【LIG座談会
<潜入>マッチョ、絵が上手い元消防士がプログラミングを学ぶ。噂の起業家養成学校にはエネルギーが溢れていた。その2

でも、学ぶ環境って実際どうなん?
働くにしても学ぶにしても環境って大事ですよね。今回はジーズアカデミーの校舎を見てまわって、実際どんな環境でプログラミングを学べるのか調査したいと思います。
その1はこちらから・・・
「ジーズアカデミー福岡」に潜入してみた
ということで、福岡にやってきました。「ジーズアカデミー福岡」に行ってみた

遠かったですが、ここまで来たら乗りかかった船です。期末の仕事は全部ほったらかして、ジーズアカデミー福岡に潜入していきましょう!
シャレた美容室かと思ったら、ここが入り口みたいです。確かにジーズアカデミー東京とは雰囲気が違う!
ここが「ジーズアカデミー福岡」とシェアオフィス「G’s BASE」ですか。
天井が高いし色味も尖ってるし、めちゃくちゃオシャレですね。取材じゃなかったら恐れ多くて足を踏み入れられないんですが、今日は取材なのでギリ正気を保てています。
今回、「ジーズアカデミー福岡」を案内してくださる岡田さんです。
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人物紹介:岡田さちさん |
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づや:今日はよろしくお願いします。原宿に続き、オシャレすぎて足が震えています。
岡田:落ち着いてください。


づや:岡田さんはなにをされてる人なんですか?
岡田:わたしはコミュニティマネージャーです。もともと週末DEVコースを受講していた卒業生なので、なんでも聞いてくださいね。


づや:おお、じゃあ受講生の気持ちもわかるんですね。心強い。


づや:なんですかここ、オシャレすぎませんか? エンジニアなんてゴザでも敷いておけば充分ですよ。
岡田:ラボをイメージして作っているんです。ちなみに卒業生はみんな入館カードを持っているので、自由に出入りできます。


づや:あの、お菓子とか飲み物も置かれてるんですが、もしかして……?
岡田:はい! コーヒーやジュースもあるし、ちょっとしたお菓子も食べ放題です。


づや:すごい! ちなみに、なんで福岡に開校したんですか?
岡田:福岡は行政がエンジニアフレンドリーシティを掲げているんですよ。大阪とか他に候補地もあったんですが、エンジニアを応援する流れのある福岡に決まりました。


づや:なるほどー。確かに福岡はIT企業も多いイメージです。

岡田:このボトルとペンはオープニングパーティのノベルティで作ったんです。その後作ってないんで、レア物ですよ。


づや:全部パクって帰ろうかな。
岡田:やめてください。


づや:それにしても、こんなにイケてたら月額料金も高いんじゃ……。
岡田:料金プランは3つあって、1階と2階の席を自由に使える「フリーアドレスデスク」が5,500円。ブースも使える「カスタマイズブース」が11,000円。個室が使える「カスタマイズルーム」は2プランあって66,000円と88,000円です。


づや:つまり月額5,500円から!? 安すぎません?
岡田:そうなんです! 福岡における業界最安値を自負しています。


づや:しかも、ジーズアカデミー卒業生じゃなくても使えるんですよね。すごい。

岡田:でも、誰でも入居できるわけじゃなくて、「スタートアップ×エンジニア」に最適化したコミュニティ作りをするために、テクノロジーに従事している人だけに入居者を制限しているんです。


づや:テクノロジーって言うと、たとえば?
岡田:エンジニアはもちろん、IT系の起業家やデザイナー、最近はアニメーターの方も入居されました。基本的にはテクノロジーに関わる事業をされている方だけに限定して、入居時には審査もしています。


づや:え、審査もあるんですか?
岡田:はい。入居前に必ず内覧をしていただくので、内覧で色々お伺いするか、テキストで今後やりたいことを送ってもらって審査します。


づや:僕、通るかな?
岡田:ノベルティをパクる人はお断りしております。でも、条件を厳しくすることで入居者さんからは喜ばれますね。業種が近い人がいるとお互いに仕事を振ることもできるし、働き方が同じなので静かで集中しやすいみたいです。



づや:すごい! なぜか調理器具が充実していますね(笑)。
岡田:ホットプレートや鍋は「ジーズナイト」としてオフィス内でパーティーをするときに使ったりしてます。


づや:ジーズナイト楽しそうっすね。浮きそうだけど僕も混ざってみたいです。
岡田:ジーズナイトは入居者や卒業生に限らず、誰でも呼んでOKなので大丈夫ですよ! 土地柄なのか、みんなお酒好きですし、単純にわいわいするのが好きな人も多いです。もちろんノンアルの人もいますし


岡田:入居者宛てに郵便物が届いたら、スタッフがメールボックスに振り分けています。バーチャルオフィスとして活用している人には郵便物を週1回転送してますよ。


づや:バーチャルオフィスプランもあるんですね。
岡田:バーチャルオフィスは月11,000円で、1日90分までなら無料で施設を利用することもできます。


づや:太っ腹!

