は週末の手伝いを含めてエンジニア4名で開発していますが、3人目の創業メンバーも募集していますので、興味ある方はぜひ以下をご覧ください!
0→1の創業期に関わりたいエンジニアに来て欲しい!よろしくお願いします!

ージーズアカデミーについてですが、選んだきっかけは何でしょうか。

卒業制作発表会を見たのがきっかけです。週末コースの一期生の発表会を見た際に、プロダクトのクオリティの高さに衝撃を受けて。
週末コースでこのクオリティなら、フルタイムの全日制コースに通ったらものすごいことになるんじゃ?とワクワクしました。

ーいまはエンジニアの方が別にいらっしゃるので諸岡さんご自身がコードを書くことはないかと思いますが、起業するにあたりプログラミングを学んでよかったと思いますか。

プログラミングを学んだのはすごく良かったと思っています。
エンジニア同士の会話に1分しか参加できないのか、10分参加できるのかで、全然違います。何にも分からなければ、呪文のようにしか聞こえませんから、会話にならない。

技術選定と採用を結びつけて考えたり、必要な工数を把握できたり、基本的には良いことばっかりです。
ヒートアップして内容が難しくなってきたら退散しますが・・・笑。

ー「プログラミングのスキルを学べる」という点以外でジーズアカデミーのここが良い!と思うところを教えていただけますでしょうか。

起業したい人のボリュームが多く、これから起業する、もしくは起業したばかりの人といった自分と同じフェーズの人と繋がりがもてるところですね。

たとえば、もともと建設業界で現場監督として働いていて、現場で撮影した大量の建設写真を紙で管理する非効率さを解消するプロダクトで起業した、一期生の中島さん。

中島さんと直接交流を持つようになったのは起業をしたあとなんですが、自分と同じように、ITが入り込んでいない業界を変えたいという気持ちで起業された方で、自分より一歩も二歩も先を行く、でも遠すぎない存在である先輩起業家と交流をもてる機会は貴重かなと。
※中島さんのインタビュー記事はこちら
https://gsacademy.tokyo/news/2017/01/000212.html

あとは、新規事業の立ち上げ方についても学校で相談に乗ってくれますし、ビジネスプランについての授業もあります。
何より、以前の職場で、「TechCrunch見た?」とか、「◯◯っていうスタートアップすごくない?」とか言っても誰も分かりません。当たり前に起業ネタを議論できる環境は最高です。

ほとんどの人が起業志向というのは、他の学校にないところだと思います。
235.jpg
二代目として家業を継いだ時に得た業界に対する見識やリレーションをもとに、そこにテクノロジーを掛け合わせることで、レガシーな業界に変革を起こすべく事業を立ち上げた諸岡さん。

ジーズアカデミーでプログラミングを学ぼうと入学するのは、ほとんどがプログラミング未経験で、これまで全く違う業界・職種の経験を積んだ方です。
これまでの「プログラマー」とは異なる視点を持った方にプログラミングという武器を持ってもらい、社会に新たな価値を創造するサービスを産み出す。

そんなGEEKを、ジーズアカデミーはこれからもどんどん輩出していきたいと思っています。

ジーズアカデミーでは入学希望者向けに説明会を随時開催しております。
我こそは世界を変えるGEEKだ!という方はぜひご参加ください!
entrybtn.jpg

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
今回は、先日行われたフルタイム総合LABコース3期の『JavaScriptファイナル課題発表会』の様子をレポートします!
DSCF0092.jpg
LAB3期は4月に入学し、全くゼロからしてスタート6週間、HTML/CSSに始まりJavaScriptまでを学んできました。
これまでの総復習として『JavaScriptを使って、今までの総決算になるようなプロダクトを1週間で創る』というテーマで、一人ひとりが自由に制作。
ここまで授業のような用意されたテーマに沿って制作する課題とは違い、プロダクト企画からのスタート、ということで皆さんなかなか大変だったようです。
DSCF0012-2.jpg
全員がひととおり発表した後に、それぞれが良いと思ったプロダクト3つに投票をします。
入賞者のプロダクトをご紹介させていただきます!
※リンクを貼ってありますので閲覧可能ですが、実際に稼働しているサービスではありませんのでご注意ください。
まずは3位!同点で2名です。

3位:後藤宏毅さん
アイデア出し出しマン
アイデア出し出しマン
マンダラート法やオズボーンのチェックリストなどの既存の「アイデア出しの方法」をまとめたアプリです。
「サービス一覧」のページの一番左下に小さく書いてある「ツール」を選択し、「アイデア創出ツール」からツールを使うことができます。

ー技術面でこだわったポイントは?
なるべく1ヶ月間の授業・課題で身につけた知識を盛り込もうと思いました。さらに、コードをいっぱい書いてみようということで、とにかく機能を沢山つけました。
デザインの部分では、アイデアを考える上で邪魔になりそうな余分な情報をなるべく減らして、色もシンプルにしました。

ー1週間の総復習を振り返っての感想
この1週間は同期の誰よりも椅子に座ってPCを見てようという目標は達成できたはずです。
後半ほとんど開発が進まず、課題だらけでの提出になってしまったのが反省点です。これから頑張ります!

3位:小山将平さん
JournoW
JournoW
ユーザーの興味関心から、世界中から自分に合った街を探せるサービスです。「スタートアップが多い」「自然が豊か」といったイメージで検索します。

ー技術面でこだわったポイント
画面遷移をさせないこと。あと、様々なAPIからデータを持ってくるのを試したので、データ構造を紐解いて欲しいデータだけ抽出・加工するのが一苦労でした。

ー1週間の総復習を振り返っての感想
「できない言い訳はしない」つもりで臨んだ一週間でした。
成果物としては完成には程遠いですが、Webサービスの流れを一通り一週間で作ることができたのは非常に有意義でした。
どんな技術を学ぼうと、ないものねだりは尽きません。その中でいかに自分の作りたいものを作るかだと感じていたので、それを身をもって学び、挑戦できた、良い一週間でした。
3位が二人だったので2位の選定はなし。そして1位の発表の前に、特別賞として講師2名がそれぞれ選んだお二人のプロダクトをご紹介します。

特別賞(コスゲ賞):森本圭さん
GoOut – ゴーアウト
GoOut - ゴーアウト
テニスやフットサルなどのメンバーを募集したい・飛び入り参加したい人をマッチングするアプリです。
参加者募集の書き込みの一覧が見られ、「ここで参加者を募る」から自分で参加者募集の書き込みをすることもできます。

ー技術的にこだわったポイントは?
DB(PHP)をまだ学んでいない段階ですが、どうしてもどのユーザーからも同じ情報がみれるようにしたかったので、擬似的にGoogleスプレッドシートをDBと見立てて実装しました。

ー1週間の総復習を振り返っての感想
後に学ぶPHPで実装すべき箇所は気に留めないようにするので苦労しました(笑)。
結果的にGAS(Google Apps Script)を使ってGoogleスプレッドシートで擬似的にDB機能を実装でき、学んだJavaScriptだけで作ることができたので自己満足しています。
加えて、一部講座で紹介されたAjaxとJSONの学習にも繋がり、結果オーライな形で終えました。
とはいえ、使いやすさやUI/UXデザインが無視されており、課題をこなすために作られた悔しい状態なので、PHPの技術習得に伴いサービスとして早々にリリースできるまで突っ走りたいと思います。

ー選定の理由(小菅先生より)
ロジックに集中して作品が作り込まれていたこと、そしてそのロジックそのものが素晴らしい出来であったということ、あとはやりたいものがこれ!と決まっていて、それにかける情熱をひしひしと感じたこと。
以上3点から森本さんのプロダクトを選ばせていただきました!

山崎賞:大丸渓一郎さん
だいまる検定
だいまる検定
大丸さんに関する問題が出題されるクイズアプリです。

ー技術的にこだわったポイントは?
UIデザインを、どんな方でも見やすく、親しみやすいようにしました。

ー1週間の総復習を振り返っての感想
javascriptの基礎の文法に対する理解が足りなかったので、1から山崎先生の動画を見直し復習しました。
自分はスキルを定着させるのが遅いタイプで、簡単な内容のものしか作ることがで来ませんが、今回このような形で自分の作品を認めてもらえて本当によかったなと思います。

ー選定の理由(山崎先生より)
キーボードも打てないレベルから、ここまでできるようになったのは努力の賜物だと思います。基礎をしっかり繰り返し練習した課題を評価しました。
そして1位も同点で2名です!

1位:浅古真司さん
リアルタイム共有エディター
asako.jpg
コードをリアルタイムで他の人と共有・編集できるエディターです。
互いの顔を映し出し会話をしながら編集でき、チャット機能やライブプレビューも付いています。

ー技術的にこだわったポイント
firebaseを中心に開発しました。DBの構成と、相手のエディターにタイプ出来ないようにするのが大変でした。

ー1週間の総復習を振り返っての感想
今回、色々なAPIを使ったのですが日本語の情報が見当たらず、APIのリファレンスを読んでばかりの一週間でした。
サービスっぽいものを作ったのは初めてだったのですが、機能をどこまで追加するか等考えることが多く、まとめきれなかったのが反省するべき点だと感じました。

1位:高橋洵さん
APPROBEE(アプロビー)
APPROBEE(アプロビー)
オンライン動画校正ツールです。動画に直接書き込みをしたり、コメントを残すこともできます。

ー技術的にこだわったポイント
すごく高度な技術を使っている訳ではありませんが、課題が中途半端だったCanvasと個人的に感動が大きかったfirebaseを中心にして作りました。

ー1週間の総復習を振り返っての感想
「一つのプロダクトを作るつもりで」という話があったので、ニッチでもいいからとりあえず実用的なものを作ろうと思いました。
いつも短期間で提出している課題ではあまり感じなかった、進捗管理や都度の判断や周りの人の意見をどう反映させるかなど、今後何かを作るにあたっての参考や学びがあったかなと。
入賞したみなさま、おめでとうございました!
js.jpg
プログラミング未経験の状態からスタートし、6週間でここまでのアプリを作り上げたLAB3期。
授業は週4日の10:30〜17:30ですが、授業後も遅くまで残るのは当たり前で、徹夜もしばしば。授業以外の日にもジーズに制作をしに来る方もたくさんいる熱いクラスです。
あるメンバーに聞くと、1週間に最低でも50時間はプログラミングを書いているとのことで、6週間で300時間越えている計算になりますね。。
「最初はわからないことだらけで辛かったけれど、最近はコードを書くのがすごく楽しい」といった声も聞かれ、みなさん着実にGEEKへの道を突き進んでいる模様です。

ジーズアカデミーでは、10月開講のフルタイム総合LABコース4期生の募集をしております。
自身の思い描くサービスを実現させたい、プログラミングを本気で学びたい・・・そんな思いのある方は、ぜひ説明会にお越しください!!
entrybtn.jpg

0613GGAblogimg.jpg
こんにちは。ジーズアカデミー事務局の神山です。
先日開催されたGLOBAL GEEK AUDITION Vol.6の結果を速報としてお届けします。

GLOBAL GEEK AUDITION (=以下GGA)とは、受講メンバーが6ヶ月間プログラミングを学んで、独力で制作したビジネス企画とプロダクトを来場の投資家・採用担当へプレゼンできるG’s ACADEMY TOKYOのクライマックスともいえる「デモデー」です。
全体図.jpg
今回も投資家やベンチャーキャピタル・企業の採用担当など50社の方々を含め100名以上がご来場。企業と投資家は客席から審査して、PC・スマホで投票します。
FullSizeRender.jpg
発表の後には、名刺交換&スカウティングタイムがあり、投資家・企業から直接のスカウト・投資の打診などが受けられます。
これまでもGGAがきっかけで転職はもちろん、投資につながるなど、発表者の企画を実現させるための貴重な機会となっています。
では、今回のGGA 6thで入賞した上位5つのサービスをご紹介します。================
【5位 西村明子 さん】
サービス名:OYABAKA(オヤバカ)

OYABAKA(オヤバカ)は子供の月齢に応じて自動的に同じ悩みを抱えるママ同士がつながるSNS。さらに笑顔を自動判別して定期的に動画を自動生成。
我が子の写真を通じてママ同士がつながり、一緒に子育てを楽しんで、ママが安心して親バカになれるサービスです。

【4位 津川さやか さん】
サービス名:NYANCIELE

自宅にいる猫の様子が自宅から離れても見守ることができるIoTサービスです。RaspberryPi / ESP8266を使って、猫から動画や写真が自分のLINEに届きます。
猫に負担をかけずに、行動が監視でき、猫が動いてるところだけ見ることができるのが特徴です。

【3位 田村由里 さん】
サービス名:EASY PACKING

「EASY PACKING」は、梱包したいものに最適な包装資材を提案するサイトです。
C2Cマーケットが広がる中、このサイトを利用すれば「売る側」が配送する際に最適な包装資材をみつけることが可能です。
梱包ノウハウについての動画や記事もあるので、ユーザーの悩みが解決できるサービスです。

【2位 金田悠一 さん】
サービス名:ecota

【 ecota 】 は外食の食品ロスに焦点を当てたプロダクト。
食品ロスを減らしたいレストランと手料理が食べたいユーザーとをつなぎ、廃棄食品を減らしていくエコサイクルをつくります。

【1位 我妻陽一/謝宜真 さん】
サービス名:建設現場と職人をつなぐアプリ 助太刀くん
助太刀くん.png
助太刀くんは建設現場と職人さんをつなぐサービス。建設現場で必要なすべての職種を網羅し、職人さんの技術にマッチした仕事情報がスマホに届きます。
着眼点や事業性の高さといったサービス面だけでなく、職人向けなUI/UXにこだわっている点、技術的な高さも評価となり、高評価の結果となりました。
優勝.jpg
優勝コメント:
「入学した時は、同期は本当に優秀な人ばかりで、すごい所に来てしまったね…。とパートナーのイシンと話したのを、よく覚えています。それから6ヶ月、HTML/CSSからJavaScript/jQyery、そしてPHPと毎週夢中で課題に取り組みました。
だんだんプログラミングスキルが付いてくると、考えていたビジネスプランに、具体的な機能がどんどん浮き上がって来ました。「助太刀くん」を成功させることがG’sへの一番の恩返しになると思っています。これからがスタートと思い頑張ります!有難うございました!」
我妻さん・謝さん、優勝おめでとうございます!
卒業式②.jpg
そしてGGAを最後に、DEV6期生は卒業となりました。ご卒業おめでとうございます!
毎回、新しいサービスが生み出されるGGA。
今回の来場企業様からは、「どれもレベルが高くて驚いた」「ビジネスとしても成功確率が高そう」「プロダクトがあると説得力が違う」などの称賛の声もいただきました。
企業・投資家の方々にとってもさらに有益な場としていきたいと思っています。

次回は7月10日(月)に今度はフルタイム総合コースLABコースのデモデーが行われます。
こちらのHPにて詳細情報をアップ予定ですので、是非次回もお待ちしております!
ジーズアカデミーでは入学希望者向けに説明会を随時開催しておりますので、ぜひご参加ください!
entrybtn.jpg

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
今回はDEVコース3期卒業生で、ジーズアカデミー卒業後にエンジニアとして転職された堀 正斉さんにお話をお伺いしました。

23.jpg
堀 正斉さん
神奈川県出身。早稲田大学人間科学部卒。
大学卒業後は商社と不動産ベンチャーに勤務し、営業、新規事業の立ち上げなどに関わる。
ジーズアカデミーには2015年10月に3期生として入学。プログラミングを学び、webサービスを作る技術をもっと深く知る必要があると感じ、現在は医師・薬剤師を対象としたキャリアサービスを展開している会社に転職し、エンジニアとして勤務している。

ー本日はどうぞよろしくお願いいたします!
さっそくですが、以前はどんなお仕事をされていたんでしょうか?お仕事でプログラミングに携わることはありましたか?

16.jpg
前職は不動産系のWebサービスの会社で、ディレクターをしていました。
エンジニアとやり取りをしていたので、なんとなくの仕組みはわかっていましたが、自分でコードを書くことはなかったですね。

ープログラミングを勉強しようと思ったのは何故ですか?最初から転職を視野に入れていたんでしょうか。

初めからエンジニアへの転職を考えていたわけではなくて。
ディレクションではなく作る側をやりたいという気持ちも多少あったんですが、その時のディレクターとしての仕事に活かせるかな、という気持ちで、プログラミングの勉強をしようと思いました。

ーそうなんですね。いまはどんなお仕事をされているんでしょうか?
はじめは転職を決めていたわけではなかったとのことでしたが、卒業後にエンジニアとして転職されたのはなぜなんでしょう。

今は医師・薬剤師を対象としたキャリアサービスを展開している会社で、エンジニアとして働いています。

学んでいるうちに、つくるところに携わりたいという気持ちが強くなってきて。ディレクターは嫌いじゃなかったんですけど、そこを極めていったところで、自分のアイデアを自分1人では絶対作れるようにならないなと思ったんですよね。
自分で書いたコードで動くのが楽しいし、そちらの方が自分が作ったという感覚になれるので、自分としてはそこにすごくやりがいを感じます。

あとプログラミングは、努力したらそれだけ伸びた感覚が得られるのでそこもいい。
だんだん学習を進めていくと、検索して出てきたページを読んでも意味がわからなかったのがだんだんわかるようになっていくので、「できること増えていく」というのが実感できます。

ー「プログラミングを勉強する」ということについてお聞きしたいんですが、
今はネット上に無料でプログラミングを学べるサービスもたくさんあるとは思いますが、勉強をしよう!と思ったときに「学校に通う」という選択をしたのはなぜなんでしょう?

独学でやろうとしたこともあったんですが、わからなくなったときに検索しても、初めのうちは出てきたページに書かれている内容が理解できないことが多くて、完全に独学で学ぶのは厳しいかなと感じました。

あとは学校に通うと、やらねばならないという「強制感」があるじゃないですか。自分に締め切りが作れた方が、自分を追い込めていいなと思ったので、学校に通おうと思いました。

ージーズに入る前に、ほかの学校はどのくらい調べましたか?

めちゃくちゃ調べましたね。「プログラミング 学校」で検索して出てくるところはネットで全部見て、ジーズのほかは2〜3校くらいは見に行きましたが、卒業時にこんなものが作れるようになります、と言って見せてもらったものが、自分が想像していたものと違ったりして・・・結構色々悩みましたね。

そんな中でジーズは「卒業までに強制的にプロダクトをつくらねばならない」というのが良いなと思いました。
実際のプロダクトをリリースする経験をしてみれば、おのずと自分に必要とされるスキルも高くなると思いましたし、ただ勉強するよりも多くのことが経験出来ると考えたんです。

それと、卒業開発の期間にメンターとしてついてくださる人たちも、自分が面白いと思っている会社のエンジニアの方が多くいて、そういう人たちにアドバイスを貰えるのは貴重な機会だと感じたので、ジーズに決めました。

ー実際にプログラミングを勉強してみて、大変だったことは何ですか?
3.jpg
PHP(※)の学習の途中で理解が追い付かなくなったことがあって、そのときはつらかったですね。
煮詰まってしばらく別の言語をやったりしてたんですが、わからないままやり過ごすわけにもいかないので、授業のサンプルをもう一度自分で作りなおしてみたり、同期に聞いて教えてもらったりもして、かなり助けてもらいました。
※PHP…サーバーサイドのプログラミング言語。Facebookなど、世界の多くのWebサービスがPHPでつくられています。

ーこのインタビューを読んでいる、未経験からプログラミングを学ぼうと考えている方の背中を押すようなメッセージをお願いします!

最後は「意地」でなんとかなる!と伝えたいですね。
自分は学校に通っていることを、当時の会社の人にオープンにしていたというのもあったし、会社以外でも何かの機会で「学校に通ってたのにそんなに知識ないよね」って思われるようなことがあったら嫌だな、という気持ちがありました。

学習が行き詰まって辛かった時も確かにありましたが、貴重な時間もお金もかけて学校に通って、何もそこで変えられなかったら意味がないと思って。
そう思ってからはとにかく勉強しよう、卒業制作に向けてプロダクトをつくろう!と。迷わずにやるしかないと思いました。
あとは同期の存在も大きかったです。

プログラミング未経験でスタートしたメンバーがほとんどで、同じようにみんな苦労していたんですが、最後はみんなプロダクトを完成させて卒業しました。
みんな最後の最後は「絶対に形にする!」という意地で完成させていたんだと思います。

ー「最後は意地」って良いですね!何が何でもやりきる!という気持ちはプログラミングに限らず、どんな仕事でも生きてくる大切なことですよね。

ー最後にひとつ。プログラミングのスキルを学べるという点以外に、ジーズアカデミーのここが良い!と思うところを教えてください。

ここに入らなかったら出会えなかっただろうな、という色々な人と出会えたことですね。
みんな年齢も経歴もバラバラですが、共通しているのは開発が好きで勉強熱心で、ものすごくストイックなところ。
普通だったら、遊びたいとか飲みに行きたい…って時にも、わざわざ学校に通ってコード書いてるわけで。ほんとみんなストイックというか。全員ドMだと思いますよ(笑)。

「こういうサービスを創りたい!」と、ジーズで教わってないプログラミング言語でも勝手に勉強して、どんどんアプリを創ってくる人もいたり。
そういうのを見ると、自分もやってやる!とすごくモチベーションが上がりますよね。

G’s ACADEMY TOKYO BASEは卒業生も使えますし、卒業生向けの講座やイベントも多いので、卒業後も繋がりを保てるのが良い。
気軽に立ち寄ることができる場があるのは良いと思います。

ー堀さん、ありがとうございました!
21.jpg
堀さんのように、ジーズアカデミーメンバーのほとんどは、プログラミング未経験からのスタート。「未経験からプログラミングを学び、卒業までにプロダクトを完成させる」というのは、やっぱり大変です。

どの卒業生も口々に言っていますが、「プログラミングは記憶型のお勉強と異なって、音楽や体育のような体得型の学習」です。
つまり「自分一人でたくさんコードを書いてみる」ということが大切なので、一人で行き詰まったり、わからなくなることもしばしば。

そんな時、先生はもちろんですが、いつでも(卒業後も!)教えあえる仲間がいたり、ストイックに学びを深める姿勢に自分自身もモチベーションが上がったりするのが、学校の良いところの一つかもしれませんね。

「経験はない、でもやってみたい!」そんな思いが少しでもある方は、まずは説明会にお越しください。

ストイックでドMで三度の飯よりプログラミングが好き?!という個性豊かなメンバーがあなたを待っています!!

entrybtn.jpg
※週末DEVコース/フルタイム総合LABコース、両コースとも説明会は随時開催中!

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
突然ですが皆さん、最近書店に行ったのはいつですか?
「本は大体ネットで買う」「行った記憶はあるけど思い出せないくらい前」という方も多いのでは。

そんな現状を打破すべく、以前日販さんと共同開催した「書店体験を変えるIoTプロダクト HACKATHON(ハッカソン)」で入賞したプロダクトの、店頭での実証実験がゴールデンウィーク期間中に開催されたので、そちらの取材に行って参りました!
まずはパルコブックセンター吉祥寺店へ。
こちらで体験できるのは、ハッカソンで最優秀賞に選ばれた「POPSTAR」です。
pop1.jpg
ジーズアカデミー卒業生で2017年2月に株式会社雷公鞭(らいこうべん)を起ち上げた角舘 浩太郎さん率いるチームが開発したプロダクトです。
kakudate.jpg
「POPSTAR」は、スマートフォンアプリのカメラを起動し店内にかざすと、店内360°いたるところに本の手書きPOPが浮かんで見えるというもの。
pop3.jpg
こちらは店内に設置されたBluetooth機器でユーザー端末を検知し、カメラ越しに手書きPOPの画像をAR空間に表示しています。
pop2.jpg
気になるPOPをタップすると、本の詳細やその本について書かれた他のPOPを一覧で見ることが可能。
ネットの口コミを見て本を買う方もいると思いますが、手書きPOPは従来のテキストベースの口コミにはない文字の質感やキャッチーなイラストといった見る人の興味を惹き付ける要素が多く、今までと違った新しい本との出逢いを生み出します。

このアプリの発想の元になったのは、開発者の角舘さんの故郷である岩手県盛岡市にある書店「さわや書店」。
店長の田口さんが書くPOPは本好きの間では有名で、今回のイベントでも田口さんが書いたPOPをはじめ、様々な書店員の方が書かれたPOPがたくさん設置されていました。
pop4.jpg
今回のイベントはゴールデンウィークのみの期間限定でしたが、5月19日(金)に盛岡駅ビル「フェザン」3階に新しくオープンする「ORIORI produced by さわや書店」、こちらの書店でPOPSTARを導入することが決定致しました!
実証実験を除くと導入書店第1号となり、どなたでもPOPSTARをご利用いただけるようになりますので、お近くに行かれる際は是非足を運んでみてください!

なおこちらのアプリはいまはベータ版なので利用は店頭のみ、そしてPOPが投稿出来るのも書店員さんのみとなっていますが、今後は自宅でも閲覧可能になり、一般ユーザーも自身が作成したPOPを投稿できるSNS機能も実装予定とのこと。
また、現状はアプリもAndroid版のみですが、今後iPhone版もリリース予定です。
以下のサイトからメールアドレスを登録すると、今後のイベント開催・リリース情報などが届きますので、ぜひぜひご登録下さい!
POPSTAR公式サイト(メール登録はこちらから)
次に伺ったのは、文禄堂荻窪店。
こちらでは同ハッカソンで優秀賞を受賞した「Bookkey(ブッキー)」を体験。
bookkey01.jpg
「Bookkey」は、棚の前を通り過ぎる、本を手に取るなど人の動きに合わせて映像や音声が流れたり、香りや風を発生させたりすることができるプロダクトです。
小型コンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」を使用し、特設コーナーの棚には人感センサーを、棚の上に積んである本の下に重量センサーを設置することで、人の動きに合わせた動作を実現し、本の世界観を五感に訴えるかたちで表現します。
bookkey02.jpg
「Bookkey」は4月27日に文庫版が発売、7月には映画も公開される住野よるさんの小説『君の膵臓をたべたい』とコラボレーション。
店頭には同著の中に出てくる『共病文庫』をイメージした文庫型のノートがあり、佐野さん直筆のメッセージが。
お客さんが自由にメッセージを書き込むことができるようにもなっていて、ノートの下にも重量センサーが設置してあります。
DSCF9935.jpg
棚の前を通ると映像と音声が流れるので、思わず棚の前で足を止め映像を眺めてしまいます。
DSCF9949.jpg
立ち止まって本を手に取り見ていると、どこからかそよ風と桜の良い香り。人の動きを感知して扇風機で風を起こしています。
桜の香りは、『君の膵臓をたべたい』のヒロインの名前「桜良」にちなんでいます。
DSCF9952.jpg
同じように足を止め棚の前にとどまるお客さんも多数。中には本を購入している方もいらっしゃいました。
普段あまり読まないジャンルの本だったんですが、私もこちらで一冊購入。すごく素敵なお話で、ラストではボロボロ泣いてしまいました・・・これは電車の中で読んではいけない本です。
こういった仕掛けがあると、普段と違った本を手に取る良いきっかけになりますね。

今はインターネットで注文すれば、その日の内に本が届くという便利な時代ですが、書店の良さは店内を眺めているうちに「欲しい本」以外の思わぬ本との出会いがあるところです。
「POPSTAR」と「Bookkey」、どちらも「新しい本との出会い」という書店ならではの良さを存分に引き出している素晴らしいプロダクトでした。
ジーズアカデミーは今後も様々な企業様とのハッカソンを開催し、世の中に新たな価値を生み出すGEEKを創出していきます。
プロダクトを創りたい、自分の思い描くサービスを形にしたいという熱い思いをお持ちの方は、ぜひ学校説明会にお越しください!
entrybtn.jpg
※週末DEVコース8期生(7月開講)受付開始!フルタイム総合LABコース4期生(10月開講)は6/1受付開始予定です。

こんにちは!ジーズアカデミー広報の中村英里です。
フルタイム総合コース LAB2期のメンバーが開発合宿を行うということで、取材に行って参りました!

開発合宿とは、エンジニアが普段作業をしているのとは別の環境で開発をおこなうための合宿のこと。
LABコース2期は昨年9月からスタートし、4月からは卒業制作のフェーズに突入しています。
普段はジーズアカデミーや自宅など、それぞれの環境で作業をしている受講生の皆さんですが、
卒業制作に向けより気合を入れよう!!ということで、有志メンバーが泊まり込み開発合宿を企画しました。
DSCF9023.jpg
開発合宿の場所は、東京駅から二時間半ほどの千葉 笹川にある「土善旅館」さん。
Wifi・電源完備でとっても静か。集中して開発するのにぴったりの環境です。
みなさんそれぞれのスタイルでもくもくと作業に没頭。
DSCF9065.jpg
DSCF9054.jpg
わからないところを相談しあったり、お菓子をつまみながら気晴らしにおしゃべりをしたり。
DSCF9074.jpg
たまに気まぐれにやってくる旅館のねこに癒されつつ、それぞれ集中して開発を進めていきます。
DSCF9085.jpg
開発中は静かに集中する時間が長かったですが、夕食の時間には皆さんわきあいあいとおしゃべりをされていました。
「大きなソファークッションがあったりして、リラックスした中で開発ができるのはうれしい」
「周りにメンバーがいるからお互いに相談できるのもいい。みんながもくもく頑張っているから自分も頑張ろう!という気になるし」

と、みなさん普段と違った環境での開発を楽しんでいる様子。
DSCF9056.jpg
このあと、夜中の0時までは全員でもくもくと開発。遅い人は2時3時ごろまでやっていたそうです。
合宿をしてみてどうだったか、皆さんに感想を聞いてみたところ…
「最初は合宿じゃなくても、集中できるし近くに銭湯あるし夜も泊まれるからジーズでいいじゃんって思ったんですよね。
でも場所を変えることで気分転換になったし、旅館の美味しい料理や温泉でリフレッシュできた。
一緒に行ったメンバーともたくさん話せて良いコミュニケーションがとれたので、行ってよかった!」
「時間と場所の制約がある環境は、自分を追い込むことができたので良かったです。
自分の中で”ここまでやる”と決めていた2日間の目標は達成することができました。
卒業制作では、皆さんをいい意味で驚かせるようなプロダクトを作りたい!」

とのこと。

私はエンジニア職ではありませんが、toC向けのWebサービスの開発を担当していたことがあり、
サービスやプロダクトを制作する際には、メンバーとの何気ない会話からヒントを得ることも多かったので、
普段と違う環境で自然と会話がうまれる開発合宿は、ひとりもくもく開発とはまた違った良さがあるなと思いました。
DSCF9082.jpg
LAB2期の皆さん、取材にご協力いただきありがとうございました。
卒業まで突っ走って、セカイを変えるGEEKになりましょう!!

ジーズアカデミーでは、受講希望者向けの説明会を随時開催しております。
今回合宿をされたフルタイム総合のLABコース3期は4月開講ですが、追加募集枠が残りわずかですがございます。
学校説明会にぜひお越しください!!
entrybtn.jpg

①.jpg
こんにちは。ジーズアカデミー事務局の神山です。
2017年最初のイベントはこちら、GLOBAL GEEK AUDITION Vol.5です。
先日DEVコースの5期生が卒業制作プロダクトのデモデイが開催。
100名を超える企業の方からお申込みを頂き、大盛況の中、終了しました。
2.jpg
GLOBAL GEEK AUDITIONとは未経験からプログラミングを6か月かけて学び、自ら企画・作成した
サービスを発表するDEMO DAYです。
1人5分のプレゼンを行い、来場企業の評価により順位が決定いたします。
②.jpg
審査員となる来場者はエンジニアを採用したい企業やベンチャーキャピタル、投資家。
優勝者にはシリコンバレーのインターンシップをプレゼントしています。
それでは、入賞者をここにて発表します!
====================================
【5位 松井 和浩さん】
サービス名:Symply
5位松村さん.PNG

よりダイレクトな出会いを考え、趣味でつながるデートサービス、女性向け恋活・デートコラム。
松井さんの前職のマッチングアプリ広告運用の経験が活かされているサービスです。
====================================
【4位 寺嶋 一朗さん】
サービス名:AdON
寺嶋さん.png

動画内の空きスペースを広告枠として利用できるサービス。
従来の広告とはことなり、コンテンツの中に広告が入ることから、対象者の視界に入る可能性が高いというのが特徴です。
====================================
【3位】安井一男さん
サービス名:ドラッグストアコラボコーポレーション
健康管理アプリ →365日、健康診断

3位安井さん.PNG

1つのアプリでヘルスケアデータ管理、薬剤データ管理、健康管理アドバイス、薬剤師チャットなどができるサービスです。
⑤3位安井さん.jpg
ビジネスモデルや課題感に可能性を感じた、という企業からの評価を得ております。
====================================
【2位】松村悠さん
サービス名:Spice-shelf
2位松村さん.PNG

外出先から自宅の調味料の残量がわかるサービスです。自宅のIoT調味料棚に調味料を置いておけばスマホから残量をチェックできます。また、調味料のECサイトの情報が表示もされます。
⑥2位松村さん.jpg
アイデアの面白さが評価され、また拡張性が期待できる、というコメントも多く集まりました。
====================================
【1位】中村優太さん
サービス名:citygift
1位中村さん.PNG

街歩き体験サービス。身近にある町の素敵なプランをLINEBOTにて共有できるサービスです。
サービス、テクノロジー、プレゼン、全ての点で企業から高い評価を得ました。
⑦1位中村さん.jpg
優勝した中村さんの受賞時のコメントです。
「6ヶ月とは思えないほど濃密な時間を経て無事卒業できて良かったです。
初心者として入学し、プロダクトを創りたいという想い以外は何もありませんでしたが、どうにかここまで来られました。何かを学ぶ・何かを創るということが好きだと再認識できたので、ここからまた新たな挑戦のスタートを切りたいと思います。」
中村さんには優勝商品としてシリコンバレーのインターンシップをプレゼントします。
シリコンバレーでも良い刺激を受け、これからもセカイを変えるGEEKを目指して下さい!
====== 以上、受賞された皆様おめでとうございます!! =========
9②.jpg
改めまして、6か月プログラミング学んだDEVコース5期生の皆様、ご卒業おめでとうございます!
ジーズアカデミーは卒業生も参加できる勉強会、イベントを今後も開催しますのでご期待ください。
そして一大イベントのお知らせです。
HUBDAY.PNG
G’s ACADEMYのShow Caseとも言える『G’sHUB DAY』が開催されます。
今回と同様、平日LABコースの卒業制作デモデイに加え、G’s発の「ベンチャー企業Pitch会」となっております。ジーズアカデミー半年に1度の最大イベントです。
こちらも満員に近いお申込みが予想されますのでお申し込みはお早めに!
皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

※前編はこちらから
「App Store Best of 2016」に卒業生が立ち上げたLandSkipが選出されました!

LandSkip 代表取締役
下村一樹さん

1987年北海道生まれ。北海道大学を卒業後上京し、新卒でApple Japanに入社。コンクリートジャングルに囲まれて働くなかで、都会では自然の風景を楽しめないと実感。コンサルティング会社を経て、風景を使ったコンテンツビジネスを立ち上げるためにプログラミング未経験だったが2015年4月にジーズアカデミーに第一期生として入学。株式会社ランドスキップを設立。スカパー!やApple TVへの映像配信、VR事業などを事業を展開している。

以前のG’sのインタビューで「なぜプログラミングを学んで自分で作ったのか」という質問で、「ユーザーが求めるモノをどうしても自分の手でつくりたい」と仰っていたのが印象に残っています。そういう点で、自分で技術を学んだからこそ、役立った所があれば教えてください。
アイデアを形にしていくにあたり、何がどれくらい大変なのかを知らずに意思決定するのはダメだと思っていました。日々の開発の要件を洗い出す時、実現したい機能はたくさんありますが、なにがどれくらい大変か、どれくらいユーザーに喜んでもらえるか。プログラミングを学んだことで、そこのリアリティが持てるようになりましたね。リアリティ はビジョンと同じくらい大事だと思います。

自分が本当に創りたいものだったこそ、まずは作ってみて、作ってみたからこそ、自分だけで作ることに限界も感じました。ビジョンと現状のギャップを埋めるために、「こういう技術のあるメンバーがいれば、さらに良いものができる」とクリアになりましたね。

ジーズで学んで自分で作る経験がなかったら、開発メンバーとの連携もうまくいかなかったと思います。結果的に細部にこだわれない、魂がこもらないプロダクトになっていたということですね。情熱のない事業、魂のないプロダクトには誰もついてこないですよ。だからこそまずは、自分の情熱をそそいで作ってみることが大切だと思います。
landskip4.jpg
ー「ビジョン」と「リアリティ」と「技術的な壁」のバランスを取る上で、意識していることがあれば教えてください。
ディテールやソロバンから考えてバランスをとるというよりは、まずシンプルに「いいものはなんだろう。」というのを考えますね。
シンプルな基準でいいものをつくれば、世の中から受け入れられて、最終的には事業にできると信じています。
今ある限られたリソースの中で、どういうものに投資をしてつくると「どんないいものが生まれるか」を考えて、生まれるものにリアリティが持てて、「これはすごい、LandSkipの目指す『風景の流通』という世界に合っているよね」ということであれば実行しています。

ーすごいですね。G’s ACADEMYを卒業した後はG’s メンバーは起業支援等を受けられますが、下村さんは何を得ることができましたか?
細かいことはあげればキリがないですね。後になって振り返ると、本当の意味でのクリエイティブマインドはジーズで学んだと思います。
ビジョンを描いたら、それは人にお願いするものでもないし、与えられるのを待っているものでもない。「自分で手を動かしてつくるものなんだ」と、そういうマインドセットを地で学んだ感じですね。

もし「俺はビジネスサイドの人間だから」という考え方だったら、自分はいつまでたってもLandSkipを生み出せなかったと思います。
今はコードは書いてないけど、LandSkipのビジョンを実現していく事業をクリエイトしていくクリエイターだと思っています。
また、卒業後はD ROCKETSのオフィススペースを提供いただけて助かりましたし、Global Geek Auditionの発表がきっかけで仕事に繋がったこともあります。
あとは、何よりジーズでプログラミングを学んでいなければ出会えなかった人。メンターだった中農さんやLandSkipのメンバーはそこから始まっています。それは代表の児玉さん、山崎先生とか、新しいチャレンジをすることに前向きなジーズコミュニティの皆さんを含めてですね。「こういうことがやりたい」とLTしたら、「手伝うよ」と声をかけてくれたり、知識だけでなく背中を押して気持ちを高めてくれる。
そういった意味でも、最初のきっかけであるジーズがなければ絶対起こっていないようなチャンスがありました。
landskip3.jpg
ー今は投資は受けていないんでしたよね。今後の展望としてはどのようにお考えですか?
そうですね。現在は100%自分が株を保有しています。キャッシュインだけで着実に事業を進めている状態ですね。ただ、必ずしもすべて自分だけでやりたいわけではないです。ビジョンを共有して、組んでいける企業や人とはむしろシェアを分け合って進めていきたい。このビジョンを絶対に下村の趣味では終わらせないぞと。
やはりビジョンで霞を食って生きていますではなく、強いビジョンには強いリアリティがあって、そのリアリティの部分がビジネスだと思っています。
世の中に価値のあるものを作っているから、自信を持ってビジネスに変えて自信を持ってお金に変えていくと。
創業してあと少しで二年になりますが、そのビジネスの所で一回転はできたのかなと思っています。

ー起業を考えている人へのアドバイスをお願いします。
僕は最初、サラリーマン時代の貯金500万円を資本金に事業を始めたのですが、最悪それが失敗したとしても、「自分が欲しい最高のものを500万円でつくれた」そう考えたらそれだけで十分ハッピーだよねという気持ちだったんです。
やりたいことを自分のお金で、誰からも口出されずにやると。リスクでもなんでもなく、これ以上の贅沢な挑戦がありますか!そういう発想でも起業は考えていいと思います。

自分の好きなことを後悔しない形でやり通すという経験は、間違いなく自分の資産になると思います。
残念ながら失敗したとしても、起業したことで得られる経験や能力は、今までの延長よりもキャリア的にも上がるはずだし、自分の人生を後悔しないはずです。自分の最期で「自分のやりたいことにチャレンジしたぞ」と思える方が格好いいかなと思った。自分の心に素直に従うというのも大事だと思うんです。
そういう所でのリアリティを持ちつつ、なんとかビジョンの実現に向けて頑張っています。
ーありがとうございました。

ジーズアカデミーでは、入学希望者に向けて学校説明会を随時開催しております。ぜひお越しください!!
entrybtn.jpg

DSCF1416.jpg
週末DEVコース第1期卒業生の起業家である下村さんのサービス「LandSkip」が『Appleの「App Store Best of 2016」』に選出!
前半では起業後の事業の状況、後半ではG’s ACADEMYで学んだことのメリット等についてインタビューを実施しました。

LandSkip 代表取締役
下村一樹さん
1987年北海道生まれ。北海道大学を卒業後上京し、新卒でApple Japanに入社。コンクリートジャングルに囲まれて働くなかで、都会では自然の風景を楽しめないと実感。コンサルティング会社を経て、風景を使ったコンテンツビジネスを立ち上げるためにプログラミング未経験だったが2015年4月にジーズアカデミーに第一期生として入学。株式会社ランドスキップを設立。スカパー!やApple TVへの映像配信、VR事業などを事業を展開している。

ー受賞おめでとうございます。
ありがとうございます。

先日公開されたインタビューも拝見しましたが、とても良かったです。
2016年は下村さん、LandSkipにとっても重要な一年だったかと思いますが、実績の所をざっとご紹介頂いてもよろしいでしょうか。
頂いたものをざっくり挙げると、このような形です。
LandSkip受賞.jpg
LIXILさんのアクセラレーターには118社応募があって、光栄にも上位3社の優秀賞に選んでいただけました。あとはAppStoreのBest of 2016をAppleTV部門で受賞いたしました。

新サービスでいうと、これまでは風景の4K映像配信が中心でしたが、今ではほとんどの映像を「VR」、それも8K画質で3D立体視ができる360度映像をつくっています。

独自リグとスティッチング技術で超高解像度VRコンテンツを制作し、SONYさんと一緒にPlayStationVR向けの「anywhereVR」というサービスを展開しています。
ほかにも色々とVRコンテンツやVRアプリの絶賛開発中です!
LandSkip VR.jpg
toC向けにはLandSkipとして、WEB版、スカパー版、AppleTV版を統一ブランドで「テレビを窓に変えます」という風景配信サービスでやっていますね。

toB向けはサイネージIoT事業で、オフィスや銀行などに世界の風景が切り替わるバーチャルウィンドウを導入しています。最近では福岡銀行(ふくおかフィナンシャルグループ)が3月に東京・八重洲でオープンする、地域共創施設「Diagonal Run Tokyo」に導入が決まりました。

先日インタビューした中島さんと同じ時期での卒業だったかと思いますが、中島さんはプロダクト開発に力を入れているとのことでした。下村さんは、現在は何に力を入れているフェーズなのでしょうか。

2016年のこれまでもそうですが、2017年も引き続きビジョンを伝えて、社内外の仲間を増やしていきたいと考えています。
ランドスキップの事業はまだ世の中に無いサービスなので、まずはそれを広めていかなければいけないです。

実は創業当時なかなかLandSkipのビジョンって理解されなかったんですよ。「何をやろうとしているのか分からない」「こんなのお金にならない」と。
アプリを出したり、実績が出てくるにつれて、ようやく「これは面白いね」「こうしたらいいんじゃないか」と賛同してくれる会社や応援してくれる人が増えてきました。

まずビジョンファーストで、それに共感する仲間を増やしていく。
これは創業当時から意識していましたが、これからも続けていきたいです。

ー全てのステークホルダーにビジョンを伝えていく上で、意識していることはありますか?

とても難しい所ですが、ディテールにより過ぎないことが大事だと思います。ディテールに寄りすぎると単なる事業説明とか製品紹介になってしまう。かといって夢を語り過ぎても、中身がなくなってしまう。

そのビジョンのさじ加減、抽象的だけどリアリティがある、そのバランスがすごく難しいと思っています。
今のLandSkipはビジョンは「風景の流通」です。

ー卒業前のGGA(Global Geek Audition)の時と少し変わりましたよね。

そうですね。以前に言っていた「指先ひとつで風景を連れてくる」というのは、あくまでサービスのコンセプトかなと思ってきて。
やりたいのは一言でなにかというと「風景の流通」ですと。
そうすると全ての事業はそれで説明がつくんです。

「VR事業とサイネージ事業はぜんぜん違うじゃないか」
いやいや、両方ともやっているのは「風景の流通」なんですよと。
サイネージのIoTもVRも全てはビジョンの実現の手段であって、「風景を流通して、誰もが好きな風景で心癒されるという社会」を実現したいです。
DSCF1403.jpg
ー事業が理解されるのにご苦労されたというお話がありましたが、起業する前にお客さんの見込みはいたんですか?

誰もいない。本当に理解されなかったんです。(笑)
もちろんお金が付くことも無いし、会う人からは絶対これ儲からなさそうだ、という顔をされていましたね。

ー1番最初の受注は喜びもひとしおですね。

そうですね。何もない中でビジョンを伝えていくことは大変でした。特にLandSkipの生み出す価値は、実際に「体験」しないと分からないものなので。
プロダクトができてない時に「いいね、君のそのビジョンはわかった。やってみてよ、じゃあ。」とチャンスをくれたわけですね。ビジョンに投資してくれた。

正直、技術的にできるのか分からない中で「できます」と言ったこともある。
ビジョンを形にするチャンスをくれた人に対して、とにかく「ちゃんと応えなきゃ」という気持ちで、ひとつずつ自分の中の、LandSkipの中のハードルを越えていって、ようやく「あぁ、こういうことね!」となってきたという所です。

ー今後は人々と風景の関わり方をどう変えていきたいですか?

風景を「日常」にしたいですね。サイネージによる空間演出やVRでの疑似体験って今は特別なものになってると思うんですよね。見せた時に「すごいですね」と言われるのが、今の状況です。

10年後はもっと当たり前のように「えっ?窓って、普通に外の景色が見えるものと、あと自分の好きなものに切り替えるものでしょ?」というようにテクノロジーが日常に溶け込んでいくと思います。

人の心に響く風景はそれぞれ違っていて、例えば100年前の浮世絵や1枚の写真だったりします。
LandSkipはそれを映像化したり、あるいはVR化したりするということが出来ます。

誰もが自分にとって響く風景があって、それを好きなように切り替えられる。それは3日間限定のものでもないし、特別なものでもないし、ましてや高いお金がかかるものでもない。
そういうセカイを当たり前にしたいですね。

後半はこちら =>〜誰もが風景に心癒される社会を創る〜

ジーズアカデミーでは、入学希望者に向けて学校説明会を随時開催しております。ぜひお越しください!

entrybtn.jpg

①top .jpg
ジーズアカデミーの神山です。11月26日~27日で開催をした『TAKUMI-EdTechハッカソン』の模様をお届けします。
『ハッカソン』とは参加者同士でチームを組み、2日間で企画・プログラミングして実装したプロダクトを創る、世界的に流行しているエンジニアイベント。企画からプロダクト制作まで通しで創る体験はプログラミング力を上げるのに最適。
なので、ジーズアカデミーではメンバー(卒業生・受講者)の技術と企画力向上のため、様々な大企業の協力を得て定期的に『ハッカソン』を開催しています。
今回は「職人の技の伝承・継承をICTで解決する」ことを目的としたEdTechハッカソン。協賛は創立100年の石田大成社さん。
優勝チームには10万円の賞金とともに、石田大成社さんのプロジェクトの中でビジネスパートナーとして商品化に参画します。
■□■■□■ 1日目 ■□■■□■
④中間発表.jpg
まずは企画。当日出会ったばかりの参加者同士で、特に方向性が合う方とチームを編成し、企画をぶつけ合ってまとめます。
⑤チームビルディングからMT.jpg
そしてHACKスタートです!24時間空いているジーズでは徹夜で作業するチームもあります。
■□■■□■ 2日目 ■□■■□■
⑦2日目 中間報告.jpg
2日目。午前中に進捗をヒアリング。
⑧プレゼン.jpg
夕方には1チーム5分でそれぞれのEdTechプロダクトを発表します。
⑨審査①.jpg
今回の審査員は5名。石田大成社の代表取締役社長の阿部氏、IoT事業本部の早坂氏、Ed-Tech分野の大学院教授である佐藤氏、日本マイクロソフト エバンジェリストの増渕氏、dotstudio株式会社 代表取締役のびすけ氏が審査を行いました。
⑩ブース審査.jpg
プレゼンだけでなく、審査員が実際にそれぞれのブースでプロダクトを触り直接説明を受けます。
⑫優勝チーム発表.jpg
審査後、優勝チームの発表!
優勝は「化学変化:Q&A Smart Movie」。自動翻訳機能付きEラーニングプロダクトです。UIや完成度の高さが高評価でした。
⑬懇親会.jpg
最後には懇親会です。
参加メンバーはもちろん、審査員やスポンサーの石田大成社の方が参加して懇親会を行いました。
⑭集合写真.jpg
今回も密度の濃い素晴らしいハッカソンとなりました。
優勝プロダクトの「Q&A Smart Movie」は引き続き石田大成社がサポートし、ビジネス化を目指します。
ジーズアカデミーでは今後も引き続き企業と共にハッカソンを開催していきます。
ハッカソンに挑戦してみたい人、初めての方でも大歓迎です。賞金と商品化を目指して、是非一度チャレンジしてみてください。
また次回もイベントレポートしていきたいと思います!

