Gunosyへエンジニアとして就職。好奇心が止まらない卒業生エンジニア女子にお話を聞いてみた
就職・起業・新規事業など、既に多方面で活躍をしているG’s ACADEMYの卒業生。
彼らはなぜ入学をし、どうやってキャリアチェンジしていったのでしょうか?
そんな疑問を多種多様な10名の卒業生に、深いところまで踏み込んで聞いてみよう!というのが『Why meインタビューシリーズ』。
インタビューの中では、彼らのバックグラウンドや体験談に加えて、G’sのCREDO(7つの行動指針)を絡めて、各々の感じた「G’sらしさ」についても語ってもらいました。
★CREDOとは?― G’s ACADEMYの7つの行動指針01 Cool, Geek, Act with Passion
02 好奇心で自走せよ
03 体感こそ知識、体現こそ知恵
04 DCAPで動き、Deployにこだわれ
05 常識や権威ではなくミッションで選べ
06 全力で走り抜く感動が至上
07 Always Ask “Why me?”
今回は東京の週末DEVコース第4期卒業で、現在は株式会社Gunosyでサーバサイドエンジニアとして活躍している平田さん。
G’s ACADEMY TOKYOのスタッフ加納が、文系卒からエンジニアを続けている理由や推しCREDOについてお伺いしてきました!
―まずは、平田さんのエンジニアとしてのキャリアを始めたきっかけについてお伺いします。
学生時代は文系出身だったとお聞きしましたが…
はい、大学は文系出身で、エンジニアという職種すら知りませんでした。
就活をする中で、はじめて「エンジニア」というお仕事もあるんだということを知って、色々話を聞いて興味が沸いたんです。「PCさえあれば誰でも”ものづくり”が出来る仕事なんだ」って。元々「ものづくり」ということにも興味があったし、それにインターネットの歴史も浅くて伸びしろがある分野だから、今からでも始められそうだなと思い、新卒でSI企業に就職しました。
―ちなみに、SI企業ではどんなお仕事をしていたのですか?
業務系のイントラアプリの開発です。主に行っていたのはVB.net(※1)を使った改修でしたね。
入社して1~2年目は、決まったことをずっとやっていく感じでした。
Web系に興味を持ちだしたときにちょうどシステムをWeb移管する案件があって、それに携わるようになったのが本格的にWeb系エンジニアのキャリアのきっかけですね。
とはいえ、当時は分からないことが多かったので、自分で勉強会に足を運んでいました。
※1 VB.net:Microsoft社によって開発されたプログラミング言語のひとつ。Windowsアプリケーションを開発するための言語。
―これは筆者の主観も入りますが、SI企業にいると、なかなか「外部の勉強会に行く」という機会を得にくかったり、周りの目が気になったりということもありますよね。
そうですね。でも、周りにWeb系のエンジニアもおらず、外に出ていかないと学べない環境だったので、もうとにかく自分で外に出て勉強するしかない!という感じでした。
なので3~4年目くらいは、色々なところで開催されているエンジニア勉強会に顔を出すようにしていましたね。
勉強として参加するだけではなくイベントで外部のエンジニアと交流をしたり、社外でそういった活動を自主的にするなかで、漠然とWeb系への転職を考えるようになりました。
―では、G’s ACADEMYに入学したのも転職を決意したから?
実は、G’s ACADEMYに入学したときは「絶対に転職しよう!」と思ってたわけではなかったんですよね。
ただ、ちょうど業務が落ち着いたタイミングとボーナスが入るタイミングが重なって。それで、何に使おうかなと思ったときに、ちょうどG’s ACADEMYの受講生募集があったので、Web系の技術を学習するなら今だ!と思って入学しました。
入学したのは3年前ですが、私が入学した週末DEVコース4期は、同世代が多くて楽しかったですね。この前も同期で集まってごはんに行きました!
―今でも交流があるのは素敵ですね!お互い同じスタートラインで始まって、それぞれどうなっているか近況を聞くのはいい刺激になりそうです。
G’sを卒業されて、SIerからWeb系企業に転職され、そこからさらに転職してGunosyにご入社されましたが、今はどんなことをしているんですか?
