COLUMN

【LIG座談会】
さらば「受け身」のプログラミング学習!
ジーズアカデミー受講生がスゴすぎた件

※本記事は2022年2月にLIGブログにて掲載された記事を再構成した内容になります

みなさんこんにちは、づやです。

LIGでCTOをやっています。

前回、起業家エンジニア養成学校「ジーズアカデミー」を卒業した起業家たちに色んな話を聞いたのですが……実は……

【LIG座談会】 ジーズアカデミーでプログラミングを学んだら起業家になっていたってほんと?

取材の後、けっこう落ち込みました😇

というのも、皆さんそれぞれ大きなビジョンや明確な目的を持ってプログラミングを学んでいて(しかも実際に叶えていて)ほんとにすごいなって感心した反面、「エンジニアって誰とも話さなくてもよさそうだから」という救いようのない理由でプログラミングを始めた自分が情けなくなってしまって。

ジーズアカデミー」とは?

授業料後払いのエンジニア・起業家養成スクール。未経験者がプログラミングの基礎からオリジナルWebプロダクトを創り切るまで、徹底的にモノづくりに没頭できるカリキュラムと環境を提供している。6ヶ月でエンジニア・起業家を目指す「週末集中DEVコース」とエンジニアの基礎から最先端の技術までじっくり学べる「フルタイム総合LABコース」の2つのコースから選べる。

そんな気持ちを抱えている自分ですが、またしてもジーズアカデミー原宿校舎にお邪魔しています。今回は、ジーズアカデミーに通っている方々に「どんなプロダクトを作っているのか」「将来はどのように考えているのか」など、詳しいお話しを聞くためです。

チラッ(……なんだか楽しそうな人たちがいますね)

どうやらジーズアカデミーに通う受講生の皆さんみたいです。話を聞いてみましょうか。

あのー、づやです。ちょっと話聞かせてくれません?

(……誰?)


人物紹介

baba

人物紹介:馬場さん

(左側手前)

プログラミング未経験から、2021年7月にジーズアカデミー東京校週末集中DEVコースに入学。DEV21期で勉強中(22年2月に卒業予定)。趣味は読書で、隙間時間があればトイレやお風呂などどこでも読書を始めてしまう。

namba

人物紹介:難波さん

(右側奥)

プログラミング未経験からジーズアカデミー福岡校週末集中DEVコースに入学。夫と息子(4歳)の3人家族。趣味は料理で、最近はおせち料理を作った。「プログラミングと料理は使う脳がほぼ同じ」が持論。

gsan

人物紹介:Gさん

(右側手前)

プログラミング未経験からジーズアカデミー東京校週末集中DEVコースに入学。DEV22期生として学習中。趣味はバスケットボール観戦。今回「顔と名前を出さなければ……。」と取材に快諾いただいた。(G’s
ACADEMYの「Gさん」とさせていだきます……!)

プログラミングの目的は学ぶよりもプロダクトを「作る」こと

いきなりすみませんね! 本日は入学した理由とか学習環境、制作したプロダクトなどについていろいろ聞かせてください! まずはそもそもプログラミングを学ぼうと思ったきっかけってなんでだったんですか?

実は一昨年、ある金融サービス向けのデータセンターをつくるプロジェクトのマネジメントをするため、中央アジアのキルギス共和国に赴いていたんです。でも、コロナ禍でプロジェクトが突然中断しちゃって。

キルギス!? それは大変だ……。

はい。それで1年ぐらい、ただ羊だけをぼーっと眺めて過ごしていたんです。知ってました? 羊って群れからはぐれるとパニックになって群れに戻れないんですよ。

めちゃくちゃ羊を見ていたことは伝わりました。

そんな生活をしていた中で、プログラミングを勉強したいなーと思うようになりました。
きっと何か勉強したくなったんだと思います(笑)。最初は別のオンラインスクールの講座で勉強していたのですが、全然続かなくて。それで帰国して、再度プログラミングスクールを探している中でジーズアカデミーを知りました。

ほう。入学の決め手はなんだったのでしょう?