15874928_242975956125370_8711069529845169325_o.jpg
週末DEVコース第1期卒業生である中島さんが『IVS Launch Pad (Infinity Ventures Summit Launch Pad: 以下IVS)』の本選で5位入賞!

IVS Launch Padは、国内最大級のスタートアップの登竜門と呼ばれ、多くのベンチャーの目標となっている新サービスの発表の場です。(詳しくはこちら)

そんな中島さんがG’s ACADEMYを卒業してから、IVS入賞に至るまでをインタビューさせていただきました。

CONCORE’S株式会社 代表取締役 CEO
中島貴春さん

 

1988年生まれ、群馬県出身。2013年に大手建設業に入社。大規模建築の設計および工事現場での現場監督に従事した後、工事現場で使用するシステムの企画や開発、調達を担当する。2015年にジーズアカデミー第1期生として入学し、プロダクト発表会『GLOBAL GEEK AUDITION』では、建設現場の工事写真を撮影・管理するサービス「Photurction」を発表、1位を獲得。その後CONCORE’S株式会社を起業し、現在は同社の代表取締役 CEO。同サービスはIVS(Infinity Ventures Summit)で5位に入賞。

-まずは、IVS入賞おめでとうございます!

ありがとうございます。
-2015年10月末のG’s ACADEMYの卒業デモデー「Global Geek Audition Vol.1」から1年ちょっと経ったわけですが、現在はどのような状況でしょうか。

Global Geek Audition Vol.1(以下:GGA)で優勝して起業し、GGAでご縁のできたプライマルキャピタルさんから資金調達し、あとはひたすら開発に集中していました。
2016年の10月上旬からは実際の全国の建設現場約70拠点で使ってもらってクローズドのベータテストを始めました。
今は意見を貰いながらブラッシュアップしているフェーズです。使っていただいている拠点の方にファンになって頂くためにいいものを創るという所だけに集中していますね。
社員は、2人で会社を立ち上げて、9月からもう1名ジョインしています。秋にはG’s ACADEMYからも2名がエンジニアインターンで来てくれました。
あとは簡単な資料作成を担当する建築学科の学生が1名を合わせ、合計6人のチームになりました。

-IVSでのプレゼン(上の動画)を拝見しましたが、理念と課題の解決策のところはGGAの時から基本的には変わっていないんですね。

シンプルに「建設の世界を限りなくスマートにする」というコンセプトは、ジーズに入学する前からありました。
じゃあどこから始めようか、となった時にまずは建築写真から、という流れだったので、ほとんど変わっていないですね。
ただ、GGAの時と比べると、画面設計やUI、デザイン自体は全く違います。UIの基本的な部分をしっかり学んだ上で作り直しました。
建設業と一言で言っても、規模とか建てるものによっても作業内容は全然違うので、どこまで面で広げられるかという所を確かめるのはこれからです。
-IVSに出た目的は何でしたか?

コンテストに出た目的は、単純に資金調達と採用ですね。
採用の方では、特にうちの場合はやっていることが地味で、IT業界で認知されないと誰も来てくれないので、露出を増やすという意図です。
中島さん3.jpg
-評価されたポイントはどこだと思いますか?
市場規模含めて、インターネットが入っていない産業へのアプローチという所が評価頂けたのかなと思います。「ここを評価しました」というのは分からないので、完全に推測ですが(笑)

-他の起業家を見て、こういう所を学んでいきたい、といった所はありましたか?
CS(カスタマーサポート)ですね。
toB(法人向けサービス)だと特に、「本当にちゃんと使ってます」っていうのが、大事になるので。
カスタマーサポートは、今はゼロなのでまずは体制を整えるという基本的な所から始めて、
独自性を出すのか出さないのか、出すならどう出すのかはまた考えていきたいと思っています。

もう一つは開発体制です。
他社で成功してるスタートアップとかは、一週間に一個新機能を追加していて勝手に参考しているんですけど、「ちゃんとやるべきことをやっている」という印象です。
例えば、HPや開発者ブログの伝え方一つ取っても「こういう機能をつけました」ではなく「こういうことができるようになりました」という伝え方で。そういうのは見ると分かるので、参考にしていますね。

-ユーザーの集め方はどのようにされていますか?
主に僕の個人的なつながりですね。前職が建設業だったので、知り合いや、その知り合いから紹介を頂いています。デモを見せて、「便利だね」という感じで使って頂くという流れが多いですね。

-今は何に時間を割いていますか?
主な時間の使い方としては、プロダクトを開発するか、ユーザーヒアリングをするかのどちらかです。
資金調達も瞬間風速なので、このタイミングは経営面であまりやることはなくて、6~7割はプロダクト開発ですね。
ばりばりコードを書いて、お互いにコードを読んで、どこで何が書いてあるかチェックして、動けばデプロイ、という感じです。
15896146_242975842792048_1402655378043213575_o.jpg
-ちょっと話が逸れますが、「起業するならプログラミングを学んでコードを書けるようになった方がいい」という意見についてはどう思いますか?
どっちが正解とかは思っていなくて、事業をやるために必要なのであればやったほうがいいし、やらなくても大丈夫なのあれば、やらなくてもいいと思っています。人それぞれだと思うので。自分の場合は、自分で創りたかったし、周りにコードを書ける人がいなかったので自分でやりました。

事業を進める上で、技術を知っているから採用面接がスムーズにできる等はもちろんあるんですけど、技術を知っているいないに関わりなく、プロダクトには深く関わると思うので、どちらでもいいと思います。
チャットワークの山本さんとかも、技術には深くコミットしていなくて、「自分でも使えるサービスであれば皆使えるだろう」という考えですしね。技術が分からなくて成功している人も腐るほどいます。
ただ、チームにプロダクトを創れる人がいなければ方法は2つしかなくて、①外注するか②自分達で作るかのどちらかです。自分は前職で外注する側にいたので分かるんですが、外注は結構コストが高いです。1日5万円とか。
そうなってくると「お金=プロダクトの機能」になってしまいます。

-G’sには新たな事業を始めようという方がたくさんいるわけですが、中島さんなりの秘訣というか、心構えを教えて下さい。
他の起業家を見ていても、重要なのは地道なことを積みかさねているということだと思っています。
急カーブがどこに来るかだけで、大きいことをやるためには、もっと当たり前のことをきちんとやらないといけないですね。
それはプロダクト開発と同じです。プログラミングの入門書の巻末とかに、「todoアプリを作ってみよう」とか、簡単なやつがあるじゃないですか。
けど、「こんなのやってもしょうがない」って、皆やらないですよね。
じゃあ、見なくてもそれ作れるの?という話で、やってみると結構大変だと思うので、それすら作れない人に、より大きなプロダクトは作れないと思います。
あとは、真似することですね。良いサービスに独自性みたいのは必要なくて、良い意味でパクることは大事かなと。
アプリ作るなら、上位300個くらい研究して出て来るUIを研究してみるとか。すると絶対にどこかしら共通はしていると思うので、それを参考にする事が大事なんじゃないかと思います。
中島さん写真.jpg
CONCORE’S株式会社
「ITの力で建設の世界を圧倒的にスマートにする」を理念に、工事写真に関する業務の効率化と建築の品質向上を目的とした写真共有プラットフォームPhotoruction(フォトラクション)を開発・運営している。
現在エンジニア、デザイナーを募集しています。興味のある方はこちらを御覧ください。

ジーズアカデミーでは、入学希望者に向けて学校説明会を随時開催しております。ぜひお越しください!
entrybtn.jpg

14947817_1223211964416906_8599592888338000587_n.jpg
こんにちは。ジーズアカデミー事務局 コミュニティマネージャーの神山蘭子です。
今回はプログラミング学習をスタートしてから、約2週間経ったフルタイム総合LAB COURSEの課題発表の様子をご紹介します。
***********
課題はJavaScriptを使った「じゃんけんゲーム」。G’s開講以来、全員が取り組んできた課題です。
LABコースではG’sラーニングシステムを導入し、個別のスピードで学び、週に1度、成果発表として課題発表を行います。

全部で20名のじゃんけんゲームが発表されましたが、今回はその中から3名をピックアップしてご紹介します。
【①】内藤さん
③naitou .jpg
内藤さんは演劇をしており、その後DTP会社に就職。どうせやるならデザインだけでなくJavaScriptやPHPなど技術や知識を身に着けたWebデザイナーになろう、と決め、集中的にプログラミングを学ぶためにジーズアカデミーに入学しました。
内藤さん.jpg
内藤さんがつくったのは子供向けのじゃんけんゲーム。じゃんけんゲーム自体はシンプルですが、デザインにはこだわって創られています。
テーマがしっかりしていること、子供がつかいやすいインターフェースを考えているということが先生からも高く評価されました。
***********
【②】松野さん
⑤DSCF5094.jpg
松野さんのじゃんけんはリアル対戦式のゲームです。
色々な場所でじゃんけんができるようになると面白い、と考えリアルタイム通信を実装。
松野さんプレゼン.jpg
バグ取りにずっと時間をかけていたのですが、まだまだバグが取り切れていないとの苦労話も。
リアルタイム通信をつかったゲームの制作は普通はもっと時間がかかるもの。それを2週間でイチから学び、実装までした点を高く評価されました。

松野さんは自動車メーカーで車両開発をしていた方ですが、IoTサービスをつくってみたいと思い一念発起してジーズに入学しました。Webプログラミングは未経験からのスタートです。
***********
【③】大内さん
TV局で番組制作をしていた大内さん。さて、そんな彼女が発表したものはcanvasを使ったじゃんけんゲームです。
14938136_220050315084601_3038523480180429574_n.jpg
じゃんけんにブロック崩しの要素を掛け合わせています。

当初は3Dのゲームにしたかったようですが、まだ2週間なので技術が追い付かず2Dのゲームになりました。
ご本人曰く、「ランダム表示をするのが難しくて構文もよくわからず大変だった」とのことですが、ゼロからはじめてまだ2週間とは思えない出来ですよね。
彼女は、手に職をつけフリーランスで働けるスキルを身に着けたい、ということでプログラミングをジーズで学びはじめました。これからが楽しみです!
***********
LABは集中学習スタイルなので、2週間で100時間近くプログラミングを書いています。それが上記のような成果につながっています。
これが8ヵ月続くとどうなっていくのか、引き続きLABコースにご注目ください!

次期のLABコースの開講は2017年4月を予定。入学希望者の受付は12月から始まります。
気になった方は是非学校説明会にお越し下さい!

スクリーンショット 2016-09-07 13.23.00.png

こんにちは。ジーズアカデミー事務局の神山蘭子(かみやまらんこ)です。
すっかり夜は肌寒く、秋の訪れを感じる今日このごろです。
そんな中、先日はG’s ACADEMY DEVコース4期生が
卒業制作プロダクトのデモデイ(GLOBAL GEEK AUDITION、通称GGA)を経て卒業をしました。
今回はGGAの様子と入賞プロダクトの結果をお伝えします。
DSC05756.jpg
GGAで各自に与えられた時間は5分。
短い時間の中で、各メンバーは自分の目的(資金調達/転職/ビジネスアライアンス)を達成するピッチをします。
審査員となる来場者は招待されたエンジニアを採用したい企業やベンチャーキャピタル、投資家。
今回は70社以上、100名近くの企業様がご来場されました!

全員のプレゼンの後は、名刺交換会&スカウティングタイム。
直接企業の方と卒業生が話をし、企業様にとっては採用活動や投資・アライアンス活動をしていくための交流会を行います。
(ごくまれに、サービスそのものを買い取りたいというオファーも。)
00名刺交換西元さん.jpg
GGAが行われた3日後は卒業式。
と同時に、企業からの投票結果が発表される日でもあります。
来場頂いた企業様から投票いただいた技術面・サービス面の5段階の評価の平均で優勝者が決定します。

緊張の結果発表です!!
【特別賞】
中島 幹彰 さん コギコギ
ヨーロッパでは当たり前になりつつある「乗り捨てOKなシェアサイクル」を都心エリアを中心に展開しています。
スマートロックを自社開発し、スマートフォン一つでユーザーは使うことができます。
ご自身で開発した部分もあるものの、メインの開発を担当したエンジニアは他にもいるサービスのため、特別賞の受賞となりました。

【5位】
佐々木 卓 さん    ホンダナ
お家に眠っている本、マンガをユーザー同士で交換できるアプリ。
手持ちの本はバーコードスキャンで登録でき、
登録するともらえるポイント「ブク」を使って、本を交換します。

【4位】
椎野 数真 さん      GoFresh
主に喫煙者向けの、月額定額(3000円前後)でコーヒーが通い放題になるアプリ。
①喫煙者のタバコのマナー向上、
②非喫煙者の受動喫煙の防止、
③飲食店の空席率の減少
の3つを同時に実現させることを目指します。

【3位】
夏目 萌 さん       STREETiA
すれ違いファッションアプリ「STREETiA」は、
洋服を店舗からでもなく、ECからでもなく、「すれ違った人から買う」という購入体験を提案。
半径1km以内にいるユーザーが表示され、ユーザーのアイテムの購入が可能になるサービスです。

【2位】
浜谷 光吉 さん ヒルクライマーズ
こちらはスポーツサイクル愛好家が主なターゲット。
道路交通法により、現状はスポーツバイク愛好者が楽しめる場が見つからないことや、
走行速度の違いにより仲間の位置が分からないという問題を解決します。
1.ヒルクライムに最適なポイントを表示
2.心拍数など、自分の走行データをモニタリング
3.仲間の位置をリアルタイムで確認
の3つの機能を搭載しています。
DSC00745.jpg
【1位】
武田 浩和 さん    アラームボックス
取引先の変化やリスクをオンラインデータとプロの解析士の解析力で
発見、通知する「アラームボックス」を運営。
企業審査における重要な指標が変化している点に着目しました。
既に1回目の資金調達も完了し、今回の発表は追加の投資をご希望です!
001武田さん.jpg
今回もほぼ全員文系または営業職出身の方の受賞となりました!
(浜谷さんのみタイヤメーカーに技術職として勤務)
武田さんにはこの後、これまでの優勝者と同様にシリコンバレーのインターンシップをプレゼントとなりました。

4期生の皆様、卒業おめでとうございます!!
そしてこれからもよろしくお願いします。
是非これからも『セカイを変えるGEEKになろう。』をミッションに、それぞれの場所でご活躍ください!

また、G’s ACADEMYの学校説明会も開催しております。
ぜひこちらからお申込み下さい!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

entry_btn.png

こんにちは。
ジーズアカデミー コミュニティーマネージャーの神山です。
今回は、卒業生たちが発表をしてきたプロダクトを14個をご紹介をします。
ジーズは昨年オープンし、まだ3期までの卒業ですがこれまで80もの新しいサービスが産まれました。

その分野はFinTech、建設、旅行からVRなど様々に渡っています。
入学前はほとんどの人がプログラミング未経験からスタートしているわけですが、6か月間自分の作りたいサービスに情熱を注ぎこ込んだ結果がこれらの卒業プロダクトです。
是非お楽しみください!
≪1期卒業生≫
【①】
サービス名:Photoruction / 製作者:中島 貴春
サービス概要:工事写真の撮影から帳票作成までをスマートにするサービス
スクリーンショット 2016-09-28 16.15.53.png

【②】
サービス名:IT TERM GRAPHICS / 製作者:柿木 太志
サービス概要:少し分かりづらいIT用語を図解で理解するためのサイト

【③】
サービス名:LTShare / 製作者:磯村 亮
サービス概要:LTの動画をアップロードしてシェアできるサービス

≪2期卒業生≫
【④】
サービス名:観光スポット⾳声ガイドアプリ「Pokke」 / 製作者:望月 大希
サービス概要:様々な観光スポットを音声で案内してくれる音声ガイドツアーアプリ
pokke.png
【⑤】
サービス名:Pathlog / 製作者:角舘 浩太郎
サービス概要:旅行の写真を時系列で振り返ることができるアプリ

【⑥】
サービス名:Bookoki Bun Bun! / 製作者:木崎 貴之
サービス概要:書籍の紹介サイト

【⑦】
サービス名:TSUKUTTA(ツクッタ) / 製作者:木下雄策
サービス概要:HTML,CSS,javascriptに特化したプログラミング学習サービス
スクリーンショット 2016-09-28 16.15.30.png

≪3期卒業生≫
【⑧】
サービス名:macrospace / 製作者:中ノ瀬 翔
概要:VRのポータルサイト

【⑨】
サービス名:matchmo(マッチモ) / 製作者:衣笠 恭平
サービス概要:カメラマンとモデルのマッチングサイト
スクリーンショット 2016-09-28 16.13.33.png

【⑩】
サービス名:CoworkPlace / 製作者:久保田 公平
サービス概要:コワーキングスペース検索サイト
スクリーンショット 2016-09-28 16.14.21.png

【⑪】
サービス名:Be friend / 製作者:渥美 翔吾
サービス概要:ランゲージエクスチェンジのマッチングサイト
スクリーンショット 2016-09-28 16.13.49.png

【⑫】
サービス名:Bether / 製作者:武内 昭典
サービス概要:ビーコンに紐付いたアンケートに回答することでEther(イーサー:仮想通貨の一種)を集めることができるアプリ

【⑬】
サービス名:Money Location / 製作者:堀 正⻫
サービス概要:無駄遣いした場所を登録すると近づいた時にプッシュ通知を飛ばしてくれるアプリ
スクリーンショット 2016-09-28 16.14.06.png

【⑭】
サービス名:WalkPool / 製作者:渡辺 敏行
サービス概要:手書き地図を写真で撮り、その地図に現地で位置情報を取得するアプリ。

以上、まずはごく一部とはなりますが、ご紹介させて頂きました。
いよいよ来月10月13日(火)はGLOBAL GEEK AUDITION Vol.4が開催されます。

来月に迫った4期生がどんな新しいプロダクトを産み出していくのか、
新しいプロダクトのご紹介とGLOBAL GEEK AUDITION Vol.4の結果はこちらのブログでご紹介していきますので今後もご期待下さい!
またジーズアカデミーでは、入学希望者に向けて学校説明会を随時開催しております。ぜひお越しください!
entrybtn.jpg

FullSizeRender.jpg
こんにちは。ジーズアカデミーのコミュニティマネージャーの神山です。
LABコース受講生のインタビュー記事 第2弾です。LABコースの開講が来月となり、現在入学希望者募集中です。入学を検討されている方は平井さんのインタビュー記事とあわせてご覧下さい。

<プロフィール>
福岡県出身。23歳。小学生のころからゲームなどを通じパソコンに興味をもつ。県内の工専を卒業し、大手自動車部品メーカーに勤務。ゼロからプログラミングを学ぶために2016年4月からジーズアカデミーに入学。

―新井さんは未経験でジーズアカデミーに入学されていますが、プログラミングを学ぼうと思った理由を教えて下さい。
パソコン好きの父の影響で小さな頃からパソコンは身近な存在でした。小学生から自分のノートパソコンでゲームやチャットにはまっていましたね。
高校受験を考える時に、どうやら就職率が良いらしいという話を聞き、工専に興味を持ちました。パソコンに興味があったこともあり、制御情報工学科を希望していたのですが、そこがだめで材料工学科に入学をしました。

高校を卒業すると上京し、大手自動車部品メーカーに就職し生産技術として1年ほど働いていたのですが、正直面白くなくて。やはり大きな会社だと古い体質があり、新しいことがなかなかできない。ここで何十年と働いていても成長できない、他の会社で通用することができないんじゃないかと思い退職をしました。
次を考えた時にパソコンには思い入れがありましたし、ミーハーな部分が自分にもあったのでプログラミングを今度こそ学んでみよう、と思ったんです。
③.jpg
―それでジーズアカデミーを選んだのでしょうか。
いえ、まずは独学からスタートしました。自分がプログラミングを本当に好きかどうかわからなかったのでまずはやってみる、という感じでしたね。やってみたら面白かったのですが、見事に1か月で壁にぶつかってしまいました。独学では職業的に役立つスキルは身に付かない、と思ったんです。
独学は無理。そして考えたことは働きながら学べないか、ということでした。そこでリクルートに相談にしてみることにしました。相談をしたら、知識がなくても働きながら学べる環境はある。けど、それは自分が求めるクリエイティブな仕事はないという話でした。

また、自分は前職の経験から古い体質の会社ではなく新しいことをやっている会社で働きたいと思っていたのですが、実際に会社選びをしようとしたら、そこが新しいことをやっているのかどうか判断がつかなかったんです。知識がなければ会社を選ぶ判断さえもできないんだな、と痛感しました。
自分の求める会社を選ぶためにも知識は必要だと感じ、結局学校で学ぼうという考えに落ち着きました。

―プログラミングの学校といっても色々ありますが、ジーズアカデミーを選んだ理由は?
せっかく学ぶならしっかり知識が身に付くガチなところがいいと思っていました。専門学校などもみていましたが、学ぶ期間が2年もあり、スピードが遅すぎる。でも週に1回や2か月という短期間では不安。知識ゼロな自分がそれだけで身に付かないだろうと思っていました。
きちんと学ぶためにも回数多く、しっかり通えるところが良かったんです。それに加え、自分はエンジニアとして将来的に仕事をしたいと思っていたので、「活躍できる人になるために必要な実践的で新しいことが学べる」という点をみていましたね。ジーズアカデミーは自分の求めることにぴったりでした。みつけたときはここだ、って思いました。
風景①.jpg
―それで入学していかがですか。
まずは一緒に学ぶ人がいいですね。集まってくる人が志をもっている。その人たちとのコミュニティができることが良いです。ここにいる人はプログラミング言語や新しいテクノロジー、サービスなどのアイデアの話を真面目にできる人たちばかりです。毎日刺激を受けています。地元の片田舎でそういったことを話せる人は中々いません。
次にモチベーションが上げることができる環境です。授業では必ず課題の発表があるので、学んだことをアウトプットできます。他の人がどんなことを考えているかもみることができるので刺激になります。

そして講師の山崎先生がモチベーションを上げるのが上手なんですよ。山崎先生って世界で9人しかいないMicrosoft MVPに4年連続選ばれるほどの人なのに、自分なんかが思いつきで言ったことでも「それいいですね」と評価してくれる。すごい人に肯定されるとモチベーションはあがりますよね。

―今後の目標について教えてください。
これからは卒業制作に向けて動いていきます。そこではVRコンテンツ制作に関する技術を学んでいきたいです。初めて知った時からずっとやりたいと思っていたんです。

VRが流行っているから、ということではなく、3D体験って誰でもワクワクしませんか?自分も一度体験した時の感動が忘れられなくて。多くの人を感動させるものだと思うんです。そんな面白いものを作っていきたいと思っています。とはいえまだまだ構想段階でしかないので、ここから卒業制作に向けてしっかりやっていかなきゃと思います。VRコンテンツを学ぶという意味でもこれから行く予定のインターンも楽しみにしています。
①trm済.jpg
―知識がゼロで不安に感じている人も多いのですが、そんな方にメッセージをお願いします。
知識がゼロでも全然大丈夫だと思いますよ。自分も知識ゼロからのスタートでした。学ぶ環境は様々あるので、PCの電源ボタンの位置、文字入力などの基本操作ができれば問題ないです。
また、挫折したらどうしよう、と不安に感じる方も多いと思います。自分もその不安は感じていました。自分の克服の仕方はステップを細分化する、ということです。

例えば、「プログラミングを学ぶ」というような大きな目標だとできないと感じると、そこで挫折を感じてしまう。しかし、それを「このページをつくる」というようなステップを小さくすることによって挫折しにくくすることができます。正直プライドを捨てることもありますが、でも新しいことを学ぶにはそれも必要なことがあるかもしれません。
そういう意味でジーズは挫折しにくい環境かもしれませんね。課題も細かく分割して出されるので小さなステップで取り組むことができ、わからなければヒントもくれたり小さなステップを教えてくれる。授業もわかりやすいし、自分にとっては知識ゼロからでも安心してプログラミングを学べる環境でした。自分も最初は心配でしたけど、知識ゼロで不安に感じている人も安心してチャレンジしてきてください。
―新井さん、ありがとうございました!

ジーズアカデミーでは現在のPROコースをリニューアルし、10月18日LABコースを開講予定です。
学校説明会(無料)は下記日程で開催予定となっております。
◆G’s ACADEMY TOKYO 学校説明会◆ ※9/7日程更新※
日程① 9月10日(土)11:00~12:30
日程② 9月11日(日)14:00~15:30
日程③ 9月14日(水)19:30~21:00
場所:G’s ACADEMY TOKYO BASE (東京都港区北青山3-5-6 青朋ビル2F)
(日程が合わない方はweb上での個別説明会も実施しておりますのでお気軽にご相談下さい。)
【第二次募集〆切】9月15日(木) 【開講日】10月18日(火)

スクリーンショット 2016-09-07 13.23.00.png
興味のある方はお気軽にお越しください。リニューアルしたLABコースの今後にご注目ください!

サムネイル>DROCKETSロゴ.png
こんにちは。ジーズアカデミー コミュニティマネージャーの神山蘭子です。
先日、ジーズアカデミーの運営会社であるデジタルハリウッド株式会社は併設されているインキュベート機関「D ROCKETS」を通じ、民泊可能な物件専門の不動産ポータルサイト『民泊物件.com』を運営するスタートアップ企業「株式会社スペースエージェント」に対して出資を行いました。
※プレスリリースの記事はこちらから
早速、スペースエージェントさんに訪問し、代表の出光さんと執行役員の梶原さんに取材をさせて頂きましたのでご紹介いたします。(開発を担当している執行役員の梶原さんはジーズアカデミー1期の卒業生です)※過去の梶原さんのインタビュー記事はこちらから
株式会社スペースエージェント
民泊可能な物件専門の不動産ポータルサイト『民泊物件.com』を運営
同サイトは今後大規模な成長が予測される民泊市場において、 民泊事業者のために民泊可能な物件情報を国内最大級で集めているWebサービスです。
[代表取締役社長] 出光 宗一郎 [設立]2015年4月
無題.png
―この度は資金調達おめでとうございます!最初に事業内容をご説明頂けますか。

(出光)
弊社は民泊可能な物件専門の不動産ポータルサイト『民泊物件.com』を運営してます。民泊を運営したい人向けに、不動産会社や不動産オーナーが民泊の許可を出している物件のみを掲載していて、想定収入を表示する「民泊物件指数」という値が明示できるようにしているということが特徴の一つです。
ここ最近、急激に民泊サービスが普及して、一般の住居も宿泊場所として提供する方が増えてきました。しかしトラブルが絶えないんですね。旅行者や近隣住民との間、民泊オーナーと物件オーナーとの間など、トラブルや不安がでてくることもあります。できるだけそういったトラブルを未然に防ぎ、この業界をよりクリアで健全にしていきたいと考えています。

―民泊事業に注目をし、民泊物件.comを運営することになったきっかけは何でしょうか。

(出光)
家主さんの抱えるニーズは常に1つで、『なるべく空室を減らしたい。いかに借主をつけていくか』。そのための効率的な手段はないか、そういった手法はないかを常に考えていました。そこで出会ったのが民泊事業です。民泊事業はあくまで「空室の有効活用」という一つの手法なのです。

じゃあまずは自分たちでホストをやってみよう、と。最初は良かったんですけど、実際やってみたらすごく苦労して。外国人を泊めるって良いイメージの方は少ないのが現状で、中々民泊可能な物件を探すことができない。物件を確保するのがとても大変でした。そこで考えたのが他の民泊を運営している会社も同じ悩みを抱えているのではないか、と。それで物件のポータルサイトを運営することにしました。

―今年4月には旅館業法が緩和されたこともあり、これから民泊事業が増々拡大していきそうですが、いかがですか。

(出光)
実は苦労もたくさんあるんです。(苦笑)まず、第一には法律周りですね。動向がしっかりつかめないことがあります。そういう意味で本当に慎重に行動していかなければいけないですね。グレーな領域が多くある中で、僕らはなるべくクリアな状態ですすめないといけないですし、また、業界全体をクリアにしていかなければという面もあるのでその辺りの調整がすごく難しいです。
あと、民泊はまだまだ新しくでてきたものなので、民泊に対して良くないイメージをお持ちの方もいらっしゃることもあり、そこら辺の意識改革をしていくのが難しく感じています。

―今後に向けて、こういうことをやっていきたい、というものはありますか?

(出光)

色々あるのですが、まず前提として、これから国内人口の減少により不動産業界は2030年までに2/3ぐらいまで縮小するといわれています。人口減少により、物件はあるけどそこを利用する人がいない、という空家問題が深刻化してくるのではないかと思っています。
その2030年に民泊があるのかどうかもわからないけれども、その時に何か空家を上手く集客するような仕組み作りをこの会社でつくっていきたい、というのはあります。
また、民泊物件.comの会員さんが運営している民泊物件は大体4000件ぐらいあり、その物件数に年間10万人近くのインバウンドが訪れるんですね。このインバウンド客に何かのアプローチをしかけたいと考えている企業さんって沢山いらっしゃるんですよ。それらをうまくマッチングできるようなものや仕組みを作れないかな、と考えています。

②trm済.jpg
[上:代表取締役社長の出光 宗一郎氏 / 下:執行役員の梶原将翔氏]
―ところで、話は変わりますが、出光さんと梶原さんのお二人の出会いはなんだったんですか?

(出光)

親会社のオルトリズムで働いたときに出会ったのが梶原さんでした。当時オルトリズムでは初めてITサービスを導入するというタイミングだったのですが、つくる人がまだまだいなくて。僕一人だけで企画したり、誰かとディスカッションをするという機会がなかったんです。その中で梶原さんが入ってきて。二人で「これどう思う?」という意見を交わしたり、企画をつめていくこともできて、それがめちゃくちゃ面白くて!話が進み、とても仕事がしやすいなと感じたんです。その後、オルトリズムのITの部分を僕と梶原の二人でずっと作っていましたね。

―梶原さんはオルトリズムに入ったのは何がきっかけだったんですか?

(梶原)

僕は元々教育企業に勤めていました。入社した時は規模も小さく、想いもみんなあって楽しくやっていました。しかし、だんだんと会社規模が大きくなってきたんです。なんか大きくなっていく中で動きにくくなってしまって。もうちょっとマーケティングとか効率化を考えたりしていきたいと思う中、自分の意見を活かしにくくなっていたんです。
自分で何でもやらないといけない、小さなベンチャーにいきたいな、と考えるようになりました。そんな中、オルトリズムの紙中と久しぶりにごはんを食べる機会があって。元々すごい信頼をしていて、別に不動産への興味があまりあったわけではなかったのですが、(笑)この人と一緒に働きたい、と感じて転職をしました。

―実際今はどうですか?

(梶原)

自分の思ったことをストレートに企画し、実行して形にできる、というのが面白いです。自分の責任で自分で動かすというのが面白いし、やりがいありますね。今だと民泊物件.comも自分でつくってきているので、日々会員数が増えたり、不動産会社の売上があがる、とか問い合わせがあった、とかそういう実際の手応えを感じることができるのですごく嬉しいですね。自社サービスはめちゃめちゃ面白いです!!
③集合写真trm.jpg
―話は戻りますが、今回の投資を受けることになったきっかけはなんだったのでしょうか。

(梶原)

去年の11月頃にジーズでファンドをつくろうということを考えているのを少し聞いて。その時に、僕がとある勉強会で自社のサービスの話をしたんです。それをジーズの児玉さんがすごく興味をもってくれ、もし必要だったら声かけて、なんて話もあったんです。
それが元々のはじまりでした。

(出光)

この出資の話が固まるまでのスピードがめちゃくちゃ速くてびっくりしました。それまで資金調達を考え始めてから別のところでも動いていたんですけど、実はめちゃくちゃ大変だったんです。いったいそれはなんだったんだと思うぐらいなスピードでした。ジーズと梶原さんの関係ってすごいな、と。(笑)

(梶原)

僕は事業会社から調達するなら、ジーズのネットワークは大事にしたいし、お世話になったジーズにお願いしてつながりを強くしたいな、と思っていたんです。それで決めました。

(出光)

本当に考え方が面白いですよね。今回って資金回収の目的ではないじゃないですか。VCとは違った観点から出資ということをしてますよね。他のVCとかとは全く違う観点があり、最初は何の目的なんだろう、と。こちらからすると最初は不思議でしょうがなかったです。お金じゃなくて、お金以上のつながりというか、本当にベンチャーを育てたいという考え方があり、素晴らしいなと思っています。
―出光さん、梶原さん、ご協力ありがとうございました!
④DROCKETS.png
D ROCKETSではジーズアカデミーと併設されているインキュベート機関が「D ROCKETS」です。今回の出資だけにとどまらず、より多くの「起業」しやすい環境を整えるために増々支援を広げていきたいと考えています。
これからもますます起業家とエンジニアの化学反応を引き起こし、「セカイを変えるようなWebサービスを日本から産み出す」ことを広げていきます。今後とも是非ご注目下さい。

trm済DSC04149.jpg
こんにちは。ジーズアカデミー コミュニティマネージャー の神山蘭子です。
今回は現在PROコース1期生として通学をしている平井さんのお話を伺いました。
10月からはLABコース(現在のPROコース)の2期が開講されます。
入学を検討中の方は是非参考にしてみてください!

<プロフィール>
香川県出身。音楽が好きで学生時代の多くは音楽活動とギターとともに費やす。京都にある大学を卒業後、ファイナンス・投資の勉強をしていたことから大手信託銀行に入社。
企業年金業務(投資関連業務)や採用業務に従事。元々あった起業希望と、自分のやりたいことをやろうと考え、退職。 ITの知識を身に着けるためにジーズアカデミーに入学。現在に至る。

―まず気になることを先に聞きます!大手企業を退職して、プログラミングを学ぼうと思ったのはなぜでしょうか。
もともとは就職をせずに大学を卒業してからすぐに起業をしようと考えていました。でもやはり1度は社会人を経験しておこうと考え、信託銀行に就職をしました。そこでは企業年金業務以外にも採用業務なども行って幅広く働いていました。
ひと段落したころに、やはり自分のやりたいことをやりたいと思い、退職を決断。辞めるのも大変でしたけど。自分のやりたいことを、と考えた上での選択です。私は文系出身ですが、もし仮に大手企業に勤めていても起業をするならITやプログラミングのスキルは今後必須であると考えたのが学ぶきっかけです。

―プログラミングスクールといっても数多くありますよね。どうやって選んだんでしょうか。
まずはインターネットで検索して色々な学校を調べました。ただ、どうせやるなら確実に知識と技術が身に付くところ、徹底的に勉強をしたいと考えていました。プログラミングを学べる学校は確かに沢山ありますが、週に1回とか1か月間しかない、というのでは正直不安があったんです。
果たしてそれでできるようになるのか。効果はあるのかな、毎日やらないと 覚えられないのでは、と思っていました。そんな時、このジーズアカデミーをみつけたんです。毎日通い、じっくりと学ぶことができる環境というのは自分の求めるものでしたね。すぐにここに入ろう、と。
しかし、実はその時不安が1つあって。ジーズアカデミーは入試で面接があるんです。それが心配でした。それを学校説明会で聞いてみたら落とすための面接ではなく、目的をもって臨むことができれば大丈夫、とのこと。それを聞いて安心して受験をしました。
trm平井さん③.jpg
―現在入学して4か月ですが実際に学んでみてどうですか?
入学当初は課題が毎日あり、ついていくだけで精いっぱいでした。かなりきついと思われるかもしれませんが、入学前のイメージと入学後では良い意味でのギャップもありました。それは学習内容です。プログラミングを学ぶというとJavaScriptやPHPをメインに学ぶのだろうなと思っていました。それは他の学校にも同様のイメージを持っていました。

しかし、PROコースではそれらの言語は約2か月で修了し、Android・Node.jsなどの勉強を経て、今はPython、ブロックチェーン、iOSなど最新技術の授業を受けています。入学前の説明会でも、最新技術をとにかく多くやるとは言われていましたが、予想以上に学べることが多く日々成長を感じています。
最近では機械学習の授業が面白かったですね。最初は絶対こんなのできない、無理!と思っていたのですが、意外とツールが整っていて知識がなくても素人でも簡単に試すことができそうでした。やってみないとわからないものですね!今後もこの授業があるので楽しみです。

―残り4か月ほどで卒業となりますが、これからはどんなことをやる予定でしょうか。
まずはこれから卒業制作期間に入るのでそこに集中していきたいです。今まで習ったことを充分に活かして制作に入っていきたいと思います。同時に、少しずつ起業の準備に入っていこうとも思います。卒業まで時間があるようであっという間だと思うのでしっかり進めなければいけない
ですね。
将来は地元の香川県をもりあげていきたいと考えています。少子高齢化、地方衰退などが叫ばれている時に、その歯止めをかけることができる手段はインターネットでないかと考えています。地元を盛り上げられるようなサービスを何か考えていきたいです。
trm.jpg
―最後に、平井さんと同じように、未経験からプログラミングをこれから学んでみよう、という方に向けてメッセージをお願いします。
これからプログラミングを学びたいと考えている人へ3つお伝えしたいと思います。
1つ目は、まずプログラミングをやろうかどうしようかと、迷っている人へ。迷っているならば絶対にチャレンジをしてほしいと思います。やりたいと思ったらチャレンジ。自分がそうだったんですけど、やりたいと思ってできないことって後々後悔するんです。引きずってしまっては勿体無いですからね。やりたいと思ったらまずチャレンジをしてみて欲しいです。

2つ目。プログラミングをどうやって勉強していいかわからない人へ。今は本、インターネットなどプログラミングを学習しようと思ったら様々な方法があります。それらを頼って学ぶのも1つの手です。ただ、1人で学ぶと必ずどこかで詰まってしまうことがあります。そんな時にどうやってモチベーションをつなげていくか、がポイントです。何か困った時にそれをつなげることができる環境は大事ですね。これがないと学習を続けられないです。私の場合は1人でやるのは無理、と思っていたので教えてくれる、導いてくれる指導者がいる学校を選択をしました。新しくゼロから学ぶからこそ、学び続ける気持ちをつなげるための環境は考えた方がいいかもしれません。

3つ目。学校選びを迷っている人へ。学校は沢山あるので自分で色々みて、最終的には自分の目的にあったところを選択するのがベストだと思います。私の場合は、どうせやるなら、とことんやりたい。確実に技術が身に付くところがいいと思っていました。週に1回や1か月では無理。終わったときに飽きてしまうかもしれないと考えました。そのため強制的に毎日通って勉強できる環境を求め、確実に技術を学べるジーズアカデミーを選びました。
いずれもまずは行動すること、後悔することのない選択をしてほしいですね。
―平井さん、ありがとうございました!引き続き卒業制作に向けて頑張ってください!

スクリーンショット 2016-09-07 13.23.00.png

①サムネイル候補①.jpg
こんにちは。
ジーズアカデミー コミュニティーマネージャーの神山蘭子です。
7月26日(火)初心者を対象としたイベント[G’s Nite] Web系なんでも勉強会が開催されました。
毎回、定員の150%超えという予約率で参加者多数の大人気イベントです。
その様子をレポートします!
①trm済山崎先生スピーチ.jpg
主催者はジーズアカデミー 主席講師の山崎先生。
28歳でプログラミングを始めたご自身の経験からやりたくてもできない、わからないことを聞く人がいない、ということを減らしたい、という想いでこの勉強会を開催。
こういった場を通じて1人でも多くの人が仲間や人とつながることで楽しんで学べるようになってほしい、というのがこの勉強会の狙いです。
勉強会は毎回テーマが変わり、今回は「Web制作&開発最前線の話を聞こう!!」がテーマです。
平田さん変更.jpg
まずは平田さんからの発表です。
平田さんは文系出身の中小Sler5年目の女性エンジニア。今回は「女子がフロントエンドに挑戦した話」を発表頂きました。こちらに発表用のスライドがありますので是非ご覧ください。
③磯村さん.jpg
続いて現在はヤフー株式会社に勤務している磯村さん。
内容は「Web未経験のエンジニアがwebでキャッチアップする話」です。
また、別途「コンサルからYahoo!に転職した話」こちらにインタビュー記事が載っています。
④宗定さん変更.jpg
最後の発表者はジーズアカデミーのメンターでもある宗定 洋平さん。
フロントエンドエンジニアであり、(株)サイバーエージェントにてエンドユーザー向けサービスを開発。ソーシャルコミュニティなど多数のサービスを立ち上げ、運用している傍ら、ブログ執筆やセミナーのスピーカーとしても活動中です。
宗定さん②.png
お話頂いた、「Webデザイン&開発から現場で使える技術を紹介」の発表は来場者アンケートでも「わかりやすかった」「これから学ぶにあたって非常に参考になった」という高評価でした。
今回の発表資料である「Wanna be a Front-end Professional」はこちらから確認をすることができます。
⑤LT.jpg
山崎先生の教え子としてジーズアカデミーの卒業生や在校生も登壇し、
LT(=”Lightning Talk ” の略で、プレゼンテーションの形の一つ)を実施しました。
DSC03580.jpg
毎回大盛況の中、終了するこちらのイベント。
次回開催は8月3日(水)19:00~21:00を予定しています。
テーマは『 デジタル・アート、クリエイティブプログラミング、Gameプログラミング 』です。
詳細・お申し込みはこちら(ATNDページ)から。
また、次回の参加者には、山崎先生著書の「jQuery レッスンブック(ソシム)」も抽選でプレゼント。
今回も超満員が予想されますため、申込はお早めに!
Webデザイナー、ビジネスとしてWebアプリ/サイトの可能性を考えたい方、
Web系ではないエンジニアの方でこれからはじめたい方、ディレクター、プロデューサー方の参加も多く、これから学ぶ・学んでみたいという初心者大歓迎のイベントです。
希望者にはジーズアカデミーの学校案内も行いますので、ご入学検討の方もぜひご参加下さい。
ジーズアカデミーはみなさんのニーズにお応えできるようなイベントを開催していきますので
ぜひご注目くださいませ!

①trm済DSC03011.jpg

こんにちは。
ジーズアカデミー コミュニティマネージャー の神山蘭子です。
今回は1期卒業生の磯村さんにインタビューをさせていただきました。

<磯村さんプロフィール>
神奈川県横浜市出身。1990年生まれ。立教大学 社会学部卒業。文系出身。プログラミング未経験。
新卒でアクセンチュア株式会社に入社。その後、ジーズアカデミーに2015年4月入学。卒業後、ヤフー株式会社に2016年4月から入社。

― ヤフー株式会社さんへの就職おめでとうございます。新しい職場はいかがですか?

現在はYahoo!内のメディアのフレームワークなど、様々なプロダクトを手がけています。今後はより便利に使いやすくなるように改良を重ねていきたいと思ってます。前職と比べてとにかくプログラミングをしている時間が増えましたね。ものをつくっているという感覚があります。何より元々希望をしていたWEBサービスの仕事ができているので、とても楽しいです。あと数年はじっくりスキルを身に着けて、その後は企画や事業開発にも携わっていきたいですね。

追加①DSC03296.jpg

― 大学は文系ですよね?元々どうしてプログラミングに興味をもったんですか?

きっかけは大学で始めたディベートでした。当時は原発問題や生命倫理等、かたい内容で討論していました。でも、ディベートをするためには下調べをし、資料作りではロジカルに作りこむ必要があります。その作業が結構好きで。元々ものづくりにも興味があったので、作り上げていくという実感があるのはとても楽しいと感じていました。そのへんがもしかするとプログラミングにも共通するものがあるのかもしれませんね。

― そのあと新卒でアクセンチュアさんに入社されるんですよね。有名な大企業を辞めて次のステップを考えたのはなぜですか?

前職のアクセンチュアでは大きなシステムをみんなで作り上げる、という感じでした。でももっと「1人でものづくり」「つくったもののフィードバックがすぐ受けられる」そんな実感がある仕事をしたいな、と感じていたのですが、それは前職では中々難しいのが実際でした。
あと数年したら自分のやりたい業種を目指そう、ともぼんやり考えていたのですが、そこからすぐに転職を、とはならなかったです。
実際にはジーズアカデミーで学んだことで、次のステップに進むふんぎりがついたんです。

②trm済DSC03025.jpg

― なぜ数ある学習方法からジーズアカデミーを選んだんですか?

明確にプログラミングスクールに通おう、という意識はなかったんです。ただ、自分のやりたかったWebプログラミングを学ぶことができ、尚且つ現役一流のエンジニアの方がメンターにつく、ということにまず興味を惹かれました。
実際メンターにマンツーマンで学ぶことができるので、早いサイクルでフィードバックをもらえる、という環境に魅力を感じましたね。

あとはクラスメイトですね。様々なバックグラウンドをもった人との出会いがあるということです。面白そうで刺激のある環境かな、と思ったのも理由の1つです。やりたかったことと、望んでいた環境がぴったりはまったので入学を決意しました。

― プログラミング経験のある磯村さんですが、ジーズの授業をどんな風に感じましたか?

いえ、当時はフロントエンドの仕事(画面で見えるところのプログラミング)は全くすることがなかったので授業や制作が楽しかったし、かなり刺激を受けました。毎週課題をやって発表、というのが面白くて。色々な人の作品を見ることできましたし、フィードバックのサイクルが早く、自分には合っていました。

あと、クラスメイトが本当にすごい人ばかりでして。プログラミングは未経験の人も多かったですが、課題発表時にはびっくりするぐらいのものをつくってきている人もいて。それまでのプログラミングの経験の有無って関係ないんだなぁと感じました。

前の職場では、仕事としてプログラミングをやっている人はたくさんいたけど、ほんとうにプログラミングを好きな人って少なかったんです。ここ(ジーズ)は違いましたね。プログラミングが好きで、何かをつくりたい、そういう情熱をもっている人がたくさんいました。
みんながそれぞれ作りたいサービスなどがあり、モチベーションが本当に高いんです。そんなすごい人たちと交流できる、そういった刺激も良かったです。毎週通うのが楽しみでした。

③trm済DSC03063.jpg

―独学でプログラミングを学ぶのではなく学校で学ぶメリットを磯村さんはどこに感じられてましたか?

プログラミングを学ぼうと思えば、今はオンライン学習サイトで無料で学ぶこともできるけど、実際はモチベーションが続かなかったり、止まってしまったり、独学だけで学び続けるのは結構難しいと思っています。何か環境とか学ぶ仕組みとかが整っていないと続かない、というのが実態ではないでしょうか。
そういう意味で、ジーズアカデミーは環境が整っていると思います。毎週課題と発表があるのでモチベーションを保つことができるし、アツい・モチベーションの高い人たちが集まり一緒になって学べるコミュニティもあってすごく刺激を受けることができました。メリットはたくさんあります。

DSC03301.jpg

― では、これからプログラミングを学ぶ人へメッセージをお願いします。

そうですね、ジーズではプログラミング知識だけでなく、卒業制作に向け、自分で企画から構築するという「自走力」を身に着けることができたと思っています。プログラミングはあくまで自分のやりたいことを実現する道具の1つです。だからプログラミングの知識だけではなく、それ以外の力(企画・設計・ビジネス面など)も身に付いたように感じます。

結果、自分はここで学んで希望していたWEBサービスの仕事をはじめることができました。しっかりとした目的を自分でつくれば、あとはプログラミング初心者でも安心して踏み込めると思います。

― 磯村さん、ありがとうございました!