岡田:ここは時間貸ししているミーティングスペースです。オフィスがラボを意識して作られているぶん、部屋の仕切りがないので、こんな感じで空間を区切っています。


づや:なんだこれ……味わったことがない気持ち……。意外と音が遮断されるので、聞かれたくない話をするときにもぴったりかも。

岡田:こっちのスペースはホールで、最大100名を収容できます。今、講義はオンラインとオフラインのハイブリッド形式なんですが、オフラインのときはここで開催されてます。


づや:おお〜広々としてる。配線までオレンジで統一されてるんですね。
岡田:そうなんです。講義で使っていなければ自由に利用可能ですし、時間貸しで貸し切ることもできますよ。


づや:あそこで実際に作業しているのは受講生ですか?
岡田:そうですね、受講生であれば自由に話しかけて大丈夫ですよ。


づや:フリー素材だ。LIGと同じシステムですね。
受講生はなにをしているの?


づや:突然すみません。今ってなにをされてるんですか?
藤村:今は卒業制作中です。もともと書道が好きなので、書道とデジタルを掛け合わせてなにかできないかなって。


づや:書道とデジタル! なんか新しいですね。

藤村:AIで筆跡を解析するプログラムを作ろうと思って、その計画を立てています。

岡田:藤村さんは書道の師範で、新年会ではみんなの書初めの添削をしてくれたんですよ。


づや:すごい、ガチな方じゃないですか! 自分の得意分野を活かすのは絶対いいですね。


づや:突然すみません。なにをされてるんですか?
塩月:僕も卒業制作中です。もともと市役所の職員だったんですが、ここに来て社会人と企業をつなぐマッチングサービスを作りたいと思ってます。イメージとしては、3ヶ月の試用期間で互いにいいなと思ったら正社員になれる「トライアル採用」の場を作れたらなと。


づや:へえ! 確かにそれならミスマッチも減らせますね!
岡田:ちなみに彼、実はマッチョなんですよ。


づや:そんなわけないですよね。元市役所の職員で3ヶ月の試験運用のマッチングサービスを作りたい人間はガリガリだと世間で言われているはずですが?
塩月:一番コンディションが良かったときの写真があるので見せますね……。

ナイスバルクッッッッ!

づや:すご……! 市役所職員からのマッチョからのプログラミング。人生、なにが起こるかわかんないですね……。


づや:突然すみません。今って卒業制作中ですか?
安武:そうですね。スキューバダイビングが趣味なんで、それ関連で開発してます。


づや:スキューバダイビング関連?
安武:ダイビングするとフィッシュウォッチングもできるので、生物の情報を一元化して見られるものが作りたいです。みんなが投稿した写真で「この魚、南下したんだ」ってわかるといいな、と。



づや:なるほど。ちなみに今、僕が机ダイビングしてるのわかりますか? ダイビングしたことないんですけど……。
安武:ダイビング舐めてると後悔しますよ。

G’s BASEの2階はどうなってるの?

岡田:じゃあ2階にも上がってみましょう。


づや:2階はなにがあるんですか?
岡田:個室やブース、シャワーとかがあります!



づや:2階もラボっぽい雰囲気なんですね。
岡田:そうですね。ちなみに、電光掲示板には日本語・英語・中国語・韓国語で「セカイを変えるGEEKになろう」が流れています。ジーズアカデミーのスローガンです。


岡田:ここはシャワールームです。運動のあとにここに来て使う人もいるし、受講生でも夜間にコードを書きたい人は21時から翌日10時まで利用できるので、ここで夜通し作業していくこともあります。


づや:夜通しは人数制限なく、何人でも利用できるんですか?
岡田:先着8名のみ利用可能です! 毎日Facebookの投稿で希望者を募集して、先着コメントで決めるので、人気な時期はめちゃくちゃ争奪戦なんですよ。


づや:じゃあ、岡田さんも受講生のときも?
岡田:もちろん。Facebookに貼り付いて投稿されるのを待ってました。実質24時間コードを書けるので、朝まで書いて出社したこともあります。



