いろんな人と会ってほしいですね。
アシアル株式会社 岡本雄樹
ハンドルネーム:ジャスティス岡本 専門:トレーニング、PHP、Monaca、WordPress セールスポイント:好奇心と守備範囲の広さ 趣味:コンピューター、読書、歌、料理、健康に良いこと 仕事以外の活動:コワーキングスペース八王子8Beatの手伝いをはじめ、色々なことに首を突っ込んでいる 勤怠管理パッケージの開発メンバー 大規模ECシステムの企画→開発→運用→保守 115北田屋さんブログ立ち上げのお手伝い(115北田屋) ECパッケージ開発・プロジェクトマネージャー テレビ東京・モーニングサテライト出演
―『クラウドでできるHTML5ハイブリッドアプリ開発』(Monaca公式ガイドブック )ご出版おめでとうございます。全国ツアーに岡本さんもまわられたんですよね?
岡本)はい。沖縄→福岡→札幌の順に一泊ずつで行ったのですが、その際にはコワーキングスペースに合計6箇所まわりました。
各地で空いた時間にコワーキングスペースで仕事をしようと思って行くんですけど、話しすぎて仕事にならないという・・・苦笑
―どんな方とお話するんですか?
岡本)まず、そのスペースのオーナーと話しますね。そうするとその辺で何が流行ってるかとかも聞けるし、名物の美味しいお店も聞けるし・・・ コワーキングスペースや勉強会に行くのはマイブームですね。
コワーキングめぐりのブログを書きたいんだけど、まだ全然できてない・・・苦笑
―コワーキングスペースは土地によって違うんですか?
沖縄のコワーキングスペースは2店舗お伺いしたのですが、tab’spot(タブポット)
さんは本を裁断する大型の機械とスキャンスナップの高いやつが2台ありました。
Community&Coworking Cafe coilさんはオシャレなカフェのスタイルで、ご飯が凄く美味しかった。
コワーキングスペースはオーナーさんの個性や思想で結構違いがあるので、それも面白いポイントだと思います。
福岡のコワーキングスペースも2店舗寄りました。まず「ヨカラボ天神」さんロッカーやドリンクバー、自習スペースなどもあるのですが、があるんで3Dプリンターが複数台あって大型のZPrinterR 450という機種もありました。
3Dプリンターで作った作品も展示されていて正にラボって感じでした。本も3Dプリンタ関係が多かったのですが、なぜかマンガ本も充実していました。ここは景色も良かったです。
博多でも駅の近くにあるBASES(ベイシズ)さんにお伺いしまして、飛行機の時間まで仕事をさせて頂きました。無料ドリンクが充実していたので、リラックスしながら作業できました。
コワーキングスペースは作業エリア以外にもリラックススペースやセミナールームがあるところもありますね。
―コワーキングスペースの魅力ってどんなところですか?
岡本)コワーキングスペースはフリーランスの人もいるけれど地元の人たちも仕事で使っていたり、とくに土日や平日の夜にはイベントや勉強会の会場として使われることが多いみたいですね。
貸し会議室だと1時間数千円とかかかりますけど、コワーキングスペースだと貸し会議室より金額が安いことが多いんですよ。
例えば1人いくらでイベントを開けるところで1日1人1000円の設定だったら、無料の勉強会を開催したい主催者は「会場費だけ1人1000円ずつ受付で払って下さい」と言うことができたりするんですよね。だからコミュニティのハブみたいなところがあるんです。
私は大宮のコワーキングスペース7Fさんとかコワーキングスペース茅場町 Co-Edoさんといった、IT界隈ではかなり知名度の高いコワーキングスペースによく出入りしていたんですけれども自宅のある八王子市に気軽に使えるスペースがなくて不便だったんで、八王子でコワーキングスペース八王子 8Beatを作る話に乗っかってそこを手伝ってます。
ドンキホーテの真向かいの物件を借りることができたのですが、1Fにはカラオケ屋さんも入っている中々賑やかな場所です。人通りがあるので、コワーキングスペース自体の利用が初めてという人も良く来られる感じです。
コワーキングスペースに行くとビジネス書や技術書がそろってたりとか、そのコワーキングスペースの中で仕事の話を進められたりします。
「誰かデザイン描いてくれないかな?」とか「イベントやりたいんだけど誰か手伝ってくれないかな?」とか「こういう勉強会したいんだけど誰か勉強会しようよ」とかそういうのができるんですね。
だから学生の方にはやっぱりいろんなところに行って、いろんな人と会ってほしいんですよね。
―出会いはとても大切ですね。岡本さんがエンジニアを目指されたときはどんな時代でしたか?