    ①★サムネイル③tr済.jpg
    こんにちは。
    ジーズアカデミー コミュニティーマネージャーの神山蘭子です。
    G’s ACADEMYでは、最新テクノロジーをとりいれる「Boost LAB」など実践力を高め、プロのエンジニアになるための全てのスキルを完全習得することを目的としたPROコースがあります。

    現在のPROコース1期生は入学からちょうど3か月。
    そんな彼らがチームをつくり、中間制作の課題に取り組み、発表会を行いました。
    ③★2チームtrm済みDSC02699.jpg
    中間課題は2週間で「リアルタイム投票システムをつくる」こと。
    こちらの3名が優勝チームです。アプリの内容を少しご紹介します。
    DSC02702.jpg
    このチームのアプリは、リアルタイムで得票数がグラフ化され、フリーワードのアンケートもその場でつくれるという優れものでした。
    DSC02716.jpg
    サーバー構築から行い、使用した技術はNode.jsのMVCフレームワーク「Express」と、さらにRiot.jsを駆使しリリースまでこぎつけました。
    役割分担がうまく機能したこと、コードの管理はVersion管理ツールを利用することでチーム開発がスムーズに進み、余裕のあるスケジューリングができたことが優勝の秘訣だったようです。
    ⑧★山崎先生2trm済DSC02810.jpg
    最後に登場したのは山崎先生。
    先生も自らPythonとPythonフレームワーク「Bottle」に取り組み、オリジナルCMSを作成し、発表を行って頂きました。

    この中間課題の趣旨は「教えてもらう」のではなく、
    自分たち自身で作りたい仕様にあわせ、使ったことのない技術も助けを借りず、自身達で学びながら開発を進める、ということでした。
    入学から3か月の学習で企画からリリースまで行うことができるようになり、自信につながったようですがこれからいよいよ卒業制作です。どんなすごいサービスがでるかこれから楽しみです。
    なお、今回優勝したリアルタイム投票システムは7/26(火)開催予定のG’s Nite「Webなんでも勉強会」にて発表し、体験できます。
    =============
    G’s ACADEMYでは現在、7/1より第2期PROコース(10月開講)の募集が始まりました。
    どんなことを学んでいるのか、カリキュラムは、など気になる方は一度学校説明会にお越し下さい。
    今後も「セカイを変えるGEEK」のコンセプトを元に新しいサービスを産み出していきます。
    是非ご注目下さい。

    2IMG_1924.jpg
    こんにちは。
    ジーズアカデミー事務局の神山蘭子(かみやま らんこ)です。
    大変お待たせいたしました!
    先日アップさせていただきました、GGA(GLOBAL GEEK AUDITION vol.3)で
    投資家・企業様より評価が高かった、上位5名の方のプロダクトをご紹介をします。

    どれもこれも面白いサービスばかり。
    是非、最後までご覧ください!
    ==============================
    DSC03080.jpg
    【【優勝】】
    中ノ瀬 翔さん 「MACROS」
    VRのポータルサイト。
    単なるVRのポータルサイトではなく、
    映像データを端末側で処理させず、サーバー側で処理させて結果の映像をストリーミングで端末が受け取ることで、高価な端末を買わなくてもVRを楽しむことが出来るようになるサービスです。
    DSC03082.jpg
    これを使うことにより
    ①VRは一般的に高価であること ②コンテンツの認知度が低いこと の2つの課題を解決できるようになります。
    今後カテゴリはコミュニケーション、ショッピング、教育など幅を広げ、将来性は十分です。
    プレゼンではサービスや技術内容の面白さだけでなく、プレゼン者のパーソナリティとしての魅力が十分に伝わった内容でした。
    11衣笠さん.jpg
    【【2位】】
    衣笠 恭平さん 『matchmo(マッチモ)
    カメラマンとモデルのマッチングサービス。既にサービスを開始しています。
    カメラマンからモデルへ撮影を依頼でき、サービス内でメッセージのやりとりもでき、
    撮影場所の予約や機材の配置などのデータをドラッグ&ドロップで記録することが出来る。
    アイデア、マネタイズ、サービスとしての完成度の高さを評価を頂きました。
    13久保田さん.jpg
    【【3位】】
    久保田 公平さん 『CoworkPlace(コワークプレイス)
    コワーキングスペース検索サービス。既に1000人のユーザーがついています。
    現在、コワーキングスペースを探すのはとても大変。
    自由検索、詳細確認、予約ができる。レコメンドもできる、そんなサービスです。
    技術も自然言語処理など、技術の幅の広さも特徴となっております。
    デザイン性の高さ、企画内容について評価を頂きました。
    17古橋さん.jpg
    【【4位】】
    古橋 祐太郎さん/静 直樹さん 『DIYREPi』
    プレゼン者の2名は先日起業をしております。
    日曜大工だけじゃなく、洋服リメイクやインテリア、小物などのDIYのレシピをユーザーが投稿できるDIYのレシピサイト。
    閲覧、投稿できるし、必要な素材もここを使い、簡単に購入できる。目指すは、DIY版クックパッド、とのことです。
    マーケティングをしっかり行った上でのサービス、実用性という点の評価を頂いています。
    7谷口さん.jpg
    【【5位】】
    谷口 敬亮さん 『BirdAlbum365
    360°のバーチャル空間で、まるで鳥の図鑑に入り込んだような体験ができるサービスです。
    それぞれの鳥には鳴き声再生の機能もつき、PCとスマホで連動して動作する事もできる。
    また、ユーザーが季節を指定しそれに準じた背景と観察を楽しめることもできるプロダクトでした。
    技術力や発展性といった点を評価して頂きました。
    ==============================
    改めまして、受賞された5名のみなさま、おめでとうございます!!
    驚くべきことに、この5名はWEB系のプログラミングは初心者からのスタートでした。
    現在初心者の方でもご安心下さい。

    本気の6か月があればこのような本格的なプロダクトを作ることもできます。
    是非、挑戦したいという方は一度学校説明会にもお越しくださいませ。

    無題.png
    こんにちは。ジーズアカデミー事務局 新人女子 の神山蘭子(かみやまらんこ)です。
    すっかり梅雨真っ盛り。太陽の光が見えない雨&曇り空が続きます。
    しかし、そんな天気にも負けず、先日はG’s Academy第3期生が
    GLOBAL GEEK AUDITION(※通称GGA)を経て卒業をしました。
    今回はGGAとその結果発表、そして卒業式の様子をお伝えします。
    DSC02992.jpg
    GGAとはジーズアカデミー受講者が初心者からエンジニアリングを学んで制作した、
    プロダクト・ビジネスプランを企業に向けて発表するイベントです。
    審査員となる来場者はエンジニアを採用したい企業やベンチャーキャピタル、投資家。
    今回は50社近く、100名弱の企業様がご来場されました!
    ②3番)朝原さん吉野さん.jpg
    IT業界においてエンジニア不足は深刻。
    しかし、ここにはGEEKを目指す方とGEEKを求める企業様との熱がそんなことを忘れさせます。
    想いをこめた熱いプレゼンが数多くありました。
    ③7番)谷口さん.jpg
    プレゼンの持ち時間は1人5分。
    卒業制作まで時間は約6か月。今まで学んだことを形にし、制作時間を経て、プレゼンに臨みます。
    ④9番)長嶋さん.jpg
    第3期生の発表者は全部で18名。
    練習をして臨んではいるものの、緊張している人も何人かいました。
    しかし、会場は想いのこもったプレゼンに「へー」「おー!」とどよめく場面も沢山ありました。
    ⑦名刺交換会.jpg
    全員のプレゼンが終了すると、その後は名刺交換会&スカウティングタイムです。
    直接企業の方と卒業生が話をし、企業様にとっては採用活動や投資・アライアンス活動をしていくための交流会。
    企業の方はこちらが驚くぐらい積極的に各発表者へ声をかけて頂きました。
    中には10名以上の企業の方と交流をもっていた発表者も。
    こうしてプレゼンと交流会は熱気に包まれたまま終了致しました。
    =====【Night after 3 days】 =====
    GGAが行われた3日後、3期生たちは卒業式を迎えます。
    と同時に、気になる企業からの投票結果が発表される日でもあります。

    講師としてお馴染み、山崎先生。
    先生にはとてもお世話になりました!
    â'¨GGA投票結果発表.jpg
    みんな卒業式と結果発表を楽しみに待っていました。
    緊張の結果発表です!!来場頂いた企業様から投票いただいた数で優勝者が決定します。
    なんと・・・・
    優勝者は・・・・・・!!

    【中ノ瀬 翔さん!!!】
    最後の発表で緊張もしていたとは思いますが、
    熱い思いを語ったのが企業からの高評価とつながりました。
    中ノ瀬さんはこの後、これまでの優勝者と同様に
    シリコンバレーのインターンシップをプレゼント。
    さらにたくさん学び、今後に活かしてください!
    その後のご活躍にも期待しています。
    ※優勝をした中ノ瀬さんや他の3期卒業生の方々がどんな発表をしたのか、
    気になっているのではと思いますので、また後日発表内容をアップさせていただきます。
    次回に乞うご期待!

    最後はもちろんみんなで記念写真。
    見事に男性ばかりではありますが、、でもとっても仲が良い3期生。
    最後まで盛り上がり、卒業式を終えました。
    ジーズアカデミーは卒業しましたが、
    しかしこれはみなさんの新たなスタートラインに立つ一歩でもあります。
    是非これからも『セカイを変えるGEEKになろう。』を目指し、
    ここで学んだことを生かし、それぞれの場所でご活躍ください!
    3期生の皆様、卒業おめでとうございます!!
    そしてこれからもよろしくお願いします!

    top①トリミング済>P1040449.jpg
    みなさま
    こんにちは!G’s ACADEMY事務局 新人女子 神山蘭子(かみやま らんこ)です。
    早くも引っ越しをして1週間が経ちました。
    梅雨がスタートしましたが、表参道というこの地のお洒落さは色褪せません。
    (まだ道を歩くたびにドキドキしています・・)
    さて、
    本日は6/7(火)開催【パネルディスカッション/オープニングパーティー】の様子をご紹介いたします。
    ②済P1040390.jpg
    開場は18:30から。
    しかし、その期待感からか複数名のお客様が。来客数が多くなりそうな予感です。
    ③済P1040452.jpg
    開会の言葉は講師の山崎 大助先生。
    (この人を抜きにG’s ACADEMYは語れません!)
    実は、アジアで唯一(世界9人中の1名)のMicrosoft MVPに4年連続選ばれた業界最前線で活躍するクリエイター。Web関連技術の普及に尽力しつつ、IT系メディアでの寄稿、書籍の執筆・連載でも
    大人気、というスゴイお方なのです!
    ④済P1040409.jpg
    テーマは『GEEKたちが変えるセカイの形とは?』
    アメリカ・韓国・日本の3か国からGEEKが集まり、シード期スタートアップについての
    パネルディスカッションを行いました。
    P1040433.jpg
    ラジオスキャナー・テクノロジーでいままでの無線LANより3Xの用量を可能とし、
    混雑のない帯域を探して繋げることができるデバイス『Portal(ポータル)』を開発している、
    アメリカより来訪して頂きました、GNITION DESIGN LABSのCEO・Terry Ngo氏からのお話。
    ⑤済P1040414.jpg
    続いて
    土壌の湿度・室温・光量を測ることができ、スマートフォンで水やりが可能になるという『Planty(プランティ)』を開発している韓国より来訪されたnthingのCEO・Loe Kim氏。
    ⑥済P1040421.jpg
    そして最後のパネラーは日本より、
    G’s ACADEMYの卒業生、現在はMEBUKUのCOO・望月大樹氏が登壇しました。
    ⑧済P1040416.jpg
    めったに聞くことができないパネラーの話に真剣に耳を傾ける受講生・卒業生たち。
    当日は受講生だけでなく、卒業生も沢山ご参加いただきました!
    ⑦済P1040431.jpg
    そして最後にはパネラーの方々に
    「起業に至るきっかけ」「起業して今苦労していること」
    「これから起業をする人への応援メッセージ」などもお話頂き、パネルディスカッションは
    大盛況の中終わりました!
    ⑨済P1040462.jpg
    その後のオープニング記念パーティーにはドリンクだけではなく、美味しい食事付きです。
    味も大好評でたくさんの料理があっという間になくなっていました。。
    (今後のパーティー料理にも是非ご期待ください!)
    ⑩P1040470.jpg
    終盤ではこんなひと時も。
    G’s ACADEMYの第1期卒業生で、かつ現在、G’s ACADEMY事務局のスタッフとしてもサポートを
    して頂いている栗林 諸さんのギター演奏。その腕はプロ並みです。
    ⑪P1040474.jpg
    最後にはもちろん、みんなで記念撮影!
    こうしてみると本当に多くの卒業生、受講生そしてメンター・チューター・講師の方などに
    支えられているな、と実感します。
    沢山の方がオープニングパーティーに来ていただき、
    G’s ACADEMY TOKYO BASEの門出を祝っていただきました。
    引き続き、今以上に皆さんに愛されるG’s ACADEMYブランドを作っていきます。
    今後ともG’s ACADEMY TOKYOをよろしくお願い致します!
    本当に沢山のご参加頂き、誠にありがとうございました!

    P1040227.jpg
    昨年秋に実施したHAPPY OUTSIDE BEAMS HACK。その第2回目が5月14,15日で開催されました。約50名のエンジニア・デザイナーがご参加。今回は募集開始から1週間で満席となり、認知が高まっているようで嬉しい限りです。
    orien2.jpg
    まずはオリエンテーションです。今回のハッカソン最大のポイントは、参加者の皆さんが2日間真剣に考え・創り上げたアイディア・プロダクトを無駄にせず、ホンキで実現し『商品化』を目指すこと。MakuakeさんからHack後のクラウドファウンディングについてご説明。
    orien1.jpg
    そして、主催BEAMSのバイヤーさんからは、ハックに利用できるサンプル商材の説明です。商品50万円分以上のアイテムを揃えていただきました。
    ideason1.jpg
    そして、個人参加のみなさんでチームビルティング・アイディアソンを行います。ポストイットがびっしり。
    P1040170_2.jpg
    中間発表では審査員とチームのアイディアについて方向性を練りこみます。方向性を変更する最後のチャンス。
    oyatsu.jpg
    頭を使ってお腹が減ったら、おやつはステキなチキンブリトー。BEAMSさんのご提供。
    hack3.jpg
    そして各チームごとにハックスタート。
    hack2.jpg
    BEAMSの本当の商材アイテムをハックします。洋服にセンサーを縫いこんでます。
    hack4.jpg
    ハックは各チーム深夜におよび・・・
    hack1.jpg
    寝落ちも(笑)。
    P1040212.jpg
    2日目、全体でプレゼンテーション開始です。
    P1040200.jpg
    緊張のプレゼン前。1チームプレゼンは2分。概要だけの説明です。
    P1040205.jpg
    ステージ上で実演も実施します。
    P1040229.jpg
    審査スタート。今回の特徴のひとつ、IoTプロダクトをしっかり見るためにはプレゼンは簡単にし、審査員がひとつひとつのアイテムを『触れて』審査します。
    P1040230.jpg
    それぞれを触ってみます。そこで、各チーム開発意図を審査員に説明。
    P1040244.jpg
    プロダクトひとつひとつを審査するのは実はハッカソンではとても珍しい仕組みです。
    P1040177.jpg
    その後、審査員は別室で審査を開始。審査基準は①複数生産可能か ②Happy Outside Beamsのコンセプトにあっているか ③完成度 の3点。
    P1040272.jpg
    各チームのプロダクトについて審査します。ファッション系・Tech系と審査員も別の切り口で議論していきます。
    P1040313_2.jpg
    そして、優勝者発表!!!賞金10万円です。
    P1040359_2.jpg
    フリスビーをハックして「Flying LP」を開発したチームが優勝!外遊びをHackするシンプルなアイディア、細部のつくりこみが高く評価されました。
    P1040369.jpg
    最優秀賞・フェス賞:Flying LP ・・・フリスビーにセンサーを付け、ラリーしている間は音楽が鳴り、落とすと止まる。という仕組みで外での遊びを楽しくするアイテム。
    GOODガジェット賞・LIG賞:DROP ・・・タンブラーで流れ星をキャッチするというなんともロマンティックなガジェット。
    この2チームはこれからBEAMSさん、Makuakeさんとミーティングを行い、商品化を目指します!!
    P1040262.jpg
    その後はステキなケータリングで乾杯!!BEAMSハックはケータリングもいい感じ。
    当日の写真は#beams_hackでたくさんアップしています。こちらからぜひご覧ください。
    P1040372_2.jpg
    多くのご参加をいただいたHAPPY OUTSIDE BEAMS HACK2016。このハッカソンはまだ終わりではなく、これから商品化に向けさらに続きます!引き続きレポートいたしますので、乞うご期待。

    早いもので3週間のシリコンバレー滞在も、今日で終わりです。
    6-1.jpg
    終わってみればあっという間の3週間でした。
    最後の報告は私がシリコンバレーに滞在してみて思った、素直な感想を書きたいなと思います。
    シリコンバレーに来て何故ここまで、この場所は神格化されてるのかなというのをずっと考えていました。
    来る前は何もわからなかったので、シリコンバレーと聞くとすごい!と単純に思ってしまってたのですが、その「すごい」の本当の所はどうなんだろうなってことです。
    確かにシリコンバレーで会う人はみんな優秀な人達ばかりで驚かされます。
    スタートアップの数も桁違いに多くて物凄い盛り上がっているし、お金も集まってます。
    失敗するのが許容される文化で、みんな自由に活き活き仕事している感じも伝わってきます。
    そして日が長く湿気がなくて、非常に過ごしやすいです。
    こう書くとやっぱり「シリコンバレーすごい!」ってなるんですが、一方で東京だって全然負けていないことに気付かされます。
    東京だって働いてみれば優秀な人だらけで驚くことが多いです。
    渋谷や六本木に行けば、毎日のようにTech系のミートアップをしていて、スタートアップ界隈も充分に盛り上がってるし、お金だって必要(可能性のあるところ)にはしっかり行き届いている。
    むしろ、東京はTech系以外の企業も集結しているため、シリコンバレー以上に人もお金も集まってるんじゃないかと思います。(人種の多様性はあまりないけど)
    そして何より日本で生まれたからとか抜きにしても、東京の方が絶対住みやすい。
    シリコンバレーの気候は素晴らしいけど、車がないと何処にも行けないし、田舎なので遊ぶところも全くありません。
    物価も全米で最も高騰してる地域らしく年収1000万超えていても、東京でいう半分ぐらいの生活水準の暮らししかできないようです。
    だから、私が思ったのは単純にアメリカで勝負したい、もしくはマーケットに進出したいのであればシリコンバレーに行けば良い。
    でもそれは、日本で勝負するから渋谷や六本木に来るのと何ら変わりないんじゃないってこと。
    シリコンバレーは間違いなく「すごい」場所だったけれど、東京も匹敵するぐらい「すごい」場所だなと思いました。
    だから普段、東京にいる私が思ったのはシリコンバレーっていっても「思ってたより普通だったな」ってこと。
    行ったことないとわからないから、シリコンバレーだから単純にすごいと思ってしまう、ただそれだけなのかなと思いました。
    でも、きっとそう思うには実際に行ってみないとわからないと思います。
    そして、そう思えるようになったのは一つの収穫だと思っていて、本当に来て良かったなと思ってます。
    Tech系のみなさんは間違いなく楽しめると思うので、やっぱり一度は行ってみることをオススメします!
    6-2.jpg
    そして写真はインターン最終日に、3週間大変お世話になったchatwork山本社長と。
    たっぷりとスタートアップマインドを吸収させてもらいました!
    ありがとうございました!
    並びにchatwork.incの皆様、OTOKICHIのメンバー、現地で出会った沢山の方々、シリコンバレー行きを支援・応援してくださった皆様、そしてまとまりなく、稚拙な文書ながらも最後まで読んでくれた皆様、ほんとうにありがとうございました!
    今後も「世界を変えるGEEKになろう」の旗のもと、精進していきたいなと思いますのでよろしくお願いします。

    前回の記事はこちら
    シリコンバレー滞在も3週目に突入しました。
    これだけ滞在してるとだいぶ日常化してきてます。
    日常になると東京より時間がゆっくり流れてることに気づきます
    気候のせいなのか田舎だからなのか、わかりませんが、このゆとり(余裕)がイノベーションの源泉なのかなと思います。
    どのぐらい田舎なのか一度確かめようと、シリコンバレーが一望できる丘に行ったところ見ての通り森みたい。
    5-1.jpg
    こんな狭い地域に、時価総額何兆円のIT企業が何社もあるんだから驚きです。
    (実際、写真の中にAppleもGoogleも入ってます)
    さて、今日はTeam Labさんがちょうどシリコンバレーで個展を開いているということを聞きつけお昼から遊びに行って来ました。
    5-2.jpg
    日本でも見たことなかったのですが、テクノロジーを駆使した作品がたくさんされていて非常に面白かったです。
    人も多く大盛況という感じで、日本の企業が活躍しているところを見ると嬉しくなります。
    そのあとは休憩がてら、最近こちらで流行ってるPhilz Coffeeというカフェチェーン店へ。
    ミントが入ってるアイスコーヒーが名物らしく注文するとめちゃくちゃ美味しい!
    5-3.jpg
    日本でも流行りそうな味で、そのうち表参道あたりに出来て行列作ることでしょう。
    店内ではプログラミングしている人ばかりだし、店の前に目を向けると、さらっとMongoDBのオフィスがあったりと、改めてITの街だなと感じさせられます。
    5-4.jpg
    そして、夕方からはHAKER DOJOと呼ばれるコワーキングスペースでやるイベントに参加しました。
    (写真5-5)
    HAKER DOJOはgoogleのキャンパス近くにあり、中はスタートアップの関係者でいっぱいです。
    夜遅くなっても、みんなもくもくと開発に勤しんでました。
    イベント自体はYamaha Motor Ventures & Laboratory Silicon Valley Inc. CEOの西条さんより、どうしたらシリコンバレーで成功するのかといった趣旨の公演で、それはそれは衝撃を受ける面白さでした。
    5-6.jpg
    イベントに来てる方々も日本の大企業の方で、駐在員としてきてる方が多く、日本もシリコンバレーで勝負しようと頑張ってるのに気付かされます。
    最後にネットワークキング(懇親会)もあって、参加者の方々からもいろいろと話を聞いたのですが、みなさん口を揃えて言うのは思ってるより遥かに人脈が大事だと言うこと。
    よく、シリコンバレーの人は連絡すれば結構会ってくれるとか聞きますが、全然そんなことなくて(あっても勢いのある若者?)やっぱりしっかりとした紹介等がないと会ってくれません。
    私もこっちに来て、人脈は日本以上に大事だと感じさせられる出来事が何回もありました。
    また、人と人とのコミュニケーションをすごく大事にしていて、よくこっちの人はメールで用件しか書かないから無駄がないとか言う話を聞きますが、全然そんなことなかったりします。
    こういった細かい文化は2、3日の視察ではわからなかったので来て良かったなと思いました。
    充実した1日の終わりは、そろそろ日本食が恋しくなってきたので日本食レストランへ。
    日本にあっても流行ると思うぐらい美味しいお店で、大満足でした!
    早いもので、そろそろシリコンバレー滞在も終わりが見えてきました。
    残りの時間も精力的に動いて沢山のことを吸収できたらいいなと思います。

    ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて、役立つ情報をお送りします。

    2016年3月、ジーズアカデミーの第2期生として26名が卒業しました。卒業制作発表の場である「GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2」では、音声ガイドツアーアプリ『Pokke』を制作した望月大希さんが優勝。旅のアルバム作成、リアルタイム配信サービス『pathlog』を制作した角館浩太郎さんが次点で受賞しました。

    今回は、望月さんと角館さんにジーズアカデミーで得たことを振り返っていただきました。ジーズアカデミーに入学した経緯や出会った同期メンバーとの思い出を お話しいただいた前編に続き、後編ではリリースしたサービスの内容や、受賞したときのことをお伺いします。

    望月大希(もちづき だいき)さん

    1990年生まれ、山梨県出身。サンフランシスコ州立大学国際政治経済学部を卒業。在学中に現地ベンチャー企業で長期インターンを経験し、テクノロジーに興味を持つ。卒業後は日本に帰国したのち、情報通信系の商社に入社。海外スタートアップの発掘や、日本市場へのローカライズ案件などに関わる。1年3ヶ月後に退職し、ジーズアカデミーに入学。アンドロイドプログラミングとサービス開発に注力する。「GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2」にて、音声ガイドツアーアプリ『Pokke』で優勝。現在は友人と共同でスタートアップを立ち上げ、同アプリを展開中。


    音声ガイドツアーアプリ『Pokke』

    観光スポットを音声で案内する、多言語対応の音声ガイドツアーアプリ。スポットを指定してアプリを立ち上げると、自分専用の音声ガイドが、旅先をただ見て回るだけでは気付かないエピソードを解説してくれる。はじめは訪日外国人をメインターゲットとしたアプリを想定していたが、制作を重ねるうちに日本人が知らないエピソードが多くあることに気付く。そこで現在では、英語と日本語両方によるコンテンツ開発を進めている。

    角舘浩太郎(かくだて こうたろう)さん

    1984年生まれ、岩手県盛岡市出身。小学2年生のとき『FF5』にハマったことをきっかけに、人生の大半をゲームに捧げる事に。高校受験の浪人中にチャットブームを体験、次第にWebサイト制作に興味を持つ。その後、MMORPGや、2chのFlash・動画板でFlashムービー制作にハマりつつ、就職や引きこもり生活を繰り返すが、2011年の東日本大震災で実家の岩手にて被災したのを機に、かねてよりやりたかったWeb制作の道に進む事を決意。その直後、東京にいた友人に誘われ上京。制作会社、フリーランスなどを経て、現在はWeb制作会社でフロントエンドエンジニアとして働いている。


    旅のアルバム作成、リアルタイム配信サービス『pathlog』

    旅好きをターゲットとした、アルバム制作やリアルタイム配信サービス。旅行時に撮影した写真や動画をアップロードすると、GPSと撮影時間をもとに地図上にマッピングする。時間軸に沿ってアルバムを観覧することで、誰もが旅行を追体験できる仕組み。ユーザーは旅行に行く人であれば配信者、旅行に行く機会がない人は観覧者となって利用可能。動画も含めたリアルタイム配信により、家に居ながらにして、遠く離れた場所を旅する感覚を楽しめる。配信者と閲覧者間でチャットでのコミュニケーションも可能。

    旅の経験がモノづくりのきっかけになった

    −望月さんは、『Pokke』をどのようにして思い付きましたか?

    望月)サンフランシスコに住んでいた学生のときに、アルカトラズ刑務所へ観光に行ったんです。そこでは来場者全員に「音声ガイド端末」が配られ、ガイドを聞きながら30分ほどかけて散策します。1回目は音声ガイドなしで、2回目はガイドありで施設内を巡ってみたんですが、ガイドを聞きながらの2回目ではじめて、受刑者が刑務所の壁をスプーンで掘って逃げようとした逸話を知りました。

    まるで自分が物語の中にいるような感覚になり、歴史を追体験しているようでした。そのとき、「音声ガイドの有無で、こんなにも観光の面白さが変わるものなんだ」と衝撃を受けたんです。そこで、日本中の観光スポットの歴史をアプリで手軽に聞けたら、面白い観光体験を提供できるのではないかと思い付きました。

    角舘)僕も実際に、『Pokke』をダウンロードして使ってみたんだよね。UIもとても良かったし、日本にある建物の歴史について音声で詳しく教えてくれるのがすごくいいなと思った。

    『Pokke』

    望月)ありがとうございます。そうなんです、最初は訪日外国人向けにつくっていたので英語だけでしたが、今は日本語にも対応しています。プロダクト制作のために取材を重ねるうち、自国のことを知らない日本人がたくさんいるのに気付きました。思えば、僕だって明治神宮や日光東照宮の歴史を知っているかと言われたらほとんど知りません。でも機会がないだけで、きっかけさえあれば「もっと日本のことを知りたい」と思っている人もいるんです。そういう人にも気軽に使ってもらいたいと思っています。

    サービスで使う原稿は自分たちで作成して、 翻訳する方と声優さんはクラウドソーシングから採用しています。はじめは声優専門の会社に依頼しようと思っ たのですが、めちゃくちゃ高くて制作コストが跳ね上がりました。そこでクラウドソーシングを覗いてみ たら、教育を受けたプロと変わらないようなレベルの方がたくさんいることに気づきました。英語版の声優さんは、やっぱりそれなりに高いんですが 、 全体的にかなり低コストで制作できています。

    −実際に運用していくためには、費用対効果も考えないといけないですよね。それに言われてみると、私も日本について まだまだ知らないことばかりです。『Pokke』が自国の歴史を知る足がかりになってくれそうですね。角舘さんは、どんなきっかけで『pathlog』を思い付いたんですか?

    角舘)僕は、一眼レフで写真を撮るのが趣味なんです。一昨年に行った台湾旅行でも、数千枚の写真を撮りました。自分が撮影した写真は、誰かに見て楽しんで欲しいですよね。そこで、写真を見ながら旅を追体験できるサイトをつくりたいと思ったんです。

    でも、ただ写真を並べただけだと、いかにも「管理している」感じでつまらないじゃないですか。だから配信者も観覧者も楽しめるように、旅行をリアルタイムで追体験できる動画配信サービスも同時に考えました。

    望月)僕も旅行が大好きで、1回の旅行で1000枚以上の写真を撮ります。でも結局、写真フォルダに溜まっていってしまうだけ。これって結構 “旅行者あるある” だと思うんですよ。それが『pathlog』では厳選した写真を時系列で並べられるので、土地ごとの印象的な場所をストーリーで思い出せるのがいいなと感じました。

    『pathlog』 時系列で写真を並べられる

    まるでジョブズ! 準備をして臨んだ最高のプレゼン

    −プロダクトが入賞したときは、どんな気持ちでしたか?

    望月)入学したときは、そもそもプログラミングもわからない状態なので「自分のアイデアを形として残せるだけで十分」と考えていました。でも実際にプロダクトをつくりだして、「これはいけるんじゃないか」と自信がついてきたんです。卒業発表のときも、自分の部屋でプレゼンのリハーサルを20回以上しました。音声を録音したり、ストップウォッチで時間を測ったりして準備したので、正直、本番でも手応えは感じていたんですよ。

    角舘)あのプレゼンは、すごかったよね。もう、本当にスティーブ・ジョブズみたいな感じだったんですよ。つかみからオチまで全部計算されているのが伝わって、よく練習したんだろうな、と感心しました。だから、モッチーの発表が終わった瞬間に「これはヤバイな」と。

    望月)あの日は、気合を入れようとプレゼン直前にジョブズの映画を観に行ったんですよ(笑)。

    角舘)そういえば、言ってたね。「アイスブレイクのために、今日はジョブズの映画を観に行って来ました」って(笑)。

    望月)それで、僕のテンションも最高に上がっていたんです。プロダクトも6ヶ月間準備してきたものだし、プレゼンの練習もたくさん積んできました。だから受賞したときは、それを大勢の人に評価してもらえて嬉しかったです

    △ 優勝を勝ち取った望月さん伝説のプレゼン

    角舘)そうだよね。僕は2位で、やっぱりめちゃくちゃ悔しかったんですよ。たぶん3位だったら諦めがついたんです。なのに「2位って」みたいな(笑)。よくオリンピックで、銀メダリストだけ元気がないみたいな表彰式があるじゃないですか。それまで「銀メダルはすごいのに、なぜだろう」と不思議だったんですけど、やっぱり銀では悔しいなと、そのときに思い知りましたね。

    実は今年の1月に、僕が引きこもりだったときに心配してくれた祖父が亡くなったんです。僕は『pathlog』をつくるために、お盆もお正月も実家の岩手県に帰省しなかったんですよね。だから、なんとか1位を取って報告したかった。でも結果を母に伝えたら、「2位でも立派だって、じいちゃんも褒めていると思うよ」と言われました。だから、今はすごく誇らしい気持ちです。

    それに当時の悔しさのおかげで、今のやる気にもつながっていますし、1位になったモッチーが起業したのを見て、「負けられないな」という気持ちにもなるんです。

    サービスを連携させて新しい価値を生み出す

    −最後に、制作されたプロダクトで今後はどのようなことを実現したいですか?

    望月)僕は、とにかく日本のために何かをしたいと考えています。今は、2020年の東京オリンピックで日本が注目されていますよね。だけど僕たちの世代が考えなきゃいけないのは、その後の日本のことだと思うんです。オリンピックが終わって、海外からの注目が集まらなくなった後の日本をどうつくっていくのかが課題だと思っています。

    なので『Pokke』を通して、訪日外国人をたくさん迎えられるような仕組みをつくりたいです。しかも、ただ観光して終わりではなく、日本の本質を知ってもらうことで、もっと好きになって欲しい。そして、また日本に来てもらうことを繰り返して、ほかの国に負けない観光立国にしていきたいです。

    さらに、街全体をエンターテイメント化できたらいいな、と考えています。面白いスポットは、なにも観光名所だけではありません。もしかしたら、そのあたりの電柱が立っている場所が、実は明治維新の志士達が斬り合った場所かもしれませんよね。それを知ったら、「自分は今、歴史が動いた地点に立っている」とワクワクすると思うんです。

    『Pokke』を、何でも教えてくれる少しお節介な「街歩きガイドアプリ」のようにして、たくさんのスポットやツアーをカバーしていきたいと思っています。

    −『Pokke』があらゆる場所のガイドをしてくれれば、街を歩くのが楽しくなりそうです。角舘さんは『pathlog』で何を実現したいですか?

    角舘)まずは、マネタイズの部分をもっと考えたいです。たとえば『pathlog』のサービスを発展させれば、ツアーのパンフレットとして使うことができます。今あるバスツアーなどのパンフレットでは、文字や写真だけでツアー内容が説明されていますよね。でもそれだと旅行者は、 リアルなイメージを膨らませにくいと思うんです。そこを 『pathlog』を使えば、ユーザーは順番に写真を追いながら、ツアーを時系列で直感的にイメージすることができるため、ツアーの楽しさがより伝わるのではないでしょうか 。

    やはり最終的には、旅行にまつわる あらゆるサービスを『pathlog』に一本化 したいですね。海外に渡航している旅行者は、年間12億人ほど。そのほんの数%の人に『pathlog』を使って自分たちの旅の軌跡を配信してもらうだけで、世界中の旅行の記録を1日のうちに得られる計算なんです。疲れて家に帰ってきて、なんとなくテレビを付けて寝るだけはちょっと寂しいじゃないですか。そんなときに、パソコンやスマートフォンで『pathlog』にログインすれば一瞬で世界中を旅できるんですよ。

    それに、モッチーは『Pokke』をいつかユーザー投稿型にしたい、と言ってたよね。お互いのアプリを連携させれば、ユーザーは写真の記録をつけながら、その観光スポットを自分の声でガイド できるようになると思うんだ。

    望月)そのアイデア、いいですね。観光地を訪れたときの感動って、たぶん声にあらわれると思うんですよ。だから『Pokke』で自分の感情を声で残して、その声を『pathlog』でたくさんの人に伝えていくのは理想的ですね。「今、アラスカにいて、きれいなオーロラを見ています」という感動を文字だけではなく、「声」でも伝えられればインパクトがあります。

    角舘)そうだね。こんなふうにジーズアカデミーで出会ったモッチーやみんなと、これからもアイデアを出しあいながら協力していけたらいいね。

    望月)そうですね。それぞれのプロダクトをもっと大きくして、将来的に連携していきましょう。

    -インタビューを通して-

    入学前は、プロダクトのつくり方さえ手探り状態だった、望月さんと角舘さん。しかし今では、お互いのサービスを連携させるアイデアを思い付き、それを自分たちの手で実現できるスキルを身につけました。お二人の考えた「あったらいいな」というサービスが、私たちの旅の体験をより思い出深いものにしてくれそうです。

    ジーズアカデミーでは、今回のお二人のようにプロダクトを自分の手でつくりだそうとする入学生を募集しています。ひらめいたサービスをカタチにするために、ジーズアカデミーで学んでみてはいかがでしょうか。

    【前編はこちら】
    仲間と出会えたことで、プロダクト制作を最後まで走り切れた|卒業生対談 望月大希「Pokke」× 角舘浩太郎「pathlog」ジーズアカデミー

    【関連記事】
    第2期 卒業式&GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2結果発表!
    工事現場での写真管理を限りなくスマートにする 工事写真共有ホスティングサービスPhotoruction中島貴春氏×えふしん氏【前編】

    ライター:流石 香織
    撮影・編集:齋藤 玲乃

    a1.jpg

    ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて、役立つ情報をお送りします。

    2016年3月、ジーズアカデミーの第2期生として26名が卒業しました。卒業制作発表の場である「GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2」では、音声ガイドツアーアプリ『Pokke』を制作した望月大希さんが優勝。旅のアルバム作成、リアルタイム配信サービス『pathlog』を制作した角舘浩太郎さんが次点で受賞しました。

    今回は、望月さんと角舘さんにジーズアカデミーで得たことを振り返っていただきました。前編では、ジーズアカデミーに入学した経緯から出会った同期メンバーとの思い出、後編ではリリースしたサービスの内容や、受賞したときのことをお伺いしています。

     
     

    望月大希(もちづき だいき)さん
    mpf2.jpg

    1990年生まれ、山梨県出身。サンフランシスコ州立大学国際政治経済学部を卒業。在学中に現地ベンチャー企業で長期インターンを経験し、テクノロジーに興味を持つ。卒業後は日本に帰国したのち、情報通信系の商社に入社。海外スタートアップの発掘や、日本市場へのローカライズ案件などに関わる。1年3ヶ月後に退職し、ジーズアカデミーに入学。アンドロイドプログラミングとサービス開発に注力する。「GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2」にて、音声ガイドツアーアプリ『Pokke』で優勝。現在は友人と共同でスタートアップを立ち上げ、同アプリを展開中。


    音声ガイドツアーアプリ『Pokke』

    pokkes.png

    観光スポットを音声で案内する、多言語対応の音声ガイドツアーアプリ。スポットを指定してアプリを立ち上げると、自分専用の音声ガイドが、旅先をただ見て回るだけでは気付かないエピソードを解説してくれる。はじめは訪日外国人をメインターゲットとしたアプリを想定していたが、制作を重ねるうちに日本人が知らないエピソードが多くあることに気付く。そこで現在では、英語と日本語両方によるコンテンツ開発を進めている。

    角舘浩太郎(かくだて こうたろう)さん
    kp.png

    1984年生まれ、岩手県盛岡市出身。小学2年生のとき『FF5』にハマったことをきっかけに、人生の大半をゲームに捧げる事に。高校受験の浪人中にチャットブームを体験、次第にWebサイト制作に興味を持つ。その後、MMORPGや、2chのFlash・動画板でFlashムービー制作にハマりつつ、就職や引きこもり生活を繰り返すが、2011年の東日本大震災で実家の岩手にて被災したのを機に、かねてよりやりたかったWeb制作の道に進む事を決意。その直後、東京にいた友人に誘われ上京。制作会社、フリーランスなどを経て、現在はWeb制作会社でフロントエンドエンジニアとして働いている。


    旅のアルバム作成、リアルタイム配信サービス『pathlog』

    pathlogs.jpg

    旅好きをターゲットとした、アルバム制作やリアルタイム配信サービス。旅行時に撮影した写真や動画をアップロードすると、GPSと撮影時間をもとに地図上にマッピングする。時間軸に沿ってアルバムを観覧することで、誰もが旅行を追体験できる仕組み。ユーザーは旅行に行く人であれば配信者、旅行に行く機会がない人は観覧者となって利用可能。動画も含めたリアルタイム配信により、家に居ながらにして、遠く離れた場所を旅する感覚を楽しめる。配信者と閲覧者間でチャットでのコミュニケーションも可能。

     
     

    一度試験に落ちていた!?それでもジーズに入りたかった理由

    −お二人は、なぜジーズアカデミーを選ばれたのですか?

    a2.jpg

    望月)「セカイを変えるGEEKになろう」というコンセプトや、6ヶ月間の短期間でコードを学び、サービスを育て上げる方針に共感したからです。以前、独学でプログラミングを学びつつ、プロダクトを作ろうとしたことがあるんですが、ひとりでは続かなかったんです。ジーズアカデミーはクラス制で同期もたくさんいますし、定期的にデモデイで発表する機会もあり、モチベーションが保ちやすいと感じました。

    それに、日本では珍しいAndroidアプリ専門の学習コースがあることも魅力でした。海外のほとんどの国では、iOSよりもAndroid OSのシェアが大きくなっています。学生時代サンフランシスコに住んでいたこともあり、世界中の人達が使えるアプリをつくりたい、という想いが強くありました。でも、4月にあった試験に落ちてしまったんです。そのときに「悔しいから次は絶対に入ろう」と心に決め、3ヶ月後のIQ試験をパスして入学することになったんです。

    角舘)あれ、モッチーも落ちたの? 今、はじめて知った。自分も1回目の試験で落ちてるんだよね。僕の場合はアイディア試験のほうで受かって、なんとか入学できたんだけど。

    関連リンク:選べる2つの入学審査

     

    −それだけ、応募者が殺到したんですね。

    a3.jpg

    望月)50名の定員数を、応募者数がかなり上回っていると聞きました。

    角舘)とても注目されていましたよ。やっぱり僕も、以前からジーズアカデミーで学びたいと考えていました。入学のきっかけは、昨年の2月に主席講師である山崎大助先生が登壇されていた、とある講演会に参加したことです。当時はすでに別のWeb系アカデミーで学んでいて、卒業後の進路に悩んでいました。そんなときに「新しいことをはじめるのに年齢なんて関係ない」とご自身の経歴を交えながら熱く語っている山崎先生のお話を聞いて、人柄に惹かれました。

    そして講演会の最後に、「春からエンジニアのための学校、ジーズアカデミーで講師をはじめますが、みなさんはあまり興味ないですよね」と言って、学校の説明スライドをすっ飛ばして終わってしまったんですよ(笑)。

    「ちょっと待ってくれ、めちゃくちゃ興味あるよ」と思いながら、すぐに家に帰って調べて、ジーズアカデミーを知ったんです。でも、今までプログラミングだけは何度も挫折してきたんですよね。だけど、山崎先生に教われば、その殻を破れるかもしれないと思いました。

    そこで、アカデミーの友人を誘って4月のIQ試験を受けたんです。結果、誘った僕が落ちて、なんとその友人だけが受かるという事態が発生しました(笑)。本当は7月の試験を受けるかどうか悩んでいましたが、友人がすごい勢いで応援してくれたので、アイディア試験を受けたら合格した、という流れです。

    関連リンク:第一線で活躍するメンター陣

     

    −そうだったんですね。仲間の応援が、気持ちを後押ししてくれますよね。

    角舘)そうですね。プロダクトをつくるときも、ただプログラミングを学び続けるのは辛く、1人ではだらけてしまいます。だけど仲間が頑張っていたら、その熱量に引っ張られて自分もどんどん努力したくなるじゃないですか。ジーズアカデミーに入学して、そういう環境はすごくいいな、と思いましたね。

    望月)僕も角舘さんと同じです。ジーズアカデミーはただのプログラミングスクールじゃなく、あらゆる人と関わるので楽しそうだと感じました。なので、プログラミングを学びに行くというよりも、一緒にサービスをつくる、という視点で入学しています。

     
     

    プロダクトづくりを通して、同期の仲が深まっていく

    −角舘さんは、望月さんを「モッチー」と呼んでるんですね。

    a4.jpg

    角舘)そうなんです、ついこの前から。もともとクラスが違ったので、あまり話す機会がなかったんですね。卒業発表のときに「モッチーって呼んでもいい?」と確認して呼ぶようになりました。

    望月)そうでしたね。僕はAndroidコースで、先生を含めて4人のクラスだったんですけど、角舘さんのWebコースは何人くらいでしたか?

    角舘)30人くらいかな。僕は人が好きで、誰とでも仲良くなりたいタイプなんだよね。だから、みんなにどんどん声をかけた覚えがある。モッチーのことも、受賞したときに「あの人だ」ってすぐにわかったよ。

     
     

    −それでは「GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2」で受賞したときに、お二人ははじめて挨拶したんですか?

