INTERVIEW

30秒の採用動画で
「本来出会うべき出会い」を
創出する。
G’s発スタートアップ
「moovy」の今とこれから

30秒の採用動画で<br>「本来出会うべき出会い」を<br>創出する。<br>G’s発スタートアップ<br>「moovy」の今とこれから

30秒の採用動画で「本来出会うべき出会い」を創出する

G’s発スタートアップ「moovy」の今とこれから

こんにちは!ジーズアカデミー東京校 CS/PRの加納です。

今回の卒業生インタビューは、「株式会社moovy」の皆さん。

moovyは、東京校のフルタイムLABコース第8期生・三嶋さん、今林さん、松尾さんの同期メンバーで創業されたジーズ発スタートアップです。

会社設立から1年ちょっと。moovyの誕生秘話から、同期チームならではの雰囲気、今後の展望などを、オフィスに突撃して聞いてみました!

株式会社moovyの皆さん

moovy members

右 :三嶋 弘哉さん(LAB8期卒/株式会社moovy代表取締役)

中央:松尾 圭介さん(LAB8期卒/株式会社moovy エンジニア)

左 :今林 智宏さん(LAB8期卒/株式会社moovy エンジニア)

(以下敬称略)

30秒の採用動画プラットフォームの開発を行う。成長ベンチャーに特化したサービス『moovy』と、大手企業向けの『moovy+』を展開中。

G’s ACADEMY卒業直後の2020年7月、moovy β版をローンチ。1年後の2021年7月に大幅な機能追加を行い正式版をローンチ。現在、25社のテック系ベンチャー企業と300本の採用動画を掲載中。

『moovy』とは?
30秒の採用動画を使って求職者と求人企業をオンラインでマッチングする 採用動画プラットフォーム。

求職者は『moovy』を利用することで、文章では伝わりにくい企業内部のリアルな文化や働く社員の表情を感じ取ることができることが特徴。

また、求人企業は文章だけでは表現しきれなかった採用情報を求職者に伝える「採用PR」ツールとして活用できる。

Webサイト: https://moovy.jp/

『moovy+』とは?
moovyと同様30秒の採用動画を制作し、裏側のAPI(動画配信システム)を提供するサービス。ユーザーへのスカウトやメッセージのやりとりはできないものの、採用ホームページやnoteなどで採用PRを行うことが可能。

加納

本日はよろしくお願いします!
三嶋さんは、元々ずっとHR業界にお勤めでしたよね。確か、G’s ACADEMYの入学試験時の志望動機には「採用のミスマッチをなくしたい!」と記載してくださっていたのを覚えています。

三嶋

おっ、志望動機にもそう書いてたっけ!(笑)
そうですね、エージェント部門や新規事業部門など、転職に関わる仕事をトータル12年くらいやってきました。そのような中で、「雇用ミスマッチと機会損失をもっと軽減できるんじゃないか」と感じるようになったんです。

加納

長年のHR業界経験からそう思われたのですね。

三嶋

なのでそういうサービスを作りたい!と思っていたのですが、実際にプロダクトをつくるスキルが当時はなかったので、会社を辞めてG’sに入学しました。

加納

なるほど。「雇用のミスマッチと機会損失をもっと軽減できるんじゃないか」と感じるに至るにはどのような経緯があったのでしょうか?

三嶋

転職エージェントの仕事をやっていると、当たり前ですけど「今の会社を辞めたいと考えている人」とお話しします。もちろん、キャリアアップしたい、年収をあげたい、という転職理由などもありますが、本音の転職理由のほとんどが人間関係か会社の文化でした。

加納

そうなんですね。

三嶋

じゃあ、そのミスマッチに繋がる理由ってなんなんだろうと、突き詰めて考えてみたんです。多くの求職者の転職をお手伝いする中で立てた仮説が、「企業の中の情報がリアルに見えていないことが、ミスマッチを生んでいるのではないか」ということでした。

三嶋

企業と求職者のマッチングって「ベストマッチなパターン」と「アンマッチ(そもそも不一致)なパターン」がありますよね。

加納

ええ。

三嶋

ただ実は、このふたつの間には、さらに”本来出会っても良かったんだけど出会わなかった”、”出会ってはいたんだけど、ちゃんと知れていなかった” という「機会損失なパターン」があるのではないか、と考えています。

加納

なるほど!

三嶋

この「機会損失なパターン」が、結果的に企業と求職者のミスマッチに繋がっているのだと考え、この要素をどうにかして解消することで採用のミスマッチをなくしたい。そんな想いから、今のmoovyを作りました。

加納

ビジョンが今まで一貫してブレずにいることが、三嶋さんの素晴らしいところだなと感じます!

さて、そのビジョンを達成するのにも様々な切り口があるかと思います。なぜ「動画」という切り口だったのでしょうか?

