【GGA優勝者海外レポート】ジャカルタのスタートアップ熱を体感してきた!<街中編>
先日お届けした<Tech in Asia編>に引き続き、今回は文化やサービスからジャカルタを体感した<街中編>をお届けします!
こんにちは、 DEV7期の井上です。
Tech In Asia Jakarta 2018のレポートに続き、こちらではジャカルタという街についてサービスと人の両面から感じたことをお伝えしたいと思います。
インドネシアに来て一番インパクトが強いのはその「人の多さ」です。
もちろん世界第4位の人口ということは知っていましたが控え目に言って「異常」です。
写真では混んでいるように見えますが、むしろ空いている方です。通勤時間帯なんかは停滞しちゃっています。
有名な話ですが、ジャカルタ市内は世界最悪の渋滞で車はおろかバイクですらまともに進めません。自分も歩いて15分くらいのところを車で90分くらいかかることもありましたし、現地の駐在員の話では、通常なら1時間で着く職場に行くために、3時間前に家をでなければいけないことが普通と。
(噂によると道の総面積を車の総面積が上回っているとか)
ジャカルタではインフラ整備が急ピッチで進められていますが、まだ全くと言っていいほど鉄道が機能していないため移動は車かバイクに絞られてしまいます。ここで配車するのに利用されているのが、GrabかGo-car(バイクはGo-jek)というサービス。
アプリを開くとこの状況。
大量に配車候補がいます、、がもう入り乱れています。
誤算だったのがインドネシア人は英語が通じない人が多かったこと。
配車依頼すると電話またはチャットでやり取りするのですが、もうなんとなく頑張るしかありません。
そしてUBERと同じで行き先を決定すると同時に値段も確定します。
渋滞で動かなくても運賃は一緒なため、運転手にとってはたまったものではありません。
5.6kmの距離を75000ルピア(550円くらい)ですが、1時間以上かかるため回転率が悪すぎる。
調べてみるとインドネシアの渋滞による経済損失は年間8400億にものぼるそう。納得です。
しかしこのGo-JEKというサービス、すごいです。
ご覧の通りバイクや車だけでなく、フード、買い物代行、美容師派遣、掃除屋派遣、出張マッサージなどあらゆるものを届けてくれます。
そして口座を持っていなくてもGo-PAYという決済サービスにチャージすれば利用できてしまいます。インドネシアの人たちはあまり口座を持っていませんが、様々な電子マネー,暗号通貨が一般的になってきたら本格的にいらなくなるのかもなぁ。。
インドネシアは急激に成長する傍ら、その環境変化にインフラと法律整備が追いついていないことが多く社会課題が山ほどあります。だからこそ課題ドリブンのスタートアップが活躍することをが期待されています。
実際にインドネシア政府も2020年までに1000人の起業家支援を目指すと宣言しています。
ウルトラCの解決ばかりではダメですが、こういう支援は羨ましいですね。
番外編ですが、この他ジャカルタのDEEPな場所を訪れてみました。
何人前かわからないレベルのナシゴレンと謎肉の付け合わせ。
コブラをサテと言われる串焼きにして食べました。頼むとさっと一匹とって頭をぶった切り、食用箇所を剥ぎとります。見た目はえげつないですが、鶏肉みたいで割と美味しいのでオススメです。(「血、飲む?」と聞かれましたが流石に拒否)
今回のジャカルタ旅で心身ともにとてもいい刺激をもらえました。
このような機会を頂けたジーズアカデミーにとても感謝しております。
ありがとうございました!