INTERVIEW

【LAB卒業生インタビュー】
「野球界から怪我をなくしたい」
税理士法人スタッフから起業、
そして新たな事業立ち上げへ挑戦する
土井さんのストーリー

【LAB卒業生インタビュー】<br>「野球界から怪我をなくしたい」<br>税理士法人スタッフから起業、<br>そして新たな事業立ち上げへ挑戦する<br>土井さんのストーリー

土井さん

土井 良記さん

Doi Yoshifumi

國學院久我山高校野球部68期。國學院大学文学部卒業後、ベンチャー企業専門の税理士法人で節税対策や決算業務、融資・補助金申請業務などを経験。学生時代に15年間の野球経験があり、怪我や伸び悩んだ経験から「自分のような球児を救いたい」という決意の下でShamoji,inc.を設立。2021年10月にジーズアカデミーTOKYO、フルタイム総合LABコース第12期生として入学した。受講生の半年間の集大成であるプロダクト発表会、GLOBAL GEEK AUDITION(以下、GGA)で4位入選。現在は、野球特化の身体能力測定 / 怪我予測システム「Suportal (サポータル)」を提供、開発している。

梅川

土井さん、お久しぶりです! 本日はよろしくお願いします!LAB12期の卒業から1年半が経ちましたが、現在はどんなことをやっていらっしゃるのですか。

土井 良記さん

よろしくお願いします! 今は、野球選手の怪我の予測システム「Suportal/サポータル」を開発、提供しています。 最近だと、広島でプロ野球の各球団の方々が集まるイベントがありまして、そこでブース出展をさせていただき、プレゼンを実施してきました。

梅川

広島まで出張されていたんですね! 以前は、「スコマネ」というサービス名で野球スコアリングツールを開発をされていたかと思いますが、「Suportal/サポータル」は、どういったアプリなんですか。

土井 良記さん

一言で言うと、野球特化の身体能力測定を僕らが出張で実施して、その上で怪我の予測システムというのがありまして、その選手が半年以内に何%の確率で怪我をするのかという予測数値を出すというのをアプリ上で提供してます。

梅川

ただアプリを提供するだけでなく、身体測定にも出向いていらっしゃるんですね。

土井 良記さん

そうですね。 ここ数年の間に特にDrivelineの資格を取るなど、より身体操作などの専門的な知識を増やしました。また、投球障害の発症確率は、整形外科医の石井先生と理学療法士の亀山先生が開発したシステムによって割り出しています。

 

※Drivelineとは:アメリカにあるメジャーリーガーやプロ野球選手が通うトレーニング施設。モーションキャプチャを使った動作解析や練習方法の指導などで選手のパフォーマンス向上をサポートする場として注目を集めている。
※石井 壮郎氏:スポーツ医学博士/整形外科医。松戸整形外科に勤務。2011年に筑波大学大学院にて「投球障害の病変予測システムの開発」という博士論文を発表。 その論文が日本臨床スポーツ医学会にて優秀演題賞を受賞。
※亀山 顕太郎氏:理学療法士。松戸整形外科に勤務。石井氏とともにスポ・ラボ(一社)を運営し、代表理事を務める。

土井 良記さん

高性能な測定機械も持っているので、それらを使って選手たちの計測をしています。
最近、YouTubeでサービスを知っていただくためにVlogを始めました。この動画内にあるように、野球チームに出向いて測定やアドバイスをした後、アプリ上で各測定数値のフィードバックと怪我の予測数値を出すということをやっています。

株式会社しゃもじのYouTube動画より。選手たちの身体測定をしている土井さん。動画では、株式会社しゃもじでのリアルな1日を見ることができます。
https://youtu.be/A6guga4ihVs?si=HFZi89Z_aSrhBzey
土井 良記さん

また、プロ野球で10年間トレーナーとして活躍した中原さん※による多数のトレーニング動画をアプリ内で提供し、最適なトレーニングを実施することができるようになっています。

 

※中原 啓吾氏:元NPBアスレティックトレーナー。2010-2016年まで福岡ソフトバンクホークスにてリハビリ/コンディショニング担当。2017-2019年まで東京ヤクルトスワローズにて2軍チーフアスレティックトレーナーとして活躍。