三嶋

日常の情報収集チャネルが動画になったことが理由ですね。自分自身も情報収集を動画でするようになって、やっぱりわかりやすいし、心に届くなという実感があったんです。

加納

動画ならではのリアルな分かりやすさがありますよね。

三嶋

あとは5Gが一般化してきていたり、スマホのカメラ性能もすごくよくなったりしていますよね。そういう社会の変容と技術の流れもあって、「動画」というメディアを使うのはいいなと。

加納

私もいくつかmoovyが制作した採用動画を拝見したのですが、moovyは「縦型の動画」であるということが革新的だなと感じました。TiktokやYouTube Shortの流れもあり、縦型の動画って今どきですよね。

三嶋

そうなんですよね。結局横型のシアター式の動画であっても、スマホを縦のまま視聴している方が70%以上です。
スマホを横にして動画を見るときって、自分の姿勢が安定していたり、腰を据えて見るときなんですよね。最近はデバイスも大きくなってますし。
今の潮流にも合わせて、スマホの向きを変えなくてもいいように、と思っています。

加納

確かに、今はほとんどの人がなんでもスマホで情報収集したり、スマホでエンタメも楽しんだりする時代ですからね。時流に乗った着眼点だなと感じます!

▲Tiktok感覚の30秒ショートコンテンツなので、職場の雰囲気を気軽に伝えられるのも魅力的

(画像の引用元:https://moovy.jp/job/501

加納

そんなmoovyですが、トップの三嶋さん、そしてエンジニアの今林さん、松尾さんは、G’s ACADEMY LAB第8期生の同期チームですよね!
元々moovy自体は三嶋さんの構想だったと思いますが、今林さん、松尾さんはどのようなきっかけでジョインされたのですか?

今林

僕は、スポーツ全般が好きなので、元々はスポーツ関係のプロダクトを作りたくて入学して、卒業制作もスポーツアナリスト関連のプロダクトを作り始めていたんですが…いつの間にか三嶋さんの熱意に感化されてジョインしていました!

三嶋

ええ!?そんな感じだったっけ(笑)
確か、いまっぱさん(今林さん)がそのとき作ってたのが動画のプロダクトだったんですよね。
僕自身、moovyをひとりで作るつもりだったんですが、動画関連ということでもしかしたら、一緒にできないかなと。

今林

そうなんですよ。実は自分が作っていたスポーツ関連の卒業制作プロダクトが、とある事情で頓挫しかけていて……そういうタイミングで、三嶋さんに声をかけてもらったんです。
三嶋さんは、同期の中でも熱量がものすごく高くて尊敬もしていたので、一緒にやってみようと思って入ることにしました。

三嶋

そんな感じでいまっぱさんが入ってくれて二人で開発を進めていたのですが…
二人でも技術的にわからないことがあったときに、元々クラスでも技術面で頼りになる存在だったまっつん(松尾さん)に聞くことがあったんです。
そうすると、僕らが2週間かけて分からなかったことがすぐ解決できて。

加納

確かに、松尾さんは色々な方に技術面で頼りにされている印象です。

三嶋

そういう経緯もあって「moovyにジョインしてくれないかな」って思ってたんですよね。で、声をかけたらOKもらえて…。

というか、まっつんは、色んな同期からジョインのオファーがかかってたよね。

松尾

最終的に、卒業制作は3つ掛け持ちしてましたね。
G’sに入学して、「面白いものだったら作りたい!」っていう欲が湧いていたので、卒業制作では色々なチームを手伝ってました。

加納

松尾さんモテモテですね!
その中から最終的に卒業後moovyに正式ジョインしたのはなぜですか?

松尾

moovyにジョインしたのは……、三嶋さんのパワーですかね!(照)

三嶋

えー!?暑苦しい!!(笑)

▲半年間苦楽を共にしたLAB8期のメンバーたち

加納

やはり同期ということもあって、短い取材の時間ながらチームの雰囲気の良さをひしひしと感じております。
エンジニアのお二人は、チーム内で役割分担などはありますか?

三嶋

まっつんが、がっつりサーバサイド寄りですね。
たまにフロントエンドのほうに顔を出したり、セキュリティ面を見てもらったり。基本全網羅です。
いまっぱさんもサーバサイドも分かるけど、どちらかというとフロントエンド方面を見てもらうことが多いです。

今林

あとは、最近はマーケティングやSEOなんかもやってますね。

三嶋

二人のほかに、学生インターンの方には各種SNSを運用してもらったり、SEOやデザインを支援してくれている外部のパートナーが2人いたり、セールスも社外の方の協力をいただいています。

▲松尾さんは元公務員、今林さんは元サービス業界と、2年前まではプログラミング未経験だったお二人。今やプロダクトの根幹を支えるエンジニアに。

加納

設立1年ちょっとでそれだけ関わる人も増えて、成長ぶりがすさまじい!
ちなみに、三嶋さん自身はコードに携わることってありますか?

