COLUMN

《イベントレポート》
G’sスタートアップ
経営者に聞く。
起業家が自らコードを
書く意義とは?

こんにちは!ジーズアカデミー東京のまえたです!
最近はスタートアップ環境が充実してきて、日本国内(特に東京)でも着々とスタートアップ企業が育ちやすい環境へとシフトしています。

起業家支援が充実しつつある今、自らプログラミングを学びゼロからプロダクトを開発する必要はあるのでしょうか。


そんな問いと向き合うイベントを、G’s ACADEMY卒業後に起業されて資金調達も実現している卒業生2名をお招きして実施しました。


今回は、イベント内容を一部抜粋するかたちでご紹介していきます。

ガレージバンク山本さん

ガレージバンク株式会社CEO 山本 義仁 さん DEVコース第14期卒業

Yoshihito Yamamoto

1988年福岡生まれ。 2011年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、2011年株式会社三井住友銀行入行。法人営業を経て、人事にて人材評価・処遇管理システムの企画・開発を担当。 2019年株式会社助太刀入社。個人事業主向けファクタリング事業やプリペイドカード事業、保険事業の事業開発・運営に携わる。 2020年ガレージバンク株式会社を共同創業。

Rsmile塚田さん

Rsmile株式会社 共同創業者取締役 塚田 哲也さん DEVコース第15期卒業

前職のKPMGコンサルティング株式会社にて、企業DX、顧客戦略、ガバナンス構築、リスク管理態勢構築など大手クライアント企業を支援。不動産事業を通じて感じたペインを解決したい想いからG’s ACADEMYに入校。2020年にRsmile株式会社を共同創業。元ラクロス日本代表。

おおほりさん

モデレーター G’s ACADEMY マーケター大堀貴洋

週末DEVコースのクラス担任として多くの卒業生を見届けてきたG’s ACADEMY TOKYOのマーケター。個人で高校弓道に特化したYouTubeチャンネルを運用中。

目次

1. 起業したきっかけ

2. プログラミングを学んだ理由

3. プログラミングを学んで得たこと

4. 創業時に苦労したこと

起業したきっかけ


大堀 そもそもお二人はなぜ起業されたのでしょうか?


山本 私は前職のベンチャー企業で、社長の姿に憧れを抱いたことが一つのきっかけでした。自分の思いをプロダクトやwebサービスとして形にして世の中に広めていく姿勢がかっこいいなと思いました。


あとは、学生時代から質屋ビジネスの良さについて共同創業者の磯田とずっと話をしていたことがあります。この二つがつながって自分でプロダクトを開発してみようと思い、今に至ります。


起業したきっかけ

塚田 私は前職でサンフランシスコに半年ほど滞在した経験が1つのきっかけです。


滞在期間中は、UberがJUMP Bikesという自転車シェアリングサービスを買収した時期で、自転車やキックボードのシェアサイクリングのユーザ数が急増している時でした。ユーザがサービスを受け入れる順応性の高い文化やや、後から法整備がついてくるというスピード感を肌で感じました。


世の中こんなに速く変わっているのかと衝撃を受けました。その経験から、世の中に新しいサービスや仕組みを提供することについて意識するようになりました。

一方で、私自身、不動産事業をしており、そこで感じた課題を解決したいという想いから、今の事業「COSOJI」をG’s同期の富治林さんと立ち上げました。


大堀 二人とも早期から”こんなことをしたい”という想いがあったこと、価値観を変える出会いがあったことが共通していますね。


プログラミングを学んだ理由


大堀 では、なぜG’s ACADEMYでプログラミングを学ぼうと考えたのでしょう?


山本 ひとつは、先ほどかっこいいと感じた前職助太刀の代表我妻さんがG’s ACADEMYの卒業生だったことがあります。


大堀 我妻さんも週末DEVコース卒業生ですね。


山本 あとは自分の中で、しっかり学ばないとダメだ、と危機意識が芽生えたからです。
質屋というビジネスモデルをより良い形で実現するためにはオンライン上で再現することが必要でした。それを実現させるためにはプログラミングでシステムやアプリを開発する必要があります。


じゃあそのアプリってだれがどうやって作るんだっけ?という疑問がでてきます。
そうなったら、作る技術を学ぶ必要があるのでジーズ入学しよう、となりました。


大堀 起業家がプログラミングを学ぶ必要性についてはこちらの記事でも触れています。


seo01_thum
https://gsacademy.jp/reading/21-idea/

塚田 私はサービスを提供するにあたって、将来的にエンジニアへ開発を依頼することを考えていました。ただ、開発を依頼するうえで自分自身も中身をわかっていないとエンジニアの立場になって会話ができないし、相手をリスペクトできないなと思ったんです。


大堀 他の学校ではなくなぜG’sなのでしょう?