梅川

各方面のスペシャリストと協力し、Suportal/サポータルを提供されていらっしゃるんですね。

土井さんは、入学時から起業を志望されていたかと思いますが、いつ頃から野球の分野で起業しよう!と思われたのですか。

土井 良記さん

学生時代から起業に興味はあったんですが、何がやりたいということもなく、スキルもなかったので、まずは、起業している人の近くで働いてみようと思いました。
そこで、税理士法人だったら、経営者の方と直接会える機会があるなと考えて、新卒ではベンチャー企業専門の税理士法人に入社しました。
仕事では、毎月税務会計レポートを作成し、月に20社ほどと打ち合わせをしていました。経営者の方々とお話しするにつれて、資格やスキルがなくても「何かやりたい」というものがあれば、起業っていう道を早いうちに進んじゃった方がいいのかなと考えるようになりました。

梅川

なるほど。起業に興味があって経営者と会える税理士法人に入社され、ますます起業への想いが強くなっていたのですね。

土井 良記さん

はい。ちょうどそんな時に、母校の試合を見に行きました。決勝戦で甲子園がかかってる大事な試合だったんですけど、3点ビハインドで負けてしまっていて、スタンドはもう無理なんじゃないか、みたいな諦めムードだったんです。けれども、選手たちが諦めずに振り切って、最後逆転勝利してサヨナラで勝った試合でした。

梅川

すごい追い上げですね!

土井 良記さん

なんか、それで感動して泣いてしまったというのがありまして……。感動とあと何か悔しさみたいなものですかね。
僕自身は、腰を怪我して高校2年生のときに不甲斐ない形でプレイヤーとしての野球人生がそこで終わってしまったので、「悔しさと羨ましさ」みたいな思いが、そこで出てきて、今、野球に関われてない自分がなんか悔しいというか。

高校時代の土井さん
梅川

お仕事で経営者の方々とお話していく中で、やりたい事があったらすぐに起業した方がよいと思っていたところに、母校の逆転サヨナラ勝ちの試合があって、起業を決意されたんですね。
起業を決意された後、起業塾やビジネススクールに通うという選択肢もあったと思うんですが、どうしてプログラミングを学ぼうと思われたのですか。

土井 良記さん

もともと学生時代にHPを作ったりしていて、プログラミングに興味があったんです。野球とかスポーツ界って、ITの力がまだ行き届いてない分野なのかなって思っていて、IT×野球、IT×スポーツというところで挑戦してみたいと思ったからですね。

梅川

なるほど、プログラミングスクールも様々な選択肢があったと思うのですが、なぜG’s ACADEMYを選んでいただけたんでしょう。

土井 良記さん

実は、プログラミングスクールは比較していなくて、G’s ACADEMY一択でした。記事を読んだ時に「プログラミング自体は目的じゃなくて手段だ」というようなことが書いてあったと記憶しています。
僕は、プログラミングをやるためにスクールに行くというよりは、プログラミングを使って、野球をより良くしたいとか、怪我をなくしたいとか、目的のために手段としてプログラミングが使えるようになろうよ、っていう考えに共感して決めました。

梅川

ジーズアカデミーの考えに共感していただけたとのこと、嬉しいですね!
土井さんは、フルタイム総合LABコースに入学されましたが、週末集中DEVコースにするか迷いませんでしたか。

土井 良記さん

もう起業しよう!と思った翌日には、退職届を出していたので、 特に時間的な制約もなかったんです。
あとは、集中的にやらないと上手くなれない、追い付かないだろうなと思ったので、しっかり取り組める環境に身を置くため、フルタイム総合LABコースを選びました。

梅川

あの試合の後、すぐに退職されていたんですね!
フルタイム総合LABコースは、課題を週に2回提出するという、ハードなカリキュラムとなっていますが、実際に入学してみて、いかがでしたか。

土井 良記さん

もちろん毎週大変ではあったんですけど、「楽しい」の方が強かったですね。
今だからこそ、そう感じていたように美化されたのかもしれないですけど。
僕の場合は、教えていただいてたことにプラスアルファして、自分で調べて習ってないことも課題として出したいと思っていました。
自分なりの楽しさを見つけて取り組めたからこそ、そんなに大変だったっていう思いは、当時なかったかなと思います。
もう、総じて楽しかったですね。

梅川

いいですね!
個人的に土井さんの毎週のプロダクト、めちゃくちゃツボでお気に入りだったんですよ!
あの、銭湯のWebサイトからダンシングベイビーが出てくるやつ……!

土井 良記さん

ああ、作ってましたね!

