COLUMN

《GGA優勝者コラム》
G’s ACADEMYライフを
全力で楽しむコツ
~長友好江さんの場合~

こんにちは!G’s ACADEMY スタッフの藤井です。

2022年2月に開催した、東京DEV・福岡DEV・札幌DEV合同の『GLOBAL GEEK AUDITION』。優勝、そしてオーディエンス賞を勝ちとった、東京DEV21期・長友好江さんより、G’s ACADEMYでの日々を振り返ったブログを寄稿いただきました!

G’s ACADEMYでの学びを100%、120%有効活用するためのTipsを盛りだくさんに綴っていただきました。ぜひご覧ください!

長友さん

長友 好江さん DEV21期卒

Yoshie Nagatomo

早稲田大学政治経済学部卒業。総合商社を経て、IT業界に転身。ワークスアプリケーションズ、コンカー、Anaplanで導入・開発・CSの立ち上げを経験。2021年G’s ACADEMYに入学し、日本から世界で利用されるソフトウェア開発を目指し挑戦中。2022年2月GGA優勝・オーディエンス賞を受賞。

皆様はじめまして。
G’s ACADEMY TOKYO 週末集中DEVコース第21期(以下DEV21期)卒業の長友好江と申します。
2022年2月に行われたG’s ACADEMYの卒業制作デモデーGLOBAL GEEK AUDITION(以下GGA)で優勝とオーディエンス賞の2つの賞を幸運にも頂くことができました。

優勝は会場の人が決めることなので、「どうやったら優勝できるか」は私には正直分かりません。
ただ、個人的にお伝えできることがあるとしたら、「G’s ACADEMYライフを同じ時期の誰よりも楽しんだ!!」と自負していることです。そんな自分なりのコツを、これからG’s ACADEMYに入学を検討する方々もしくは入学を決意した方向けにお伝えします。

目次

1. G’s ACADEMYという場所はどういうところなのか。

2. 時間を投資する

3. ツールや教材に投資する

4.「101点」を目指す

5. 仲間と助け合う

6. コミュニティを活用する

7. なるべく安全に早めに失敗する

まず、入学を検討している、または入学を決めたあなた!
素晴らしいですね。社会人をしていて、仕事以外にプログラミングを学びたいと思っていることがすでに尊い。
さらに、普通のプログラミングスクールではなく、何かしら将来的に起業やエンジニアの転向を少しでも考えて、このG’s ACADEMYと出会い、きっとこのブログにも出会ったことでしょう。「なんか面白そうだな?」と思ったその直感、きっと正しいですよ。というか、その直感は正しかった、と確信する半年間にしていただきたいと思います。

G’s ACADEMYという場所はどういうところなのか


まずG’s ACADEMYという場所はどういうところなのか。

「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.)
こんな一節を聞かれたことがあるかもしれません。G’s ACADEMYは私にとって「みんなで一緒に遠くに行ける場所」です。

「みんな」とは、一緒に学ぶ同期はもちろん、先生方及びスタッフの方々、チューターの方々、そして卒業生のコミュニティのことです。
すでに1600名を超える起業した先輩の方々や技術者として活躍されている方々の背中を見つつ、同期で励まし合いながら切磋琢磨できる。
そしてその切磋琢磨の中で自分が入学当初に想像していた以上の成果が得られる場所、それが私にとってのG’s ACADEMYです。

具体的にどんな成果を得られたのか少しあげてみます。


*最高の仲間で、高い志をもつDEV21期の心強い仲間ができた

*自分がやりたいサービスのアイディアを着想でき、壁打ちで磨くことができた

*入学前はぼんやり考えていた起業を、本格的に目指す決意ができた

*開発したサービスに特許性があるということで、申請準備を始めることができた

*Twitterで広くG’sコミュニティの方々と繋がり、多くの応援や助言をいただいた

*GGAで優勝・オーディエンス賞の2つの賞を受賞できた

*GGAを観覧した方々から「お金を払ってでもすぐ使いたい!」という声をいただいた


(GGAの優勝時の写真)

プログラミング初心者だった私が特許?!!!!と今でも半ば信じがたい感じですが、半年間プログラミングに魂を捧げた結果、本当に想像以上の成果を得られた最高に楽しい半年になりました。

とはいえ、「入学したら自動的にこの成果が得られる」訳ではもちろんありません。
では何がポイントになるのでしょうか?6つほど書きたいと思います。

1.時間を投資する


自分史上最高の半年にするために、まずは自分の時間をG’s ACADEMYに投資する準備をしましょう。授業はもちろんですが、深夜の勉強会や、授業前に開かれる発表会、同期との(※)LT会、さまざまなイベントが開かれていきます。できれば自分でも開いていきましょう。
そしてそのイベントを通じて、同期のお互いの相互理解をぜひ深めて欲しいです。

