【イベント報告】未経験からチャレンジした6ヵ月
皆さんこんにちは!ジーズアカデミーユニット山口のスタッフです!
7月に「OPEN G’s #03 未経験からエンジニアの道へ」~仕事・育児との両立。チャレンジした約6ヵ月~というテーマでイベントを開催し、ユニット山口1期の卒業生お二人にお話を伺いました!
お仕事と育児をされながら、ジーズアカデミーに通われたお二人。どのように両立をされて、卒業後はどうされているのでしょうか?色々伺っていきたいと思います!
インタビュー者紹介
水津 扇嘉さん
UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期卒業生
お子さんが3人いらっしゃり、仕事・家事・育児をされながらジーズアカデミーのカリキュラムをこなし卒業。講義の中、ZOOMのカメラ上にお子さんをあやしながら授業に参加されている姿がうつることがあり、場の雰囲気が和むムードメーカー的な存在。
卒業制作ではお子さんへの愛が感じられるプロダクト、親と子のコミュニケーションツール「Exchange-D(エクスチェンジ-D)」を開発。
白石 知之さん
UNIT_YAMAGUCHI DEVコース1期卒業生
救急医療センターで看護師として活躍されている。
卒業制作では保険制度の包括的サービスでは実現できないオーダーメイドケアを求める利用者と利用者個々の事情に沿った柔軟な看護ケアを提供できる保険外看護サービスのマッチングサービス「genieNurse(ジーニーナース)」を開発
GGA(グローバル・ギーク・オーディション)の登壇者を決めるセレクションに見事選抜され、今年の5月に東京で開発された出資者・企業が集まるGGAに登壇。多くの参加者や企業の目を引き、数社の企業からオファーを受ける。
Qお仕事は何をされていますか?
白石さん:救急医療センターで看護師をやっています。
水津さん:営業のアシスタント・事務をしています。入学当初は育児休業中でしたが、今は復職しています。
Qユニット山口はどういったきっかけで入りましたか?
白石さん:仕事は好きですが、仕事において課題感を持っていてその現状を打破したいと考えていました。そこで、ジーズを知りデジタル・プログラミングといった医療とは違う視点からアプローチできないかと思い入学しました。
水津さん:育児休業中でコロナということもあり家にいる時間がありました。起業や転職などそこまで深くは考えていなく、自分にできることの幅を少しでも増やしたいと思い受講することにしました。
Q入学する前のPCなどのスキルや経験はありましたか?
白石さん:独学でHTMLなどを少しかじった程度です。
水津さん:仕事でエクセルやワードを使っていますが、家では基本的にPCがなくても困らない生活をしていました。受講にあたってパソコンを準備しました。
Q入学する事へのご家族からの理解は得られましたか?
白石さん:入学する前に説得できていなく、入学後に伝えても やはり反対されました。徐々に自身の中で思いを深堀していく中で自分の動機を奥さんにも説明できるようになり、そして時間を割いてカリキュラムに取り組んでいる姿を見られて、次第に奥さんからの理解を得ていきました。今は入学をした当初よりは確実に良くなっています。
水津さん:理解は得られたと思っています。特に中身について言及されることはなく、反対されませんでした。
Q入学されてから1日の時間の使い方はどう変化されましたか?
白石さん:毎週の土曜日の授業時間を確保するため上司と相談し、他の曜日で補うようにしていました。なので、木曜日が課題提出の日ですが、土曜を補うための木・金曜日は課題をする時間がとれなく私は実質 水曜日に課題提出をしなければなりませんでした。 さらに、シフトが不規則なので寝ずになんとか時間を捻出しながら取り組んでいました。
水津さん:私は休みの子供との時間を大切にしたかったので、昼に子供と時間を過ごして夜に起きて集中して取り組んでいました。
Qジーズの同期(受講生)はどういった方がいましたか?
