電車の中や寝る前のひととき…。
有名CEOが隙間時間にしていることとは!?
【株式会社LIG × G’s ACADEMY】による連載コラム第12弾! ジーズアカデミーのサイトにお越しになる「起業家を目指す方」「エンジニアを目指す方」に向けて役立つ情報をお送りしています。
社会人であれば、多くの人が過ごしているであろう「移動時間」。また、誰しもに訪れる寝る前のわずかな「隙間時間」。多忙な経営者たちは、そういった時間をどのように過ごしているのでしょうか。
今回は、トークノート株式会社、株式会社Socket、株式会社ヒトメディア、株式会社モンスター・ラボという4つの注目スタートアップの社長に、電車や飛行機での移動中や、就寝前のリラックスタイムの過ごし方について聞いてみました!
● 答えてくれたのはこちらの4社長!
小池 温男CEO//トークノート株式会社
1980年2月12日生まれ。22歳までに世界30カ国を放浪。2003年より飲食店経営を行い2年間で4店舗を出店。2006年より成果報酬型求人サイトを運営。2010年、トークノート株式会社を設立して代表取締役に就任。2011年に社内SNS「Talknote」をリリース。Talknoteは、KDDI、エーピーカンパニー、ネクシィーズをはじめ、1万5000社以上の企業に利用されている。
安藤 祐輔CEO/株式会社Socket
1981年生まれ。高校を卒業後、東京消防庁に入庁しその後、筑波大学体育専門学群へ進学。大学4年次にスポーツ経験のある学生の採用に特化した採用支援事業にて起業。その後、マーケティング分野及びEC分野にて複数事業の起ち上げと運用を担い、2012年11月に新規事業構築を基軸とした事業を行うため、株式会社Socketを創業。2014年9月にスマホ販促プラットフォーム「Flipdesk」をリリース。東急ハンズ、タビオ、アダストリア、ビームスなど約240社ほど導入され利用されている。2015年9月にKDDIグループSyn.ホールディングスの子会社化。
森田 正康FOUNDER&CEO/株式会社ヒトメディア
1976年愛知県生まれ。12歳から渡米し、UCバークレー、ハーバード、ケンブリッジなど海外の 大学・大学院を渡り歩く。ハーバード大学教育学修士、ケンブリッジ大学哲学修士。2003年、25歳の時に日本に帰国し、(株)アルクの第2次創業メンバーとして取締役就任。2006年には JASDAQ上場を果たす。2006年、hitomedia, inc.を創業し、今日に至る。それ以外にも国内外の企業の取締役、NPO団体理事、大学教授など複数の組織に参画している。
鮄川 宏樹CEO/株式会社モンスター・ラボ
1999年プライスウォ–ターハウス(現IBM)に入社し、IT・経営コンサルティング業務に従事。2000年11月、テクノロジーによって社会を変えていくインターネットの世界に魅せられ、当時日本でオブジェクト指向技術の先駆けであったベンチャー企業 株式会社イーシー・ワンに入社。2003年には会社内最年少マネージャーとしてJASDAQ上場を体験。2006年豪州Bond UniversityのMBAプログラム受講を経て、これまでの集大成となるビジネスプランを事業化し、2月に株式会社モンスター・ラボ設立と同時に代表取締役就任。2014年に企業に海外エンジニアのリソースを提供するサービス「セカイラボ」を開始し子会社化、CEOを務める。
︎Q1. 電車や飛行機などの移動中はどう過ごしていますか? その理由やこだわりも含め教えてください
▶ トークノート
ちょっとした移動時間には、FacebookやTwitterを見たり、Talknoteで社員とやりとりをしたり、気になるアプリを触ったりしています。長時間、飛行機に乗る時はだいたい本を読んだり、人と話したり、寝たりしています。習慣になっていることをしているだけなので、特に理由はありません。
▶︎ Socket
集中して仕事をするのが70%、ただただ寝るのが30%です。
社長をしていると客先はもちろんのこと、社内にいても常に人につかまり、集中してメール処理や資料作成といった業務をする時間がありません。
飛行機や新幹線では、即レスをしなくてもいい心の安寧(回線が繋がっていたりするので、気分の問題ですが)を得られるとともに、業務に集中することができます。特に、成田エクスプレス内が私にとっての”精神と時の部屋”になっています。
とはいえ、めちゃめちゃ疲れている時はただただ寝ます。
▶ ヒトメディア
つい最近は飛行機にもWi-Fiが通っているので、たまりにたまった過去の未返事のメールやSNSメッセージの返信作業などに当てています。電話や周囲に思考を中断されない数少ない空間なので、重宝しています。
▶︎ モンスター・ラボ
仕事をしたり、本を読んだりしています。
︎Q2.お風呂や就寝前といった通常「リラックスタイム」と呼ばれる時間は、どのように過ごしていますか? 理由やこだわりも含め教えてください
▶ トークノート
リラックスタイムには本や雑誌を読んでいます。日頃、スマートフォンをいじっていることが多いので、こういった時間は紙のものをできるだけ読むようにしています。
▶︎ Socket
漫画を読んでいます。活字の本はこちらの想像力を使いますし、映画は映画のペースで進みますが、漫画の場合は絵と文章で頭にすーっと入ってきてくれること、且つ、自分のペースで読めるので、リラックスするのに最適です。
▶ ヒトメディア
就寝前の時間はないですね。家に着いたらそのままバタンという感じです。お風呂は朝に入ることが多いので、一日の動きや会議のシミュレーションをしたりしています。
▶︎ モンスター・ラボ
バングラデシュ〜アメリカまで時差のある拠点をマネージメントしているので、起きている間はぎりぎりまで仕事をしています。寝る前には好きな音楽を流して一杯飲みながらメールやチャットをチェックしてベッドに入るときが多いです。
■ まとめ
移動中は、メールやメッセージの返信や、自分の業務に当てているというCEOが多かったですね。社員への対応は上に立つ者の仕事の一環ではありますが、会社を運営していくためには、ひとりでじっくり作業をおこなう時間も必要です。
個人的にはもう少し休んでほしい気もしますが、皆さんも先輩がたの時間の使い方を参考に、移動中やリラックスタイムの時間の見直しをしてみてくださいね。
ライター:齋藤 玲乃
編集:LIGMO