づや:ソファーがあるとリラックスできていいですね。
岡田:私も受講生のときはソファーの隅っこでくつろいでコード書いてました。靴脱いで足をあげてたり……。


づや:ほぼ自宅ですね。
岡田:ここはブースです。プリンターも共用部分に置いてあるんですが、専用ブースの人はプリンターを自分で買って置いてる人が多いですね。


づや:椅子がふたつあるんですね。広々としてるけど壁もあって集中できそうです。
岡田:ちなみに二人でブースを使われる入居者さんもいます。その場合は法人カードキー追加で月11,000円です。



づや:ちなみに卒業生は利用料が安くなったりしないんですか?
岡田:卒業生にはプラグインプランがありますよ。「フリーアドレスデスク」とほぼ同じ内容で月3,000円です。唯一、法人登記はできないんですが、お菓子も食べ放題です。


づや:安い! コーヒーとお菓子だけで月3,000円の元が取れそうな……。
岡田:コロナ禍になってから始めたプランなんですが、加入する人がどんどん増えていますね!

ジーズアカデミー福岡の卒業生に聞いてみた

実際にジーズアカデミー卒業生でG’s BASEを利用している新嶋さんと伊藤さんにも話を聞いてみることにしました。
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人物紹介:新嶋さん
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人物紹介:伊藤さん |
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ジーズアカデミーに入学した理由


づや:本日はよろしくお願いします! そもそもなんでジーズアカデミーに入学しようと思ったんですか?
新嶋:当時勤めていた会社の取引先の方が、ジーズアカデミー東京のメンターだったんです。そこで存在を知って、仕事を辞めた後にプログラミングに興味が出たとき、ジーズアカデミーに惹かれました。ただプログラミングを学ぶんじゃなくて、プログラミングで起業するのをゴールにしているのがいいな、と。

伊藤:私はエンジニアになる前は普通の営業だったんですが、なぜか入社1年目で社内の新しいDX事業部に異動になったんです。でも、当時はまったく知識がなかったので、勉強しなきゃと思ってジーズアカデミーに入りました。転職する気はなかったんですが、まんまとプログラミングにハマってしまい(笑)。


づや:なるほど、企業じゃなくて新規事業のための受講だったんですね。それがまんまと……受講してみてどうでしたか?

伊藤:最初の授業から楽しかったですし、煽られるのが面白かったですね。いい意味で「自分でやらないと知らないよ?」って雰囲気があるので、やる気を持った人にとっては切磋琢磨できる状況だと思います。毎日ここに来たり、夜中までやってたりしたけど、楽しかったので正直あまり辛い思いはしてないですね。

新嶋:授業で煽られるとやる気に繋がりますよね。あと印象的だったのが、児玉さんに資金調達の相談をしたら「正解を探しに行ってるよね。正解を探しに行くんじゃなくて、自分でしたことを正解にするんだよ」って言われたこと。それが心に残ってます。


づや:うお〜かっこいい。僕も社内で使ってみよ。
入学を検討している人にメッセージ


づや:二人ともジーズアカデミーと出会ってキャリアが変わったと思うんですが、入学を検討している人になにかメッセージはありますか?
新嶋:自分で道を切り開きたい人にはおすすめですね。人生の転機になるし、背中を押してもらえます。あと、人との繋がりができることが魅力的です。G’s BASEの入居者でアメリカ国籍の方がいるんですが、その方もヘルスケア領域の事業をされているので、英語の論文をピックアップしてもらったり、翻訳をしてもらったりしています。そういう繋がりがありがたいですね。

伊藤:私はプログラミングに興味がない人や、やりたいことが見つからない人も来ていいと思います。やりたいことを見つけたいなら何かしらのアクションを起こすべきだし、そういう人がジーズアカデミーの広告にたどり着けばれいいですよね。プログラミングに限らず、何かしら今を変えたい人。私は人生が変わりました(笑)。

ジーズアカデミーで人生が変わる
東京、福岡といろんな人に話を聞いてきましたが、みなさんとにかく熱意がすごい! 目標に向かってそれぞれモチベーション高く進んでいるのがよくわかりました。
「人生が変わった」は決して大げさではなく、マジのマジなんですよね。
今回、2つの施設を見てきましたが、それぞれテイストが違うものの働きやすさはピカイチでした。卒業後に通い詰めたくなるのも納得です。ジーズアカデミーのここがすごい
- プログラミングだけでなく起業の大事なところ学べる
- 意識が高い仲間と一緒に切磋琢磨できる
- 一流のメンターがプロダクト開発をサポート
- オシャレでファシリティが充実した施設
- 卒業後もコワーキングスペースを利用可能
快適な環境でプログラミングを学びたい方、自分でプロダクトを作りたい方、とにかく人生を変えたい方は一度説明会に行ってみてはいかがでしょうか?