三嶋

ありますよ。UIデザインやフロントエンドとかは自分が書いたコードが踏襲されてますし。この取材の直前も開発してました。

松尾

おかしいんですよ!三嶋さん営業とか動画撮影に行ってるのに、Githubを見ると毎日草が生えてる(※)んです!

※…ソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」において、コントリビューションを反映させること。反映すると、画面が芝生のように緑色になっていくことから草を生やすという言い方をする。エンジニア独特の用語の一つ。

三嶋

そうそう。最近、プロダクトの裏側はもう二人にお任せなんですけど、HTML/CSSは日々書いてますね。

今林

大体作っておくと、いつの間にか直してくれていたりしますね。気づいたら1px増えていたり……

▲エンジニアのみならず、代表も自らCSSでデザインを監修します。
moovyリリースからのGithubコミット数は850を超えるそう。

加納

これぞ「コードが書ける社長」の強みですね。
そのほかに、G’sで学んだことがサービスに活きていることってありますか?

今林

あります!例えば、さっきのチームの話の中で出てきた外部の方と一緒にUI・UXデザインをやってるんですけど、いまだにG’s増田先生の「UI・UXデザイン講義」の資料を見返したりします。
実は昨日もちょうど見返して、改めて勉強してました。

加納

おお!いいですね!

今林

あとは、新しくtoC向けにホワイトペーパーを作ろうと考えているんですけど、「どうやってWhy me?を考えるか」の観点をサービスに活かせればいいなと思って、児玉さんの講義資料を見返していました。

サービスを作るうえで、G’sで学んだことを改めて振り返りする場面は多いですね。

加納

プログラミング以外の教科も、そうやって今のサービスづくりに活きてきているとは、G’sとしてもうれしい限りです。
それでは最後に、今後のmoovyの展望についてお聞かせください!

三嶋

転職エージェント向けに、動画サービスを開放していきたいと考えています。
今は採用したいクライアント企業が直接求職者にPRをするのがメインになっていますが、求職者からすると、やはり中立的なキャリアアドバイザーに相談したいニーズがあるんですよね。

加納

たしかに、フェアな視点でアドバイスしてほしいですね。

三嶋

でも、アドバイスがほしい求職者は、エージェント企業を選べてもその中のアドバイザーさんまでは選べない。なので、アドバイザーさんの動画があることで「Aさんに相談したい」というマッチングもできるようになればと思って、キャリアアドバイザーのPR動画を現在構想中です。

加納

松尾さんは、これからの目標や展望などありますか?

松尾

いろんな人に『moovy』みたことある!って言われるようなサービスにしたいですよね。
本当にちょっとずつですが、そういう声も聞こえてくるようになっているので、増やしていきたいです。

三嶋

そうそう、ある求職者の方が企業に応募されたんですが、他転職サイトにも掲載している企業さんにも関わらずmoovy経由で応募してくださったんですね。
なんでmoovy経由だったのかっていうと、「親近感がある」って言ってくださったそうなんです。

加納

それはめちゃくちゃうれしいですね!

三嶋

企業のリアルな部分を伝えられたからこそなのかな、と思っています。間接的に聞いた話ではあるものの、嬉しかったですね!

加納

そういう声が今後増えて、定着していくといいですよね。今林さんはどうですか?

今林

CMを打てるぐらいに大きくなりたいですね!「あのタレントさんがいいな」とか妄想しています(笑)あ、あと、歌も出来てるんですよ。

松尾

転職するならmoovy♪

今林

これをCMで流すのが目標です!

三嶋

何それ、絶妙にダサい!(笑)

▲仕事中はもくもくと集中して進めることが多いというお三方ですが、掛け合いは息ぴったり!moovyテーマソング、期待しています!

コロナ禍によって採用面接もオンラインが主流になっている昨今。対面でなかなか会えなかったり、それによって会社の雰囲気を掴むのが難しかったりと、採用企業側、求職者側、どちらも様々な課題を抱えているのではないかと思います。

そんな中で、30秒の動画というメディアを通して、型にはまらず自由な形で情報を求職者に伝えていくmoovyは、その会社の”体温”をリアルに感じ取ることができるサービスなのだと感じました。

また、インタビューを通じて、転職業界のリアルを身近で見てきた三嶋さんの熱量と、それを実現するエンジニアの松尾さん、今林さんのチームワークが綺麗にかみ合って、きっとビジョンを実現できるチームだ、と確信しました!

今や2人に1人は転職を経験する時代。そこに今後もあらゆるな展開を仕掛け、セカイを変える挑戦をし続けるmoovyを、ぜひ今後もご注目ください!

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