※LT会…Lightning Talkの略。1人3〜10分の短い持ち時間でプレゼンをしていくというもの。

また学校生活の主軸となるプログラミングの勉強時間です。これは山崎学校長が学習についてお話しされているYouTube(https://youtu.be/AdjP8pYa70s)を是非参考にしていただきたいと思います。
この動画を見て、私はできる限りまとまった時間「1日あたり3時間(できれば4時間)」を確保することを念頭に置いて取り組みました。毎週木曜日の23:59に課題締め切りがあったので、月曜から水曜は子供が寝た22時からスタートして、1時、2時までやることが多かったです。

まとめてやることで、身につきやすくなると感じていますし、思考が遮られない時間がプログラミングには必要だと思います。仕事や家庭などいろいろ事情はあると思いますが、週末か平日どこかできれば2日間ぐらいはまとまった時間プログラミングを集中的にやる時間が確保できるといいんじゃないかな?と思います。

2.ツールや教材に投資する


なるべく先生やチューターの方々が推薦する書籍・YouTube・動画教材などはすぐに試してみることを心がけました。
教材もどうしても相性と言うものがあるので、「この人面白い、わかりやすい!」みたいな先生が見つかるとよりプログラミングも楽しくなります。
ちなみに動画で学ぶことを圧倒的にお勧めします。私はReactを利用して卒業制作を作りましたが、その期間は海外YouTuberが作るCloneアプリを再現して学ぶために期間限定でYouTubeも有料化して勉強しました。

パソコンにも投資しました。
入学前にMacbook Airのメモリ16GB、USキーボードのものを買いました。入学前はProgateを少し経験し、USキーボードに慣れるためにtyping clubというサイトで特殊記号を覚える訓練をして入学しました。
というのも、特殊記号を見ないで打てるのが地味に大切で、コードが動かない理由=タイプミス、というのがよくある初心者のミスだったりするのです。
(見つけた時の悲しみの深さ・・・)

Macじゃないとダメとかではなく、Windowsでももちろん習得できます。
ただ、講義の後半戦のLaravelは自分のPCで環境構築して動かしたくなると思うので、メモリを大きめに積んでた方がストレスなくプログラミングできると思います。

3.「101点」を目指す


半年間、毎日3-4時間やっても、何も見ないでスラスラプログラム書けます!には残念ながらなれません。ただ、「自分で調べて書く」力がつきます。
私も何も見ずに書くとかできません。いまだに調べながらコツコツ書いて、エラーと格闘して、の連続です。

とは言え、入学した当初の想定以上には書けるようになったと思います。公式の技術ドキュメントも頑張れば読める、そんな感じです。
そんな私自身がプログラミングの力がある程度ついたと思っている方法は、ズバリ「写経」です。
YouTube、Udemy、さまざまな教材で、「作って学ぶ」であったり、「XXのクローンアプリを作る」(例:Gmail、YouTubeなど・・・)というものがあります。
まずはその写経をすることで、「作り方」そのものを学ぶ、をよくやりました。

ただ、これだけだと応用が効きにくいので、完全コピーが100点としたら、自分なりの応用を必ず上乗せして「101点」を目指して課題にも取り組んでいました。
この方法を卒業制作でも取り入れて、最終でリリースするアプリに近いアプリのクローン版(海外のYouTuberがやっているものがおすすめ)をまず写経してから、自分のアプリに取り入れられるコードを取り入れていく、という方法を取りました。

「コードで困ったことない」と豪語してる同期がいたので自力で書ける人もいると思います。超得意じゃない人は、是非真似をしながらその上でオリジナルを足していくという方法もあるのではないかな、と思ってます。
コードを書く量も増えれば、慣れますので。

4.仲間と助け合う


DEV21期を担当した講師の方やチューターの方々の多くの方に「DEV21期は仲が良くて団結力のある、本当に良い期でしたね」という感想をいただくことが多いです。自分達でもその自負があります。

授業以外の多くの時間を共有したと思います。
Discordのサーバーを開設したので、気軽にお互いが相談できる環境、オンライン上でも日々同期の気配を感じられる環境がありました。

例えば夜中に誰かがコード書いていてエラーで詰まってたらすぐビデオチャットに切り替えてエラーの原因を探ったり、G’s ACADEMYのクレドの1つである「Why Me?」なぜ自分がこの事業やアイディアをやろうとするのか、その価値観の源泉をお互い語り合いながら夜更けまで語ってみたり。
そんな時間の積み重ねのおかげで、率直にツッコミあえる、お互いのビジネスのアイディアをお互いで磨ける、そんな関係性が築けたと思います。

あと大切なのは、どんな些細な質問でも遠慮せず、詰まったらみんなに聞きましょう。G’sに入学する人はみんな初心者です。全然恥ずかしいことではありません。
そしてその質問は、全員でボールを拾うつもりで拾いましょう。
「こう探したらいいんじゃない?」「実は私も困ってる!」
そんな一言でも是非反応していきましょう。

他の人のエラーを解決することが、プログラムへの理解が深まるきっかけにもなります。
ちなみに私は他の同期から「長友さんは実はG’sのスタッフなのでは?」という疑惑が出るくらい、よくエラーを拾って解決を試みてました。