岡本)高校生の時にコンピューターやインターネットに関する書物を読んで、
自分もそういった世界で活躍したいと思いました。
なので、16歳の時にプログラミングを始めて、18歳の時に学生バイトではありましたが、プログラマーとして働き始めたんですよ。
ただ、そのころは勉強会も今ほどは盛んではなかったですし、コミュニティで集まる場所みたいなのがなくて、誰かの会社の会議室を休日に厚意で貸してもらうとか、そんな感じだったと思います。
そうすると他の会社で働いてる人と出会う機会だったり、業界で活躍されている人と出会う機会ってないんですよね。自分が何が向いてるのかとか、何が好きなのかとか判断する材料がすごく足りないんですね。
もしかしたら、自分を雇ってくれる、別のバイト先やもっと良い待遇で、例えば契約社員みたいな形で働ける環境もあったかもしれません。また、軽いノリでも違う環境に移ればそれはそれで違うスキルが身につけたれたかもしれないですけど、きっかけがないと何もできないんですよね。
今はコワーキングスペースなり、勉強会なり、行けば、そこで会社も学校も関係のない人たちと一気につながれるんで、モチベーションと言うか気持ちさえあればいくらでも道を作ることができると思うんです。
もちろんプログラミングのスキル自体は時間を作って、自宅なりコワーキングスペースなりでたくさん書いたり試行錯誤しないと身につかないのですが、特に経験の浅いうちはエラーではまってどうにもならなくなったり、理解できない概念に遭遇して自分ではどうしたらよいか分からないことも少なくありません。
例えば、私もアシアルに入社するまではオブジェクト指向の概念がサッパリ理解できてませんでした。
同僚に何度も教えてもらって今では逆にスクールで教えているわけですが、昔は全然わからなかった。
居てくれるのが当たり前になってしまうと忘れがちですが、仲間や環境は大事ですよ。今は学校や勉強会も充実しているので、遠回りせずに学べるんじゃないかと思います。
私も20歳くらいからやり直せればなぁと思います。笑
色々な勉強会とかで登壇させてもらったりとか、お話させていただいていますけれども昔苦労したり、人に助けられているので色々なところに行ってます。
―他にマイブームはありますか?
岡本)他はヒトカラ(一人カラオケ)に行くことと、銭湯に行くことあたりかなぁ。
パソコン仕事ばかりで身体を動かさないと病んでしまいます。
スポーツは場所の制約や一緒にする仲間が必要ですが、ヒトカラはいつでも行けるので。
仕事が終わったあとにフラッといけるじゃないですか。アニソン(アニメソング)とか歌いますが、最近は普通の歌も歌えるように頑張っています。笑
―ところで髪の毛きれいですよね!女性顔負けのきれいさです。銭湯好きだからですか?
岡本)髪の毛は一人歩きしますね、これ!髪の毛で覚えられてる気がします。
イベントとか50人とか100人とかいると誰に声をかけていいのか、わかんないときあるないじゃないですか。
髪の長い人間がライトニングトークとかでちょっとしゃべって、Monacaについて聞きたかったら、この髪の長い人に聞けって言うと来るんですよ。ちゃんと顔認識ができるらしく。笑
―さて、そろそろお仕事のお話を聞かせてください笑 お仕事で使うパソコンはご自分のものですか?
岡本)はい、会社によって自分のPC持ち込める会社の方が多い業界だと思いますよ。
―やはり岡本さんも”こだわり”のあるPCなんですか?