    望月)はい。もともと角舘さんって、めちゃくちゃ印象が強かったんです。最初に課題が出たとき、ロックマンのプロダクトをつくってきたんですよ。「もう、この人やばいな」と思いました(笑)。

     
     

    −ロックマンは気になりますね(笑)。どんなプロダクトなんですか?

    a5.jpg

    △山崎先生の見守るなか、ロックマンをテーマにした課題発表

    角舘)最初の課題が、HTMLとCSSでジーズアカデミーのランディングページをつくることだったんです。僕はその2つは経験者だったので、「ひと癖あるものをつくろう」と1週間寝ないで取り組みました。出来上がったのは、ロックマンのオープニングからはじまって、いろいろな選択をしてやっとランディングページに辿り着くというもの。上からロックマンがシュピっと降りてきて、横から要素が出てくるんですね。それに当たると、ダメージを食らってロックマンが死んでしまうんです。

    それで、話したことのない人からも「ロックマンの人」と呼ばれるようになりました(笑)。

     
     

    −それほどインパクトが強かったんですね(笑)。そういえば、望月さんは角舘さんをどう呼んでいるんですか?

    a6.jpg

    望月)「カクダテさん」です。

    角舘)まだ、ちょっと距離が(笑)。

    望月)すいません、あ…あだ名で呼んでもいいですか?(笑)

    角舘)全然いいよ。ほらほら、コウちゃんでもカクちゃんでも、好きなように呼んで。

    望月)(笑)。

     
     

    仲間の存在で高まるモチベーシと熱意

    −同期のみなさんとも、よく一緒に作業しましたか?

    a7.jpg

    △同期のメンバーと連れ立ってセミナーに

    望月)Androidコースはとにかく仲が良くて、カフェで一緒に作業することもありました。卒業後は地方創生系のハッカソンに一緒に出場して、2位の成績を収めています。今でもアイディアを持ち寄って、1週間に1回くらいは会っていますね。僕は最近、デジタルハリウッド内のカフェテリアにも行くようになったんですが、そこでたまに角舘さんにもお会いしますよね。

    角舘)そうそう。「どう?」みたいな感じで、お互いに声をかけるよね。家だと怠けてしまうので、そっちのほうが集中できるんですよ。カフェテリアに行くと、必ずメンバーが誰かしらいましたね。入学したてのころは、みんな超高学歴なので自分とは住む世界が違うかも…と少しビビっていました。でも話してみると、それぞれが自分のアイディアや興味のあるスキルを熱心に語ってくれて、熱い思いを持って入学した人ばかりなんだな、と嬉しくなりましたね。

     
     

    −同じ志がある人と一緒にいれば、成長スピードも早そうですね。最後になりますが、ジーズアカデミーで得たことを教えてください

    a8.jpg

    角舘)自分の強みに気付けたことだと思います。同期のみんなは、地頭の良さを生かして、どんどん技術を吸収し成長している人ばかりです。そんなメンバーを見て、自分の伸び率はイマイチかもな…と悩んだ時期もありました。でもありがたいことに、自分のつくったプロダクトを見て、アイディアの良さを周りの人が評価してくれました。そのとき、自分の強みはアイディア力だ、と気付けたんです。強みを活かすために、今でも毎日プログラミングの勉強を続けています。

    あとはやっぱり、たくさんの仲間ができたことですね。社会人になると、会社の人以外で一緒に勉強することはめったにないので、そういうつながりができるのはジーズアカデミーの特徴だと思います。身内感があって、一緒に作業していると最高に楽しいし、モチベーションが高い人たちばかりなので、自分の気持ちも高められます。

    望月)わかります。入学したとき、僕はHTMLさえ理解できていない状況からのスタートでした。だから周りに少しでも追いつこうと、お風呂場でも技術本を読んだり、とにかく必死だったんです(笑)。でも優秀なメンバーが周りにいてくれて、お互いに切磋琢磨できる環境があったからこそ、ここまでこれたと思っています。それに自分で考えたアイディアをデザインして形にし、最終的にユーザーに使ってもらえる快感は、他では味わえない圧倒的に気持ちいい体験なんです。

     

    -インタビューを通して-

    2期生として入学したお二人は、同期のメンバーとともにレベルアップしながら、旅行系アプリの開発を成功させました。長い開発期間の中で、モチベーションを維持するのは大変なことです。ジーズアカデミーのように、刺激を与え合える仲間がいる環境は貴重なことだと思います。後編では、すでにリリースされている『Pokke』『pathlog』のそれぞれのアプリに、お二人がどのような想いを込めているのかをお伺いします。

    【後編はこちら】
    時代の半歩先を行くサービスで、旅行をもっと楽しんで欲しい|卒業生対談 望月大希「Pokke」× 角館浩太郎「pathlog」ジーズアカデミー
    【関連記事】
    第2期 卒業式&GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2結果発表!
    工事現場での写真管理を限りなくスマートにする 工事写真共有ホスティングサービスPhotoruction中島貴春氏×えふしん氏【前編】

    ライター:流石 香織
    撮影・編集:齋藤 玲乃

     

     

    シリコンバレーにきて早くも2週間が経ちました。
    インターンは毎日刺激的で勉強になりますが、折角こっちに来たので、もちろん観光も楽しんでます!
    最初は一人で大丈夫かなーと思ってたのですが、シェアハウスの友人も出来て充実した週末を過ごせています。
    今回は私がそんな友人と一緒に観光した場所を一部紹介したいと思いますが、その前にシェアハウス自体も非常に面白いので少しだけ宣伝。
    私が泊まってるのは「OTOKICHI」という名のシェアハウスです。
    OTOKICHI.jpg
    家自体も綺麗で非常に良いのですが、何よりも「シリコンバレーに挑戦する日本人を支援する」といった目的で運営しているため、集まってる(くる)面子が面白い人達だらけです。
    某動画制作会社の社長や、ホールディングス会社の代表、エネルギー関連の研究者や、学生スーパーエンジニアなどなど、経歴もバラバラで話を聞いていて全く飽きない。
    最初はホテルにしようか、Airbnbを使おうかなど悩んでいたのですが、ここにして大正解でした!
    ぜひみなさんもシリコンバレーに行く機会があったら「OTOKICHI」を強くオススメしますー!
    ということで、まず最初に行ったのは「OTOKICHI」からも近いAppleのキャンパス。
    4-1.jpg
    ここにはApple Storeが併設されいるのですが、ここでしか買えないコーポレートグッズが売ってたりします。
    Appleのキャンパスを皮切りにスティーブ・ジョブズツアーということで、ジョブズの家、毎週土曜日にランチしていたというレストラン、そして行きつけのアイス屋さんに行きました。
    ジョブズの家は観光名所でもなんでもなくて、今でも奥さんが住んでいるということなので素通りで見るぐらい。
    ただ、お向かいに広大な敷地が空いていて10数億円だせば買えるとのこと。
    人生の目標にしたいと思います。。。
    4-2.jpg
    レストランの中にはジョブズの絵が飾られてました。
    4-3.jpg
    アイス屋さん。ヨーグルト味で非常に美味しい。
    4-4.jpg
    ジョブズ家の前の広大な敷地。
    次はHPガレージへ。
    ここはHP(フューレットパッカード)が創設された場所で、シリコンバレーの発祥の地とも呼ばれています。
    4-5.jpg
    ここからシリコンバレーが始まったと思うと非常に感慨深かったです。
    4-6.jpg
    近くにはHPの本社があるのですが、外までしか入れず。
    そして、やはり見に行かなきゃいけないのここですね。
    4-7.jpg
    Google先生!
    日頃から非常にお世話になっています。
    Googleの敷地はとにかく笑っちゃうぐらい広くて一つの街みたいになってます。
    広い敷地内にはGoogleのサービスを象徴するものがたくさん。
    4-8.jpg
    4-9.jpg
    そして広すぎて歩くと途方にくれてしまうので移動はGoogleチャリ!
    4-10.jpg
    この自転車は敷地内そこら中に転がっていて誰でも自由に使って良いというGoogleならではのサービスです。
    Appleと一緒でここでしか買えないコーポレートショップもあったりして非常に賑わっていました。
    まだまだシリコンバレーには紹介したいもの、そして行けてないところが沢山ありますがキリがないのでこのへんで。
    また引き続き面白いものがありましたら、この場で共有したいと思います!
    それではまた次回。

    前回のレポート②に続き、GLOBAL GEEK AUDITION第1回で優勝した中島さんのシリコンバレーレポートです。
    今、現地にいる中島さんから送っていただいているホットなレポートその③です!
    3-1.jpg
    今日は北に向かいサンフランシスコの中心街へ。
    パロアルトやサニーベールとは違い高層ビルが立ち並ぶ大都会です。
    そのため町の風景はザ・シリコンバレーという感じではないですが、サンフランシスコにもTwitterやSlackを始め数多くのIT企業、スタートアップが集結しています。
    南の方で少し名を上げて北の都会に進出して、さらに大きいオフィスを構え時にまた南に戻ってくる、というような感じなんでしょうかね。
    サンフランシスコではハッチトゥデイと言うスタートアップのためのシェアオフィスを拠点にして動きました。
    (雰囲気はこんな感じです。http://www.hatchtodaysf.com/
    オフィスといいながらコワーキングスペースみたいで仕切りもなく超オープンです。
    ペットを連れてる人も何人かいて、みんな伸び伸びと仕事をしている感じです。
    一席6万/月ぐらいするようですが、ほぼ満席でかなり賑わっていました。
    サンフランシスコにはこういったスペースが他にも多く存在しているらしく、日本でも似たような取り組みが増えたら、スタートアップ界隈ももっと盛り上がりそうです。
    お昼からはとあるFintech企業のイベントに参加する予定ですが、その前に腹ごしらえということで、シリコンバレーで大人気のSushirrito(スシリトー)へ。
    3-2.jpg
    これは寿司とブリトーが混ざった食べ物で、シリコンバレーに何店舗かあるのですが、どこに行ってもいつも行列ができているほど人気です。
    普通は考えつかない組み合わせを平気でやっちゃうのもシリコンバレーっぽくていいですね。。
    3-3.jpg
    肝心の味ですが、ちょっと脂多めなオニギリという感じで非常に美味しかったです!!
    さて、肝心のイベントですが、決済を自動化する仕組みをSaaSとして提供しているIT企業で、世界的に見ても非常に勢いのあるサービスのカンファレンス。
    それを裏付けるごとく会場は大盛況。
    ポップコーンやコーヒーなども無料で配っていたりしてお祭りムードでした。
    二つほどセッションにも参加したのですが、マネタイズのフレームワークなど、なかなか日本では聞けそうにない話もあり大変勉強になりました。
    3-4.jpg
    3-5.jpg
    近くの建物ではFacebookの開発者イベントF8をやっていたり、Salesforceがイベントをやるときは道路を封鎖するという話を聞いて、まさにIT企業のイベントはお祭りムードといった感じです。
    そして、夜はサンフランシスコで行われている日本人エンジニアの飲み会に参加、、、の予定だったのですがまさかのパスポートを忘れて入れないといったお粗末な自体に。
    すごく楽しみにしていたのですが、忘れた自分が悪いので泣く泣く帰路につくのでした。
    3-6.jpg
    写真は行き帰りに載ったCalTrain。縦に長いシリコンバレーを横断するように走ってます。

    P1040017.jpg
    2015年4月に出来たG’s ACADEMY TOKYO。様々な企業、卒業生の支援を受け、設立から1年が経ちました。誠にありがとうございます。
    4月14日にはgeechsさんのエンジニアのためのコミュニティスペース『21cafe』をお借りして、1周年記念パーティを執り行いました。geechsさんありがとうございました!
    P1040010.jpg
    約60名の卒業生、在校生が集まって、ゆるーい情報交換をしています。新21cafeのおしゃれスペースでも、缶ビール&ピザ&お寿司といういつものメニューです(笑)
    P1040014.jpg
    参加者は思い思いのPitchをします。1期今井さん。
    P1040042.jpg
    最近、資金調達に成功した1期生起業家株式会社woem(ウォエム)代表の屋冨祖さん&新入生&山崎先生。
    P1040034.jpg
    現役同期メンバー。同期間では勉強会&もくもく会が頻繁に開催されています。最近は女性も増えてきました。
    P1040063.jpg
    Yahooへエンジニアとして転職をきめた1期磯村さんと、ジーズアカデミーの開発スタッフとしてジョインしてくれた「怪物」栗林さん、卒業制作中の3期堀さん。
    P1040072.jpg
    卒業と同時に起業した、2期Pokke望月さん、1期LandSkip下村さん。両サービスともにどんどん成長しています!!ぜひ注目を!
    P1040116.jpg
    ジーズアカデミーは「エンジニア×起業」が混在する新しいコミュニティにどんどん成長しています。
    これからさらにこのコミュニティが広がり、”セカイを変えるGEEK”が集まる場所になっていくまで、全力でパワーアップしていこうと思ってます。これからもご期待ください!

    前回のレポート①に続き、GLOBAL GEEK AUDITION第1回で優勝した中島さんのシリコンバレーレポートです。
    今、現地にいる中島さんから送っていただいているホットなレポートその②です!
    2-2.jpg
    1期生の中島です。シリコンバレーに来て1週間が経ちました。
    色んな出会い経験があって、まだ1週間しか経ってないのかと思うほど濃い時間を過ごしてます。
    ちなみに、こっちに来て今のところ最大の衝撃はUberだったりします。
    (※Uber : 世界最大の自動車配車サービス)
    「いやいや、Uberとか日本でもあるし」とお思いですが、日本のUberとは全然ものが違います。
    日本は法律上の問題で出来ないのですが、アメリカのUberは一般人(Uberで運転手登録した)が運転しています。
    「いやいや、それも知ってるし」と言う人もいると思いますが、実際使ってみてその便利さ、そして作り上げられた世界観には衝撃を受けました。
    事実Uberがない時代はどうやって生活してたんだと思うぐらいです。
    ちなみにUberは地域によって出前もやっていたりして、注文から5分で届いて超便利です。
    2-1.jpg
    閑話休題。
    本日はチャットワーク山本社長の計らいで、スタンフォード大学を現職の研究員と周るという贅沢な見学をさせて頂きました。
    スタンフォード大学はGoogleの創設者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが出会ったことでも有名で、今でも多くの気鋭のスタートアップ起業家を生み出し続けている大学です。
    大学に入ってまず驚くのはとにかくその敷地の広さ!
    広いのでみんな大学内を車や自転車なので移動します。
    我々は徒歩なので結構移動が大変。
    とにかく歩きます。。
    最初に連れてってもらったのはスタンフォード・メモリアル・チャーチ。
    敷地内の建物でも一際目立っている教会です。
    この教会はスタンフォード大学の創設者の方が亡くなった際に奥様が建てた教会とのことです。
    外観だけでなく中もとにかくすごいの一言で圧倒されてしまいます。
    2-3.jpg
    次に見学したのはGoogleの最初のサーバー。
    2-4.jpg
    写真だとわかりにくいですが透明なプラ版のような物の中にサーバーが入っています。
    思ってたよりもずっと小さかったですが、ここからGoogleが始まったと思うととても感慨深いものがありますね。
    現在はAWS(Amazon Web Server)があるため、自社でサーバーを用意しないところがほとんどで、こういった記念物的なものが無くなるのは少し寂しい感じですね。
    そして最後はd.schoolの見学です。
    2-5.jpg
    d.schoolはデザイン思考を勉強できるゼミみたいなもので、スタンフォードの中で最も人気のあるカリキュラムです。
    大学生・大学院生問わず募集しているのですが倍率が高すぎて、スタンフォードの天才の中でも更に限られた優秀の人しか入れないそうです。
    中はポストイットがたくさん貼ってあったり、プロトタイプを作るための工具などがたくさん置いてありました。
    2-6.jpg
    ここから続々と新しいイノベーションが生まれるんでしょうね。
    既に刺激を受けっぱなしですが、まだまだシリコンバレーには見るべき所がたくさんありそうで、今後も非常に楽しみです!
    2-7.jpg
    たくさん歩いたらお腹が空いたので近くの吉野屋で牛丼を食べて本日はおしまい。

    s.jpg
    ジーズアカデミーTOKYOの卒業発表会『GLOBAL GEEK AUDITION』では、参加した100社あまりの企業参加者からの投票により優勝が決められ、シリコンバレーインターンの権利を獲得します。
    その第1回で優勝した中島さんは、4月4日から4月末ごろまでインターンに参加。今現在、シリコンバレーにいる中島さんからレポートが届きましたので、ここで連載でご紹介していきます!!お楽しみに!
    ※中島さん(右)とメンターのえふしんさん→この対談の模様はこちらから
    dddd2.jpg
    こんにちは。ジーズアカデミー1期生の中島と言います。
    ただいま、第1回グローバルギークオーディション優勝のご褒美としてシリコンバレーに来ています。
    ジーズアカデミーのメンバーを代表して、少しでもこっちの雰囲気をこのブログで伝えることができたら良いなと思いますのでよろしくお願いします。
    さて、シリコンバレーに着いてまず思ったのはとにかく日差しが強くて高い!!
    19時になってもお昼みたいに明るいです。
    そして思っていたよりもずっと田舎。
    アップル本社の近くにあるシェアハウスを拠点にしているのですが、大企業のオフィスが近くにあるとは思えないほどホントに何もないです。
    1-1.jpg
    ご飯食べるにもちょっと困るぐらい。
    そんな何もない場所で何をしているかというと、基本的にはChatworkの山本社長の元でインターンという形でお世話になります。
    通常のインターンとは違い、Chatworkの仕事をしてもしなくても良いといった自由なものですが、打ち合わせや商談などにも同行できるためスタートアップの仕事を生で感じる事ができます。
    まだ到着して間もないですが、物事がその場でポンポン決まっていくスタートアップならではのスピード感を間近で見ることが出来てとても刺激になってます。
    ChartworkのオフィスはPlug and Play(PnP)と言うシェアオフィスに入っているのですが、そこはシリコンバレーのど真ん中らしく、ただのシェアオフィスではなくスタートアップの聖地とも呼べる場所です。
    受付には在籍しているスタートアップにプレッシャーをかけるかのごとく、かつてPnPに在籍していたスタートアップが、どの企業に買収されたのかというのが大きく飾られてたり、現在の時価総額ランキングなどが壁に貼られています。
    1-2.jpg
    1-3.jpg
    PnPに入っているスタートアップは毎日これを見て、「次は我々の番だ!」と思いながら仕事に励むわけですね。
    もちろん買収以外にIPOしたスタートアップもありますがその面子も超豪華。
    PaypalやDropboxをはじめ、かつてはGoogleも入ってたというから驚きです。
    また、大企業のスポンサーもたくさん付いていて、これだけで日本とはスタートアップにつく人もお金も全然違うなということを実感させられます。
    1-4.jpg
    イベントスペースも完備されており三ヶ月に一度、VCや個人投資家を200人ぐらい集めてピッチ大会をしているようです。
    まさにPnPはスタートアップの全てが詰まった場所になっていますので、
    3週間みっちりとスタートアップマインドを身につけて帰ってこようと思います!!

    IMG_1521.jpg
    ジーズアカデミー第2期の卒業式を3月13日に開催しました。26名のメンバーを卒業認定し、3月2日に行われたGLOBAL GEEK AUDITIONの結果発表を行いました。
    FullSizeRender (4).jpg
    主席講師山崎先生からのお祝いの言葉。「6ヶ月で自分よりずっとすごい人になった」と、最後までやりぬいた皆さんを激励してくださいました。
    FullSizeRender (3).jpg
    そして、GLOBAL GEEK AUDITIONの結果発表!!優勝者にはシリコンバレーのインターンシップをプレゼント!
    FullSizeRender.jpg
    今回の優勝は、アプリ「Pokke」を企画制作した望月さんに決定!外国から日本に来る方が旅先を楽しめる『音声ガイドアプリ』。
    PokkeはGoogle Playでダウンロード可能です! >>Pokkeの詳細はこちらから!
    第2回 GLOBAL GEEK AUDITION結果(上位5名のみ)
    ※全てタイトルをクリックするとそのアプリを見ることができます。(Google PlayはぜひAndroidでダウンロードしてお試しください!)

      1位 Pokke  望月 大希さん
      4位 walkpool  渡辺 敏行さん

    →5位永楽さんのアプリの名称は「グループチャット内でみんなの希望に沿ったお店がリアルタイムに表示されるwebアプリ(仮)」です
    上位にはいらなかった方も、技術面、サービス面それぞれでの高評価アプリがありました。
    これからの活躍に期待です!
    sotugyoushousho.jpg
    そして、これがジーズアカデミーの卒業証書です!(木下さん、借りました)
    FullSizeRender (1).jpg
    ジーズアカデミーは卒業してからもずっとメンバーとして、OB向けに多くの勉強会を実施します。そして互いのスタートアップでの協力など、ビジネスパートナーとしての連携が続きます。
    2期生のみなさん、これからも宜しくお願いいたします!

    dddd.jpg

    ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて、役立つ情報をお送りします。

    ジーズアカデミーでは、卒業生の制作発表の場として『GLOBAL GEEK AUDITION』を主催しています。6ヶ月間の学びの集大成であるプロダクトを参加者が思い思いにプレゼンし、企業の採用担当者やVC担当者の投票により、優勝者が決定する仕組みです。
    2015年10月におこなわれた第1回では、建設現場の工事写真を撮影、管理するサービス「Photoruction」が1位を獲得しました。今回は制作者である中島貴春さんと、中島さんのメンターを担当された藤川真一(えふしん)さんにお話をうかがいます。インタビュー場所はえふしんさんがCTOを務めるBASE株式会社のオフォスです。
    前半では、Photoructionの特徴やサービスが誕生した経緯、また今後のビジネスプランについて、後半では、中島さんの起業のきっかけやジーズアカデミーで得たことをお訊きしています。
     
     

    prof_nakajima.png
    Photoruction 製作者
    中島貴春さん

     
    1988年、群馬県出身。2013年、芝浦工業大学大学院建設工学専攻を修了後、大手建設業に入社。大規模建築の設計および工事現場での現場監督に従事した後、工事現場で使用するシステムの企画や開発、調達を担当する。学生の頃より、建設とITとの組み合わせに興味を持っていたことから、2015年にジーズアカデミー第一期生として入学。建設に活かせるプロダクト制作のためにプログラミングを学ぶ。ジーズアカデミー主催のプロダクト発表会『GLOBAL GEEK AUDITION』では、建設現場の工事写真を撮影・管理するサービス「Photurction」を発表、1位を獲得。

     
     

    prof_fujikawa.png
    BASE株式会社CTO/G’s Academyメンター
    藤川 真一(えふしん)さん

     
    1973年、埼玉県生まれ。高校時代からパソコン通信に興味を持ち、コミュニケーションを提供する仕事に就くことを考え始める。芝浦工業大学工学部電気工学科卒業時はFA装置メーカーに就職し、本格的にプログラミングに取り組む。その後、デジタルハリウッドにてHTMLを学んだ。2000年、Web制作会社の社長に誘われて転職し、Flash制作や動画ストリーミングのコンテンツマネージメントシステムに携わった。2006年、個人向けのネットサービスを提供していた paperboy&co.(現GMOペパボ) に転職。paperboy&co.所属時に、個人で、モバイル端末向けのTwitterウェブサービス型クライアント『モバツイ』の開発と運営を開始する。2010年には、想創社(マインドスコープに社名変更し、後にjig.jpに吸収合併)を設立し、代表取締役社長を務めあげた。想創社(version2)を設立したのち、2014年からはBASE株式会社のCTOに就任。

     
     

    サービスが形となる、そして起業へ

    ー中島さんは、なぜ起業しようと思われたのですか?

    d.jpg

    中島)もともとジーズアカデミーに入学した当初は、起業を考えていませんでした。しかし頭の中のイメージが形になっていくうちに、サービスを普及させるためには法人化が必要だと実感しました。「Photoruction」のようなBtoBサービスは、個人でいくら頑張って営業したとしても、法人相手には見向きもされないからです。

    また、僕の考えに共感して一緒にサービスを開発してくれる仲間がいたことも、理由のひとつです。「Photoruction」はIOSアプリありきのサービスとして考えていたので、経験のない僕一人では作れません。そこで、エンジニアである仕事仲間に、ジーズアカデミーで制作した作品を見せながら、「一緒にサービスを作ってくれない?」と声をかけました。最初は趣味として参加してくれていましたが、休みを犠牲にして手伝ってくれる仲間の姿を見て、サービスを考えた自分が一番真剣にならなくてはいけないな、と感じました。彼は、受託の形で業務機関システムを制作しています。建設系のシステムもたくさん制作していて、業界知識もあり、タッグを組むのに最適な人だと思っています。
    そして何よりも、GLOBAL GEEK AUDITIONで1位になれたことが、僕の背中を押してくれました。それをきっかけとして、いろいろな人に声をかけてもらい、起業の話がリアルになったんです。
     
     

    ーGLOBAL GEEK AUDITION で1位になると、シリコンバレーでインターンする権利を獲得できると聞きました

    b.jpg

    中島)インターンは、4月から3週間の日程で行く予定です。チャットワーク株式会社の代表である山本敏行さんと、ご一緒させていただくことになっています。

    えふしん)山本さんも、BtoBサービスの人ですよね。「Photoruction」もBtoBのサービスだから、相談しやすそうなイメージがありますね。

    中島)そうなんです。山本さんの考え方を学びたいな、と思っています。そして、シリコンバレーには建設系のベンチャーがいくつか立ち上がっているそうなので、山本さんとそういったことについてもお話したいですね。

     
     
     
     
     
     

    キャリアアップにつながるレールチェンジを実現していく

    ー中島さんは、プログラミングを学ぶ場所として、なぜジーズアカデミーを選んだのでしょうか?

    e.jpg

    中島)ジーズアカデミーに入学を決めたのは、メンター付きでサービスを作れたからです。もともと学生の頃から、「建設×IT」には興味を持っていました。就職後も、工事現場で使うシステムを企画したり、開発したりといった仕事をしていたので、建設業で使えるシステムについては、常に考えています。思い付いたなかでもニーズが高そうで、かつ工事の着工から竣工までカバーできるシステムが「Photoruction」です。ジーズアカデミーのカリキュラムなら、「Photoruction」の機能を1つずつ完成に導けると思えました。

    そもそもプログラミングに抵抗がなかったので、自分で制作することは決めていました。自分の手で何かサービスを作ってみたい気持ちが大きかったんです。小さな頃からITが好きで、小学生のときにはインターネットで出会った仲間とCGI ゲーム(箱庭諸島など)を改造してホームページに公開したりもしていました。
     
     
     
     

    ージーズアカデミーに入学してみての感想を教えてください

    c.jpg

    中島)ジーズアカデミーには、やる気のある人ばかりが集まります。そして6ヶ月間の中で、休日や仕事の合間に、厳しい課題をこなしていきます。全員が少しでも何か吸収しようとしていました。たとえば誰かがフレームワークを使うと、次の週には全員がその技術を活用しています。その技術が自分のプロダクトにはマッチしないと判断した人は、次の週でまた違う技術を使い始めるイメージです。そのような向上心のある人たちが集まると、全体的に速いスピードで進化していくことを知りました。一人では、あのようなスピード感を体感することはできなかったでしょう。環境はとても大事だということを肌で学ぶことばできましたね。

     
     

    ーえふしんさんは、ジーズアカデミー在学中の中島さんに対して、どのような印象を抱きましたか?

    u.jpg

    えふしん)前も言いましたけど、とてもマジメな人だな、と感じましたね。レポートをきちんと出してきますし、質問もよくします。彼は仕事場で現場監督をしているので、プロジェクトマネジメントを経験しています。仕事柄か、しっかりと自分のことを進めていけるタイプですね。

    あとは、「別業界からのレールチェンジができる」というジーズアカデミーの特徴を活かしているな、と思いました。彼は建築業界にいて、いわゆるソフトウエアのエンジニアと呼ばれる人ではありません。しかし、建設業界の知見があり、業界では当たり前とされていた課題を解決したいと考えました。そして、ITの活用を思い至ったんです。
    f.jpg
    一方で、もしもweb系の人が建築業界に対してアプローチできるプロダクトを作ろうとしても、建設業界の知識がないのでニーズがわからずスムーズに進みません。ジーズアカデミーは、「建設×IT」という彼のアイディアを実現するために、ITの部分でサポートできる環境です。彼のようにレールチェンジをする先が、これまでにいた業界と全く別ではなく、自分のキャリアの延長線上にあれば、よりビジネスにつながりやすくなります

    想像力が形になれば、自分の世界が変わる

    ー最後に、ジーズアカデミーの在学生や、入学を検討中の方へのメッセージをお願いします

    g.jpg

    中島)起業や転職を考えている人、プログラミングを学びたい人にとって、ジーズアカデミーは最適な学校です。ジーズアカデミーでは、「セカイを変えるGEEKになろう」をコンセプトとして掲げています。たとえ、はじめから大きな目標を持っていなかったとしても、少しずつ自分のことを変えていけば、いずれは本当に世界を変えられるようなエンジニアになれるのかもしれない、と思います。

    たとえば、プログラミングが書けるようになると、それだけで自分から見える世界が変わりますよね。僕自身まだこれからではありますが、実際に小さな変化を積み重ねて、気が付けばサービスを立ち上げる段階まできていました。ジーズアカデミーに入学する多くの方々に、世界を変えるようなGEEKを目指して欲しいです。
     
     
    【前編はこちら】
    工事現場での写真管理を限りなくスマートにする 工事写真共有ホスティングサービスPhotoruction中島貴春氏×えふしん氏【前編】
     
     
    【関連記事】
    GLOBAL GEEK AUDITION Vol.1 開催!結果発表!
    ジーズアカデミー最大のイベント『GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2』が開催されました!
     
     
    ライター:流石 香織
    撮影・編集:齋藤 玲乃
     
     

    dddd2.jpg

    ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて、役立つ情報をお送りします。

    ジーズアカデミーでは、卒業生の制作発表の場として『GLOBAL GEEK AUDITION』を主催しています。6ヶ月間の学びの集大成であるプロダクトを参加者が思い思いにプレゼンし、企業の採用担当者やVC担当者の投票により、優勝者が決定する仕組みです。
    2015年10月におこなわれた第1回では、建設現場の工事写真を撮影、管理するサービス「Photoruction」が1位を獲得しました。今回は制作者である中島貴春さんと、中島さんのメンターを担当された藤川真一(えふしん)さんにお話をうかがいます。インタビュー場所はえふしんさんがCTOを務めるBASE株式会社のオフォスです。
    前半では、Photoructionの特徴やサービスが誕生した経緯、また今後のビジネスプランについて、後半では、中島さんの起業のきっかけやジーズアカデミーで得たことをお訊きしています。
     
     

    prof_nakajima.png
    Photoruction 製作者
    中島貴春さん

     
    1988年、群馬県出身。2013年、芝浦工業大学大学院建設工学専攻を修了後、大手建設業に入社。大規模建築の設計および工事現場での現場監督に従事した後、工事現場で使用するシステムの企画や開発、調達を担当する。2015年にジーズアカデミー第一期生として入学し、プロダクト発表会『GLOBAL GEEK AUDITION』では、建設現場の工事写真を撮影・管理するサービス「Photurction」を発表、1位を獲得。

     
     

    prof_fujikawa.png
    BASE株式会社CTO/G’s Academyメンター
    藤川 真一(えふしん)さん

     
    1973年、埼玉県生まれ。高校時代からパソコン通信に興味を持ち、コミュニケーションを提供する仕事に就くことを考え始める。芝浦工業大学工学部電気工学科卒業時はFA装置メーカーに就職し、本格的にプログラミングに取り組む。その後、デジタルハリウッドにてHTMLを学んだ。2000年、Web制作会社の社長に誘われて転職し、Flash制作や動画ストリーミングのコンテンツマネージメントシステムに携わった。2006年、個人向けのネットサービスを提供していた paperboy&co.(現GMOペパボ) に転職。paperboy&co.所属時に、個人で、モバイル端末向けのTwitterウェブサービス型クライアント『モバツイ』の開発と運営を開始する。2010年には、想創社(マインドスコープに社名変更し、後にjig.jpに吸収合併)を設立し、代表取締役社長を務めあげた。想創社(version2)を設立したのち、2014年からはBASE株式会社のCTOに就任。

     
     

    工事現場では、工事写真の管理に悩みを抱えている

    ー「Photoruction」は、どのようなアプリなのでしょうか?

    r.jpg

    中島)「Photoruction」は工事写真をインターネット上で管理できる、BtoB向けのサービスです。主なターゲットユーザーとして、工事現場を束ねている現場監督を想定しています。

    実際の工事現場では、進捗管理を写真で記録する必要があります。大きな工事用の黒板に「いつ、どこで、誰が、何を撮影しようとしているのか」を書いて、現場と一緒に写真を撮ります。そして、撮影した写真をパソコンに取り込み、黒板の情報をもとにして、写真をフォルダごとに整理します。最後は、エクセルなどに工事記録台帳としてまとめ、お客様に提出しているんです。
    「Photoruction」を使えば、このような一連の作業をスマートにおこなうことができます。「Photoruction」のIOSアプリにはもともと電子黒板がフレーム状に埋め込まれているので、アプリで撮影し、日付などのデータを入力するだけで、自動的にインターネットのサーバ上へと写真が送られ整理されます。お客様に提出する帳簿を作成するときも、使いたい写真を選択して、テンプレートに合わせるだけでアルバムを作ることができます。
     
     

    ー「工事写真を管理できるアプリ」とは斬新ですね。「Photoruction」をどのようにして思い付いたのですか?

    rogo.png
    △ Photoruction ロゴ

    中島)サービスを思い付いたのは、僕が現場監督をしていたときです。現場では、たくさんの写真を撮影します。小さな規模の現場なら数百枚から数千枚、大きな規模の現場では何万枚にもなるんです。現場はとにかく忙しいので、膨大な数の写真をパソコンに取り込んで文字を打ち終えるころには、夜中になってしまいます。たとえば23時ごろに現場から帰ってきたとき、この一連の作業があると考えただけでも心労なんですね(笑)。写真管理は、「建物を建てる」という本来の業務とは全く関係がありません。だったら、工事写真を自動で管理してくれるサービスがあれば本来の業務にもっと注力できるのではないか、と思い付きました。

     
     

    ーライバルになりそうなアプリには、どのようなものがありますか?

    中島)「Photoruction」と同じコンセプトのサービスはまだありませんが、制作する上で参考にしたアプリはあります。写真操作のしやすさを重視したかったので、画像をインターネット上で共有できる「Instagram」や「LINE Camera」を見ながら、カメラ周りのUIを研究しました。

    えふしん)「Photoruction」の場合は、とにかく扱う写真の枚数が多いので、写真の整理をいかに簡単にできるかという点は、メンターとして何度もアドバイスした記憶があります。たくさんの写真を綺麗に整理整頓するアプリは、意外と少ないんです。競合が少ないなかで、ITリテラシーの高くない人でも簡単に使えるアプリであれば、世の中にすぐ浸透していきます。逆に使いづらいと全く使われなくなってしまうので、どこまで使いやすくできるのか、というUIのバランスは重要でした。

     
     
     
     
     
     

    プロダクトの持つ価値を形にするために、一歩を踏み出すこと

    ーアプリが完成するまで、どのようなところで苦労されましたか?

    w.jpg

    中島)苦労と課題だらけでした(笑)。アプリの完成イメージは、ジーズアカデミーに入学した時点からありました。なので、卒業までに最低限ここまでは完成させようと決めて、時間の許す限り制作に取り組んだんです。でも、いざはじめてみると、一個の細かい問題にハマってしまい、一日が終わってしまうこともしょっちゅうありました。

     
     

    ー藤川さんは、そのときの中島さんに、どのようなアドバイスをされたのですか?

    えふしん)彼は常に先を考えて、さまざまなケースを予想していました。そのため、「この場合は、どう対処しますか?」といった質問が多かったんです。ですが僕は「技術的にはこれを勉強してこうやれば出来るけど、それは今取り組むべき課題じゃないから、必要になったときに考えればいいよ」とアドバイスしました。「とにかく徹夜で、今ある修正箇所を直して」と。

    中島)えふしんさんには、 技術的な面を中心に色々アドバイス頂きましたが、クリアしないという選択肢を与えてくれたのが一番助かりました。

     
     

    ー中島さんはマジメなんですね!

    えふしん)そうなんです。彼は本当にマジメ。だからもっと肩の力を抜くようにと(笑)。

    中島)(笑)。

    q.jpg

    えふしん)テータベースの構造については、基本ができていれば、少しくらい非効率でも気にしなくていいと考えています。いったんサービスの全体像を完成させれば、それを踏み台に、もっと内容を良くすることができます。本格的なサービスが稼働する前に、どれだけ内容を深められるのかが勝負です。いま見えているサービスの延長線上と、一歩二歩と進んだときに見える未来は絶対に違います。だから、一歩踏み出すことが大切です。

    s.jpg
    △『GLOBAL GEEK AUDITION』デモデイの様子
     
    なによりも大事なのは、短い期間で作品をきちんと出すこと。もしもデモデイで良い作品に見えなければ、見る人の心に刺さりません。自分はこういうことをやりたいんだ、頑張ったんだと発表で言えるかどうか。熱意をプロダクトとして形にして、なおかつ、それが良い評価を受ければ、卒業した後でも活躍できます。本当にやりたいことなのであれば、ゴールはもっと先にあることを、彼に知って欲しかったんですね。
     
     
    ーまさに中島さんはイメージを形にしたからこそ、デモデイに臨めていますよね。「Photoruction」は1位を獲得しましたが、藤川さんはどのような点が評価されたと考えていらっしゃいますか?
    i.jpg
    △『GLOBAL GEEK AUDITION』最優秀賞獲得

    えふしん)やはり、きちんとアウトプットを出せたという点に尽きます。しかも、彼の「Photoruction」はユーザーにとってのメリットがわかりやすい。「ユーザーにとって何がハッピーなのか」が明確なサービスでないと、見ている人には伝わりません。

    中島)プレゼンでは、「写真を撮っただけで作業が終わる」ことをアピールしました。一般的な業務システムを使ってみるとわかりますが、情報を入力するためのフォームやボタンがたくさんあります。でも、実際は入力しても活用されないデータも多い。だから、必要な項目を改めて洗い出し、写真を撮っただけでそれらが自動入力され、無駄な時間が省けるような仕組みを作ったんです。

     
     
     
     

    写真を自動で判別して、建設現場の負担を減らしたい

    ー今後、「Photoruction」でどのようなことを実現したいですか?

    h.jpg

    中島)今後は、機械学習の機能を使って、写真の中身を自動解析できる仕組みを作っていきたいです。工事写真の主な目的は、きちんと工事しましたという事実を記録として残すこと。そのため必ずしも人間の目で確認する必要はなく、テクノロジーで解決できる部分だと考えています。

    これから立ち上げる会社は、「建設の世界を圧倒的にスマートにする」をコンセプトとしています。今の建設業界は、致命的な労働不足に陥っています。仕事の量は大きく変わらないにも関わらず、人がどんどん減って、労働環境はより過酷になっています。そういった余裕のない状況は品質問題に繋がりますし、ますます産業から人が離れていきます。ITの力を使ってそういった状況を少しでも変えていけたら良いなと思っています。
    a.jpg
    「Photoruction」という名前は、写真を撮りながら建物を作りあげていくことをイメージし、photo(写真)とconstruction(建物)を掛け合わせた造語です。工事写真を、楽にスマートにしたいという想いを込めました。アプリのリリースは、今年の8月ごろを目指しています。まずはターゲットの方々に使っていただいて、工事写真の管理をスマートにできるようにサポートしていきたいですね。
     
     
    【後編はこちら】
    ジーズアカデミーでキャリアのレールチェンジを実現 工事写真共有ホスティングサービスPhotoruction中島貴春氏×えふしん氏【後編】
     
     
    【関連記事】
    GLOBAL GEEK AUDITION Vol.1 開催!結果発表!
    ジーズアカデミー最大のイベント『GLOBAL GEEK AUDITION Vol.2』が開催されました!
     
     
    ライター:流石 香織
    撮影・編集:齋藤 玲乃
     
     

    GGA会場.jpg
    ジーズアカデミー最大のイベント『GLOBAL GEEK AUDITION』。その第2回が3月2日(水)19:00~開催されました!
    初心者からプログラミングをはじめ、6ヶ月間で作成されたプロダクトを、観覧にお越しいただいたVC、企業採用担当者の前でプレゼンテーションします。今回は第2期生。18名の方(希望者)がプレゼンテーションを行いました!
    P1030155.jpg
    前回に引き続き、客席はVC・企業採用担当者で満席!
    GLOBAL GEEK AUDITIONでは観覧の企業ご担当が一人ひとりに評価・アドバイスを専用フォームから入れることで、参加をしていただきます。
    P1030135.jpg
    一人づつの持ち時間は5分。ビジネスモデルとプロダクトを説明します。URLが公開されているので、来場者は手元でプロダクト・ソースをしっかりチェック。厳しい意見ももちろんありますが、将来価値を高く評価されるプロダクトも。
    P1030153.jpg
    6ヶ月の思いを込め、プレゼンテーションします。全員のプレゼンが終わりましたら、名刺交換会です。ここで面接の予定などもどんどん入ります。
    P1030159.jpg
    ここに書ききれないほどの密度の濃い3時間でした・・・
    最終の評価・ランキングはどうだったのか、気になりますよね?こちらは3月13日卒業式で結果発表です。
    その後ブログでも公開しますので、ぜひお楽しみに!!

    ls (38 - 42).jpg
    ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて、役立つ情報をお送りしています。
    ジーズアカデミーで現在学ばれている学生、はたまた入学を検討している人のなかには、将来起業を志している方も多いかと思います。
    2015年10月には、6ヶ月の学びを終え29名の第一期生が無事卒業を迎えました。はやくも会社を立ち上げ、サービスを展開している先輩もいます。
    今回はそのなかの1人、ストレスフルな現代にWeb上で癒しを提供する風景動画配信サービス『LandSkip』を立ち上げた、株式会社ランドスキップ代表取締役の下村一樹さんにお話をうかがいました。
    前半では、LandSkipが誕生した経緯やニーズ、今後のビジネスプランについて、後半では、起業やジーズアカデミーへの入学を通じて下村さんが得たことをお聞きしています。
     
     

    1503427_788824877894780_5717724144063237168_n.jpg
    LandSkip 代表取締役
    下村一樹さん

     
    1987年、北海道生まれ。北海道大学を卒業後上京し、新卒でApple Japanに入社。当時、日本で発売されたばかりのiPadのデモなどを担当する。コンクリートジャングルに囲まれて働くなかで、都会では自然の風景を楽しめないと実感。その後、株式会社リスキーブランドに転職し、ブランド戦略のコンサルタントを担当。少数精鋭のチームで働くうちに、自分の手で会社を大きくしていくことに興味を持つ。プログラミング未経験だったが、風景を使ったコンテンツビジネスを立ち上げるために、2015年、ジーズアカデミーに第一期生として入学。株式会社ランドスキップを設立し、卒業と同時にサービスローンチ。

     
     
    ■ 自分で作りたい!大手外資からコンサルファーム、そして起業へ
    ―下村さんは、なぜ起業しようと思ったのですか?
    ls (5 - 42).jpg
    下村)自分で何かをつくりだしたいという気持ちがあったからです。僕は、新卒でAppleの日本法人に入社しました。大きな組織なので、システマチックで効率的に仕事が進んでいくのはよかったのですが、自分の権限でできることは少なかった。1年半後に、リスキーブランドというブランド戦略をおこなうコンサルファームに転職しました。当時は数人の小さな会社だったので、自分の考えでどんどん規模を大きくしていく経験ができたのは、たいへん勉強になりましたね。やっぱり自分で考えて進めていくのは楽しいな、と実感したんです。
    風景を使ったサービスをつくろう、と考えていたときに、「1/fゆらぎ」の権威である東京工業大学名誉教授の武者先生を含めたメンバーと出会い、コンテンツの部分でも映像作家の協力を得られることになったんです。起業の準備が整ったのが、2015年の5月ぐらい。登記するなら風景に関係した日がいいなとネットで検索したら、「6月1日は景観の日」だとわかって。これはもう起業するしかない、と意気勇んで役所に行きました(笑)。
     
     
     
     
    ■ ジーズアカデミーは、実現したいビジョンを叶えやすい環境
    ―実に運命的ですね(笑)。システム面を人に任せる選択もあったとは思うのですが、下村さんは、なぜご自身でプログラミングを学ぼうと思ったのでしょうか?
    下村)ユーザーが求めるモノをつくるために、思い描く未来を実現するために、どうしても自分の手でつくりたいと考えました。ここで妥協や後悔をしたくなかったんです。しかし、当時の僕にプログラミングの知識はまったくありませんでした。学べる場所を比較、検討するなかで、ジーズアカデミーへの入学を決めました。
     
     
    ―ほかと比べて、ジーズアカデミーのどのようなところに魅力を感じたのでしょうか?
    ls (42 - 42).jpg
    △ ジーズアカデミー主席講師の山崎大助氏との授業風景
    学べるところはたくさんあっても、ジーズアカデミーのように、実際にプロダクトをつくり出せるところは少ないと感じました。
    ジーズアカデミーは「ただプログラミングを学ぶ」のではなく、アイデアやビジネスなどの目標が先にあって、それを実現するための手段としてプログラミングを学びます
    自分でゼロからガシガシとコードを書いていくことも正解だとは思うのですが、はやく自分のアイデアを世の中に出したいのであれば、プラグインやフレームワークを使って組み合わせていく視点も大事なんですね。そういうスタンスが、僕には合っていました。
     
     
    ―入学してみて、実際にはいかがでしたか?
    下村)こう話すと、合理的で冷めているように感じるかもしれませんね。でも、そうじゃない。むしろ、熱さを兼ね備えている。一つ上の世代にチューターとして教えてもらいつつ、学んだあとは学生ひとりひとりにメンターが付きながらどんどん作っていく。メンターは、本当に第一線で活躍されている方ばかり―講師というよりは、現役のエンジニアですね。だから、アドバイスがリアル。ビジネスを始めようとするときに、そのリアリティある経験値や暗黙知を共有していただけたのは助かりました。
    nerosan.jpg
    △ メンターである面白法人カヤックの中農 稔(ねろ)氏との開発MTG
     
     
    ―授業のなかで、とくに印象深かったことは何ですか?
    下村)サービスリリースまでの一回転することのリアルさです。
    授業では、まず自分の開発環境でシステムが動作するようにして、それが動いてはじめてサーバーに乗せます。でも、バグが出て動かないこともしょっちゅう。なんとかバグを解消しても今度は速度の問題が発生するなど、作っては直すの繰り返しです。とりあえずは見える状態にして公開まで持っていくんですが、そういう一回転は、時間をかけようと思ったら1年かけることもできるし、逆に3年かけても公開できない場合もあるかと思います。
    ジーズアカデミーでは、カリキュラムとして半強制的にこの一回転をできるから、企画からローンチまでの感覚を掴めます。おかげで、実践の場でも、ここで不具合が出そうだなといった予想を立てやすくなりました。
     
     
     
     
    ■ 同期と切磋琢磨しながら、自分の可能性を広げることができる
    ―授業の雰囲気は、どうでしたか?
    ls (41 - 42).jpg
    △ 卒業制作発表 Global GEEK Audition Vol.1の様子
    下村)毎週、課題発表があるんですが、同期の発表は、求められる合格ラインをはるかに超えたものばかり。みんな、つくるモノに手を抜こうとしません。言葉で派手なことは言いませんが、形で確実に示してくる。そこに対して、先生方もエンジンを入れてくれる。たとえば、課題を提出すると「よくやってきました」で終わらずに、「すごいね! これは絶対におもしろいよ」と、気持ちを高めてくれるんです。
    12401768_788824874561447_6001175201319078870_o.jpg
    △ ジーズアカデミー事務局長の児玉浩康氏からの卒業証書授与
    熱が冷めず、むしろ温まり続けていく環境。僕もみんなに負けじと、平日は毎朝5時に起きて勉強していました。最終的には、熱量を感じる同期に声をかけて、LandSkipのメンバーに入ってもらいました。
     
     
    ―ジーズアカデミーで技術だけでなく仲間も得られたわけですね。チームメンバーのみなさんは、下村さんのモノづくりへの姿勢に共感されたのでしょうか?
    ls (1 - 42).jpg
    △ 週末に集まり、開発を進めるチームメンバーたち。エンジニアの磯村さん(左端)、藤倉さん(左から2番目)、辻さん(同4番目)はジーズアカデミー同期生
    藤倉)僕は、下村さんの人間的な部分に惹かれました。彼は、技術的にはまったくの初心者でしたが、挫折せずにやり遂げようと人一倍がんばっていました。その姿をみて応援したくなったんです。僕は経験者なので、自分の知識で少しでも力になれるかもしれないと思って。
    下村)そう言ってもらえて嬉しいです(照)。ジーズアカデミーで仲間を得られたことは、想像以上に大きかったです。もちろんプログラミングの知識も得られますが、それ以上に「機会」を得ることができます。まったくの初心者でも、6ヶ月本気で学んでつくるという経験をすれば、いままで自分が想像していた世界とはまったく違う場所にあるチャンスと出会えるんです。
     
     
    ―最後に、在学生の方や入学を考えている人に、メッセージをお願いします
    DSC_0264.jpg
    下村)変わりたい、と思ったときに必要なのはきっかけだと思います。
    ジーズアカデミーではプログラミングの知識を学ぶことはできます。しかしそれ以上に、ここで得られるのは機会です。可能性を広げ、仲間に出会い、挑戦する機会。ジーズアカデミーは、熱い想いを全力で受け止めてくれます。自分から求めるほどに、きちんと応えてくれます。
    いま学んでいる方は、受け身だったらもったいない。どんどんどんどん、ぶつかってみてください。入学を検討している方には、ジーズアカデミーの熱量を、直に感じて欲しいと思っています。
    ※前編はこちらから
    世界の風景を指先ひとつで連れてくる。Web時代の新しい窓 LandSkip下村一樹氏【前編】
    ライター:流石 香織
    撮影・編集:齋藤 玲乃

    landskip1.jpg
    ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて、役立つ情報をお送りしています。
    ジーズアカデミーで現在学ばれている学生、はたまた入学を検討している人のなかには、将来起業を志している方も多いかと思います。
    2015年10月には、6ヶ月の学びを終え29名の第一期生が無事卒業を迎えました。はやくも会社を立ち上げ、サービスを展開している先輩もいます。
    今回はそのなかの1人、ストレスフルな現代にWeb上で癒しを提供する風景動画配信サービス『LandSkip』を立ち上げた、株式会社ランドスキップ代表取締役の下村一樹さんにお話をうかがいました。
    前半では、LandSkipが誕生した経緯やニーズ、今後のビジネスプランについて、後半では、起業やジーズアカデミーへの入学を通じて下村さんが得たことをお聞きしています。
     
     

    1503427_788824877894780_5717724144063237168_n.jpg
    LandSkip 代表取締役
    下村一樹さん

     
    1987年、北海道生まれ。北海道大学を卒業後上京し、新卒でApple Japanに入社。当時、日本で発売されたばかりのiPadのデモなどを担当する。コンクリートジャングルに囲まれて働くなかで、都会では自然の風景を楽しめないと実感。その後、株式会社リスキーブランドに転職し、ブランド戦略のコンサルタントを担当。少数精鋭のチームで働くうちに、自分の手で会社を大きくしていくことに興味を持つ。プログラミング未経験だったが、風景を使ったコンテンツビジネスを立ち上げるために、2015年、ジーズアカデミーに第一期生として入学。株式会社ランドスキップを設立し、卒業と同時にサービスローンチ。

     
     
    ■ 殺風景な生活にストレスを感じ、風景映像を提供することに
    ―まず、「LandSkip」の特徴を教えてください
    ls (10 - 42).jpg
    下村)僕たちが「LandSkip」で実現するのは、「世界の風景を指先ひとつで連れてくる」という新しい体験です。具体的には、風景の撮影・配信・再現の3つの事業を一貫して運営しています。Webサービスとしては、風景動画を配信することでユーザーに癒しの時間を提供しています。
    簡単に説明すると、365日更新される風景映像コンテンツから、自分好みの新しい風景に出会ったり、その風景のリアルな動画を再生したり、ワイヤレス投影できたりします。3分間眺めて心のスイッチを切り替えることや、いつまでも部屋でループすることもできます。たとえば、朝のコーヒータイムにスマホで流したり、仕事の休憩中にPCで眺めて癒されたり、自宅では大型TVやプロジェクターに映して擬似体感するような使い方です。
    1540323_788824834561451_7477990292109335908_o.jpg
    LandSkip
    北海道のダイヤモンドダストや沖縄のサンゴ礁の海、富士山の紅葉など、プロの映像作家が撮影した2,000を超える風景コンテンツは、宿やホテルのサービスとも連動しており、お気に入りの風景を見つけて「実際に行ってみたいな」と思ったら、そのまま近くの宿泊施設を予約することも可能です。
     
     
    ―LandSkipを思い付いた、きっかけは何ですか?
    ls (9 - 42).jpg
    下村)僕は、もともと生まれは北海道で、大学までは自然の風景を毎日のように眺めながら過ごしていました。でも、就職で上京することになり、東京23区内のアパートに引っ越したんです。窓を開けたら隣の部屋の室外機が目に飛び込んできて、「これは、なんだ!?」と衝撃を受けましたね。
    風景は心に癒しを与えてくれる―。でも、東京の風景には、僕が北海道で観てきたような価値を見出すことができませんでした。たまの休みに、森の見える温泉に浸かりたいな、海を眺めながらビールが飲みたいな、と思って行こうとする。でも、お金がかかる。そもそも、忙しくて時間が取れない。それならと今度はテレビで旅番組を観ても、風景の描写はすぐに終わってしまいます。僕にとって、癒される風景がないことはストレスだったんですね。そのとき、同じ想いを抱えている人がいるのでは、と思い至りました。
     
