「Why me?」から見えてきた、
自分と人生の道筋
50歳を前にして入学、
そして転職をした
田川さんが得たものとは。
田川 蘭子さん
Tagawa Ranko
営業事務、経理事務など十数年のキャリアを経て、2013年より企画制作や研修事業を行う会社にて、総務事務やIT運営管理を担当。2022年の退職を契機に、ジーズアカデミーフルタイム総合LABコース第13期に入学。2022年10月に卒業。2023年に情報システム関連の会社へ就職。
「次のステップのために何かしたい」からプログラミングへ
本日はよろしくお願いします。
お久しぶりです!よろしくお願いします。
顧客企業の情報システム部門の支援をしています。エンジニア転職はせず、前職までの経験を評価してもらい、情報システム専門の会社に就職しました。
入学前は、どういったお仕事をされていたんですか。
20人弱の小規模な企画制作会社に勤務していました。総務庶務、事務系の業務改善をしながら、退社前の3年間はいわゆる「ひとり情シス」として、主にデバイスやアプリの導入や管理、ネットワーク対応、AWSの運用等を行っていました。
プログラミングは学んだことがなく、自社ホームページのちょっとしたコード調整をアドバイスに沿って行った程度でした。
なぜプログラミングを学びたいと思われていたのでしょうか。
前職で、Webシステムの会社に制作を委託していたのですが、前提を共有できていないと感じることが多くありました。プログラミングを知って、同じ言葉でコミュニケーションが取れたら、欲しいものをスムーズに作ってもらえるのではないか、と思っていて。
そうなんです。それに、もともとDIYが好きだったので、自分でもアプリケーションを作ってみたかったんです。
入学の決め手は「モノづくり」×「クラス学習」
給付金を利用したかったので、給付金※が出る学校一覧を見て知りました。
プロダクトを作ることに主眼を置いている学校を2〜3つピックアップして説明会に参加し、ジーズアカデミーに決めました。
※フルタイム総合LABコース/週末集中DEVコースは、専門実践給付金制度の対象講座です。詳しくは、こちらをご覧ください。
条件に合うスクールがいくつかある中で、どうしてジーズアカデミーを選んでいただけたんでしょう。
自分のアイデアでwebアプリを制作できるところと、HTMLやCSSだけでなく、PHP、Laravelまで学べるところに惹かれました。
また、一人でもくもくと取り組むのではなく、クラスで講義を受けるところも魅力に感じました。実際に通ったら、クラスでの学習時間がとても濃かったですね!
はい!あと、私は校舎が近かったのと、いざという時はリモートも選べるので、通いやすいと思ったのもポイントでした。
まっさらな気持ちで入学したので、特にイメージを持ってはいなかったのですが、入学式からプレゼン形式で自己紹介をするのに驚きました!
講義が始まってからもプロダクトを作っては発表し、作っては発表しの繰り返しで、自分がするのは大変でしたが、クラスのみんなの発表を見るのは楽しかったです。
入学式では、自己紹介の他、担任が受講にあたってのオリエンテーションなどを行います。
そうですね。仕事でもプレゼンする機会はありましたが、ツール導入の説明だったり仕事の内容だけを話しますから、自分や制作物をプレゼンするということはまずありません。
入学した時から、担任のかのみさん、副担任のちぇるさんが、「お互いにGiveしあいましょう」「まず失敗して学びましょう」と徹底して意識付けしてくれたので、みんなが良い雰囲気でやっていけたように思います。また、山崎先生や愛明先生、チューターのシンジさんや泉さんや今村さんのおかげで、実現したいことを形にしていくことを学べたと思っています。
逆に、大変だったことはありますか。
これまでの経験でデータベースの考え方には慣れていたんですが、フロントエンド※でやりたいことがなく全然関心が無かったので、大変でした。
※フロントエンド:画面上に見えている部分を制作する技術
本当にくじけそうでした……。そのとき、自分の子ども世代のクラスメイトに「一緒に頑張ろうよ!」と励まされ、手を取り合って「ありがとうー頑張る!」と交し合ったことは今でも忘れられません。同世代の山崎先生からは「僕も初めはそうでした」と温かい言葉をいただいて。みなさんのおかげで、何とか突破できました。
年齢差のある同期と挑んだチーム開発
チーム開発終了後の集合写真。田川さんは右側中央。
チーム開発の発表会の様子は、こちらの記事をご覧ください。
チーム開発は、私と同世代女性のAさん、20代男性Bさん、20代女性Cさんと年齢差のある4名でしたが、一丸となって取り組みました。
Bさんが男性で黒一点だったので、絵本になぞらえてチーム名をスイミーと名づけました。
どんなプロダクトを発表されたのでしょうか。
高齢者の在宅ケアの測定記録と会話をテキストで共有するツール、「コエミルのーと」を作りました。
Miroでブレストをしていくなかで、高齢者の在宅ケアを支える関係者同士でできるだけ負担なく状況共有できるツールがあったらいいよね、と意見が一致したので、そこからどう作るかを考えていきました。
チーム開発で発表された「コエミルのーと」
私は、Aさんとバックエンド、フロントエンドは、Bさん、Cさんが担当して進めました。
Figmaでイメージを共有しながら画面遷移とプロトタイプを確認し、発表会間近は夜中の2~3時までGatherで話し合いながら、作り込んでいきましたね。
「作りたい」を形にする卒業制作
JavaScriptの講義で、チャットアプリを課題で提出するのですが、その時にやりたかったけどできなかったことに挑みました。
どんなプロダクトなんですか。
「連句」のアプリです。
連句というのは、お互いに句を詠み継いで一つの世界を作っていくものです。短歌の上の句と下の句を交互に作っていくような感じです。
実は最近、ステキな現代短歌と出会って、自分でも書いてみたいなあと思っていました!
