COLUMN

《コラム》
プログラミング独学で挫折しない方法。
Microsoft MVPエンジニアインタビュー

プログラミング独学で挫折しない方法。Microsoft MVPエンジニアインタビュー



こんにちは、ジーズアカデミースタッフの藤井です!

プログラミング学習方法が溢れる時代。
オンデマンド教材、メンター、教本やスクールに通うなど様々な選択肢がありますが、結局どれが一番いいんだろう?
スクールやオンラインプログラムがたくさんあるけれど、独学ってできるの?

そんな風に、学習を始める前の段階でも情報の多さに翻弄される方もいらっしゃることと思います。

本日は、エンジニア起業家育成学校 ジーズアカデミー学校長の山崎大助先生に「独学でプログラミングって習得できるの?」というテーマでお話を伺いました。

山崎先生

山崎 大助
G’s ACADEMY 学校長/デジタルハリウッド大学院教授

Daisuke Yamazaki

28歳でアパレル業界から未経験からエンジニアとして転職。現在はMicrosoft MVP(Bing Maps Development)のフリーランスエンジニアとして、研究・活動が認められ米Microsoft公式サイトに日本人では初めて掲載される。
@IT、日経ソフトウエアなど数々のメディアで執筆を手掛け、日経PC21「名作フリーソフトを訪ねて」でも自身の開発したアプリが選出するなど、多方面で活躍。




スタッフ 藤井:
山崎先生、よろしくお願いいたします!



山崎先生:
よろしくお願いします。


1. プログラミングは独学で習得できるのか?



スタッフ 藤井:
早速ですが、初学者のプログラミング学習についてお聞きしたいです。プログラミングって、独学で習得できるんですか?



山崎先生:
できますし、実際に習得している方もいます。ただ、正直難易度は高いと思います。

個人的な経験で言うと、初心者の時、僕一人でJavaの本を一冊やり切ることはできなかったんです。
HTML/CSSは多少間違っていても表示されるので難しいという感覚は少ないかもしれませんが、プログラミングに関しては難易度が上がります。

プログラミングを本やオンライン教材だけを使って実務レベルまでできるようになるには、かなり根気がいります。自分でネット検索して粘り強く解決を試みることができ、集中して長い時間を使える人ならできるかもしれません。

環境構築も、予想外のエラーも初心者ひとりですべて立ち向かうのは困難な瞬間が来ると思います。
独学が難しいと感じたら、相談する手段や違う学習法を考えることをオススメします。



スタッフ 藤井:
なるほど、覚悟を決めて、目標設定を明確にしてチャレンジする必要がありそうですね。



2. 独学でのプログラミング習得は、何から始める?



スタッフ 藤井:
では実際に独学でプログラミングを習得するには、何から始めたらいいですか?



山崎先生:
HTML/CSSで、まず一つWebサイトを作ってみることをオススメします。

これは学校長をやっているジーズアカデミーでもすべての期で採用しているやり方なんですが、やはり目に見えて形になると学習を進めるのが楽しいんです。

そこでプログラミングのベースを掴んでもらい、成功体験を作ります。やれそうだ!とまず思えることが大切で、そこからJavaScriptを使って作ったものを動かしていく、という流れがモチベーションを保ちつつスタートできる最短ルートだと思います。



3. 独学でアプリ開発をする方法



スタッフ 藤井:
今だとアプリ開発を一つの目標に定める方も多いかと思います。独学で、アプリを作れるようになるにはどうしたらいいですか?



山崎先生:
今は様々なオンライン学習ツールがあります。一通りまずオンデマンド講座をやり、創りたいアプリについての動画を見て、YoutubeやSNSで情報収集という流れで始めるのがいいと思います。



学校のように、この期間に必ずここまでできる・やるというカリキュラムはないので、ある程度自分で自立し自走する力が大切です。プロからの管理がないのだとしたら、必ず期日を決めてやりきるための管理能力が必要です。



4. プログラミング言語の選び方



スタッフ 藤井:
では、そうやってサイトを作り、アプリ制作に取り組みたいという段階になったとします。プログラミング言語は様々な種類がありますが、実際どう選べばいいんでしょうか?