     
    ―ご自身の実体験から、LandSkipのアイディアが生まれたんですね
    meishi.jpg
    △ 名刺デザインはLandSkipのコンテンツを反映させた森・海・空の三種類
     
     
     
     
    ■ 専門家とタッグを組んだサービス。しかしリリース後には課題も
    ―癒しの風景を提供するために、専門家が協力していると聞きましたが
    下村)東京工業大学名誉教授の武者 利光先生がはじめの協力者です。武者先生曰く、突き詰めると、癒されるとは「1/fゆらぎ」の状態であること。そして、自然の風景のなかには、この「1/fゆらぎ」が多く存在しているんです。
     
     
    ―1/fゆらぎ…。聞いたことはあります
    わかりやすく言えば、「1/fゆらぎ」とは、規則正しさとランダム性が調和した状態のこと。川の流れは一定方向ですが、水の量や跳ね方、流れの速さも一定ではありません。炎のゆらぎも同じ。ほわほわと揺らいでいる状態に、人は癒やされるんです。癒しをリアルなものとして世の中に届けたい気持ちは、先生も僕も同じです。
    ls (39 - 42).jpg
    △「1/fゆらぎ」の世界的権威、東京工業大学名誉教授の武者先生と。年齢差55歳の良きパートナー
     
     
    ―実際にサービスをリリースしてみて、どんなことに苦労されましたか?
    下村)はじめは、コンテンツ自体が課題でした。ユーザーが求めているのは風景の質。見ていて気持ちのよい風景にしないと、どんなに素晴らしい配信システムをつくっても振り向いてもらえないと思っています。
    プロトタイプをつくっていたころは、なるべくお金をかけないで風景を撮影しました。だれど、何か違う……。そこで、全国の映像作家、風景撮影の第一線のプロに「僕たちは、こういう世界をつくりたい。力を貸してくれませんか?」と声をかけたところ、有り難いことに協力の声をいただいたんです。
    ls (7 - 42).jpg
    僕が欲しかったのは、背中や横で流れていて、ふっと感じる風景です。プロは、「こういう風景ですね」と、すぐに意図を汲んで構図や縮尺にこだわって撮影してくれます。おかげで、長時間流していても飽きのこない、クオリティの高い映像をたくさん確保できています。
    また、フルハイビジョンの4倍の画素数のある4K規格で撮影しているので、ユーザーには、まるで実際の風景を観ているかのような、限りなくリアルな美しい映像を楽しんでもらうことができるんです。
     
     
     
     
    ■ 世界中をスキップするように、風景を楽しんでほしい
    ―プロの技術を生かし、LandSkipで今後はどのような映像を作っていく予定ですか?
    下村)まずは、ユーザーが求める風景をもっと取り入れていきたいです。人それぞれに、観たい風景は違います。このあいだ開いたユーザーイベントで興味深かったのが、「懐かしの風景を観たい」という声。観光地でも都会でもない、学校のグラウンドなどの懐かしさを感じる思い出の場所が、誰にでもありますよね。
    また、今は国内の海や森、夜景などが中心ですが、世界中の風景も配信していきたいです。旅行でオーロラを観に北極に行くとなると大変ですが、LandSkipなら、指先ひとつで体感できる。ちょうどいまも、海外の映像作家に映画に登場する有名な風景を撮影してもらっているんですよ。たとえば『ロード・オブ・リング』の舞台となったニュージーランドの森など、自分も含めファンも多いのではないでしょうか。もちろん、サービスの海外展開も視野に入れています。
    966589_788824844561450_4569946243559039939_o.jpg
    △ 指先ひとつで風景を連れてくるという体験
     
     
    ―最近ではプロジェクションマッピングなど映像分野が盛り上がりをみせていますね。起業を目指す読者のために、ビジネス展開についてもお聞きしたいです
    映像コンテンツを扱うところも増えているので、たとえば、プロジェクターを扱う機器メーカーさんとタッグを組んだりといったことも考えています。天井にライト型のプロジェクターで空を映し出したり、冷蔵庫の扉面に映像をディスプレイする仕組みもあると聞きました。
    ほかにも、窓枠の付いたビジョンに投影することで、実際の窓から外の景色を眺めているようなおしゃれなインテリアに活用したり、内装業者などのパートナーと組んで、壁一面すべてを「居心地の良い空間」へと変えるような空間演出・コンサルティングもおこなっています。
    1655766_788824814561453_8455075004933795208_o.jpg
    △ 恵比寿オフィスに「沖縄の海」を再現
    LandSkipは「風景」をあらわすlandscapeのオールド・イングリッシュで、懐かしい風景のことも意味します。Landscapeをskipするという未来を描いて名付けました。
    病院の患者さんがベッドにいながら青い海を眺めたり、オフィスにいながら森のなか会議をしたり、ビジネスホテルや地下の飲食店で空を感じながら過ごしたり……。
    「風景を連れてくる」感覚や「風景を切り替える」新しい体験、いつもの室内がリラックスやクリエイティブにつながる―LandSkipで目指すのは、そんな世界です。
    ※後編はこちら
    ジーズアカデミーは、圧倒的な熱量が高まり続けていく場所 LandSkip下村一樹氏に聞く【後編】
    ライター:流石 香織
    撮影・編集:齋藤 玲乃

    eyechaching_vol.12_23.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム第12弾! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
    社会人であれば、多くの人が過ごしているであろう「移動時間」。また、誰しもに訪れる寝る前のわずかな「隙間時間」。多忙な経営者たちは、そういった時間をどのように過ごしているのでしょうか。
    今回は、トークノート株式会社、株式会社Socket、株式会社ヒトメディア、株式会社モンスター・ラボという4つの注目スタートアップの社長に、電車や飛行機での移動中や、就寝前のリラックスタイムの過ごし方について聞いてみました!
    ● 答えてくれたのはこちらの4社長!
    talknote ceo.png
    小池 温男CEO//トークノート株式会社
    1980年2月12日生まれ。22歳までに世界30カ国を放浪。2003年より飲食店経営を行い2年間で4店舗を出店。2006年より成果報酬型求人サイトを運営。2010年、トークノート株式会社を設立して代表取締役に就任。2011年に社内SNS「Talknote」をリリース。Talknoteは、KDDI、エーピーカンパニー、ネクシィーズをはじめ、1万5000社以上の企業に利用されている。
    socket.png
    安藤 祐輔CEO/株式会社Socket
    1981年生まれ。高校を卒業後、東京消防庁に入庁しその後、筑波大学体育専門学群へ進学。大学4年次にスポーツ経験のある学生の採用に特化した採用支援事業にて起業。その後、マーケティング分野及びEC分野にて複数事業の起ち上げと運用を担い、2012年11月に新規事業構築を基軸とした事業を行うため、株式会社Socketを創業。2014年9月にスマホ販促プラットフォーム「Flipdesk」をリリース。東急ハンズ、タビオ、アダストリア、ビームスなど約240社ほど導入され利用されている。2015年9月にKDDIグループSyn.ホールディングスの子会社化。
    hitomedia_for_profile.jpg
    森田 正康FOUNDER&CEO/株式会社ヒトメディア
    1976年愛知県生まれ。12歳から渡米し、UCバークレー、ハーバード、ケンブリッジなど海外の 大学・大学院を渡り歩く。ハーバード大学教育学修士、ケンブリッジ大学哲学修士。2003年、25歳の時に日本に帰国し、(株)アルクの第2次創業メンバーとして取締役就任。2006年には JASDAQ上場を果たす。2006年、hitomedia, inc.を創業し、今日に至る。それ以外にも国内外の企業の取締役、NPO団体理事、大学教授など複数の組織に参画している。
    monsterlab_for_profile.jpg
    鮄川 宏樹CEO/株式会社モンスター・ラボ
    1999年プライスウォ–ターハウス(現IBM)に入社し、IT・経営コンサルティング業務に従事。2000年11月、テクノロジーによって社会を変えていくインターネットの世界に魅せられ、当時日本でオブジェクト指向技術の先駆けであったベンチャー企業 株式会社イーシー・ワンに入社。2003年には会社内最年少マネージャーとしてJASDAQ上場を体験。2006年豪州Bond UniversityのMBAプログラム受講を経て、これまでの集大成となるビジネスプランを事業化し、2月に株式会社モンスター・ラボ設立と同時に代表取締役就任。2014年に企業に海外エンジニアのリソースを提供するサービス「セカイラボ」を開始し子会社化、CEOを務める。


    ︎Q1. 電車や飛行機などの移動中はどう過ごしていますか? その理由やこだわりも含め教えてください
    ▶ トークノート
    ちょっとした移動時間には、FacebookやTwitterを見たり、Talknoteで社員とやりとりをしたり、気になるアプリを触ったりしています。長時間、飛行機に乗る時はだいたい本を読んだり、人と話したり、寝たりしています。習慣になっていることをしているだけなので、特に理由はありません。
    ▶︎ Socket
    集中して仕事をするのが70%、ただただ寝るのが30%です。
    社長をしていると客先はもちろんのこと、社内にいても常に人につかまり、集中してメール処理や資料作成といった業務をする時間がありません。
    飛行機や新幹線では、即レスをしなくてもいい心の安寧(回線が繋がっていたりするので、気分の問題ですが)を得られるとともに、業務に集中することができます。特に、成田エクスプレス内が私にとっての”精神と時の部屋”になっています。
    とはいえ、めちゃめちゃ疲れている時はただただ寝ます。
    ▶ ヒトメディア
    つい最近は飛行機にもWi-Fiが通っているので、たまりにたまった過去の未返事のメールやSNSメッセージの返信作業などに当てています。電話や周囲に思考を中断されない数少ない空間なので、重宝しています。
    ▶︎ モンスター・ラボ
    仕事をしたり、本を読んだりしています。


    ︎Q2.お風呂や就寝前といった通常「リラックスタイム」と呼ばれる時間は、どのように過ごしていますか? 理由やこだわりも含め教えてください
    ▶ トークノート
    リラックスタイムには本や雑誌を読んでいます。日頃、スマートフォンをいじっていることが多いので、こういった時間は紙のものをできるだけ読むようにしています。
    ▶︎ Socket
    漫画を読んでいます。活字の本はこちらの想像力を使いますし、映画は映画のペースで進みますが、漫画の場合は絵と文章で頭にすーっと入ってきてくれること、且つ、自分のペースで読めるので、リラックスするのに最適です。
    ▶ ヒトメディア
    就寝前の時間はないですね。家に着いたらそのままバタンという感じです。お風呂は朝に入ることが多いので、一日の動きや会議のシミュレーションをしたりしています。
    ▶︎ モンスター・ラボ
    バングラデシュ〜アメリカまで時差のある拠点をマネージメントしているので、起きている間はぎりぎりまで仕事をしています。寝る前には好きな音楽を流して一杯飲みながらメールやチャットをチェックしてベッドに入るときが多いです。


    ■ まとめ
    移動中は、メールやメッセージの返信や、自分の業務に当てているというCEOが多かったですね。社員への対応は上に立つ者の仕事の一環ではありますが、会社を運営していくためには、ひとりでじっくり作業をおこなう時間も必要です。
    個人的にはもう少し休んでほしい気もしますが、皆さんも先輩がたの時間の使い方を参考に、移動中やリラックスタイムの時間の見直しをしてみてくださいね。
    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    eyechaching_vol.11_23.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム第11弾! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
    Twitter創業者 ジャック・ドーシーは、ビジネスを成功に導く上で「平日にハードリガーやビールは飲まない」といったルールをいくつか持っているそう。
    ドーシーのみならず、企業を背負って立つCEOともなると、皆さん独自のポリシーを持って日々を過ごしているのではないでしょうか。
    今回は、ChatWork株式会社、トークノート株式会社、株式会社LIGの注目スタートアップの3社長に、「日頃絶対にやらないこと」「逆にこれだけは絶対にやること」を聞いてみました。自分と同じものがあったら、起業家の資質があるということかも!?
    ● 答えてくれたのはこちらの3社長!
    chatwork.png
    山本 敏行CEO/ChatWork株式会社
    昭和54年3月21日大阪府寝屋川市生まれ。中央大学商学部在学中の2000年、留学先のロサンゼルスにて中小企業のIT化を支援する株式会社EC studioを創業し、2004年法人化。2011年にクラウド型のビジネスチャットツール「ChatWork」の販売を開始。2012年に社名をChatWork株式会社に変更し、米国法人をシリコンバレーに設立。自身も拠点をシリコンバレーに移し、日夜マーケティング活動に奔走している。
    talknote ceo.png
    小池 温男CEO//トークノート株式会社
    1980年2月12日生まれ。22歳までに世界30カ国を放浪。2003年より飲食店経営を行い2年間で4店舗を出店。2006年より成果報酬型求人サイトを運営。2010年、トークノート株式会社を設立して代表取締役に就任。2011年に社内SNS「Talknote」をリリース。Talknoteは、KDDI、エーピーカンパニー、ネクシィーズをはじめ、1万5000社以上の企業に利用されている。
    lig.png
    岩上 貴洋CEO/株式会社LIG
    学生時代、モバイルマーケティング、ITベンチャー企業数社に参加する。在学中からアーリーステージを対象とした独立系投資会社にて、投資業務、コンサルティング業務に従事。 2007年、株式会社LIG創業。


    ◼ 山本 敏行CEO/ChatWork株式会社の場合
    ChatWork.png
    Q1. 普段、これだけは絶対にやらないと決めていることはなんですか? また、その理由を教えてください

    業界団体や経営者の会などに属さないと決めています。時間の使い道として自分が最優先すべきは、社員やユーザーのことであり、別の組織に属するとイベント等で時間がとられてしまうからです。

    Q2. 逆に、これは絶対する! と決めていることはなんですか。また、その理由を教えてください

    積極的に社員と関わるようにしています。ランチでも飲み会でも、会社の源はすべて社員から生まれるからです。


    ◼ 小池 温男CEO/トークノート株式会社の場合
    talknote_logo.png
    Q1. 普段、これだけは絶対やらないと決めていることはなんですか。また、その理由を教えてください

    「睡眠時間を削らないこと」「タバコを吸わないこと」の2つを決めています。
    基本ですが、高いパフォーマンスを出すためには健康管理が大事だと考えています。そのため、睡眠時間は毎日6時間以上とるようにしていますし、タバコも吸いません。

    Q2. 逆に、これは絶対する! と決めていることはなんですか。また、その理由を教えてください

    「部屋を綺麗にすること」「予定を詰め過ぎないこと」です。
    リラックスした状態のほうが仕事の効率が上がりますし、よいアイディアもたくさんでてくるからです。部屋はもちろん、デスクも綺麗にしていないと落ち着きませんし、予定を詰めすぎると本来考えるべき部分に時間を割けなくなってしまうので、この2つは日頃から心がけています。


    ◼ 岩上 貴洋CEO/株式会社LIGの場合
    lig logo1.png
    Q1. 普段、これだけは絶対やらないと決めていることはなんですか。また、その理由を教えてください

    「会食や打ち上げの際に飲み過ぎないこと」です。クライアントやメンバーと共有できる重要な時間なため、飲み過ぎないようにしています。
    また、「ネガティブな発言をしないこと」も心がけています。ネガティブになっても何も解決しませんし、それよりも解決策を考えたほうが効率的だからです。ごくたまにネガティブ思考に陥りそうな場合は時間軸を長く考え、今は確かにそうだが、近い未来にそれを達成するにはどうしていくのが良いかを考えています。

    Q2. 逆に、これは絶対する! と決めていることはなんですか。また、その理由を教えてください

    「毎朝、家からオフィスまで約30分歩くこと」です。
    歩きながら、直近のタスクや未来のやるべきことを頭のなかで棚卸ししています。あとは、単純に運動不足にならないためです。


    ■ まとめ
    いかがでしたか? 一見華やかに見えるベンチャー業界。スポットライトのかげで、憧れのCEOたちがこんなにもストイックな日々を送っていたとは……。
    ご紹介したCEOに共通するのは、常に仕事を第一に考えていること。日常の小さな習慣も、すべて仕事を円滑にまわすためのものなんです。
    一国の主は、常に最高のコンディションを保つことが大切。早寝早起きなど、基本の部分からで構いません。皆さんも、自分にできることをぜひ明日からはじめてみてくださいね。
    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    FullSizeRender-thumb-640xauto-328.jpg

    神奈川県出身。1987年生まれ。
    中学2年の時、オタクの友人に影響されパソコンを触り始め、3年間ネトゲ廃人を経験。ゲーム会社の格好のカモとなり、高校は1年次に見事留年。心を改めアルバイトに精を注ぐ。マクドナルドAll Japan Crew Contest 優勝。早稲田大学商学部を卒業後、学習塾を展開する教育系企業に入社。本部最年少マネージャーとして自社教材の営業活動に従事。2015年4月、ジーズアカデミー入学とともに退社。同7月より株式会社オルトリズム不動産IT事業部長。ジーズアカデミーでは学生理事として勉強会や飲み会の企画・運営をする。入学時、プログラミング未経験。

    ― なぜ、プログラミングを勉強しようと思ったのですか?

    梶原)ミーハーなのでオバマ大統領とFacebook元役員のプログラミング重要説に踊らされました(笑)というのもあるのですが、高校生くらいから漠然と経営をしたいとは思ってまして、ここ数年の状況を見ているとITは経営を考える上で欠かせない要素で、自社でウェブやシステムを作る力はもう最低限必須のスキルだと感じていました。自分が直接作らないにしても、エンジニアの採用ができる力は必要だろうと。
    それでもプログラムには全く触れたことはなかったですし、私は向かないと思って言い訳をしながら先延ばしにしていたのですが、前職のIT事業部にいた同僚が独立して飲んだ時に、想像の上をいく年収を聞いて唖然とし、決意しました(笑)
    結局不純なきっかけなんですが、今それだけ社会から求められているスキルなのか!という衝撃が大きくて、これは本格的にやらないと「生き残っていけない」なと思い動き始めました。

    ― ジーズアカデミーを選んだ理由は?

    梶原)意思が弱く独学では”なあなあ”になるので、1月下旬頃からパソコンスクールを探し始めました。当時は営業部のマネージャーだったので、スクールの話を聞きながら数値集計や事務作業を効率化できそうなExcel VBAを勉強しようと思って体験などにいっていました。
    そのうちにジーズアカデミーを見つけ説明会に行ったのですが、比べるまでもなく絶対にジーズに入学すると決めました。いわゆるパソコンスクールは、教材や場所などのプロセスを提供するだけだったんですよ。それが不満で入学していなかったのですが、ジーズは明らかに運営側が結果にコミットしている。プロセスである授業料はめちゃめちゃ安いし、結果を提供するためにサムライインキュベートさん(VC)や大手IT企業との連携、現場で活躍するエンジニアのメンター制度などがある。ワクワクが止まりませんでした。
    絶対に合格したかったので、入学審査のための勉強はおそらく1番やったと思います。(笑)

    11911815_10207787014012874_2145523510_n.jpg
    11909615_10207787010572788_651454031_n-thumb-640xauto-330.jpg

    ― ジーズアカデミーで勉強してみて、何が身につきましたか?

    大げさじゃなく、世界がかわりました。
    まず、転職しました。(笑)
    前職は学習塾関係で想いもあり素晴らしい仕事をできていたのですが、職務範囲としては営業しかできず、もっといろんなことに首を突っ込みたかったんですね。それでちょうど転職を考えていたので、4月の入学に合わせて仕事を辞め、7月から社員数名のどベンチャーに入りました。
    それでも絶対に身につけようとかなりの時間を勉強に注ぎ、先日は会社のコーポレートサイトをゼロから作り直しました。(http://altruism.co.jp)
    ホームページの作り方なんて全く知らなかった自分が、たった数ヶ月で、会社について世の中に発信できる大切なツールを作れました。
    また、会社で不動産IT事業としてウェブサービスを作り始めて、制作は最初は外注に出したのですが、企画の段階でシステムの視点からもビジネスを見れるようになり、判断がめちゃくちゃ早くなりました。欲しい機能がどれくらいの時間とお金がかかりそうか、「あ、それは意外とすぐできるよ!つけよう!」とか、「そこはシステムでも少し面倒だから、こういう形にすれば予算的にもスピードにも良い」とか、リソースの少ないベンチャーでの最善策により近い判断ができるようになりました。
    サービスの一部は自分で作って理想の顧客管理ができるようにしたり、納品後の日々のアップデートは僕がやっています。
    入学前の自分と、同じビジネスを見ても視点が全く変わっていますね。

    梶原さん.jpg

    ― 現在、立ち上げているサービスについて教えてください

    不動産業界の店舗物件に関するBtoBサービスをリリースしました。(店舗市場 https://tenpoichiba.jp/)
    飲食店などを退店する企業と出店する企業を直接結ぶ業界初のサービスです。
    通常は店舗の出退店の際には不動産屋が間に入って、手数料をがっぽりもっていきます。とてもグレーな業界で業者によっては手数料を必要以上に上乗せしたりします。
    そこをインターネットの力を使って間を抜くことで、より安くお店を出せたり、取引をスムーズに進めることができるサービスです。賃貸・売買ではありますが、店舗物件の領域ではまだどこもやっていないんですよね。
    将来は店舗物件の流通の仕組み自体を、あるべき姿に変えることができると思っています。
    現在ほとんどの企業様がこのサービスに賛同してくださっているのがとても嬉しいですね。

    IMG_4517-thumb-640xauto-331.jpg

    ― これから受験する方へメッセージをお願いします!

    おおげさではなく本当に見えている世界が変わりました。HTMLすら触ったことがなかったんですが、ちゃんと勉強すればここまで人生が変わるんだなと感じています。
    決して楽ではありませんが、飛び込んでみた価値は十分にあったと思っていますし、学費以上のものはすでに生み出せています。プログラミングを身につけるには、とにかく自分で書いてみることが大切です。あとは、どのようなサービスを作りたいか目標が明確なほど、成長が早いと実際に授業を受けていて感じましたね。
    未経験の方こそ、引かずに飛び込んでみることをおすすめします!
    ―ありがとうございました!!

    eyechaching_vol.10_23.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム第10弾! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
    スピード感が命のIT・Web業界では、ビジネスでもプライベートの場でも“使えるアプリ”は重宝されるもの。起業を目指す皆さんのなかにも、「これがないと仕事ができない!」というお気に入りのアプリをお持ちの方もいるかと思います。
    では、活躍されている経営者の先輩たちは、普段どんなアプリを使っているのでしょうか? 今回は、CEOたちのスマホの中身をのぞかせていただきました!
    ご協力いただいたのは、株式会社ヒトメディア、株式会社モンスター・ラボ、株式会社LIGの今をときめく注目スタートアップの3社長です。
    スマートに社長業をこなすには、どんなアプリが必須なのでしょう。
    ● 答えてくれたのはこちらの3社長!
    hitomedia_for_profile.jpg
    森田 正康FOUNDER&CEO/株式会社ヒトメディア
    1976年愛知県生まれ。12歳から渡米し、UCバークレー、ハーバード、ケンブリッジなど海外の 大学・大学院を渡り歩く。ハーバード大学教育学修士、ケンブリッジ大学哲学修士。2003年、25歳の時に日本に帰国し、(株)アルクの第2次創業メンバーとして取締役就任。2006年には JASDAQ上場を果たす。2006年、hitomedia, inc.を創業し、今日に至る。それ以外にも国内外の企業の取締役、NPO団体理事、大学教授など複数の組織に参画している。
    monsterlab_for_profile.jpg
    鮄川 宏樹CEO/株式会社モンスター・ラボ
    1999年プライスウォ–ターハウス(現IBM)に入社し、IT・経営コンサルティング業務に従事。2000年11月、テクノロジーによって社会を変えていくインターネットの世界に魅せられ、当時日本でオブジェクト指向技術の先駆けであったベンチャー企業 株式会社イーシー・ワンに入社。2003年には会社内最年少マネージャーとしてJASDAQ上場を体験。2006年豪州Bond UniversityのMBAプログラム受講を経て、これまでの集大成となるビジネスプランを事業化し、2月に株式会社モンスター・ラボ設立と同時に代表取締役就任。2014年に企業に海外エンジニアのリソースを提供するサービス「セカイラボ」を開始し子会社化、CEOを務める。
    lig.png
    岩上 貴洋CEO/株式会社LIG
    学生時代、モバイルマーケティング、ITベンチャー企業数社に参加する。在学中からアーリーステージを対象とした独立系投資会社にて、投資業務、コンサルティング業務に従事。 2007年、株式会社LIG創業。


    ◼ 森田 正康FOUNDER&CEO/株式会社ヒトメディアの場合
    hitomedia_logo.jpg
    Q1. スマホの中身を見せてください!

    hitomedia__smartphone.jpg

    Q2. 今、いくつのアプリが入っていますか? 入れているアプリの傾向やこだわり、基準を教えてください

    80個ぐらい。投資先や自社サービス、クライアントのアプリは必ず入れて、最低1ヶ月は使い倒します。あとは、さまざまな国の友人とコミュニケーションを取るために各国主流のコミュニケーションアプリは入れていますね。グーグルで調べたり、ニュースアプリで二次、三次情報を読んだりするよりも、情報通の友人のネットワークがあれば100倍役に立ちます。

    Q3. ご自身のスマホのなかの「これを入れておくといいよ!」というアプリを、オススメの理由とともに教えてください
    twitter.png
    Twitter
    「つぶやき」と呼ばれる140文字以内の短文の投稿を共有するコミュニケーション・ツール。基本的に開かれたネットワークの場であり、知人・友人だけでなく、世界中の著名人とも繋がることができる。

    アプリそのものよりも、大事なのは誰をフォローするか。各国の主要政治家や社長、投資家、一次情報を取材しているジャーナリスト、メディアの編集長などをしっかり厳選しましょう。そういう人たちの発言や動きを見ることによって、世の中の一番旬な流れを受け取ることができます。二次情報に対する著名な方々のコメントを読んでも、本質はわかりません。


    ◼︎ 鮄川 宏樹CEO/株式会社モンスター・ラボ
    monsterlab_logo.jpg
    Q1. スマホの中身を見せてください!

    monsterlab_smartphone.jpg

    Q2. 今、いくつのアプリが入っていますか? 入れているアプリの傾向やこだわり、基準を教えてください

    200個くらいですね。流行りのアプリは当然のことながら、好きな将棋アプリなども入れています。

    Q3. ご自身のスマホのなかの「これを入れておくといいよ!」というアプリを、オススメの理由とともに教えてください
    将皇.png
    将皇
    コンピュータと対局できる将棋アプリ。詰将棋風の実戦問題にチャレンジしたり、プロ対局の投了図から最後まで勝ち切るゲームなどもプレイできたりと、本格的。「日本将棋連盟後援」認定。

    benative.png
    ● BeNative
    ネイティブが話すリアルな会話動画で学習できるビジネス英語学習ツール。ボイスレコード機能により、自分の発音とネイティブの発音を明確に比べられるなど、英語をより効果的に吸収できる仕組みが多数搭載されている。

    「将皇」は詰将棋の問題を解くことが、ちょっとした時間での頭の体操に合うと思います。「BeNative」は、ビジネスシーンで使う英語を、海外の経営者が実際に話しているシーンとして、キャプション付きで勉強できるのでとてもいいですね。
    もちろん自社アプリである音楽配信サービス「モンスター・チャンネルへ”>モンスター・チャンネル」と女性向け旅行ガイドサービス「Vivo(ヴィーヴォ)」も常にチェックしています。特に「モンスター・チャンネル」の北欧チャンネルなどを移動中によく聴いています。


    ◼ 岩上 貴洋CEO/株式会社LIGの場合
    lig_logo.jpg
    Q1. スマホの中身を見せてください!

    lig__smartphone.PNG

    Q2. 今、いくつのアプリが入っていますか? 入れているアプリの傾向やこだわり、基準を教えてください

    100個くらいです。作業効率や仕事面で実用的なアプリ、UIが素晴らしいアプリ、学習系のアプリ、家族との共有アプリなどを入れています。

    Q3. ご自身のスマホのなかの「これを入れておくといいよ!」というアプリを、オススメの理由とともに教えてください
    evernote.png
    Evernote
    メモを取るように情報を管理できるクラウドサービス。文章はもちろん、画像・動画・位置情報・音声メモなどのデータをすべて保存し、クラウドを介しあらゆるデバイスから編集することができる。
    必須です。考えごとが多いのでスグに書き留めておけ、デバイスを問わずに編集できるので重宝しています。
    path.png
    ● Path
    写真・音楽・今日のできごと・位置情報・起きているか寝ているかなどの日常を、限られた少人数とシェアするプライベート・ソーシャルネットワーク。元Facebookの開発者による、洗練されたUIが話題。
    家族との写真共やコミュニケーションを取る上で使っています。グループに参加しているメンバーが自由に写真、動画をアップすることができ、コメントが可能です。夫婦だけではなく、お互いの両親、兄妹が参加しています。また、UIが使いやすく好きです。


    ■ まとめ
    Twitterを入れている方は多いと思いますが、注目すべきは森田さんの使い方。アプリの特性を生かし、最新情報の仕入れ先としてしっかり活用されていますね。個人的には、鮄川さんの将棋アプリに意外性とシブさを感じました……!
    皆さんも、ただダウンロードするだけにとどまらず、性質やUIなどに注目する習慣をつけておくといいかもしれません。いつか自分のサービスをアプリ化するときにきっと役立ちますよ!
    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    eyechaching_vol.9_23.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム第9弾! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
    スタートアップの第一線で活躍する起業家たち。はやければ二十歳そこそこで起業する人も珍しくないなか、気になるのは、彼らがどんな学生時代を送ってきたかではないでしょうか。
    今回は、勉強・バイト・部活(サークル)・恋愛という4つの切り口から、株式会社Socket、株式会社ヒトメディア、株式会社モンスター・ラボの3社CEOにお話をお聞きしました。
    特に、現在学生で起業を志している方は要チェック。今をどう過ごすかに、ビジネス成功のヒントがあるのかもしれませんよ!
    ● 答えてくれたのはこちらの3社長!
    socket.png
    安藤 祐輔CEO/株式会社Socket
    1981年生まれ。高校を卒業後、東京消防庁に入庁しその後、筑波大学体育専門学群へ進学。大学4年次にスポーツ経験のある学生の採用に特化した採用支援事業にて起業。その後、マーケティング分野及びEC分野にて複数事業の起ち上げと運用を担い、2012年11月に新規事業構築を基軸とした事業を行うため、株式会社Socketを創業。2014年9月にスマホ販促プラットフォーム「Flipdesk」をリリース。東急ハンズ、タビオ、アダストリア、ビームスなど約240社ほど導入され利用されている。2015年9月にKDDIグループSyn.ホールディングスの子会社化。
    hitomedia_for_profile.jpg
    森田 正康FOUNDER&CEO/株式会社ヒトメディア
    1976年愛知県生まれ。12歳から渡米し、UCバークレー、ハーバード、ケンブリッジなど海外の 大学・大学院を渡り歩く。ハーバード大学教育学修士、ケンブリッジ大学哲学修士。2003年、25歳の時に日本に帰国し、(株)アルクの第2次創業メンバーとして取締役就任。2006年には JASDAQ上場を果たす。2006年、hitomedia, inc.を創業し、今日に至る。それ以外にも国内外の企業の取締役、NPO団体理事、大学教授など複数の組織に参画している。
    monsterlab_for_profile.jpg
    鮄川 宏樹CEO/株式会社モンスター・ラボ
    1999年プライスウォ–ターハウス(現IBM)に入社し、IT・経営コンサルティング業務に従事。2000年11月、テクノロジーによって社会を変えていくインターネットの世界に魅せられ、当時日本でオブジェクト指向技術の先駆けであったベンチャー企業 株式会社イーシー・ワンに入社。2003年には会社内最年少マネージャーとしてJASDAQ上場を体験。2006年豪州Bond UniversityのMBAプログラム受講を経て、これまでの集大成となるビジネスプランを事業化し、2月に株式会社モンスター・ラボ設立と同時に代表取締役就任。2014年に企業に海外エンジニアのリソースを提供するサービス「セカイラボ」を開始し子会社化、CEOを務める。


    ︎Q1. 大学時代はどんな学生でしたか。勉強はどの程度していましたか
    ▶︎ Socket

    自分の場合は少し変わっていて、高校卒業後の3年は消防士として働いていました。大学はそのあと入ったので、同級生のみんなよりだいぶ年上でしたね。1年生なのに熱燗をレンジでチンして飲むことも……。はじめは驚かれましたね(笑)。
    勉強は1〜2年の時はきちんとしていました。社会人を経験してからだったので、勉強が楽しかったんです。でも3年時にオリンピックに出たいなと思い、クラブチームと部活の二本柱をやり始めてからは、運動ばっかりでした。朝練習のあと授業に出て、昼休みに走って、部活をやって、補強メニューをその後なにかしらやって……
    オフはただただ筑波の酒を減らし(笑)、ほかは練習だけで1日が終わる生活でした。

    ▶ ヒトメディア

    アメリカの大学に通っていたのですが、出席しなくていいクラスはほとんど出ていません。クラスに行くことが学びではなく、その教授が学んでほしいことをいかに学ぶかが大事だと思いました。
    興味のあることを学問として選んでいたので、勉強をあえてしたという自覚はまったくありません。学びたいことを自分のやり方で学び、教授の指示や授業が必要だと思えば、出席していました。

    ▶︎ モンスター・ラボ

    アイスホッケーばかりしていました。出席率は20%くらいかな。成績はよくわかりませんが、専門科目のなかで数学のグラフ理論は興味がありました。女子の登場が少なかった大学生活でした(笑)。


    Q2. 部活動やサークルには入っていましたか。また、どんな活動をしていましたか
    ▶︎ Socket

    トライアスロン部でした。1年の時に主務をやり(大学に入ったのが21歳で、まわりよりおじさんだったので)、その後は、オリンピックを目指していたこともあり、ひたすら1プレーヤーとして励んでいました。個人競技なので、かなり自由度の高い部活でしたね。
    下の代がインカレ優勝もしているので、結構強かったと思いますよ。

    ▶ ヒトメディア

    海外の大学だったので、日本人が集まるクラブの会長に1年生の後半から就任し、100人以上のメンバーといろいろなイベントを楽しんでいました。
    「チャレンジャー」という企画では、日本人が絶対経営していないような日本食レストランに行って、すさまじく”日本食じゃない日本食”を食べました。また、毎晩麻雀大会を開いて、負けた子にランチを奢ってもらいましたね(笑)。
    サークル活動費(飲み代)は、日本人の採用を検討している企業イベントと組み、インターン生の紹介をおこなって稼いでいました。

    ▶︎ モンスター・ラボ

    アイスホッケー部(体育会)です。毎日、夜中の3時くらいまで練習していました。副キャプテンで、4年生の時に大学初の関西学生リーグ一部昇格を果たしました。


    Q3. どのようなアルバイトをしていましたか
    ▶︎ Socket

    部活が忙しかったので、オフの時にトレーニングを兼ねて引っ越し解体作業のバイトをしていました。

    ▶ ヒトメディア

    自分でHTMLを組んだり、マクロメディア(現アドビシステムズ)のソフトでCD-ROM教材のようなものを作ったりする受託をしていました。あとは、ライターとして記事を日本のメディアに提供し、結果、学生時代に本を出版させてもらいました。全部、自分で売り込んで仕事をもらっていましたね。

    ▶ モンスター・ラボ

    お約束の家庭教師塾講師として浪人生の受験数学物理を教えたり、小学生に漢字を教えたりしていました。
    アイスホッケーの部活が不規則なこともあり、シフト制のバイトではなく、日雇いで現場の仕事もしていました。学生相談所に行き、今日の仕事が書いてあるところの要項紙をパッととって……阪神電車で終電後に蛍光灯を取り替える仕事や、安全第一のヘルメットをかぶってクレーン誘導などもしました。立体駐車場の管理人もやりましたね。


    Q4. ズバリ、どんな恋愛をしていましたか
    ▶︎ Socket

    部活の練習しかしてなかったので、そっちはからっきしでしたね……。

    ▶ ヒトメディア

    日本との遠距離恋愛や、学内の日本人の女性と付き合うことが多かったです。

    ▶ モンスター・ラボ

    苦手でした。自分が未熟すぎてよく呆れられていました(笑)。


    Q5. ご自身の経験を踏まえ、将来起業したい学生に、どのような学校生活を送ることをオススメしますか
    ▶︎ Socket

    本当に起業したいのであればすぐ起業したほうがいいと思います。
    僕はスタートが25歳で、そこから起業して複数の事業を立ち上げ、売却や撤退をしたり、続けていたりするのですが、起業に必要な能力は起業でしか培われません
    僕はスタートが遅かったので(この業界は18〜21歳で起業をする人もいるので)、爆速でがんばっていますが、どうしても、経験の差は如実に感じます。
    起業して世の中にインパクトを与えたい人は、できることからでいいので、はやめにスタートすることがおすすめです!

    ▶ヒトメディア

    学問を嫌なことと思ったら、損なだけ。好きなことを学ぶという考えをしっかり持つことが大事です。社会人はなったら永遠に続きますが、学生でいられる期間は短いもの。学生という免許をどのように使うかが、卒業後の人生を左右することは多いでしょう。
    僕は学生時代に片っぱしからホームページを持っている企業のWEBマスターにメールを送っていました。その縁が縁を呼び、企業の役員のオファーがきたり、上場を経験させてもらったり、いい機会に恵まれました。
    学生という身分で大人に甘え続けるのではなく、まだ甘く見てもらえる入口から入れてもらった上で、しっかりと恩を返していくことが大事。学生が義理を忘れたら、ただの無礼でだらしない人間でしかありません。

    ▶︎ モンスター・ラボ

    海外に行ったほうがいいと思います。これから日本だけの市場を見ていても縮小していく点は否めないので、海外の会社のインターンに行くとか、若いうちに世界に触れていて欲しいと思います。
    基本的に、先生・親や友達の言うことはをきくよりも、自分の頭で考えるのが大事。今のところ日本は起業のニーズも少ないですが、たとえば、起業先進国のイスラエルに行って実際に目で見るとだいぶ変わります。
    また、テクニックやスキルというより、没頭できる何かをやったほうがいいと思います。自分はアイスホッケーだったけど。チーム作りや達成感を学び、糧になっていますし。


    ■ まとめ
    いかがでしたか? 恋愛面をもう少し詳しくお聞きしたいところではありますが、安藤さんと鮄川さんはスポーツ、森田さんは企業との積極的な関わりと、それぞれに青春を過ごしてきたようです。
    なかでも、鮄川さんの「基本的に、先生・親や友達の言うことはきくよりも、自分の頭で考えるのが大事」との言葉が印象的でした。経営者ともなれば、最終的な判断はいつも自分に返ってきます。学生時代をただのモラトリアムで終わらせず、「学生という免許」(森田さん)を上手に活用しつつ、「できることからはやめにスタート」(安藤さん)し、将来へ向けた学びを得てくださいね。
    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    eyechaching_vol.8_23.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム第8弾! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
    “起業家”や”経営者”。かっこいい響きに、ついつい憧れちゃいますよね。ビジネス本や啓発本を片手に、いずれは自分も……と先輩起業家を目標に掲げている人も多いのでは? でも、頭のなかで思うのと実際にやってみるのとでは違うもの。おもての華やかさだけに目を向けていたら、“ホンモノの経営者”への道のりはまだまだ遠いのかもしれません。
    今回は、実際に経営者として活躍されているChatWork株式会社、株式会社ヒトメディア、株式会社モンスター・ラボの、注目スタートアップ3社長にご登場いただき、「経営者になる前に抱いていたイメージと今の違い」について語っていただきました。
    最後には、起業を目指す人へのアドバイスもあります。要チェック!
    ● 答えてくれたのはこちらの3社長!
    chatwork.png
    山本 敏行CEO/ChatWork株式会社
    昭和54年3月21日大阪府寝屋川市生まれ。中央大学商学部在学中の2000年、留学先のロサンゼルスにて中小企業のIT化を支援する株式会社EC studioを創業し、2004年法人化。2011年にクラウド型のビジネスチャットツール「ChatWork」の販売を開始。2012年に社名をChatWork株式会社に変更し、米国法人をシリコンバレーに設立。自身も拠点をシリコンバレーに移し、日夜マーケティング活動に奔走している。
    hitomedia_for_profile.jpg
    森田 正康FOUNDER&CEO/株式会社ヒトメディア
    1976年愛知県生まれ。12歳から渡米し、UCバークレー、ハーバード、ケンブリッジなど海外の 大学・大学院を渡り歩く。ハーバード大学教育学修士、ケンブリッジ大学哲学修士。2003年、25歳の時に日本に帰国し、(株)アルクの第2次創業メンバーとして取締役就任。2006年には JASDAQ上場を果たす。2006年、hitomedia, inc.を創業し、今日に至る。それ以外にも国内外の企業の取締役、NPO団体理事、大学教授など複数の組織に参画している。
    monsterlab_for_profile.jpg
    鮄川 宏樹CEO/株式会社モンスター・ラボ
    1999年プライスウォ–ターハウス(現IBM)に入社し、IT・経営コンサルティング業務に従事。2000年11月、テクノロジーによって社会を変えていくインターネットの世界に魅せられ、当時日本でオブジェクト指向技術の先駆けであったベンチャー企業 株式会社イーシー・ワンに入社。2003年には会社内最年少マネージャーとしてJASDAQ上場を体験。2006年豪州Bond UniversityのMBAプログラム受講を経て、これまでの集大成となるビジネスプランを事業化し、2月に株式会社モンスター・ラボ設立と同時に代表取締役就任。2014年に企業に海外エンジニアのリソースを提供するサービス「セカイラボ」を開始し子会社化、CEOを務める。


    ◼ 山本 敏行CEO/ChatWork株式会社の場合
    ChatWork.png
    Q1. 起業しようと思った時期ときっかけを教えてください

    私が2歳の時に父が起業して社長になったのですが、そのことがよほど嬉しかったのか、父は「社長」と大きく書かれた湯のみで毎日お茶を飲んでいました。そのため、自分にとっては社長になることは普通で、むしろ会社に勤めることのほうがイメージできませんでした。

    中学生の頃から内職をし、高校生でネットビジネスをはじめ、大学生で創業し、そのまま一度も勤めることなく現在にいたっています。
    Q2. 実際に起業してみて、経営者になる前に抱いていたイメージと今とで違いはありましたか?

    経営者のイメージをそもそも持っていなかったので、違いというものは特にありませんでした。ただ、我流で経営をはじめたためか、社員が次々に辞めていってしまったんです。自分の未熟さを反省しましたね。そこで、一年かけて1000人以上の経営者に会い、いろいろとアドバイスをいただき、自分の経営スタイルを確立していきました。

    Q3. これから起業を目指す読者に、一言アドバイスをお願いします

    年をとるとチャレンジ精神が少なくなってきたり、家族ができるとまわりから止められたりすることもあって、なかなか起業できません。長くても会社に勤めるのは2〜3年以内まで。できるだけはやく起業することをオススメします。


    ◼ 森田 正康FOUNDER&CEO/株式会社ヒトメディア
    hitomedia_logo.jpg
    Q1. 起業しようと思った時期ときっかけを教えてください

    前職で、取締役として29歳の時にIPOを経験させてもらいました。そして、今後は自分が代表となり、次の世代にそういった経験をさせてあげたいと思い、30歳の時に起業しました。

    Q2. 実際に起業してみて、経営者になる前に抱いていたイメージと今とで違いはありましたか?

    会社のトップである以上、自分が”最後の砦”なので、責任感がより強くなりました。また、自分がみんなを食べさせていくという自覚を、経営陣の時よりも強く抱くようになりました。

    Q3. これから起業を目指す読者に、一言アドバイスをお願いします

    起業はゴールではなく、あくまでスタートであり、ましてやIPOなどのエグジットがゴールでもありません。会社を立ち上げる以上は、会社とそこに関わるすべての人たちとの関係が、自分が死んだあとも継続的に続いていくような環境をつくる覚悟が必要だと、僕は思います。


    ◼︎ 鮄川 宏樹CEO/株式会社モンスター・ラボ
    monsterlab_logo.jpg
    Q1. 起業しようと思った時期ときっかけを教えてください

    埋もれてしまっているいい音楽を世の中に知らせるようなサービスを作りたいと考えたからです。iTunesなどの普及で音楽がデジタル化していくなかで、単に物理的にデジタル化されていくだけではなく、これまでCDショップでは在庫を持てなかったようなマイナーな音楽も置くことができるようになったり、検索の仕方も変わったりと、メディアも本質的に変わってきていたため、チャンスだと思いました。

    Q2. 実際に起業してみて、経営者になる前に抱いていたイメージと今とで違いはありましたか?

    いろいろ大変だなと思う時もあります。小さな会社や批判されている大企業でも、そこに至るまでに歴史があるんだなあと改めて感じ、謙虚な気持ちでリスペクトすることが増えました。世の中のほとんどが飢えることなく生きていくために、経営者が背負っているものは……といったことも考えるようになり、責任感を持つようになりました。

    Q3. これから起業を目指す読者に、一言アドバイスをお願いします

    実際やってみて学ぶことのほうが多いので、自分の関心ややりたいこと、仲間を見つけることなど、考えたり勉強したりするよりもまずやってみることが大切です。HowではなくWhatやWhyのほうが重要。また、語学は早い時期にやったほうがいいと思います。


    ■ まとめ
    メディアやイベントで見かけるカッコイイ起業家や経営者の先輩がた。その裏では、「責任」という重みを誰よりも背負っているんですね。
    会社をつくるのは、立ち上げる一瞬ではありません。森田さんの「自分が死んだあとも会社と人が続いていくように」の言葉があらわすように、一生をかけてもなお足りないほどの覚悟でつくられるものなんです。
    自分がなんのために起業したいのか、周囲に対して責任を果たせるのか、今一度よく考えてみましょう。心のなかを整理して、それでも起業したい! となれば、その時は迷うことなく夢に向かって突き進んでくださいね!
    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    GGA_presen.jpg
    10月30日 ジーズアカデミーの集大成、”GLOBAL GEEK AUDITION Vol.1″が 渋谷ヒカリエ レバレジーズにて開催されました。
    4月に開学したジーズアカデミーTOKYOの最初の卒業制作発表会です。発表者は初心者から挑戦し、6ヶ月間かけた努力の結晶をこのプレゼンでぶつけます。
    卒業制作を提出した29名のうち、全19名がプレゼンに挑戦いたしました。
    GGA_fujikura.jpg
    観客は、超満員の全100名の企業採用担当者とVC担当者。優勝者は来場の企業投票によって選ばれます。最優秀賞はシリコンバレーへのインターンシップです。
    尚こちらの発表者は、『ジーズアカデミー戦記』ブログでおなじみの藤倉さん。
    GGA_nakajima.jpg
    入学時からの企画をここで完成させた中島さん。企業からは一人ひとりにコメントをもらいますが、その実用レベルの高さに賞賛の声。
    GGA_morikawa.jpg
    全19人の発表の後、元LINE社長、現在C Channelを起業した森川社長からコメント。6ヶ月の驚異的な成長を高く評価いただきました。
    GGA_meishikoukan.jpg
    そして名刺交換会。その場でスカウトが行われます。一人で20社からスカウトされたツワモノも。ジーズメンバーの6ヶ月の努力の結晶を60社100名の皆様に見ていただくことができました。
    そして企業のみなさまからの評価点は、翌日、卒業式で発表。以下のとおりとなりました。
    ご投票いただいた参加企業の皆様、誠にありがとうございました!

    GLOBAL GEEK AUDITION Vol.1 投票結果発表(上位5名)

    1位:Photoruction 中島 貴春さん  ⇒プレゼン映像+スライドはこちら
    2位:LandSkip   下村 一樹さん ⇒プレゼン映像+スライドはこちら
    3位:IT TERM GRAPHICS 柿木 大志さん ⇒プレゼン映像+スライドはこちら
    4位:spaaaace   栗林 緒さん ⇒プレゼン映像+スライドはこちら
    5位:いくぺあ  小柳 隆裕さん ⇒プレゼン映像+スライドはこちら


    優勝者中島さんがPhotoructionでシリコンバレーインターンの権利を得ました!
    また、2位の下村さんのサービス「LandSkip」はこのときに正式リリース。一気に3000名の会員をつけたそうです。すごく癒されるサービスですので、ぜひ皆様ご利用ください!
    尚、このプレゼンの模様が掲載されたWebサービス「LTshare」も今回発表された磯村さんの卒業プロダクト。LTに特化したプレゼン映像+スライドが見れるのが特徴です。
    ぜひ、そのほかの力作もLT Shareでご覧ください!