岡本)はい。オーバークロック可能な仕様でトリプルディスプレイにしています。
岡本)「こだわりがあるから」ですね!「このPCじゃないとヤダ!」とか「このソフトが動かないとヤダ!」とか「メモリが足りない」とか「ディスクが遅い」とか。まあ、昔に比べればパソコンの性能が上がったので自作派は減りましたが、自作のパソコンを使う人もそれなりにはいる感じです。
キーボードも高いやつで、REALFORCE(リアルフォース)っていうプログラマーがとっても好きなキーボードなんですけど、15000円くらいするものを使っています。
ただ自作のPCだとどうしてもWindowsかLinuxしか入らないので、Macって動かせないんですよ。
最近、Macも触っておかないとなと思って、MacBooAirは買ってみたんですけど、
オフィスに居る時は1日8時間Windows使ってますからね。全然慣れません。笑
タイプしてる間隔もなんか慣れないんですよね。ちょっとしたときにスムーズに打てなかったり・・・
MacBookAirのタッチは軽いですけれども・・・ちょっと待っててください。REALFORCEを持ってきます。
(お願いしたら、持ってきてくださいました)
岡本)ヨドバシとかビックカメラに行けば、普通に売ってあるんですけど・・・
―岡本さんの所属は教育事業部なんですよね。
岡本)5年前くらいに教育事業を新規事業の一環としてスタートしました。
そして、その1年後くらいにMonacaがスタートしました。
だから、教育事業は基本的に私が一人でやってる感じで、教材開発や大きなプロジェクトの時には他のエンジニアに協力してもらっています。
元々アシアルという会社はいくつか自社サービスを持っていて、自社サービスで成功させようとしていた感じなんです。Monacaが始まる前から自社サービスを展開してきました。
鉄道模型が好きな人が集まるSNSサービスやPHPのコミュニティ ポータルサイト「PHPプロ!」などの自社サービスを年に1個くらいは出していました。
年に一度くらい新規事業会議を開いて色々な新規事業に挑戦してきたんですけれども、、教育事業もその一環だったんです。
アシアルでは私が担当する前からアシアルではセミナーとかスクールはやっていたんですけれども、それを今後もっと広げてやったらいいんじゃないかという提案をしたら、そのまま通って、3ヵ月後には「じゃあ、お前担当で!」ということになったんです。
自社サービスの一環として専任の担当となり教育事業の再スタートを切ったところ、ちょうどソーシャルゲームが流行ってた時期だったので新人研修のお話をいただいたりとか、それで教育事業をずっと続けていった感じです。
その後、アシアルではMonacaというHTML5などのWeb標準技術でiOSとかAndroidのアプリ開発ができるサービが立ち上がりまして、新規事業会議はなくなりました。
Monacaは世界で通用する国産のアプリ開発ツールとして社を上げて開発しているのですが、その関連で教育事業としてもアプリ開発系の講座を実施することが増えてきました。
先程の全国セミナーツアーもMonaca公式ガイド本が出版されたことと、それをきっかけに全国の人にMonacaの最新情報をお伝えすることが実施の理由だったりします。
―Monacaの全国ツアーの前にメンターのお話があったんですよね。どうしてジーズアカデミーのメンターをやってみようと思っていただけたんですか?
岡本)これからエンジニアを始める人やビジネスを始める人を応援したいと思いました。プログラミングの世界は奥が深いですが、最近はMonacaをはじめ、簡単にはじめられるツールも増えているので、自分のアイディアを形にしたい人はぜひ頑張ってもらいたいです。特にアプリのビジネスを考えている方はMonacaに取り組んでいただけると嬉しいです。
―ジーズアカデミーに対する期待と未来のエンジニアへ一言お願いします。
岡本)スタッフや先生の気合いが入っているので良い成果が出ると思います。
でも、受け身だと勿体ないので受講する人は積極的に絡んでいくと良いと思います。
エンジニア業界は勉強会が盛んなので、仲間や尊敬できる人と出会える機会は多いので、なるべく色々なところに行ってみて下さい。