【GGA優勝者海外レポート】中国のテクノロジー&スタートアップ体験レポート(深セン編)
▲高齢者施設に入居している人向けのプロダクト「Virtual Aero」を発表した杉山さん
今回、GGA優勝特典である海外のテクノロジー・スタートアップ視察の権利を使って中国に行かれたということで、杉山さんからレポートを寄稿いただきました。
深セン編、香港編の2編に渡ってお届けします!
G’s ACADEMY週末集中DEVコース9期卒業生の杉山です。
2018年6月のGGAで優勝後、海外はどこに行こうかと色々と調べていたなかで、私の現在開発しているサービスがVRとIoTに関連していること、またそのサービスが医療・介護業界をターゲットにしているということで、将来市場を考慮して深センと香港に行くことにしました。深センと香港を2回に分けてレポートします!
1回目のレポートは、深センTechレポートです。以下が、その項目です。
1.電気街の様子 華強北(ファーチャンペイ)
2.深センのスタートアップ企業が集積している場所南山地区の様子
3.キャッシュレスペイメントについて
4.ドローンの市場では独占状態にある企業 DJI訪問
深セン到着です!
この地域は老街という地域で、テクノロジーというよりは、昔ながらの繁華街といった感じです。近代的なビルもあり滞在する場所としては非常にお勧めです。
1.電気街の様子 華強北(ファーチャンペイ)
老街から華強北(ファーチャンペイ)へ 世界で一番大きい電気街!
様々なタイプのロボットが、安い値段で店頭に並んでいます!
運動能力の高いロボットで、ダンスを上手に踊っていました!
集団体操やスポーツジムではインストラクターと一緒にパフォーマンスなどできそうなぐらい動作能力が高いレベルです!
コミュニケーションロボット。将来は、老人保健施設や外国語教育など様々な環境でもっと使われるようになるかもしれません!
こちらもコミュニケーションロボット! たくさんの種類がありました。ロボットと共存する社会が現実になる日も近そうです!
中国語ができないので、実際にロボットと会話できず。どの程度の会話能力なのかわからなかったのですが、どんどん色々なものが出てきているようで将来期待できそうです!
ドローンは、小型のドローン(Tiny Drone)から大きいドローンまで揃っています!小型のドローンは、店内でも飛ばせます!
2.深センのスタートアップ企業が集積している場所 南山地区の様子
深センのスタートアップ企業のある南山地区へ。
まずは、アジアでは一番大きい企業、騰訊(テンセント)です。中には入ることができませんでした。ビルの上階はまだ工事中ですが、既に建築工事完了している下の階は引き渡して使用しているそうです。エンジニアの方が働やきやすくするために様々なサービスを提供しているとのことです。(食事、スポーツ施設などや家族も休日、会社に来てリラックスできる環境を整備しているとのこと)
アジアNo.1企業 騰訊(テンセント)
エンジニアの人は、仕事がハードで頭が禿げるので会社から育毛剤支給しているとか!
深センのスタートアップ企業群です!
この中から、将来の大企業が誕生するかもしれません!
スタートアップ企業群が入居しているビルです!
天井が高い高い。スペースも広いです!
社員の昼休みは約2時間。ゆっくりと1時間かけて昼食を食べて、その後1時間ぐらい休憩するそうです!
各企業のオフィスは、ガラス張りで外からほとんどまる見えです。
ということで、一般の人は知り合いが働いていたりツアーで行ったりしないと、ビル内に入ることはできないそうです。
今回は、スタートアップで働いている方が案内してくれました。小さい企業からやや大きい企業まで、どのスタートアップも爆速で開発しています!
3.キャッシュレスペイメントについて
最近日本でもインバウンドに関連して、キャッシュレスでの支払いを目指して各社サービスを開始しておりますが、中国の深センではWechatPay や Alipayなどの民間企業による支払いシステムが浸透していました。
KFCの商品注文と支払いはこのタッチスクリーンで全て可能です!
WechatPay や Alipayは、キャッシュレス支払いではどこでも当たり前に利用可能です。
この様な売り場でも支払いは全てキャッシュレス!
高級スーパーマーケットでありながら、店員はほとんどいない。深センでも、高級食として寿司が人気の様子!
ドリンク類のコーナーでも各種類ごとにQRコードがついていてその場で支払いができます。
QRコードをスキャン中です!
キャッシュレスの高級スーパーですが、このようにカニが水槽にいて料理してくれます。デリバリーもしてくれる様です。
常にスマホで支払いや情報収集しているため、スマホのバッテリーがすぐなくなります。そのため、いたるところにバッテリー充電機器があります。
4.ドローンの市場では独占状態にある企業 DJI訪問
世界の70%のドローン市場シェアを占めるDJI本社。
様々なドローンが展示してあって、デモ飛行も頻繁に行われていました!
トーイドローンは、2万円以下で購入可能です。
こちらも小型のドローンで、200g以下でトーイ(おもちゃ)扱いですので規制なしで飛行でします!
値段も1万円ちょっとで購入可能。中国でドローンを購入した方が、日本で買うよりも15%程度安いです!
深センをドローンで、海側から撮影した写真です!
DJIの方は、私の多くの質問に的確に答えてくれました!
1回目のレポート中国(深セン)でした。短い期間でしたが、なぜ中国のシリコンバレーと言われているのかを感じることができました。
特に、感じたことは3つです。
・ビジネスの決定がものすごく早い。
・既存の考え方にとらわれないで、ビジネスを推進していく。
・能力がある人がどんどん活躍していける。
今後も、深セン発で新しいサービスや製品が世界に広がっていくと思います。
機会があれば、一度は訪れることをお勧めします。
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