    English_website.png
    海外の方にももっとジーズアカデミーを知っていただけるよう、
    ジーズアカデミーTOKYOの英語版Webサイトを創りました。ぜひご紹介ください。
    English Web site of “G’s Academy TOKYO” has been published.
    I would like you to look towards the world.
    English Web site is here.
    https://gsacademy.tokyo/en/

    DSC04397.jpg
    Skyland Ventures 木下慶彦さんへのインタビュー企画。
    前回は、「【前編】Skyland Ventures 木下慶彦氏インタビュー|VCから資金調達するメリット・デメリットとは?」にて、木下さんの起業の背景と起業家がベンチャーキャピタル(VC)から資金調達することのメリット・デメリットについて聞きました。
    後編では、「実際に起業したい人はどんなことから動き始めれば良いのか?」「そもそも起業の魅力とは?」について、木下さんに聞いていきます。
    kinoshitay_sq.jpg木下 慶彦さん
    1985年生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、インキュベイトファンドなど2社のベンチャーキャピタルを経て、2012年8月(当時26歳)にSkyland Venturesを創業し代表パートナーへ就任。投資先はトランスリミット(BrainWars)、八面六臂、カウモ、ラフテック(CuRAZY)などがある。2015年からはグローバルスタートアップイベント #SVFT、渋谷のコワーキングスペース #HiveShibuya などをスタートしグローバルスタートアップエコシステムの構築を強化している。
    ■ まずは名著『起業のファイナンス』を読め!
    DSC04369.jpg
    起業したいという思いはあるのに、なかなかその一歩が踏み出せないという人は多いと思います。そういう人たちは、まずどんなところから動き始めれば良いのでしょうか?

     

    木下さん:

    まずは、『起業のファイナンス』という名著を読むことがとても有効です。たしか僕が大学を卒業して、ベンチャーキャピタルの仕事を始めた1年後くらいに出版した本だったと思います。(2010年出版)

     

    僕は、学生時代に起業本・VCの実務本・上場企業のファイナンスに関する本などを30〜50冊くらい読みました。起業家の本、例えばサイバーエージェントの藤田さんやホリエモン、ソフトバンクの孫さんの創業ストーリーなどもいろいろと読みましたね。

     

    ファイナンスの本などはアカデミックだったり小難しくなっていたりするものが多く、逆に起業家のストーリー本はその人個人の話が中心に書かれています。なので、実際にVCやファイナンスに関する”実務的”な本って、すごく少ないんですよ。『起業のファイナンス』は、その中で良い意味で業界に衝撃を与えてくれた特におすすめの一冊です。

     

    だから、起業したいという人には、まずこの本を読むように言っています。起業をすると実際に起きることがよく書いてあります。最初はわからないことがたくさんあるのは理解できるんだけど、「よくわかんないです!」ってただ質問してくる人には、「まず一回読んでから来て! それでもわからなければ質問して!」って思いますね(笑)

     

    そして、本を読んだりして調べたことがあれば、僕はそれをTwitterやブログで発信することを薦めています。「起業したいから資金調達について調べてみた」っていうブログ記事を書いている人がいたら、僕は絶対見ますから。他にも関係者が注目してくれるんじゃないでしょうか。

     

    ■ Twiiterをやってキッカケを増やせ!
    DSC04382.jpg
    『起業のファイナンス』を読むこと以外にも、起業する人がまず初めにしておくべきことはありますか?

     

    僕はTwitterをもっと利用することを薦めていますね。特に若者、学生であればなおさら。

     

    気になる社長やVC関係の人を一気に100人くらいフォローして、ファボ(お気に入り登録)やリツイートをしまくるんです。僕も、会ったことはないけどTwitterでファボし合っていて、お互いに知っている関係の人が結構います。そういうのが僕は結構大事だと思うんです。

     

    Twitterで絡んだ後は、すぐにオフィスに遊びに行くと良いと思います。Twitterで気になる人のツイートに全部ファボしていたら、絶対に相手の記憶に残りますよね。そうすれば、オフィスに遊びに行って実際に会わせてもらうことだってできると思います。

     

    僕もそういう感じで人に会うことが結構あります。最初のキッカケは、ノリがいいのがまず一番です。学生なら特に、選んでいる場合じゃなくとにかく連絡をとって会いに行くこと。どのスタートアップのどの社長から会いに行くのがいいかなんて、考えても僕らでもわからないから。

     

    Twitterをやることは「会いたい人と会えるキッカケになる」だけでなく、思いもよらない縁をもたらすこともあると木下さんは言います。

     

    僕がTwitterをやっていて一番投資先に喜ばれているのは、「人」の紹介です。この業界ではVCがVCを紹介することはよくあるんですが、メンバーの紹介はなかなかしていません。

     

    僕はサービスや事業をドライブするのは「人」だと思っているので、Twitterで人を紹介できることはすごく重要だと思っています。Twitterをやっていると気軽に絡んでいけるし、先程も言ったように何度もフォボしたりすれば記憶にも残りやすいので、すぐに繋がったり繋げたりすることができます。

     

    DSC04386.jpg
    これまでには、実際にTwitterを介してたくさんのマッチングがあったそう。

     

    例えば、『カウモ』の創業メンバーになった大学生は、元々リクルートでアルバイトをしていた子でした。僕がTwitterのプロフィールで見て、「ちょっとカウモのオフィスに遊びにおいで」と言ったら社長と気が合っちゃって、その日からずっと働いています。

     

    他にも、Twitterプロフィールに「アプリ開発」「エンジニア」って書いてある子がいて、「お、エンジニアなのかな?」と思ってオフィスに来てもらったんです。その子は「自分はエンジニアです!」って言うんだけど、「どこかで働いてたの?」と聞くと「僕は働いたことはありません! でもエンジニアです!」と(笑)

     

    話を聞いていくと「プログラミングキャンプに3ヶ月間行ってきて、自分はエンジニアとして生きていくんです!」と言う。

     

    彼には、自分に対する良い意味での”決めつけ”があったんですよね。エンジニアになれるかどうかの差って、「自称エンジニアです」って言えるか言えないかの差だったりします。それはVCも起業家も同じだと思います。彼は、今ではうちの投資先で半年ほど働いていて、今や十分戦力になり始めていますよ。

     

    Twitterをキッカケとした繋がりはこれだけでなく、ひょんなことから縁に発展するケースが多々あるそう。たくさんの人を巻き込み世界を変えていく起業家なら、その繋がりのキッカケを逃してしまうわけにはいかないですよね。
    ■ 起業の魅力は、世界の見え方が変わっていく毎日を過ごせること
    DSC04416.jpg
    最後に、改めて木下さんに「起業の魅力」について聞きました。

     

    起業の魅力は、やっぱりたくさんの人と会えることですね。もちろん事業内容にもよりますが、起業家同士ってすごく仲が良いケースが多いです。

     

    普通に会社で働いていると、どうしても交流関係はそのチーム内などに閉じていく傾向にあると思うのですが、スタートアップは関係性が「広がる」ケースが多いと思うんです。

     

    自分の会社や友人の会社が成長していくと、見えてくる世界が変わってくる。自分自身も変わっていきます。変化し成長していく人たちと一緒に毎日を過ごせるのは、すごく刺激的で気持ちがいいのです。

     

    ■ さいごに
    DSC00593.jpg
    前編・後編の2回に渡ってSkyland Venturesの木下慶彦さんにお話を伺いました。
    今回のインタビューの場である #HiveShibuya では、週1回程度でイベントを開催したり、朝メンタリングという起業や事業の発展について話し合う場を開いたりしています。起業を考えている方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
    起業、そして新しい世界が始まる第一歩になるかもしれませんよ。
    ライター:中岡 晃也
    編集:LIGMO

    DSC00559.jpg
    起業する人が増えればたくさんのアイデアがカタチになり、世界が豊かになっていく。
    そんな夢のある起業家たちが一人でも多く世の中に出て、成功していくことを支える仕事をしている人がいます。
    ベンチャー企業に投資を行うべく、資金を集めファンドの運営責任を担い、有望な投資対象を選別。そして投資後には、パートナーとして惜しみない協力を行うことで会社の価値を最大化させる「ベンチャーキャピタリスト(VC)」という仕事です。
    起業家の中には、事業を加速させるために彼らから資金を調達することを目標にしている人も多いのではないでしょうか?
    今回は、インターネットサービスを提供するシード・アーリー期のスタートアップへ投資を行う『Skyland Ventures』の代表 木下慶彦さんに、ベンチャーキャピタリストの立場から「起業家がVCから資金調達をするメリット・デメリット」について聞きました。

    kinoshitay_sq.jpg木下 慶彦さん
    1985年生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、インキュベイトファンドなど2社のベンチャーキャピタルを経て、2012年8月(当時26歳)にSkyland Venturesを創業し代表パートナーへ就任。投資先はトランスリミット(BrainWars)、八面六臂、カウモ、ラフテック(CuRAZY)などがある。2015年からはグローバルスタートアップイベント #SVFT、渋谷のコワーキングスペース #HiveShibuya などをスタートしグローバルスタートアップエコシステムの構築を強化している。

    ■ ベンチャーキャピタリスト −−人と人のアツい関係をつくる仕事
    DSC00547.jpg
    まず最初に、ベンチャーキャピタルという仕事をしようと思った背景についてお聞きしました。

    木下さん:

    ベンチャーキャピタルという仕事を知ったのは大学時代です。DeNAに投資していた日本テクノロジーベンチャーパートナーズの村口さんという方がいて、その人と学生時代に出会ったことがキッカケでした。

    彼はVC養成講座という学生向けの企画をやっていました。今も「文化祭を通じて起業体験する」起業体験プログラムを高校生向けに提供しています。

    そのプログラムは秀逸で、例えば文化祭で やきそば のお店をやるとします。そのときに、「やきそば屋」っていう会社をつくって機材などに必要なお金を自分たちで集めるんです。
    100万円必要だったときに、メンバーのみんなが1万円づつ出し合って30人いれば30万円。そして足りない分を投資家(先生や親、外部の人間などの資金提供者)に募る。そういった「みんなが株主になって収益が出たら分配する」という機会をつくっているんです。

    これに参加して村口さんと出会ったことが、僕がベンチャーの世界を知ったキッカケですね。

    村口さんやVCの仕事に興味を持った理由は、村口さんとDeNAの南場さんの2人の存在を見ていたことにあります。南場さんは、僕が学生の頃からずっと、そして2015年3月にイベントにお招きしたときも変わらず、「村口さんが自分の辛い時期を支えてくれた」っていつも言っているんですよ。こういう関係性を見て素晴らしいと思いました。

    かれこれ7,8年くらいになるけれど、一貫して南場さんはそう言い続けています。
    そんな人と人(起業家と投資家)のアツい関係性をつくっていける仕事に就きたいなと思い、ベンチャーキャピタルを目指しました。

    現在 Skyland Ventures が投資している会社は17社ほど。そのうちの10社程が渋谷にあるといいます。20〜25歳の世代で起業している人が多く、『カウモ』という人とモノをマッチングするキュレーションメディアを展開するKAUMO株式会社の代表の方は、なんと22歳なんだとか。
    最近は #hiveShibuya(Skyland Ventures のオフィスがあるコワーキングスペース)に起業家たちを集め、今後の戦略やサービスのインサイトを探る朝会も開いているそうで、若い世代の起業家がお互いのサービスの未来について話し合い、支え合っていくアツい関係性が早くもできてきているそうです。
    ■ 資金調達するメリット・デメリットとは?
    DSC00498.jpg
    次に、VCから資金調達を受けることのメリットとデメリットについて聞いてみました。
    メリットは大きく2つ。金銭面だけでなく、会社経営全般のナレッジ面でもメリットがあると木下さんは言います。

    1つは、やっぱり「お金ない」ですよね、普通。サラリーマンをやっていても、お金は貯まらないですから。人と一緒に仕事するにはお金がかかるので、起業する人は特にお金が必要だと思います。

    とりわけ「人」にかかるお金。
    インターネットのサービスであれば、昔の製造業と違って入り口のコストは下がっている。ただ、「人」が動くとお金がかかります。普通はお金があった方が人も集まりやすいし、結果的にサービスのクオリティにも反映されているんじゃないかと思いますね。

    事例を見ても、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家と言われる人たちから投資を受けた企業は、世界的にも成功例がすごく多いんですよね。たとえば、Facebook、Twitter、Google。全部VCから資金を集めています。

    2つ目は、経営ナレッジの面。
    起業家は普通、人を採用するのもサービスをローンチするのも全て初めてのことだらけです。そんなときに、VCには過去の経験からノウハウが積み上がっているので、それを共有できるのはとても大きなメリットだと思います。

    例えば、僕はTwitterを使って人を雇ったりマッチングしたりすることが多いんですが、それが起業したばかりの人だと、発信力も繋がりもほぼ無い状態でスタートしますよね。そこでサポートできることが生まれるわけです。

    会社の経営面からさまざまなサポートを得られることは、VCと関わる大きな理由になるのではないでしょうか。

    DSC00505.jpg
    逆に、「デメリット」についてはこう語ります。

    これも2つあると思いますね。1つは、お金があると”使っちゃう”っていうこと。もし財布にたくさんのお金があったら、使いません? 週末のアグレッシブさ、変わりますよね?(笑)

    最初は特に、相当なビジネス経験値がないとそうなるケースが多いです。1,000万ユーザーのサービスを立ち上げた経験がある人や、一人で数億円の売上を立てていた営業経験者ですら、自分の会社として経営をするとお金を使ってしまいがちなものなんですよ。特にお金があれば使いやすさが変わってしまう。

    2つ目は、本当に信頼できるメンバーでないと、”お別れできない彼女”のような存在になってしまうことです。
    起業時の投資家って創業メンバーに近いケースが多いので、人によっては毎週・毎日会うことになります。そのときに、お互い本気で腹をくくって話せるかなどの相性は大切です。僕自身、以前に支援した会社で仕事を一緒にしてきたメンバーへの投資が多くなっていますね。

    ただの社員であれば、ある意味辞めればいいっていう選択肢もあると思いますが、起業家の場合そうはいきませんからね。なので、最初に目線感を合わせておくことはとても重要です。

    「目線感を合わせる」とは?

    よくあるパターンとしては、小人数のスリムな会社を経営したいのか、どんどん大きくして100人1000人の社員を抱える会社をつくりたいのか、という認識の違いですね。

    「大きい会社つくろう!」と始めていても、当初より目指す規模感が違ってくることもあり得ます。株はVCも預かることになるので、ちゃんとそのあたりの認識を事前に合わせておくことが重要ですね。

    ■ ここまでのまとめ
    DSC00531.jpg△インタビューの場は、たくさんの起業家が集まる #Hive Shibuya にて
    ここまでをまとめると、インターネットのサービスで起業するときにVCから資金調達を受けるメリット・デメリットは、次のようになります。

    《資金調達のメリット》
    ① 「人」にかかる金銭面の充実。ひいてはプロダクトのクオリティアップにも繋がるはず。
    ② ビジネス面で、プロの豊富なナレッジ・ノウハウを共有してもらえる。

    《資金調達のデメリット》
    A. 「お金があると使っちゃう」という危険性がある
    B. 投資家との目線感の違いが生まれたときの関係性のズレ

    『Skyland Ventures』木下氏へのインタビュー。後編は、「実際に起業に向けて動き出した際に起業家がやるべきこと」についてお話を伺います。9/3(木)公開予定です。お楽しみに。
    ライター:中岡 晃也
    編集:LIGMO

    eyechaching_vol.7_23.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
    世界を変えるサービスを生み出す起業家ーーー
    自分の信じた道を突き進むタフさはもちろん必要ですが、彼らにも辛いとき、くじけそうなときがきっとあることでしょう。やりがいの分だけ、責任も大きいものです。
    そんなとき、“自分を奮い立たせてくれる言葉” を持つことは、どんなときにでも前に進んでいくためのブレない軸に繋がります。
    今回は、株式会社Socket、トークノート株式会社、株式会社LIGの3社長に、「日頃から大切にしている言葉」と「今までに言われて一番グサリときた言葉」を聞いてみました! 皆さんの心にも響く名言があるかもしませんよ。
    ● 答えてくれたのはこちらの3社長!
    socket.png安藤 祐輔CEO/株式会社Socket
    1981年生まれ。高校を卒業後、東京消防庁に入庁しその後、筑波大学体育専門学群へ進学。大学4年次にスポーツ経験のある学生の採用に特化した採用支援事業にて起業。その後、マーケティング分野及びEC分野にて複数事業の起ち上げと運用を担い、2012年11月に新規事業構築を基軸とした事業を行うため、株式会社Socketを創業。2014年9月にスマホ販促プラットフォーム「Flipdesk」をリリース。東急ハンズ、タビオ、アダストリア、ビームスなど約240社ほど導入され利用されている。
    talknote ceo.png小池 温男CEO/トークノート株式会社
    1980年2月12日生まれ。22歳までに世界30カ国を放浪。2003年より飲食店経営を行い2年間で4店舗を出店。2006年より成果報酬型求人サイトを運営。2010年、トークノート株式会社を設立して代表取締役に就任。2011年に社内SNS「Talknote」をリリース。Talknoteは、KDDI、エーピーカンパニー、ネクシィーズをはじめ、1万5000社以上の企業に利用されている。
    lig.png岩上 貴洋CEO/株式会社LIG
    学生時代、モバイルマーケティング、ITベンチャー企業数社に参加する。在学中からアーリーステージを対象とした独立系投資会社にて、投資業務、コンサルティング業務に従事。 2007年、株式会社LIG創業。


    ◼ 安藤祐輔CEO/株式会社Socket の場合
    socket.jpg
    ︎Q1. 座右の銘(または、日頃から大切にしている言葉)は?
    「一定以上のスピードで飛んでいれば無駄なものは勝手に振り落とされていくから、巡航スピードが大事」
    僕の、ビジネスのお師匠さんの言葉です。幾つか名言があるんですけど、これが一番ですね。
    ベンチャーを運営していると、毎日色の違う様々なタスクが降ってくるのですが、あまり一つひとつにフォーカスし過ぎず、目的に向かって組織を飛ばすことが大事だと思っています。そうすると、色が違うとか一緒とか、重いとか軽いとか関係なく、無駄なものは振り落とされ、必要なものは残っていきます。あとは残っていることをやるだけなので、一つひとつに対して「必要か否かを判断する」労力が極小化されます。
    ベンチャーという組織は一定スピードで飛んでいることが前提なので、今のSocketもそういうスピード感で運営しています。
    Q2. 今までに言われて”一番グサリときた言葉”は?
    「祐輔はそういうことしない子だと信頼していたのに残念。信頼は失うのは一瞬だから、頑張って信頼を回復してね」
    母親に言われた言葉です。
    (汚い話なんですが)小学校2年生くらいのとき、お風呂で体を洗うのが嫌いでいつもあまり洗わなかったんですね。「お湯に浸かって、それでいーじゃん」と思っていたんです、何故か。でも、洗わないと母親に怒られますから、いつも体を洗うタオルを濡らしてごまかしていたんです。
    そんな中、いつものようにお風呂に入って体を洗わずに出たんですが、タオルを濡らすのを忘れた日がありました。その後、風呂場から母親の「ゆうすけー、体洗った?」という声が聞こえ、いつも通り「洗ったよー」と答えるわけですね。直後、怒っている母親が登場し、タオルが乾いていることを指摘され、言われたのが上記のセリフです。
    信頼って大事ですよね(笑)
    だからこそ、Socketが提供しているスマホ販促プラットフォーム『Flipdesk』では、お客様に対して誠実なサービス提供を常に心掛けています。
    ◼ 小池温男CEO/トークノート株式会社 の場合
    talknote_logo.png
    Q1. 座右の銘(または、日頃から大切にしている言葉)は?
    「シンプル」
    単純にわかりづらいもの、わかりづらいことが嫌いで、苦手なんです(笑)
    複雑なものは、何よりも大切な「時間」という資源を無駄にしてしまうので悪だと思っています。だからこそ、すべてのことをシンプルに考えていますし、自社のサービスも限りなくシンプルにしていきたいと考えています。
    Q2. 今までに言われて”一番グサリときた言葉”は?
    「本当の自分と他人に見せている自分が全然違う。いまは本当の自分を見せていないようだけど、もっと見せたほうがいい。本当の自分を見せたら周りの人に嫌われるんじゃないかと思っているのかもしれないけれど、それで嫌いになる人だとしたら、そもそもその人には嫌われてもしょうがないんだ。本当の自分を見せて、それでも小池温男が好きだと言ってくれる人と一緒にいればいいんだよ」
    10年来の友達に言われました。その友達には今でもとても感謝しています。
    言われて本当にその通りだなと思ったんです。人というのは頭が良くて、表面的にはこうだけど本音はこうなんじゃないか、というのが結構わかるんです。そして、本当の自分を見せていない人に、本当の自分を見せる人はなかなかいない。となると、建前ばかりの人間関係になってしまうんです。
    そんな人間関係は弱い。だからこそ、常に本当の自分を見せて、それでもいいよと言ってくれる人とだけ関わっていったほうがいいんです。
    それに、本当の自分を見せないでいると、直感に従った意思決定、行動ができないんですよね。直感というのは、今まで生きてきた中での、数えきれないほど様々な経験や情報に基づいた考えなので、結構合っていることが多いんです。失敗するときはだいたい直感に従っていないときですね、僕の場合。
    そんなことを気づかされた言葉なので、強く印象に残っています。
    ◼ 岩上貴洋CEO/株式会社LIG の場合
    lig logo1.png
    Q1. 座右の銘(または、日頃から大切にしている言葉)は?
    (1)「Life is good」
    (2)「Think out of the box」
    (1)社名の由来でもあり、大事にしている言葉です。自分の中で「Life is good」とは、信頼できる仲間たちと成長し、誰かの心を動かすものをつくり続けること、その結果として仲間たちに還元できる仕組みをつくり、さらに挑戦し続けることです。上手くいっているときでも大変なときでも、根本ではいつも「Life is good」に繋がるために動こうと考えています。
    (2)尊敬する先輩経営者からいただいた言葉です。悩んだり伸び悩んだりしているとき、枠を超えて考えることで突破する何かを見つけることができる、新しく挑戦するモノが見えてくるとアドバイスをいただきました。自分の壁を超える必要があるときほど、俯瞰的な視野が必要だと考えています。
    Q2. 今までに言われて”一番グサリときた言葉”は?
    「あのときの方が輝いていたよ」
    経営者の先輩に言われた言葉です。
    LIGを設立して2年目の終わり頃、何もかもが上手くいかないときがありました。先輩経営者が見かねて飲みに連れていってくれた際にいただいた言葉です。シンプルに外からの視点でスパッと言ってくれ、その後、あの手この手で激励してくれたことを今でも覚えています。
    もっと輝けるはずなのに、今はイケてない。「もっと出来るはずだろ」と、背中を押してくれたことにとても感謝しています。
    ■ まとめ
    いかがでしたか? これから起業しようと考えている皆さんと同じように、一見無敵に見える先輩方もまた、悩み迷いながら成長してきたのです。
    “座右の銘” は、初心に立ち返るためのいわば合言葉。皆さんも、自分の胸に一つ、譲れない言葉を軸として持ってみてください。起業への意識が変わり、毎日が違ってくるかもしれませんよ!
    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    eyechaching_vol.6_23.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
    Java、Peal、Ruby、C言語、SQL……と、開発をおこなうためのプログラミング言語の数は想像以上にたくさんあります。プロダクトの開発を前に、その中からどの言語を選ぶべきかと迷っている方も多いことでしょう。
    そこで今回は、著名ベンチャーのCTOとして企業の土台を支える4人の技術者の方に、自社で使っている言語は何か、なぜその言語を選んだか、その言語のメリット・デメリットなどをお聞きしました。お答えいただいたのは、株式会社スクー、株式会社Socket、ChatWork株式会社、トークノート株式会社です。
    ■ 答えてくれたのはこちらの4人!
    schoo cto.png
    伊東 弘満CTO/株式会社スクー
    ’96年よりソフトハウスにて様々な言語を用いた受託開発業務に従事。大規模ブログサービスの運用業務を経たのち、大手ネットワーク会社での動画共有サービスの立ち上げ後、2011年にgloopsに入社。システム基盤部長及びアーキテクトとして最大1600台まで増えたサーバ運用部隊のマネジメントを担当。’14年に株式会社スクーのインフラ開発部門責任者として入社し、同社サービスのインフラをより安定した環境に刷新するなどの業務を担当。同年10月に同社執行役員に就任。
    socket cto.png
    生内 洋平CTO/株式会社Socket
    1979年12月23日生まれ。弘前大学理工学部卒業。生家商売の自主流通米・園芸作品・資材販売をはじめ、大学研究室との共同研究、自身の音楽活動・音楽レーベル運営・デザイン企業所属等を経て、各種大手企業・自治体等の広報デザイン・システム開発業務に従事。 2012年11月にCEOの安藤とともに株式会社Socket創業。2014年9月にリリースしたスマホ販促プラットフォーム「Flipdesk」の企画開発全般に関わる。「Flipdesk」は東急ハンズ、タビオ、アダストリア、ビームスなど約240社ほど導入され利用されている。
    chatwork cto.png
    山本 正喜CTO/ChatWork株式会社
    1980年生まれ。電気通信大学情報工学科卒業。大学在学中より兄の山本敏行とともに、兄弟で株式会社EC studioを2000年に創業。以来、製品開発担当として多数のサービス開発に携わり、2011年3月にクラウド型ビジネスチャットツール「チャットワーク」を開発。2012年には社名をChatWorkへと変更し、チャットワークをビジネスコミュニケーションにおける世界のスタンダードにすべく、全社を挙げて取り組んでいる。
    talknote cto.png
    藤井 拓也CTO/トークノート株式会社
    1976年03月27日生まれ。1994年から8年間程、小説家を志望しながら様々な職業を転々とする。2002年 、SIerとして通信系会社の開発現場に。開発プロジェクトは、携帯電話による半二重通話システムや、データストレージサービス、Webメールサービスの開発などに8年間従事。 2011年、知人のベンチャー企業の立ち上げに参加。技術系取締役として、賃貸特化型のコンシェルジュサービス、O2O特化型のSNSサービスの開発に携わったのちに退職。その後、2013年5月、Talknoteに入社。開発責任者としてトークノートサービス拡大を支える。


    ■ 伊東弘満CTO/株式会社スクー の場合
    schoo.jpg
    Q1.サービスの概略を教えてください
    株式会社スクーは、「世の中から卒業をなくす」をビジョンに掲げ、ユーザーの皆さんに学ぶことによって人生を変えられる機会を提供する会社です。
    弊社の運営する『schoo WEB-campus』は、ただ学習動画を見るためのサイトではありません。ともに学ぶ人とのコミュニケーションや、その先にあるキャリアを可視化することによって実社会と繋がり、「schoo WEB-campusでの学びが、あなたの人生を変える」ことを目指しています。
    Q2. 開発に使用したプログラミング言語は?
    サービスが今のかたちになってからはPHP言語を利用し、フレームワークにはCodeIgniterを採用しています。
    Q3. その言語を選んだ理由は?
    サービス開始にともないスピード感のある開発を必須とし、また、仕様変更も開発中に多々発生することを想定し、柔軟性と自由度の高い言語としてPHPを採用しました。
    さらに、PHPはデザイナーでも読み書きできる人が多く、バックエンドとフロントエンドの接合点での調整がしやすいのも選定理由の一つです。
    Q4. PHPを選択して良かったこと(PHPのメリット)は?
    極端な話の例として、納期直前における仕様変更にも、力技で対応することが可能だったりと、コードを書いている上での柔軟性の高さが、PHP言語の一番のメリットかと思います。
    それ以外にも良くも悪くも枯れた言語であるため、ノウハウ(バッドノウハウ含む)が書籍にもWeb上にも多数公開されていたり、また、各種ライブラリが自社で開発しなくとも用意されていたりするのも、開発効率という点においてはメリットとなります。
    加えて、言語経験者も非常に多いことから、組織拡大時におけるエンジニア採用のハードルが高くないこともメリットとして挙げられます。
    Q5. PHPを選択して悪かったこと(PHPのデメリット)は?
    柔軟性の高さ故……ですが、設計思想や方針をある程度最初からキッチリ定めておかないと、その後の開発においては古いコードがメンテナンスしづらい「レガシーコード」となりやすいことが一番のデメリットです。
    さらに、PHPでは、このレガシーコードの修正がつらいというイメージがエンジニアに付きまとってしまっています。そのため、日本では特にPHPからほかの言語に流れていってしまっているエンジニアが多いことも、ここ最近ではデメリットになると思います。
    ■ 生内洋平CTO/株式会社Socket の場合
    socket.jpg
    Q1. サービスの概略を教えてください
    『Flipdesk』というサービスをつくっています。ECをはじめとしたオンラインサービスにも、リアルな店舗などと同じく「集客・調客」→「接客」→「コンバージョン」という流れがあります。『Flipdesk』は、この内の「接客」に着目し、自社サービスにおけるビジターのCVRを向上させるようなアプローチを提供するプラットフォームです。
    Q2. 開発に使用したプログラミング言語は?
    初期開発はPHP、Ruby on Rails、並列分散が必要になってきたフェーズになりScala on Playを導入し始めました。
    Q3. その言語を選んだ理由は?
    ノンフレームワークなPHPは、サービスの本当の初期にとりあえず実証できるものをささっと1人で作る、といったことに非常に向いているので、モックアップを作るときにはいつもPHPを使っています。WebネイティブでありながらCに近いノリでOSの様々な部分に割と気軽にアクセスできるので、「フレームワークの仕様的にこれはできない(時間がかかる)」といった障壁に初期の事業コンセプトが惑わされにくいんです。
    初期の事業検証が終わったら、サービスプロトタイプをチームで開発するフェーズに入ります。まだ社内エンジニアがいなかった僕らにとっては「外部の人にも手伝ってもらいやすい」ことが、言語を選ぶ上で何より重要な指標でした。時流的にも、僕らの周りにも、優れたRailsのエンジニアが多くいました。Railsを選んだ理由はそこです。ただ、僕自身のRailsの経験値は当時そこまで高くなかったので、個人的にはそれなりに労を割きましたが(笑)
    また、Railsを選択したときから、インフラのパフォーマンスについてはしばらくはお金で解決しようと決めていたため、処理の最適化よりも、とにかく機能の拡充を優先していました。しかし、サービスが成長すればするほど、パフォーマンスをお金で買うことにも限界がきます。そうしたフェーズで「きちんとしたインフラを組まないとな」と考えて、採用したのがScala on Playです。
    Q4. その言語を選択して良かったこと(メリット)は?
    Railsはやはりエンジニア層の広さが魅力ですし、様々な言語の経験者が「次の言語」としてモチベーション高く取り組んでくれます。
    チュートリアルやコードフォーマットなども実用に耐えるものがいくつもリリースされていますし、マネジメント側としては非常にスタートコストが低く設定できます。
    こうした点が実用レベルで標準化されている点は他の追随を許さないと思っています。
    僕にとっては、よくメリットとしてあげられる厚いコミュニティそのものよりも、そのコミュニティからのアウトプットの質が非常に高いことが、Railsの素晴らしさだなと感じています。
    現在はプロジェクトのなかでパフォーマンスが必要な部分をScalaで順に書き換えていく、といったアプローチを取っています。Scalaは、やはり大規模なトラフィックをさばく構成において、Javaのライブラリが流用できたり、JVMベースのパフォーマンス最適化知見が割と世の中にある、という点が魅力です。
    関数プログラミングの様々な手法にもかなり完成度の高いレベルで対応できていたり、ネイティブで並列処理をおこなえるフレームワークが整備されていたりと、加速度的に大きくなりつつあるサービスのトラフィックや、高度な機能要求に応えられるインフラを構築できる最も有力な選択肢として捉えています。
    Q5. その言語を選択して悪かったこと(デメリット)は?
    Railsは、Rails Wayの出来の良さに感銘を受ける反面、やはりサービスが拡充してくるとそこがネックになります。
    特にReact.jsやVue.jsなどの新しめのフレームワークとの親和性はさほど高くないため、view以降のフロントエンドの扱いや今後の刷新にはそれなりに手がかかるだろうと考えています。
    また、事業に合わせてシステムをメンテナンスしていると必ずいつかはぶつかるのが、Active Recordの単一データストア前提構造です。
    当社もすでにそのフェーズのお迎えは済んでいて、Socket開発チームではRailsを工夫して使うのはやめ、Railsが適してない箇所はさっさとほかのプラットフォームに移行するアプローチを選択しました。
    トラフィックさばき用に選択したScalaも、Javaをはじめとする静的型付き言語の経験がないニューフェイスをジョインさせにくいところはネックかと考えています。今後ジョインしてもらえそうなエンジニアの幅を狭めるというのは正直あまりやりたくなかったのですが、事業のフェーズを考えればやむを得ない選択でした。
    また、エンジニアの実力差が出やすい言語構造でもあるため、チーム一丸となって経験の不足しているメンバーのフォローアップ体制を整えるのも大事な視点と考えています。
    ■ 山本正喜CTO/ChatWork株式会社 の場合
    ChatWork.png
    Q1. サービスの概略を教えてください
    『チャットワーク』は、Webブラウザで動作するクラウド型のビジネスチャットツールです。メール・電話・会議などのかわりにチャットを使うことでコミュニケーションコストを大幅に下げることができます。現在の導入実績は7万3,000社を越えており、日本最大級のビジネスチャットサービスとなっています。
    Q2. 開発に使用したプログラミング言語は?
    サービス開発に使用している主な言語はPHPですが、現在Scalaに書き換えた新システムを準備中です。
    Q3. その言語を選んだ理由を教えてください
    ▷ PHP
    ・10年以上前から利用している(当時はPHP4が出たばかりぐらい)
    ・学習の容易さ、運用の楽さ、パフォーマンス、ライブラリの充実度などから選定
    ▷ Scala
    ・静的言語としての保守性とパフォーマンスの高さ(IDEも充実)
    ・動的言語からスイッチして成功した実績があること(twitter, dwangoなど)
    ・AWSはJava SDKが最も充実しており、ずっと利用したかった
    ・チャットのリアルタイム処理と相性がいい(akkaなど)
    Q4. その言語を選択して良かったこと(メリット)は?
    ▷ PHP
    ・構文が平易で組み込み関数が多く、学習がしやすい
    ・書籍やWeb上での情報が豊富
    ・開発者が多く、エンジニア採用しやすい
    ▷ Scala
    ・静的言語かつ関数型で書くことにより、保守性&パフォーマンスともに高いコードが書ける
    ・豊富な運用実績と周辺ツールがあるJVMインフラで運用可能
    ・Scalaに興味がある技術的にエッジの立ったエンジニアを採用できる
    Q5. その言語を選択して悪かったこと(デメリット)は?
    ▷ PHP
    ・大規模なソースコードになると保守が困難になりがち
    ・高負荷な環境でのハマりどころが多い(特にセッション、DB接続まわり)
    ▷ Scala
    ・学習コストの高さ
    ・まだまだ習熟したエンジニアの数が少なく、採用が困難
    ■ 藤井拓也CTO/トークノート株式会社 の場合
    talknote_logo.png
    Q1. サービスの概略を教えてください
    『Talknote』は、メール・チャット・SNSのメリットを凝縮した社内コミュニケーションツールです。ビジネスシーンでメールに代わって誰にでも利用されるようなサービスを目指しています。
    Q2. 開発に使用したプログラミング言語は?
    Webアプリケーションの部分はPHPで書かれていますが、iOSアプリ・Androidアプリも提供しているので、当然Objective-C、Javaも扱います。また、一部ではNode.js、Go言語、Scalaも使っています。
    Q3. その言語を選んだ理由は?
    実は、創業当初のエンジニアはお会いすることなく退職してしまったため、後から入ってきたぼくらにはまったく理由がわかりません(笑)
    現在メインで使っている言語はPHPですが、今のぼくらがジョインした頃にはすでにシステムが動いていたので、コードベースを特に変える必要がない限りは、そのまま使い続けている、という状況です。
    ただ、Go言語やScalaについては、最近のメンバーに自由に選んでもらった結果です。システムの規模や事業のステージ、あとその言語の使いどころにもよると思いますが、技術選定を中央集権的にマネジメントする必要をまだ感じていないので、それぞれ知見のあるメンバーが選んだのなら文句を言わないようにしています。
    Q4. その言語を選択して良かったこと(メリット)は?
    メンバーの中で「PHPが好き!」という人は一人としていません(笑)
    ただ、やはり “十分に枯れている” というのはメリットとしては大きいかな、と考えています。
    また、エンジニアはただ作ることを目的化しがちーーというより、愛がある言語だとずっと触っていたくなる生き物。ですので、純粋に事業や製品のバリューをどう発揮していくか、という点にチームの意識を向けさせるためには、むしろ適度な距離感を保てて良かったのかな、と逆に思いますね。
    Q5. その言語を選択して悪かったこと(デメリット)は?
    基本的にデメリットはないのですが、唯一の難点は、PHPの層が広いため、エンジニアの採用に対して技術的なプレゼンスを打ち出しにくいことです。
    とはいえ、新しいサービスをローンチする際は事業が継続するかどうかも分からないので、そんなことまで考えて言語を選択するのはナンセンスでしかないでしょう。
    ですので、後からきたぼくらが自分たちの技術力でそのあたりをがんばって解決していくのが当たり前ということになるのですが、もしも最初からもっと “イケてる” 技術が導入されていたら、ちょっとは楽になっていたのにな……という、まあ、一種の愚痴みたいなものです(笑)
    ■ まとめ
    注目スタートアップでCTOという重責を担う4人の方に、それぞれのサービス構築に使用している言語についてご紹介いただきました。
    4企業のなかでは、古参のPHPから、最近のものではScalaを導入しているという意見が目立つようでした。また、ケースごとに様々な言語の合わせ技を発揮するところも。
    最初の言語選びは大切です。頭のなかで思い描くサービスやエンジニアとの相性を考えながら、最適なプログラミング言語はなんなのか、先輩方の意見を参考に検討してみてくださいね。
    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    ▼ジーズアカデミーで学べる言語は?

    IMG_0305.jpg
    シリコンバレーに滞在中の児玉です。前回の記事に引き続き、シリコンバレーでのスタートアップなどをご紹介していきます。
    IMG_0310.jpg
    まずはスタートアップ用シェアオフィス『HATCH』にお邪魔しました。こちらもチャットワーク山本社長のご紹介です。
    IMG_0307.jpg
    天井の高いステキな空間ですが、築100年のビルをリノベーションして創られています。様々なスタートアップ企業が入り、これまた自由に仕事をしています。1デスク月600ドル(現在のレートで72000円ぐらい)で日本の相場から考えるとやや高いですがサンフランシスコでは平均的。広々とした共有スペースなども自由に使えるのが魅力的です。
    IMG_0318.jpg
    誰にでもなつくかわいいワンコがシェアオフィス内を自由に歩き回ってました。私もなつかれました笑。
    IMG_0329.jpg
    次は日本とサンフランシスコにオフィスをもつデザインエージェンシーの『Btrax』さんのオフィスにお邪魔しました。
    Btraxさんは日本からシリコンバレーに挑戦する企業をデザイン戦略から支援しています。スタートアップ支援もおこなっており、毎年行われるビジネスコンテスト『Japan Night』を主催しています。
    今後Btraxさんとジーズアカデミーは連携を深め、シリコンバレーへのインターンなども推進していくこととなりました。
    ちなみに『Japan Night』は日本で準決勝、サンフランシスコで決勝を行うPitchイベント。毎年日本で開催されるので、ぜひ挑戦を。
    IMG_0324.jpg
    徒歩移動中にあのマーク!ク○ネコ○マト、ではなくエンジニアおなじみの「Github」の本社です。17時を過ぎていたのでCloseしていました。。
    サンフランシスコの企業はどこに行っても夕方17~18時で仕事を切り上げています。職種や会社の大小に関わらず同じですので、この働き方が根付いているようです。
    IMG_0336.jpg
    そしてメルカリさんのサンフランシスコ支社にお邪魔しました。
    メルカリのサンフランシスコオフィスでもマーケティング・開発ともに行っています。シリコンバレーでがんばる日本企業は応援したいですね!
    IMG_0339.jpg
    ジーズアカデミーのメンター今井さんが丁度サンフランシスコに来ている、ということでしたので会いに。
    ただ、今回の今井さんはGoogleからの招聘で訪米。世界中から14名の開発者が選ばれGoogleの開発者へスピーチするというイベントの登壇で来ていました。流石。
    IMG_0349.jpg
    この後今井さんとチャイナタウンで一緒に晩御飯。しかしなんと今井さんは食事の後、深夜の便で東京に戻り、翌土曜のジーズの授業にご参加されています。今井さん、ありがとうございました!
    写真はチャイナタウンで中華を食べると最後に出てくる「フォーチューンクッキー」。ちょっとした占いメッセージが入っていて楽しいです。
    「シリコンバレーへのルートを構築中③」へ続く。
    「シリコンバレーへのルートを構築中①」はこちら

    IMG_0357.jpg
    3日目はシリコンバレーでのエンジニア教育を拝見しに、サンフランシスコへ。レポートは今回が最終回です。
    IMG_0372.jpg
    朝8:30に『HackBraight Academy』に訪問。こちらはなんと、エンジニア養成のための『女子校』なのです。
    リラックスできる環境の中、3ヶ月集中型で学習し、シリコンバレーのTech企業に就職をしています。3ヶ月間・毎日通学して学費はなんと15,000ドル!(180万円)それでもクオーターごとの定員40名が毎回満席だそうです。
    シリコンバレーはエンジニアの給与水準が高く、各企業がスタッフのダイバーシティ化(多様化)を推し進めていることが受講者が集まっている理由です。
    IMG_0377.jpg
    CEOでファウンダーのフィリップスさんにご案内いただきましたが、スタッフのみなさまもお仕事のできそうな女性。
    IMG_0376.jpg
    まだ9時前だったのですが、テラスで一人予習しているHackbrightの受講生さん。そのほかの方も朝早くからあちこちでMacを開いて勉強していました。ジーズアカデミーももっと女性が挑戦できる環境にせねばと思います。
    IMG_0393.jpg
    続けて、エンジニアスクールでは世界でも最大手の『GENERAL ASSEMBLY(ジェネラルアッセンブリー)』に訪問。
    IMG_0381.jpg
    規模も大きく、すごい活気!こちらも3ヶ月集中で11500ドル(138万円)ですが、非常に多くの人が学びに来ています。こちらも半数は女性ですね。
    IMG_0398.jpg
    学習中の受講生さんは皆社会人。全員キャリアチェンジが目的です。NYからサンフランシスコでの就職を希望して転居してきた、という受講生(女性)に話を聞かせていただきました。
    IMG_0384.jpg
    随所に黒板を使ったステキなチョークアートがあり、その横にはコードが書かれています。
    IMG_0380.jpg
    あちこちのフリースペースでは、とにかく皆熱心に議論したり、コードを書いたりしています。
    IMG_0402.jpg
    真剣に課題に取り組んでいる男性。ほかの教室では丁度Demoもやっていました。
    IMG_0408.jpg
    シリコンバレーのスタートアップ企業、シードアクセラレーター、シェアオフィス、日本からサンフランシスコに挑戦する企業、そしてシリコンバレーの技術を支えるエンジニア養成機関を訪問し、もっとも感じたのは、シリコンバレーでは誰もが『エンジニアをクリエイティブでクールな職業として尊敬している』ということ。結果的に彼らが活躍し働きやすいエコシステムが産まれ、その創造性に加速をかけていると感じました。
    しかし、シリコンバレーの空気を感じて、「日本も負けてられない」という気持ちがますます強くなりました。
    まだまだやらねばならないことは多いですが、東京にも志を同じくするパートナー企業の皆さんがたくさんいます。
    ともに、エンジニアを中心としたエコシステムを構築し、『セカイを変えるエンジニア』をもっと日本から輩出していきたいと思います。
    ジーズアカデミーTOKYO 事務局長 児玉
    「シリコンバレーへのルートを構築中①」はこちら
    「シリコンバレーへのルートを構築中②」はこちら

    vol.5.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
    スタートアップにおいては、CEO・CTOがコンビを組んで事業を立ち上げる例が多くみられます。また、エンジニアが1人で起業するケースも珍しくありません。
    いずれにしろ、少人数での立ち上げ時には、役職の枠を超えた全体の俯瞰が必要不可欠。起業を志すエンジニアなら、技術面はもちろんのこと、ビジネス・マーケティング面などの学習も進めていく必要があるでしょう。
    今回は、有名ベンチャーのCTOとして企業の土台を支える5人の技術者の方に、起業を目指すならぜひ読んでおきたい一冊をご紹介いただきました! お答えいただいたのは、株式会社スクー、株式会社Socket、トークノート株式会社、ChatWork株式会社、株式会社LIGの5社です。
    ■ 答えてくれたのはこちらの5人!
    schoo cto.png
    伊東 弘満CTO/株式会社スクー
    ’96年よりソフトハウスにて様々な言語を用いた受託開発業務に従事。大規模ブログサービスの運用業務を経たのち、大手ネットワーク会社での動画共有サービスの立ち上げ後、2011年にgloopsに入社。システム基盤部長及びアーキテクトとして最大1600台まで増えたサーバ運用部隊のマネジメントを担当。’14年に株式会社スクーのインフラ開発部門責任者として入社し、同社サービスのインフラをより安定した環境に刷新するなどの業務を担当。同年10月に同社執行役員に就任。
    socket cto.png
    生内 洋平CTO/株式会社Socket
    1979年12月23日生まれ。弘前大学理工学部卒業。生家商売の自主流通米・園芸作品・資材販売をはじめ、大学研究室との共同研究、自身の音楽活動・音楽レーベル運営・デザイン企業所属等を経て、各種大手企業・自治体等の広報デザイン・システム開発業務に従事。 2012年11月にCEOの安藤とともに株式会社Socket創業。2014年9月にリリースしたスマホ販促プラットフォーム「Flipdesk」の企画開発全般に関わる。「Flipdesk」は東急ハンズ、タビオ、アダストリア、ビームスなど約240社ほど導入され利用されている。
    chatwork cto.png
    山本 正喜CTO/ChatWork株式会社
    1980年生まれ。電気通信大学情報工学科卒業。大学在学中より兄の山本敏行とともに、兄弟で株式会社EC studioを2000年に創業。以来、製品開発担当として多数のサービス開発に携わり、2011年3月にクラウド型ビジネスチャットツール「チャットワーク」を開発。2012年には社名をChatWorkへと変更し、チャットワークをビジネスコミュニケーションにおける世界のスタンダードにすべく、全社を挙げて取り組んでいる。
    talknote cto.png
    藤井 拓也CTO/トークノート株式会社
    1976年03月27日生まれ。1994年から8年間程、小説家を志望しながら様々な職業を転々とする。2002年 、SIerとして通信系会社の開発現場に。開発プロジェクトは、携帯電話による半二重通話システムや、データストレージサービス、Webメールサービスの開発などに8年間従事。 2011年、知人のベンチャー企業の立ち上げに参加。技術系取締役として、賃貸特化型のコンシェルジュサービス、O2O特化型のSNSサービスの開発に携わったのちに退職。その後、2013年5月、Talknoteに入社。開発責任者としてトークノートサービス拡大を支える。
    lig cto.png
    林 優一CTO/株式会社LIG
    ソーシャルゲーム開発会社にてUI/UX開発本部本部長としてフロントエンド設計・開発及びマネジメント業務に従事。その後株式会社LIGにフロントエンドエンジニアとして入社。フロントエンド開発・フロントエンドエンジニア育成を担当しデザイン分野からサーバーサイド分野まで幅広く対応。AngularJSのコミュニティに所属し、ng-mtgやDevelopers Summitでのスピーカーを務める。得意言語はJavaScript。2015年6月にCTO就任。
    ■ 伊東弘満CTO/株式会社スクー のオススメの一冊
    51MtlVCi45L.jpg

    『レガシーコード改善ガイド (Object Oriented SELECTION)』
    (マイケル・C・フェザーズ, 翔泳社, 2009)