白石さん:みんなすごい方ばっかりで、高学歴でIQが高いんだろうなという印象でした。そして、同期の中で学びを楽しんで取り組んでいる方がいたので、それに対し私は必死にくらいついていたので ずっと劣等感を感じていました。
そんな中、私がやり遂げれたのは水津さんの存在もあって、同い年で自分以上に時間の無い人がいることを知り、この方がいるうちは自分も辞めずにいようと思ってました。
水津さん:安心できる存在ですね。自分が大変と思っているときに他の人も大変というのを聞いて自分だけではないんだなと思い安心感がありました。
Qジーズにいるスタッフやチューター、講師の方はどんな存在・印象ですか?
白石さん:とにかく熱量が高い人が多いという印象です。
水津さん:熱量の高い方が多くて、24時間 時間問わずに質問をなげても答えてくれて、自分が解決できるまで途中でなげたしたりせずに一緒に考えてくれました。なので、自分も投げずにいかなければいけないということで解決できたことがたくさんあります。
Q苦労した点 や つまづいた点はどういったところでしたか?
白石さん:常につまづいていたので何とも言えないですが、つまづいても立ち上がるように意識していました。そして、自走力をうたっているのでそれに反しているかもしれませんが、ギブアップやSOSを出すようにしていました。
なので、slack(チャットツール)の質問チャンネルは自分が一番使ったのではないかなと思うくらい質問していました。やりたいことと現状、その中で何ができていないのか、あらゆることをチャレンジしてみてできなかった部分を伝え、知恵を貸してくださいという姿勢で質問しました。
水津さん:もともと英語に対する抵抗感が強くて、エラーがでても何を言っているのかわからなく苦労しました。エラーと出会っていくうちに意味がわかるようになり、成長したなと思えるようになりました。
Q授業のフェーズが終わると卒業制作企画を作るフェーズに入っていきますが、企画をしていて特に大変だったことはありますか?
白石さん:私は仕事で普段サービスを提供するのは患者さんなので、患者さんのその後の人生の豊かになる。自身の看護資格や医療のチカラを使って何かしたいという思いがありました。
ただ、自分の想いを他者に伝えるのに思いを言語化するのに苦労しました。そして、GGAを目指すうえで5分間のプレゼンで端的に伝えなければならないので、まとめるのにも苦労しました。
水津さん:「自分は本当に何がしたいのか(why me)」の部分を考えるのに苦労しました。普段の生活でもそこまで不満はなく自分に何ができるかというのもわからなくて、企画するのに色々と悩みました。
Q卒業制作プロダクトはどういったものを作られましたか?
白石さん:私は保険制度や包括的なシステムではなかなか実現できないようなオリジナルのケアを求める利用者と保険外看護サービスのマッチングアプリを作りました。
看護師は成果報酬型でないのもあって、頑張る頑張らないにかかわらず報酬は同じで、頑張っている人たちがだんだんモチベーションが下がっていくのを垣間見るようになりました。
残念な気持ちになりましたし、提供されるケア自体も質が下がり、病気が治ってもケアの質が低いままだと社会に復帰された後 何かしら障害を抱える、または今後も医療を受けざる負えない状況になっていくということがあります。
そこに憤りを感じ、変えたいという思いからアプリを作るに至りました。
水津さん:私は子供が大きくなって社会に出た時も子供とつながれるようになったら良いなと思い子供とオンラインで交換日記ができるサービスを作りました。
その場で一番何が困っているかと考えると、当初は子供にすぐ寝て欲しいと思ってプロダクトを作っていましたが、私は共働きなので子供といる時間とれないということもあって最終的には子供が大きくなって社会に出た時も子供とつながれたら良いなと思いこちらのサービスを作りました。
Qカリキュラムが終わった後のメンター期間(卒業制作期間)はどれくらいのペースで卒業制作を進められましたか?
