【GGA優勝者海外レポート】ジャカルタのスタートアップ熱を体感してきた!<Tech in Asia編>
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今回は、井上さんがGGA優勝特典である海外スタートアップイベント視察の権利を使い、インドネシアのジャカルタへ行かれた際のレポートを2編に渡ってお届けします!
こんにちは、 DEV7期の井上と申します。
タイミングとしては遅くなりましたが、2017年のGLOBAL GEEK AUDITION優勝特典を利用させて頂き、インドネシアのジャカルタに行ってまいりました。
ご存知の方も多いかと思いますが、インドネシアは近年スタートアップのエネルギーが凄まじい国です。インドネシア政府やジャカルタ知事も、積極的に起業支援することを公約に掲げるほどで、その人口の多さとスマートフォン普及の急進も相まって、熱量が高まり続けています。
さて今回の旅の目的は
・Tech in Asia Jakarta 2018に参加する
・インドネシア現地サービスや利用状況を調査する
ことでモチベーションアップとアイデアのヒントを得ることです。
まずは「Tech in Asia Jakarta 2018」を、幾つかの写真と共にレポートします。
■Tech in Asia Jakartaとは?
Tech in Asiaとは元々シンガポールで立ち上げられたテック系メディアで、スタートアップエコシステムを強化するためアジア最大級のカンファレンスを開催しています。
今回のジャカルタでは、経営者が3000人近くも集まるような規模で、2日間に渡って様々なカンファレンスやスタートアップ展示、スタートアップピッチバトルが繰り広げられました。
また、夜にはお酒を飲みながら交流を深めるイベントも開催されます。
入り口の様子。多種多様な国、宗教の人が入り乱れています。
皆さんとてもエネルギッシュで愛想がいいです。笑顔って本当大事ですね。
会場内も所狭しとと大盛況です。ステージも5つありイベントも目白押しです。
展示ブースではAI,Fintech,BigData,Education,ヘルスケア等のおなじみの分野のサービスが展開されています。それぞれの展示を少し眺めているだけですぐに話しかけられ、離さんとばかりにサービスを説明してくれる熱さでした。
送金を簡単にするPF、GEEKを捕まえるためのタレントプール、旅行提案オペレータ、水道や家電トラブルにすぐ駆けつけるサービス、旅行者向けヘルプボタンサービス(近くの人が助けてくれる)もの等、記載しきれない程多数のサービスがありました。
解決しようとしている課題は、特にインドネシアで特別なものというよりは、世界共通のものです。
ブームなのかFintech関連やAI関連の展示が多い一方で、VR/AR/MRやIoTはあまり見られませんでした。理由は不明ですが、あまりハードウェア関連のものは見かけなかったように思います。
印象に残ったのはこちらの「WAmazing」という日本を旅行する際のトータルサポートサービス。会社自体は日本の会社ですが、聞いてみるとインドネシアの方は日本への憧れが強いのだとか。
こちらはdigibankというインターネットバンキングサービス会社のブース。
キャラクタの被り物をして宣伝するのですが暑いのかすぐ頭とっちゃう。中の人出てくる。
正直適当だなぁと思う事も多かったです(笑)
こちらはスタートアップ企業の皆さんが投資家へアクセスできるブースの一つ。積極的に交流できる場が設けられています。(軽食も取れます)
2017年の統計ですが、インドネシアはスタートアップへの投資で約30億ドルにものぼります。件数だけなら半数近くがシードラウンドでの投資に当たるようで、いかにこの国が注目されているのかがわかります。
幾つかの講演がありましたが個人的にブロックチェーン、仮想通貨周りの話が好きなので集中して参加していました。
ジャカルタでもブロックチェーンを促進するためのハブが開設されたり、具体的にイーサリアムを利用したPOSシステムがあったりと、話題に事欠かないようではありました。
帰りはGo-carというUBERのような配車サービスで帰りました。街中編でもお伝えしようと思いますが、インドネシアの移動は車かバイクで、それを配車するためにGrabかGO-car(GO-JEK)を使います。
写真の中で見えている人はほぼ全員と言っていい程Grabかこのサービスで車を待っていますが、混みすぎて全然捕まりません。捕まっても運転手の多くは英語を話せずインドネシア語(しかもスラング)でやり取りするので中々難しいです。
Tech in Asia Jakartaは行ってよかったと思えるくらい熱いイベントでした。
この感覚を忘れずに自分の作るプロダクトに活かしていきたいです。
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