プログラミング以外の方法でも助け合えます。
勉強会を開催する、飲み会を開催する、積極的に同期が興味のありそうなニュースをシェアする、知り合いを紹介する・・・。
その助け合いの関係性の糸を折り重ねることで、かけがえのない仲間になっていきます。社会人になって、業界も年齢も超えて得られる仲間、それも起業や世界を変えたいという熱い想いをもつ仲間は超貴重な財産になります。

是非お互いを助け合い、切磋琢磨してください。それが遠くに行くために最も大切なコツだと思っています。


(卒業式の風景)

5.コミュニティを活用する


G’sのコミュニティ(先生・チューター・卒業生)を活用することができると、G’s ACADEMY生活はかなり充実し、より楽しくなります。

まずTwitterです。アカウントを用意しましょう。
そして、G’sの卒業生と思われる方々や、福岡・山口・札幌など各地の在校生、スタッフや先生方を片っ端からフォローしてください。(スタッフの方がリストを用意してくださっていると思います)

Twitterでは現在進行形の学びや悩み、考えていることをアウトプットしていくと、助言や応援がもらいやすくなったり、実際に会った時にも話が弾んで仲良くなれます!
G’s ACADEMYのコミュニティの方は頑張っている人はみんな応援してくれる、とても優しくて素敵なコミュニティです。

Twitterで繋がっていた卒業生の方々はピッチや企画のレビューをお願いしやすく、「Twitterのおかげで私、優勝できたんじゃない?!」と思えるほどです。そんなわけで、アカウント作ったら、私(@yoshienagatomo)もフォローしてください!
プロフィールには自分が何期なのか書いておいてもらえれば、フォロバして応援します。DMも遠慮なくどうぞ。


そして、もう1つ大切なことは、壁打ちやレビューしてもらうことです。
G’s ACADEMY Founderの児玉先生、学校長の山崎先生、スタッフの方々や卒業生の方々など、多くの方が大変快く壁打ちに応じてくださいました。

壁打ちの量は、皆さんのサービスの仮説検証を強くしていきます。
同期との壁打ちも大切ですが、是非先生・スタッフの方や卒業生とも行っていただきたいです。
とりわけ、多くのスタートアップの卵をみてきた児玉先生からの鋭いフィードバックは思い出深く、児玉先生の壁打ちがなければ、私はGGAにも出られなかったと思いますし、先生に壁打ちできるだけでG’s ACADEMYに入る意味があると思うぐらいです。


(GGA前日のツイートに沢山のいいねで応援もらいました・・・!)

6.なるべく安全に早めに失敗する


G’s ACADEMY後半の2ヶ月は卒業制作期間になります。
卒業制作のゴールは人それぞれでいいと思いますが、このセクションでは主にGGAに出場して、自分のサービスを発表したい!という人を念頭に書きます。

まず卒業制作期間は短いです。なので、できる限り企画自体はピボットしたくないところです。
そのため、卒業制作の企画を固めるのは「卒業制作期間前」を目指します。そして、固めるために必要なことは、先ほどのセクションで書いた壁打ちであり、サービスの対象者へのユーザーヒアリングとなります。

Why Meを深掘りする必要は絶対的にあるのですが、それを「他の人も似たようなことで悩んでいたりするのか、お金を払っても解決したいと思っているのか?」という確認作業が、ビジネスとして考えるのであれば大切だと思います。
それが壁打ちであり、ユーザーヒアリングにあたります。対象者に聞くことで解像度が上がりますし、反応をみてソリューションがイマイチなんだな、など作る前にたくさん失敗して欲しいです。

作る前に失敗することが、安全で早めな失敗です。自分でもユーザーからの意見で確信を得られていたら、どの機能を優先して開発するべきか、といった開発計画も考えやすくなります。



とはいえ、これは理想論です。
私は企画は決められてたのですが、実際は卒業制作開始後も開発の優先順位を見直すことが頻繁に起きました。というのも、実際に動いているモックを見せることで、より具体的なフィードバックが得られて、大切な機能やもっと必要な機能がわかってくる感じでした。
計画は見直すものだ、ぐらいに考えていてもいいのかな、と思います。

とにかくGGAという大きな舞台で発表する前に、発展途上のものをどんどん周囲に見せてフィードバックをもらう、という安全な失敗を繰り返してサービスを磨いていくのがおすすめです。
私はGGA当日もフィードバックを同期がくれて、ピッチを磨いて臨みました。

たくさん失敗できる環境、さらに、その失敗をナイストライ!と挑戦を応援してくれるのがG’s ACADEMYの良さの1つだと思います。

半年間どう過ごすのか、ご自身の行動量が鍵となります。
半年間やり切った後の風景は最高です!

皆様の入学に際して、少しでも参考になれば幸いです。
Twitter、G’s ACADEMYの校舎でお会いできる日を心よりお待ちしています!

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