    <概略>
    自動化テストのないコードを「レガシーコード」と定義し、JavaやC++といったオブジェクト志向の言語サンプルを多数取り上げながら、システムの運用・保守にて直面する「レガシーコード」に対する実践的な対処方法を解説しています。
    <オススメの理由>
    起業時には相当のスピードでの開発を求められます。
    しかし、スピードを優先するが故に煩雑なコードも多数生まれてしまうという結果になりがちです。勿論、そうならないようにするのがベストではありますが……。
    さらに、ローンチ後の新機能追加や改善において、最初に書かれたコードを如何にしてリファクタリングしていくか……。 CTOという立場であれば、ここでどのような指針を提示するかが、その後の企業としての成長に大きく影響を与えるでしょう。
    本書はJavaやC++などの言語でのサンプルを例にしていますが、その他の多くの言語でも利用可能な実践的なテクニックが記載されています。理論の部分から解説されているため、起業時のスピード感を求められる開発においても、事前におさえておくべきポイントが身につきます。
    また、その後のリファクタリングにおいての指針としても、理論だけでなく実践的な対処方法(例えば、部分的に改善していく方法)についての記述もあるため、非常に役に立つと思われます。CTOを目指す、もしくはこれからCTOになるという方に向けてオススメの一冊です。
    ■ 生内洋平CTO/株式会社Socket のオススメの一冊
    41sRPZzrDJL.jpg
    『未来学―リスクを回避し、未来を変えるための考え方』
    (根本晶彦, WAVE出版, 2008)

    <概略>
    欧州のフューチャオロジーの概要を翻訳したものです。翻訳に日本テイストを加えるなどの無駄な処理をあまりしていないので、とてもシンプルで読みやすい構成です。
    <オススメの理由>
    日本ではあまり聞かず、学べる機会も少ない未来学という学問ですが、簡単に言うと、夢や世迷言を目標に変換し、実現に近づけるにはどうすべきか、みたいなことが書いてあります。
    エンジニアが自分の生み出すものに客観性を持ち始め、事業としてのビジョンと自分の生み出すものをつなげていく過程で、このくらいアカデミックな視点から第一歩を始めるくらいが似合っている気がするので、オススメです。
    本当はもう少しわかりやすく書ける……とは思うのですが、未来学にスポットした本がそんなに多くないなかでは、そこそこわかりやすいと思います。
    ■ 山本正喜CTO/ChatWork株式会社 のオススメの一冊
    71KcokcphEL.jpg
    『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』
    (クレイトン・クリステンセン, 翔泳社, 2001)

    <概略>
    ユーザーの声を聞きながら、新技術への投資を積極的におこなって優れた経営をしている大手企業が、その優れた経営がゆえにジレンマを抱えてしまい、新興企業に破れてしまうという “ジレンマ” が解説されています。
    少し前の本なので事例が古い部分はあるのですが、いまのクラウドやスマートデバイス、IoTなどの流れとあてはめて読むと、この本の論旨であるイノベーションのジレンマがいつの時代でも起きていることがわかります。
    <オススメの理由>
    ブランド、資本力、技術力、組織力などすべての点で優れた大企業に、なぜ小さなスタートアップが勝つことができるのかという答えのひとつがこの本の中にあると思い、大変な衝撃を受けました。大企業にとっては悪夢のような話ではありますが、起業家にとっては大きな可能性を感じる内容かと思います。
    この本でいう、既存プロダクトの価値を一新してしまう「破壊的イノベーション」がいまの時代において何かを見極め、その流れに会社の強みや技術的なアセットを最適化しながらサービスを開発していくことが、大きなスケールを狙うスタートアップには必須の戦略であると思います。
    ■ 藤井拓也CTO/トークノート株式会社 のオススメの一冊
    71jHLe0jLtL.jpg
    『ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか』
    (ピーター・ティール&ブレイク・マスターズ, NHK出版, 2014)

    <概略>
    ペイパルマフィアの一員にして、シリコンバレーでも屈指の影響力を持つ起業家/投資家のピーター・ティールが起業に関する哲学を語っています。スタートアップ界隈で非常に影響力が強い方法論に「リーン・スタートアップ」があるが、それを真っ向から否定しているのがおもしろいところ。
    その他にも、ゼロから1を生み出す「テクノロジー」と、既にあるものを大きくする「グローバリゼーション」の対立軸や、まずはニッチな市場を独占してからやがて大きな市場を最後に制する「ラストムーバー」など、刺激的で示唆に富む言葉に満ちています。
    <オススメの理由>
    スタートアップに関する本をいろいろ読んだ後に、ぜひこの本を読んでほしいです。
    この本の価値は、世間一般で言われている常識(リーン、先行者利益、市場での競争原理、etc…)をピーター・ティールが独自の視点で考え、まるで逆説的とも言える起業家としての指針を、自身の言葉で論理的に説明しているところにあります。しかも、いくつかの答えはこの本には書かれていません。自分の頭で考えろ、と断じているのです。それがスタートアップに必要なことだから、と。
    わかりやすいハウツー本を求める人には、決してマッチしないだろうけれど、自分の頭で考え、行動し、この世界に新たな価値を作り出したい、という情熱に共感できる人であれば、たくさんの示唆が得られるはずです。
    ■ 林 優一CTO/株式会社LIG のオススメの一冊
    51MgH8Jmr3L.jpg
    『リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice) 』(ダスティン・ボズウェル, オライリージャパン, 2012)

    <概略>
    より良いコード、読みやすい理解しやすいコードを書くためのテクニックを紹介している本。変数名や関数名、コメントの書き方からテストの書き方までが網羅されています。本書で使われている言語は様々ですが、それらの知識は不要です。平易な文でページ数もそれほど多くはないので、初心者から中・上級者まで読みやすい本となっています。
    <オススメの理由>
    この本の良いところは、プログラミングの範囲だけでなく、プロジェクトという単位で読みやすいコードというのを考察している点です。プロジェクト進行時に起こりうるユースケースからコードを改善していくため、より実践に近いノウハウを得られます。
    また、CTOやリーダーとなると他人のコードをレビューする頻度が高くなってきます。読みやすいコードとはどのようなものかという軸をしっかりと持っておくことで、一貫したレビューをすることができます。
読みやすいコードにすることで技術的負債を軽減することになり、不具合やトラブル、あるいは改修を柔軟に対応できるようになっていくのでとてもオススメです。
    ■ まとめ
    サービスというのは、様々な知識や能力が複合的に合わさって成り立つもの。「アイディアだけでは意味がない」と言われるように、 “作る力” がなければサービスを実現することはできません。そして、出来上がりを事業として成り立たせるには、そこからさらに様々な分野の学びも大切になってきます。
    技術書から未来学といった耳慣れない学問まで、今回は、注目スタートアップCTOがオススメする5冊をご紹介しました。先輩方の意見を参考に、ぜひあなたの起業に役立ててみてくださいね。
    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    IMG_0209.jpg
    シリコンバレーにやってきました。ジーズアカデミー事務局長の児玉です。
    IMG_0254.jpg
    今回の訪米目的は、メンバーがジーズアカデミーを卒業した後に「シリコンバレーへのインターン」や「海外スタートアップやVCとのネットワーク」が実現できるよう、タイアップ先を開拓することや、ジーズアカデミーの講師・メンター探しのほか、なぜシリコンバレーから「セカイを変えるプロダクト」が次々産まれるのか?という理由を私自身が自分の目で見て、ジーズアカデミーのシステムを向上させたいというのが狙いです。
    ですが、折角ですのでシリコンバレーの状況を一般の方にもわかりやすくレポートしたいと思います。
    IMG_0210.jpg
    まずはサンフランシスコのシードアクセラレーターRUNWAY INCUBATOR にお邪魔しました。Twitter本社の隣にあります。
    IMG_0215.jpg
    広大なシェアオフィス内に80ものスタートアップが居を構え、ゆったりと仕事をしたり、会話をしてすごしています。
    IMG_0223.jpg
    なんとも自由な空気。
    IMG_0214.jpg
    RUNWAY INCUBATORのメンターFredさん、CEOのMattさんに快くお迎えいただき、ジーズとの連携についても発展しそうです。
    また今回は、仕事と課題で大変な中、ジーズアカデミー1期生の谷本さん(左端)も一緒にきてくれました。
    彼は海外でのビジネス経験が長く、現職も財務担当執行役員ですのでサポートで同行いただき、さらにジーズ現役生の立場で色々とアイディアを出してくれました。
    このRUNWAYも谷本さんがコーディネートしてくれました。
    IMG_0285.jpg
    次にお伺いしたのが、サニーベールのPlug&Play Tech Center
    IMG_0267.jpg
    世界で最も成功しているシードアクセラレーターで、PayPalDropBoxなども出資を受けています。DropBoxは1000万出資して30億のリターン。所属しているスタートアップ企業はなんと330社!
    IMG_0273.jpg
    チャットワーク山本社長とランチミーティング。チャットワークさんはサンフランシスコのほか、Plug&Playにもオフィスを構えており、今回は山本社長のご招待でお邪魔しました。日本からのインターンが4名おり、インターンのきっかけや状況など詳しくお話を伺いました。
    IMG_0287.jpg
    ジーズアカデミーもチャットワークさんとの連携で、Plug&Playへでのインターン実施を進めます。山本社長ありがとうございました!
    シリコンバレーのスタートアップの盛り上がりを肌で感じると同時に、日本からシリコンバレー・世界に挑戦する方々を支援していく場の必要性において、私たちジーズアカデミーのすべきことが見え、身が引き締まる思いでした。
    IMG_0292.jpg
    有名なシードアクセラレーターY Combinatorにもお邪魔しました。シェアオフィスのないY Combinatorは中の写真はありませんが、少しお話を聞きました。
    IMG_0301.jpg
    休憩がてらマウンテンビューのGoogle Plex(本社)に立ち寄り。ここは単なる観光です。
    IMG_0297.jpg
    Google社員の皆さんがのんびり木陰で語りあっています。いい空気ですね。うらやましい。
    続きは「シリコンバレーへのルート構築中②」でご紹介します!
    なお、この記事は現地で書いてます!

    vol.4.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
    起業を志すなら、知識の吸収は欠かせないもの。政治・経済・時事、インターネット関連、ビジネス書、自己啓発本……と、手を伸ばせばきりがありません。結局どの本を読めばいいの!? とパンク寸前の頭を抱える人もいるのでは?
    そこで気になるのは、第一線で活躍している著名起業家が読んでいる書籍。尊敬する先輩が “ためになった” という本なら、是非とも読んでみたいですよね。
    今回は、株式会社スクー、株式会社Socket、トークノート株式会社、株式会社LIGの4社長に、起業を試みる人なら絶対に読んでおきたい一冊をご紹介いただきました!
    ● 答えてくれたのはこちらの4社長!
    schoo1.png
    森 健志郎CEO/株式会社スクー
    1986年大阪生まれ。2009年近畿大学経営学部卒業後、株式会社リクルート・リクルートメディアコミュニケーションズで、広告営業・企画制作に従事。2011年10月株式会社スクーを設立し、現職。2012年1月に”仕事に活きる”コミュニケーション型動画学習プラットフォーム『schoo(スクー)WEB-campus』をリリース。会員数約16万人。
    socket.png
    安藤 祐輔CEO/株式会社Socket
    1981年生まれ。高校を卒業後、東京消防庁に入庁しその後、筑波大学体育専門学群へ進学。大学4年次にスポーツ経験のある学生の採用に特化した採用支援事業にて起業。その後、マーケティング分野及びEC分野にて複数事業の起ち上げと運用を担い、2012年11月に新規事業構築を基軸とした事業を行うため、株式会社Socketを創業。2014年9月にスマホ販促プラットフォーム「Flipdesk」をリリース。東急ハンズ、タビオ、アダストリア、ビームスなど約240社ほど導入され利用されている。

    小池 温男CEO/トークノート株式会社
    1980年2月12日生まれ。22歳までに世界30カ国を放浪。2003年より飲食店経営を行い2年間で4店舗を出店。2006年より成果報酬型求人サイトを運営。2010年、トークノート株式会社を設立して代表取締役に就任。2011年に社内SNS「Talknote」をリリース。Talknoteは、KDDI、エーピーカンパニー、ネクシィーズをはじめ、1万5000社以上の企業に利用されている。
    lig.png
    岩上 貴洋CEO/株式会社LIG
    学生時代、モバイルマーケティング、ITベンチャー企業数社に参加する。在学中からアーリーステージを対象とした独立系投資会社にて、投資業務、コンサルティング業務に従事。 2007年、株式会社LIG創業。


    ■ 森健志郎CEO/株式会社スクー のオススメの一冊
    41CxcuifolL-1.jpg

    『よくわかる文化人類学(やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)』(綾部恒雄・桑山敬己 編, ミネルヴァ書房, 2010)

    <概略>
    文化人類学における主要なテーマを、様々な研究者の方がわかりやすく解説してくれる本。入門レベルで幅広い領域をカバーしているので、文化や人類に興味がある人が全体像を押さえるのにおすすめ。
    <オススメの理由>
    経営者として起業・経営していく上で避けられないテーマが、文化構築です。多様な人が働く会社組織を健全に運営していく上でも、Webサービスをユーザーにとって唯一無二の愛されるものとしていくためにも、自社を中心とした利害関係者による生態系をつくる上でも、”文化” をどのように築き、言語化し、蓄えていくかがひとつの焦点であり課題となります。
    私自身、起業を通じて文化の重要性を認識し、様々な書籍を読みましたが、最もわかりやすく「文化とはなにか」を理解できたこの本をおすすめします。
    ■ 安藤 祐輔CEO/株式会社Socket のオススメの一冊

    『capeta(28巻)』(曽田正人, 講談社, 2012)

    <概略>
    平勝平太(たいら・かっぺいた)こと少年カペタが「カート」に出会い、成長していく物語。
    「速い奴が偉い!」というシンプルな文脈の世界で、カペタは、ライバルとの戦いや自分自身との戦いを繰り広げていく。ときには仲間とともに、またときには自分のなかの閉じた集中力によってそれらに立ち向かい、困難を乗り越え、最後にはマカオグランプリに出場するまでにいたる。
    単純な実力主義のスポーツの世界だけでなく、スポンサリングやスポーツを取り巻くさまざまなビジネスの思惑が描かれている。
    <オススメの理由>
    目的がシンプルなこと。カートの世界だけにとどまらず、あらゆる課題は、実力・仲間・お金・環境・予期せぬ出来事と、様々な確度から迫ってきます。
    課題の解決はシンプルではありません。自分の知恵と力のみで解決する必要がある場合もあれば、仲間と取り組むこと、人を使うこと、あらゆる角度からのやり方が求められます。『capeta』では、一人が課題に立ち向かう人生を通じて、経営に必要なさまざまな要素を学ぶことができます。
    また、『capeta』は漫画にしては珍しくテンションが高止まりしたまま物語が進行します。そんななかでも、この28巻が俺的なピークです! F3レースのあと開かれるパーティーでのカペタのスピーチは圧巻!
    スポンサーに対してカペタが次のように言うシーンがあるんですが、これがヤバイ。
    『活動資金を出していただく代わりに車のボディにロゴを書いても、出してもらっている金額分の効果があるとは思えない。それでも「あなたが信じたドライバーが勝つ」ということは、あなたの判断が、あなたの一部が、あなたの生き方が「勝った」ということです。僕に「やらせて」、あなたが戦いに勝った……中略………みんなの分身として僕が戦うにはハンパなところで手は打たないと決めています』
    文章だけでは全然伝わらないと思うので、是非読んでください。
    28巻のあとも32巻まで続く、全32巻。経営者として、個人として、託されたもののために……。いろいろな理由でこれからがんばる起業家という人種のテンションをあげること必至です!
    ■ 小池 温男CEO/トークノート株式会社 のオススメの一冊
    51G3F91BZBL.jpg

    『思考は現実化する』(ナポレオン・ヒル, きこ出版, 1999)

    <概略>
    成功哲学の名著。ロックフェラーに続き、歴史上世界で2番目の資産家になったと言われているアンドリュー・カーネギーの依頼で、著者であるナポレオン・ヒルが書き上げました。ヒルは20年に渡り、エジソン、フォードなどカーネギーが見込んだ500人を取材。その名の通り「思っていること、考えていることが現実になるんだよ」ということを説いています。
    <オススメの理由>
    「これから起業する人へ」ということだったので、この本を選びました。高校生の時に友達から薦められて読み、20歳の時にあらためて読み返したのですが、それを機に人生が変わりました。自分は何をするのか、いつまでに実現するのか、それを明確にして潜在意識に刷り込む。そうすれば、大概のことは実現する。はじめて読んでから20年近く経って、本当にその通りだなと思っています。
    ■ 岩上 貴洋CEO/株式会社LIG のオススメの一冊
    71plhzApE7L.jpg

    『HARD THINGS』(ベン・ホロウィッツ, 日経BP社, 2015)

    <概略>
    Facebook, Twitter, Instagram, GitHub, Airbnb, Pinterestなどに投資をしているシリコンバレートップクラスのベンチャーキャピタリスト、ベン・ホロウィッツの書籍。成功者としてのストーリーを書くのではなく、彼が体験した実話から、「社内政治を最小限にする方法」「成長を予測して人材を評価する誤り」「平時のCEOと戦時のCEO」など経営をする上で解決しないと前に進まない問題、それでも起こりえてしまう問題に対して、彼がどのように乗り越えてきたのかを紹介しています。
    <オススメの理由>
    実際に起こりうる問題の数々に、陥りがちな罠、考えが抜けてしまいそうなポイントなど、実話から基づくアドバイスは書籍とはいえども非常に参考になりました。
    ■ まとめ
    有名ベンチャーのCEO4人がおすすめする「これだけは読んでおけ!」という一冊、いかがでしたでしょうか。モータースポーツ漫画から成功哲学まで、先輩方は実に様々な書籍を参考に、起業に大切な心構えや考え方を学んでいるようです。
    何百冊と書籍にあたるのもひとつですが、時は金なり。起業まで間がないのならなおさら、「これだ」という優れた数冊の本をじっくり読み込むのも賢い方法と言えるでしょう。何を読むべきか迷っている人は、今回ぜひご紹介いただいた4冊を読んでみてくださいね。
    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    最終更新日:2021.4.16

    eyechaching_vol.3_23.png
    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。

    Web・IT業界を牽引するベンチャー企業4社のCEOに、資金調達の仕方・事業アイデアの出し方・メンバーの集め方など、起業に際しての疑問をぶつける全3回シリーズ。第3回となる今回は、起業の仲間 (創業メンバー) の集め方についてです!

    ▼第1回:資金調達編
    注目ベンチャー4社に聞く!創業時の資金調達の仕方とは?【第1回】

    ▼第2回:事業アイデア編
    注目ベンチャー4社に聞く!今までボツになった事業アイデアとは?【第2回】

    ■ 答えてくれたのはこちらの4社長!

    goodpatch.png 土屋尚史CEO/株式会社グッドパッチ
    1983年生まれ。ウェブ制作会社のディレクターを経て、サンフランシスコに渡りデジタルエージェンシーbtraxでスタートアップの海外進出支援などに従事。2011年9月にグッドパッチを立ち上げ、UIデザインに事業をフォーカスし、GunosyなどのスタートアップのUIを提供しサービス成長に貢献している。2015年5月時点で従業員は60名を越え、自社サービス『Prott』が多数の企業に導入加速中。 chatwork.png 山本敏行CEO/ChatWork株式会社
    昭和54年3月21日大阪府寝屋川市生まれ。中央大学商学部在学中の2000年、留学先のロサンゼルスにて中小企業のIT化を支援する株式会社EC studioを創業し、2004年法人化。2011年にクラウド型のビジネスチャットツール「ChatWork」の販売を開始。2012年に社名をChatWork株式会社に変更し、米国法人をシリコンバレーに設立。自身も拠点をシリコンバレーに移し、日夜マーケティング活動に奔走している。

    小池温男CEOトークノート株式会社
    1980年2月12日生まれ。22歳までに世界30カ国を放浪。2003年より飲食店経営を行い2年間で4店舗を出店。2006年より成果報酬型求人サイトを運営。2010年、トークノート株式会社を設立して代表取締役に就任。2011年に社内SNS「Talknote」をリリース。Talknoteは、KDDI、エーピーカンパニー、ネクシィーズをはじめ、1万5000社以上の企業に利用されている。 nanapi.png 古川健介CEO株式会社nanapi
    1981年生まれ。早稲田大学在学中の2000年に学生コミュニティ「ミルクカフェ」を立ち上げ、月間1000万pvの大手サイトに成長させる。04年、レンタル掲示板を運営する(株)メディアクリップ代表取締役社長に就任。翌年、(株)ライブドアにしたらばJBBSを事業譲渡。06年、(株)リクルートに入社。09年に退職し、(株)nanapi代表取締役に就任、現在に至る。


    起業したい人の中には「仲間がいない(仲間を集める人脈がない)から起業できない!」と感じている人も多いようです。では、今や多くの優秀な社員を抱える上記4社は、創業時どのようにして仲間を集めたのでしょうか。

    Q1. 創業時に、起業に必要なスキルと人脈はどれくらい持っていましたか?

    ▶︎ グッドパッチ
    当時、現在自社が提供しているUIに特化したスキルや経験はあまり持ち合わせていませんでした。スマホ時代のUIというのが、そもそも歴史が浅いため、日本というマーケットで考えるとUIにフォーカスした企業(競合)自体もまだまだ少なかったと思います。
    ただ、近しいスキルはWeb制作会社に勤めていた経験から持っていました。また、ずっとアプリやiPhoneを使い続けていた経験がありましたし、シリコンバレーで作られているアプリなどを当時の日本人よりもたくさん見ていたので自信はありました。
    外に求めたのは、デザインのスキルです。アイデアや設計は自分でもできましたが、それらをビジュアルデザインに落とし込むスキルはなかったので、UIデザイナーは必要でした。

    ▶︎ ChatWork
    2000年の創業当時、スタートアップをやっている人はほとんどいませんでした。そのため、とにかくインターネット上で情報を集めて、自分が思いつくアイデアやサービスを出せる範囲で出していきました。すると、協力したい、社員になりたいという問い合わせがインターネット上からくるようになったんです。仲間がいないからできないのではなく、想いを持って行動し始めたら仲間が集まるのだと思います。

    ▶︎ トークノート
    いま思えば戦略立案、企画、開発、デザインなど、必要なスキルは全くなかったです。また、それをお願いできる人も全然知りませんでした。ですので、当初はデザインも開発も外注したりしていました。しかしすぐに「外注ではスピーディーにいいものをつくることはできない」ということに気づき、デザインについてはやりながら自分で勉強していきました。

    ▶︎ nanapi
    特にありません。そもそも、起業に必要なスキルというのが、何だかよくわかっていないです。

    Q2. 創業メンバーはどのように集めましたか?

    ▶︎ グッドパッチ
    共同創業者は昔からの知り合いで、とてもスキルのある人でしたが、実は半年で他の会社に転職してしまいました。その後1人になってしまった僕を助けてくれたデザイナーが、実質的には創業メンバーと言えます。彼はもともと大阪でデジタルハリウッドに通っていた時の同級生で、卒業後も大阪の同じWeb製作会社で働いていた仲でした。
    その後、僕は起業のため東京に移ったんですが、大阪でのデザイナー人脈はたくさんあったものの、東京ではほとんどなかったので、1人になった時はとても不安な状態でした。でも、絶対に信頼できるデザイナーとやらなければと思っていたので、大阪の彼とSkypeで事情を話して、ジョインが決まりました。3ヵ月後も会社が続いているか分かりませんし、給料もほとんど払えない状態でしたが、それでも彼が快くOKしてくれたのは嬉しかったです。

    ▶︎ ChatWork
    私は、ビジネスのアイデアだけは溢れるように出てきます。しかし、デザインやエンジニアリングといった技術的な知識はないため、やはり作れる人がいないと話になりませんでした。しかし、運が良かったことに、弟が情報工学系の大学に通っていたので、最初のメンバーとして事業に巻き込みました。
    スタートアップに限らず、会社を起こすような時はまだまだ先行きも不安定です。そのため、決して優秀な人材が入ってくれるような環境ではありません。兄弟、親戚、友人、同級生など、思いに共感してくれるような身近なところから巻き込んでいくしかないと思います。
    ただ、会社の成長とともに最初のメンバーが離れていってしまうことはよくあります。ですが、それも覚悟の上。それ以上にやりたいことがあれば人は集まると思います。

    ▶︎ トークノート
    昔からの友達に手伝ってもらったり、知人に大学生を紹介してもらって、さらにその大学生に優秀な友達を紹介してもらったり、ハッカソンで見つけてイケてるプレゼンをしていたエンジニアを口説いたり、インターネットで知り合った人に手伝ってもらったり、またその人の周りにいるできるエンジニアを紹介してもらったりと、思いつくことは全部やって集めました。

    ▶︎ nanapi
    中学校の頃からの同級生と一緒に始めました。あとは、友人の紹介で入ったアルバイトの子なども最初いましたね。また、ブログなどで情報発信を積極的にしていたところ、それを見て入ってきたメンバーもいました。

    Q3. 創業メンバーに向いているのはどういった人物だと思いますか?

    ▶︎ グッドパッチ
    一緒に仕事したことがあるなど、絶大な信頼をおける人です。スタートアップで、一から関係を作ることはあまりおすすめできません。互いの「空気感」が分かり、ある程度あうんの呼吸で仕事ができることが、スキルなどよりも重要です。

    ▶︎ ChatWork
    創業者に惚れ込み、この人のためなら人生投げ打ってでもいいと心から思ってくれている人です。優秀かどうかは二の次です。

    ▶︎ トークノート
    サービス内容ではなく、自分の考えと思いに共感してくれる人が創業メンバーには向いていると思います。なぜならば、創業者の思いというのは”変わらないもの”だからです。 サービスに共感してジョインしてもらったとしても、必ずしも、そのサービスをそのままずっとやり続けるとは限りません。ユーザーから求められるものが変われば、時代の流れに応じてサービス内容も変えていく必要が出てくるでしょう。ときには、そのサービス自体をやめるという判断を迫られることも十分あり得ます。 その場合、サービスで共感したメンバーは、あとあと抜けてしまうことも考えられます。だからこそ、変わらない根本の思想部分に共感してくれる人が創業メンバーに向いていると思います。

    ▶︎ nanapi
    業態や会社の風土をどうしたいかによってもだいぶ変わると思うので、ひとくくりに「創業メンバーに向いている人」というのはいないと思っています。むしろ、一緒に創業するメンバーに合わせて、会社を作っていくほうが簡単だと思います。

    Q4. 「起業したいけどスキルや人脈がない」と感じている学生に、アドバイスをお願いします。

    ▶︎ グッドパッチ
    今はまだスキルがない、人脈がないと言っているような人は、そもそも起業に向いていないと思います。やっても成功しないでしょう。たとえ自分にスキルがなくても、そのスキルを持っている人は誰かほかにいます。また、お金がなくても、お金を持っている人はどこかにいます。
    まわりが協力してくれるような信頼感、説得力、本気度が自分自身に備わっているかどうか。それ次第だと思います。

    ▶︎ ChatWork
    最初からスキルや人脈がある人が成功するのではないと思います。スキルや人脈がある人が成功するのであれば、大企業で経験を積んだ人が起業したら皆成功するでしょう。しかし、現実はそうなっていません。どうしてもこれがやりたい! という想い、そしてそれを行動に移せるか。そこにすべてが集約しているように思います。

    ▶︎ トークノート
    どんなに優秀な経営者でも、最初からスキルや人脈がある人はいません。必要なスキルはやりながら身につけ、必要な人がいるなら会いに行けばいいんです。
    今年4月にLINE元社長の森川亮さんに社外取締役に就任していただきましたが、森川さんとももともと面識はなく、Facebookでメッセージを送ったところから関係性がスタートしています。まずは友達を巻き込んではじめてみたら良いと思います。

    ▶︎ nanapi
    スキルや人脈がいらないビジネスを始めればいいのではないでしょうか。

    ■ まとめ

    4社とも創業メンバーの条件は、スキルよりも、その人の人柄や志を共有できるかどうかに比重を置いているようです。また、人脈に関しては既にあるものでなく、積極的に作りにいくものという意見もありましたね。素晴らしいサービスは、決して一人の力だけで作り出されるものではなく、メンバーやまわりの協力があってこそのもの。喜びも苦労も分かち合えるような素敵な仲間と出会えるといいですね。

    全3回に渡り、グッドパッチ・ChatWork・トークノート・nanapiの4社に、起業に際しての疑問について実体験を交えてお答えいただきました。いかがでしたか?

    資金調達・事業アイデア・創業メンバー集めは、どれも起業に当たってまず考えなければならない事柄です。しかし、全3回を通して見てみると、それらを攻略するために必要なのは、最終的に創業者にまわりを巻き込むだけの熱量が備わっているかどうかにかかっているようです。

    起業を志す皆さん! どうにも立ち止まってしまった時は、ぜひ4社の回答を参考にしてみてくださいね。

    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    ▼併せて読みたい!
    DSCF3833.jpg
    スタートアップ支援の専門家に聞く「成功する起業家を選ぶ基準」とは?

    投資家、起業家としての立場でスタートアップ支援に携わってきた栗島さんから見たジーズアカデミー卒業生スタートアップの特徴や、StarBurstで支援する選抜スタートアップを見極める際の基準や、今後のスタートアップ市場の展望など、色々なお話を伺いました!

    また、ジーズアカデミーの学校説明会ではプログラミング未経験の方向けに、世界のIT産業の今やwebサービスを開発するためのプログラミング学習法など、皆様にとって少しでも発見があるようなコンテンツをご用意してお待ちしています。オンラインで完全無料。ぜひご参加ください!

    entry

    週末集中DEVコース


    多くの起業家とエンジニアを輩出してきた『授業料後払い』の週末集中DEVコース。 週末講義+オリジナル課題制作を徹底して繰り返し、フロントエンドからサーバサイドまでトータルに学びます。最後は一流メンターと共にオリジナルWebサービスのデプロイを目指します。

     

    週末集中DEVコースについて
    詳しくはこちら

    takahashimasaki.prf1_small.jpg

    東京都出身。1985年生まれ。
    子どもの頃から本を読むことが好きで、本を読みながら歩いている姿を近所でよく目撃される。球技が恐ろしく苦手だったにも関わらず、高校時代は未経験でバレーボール部に入部。試合に出られないまま引退を迎えたが、今でも高校時代の部活仲間は非常に大事なつながり。受験に失敗し浪人時代は挫折を味わうが、2度目の受験で奇跡的に東京大学に合格。ゲーム好きが高じて任天堂へ就職。だがゲームづくりに関われず、もやもやしているときに
    ITと教育にまたがるEdTech分野の盛り上がりをみて教育に対する興味がなんとなく再燃し教育系IT企業に転職。現在は営業担当。ジーズアカデミー第1期生として在籍中。入学時、プログラミングは全くの初心者。

    ― ジーズアカデミーをどこでお知りになりましたか?
    高橋)昨年秋、ヒカリエのヒカラボの講演会で山崎大助先生にお会いして、お話をさせていただいて、山崎先生はキャリアもすごくユニークじゃないですか。
    「28歳でアパレルからIT業界に入った」というところもあったり、初心者にも分かりやすいお話をしていただける先生のファンです。
    以来 Facebookをフォローしていたら、今年1月頃「ジーズアカデミーをやります」という投稿があり、そこで知りました。
    最初の1月のイベントは申込みをしたけれど、どうしてもいけなくて、説明会に行こうと思ってWebページを見たら、結構人気で3月しか申込みができず、3月に行きました。
    説明会は事務局長の方からのお話でしたが、こっちもすごく面白くて本気で学ぶなら「これだ」と思いました。
    何より、未知なことだらけなので、辛そうだけど、学ぶ喜びも大きいと思っています。
    ― なぜ、プログラミングを勉強しようと思いましたか?
    高橋)そもそも僕ら世代は学校でプログラミングがまったくカリキュラムに無かったんですよね。
    パソコンらしきものを触ったり、家にもあったので使えるけど、本質的によくわかってなくて、まぁ使えるからいいや的な感じでした。
    だけど今やソフトウェアが世の中に大きな影響を与えていて、その影響はますます大きくなるだろうと考えています。
    実際、職業としてソフトウエアとかかわる仕事というのはどんどん増えるし、今もたくさんあるけど、それ以外の仕事は結構なくなっていくものも多いと言われてるじゃないですか。
    僕が今やっているのは営業的な仕事ですけど、これも将来的にはなくなるのではないのかなと思っています。
    あるものを売るだけというのはいつでもコンピューターにスイッチできると思うと、プログラミングができれば、それだけで良い訳ではないと思いますけど、やっぱり「自分に何か一つあれば」と考えたときに、プログラミングが一番面白そうだし、未来がありそうだなと思いました。
    全く勉強したことないままきてしまいましたが、ソフトウエアのお陰で今までできなかったすごいこととか、便利なこととかができるようになったということはやっぱりそこを知ると世界の見え方がもっと面白くなったりするんじゃないかなと思うんです。
    takahashimasaki.up_small.jpg
    ― もともとは?
    高橋)大学は文系で教育学部でした。なぜかというと、学部を選ぶ段階で教育学部の先生の話が面白かったんです。
    教育っていうのはみんな受けてきていているけど、体形立ててその仕組みを勉強したいと思って。
    でも教員になりたい人はあまりいなくて、教育の仕組みを勉強をしたい人が多かったです。
    教員になりたい人は1割くらいでした。僕も教員免許は取っていません。
    ― マイブームや趣味は何ですか?
    高橋)ボランティアでNPO法人 Startup Weekend のイベント「Startup Weekend Yokohama」のオーガナイザー(スタッフ)をしています。
    これは「週末3日間で起業を体験して、チームビルドしよう」をしようというイベントがありまして、昨年の秋にたまたま参加して、面白かったので運営に今は関わっています。
    実は今日もあるんですよ。(インタビューをした日にこのイベントがあったようです)
    startupweekend_1_small.jpg
    startupweekend_2_small.jpg
    高橋)ほかでとても大切にしているのはバレーボールなんですけど、高校からやっていて、大学のときのつながりで、今もバレーボールは続けています。
    けれど、もともとそんなに運動神経良くないんですよ。だから、すごい時間がかかりました。高校でバレーボールをはじめたときにいつまでたってもパスができないんですよ。
    ボールをコントロールするというのが慣れないとできなくて、運動神経がいい人はちょっと最初にコツをつかむと、一週間くらいですぐにうまくなるんですけど、僕は何ヶ月たってもできなかったんですよ。そこがつかめない人はいるんですよね。
    ヤバイと思ったけど、周りが教えてくれたし、練習に付き合ってくれたから続けられたし、できるようになったんですよね。
    そう意味では時間かかりますよね。けれど、その分わかんない人がいると、その気持ちも何がわからないのかもわかるんで、教えるのは教えられると思うんですよね。
    プログラミングでもそうだと思うんですよ!
    volley1_small.jpg
    ― なぜ、ジーズアカデミーで勉強を選ばれたんですか?
    高橋)まずは山崎先生のファンなんです!先生は熱くてユニークな経歴をお持ちな講師ですし、プログラミング未経験でもOK!というところはあまりないんですよね。
    あと平日夜の講座には行けないんですよね。ジーズは休日の土曜日に授業があるから。このあたりの理由からまずは考えるわけですけど、今までの僕と違うなと思うのが、小中高、大学も自分であまり選んで入った気がしていなくて、小学校は受験して親が受けさせ、中高もエスカレータでつながってて、大学受験もまわりもみんなあそこ受けるし、じゃあそこでいいか!みたいな感じで、大学で何がしたいかを考えていったわけじゃなかったんですよ。
    だから、今回ジーズアカデミーの入学は自分でやらなきゃ!と自分で決めたという気がすごくしています。
    もちろん、プログラミング面白そうだったら、今は便利なオンラインで勉強できるサービスも本もたくさんあるわけですから、やればいいじゃんていう話じゃないですか。けれど、僕はやらないんですよね。
    人間そう簡単じゃなくて、行動するのが大変ですよね。だから、自分で自分のお尻をたたく方法はないかなと思ったときにこの「ジーズアカデミーという学校に入っちゃいましょう!」と。そしたら、自分のお尻をたたくかなと思って。
    ― ちなみに受験はIDEA型審査、IQ型審査のどちらですか?
    高橋)IQ型です。選んだのではなくて、これしかなかったんです!笑
    もともとはどっちにしようか迷ってて・・・IDEA型は結構みんな面白いことを思いつくだろうし、短い時間で説得力ある感じでまとめるって、すごく難しいことですし、倍率高そうだなと思ってたので、今回はまず受けるならIQの方がいいのかなと思っていました。
    けれど、説明会で「もうすでにIQしかないです」と言われ、迷うこともありませんでした(笑
    いわゆるIQパズルや論理パズルみたいな本を数百円で買ってきて、その試験の週はちょっと読んだりしてました。
    なんか、こういうのって慣れだと思うんですよね。とりあえず読んでると頭がそれモードになるから、試験の日もそんな焦らないでできました。
    ― 今後どんな時代が来ると思われますか?
    高橋)これからの時代は「英語」「IT」「財務」の3つが絶対必要だと大前研一さんも言ってたりするんですけど、英語は別に翻訳も発達してきてるから英語だけではどうかなと思うし、財務も知識とかだけだったらそれも結局システムが発達すればそこも吸収されてしまうんだろうと思うんですよね。
    結局、ITとかプログラミングとかの知識とか経験が一番将来性があって役に立つんじゃないかなと思いますね。プログラミングは「仕組みづくり」ですよね。
    ― 意気込みをお願いします。
    高橋)何かを突き詰める、情熱を燃やして生きる…。そこから逃げ続けて30年経ってしまいました。
    興味が分散してしまうという癖があるというのもありますし、1つのことを突き詰めようというのが苦手なのです。
    このままやっていくと何でも知ってそうで、何にもできない人になってしまいそうだなというのもあります。
    そうではなくて、何かを作って、世の中の人の役に立つとか、大解決するとかそういうことができるともっと面白そうだなという感じです。
    「ソフトウェアの作り方を知り、実現できるようになる」
    「同じ志の仲間と繋がりをつくる」
    「力を合わせて、世の中の課題を解決していく」
    という目標を掲げていて、成し遂げようと思いジーズアカデミーに入りました。
    今はここで出会ったユニークで情熱ある仲間たちと一緒に毎週ヒィーヒィー言いながら、成し遂げるべく、楽しく頑張っています。
    takahashimasaki.prf2_small.jpg
    ― 「世の中の課題を解決していくのが面白そう」って、すてきですね。
    高橋)なんか義務感でやれることではないと思うんですよね。自分も楽しんで、みんなも喜んでくれないとやりがいがないですね。
    ― 入学される前と入学してからと印象が変わったり、新たに発見したことはありますか?
    高橋)同級生の皆さんのバックグラウンドが実に多様ですね。そして、何かを成そうということへの情熱が強い方がとても多い!
    講師トレーナー、チューターの皆さんが丁寧にサポートしてくれますね。
    とてもいい環境だなと思います。
    そもそもジーズアカデミーに入る前はチューターさんが何をしてくれるのかよくわかっていませんでした。
    実際に蓋を開けてみると、いつも親身で元気が出るアドバイスをくれる小菅さん(※チューター)とか、環境設定を含め、細かい部分まで丁寧に教えていただける東さん(※チューター)とか、とてもありがたいなという感じですね。
    入学当初は何が作れそうかわからなかったけれど、技術を毎週1つ教えてもらうと、だんだんこれとこれを組み合わせればこれが作れそうとか、具体的にこれを作ってみたいという気持ちとイメージがわくようになりました。
    ― これから受験する方へメッセージをお願いします。
    高橋)受験しようかどうしようか迷っているのであれば、まず受験してしまうのもアリだと思います。入学辞退することも可能ですし。自分の気持ちをまず行動に移すところからが一歩!
    受験して落ちても1つの経験にはなるじゃないですか。
    行動に移すと、自分が本当にそれに関心・興味、問題意識があるのかどうか、ということを自分で自分に証明できるじゃないですか。
    何かしたいなと思っていても、行動に移さないくらいということはその程度の思い付きだと思うんですよね。
    そういう場として、あそこにはなんかすごいプログラミングとか勉強して生き方変えようとしてる人たちがいるみたいなところに入ろうと思ったとか入ったとか、そういうこと自体がすごい良い経験だし、意味があるのではないかと思います。
    説明会に来て友達を作るだけでも何かが変わると思うんですよね。
    僕も前からこんな偉そうなことを思ってたわけじゃなくて、まずとにかく参加することに意味があるよって思っていて、そこで出会った人たちと面白いことをやったりとか、やりたいことについての話をしていくうちに、だんだん影響されて変わってくるんですよね。
    だから、ジーズアカデミーは学校だけど、もっと広いコミュニティー的な感じで「刺激を受けたい」とか「生き方変えたい」とかという人たちの場になるんじゃないかなと思ってるし、僕もその参加者としてそういう方になるように貢献する1人になれればなと思います。
    takahashimasaki.prf3_small.jpg
    ― ジーズクラブ※の理事ですしね!
    (※ジーズアカデミー受講メンバーによる自主組織。イベントや勉強会を主催しています)
    高橋)そうですね。僕、理事の立候補で手を上げましたからね!
    まずは1期生として盛り上げていきたいですね。
    そして、いずれは講師になる人も出てほしいですね。スイスイできる人、苦戦している人と色々いますが、最初から天才過ぎると、なぜできないか?が最初からできる人にはわからないんですよ。
    けれど、わからない人からすると、わからないものはわからないわけで、パレーボールと同じで、できない人は時間がかかりますよね。
    そこの気持ちがわかるのを強みとして、これから入ってくる方の役にたてたらと思います!
    ―ありがとうございました!!

    eyechaching_vol.2_23.png

    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。

    Web・IT業界を牽引するベンチャー企業4社のCEOに、資金調達の仕方・事業アイデアの出し方・メンバーの集め方など、起業に際しての疑問をぶつける全3回シリーズ。第2回目となる今回は、事業アイデアの出し方についてです。

    ▼第1回:資金調達編はこちら
    注目ベンチャー4社に聞く!創業時の資金調達の仕方とは?【第1回】

    ■ 答えてくれたのはこちらの4社長!

    goodpatch.png 土屋尚史CEO/株式会社グッドパッチ
    1983年生まれ。ウェブ制作会社のディレクターを経て、サンフランシスコに渡りデジタルエージェンシーbtraxでスタートアップの海外進出支援などに従事。2011年9月にグッドパッチを立ち上げ、UIデザインに事業をフォーカスし、GunosyなどのスタートアップのUIを提供しサービス成長に貢献している。2015年5月時点で従業員は60名を越え、自社サービス『Prott』が多数の企業に導入加速中。 chatwork.png 山本敏行CEO/ChatWork株式会社
    昭和54年3月21日大阪府寝屋川市生まれ。中央大学商学部在学中の2000年、留学先のロサンゼルスにて中小企業のIT化を支援する株式会社EC studioを創業し、2004年法人化。2011年にクラウド型のビジネスチャットツール「ChatWork」の販売を開始。2012年に社名をChatWork株式会社に変更し、米国法人をシリコンバレーに設立。自身も拠点をシリコンバレーに移し、日夜マーケティング活動に奔走している。

    talknote ceo.png 小池温男CEO/トークノート株式会社
    1980年2月12日生まれ。22歳までに世界30カ国を放浪。2003年より飲食店経営を行い2年間で4店舗を出店。2006年より成果報酬型求人サイトを運営。2010年、トークノート株式会社を設立して代表取締役に就任。2011年に社内SNS「Talknote」をリリース。Talknoteは、KDDI、エーピーカンパニー、ネクシィーズをはじめ、1万5000社以上の企業に利用されている。 nanapi.png 古川健介CEO/株式会社nanapi
    1981年生まれ。早稲田大学在学中の2000年に学生コミュニティ「ミルクカフェ」を立ち上げ、月間1000万pvの大手サイトに成長させる。04年、レンタル掲示板を運営する(株)メディアクリップ代表取締役社長に就任。翌年、(株)ライブドアにしたらばJBBSを事業譲渡。06年、(株)リクルートに入社。09年に退職し、(株)nanapi代表取締役に就任、現在に至る。


    第2回目となる今回は、事業アイデアの出し方についてです。最前線で活躍する企業でも、今のサービスにたどり着くまでにはボツになった事業アイデアもたくさんあったはず。過去の失敗例をお聞きするなかで、最良のアイデアに近づくための道を探ります。

    Q1. ずばり、今のサービスに行き着くまでに、ボツになったアイデアはどのくらいありますか?