山崎先生:
選び方は大きく分けて3つあって、起業したい人と、自分が作りたいサービスがある人、そして技術専門になりたい人のどれかによって判断基準が変わります。



まず起業志望の人は、採用活動が楽になることは大切ですよね。使用する言語が最先端すぎて、スケールアップしてエンジニアを集めたいときに人が集まらないのは大変です。よく使われている言語、エンジニア人口が多いほうがいいという考え方が一つ目です。

自分が作りたいサービスが既にあるという人は、作りたいものの形式によって変わります。



例えば裏で機械学習をして、Amazonであるようなレコメンドエンジンを使いたいならPythonという選択肢が出てきます。また、レコメンドエンジンがないいわゆる普通のECサイトやWordpressのようなCMSを作りたいなら適しているのはPHPです。そんな風に、作りたいものに対する優先度を一番にして言語を選びましょう。



最後は技術専門の方。プログラミングをやってみたらコードを書くのが楽しくなって、技術屋を目指したいという人は現在流行っている言語が楽しいと思います。Reactとか、Laravelとか。

特に受託開発をやっていると、業務上で使わなくても新しい言語を触ってみたくなるんです。また技術者として、新しい技術をきちんとキャッチアップすることは自身の技術力を見せる一つの手段でもあります。実際に、よりいいコードを書きたいという気持ちが、僕はプログラマーなりたての頃に強かった。そんな言語の選び方もあると思います。



山崎先生


5. 独学でのプログラミング学習で挫折しない方法



スタッフ 藤井:
目的に合わせて選ぶことが大切なんですね。学習を進める上で、途中で挫折しないためにはどうすればいいですか?



山崎先生:
1つ目の質問とも繋がるんですが、コミュニティ・仲間を見つけることです。
SNSだと少し弱いですね、もう少し気軽に繋がれる手段がオススメです。

極端に自走力が高い人はプログラミング学習を一人でもやりきれるかもしれないけれど、普通の人には正直大変です

30分~1時間悩んだときに、相談できる人がいると気持ちが切れません。
1人だと、やめようと思えばやめられてしまうし、言い訳もできてしまいますからね。



6. プログラミングの効率のいい勉強法



スタッフ 藤井:
学習を進める上で、効率よく勉強するにはどんな方法がオススメですか?



山崎先生:
ざっくりですが、初心者にとっては2つあるかと思います。



1つ目はまとまった時間をしっかりとることです。ノッてくるまでに時間がかかりますし、特に初学者だと、10分や20分では前回までの振り返りで終わってしまいます。



2つ目は、良い教材を見つけることです。良い教材の定義は色々あるかと思いますが、できれば手を動かしながら学べる「アプリを作る」「~の機能を作る」ような教材がいいと思います。暗記や知識の習得だけではなくて、やりながら慣れるスタイルの教材がはじめはオススメです。
簡単に始められるものから始めることも大切です。



7. 独学でプログラミング学習を始めようとする人にアドバイス



スタッフ 藤井:
ありがとうございます。最後に、これから独学でプログラミングを学習しようという方にアドバイスをお願いします!



山崎先生:
僕は28歳までアパレルをやっていて、自分にしかできない仕事って何だろうと悩んでいたんです。アパレルの店長なんて野心のある若い人がいくらでも出てきますからね。

そこでプログラミングに出会って、これを自分にしかできない仕事にするしかないと思っていました。
これに命をかけてやろうと思っていたんです。なので学校に行かず習得ができました。それでも、ジーズアカデミーでやっている3か月の内容を、僕は3年ぐらいかけてやっていました。

挫折や困難は誰でもありますし、乗り越えなければならない壁も出てきます。
そんな時に、乗り越える勇気が貰える場所や熱量高いコミュニティがほしいという人はぜひジーズアカデミーに来てください!いつでも歓迎します。



スタッフ 藤井:
ありがとうございました!






情報が溢れると同時に、独学で習得する時にも多種多様なサポートツールもある現代。
根気強く、また強い意志をもって取り組むことが重要になりそうです。

そのために、山崎先生のプログラミングに打ち込んだ理由のように、まずはプログラミングで何を成し遂げたいのか・なぜやりたいのかを考えることがプログラミング学習の大切な一歩となると思いました。

山崎先生が学校長を務める、エンジニア起業家育成学校ジーズアカデミー。
プログラミングを道具として、自分にしかつくれないものを創る人を応援しています。ご興味ある方はぜひ学校説明会にお越しください!



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