そうなんですか!面白いですよ!
こうした日本の伝統的なものをWebアプリにしてみたくて。実際に集まって句をつけ合うのが連句の醍醐味かもしれませんが、webで句を交し合いながら互いに思いを馳せるというのも今の時代らしくて面白いんじゃないかな・・・と思い、制作を始めました。
田川さんの卒業制作プロダクト:連句アプリ「うたまき」
私もこのアプリの手順に沿えば、連句が詠めそうな気がしてきました!
モニタリングもやってもらい、連句会ができるように実装しています。
ただ、会員登録などサービスに関わる機能はまだできていないんです。転職してなかなか時間が取れず、開発を進められていないのですが、こうやってお話していて、また作りたくなってきました。
「Why me?」から見えてきた、自分と人生の道筋
そうですね、「Why me?」※は大きかったです。「なぜ自分がこれをやるのか」を明確にすることは転職活動にもつながっていったように思います。年齢を重ねていたからこそ、来し方行く末に向き合うきっかけになりました。
※Why me?:ジーズアカデミーでは、「なぜ自分がこれをやりたいのか」を明確にし、企画を立て、プロダクトを開発していきます。参考記事:「Why me?」に答えられない起業家は生き残れない時代が来た
採用に繋がった意外なポイントとは?
今回の転職では、採用が決まった後に「スクールにで学んだこと自体は評価にならないけれど、20代の方とコミュニケーションを取ってきたことはよかったです」と言われました。
会社に20~30代の方が多い場合、若者とちゃんとコミュニケーションを取れるか見られるようです。スキル面では、さすがにもうポテンシャルで採用される年代ではないですし、スクールに通う前のキャリアの方が圧倒的に長いので、これまでの経験が重視されるのかもしれません。
この半年で新しいツールを使ってみることに抵抗がなくなりました。
Notion、Figma、Gitなどのツールを知り、使うのが上手な若者がいるのでそこから学んでいくことができました。
はい、今は システム部の立ち上げ支援などを行っているのですが、ノーコードツールでアプリを作ることがあります。
ノーコードツールもプログラミングの考え方に基づいて作られているんですよね。プログラミングが分かってると論理的に理解してアプリを組み立てることができます。
ゴールはアプリを作ることなので、その点はプログラミングと一緒です。
転職してから1年程度とのことですが、これからの展望があれば教えてください。
ジーズアカデミーの「セカイを変えるGEEKになろう」というキャッチコピーがありますが、私は、情報システムとDX支援で世界をよくしていきたいと思っています。
あとは、連句アプリをどうにかしてサービスとしてリリースしたいです!
仕事をしながらだと、一人でなかなか進められないので、ぜひ誰かと一緒に進めていきたいですね。
ご興味がある方はお声がけください!
最後に、入学を検討されている方に一言いただけますでしょうか。
ジーズアカデミーは、常にクリエイトしないといけない環境なので、とても楽しくてとても大変です。大変なんだけど、だからこそ仲間と切磋琢磨しながら和気あいあいと過ごせた半年間でした。私はジーズアカデミーに通って良かったです。
いわゆるリスキリングにとどまらず、「Why me?」(なぜ自分がやるのか)を探求し自分を再発見する機会にもなりました。
ぜひそうした半年を過ごしたい方におすすめします!
50歳を前にしてジーズアカデミーに入学され、転職も成功させた田川さん。人生において自分を表現できるようになりたい、様々なバックグラウンドのクラスメイトとともに学びたい!と思われている方は、ぜひジーズアカデミーでプロダクト開発に挑戦してみてください!
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