    ▶︎ グッドパッチ
    アイデアベースであればほかにもたくさんありましたが、起業時、実際に着手したのはUI/UXのコンサル、海外進出支援、コワーキングスペース運営の3つの事業です。そのうち、UX、海外進出支援、コワーキングスペースを辞め、最終的にUIにフォーカスすることで落ち着きました。

    ▶︎ ChatWork
    2000年に起業してから、翌年2011年にChatWorkをリリースするまで、いくつボツになったか数えきれません。とにかく、アイデアを思いついたら即着手し、即リリースして即フィードバックを得、次につなげる。この回転速度を上げることが大切だと思います。
    エグジットを経験したことがない起業家は打率が低くて当たり前なので、とにかく打席にたくさん立つことが重要です。

    ▶︎ トークノート
    ボツになったアイディアは山ほどあります。常に考えてはボツにし、考えてはボツにするということを繰り返している気がします。
    トークノートも初期の段階ではもともとLINEのようなCtoCのコミュニケーションサービスでしたが、途中でBtoBの企業向けサービスに事業転換し、今に至っています。

    ▶︎ nanapi
    何百個もある気がします。

    Q2. ボツになってしまったアイデアと、その理由を教えてください。

    ▶︎ グッドパッチ
    最初からいくつものアイデアに着手したのはよくなかったと思います。起業時、グッドパッチに加え、コワーキングスペースの立ち上げなど、ほかに2つの事業も同時並行で進めていました。しかし、リソースも何もない状態だったので、案の定、途中で頓挫してしまいました。今思うと、最初からUIデザインだけにフォーカスするべきだったと思います。

    ▶︎ ChatWork
    Google Analyticsのライト版として、「ウェブアナリスト」というアクセス解析ツールを過去に開発したことがあります。Google Analyticsは便利だけど使いこなすのが難しいと言われていたので、機能をシンプルにした初心者向けのものを作ったんです。
    しかし、無料プランから有料版に移行してくれる人の割合が伸びず、結果、数億もの赤字を出してしまいました。有料会員になってまでアクセス解析をしたいという人は、多少難しくても情報量の多いGoogle Analyticsに立ち戻ってしまうんですよね。最終的にはサービスの閉鎖という事態に追い込まれてしまい、このことは、会社にとって大きな挫折となりました。

    ▶︎ トークノート
    2006~2009年くらいにかけて、モバイルコンビ二というサービスをやりたいと思っていました。タワーマンションの一室など家賃の安いところを倉庫にして、そのタワーマンションとその近郊に住んでいる1,000~3,000戸くらいの住民だけをターゲットにして、注文を受けたら即時配達するというサービスです。
    即時配送ニーズは確実にあるので多少高くても売れるという確信はあったものの、このサービスが成功し始めた時に大手コンビニチェーンに模倣されたら負けると考えて事業化はしませんでした。

    ▶︎ nanapi
    実行していない時点でアイデア自体にはあまり価値がないと思っています。ですので、ダメになった理由もこれといって特にありません。

    Q3. 今のサービスのアイデアを思いついたきっかけを教えてください

    ▶︎ グッドパッチ
    サンフランシスコで現地のスタートアップがβ版の段階からUIデザインに力を入れていて、日本のアプリやサービスの作り方にギャップを感じたことがUIデザインの事業を始めたキッカケです。ただ、最初に同時進行していた3事業から1つに絞るときにお金がなくなっていたので、仕事をしたら次の月にキャッシュが入ってくるUIデザインの受託にフォーカスしたというのが本音です。

    ▶︎ ChatWork
    「ウェブアナリスト」の失敗もあり、その後はWebサービス開発に合わせ、IT活用のコンサルティング業務も合わせて展開していこうと会社全体で方向転換したんです。そしてその頃、社内ツールとしてSkypeチャットを使っていたんですが、これをITを活用し業務効率に特化させつつWebサービスに落とし込んだのがChatWorkでした。
    企画案を出した当初は、社内でも今のように成功すると信じてくれる人は少なかったのですが、最終的には社員一丸となって開発に尽力し、ここまでくることができました。

    ▶︎ トークノート
    社内では共有すべき情報がたくさんあり、話さなければいけないこともたくさんあるのですが、うまく情報を共有し、円滑にコミュニケーションをはかれるツールがなく、自分自身がずっと困っていたんです。そのことを何人かの経営者の知人に相談してみると、みんな社内のコミュニケーションには困っていると言っていて、この問題を解決すれば事業になるんじゃないかと、そう思ってはじめました。

    ▶︎ nanapi
    エンジェル投資家の方に「ハウツーサイトをやろう」と言われたのがきっかけです。

      

    Q4. 「起業したいけれどアイデアがない」と悩む学生が多くいます。アイデアの出し方、もしくは彼らへのアドバイスがあれば教えてください

    ▶︎ グッドパッチ
    私も30歳までには起業しようと考えていましたが、起業アイデアは当時まったくありませんでした。そこで思いついたのが、環境を変えてみることでした。そうすれば何か感じるものがあるかもしれませんし、それをもとにアイデアを練ることもできるかもしれないと考えました。
    環境を変えるには、住む場所を変えるのが一番簡単です。自分の場合は、DeNA創業者である南場智子さんの影響でシリコンバレーにインターンに行き、運良くそこで今のサービスにつながるものを見つけることができました。もちろんシリコンバレーでなくて構いませんが、行き詰まったら、環境を変えて新しいものに触れてみるのもいいのではないでしょうか。

    ▶︎ ChatWork
    アイデアを出すことが得意な人、作ることが得意な人、マネジメントが得意な人—-と、得意なことは人それぞれです。アイデアがないならアイデアを出すことが苦手だと割り切り、自分は何が得意であるかをはやく見つけましょう。そうして、アイデアを出すことが得意な人と一緒になって取り組むことが重要だと思います。「餅は餅屋」ですね。

    ▶︎ トークノート
    自分が困っていること、不便だな、めんどうくさいなと感じていること、こんなことができたらいいなと思うことなどを思い浮かべながら、アイデアを出してみてはいかがでしょうか。

    ▶︎ nanapi
    素人の考えるアイデアはあまりたいしたことがない気がするので、学生で起業したい人は、先輩起業家や投資家の方に話を聞いてみるといいと思います。 実際にやってみればうまくいくのに、リソースがないがために宙に浮いたままのアイデアはたくさんあります。
    また、それらのアイデアを知っても、取り入れようという人は多くありません。ですので、ほかから仕入れたアイデアを実行に移すだけでもうまくいく可能性はあります。あまり深く考えずに何でもやってしまうのがいいですね。

    ■ まとめ

    どんなに優れた案に思えても、時勢に合わなかったり、競合との力関係に影響を受けるなどしてうまくいかないこともあります。かといって、1つのアイデアがダメになっただけで諦めてしまうようでは、はじめから起業に向いていないということ。
    先輩4社の輝かしい成功は、数え切れないトライ&エラーの上に成り立っているようです。失敗を恐れず、むしろ糧にして進むくらいの切り替えができてはじめて、成功への道が見えてくるのかもしれませんね。

    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    eyechaching_vol.1_23.png

    【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラムがいよいよスタート!
    今後、ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしていきます。

    第一弾は、日本でもここ数年ブームとなっている「スタートアップ」をピックアップ。
    “ベンチャー企業” という言葉も一般に浸透しはじめるなか、国内にとどまらず海外を視野に挑戦する企業も誕生してきています。そういった先輩起業家の背中を追い、自分もいつかは起業したいと考えている方は多いのではないでしょうか。

    しかし、実際に起業するとなると、何から始めていいか戸惑うことも多いかと思います。なかでも起業を考える人にとって大きな課題となるのが、資金調達・事業アイデア・創業メンバー集めでしょう。

    そこでこの3つの課題について、現在Web・IT業界を牽引するベンチャー企業である株式会社グッドパッチ、ChatWork株式会社、トークノート株式会社、株式会社nanapiの4社のCEOにお話を伺いました。全3回に渡ってご紹介します。

    ■ 答えてくれたのはこちらの4社長!

    goodpatch.png 土屋尚史CEO/株式会社グッドパッチ
    1983年生まれ。ウェブ制作会社のディレクターを経て、サンフランシスコに渡りデジタルエージェンシーbtraxでスタートアップの海外進出支援などに従事。2011年9月にグッドパッチを立ち上げ、UIデザインに事業をフォーカスし、GunosyなどのスタートアップのUIを提供しサービス成長に貢献している。2015年5月時点で従業員は60名を越え、自社サービス『Prott』が多数の企業に導入加速中。 chatwork.png 山本敏行CEO/ChatWork株式会社
    昭和54年3月21日大阪府寝屋川市生まれ。中央大学商学部在学中の2000年、留学先のロサンゼルスにて中小企業のIT化を支援する株式会社EC studioを創業し、2004年法人化。2011年にクラウド型のビジネスチャットツール「ChatWork」の販売を開始。2012年に社名をChatWork株式会社に変更し、米国法人をシリコンバレーに設立。自身も拠点をシリコンバレーに移し、日夜マーケティング活動に奔走している。

    talknote ceo.png 小池温男CEO/トークノート株式会社
    1980年2月12日生まれ。22歳までに世界30カ国を放浪。2003年より飲食店経営を行い2年間で4店舗を出店。2006年より成果報酬型求人サイトを運営。2010年、トークノート株式会社を設立して代表取締役に就任。2011年に社内SNS「Talknote」をリリース。Talknoteは、KDDI、エーピーカンパニー、ネクシィーズをはじめ、1万5000社以上の企業に利用されている。 nanapi.png 古川健介CEO/株式会社nanapi
    1981年生まれ。早稲田大学在学中の2000年に学生コミュニティ「ミルクカフェ」を立ち上げ、月間1000万pvの大手サイトに成長させる。04年、レンタル掲示板を運営する(株)メディアクリップ代表取締役社長に就任。翌年、(株)ライブドアにしたらばJBBSを事業譲渡。06年、(株)リクルートに入社。09年に退職し、(株)nanapi代表取締役に就任、現在に至る。


    第1回目の今回は、資金調達の仕方についてです。起業を志す学生のなかには、「お金がないから起業できない!」と感じている人もいるでしょう。では、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで成長をつづける上記4社は、起業時どのようにして資金を集めたのでしょうか。

    Q1. 起業を志した時、資金(貯金)はどのくらいありましたか? また、どのように集めましたか?

    ▶︎ グッドパッチ
    自分で集めたというより、祖母の遺産の500万円を資金として使いました。ちょうど起業を考えていた27歳の時に、僕の名義で郵便局の定期預金が満期になったという通知を受けました。親も知らなかったんですが、僕が17歳のときに祖母が僕のためにと500万円を入れておいてくれていたんです。

    ▶︎ ChatWork
    起業時、お金はまったくありませんでした。でも、学生時代にノートパソコン一台で起業し、親の仕送りで生活しながらビジネスを始めたため、資金は必要ありませんでした。

    ▶︎ トークノート
    トークノートを設立する前までは、飲食店と成果報酬型求人サイトを運営する会社を経営していました。その会社をはじめる前は、個人事業主として一人で物干し竿を売り、1,000万円くらいの資金をつくりました。

    ▶︎ nanapi
    当時、貯金はさほどなかった気がします。IT系の起業だと、初期費用は必ずしも必要なわけではないので、特に困ることはありませんでした。

    Q2. 最初にどのくらいの資金を集めましたか? また、必要な金額をすべて集めることができましたか?

    ▶︎ グッドパッチ
    500万円の遺産を得たあとも、すぐには起業しませんでした。DeNA創業者である南場智子さんの影響を受け、まずは海外を見ようと決め、会社を辞めてシリコンバレーに渡ったんです。祖母の遺産は、そこで無給のインターンを受けるための資金に当てました。帰国して実際に起業した時は、余った遺産に加え親から借りた金額合わせて500万円を資金にしました。

    ▶︎ ChatWork
    起業時は資金集めはしていませんが、ビジネスを展開するなかで売上・利益を小さいながらも毎月積み重ね、アウトソーシングをうまく活用しながら最終的に法人化し、社員を雇うところまでいきました。

    ▶︎ トークノート
    飲食系の会社立ち上げ時は1,000万、トークノート立ち上げ時は3,000万ほどからスタートしました。どちらの立ち上げ時も必要最低限のお金を集めました。

    ▶︎ nanapi
    IT系の起業ですと必要なのはパソコンとオフィスくらいなので、資金は特に集めていません。

      

    Q3. 起業したいのにできない、という人の理由に「お金がない」というのをよく聞きます。資金を集めるためのコツやアドバイスがあれば教えてください

    ▶︎ グッドパッチ
    お金が無いから起業できないと言っている人は、起業しないほうがいいでしょう。本気ならやれるはずですし、WebやIT系の起業は特にお金はいりません。要するに、お金がないのを言い訳にしているだけ。やる人はお金がなくてもやります。
    また、最初の資金を親や親戚や友人などから集めることができない人は、起業してもその後成功できないでしょう。自分の周囲の人ですら共感してくれないアイデアでは厳しいと思います。

    ▶︎ ChatWork
    私が起業した時は今から15年前で、日本のベンチャーキャピタルはそこまで積極的に投資するという状況ではありませんでした。しかし、今はスタートアップブーム真っ盛りです。仲間を見つけて様々なアクセラレータープログラムに参加し、シードマネーを狙うのが良いと思います。

    ▶︎ トークノート
    銀行からの融資も投資家からの資金調達も、大事なのは “信用を得ること” だと思います。銀行は「この人はお金を返す能力がある人物かどうか」を見ています。投資家は「この人ならうまくいくのか、うまくいくまでやりつづけるのか」といった部分をみています。信用を得ることができれば必ずお金は集まります。

    ▶︎ nanapi
    お金がなくてもできる事業をすればいいのではないでしょうか。大きな資金が必要なビジネスを始めるなら、今後もたぶん資金を集め続けないと回らないでしょう。「お金がない」という理由で止まっているなら、その分野への才能はないと思うので、やめておいたほうがいいと思います。

      

    ■ まとめ

    ほぼ資金なしの状態で起業したChatWork・nanapiから、1000万円以上の資金を準備後起業したトークノートまで、それぞれの企業で資金調達に対する考え方はさまざまあるようです。 ただ、4社の総意として感じるのは、起業にあたって必要なのは、資金以上にやる気・情熱であるということ。古川さんがアドバイスされているように、資金調達に悩む人は、まずはパソコン一台でスタート可能なサービスから始めてみるのもひとつでしょう。

    ライター:齋藤 玲乃
    編集:LIGMO

    LIG_Gs.jpg
    LIGさんと一緒にコラム連載をはじめます。
    LIGさんは月間510万PV!の人気サイトを運営している人気の制作会社。メンターのびすけさんも所属しており、ジーズアカデミーも大変お世話になっている会社さんです。
    ジーズアカデミーTOKYOのサイトをごらんいただいている、初心者のエンジニアの方・起業志望の方へ向けたお役立ち情報を、
    ほぼ毎週掲載していくことにいたしました!
    第1号記事は早速今週からスタート。いろいろな起業家の方へのインタビューを実施中です。
    ぜひ今後も引き続きチェックのほうを宜しくお願いいたします。お楽しみに!!

    ishikura.prf2-2.jpg

    専門:Android  富山高専電気科を卒業 地元のSIerで4年間、受託の業務系Webシステムの開発 Webを希望し、自社・受託両方をやっているモンスター・ラボ入社 Javaのサーバサイド開発 PHP・RubyといったLLでのサーバサイド開発 Android・iOSのネイティブ開発 ChefやCapistranoなどのインフラ寄り開発 など

    ― リモート勤務でのお仕事なんですよね?
    石倉) はい。富山県で在宅リモート勤務をしています。
    会社は中目黒にあるので、appear.inで朝会に参加し、それ以降は一人で黙々と作業しています。
    とはいえ、やりとりはそれなりにあるので、Chatworkslackでチャットしたり、都度ビデオ通話を行ったりしています。
    通勤時間がほぼ0なので、睡眠時間・勉強時間が増えて助かっています。
    ― 今年からですか?
    石倉) はい。今年の2月からです。まだ2、3ヶ月ってところですが、そのメリット・デメリットを実感し始めているところです。
    ― メリット・デメリットはどんなところですか?
    石倉) メリットとしては、集中する時間をコントロールできることですね。
    基本的にはappear.inやSlackで常時連絡が取れるようにしていますが、本当に集中したいときには全てをシャットアウトしています。
    本当に緊急の場合は、電話かかってきますが(汗)
    会社にいると、どうしてもふらっと人が来て、話しかけられることが結構あったので、そこをコントロールできるのは大きなメリットですね。
    あとは、amazonの荷物をいつでも受け取れるところとかでしょうか(笑)
    デメリットは、人と触れ合う機会が激減したことでしょうか。
    こちらから話しかけないと、一日誰ともチャットすらせずに終わることもあったりするので。
    こちらから積極的に絡んでいくことで、解消しようとしています。
    work-2.jpg
    ― どうしてエンジニアになろうと思いましたか?
    石倉) 小学生の頃はゲームが好きで、その流れでPCを触るようになりました。
    そのままインターネットにハマり、個人ホームページを作ったり、掲示板をカスタマイズしたりしました。
    そして、気がついたらエンジニアとして仕事してました。
    ― いつごろからプログラムに興味を持ち始めましたか?
    石倉) 中学生の時、プログラムを触り始めました。
    当時ゆとり教育が始まったあたりで、総合的な学習という時間がありました。
    そこで夏休みの自由研究みたいな、好きなことをやれる時間があり、興味のあったプロググラムによるゲームの開発をやってみました。
    当時は、参考書を写経して、Java Appletでミニゲームを作ってた気がします。
    そのあたりからエンジニアを仕事にしようと考えていたような気がします。
    学校の勉強はそれなりに出来たので、そこそこいいところで、情報系の勉強が出来るところを探して、富山高専に進学しました。
    5年間、メインは電気の勉強でしたが、数学的な思考や情報の基礎は学べました。
    また、卒業研究ではWindowsのGUIから、CORBA通信を経由し、ロボットに載ってるLinuxに命令を飛ばし、ロボットを動かす、ということをしました。
    卒業後はすぐエンジニアとして働き始めましたので、期間的には5、6年かかってる感じでしょうか。
    ― 最近、特に注目している技術はありますか?
    石倉) はい。開発の自動化ツール全般ですね。
    今、社内で自動化を推進していくチームとして動いています。
    同じ操作を何度も行わなければならなかったり、複数人が同じ操作を行わなければならなかったり、そういったことを簡略化するツールに注目しており、勉強中です。
    JenkinsCircleCIといったCIツールや、ChefやAnsibleといったプロビジョニングツール、CloudFormationのようなAWS操作自動化など、最近は様々なレイヤ・言語でそういったツールが公開されています。
    こういったものをうまく使い、社内の無駄な稼働を減らしたりしていきたいと思っています。
    ― マイブームや息抜きの方法は?
    石倉) ドライブでしょうか?
    最近まで関東に住んでおり、車に乗れないのが多少のストレスになっていました。
    こちらに引っ越す際に、トヨタのWiLL VSという、ちょっと変わった車を買いました。
    6MT・フルエアロ・インチアップ・ローダウンといういかつい感じです。
    中に載ってる人は、エアロをこすらないか、ビクビクしながら乗ってますが(笑)
    car-2.jpg
    数十万出してカーナビ買うのも癪だったので、Nexus7を買ってカーナビ代わりにしています。
    既存のアプリの組み合わせでそれっぽく出来たのですが、細かなところで変えたくなったので、アプリを自作している最中です。
    結局、趣味でもアプリ作っちゃってますね(笑)
    富山が地元で、数年ぶりに帰ってきたのですが、新しい道が出来ていたり、店が無くなってたりして新鮮ですね。
    今は、仕事が終わった後など、無駄に出かけ、無駄に遠回りして帰ってきています。
    ― なぜ、ジーズアカデミーのメンターをしようと思いましたか?
    石倉) 社内では慢性的にアプリエンジニアが足りていません。
    また、他の会社の状況を聞いても、似たような状況のようです。
    アプリエンジニアが増えるきっかけになればと思い、メンターをしてみようと思いました。
    また、私個人が「エンジニアになりたい人」と触れ合って、刺激をもらいたい、というのも一因です。
    ― これからエンジニアの勉強をする方でもチャンスは大きいと感じますか?
    石倉) そうですね。
    弊社のやっているセカイラボで、海外のエンジニアとサービスを作る動きも大きくなってきていますが、日本人のメンタリティでしか出来ない仕事もあると思っています。
    私がメンターした生徒が、日本人のメンタリティを活かして世界で活躍してくれたらうれしいですね。
    ishikura.prf-2.jpg
    ―ジーズアカデミーに対する期待は?
    石倉) 授業料後払いであったり、入学審査があったりと、意欲のある人にとっては良い学校だと思います。
    高い意欲を持ち、技術もあるエンジニアを多く輩出して欲しいです。今回のコースは、かなり盛りだくさんな内容になっていると思いますので、
    ぼーっとしてると、簡単に置いて行かれるかもしれません。ただ、これをきちんと消化して自分のものに出来れば、自分で考えたものを実現できるようになると思います。
    頑張ってください。

    phone_2.jpg

    ハンドルネーム:ジャスティス岡本  専門:トレーニング、PHP、Monaca、WordPress  セールスポイント:好奇心と守備範囲の広さ  趣味:コンピューター、読書、歌、料理、健康に良いこと  仕事以外の活動:コワーキングスペース八王子8Beatの手伝いをはじめ、色々なことに首を突っ込んでいる  勤怠管理パッケージの開発メンバー  大規模ECシステムの企画→開発→運用→保守  115北田屋さんブログ立ち上げのお手伝い(115北田屋)  ECパッケージ開発・プロジェクトマネージャー  テレビ東京・モーニングサテライト出演

    『クラウドでできるHTML5ハイブリッドアプリ開発』(Monaca公式ガイドブック )ご出版おめでとうございます。全国ツアーに岡本さんもまわられたんですよね?
    岡本)はい。沖縄→福岡→札幌の順に一泊ずつで行ったのですが、その際にはコワーキングスペースに合計6箇所まわりました。
    各地で空いた時間にコワーキングスペースで仕事をしようと思って行くんですけど、話しすぎて仕事にならないという・・・苦笑
    ―どんな方とお話するんですか?
    岡本)まず、そのスペースのオーナーと話しますね。そうするとその辺で何が流行ってるかとかも聞けるし、名物の美味しいお店も聞けるし・・・ コワーキングスペースや勉強会に行くのはマイブームですね。
    コワーキングめぐりのブログを書きたいんだけど、まだ全然できてない・・・苦笑
    ―コワーキングスペースは土地によって違うんですか?
    沖縄のコワーキングスペースは2店舗お伺いしたのですが、tab’spot(タブポット)
    さんは本を裁断する大型の機械とスキャンスナップの高いやつが2台ありました。
    Community&Coworking Cafe coilさんはオシャレなカフェのスタイルで、ご飯が凄く美味しかった。
    コワーキングスペースはオーナーさんの個性や思想で結構違いがあるので、それも面白いポイントだと思います。
    福岡のコワーキングスペースも2店舗寄りました。まず「ヨカラボ天神」さんロッカーやドリンクバー、自習スペースなどもあるのですが、があるんで3Dプリンターが複数台あって大型のZPrinterR 450という機種もありました。
    3Dプリンターで作った作品も展示されていて正にラボって感じでした。本も3Dプリンタ関係が多かったのですが、なぜかマンガ本も充実していました。ここは景色も良かったです。
    博多でも駅の近くにあるBASES(ベイシズ)さんにお伺いしまして、飛行機の時間まで仕事をさせて頂きました。無料ドリンクが充実していたので、リラックスしながら作業できました。
    コワーキングスペースは作業エリア以外にもリラックススペースやセミナールームがあるところもありますね。
    Coworking1_b_2.jpg
    3D_a_2.jpg
    ―コワーキングスペースの魅力ってどんなところですか?
    岡本)コワーキングスペースはフリーランスの人もいるけれど地元の人たちも仕事で使っていたり、とくに土日や平日の夜にはイベントや勉強会の会場として使われることが多いみたいですね。
    貸し会議室だと1時間数千円とかかかりますけど、コワーキングスペースだと貸し会議室より金額が安いことが多いんですよ。
    例えば1人いくらでイベントを開けるところで1日1人1000円の設定だったら、無料の勉強会を開催したい主催者は「会場費だけ1人1000円ずつ受付で払って下さい」と言うことができたりするんですよね。だからコミュニティのハブみたいなところがあるんです。
    私は大宮のコワーキングスペース7Fさんとかコワーキングスペース茅場町 Co-Edoさんといった、IT界隈ではかなり知名度の高いコワーキングスペースによく出入りしていたんですけれども自宅のある八王子市に気軽に使えるスペースがなくて不便だったんで、八王子でコワーキングスペース八王子 8Beatを作る話に乗っかってそこを手伝ってます。
    ドンキホーテの真向かいの物件を借りることができたのですが、1Fにはカラオケ屋さんも入っている中々賑やかな場所です。人通りがあるので、コワーキングスペース自体の利用が初めてという人も良く来られる感じです。
    コワーキングスペースに行くとビジネス書や技術書がそろってたりとか、そのコワーキングスペースの中で仕事の話を進められたりします。
    「誰かデザイン描いてくれないかな?」とか「イベントやりたいんだけど誰か手伝ってくれないかな?」とか「こういう勉強会したいんだけど誰か勉強会しようよ」とかそういうのができるんですね。
    だから学生の方にはやっぱりいろんなところに行って、いろんな人と会ってほしいんですよね。
    ―出会いはとても大切ですね。岡本さんがエンジニアを目指されたときはどんな時代でしたか?
    岡本)高校生の時にコンピューターやインターネットに関する書物を読んで、
    自分もそういった世界で活躍したいと思いました。
    なので、16歳の時にプログラミングを始めて、18歳の時に学生バイトではありましたが、プログラマーとして働き始めたんですよ。
    ただ、そのころは勉強会も今ほどは盛んではなかったですし、コミュニティで集まる場所みたいなのがなくて、誰かの会社の会議室を休日に厚意で貸してもらうとか、そんな感じだったと思います。
    そうすると他の会社で働いてる人と出会う機会だったり、業界で活躍されている人と出会う機会ってないんですよね。自分が何が向いてるのかとか、何が好きなのかとか判断する材料がすごく足りないんですね。
    もしかしたら、自分を雇ってくれる、別のバイト先やもっと良い待遇で、例えば契約社員みたいな形で働ける環境もあったかもしれません。また、軽いノリでも違う環境に移ればそれはそれで違うスキルが身につけたれたかもしれないですけど、きっかけがないと何もできないんですよね。
    今はコワーキングスペースなり、勉強会なり、行けば、そこで会社も学校も関係のない人たちと一気につながれるんで、モチベーションと言うか気持ちさえあればいくらでも道を作ることができると思うんです。
    もちろんプログラミングのスキル自体は時間を作って、自宅なりコワーキングスペースなりでたくさん書いたり試行錯誤しないと身につかないのですが、特に経験の浅いうちはエラーではまってどうにもならなくなったり、理解できない概念に遭遇して自分ではどうしたらよいか分からないことも少なくありません。
    例えば、私もアシアルに入社するまではオブジェクト指向の概念がサッパリ理解できてませんでした。
    同僚に何度も教えてもらって今では逆にスクールで教えているわけですが、昔は全然わからなかった。
    居てくれるのが当たり前になってしまうと忘れがちですが、仲間や環境は大事ですよ。今は学校や勉強会も充実しているので、遠回りせずに学べるんじゃないかと思います。
    私も20歳くらいからやり直せればなぁと思います。笑
    色々な勉強会とかで登壇させてもらったりとか、お話させていただいていますけれども昔苦労したり、人に助けられているので色々なところに行ってます。
    ―他にマイブームはありますか?
    岡本)他はヒトカラ(一人カラオケ)に行くことと、銭湯に行くことあたりかなぁ。
    パソコン仕事ばかりで身体を動かさないと病んでしまいます。
    スポーツは場所の制約や一緒にする仲間が必要ですが、ヒトカラはいつでも行けるので。
    仕事が終わったあとにフラッといけるじゃないですか。アニソン(アニメソング)とか歌いますが、最近は普通の歌も歌えるように頑張っています。笑
    ―ところで髪の毛きれいですよね!女性顔負けのきれいさです。銭湯好きだからですか?
    岡本)髪の毛は一人歩きしますね、これ!髪の毛で覚えられてる気がします。
    イベントとか50人とか100人とかいると誰に声をかけていいのか、わかんないときあるないじゃないですか。
    髪の長い人間がライトニングトークとかでちょっとしゃべって、Monacaについて聞きたかったら、この髪の長い人に聞けって言うと来るんですよ。ちゃんと顔認識ができるらしく。笑
    ―さて、そろそろお仕事のお話を聞かせてください笑 お仕事で使うパソコンはご自分のものですか?
    岡本)はい、会社によって自分のPC持ち込める会社の方が多い業界だと思いますよ。
    ―やはり岡本さんも”こだわり”のあるPCなんですか?
    岡本)はい。オーバークロック可能な仕様でトリプルディスプレイにしています。
    pc_monitor_c.jpg
    pc_c_2.jpg
    岡本)「こだわりがあるから」ですね!「このPCじゃないとヤダ!」とか「このソフトが動かないとヤダ!」とか「メモリが足りない」とか「ディスクが遅い」とか。まあ、昔に比べればパソコンの性能が上がったので自作派は減りましたが、自作のパソコンを使う人もそれなりにはいる感じです。
    キーボードも高いやつで、REALFORCE(リアルフォース)っていうプログラマーがとっても好きなキーボードなんですけど、15000円くらいするものを使っています。
    ただ自作のPCだとどうしてもWindowsかLinuxしか入らないので、Macって動かせないんですよ。
    最近、Macも触っておかないとなと思って、MacBooAirは買ってみたんですけど、
    オフィスに居る時は1日8時間Windows使ってますからね。全然慣れません。笑
    タイプしてる間隔もなんか慣れないんですよね。ちょっとしたときにスムーズに打てなかったり・・・
    MacBookAirのタッチは軽いですけれども・・・ちょっと待っててください。REALFORCEを持ってきます。
    REALFORCE.jpg
    (お願いしたら、持ってきてくださいました)
    岡本)ヨドバシとかビックカメラに行けば、普通に売ってあるんですけど・・・
    ―岡本さんの所属は教育事業部なんですよね。
    岡本)5年前くらいに教育事業を新規事業の一環としてスタートしました。
    そして、その1年後くらいにMonacaがスタートしました。
    だから、教育事業は基本的に私が一人でやってる感じで、教材開発や大きなプロジェクトの時には他のエンジニアに協力してもらっています。
    元々アシアルという会社はいくつか自社サービスを持っていて、自社サービスで成功させようとしていた感じなんです。Monacaが始まる前から自社サービスを展開してきました。
    鉄道模型が好きな人が集まるSNSサービスやPHPのコミュニティ ポータルサイト「PHPプロ!」などの自社サービスを年に1個くらいは出していました。
    年に一度くらい新規事業会議を開いて色々な新規事業に挑戦してきたんですけれども、、教育事業もその一環だったんです。
    アシアルでは私が担当する前からアシアルではセミナーとかスクールはやっていたんですけれども、それを今後もっと広げてやったらいいんじゃないかという提案をしたら、そのまま通って、3ヵ月後には「じゃあ、お前担当で!」ということになったんです。
    自社サービスの一環として専任の担当となり教育事業の再スタートを切ったところ、ちょうどソーシャルゲームが流行ってた時期だったので新人研修のお話をいただいたりとか、それで教育事業をずっと続けていった感じです。
    その後、アシアルではMonacaというHTML5などのWeb標準技術でiOSとかAndroidのアプリ開発ができるサービが立ち上がりまして、新規事業会議はなくなりました。
    Monacaは世界で通用する国産のアプリ開発ツールとして社を上げて開発しているのですが、その関連で教育事業としてもアプリ開発系の講座を実施することが増えてきました。
    先程の全国セミナーツアーもMonaca公式ガイド本が出版されたことと、それをきっかけに全国の人にMonacaの最新情報をお伝えすることが実施の理由だったりします。
    okamoto.prf_2.jpg
    ―Monacaの全国ツアーの前にメンターのお話があったんですよね。どうしてジーズアカデミーのメンターをやってみようと思っていただけたんですか?
    岡本)これからエンジニアを始める人やビジネスを始める人を応援したいと思いました。プログラミングの世界は奥が深いですが、最近はMonacaをはじめ、簡単にはじめられるツールも増えているので、自分のアイディアを形にしたい人はぜひ頑張ってもらいたいです。特にアプリのビジネスを考えている方はMonacaに取り組んでいただけると嬉しいです。
    ―ジーズアカデミーに対する期待と未来のエンジニアへ一言お願いします。
    岡本)スタッフや先生の気合いが入っているので良い成果が出ると思います。
    でも、受け身だと勿体ないので受講する人は積極的に絡んでいくと良いと思います。
    エンジニア業界は勉強会が盛んなので、仲間や尊敬できる人と出会える機会は多いので、なるべく色々なところに行ってみて下さい。

    Bizreach_inside.png
    これがオフィス??ってぐらいすごい環境が有名な「ビズリーチ」さんですが、次回7月生の授業会場をご提供いただけることになりました!
    BIZREACH-logo_3.jpgmentor_mentor09_img02.png
    メンターとしてBIZREACH竹添さんにもご参画されます!
    (詳しくはメンターのページをご覧ください)
    sakura_logo_CMYK.jpg
    また「さくらインターネット」さんも、ジーズアカデミーの「セカイを変えるGEEK養成」に共感いただき、なんと『ジーズアカデミーメンバー(受講生)』にはレンタルサーバー及びドメインを1年間無料提供していただくことに。すぐにWebサービスをスタートできる環境を全受講生がもつことが出来るようになりました。
    sakura.jpg
    (さくらインターネット広報・油井さん、事務局児玉、山崎先生、さくらインターネット広報室長・櫻井さん)
    様々な企業のサポートで、ジーズアカデミーは成り立ってます。本当にありがとうございます!

    goodpatch_speciallecture.jpg
    ジーズアカデミーの授業がスタートしました。
    まずは、GoodPatch土屋社長による特別授業でWebサービスの企画手順と、
    モックアップ(試作品)制作についてグループワークを14時からみっちり4時間です。
    モックアップはGoodpatchさんの開発した、超スグレモノのモックアップツール『Prott』
    使用してあっという間に制作・プレゼンまで実施。
    最後に、スタートアップ・起業の先輩でもある土屋CEOが言った、
    「まだ自分が何者でもないときの仲間を大切にしよう。それが起業したときに力になる」
    という熱いメッセージが刺さりました。
    そんな風にゴールのイメージを十分に涌かしてから、次の週が正規授業1回目。

    全員がこの授業日までに、2週間前に出されたHTML/CSSの課題を持参しました。
    メンバーは全くの初心者が半数以上を占めていますが、ジーズアカデミーのオンライン学習で悪戦苦闘しながら何とか提出。
    立候補で3名のメンバーにプレゼンしてもらいましたが、意外性のある粋な仕込みに「おおー」という歓声が起こりました。
    (課題は「チーズアカデミーのサイト構築」でしたが、わざわざTwitterアカウントまで創ってくれたメンバーがいました)
    そして山崎先生によるJacvascriptの授業がスタートです。
    本格的なプログラミング課題も出されましたので、どんなモノが出てくるか、乞うご期待。
    エンジニア向けQ&Aサイト『テラテイル』から専用ページをご提供いただきましたので、
    毎回の授業内容をこちらで公開していきます。
    一般の方にもごらんいただけますので、こちらからどうぞ。
    (質問はメンバーしかできない仕組みになってますが、ご容赦ください)

    imai1.jpg

    東京大学大学院卒業後、日本IBM株式会社にてデータベース・開発エンジニアとして、製造業のサプライチェーンシステムや保険業の業務管理システムのインフラ基盤設計・構築。
    現在はフリマアプリを企画運営する株式会社メルカリにてAndroidアプリ開発を担当。個人活動としてもウェブ サービスの立ち上げ、開発支援にも参画。
    専門分野のAndroid中心に、JAVAやRuby言語でのサーバーサイド開発。

    ― 今はアメリカに出張中なんですよね?
    今井)はい。2ヶ月ほどアメリカに出張に来ています。
    アメリカにもサービスを展開していて、その開発のためです。
    アプリ開発ではスマホが必要かと考える人もいるかもしれませんが、
    自分は開発PC上にエミュレータを立ち上げ、そこで動作確認等をしています。
    なので、PCさえあればどこでも仕事ができます。
    ― どこでも仕事ができるって素敵ですね。
    世界を旅行しながら仕事をすることもできたりするということですよね?

    今井)そうですね。旅行しているとアイデアが浮かぶことがあるので、
    今度は持っていくのもありかと思いました(笑)
    ― アメリカのどちらを拠点にお仕事されているのですか?
    今井)オフィスはサンフランシスコにあります。
    こんな環境で仕事をしています。
    imai2_office.jpg
    ― 生活環境はいかがですか?
    今井)サンフランシスコは気流の関係で夏より冬の方が暖かい日があるそうです。
    実際今は冬とは思えないくらい気候が良くて、とても過ごしやすいです。
    平日は仕事なのですが、オフィスが海に近いので、ランチは港まで出て食べたり、
    空いた時間に散歩したりとかも楽しいです。
    ― オフはどんなことをして過ごしてますか?
    今井)走るのが趣味です。走ると身体も思考もスッキリします。
    トライアスロンにも毎年参加しています。
    imai3_myboom.jpg
    ― ところで、エンジニアになろうと思われたのはいつごろですか?
    今井)23か24歳で大学院にいた時です。
    VRやARを専門とする研究室に在籍しており、研究の一環で電子回路設計や
    プログラミングをするようになりました。研究を活かしたメディアアート作品などを製作し、
    大学で展示会をやったりしていく中で、自分の手で形にしたいと考えるようになりました。
    最初はシステムエンジニアとしてSIerで企業向けのシステム設計や構築に1~2年関わった後、
    今はC2Cのベンチャーでよりユーザーに近い位置でガリガリコードを書きながら、モノづくりをしています。
    ― 多忙な今井さんですが、なぜジーズアカデミーのメンターをお引き受けいただけたんですか?
    今井)自分の手を動かしてサービスを作る楽しさを色んな人に知ってもらいたいからです。
    ジーズアカデミーにいらっしゃる方は初めてプログラミングをして何かを作る方が多いと思うので、
    その楽しみをしってもらうきっかけを提供できれば幸いです。
    ― ジーズアカデミーに入学する方へメッセージをお願いします!
    今井)
    アプリやサービスなど、どんなものが生まれ出るかとても楽しみです。
    ただ、せっかく時間を使って何かに取り組むのであるから、
    全力で取り組んで、面白いものを世に出して行ってください!

    efushin.prf_trim.jpg

    Webエンジニア
    FA装置メーカー、Web制作のベンチャーを経て、2006年にGMOペパボへ。ショッピングモールサービスにプロデューサーとして携わるかたわら、2007年からモバイル端末向けのTwitterウェブサービス型クライアント『モバツイ』の開発・運営を個人で開始。2010年マインドスコープを設立し、2012年4月30日まで代表取締役社長を務める。その後、想創社(version2)を設立しiPhoneアプリ『ShopCard.me』を開発。2014年8月からBASE(ベイス)株式会社の取締役CTOに就任 兼 株式会社想創社 代表取締役

    ― えふしんさんはどうしてエンジニアになられたんですか?
    えふしん)小学生の頃からラジコンとか物を作るのが好きだったんですよね。
    プラモデルもそうだし、ファミコン世代だけど、割とすぐパソコンにいったんです。
    当時はプログラミングしてるわけではないんだけど・・・
    なんとなく「それが好き」みたいな感じでした。
    それでなんとなく理系に行って、なんとなく「俺はエンジニアになるんだ」みたいな感じでした。
    営業とか企画ではなくて、なにか物創りをするというのを漠然と思っていたんです。
    そのままの流れで、工学部に行くじゃないですか、そして、その流れで就職先として製造業を選べたんです。
    大きいところで言うと、発電所とか電車を作るとかあるんですけどピンとこなくて小さいものがよくて、自分の視界に入るものがいいなぁと思っていました。
    もともと就職先は正直どこでも良かったんですよ。どうにでもなるんじゃないかなと思って。
    物創りをするという経験が全くないから、携われる仕事がいいなぁと思っていました。
    ― で、就職は製造業に入られると。
    えふしん)はい、その時から一応エンジニアなんですけど、Webではなくて、いわゆる電気制御の担当でした。
    もともとの専門と全く違うことをやるので結構カルチャーショックでしたね。
    最初は2年くらい修行の期間があって、現場から、機械を作る会社だったので、
    いきなり最初に板金係というのに行かされました。
    板金係というのは鉄を曲げたり切ったり溶接するんです(笑)
    efushin.prf2_trim.jpg
    ― どんなきっかけでWebエンジニアになられたんですか?
    えふしん)元々の製造業で装置の開発をしているときにWebサーバーをいじる機会があったので、Webサーバーを勝手に作ってみたことがあるんですよ。
    新製品の開発の中なのにほぼ趣味みたいな感じで!
    そしたら、HTMLが致命的にわからなくて、これはなんなのかな?と思って、勉強していたんですけど、デザインとかまったく良くわからないと・・・
    何かをコントロールするとか、機械を動かすとか、モーターを回すとか、制御とかはわかるんですけど、Webは操作するのは画面じゃないですか。
    ボタンがあって押すと何かが動いて、このボタンどうあるべきみたいなのをデザインするのがWebデザインですよね。
    で、そこに対するセンスがない!全くない!と。
    別にデザイナーになりたいわけじゃないんだけど、それ以前のすべてがないなぁと思って、そのHTMLってのを書かないといけないんですけど、それの仕組みとか、どうやって書くのとかどうやって作るのとか、全部わかんないから。あまりにもわからなすぎて、勉強したいなと思ったんですよ。
    で、デジハリに行った。シブヤ校の第1期生でした。
    これがWebエンジニアへの入り口だったんです。
    デジハリの卒業のタイミングで、渋谷校に特別講師が来る機会がありました。
    その講師はある制作会社の社長で、質問を少しと、その後ちょっと飲み会みたいなので1時間程度しゃべっただけなんですが、スカウトいただきまして。
    そんだけで、すげーなって、なんというかその人のカンというか・・・よく声かけたなと思います。笑
    それをきっかけに転職してこの業界に入りました。
    office2_trim.jpg
    ― そもそもインターネットを初めて触れられたのはいつごろですか??
    えふしん)インターネットというより、時代的に元々、高校生のときから「パソコン通信」をやってて、ネットワークというのにずっと意識は高かったんですよ。
    ただ大学ではそういうのがなくて、インターネット的なものは知らなくて、ただひたすらパソコン通信をしていました。
    パソコン通信とインターネットは全然違うんですけど・・・
    元々アメリカが戦争をするときに一つの通信網が壊れても別の経路の通信をするというのが始まりで、昔、ARPANET(アーパネット:世界で初めて運用されたパケット通信ネットワークであり、今日の世界的なインターネットの起源である。)とかあって、それを開放したのがきっかけなんですよ。
    ちょうど、当時のアメリカとソ連の冷戦中でゴア副大統領の時の話です。
    アメリカは国としてインターネットを作ったんです。
    その一本の経路が切れてもこっちの経路から伝達するといういわゆる「Web」と
    いうのができたわけです。
    技術的にはTCP/IPというのがあって、そういうのを大学の頃から勉強していたんです。
    大学のアカデミックな領域で結構研究されていて、それがビジネスとして成り立ってきたのが1995年頃ですね。ものすごくその辺の意識が高い人たちは1993~1995年辺りに起業しているわけです。その一人が堀江さんですよ。
    東大でインターネットってすげえなって作ったんでしょうね。
    ― ところで今、どんな環境でお仕事をされていますか?
    えふしん)BASEは開放感あふれるクリエイティブなオフィスです。
    使う物は結構自由で、「1日8時間いかに集中してもらうか」なので、エンジニアに関しては好きな椅子を買って良かったりするので、体が資本ですから。良い椅子を使ってる人もいますよ。パソコンも使いやすいものを使っていいとか。
    会社は自由に働ける空間を重視しています。
    僕は管理もしているのでいい椅子ではないんですけどね。
    物を作ってる人だけは環境が大切ですね。
    office1.jpg
    えふしん)自分の家には想創社としてのオフィススペースがあり、作業の快適性、利便性を重視した汚い作業場です。
    office3_trim.jpg
    ― パソコンはMacの方が多いですか?
    えふしん)そうですね。うちのエンジニアはみんなMacですね。
    合理的に便利で完成度も高いですね。
    Macはコマンドラインが使いやすいんですよ。
    pc_trim.jpg
    ― なぜ、ジーズアカデミーのメンターをしようと思いましたか?
    えふしん)仕事などを通じて仲良くなれる、自分より若い人の数を増やしたいと思ったからです。
    教えるのは嫌いじゃないだけで、何か教えたい意欲がそんなにあるわけじゃなく、使命感があるというわけでもないんですけど、この世界は新しい技術にどんどん変わっていって、古い情報は無効化されて価値がなくなっていく方向にいくんですよ。
    そうすると常に新しい技術をキャッチアップしていかないといけないんですけど、若い人がフレッシュな気持ちで出会う技術と、くたびれた人がやんなきゃなぁと思ってやるものとは吸収の力が違うと思うんですよね。
    若い人をリスペクトしているので、
    ネットの世界に知り合いができていくことや世代が固まってないということは
    すごく大事なことだと思っています。自分にとって。
    だからからジーズアカデミーのメンターをやろうと思いました。
    ― エンジニアと言えば猫というイメージですが、えふしんさんも猫派ですか?
    えふしん)犬派です!犬は家族です。あいつらは写真は嫌いなんですけど、こちら!
    dog_trim.jpg
    ― マイブームや息抜きはどうやってされますか?
    えふしん)ブログやTwitterに書いたり、Huluで映画を見るんですが、アメリカのドラマが好きですね。
    24とかプリズンブレイクみたいなのではなくて、そこそこの長さで考えさせられるようなドラマが好きです。
    長いのは最初だけ観て、長すぎると思ったら、最後をネットで探して、観るかんじですね!笑
    あとはねぇ、悩むとスポーツクラブに行ったり、温泉に行ったりもします。
    車に乗ったりすることもあります。
    今はカーシェアリングで家のすぐ近くにプリウスがあります。
    息抜きをしながら、新しいことを考えるといいアイディアが浮かんだりしますね。
    ― ジーズアカデミーに入学する方へメッセージをお願いします!
    えふしん)「やりたいと思ってるんですよね」という人はたくさんいるけれど、そういう人は基本信用していないんですよ。
    でも、行動を起こしたみなさんはやはりすごいと思います。
    ただ仕事しながらのダブルスクールだと現実忙しいじゃないですか。
    それがままならなくなっていくという人も見てきているので、そこをなんとかうまくに頑張ってほしいですね。
    せっかくなので限られた機会を大事に、脱落せずに頑張ってほしいです。
    message_trim.jpg
    ― えふしんさん、ありがとうございました。

    yamazaki_1.png

    専門はフロントエンド、Webアプリケーション。全世界で9人しかいないMicrosoft MVP(Bing Maps Development)の1人。
    現在、ジーズアカデミー主席講師/デジタルハリウッド大学院教員。エンジニア向けイベントにも数多く登壇。著書に、「レスポンシブWebデザイン「超」実践デザイン集中講義」(ソフトバンク クリエイティブ)「jQueryレッスンブックjQuery2.x/1.x対応」(ソシム)。日経ソフトウエア、@it他、雑誌での連載・書籍執筆多数。

    ― 元々アパレル業界で店長をされていたんですよね。
    全く違う業界のような気がしますが、どうしてエンジニアになろうと思われたのですか?

    山崎28歳の時に体を壊してしまって、入院したことがありました。その時、「この仕事、ずっとやっていけるのかな?」と思ったことがきっかけですね。仕事で身体を壊しても、会社は守ってくれない。会社の一員である以上、自分の代わりになる人もいる。それで、「自分にしかできない仕事をしたい!自分にしかできない仕事をするには、「手に職」がないとこれからの時代は厳しい」と思いました。パソコンを始めた時は、まさか自分がエンジニアになろうとは思いもよりませんでした。
    ― どれくらいの期間をかけて勉強されましたか?
    山崎プログラミングを始めた当初は1〜2年は覚えたことを消化できず何となく理解して書いていました。数年経ってから、ある程度消化でき、頭の中で全て考えて1人でアプリケーションを作成することができるようになりました。効率の良い方法で学んでいれば、もっと早く習得できたと思います。
    ― 勉強をする環境も今のようにはなかったということですね。
    「効率の良い方法」があれば「もっと早く習得できる」と思われてきたわけですか?

    山崎そうですね。
    yamazaki_2.png
    ― なぜ学校で教えることになられたのですか?
    山崎自分自身だけの作品には限界があることに気づきました。私だけではなく、もっと面白い企画やソリューションを考えられる人が作品を創れるようになれば、世の中に貢献できるアプリケーションがたくさん出ると考えました。そのためには、学校でできるだけ多くの人を育てるのが良いと思ったからです。
    ― なぜジーズアカデミーの講師をしようと思いましたか?
    山崎「日本から素晴らしいサービスを立ち上げるエンジニアや、業界に貢献する人材を育てたい」と思ったからです。そのためには今までの教え方ではなく、新しい話題性のある環境が必要と思いました。その時にこの話が持ち上がったのです。
    yamazaki_3.png
    ― ジーズアカデミーに対する期待は?
    山崎成長は半年〜1年で判断することは難しいけれど、数年後、数十年後に素晴らしい学校だと認知されるようになってほしいですね。
    ― このサイトにこられた方へメッセージをお願いします。
    山崎「エンジニア」をやりたいと思うなら、是非この学校でチャレンジしてほしい。「やらないで後悔はするな」と言いたい。チャレンジしやすいシステムになっているので、チャレンジするなら今を全力を学んで欲しい。心を開いて、がむしゃらになれる人間であれば、こちらも心を開き、全力で教えます!

    tgf_teacher&ayaka2.jpg
    本日『トーキョーギークFes.』を渋谷ヒカリエ レバレジーズ内で開催いたしました。
    g's_flag.jpg
    『トーキョーギークFes.』はジーズアカデミーTOKYO主催、サムライインキュベートさん・レバレジーズさん他、企業スポンサードによって開催する初心者ギークのための定期イベント。今回はその記念すべき第1回。
    ideason_orien.jpg
    まずはサムライインキュベートさんによる『ファッション×IoTアイディアソン』からスタート。5チームが一定時間内でビジネスプランを競います。
    panel_discussion.jpg
    アイディアソンが熱気帯びて進む中、『Rubyの女神』女優の池澤あやかさんと、ジーズアカデミー主席講師 山崎先生によるパネルディスカッションを並行スタート。
    ayaka4.jpg
    今は女優活動の傍ら、センサーを駆使したProsessingでの映像や、Webを手がける池澤あやかさんですが、初心者のときの失敗談も楽しく披露していただきました。
    teacher.jpg
    合理的な勉強法の紹介と共に、とにかく創りたいモチベーションを重視し、もっと挑戦していこう! という山崎先生の熱いメッセージ。
    idea_son.jpg
    講演の後、アイディアソンのプレゼンテーション。わずか3時間の企画時間だったのに、5チームとも企画内容もプレゼンも超ハイレベル。
    konshinkai.jpg
    そして懇親会。この間に池澤あやかさんと山崎先生がアイディアソンの審査をします。
    sushi.jpg
    もちろんお寿司は一瞬でなくなりました。。。秒速です。。
    tokyo_geek_fes.jpg
    アイディアソンの優秀賞を発表。女性のためのファッション×IoTをテーマにしながらも、優勝はなんとメンズチーム! 今回は約100名のご参加でした!
    ayaka.jpg
    初心者の方がプログラミングに近づくための1Dayイベント、「トーキョーギークFes.」は今後も開催いたします!
    池澤あやかさん、ご参加の皆様、そしてサムライインキュベートの皆様、レバレジーズの皆様、
    その他協賛をいただきました企業の皆様、ありがとうございました!

    131seminar.jpg
    「ジーズアカデミーTOKYO」開校への記念セミナーを1月31日に開催しました。
    主席講師でMicrosoft MVPの山崎講師、BASE取締役CTOでメンターの藤川さん(えふしんさん)のパネルディスカッションです。
    100名超の方にご参加いただき、セミナー会場のヒカリエ・レバレジーズ内も熱気にあふれました。
    (約90名の方のキャンセル待ちの方、申し訳ありません)
    講演の一部
    131seminar_fshin.jpg
    まずは山崎講師とえふしんさんで、これからのWebサービスについてパネルディスカッション。
    注目のWebサービスの紹介や、それらの目の付け所について解説しました。
    その後は山崎先生によるプログラミング初心者への講義も実施。
    以下の記事でえふしんさんから当日のスライドを含めて詳しくご紹介いただいています。
    リンクはこちら
    懇親会
    131konshinkai.jpg
    最後は約半数の方が残って懇親会。20代中盤のビジネスマンや女性が多くいらっしゃいました。
    みなさんに共通するのは、プログラミング初心者だということ。
    新しいサービスを創る意欲にあふれた方々でした。ありがとうございました。
    その後
    開校記念セミナーご参加の方々から約30名の方が入試にお申込みいただきました。
    入試でお会いできることを楽しみにしております。

    4月生出願締切迫る!
    ご予約はこちら