ジーズアカデミーは、プログラミングを「学ぶ」というより、実際にプロダクトを「作る」ことに重きを置いていたからです。プログラミングって学ぶことが目的ではなくて、その先で「何を作りたいか」が重要だと思うし、それが続けられるモチベーションに繋がると思っています。

「何を作りたいか」が重要だと。確かにそうですね。難波さんはどうでしょう?

きっかけは2つあります。1つは会社のために作りたいモノがあったこと。もう一つは今の仕事に慣れてきてつまらなくなったことですね。

え? つまらなくなった?

はい。今いる化粧品通信会社で8年目になるのですが、長く続けていると、仕事に慣れてきて、適当でもそれなりにできるようになっちゃって。漠然と他にも何かできないかと思っていました。

なるほど。仕事に慣れたからこそ起きる悩みですね。

そんなときに在庫管理の部署から、適正な在庫予測ができる帳票が欲しいと言われ作ったのですが、営業が勝手に強気の発注をしたりするので、予測からどんどんズレてしまうのです。本格的な仕組みを自分でつくるには、技術と知識が必要なので、プログラミングを学ぼうと思いました。

そうだったんですね。

私も馬場さんと同じくオンデマンドの教材で勉強したことがあります。でも教材に書かれているコードを書き写すだけの作業ばっかりで、これって写経しているだけじゃない!? って思ったんです。

写経(笑)。確かにその通りですね。

それで途中で辞めてから、改めてスクールを探しているとき、ジーズアカデミーのホームページに掲載されている卒業生の記事で「ジーズアカデミーは教わるところではなくて、自分で情報を集めにいくところ」という言葉がすごく刺さったんです。

ただ答えを写すだけではなく、自ら答えを探しにいく重要性を知ったと。

はい。実践で生きるプログラミングを身につけるためには、受け身だとダメなんです。ジーズアカデミーは主体的に情報を取りにいく力や考える力、行動する力を学べる環境だと思いました。

私は同僚がプログラミングを勉強していて「楽しそうに見えたから」がきっかけなんです。

割と単純な理由ですね(笑)。

そうですね(笑)。それで、どんなふうに勉強していこうか悩んでいたときに、とあるプログラミングの勉強会で一緒になった人が、ジーズアカデミーで学んでいてすごく面白そうにしていたのが気になって。それでジーズアカデミーに入ったんです。

合わなければやめればいい。未経験者でも始めやすい仕組みとは?

みなさん、プログラミングはほぼ未経験者だと思うのですが、入学時に何か不安はありませんでした? 特にGさんは「楽しそうだから」って理由だけだと少し不安な気が……(笑)。

それがですね、ジーズアカデミーは授業料後払いなので合わなければ辞めればいい。とりあえずやってみよっか! って思えたんです。

確かにそれはありますね。後払いだったから未経験者でも始めやすいなと。

なるほど。確かにそれは最初の一歩を踏み出しやすいですね。スクールを選ぶときに費用対効果とか考えちゃいますもんね。

私は4歳の息子がいるので、家庭と両立できるのかが不安でした。短期集中コースだと毎週まとまった時間を確保する必要があると思ったので。

お子さんがいると大変ですよね。時間はどのように捻出したのですか?

とりあえずロボット掃除機を買いました。

掃除の時間から削っていったんだ(笑)

他のことをやらなくてもいい時間を工夫して作って、週30時間ほど自主学習していましたね。

自主学習に週30時間! これは講義の時間とは別で、毎週の課題を解く時間ですよね……?

そうです。でも課題を含めてすべてが楽しいので、全然苦ではないのですが……

え!? 苦じゃないの……!?

急にどうしました? Gさん?

私もとにかく楽しそうなところだと思い、入学したので全く不安はなかったです……。でも入ってからは課題と日々戦っています!! 実は取材を受けている今も、PHPの課題でエラーが解消できなくて、不安な気持ちでいっぱいです!!!

