【BIZコース受講者インタビュー】バーティカルSaaS開発、ヘルスケア業界の課題を解決するために
デジタル変革者の養成を目指すBIZコース。
どんな方が、どのような思いで受講されるのかを本人へのインタビューを通じてお届けします。
今回はDXリーダーズ養成プログラムを受講された高木さんに、G’sスタッフ藤井がお話を聞きました。

住友商事株式会社、デジタル事業本部所属。ジーズアカデミーDEV9期卒業。
BIZコース DXリーダーズ養成プログラム受講生
受講の背景
高木さん:弊社にはデジタル事業本部という本部があり、その傘下に全社デジタルトランスフォーメーション案件を推進・支援するDXセンターという組織があります。私はそちらに所属しています。
DXの持ち込み案件もここ数年で増えていますし、前回児玉さんとのインタビューでもお話させていただいた社内アクセラレーションプログラム「0→1チャレンジ」も社内のデジタル変革へのモメンタムを醸成する施策の一つです。
その中でも現在、ヘルスケアのDXに取り組んでいます。
SaaS形態のうち、特定の業界・業種における業界課題を解決するものをバーティカルSaaSと言いますが、私はその中でも介護業界のバーティカルSaaSの事業開発に携わっています。
藤井:まさにDX推進のための部署にいらっしゃるのですね。BIZコースはどのような背景で受講をお決めいただきましたか?
高木さん:以前よりコースの存在は知っていたのですが、全社DXの支援・推進、介護業界のSaaS開発に関わるタイミングで受講を決めました。
大きく捉えるとこの業界はヘルスケアに該当し、課題の解決に本コースの内容が参考になるのではないかと思いました。また、ジーズアカデミーのDEVコースを卒業して早2年、このテクノロジーの世界は変革がとても早いのでアップデートをしておく必要があると考えました。
BIZコースは事前のオンデマンド講座学習と2日間のライブ講義ということだったので、それならば業務と並行して時間を取りやすいのではないかと思ったことも決め手です。
実際にDXリーダーズ養成プログラムを受講してみて
藤井:実際に受講されて、いかがでしたか?
高木さん:どれも面白かったです。
特に常盤木さんの講義は情熱的で、視聴する受講生に一歩踏み出すエネルギーを与えるような内容でした。
グッデイさんやゑびやさんの内容も非常に参考になりました。
DXやデザインといった言葉は流行語みたいなもので、抽象度が高くなりがちな議論となってしまいます。ですが、どういう風に実施をして、どのように効果があってという実例が提示されており、実務者にとってすごく勉強になりました。
受講者それぞれ業界も異なるかと思いますが、各自が応用できる部分があると思います。
私はいま社会人17年目なんですが、新社会人の頃はエクセルやVBAを使える人が非常に重宝されました。深野さんのデータ活用講義を通して、これからはエクセルやVBAのようにAIや機械学習、データサイエンスが誰でも使える・回せるようになる時代になのではないかという実感をいただきました。
オンラインライブ授業について
高木さん:オンラインライブ講義の1日目は深野さんの講義で、Azureを使って手を動かす内容でした。この、実際にAzureを動かす体験に意義があると思います。
本講義だけでAzureをマスターできるわけではないですが、自分で学習を進めるための第一歩として非常にいい機会なのではないでしょうか。
各務さんの講義は一つの作品として完成されていて、資料も非常に分かりやすいです。ワークショップ形式の講義のため、参加者それぞれが短時間で発想を飛ばすことが大切になると思います。
特に印象に残ったのは、2つ以上専門性のある人間が集まったときに活用できる因数分解法です。
落語のなぞかけや、傘を3つの部品に分解してそのうち1つの部品を変えるとどのような発想が可能なのか、といった例を挙げていただきました。非常に分かりやすく、置き換えて考えやすいので、これらはすぐに使えるなと思いました。

コロナ禍でのDX推進について
藤井:コロナ禍でDX推進がより叫ばれるようになったと言われています。高木さんの周りでも感じる場面はおありでしょうか?
高木さん:物事のコンテキスト、背景や状況が新型コロナ流行前と後で大きく変わりました。
それに伴い事業の作り方も変わります。現場での洞察や、ステークホルダーとのコミュニケーションが取りにくくなったり、特にSaaS事業において現場の課題感を知るハードルが上がっています。
変化について弊社の例を挙げるとすれば、小売事業において、AI・データサイエンスを活用した人の集中を避ける取り組み、SDGsに向けた食品ロス削減を進めていると聞いています。これは、元々あった取り組みですが、新型コロナによるコンテキストの急激な変化によって、前倒しで進めているようです。
藤井:今後どのようにBIZコースの内容はご活用いただけそうでしょうか?
高木さん:現在私は企画の思考プロセスの支援やサービス開発の可視化と構造化をする、という常に答えがない業務に携わっています。BIZコースのプログラムを通して、新しい領域への具体的なアプローチの仕方・新しい視点を学ばせていただきました。
こういうことが自社でもできるかもしれないというヒントをいただきましたので、これらを積極的に活かしていきたいと考えています。
藤井:ありがとうございました!
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