シリコンバレーへのルートを構築中③
3日目はシリコンバレーでのエンジニア教育を拝見しに、サンフランシスコへ。レポートは今回が最終回です。
朝8:30に『HackBraight Academy』に訪問。こちらはなんと、エンジニア養成のための『女子校』なのです。
リラックスできる環境の中、3ヶ月集中型で学習し、シリコンバレーのTech企業に就職をしています。3ヶ月間・毎日通学して学費はなんと15,000ドル!(180万円)それでもクオーターごとの定員40名が毎回満席だそうです。
シリコンバレーはエンジニアの給与水準が高く、各企業がスタッフのダイバーシティ化(多様化)を推し進めていることが受講者が集まっている理由です。
CEOでファウンダーのフィリップスさんにご案内いただきましたが、スタッフのみなさまもお仕事のできそうな女性。
まだ9時前だったのですが、テラスで一人予習しているHackbrightの受講生さん。そのほかの方も朝早くからあちこちでMacを開いて勉強していました。ジーズアカデミーももっと女性が挑戦できる環境にせねばと思います。
続けて、エンジニアスクールでは世界でも最大手の『GENERAL ASSEMBLY(ジェネラルアッセンブリー)』に訪問。
規模も大きく、すごい活気!こちらも3ヶ月集中で11500ドル(138万円)ですが、非常に多くの人が学びに来ています。こちらも半数は女性ですね。
学習中の受講生さんは皆社会人。全員キャリアチェンジが目的です。NYからサンフランシスコでの就職を希望して転居してきた、という受講生(女性)に話を聞かせていただきました。
随所に黒板を使ったステキなチョークアートがあり、その横にはコードが書かれています。
あちこちのフリースペースでは、とにかく皆熱心に議論したり、コードを書いたりしています。
真剣に課題に取り組んでいる男性。ほかの教室では丁度Demoもやっていました。
シリコンバレーのスタートアップ企業、シードアクセラレーター、シェアオフィス、日本からサンフランシスコに挑戦する企業、そしてシリコンバレーの技術を支えるエンジニア養成機関を訪問し、もっとも感じたのは、シリコンバレーでは誰もが『エンジニアをクリエイティブでクールな職業として尊敬している』ということ。結果的に彼らが活躍し働きやすいエコシステムが産まれ、その創造性に加速をかけていると感じました。
しかし、シリコンバレーの空気を感じて、「日本も負けてられない」という気持ちがますます強くなりました。
まだまだやらねばならないことは多いですが、東京にも志を同じくするパートナー企業の皆さんがたくさんいます。
ともに、エンジニアを中心としたエコシステムを構築し、『セカイを変えるエンジニア』をもっと日本から輩出していきたいと思います。
ジーズアカデミーTOKYO 事務局長 児玉
※「シリコンバレーへのルートを構築中①」はこちら
※「シリコンバレーへのルートを構築中②」はこちら