落ち着いてください。……ちょっと見ましょうか。

え!? いいんですか!?

※そこから10分ほど一緒に課題に取り組みました。

「妹を助けたい」技術に想いを乗せたプロダクト

馬場さんはまもなく卒業ですね。これから投資家や企業の採用担当へプロダクトをプレゼンする「GGA(GLOBAL GEEK AUDITION)」に参加されるとのことですが、どんなプロダクトを開発しているのでしょうか?

僕には、脳性小児麻痺の妹がいるのですが、コミュニケーションを取るのが難しいという課題があって。僕はそれを解決したかったんです。

妹さんのためにプロダクトを作りたいと。

はい。脳性小児麻痺だと話すことはもちろん、肢体不自由なので手を上げることや視線入力もかなり難しいんです。なので、そういった人たちが自分の意思が示せるよう、身体の比較的動かしやすいところで押せるボタンを作りました。ボタンを押すと、Bluetoothでつながっているスマートスピーカーから音楽が流れます。

なるほど! それなら今の課題も解決できそう。本当に社会を変えられる素晴らしいプロダクトじゃないですか!

ちなみにIoTの分野ってとても開発が難しいと思うんですけど、どうやって開発までに至ったんですか?

基本的に技術に関しては、講師の方に聞いたり自分で調べたりしてました。実は難波さんにもRaspberry Pi(※)に関して聞きました。

「Raspberry
Pi(ラズベリーパイ)」とはプログラミング教育用の小型コンピュータ。低コストでIoT機器の開発を進めることができ、ものづくり業界で盛んに用いられる。

え! そうだったんですね!

ジーズアカデミーには色んな人が在学しているので、調べたいと思った分野に関して必ずと言っていいほど、誰かが勉強したりしていてとても相談しやすいんですよね。

なるほど。正直、挫折しそうになったことはあります?

何度も(笑)。しょっちゅうエラーでつまづいていて「もう作るのは無理なんじゃないか」とスタッフの方に相談したこともありました。でも
「いや、みんな最初はそうですよ。大丈夫です。できますよ。」と応援してくれて。周りのクラスメートもみんな励ましてくれました。本当にありがたいです。

周りのサポートもあってこそのプロダクトなんですね。

その通りです。ちなみにプロダクトの写真はこちらです。

ほう……! これですか……! ちなみにプロダクト名はあるんですか?

「マイム」といいます。ヘブライ語で「水」を意味するのですが、ヘレンケラーが初めて、モノには名前があることに気づいた「水」がいいなと思い、それをかわいい響きの外国語で表してみました。

これはもう優勝だわ。

ちょっと、落ちたら恥ずかしいので、その辺で(笑)。

いや、本当にすごい……! たった6ヶ月でここまでのプロダクトを作り上げてしまうなんて……。

ジーズアカデミーという環境だからこそ実現できましたね。

本当にそうですね。ところで、難波さんはRaspberry Piを使ってどんなプロダクトを制作したのですか。

在庫削減のシステムは卒業制作としては壮大すぎたので、
化粧品容器の回収機を制作しました。画像と重さから、回収対象の容器かどうかをRaspberry
Piで判定し、回収容器の場合はLINEと連携してポイントをつける仕組みを実装しました。

すごい! えっもしかしてもう実店舗で使われているとか?

自社では導入が難しかったので、他の企業でアクセラレーター・プログラムに参加して実用化に向け実証実験を一緒にしてくれる企業を今、探しているところです。

え、じゃあ個人で実用化を目指してる?

はい! 実用化に向けて頑張ってます!

PCや米も!?困ったときに必ず助けてくれるジーズエコノミーとは?

では最後にジーズアカデミーで一番の思い出となったエピソードを教えてほしいです! じゃあ馬場さんから!

僕からでもいいんですど、今回とっておきの用意をしてまして。他の方のエピソードが霞んじゃうかも。

すごい自信(笑)。それじゃあ馬場さんは最後で(笑)。

じゃあ、私からいきますね。
お問い合わせチャットボットを作り、自社のアプリに実装できたことですね。

実装できた!? もう普通に使われているってこと!?