今は、サーバーサイドエンジニアとして、Gunosyの女性向け情報アプリ「LUCRA」の開発に携わっています。
技術としては、Go(※2)を使って、たとえばアプリの裏で動くAPIの開発などをやっています。
※2 Go:Googleによって開発されたプログラミング言語のひとつ。2009年にリリースされた比較的新しい言語。Gopherくんというキャラクターがいる
―そういえば、先日のG’s女子会(※3)でGopherくんクッキー作っていましたね!笑
そうなんですよ。なかなか難しかったです…。笑
Goは新しい技術ですし、今業務で使っているというのももちろんあるんですが、Gunosyに入る前から実は興味があってG’s Premire(※4)でGoの講義を受講したんですよ!Gunosyに入る前に受講してたので、基本的なコードの書き方は習得できてたので良かったです。
※3 G’s女子会:G’sの女性メンバーが定期的にいろんなことにチャレンジする会。先日はアイシングクッキーづくりにチャレンジした。
※4 G’s Premire:G’s卒業生向けの講座。卒業しても自身の技術力をアップデートするために活用している卒業生が多い。
―新卒から今まで、G’s ACADEMYでの学びを経て、ずっとエンジニアとしてご活躍されていますが、現在もエンジニアを続けている理由ってなんですか?
一言でいうと、「飽きっぽい」んですよね。笑
公務員のようないわゆる”安定した仕事”を選ばなかった理由でもあるのですが。ある程度「出来るようになったな」と思ったら、やり切ってしまった感じがあって、その出来るようになったことをずっと続けるのに飽きちゃうんです。
その点エンジニアは、技術もいろいろあるし「ひとつのことが出来るようになったら次を選べる」のが楽しいんですよ。
例えば、サーバサイドエンジニアだけでも言語やポジションが色々あるし、好奇心でいろんな道に行けるのがいいところだなと思っています!
「文系出身で何も分からなかった」という状態から、自分自身でブーストさせてエンジニアとしてのキャリアを進み続け、そしてエンジニアという仕事を楽しそうに語ってくれた平田さん。
最後に、平田さんの「推しCREDO」を聞いてみました。
―さて、ここまでお話を聞いているだけでも、なんとなくひしひしと伝わってきていますが…笑
ずばり、平田さんの推しCREDOはどれでしょう?
私の場合は「好奇心で自走せよ」でしょうか。ちょっと興味があることは調べたり勉強したりするのが好きですし、それが役に立つこともあるので。
例えば最近でも、「LUCRA」は女性向けのメディアなのでメイクやスキンケアなどの記事も取り上げるのですが、そこに役立てばと思って、化粧品検定という資格を取りました!
―そんな資格も!ホントにご自身からなんでも飛び込んでいくんですね!笑
はい、気になったものは取り敢えず行って学ぶようにしています!
勉強会で出会ったエンジニアと仲良くなったりして、新たな交流が生まれるのもいいなあと思っています。
それと、勉強会ではないのですが、今日から英語のレッスンに通うことにしたんです!エンジニアの仕事の幅も広がるかなと思って。
―好奇心とか自走力が、お仕事で役に立つのはどういうときですか?
「LUCRA」チームでは、エンジニアはもちろんセールスやマーケなど、そのサービスに関わる担当が集まっている1サービス1チーム体制になっています。それで、例えば朝会などでサービスに関するデータを見ながら「みんなでここをこう上げていこう」といったような施策を話すような機会があるんです。
それに対して、私はエンジニアとして開発するという役割をこなすだけじゃなくて、例えば「マーケの人はどう考えているんだろう」と自分から意見を聞きに行ったり、他の役割の人がやっていることを自分から知りに行って、それを自分事に落とし込んで「じゃあ自分はエンジニアとしてここに貢献しよう、こう動こう」っていう風に行動することに、好奇心や自走というのが活きているなという風に思います。
―エンジニアってもくもく1人で開発するだけのお仕事ではないですもんね。チームメンバーの役割にも興味を持って自分から進んで入っていく。そういう取り組みが、サービスをより良くしていくんでしょうね!
それでは最後に、今後の目標などお聞かせください!
エンジニアとしては、今はGoを使っているので「Go Conference」に参加したり、自分の使っている言語に自信を持ってやれるようになりたいなと。
Gunosyでのお仕事としては、色んなサービスで横断した裏側の仕組みを構築するようなことにチャレンジしてみたいなと思っています!
サービスのLUCRAを支えるエンジニアも増えてきて、機能も強化していっていますし、その他にもサービスがもっと良くなるようにロジックを裏側で色々試したりしています。これからももっとチャレンジしていきますので、ぜひ「LUCRA」よろしくお願いします!
さいごに
技術も職種も、たくさんの可能性が広がっているエンジニアという道。けれど、そのたくさんの選択肢の前に立っているだけでは次に進むことはできません。
エンジニアとして成長するには、まず好奇心で飛び込んでみること。そして、自分から進んでチャレンジしてみること。これが、ひとつの秘訣なのかもしれないと思いました!
終始キラキラすてきな笑顔で、エンジニアのお仕事や今携わっているサービスについてお話してくれた平田さん。本当にありがとうございました!