 

入学から2週間目で提出された課題。
梅川

土井さんの毎回の発表はどこか面白い要素が含まれていて、ご自身でも楽しんで作ってるなというのが伝わるものばかりでしたね。
この後、HTML/CSS/JavaScript/PHPを一通り学んだ後の集大成として、チーム開発がありましたが、ここで青木さんとチームメイトになられていましたよね。

土井 良記さん

入学した頃からお昼ご飯もよく一緒に食べていて、仲が良かったんです。
その後の起業も、もちろん見据えていたので、ちょうどチーム開発ぐらいに、卒業しても一緒にやらないか、という話をしました。

梅川

その時の青木さんは、どんな反応をされましたか。

土井 良記さん

「はい、いいよ」と当時は軽い感じに聞こえましたが、今思うと彼は熟考するタイプなので彼なりにかなり考えての結論だったのかなと思います。

梅川

なんだか青木さんらしい返答ですね。
そこから、お二人で野球スコアリングツール「スコマネ」を開発され、校内オーディションを経てGGA(GLOBAL GEEK AUDITION/ジーズアカデミーの卒業制作デモデー)に出場されましたね!
GGAでは4位入賞でしたが、その時の心境はいかがでしたか。

GGAに登壇したLAB12期生たち。土井さんの左側で「スコマネ」のパネルを持っている方が青木さん。
土井 良記さん

もちろん嬉しいっていうのもありましたけど、悔しさの方が大きかったですね。僕らは全然もっと上を狙っていて、入れるっていう自信があったので。
あんまり評価されなかったんだなっていうところと、また一方で「もっと磨こう」っていう反骨心がそこで生まれたので、逆に良かったかなって思いますね。もっとやってやろうって、成功させようと、決心がまた硬くなったイベントでした。

梅川

GGAでは、投資家の方からの面談オファーや名刺交換の機会がありましたが、その後の反響はいかがですか。

土井 良記さん

ちょうど同時並行ぐらいで、最初のイニシャルコストでの開発費用などを賄えるような資金調達をしたく、VCさんや投資家さんと毎日2件3件ぐらいミーティング入れて、それを2ヶ月~3ヶ月間弱ぐらい、もうGGA前ぐらいからずっとやっていました。
そこにプラスアルファ、GGAで名刺交換をさせていただいたところとのMTGも一気に増えたというところでは、資金調達に繋がりやすかったと思います。

梅川

GGA前から、資金調達に向けてはすでに動いていらっしゃったんですね。
大体3か月くらいで、投資が決まったのですか。

土井 良記さん

そうですね。もちろんデモとかで動かせるもの見せれるものがあったので、その分僕らは強かったかなと思うんですけど、ただ一方で、まだまだビジネス観点が弱いサービスだったので、なかなか投資までは行けないっていうのがほとんどでした。
その中でW venturesさんが主催するアクセラレーションプログラムに応募して、応募数百社の中の2社のうちに選ばれて、出資いただきました。これが大きな転機でしたね。

梅川

数百社の中の2社!すごいですね!
この出資を契機に、Suportal/サポータルの開発も進めていかれたのですね。
今後の展望も教えてください!

土井 良記さん

時期は未定ですが、アスリート向けで体作りに特化した栄養食を提供しようと考えています。

梅川

なぜ怪我の予測システムの次に栄養食を提供しようと思われたのですか。

土井 良記さん

最初は、僕を含めたメンバーたちが、食事の管理機能とかをつけるのがいいんじゃないかと話していたのですが、青木くんから「食事の管理って別にそれが目標じゃないよね」という意見が出たんです。
一番の目的は体を大きくすることなんだから、それに近づけるためだったらアプリにこだわらず、もうそのままお弁当だったりとか食事を提供する方が早いんじゃないかっていう結論にたどり着きました。

梅川

プログラミングの話じゃないですけど、一番の目的が何か、というのを突き詰めて、栄養食の提供を行おう、となったんですね。
ぜひローンチを楽しみにしております!
それでは最後に、これから入学を検討される方にアドバイスをいただけますでしょうか。

土井 良記さん

はい。今3期目の会社なんですが、いろいろと決断していく上で一番直感が大事だなと、とても感じています。ジーズアカデミーに入りたいって、どこか直感で思ったなら、すぐやった方がいいんじゃないかなと思います。
悩んでる時間が僕は勿体ないなって思っちゃうところがあるので、何事もすぐ行動することをおすすめします!
また、課題に取り組むのは大変だと思うんですけど、それをいかに楽しめるかが大事ですね。
なんでも楽しもうという意識をもって取り組めたら、あっという間に終わっちゃいますよ。

梅川

直感を信じてすぐに行動する、なんでも楽しんで取り組むのが大事ということですね!
土井さん、お話いただき、ありがとうございました!

ぜひ土井さんのように、「プログラミングを使って何かを作りたい」「集中的に学習できる環境に身を置きたい」といった方は、ぜひフルタイム総合LABコース向けの学校説明会にお越しください!

 

 

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