はい(笑)。モノがちゃんとあると、企画は通るんだなとしみじみ思いました。めちゃくちゃ嬉しかったので、リリースされたときは、「これ作ったんだよ」って親をはじめいろんな人に見せて回りました(笑)。

▲難波さんが作ったお問い合わせのチャットボットアプリ

すごい! こんなの作ったんだ!

あまり凝ってない一般的なチャットボットだけど、コールセンターへの問い合わせが3分の1になるなど、効果もちゃんと出たことも、ちょっと自慢です(笑)。

ちゃんと成果も出してる……! これはめちゃくちゃすごい!

私は、授業を受けている自分の首が90度に曲がっている動画を見たときですね。解らなすぎて、首の角度がどんどん90度に曲がっていたんだと思うんですけど、あのときが一番のつらい時期だったのかも(笑)。

なるほど(笑)。辛かったのが伝わってきます(笑)。

そうなんです。でもジーズアカデミーは、困ったときに講師やクラスメートがすぐに相談に乗ってくれるし、スタッフさんも手厚くサポートしてくれるので、なんとか今まで乗り越えられていますね(笑)。

読者の皆さん、首が90度に曲がるぐらい難しくてもジーズアカデミーなら大丈夫です!

本当に助けてもらっていて。だからこそ、ここでプログラミングやモノづくりの力を身につけて、将来は問題解決に自ら取り組める作り手として誰かを助けられる仕事に転職したいと考えています!

素晴らしい目標です! ……それでは大変お待たせしました。馬場さん、エピソードをお願いします!

僕が一番思い出に残っているのは「ジーズエコノミー」です。

……ジーズエコノミー?

はい。実は、PCが壊れたときにあるクラスメートから「あー、このSurface、余っているからやるよ」と高いPCをポンッと貰ったことがあるんです。

えー! アメあげるよ、ぐらいの感じで(笑)。

そうです(笑)。そのおかげで今の僕やプロダクトがあるというか。他にも「ご飯が食べられなくなったら、うちに米がいっぱいあるから送るよ」と言ってくれるクラスメートもいました。さすがにそれは「まだ大丈夫です」と言いましたが、ジーズアカデミーで勉強していると、「ジーズエコノミー」という助け合いのエコシステムができているんです。

……これがジーズエコノミー!

他にも脳波の動きを調べるための機械は高いので、「necomimi」という脳波でリラックス度を表現するツールを持っていないか、たずねたところ、隣のクラスに持っている人がいて借りることができたり。

求めるモノがちゃんと揃ってますね。前回の取材で起業家のひとりの方が、「ジーズアカデミーはヒト・モノ・カネの全てを解決できる場所」という表現をしていて、ある意味それと結びつきました(笑)。

ちなみにづやさんはなんでエンジニアになったんですか?

平たくいうと、住んでいたアパートが火事になったので。

え?

これをきっかけに外に出て働かなければいけなくなっちゃって、
誰とも話さなくてもよさそうな職業=エンジニアを目指したんですよね。

最後に激つよエピソード出してきた。

まとめ

今回お話を伺ったジーズアカデミーさんは、従来のプログラミングスクールとは異なり、プログラミングという技術を学ぶことが主目的ではなく、「こういうモノ・こういうサービスを作りたいんだ」という想いを力に、それを実現するための手段の1つとしてプログラミングがあることを学べる場所だと改めてわかりました。

また、ジーズアカデミーは起業家を目指す方だけではなく、今の仕事に活かしたい、転職のために本物のプログラミングスキルを身につけたいという方にもぜひおすすめです!

こんな人にオススメ

  • 作りたいモノ、サービスがある方
  • 実践に結びつくプログラミングスキルを習得したい方
  • 今のプログラミングスクールで本物のスキルが身につくのか不安に思っている方
  • 今の仕事に活かしたり、転職を考えている方
  • 過去のプログラミング経験は一切不要!未経験者歓迎!

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