白石さん:淡々と進んでいった感じはありましたね。メンターとのメンタリングではプログラミングのテクニカルな部分というよりはマーケティングやニーズがあるかどうか、こういう構造で使ってもらえるかどうかメンターと壁打ちしました。
水津さん:私がメンターを選んだ基準としてやさしそうな方を選び、週に1回メンタリングをしてもらいました。
こちらが気持ちが盛り上がるようなことをたくさん言ってもらえて、1週間頑張って また企画や卒業制作を見てもらうというのを繰り返していました。
Q卒業後の展望について
白石さん:徐々に今の仕事の雇用体系を変えつつ副業・兼業という形で行い、ゆくゆくは起業へシフトしていきたいと考えています。
水津さん:今の仕事は子供がいる中 急なお休みに対応いただけている環境です。なので、すぐにどうこうというわけではなく これからゆっくり考えていきたいと思います。
Q水津さんは仕事に復帰されて、今の仕事にプラスになった点、変わった点はありましたか?
水津さん:長く続けている仕事なので、新しく何かあるというわけではありませんが視点としてはだいぶ変わりました。
会社のシステムとしてもっとこうすれば良いなと思ったことを言えるようになり、今まではエクセルで関数を使う程度でしたが、マクロを組んで自分に自動でメールを送るようにして業務の効率が良くなりました。
Q白石さんは卒業した後、エクストラステージとしてGGA(全国オーディション)へ出場されましたが、実際 登壇されてどうでしたか?
白石さん:GGAに登壇するまでは色んな人に助けてもらって、自分のチカラだけでは立てなかった舞台と思っています。人に感謝した期間でもありましたし、多くの人が集まると力が生み出されるのだと学ばされた期間でもありました。
GGAでは技術面やサービス面などプロダクトへの評価をいただけますが、私は特にサービス面で高く評価をいただけました。すごくうれしかったですし、だからこそ実現したいなという気持ちが強くなりました。
ありがたいことに、企業やVC(ベンチャーキャピタル( Venture Capital ):スタートアップに出資する投資会社)の方からたくさんお声がけをいただきました。そこから 一緒にサービスを作り上げてくださる企業とのご縁があり、今は定期的にWeb会議をしてブラッシュアップしているところです。今後はサービスをもう少しブラッシュアップして実際の運用にもっていければいいなと考えています。
GGA(グローバル・ギーク・オーディション)
ジーズアカデミーのデモデー「GLOBAL GEEK AUDITION」。 GGAは、ジーズアカデミー卒業生が6か月間の学びを経て作り上げた プロダクト発表の場であると同時に、投資先スタートアップを探すVC・投資家や、 エンジニア採用をする採用担当者、ビジネスアライアンス担当者とのマッチングの場
Qジーズに合う人の特徴とは?
白石さん:あくまで授業では基本的な部分を教えてもらい、学んだことを軸にどれだけ派生させていくか、エラーにぶちあたった時にどのように解決していくか、忍耐力や学びをとりにいく姿勢は必要だと思いました。
そして、通常のスクールのスタイルとは違って教えてもらうだけではなくお互い教えあったり、自分から学んでいくことが必要で、そこを誤解されている方は合わないと思います。手取り足取り教えてもらえると思っている方、受け身の方は合わないと思います。
水津さん:自分で何かをしようと思っている人、起業に限らず自分で調べてやる人は合うと思います。ただ、教えてもらわないとわからないという全て受け身の人は合わないと思いますし、大変だと思います。エラーにぶち当たった時に、同じエラーに出くわしてクリアした人が意外と世の中にたくさんいるなと思いました。
プログラミング独特の文化というか、ネット上の知らない方がみんなやさしい。Webで検索した時もすごく丁寧にエラーに対してどうしたらいいというのが書かれていますし、ネット上に解決策がころがっていて自分で調べてできることがたくさんありました。
ジーズアカデミーユニット山口では10月期生(3期生)を募集しています!合同説明会とイベントを開催しています!
8月27日にトークセッションイベントを開催しますので、入学を検討されている方はぜひご参加ください!