塚田 雑誌の特集でG’sが掲載されているのをたまたま見つけて、その場で入学試験の応募をしました。残り数枠だったのですが、期がずれていたら共同創業者の富治林さんと合えていなかったと思うので間に合ってよかったです(笑)


大堀 二人とも入学時期は4か月違いでしたが、共通点としてご自身の思いを入学当初から発信し続けていた点がありますよね。


G’sではプログラミング学習と並行してLT会(自分の企画や想いを短時間でプレゼンしあう会)を実施しているのですが、早いうちから二人とも周りの人に情報を発信していました。


山本 懐かしいですね!


在学時の様子

プログラミングを学んで得たこと


塚田 入学当初の目的にあったように、プログラミングを学んでエンジニアとの関係の維持や深まり具合は変わったと思います。
浅はかかもしれませんが、エンジニアの苦悩や大変さが分かるようになったことで話せることは非常に増えました。


あとは仲間ですね。
プログラミングと直接関係ないですが、一緒に学んだ同期とのつながりは非常に価値を感じています。人によっては卒業後も定期的に手伝って頂いたり、アドバイス頂けたりする同期が今でもいますので、そんな仲間とのつながりができたことはとても嬉しいです。同期とはコロナでは対面ではなかなか会えないですが、人事戦略やマーケティングに詳しい方に話を聞けたり、とても助かっています。


ガレージバンク

大堀 勝手ながら補足すると、塚田さんはクラスの中心人物的な位置にいたひとりでした。(笑)


山本 私はシンプルに、自分の考えたものが作れるようになったことがとても大きいです。


「こんなものを作りたいな」と思った時にこれまでの自分なら実現する力は無かったと思うんです。ですが、今の自分なら自分の考えたもの、作りたいものを色々な要素を組み合わせて作れるんじゃないかと思える、なんなら作り上げられる。


それがジーズアカデミーを卒業して身につけられた力ですね。


もちろんプログラミング力ですとか他の方とのコミュニケーションで得られたものも多くありますが、それよりも自信というか、自分でいけると思えるようになった力が一番大きいです!


創業時に苦労したこと


大堀 その他、G’s卒業後に苦労したことがあればお伺いしたいです。


塚田 私たちの会社では、初期にオフショア開発で失敗した経験があります。


山本 すごい、海外のエンジニアに開発を委託したんですか!?
なぜ初めから内製化ではなくオフショアを選ばれたのですか?


塚田 プロダクト自体は難しいことをやっていなくて。
シンプルですし、問題なく作れると思っていました。
なので、スピード感持ってプロダクト開発したい!という想いが強かったこともあり、要件定義もできた段階でオフショア開発するという決断に至りました。


当時はネパールの会社に依頼をしてサービス開発をしていたんですが、納期遅延したり要件を全然満たせていない成果物がでてきたり。とにかく大変な思いをしました。

開発依頼中はずっとお金を溶かし続ける状態になっていたのですが、あるタイミングでこれまでオフショア開発したプロダクトを捨てて、内製化に舵を切ることにしたんです。


創業時に苦労したこと

大堀
とても大きな意思決定ですね。


塚田 かなりストレスフルなものでした。
その後、今のエンジニアを口説いて3ヶ月でプロダクトβ版をリリースすることができました。
3ヶ月でリリースまで実装してくれた仲間には本当に感謝しています。


そんな経験があったので、過去に戻れるとするなら、間違いなく内製化にしますね。(笑)
信頼おけるエンジニアさんと一緒に始めるのが一番いいと思っています。


山本 私たちも最初は、海外では無いものの、国内の業務委託先と一緒に開発していました。コミュニケーションを密にとっていたものの認識のずれが少なからずありました。
その後、サービスをローンチした後には全て内製化に切り替えました。


今振り返るとプロダクトへの思いがサービスのクオリティに関わってくるんだろうなと思いますね。


塚田 全く同じ意見ですね。
サービス開発の0→1の段階では要件定義や仕様も揺れますし、事業自体のベクトルも変わります。それに対して一緒に耐えて並走いただけるかどうかは事業への共感がないと難しいと思いますね。


大堀 本日はありがとうございました。快進撃を続ける各社の今後の活躍を期待しています!



各登壇者の原点やプログラミングを学んだ理由、メリット等色々とお話いただきました。
さらに詳細を聞きたいという方はこちらの動画をご覧ください。


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